JPH11249677A - 音声合成装置の韻律制御方法 - Google Patents
音声合成装置の韻律制御方法Info
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- JPH11249677A JPH11249677A JP10049161A JP4916198A JPH11249677A JP H11249677 A JPH11249677 A JP H11249677A JP 10049161 A JP10049161 A JP 10049161A JP 4916198 A JP4916198 A JP 4916198A JP H11249677 A JPH11249677 A JP H11249677A
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Abstract
ータを個別に扱っていたために自然性の高い音声を合成
することが困難であった。 【解決手段】 文発声音声を音声コーパスメモリに記憶
し、入力テキストに近い韻律を持つテキストを検索し、
その韻律パラメータを変形することで、入力テキストに
対する韻律パラメータを計算する。 【効果】 複数の韻律パラメータを連係したデータとし
て取り扱うことができるようになり、抑揚やリズムが自
然で肉声に近い合成音を生成することができる。
Description
を合成するテキスト音声合成技術に関し、特に、文の抑
揚や時間長を制御する韻律制御方法に関する。
トに対して言語処理を行い、中間的な発音記号列を生成
した後、発音記号から基本周波数パタンや音素継続時間
長などの韻律パラメータと、同時に発音記号から各音素
の声道パラメータを求め、これらのパラメータから音声
を合成する方法が一般的である。例えば、文献「音声合
成技術:広瀬啓吉(音声処理技術とその応用、情報処
理、pp.984−991、1997年11月)」には
この方式を利用した音声合成装置が記載されている。
タは音声の抑揚やリズム、なめらかさといった全体にか
かわる自然性としての特徴を決め、声道パラメータは単
語や文を構成する個々の音節の明瞭性としての特徴を決
定する。
のパラメータ生成方法の代表的なものとして「重畳型モ
デル」が挙げられる。この基本周波数パラメータの生成
モデルは、句などに対応して基本周波数が緩やかに下降
するフレーズ成分に、文節単位のアクセント型に対応す
る基本周波数の上昇・下降であるアクセント成分を重畳
するものである。重畳型モデルは、人間の発声機構を模
擬したモデルであるため、直感的に理解しやすく、現実
の音声現象とも良く合致しているが、モデルの性能を発
揮するためには高度な言語処理が必要であるという問題
があった。
時間長は、音節(音素)が置かれるコンテキストをはじ
めとする種々の要因によって変化する。継続時間長に影
響を与える要因として、調音上の制約、タイミング、単
語の重要度、発話区分境界の明示、発話区分内のテン
ポ、全体のテンポ、構文意味内容等の言語的制約があ
る。継続時間長制御においては、実際に観測される継続
時間長データに対して、上に挙げた要因に関する影響度
を統計的に分析し、その結果得られる規則を利用する方
法が一般的である。そのため、多様なコンテキストにお
ける継続時間長モデルを構築しようとすると大規模なデ
ータベースが必要となるという問題がある。
関するパラメータなど各種制御モデルが考案されている
が、いずれのモデルも各韻律パラメータ独立のモデルで
あり、これら単独の制御モデルの性能向上だけでは、自
然性向上に限界がある。また、文音声発声には、規則に
よるモデル化が困難な韻律現象があることも指摘されて
いる。
タをデータベースとして記憶し、データベースを利用し
て韻律パラメータを生成する韻律パラメータ計算モデル
が提案されている。例えば、片江ら「文型−韻律データ
ベースを用いた定型文音声合成システム、音講論、p
p.275−276、平成8年3月」や、斎藤ら「付属
語連鎖単位を音声合成単位とする規則合成音声、音講
論、pp.317−318、平成6年10月」である。
しかしながら、これらは基本周波数パターンのみを韻律
パラメータとするものであり、なお文音声発声の自然性
を高めるには不十分なものであった。
種の韻律パラメータ(基本周波数パターン、音節継続時
間長等)を相互に保存したまま編集・加工することによ
り、さらに自然性の高い音声を合成する音声合成装置を
実現するものである。
メータ、形態素・構文解析データなどからなる音声コー
パスを備え、音声コーパスを検索して入力文との類似度
が最も大きいデータを抽出し、抽出されたデータに対し
て韻律パラメータの加工・修正を行うことにより韻律パ
ラメータを生成することで、従来の方法と比較して自然
性の高い音声を合成するテキスト音声合成装置を提供す
る。
一実施態様の構成を示すブロック図である。6は汎用メ
モリ、4は韻律パラメータ計算部、5は波形合成部であ
る。韻律パラメータ計算部4は、音声コーパスメモリ
1、音声コーパス検索部2、韻律パラメータ加工部3を
含む。
モリ6には、テキストデータ10、韻律パラメータ1
1、合成波形データ12、音声コーパス検索部検索結果
13、及び計算処理途中のデータ14が記憶される。
す。音声コーパス検索部2は、入力されたテキストデー
タ21の解析を行って、音声コーパスメモリ1より韻律
が類似しているデータを検索する。検索結果24は韻律
パラメータ加工部3に入力される。なお、音声コーパス
メモリ1に、テキストデータ21と韻律が類似するデー
タが存在しない場合には、韻律の類似するデータが存在
していないことを検索結果24として出力する。韻律パ
ラメータ加工部3では、検索結果24とテキストデータ
21から、韻律パラメータ26を計算する。波形合成部
5では、韻律パラメータ26を利用して合成波形データ
28を生成する。
うテキストデータを例として、本発明によるテキストデ
ータから合成波形への変換方法を図を用いて説明する。
理の流れである。まず、テキストデータ31「渋谷まで
渋滞しています。」を、汎用メモリ6のテキストデータ
10より読み出す(ステップ101)。読み出されたテ
キストデータ31は、単語に分割され、単語毎に表記、
読み、品詞、及びアクセント情報から構成される構造化
データ列33に変換する(形態素分割処理102)。構
造化データ列33は、汎用メモリ6の計算処理途中デー
タ14として記憶する。テキストデータを単語に分割す
る方法としては、清水ら「隣接単語間の結合関係に着目
したテキスト音声変換用形態素解析処理、日本音響学会
誌、51巻、1号、pp.3−13、1995」に記載
の処理が利用できる。単語毎の読み及びアクセント情報
は、辞書に登録されているデータを設定する。
明する。40は1つの単語の構造化データであり、単語
の表記42、読み43、品詞44、アクセント情報45
を含む。テキストデータ31は例えば、「渋谷/まで/
渋滞/し/て/い/ます/。」と単語分割されるので、
形態素分析結果は、各単語の構造化データの列33のと
おりとなる。
タセットを読み出す(ステップ103)。図7に音声コ
ーパスメモリ1のデータ構造を示す。音声コーパスメモ
リ1は、複数のデータセット401、402・・・から
構成される。各データセットは、図8に示すように、文
字表記データ501、文字表記データ501を発声した
音声波形データ502、音声波形データ502の基本周
波数パタンデータ503、音声波形データ502の継続
時間長データ504から構成される。なお、データセッ
トには、パワーなどの韻律パラメータやケプストラムな
どの音響パラメータさらに、文字表記データ501の形
態素分割結果を含んでも良い。
て、図9を参照して文字表記データ601が「新宿まで
運転しています。」という文であった場合を例に説明す
る。基本周波数パタンデータ603は、音節の始終端に
おける基本周波数の列として記憶されている。例えば、
文字表記データ601の先頭の音節「し」の始端周波数
605は「214」であり、終端周波数606は「19
0」である。また、先頭の音節「し」の継続時間長デー
タ604は、音節のミリ秒の単位で記憶され、子音の時
間長607は「101」であり、母音の時間長608は
「75」である。
ータセット600の文字表記データ601を読み出し
(ステップ104)、図10に示すように、形態素分割
を行って形態素分割結果703を汎用メモリ6の計算途
中のデータ14に記憶する(ステップ105)。なお、
データセット600に形態素分割結果が含まれている場
合には、本処理は不要である。
31から求めた形態素解析結果33と、一のデータセッ
ト600の文字表記データ601の形態素分割結果70
3を読み出し、類似度の計算を行う(ステップ10
6)。
す。最初に、形態素解析結果33と形態素分割結果70
3との構造化データ数を比較する(ステップ800)。
ここでは、33と703の構造化データ数はともに
「8」であり、一致する。構造化データ数が一致すれば
次の判定に進み(ステップ801)、一致しなければ類
似度「0」と判定し、類似度計算106の処理を終了す
る(ステップ802、803)。
構造化データのそれぞれについて品詞及びアクセント型
の比較を行う(ステップ804)。形態素解析結果33
から各構造化データDi(i=1〜n)と、形態素解析
結果703から各構造化データD’i(i=1〜n)と
を比較する。例えば、D1「渋谷」とD’1「新宿」と
では、ともに品詞は「地名名詞」、アクセント型は「平
板型」であり一致する。このように、全てのDiとD’
iについて品詞とアクセント型の比較を行って、全て一
致すれば、類似度を「1」として類似度計算を終了する
(ステップ808)。また、1つでも一致しない構造化
データがあれば、類似度を「0」として類似度計算を終
了する(ステップ807)。出力された類似度は、汎用
メモリ6の計算途中のデータ14に記憶される。
4から類似度を読み出し、予め設定したしきい値(基準
類似度)との比較を行い(ステップ107)、検索結果
を出力する(ステップ108)。図11に記載の類似計
算の場合では、予め設定したしきい値を「1」とし、類
似度計算106により計算された類似度が1であれば、
比較結果として「一致」を出力し、類似度が0であれば
「不一致」を出力する。検索結果の出力108では、類
似度比較の結果が「不一致」であれば(109)、音声
コーパスメモリ1に記憶されているデータセットを順次
読み出し(ステップ103)、データセットがなくなる
まで類似度の計算を行う。類似度比較の結果が「一致」
であれば、一致したデータセット600を汎用メモリ6
の音声コーパス検索部結果13に出力する。
タセットに対して上記の類似度計算処理を行った結果、
基準類似度を満たすデータセットが存在しない場合に
は、その旨を示すデータフラグ(「類似データなしフラ
グ」と呼ぶ)を、汎用メモリ6の音声コーパス検索結果
13に出力する。上記の処理を経て、1つ以上の類似す
るデータセット、あるいは、類似データなしフラグが汎
用メモリ6の音声コーパス検索部13に出力される。
る処理の流れである。まず、テキストデータ31を読み
出し、発音記号列を生成する(ステップ1001)。テ
キストデータから発音記号列へ変換する方法は、匂坂ら
「日本語単語連鎖のアクセント規則、電子情報通信学会
論文誌、J66−D、No.7、pp.849−85
6、1983」を用いることができる。図13に発音記
号列の例を示す。発音記号列901には、読みの情報の
ほかに、文節の区切れ904、文末記号905、母音の
無声化記号903、アクセント記号902などが含まれ
ている。なお、発音記号列901の生成には、汎用メモ
リ6に記憶されているテキストデータ31の形態素分割
結果33を利用することができる。
検索結果13から、類似度計算処理の結果を読み出す
(ステップ1002)。類似度計算処理の結果は、
(1)1つ以上のデータセットである場合(1003)
と、(2)類似データなしフラグである場合(100
4)のいずれかである。
のデータセットを選択する。このデータセットを「選択
データセット」とよぶ。テキストデータ31「渋谷まで
渋滞しています」に対して、データセット600「新宿
まで運転しています」(図9)が選択データセットの例
となる。選択データセットは、テキストデータ31と韻
律が近いデータである。なぜなら、図5及び図10に示
すように両者の形態素分割結果は、「渋谷」32及び
「新宿」702に対応する構造化データと、「渋滞」3
8及び「運転」708に対応する構造化データ以外は、
全て同一の構造化データあり、また、異なる構造化デー
タに関しても、品詞及びアクセント型が等しいからであ
る。
ータを計算するために、選択データセット600の韻律
パラメータである基本周波数パタンデータ603及び継
続時間長データ604を利用すれば、肉声の韻律パラメ
ータと近い韻律パラメータが得られ、自然性が格段に向
上する。韻律パラメータ計算の方法を、図14を用いて
説明する。
101(先の例では形態素分割結果33)と選択データ
セット1102(先の例では形態素分割結果701)に
対して、一致部と不一致部の分離(ステップ1103)
を行う。1104は分離した結果を模式的に表したもの
であり、構造化データ1105及び1106は一致した
構造化データを、構造化データ1107及び1108は
一致しなかった構造化データを示す(先の例では、構造
化データ32及び702、または構造化データ38及び
708である)。
しています。」の音節数から成るデータ列を生成し、分
離結果1104に基づき、一致部の韻律パラメータをコ
ピーする(ステップ1109)。一致部の韻律パラメー
タは、選択データセット1102(先の例ではデータセ
ット600)の韻律パラメータをそのまま用いる。基本
周波数パタンデータ1110、継続時間長データ111
1は、テキストデータ31の韻律パラメータであり、網
掛けの部分は一致した構造化データに対応する音節の韻
律パラメータが、空白の部分が不一致の構造化データに
対応する音節の韻律パラメータが格納されている。
ータを計算する(ステップ1112)。基本周波数パタ
ンは、単語のモーラ数とアクセント型で1つの基本周波
数パタンデータを記憶する単語基本周波数パタンテーブ
ルを用意して、この単語基本周波数パタンテーブルから
検索することで、単語基本周波数パタンを求めることが
できる。また、単語継続時間長は、匂坂ら「規則による
音声合成のための音韻時間長制御、信学論、Vol.J
67−A、No.7、pp.629−636、198
4」を利用して求めることができる。これら公知の方法
により、不一致部の単語基本周波数パタンデータ111
3(1115)、不一致部の継続時間長データ1114
(1116)を求めることができる。
致部の韻律パラメータと滑らかに接続するように、不一
致部の韻律パラメータを変形・統合する(ステップ11
17)。基本周波数パタンデータに関しては、始端周波
数1120及び終端周波数1121の基本周波数が、選
択データセット1102(先の例ではデータセット60
0)における相当する基本周波数の値と一致するよう
に、単語基本周波数パタンデータを線形に変形する。ま
た、継続時間長に関しては、選択データセット1102
における相当する単語の継続時間長をモーラ数で除した
値(1モーラあたりの時間長L)を利用して、1114
及び1116における1モーラあたりの時間長がLと等
しくなるように、1114及び1116の継続時間長を
線形伸縮する。このようにして、テキストデータ31の
韻律パラメータとして、基本周波数パタンデータ111
8及び継続時間長データ1119が計算される。
タなしフラグが出力された場合には、音声コーパスの韻
律データを利用して韻律パラメータを計算することがで
きない。従って、発音記号列901より、従来の方法に
従って韻律パラメータを計算する(ステップ100
6)。なお、この場合は音声コーパスを利用して合成し
た音声より自然性が劣るため、任意文を合成するために
音声コーパスは大容量の記憶媒体に記憶させることが望
ましく、例えば、磁気記憶媒体、光記憶媒体、光磁気記
憶媒体、フラッシュメモリなどに記憶させることができ
る。また、音声コーパスと通信線を介した接続すること
で、複数の音声合成装置で共有することも有効である。
用メモリ6の韻律パラメータ11に記憶する。
り計算された基本周波数パタン及び該継続時間長を汎用
メモリ6の韻律パラメータ11より読み出し、波形合成
部5において、出力音声波形を合成する。合成された波
形データは、汎用メモリ6の合成波形データ12に記憶
される。
声に近い合成音を生成することができる。
図である。
ある。
である。
ある。
割結果への変換例である。
る。
ータ計算例である。
…韻律パラメータ加工部、4…韻律パラメータ計算部、
5…波形合成部、6…汎用メモリ。
Claims (4)
- 【請求項1】テキストデータの韻律パラメータを計算
し、上記計算された韻律パラメータより合成波形を生成
する音声合成装置における韻律制御方法において、 上記音声合成装置は、複数のテキストデータについて、
各テキストデータの人間の発声に基づく複数種の韻律パ
ラメータを記憶する音声コーパスを備え、 上記入力テキストデータと上記音声コーパスに記憶され
たテキストデータとを順次比較し、上記音声コーパスよ
り少なくともその一部が一致するテキストデータを選択
し、 上記選択されたテキストデータと上記入力テキストデー
タとの不一致部分についての上記複数種の韻律パラメー
タを求め、 上記選択されたテキストデータと上記入力テキストデー
タとの一致部分についての各韻律パラメータと上記不一
致部分についての各韻律パラメータとを整合させること
により、上記入力テキストデータの韻律パラメータを計
算することを特徴とする韻律制御方法。 - 【請求項2】請求項1記載の韻律制御方法において、 上記複数の韻律パラメータとして、基本周波数パターン
と継続時間長とを含むことを特徴とする韻律制御方法。 - 【請求項3】請求項1記載の韻律制御方法において、 上記入力テキストデータについて形態素分割を行い、各
形態素Di(i=1〜n)についてその品詞とアクセン
ト型を求め、 上記音声コーパスに記憶されたテキストデータのうち、
その形態素数が一致するテキストデータの各形態素D’
j(j=1〜n)についてそれぞれ上記Diと品詞及びア
クセント型を比較することにより、上記音声コーパスに
記憶されたテキストデータから少なくとも1つのテキス
トデータを選択することを特徴とする韻律制御方法。 - 【請求項4】請求項3の韻律制御方法において、 上記音声合成装置は、単語のモーラ数及びアクセント型
の組み合わせに対して1つ以上の基本周波数パタンを記
憶する単語基本周波数パタンテーブルを備え、 上記選択されたテキストデータと上記入力テキストデー
タとの不一致部分について、上記単語基本周波数パタン
テーブルを索表することにより上記不一致部分の基本周
波数パタンを計算することを特徴とする韻律制御方法。
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