JPH11248849A - 地震検出装置 - Google Patents

地震検出装置

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Publication number
JPH11248849A
JPH11248849A JP10053903A JP5390398A JPH11248849A JP H11248849 A JPH11248849 A JP H11248849A JP 10053903 A JP10053903 A JP 10053903A JP 5390398 A JP5390398 A JP 5390398A JP H11248849 A JPH11248849 A JP H11248849A
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JP
Japan
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output
circuit
earthquake
level
acceleration
Prior art date
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Application number
JP10053903A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Saito
博幸 斉藤
Tadashi Yanai
忠司 谷内
Raatikainen Hannu
ラーティカイネン ハンヌ
Tsutomu Kairiku
力 海陸
Masahiro Yasui
昌広 安井
Yasuhiro Nakamura
泰博 中村
Satoshi Takagi
聡 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SENSOR GIJUTSU KENKYUSHO KK
VTI Hamlin Oy
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
SENSOR GIJUTSU KENKYUSHO KK
VTI Hamlin Oy
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震による損傷の程度に対応した地震波のエ
ネルギ密度が大きいとき、地震検出信号を導出する。 【解決手段】 加速度センサS1,S2は、半導体単結
晶シリコンをエッチングして地震波によって振り子11
5が変位したときにおける静電容量の変化に対応した一
方極性と他方極性とを有する出力を導出し、この加速度
センサの出力の絶対値を、絶対値回路1,2で得て、レ
ベル弁別回路12においてレベル弁別し、こうして大き
な加速度だけを検出する。ローパスフィルタ19〜21
は、地震波の周波数を含む範囲である約0.1〜10H
zのレベル弁別回路12の出力を濾波し、アップ/ダウ
ンカウンタ33に与え、地震波が、前記周波数範囲内に
ある期間中、発振器28の400Hzのパルスをアップ
カウントし、それ以外ではダウンカウントする。この計
数値が、基準計数値以上であるとき、地震波のエネルギ
密度が大きいものと判断し、地震検出信号を導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震を、地震波以
外の衝撃波とは区別して検出する地震検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】このような地震検出装置は、たとえば都
市ガスを計量するいわゆるマイコンメータなどと呼ばれ
るガスメータに搭載され、地震が発生したとき、ガスの
供給を遮断する。
【0003】先行技術では、ガスメータに加速度センサ
が取付けられ、この加速度センサによって検出される加
速度の周波数が、地震波に対応した周波数範囲であり、
かつ加速度が予め定める値以上である期間を計測し、こ
れによって地震波を、衝撃波と区別して検出する。衝撃
波というのは、たとえば人または動物がガスメータに衝
突し、あるいはまた掃除中のほうきまたは遊んでいると
きのボールなどが衝突して衝撃による振動が生じたとき
の衝撃波である。
【0004】地震による被害の程度は、地震波のエネル
ギ密度にほぼ正確に対応する。したがって先行技術で
は、地震によるガス配管および家屋の損傷などの被害程
度に対応した地震波を検出することはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、地震
波による家屋などの損傷の程度に正確に対応した地震波
を検出する地震検出装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方向の加速
度に対応した一方極性と、逆方向の加速度に対応した他
方極性とを有する出力を導出し、その出力の絶対値が加
速度の大きさに対応する加速度センサと、加速度センサ
の出力の絶対値を演算する絶対値回路と、絶対値回路の
出力に応答し、その絶対値が予め定める弁別レベル以上
である期間中、持続する出力を導出するレベル弁別回路
と、レベル弁別回路の出力を、地震波の周波数を含む範
囲だけ濾波するローパスフィルタと、ローパスフィルタ
の出力に応答し、レベル弁別回路の出力が、地震波の周
波数を含む範囲内にある期間中、アップカウントまたは
ダウンカウントのいずれか一方の計数を行い、地震波の
周波数を含む前記範囲外にある期間中、アップカウント
またはダウンカウントのいずれか他方の計数を行うアッ
プ/ダウンカウンタ手段と、アップ/ダウンカウンタ手
段の前記一方の計数出力が、予め定める基準計数値と比
較して、地震波のエネルギが大きいとき、地震検出信号
を導出するカウント判別手段とを含むことを特徴とする
地震検出装置である。
【0007】本発明に従えば、加速度センサは、加速度
の方向に対応した極性を有し、かつ加速度の大きさに対
応したレベルを有する出力を導出し、この加速度センサ
の出力を、絶対値回路に与えて絶対値を求める。こうし
て一方極性の加速度に対応したレベルを有する信号を得
る。こうして両方向の加速度を表す信号を、加速度の方
向にかかわらず共通の回路構成を用いて演算処理するこ
とができる。加速度センサの極性は、加速度センサの出
力レベルが、予め定める基準レベルの上または下に変化
することを意味し、この基準レベルは、接地電位であっ
てもよいが、他の電位であってもよい。
【0008】レベル弁別回路は、絶対値回路から得られ
る絶対値が、弁別レベル以上である期間中、持続する出
力を導出し、たとえば加速度が250gal未満の加速
度の発生時には、出力を導出せず、レベル弁別回路の出
力は、たとえばLレベルであり、各方向の加速度がたと
えば250gal以上である期間中、Hレベルである出
力を導出する。上述の加速度250galに代えて、た
とえば200galであってもよく、または100ga
lなどであってもよく、本件発明者の実験によれば、2
50gal未満の範囲で定められる。このような小さい
加速度の範囲では、たとえ地震が発生しても、そのガス
配管および家屋などの損傷の影響はほとんどなく、地震
の検出を行う必要がない。
【0009】レベル弁別回路の出力は、ローパスフィル
タに与えられ、地震波の周波数を含む範囲だけ濾波して
ローパスフィルタの出力が得られる。地震波の周波数
は、たとえばせいぜい約15Hz未満の範囲であり、好
ましくは約10Hz未満の範囲であり、後述の図3に示
されるように、地震波の周波数は、0.1〜9Hzであ
り、また、たとえば約1〜15Hzの範囲であってもよ
く、好ましくは約0.1〜10Hzの範囲である。さら
にもっと好ましくは約2〜8Hzの範囲である。ローパ
スフィルタに代えて、上述の地震波の周波数を含む範
囲、たとえば30Hz未満または80Hz未満の範囲を
濾波するバンドパスフィルタであってもよい。こうして
加速度の周波数が、地震波の周波数を含む前記範囲内に
存在するものだけを得ることによって、地震による振動
であることが正確に検出される。衝撃波の加速度の周波
数範囲は、約10Hz以上であり、主成分は約15Hz
以上であり、またはたとえば後述のように30Hz以
上、または80Hz以上であり、これによって、このよ
うな衝撃波の加速度の誤検出が防がれる。
【0010】ローパスフィルタの出力は、アップ/ダウ
ンカウンタ手段に与えられ、このアップ/ダウンカウン
タ手段は、レベル弁別回路の出力が地震波の周波数を含
む範囲内(たとえば30Hz未満)にある期間中、一方
の計数、たとえばアップカウントを行い、その範囲外
(たとえば30Hz以上)にある期間中には、他方の計
数、たとえばダウンカウントを行う。したがってこのア
ップ/ダウンカウンタ手段の計数値は、地震波の振動エ
ネルギの密度を表す。
【0011】アップ/ダウンカウンタ手段によってたと
えば上述のようにアップカウントした前記一方の計数の
値が、カウント判別手段において定められる予め定める
基準計数値以上であるとき、地震波の振動エネルギの密
度が大きく、地中埋設ガス配管および家屋などの損傷が
大きいものと判断し、地震検出信号が導出される。こう
して地震による損傷の程度が大きいとき、地震が検出さ
れることになる。
【0012】また本発明は、ローパスフィルタは、複数
のD形フリップフロップであって、初段のデータ入力端
子にレベル弁別回路の出力が与えられ、各段の出力Qが
隣接する次段のデータ入力端子に与えられるように縦続
接続されるD形フリップフロップと、地震波の周波数よ
りも高い周波数で発振し、各段のD形フリップフロップ
に共通に発振出力を与える発振器と、各D形フリップフ
ロップの出力Qの論理積を演算するANDゲートとを有
し、アップ/ダウンカウンタ手段は、ANDゲートの出
力に応答し、そのANDゲートの出力が一方論理値であ
る期間中、前記一方の計数を行い、ANDゲートの出力
が他方論理値である期間中、前記他方の計数を行うこと
を特徴とする。
【0013】本発明に従えば、ローパスフィルタでは、
複数のD形フリップフロップが縦続接続され、各D形フ
リップフロップのクロック入力端子に、発振器からの発
振出力が与えられる。発振器の発振出力が発振出力のた
とえば立上り時に、D形フリップフロップは、データ入
力端子に与えられる。レベル弁別回路の出力論理値を、
出力Qとして導出する。複数の各D形フリップフロップ
の出力Qは、ANDゲートに与えられる。したがってA
NDゲートの出力は、縦続接続されたD形フリップフロ
ップの数をN1とし、発振器の発振周波数をf1とする
とき、期間W1以上、長い期間持続するレベル弁別回路
の出力が得られたとき、ANDゲートの出力が、一方論
理値、たとえば「1」であるHレベルになる。ここでW
1=N1/f1である。N1は、後述の実施の形態にお
いて、たとえばN1=5であり、発振周波数f1は、た
とえばf1=400Hzであり、したがって期間W1
は、たとえばW1=12.5msecであり、したがっ
て遮断周波数f2=80Hzである。
【0014】アップ/ダウンカウンタ手段の前記一方の
計数動作を行うことによって得られる計数値が、前述の
ように基準計数値以上であるとき、地震波のエネルギ密
度が大きいものと判断されることになる。こうしてロー
パスフィルタは、D形フリップフロップとANDゲート
などを含む論理素子によって実現され、正確な低域濾波
特性を実現することができ、地震波のエネルギのレベル
弁別を正確に行うことができるようになる。
【0015】また本発明は、(a)電源と、(b)電源
スイッチであって、電源と、レベル弁別回路よりも後続
の回路の少なくとも一部との間に介在され、レベル弁別
回路の出力に応答し、前記絶対値が前記弁別レベル以上
である期間中、導通し、前記絶対値が前記弁別レベル未
満である残余の期間中、遮断する電源スイッチとを含
み、(c)電源は、加速度センサと絶対値回路とレベル
弁別回路とに常時電力を供給し、さらに、前記後続の回
路の残余の部分にも、常時電力を供給する。
【0016】本発明に従えば、電源は、たとえば乾電池
などの1次電池であってもよく、または充電可能な2次
電池であってもよく、このような電池などの電源の電力
消費を低減するために、レベル弁別回路よりも後続の回
路、すなわちデジタルローパスフィルタ、アップ/ダウ
ンカウンタ手段およびカウント判別手段などのすべてま
たは一部への電力供給を、地震波の加速度がレベル弁別
回路の弁別レベル未満であるとき遮断して、前記後続の
回路を休止する。前記後続の回路の一部に、電源からの
電力を、加速度センサによって検出される加速度が前記
弁別レベル未満であるとき休止し、前記後続の回路の残
余の部分には、常時電力を供給するようにしてもよい。
本発明は、前記後続の回路の少なくとも一部に、加速度
が小さいとき、電力の供給を遮断することによって、電
源の電力消費量を低減する。
【0017】また本発明は、(a)感震器であって、地
震の加速度に応動して、予め定める安定な保持位置から
ずれて変位する質量体と、質量体の変位によってオン/
オフのスイッチング状態が変化するスイッチング素子と
を有する感震器と、(b)入力されるパルスのパルス幅
とパルス数とによって地震の発生を判別する地震判別手
段と、(c)カウント判別手段からの地震検出信号に応
答して、地震判別手段が地震の発生を判別するためのパ
ルスを作成するパルス作成手段とを含み、(d)地震判
別手段の入力に、感震器とパルス作成手段とのいずれか
を選択的に接続可能にすることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、たとえばマイクロコンピ
ュータなどによって実現される地震判別回路およびそれ
以降の回路を共通化し、質量体とスイッチング素子とを
含む感震器と、前述の加速度センサからパルス作成手段
までの構成とを選択的に用いることが可能になる。
【0019】また本発明は、加速度センサは、振り子が
取付け部に弾性片持ち支持されて構成される半導体単結
晶シリコンを有し、振り子と、振り子の厚み方向両側で
取付け部に固定される電極との間の静電容量に対応した
レベルを有する電気信号を導出する電気信号出力回路と
を有することを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、加速度センサは、半導体
単結晶シリコンによって実現され、小形化が可能であ
る。このことは特に、ガスメータにおいて、たとえば上
述の感震器を用いる構成に比べて、構成の小形化を図る
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示すブロック図である。都市ガスの流量を
計量するガスメータにおいて、地震による振動が生じた
ときに、遮断弁を遮断するために、本発明が実施され
る。加速度センサS1,S2は、XYZ直角座標系にお
ける水平なXY平面内において、ガスメータの振動の加
速度を検出し、同一構成を有する。加速度センサS1
は、X方向の加速度を検出し、加速度センサS2は、Y
方向の加速度を検出する。これらの加速度センサS1,
S2の出力は、加速度の正負両方向の加速度に対応した
一方極性と他方極性とを有し、その出力の絶対値が加速
度の大きさに対応する。加速度センサS1,S2の出力
は、絶対値回路1,2に与えられてその絶対値が求めら
れ、すなわち他方極性の出力が反転されて前記一方極性
とされ、こうして上下の波形が加算され、ライン3,4
から、出力x1,y1として導出される。
【0022】ライン3,4の各出力は、レベル弁別回路
5,6にそれぞれ与えられ、予め定める弁別レベルでレ
ベル弁別される。さらにライン3,4の出力は、加算回
路7に与えられて加算され、演算回路8に与えられ、こ
の演算回路8の出力z1が、レベル弁別回路9に与えら
れてレベル弁別される。
【0023】図2は、加算回路7および演算回路8の働
きを説明するための図である。X軸方向の加速度x1と
Y方向の加速度y1とを用いて、それらのベクトル合成
された方向における地震の振動の加速度α1を求めて、
地震による振動を正確に検出することを可能にする。加
速度α1は、X軸およびY軸に対して角度θ1が45度
であるものと想定し、さらにX方向およびY方向の加速
度x1,y1が等しいものと想定するとき、合成された
加速度α1は、 α1 = √2(x1+y1)/2 = (x1+y1)/√2 …(1) となる。1/√2は、ほぼ3/4≒0.75である。し
たがって演算回路8は、加算回路7の出力(=x1+y
1)に、0.75を掛算する演算処理を行う。こうして
ピタゴラスの定理による平方根を求める複雑な演算をす
ることなく、構成の簡略化を図る。
【0024】図3は、本件発明者の実験結果を示す実際
の地震による振動の加速度センサS1の周波数分布を示
す図である。地震波の周波数は、たとえばせいぜい約1
5Hz未満の範囲であり、好ましくは約10Hz未満の
範囲であり、たとえば約3〜15Hzの範囲であっても
よく、好ましくは約3〜10Hzの範囲であり、さらに
もっと好ましくは約4〜8Hzの範囲であってもよく、
または0.1〜10Hzの範囲であってもよい。ローパ
スフィルタの遮断周波数f2は、この地震波の周波数と
同一であってもよく、それ以上の範囲の値、たとえば前
述のように、および後述の図6のように80Hzであっ
てもよい。
【0025】図4は、レベル弁別回路5の具体的な構成
を示す電気回路図である。残余のレベル弁別回路6,9
もまた、同様な構成を有する。レベル弁別回路5は、演
算増幅器11と、レベル弁別設定回路12とを含む。演
算増幅器11の一方の入力端子には、ライン3を介する
絶対値回路1からの出力が与えられる。演算増幅器11
の他方の入力には、レベル弁別設定回路12からの出力
が与えられる。レベル弁別設定回路12は、直流電源出
力を分圧する分圧抵抗13,14を有し、その分圧電圧
を、演算増幅器11の前記他方の入力に与える。演算増
幅器11は、絶対値回路1の出力x1が、弁別レベル以
上である期間中、Hレベルであって持続する出力x2を
ライン15に導出する。同様にしてレベル弁別回路6,
9は、ライン16,17に出力y2,α2を導出する。
レベル弁別回路5,6,9の出力x2,y2,α2は、
加速度の絶対値x1,y1,α1が、弁別レベル以上で
あるとき、ステップa5においてHレベルとし、弁別レ
ベル未満であるとき、ステップa6においてLレベルと
する。こうしてステップa3〜a6では、加速度の絶対
値の大きい信号だけを抽出して導出する。
【0026】これらのライン15〜17を介するレベル
弁別回路5,6,9からの出力は、電気回路18に備え
られるデジタルローパスフィルタ19〜21にそれぞれ
与えられる。
【0027】図5は、デジタルローパスフィルタ19の
具体的な構成を示す電気回路図である。このローパスフ
ィルタ19は、複数N1(この実施の形態ではたとえば
5)のD形フリップフロップ22〜26と、これらのフ
リップフロップ22〜26の各出力Qが与えられるAN
Dゲート27を含む。さらに前述の図1に示されるよう
に発振器28が備えられる。発振器28は、地震波の周
波数よりも充分に高い周波数f1、たとえばこの実施の
形態では400Hzの信号をライン29に導出してフリ
ップフロップ22〜26のクロック入力端子clkに共
通に与える。フリップフロップ22〜26は、クロック
入力端子clkに立上り波形が与えられたときにおける
データ入力端子Dの論理値を、出力Qに導出する。デジ
タルローパスフィルタ19の初段のフリップフロップ2
2のデータ入力端子Dには、ライン15を介してレベル
弁別回路5の出力が与えられる。各段のフリップフロッ
プ22〜25の出力Qは、隣接する次段のフリップフロ
ップ23〜26のデータ入力端子Dに与えられる。こう
してフリップフロップ22〜26は、縦続接続される。
【0028】図6は、図5に示されるデジタルローパス
フィルタ19の動作を説明するための波形図である。フ
リップフロップ22〜26のクロック入力端子clkに
は、図6(1)で示されるようにライン29を介して発
振出力が、得られる。図6(2)は、ライン15を介し
てレベル弁別回路5から与えられる出力波形である。A
NDゲート27は、ライン228に、図6(3)で示さ
れる出力を導出する。これらのフリップフロップ22〜
26は、ライン29の発振出力を分周する働きをし、ラ
イン15からのレベル弁別出力がHレベルである期間
が、フリップフロップ22〜26の数N1に等しい発振
出力のパルス数だけ持続すると、その持続期間W1後
に、ANDゲート27は、ライン228に、一方の論理
値であるHレベルの信号を導出し、残余の期間では、ラ
イン228を他方論理値、すなわちLレベルとする。発
振器28の発振周波数をf1とするとき、W1=N1/
f1であり、この実施の形態では、N1=5、f1=4
00Hzであり、W1=12.5msecであり、この
ような期間W1以上持続する信号を導出するデジタルロ
ーパスフィルタ19の遮断周波数f2は、f2=1/W
1=80Hzである。本発明の実施の他の形態では、フ
リップフロップ22〜26の縦続接続される数N1を増
加し、地震波の周波数の範囲だけ濾波する構成としても
よい。こうしてローパスフィルタ19によって、前述の
図3における衝撃波などの高い周波数のノイズを除去す
ることができる。たとえばf2は、30Hz未満の値で
あってもよく、約15Hz、約15Hz未満の範囲、約
10Hz、約10Hz未満の範囲、約1〜15Hzの範
囲、9Hz、8Hzなどであってもよい。
【0029】デジタルローパスフィルタ20,21の出
力y3,α3は、ライン229,30から導出される。
ライン228,229,30の各出力x3,y3,α3
は、ORゲート31に与えられる。ORゲート31の出
力は、ライン32を介してアップ/ダウンカウンタ33
に与えられる。
【0030】図7は、加速度センサS1からデジタルロ
ーパスフィルタ19までの構成の動作を説明するための
波形図である。地震発生時に、加速度センサS1は、図
7(1)に示される波形を有する出力を導出する。絶対
値回路1は、ライン3に、図7(2)に示される絶対値
出力x1を導出する。レベル弁別回路5は、前述の図4
におけるレベル弁別設定回路12によって設定される弁
別レベル34で、出力x1をレベル弁別する。これによ
ってレベル弁別回路5は、ライン15に、図7(3)に
示されるレベル弁別出力x2を導出する。
【0031】加速度センサS1によって検出される加速
度には、前述の図7(1)に示される地震波35の他
に、それよりも高い周波数を有する衝撃波36が含まれ
ている。この衝撃波36は、絶対値回路1の出力x1に
おいて参照符37で示されるように存在し、さらにレベ
ル弁別出力x2において参照符38で示されるように存
在する。
【0032】デジタルローパスフィルタ19は、ライン
15を介するレベル弁別回路5からの出力xを、地震波
の周波数、すなわち前述のようにたとえば約10Hz未
満の周波数を含む前記範囲、すなわち80Hz未満の成
分だけを抽出して導出する。これによってローパスフィ
ルタ19のライン228から導出される出力x3には、
図7(4)に示されるように、前述の参照符38は、除
去されて、含まれていない。
【0033】図8は、図1に示される実施の形態の動作
を説明するための波形図である。図8(1)は、加速度
センサS1の絶対値を求める絶対値回路1からライン3
に導出される出力x1を示す。この出力x1は、レベル
弁別回路5において、弁別レベル34によってレベル弁
別され、出力x2が、図8(2)に示されるようにして
ライン15から導出される。ローパスフィルタ19から
ライン228に導出される出力x3は、前述の衝撃波3
6が含まれていない状態において、図8(2)と同様な
波形を有する。
【0034】アップ/ダウンカウンタ33は、ライン3
2を介するORゲート31からの信号が、一方論理値で
ある「1」、たとえばHレベルであるとき、ライン29
を介する発振器28からの発振出力をアップカウントし
て加算し、ライン32から与えられる信号が他方論理値
である「0」、たとえばLレベルであるとき、発振出力
を減算する。アップ/ダウンカウンタ33と発振器28
とは、アップ/ダウンカウンタ手段を構成する。発振器
28からライン29,39にそれぞれ導出される周波数
は、相互に異なっていてもよい。
【0035】ライン32から、前述の図8(2)の出力
が、アップ/ダウンカウンタ33に与えられるとき、ア
ップ/ダウンカウンタ33の計数値は、図8(3)に示
されるとおりとなる。上述のように、時刻t1〜t2,
t3〜t5,t7〜t8において、アップ/ダウンカウ
ンタ33はアップカウントし、このときライン32から
与えられる信号はHレベルである。また時刻t2〜t
3,t5〜t7では、ライン32から与えられる信号は
Lレベルであり、アップ/ダウンカウンタ33はダウン
カウントする。アップ/ダウンカウンタ33は、この実
施の形態では、計数値0〜255の計数を行う。
【0036】図9は、アップ/ダウンカウンタ33の出
力が与えられる出力パルス駆動回路41の構成を示すブ
ロック図である。アップ/ダウンカウンタ33の出力は
ライン42を経て、出力パルス駆動回路41のカウント
判別手段43に与えられる。このカウント判別手段43
には、計数値設定回路44から、予め定める基準計数値
を表す信号が与えられる。この基準計数値は、たとえば
192であってもよい。
【0037】図10は、カウント判別手段43の動作を
説明するための波形図である。図10(1)に示される
ようにライン39を介して発振出力パルスが与えられ、
アップ/ダウンカウンタ33は、ライン42に図10
(2)に示されるように、その計数値を表す信号を導出
する。カウント判別手段43は、アップ/ダウンカウン
タ33の出力が、基準計数値である192以上あると
き、図10(3)に示されるようにHレベルを導出し、
基準計数値192未満であるとき、Lレベルの信号を導
出する。
【0038】カウント判別手段43の出力は、前述の図
9に示されるようにライン46を介してパルス作成回路
47に与えられる。このパルス作成回路47は、ライン
46から与えられるHレベルの出力に応答し、後述の図
17に示される感震器48が地震発生地へ導出する。図
18に示される検出出力と同様なパルスを作成してライ
ン49に導出する。ライン49の出力は、コネクタ50
から、マイクロコンピュータなどによって実現される処
理回路51に与えられる。
【0039】前述の感震器48が地震発生時に、その地
震を検出して導出する図18の出力は、パルス幅はたと
えばHレベルのパルス幅W4が40msecでありかつ
3秒間内に、そのようなパルスが、予め定める複数個、
たとえば3以上のパルス数が得られるとき、地震が発生
したものと判断する。処理回路51が地震の発生を判断
したとき、都市ガスの管路に介在されている遮断弁52
を遮断する。感震器48の出力は、図1に示されるよう
にライン53から導出され、コネクタ50と着脱可能に
接続することができる。こうして既存の使用される感震
器48に代えて、本発明に従う加速度センサS1,S2
からパルス作成回路47までの回路を、代替して用いる
ことができる。これによって本発明の実施が容易にな
る。
【0040】図11は図1に示される実施の形態の全体
の動作を説明するためのフローチャートである。ステッ
プa1からステップa2に移り、各加速度センサS1,
S2の出力に基づき、加速度の絶対値x1,y1,α1
を、ステップa2において求める。次のステップa3で
は、レベル弁別回路5,6,9において、加速度の絶対
値x1,y1,α1が、予め定める弁別レベル、たとえ
ば100または200gal以上であるかどうかを判断
する。ステップa7において、加速度の絶対値x1,y
1,α1が、前記弁別レベル以上であれば、そのことは
ステップa7において判断され、次のステップa8で
は、デジタルローパスフィルタ19,20,21は、H
レベルの信号を導出し、そうでなければ、ステップa1
0において、Lレベルの出力を導出して、ORゲート3
1に与える。ステップa7,a8,a10は、衝撃波3
6,37,38(図7参照)などのノイズを除去する。
【0041】ステップa9では、アップ/ダウンカウン
タ33の計数値が、上限値255以下である場合、OR
ゲート31からライン32へ導出される出力がHレベル
であるとき、アップカウントして増数する。またアップ
/ダウンカウンタ33の計数値が零を超える値である場
合、ORゲート31の出力がLレベルであるとき、ダウ
ンカウントして減数する。
【0042】ステップa12において、アップ/ダウン
カウンタ33の出力がカウント判別手段43において予
め定める基準計数値192と比較され、その計数値が、
基準計数値未満であるとき、ステップa13において、
パルス作成回路47は、地震の発生を表すパルスを作成
して処理回路51に与え、これによって処理回路51
は、地震発生を検出して、遮断弁52を遮断する。
【0043】図11に示される動作は、本発明の実施の
他の形態では、加速度センサS1,S2の出力が与えら
れるマイクロコンピュータなどの処理回路によって実現
されてもよい。
【0044】上述の構成および動作の説明において、主
として加速度センサS1に関連して述べたけれども、加
速度センサS2に関しても同様な構成と動作が実現され
る。
【0045】図12は、加速度センサS1,S2がブロ
ック体111に取付けられた構成を示す斜視図である。
ブロック体111は、直方体または立方体などの剛性で
ある。ブロック体111の相互に直交する2つの取付面
112,113に加速度センサS1,S2がそれぞれ固
定される。ブロック体111は、鉄またはアルミニウム
などの金属製であってもよく、または合成樹脂製であっ
てもよい。本発明の実施のさらに他の形態では、もう1
つの取付面114に、鉛直方向であるZ方向の加速度を
検出する加速度センサがさらに追加的に設けられ、レベ
ル弁別回路5、ローパスフィルタ19が追加され、その
出力がORゲート31に与えられるように構成されても
よい。
【0046】図13(1)は加速度センサS1の断面図
であり、図13(2)はその加速度センサS1を切り欠
いて示す斜視図である。センサS1は、片持ち支持され
る振り子115と、振り子115の往復運動する方向
(図13(1)の上下方向)に振り子115の両側で配
置される一対の電極116,117とを有する。振り子
115は、振り子本体118と、片持ち支持部分119
とから成り、片持ち支持部分119は取付け部120に
連なる。振り子115と取付け部120とは、半導体単
結晶シリコンから成る。振り子本体118に対向してス
ペーサ121が配置される。電極116,117は扁平
なガラス板122,123に形成されており、これらの
電極116,117はアルミニウム製薄膜であり、たと
えば蒸着などの手法で形成される。ガラス板122,1
23は、半導体単結晶シリコンから成る基板124,1
25にそれぞれ固定されており、電極116,117は
ガラス板122,123に形成された連結孔126,1
27を介して基板124,125に電気的に接続され
る。こうしてセンサS1は、図13(1)の対称面28
に関して対称に構成される。
【0047】片持ち支持部分119は、完全弾性体であ
るので、ヒステリシス、脆性およびクリープが生じな
い。取付け部120とガラス板122,123と基板1
24,125は、二酸化シリコンを介して完全に融合
し、またスペーサ121も同様であり、こうして内部空
間129は気密状態であり、真空となっている。振り子
本体118と電極116,117との間の間隔d1,d
2は、自然状態、すなわち加速度が作用していない状態
では、2〜5μm程度であり、この実施の形態ではd1
=d2である。スペーサ121は、振り子115および
取付け部120と同一材料から成る。こうしてセンサS
1は、たとえば縦2×横2×厚さ3mmであって、微小
な形状に構成される。振り子115の厚さ方向(図13
(1)の上下方向)をx方向とするとき、センサS1は
図1のブロック体111の取付面112にx方向が一致
するように接着剤などによって固定される。残余の加速
度センサS2,S3もまた同様に構成される。
【0048】このような加速度センサS1は、長期間に
わたって特性が安定しており、また−40〜+125℃
の広い温度範囲で高精度で加速度を検出することができ
る。センサS1は、面128に関して対称であり、した
がって熱膨張によっても、全体が均一に膨張するので、
振り子本体118と各電極116,117との容量の合
成値は変わらない。またセンサS1は、たとえば400
0g(gは重力加速度)程度の過衝撃、すなわち過加速
度による振り子本体118の振れを、サンドイッチ状の
電極116,117、すなわちガラス板122,123
で制限するので、振り子本体118を支持する片持ち支
持部分119に過度のたわみ力が作用せず、したがって
片持ち支持部分119の破損を防止できる。さらに本実
施の形態の構成によれば、感度方向の選択性に優れてい
る。すなわち振り子115を含めてセンサS1が図13
(1)の上下方向に積層構造を形成しているので、図1
3(1)の上下方向には感度が優れており、図13
(1)の紙面垂直方向の感度は極めて低くなる。
【0049】さらに、振り子115および取付け部12
0は、半導体エッチング技術によって微細な加工が容易
であり、センサS1の自動化による大幅な製造工数の削
減によって、品質を安定化し、量産効果による低価格化
を実現できる。またシリコンウエハ技術でセンサS1を
製造することができ、また温度係数が非常に低いので、
室温で調整して出荷することができ、これによって製造
工数を大幅に削減できる。またマイクロエッチング技術
を採用することができ、小型化が可能である。残余のセ
ンサS2,S3もまたセンサS1と同様な構成を有す
る。
【0050】図14は、本発明に係る地震検出装置およ
びガスメータ150の電気回路を示すブロック図であ
る。3つの加速度センサS1,S2,S3の振り子11
5および各電極116,117は、取付け部120およ
び基板124,125を介してライン131,132,
133にそれぞれ接続される。振り子115と各電極1
16,117との間の容量をC1,C2とするとき、加
速度が存在しない自然状態では、C1=C2であり、加
速度が発生すると、慣性の法則によって、間隔d1,d
2(図13(1)参照)が相互に異なり、これによって
C1<C2またはC1>C2となる。増幅回路171a
の変換回路134は、ライン131,132,133に
接続され、ライン135,136に,1つのセンサS1
の容量C1,C2に対応する電圧V1,V2をそれぞれ
出力する。
【0051】
【数1】
【0052】ここでV0は、温度補償回路137が変換
回路134にライン138を介して与える電圧であっ
て、オフセット回路139とともに、オフセット調整を
行う。差動増幅回路140は、ライン135,136の
出力にそれぞれ応答し、ライン141に両電圧V1,V
2の差の出力V3を導出する。
【0053】
【数2】
【0054】ここで合成値(C1−C2)/(C1+C
2)は、センサS1のx方向の加速度に比例する。
【0055】上述の説明は、主として加速度センサS1
にのみに関して行われたが、センサS1の振り子115
は、残余のセンサS2,S3の振り子とともに共通にラ
イン131に接続され、また各電極116,117は残
余の加速度センサS2,S3の対応する各電極は、同様
な増幅回路171b,171cに接続される。
【0056】各増幅回路171a〜171cの出力は、
前述の実施の形態におけるローパスフィルタ172,1
72a〜172c以降の構成要素を備えた振動弁別回路
224に与えられる。この振動弁別回路224の具体的
な構成は、前述の図1〜図13にそれぞれ関連して述べ
た実施の形態と同一であり、地震による振動が発生され
たときに得られるハイレベルの出力によって、駆動回路
175を介して警報用の表示ランプ162を点灯させた
り、駆動回路176を介して遮断弁152を閉じる。
【0057】図15は本発明の実施の一形態であるガス
メータ150の一部切欠斜視図であり、図16はガスメ
ータ150のガス流路および電気ブロックを示す系統図
である。ガスメータ150の入口151からガスが供給
されると、遮断弁152から通路160を通って膜式ガ
スメータなどのガスメータ本体153にガスが流れてガ
ス流量の計量が行われる。計量を終えたガスは通路16
1を通って出口154からガス消費機器に分配される。
【0058】ガスメータ150には回路基板155が搭
載され、この電源としてたとえばリチウム電池など長期
間使用可能な電池156が使用される。ブロック体11
1は、回路基板155上に取付けられ、さらに図1〜図
11に示される残余の電気回路も回路基板155に取付
けられる。地震による振動が弁別されると、地震レベル
によっては遮断弁152を閉じることになる。こうして
ガスメータ本体153およびガス出口154にガスが供
給されることが防がれ、ガスメータ150の下流側での
燃料ガス漏洩事故を未然に防止できる。遮断弁152は
復帰ボタンを操作すると元に復帰し、ガス供給が再開す
る。
【0059】ガスメータ本体153において検出された
ガス量は、流量センサ157によって電気信号に変換さ
れ、回路基板155に搭載されたマイクロコンピュータ
などの処理回路172に入力される。また、ガス消費機
器の近辺に設置されたガス漏洩警報器や不完全燃焼警報
器などから外部信号159を回路基板155を介して処
理回路172に入力することが可能であり、外部信号1
59に基づいて表示ランプ162や遮断弁152を動作
させても構わない。ガスメータ150は、マイコンメー
タなどと呼ばれる。
【0060】図17は、感震器48の構成を示す断面図
である。この感震器48は、地震の加速度に応動して予
め定める安定な図17(1)および図17(3)に示さ
れる安定な保持位置からずれて図17(2)のように変
位する質量体201と、その質量体201の変位によっ
て、ON/OFFのスイッチング状態が変化するスイッ
チング素子202とを含む。質量体201は、たとえば
球であり、凹所から成る保持位置203において安定に
保持される。地震の発生によって、質量体201で加速
度が作用すると、駆動片204は、質量体201が保持
位置203からずれることによってスイッチング素子2
02を導通させる。こうしてスイッチング素子202か
らは、前述のように図18に示される電気信号が得られ
る。地震発生時においてスイッチング素子202が導通
するパルス幅W4は、たとえば40msec以上であ
り、3秒間内にそのようなパルスがパルス数3以上、得
られる。パルスとパルスの間の時間差W5もまた、40
msec以上であって、このような時間差W5が予め定
める時間未満であることを、地震判別の条件として追加
してもよい。
【0061】図19は、処理回路51における感震器4
8からライン53を介して、またはパルス作成回路47
からライン49を介して導出される信号に応答して、地
震発生を判別するための動作を説明するためのフローチ
ャートである。ステップb1から、ステップb2に移
り、処理回路51に入力される信号の立上り波形が検出
されると、ステップb3において、第1タイマ56によ
って、パルス幅W4の時間を検出し、また第2タイマ5
7によってパルス数の計数を行う時間、たとえば前述の
ように3秒の計時動作を開始する。ステップb4におい
て、パルス数の計数値nを零にリセットする。ステップ
b5において、処理回路51に与えられるパルスの立下
りを検出する。ステップb6では、パルス幅W4が、予
め定める値W04、たとえば40msec以上であるか
どうかが判断され、そうであれば、ステップb7におい
て計数値nを1だけインクリメントする。計数値nが、
ステップb8において予め定める値n1、たとえば3以
上であるかどうかが判断され、そうであれば、ステップ
b4において地震の発生したものと判別される。計数値
nが、予め定める値n1以下であれば、ステップb10
において第2タイマ57の計時している時間W2が、予
め定める時間W02、たとえば3秒以上であるかどうか
が判断され、そうでなければ、ステップb11におい
て、次のパルスの立上り波形を検出し、ステップb5に
戻る。
【0062】レベル弁別回路5,6,9のライン15〜
17に導出される各出力x2,y2,α2は、ORゲー
ト58に与えられる。ORゲート58の出力がHレベル
であるとき、電気回路18に電源59から電力を供給す
る電源スイッチ60を導通する。出力x2,y2,α2
がLレベルであって、加速度の絶対値が小さいとき、O
Rゲート58の出力はLレベルであり、これによって電
源スイッチ60は遮断される。したがって電源59の電
力が消費されず、消費電力が節約される。したがって電
源59が、特に1次電池または2次電池であるとき、そ
の電池を長寿命とすることができる。
【0063】本発明はガスメータに関連して実施される
だけでなく、その他たとえば、エレベータの籠の地震発
生時における停止およびエレベータの地震発生時の制振
のためにもまた実施することができ、さらにまたビル内
のボイラおよび空気調和のための設備において、地震発
生時にそれらの動作を停止させるためにもまた関連して
実施することができ、その他の用途においても、本発明
を実施することができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、加速度セン
サによって検出される両方向の加速度の大きさが、レベ
ル弁別回路によって設定される弁別レベルに対応した値
以上であり、しかも地震波の周波数範囲であり、さらに
アップ/ダウンカウンタ手段の出力によって得られる前
記一方の計数値が、基準計数値以上であるとき、地震検
出信号を得ることができ、これによってたとえば地中に
埋設されたガス配管および家屋などの地震による損傷が
大きいとき、地震を確実に検出することができるように
なる。
【0065】請求項2の本発明によれば、地震波の周波
数範囲だけを濾波するローパスフィルタは、D形フリッ
プフロップを含むデジタルローパスフィルタであり、こ
れによって地震波の周波数範囲を、正確に濾波すること
ができ、したがって地震波のエネルギ密度の検出が正確
になる。
【0066】請求項3の本発明によれば、加速度センサ
によって検出される加速度が小さいとき、前記後続の回
路の少なくとも一部には電源からの電力が供給されず、
これによって電源の消費電力を低減することができる。
このことは特に、たとえばガスメータなどにおいて、電
源が電池によって実現されるとき、長寿命化を図ること
ができる。
【0067】請求項4の本発明によれば、質量体とスイ
ッチング素子とを有する感震器を用いる在来の地震検出
装置と、それに代えて、加速度センサからパルス作成回
路までの各構成要素、すなわち加速度センサ、絶対値回
路、レべル弁別回路、ローパスフィルタ、アップ/ダウ
ンカウンタ手段、カウント判別手段およびパルス作成手
段を含む構成を選択的に用いることができる。これによ
って既存の感震器と、たとえばマイクロコンピュータな
どによって実現される地震判別手段とを備える既存の構
成において、地震判別手段およびそれ以降の構成を代え
ることなく、本発明を実現することが容易である。
【0068】請求項5の本発明によれば、加速度センサ
は、半導体単結晶シリコンによって実現され、感震器を
用いる構成に比べて、小形化が可能であり、このことは
特にガスメータなどにおいて有利であり、このような本
発明の小形の加速度センサを、その他の電子回路素子が
搭載された配線基板に、設けることができ、製造が容易
であるという効果もまた、達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】加算回路7および演算回路8の働きを説明する
ための図である。
【図3】本件発明者の実験結果を示す実際の地震による
振動の加速度センサS1の周波数分布を示す図である。
【図4】レベル弁別回路5の具体的な構成を示す電気回
路図である。
【図5】デジタルローパスフィルタ19の具体的な構成
を示す電気回路図である。
【図6】図5に示されるデジタルローパスフィルタ19
の動作を説明するための波形図である。
【図7】加速度センサS1からデジタルローパスフィル
タ19までの動作を説明するための波形図である。
【図8】図1に示される実施の形態の動作を説明するた
めの波形図である。
【図9】アップ/ダウンカウンタ33の出力が与えられ
る出力パルス駆動回路41の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】カウント判別手段43の動作を説明するため
の波形図である。
【図11】図1に示される実施の形態の全体の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図12】加速度センサS1,S2がブロック体111
に取付けられた構成を示す斜視図である。
【図13】図13(1)は加速度センサS1の断面図で
あり、図13(2)は加速度センサS1を切り欠いて示
す斜視図である。
【図14】本発明に係る地震検出装置およびガスメータ
150の電気回路を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施の一形態であるガスメータ15
0の一部切欠斜視図である。
【図16】ガスメータ150のガス流路および電気ブロ
ックを示す系統図である。
【図17】感震器48の構成を示す断面図である。
【図18】スイッチング素子202の動作を説明するた
めの波形図である。
【図19】処理回路51における感震器48からライン
53を介して、またはパルス作成回路47からライン4
9を介して導出される信号に応答して、地震発生を判別
するための動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1,2 絶対値回路 5,6,9 レベル弁別回路 7 加算回路 8 演算回路 11 演算増幅器 12 レベル弁別回路 13,14 分圧抵抗 18 電気回路 19〜21 デジタルローパスフィルタ 22〜26 D形フリップフロップ 27 ANDゲート 28 発振器 31 ORゲート 33 アップ/ダウンカウンタ 34 弁別レベル 35 地震波 36,37,38 衝撃波 41 出力パルス駆動回路 43 カウント判別手段 44 計数値設定回路 47 パルス作成回路 48 感震器 51 処理回路 52 遮断弁 59 電源 60 電源スイッチ 111 ブロック体 112,113 取付面 202 スイッチング素子 203 保持位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598029944 P.O.Box 27 FIN−01621 V antaa Finland (72)発明者 斉藤 博幸 大阪府大阪市淀川区木川東3丁目4番9号 株式会社センサー技術研究所内 (72)発明者 谷内 忠司 大阪府大阪市淀川区木川東3丁目4番9号 株式会社センサー技術研究所内 (72)発明者 ハンヌ ラーティカイネン フィンランド国 エフアイエヌ−01621 ヴァンタァー ピー.オー.ボックス 27 シー/オー ヴイティアイ ハムリン オイ (72)発明者 海陸 力 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 安井 昌広 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 中村 泰博 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 高木 聡 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向の加速度に対応した一方極性と、
    逆方向の加速度に対応した他方極性とを有する出力を導
    出し、その出力の絶対値が加速度の大きさに対応する加
    速度センサと、 加速度センサの出力の絶対値を演算する絶対値回路と、 絶対値回路の出力に応答し、その絶対値が予め定める弁
    別レベル以上である期間中、持続する出力を導出するレ
    ベル弁別回路と、 レベル弁別回路の出力を、地震波の周波数を含む範囲だ
    け濾波するローパスフィルタと、 ローパスフィルタの出力に応答し、レベル弁別回路の出
    力が、地震波の周波数を含む範囲内にある期間中、アッ
    プカウントまたはダウンカウントのいずれか一方の計数
    を行い、地震波の周波数を含む前記範囲外にある期間
    中、アップカウントまたはダウンカウントのいずれか他
    方の計数を行うアップ/ダウンカウンタ手段と、 アップ/ダウンカウンタ手段の前記一方の計数出力が、
    予め定める基準計数値と比較して、地震波のエネルギが
    大きいとき、地震検出信号を導出するカウント判別手段
    とを含むことを特徴とする地震検出装置。
  2. 【請求項2】 ローパスフィルタは、 複数のD形フリップフロップであって、初段のデータ入
    力端子にレベル弁別回路の出力が与えられ、各段の出力
    Qが隣接する次段のデータ入力端子に与えられるように
    縦続接続されるD形フリップフロップと、 地震波の周波数よりも高い周波数で発振し、各段のD形
    フリップフロップに共通に発振出力を与える発振器と、 各D形フリップフロップの出力Qの論理積を演算するA
    NDゲートとを有し、アップ/ダウンカウンタ手段は、 ANDゲートの出力に応答し、 そのANDゲートの出力が一方論理値である期間中、前
    記一方の計数を行い、ANDゲートの出力が他方論理値
    である期間中、前記他方の計数を行うことを特徴とする
    請求項1記載の地震検出装置。
  3. 【請求項3】 (a)電源と、 (b)電源スイッチであって、 電源と、レベル弁別回路よりも後続の回路の少なくとも
    一部との間に介在され、 レベル弁別回路の出力に応答し、前記絶対値が前記弁別
    レベル以上である期間中、導通し、 前記絶対値が前記弁別レベル未満である残余の期間中、
    遮断する電源スイッチとを含み、 (c)電源は、 加速度センサと絶対値回路とレベル弁別回路とに常時電
    力を供給し、さらに、前記後続の回路の残余の部分に
    も、常時電力を供給する請求項1または2記載の地震検
    出装置。
  4. 【請求項4】 (a)感震器であって、 地震の加速度に応動して、予め定める安定な保持位置か
    らずれて変位する質量体と、 質量体の変位によってオン/オフのスイッチング状態が
    変化するスイッチング素子とを有する感震器と、 (b)入力されるパルスのパルス幅とパルス数とによっ
    て地震の発生を判別する地震判別手段と、 (c)カウント判別手段からの地震検出信号に応答し
    て、地震判別手段が地震の発生を判別するためのパルス
    を作成するパルス作成手段とを含み、 (d)地震判別手段の入力に、感震器とパルス作成手段
    とのいずれかを選択的に接続可能にすることを特徴とす
    る請求項1〜3のうちの1つに記載の地震検出装置。
  5. 【請求項5】 加速度センサは、 振り子が取付け部に弾性片持ち支持されて構成される半
    導体単結晶シリコンを有し、 振り子と、振り子の厚み方向両側で取付け部に固定され
    る電極との間の静電容量に対応したレベルを有する電気
    信号を導出する電気信号出力回路とを有することを特徴
    とする請求項1〜4のうちの1つに記載の地震検出装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096203A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 National Research Institute For Earth Science & Disaster Provention 情報受信装置及びそれを使用する無地震計情報受信装置若しくはそれを用いた情報受信システム

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JP2008096203A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 National Research Institute For Earth Science & Disaster Provention 情報受信装置及びそれを使用する無地震計情報受信装置若しくはそれを用いた情報受信システム

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