JPH11248396A - 光火工爆破装置 - Google Patents

光火工爆破装置

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JPH11248396A
JPH11248396A JP10370565A JP37056598A JPH11248396A JP H11248396 A JPH11248396 A JP H11248396A JP 10370565 A JP10370565 A JP 10370565A JP 37056598 A JP37056598 A JP 37056598A JP H11248396 A JPH11248396 A JP H11248396A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建造物、橋梁、資材などの構造物を爆破する
ためにいくつかの独立したグループで構成された、特に
偶発的な発火の危険性をなくす装置を提案すること。 【解決手段】 各グループは、少なくとも一つのレーザ
源(16)を含むいくつかの出力(18)を有する制御
装置(10)と、光学的に制御される火工起爆薬(1
2)と、制御装置(10)の出力(18)を起爆薬(1
2)に接続する光ファイバ(14)とを含んでいる。レ
ーザ源(16)は、レーザダイオードか、または緩和モ
ードで動作する励起された中実棒を有するレーザ源であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物、工業用建
築物、橋梁、岩石および一般に天然構造物または人工構
造物(建築物、公共建造物、埋設工、採石場など)のよ
うな建造物を、爆薬を用いて爆破または破壊するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】爆薬を用いて建造物、橋梁、資材などを
破壊する場合、爆破すべき構造物にあけられた穴に多数
の小さい装薬を入れる。
【0003】現在では、これらの小さい装薬に中強度ま
たは高強度の電気雷管を付け、それを発火装置によって
電気的に発火させる。
【0004】より正確には、振動、爆風、騒音などの危
害を制限するために、全体的な爆破を多数の小さい爆破
に分け、この小さい爆破を特定の時間間隔を置いて行
う。
【0005】この目的には通常、微小遅延を有する電気
雷管が用いられ、連続してグループ化される(たとえば
20個ずつ)。同じ連続中の各雷管間にはある時間間隔
(たとえば25000分の1秒)が設けられる。
【0006】また、いくつかの雷管を時間間隔を置いて
発火させる逐次動作形発破器も通常用いられる。その場
合、いくつかの逐次動作形発火装置が結合されることも
ある。
【0007】この原理による既存の装置は、住棟を爆破
するために設計されている場合、各発火につき1500
〜2000個の雷管を備える。発火は、装置によって開
始される爆破の間隔のために3〜4秒間続くことがあ
る。この発火は、装薬と点火雷管を設置するための予備
作業の後で行われ、それには3〜4日または1週間もか
かることがある。
【0008】現行の装置では、装薬と点火雷管を設置す
るための予備作業の間中に偶発的な起爆や障害が起こる
ことがある。
【0009】偶発的な点火の主な危険性は、雷管を付け
た装薬の周りに発生することがある迷走電流によるもの
である。このような迷走電流は、頭上または地下の回路
網から発生する電光や電流、付近の動作中の電気設備
(変圧器、鉄道や路面鉄道の懸垂線、電灯など)から発
生する電流、およびトンネル掘進時に地下を循環する自
然電流などいくつかの原因によって生じる。
【0010】また、装薬は、ラジオ、携帯用無線電話
機、携帯電話機などの電子的装置をこの装薬の付近で使
用することによって偶発的に発火することもある。
【0011】雷管の偶発的な発火は、例えば迷走電流や
各種の事故によって輸送中または保管中に起こることも
ある。
【0012】穿孔作業は3〜4日または1週間も続くこ
とがあるので、前に設置された装薬が簡単な電池を使っ
たいたずらで発火する危険性もある。
【0013】さらに、特に原子力発電所を爆破する場合
のように、爆破すべき建造物が核産業に関係する場合、
強い放射性環境内で生じる妨害のために既存の爆破装置
を発火時に使用することはできない。
【0014】既存の電気的に発火される爆破装置はま
た、爆破作業に影響を及ぼすことがある障害の影響を受
ける。このような障害の具体的な原因の一つは、電線の
破断、または保護格子や爆破すべき建築物内の金属製装
置などの金属構造物と電線との接触である。爆破すべき
建造物が火力発電所など大きな金属構造物である場合に
は、建築物内の巨大な鋼鉄の塊によって発生する電界に
よって障害が起こることもある。
【0015】さらに、既存の爆破装置中で使用される電
気雷管は、輸送中ならびに保管中、および爆破すべき建
造物内への設置後に、盗まれ、容易に再使用されること
がある。
【0016】最後に、このタイプの爆破装置の回路に問
題が生じた場合、これらの問題は検出するのに非常に時
間がかかり、危険であることが多い。欠陥のある線路を
見つけるのは簡単であるが、回路内の断線の正確な位置
を知ることは不可能である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、既存
の電気的に制御される爆破装置のすべての欠点をなくす
ことができ、特に装薬を設置する作業中ならびに起爆操
作中、および装置の構成要素の保管中または輸送中の偶
発的な発火やいたずらによる発火のあらゆる危険性をな
くすことができる独創的な設計の爆破装置である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
結果は、少なくとも二つの独立したグループを含み、各
グループが、それぞれ少なくとも一つのレーザ源と前記
レーザ源用の少なくとも一つの制御スイッチとを含むい
くつかの出力を有し、この制御スイッチを閉じるとレー
ザ源からレーザ光線が一つまたは複数の前記出力に向け
て発射される制御装置と、爆破すべき構造体中の所定の
場所に配置された光学的に制御される火工起爆薬と、各
火工起爆薬を制御装置の出力の一つに接続する光ファイ
バとを含むことを特徴とする爆破装置によって得られ
る。
【0019】このようにして設計された装置では、火工
起爆薬は光ファイバを介して光学的にのみ発火される。
したがって、発火は迷走電流の影響をまったく受けな
い。これにより、特に爆破すべき建造物が変電所内また
はその付近、または懸垂線下にある場合、最適の安全性
が得られる。さらに、荒天でも作業の進行または安全に
影響が及ぶことがない。
【0020】上記の特徴は、大都市の密集地にある建造
物を、大量の電子機器がこれらの密集地に存在するにも
かかわらず、危険性なしに爆破できることも意味する。
【0021】さらに、発火にはレーザが必要であり、そ
のレーザは装置内で使用されているレーザの正確な周波
数に適合しなければならないので、いたずらによる発火
は不可能である。
【0022】発火が光学的に制御されるので、点火が金
属塊によって妨害されることはない。構成要素の輸送中
および保存中の安全も保障される。
【0023】さらに、光学的に制御される雷管は盗まれ
た場合でも使用できない。
【0024】最後に、光ファイバの断線個所は、コンピ
ュータを用いて簡単に決定できる。
【0025】本発明の第1の実施形態では、レーザ源
は、緩和モードで動作する励起された中実棒を有するレ
ーザ源である。その場合、各制御装置は、単一のレーザ
源と光分岐結合器とを備え、この光分岐結合器は、レー
ザ源から発射されたレーザ光線を受け取ることができる
一つの入力と、制御装置の出力を構成するいくつかの出
力とを有する。
【0026】その場合、各グループ内の一部または全部
の光ファイバは、少なくとも一つの第2の光分岐結合器
を介していくつかの火工起爆薬を制御装置の出力の一つ
に接続する。
【0027】各制御装置は二次入力とフィードバック手
段とを含み、それによって二次入力を介して制御装置に
入ってくる追加のレーザ光線をこの制御装置用の光分岐
結合器の入力に向けることができることが有利である。
その場合、すべてのグループに共通の追加のレーザ源が
備えられており、それによって制御装置の一つでレーザ
源が故障した場合、必要なときにいつでも追加のレーザ
光線を発射できる。
【0028】したがって、各制御装置は補助制御入力と
第2のフィードバック手段とを含み、それによってこの
制御装置のために補助制御入力と光分岐結合器への入力
との間にバイパス光路を確立できる。特に、この構成
は、補助制御入力の前に配置された可視光源を使用し
て、光ファイバの保全性を検査できることを意味する。
【0029】各制御装置は、レーザ源と光分岐結合器へ
の入力との間に配置できる伸縮自在シャッタを備えるこ
とが好ましい。
【0030】第2のフィードバック手段は、この伸縮自
在シャッタが能動閉位置を取ったときに伸縮自在シャッ
タ上に形成される。
【0031】各制御装置は、レーザ源の制御スイッチと
直列に設置された安全スイッチを含むこともできる。
【0032】本発明の第2の実施形態では、レーザ源が
レーザダイオードである。その場合、各制御装置は各出
力ごとに一つのレーザダイオードを含み、各レーザダイ
オードはこれらの出力の一つに光学的に接続される。
【0033】本発明のこの第2の実施形態では、各レー
ザダイオードは、各制御装置内の別個の制御スイッチと
直列に設置することができる。その場合、共通の安全ス
イッチが各制御装置内のすべてのレーザダイオードと直
列に設置される。
【0034】変形例として、各制御装置内のレーザダイ
オードがn個の行とm個の列からなるマトリックスを形
成し、各行内のレーザダイオードが第1の制御スイッチ
と直列に設置され、各列内のレーザダイオードの出力が
第2の制御スイッチに接続される。
【0035】次に、添付図面を参照しながら、非限定的
な例を用いて、本発明の様々な実施形態について説明す
る。
【0036】
【発明の実施の形態】図1および図2に図示する本発明
の第1の実施形態では、爆破装置はいくつかの完全に独
立したグループで構成されている。ただし各グループ
は、制御装置10と、光学制御によるいくつかの火工起
爆薬12と、光ファイバ14とを備え、各光ファイバ1
4は、火工起爆薬12を対応するユニットの制御装置1
0からの出力18の一つに接続している。
【0037】図1には、本発明による爆破装置内の二つ
の独立したグループしか示されていない。実際には、装
置内の独立したグループの数は限定されず、二つまたは
それ以上の任意の数でよい。慣例により、装置内の独立
したグループの数はKで示される。
【0038】この場合、各制御装置10は単一のレーザ
源16を備え、レーザ源16は、緩和モードで動作す
る、すなわちポッケルスセルや他の同様の手段を使用し
てトリガすることなしに動作する励起された中実棒を有
するレーザ源で構成される。このタイプのレーザ源は、
数十光学キロワット程度の瞬時パワーを出力できる比較
的長いパルスストリーム(約150μs)を特徴とす
る。
【0039】レーザ源16がこのようなパワーレベルを
有するので、レーザ光線を各制御装置10内で連続的に
分割でき、場合によってはこの制御装置外でも分割でき
る。
【0040】図2により正確に図示するように、各制御
装置10内で、レーザ光線は第1の光分岐結合器22に
よって分割される。この第1の光分岐結合器22はレー
ザ源16の光路上にある単一の入力を有し、この入力は
このレーザ源から発射されたレーザ光線を受け取る。ま
た、光分岐結合器22は、制御装置10からの出力18
を構成するN個の出力を有する。
【0041】実際には、各制御装置10の出力18の数
は、たとえば4〜12個である。各グループの制御装置
10からの出力18の数は、本発明の範囲から外れるこ
となく、異なるグループ内で同じこともあり、異なるこ
ともあることに注意されたい。
【0042】図1に一部のみを概略的に示すように、光
ファイバ14は、制御装置10からの各出力18を、場
合に応じて当該グループの一つまたは複数の火工起爆薬
12に接続するために使用される。
【0043】したがって、図1の最も上には、光入力が
光ファイバ14を介して対応する制御装置10からの出
力18の一つに直接接続され、この光ファイバの経路上
に何らの装置も配置されていない火工起爆薬12の場合
を示す。
【0044】一方、制御装置10の出力と火工起爆薬1
2の光入力との間に示された他のすべてのリンクは、い
くつかの火工起爆薬12を同じ出力18に接続するよう
に設計されている。したがって、第2の光分岐結合器2
0が当該出力18とこの出力に接続される火工起爆薬1
2との間に配置される。
【0045】より正確には、各第2の光分岐結合器20
は、第1の光ファイバ14を介して対応する制御装置1
0からの出力18の一つに接続された単一の入力と、そ
れぞれ対応する光ファイバ14を介して火工起爆薬12
の一つに接続されたいくつかの出力とを有する。
【0046】爆破装置中で使用されている第2の光分岐
結合器20は、すべて同じものであることもあり、異な
るタイプのものであることもある。光分岐結合器20の
出力数は、たとえば4〜12個である。
【0047】分岐結合器20および22の出力数を選択
する際には、各火工起爆薬12に伝達されるパワーおよ
びエネルギーが発火のために十分大きくなるように注意
する必要がある。伝達されるパワーおよびエネルギー
は、制御装置10中に含まれるレーザ源16の特性と、
当該チャネル上にいくつかの分岐結合器を縦続接続する
ことによって生じる総減衰量によって決まる。
【0048】この観察は、任意の火工起爆薬12に利用
できるパワーPD(単位はdBω)の近似式によって確
証される。この近似式は、N個の出力18を有する制御
装置、および制御装置10の出力の一つと当該火工起爆
薬12との間に挿入されたM個の出力を有する第2の光
分岐結合器20を含むグループの場合、次の数式によっ
て与えられる。
【0049】
【数1】 上式で、PSはレーザ源のパワー出力(単位はdBω)
であり、Σは光リンクと光結合器による損失の合計であ
る。
【0050】火工起爆薬12は、爆破すべき構造物にあ
けられた穴に入れられた装薬の起爆を制御できる光学的
に制御される雷管である。光学制御による雷管は、従来
の遅延を有する雷管を使用し、それに光入力を適応させ
るか、またはたとえば文献FR−A−2 615 60
9およびFR−A−2 646 901に記載されてい
るものなど、宇宙産業用に設計された既存の光雷管を使
用する場合に応じて作成される。
【0051】このようにして設計された爆破装置のアー
キテクチャでは、同じグループ内のすべての起爆薬は同
時に発火される。一方、グループ間の独立性は、各グル
ープをプログラムされた遅延により別々に制御できるこ
とを意味する。したがって、同様に、異なるグループに
属する起爆薬を近い位置に配置することによって火工起
爆薬に冗長性を与えることができる。
【0052】図2により正確に図示するように、各制御
装置10はレーザ源16用の電源回路を備えている。こ
の電源回路は、外部電源(図示せず)に接続される入力
コネクタとレーザ源16との間に直列に配置された安全
スイッチ24と、低電圧/高電圧変換器26と、制御ス
イッチ28とを備えている。この電源回路を外部電源に
接続した場合、各スイッチ24および28を閉じてから
でなければレーザ源16を使用することはできない。
【0053】使用時にレーザ源16から発射されたレー
ザ光線は、アダプタレンズ30を介して光分岐結合器2
2の入力に伝送される。
【0054】アダプタレンズ30の入力側では、レーザ
源16と光分岐結合器22の入力との間の光路上に伸縮
自在シャッタ32が配置されている。この伸縮自在シャ
ッタ32はモータ34によって制御され、モータ34
は、シャッタ32が上記の光路上にない受動引込み位置
と、シャッタが上記の光路上にある能動シャッタ位置
(図2に示す)との間でシャッタ32を移動させる。
【0055】伸縮自在シャッタ32と安全スイッチ24
は二つの安全装置を形成し、制御スイッチ28の偶発的
な閉じの結果起こる偶発的な発火の危険性をなくす。
【0056】図2に概略的に示すように、伸縮自在シャ
ッタ32は、シャッタが能動閉位置を取ったときにアダ
プタレンズ30に対向する傾斜した反射面32aを有す
る。伸縮自在シャッタ32のこの傾斜した反射面32a
は一つのフィードバック手段であり、補助制御入力(図
示せず)を介して、また一方では光ファイバ14によっ
て形成される一つまたは複数の線からの光線をこの補助
制御入力に導くことによって、制御装置10中に入って
くる光線を光分岐結合器22の入力に導くことができ
る。
【0057】この構成によれば、光火工爆破装置の保全
性を異なる方法で検査することが可能になる。したがっ
て、既知の有限のパワーを補助制御入力中に注入するこ
とができる。その場合、各光出力上で回復された部分の
測定値を予測された計算値と比較して、第一の検査を行
うことができる。
【0058】逆に、場合によっては、補助制御入力に対
向する従来の反射測定装置を使用して、線路の欠陥があ
ると思われる端部から始めて、既知のパワーを注入する
ことによって測定を行うこともできる。その場合、各線
路はその端部から制御装置10に向かう方向において独
立しているので、障害を突き止めることができる。
【0059】補助制御入力は、オペレータが火工起爆薬
12を接続する際に正しい線路を使用していることを確
認するためにも使用でき、そのためには、補助制御入力
に対向して配置され、可視範囲内で選択された光源36
(図2)を表示するだけでよい。
【0060】さらに、各制御装置10は、二次光入力4
0と、この制御装置内のレーザ源16に欠陥がある場合
に追加のレーザ光線をアダプタレンズ30を介して光分
岐結合器22の入力に向けるフィードバック手段とを備
えている。
【0061】図2に概略的に図示するように、二次光入
力40は、適切なアダプタレンズとフィードバック手段
とを備えており、フィードバック手段はミラー42など
固定フィードバック装置とミラー44など可動フィード
バック装置とを含んでいる。
【0062】可動フィードバック装置44はモータ46
によって制御され、モータ46は可動フィードバック装
置44を受動引込み位置(図2)と能動位置との間で移
動させる。能動位置では、可動フィードバック装置44
は、二次入力40を介して制御装置10中に入ってきた
補助レーザ光線を光分岐結合器22の入力に向ける。よ
り正確には、二次入力40を介して制御装置10に入っ
てきた補助レーザ光線は、固定フィードバック装置42
によって可動フィードバック装置44に戻され、可動フ
ィードバック装置は、伸縮自在シャッタが能動位置にあ
るときにレーザ源16からの出力と伸縮自在シャッタ3
2との間に挿入される。
【0063】また、爆破装置全体はすべてのグループに
共通の追加のレーザ源48(図1)を含んでおり、この
レーザ源48はいずれかの制御装置10のレーザ源16
に欠陥がある場合に発火中に使用できる。従って、追加
のレーザ源48は対応する制御装置10の二次光入力4
0に対向して配置される。
【0064】次に、図3〜図5を参照しながら本発明の
第2の実施形態について説明する。
【0065】この第2の実施形態は、主として、レーザ
ダイオード16で構成されるレーザ源の性質によって第
1の実施形態と区別される。レーザダイオードによって
出力されたパワーおよびエネルギーは、上記の第1の実
施形態で使用した励起された中実棒を有するレーザ源に
よって出力されたパワーおよびエネルギーよりもかなり
小さいので、この場合、各火工起爆薬12ごとに別個の
レーザ源を使用し、したがって光分岐結合器は不要であ
る。
【0066】図3に図示するように、爆破装置の全般的
なアーキテクチャは、図1を参照しながら前に説明した
ものと非常に類似している。したがって、爆破装置はい
くつかの独立したグループからなり、各グループは、複
数の出力18を有する制御装置10と、火工起爆薬12
と、各制御装置の出力18を火工起爆薬12に接続する
光ファイバ14とを含んでいる。より正確には、この場
合、出力18の数は火工起爆薬12の数と等しく、光フ
ァイバ14は各出力18を火工起爆薬12の一つに個別
に接続している。
【0067】図4に図示する本発明の第2の実施形態で
使用される基本的解決策では、各制御装置10は各出力
18ごとに一つのレーザダイオード16を含み、各ダイ
オードから出力されたレーザ光線は対応する出力に向け
られる。さらに、これらすべてのダイオード16は、図
3に図示する外部低電圧電源49に接続するように設計
された電源回路内に電気的に並列になるように取り付け
られている。
【0068】より正確には、レーザダイオード16の入
力側では、制御スイッチ28が各ダイオード上に直列に
取り付けられている。すなわち、制御装置10の出力1
8の数をNで表すとすれば、この電気回路は、制御スイ
ッチ28とレーザダイオード16とを連続した形で含む
N個の平行アームを含むことになる。各制御装置10内
のこれらすべてのアームは、安全スイッチ24を含む共
通の電源線に接続されている。出力側では、様々な平行
アームがこの回路を低電圧電源49にループ結合する戻
り線25に接続されている。
【0069】各レーザダイオード16を個別に見た場
合、安全スイッチ24と、このレーザダイオードに対応
する制御スイッチ28と、レーザダイオード自体とが直
列に取り付けられている。
【0070】図4に図示するアーキテクチャでは、各レ
ーザダイオード16は、別個の制御スイッチ28によっ
て独立に制御できる。したがって、制御すべき各火工起
爆薬12ごとに一つの制御スイッチが存在する。これに
は、何らの制限なしに発火を制御できるという利点があ
る。
【0071】図5に本発明の第2の実施形態の変形例を
示す。これによれば制御スイッチ28の数を減らすこと
ができる。この場合、各制御装置10は各出力18ごと
に一つのレーザダイオード16を含む。ただし、レーザ
ダイオード16は、電気回路内の別個の平行アーム上に
取り付けられる代わりに、n個の行とm個の列とからな
るマトリックスを形成するように互いに電気的に接続さ
れる。
【0072】より正確には、各線路上のレーザダイオー
ド16は第1の制御スイッチ28aと直列に接続され、
各列内のレーザダイオード16の出力は互いに接続さ
れ、さらに第2の制御スイッチ28bが取り付けられた
戻り線25に接続される。
【0073】この構成では、最左端の列内のレーザダイ
オード16は、対応する線路上のスイッチ28aとこの
列からの出力に接続されたスイッチ28bとを閉じるこ
とによって個別に制御できる。一方、他の列内にあるレ
ーザダイオード16を個別に制御することは不可能であ
る。したがって、マトリックス内の任意のレーザダイオ
ードを制御する唯一の方法は、同じ行上で当該レーザダ
イオードより前にある、言い換えれば図5において当該
レーザダイオードの左側にあるすべてのレーザダイオー
ドを同時に制御することである。
【0074】図5を参照しながら説明した構成では、制
御スイッチの数を大幅に減らすことができる。これは、
制御スイッチの数がダイオードの総数に等しい(たとえ
ば各グループにつき約100個)のではなく、レーザダ
イオードマトリックス内の行数と列数の合計(たとえば
約20個)に等しいためである。
【0075】いま図3から図5を参照しながら説明した
第2の実施形態では、任意の線路内の障害を、従来の検
査装置(反射測定、音響測定)を用いて線路の端部から
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す、建造物を爆破
するための装置を概略的に示す図である。
【図2】図1の装置の一つの制御ブロックの構成要素を
概略的に示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す、図1に類似す
る概略図である。
【図4】図3の装置の制御装置の考えられる第一の構造
を概略的に示す図である。
【図5】図3の装置で使用される制御装置の変形実施形
態を概略的に示す、図4に類似する図である。
【符号の説明】
10 制御装置 12 火工起爆薬 14 光ファイバ 16 レーザ源 18 制御装置の出力 20 第2の光分岐結合器 22 第1の光分岐結合器 24 安全スイッチ 25 戻り線 26 低電圧/高電圧変換器 28 制御スイッチ 28a 第1の制御スイッチ 28b 第2の制御スイッチ 30 アダプタレンズ 32 伸縮自在シャッタ 34 モータ 32a 傾斜した反射面 36 光源 40 二次光入力 42 固定フィードバック装置(ミラー) 44 可動フィードバック装置(ミラー) 46 モータ 48 追加のレーザ源 49 外部低電圧電源

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの独立したグループを含
    む爆破装置であって、各グループが、 それぞれ少なくとも一つのレーザ源と前記レーザ源用の
    少なくとも一つの制御スイッチとを含むいくつかの出力
    を有し、この制御スイッチを閉じるとレーザ源からレー
    ザ光線が一つまたは複数の前記出力に向けて発射される
    制御装置と、 爆破すべき構造体中の所定の場所に配置された光学的に
    制御される火工起爆薬と、 各火工起爆薬を制御装置の出力の一つに接続する光ファ
    イバとを備える爆破装置。
  2. 【請求項2】 レーザ源が、緩和モードで動作する励起
    された中実棒を有するレーザ源であり、各制御装置が単
    一のレーザ源と光分岐結合器とを備え、この光分岐結合
    器が、レーザ源から発射されたレーザ光線を受け取るこ
    とができる一つの入力と、制御装置からの出力を構成す
    るいくつかの出力とを有する請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 各グループ内の少なくとも一部の光ファ
    イバが、少なくとも一つの第2の光分岐結合器を介して
    いくつかの火工起爆薬を制御装置の出力の一つに接続す
    る請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 各制御装置が二次入力とフィードバック
    手段とを備え、それによって二次入力を介して制御装置
    に入ってくる追加のレーザ光線をこの制御装置用の光分
    岐結合器の入力に向けることができ、すべてのグループ
    に共通の追加のレーザ源が前記追加のレーザ光線を発射
    できる請求項2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 各制御装置が補助制御入力と第2のフィ
    ードバック手段とを備え、それによってこの制御装置内
    で補助制御入力と光分岐結合器への入力との間にバイパ
    ス光路を確立できる請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 各制御装置が、レーザ源と光分岐結合器
    への入力との間に配置できる伸縮自在シャッタを備える
    請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 伸縮自在シャッタが能動閉位置を取った
    ときに第2のフィードバック手段が伸縮自在シャッタ上
    に形成される請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 各制御装置が、レーザ源の制御スイッチ
    と直列に設置された安全スイッチを備える請求項2に記
    載の装置。
  9. 【請求項9】 レーザ源がレーザダイオードであり、各
    制御装置が各出力ごとに一つのレーザダイオードを備
    え、各レーザダイオードがこれらの出力の一つに光学的
    に接続される請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 各制御装置内の各レーザダイオードが
    別個の制御スイッチと直列に設置される請求項9に記載
    の装置。
  11. 【請求項11】 共通の安全スイッチが各制御装置内の
    すべてのレーザダイオードと直列に設置される請求項1
    0に記載の装置。
  12. 【請求項12】 各制御装置内のレーザダイオードがn
    個の行とm個の列からなるマトリックスを形成し、各行
    内のレーザダイオードが第1の制御スイッチと直列に設
    置され、各列内のレーザダイオードの出力が第2の制御
    スイッチに接続される請求項9に記載の装置。
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