JPH11247738A - フューエルインジェクタ - Google Patents

フューエルインジェクタ

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JPH11247738A
JPH11247738A JP6616498A JP6616498A JPH11247738A JP H11247738 A JPH11247738 A JP H11247738A JP 6616498 A JP6616498 A JP 6616498A JP 6616498 A JP6616498 A JP 6616498A JP H11247738 A JPH11247738 A JP H11247738A
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JP
Japan
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fuel
nozzle
valve
injection port
injection
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JP6616498A
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English (en)
Inventor
Norihiro Yaide
典洋 矢出
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料の微粒化を促進し、噴射燃料の霧化、混
合性を高めると共に、混合気の燃焼効率を向上できるよ
うにする。 【解決手段】 噴射ノズル21を、筒部22A及び底部
22Bからなるノズルボディ22と、底部22Bの中心
側に固着された噴口筒23とによって構成する。また、
ノズルボディ22の底部22B側には弁座22E側から
噴口筒23の平坦面部側に向けてテーパ状に縮径した傾
斜面部22Dを形成する。ニードル弁24の先端側に
は、シール部24Bの位置から傾斜面部22Dよりも大
きな角度でテーパ状に縮径する截頭円錐部24Cを設け
る。そして、截頭円錐部24Cと傾斜面部22D、平坦
面部23Bとの間には燃料の微粒化を促進させるための
ミキシングフロア25を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジン等の燃料噴射装置に好適に用いられるフューエル
インジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9を参照して従来技術による
自動車用エンジン等に用いるフューエルインジェクタに
ついて説明する。
【0003】図において、1はインジェクタ本体で、該
インジェクタ本体1は電磁ステンレス鋼等の磁性材料に
より形成され、大径筒部1Aと、該大径筒部1Aの先端
側に設けられた小径筒部1Bとから構成されている。
【0004】2は基端側がインジェクタ本体1の小径筒
部1B内に固着された噴射ノズルを示し、該噴射ノズル
2は電磁ステンレス鋼等の磁性材料により有底筒状に形
成され、筒部2Aの先端側は底部2Bとなってインジェ
クタ本体1の小径筒部1Bから軸方向に突出している。
また、噴射ノズル2の底部2Bには噴射口2Cが穿設
さ、該噴射口2Cはインジェクタ本体1内の燃料を外部
に噴射させる構成となっている。
【0005】3は前記噴射口2Cを開,閉するため噴射
ノズル2内に設けられた弁体としてのニードル弁で、該
ニードル弁3は、噴射ノズル2の筒部2A内に摺動可能
に挿嵌された弁軸3Aと、該弁軸3Aの先端側に形成さ
れた略円錐状の弁部3Bと、弁軸3Aの軸方向中間部に
設けられた鍔状のストッパ部3Cとを備えている。
【0006】4はニードル弁3の弁軸3Aと噴射ノズル
2との間に形成された燃料通路で、該燃料通路4は弁軸
3Aの周囲を軸方向に延びる環状通路として形成され、
インジェクタ本体1内の燃料を噴射口2C側に導くもの
である。
【0007】5は磁性材料等により有蓋筒状に形成され
たアンカで、該アンカ5はニードル弁3の基端側に嵌着
され、インジェクタ本体1内をニードル弁3と一体に変
位するするものである。なお、アンカ5の外周側にも燃
料通路(図示せず)が軸方向に形成されている。
【0008】6は平面形状が略U字状またはC字状をな
したストッパプレートで、該ストッパプレート6は、ニ
ードル弁3の開弁位置(リフト量)を定めるため噴射ノ
ズル2と共にインジェクタ本体1の小径筒部1B内にか
しめ固定されている。
【0009】7はニードル弁3を駆動するためにインジ
ェクタ本体1内に設けられたアクチュエータとしての電
磁アクチュエータで、該電磁アクチュエータ7は、電磁
ステンレス鋼等の磁性材料により段付き筒状に形成さ
れ、インジェクタ本体1の大径筒部1A側にかしめ固定
されたコア部材8と、該コア部材8とインジェクタ本体
1の大径筒部1Aとの間に設けられた電磁コイル9とか
ら構成されている。
【0010】そして、コア部材8は上端側がインジェク
タ本体1から突出し、下端側がアンカ5と一定の隙間を
介して対向している。また、電磁アクチュエータ7には
電磁コイル9に外部から給電を行うためのコネクタ10
が設けられている。
【0011】11はニードル弁3を閉弁方向に常時付勢
する弁ばねで、該弁ばね11は、コア部材8内に嵌着さ
れたパイプ材12とアンカ5との間に配設され、ニード
ル弁3をアンカ5と共に噴射ノズル2の底部2B側に向
けて付勢している。
【0012】13はコア部材8の上端側に接続された燃
料ホースで、該燃料ホース13は、燃料ポンプ(図示せ
ず)から吐出される燃料をインジェクタ本体1内に供給
するものである。
【0013】従来技術によるフューエルインジェクタは
上述の如き構成を有するもので、燃料ポンプから吐出さ
れる燃料は、燃料ホース13等を通じてインジェクタ本
体1内に供給されると共に、噴射ノズル2内の燃料通路
4にも供給される。
【0014】そして、この状態で電磁アクチュエータ7
の電磁コイル9にコネクタ10を介して外部から給電を
行うと、コア部材8は先端(下端)側でアンカ5を磁気
的に吸引し、ニードル弁3は該アンカ5と共に弁ばね1
1に抗して上向きに摺動変位させる。これにより、ニー
ドル弁3は図9に示す如く開弁して噴射口2Cから燃料
が外部に向けて噴射される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ニードル弁3の弁部3Bを噴射ノズル2の
底部2Bから離座させて噴射口2Cから燃料を噴射させ
ているに過ぎないため、図9中に矢印で示す如く噴射口
2Cの近傍における燃料の衝突角度が浅く、噴射口2C
から噴射された燃料の微粒化を促進させることができな
い。
【0016】このため、従来技術では、噴射燃料を霧化
した状態で吸入空気と混合させるのが難しく、燃料と吸
入空気との混合性を必ずしも十分には高めることができ
ず、混合気の燃焼効率を向上できないという問題があ
る。
【0017】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は燃料の微粒化を促進でき、噴射
燃料の霧化、混合性を高めることができると共に、混合
気の燃焼効率を向上できるようにしたフューエルインジ
ェクタを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、インジェクタ本体と、該インジェクタ
本体に設けられ先端側に噴射口を有する噴射ノズルと、
該噴射ノズル内に摺動可能に挿嵌され開弁時に該噴射ノ
ズルの噴射口から燃料を噴射させる弁体と、該弁体を駆
動するため前記インジェクタ本体内に設けられたアクチ
ュエータとからなるフューエルインジェクタに適用され
る。
【0019】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記噴射ノズルを、前記弁体が摺動可能に挿嵌
される有底筒状のノズルボディと、該ノズルボディの底
部中心側に設けられ内周側が前記噴射口となった噴口筒
とから構成し、該噴口筒と前記弁体との間には、前記噴
射口の近傍で燃料を衝突させ該燃料の微粒化を促進する
微粒化促進空間を形成したことにある。
【0020】このように構成したことにより、弁体の開
弁時にインジェクタ本体内からノズルボディの底部側に
向けて流通する燃料は、噴口筒と弁体との間の微粒化促
進空間内で互いに径方向からほぼ真正面で衝突するよう
になり、このときの衝突力で燃料の微粒化を促進でき
る。
【0021】また、請求項2の発明では、ノズルボディ
の底部側には弁体が離着座する弁座側から噴口筒側に向
けてテーパ状に縮径する傾斜面部を設け、前記弁体には
該傾斜面部よりも大きな角度で縮径し、前記噴口筒の端
面との間に微粒化促進空間を形成する縮径部を設けてな
る構成としている。
【0022】これにより、弁体の縮径部は大きな角度で
縮径しているので、微粒化促進空間内での燃料の衝突角
度を大きく(深く)することができ、燃料の微粒化を図
ることができる。
【0023】さらに、請求項3の発明では、弁体の縮径
部には噴口筒と対向する端面側に平坦面部を形成してい
る。これにより、微粒化促進空間内に流入してきた燃料
を平坦面部に沿って180度に近い衝突角度でほぼ真正
面から衝突させることができる。
【0024】また、請求項4の発明では、弁体と対向す
る噴口筒の端面には噴射口との間に面取り部を形成して
いる。これにより、微粒化促進空間内で互いに衝突し微
粒化された燃料を噴射口内へと滑らかに導くことがで
き、燃料の噴霧を安定させることができる。
【0025】一方、請求項5の発明が採用する構成の特
徴は、噴射ノズルには弁体が離着座する弁座側から噴射
口の周囲に向けてテーパ状に縮径する傾斜面部を設け、
前記弁体には該傾斜面部よりも大きな角度で縮径する縮
径部を設け、該弁体の縮径部と噴射ノズルの噴射口周囲
との間には、前記噴射口の近傍で燃料を衝突させ該燃料
の微粒化を促進する微粒化促進空間を形成したことにあ
る。
【0026】このように構成したことにより、弁体の開
弁時にインジェクタ本体内から噴射ノズルの噴射口側に
向けて流通する燃料は、弁体の縮径部に沿って微粒化促
進空間内に導かれ、該微粒化促進空間内で互いに径方向
からほぼ真正面で衝突するようになり、このときの衝突
力で燃料の微粒化を促進できる。
【0027】また、請求項6の発明では、弁体の縮径部
には噴射口と対向する端面側に平坦面部を形成してい
る。これにより、微粒化促進空間内に流入してきた燃料
を弁体の平坦面部に沿って180度に近い衝突角度でほ
ぼ真正面から衝突させることができる。
【0028】さらに、請求項7の発明では、噴射口の周
囲には弁体の縮径部と対向する位置に平坦面部を形成し
ている。これにより、微粒化促進空間内に流入してきた
燃料を噴射口周囲の平坦面部に沿って180度に近い衝
突角度でほぼ真正面から衝突させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
フューエルインジェクタを添付図面に従って詳細に説明
する。なお、実施の形態では前述した従来技術と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。
【0030】ここで、図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態によるフューエルインジェクタを示している。
図中、21は本実施の形態で採用した噴射ノズルで、該
噴射ノズル21は後述のノズルボディ22と噴口筒23
とから構成されている。
【0031】22は噴射ノズル21の主要部を構成する
ノズルボディを示し、該ノズルボディ22は従来技術で
述べた噴射ノズル2とほぼ同様に有底筒状に形成され、
筒部22Aの先端側は底部22Bとなってインジェクタ
本体1から軸方向に突出している。しかし、ノズルボデ
ィ22には図2に示す如く底部22Bの中心側に軸方向
の取付孔22Cが穿設され、該取付孔22C内には噴口
筒23が固着されている。
【0032】また、底部22Bの内面(上面)側には、
図2に示すように取付孔22Cの開口端側に向けて角度
θ1 なる傾斜角でテーパ状に縮径する傾斜面部22Dが
形成され、該傾斜面部22Dの大径部(上部)側は後述
するニードル弁24用の弁座22Eとなっている。
【0033】23はノズルボディ22の取付孔22C内
に設けられた噴口筒で、該噴口筒23は金属材料等によ
り短尺の筒状に形成され、その外周側がレーザ溶接また
は圧入等の手段を用いて取付孔22C内に固着されてい
る。また、噴口筒23の内周側はノズルボディ22の
内,外を連通させる噴射口23Aとなり、ノズルボディ
22内の燃料は該噴射口23Aからエンジンの燃焼室
(図示せず)に向けて噴射される。
【0034】さらに、噴口筒23の端面は噴射口23A
の軸線に対して垂直となった平坦面部23Bとして形成
され、該平坦面部23Bはノズルボディ22の傾斜面部
22Dと共にニードル弁24の先端側との間で後述のミ
キシングフロア25を形成するものである。
【0035】24はノズルボディ22内に摺動可能に挿
嵌された弁体としてのニードル弁を示し、該ニードル弁
24は従来技術で述べたニードル弁3とほぼ同様に構成
されているものの、該ニードル弁24には弁軸24Aの
先端側に、弁部としてのシール部24Bと縮径部として
の截頭円錐部24Cとが形成されている。
【0036】ここで、ニードル弁24のシール部24B
は、弁軸24Aの先端からノズルボディ22の傾斜面部
22Dに対応する角度で縮径されることにより、全周に
亘って帯状に延びるテーパ面として形成され、弁座22
Eに対して離着座する構成となっている。
【0037】また、截頭円錐部24Cは下記の数1の式
でも示すように、シール部24Bの最小径端(下端)か
ら傾斜面部22Dの角度θ1 よりも大きな角度θ2 でテ
ーパ状に縮径されている。
【0038】
【数1】θ2 >θ1
【0039】そして、截頭円錐部24Cの頂部側は円形
状の平坦面部24Dとなり、該平坦面部24Dの外径寸
法は、例えば0.2mm以上に設定される。
【0040】25はノズルボディ22の傾斜面部22
D、噴口筒23の平坦面部23Bとニードル弁24の截
頭円錐部24Cとの間に形成されたミキシングフロア
で、該ミキシングフロア25は噴射口23Aの近傍で燃
料を衝突させる微粒化促進空間を構成している。そし
て、ミキシングフロア25は、ニードル弁24の開弁時
にシール部24Bと弁座22Eとの間を通過して噴射口
23A側へと流下してくる燃料を図2中の矢示F,F方
向で互いに衝突させ、このときの衝突力よって燃料を微
粒化させつつ、噴射口23Aから噴射ノズル21外へと
噴射させる構成となっている。
【0041】本実施の形態によるフューエルインジェク
タは、上述の如き構成を有するもので、その基本的作動
に付いては従来技術によるものと格別差異はない。
【0042】然るに、本実施の形態によれば、噴射ノズ
ル21をノズルボディ22と噴口筒23とから構成し、
ノズルボディ22の底部22B側には弁座22E側から
噴口筒23の平坦面部23B側に向けて角度θ1 なる傾
斜角度でテーパ状に縮径した傾斜面部22Dを形成する
と共に、ニードル弁24の先端側には、シール部24B
の位置から傾斜面部22Dの角度θ1 よりも大きな角度
θ2 でテーパ状に縮径する截頭円錐部24Cを設け、こ
れによって、該截頭円錐部24Cと傾斜面部22D、平
坦面部23Bとの間にはミキシングフロア25を形成す
る構成としたから、下記のような作用効果を得ることが
できる。
【0043】即ち、ニードル弁24の開弁動作によって
シール部24Bを弁座22Eから離座させると、インジ
ェクタ本体1側からの燃料がシール部24Bと弁座22
Eとの間を通過するときに、両者の間で燃料に絞り作用
を与え、流速を速めた状態で燃料を噴射口23Aに向け
て流通させることができる。そして、高速状態となった
燃料はテーパ角の大きい截頭円錐部24Cにより径方向
内向きの流れとなるように案内され、ミキシングフロア
25内では水平方向に近い流れとなって、図2中に示す
矢示F,F方向で互いに衝突する。
【0044】この結果、ミキシングフロア25内では燃
料をほぼ水平(180度)に近い角度で、ほぼ真正面か
ら衝突させることができ、その衝突角度を大きく(深
く)できると共に、このときの衝突力より燃料の微粒化
を促進できる。そして、ミキシングフロア25内で微粒
化された燃料を噴射口23Aから外部ヘと噴射させるこ
とにより、燃料の霧化を促進した状態で吸入空気を良好
に混合させることができる。また、噴口筒23の噴射口
23A内を燃料が通過するときに該燃料の噴霧を安定さ
せることができる。
【0045】従って、本実施の形態によれば、噴射ノズ
ル21の底部側とニードル弁24の先端との間に形成し
たミキシングフロア25により燃料の微粒化を確実に促
進でき、噴射口23Aから噴射される燃料の霧化、混合
性を高めることができると共に、混合気の燃焼効率を確
実に向上させることができる。
【0046】次に、図3は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。しかし、本実施の形態の特徴は、ノズルボディ
22の取付孔22C内に噴射口31Aを有する噴口筒3
1を固着すると共に、ミキシングフロア25側に位置す
る噴口筒31の端面31Bには、噴射口31Aとの間に
凸湾曲状をなす面取り部31Cを形成したことにある。
【0047】かくして、このように構成した本実施の形
態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に本実施の形態では、ミキシン
グフロア25内で微粒化が促進された燃料を面取り部3
1Cに沿って噴射口31A内へと滑らかに導くことがで
き、燃料の噴霧をさらに安定させることができる。
【0048】また、噴口筒31の端面31B側に燃料が
滞留するのを面取り部31Cによって防止でき、燃料中
の不揮発成分等が端面31B側に付着する等の不具合を
解消することができる。
【0049】次に、図4は本発明の第3の実施の形態を
示し、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。しかし、本実施の形態の特徴は、ノズルボディ
22の取付孔22C内に噴射口41Aを有する噴口筒4
1を固着すると共に、ミキシングフロア25側に位置す
る噴口筒41の端面側には、噴射口41Aに向けて斜め
下向きに傾斜した面取り部41Bを形成したことにあ
る。
【0050】かくして、このように構成した本実施の形
態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に本実施の形態では、ミキシン
グフロア25内で微粒化が促進された燃料を面取り部4
1Bにより噴射口41A側へと導き、燃料の噴霧をさら
に安定させることができると共に、面取り部41Bによ
り燃料の滞留を防止でき、不揮発成分等が付着する等の
不具合も解消することができる。
【0051】次に、図5は本発明の第4の実施の形態を
示し、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。しかし、本実施の形態の特徴は、弁体としての
ニードル弁51を弁軸51A、弁部としてのシール部5
1B及び縮径部としての円錐部51C等により構成した
ことにある。
【0052】ここで、ニードル弁51は前記第1の実施
の形態で述べたニードル弁24とほぼ同様に構成されて
いるものの、該ニードル弁51は、下記の数2の式でも
示すように円錐部51Cがさらに大きな角度θ3 で縮径
されている。
【0053】
【数2】θ3 >θ2 >θ1
【0054】円錐部51Cは先端が角部51Dとして形
成され、該角部51Dの頂角は角度θ3 の2倍(2×θ
3 )となり、例えば130〜160度程度の鈍角からな
っている。そして、ニードル弁51の円錐部51Cは噴
口筒23の平坦面部23B側との間に微粒化促進空間と
しのミキシングフロア52を形成している。
【0055】かくして、このように構成した本実施の形
態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に本実施の形態では、ミキシン
グフロア52内で微粒化が促進された燃料を円錐部51
Cの角部51Dにより噴射口23A側へと良好に導くこ
とができ、噴射口23Aでの燃料の噴霧を安定させるこ
とができる。
【0056】次に、図6は本発明の第5の実施の形態を
示し、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。しかし、本実施の形態の特徴は、噴射ノズル6
1を単一の材料により有底筒状体として形成し、例えば
第1の実施の形態で用いたノズルボディ22と噴口筒2
3とを一体物として形成する構成としたことにある。
【0057】ここで、噴射ノズル61は従来技術で述べ
た噴射ノズル2とほぼ同様に構成され、筒部61A、底
部61B及び噴射口61Cを有しているものの、該噴射
ノズル61の底部61Bは、ニードル弁24の截頭円錐
部24Cと対向する噴射口61Cの周辺部位(周囲)が
環状の平坦面部61Dとして形成されている。
【0058】また、底部61Bの内面(上面)側には平
坦面部61D側に向けてテーパ状に縮径する傾斜面部6
1Eが形成され、該傾斜面部61Eの大径部(上部)側
はニードル弁24のシール部24Bが離着座する弁座6
1Fとなっている。そして、ニードル弁24の截頭円錐
部24Cと平坦面部61D、傾斜面部61Eとの間には
微粒化促進空間としてのミキシングフロア62が形成さ
れている。
【0059】かくして、このように構成した本実施の形
態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に本実施の形態では、噴射ノズ
ル61の底部61B側を単一の材料で形成したから、部
品点数を減らすことができ、組立時の作業性を向上でき
る。
【0060】次に、図7は本発明の第6の実施の形態を
示し、本実施の形態では前記第5の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。しかし、本実施の形態の特徴は、弁体としての
ニードル弁71を弁軸71A、弁部としてのシール部7
1B及び縮径部としての円錐部71C等により構成した
ことにある。
【0061】ここで、ニードル弁71は前記第1の実施
の形態で述べたニードル弁24とほぼ同様に構成されて
いるものの、該ニードル弁71は円錐部71Cがさらに
大きな角度で縮径され、その先端が例えば130〜16
0度程度の鈍角からなる角部71Dとして形成されてい
る。そして、ニードル弁71の円錐部71Cは噴射ノズ
ル61の平坦面部61D側との間に微粒化促進空間とし
のミキシングフロア72を形成している。
【0062】かくして、このように構成した本実施の形
態でも、前記第5の実施の形態とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に本実施の形態では、ミキシン
グフロア72内で微粒化が促進された燃料を円錐部71
Cの角部71Dにより噴射口61C側へと良好に導くこ
とができ、噴射口61Cでの燃料の噴霧を安定させるこ
とができる。
【0063】なお、前記第5,第6の実施の形態では、
噴射ノズル61の底部61B側に噴射口61Cの周囲に
位置して環状の平坦面部61Dを形成するものとして述
べたが、本発明はこれに限らず、例えば第2,第3の実
施の形態で用いた噴口筒31(41)の面取り部31C
(41B)と同様の加工を施してもよい。
【0064】また、前記第1〜4の実施の形態では、噴
口筒23(31,41)をノズルボディ22の取付孔2
2C内に固着するものとして述べたが、この場合に噴口
筒23(31,41)を取付孔22C内に必ずしも収め
る必要はなく、例えば噴口筒23(31,41)の先端
(下端)側をノズルボディ22の底部22Bから外側に
向けて突出させ、この突出長さで燃料の噴霧パターンを
調整する構成としてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、噴射ノズルを有底筒状のノズルボディと内
周側が前記噴射口となった噴口筒とから構成し、該噴口
筒と弁体との間に燃料の微粒化を促進する微粒化促進空
間を形成する構成としたから、弁体の開弁時にインジェ
クタ本体内からノズルボディの底部側に向けて流通する
燃料を、噴口筒と弁体との間の微粒化促進空間内で互い
に径方向からほぼ真正面で衝突させることが可能とな
り、このときの衝突力で燃料の微粒化を促進できると共
に、噴射口から噴射される燃料の霧化、混合性を高める
ことができ、混合気の燃焼効率を確実に向上できる。
【0066】また、請求項2の発明では、ノズルボディ
の底部側には弁体が離着座する弁座側から噴口筒側に向
けてテーパ状に縮径する傾斜面部を設け、前記弁体には
該傾斜面部よりも大きな角度で縮径し、前記噴口筒の端
面との間に微粒化促進空間を形成する縮径部を設ける構
成としているから、弁体の縮径部によって微粒化促進空
間内での燃料の衝突角度を深くでき、燃料の微粒化を確
実に促進させることができる。
【0067】さらに、請求項3の発明では、弁体の縮径
部には噴口筒と対向する端面側に平坦面部を形成してい
るから、微粒化促進空間内に流入してきた燃料を平坦面
部に沿って180度に近い衝突角度でほぼ真正面から衝
突させることができ、燃料の微粒化をさらに促進でき
る。
【0068】また、請求項4の発明では、弁体と対向す
る噴口筒の端面には噴射口との間に面取り部を形成して
いるから、微粒化促進空間内で互いに衝突し微粒化され
た燃料を面取り部により噴射口内へと滑らかに導くこと
ができ、燃料の噴霧を安定させることができる。
【0069】一方、請求項5の発明では、弁体の縮径部
と噴射ノズルの噴射口周囲との間に燃料の微粒化を促進
する微粒化促進空間を形成する構成としたから、弁体の
開弁時にインジェクタ本体内から噴射ノズルの噴射口側
に向けて流通する燃料を、弁体の縮径部に沿って微粒化
促進空間内に導くことができ、該微粒化促進空間内で燃
料をほぼ真正面から衝突させ、このときの衝突力によっ
て燃料の微粒化を促進できると共に、噴射口から噴射さ
れる燃料の霧化、混合性を高めることができ、混合気の
燃焼効率を確実に向上できる。
【0070】また、請求項6の発明では、弁体の縮径部
には噴射口と対向する端面側に平坦面部を形成する構成
としているから、微粒化促進空間内に流入してきた燃料
を弁体の平坦面部に沿って180度に近い衝突角度でほ
ぼ真正面から衝突させることができ、燃料の微粒化を確
実に促進できる。
【0071】さらに、請求項7の発明では、噴射口の周
囲には弁体の縮径部と対向する位置に平坦面部を形成す
る構成としているから、微粒化促進空間内に流入してき
た燃料を噴射口周囲の平坦面部に沿って180度に近い
衝突角度でほぼ真正面から衝突させることができ、これ
によっても燃料の微粒化を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるフューエルイ
ンジェクタの噴射ノズル及びニードル弁の先端側を拡大
して示す縦断面図である。
【図2】図1中の要部拡大図である。
【図3】第2の実施の形態によるフューエルインジェク
タの噴射ノズル及びニードル弁の要部を拡大して示す縦
断面図である。
【図4】第3の実施の形態によるフューエルインジェク
タの噴射ノズル及びニードル弁の要部を拡大して示す縦
断面図である。
【図5】第4の実施の形態によるフューエルインジェク
タの噴射ノズル及びニードル弁の要部を拡大して示す縦
断面図である。
【図6】第5の実施の形態によるフューエルインジェク
タの噴射ノズル及びニードル弁の要部を拡大して示す縦
断面図である。
【図7】第6の実施の形態によるフューエルインジェク
タの噴射ノズル及びニードル弁の要部を拡大して示す縦
断面図である。
【図8】従来技術によるフューエルインジェクタを示す
縦断面図である。
【図9】図8中の噴射ノズル及びニードル弁を示す要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 インジェクタ本体 7 電磁アクチュエータ(アクチュエータ) 21,61 噴射ノズル 22 ノズルボディ 22A,61A 筒部 22B,61B 底部 22C 取付孔 22D,61E 傾斜面部 22E,61F 弁座 23,31,41 噴口筒 23A,31A,41A,61C 噴射口 23B,61D 平坦面部 24,51,71 ニードル弁(弁体) 24A,51A,71A 弁軸 24B,51B,71B シール部(弁部) 24C 截頭円錐部(縮径部) 24D 平坦面部 25,52,62,72 ミキシングフロア(微粒化促
進空間) 31C,41B 面取り部 51C,71C 円錐部(縮径部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 61/18 350 F02M 61/18 350D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタ本体と、該インジェクタ本
    体に設けられ先端側に噴射口を有する噴射ノズルと、該
    噴射ノズル内に摺動可能に挿嵌され開弁時に該噴射ノズ
    ルの噴射口から燃料を噴射させる弁体と、該弁体を駆動
    するため前記インジェクタ本体内に設けられたアクチュ
    エータとからなるフューエルインジェクタにおいて、 前記噴射ノズルは、前記弁体が摺動可能に挿嵌される有
    底筒状のノズルボディと、該ノズルボディの底部中心側
    に設けられ内周側が前記噴射口となった噴口筒とから構
    成し、該噴口筒と前記弁体との間には、前記噴射口の近
    傍で燃料を衝突させ該燃料の微粒化を促進する微粒化促
    進空間を形成したことを特徴とするフューエルインジェ
    クタ。
  2. 【請求項2】 前記ノズルボディの底部側には前記弁体
    が離着座する弁座側から前記噴口筒側に向けてテーパ状
    に縮径する傾斜面部を設け、前記弁体には該傾斜面部よ
    りも大きな角度で縮径し、前記噴口筒の端面との間に前
    記微粒化促進空間を形成する縮径部を設けてなる請求項
    1に記載のフューエルインジェクタ。
  3. 【請求項3】 前記弁体の縮径部には前記噴口筒と対向
    する端面側に平坦面部を形成してなる請求項2に記載の
    フューエルインジェクタ。
  4. 【請求項4】 前記弁体と対向する前記噴口筒の端面に
    は前記噴射口との間に面取り部を形成してなる請求項
    1,2または3に記載のフューエルインジェクタ。
  5. 【請求項5】 インジェクタ本体と、該インジェクタ本
    体に設けられ先端側に噴射口を有する噴射ノズルと、該
    噴射ノズル内に摺動可能に挿嵌され開弁時に該噴射ノズ
    ルの噴射口から燃料を噴射させる弁体と、該弁体を駆動
    するため前記インジェクタ本体内に設けられたアクチュ
    エータとからなるフューエルインジェクタにおいて、 前記噴射ノズルには前記弁体が離着座する弁座側から前
    記噴射口の周囲に向けてテーパ状に縮径する傾斜面部を
    設け、前記弁体には該傾斜面部よりも大きな角度で縮径
    する縮径部を設け、該弁体の縮径部と噴射ノズルの噴射
    口周囲との間には、前記噴射口の近傍で燃料を衝突させ
    該燃料の微粒化を促進する微粒化促進空間を形成したこ
    とを特徴とするフューエルインジェクタ。
  6. 【請求項6】 前記弁体の縮径部には前記噴射口と対向
    する端面側に平坦面部を形成してなる請求項5に記載の
    フューエルインジェクタ。
  7. 【請求項7】 前記噴射口の周囲には前記弁体の縮径部
    と対向する位置に平坦面部を形成してなる請求項2,
    3,5または6に記載のフューエルインジェクタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001280224A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Siemens Automotive Corp 燃料噴射弁座のための堆積物防止材料及び製造方法
JP2014238016A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 トヨタ自動車株式会社 インジェクタ
JP2016061219A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料噴射弁
JP2021533984A (ja) * 2018-08-13 2021-12-09 カーライル フルイド テクノロジーズ,インコーポレイティド モジュラー型複数コンポーネントプラットフォーム

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