JPH11249383A - 帯電手段、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

帯電手段、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JPH11249383A
JPH11249383A JP6219598A JP6219598A JPH11249383A JP H11249383 A JPH11249383 A JP H11249383A JP 6219598 A JP6219598 A JP 6219598A JP 6219598 A JP6219598 A JP 6219598A JP H11249383 A JPH11249383 A JP H11249383A
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JP
Japan
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charging
image
forming apparatus
image carrier
charging roller
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JP6219598A
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Atsutoshi Ando
温敏 安藤
Koichi Suwa
貢一 諏訪
Tadashi Onimura
正 鬼村
Masaru Sunahara
賢 砂原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フッ素樹脂を含む物質を用いた帯電ローラ最
外層の厚みと表面粗さを適正に保つことによって、安定
した画像を得つつ、耐久穴あきを防止する。 【解決手段】 帯電ローラ1を、金属またはプラスチッ
ク製のシャフト状導電性支持体2、カーボンを分散し導
電性を付与したウレタンフォームの弾性層3、水分散性
アクリル樹脂にカーボンを分散し抵抗を調整した抵抗層
4、および水分散性フッ素樹脂からなる保護層5から構
成し、保護層5の厚みを2.5μm以上13μm以下
で、かつ、表面粗さRzを1μm以上8μm以下とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被帯電体としての
電子写真感光体に接触させて帯電を行う帯電手段、該帯
電手段を有する、複写機やプリンタなどの電子写真方式
を用いた画像形成装置、および該画像形成装置に着脱自
在に装着される前記帯電手段を備えたプロセスカートリ
ッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真の帯電手段としてコロナ
帯電器が使用されてきたが、近年になって、これに代わ
り接触帯電装置が実用化されてきている。これは、低オ
ゾン、低電力を目的としており、中でも特に帯電手段と
して導電ローラを用いたローラ帯電方式が、帯電の安定
性という点で好ましく、広く用いられている。
【0003】ローラ帯電方式では、導電性の弾性ローラ
を被帯電体に加圧当接させ、これに電圧を印加すること
によって放電により被帯電体への帯電を行う。具体的に
は、放電開始電圧(被帯電体としてのOPC感光体に対
して帯電ローラを加圧当接させた場合には、約550
V)に、必要とされる感光体表面電位Vdを足したDC
電圧を印加することで帯電を行うDC帯電方式と、環境
・耐久変動等による電位の変動を改善する目的として、
必要とされる感光体表面電位Vdに相当するDC電圧に
放電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を持つAC成分
を重畳した電圧を接触帯電部材に印加することで帯電を
行うAC帯電方式がある。
【0004】しかしこの接触ローラ帯電方式において
も、感光体に接触させるという性格上、感光体に付着し
た微粉トナー、外添剤などにより帯電ローラ表層が汚染
され、特に低温低湿環境において付着物の抵抗上昇によ
る帯電不良が発生し、濃度ムラや白部へのトナーの付着
(カブリ)などが発生する場合があった。
【0005】特に、近年の市場の高画質化の要求によ
り、トナーが小粒径化し微粉トナーの割合も増加し、そ
れに伴い帯電ローラの汚染の度合いも悪化している。ま
た、長寿命化、カラー化などの要求により、帯電ローラ
および感光体を含むプロセスカートリッジの目標耐久寿
命値が延びており(これはカラー化により1枚の出力を
得るための動作時間が長くなるためである)、それによ
り付着物の堆積量が大きくなり、以前の耐久枚数では発
生しなかった画像不良が耐久後半で顕在化してくるよう
になった。
【0006】この帯電ローラの表層汚染に関しては、帯
電ローラの表層離型の改良、特に、帯電ローラ最外層の
材料として、防汚性に優れるフッ素樹脂を含む物質を用
いることにより、画像出力上問題のないレベルまで改善
することが可能であることが分かっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電ロ
ーラ最外層にフッ素樹脂を含む物質を用いた場合、カー
ボンや酸化金属等の導電材を均一に分散させることが難
しく、抵抗ムラによる部分的な帯電不良を生じないため
には、最外層を極力薄く形成することが好ましい。しか
し、逆に最外層を極端に薄く形成してしまうと、耐久が
進むにつれて、帯電ローラ表面にトナーが付着し、最外
層に食い込み、穴状になってしまう現象(以下「耐久穴
あき」という)が発生することが分かっている。
【0008】この耐久穴あきの原因については、以下の
二つのメカニズムが考えられる。
【0009】1.帯電ローラ最外層の厚みが不十分であ
る場合、帯電ローラ最外層の強度が足りず、クリーニン
グ装置からすり抜けてきたトナーが、帯電ローラ表面に
付着した際に、感光ドラムと帯電ローラの圧接力で帯電
ローラに埋め込まれ、穴状になってしまう。
【0010】2.クリーニング装置からすり抜けてきた
トナーが帯電ローラに付着したとき、帯電ローラと感光
ドラムの圧接で、帯電ローラにトナーが埋め込まれる力
が働くが、このとき帯電ローラの表面粗さが小さい場
合、トナーの逃げ場がないため、帯電ローラ表面にトナ
ーが食い込んでしまう。
【0011】上記の原因に対しては、帯電ローラの最外
層の厚みを厚く、また、表面粗さを粗くすることによ
り、耐久穴あきを解消することは可能であるが、帯電ロ
ーラ最外層の厚みを厚くした場合、上述のように帯電ロ
ーラ最外層に抵抗ムラが生じやすくなり、部分的な帯電
不良が生じてしまう。また、帯電ローラ表面粗さを大き
くした場合、帯電ローラがトナーで汚れやすくなるた
め、帯電ローラ汚染による画像不良が発生しやすくなっ
てしまう。
【0012】従って、本発明の目的は、フッ素樹脂を含
む物質を用いた最外層の厚みと表面粗さを適正に保持す
ることによって、安定した画像を得つつ、耐久穴あきを
防止できる帯電手段、該帯電手段を備えたプロセスカー
トリッジおよび画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
帯電部材、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に
て達成される。要約すれば、本発明は、像担持体に接触
し、電圧を印加することにより前記像担持体の表面を一
定電位に帯電処理する帯電手段において、少なくも基材
と表面層との二層を有し、前記表面層は少なくともフッ
素樹脂を含む物質から構成され、その厚みが2.5μm
以上13μm以下で、かつ、表面粗さRzが1μm以上
8μm以下であることを特徴とする帯電手段が提供され
る。
【0014】本発明による他の態様によれば、像担持体
に接触し、電圧を印加することにより前記像担持体の表
面を一定電位に帯電処理する帯電手段において、少なく
も基材と表面層との二層を有し、前記表面層は少なくと
も水系フッ素樹脂を含む物質から構成され、その厚みが
2.5μm以上13μm以下で、かつ、表面粗さRzが
1μm以上8μm以下であることを特徴とする帯電手段
が提供される。
【0015】また、本発明による他の態様によれば、少
なくとも、像担持体と、前記像担持体に接触し、電圧を
印加することにより前記像担持体表面を一定電位に帯電
処理する帯電手段と、現像剤を収容した現像手段とを有
し、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカー
トリッジにおいて、前記帯電手段は、少なくも基材と表
面層との二層を有し、前記表面層は少なくともフッ素樹
脂を含む物質から構成され、その厚みが2.5μm以上
13μm以下で、かつ、表面粗さRzが1μm以上8μ
m以下であることを特徴とするプロセスカートリッジが
提供される。
【0016】本発明による他の態様によれば、少なくと
も、像担持体と、前記像担持体に接触し、電圧を印加す
ることにより前記像担持体表面を一定電位に帯電処理す
る帯電手段と、現像剤を収容した現像手段とを有し、画
像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッ
ジにおいて、前記帯電手段は、少なくも基材と表面層と
の二層を有し、前記表面層は、少なくとも水系フッ素樹
脂を含む物質から構成され、その厚みが2.5μm以上
13μm以下で、かつ、表面粗さRzが1μm以上8μ
m以下であることを特徴とするプロセスカートリッジが
提供される。
【0017】また、本発明による他の態様によれば、少
なくとも、像担持体と、前記像担持体に接触し、電圧を
印加することにより前記像担持体表面を一定電位に帯電
処理する帯電手段と、現像剤を収容した現像手段とを有
する画像形成装置において、前記帯電手段は、少なくも
基材と表面層との二層を有し、前記表面層は少なくとも
フッ素樹脂を含む物質から構成され、その厚みが2.5
μm以上13μm以下で、かつ、表面粗さRzが1μm
以上8μm以下であることを特徴とする画像形成装置が
提供される。
【0018】さらに、本発明による他の態様によれば、
少なくとも、像担持体と、前記像担持体に接触し、電圧
を印加することにより前記像担持体の表面を一定電位に
帯電処理する帯電手段と、現像剤を収容した現像手段と
を有する画像形成装置において、前記帯電手段は、少な
くも基材と表面層との二層を有し、前記表面層は少なく
とも水系フッ素樹脂を含む物質から構成され、その厚み
が2.5μm以上13μm以下で、かつ、表面粗さRz
が1μm以上8μm以下であることを特徴とする画像形
成装置が提供される。
【0019】上記発明において、前記帯電手段はその形
状がローラ状であることが好ましい。前記現像剤の体積
平均粒子径は6μm以下であることが好ましい。少なく
とも、前記像担持体と前記帯電手段とをプロセスカート
リッジとして一体的に画像形成装置本体に着脱自在と
し、かつ、複数の前記現像手段をそれぞれプロセスカー
トリッジとして画像形成装置本体に着脱自在としたこと
が好ましい。 〔発明の詳細な説明〕
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る帯電手段、プ
ロセスカートリッジおよび画像形成装置を図面に則して
更に詳しく説明する。
【0021】実施例1 本発明の第1実施例について図1および図2により説明
する。
【0022】まず、図2を参照して本発明が適用される
電子写真方式の画像形成装置について説明する。同図に
おいて、画像形成装置は、像担持体たる感光ドラム6、
感光ドラム6を一様に帯電するための帯電手段たる帯電
ローラ1、帯電した感光ドラム6に静電潜像を形成する
ための露光装置8、静電潜像をトナー像として顕像化す
るための現像装置9、感光ドラム6上のトナー像を紙な
どの転写材10に転写するための転写装置11、転写材
10に転写されたトナー像を定着するための定着装置1
2、そして、転写材10にトナー像を転写後に、感光ド
ラム6上に若干残ったトナーを掻き取り、次回の画像形
成に供するためのクリーニング装置13を備えている。
【0023】感光ドラム6は、直径30mmのアルミニ
ウムシリンダ上に下引層、該下引層上に電荷発生層、該
電荷発生層上に樹脂としてビスフェノールZ型ポリカー
ボネート樹脂を用いた電荷輸送層を有する有機感光体を
有する。
【0024】また、帯電ローラ1は、その長手方向両端
において、不図示の帯電ローラ端子およびバネによって
感光ドラム6に対し、片側700g重(合計1400g
重)の力で押圧されている。
【0025】また、本画像形成装置においては、トナー
として、磁性一成分トナーで粒径が5.8μmのものを
使用している。
【0026】上記構成の画像形成装置において、図示矢
印方向に回転する感光ドラム6は帯電ローラ1によりそ
の表面を一様に帯電され、露光装置8により画像情報に
対応した静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置
9によりトナー像として可視像化される。トナー像は転
写部に給紙された転写材10に転写装置11により転写
され、定着装置12において転写材10に定着される。
定着を終えた転写材10は機外に排出される。一方、転
写後の感光ドラム6はクリーニング装置13によって残
トナーなどが除去され、次回の画像形成に供される。
【0027】つぎに、本実施例の帯電手段たる帯電ロー
ラ1について、図1により説明する。
【0028】本実施例の帯電ローラ1は、図1に示すよ
うに、給電電極を兼ねた金属あるいはプラスチック製で
シャフト状の導電性支持体2を有し、その上に弾性層3
が設けられている。本実施例においては、カーボンを分
散し、導電性を付与したウレタンフォームを用いてい
る。
【0029】弾性層3上の抵抗層4は、帯電ローラ1に
適正な抵抗を付与するために設けられる層であり、抵抗
層4の材料としては、水分散性アクリル樹脂にカーボン
を分散し、抵抗を調整した塗料を用い、ディッピング法
にて厚さ200μmに形成している。
【0030】抵抗層4上の保護層5は、主に、帯電ロー
ラ1の表面性を確保するため、また、抵抗層4の材料が
にじみ出し、感光体表面を汚染することを防止するため
に設けられる層である。
【0031】保護層5としては、カーボンを分散したテ
トラフルオロエチレンからなる水分散系フッ素樹脂に増
粘剤を加えたものを用い、ディッピング法にて厚さ3.
5μmに形成している。
【0032】上記のように、保護層5にフッ素樹脂を含
んだ物質を用いることにより、帯電ローラ1表面の離型
性を向上し、トナーによる帯電ローラ1の汚染を効果的
に防止することができる。
【0033】また、特に、水系フッ素樹脂を使用するこ
と、すなわち、水系の材料を使用することによれば、有
機溶剤を用いることが原因のフォームの膨張による帯電
ローラ1の表面性劣化を防止するとともに、有害な有機
溶剤を管理するためのコストが不要であること、環境汚
染もないことといった付随的な利点がある。
【0034】この帯電ローラの表面粗さは、JIS10
点平均粗さRzスケールで1.0μmであった。
【0035】この画像形成装置を用いて、温度15℃、
相対湿度10%の環境で連続10000枚の画像出しを
行ったところ、文字画像、ハーフトーン画像上特に異常
は認められなかった。
【0036】また、耐久試験終了後に、帯電ローラ1を
取り外し、トナーをふき取って帯電ローラ1表面を観察
したところ、いくつかの直径0.1mm程度の穴様の欠
陥(以下、単に「穴」という)が見られたものの、画像
には特に影響がなかった。
【0037】以下、本実施例との比較例について説明す
る。
【0038】比較例1第1比較例では、第1実施例にお
いて、保護層5の材料中の増粘剤量を減少させることに
より、ディッピング時の保護層5の材料の粘度を下げた
材料を使用した。この帯電ローラ1は、導電性支持体
2、弾性層3、抵抗層4までは第1実施例と同様である
が、保護層5の厚みが2μmであることが異なる。
【0039】この帯電ローラ1の表面粗さは、第1実施
例の帯電ローラ1と同様、JIS10点平均粗さスケー
ルで1.0μmであった。
【0040】このローラに関しては、第1実施例と同様
に、温度15℃、相対湿度10%の環境において連続1
0000枚の通紙を行ったところ、初期画像に関しては
特に異常がなく、通紙後も帯電ローラ表面全体のトナー
による汚染は発生しなかったが、7000枚程度で、画
像上に帯電ローラ周期の黒ポチが多数観察された。ま
た、画像出し後に帯電ローラ1表面を観察したところ、
多数の、直径0.1〜0.2mm程度の「穴」が観察さ
れた。黒ポチの発生原因は、「穴」部では帯電ローラ1
の帯電能力が著しく損なわれ、帯電が不十分であったた
めである。
【0041】比較例2 第2比較例では、第1実施例において、保護層5の材料
中の増粘剤量を増加させることにより、ディッピング時
の保護層5の材料の粘度を上げた材料を使用した。この
帯電ローラ1は、導電性支持体2、弾性層3、抵抗層4
までは第1実施例と同様であるが、保護層5の厚みが1
4μmであることが異なる。
【0042】この帯電ローラ1の表面粗さは、第1実施
例の帯電ローラ1と同様、JIS10点平均粗さRzス
ケールで1.0μmであった。
【0043】この帯電ローラを、第1実施例と同様の電
子写真方式を用いた画像形成装置に適用して、温度15
℃、相対湿度10%の環境で画像出ししたところ、初期
よりハーフトーン上にモヤのような画像が見られた。こ
れは、帯電ローラ1の保護層5の厚みが厚くなりすぎた
ため、帯電ローラ1の抵抗が上がり、さらに、帯電ロー
ラ1の表面抵抗のムラが目立ちやすくなって、部分的な
帯電ムラを起こしているためである。
【0044】さらに通紙を続け、10000枚まで連続
画像出しを行ったが、初期のモヤの他は不具合は発生し
なかった。
【0045】比較例3 第3比較例では、第1実施例において、保護層5の材料
に分散させるカーボンの導電率が特に低いものを選択す
ることによって、保護層5の表面粗さをさらに小さくし
た帯電ローラ1を試みた。カーボンは、導電率が低いも
のを大量に材料中に分散させることによって、完成した
帯電ローラ1の表面粗さが小さくなることがわかってい
る。
【0046】本比較例では、第1実施例の帯電ローラ1
に比較して、保護層5のカーボンの導電率が半分程度の
ものを使用した。
【0047】また、本比較例の帯電ローラ1は、導電性
支持体2、弾性層3、抵抗層4までは第1実施例と同様
であるが、保護層5の表面粗さが、JIS10点粗さR
zスケールで0.4μmであることが異なる。
【0048】この帯電ローラ1に関して、第1実施例と
同様に、連続10000枚の画像出しを行ったところ、
7000枚程度で、画像上に帯電ローラ周期の黒ポチが
発生した。画像出し後に帯電ローラ表面を観察したとこ
ろ、帯電ローラ1表面に、画像上の黒ポチに対応する場
所に多数の、直径0.1〜0.2mm程度の「穴」が観
察された。
【0049】これは、帯電ローラ1の表面粗さが小さす
ぎるため、トナーが帯電ローラ1表面に付着した際に、
帯電ローラ1と感光ドラム6の間にトナー粒子が入った
場合、トナーの逃げ場がなく、トナーが帯電ローラ1表
面に押しつけられる力が大きくなるため、耐久穴あきに
不利な状態になるためである。
【0050】比較例4 第4比較例では、第1実施例において、保護層5の材料
に分散させる導電剤として、カーボンの代わりに酸化錫
を用いた。酸化錫は、粒径3〜4μm程度に調整されて
いる。
【0051】この帯電ローラ1は、導電性支持体2、弾
性層3、抵抗層4までは第1実施例と同様であるが、保
護層5の表面粗さが、JIS10点平均粗さRzスケー
ルで8.0μmであった。
【0052】この帯電ローラ1を、第1実施例と同様の
電子写真方式を用いた画像形成装置に適用して、温度1
5℃、相対湿度10%の環境で連続10000枚画像出
ししたところ、初期画像は特に異常はなかったものの、
5000枚程度の通紙耐久を行った時点で、ハーフトー
ン上にモヤ状の画像が発生した。
【0053】これは、帯電ローラ1の表面粗さが大きい
ために、トナーが付着しやすく、帯電ローラ1表面がト
ナーで汚染されたため、帯電ローラ1表面の抵抗値が部
分的に変化し、帯電ムラとなって現れたためである。た
だし、10000枚の通紙後も、モヤの程度は軽微であ
り、実用的な画像上では問題ない程度であった。
【0054】また、画像出し後に帯電ローラ表面を観察
したが、「穴」は発生していなかった。
【0055】比較例5 第5比較例では、第4比較例の帯電ローラ1の保護層5
の材料に、さらに表面粗さを増すためのウレタン粒子を
加えたものを用いた。ウレタン粒子は粒径5〜6μm程
度に調整されている。
【0056】この帯電ローラ1は、導電性支持体2、弾
性層3、抵抗層4までは第1実施例と同様であるが、保
護層5の表面粗さが、JIS10点平均粗さRzで1
0.0μmであることが異なる。
【0057】この帯電ローラ1を、第1実施例と同様の
電子写真方式を用いた画像形成装置に適用して、温度1
5℃、相対湿度10%の環境で画像出ししたところ、初
期画像は特に異常はなかったものの、1000枚程度の
通紙耐久を行った際に、ハーフトーン上にモヤ状の画像
が発生した。
【0058】これは、帯電ローラ1の表面粗さが大きい
ために、トナーが付着しやすく、帯電ローラ表面がトナ
ーで汚染されたため、帯電ローラ1表面の抵抗値が部分
的に変化し、帯電ムラとなって現れたためである。
【0059】また、さらに画像出しを続けたところ、5
000枚程度の通紙で、ハーフトーン上のモヤは斑状画
像となり、使用に耐えないレベルとなってしまった。
【0060】連続10000枚の画像出しが終了した時
点で帯電ローラ表面を観察したところ、「穴」は発生し
ていなかった。
【0061】上記の結果をまとめると下記の表1のとお
りである。
【0062】
【表1】
【0063】この表1から、帯電ローラ1の耐久穴あき
と、トナーによる汚染、および、帯電ローラ1保護層5
の膜厚大による帯電ムラをすべて満足する条件は、 保護層膜厚:3.5〜13μm 保護層表面粗さ:Rz1μm〜8μm であることがわかる。
【0064】実施例2 つぎに本発明の第2実施例について、図3により説明す
る。
【0065】本実施例におけるプロセスカートリッジ1
00は、感光ドラム6、感光ドラム6に一様に帯電する
ための帯電装置1、静電潜像にトナー像を形成するため
の現像装置9、転写材10にトナー像を転写した後に感
光ドラム6上に残った残トナーを掻き取り、次回の画像
形成に供するためのクリーニング装置13を、一体のハ
ウジングに組み込み、画像形成装置に着脱自在な構成と
したものである。
【0066】また、本実施例におけるトナーは、第1実
施例と同様、磁性一成分トナーで粒径が5.8μmのも
のを使用している。
【0067】このプロセスカートリッジ100に、第1
実施例と同様の構成の帯電ローラ1を装着した。
【0068】本実施例においては、プロセスカートリッ
ジ100を画像形成装置に装着し、第1実施例と同様
に、気温15℃、相対湿度10%の環境中で連続100
00枚の画像出しを行った。
【0069】画像においては特に問題は発生しなかっ
た。また、画像出し後に帯電ローラ表面を観察したとこ
ろ、直径0.1mm程度の「穴」が数カ所見つかった
が、軽微であり、実使用上問題のないレベルであった。
【0070】比較例6 第6比較例として、第2実施例のプロセスカートリッジ
に、第1比較例と同様の帯電ローラ1を装着し、第2実
施例と同様に、気温15℃、相対湿度10%の環境で連
続10000枚の画像出しを行ったところ、5000枚
の通紙を行った時点で、画像上に、帯電ローラ周期の直
径0.1〜0.2mm程度の黒ポチが発生した。帯電ロ
ーラ1上を観察すると、黒ポチに対応する箇所が「穴」
になっていた。
【0071】比較例7 第7比較例として、プロセスカートリッジに、第3比較
例と同様の帯電ローラ1を装着し、第2実施例と同様
に、気温15℃、相対湿度10%の環境で画像出しを行
ったところ、5000枚通紙の時点で、画像上に直径
0.1〜0.2mm程度の黒ポチが発生した。帯電ロー
ラ上を観察すると、黒ポチに対応する箇所が「穴」にな
っていた。
【0072】実施例3 つぎに、本発明の第3実施例について図4により説明す
る。
【0073】本実施例においては、画像形成装置とし
て、図4に示すごとく電子写真方式のフルカラー画像形
成装置を使用することを特徴とする。
【0074】本実施例の画像形成装置は、イエローY、
マゼンタM、シアンC、黒Kの4色に分解した画像デー
タにより順次各色をトナー像形成し、それらを中間転写
体上に重ね合わせて紙などの転写材に一括転写しフルカ
ラー画像を得るものである。
【0075】図4において、第1の像担持体である感光
ドラム6は、所定の周速度(80mm/s)で矢印A方
向に回転駆動され、その表面が帯電手段である帯電ロー
ラ1により一様に(約−600Vに)帯電される。
【0076】つぎに第1色目(Y)の画像データに応じ
てON/OFF制御された露光手段8による走査が施さ
れ、第1色目の静電潜像が形成される(露光部電位は約
−100V)。
【0077】この第1色目の静電潜像は、第1色目のY
トナー(極性−)を内包した第1の現像手段104aに
より現像、可視化される。この可視化された第1のトナ
ー像は感光ドラム6上に所定の押圧力をもって圧接さ
れ、感光ドラム6の周速度と略等速度(80mm/s)
をもって矢印Bの方向に回転駆動される第2の像担持体
としての中間転写体(アルミ製シリンダー上にNBRゴ
ム等からなる導電弾性層の表面にカーボン、フッ素樹脂
等を分散したウレタン樹脂からなる離型性を有する表層
を形成し、外径を153mmとしたもの)105とのニ
ップ部において、中間転写体105表面に転写(一次転
写)される。
【0078】この際、中間転写体105に対しては、ト
ナーの帯電極性(−)とは逆極性で、予め一意的に設定
された電圧VItr(+100V)が印加される。
【0079】一次転写の際に転写されずに感光ドラム6
上に残ったトナーは、感光ドラム6に圧接されたクリー
ニング手段であるクリーニングブレード15により掻き
取られ、廃トナー容器109に回収される。
【0080】そして、上記工程を残りの3色(M、C、
K)についても同様に繰り返し、その都度、第2の現像
手段104b、第3の現像手段104c、第4の現像手
段104dにおのおの内包された色の異なる現像剤によ
るトナー像を中間転写体105表面に順次静電転写、積
層することによりカラー画像が形成される。
【0081】このカラー画像は、中間転写体105と、
これに所定のタイミングで圧接され、中間転写体105
の周速度と略等速度をもって回転される接離可能な転写
装置11とのニップ部において、給紙部120から搬送
されてくる転写材10表面に一括転写(二次転写)され
る。
【0082】この際、転写装置11に対しては、トナー
の帯電極性とは逆極性で、予め一意的に設定された電圧
Vtr(+1000V)が印加される。
【0083】その後この転写材10は定着手段12に搬
送され4色のトナー像は永久定着され、排紙部から機外
に排出され、所望のプリント画像が得られる。
【0084】また、二次転写の際に転写されずに中間転
写体105上に残ったトナーは、トナー電荷制御部材1
20により、帯電極性を制御された後、中間転写体10
5と感光ドラム6との電位差により感光ドラム6側に戻
され、感光ドラム6上に配設されたクリーニングブレー
ド15により掻き取られ、廃トナー容器109に回収さ
れる。
【0085】上記感光ドラム6および帯電ローラ1、ク
リーニングブレード15、廃トナー容器109は一つの
プロセスカートリッジ(感光ドラムカートリッジ)とし
て、画像形成装置に対して着脱自在に構成されている。
【0086】また、イエローY、マゼンタM、シアンC
の各現像手段104a、104b、104cはそれぞれ
一つのプロセスカートリッジ(現像カートリッジ)とし
て、回転支持体たる現像ロータリー111に着脱可能に
支持され、その消耗度合いにより別々に交換可能となっ
ている。
【0087】なお、黒K用現像手段104dは、固定式
とされ、かつ上記現像手段と同様にプロセスカートリッ
ジ(現像カートリッジ)として装置本体に対して交換可
能に装着されている。
【0088】上記帯電ローラ1は、第1実施例と同様に
構成され、不図示の軸受および加圧バネにより加圧さ
れ、感光ドラム6に圧接接触し、感光ドラム6の回転に
伴い従動回転する。
【0089】本実施例の画像形成装置においても、第2
実施例と同様に、気温15℃、相対湿度10%環境にて
画像出しを行ったところ、3000枚のフルカラー画像
形成(モノクロ画像形成装置での12000枚通紙相
当)を行っても、画像上特に異常は発生しなかった。
【0090】また、画像出し後に帯電ローラ表面を観察
すると、数カ所の「穴」が観察されたが、特に問題とな
るレベルではなかった。
【0091】なお、上記実施例では、本発明の帯電部材
として帯電ローラを例にとり説明したが、これに限られ
るものではなく、ブレード状など、その他の各種形状の
ものも適用可能であり、本発明の帯電手段は接触帯電手
段であれば、特にその形状を限定しない。
【0092】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、帯電手段が、少なくも基材と表面層との二層
を有し、前記表面層が、少なくともフッ素樹脂または水
系フッ素樹脂を含む物質から構成され、その厚みが2.
5μm以上13μm以下で、かつ、表面粗さRzが1μ
m以上8μm以下であることにより、前記帯電手段の最
外層の厚みを適正に保持でき、抵抗ムラがなく、またト
ナー汚れがなく、したがって安定した画像を得つつ、耐
久穴あきを防止することができる帯電手段、該帯電手段
を備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯電部材の断面図である。
【図2】第1実施例の画像形成装置を示す構成図であ
る。
【図3】第2実施例におけるプロセスカートリッジを示
す構成図である。
【図4】第3実施例のフルカラー画像形成装置を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 帯電ローラ(帯電手段) 2 導電性支持体(基材) 3 弾性層 4 抵抗層 5 保護層(表面層) 6 感光ドラム(像担持体) 9 現像装置(現像手段) 104a、104b、104c、104d 現像装置 100、110 プロセス
カートリッジ
フロントページの続き (72)発明者 砂原 賢 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に接触し、電圧を印加すること
    により前記像担持体の表面を一定電位に帯電処理する帯
    電手段において、 少なくも基材と表面層との二層を有し、前記表面層は少
    なくともフッ素樹脂を含む物質から構成され、その厚み
    が2.5μm以上13μm以下で、かつ、表面粗さRz
    が1μm以上8μm以下であることを特徴とする帯電手
    段。
  2. 【請求項2】 像担持体に接触し、電圧を印加すること
    により像担持体表面を一定電位に帯電処理する帯電手段
    において、 少なくも基材と表面層との二層を有し、前記表面層は少
    なくとも水系フッ素樹脂を含む物質から構成され、その
    厚みが2.5μm以上13μm以下で、かつ、表面粗さ
    Rzが1μm以上8μm以下であることを特徴とする帯
    電手段。
  3. 【請求項3】 形状がローラ状である事を特徴とする請
    求項1または2の帯電手段。
  4. 【請求項4】 少なくとも、像担持体と、前記像担持体
    に接触し、電圧を印加することにより前記像担持体表面
    を一定電位に帯電処理する帯電手段と、現像剤を収容し
    た現像手段とを有し、画像形成装置に着脱自在に装着さ
    れるプロセスカートリッジにおいて、 前記帯電手段は、少なくも基材と表面層との二層を有
    し、前記表面層は少なくともフッ素樹脂を含む物質から
    構成され、その厚みが2.5μm以上13μm以下で、
    かつ、表面粗さRzが1μm以上8μm以下であること
    を特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 少なくとも、像担持体と、前記像担持体
    に接触し、電圧を印加することにより前記像担持体表面
    を一定電位に帯電処理する帯電手段と、現像剤を収容し
    た現像手段とを有し、画像形成装置に着脱自在に装着さ
    れるプロセスカートリッジにおいて、 前記帯電手段は、少なくも基材と表面層との二層を有
    し、前記表面層は少なくとも水系フッ素樹脂を含む物質
    から構成され、その厚みが2.5μm以上13μm以下
    で、かつ、表面粗さRzが1μm以上8μm以下である
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記帯電手段はその形状がローラ状であ
    ることを特徴とする請求項4または5のプロセスカート
    リッジ。
  7. 【請求項7】 前記現像剤の体積平均粒子径は6μm以
    下であることを特徴とする請求項4、5、または6のプ
    ロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 少なくとも、像担持体と、前記像担持体
    に接触し、電圧を印加することにより前記像担持体の表
    面を一定電位に帯電処理する帯電手段と、現像剤を収容
    した現像手段とを有する画像形成装置において、 前記帯電手段は、少なくも基材と表面層との二層を有
    し、前記表面層は少なくともフッ素樹脂を含む物質から
    構成され、その厚みが2.5μm以上13μm以下で、
    かつ、表面粗さRzが1μm以上8μm以下であること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも、像担持体と、前記像担持体
    に接触し、電圧を印加することにより前記像担持体表面
    を一定電位に帯電処理する帯電手段と、現像剤を収容し
    た現像手段とを有する画像形成装置において、 前記帯電手段は、少なくも基材と表面層との二層を有
    し、前記表面層は少なくとも水系フッ素樹脂を含む物質
    から構成され、その厚みが2.5μm以上13μm以下
    で、かつ、表面粗さRzが1μm以上8μm以下である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記帯電手段はその形状がローラ状で
    あることを特徴とする請求項8または9の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記現像剤の体積平均粒子径は6μm
    以下であることを特徴とする請求項8、9、または10
    の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも、前記像担持体と前記帯電
    手段とをプロセスカートリッジとして一体的に画像形成
    装置本体に着脱自在とし、かつ、複数の前記現像手段を
    それぞれプロセスカートリッジとして画像形成装置本体
    に着脱自在としたことを特徴とする請求項8〜11のい
    ずれかの項の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003091164A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Canon Inc 画像形成装置
KR100624498B1 (ko) * 2001-02-02 2006-09-18 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 대전 장치 및 이를 사용한 화상 형성 장치
CN100367121C (zh) * 2003-04-07 2008-02-06 佳能化成株式会社 带电辊、处理盒以及电子照相装置
JP2008203571A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Bridgestone Corp 帯電ローラ

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