JPH11248419A - 干渉計及びそれを備えた露光装置 - Google Patents
干渉計及びそれを備えた露光装置Info
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- JPH11248419A JPH11248419A JP10073148A JP7314898A JPH11248419A JP H11248419 A JPH11248419 A JP H11248419A JP 10073148 A JP10073148 A JP 10073148A JP 7314898 A JP7314898 A JP 7314898A JP H11248419 A JPH11248419 A JP H11248419A
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
Abstract
測精度の劣化を最低限にとどめることができる干渉計を
提供する。 【解決手段】光源1と、光源1からの光束を参照光Rと
測定光Mとに分割する光束分割手段3aと、測定対象に
取り付けられて測定光Mを反射する反射鏡7と、反射鏡
7で反射した測定光Mと参照光Rとの干渉によって生じ
る干渉光を受光する光電検出器10とを有する干渉計に
おいて、光電検出器10に入射する参照光Rと測定光M
の波面がそれぞれの光束の光軸に関して軸対称となるよ
うに、光源1と光電検出器10との間の光路に収差補正
機構8を介在させたことを特徴とする。
Description
造に用いる露光装置に設けられ、マスクや感光基板を搭
載して移動するステージの位置や姿勢を高精度に計測す
るための干渉計と、それを備えた露光装置に関する。
は、マスク、レチクルなどの投影原版と、ウエハ、ガラ
スプレートなどの感光基板の位置や姿勢を高精度にて制
御する必要がある。マスクとウエハは、それぞれマスク
ステージとウエハステージに搭載されて移動するから、
マスクとウエハの位置・姿勢を計測するには、両ステー
ジの位置・姿勢を計測する必要があり、そのために、両
ステージには干渉計が搭載されている。この干渉計は、
光源からの光束を参照光と測定光とに分割する光束分割
素子と、マスクステージやウエハステージに設置されて
測定光を反射する測定光反射鏡と、測定光反射鏡からの
測定光と参照光とを干渉させて生じる干渉光を受光する
光電検出器とから構成され、光電検出器からの信号に基
づいて、ステージの位置や姿勢を計測するものである。
し、Z方向と直交し互いに直交する方向をX、Y方向と
すると、マスクステージは、一般にX方向とY方向に平
行移動するほか、Z軸周りの回転方向にも移動する。他
方、ウエハステージは、多くの場合すべての方向に移動
する。すなわちウエハテージは、露光領域を切り替えて
マスク上のパターンとの位置合わせを図るために、X方
向、Y方向、及びZ軸周りの回転方向に移動するほか、
合焦を図るためにZ方向に移動する。更に、ウエハの感
光面はうねりを持つことがあり、またウエハの感光面が
平面であるとしても必ずしも裏面と平行ではない。そこ
で露光領域の感光面のレベリングを図るために、マスク
ステージはX軸周りの回転方向とY軸周りの回転方向に
移動する。また、レベリングのように意図的にステージ
を傾斜させる場合のほかにも、露光領域の切り替えや走
査露光のために、ウエハステージを例えばX方向に移動
したときに、X軸周りの回転(ローリング)、Y軸周り
の回転(ピッチング)、Z軸周りの回転(ヨーイング)
を伴うことがある。
動のほかに回転移動を行う。ウエハステージが傾斜を伴
う姿勢変化を行う場合に生じる干渉計の計測誤差に関し
ては、例えば特開平5−272912や特開平5−32
6364において、干渉計光軸とウエハ表面との高さズ
レから生じるアッベ誤差に注目し、それを低減するため
の上記高さズレの調整方法が提案されている。また、ウ
エハステージがレベリング駆動した際に生じるウエハス
テージの位置の変位量を干渉計で計測する一方で、ウエ
ハステージに搭載したウエハ上のウエハマークの位置の
変位量をウエハのアライメントセンサを用いて検出し、
こうして得た両変位量を比較してウエハステージの傾斜
量とアッベ誤差との相関関係の情報を求めておいて、レ
ベリング駆動時の干渉計の計測値に対してレベリング量
に応じた補正値を加えるといったアッベ誤差の補正方法
も提案されている。
リング駆動などの傾斜をする際には、上記高さズレ以外
にも、干渉計に計測誤差を生じさせる要因がある。すな
わち、露光装置に搭載される干渉計においては、光源か
らの光束は多数の光学部品を経由して光束分割素子に達
するので、この間に光束にある程度の波面収差が付与さ
れる。その後光束は、光束分割素子によって参照光と測
定光に分割されて光電検出器に達するが、光束分割素子
から光電検出器までの光路にはそれ程多くの光学部品は
配されていないから、この間に光束に付与される波面収
差は微少である。したがって参照光と測定光とは、光電
検出器の受光面に入射する時点において、ほぼ同一の波
面収差を持つことになる。
いないときの光電検出器受光面上での光束の断面を示
す。このときには、ウエハステージが傾斜していないた
めに、参照光Rと測定光Mの受光面D上での光束の位置
は一致し、したがって両光束の干渉による干渉光Iも、
参照光Rと測定光Mの光束の太さの全域で生じ、すなわ
ち十分な太さを持つ。また同図(b)は、受光面D上で
の参照光Rと測定光Mの位相φを示す。測定光反射鏡を
取り付けたステージが測定光の方向に移動すると、参照
光Rと測定光Mの位相差Δφは変化するから、この位相
差Δφを測定することにより、測定光反射鏡の測定光方
向の位置を知ることができる。ここで、参照光Rと測定
光Mの受光面D上での位置は一致しており、且つ両光束
R、Mはほぼ同一の波面収差を持って受光面Dに入射す
るから、両光束R、Mの位相差Δφは、干渉光Iの全域
でほぼ同一の値となっている。以上のように、干渉光I
は十分な太さを持ち、且つその全域で同一の明るさを持
つから、ウエハステージが傾斜していないときには、光
束分割素子に入射する光束に波面収差があっても、十分
なコントラストを持った干渉光Iが受光面D上で検出さ
れる。したがってそれを光電変換して得られる信号、す
なわち干渉信号の強度も十分に強い。
ージが傾斜すると、ウエハステージに設置した測定光反
射鏡も一緒に傾き、これに伴って、光電検出器に入射す
る参照光に対して、測定光反射鏡からの測定光が横ズレ
する。この横ズレ量は、ウエハステージの傾斜量θと、
光分割素子から測定光反射鏡までの距離Lとの積L×θ
に比例するものとして良い。図8(a)は、ウエハステ
ージが傾斜したときの光電検出器受光面上での光束の断
面を示す。同図に示すように、ウエハステージを傾斜さ
せるに従い、測定光Mが横ズレして行く。したがって受
光面D上での干渉光Iの生じる領域が狭まるので、光電
変換して得られる干渉信号の強度は減少する。
Rと測定光Mの位相φを示す。ウエハステージを傾斜さ
せるに従い、測定光Mが横ズレして行くが、参照光Rと
測定光Mに波面収差があるために、両光束の位相差Δφ
は、ウエハステージが傾斜していなかったときの位相差
とは異なった値となる。しかも両光束の位相差Δφは、
干渉光Iの領域で一様ではなく、干渉光Iの領域内の各
点で異なる位相差となる。したがって測定結果に誤差を
招くと同時に、干渉光Iの領域だけに限って見ても、干
渉信号の強度は減少してしまう。以上のように、参照光
Rと測定光Mに波面収差があるときにウエハステージが
傾斜すると、第1に、測定結果に誤差を生じる。第2
に、干渉光Iの領域が減少し、干渉光Iの領域内での干
渉信号も減少してしまうので、干渉信号の強度が減少す
る。
が、球面収差などのように軸対称の収差であるときを示
す。同図(a)に示すように、収差の如何にかかわら
ず、ウエハステージが傾斜すると、干渉光Iの領域が狭
まるので、干渉信号の強度は減少する。また同図(b)
に示すように、ウエハステージが傾斜すると、参照光R
と測定光Mの位相差Δφは、干渉光Iの領域で一様では
なくなるが、その平均値はウエハステージが傾斜してい
なかったときの位相差に幾何学的な変位を除いて等し
い。したがって参照光Rと測定光Mの波面収差が軸対称
の収差のときには、測定結果に原理的な誤差を招くこと
はないものの、干渉信号の強度は減少する。
差Δφの平均値に変位をもたらし、したがって測定結果
に原理的な誤差をもたらす収差は、コマ収差などの横ズ
レ方向に沿って光軸非対称な収差である。収差に起因す
る干渉光の位相変位は、干渉光が生じる両光束の重なり
合う領域、即ち測定光の横ズレに応じて、一般には複雑
に変動する。このように干渉計の光束に収差がある場合
にウエハステージが傾斜すると、干渉信号の強度を低下
させて信号のSN比を劣化させるばかりか、干渉信号の
位相までをも変えてしまい、どちらも干渉計の計測精度
を悪化させて、実際的な誤差をもたらすこととなる。し
たがって本発明は、測定光反射鏡の位置又は姿勢が変化
しても、計測精度の劣化を最低限にとどめることができ
る干渉計を提供することを課題とする。
するためになされたものであり、すなわち、光源と、該
光源からの光束を参照光と測定光とに分割する光束分割
手段と、測定対象に取り付けられて前記測定光を反射す
る反射鏡と、該反射鏡で反射した測定光と前記参照光と
の干渉によって生じる干渉光を受光する光電検出器とを
有する干渉計において、前記光電検出器に入射する参照
光と測定光の波面がそれぞれの光束の光軸に関して軸対
称あるいは平面波となるように、前記光源と光電検出器
との間の光路に収差補正機構を介在させたことを特徴と
する干渉計である。本発明はまた、前記光電検出器に入
射する参照光と測定光の波面がそれぞれの光束の光軸に
関して軸対称あるいは平面波となるように、前記光源と
光電検出器との間に配置された少なくとも1つの光学部
材の面形状又は屈折率分布を形成したことを特徴とする
干渉計である。
ンを照明する照明光学系と、前記マスクを搭載して移動
するマスクステージと、該マスクステージの位置又は姿
勢を計測するマスクステージ干渉計と、マスク上の前記
パターンの像を感光基板上に投影する投影光学系と、前
記感光基板を搭載して移動する基板ステージと、該基板
ステージの位置又は姿勢を計測する基板ステージ干渉計
と、を有する露光装置において、前記マスクステージ干
渉計と基板ステージ干渉計とのうちの少なくとも1つの
干渉計として、上記の干渉計を用いたことを特徴とする
露光装置である。
て説明する。図1は本発明による干渉計の第1実施例を
示し、この実施例はダブルパス干渉計DIに本発明を適
用したものである。レーザ光源1より射出した平行光束
は、2光束生成装置2を経た後に偏光ビームスプリッタ
3に入射する。偏光ビームスプリッタ3の光束分割面3
aの入射平面(図1の紙面である。)と平行な方向に電
気ベクトルが振動する偏光をP偏光とし、入射平面に直
交する方向に電気ベクトルが振動する偏光をS偏光とす
ると、2光束生成装置2は、互いに周波数が僅かに異な
るP偏光とS偏光とを生成するように構成されている。
ち、先ずS偏光成分は、光束分割面3aで反射して参照
光Rとなり、偏光ビームスプリッタ3を射出してλ/4
板4に入射する。λ/4板4の中性軸は、紙面に対して
45°傾斜して配置されている。したがって参照光R
は、λ/4板4を透過して円偏光に変換され、参照光反
射鏡5で反射して進行方向より見て逆周りの円偏光に変
換され、再度λ/4板4を透過してP偏光に変換され
て、偏光ビームスプリッタ3に戻る。次いでP偏光とな
った参照光Rは、光束分割面3aを透過し、コーナーミ
ラー3bで反射し、光束分割面3aに戻って光束分割面
3aを透過して、偏光ビームスプリッタ3を射出する。
更にP偏光である参照光Rは、λ/4板4を透過し、参
照光反射鏡5で反射し、再度λ/4板4を透過し、この
間、λ/4板4を往復透過することによってS偏光に復
帰して偏光ビームスプリッタ3に戻り、光束分割面3a
で反射して偏光ビームスプリッタ3を射出する。
のうち、P偏光成分は、光束分割面3aを透過して測定
光Mとなり、偏光ビームスプリッタ3を射出し、λ/4
板6を透過し、測定対象物(不図示)に固定された測定
光反射鏡7で反射し、再度λ/4板6を透過し、この
間、λ/4板6を往復透過することによってS偏光に変
換されて偏光ビームスプリッタ3に戻る。次いでS偏光
となった測定光Mは、光束分割面3aで反射し、コーナ
ーミラー3bで反射し、光束分割面3aに戻って光束分
割面3aで反射して、偏光ビームスプリッタ3を射出す
る。更にS偏光である測定光Mは、λ/4板6を透過
し、測定光反射鏡7で反射し、再度λ/4板6を透過
し、この間、λ/4板6を往復透過することによってP
偏光に復帰して偏光ビームスプリッタ3に戻り、光束分
割面3aを透過して偏光ビームスプリッタ3を射出す
る。
光Rと測定光Mは、収差補正機構8を通過し、透過軸を
紙面に対して45°傾斜して配置された偏光板9を透過
することによってヘテロダイン干渉し、光電検出器10
の受光面Dに入射する。光電検出器10は、参照光Rと
測定光Mとが重なり合った領域で生じる干渉光を受光す
るから、測定光反射鏡7の位置と速度に応じた位相と周
波数を有する信号を出力する。この信号に基づいて、測
定光反射鏡7の位置、即ち測定対象物の位置を計測する
ことができる。
傾き、これに従って光電検出器10の受光面D上におい
て参照光Rに対して測定光Mが横ズレするが、偏光板9
の手前に配した収差補正機構8により、収差補正機構8
を通過する参照光Rと測定光Mの収差を補正しておけ
ば、収差による干渉光の光強度の低下や位相変位を最低
限にとどめることができ、干渉計の計測精度の低下を防
止することができる。
いる。先ず同図(a)に示す収差補正機構8は、正レン
ズ11と負レンズ12からなるほぼ等倍のアフォーカル
系であり、これによりコマ収差を補正することができ
る。すなわち両レンズ11、12の中心が光軸上にある
場合には、この系を通過する光束には収差が付与させる
ことはないが、どちらかのレンズを光軸に対して偏心さ
せることで、この系を通過する光束にはコマ収差が付与
される。こうして、光源1から光電検出器10に到達す
るまでの間に光束に付与されたコマ収差を、このアフォ
ーカル系内のレンズを適当に偏心させることで打ち消す
ことが可能になる。なお、レンズ11、12を一体とし
て、例えば紙面内で回転させることでも紙面内方向のコ
マ収差を補正することが可能である。
ンズ13と正レンズ14からなるアフォーカル系内の光
路中に平行平面板15を挿脱自在に配置したものであ
り、これにより、球面収差を補正することができる。球
面収差があっても、干渉信号の平均位相は変化せず、し
たがって原理的な測定誤差を招くことはないが、S/N
比を悪化させるから、実際的な測定誤差を招くこととな
る。したがって球面収差を補正して、光電検出器に入射
する光束を平面波とすることが好ましい。この際発生す
る波面のデフォーカスは、アフォーカル系の構成レンズ
を光軸に沿って前後させることで補正することができ
る。レーザーダイオードをコリメータレンズ系で平行光
束に変換して干渉計に使用する場合には、レーザーダイ
オードを光軸方向に前後させてデフォーカスを調整する
こともできるが、上記のようにアフォーカル系内のレン
ズを前後させる方が、デフォーカス調整における分解能
の点で有利である。
筒レンズ16と凹円筒レンズ17を組み合わせたもので
あり、これにより非点隔差を補正することができる。凸
円筒レンズ16と凹円筒レンズ17は、それぞれが光軸
周りに回転可能に配置されており、これにより、非点隔
差を自在に補正することができる。
収差の補正量を変更可能とするために、収差補正機構8
内の少なくとも1つの光学部材を移動自在に、すなわち
着脱、傾斜、偏心又は並進可能に配置したものである。
これに対して同図(d)に示す収差補正機構8は、平行
平面板18の面形状に微細な凹凸加工を施したものであ
り、これによりあらゆる収差を打ち消すことができる。
平行平面板18の面形状を加工する代わりに、この平行
平面板18の内部屈折率分布を光軸方向や光軸垂直方向
に変化させることによっても、収差補正を行うことがで
きる。
て参照光と測定光が分離されてから、偏光ビームスプリ
ッタによって両光束が統合されるまでの間に、両光束に
付与される収差は少ない。したがって収差補正機構8
は、両光束が共に通過する光路であれば、どこに配置し
ても良い。但し、両光束で収差が異なるときには、両光
束が個別に通過する光路に、それぞれ収差補正機構8を
配置すれば良い。また、収差補正機構8を用いる構成に
代えて、光源1と光電検出器10との間に配置された少
なくとも1つの光学部材の面形状又は屈折率分布を変化
させることによっても、すなわち、例えば偏光ビームス
プリッタ3の最初の入射面や最後の射出面の面形状を変
化させることによっても、収差を補正することができ
る。
施例を示し、この実施例はシングルパス干渉計SIに本
発明を適用したものである。レーザーダイオード光源2
0より射出したレーザ光束は、コリメーターレンズ21
で平行光束に変換されて、2光束生成装置2を通過し、
収差捕正機構8を通過し、第1の偏光ビームスプリッタ
22に入射する。2光束生成装置2としては、例えば音
響光学素子を含んだ構成とすることができる。第1の偏
光ビームスプリッタ22への入射光のうち、S偏光成分
は、光束分割面22aにて反射して参照光Rとなり、第
1の偏光ビームスプリッタ22から射出する。この参照
光Rは、第2の偏光ビームスプリッタ23に入射し、光
束合成面23aで反射して、第2の偏光ビームスプリッ
タ23から射出する。一方、第1の偏光ビームスプリッ
タ22への入射光のうち、P偏光成分は、光束分割面2
2aを透過して測定光Mとなり、第1の偏光ビームスプ
リッタ22から射出する。この測定光Mは、測定対象物
(不図示)に固定されコーナーミラーによって形成され
た測定光反射鏡7で反射し、第2の偏光ビームスプリッ
タ23に入射し、光束合成面23aを透過して、第2の
偏光ビームスプリッタ23から射出する。
した参照光Rと測定光Mは、偏光板9を透過して、光電
検出器10の受光面Dに入射する。光電検出器10は、
参照光Rと測定光Mとが重なり合った領域で生じる干渉
光を受光するから、測定光反射鏡7の位置と速度に応じ
た位相と周波数を有する信号を出力する。この信号に基
づいて、測定光反射鏡7の位置、即ち測定対象物の位置
をホモダインやヘテロダイン計測することができる。本
実施例の場合、測定対象物の位置が測定光の方向と直交
する面方向に平行移動すると、測定光反射鏡7も同方向
に移動し、これに従って光電検出器10の受光面D上に
おいて参照光Rに対して測定光Mが横ズレするが、第1
の偏光ビームスプリッタ22の手前に配した収差補正機
構8により、収差補正機構8を通過する参照光Rと測定
光Mの収差を補正しておけば、収差による干渉光の光強
度の低下や位相変位を最低限にとどめることができ、干
渉計の計測精度の低下を防止することができる。
の光路に、挿脱自在に平面鏡24が配置されており、平
面鏡24を光路内に挿入したときの反射光路には、収差
測定器25が配置されている。なお、平面鏡24を光路
内外に挿脱する構成に代えて、収差測定器25自体を光
路内外に挿脱する構成とすることもできる。収差測定器
25としては、例えばシアリング干渉やシャックハルト
マン干渉計測法などの手法を用いたものを使用すること
ができる。こうして光電検出器10に入射する光束の波
面収差を容易かつ高精度に測定できるから、測定した波
面収差に基づいて、収差補正機構8を用いて光束の波面
収差を補正することができる。特にレーザーダイオード
光源20を用いる干渉計では、レーザーダイオード光源
20とコリメータレンズ20及び2光束生成装置2に対
して、予め収差補正機構8を組み込んでユニット化して
おくことにより、このユニットから射出する平行光束の
波面収差を補正することが、生産上効率的である。
走査型露光装置を示す。先ず図4は、露光装置の全体構
成を示し、レチクルステージ32上に載置されたレチク
ル31は、照明光学系30によって均一に照明されてい
る。レチクルステージ32にはレチクルステージ測定鏡
33が取り付けられており、レチクルステージ測定鏡3
3に対向して、レチクルステージ干渉計34が配置され
ている。レチクル31上のパターンを透過した光束は、
投影光学系35によってウエハステージ37に載置され
たウエハ36の感光面に結像する。ウエハステージ37
にはウエハステージ測定鏡38が取り付けられており、
ウエハステージ測定鏡38に対向して、ウエハステージ
干渉計39が配置されている。レチクルステージ32と
ウエハステージ37とは、投影光学系35の結像倍率に
対応した速度比にてY方向に同期して走査し、こうして
レチクル31のパターンがウエハ36に転写される。
す。HeNeゼーマンレーザ光源1から射出した光束
は、2光束生成装置2を通過した後に、ビームスプリッ
タ40によって2光束に分割され、更にビームスプリッ
タ41、42によって4光束に分割されて、各々X方向
第1干渉計DIX1、第2干渉計DIX2、Y方向第1干渉
計DIY1、第2干渉計DIY2用の光束として用いられ
る。これらの各干渉計DIX1〜DIY2は、いずれもダブ
ルパス干渉計によって構成されており、ウエハステージ
37のX、Y方向の位置や、Z軸周りの回転角度をヘテ
ロダイン計測している。
の手前には、それぞれ収差補正機構8が配置されてお
り、したがってX方向干渉計DIX1、DIX2について
は、ウエハステージ37がY軸周り又はZ軸周りに回転
しても、また、Y方向干渉計DIY1、DIY2について
は、ウエハステージ37がX軸周り又はZ軸周りに回転
しても、干渉計の計測精度の低下を最低限にとどめるこ
とができる。各収差補正機構8は、それぞれの光電検出
器10毎に、光電検出器10へ入射する光束の収差を補
正する。その調整は、各光電検出器10を外すか、又は
光電検出器10の手前に反射鏡を挿入して光束を取り出
して、各光束毎に収差測定機を用いて収差計測を行い、
収差補正をする。こうした収差補正を行うことで、特に
ウエハステージ37がレベリング駆動した際に、収差に
起因して生じる干渉光の位相シフトによる計測誤差を大
幅に低減でき、ウエハステージ37の位置や姿勢の制御
精度が向上する。
4を示す。レーザーダイオード光源20から射出した光
束は、コリメーターレンズ21によって平行光に変換さ
れ、音響光学素子等の光学部品を用いた2光束生成装置
2によってヘテロダインの平行光束が生成される。この
光束は、収差補正機構8によって収差を補正された後
に、ビームスプリッタ43によって2光束に分割され、
更に一方の光束は、ビームスプリッタ44によって分割
される。3つの光束は、各々X方向干渉計DIX、Y方
向第1干渉計SIY1、第2干渉計SIY2用の光束として
用いられる。このうち、走査方向Yと直交する非走査方
向であるX方向の位置計測用の干渉計DIXは、ダブル
パス干渉計によって構成され、走査方向であるY方向の
位置計測用の干渉計SIY1、SIY2は、シングルパス干
渉計によって構成されている。こうしてレチクルステー
ジ32のX、Y方向の位置や、Z軸周りの回転角度をヘ
テロダイン計測している。
ヘテロダイン化する場合には、音響光学素子を始めとす
る多数の光学部品が必要になるので、その分、ウエハス
テージ干渉計39の場合よりも光束に付与される波面収
差が大きくなる。一方、レチクルステージ32はレベリ
ング駆動はしないが、レチクル31をレチクルステージ
32に搭載する際の搬送の位置決め誤差や、レチクル3
1上のパターンのレチクル外形に対する描画位置誤差の
ために、レチクルステージ干渉計34の計測軸とレチク
ル31の描画中心とが、XY面内において大きく位置ず
れを生じることがある。この場合には、計測時のアッベ
誤差を無くすために、レチクル31を搭載した後に、干
渉計の計測軸とレチクル中心とが合致するように、レチ
クルステージ32をZ軸周りに回転し、あるいはXY面
内で水平移動させることになる。
電検出器上において参照光に対して測定光が横ズレを起
こすことになる。横ズレの際に収差に起因した干渉光の
光強度の低下を防止するにために、2光束生成装置2と
ビームスプリッタ43との間に、収差補正機構8を配し
てヘテロダイン光束の収差を補正する。こうした収差補
正を行うことで、特にレチクルステージ32を回転駆動
あるいは水平駆動した際に、収差に起因して生じる干渉
光の光強度低下による計測誤差を大幅に低減でき、レチ
クルステージ32の位置や姿勢の制御精度が向上する。
は、収差補正機構により干渉計の光束の収差を補正して
いる。したがって測定対象物の位置や姿勢の変化によっ
て、光電検出器の受光面上で参照光に対して測定光が横
ズレしても、収差に起因する干渉光の光強度低下や位相
シフトの発生を最低限にとどめることができる。この結
果、測定対象物の位置や姿勢を高精度に計測することが
可能になる。また、こうした干渉計を露光装置に搭載す
ることで、レチクルステージとウエハステージの制御精
度が向上する。
である。
である。
る。
いときの、(a)受光面上での参照光と測定光を示す図
と、(b)a図中A−A線断面図である。
の、(a)受光面上での参照光と測定光を示す図と、
(b)a図中A−A線断面図である。
対応する図である。
干渉計 R…参照光 M…測定光 I…干渉光 1…レーザ光源 2…2光束生成装置 3…偏光ビームスプリッタ 3a…光束分割面 3b…コーナーミラー 4、6…λ/4板 5…参照光反射鏡 7…測定光反射鏡 8…収差補正機構 9…偏光板 10…光電検出器 11…正レンズ 12…負レンズ 13、14…正レン
ズ 15…平行平面板 16…凸円筒レンズ 17…凹円筒レンズ 18…平行平面板 20…レーザーダイオード光源 21…コリメーター
レンズ 22、23…偏光ビームスプリッタ 22a…光束分割面 23a…光束合成面 24…平面鏡 25…収差測定器 30…照明光学系 31…レチクル 32…レチクルステージ 33…レチクルステ
ージ測定鏡 34…レチクルステージ干渉計 35…投影光学系 36…ウエハ 37…ウエハステー
ジ 38…ウエハステージ測定鏡 39…ウエハステー
ジ干渉計 40〜44…ビームスプリッタ
Claims (9)
- 【請求項1】光源と、該光源からの光束を参照光と測定
光とに分割する光束分割手段と、測定対象に取り付けら
れて前記測定光を反射する反射鏡と、該反射鏡で反射し
た測定光と前記参照光との干渉によって生じる干渉光を
受光する光電検出器とを有する干渉計において、 前記光電検出器に入射する参照光と測定光の波面がそれ
ぞれの光束の光軸に関して軸対称となるように、前記光
源と光電検出器との間の光路に収差補正機構を介在させ
たことを特徴とする干渉計。 - 【請求項2】前記光電検出器に入射する参照光と測定光
の波面が平面波となるように、前記収差補正機構を形成
したことを特徴とする請求項1に記載の干渉計。 - 【請求項3】前記収差補正機構は、参照光と測定光とが
共に通過する光路に配置されたことを特徴とする請求項
1又は2に記載の干渉計。 - 【請求項4】前記収差補正機構は、該収差補正機構によ
る波面収差の補正量を変更できるように構成されたこと
を特徴とする請求項1、2又は3に記載の干渉計。 - 【請求項5】前記収差補正機構は、少なくとも1つの光
学部材を有し、該光学部材は移動自在に配置されたこと
を特徴とする請求項4に記載の干渉計。 - 【請求項6】光源と、該光源からの光束を参照光と測定
光とに分割する光束分割手段と、測定対象に取り付けら
れて前記測定光を反射する反射鏡と、該反射鏡で反射し
た測定光と前記参照光との干渉によって生じる干渉光を
受光する光電検出器とを有する干渉計において、 前記光電検出器に入射する参照光と測定光の波面がそれ
ぞれの光束の光軸に関して軸対称となるように、前記光
源と光電検出器との間に配置された少なくとも1つの光
学部材の面形状又は屈折率分布を形成したことを特徴と
する干渉計。 - 【請求項7】前記光電検出器に入射する参照光と測定光
の波面が平面波となるように、前記光学部材の面形状又
は屈折率分布を形成したことを特徴とする請求項6に記
載の干渉計。 - 【請求項8】前記光電検出器に入射する参照光又は測定
光の波面を測定する波面測定装置を更に有することを特
徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の干渉計。 - 【請求項9】マスク上に描かれたパターンを照明する照
明光学系と、前記マスクを搭載して移動するマスクステ
ージと、該マスクステージの位置又は姿勢を計測するマ
スクステージ干渉計と、マスク上の前記パターンの像を
感光基板上に投影する投影光学系と、前記感光基板を搭
載して移動する基板ステージと、該基板ステージの位置
又は姿勢を計測する基板ステージ干渉計と、を有する露
光装置において、 前記マスクステージ干渉計と基板ステージ干渉計とのう
ちの少なくとも1つの干渉計として、請求項1〜8のい
ずれか1項に記載の干渉計を用いたことを特徴とする露
光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10073148A JPH11248419A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 干渉計及びそれを備えた露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10073148A JPH11248419A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 干渉計及びそれを備えた露光装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11248419A true JPH11248419A (ja) | 1999-09-17 |
| JPH11248419A5 JPH11248419A5 (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=13509827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10073148A Pending JPH11248419A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 干渉計及びそれを備えた露光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11248419A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004012245A1 (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-05 | Nikon Corporation | 位置計測方法、位置制御方法、露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法 |
| JP2007078605A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 界面の位置測定方法及び位置測定装置 |
| JP2011119303A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-16 | Nikon Corp | 干渉計システム、ステージ装置及び露光装置 |
| JP2011145232A (ja) * | 2010-01-16 | 2011-07-28 | Canon Inc | 計測装置及び露光装置 |
| CN102374844A (zh) * | 2010-08-20 | 2012-03-14 | 上海微电子装备有限公司 | 一种测量工件台垂向位置的装置 |
| JP2019516133A (ja) * | 2016-05-09 | 2019-06-13 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 位置測定システム、較正方法、リソグラフィ装置及びデバイス製造方法 |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP10073148A patent/JPH11248419A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004012245A1 (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-05 | Nikon Corporation | 位置計測方法、位置制御方法、露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法 |
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| JP2019516133A (ja) * | 2016-05-09 | 2019-06-13 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 位置測定システム、較正方法、リソグラフィ装置及びデバイス製造方法 |
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