JPH11249087A - コンタクトレンズ用液剤 - Google Patents

コンタクトレンズ用液剤

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JPH11249087A
JPH11249087A JP31017598A JP31017598A JPH11249087A JP H11249087 A JPH11249087 A JP H11249087A JP 31017598 A JP31017598 A JP 31017598A JP 31017598 A JP31017598 A JP 31017598A JP H11249087 A JPH11249087 A JP H11249087A
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polyquaterium
solution
bactericidal
present
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Hideto Mizuno
秀人 水野
Keiko Ibaraki
敬子 茨木
Keiko Shinpo
圭子 新保
Takehiko Goshima
毅彦 五島
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TOME KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な消毒効力を有しながらも、眼に対する
毒性が低く、安全に使用することの出来るコンタクトレ
ンズ用液剤を提供すること。 【解決手段】 ポリクワテリウム−6、ポリクワテリウ
ム−7、ポリクワテリウム−16及びポリクワテリウム
−22からなる群より選ばれた少なくとも1種の殺菌成
分と共に、非イオン性等張化剤及び/又はアミノ酸を含
有せしめて、コンタクトレンズ用液剤とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来技術】本発明は、コンタクトレンズ用液剤に係
り、特に、優れた消毒効果を有すると同時に、眼に対す
る安全性をも充分に備えた、コンタクトレンズの洗浄保
存液としても使用するに好適なコンタクトレンズ用液剤
に関するものである。
【0002】
【背景技術】一般に、コンタクトレンズを装用している
と、涙液や眼脂に由来する、蛋白質や脂質等の汚れがコ
ンタクトレンズに付着するようになるところから、その
ような汚れを取り除くための洗浄操作をコンタクトレン
ズに対して実施することが、必要となる。また、コンタ
クトレンズを継続して使用する場合には、コンタクトレ
ンズを目から外して保存している間に、かかるコンタク
トレンズ表面に付着した細菌等の微生物が増殖するおそ
れがあり、それらの微生物によっても、眼に対して感染
症等の悪影響がもたらされることがあるために、コンタ
クトレンズに対しては、その装用前の消毒が必要とされ
ているのであり、特に、ソフトコンタクトレンズの場合
においては、細菌等の感染の危険性が高いために、装用
前の消毒が重要となっている。
【0003】ところで、コンタクトレンズを消毒する方
法としては、従来から、煮沸消毒器を用いた熱消毒法
と、化学消毒剤による化学消毒法が、主として採用され
てきているが、前者の熱消毒法においては、専用の煮沸
器具を用いた、長い処理時間を要する煮沸操作が必要と
されるために、近年においては、後者の化学消毒法が、
注目を受けている。
【0004】そして、そのような化学消毒法において
は、化学消毒効果を有するコンタクトレンズ用液剤が用
いられ、それに、コンタクトレンズが浸漬せしめられ
て、目的とする消毒処理が施されることとなるのである
が、そのようなコンタクトレンズ用液剤には、その特性
として、高い殺菌効果を持つものであることが必要とさ
れることは勿論、その液剤中にコンタクトレンズが長時
間浸漬せしめられるところから、眼に対する毒性の低い
ものであることも、必要とされている。
【0005】しかしながら、かかる化学消毒法に用いら
れる化学消毒剤としては、これまでに、クロルヘキシジ
ン、塩化ベンザルコニウム、チメロサール等が提案され
ている(特開昭52−109953号公報、特開昭62
−153217号公報、特開昭63−59960号公報
等参照)が、それらは、何れも、その消毒効果を充分に
発現させるために、ある程度高濃度で用いられることと
なるために、そのような化学消毒剤が、コンタクトレン
ズ、特にソフトコンタクトレンズには吸着され易く、そ
のために、消毒後のコンタクトレンズを眼に装用した場
合において、障害が発生する恐れがあることが報告され
ている(「日本コンタクトレンズ学会誌」34:267
−276,277−282,1992、35:219−
225,1993、36:57−61,1994、3
7:35−39,154−157,1995)。
【0006】また、一方では、そのような危険を回避す
るために、眼に対する安全性を重視して、化学消毒剤
(殺菌剤)の使用濃度を低く抑えたコンタクトレンズ用
液剤を使用することも考えられるが、そうした場合に
は、当然、殺菌作用が低下することは免れないのであ
り、その結果、充分な消毒効果乃至は殺菌効果が得られ
ず、コンタクトレンズに対する微生物による汚染が懸念
されるのである。
【0007】さらに、ソフトコンタクトレンズに吸着さ
れるという問題を解決するために、殺菌効果のある4級
アンモニウムの高分子を用いる方法の採用も検討されて
きている。この方法は、高分子量にすることで、レンズ
内部への薬剤の侵入を防止することが目的であり、例え
ば、ポリクワテリウム−1を用いた特開平2−5480
4号公報に従う方法や、ポリクワテリウム−6を用いた
米国特許第4361548号明細書、米国特許第444
3429号明細書等に開示の方法がある。しかし、それ
ら何れの方法に用いられている殺菌剤にあっても、そこ
に記載されている処方・組成で用いたのでは、殺菌効果
としては充分なものとは言えず、より効果の高い、なお
且つ、眼に対して安全なコンタクトレンズ用液剤が望ま
れているのである。
【0008】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、充分な消毒効力を有しながらも、眼に対する毒
性が低く、安全に使用することの出来るコンタクトレン
ズ用液剤を提供することにある。
【0009】
【解決手段】そこで、上記の如き課題を解決するため
に、本発明者等は、コンタクトレンズ用液剤において、
消毒成分乃至は殺菌成分として用いるべく、抗菌力乃至
は殺菌効力を有すると考えられる公知の各種のカチオン
ポリマーについて、鋭意研究を重ねた結果、従来よりポ
リクワテリウム(Polyquaternium)なるCTFA(TheC
osmetic Toiletry and Fragrance Association )na
meで称呼されている、頭髪化粧品や皮膚化粧品等の原
料となるカチオンポリマーのある種のものが、眼に対す
る毒性が低く、コンタクトレンズ用液剤の殺菌成分とし
て使用するに充分な安全性を持つものであることを知見
すると共に、そのような所定のカチオンポリマーと非イ
オン性等張化剤及び/又はアミノ酸とを組み合わせて、
それら両者をコンタクトレンズ用液剤中に共存せしめる
ことによって、そのようなカチオンポリマーの抗菌力乃
至は殺菌作用が効果的に増強せしめられ得ることを見出
し、本発明を完成するに至ったのである。
【0010】すなわち、本発明は、上記の如き課題を解
決するために、ポリクワテリウム−6、ポリクワテリウ
ム−7、ポリクワテリウム−16、及びポリクワテリウ
ム−22からなる群より選ばれた少なくとも1種の殺菌
成分と共に、非イオン性等張化剤及び/又はアミノ酸を
含有せしめたことを特徴とするコンタクトレンズ用液剤
を、その要旨とするものである。
【0011】このように、本発明に従うコンタクトレン
ズ用液剤にあっては、ポリクワテリウムの所定のもの
を、消毒乃至は殺菌のための有効成分として、含有する
ことによって、優れた殺菌作用を発揮すると共に、眼に
対する毒性が極めて低いことにより、安全性においても
優れたものとなるのであり、しかも、非イオン性等張化
剤及び/又はアミノ酸の共存によって、かかる所定のポ
リクワテリウムによる殺菌作用が、効果的に増強せしめ
られ、以て低濃度においても優れた殺菌効果を奏するも
のとなるのである。
【0012】なお、かかる本発明に従うコンタクトレン
ズ用液剤の好ましい態様の一つによれば、前記殺菌成分
は、0.00000001〜1.0w/v%の濃度にお
いて含有せしめられ、また、前記非イオン性等張化剤及
び/又はアミノ酸は、0.01〜20w/v%の濃度に
おいて含有せしめられることとなる。
【0013】特に、本発明においては、前記非イオン性
等張化剤として、グリセリン、プロピレングリコール、
及びマンニトールからなる群より選ばれた少なくとも1
種のものが好適に用いられ、また前記アミノ酸として
は、分子量が75〜250である低分子アミノ酸が好適
に用いられ、そしてそれによって、上記特定のポリクワ
テリウムの殺菌作用の増強に、より効果的に寄与せしめ
られることとなる。
【0014】さらに、本発明に従うコンタクトレンズ液
剤にあっては、前記した特定のポリクワテリウム(殺菌
成分)と、非イオン性等張化剤及び/又はアミノ酸と共
に、更に、緩衝剤が、有利に添加、含有せしめられ、そ
れによってポリクワテリウムによる消毒殺菌効果が、よ
り一層充分に発現せしめられるようにされる。なお、そ
のような緩衝剤としては、ホウ酸塩、リン酸塩、クエン
酸塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン緩衝剤
が好適に用いられることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】ところで、本発明に従うコンタク
トレンズ用液剤においては、それに含有せしめられる殺
菌成分として、CTFA名がポリクワテリウム(Polyqu
aternium)であるものの中から、ポリクワテリウム−
6、ポリクワテリウム−7、ポリクワテリウム−16、
及びポリクワテリウム−22のうちの少なくとも1種
が、選択、使用されることとなるのであり、そして、そ
のような特定のポリクワテリウムと非イオン性等張化剤
及び/又はアミノ酸とを共存せしめることによって、相
乗的な殺菌効果が発揮せしめられるのである。
【0016】なお、それらポリクワテリウムの詳細は、
「C・T・F・A International Cosmetic Ingredient
Dictionary 」、第462〜463頁に明らかにされて
いるところであって、例えば、ポリクワテリウム−6
は、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドのホモポ
リマーであることが明らかにされており、また、ポリク
ワテリウム−7は、アクリルアミドとジメチルジアリル
アンモニウムクロライドからなる重合化4級アンモニウ
ム塩であるとされており、更に、ポリクワテリウム−1
6が、メチルビニルイミダゾリウムクロライドとビニル
ピロリドンとから形成された重合化4級アンモニウム塩
であり、更にまた、ポリクワテリウム−22は、ジメチ
ルジアリルアンモニウムクロライドとアクリル酸の共重
合体であることが、示されている。
【0017】そして、本発明にあっては、それら特定の
ポリクワテリウムの中でも、ジメチルジアリルアンモニ
ウムクロライドのホモポリマーであるポリクワテリウム
−6や、その共重合体であるポリクワテリウム−7が、
殺菌効果が高く、しかも安全性に優れている点からし
て、特に有利に用いられることとなる。なお、このポリ
クワテリウム−6は、「マーコート100」(米国:CA
LGON CORPORATION)として市販され、ヘアケア製品やス
キンケア製品の原料として用いられているものが、好適
に利用されることとなる。
【0018】そして、上述の如き特定のポリクワテリウ
ムを殺菌成分として使用する一方、更に非イオン性等張
化剤及び/又はアミノ酸を共存せしめることによって、
そのようなポリクワテリウムの抗菌力が増強され、以
て、かかる殺菌成分の添加量を、従来よりも遙かに低濃
度に抑えても、具体的には0.00000001w/v
%の濃度としても、充分な消毒作用が発揮され得ること
となったのである。このため、本発明にあっては、一般
に、0.00000001w/v%以上、好ましくは
0.0000001w/v%以上、更に好ましくは0.
000001w/v%以上の濃度において、かかる殺菌
成分は用いられ、また、その上限は、一般に、1.0w
/v%以下、好ましくは0.1w/v%以下、更に好ま
しくは0.01w/v%以下とされることとなる。
【0019】また、本発明に従って、上記した殺菌成分
としての特定のポリクワテリウムに組み合わされる非イ
オン性等張化剤としては、従来より公知の各種のものを
使用することが出来る。例えば、グリセリン、プロピレ
ングリコール、マンニトール、ポリエチレングリコール
(平均分子量:100〜400)、グルコース、ジエチ
レングリコール、ソルビトール、キシリトール、シクロ
デキストリン等を挙げることが出来、これらの他にも、
本発明の目的からして安全性の高いものであれば、何れ
のものをも使用することが出来るのであって、それらの
中から、単独で、或いは適宜組み合わせて用いられるこ
ととなるが、その中でも、特に、グリセリン、プロピレ
ングリコール及びマンニトールの中の少なくとも1種
が、好適に用いられるのである。なお、このような非イ
オン性等張化剤は、また、本発明に従うコンタクトレン
ズ用液剤の浸透圧を調節するためにも加えられるもので
あって、そのようなコンタクトレンズ用液剤中で処理さ
れたコンタクトレンズを眼に装用した際、眼に刺激が生
じないように、通常、200〜400mOsm程度の、
実質的に生理的浸透圧に等しい範囲内となるようにされ
るものである。
【0020】さらに、上記の非イオン性等張化剤と同様
に、前記した殺菌成分としての特定のポリクワテリウム
に組み合わされるアミノ酸としては、分子内にカルボキ
シル基とアミノ基とを有する公知の各種の化合物の中か
ら適宜に選択されることとなるが、好ましくは分子量が
75〜250の低分子アミノ酸が有利に用いられ、例え
ばアラニン、α−アミノアジピン酸、α−アミノ酪酸、
α−アミノイソ酪酸、アルギニン、アスパラギン、アス
パラギン酸、イソロイシン、クレアチン、グルタミン、
グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、シスチン、チロ
シン、トリプトファン、バリン、メチオニン、リシン、
ロイシン、オルニチン、フェニルアラニン、プロリン、
ホスホセリン、サルコシン、スレオニン、システイン、
セリン等及びそれらの塩を挙げることが出来、中でも好
ましくはL−グルタミン酸ナトリウム、グリシン、DL
−アラニン、DL−セリン、L−ヒスチジン、L−グル
タミンが用いられる。そして、特に好ましくは、L−グ
ルタミン酸ナトリウム又はグリシンが有利に用いられる
のである。また、かくの如きアミノ酸は、緩衝剤として
の作用をも併せ有していると共に、浸漬処理時における
レンズサイズの変化等の問題も何等惹起するものではな
いところから、本発明においては、有利に用いられるこ
ととなる。
【0021】このような、特定のポリクワテリウムと共
に用いられる、非イオン性等張化剤及び/又はアミノ酸
は、一般に0.01〜20w/v%、好ましくは0.0
5〜10w/v%の濃度において、コンタクトレンズ用
液剤中に含有せしめられることとなる。それら非イオン
性等張化剤及び/又はアミノ酸の含有量が少な過ぎる場
合には、コンタクトレンズ用液剤の浸透圧が低くなり、
また多過ぎる場合にあっては、同液剤の浸透圧を著しく
高める等の問題を惹起する。
【0022】なお、本発明に従うコンタクトレンズ用液
剤のpHは、特定の殺菌成分による消毒殺菌効果を充分
に発現せしめると共に、かかるコンタクトレンズ用液剤
中で処理したコンタクトレンズを眼に装用した際に、眼
に刺激が生じないような範囲であればよく、通常、pH
5〜9、好ましくはpH6〜8の、実質的に中性の範囲
内に調整されることとなる。そのような液剤のpH値
が、5よりも低くなっても、また9より高くなっても、
眼に対して刺激を与えたり、障害を惹起する恐れがある
等の問題が生じる。
【0023】そして、このようなコンタクトレンズ用液
剤のpHを有効に且つ眼に対して安全な範囲に保つため
に、一般に、少なくとも1種の緩衝剤が添加されること
となるが、特に、本発明にあっては、コンタクトレンズ
用液剤中で処理したコンタクトレンズを眼に装用した際
に、眼に刺激が生じないようにすると共に、本発明にて
用いられる特定の殺菌成分による消毒殺菌効果を充分に
発現せしめる上において、緩衝剤が好適に添加、含有せ
しめられるのである。
【0024】ここで、本発明において用いられる緩衝剤
としては、従来から公知の各種のものの中から、適宜に
選択されて、用いられることとなるが、一般に、ホウ酸
塩緩衝剤、リン酸塩緩衝剤、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン緩衝剤(トリス緩衝剤)、クエン酸塩
緩衝剤が好ましく用いられることとなる。なお、このよ
うな緩衝剤のコンタクトレンズ用液剤中の含有量に関し
て、それが、余りにも低い場合には、コンタクトレンズ
用液剤に付与する緩衝作用が不充分となる傾向があると
ころから、0.05w/v%以上、好ましくは0.1w
/v%以上であることが望ましく、また、余りにも多い
場合には、コンタクトレンズ用液剤中で処理した後のコ
ンタクトレンズを眼に装用した際に、障害が生じる恐れ
があるところから、通常、1.2w/v%以下、好まし
くは0.8w/v%以下とすることが望ましい。
【0025】また、本発明に従うコンタクトレンズ用液
剤にあっては、コンタクトレンズに付着した眼脂等の汚
れの除去効果、換言すれば洗浄効果を向上せしめ、また
液剤の粘性を上昇させるために、界面活性剤を更に添加
することも可能である。この界面活性剤としては、生体
への安全性が高く、またコンタクトレンズ素材への影響
がないものであれば、本発明の作用・効果を損なわない
濃度、種類において、公知のカチオン、アニオン、両
性、ノニオンの何れのタイプの界面活性剤をも、用いる
ことが出来る。
【0026】さらに、本発明に従うコンタクトレンズ用
液剤に対する、その他の添加成分として、キレート剤、
増粘剤、蛋白除去剤等も挙げることが出来、それらは、
生体に対して安全であり、且つコンタクトレンズの素材
に対して悪影響を与えないものであれば、従来より公知
の如何なるものをも用いることが出来、それらを、必要
に応じて、本発明の作用・効果を阻害しない量的範囲に
おいて組み合わせて、コンタクトレンズ用液剤中に含有
せしめることも可能である。
【0027】ところで、上述の如き所定のポリクワテリ
ウム(殺菌成分)や非イオン性等張化剤及び/又はアミ
ノ酸等を含有せしめてなる、本発明に従うコンタクトレ
ンズ用液剤を調製するにあたっては、何等特殊な方法を
必要とせず、通常の水溶液を調製する場合と同様に、所
定量の滅菌精製水中に各成分を溶解させることにより、
容易に得ることが出来るものである。また、そのように
して得られるコンタクトレンズ用液剤は、透明であり、
必要に応じて、無菌濾過等を施すことも可能である。
【0028】そして、以上のようにして得られた本発明
に従うコンタクトレンズ用液剤を用いて、コンタクトレ
ンズの手入れを行なうに際しては、具体的には、下記の
ような手法に従って行なわれることとなる。即ち、先
ず、眼から外したコンタクトレンズを、本発明に従うコ
ンタクトレンズ用液剤で満たした保存ケース中に、10
分〜24時間、好ましくは30分〜8時間、特に好まし
くは1〜6時間浸漬することにより、保存消毒を行なう
のである。但し、これは、あくまでも、例示であって、
本発明の液剤を用いたコンタクトレンズの手入れの方法
は、上述の如き手法のみに限定されるものでないこと
が、理解されるべきである。
【0029】そして、上記の一連の操作によって、従来
のように煮沸器具等の特別な器具を用いることなく、コ
ンタクトレンズを効果的に且つ簡便に消毒することが出
来ることとなったのである。また、それと同時に、殺菌
成分である所定のポリクワテリウムが、眼に対して高い
安全性を持つことから、コンタクトレンズを本発明に従
うコンタクトレンズ用液剤に長時間浸漬する場合におい
ても、眼に対する障害を惹起するようなことがなく、安
全性の高いコンタクトレンズの消毒処理が出来るのであ
る。
【0030】なお、本発明に従うコンタクトレンズ用液
剤の対象としているコンタクトレンズとしては、その種
類が何等限定されるものではなく、例えば、低含水、高
含水等の全てに分類されるソフトコンタクトレンズ、及
びハードコンタクトレンズがその対象となり得るもので
あって、コンタクトレンズの材質等が、本発明に従うコ
ンタクトレンズ用液剤の適用に際して、何等問われるこ
とはない。
【0031】
【実施例】以下に、本発明を更に具体的に明らかにする
ために、本発明の幾つかの実施例を示すこととするが、
本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制
約をも受けるものでないことは、言うまでもないところ
である。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更
には上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解さ
れるべきである。なお、下記実施例中の百分率は、何れ
も、w/v%として示されるものである。
【0032】−殺菌効果試験− 供試菌として、セラチア・マルセセンス(S.m.:Serrati
a marcescens ATCC 13880 )またはカンジダ・アルビカ
ンス(C.a.:Candida albicans ATCC 10231)を用い、先
ず、セラチア・マルセセンスについては、ソイビーンカ
ゼイン培地にて30℃×24時間培養したものを、生理
食塩水に懸濁し、108 cfu/mlの供試菌液として
調製する一方、カンジダ・アルビカンスについては、ブ
ドウ糖ペプトン培地にて30℃×24時間培養したもの
を、生理食塩水に懸濁し、108cfu/mlの供試菌
液とした。
【0033】次いで、殺菌効果の評価されるべきコンタ
クトレンズ用液剤について、それを滅菌済の試験管に1
0ml入れ、更にそれに、上記で調製された供試菌液の
所定のものの0.05mlを加えた後、23℃の恒温水
槽中に保管し、そして所定の指定時間後に、その一定量
を取り出し、滅菌済生理食塩水を用いて希釈した後、混
釈平板法により、サンプル1ml中の生菌数を測定し
た。なお、この混釈平板法における培養条件は、セラチ
ア・マルセセンスについては、ソイビーンカゼイン培地
を用いて、30℃×3日間を採用し、カンジダ・アルビ
カンスについては、ブドウ糖ペプトン培地を用いて、3
0℃×5日間を採用した。そして、かかる測定にて得ら
れた生菌数から、前記供試菌液の添加されたコンタクト
レンズ用液剤の指定時間後の生菌数を算出した後、下記
の計算式に従って、対数に換算した菌減少量を求めた。 菌減少量〔対数換算〕=LOG(調製直後の菌懸濁液1
ml中の生菌数)−LOG(処理後の菌懸濁液1ml中
の生菌数)
【0034】実施例 1 本発明に従うコンタクトレンズ用液剤の殺菌効力を調べ
るために、以下の実験を行なった。先ず、下記表1及び
表2の成分組成となるように、それぞれの添加成分を指
定された濃度となるように、滅菌精製水中に溶解せしめ
ることにより、各種のコンタクトレンズ用液剤を調製し
た。なお、ここで殺菌成分として用いられたマーコート
550(米国: CALGON CORPORATION 製)は、アクリル
アミドとジメチルジアリルアンモニウムクロライドとの
コポリマーからなるポリクワテリウム−7であり、ルビ
カットFC370(独国:BASF製)は、メチルビニ
ルイミダゾリウムクロライドとビニルピロリドンのコポ
リマーからなるポリクワテリウム−16であり、SWA
NOL AM−101(日光ケミカルズ株式会社製)
は、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムベタインであり、マーコート
280(米国: CALGON CORPORATION 製)は、ジメチル
ジアリルアンモニウムクロライドとアクリル酸との共重
合体からなるポリクワテリウム−22であり、マーコー
ト100(米国: CALGON CORPORATION製)は、ジメチ
ルジアリルアンモニウムクロライドのホモポリマーから
なるポリクワテリウム−6である。
【0035】次いで、このようにして得られた各種のコ
ンタクトレンズ用液剤について、カンジダ・アルビカン
スに対する、それぞれの殺菌効力を、4時間後の菌減少
量において、先の殺菌効果試験に従って調べ、その結果
を、下記表1及び表2に併せ示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】かかる表1及び表2の結果から明らかなよ
うに、本発明に従うコンタクトレンズ用液剤である、液
剤No.1、3、7及び9のものにあっては、非イオン性
等張化剤としてのグリセリンの添加によって、それを添
加しない場合(液剤No.2、4、8、10)よりも、殺
菌効果が著しく優れていることが、認められるのであ
る。これに対して、殺菌成分の一つであるベタイン系の
ものを用いた液剤No.5及び6にあっては、グリセリン
を添加しても、殺菌効果は何等変化せず、その添加によ
る相乗効果は期待され得ないことが認められるのであ
る。
【0039】実施例 2 本発明に従うコンタクトレンズ用液剤における緩衝剤の
種類の影響を調べるために、次の3種の液剤(No.1
1、12及び13)を、水溶液の形態において調製し
た。 液剤No.11:マーコート100 0.001% ホウ酸 0.5% ホウ砂 0.11% グリセリン 2.0% (pH7.2) 液剤No.12:マーコート100 0.001% リン酸二水素ナトリウム(二水和物) 0.08% リン酸水素二ナトリウム(十二水和物) 0.52% グリセリン 2.0% (pH7.3) 液剤No.13:マーコート100 0.001% トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン 0.3% グリセリン 2.0% HCl 適 量 (pH7.3)
【0040】そして、かかる3種のコンタクトレンズ用
液剤について、それぞれのセラチア・マルセセンス及び
カンジダ・アルビカンスに対する殺菌効力について、殺
菌効果試験を行ない、それぞれの供試菌に対する2時間
後の菌減少量を求めて、その結果を、下記表3に示し
た。
【0041】
【表3】
【0042】かかる表3の結果から明らかなように、ホ
ウ酸塩緩衝剤(液剤No.11)、リン酸塩緩衝剤(液剤
No.12)及びトリス緩衝剤(液剤No.13)の何れの
緩衝剤を用いても、優れた殺菌効果が相乗的に奏されて
いる。
【0043】実施例 3 殺菌成分として、ポリクワテリウム−6(マーコート1
00)を用いる一方、これに組み合わされる非イオン性
等張化剤の種類を代えて、各種のコンタクトレンズ用液
剤(No.14〜19)を水溶液の形態において調製し
た。そして、その得られた各種のコンタクトレンズ用液
剤について、セラチア・マルセセンス及びカンジダ・ア
ルビカンスに対する殺菌効果を、先の効果試験に従っ
て、それぞれの供試菌の2時間後の菌減少量において求
め、その結果を、下記表4に併せ示した。
【0044】
【表4】
【0045】かかる表4の結果から明らかなように、各
種の非イオン性等張化剤を加えてなる本発明に従うコン
タクトレンズ用液剤No.14、15、16及び17は、
何れも、ポリクワテリウム−6(マーコート100)に
よる殺菌効果を増強していることが認められる。
【0046】実施例 4 殺菌成分として、ポリクワテリウム−6(マーコート1
00)を用いる一方、これに組み合わされるアミノ酸の
種類を代えて、また緩衝剤の種類を代えて、各種のコン
タクトレンズ用液剤(No.20〜35)を水溶液の形態
において調製した。そして、その得られた各種のコンタ
クトレンズ用液剤について、セラチア・マルセセンス及
びカンジダ・アルビカンスに対する殺菌効果を、先の効
果試験に従って、それぞれの供試菌の4時間後の菌減少
量において求め、その結果を、下記表5〜表8に併せ示
した。
【0047】
【表5】 *:ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体
【0048】
【表6】 *:ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体
【0049】
【表7】 *:ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体
【0050】
【表8】 *:ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体
【0051】かかる表5〜表8の結果から明らかなよう
に、各種のアミノ酸や、それと共にプロピレングリコー
ル(非イオン性等張化剤)を加えてなる、本発明に従う
コンタクトレンズ用液剤No.20〜32は、何れも、ポ
リクワテリウム−6(マーコート100)による殺菌効
果を増強していることが認められる。また、ポリクワテ
リウム−6(マーコート100)を全く含まない液剤に
は、殺菌効果のないことも確認した。
【0052】実施例 5 市販されているソフトコンタクトレンズ用処理液(市販
品A、B及びC)と、本発明に従うコンタクトレンズ用
液剤との殺菌効果の比較を行なった。なお、本発明液剤
は、ポリクワテリウム−6(マーコート100):0.
001%、ホウ酸:0.5%、ホウ砂:0.11%、グ
リセリン:1.7%を、精製水に溶解せしめてなる、p
H7.2の水溶液から構成されるものである。
【0053】そして、供試菌として、シュードモナス・
アエルギノーサ(P.a.:Pseudomonas aeruginosa ATCC
9027)、スタフィロコッカス・オーレウス(St.a.: Sta
phylococcus aureus ATCC 6538P )、セラチア・マルセ
センス(S.m.: Serratia marcescens ATCC 13880)、カ
ンジダ・アルビカンス(C.a.:Candida albicans ATCC
10231 )及びフザリウム・ソラニ(F.s.:Fusarium sol
ani ATCC 36031)を用い、それら供試菌のうち、P.
a.及びSt.a.については35℃において、また
S.m.については30℃において、ソイビーンカゼイ
ン培地で24時間培養したものを、生理食塩水に懸濁せ
しめ、108 cfu/mlの供試菌液を調製した。ま
た、C.a.は、ブドウ糖ペプトン培地において、30
℃×24時間培養したものを、生理食塩水に懸濁し、1
8 cfu/mlの供試菌液とした。更に、F.s.に
ついては、ブドウ糖ペプトン培地で23℃×10日間培
養したものを、0.05%ポリソルベート80を含む生
理食塩水を用いて、培地の表面より掻き取り、次いで、
菌糸を取り除くため、滅菌済ポリプロピレンウールで濾
過した後、108 cfu/mlの胞子浮遊液とした。
【0054】かくして得られた5種の供試菌液に対する
前記市販品A、B、C及び本発明液剤の殺菌効果につい
て、先の効果試験に従って、4時間後(但し、本発明液
剤については、1時間後及び2時間後の場合も追加され
ている)の菌減少量を求め、その結果を、下記表9及び
表10に示した。
【0055】
【表9】
【0056】
【表10】
【0057】かかる表9及び表10の結果から明らかな
ように、本発明液剤は、市販品A、B及びCと比較し
て、特に、真菌(C.a.、F.s)、S.m.に対し
て、殺菌効果が高く、1時間で充分な効果が確認されて
いる。
【0058】実施例 6 ポリクワテリウム−6(マーコート100)と共に、ア
ミノ酸を含有する、本発明に従うコンタクトレンズ用液
剤について、それの実施例5における3種の供試菌
(P.a.、St.a.、F.s.)に対する殺菌効果
を、実施例5と同様にして調べ、4時間後の菌減少量を
求めた。
【0059】なお、ここで用いたコンタクトレンズ用液
剤は、NaH2 PO4 ・2H2 O:0.08%、Na2
HPO4 ・12H2 O:0.52%、トリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン:0.3%、グリシン:0.5
%、L−グルタミン酸ナトリウム:0.7%、EDTA
・2Na:0.05%、ノニオン界面活性剤(ポリオキ
シエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合
体):0.5%、マーコート100:0.001%を精
製水に溶解せしめて、得られたものである。
【0060】得られた結果を、下記表11に示すが、何
れの供試菌に対しても、本発明に従うコンタクトレンズ
用液剤は、優れた殺菌効果を示すものであった。
【0061】
【表11】
【0062】実施例 7 殺菌成分として用いた、コンタクトレンズ用液剤中のポ
リクワテリウム−6(マーコート100)の低濃度下に
おける殺菌効果を、スタフィロコッカス・オーレウス
(St.a.)を用いて、実施例5と同様にして調べ、
2時間後の菌減少量を求めた。
【0063】なお、コンタクトレンズ用液剤におけるポ
リクワテリウム−6(マーコート100)の濃度は、
0.000005%、0.00001%、0.0000
5%または0.0001%とする一方、ホウ酸:0.5
%、ホウ砂:0.11%、グリセリン:1.7%を含む
水溶液として調製され、そのpHが7.2となるように
調節された。
【0064】得られた結果を、下記表12に示すが、コ
ンタクトレンズ用液剤中のポリクワテリウム−6の濃度
が、0.000005%といった低濃度においても、優
れた殺菌効果を有することが、確認された。
【0065】
【表12】
【0066】実施例 8 本発明に従うコンタクトレンズ用液剤において殺菌成分
として用いられるポリクワテリウム類の代表例として、
ポリクワテリウム−6を用い、その安全性について、コ
ンタクトレンズを用いて調べた。
【0067】(1)レンズへの吸着の有無(寒天重層試
験) 本発明に係るポリクワテリウム−6を0.4%含有する
水溶液、または比較例たる塩化ベンザルコニウム:0.
1%含有水溶液からなる試験溶液の2.0ml中に、市
販のソフトコンタクトレンズ(株式会社メニコン製、メ
ニコンソフトMA及びメニコンソフトS)の各1枚を、
室温下において18時間浸漬した。次いで、この浸漬し
たソフトコンタクトレンズを取り出し、マウス繊維芽細
胞L−929株を用い、この細胞の上にソフトコンタク
トレンズを載せ、かかるレンズの下の細胞が障害を受け
るか、否か、を観察する寒天重層試験によって、細胞毒
性を調べた。そして、ソフトコンタクトレンズに吸着し
た毒性物質の影響がある場合は、細胞の融解またはニュ
ートラルレッドの退色が認められ、この場合を陽性(細
胞毒性有り)とする一方、かかる退色が認められない場
合を陰性(細胞毒性なし)と判定した。なお、ニュート
ラルレッドは、培養細胞に添加される色素で、生細胞に
取り込まれて染まるが、死細胞は、これを排出すること
となる。
【0068】かかる寒天重層試験による細胞毒性試験の
結果、本発明において用いられるポリクワテリウム−6
を用いた試験溶液においては、陰性と判定され、0.4
%の高濃度でも、レンズへの吸着がなく、安全であるこ
とが確認される一方、比較例の塩化ベンザルコニウムを
含有する試験溶液の場合にあっては、陽性と判定され、
その安全性に問題のあることが認められる。
【0069】(2)増殖阻害試験 本発明に従うコンタクトレンズ用液剤の安全性につい
て、以下のようにして、マウス繊維芽細胞:L−929
株を用いた増殖阻害試験により、調べた。
【0070】先ず、マウス繊維芽細胞:L−929株
を、1×105 細胞/mlとなるように希釈した後、9
6ウェル、平底組織培養プレートに100マイクロリッ
ターずつ添加し、37℃のCO2 インキュベータ内で4
時間培養を行なった。そして、細胞が底面に付着してい
ることを確認した後、各試験溶液を10マイクロリッタ
ーずつ添加し、37℃で培養した。3日後、各ウェルの
培地を除去し、洗浄した後、生細胞を蛋白質量として定
量し(Lowry 法)、試験溶液を添加していないウェルの
細胞の蛋白質量に対する割合から阻害率を求めた。な
お、試験溶液としては、下記の〜の成分を含む水溶
液を用いた。 試験溶液:リン酸緩衝液+ポリクワテリウム−6
(0.001%)+グリセリン(1.7%) 試験溶液:リン酸緩衝液+ポリクワテリウム−6
(0.001%)+プロピレングリコール(1.42
%) 試験溶液:ポリクワテリウム−6(0.001%)+
プロピレングリコール(1.42%) 試験溶液:リン酸緩衝液(コントロール)
【0071】かかる増殖阻害試験の結果、それら試験溶
液における増殖阻害率は、何れも、0%となり、細胞の
増殖に対する阻害が全く見られないことから、本発明に
従うコンタクトレンズ用液剤は、安全性が高いものであ
ると考えられるのである。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従うコンタクトレンズ用液剤にあっては、殺菌成分と
して所定のポリクワテリウムが含有せしめられていると
共に、非イオン性等張化剤及び/又はアミノ酸が更に含
有せしめられていることによって、かかる特定のポリク
ワテリウム殺菌成分の抗菌力が効果的に増強せしめら
れ、以て、より少ない殺菌成分の含有量によって、充分
な殺菌効果が発揮せしめられ得、また眼に対する安全性
が高められたコンタクトレンズ用液剤を得ることが出来
るのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新保 圭子 愛知県名古屋市西区枇杷島3丁目12番7号 株式会社トーメー総合研究所内 (72)発明者 五島 毅彦 愛知県名古屋市西区枇杷島3丁目12番7号 株式会社トーメー総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリクワテリウム−6、ポリクワテリウ
    ム−7、ポリクワテリウム−16、及びポリクワテリウ
    ム−22からなる群より選ばれた少なくとも1種の殺菌
    成分と共に、非イオン性等張化剤及び/又はアミノ酸を
    含有せしめたことを特徴とするコンタクトレンズ用液
    剤。
  2. 【請求項2】 前記殺菌成分が、0.00000001
    〜1.0w/v%の濃度において含有せしめられている
    請求項1記載のコンタクトレンズ用液剤。
  3. 【請求項3】 前記非イオン性等張化剤及び/又はアミ
    ノ酸が、0.01〜20w/v%の濃度において含有せ
    しめられている請求項1または請求項2記載のコンタク
    トレンズ用液剤。
  4. 【請求項4】 前記非イオン性等張化剤が、グリセリ
    ン、プロピレングリコール、及びマンニトールからなる
    群より選ばれた少なくとも1種からなる請求項1乃至請
    求項3の何れかに記載のコンタクトレンズ用液剤。
  5. 【請求項5】 前記アミノ酸が、分子量:75〜250
    の低分子アミノ酸である請求項1乃至請求項4の何れか
    に記載のコンタクトレンズ用液剤。
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