JPH11250439A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH11250439A
JPH11250439A JP4971298A JP4971298A JPH11250439A JP H11250439 A JPH11250439 A JP H11250439A JP 4971298 A JP4971298 A JP 4971298A JP 4971298 A JP4971298 A JP 4971298A JP H11250439 A JPH11250439 A JP H11250439A
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JP
Japan
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lubricant
extraction
powder
upper layer
fatty acid
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JP4971298A
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Hideyuki Kobayashi
秀行 小林
Kazuo Maki
和男 槇
Satoshi Shimizu
聡 清水
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑剤の染み出しを制御し、耐久性を始めと
して、層間粘着性、ヘッド貼り付き性が改良された重層
磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 支持体上に、少なくとも非磁性粉末、結
合剤及び潤滑剤からなる中間層を1層以上を設け、その
上に少なくとも強磁性粉末、結合剤及び潤滑剤からなる
上層を設けた磁気記録媒体において、上記潤滑剤が脂肪
酸エステル及び/又は脂肪酸であり、該脂肪酸エステル
の25℃でのn−ヘキサンによる1分後の抽出量が単位
比表面積当たり0.3〜1.5mg/m2 であり、該上
層面側の比表面積と面積との比が30〜80であること
を特徴とする磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間層の上に上層
を設けた高密度記録用の重層磁気記録媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】重層磁
気記録媒体では中間層配合と上層の配合が異なるため、
潤滑剤の媒体中の深さ方向の分布が従来の単層磁気記録
媒体と異なってくる。特に中間層中の潤滑剤含有率と上
層の潤滑剤含有率を同量にしても、塗膜形成時に潤滑剤
がどちらかに移行してしまい、うまく制御することがで
きなかった。
【0003】高出力を得るために、媒体表面は高平滑な
ものが要求され、耐久性の改善が必要とされている。ま
た、高記録密度化のため、上層膜厚は高パッキング性が
要求され、そのため潤滑剤の染みだしが起こりづらくな
り、媒体表面の潤滑剤量が不足するようになってきた。
【0004】従って、本発明の目的は、潤滑剤の染み出
しを制御し、耐久性を始めとして、層間粘着性、ヘッド
貼り付き性が改良された重層磁気記録媒体を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、潤滑剤の
染みだし速度を制御するする方法として、上層と中間層
の潤滑剤の染みだし速度及びその量を規定し、潤滑剤を
効果的に分布させることにより、単層媒体以上の性能を
発揮できることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、支持体上に、少なくとも非磁性粉末、結合剤及び
潤滑剤からなる中間層を1層以上を設け、その上に少な
くとも強磁性粉末、結合剤及び潤滑剤からなる上層を設
けた磁気記録媒体において、上記潤滑剤が脂肪酸エステ
ル及び/又は脂肪酸であり、該脂肪酸エステルの25℃
でのn−ヘキサンによる1分後の抽出量が単位比表面積
当たり0.3〜1.5mg/m2 であり、該上層面側の
比表面積と面積との比が30〜80であることを特徴と
する磁気記録媒体を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の磁気記録媒体は、支持体上に、少なくとも非磁
性粉末、結合剤及び潤滑剤剤からなる中間層を1層以上
設け、その上に少なくとも強磁性粉末、結合剤及び潤滑
剤からなる上層を設けてなる。また、支持体の裏面に
は、必要に応じてバックコート層が設けられる。さら
に、本発明の磁気記録媒体には、上記した支持体、中間
層、上層及びバックコート層以外に、更に、支持体と中
間層又はバックコート層との間に設けられるプライマー
層や、長波長信号を使用するハードシステムに対応して
サーボ信号等を記録するために設けられる上層以外の他
の磁性層等の他の層を設けてもよい。
【0008】本発明の特徴は、中間層及び上層の潤滑剤
の分布をn−ヘキサンによる抽出速度で見積もり、表面
の潤滑剤量を最適に設計したことにある。なお、保護層
又はトップコート層を上層の上に設けた場合、それらを
総括して上層とする。
【0009】本発明では、上記中間層と上層に配合され
る潤滑剤が脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸であり、該
脂肪酸エステルの25℃におけるn−ヘキサンによる1
分後の抽出量が単位比表面積当たり0.3〜1.5mg
/m2 である。この範囲であれば表面が平滑で耐久性に
優れるものが得られるが、さらに5分後の抽出量が単位
比表面積当たり0.45〜2.0mg/m2 であると、
より苛酷な条件における耐久性(低温低湿下、高温高湿
下)においても優れたものが得られる。これら抽出量が
この値よりも小さくなると、耐久性の充分なものが得ら
れず、特に5分後の抽出量が少ないと低温低湿(5℃、
15%RH)における耐久性が、潤滑剤の染み出しが持
続しないため悪化する。逆に抽出量が該範囲よりも大き
くなると、表面性の平滑なものが得られず、短波長記録
周波数における再生出力が低くなると同時に、架橋性の
低下によりヤング率も低下してしまう。さらに、潤滑剤
の染み出しが多すぎるため、保存時に磁性層とバックコ
ート層の間で貼りつきが発生する。さらに好ましい値
は、1分後の抽出量が0.5〜0.7mg/m2 であ
り、5分後の抽出量が0.9〜1.3mg/m2 であ
る。5分後の抽出量と1分後の抽出量との比が1.5〜
2.5倍であると適度に潤滑剤が上層表面へ補給される
ため好ましく、さらに好ましくは1.6〜1.8倍であ
る。
【0010】また、上記脂肪酸の25℃におけるメタノ
ールによる1分後の抽出量が単位比表面積当たり0.3
〜1.0mg/m2 であり、5分後の抽出量が単位比表
面積あたり0.6〜2.0mg/m2 であることが望ま
しい。これら抽出量がこの範囲から外れると、上記と同
様の理由により好ましくない。特に耐久試験後の摩擦係
数が増大することとなる。
【0011】さらに、上記中間層に潤滑剤として配合さ
れる脂肪酸エステルの25℃におけるn−ヘキサンによ
る1分後の抽出量が単位面積当たり11〜40mg/m
2 であり、上記上層に潤滑剤として配合される脂肪酸エ
ステルの25℃におけるn−ヘキサンによる1分後の抽
出量が単位面積当たり4〜30mg/m2 であり、上記
脂肪酸エステルの抽出開始1分後から5分後までの平均
抽出速度が、上記中間層で2.5〜10mg/m2
分、上記上層は1.0〜5.5mg/m2 ・分であるこ
とがそれぞれ望ましい。これら抽出量がこの範囲内とす
ることで、より優れた性能の磁気記録媒体が得られる。
【0012】また、上記中間層に配合される脂肪酸エス
テルの25℃におけるn−ヘキサンによる1分後の抽出
量が単位比表面積当たり0.4〜0.7mg/m2 であ
り、上記上層に配合される脂肪酸エステルの25℃にお
けるn−ヘキサンによる1分後の抽出量が単位比表面積
当たり0.2〜0.6mg/m2 であり、さらに上記脂
肪酸エステルが、抽出開始1分後から5分後までの平均
抽出速度が、上記中間層では0.08〜0.15mg/
2 ・分、上記上層では0.05〜0.10mg/m2
・分であることがそれぞれ望ましい。これら抽出量がこ
の範囲内であると、磁性層が平滑であっても、耐久性に
優れまた保存安定性にも良いものが得られる。これら潤
滑剤抽出量の測定は、下記の方法による。
【0013】〔潤滑剤抽出量の測定〕バックコート層が
ある場合には溶剤によりバックコート層を剥いだサンプ
ルを、25℃において、脂肪酸エステルについてはn−
ヘキサン中に1分又は5分間浸漬したときの潤滑剤抽出
量をガスクロマトグラフィーを用いて定量した。また、
脂肪酸についてはメタノール中に浸漬して行った。それ
ぞれのサンプルはn=3とし、各平均値により求めた。
1分後の抽出量と5分後の抽出量の差を抽出時間差(こ
の場合は4分間)で除することで平均抽出速度(単位時
間当たりの抽出量)を求めた。これは耐久試験によって
消費される潤滑剤量として、耐久試験前後のサンプルの
抽出量の差(それぞれ60分間抽出)が5分後の抽出量
に相当したことによる。測定された抽出量をサンプルの
磁性層側表面積で除することによって単位面積当たりの
潤滑剤抽出量を算出した。中華層の潤滑剤抽出量は数種
の潤滑剤を用いたときは上層と中間層に配合される潤滑
剤の異なるものに着目しそれぞれの抽出量を求め、上層
と中間層に同じ潤滑剤を用いたものは重量比にその抽出
係数をかけて算出した。このことは、潤滑剤が2種以上
の混合状態では相互作用により比較的同じ抽出係数にな
る傾向がみられたことによる。脂肪酸エステルと脂肪酸
においても同様に相互作用が見られた。さらに、下記方
法で求められたサンプルの上層側の比表面積で除するこ
とによって単位比面積当たりの潤滑剤抽出量を算出し
た。比表面積で除することで、空孔量と上層表面の粗さ
形状に依存した潤滑剤の染みだし量を見積もることがで
きる。表面の粗さ形状が複雑になる程、同じ潤滑剤抽出
量であっても、単位比表面積当たりの潤滑剤量は減少す
ることになる。
【0014】表面への潤滑剤浸みだし速度を制御するに
は、下記の方法が挙げられる。 上層と中間層で潤滑剤の種類及び配合量を違える。特
に、中間層の潤滑剤と結合剤の相溶性を適度にし、上層
へ移行しやすいものとする。 塗膜の空孔率を、上層及び中間層を合わせて5〜28
%に制御する。 使用する潤滑剤に対する吸着能の低い粉末を使用す
る。例えば、各粉末に有機又は無機の表面処理を施して
吸着能を制御してもよい。 塗料固形分、乾燥温度により制御する。 本発明は、上記制御方法に限定されるものではなく、ま
た幾つかを組み合わせてもよい。
【0015】ところで、本発明者らは、上記を容易に
制御する方法を新たに見いだしたので、以下に詳述す
る。上記は、各層中の粉末に吸着する樹脂量を多くす
ることによりフリーの樹脂量を減らすことで達成でき
る。またこれは同時に、粉末に潤滑剤が過剰に吸着する
ことを防げるので、潤滑剤の上層への移行が良好に制御
できる。樹脂の粉末への吸着を多くするには、粉末に表
面処理をして樹脂が吸着しやすいようにすると共に、塗
料の仕込みから塗工までの管理において放置時間、更に
塗布時の塗料供給速度を制御する必要がある。具体的に
は、以下の条件が好ましい。固練時塗料の滞留時間:連
続式2軸混練機において、3分以上、更に好ましくは7
〜15分とすることにより、吸着量を好ましい範囲とす
ることができる。原料仕込みから塗工までの時間:塗料
の保存による粉末に付着した樹脂の離脱を防ぐため、7
6時間以内とする。特に、硬化剤添加から塗布までの時
間は短くする。
【0016】上述の塗料と塗工条件は、以下に説明する
「見かけのB/P比」として容易に制御、管理できる。
【0017】〔見掛け上のB/P比と、その計算方法〕
溶剤を含む塗料を乾燥により成膜した場合には、その溶
剤が占めていた体積分が大気と置き換わり、この体積分
が幾らか減少した形で空孔として媒体中に残ることにな
る。この空孔はカレンダー等により潰されるが完全に消
失しない。この空孔を粉末に吸着していない樹脂分が埋
めると仮定し、この吸着していない樹脂分が多い程、空
孔が少なくなると考え、下記の方法により求めた。粉末
に吸着している結合剤と硬化剤の体積をVB1、未吸着の
結合剤と硬化剤の体積をVB2、そして粉末の体積をVP
としたとき、この求められた値VB /VP は粉末に吸着
した樹脂分も粉末の一部と見なし、粉末に吸着していな
い樹脂分と樹脂を吸着した粉末の体積比率で表し、相対
的なB(バインダー)/P(パウダー)比を意味してい
る。この値が大きいほど空孔の占める値が小さくなる。 VP1=粉末体積/単位重量=Σ(粉末の重量比/粉末の
真比重) VB1=吸着樹脂体積/単位重量=Σ(粉末の比表面積・
粉末の重量比・樹脂吸着率/樹脂真比重) VB2=非吸着樹脂体積/単位重量=Σ(樹脂の重量比/
樹脂真比重)−VB1B /VP =VB2/(VP1+VB1
【0018】但し、結合剤及び硬化剤を添加する場合は
両者を併せて樹脂分とする。また、重量比とは配合組成
の溶剤分を除く重量比から求めるものとする。
【0019】本発明の磁気記録媒体においては、上記中
間層及び上層において、下記式で与えられる中間層の体
積比が18〜30%、上層の体積比が22〜38%であ
る。 VB /VP =VB2/(VP1+VB1) 中間層の体積比及び上層の体積比がこの範囲とすること
で、上記潤滑剤の抽出量をより一層好ましい範囲とする
ことができる。すなわち、上記値VB /VP が小さくな
る程、空孔率は大きくなり、上層のVB /VP を大き
く、中間層を小さくすると、潤滑剤は中間層に多く分布
し、表面の潤滑剤量が減小してしまう。逆に、上層の値
を小さく、中間層の値を大きくすると、表面の潤滑剤が
増すことになる。しかし、表面の潤滑剤量が増加しすぎ
ると、表面の機械強度の低下、ヘッドへの貼り付き、そ
して耐久性の悪化となる。見掛け上のB/P比を、結合
剤等の量を減らすことなしに下げることができ、結果と
して、表面を粗さずに空孔を形成し、表面における最適
な比表面積を得ることが出来たものである。
【0020】潤滑剤は空孔の樹脂表面を含むその近傍部
分に最も多く存在し、その他の潤滑剤は粉末表面に吸着
している分と、粉末に吸着していない樹脂中に相溶して
いる分に分けられる。そのため空孔が多い程、潤滑剤を
保持することができる。
【0021】〔樹脂吸着率の測定〕各粉末に対する吸着
率は分散条件、配合比率、樹脂及び潤滑剤による競争吸
着によって異なってくる。しかし、各粉末毎に分離して
吸着量を出すことは困難であるため、できるだけ実際の
塗料の製造に近い方法により、各粉末単品にて分散を行
って求めるものとする。例えば、カーボンの吸着量を求
める場合には粉末重量比分をカーボンにすべて置き換
え、他の成分は固定とする。ただし、粉末の比重により
影響を受けるため、磁性粉末を基準として体積的に同量
になるように、比重換算を行なう。各樹脂の吸着量の測
定は塗布直前の塗料を遠心分離器により上澄み液を得、
樹脂固有の元素により分析を行い求めることができる。
例えば各樹脂について下記に挙げる測定法において検量
線を作成し、定量することができる。測定法は、特開平
9−190623号公報に記載によるイオンクロマトグ
ラフィーによるCI分析、窒素分析、NMRによる分
析、FT−IRによる分析等を組み合わせることにより
求められる。
【0022】さらに、本発明の磁気記録媒体では、空孔
率の好ましい範囲は、上層と中間層を合わせて5〜28
%であり、さらに好ましくは8〜25%である。また、
空孔径の平均値としては中間層の値が40〜90nm、
上層の値が20〜50nm、重層状態では25〜80n
mがそれぞれ好ましい。空孔率がこの範囲よりも小さく
なると、十分な潤滑剤量を上層表面に供給できず、この
範囲よりも大きくなると表面での機械強度の低下とな
る。これら上層側比表面積の測定及び空孔率の測定は下
記の方法による。
【0023】〔上層側比表面積の測定及び空孔率の測
定〕上記と同様にバックコートを剥いだサンプルを高精
度全自動ガス吸着装置により室温にて、10時間、0.
2Paにて真空圧気後、N2 ガス、温度77Kにおける
吸着、脱着等温線を測定した。尚、死容積としてヘリウ
ムガスを用い、平衡時間は各相対圧において300se
cとした。試料面積は上層側の表面積で0.015m2
とした。この等温線からBET比表面積を求め、また、
脱着等温線からDH法による計算により細孔容積を求め
た。BET比表面積の値を塗布膜の重量で除すること
で、比表面積を求めた。それぞれのサンプルはn=3と
し、各平均値により求めた。空孔率は細孔容積を塗布膜
の(膜厚・面積)で除した値とした。比表面積空孔率に
は重層媒体を用いた。
【0024】これら抽出潤滑剤量、空孔率ともに塗布層
の単位重量当たりとして求めても良いが、用いる粉末の
比重によって異なってくるので、単位面積、単位比表面
積、単位体積とすることが好ましい。特に、単位比表面
積当たりの抽出潤滑剤量とすることで、表面の潤滑剤の
厚みを最適な量にコントロールすることが出来、特に層
間貼り付き性に優れた磁気記録媒体を製造することがで
きる。
【0025】本発明の磁気記録媒体では、上層面側の比
表面積とその面積との比が30〜80であり、好ましく
は40〜55である。この比が80より大きいとヘッド
と媒体のスペーシングロスが大きくなり、逆にこの比が
30未満ではヘッドとの貼り付きが生じたり、潤滑剤の
不足が起こるために耐久性の十分なものが得られない。
【0026】次に、本発明の磁気記録媒体の一般的事項
について説明する。先ず、上層であるが、少なくとも強
磁性粉末、結合剤及び潤滑剤を含有する。この他、非磁
性粉末、研磨剤、分散剤、帯電防止剤、防錆剤、防黴
剤、硬化剤等の成分を加えることができる。上記添加剤
としては、特開昭57−162128号公報の第2頁左
下欄第6行〜右下欄第10行及び第3頁左下欄第6行〜
第3頁右上欄第18行等に記載されているものが挙げら
れる。
【0027】上記強磁性粉末としては、特開平9−35
246号公報第3頁第3欄第2行〜44行及び第4欄第
1〜24行に記載のものの他、Fe−Co−P等が使用
できる。強磁性粉末が針状又は紡錘状の場合、性状は下
記のものが好ましい。 長軸長:0.05〜0.2μm、特に0.05〜0.1
μm 軸比は:3〜20、特に3〜10 比表面積:30〜70m2 /g、特に45〜65m2
g また、形状が板状の場合、性状は下記の範囲が好まし
い。 板径:20〜100nm、特に20〜70nm 板状比:2〜10、特に2〜7 比表面積:25〜70m2 /g、特に30〜50m2
【0028】特に、長軸長が0.05〜0.1μmの針
状金属強磁性粉末を用いると、空孔径が小さく制御で
き、脂肪酸エステルの25℃におけるn−ヘキサンによ
る単位比表面積当たりの抽出量が1分後で0.5〜0.
7mg/m2 、5分後で0.9〜1.3mg/m2 とす
ることができ、耐久性が向上するので好ましい。
【0029】上記結合剤としては、特開平9−3524
6号公報第4欄第25〜36行記載のものを使用でき
る。配合割合は、上記強磁性粉末100重量部に対して
5〜200重量部、特に5〜70重量部が好ましい。
【0030】また、上記上層の形成に用いられる磁性塗
料に含有される磁性粉末には、必要に応じて希土類元素
や遷移金属元素を含有させることができる。
【0031】上記上層の形成に用いられる磁性塗料に
は、非磁性粉末を含有してもよい。このような非磁性粉
末としては、後述する中間層に用いられる非磁性粉末と
同様のものが使用される。
【0032】上記潤滑剤としては、脂肪酸エステル、更
には脂肪酸が用いられる。上記脂肪酸エステルとして
は、全炭素数8〜30の直鎖又は分岐の脂肪酸と全炭素
数1〜30のアルコールとのエステルが挙げられ、例え
ば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸、リノレン酸、オレイン酸、エライジン
酸、ベヘン酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、オクタンジ
カルボン酸等のアルキルエステル等が挙げられ、総炭素
数12〜40のものが好ましい。上記脂肪酸エステルの
配合割合は、上記強磁性粉末100重量部に対して、好
ましくは0.3〜7重量部である。さらに好ましくは1
〜5重量部である。
【0033】一方、上記脂肪酸としては、上記脂肪酸エ
ステルに用いられる脂肪酸が用いられる。上記脂肪酸の
配合割合は、上記強磁性粉末100重量部に対して、好
ましくは0.3〜6重量部である。さらに好ましくは
0.5〜3重量部である。これら潤滑剤の配合割合は、
上記強磁性粉末100重量部に対して、好ましくは0.
5〜10重量部、更に好ましくは0.5〜5重量部であ
る。
【0034】上記溶剤の配合割合は、上記強磁性粉末1
00重量部に対して、80〜500重量部が好ましく、
100〜350重量部が更に好ましい。
【0035】また、上記上層の形成に用いられる磁性塗
料には、分散剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆剤、防黴
剤、効黴剤及び硬化剤等の通常の磁気記録媒体に用いら
れる添加剤を必要に応じて添加することができる。上記
添加剤として具体的には、上記特開昭57−16212
8号公報の第2頁左下欄第6行〜第2頁右下欄第10行
及び第3頁左下欄第6行〜第3頁右上欄第18行等に記
載されている種々の添加剤を挙げることができる。
【0036】上記上層の厚さは0.05〜1μmである
ことが好ましく、特に0.05〜0.5μmであること
が好ましい。上層の厚さが上記範囲内であれば、耐久性
と出力安定性のバランスにおいて優れ好ましい。
【0037】上記上層の形成に用いられる磁性塗料を調
製するには、例えば、上記強磁性粉末及び上記結合剤を
溶剤の一部と共にナウターミキサー等に投入し予備混合
して混合物を得、得られた混合物を連続式加圧ニーダー
等により混練し、次いで、溶剤の一部で希釈し、サンド
ミル等を用いて分散処理した後、潤滑剤等の添加剤を混
合して、濾過し、更にポリイソシアネート等の硬化剤や
残余の溶剤を混合する方法等を挙げることができる。
【0038】次に、支持体上に設けられる上記中間層に
ついて説明する。上記中間層は非磁性粉末、結合剤及び
潤滑剤を少なくとも含有する層で、磁性を有する層であ
っても、非磁性の層であってもよい。上記中間層は非磁
性粉末、結合剤、潤滑剤及び溶剤を主成分とする塗料
(以下、中間塗料ともいう)を用いて形成される。これ
らも特開平9−35246号公報に記載のものが使用で
きる。上記中間層を設ける目的は、静磁気特性及び表面
平滑性の向上にある。
【0039】上記非磁性粉末としては、非磁性の酸化
鉄、酸化チタン、アルミナ、酸化珪素、窒化珪素、窒化
ホウ素等が好ましく用いられる。これら非磁性粉末は単
独で用いても、2種以上併用してもよい。
【0040】上記非磁性粉末の形状は、球状、板状、針
状、無定状のいずれでもよく、また、その大きさは、球
状、板状、無定形のものの場合は、5〜200nmであ
ることが好ましく、また、針状のものは、長軸長が20
〜300nmで針状比が3〜20であることが好まし
い。
【0041】上記磁性粉末としては、強磁性粉末が好ま
しく用いられ、該強磁性粉末としては軟磁性粉末及び硬
磁性粉末のいずれもが好ましく用いられる。該軟磁性粉
末の種類は特に制限されないが、通常磁気ヘッドや電子
回路等のいわゆる弱電機器に用いられているものが好ま
しく、例えば近角聡信著「強磁性体の物理(下)磁気特
性と応用」(裳華房、1984年)第368〜376頁
に記載されているソフト磁性材料(軟磁性材料)を使用
でき、具体的には酸化物軟磁性粉末を使用することがで
きる。
【0042】また、上記硬磁性粉末としては上層と同様
のものを使用できる。
【0043】上記中間塗料には、カーボンブラックが含
有されることが望ましい。このようなカーボンブラック
としては、上記上層に用いられるカーボンブラックと同
様のものが用いられる。
【0044】上記中間塗料に含有される結合剤として
は、上記上層の形成に用いられる磁性塗料に含有される
結合剤と同様のものが用いられる。上記結合剤の配合割
合は、上記磁性粉末及び非磁性粉末の合計量100重量
部、又は該非磁性粉末100重量部に対して、4〜40
重量部が好ましく、5〜20重量部が更に好ましい。
【0045】上記中間層の形成に用いられる中間塗料に
含有される潤滑剤としては、上記磁性層の形成に用いら
れる磁性塗料に含有される潤滑剤と同様のものが用いら
れ、具体的には脂肪酸エステル、更には脂肪酸が用いら
れる。ここで用いられる脂肪酸エステル、脂肪酸は、上
記上層で用いた脂肪酸エステル、脂肪酸と異なったもの
を用いることが望ましい。
【0046】上記磁性粉末及び非磁性粉末の合計量10
0重量部、又は該非磁性粉末100重量部に対して、上
記脂肪酸エステルの配合割合は、好ましくは0.3〜8
重量部である。上記脂肪酸の配合割合は、好ましくは
0.2〜8重量部である。これら潤滑剤の配合割合は、
好ましくは0.5〜15重量部、更に好ましくは1〜8
重量部である。
【0047】上記中間層の形成に用いられる中間塗料に
含有される溶剤としては、上記上層の形成に用いられる
磁性塗料に含有される溶剤と同様のものが用いられる。
上記溶剤の配合割合は、上記磁性粉末及び非磁性粉末の
合計量100重量部、又は該非磁性粉末100重量部に
対して、80〜500重量部が好ましく、100〜35
0重量部が更に好ましい。
【0048】また、上記中間塗料には、必要に応じて、
上記上層の形成に用いられる磁性塗料に添加される添加
剤を添加することができる。
【0049】上記中間層の厚さは0.1〜3μmである
ことが好ましく、特に0.2〜2μm、特に0.2〜
1.5μmであることが好ましい。上記範囲であれば磁
気記録媒体において十分な曲げ剛性が得られる。
【0050】上記中間塗料を調製するには、例えば、上
記非磁性粉末、結合剤を溶剤の一部と共にナウターミキ
サー等に投入し予備混合して混合物を得、得られた混合
物を連続式加圧ニーダー等により混練し、次いで、溶剤
の一部で希釈し、サンドミル等を用いて分散処理した
後、潤滑剤等の添加剤を混合して、濾過し、更に硬化剤
や残余の溶剤を混合する方法等を挙げることができる。
【0051】本発明の磁気記録媒体において用いられる
支持体は、特開平9−35246号公報第2欄第30〜
42行に記載のものが使用できる。
【0052】また、本発明の磁気記録媒体において支持
体の裏面に必要に応じて設けられるバックコート層は、
公知のバックコート塗料を特に制限なく用いて形成する
ことができる。
【0053】本発明の磁気記録媒体は、オーディオテー
プ、8mmビデオテープ、コンピューター用データスト
レージテープ等の磁気テープやフロッピーディスク等の
磁気記録媒体として適用することができる。
【0054】また、本発明の磁気記録媒体の製造方法に
ついても、特開平9−35246号公報に記載の方法を
適用できる。なお、ウェット・オン・ウェット方式で、
重層塗布を行う際は、塗布速度は50〜1000m/m
inとすることが望ましい。
【0055】
【実施例】以下、実施例等に基づき本発明を具体的に説
明する。なお、表中の「部」はすべて重量基準である。
【0056】〔実施例1〕下記の配合成分(硬化剤を除
く)を、それぞれナウターミキサーにて予備混合し、次
いで固練り後、撹拌器にて分散し、更にサンドミルにて
微分散し、1μmのフィルターにて濾過後、硬化剤を最
後に添加して、磁性塗料及び中間塗料をそれぞれ調製し
た。固練りは連続式2軸混練機を用い、固形分濃度88
%、滞留時間7分、塗料の供給速度0.2kg/分で行
った。原材料仕込み(磁性粉末を溶剤又は樹脂に接触さ
せた時)から、塗工までは72時間で行った。
【0057】 <上層の磁性塗料> ・Feを主体とする針状の強磁性金属粉末 100重量部 Fe:Al:Ni:Co:Zn:Y:Nb=70.5:4:0.5:15:1 :8:1(重量比) 〔Hc=191kA/m、飽和磁化量=152Am2 /kg、比表面積BET =55m2 /g、X線粒径=16nm、比重=5.7g/cm3 、長軸長0.0 6μm〕 ・スルホン酸基含有塩化ビニル系共重合体(結合剤A) 9重量部 〔商品名「MR110」、日本ゼオン(株)製、比重=1.4g/cm3 〕 ・スルホン酸基含有ポリウレタン(結合剤B) 8重量部 〔商品名「UR8300」、東洋紡績(株)製、比重=1.2g/cm3 〕 ・アルミナ 7重量部 (研磨剤、平均一次粒径0.2μm、比重=4g/cm3 、比表面積BET= 11m2 /g) ・カーボンブラック 1重量部 (平均一次粒子径15nm、比重=1.9g/cm3 、比表面積BET=45 0m2 /g) ・オレイルオレート(潤滑剤、比重=0.9g/cm3 ) 1重量部 ・ステアリン酸(潤滑剤、比重=0.9g/cm3 ) 1重量部 ・ポリイソシアネート化合物(硬化剤、塗工直前に添加) 5重量部 〔商品名「コロネートL」、日本ポリウレタン工業(株)製、比重=1.2g /cm3 〕 ・メチルエチルケトン(溶剤) 100重量部 ・トルエン(溶剤) 100重量部 ・シクロヘキサノン(溶剤) 50重量部
【0058】 <中間層の中間塗料> ・針状のα−Fe2 3 (非磁性粉末) 50重量部 〔針状比=7、BET比表面積=50m2 /g、平均長軸長=0.09μm、 比重=4.8g/cm3 〕 ・六方晶系バリウムフェライト強磁性粉末 50重量部 〔平均板径=55nm、板状比=5.5、BET比表面積=35m2 /g、比 重=5.1g/cm3 、Hc=250kA/m、σs=60Am2 /kg〕 ・スルホン酸基含有塩化ビニル系共重合体(結合剤A) 6.1重量部 〔商品名「MR110」、日本ゼオン(株)製〕 ・スルホン酸基含有ポリウレタン(結合剤B) 5.5重量部 〔商品名「UR8300」、東洋紡績(株)製〕 ・アルミナ 5重量部 (研磨剤、平均一次粒径0.2μm、比重=4g/cm3 、比表面積BET= 11m2 /g) ・カーボンブラック 3重量部 (平均一次粒子径20nm、比重=2g/cm3 、比表面積BET=110m 2 /g) ・ブチルステアレート(潤滑剤) 2重量部 (比重=0.9g/cm3 ) ・パルミチン酸(潤滑剤) 1重量部 (比重=0.9g/cm3 ) ・ポリイソシアネート化合物(硬化剤、塗工直前に添加) 3.4重量部 〔商品名「コロネートL」、日本ポリウレタン工業(株)製〕 ・メチルエチルケトン(溶剤) 48重量部 ・トルエン(溶剤) 48重量部 ・シクロヘキサノン(溶剤) 24重量部
【0059】得られた磁性塗料及び中間塗料を厚さ4μ
mのポリエチレンテレフタレート支持体(ヤング率MD
=900kg/mm2 、TD=780kg/mm2 )上
に、中間層厚みが1.3μm、上層厚みが0.1μmと
なるようにダイコーターにて同時重層塗布を行った。次
いで、磁性層が湿潤状態から乾燥状態になる間で、0.
5Tのソレノイドにより磁場配向処理をした。更に、乾
燥炉中にて、80℃の温風を10m/minの速度で塗
膜に吹き付けて乾燥した。乾燥後、カレンダー処理し、
更に、上記支持体の反対側の面上に上記バックコート塗
料を乾燥厚さが0.5μmになるように塗布し、90℃
にて乾燥してバックコート層を形成した。最後に8mm
幅にスリットしてビデオテープを製造した。尚、表2〜
3に、上層及び中間層の各吸着率より求めた上記体積比
B /VPの計算例を示す。
【0060】〔実施例2〜3及び比較例1〕磁性塗料及
び中間塗料とも磁性粉末、非磁性粉末の仕込みから塗工
までの時間を表1に示す時間にした以外は、実施例1と
同一の条件で磁気記録媒体を作成した。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】〔実施例4〜5及び比較例2〕固練り時の
塗料滞留時間を固練り装置のニードル形状を変えて表4
に示した時間とした以外は、実施例1と同一の条件で磁
気記録媒体を作成した。処理速度は0.2kg/分で行
った。
【0065】
【表4】
【0066】〔実施例6〜7及び比較例3〕中間層に用
いる磁性粉末及び非磁性粉末を表5に示すものに変えた
以外は、実施例1と同一の条件で磁気記録媒体を作成し
た。なお、表3中、Ba・Fは実施例1で用いたバリウ
ムフェライトを意味し、TiO2 としては平均粒径35
nm、BET比表面積=40m2 /g、アルミナ5重量
%表面処理粉、比重4.2g/cm3 のものを用いた。
【0067】
【表5】
【0068】〔実施例8〜9及び比較例4〕上層及び中
間層の樹脂成分を表6に示す通りにした以外は、実施例
1と同一の条件で磁気記録媒体を作成した。
【0069】
【表6】
【0070】〔実施例10〜11及び比較例5〕上層及
び中間層の脂肪酸エステル、脂肪酸を表7に示す通りと
した以外は、実施例1と同一の条件で磁気記録媒体を作
成した。
【0071】
【表7】
【0072】〔性能評価〕実施例1〜11及び比較例1
〜5で得られた磁気記録媒体について、下記の方法に準
拠して性能評価を行った。その結果を表8〜9に示す。
【0073】<出力の測定法>DDSドライブを用い、
記録波長が0.33μmにて記録を行い、スペクトラム
アナライザーにて再生出力を測定した。
【0074】<磁性層、バックコート層粘着性の測定法
>DDSカセットにおいて、ドライブにてBOT(Be
gining Of Tape)からEOT(End
Of Tape)、そして再びBOTへ移動させ、巻き
だしハブ側にいったん巻き直した状態にて、カセットを
60℃、90%RHの環境に1週間保存後、室温に再び
戻し、巻き取りハブ側にテープをEOT付近まで巻き返
し、EOT側のハブから50cmのテープ位置における
巻き出しテンションを測定した。このときの巻き出しテ
ンションが2g未満のものを○、2〜4gのものを△、
4g超のものを×とした。
【0075】<耐久性テスト>各10台のDDSドライ
ブにより、20℃・50%RH、5℃・15%RHのそ
れぞれの環境にて、1万パスの繰り返し走行テストを行
った時の、ハードエラーが発生せず、異常なく完走し
た、その完走率で評価した。
【0076】<耐久試験後の摩擦係数の測定>特に低温
低湿である5℃・15%RHの耐久テスト後のカセット
の走行部の摩擦係数を20℃・50%RHの環境にて測
定し、テープの摩擦係数の上昇を評価した。低温低湿で
は潤滑剤の染み出し量が少なく、ダメージが大きくなる
傾向がある。
【0077】
【表8】
【0078】
【表9】
【0079】表8〜9から明らかなように、実施例1〜
11は、比較例1〜5に比較して、表面の平滑性や出力
に優れると共に、耐久性も良好で、また層間粘着性にも
優れる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
媒体表面の潤滑剤量の経時変化を制御することにより、
耐久性はもとより、層間粘着性、ヘッド貼り付き性が、
従来よりも改良された磁気記録媒体が得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、少なくとも非磁性粉末、結
    合剤及び潤滑剤からなる中間層を1層以上を設け、その
    上に少なくとも強磁性粉末、結合剤及び潤滑剤からなる
    上層を設けた磁気記録媒体において、 上記潤滑剤が脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸であり、 該脂肪酸エステルの25℃でのn−ヘキサンによる1分
    後の抽出量が単位比表面積当たり0.3〜1.5mg/
    2 であり、 該上層面側の比表面積と面積との比が30〜80である
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 さらに、該脂肪酸の25℃でメタノール
    抽出したときの、単位比表面積あたりの抽出量が、抽出
    開始1分後で0.3〜1.0mg/m2 、 抽出開始後5分で0.6〜2.0mg/m2 であること
    を特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記中間層における該脂肪酸エステルの
    25℃でのn−ヘキサン抽出量が、抽出開始1分後で単
    位面積あたり11〜40mg/m2 、 抽出開始1分後から5分後の間の平均抽出速度が単位面
    積当たり2.5〜10mg/m2 ・分、 上記上層における25℃での該n−ヘキサン抽出量が、
    抽出開始1分後で単位面積あたり4〜30mg/m2 、 抽出開始1分後から5分後の平均抽出速度の単位面積当
    たり1.0〜5.5mg/m2 ・分であることを特徴と
    する請求項1又は2記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記上層と中間層を併せた全塗布層の空
    孔率が5〜28%であることを特徴とする請求項1〜3
    いずれか記載の磁気記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016071917A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 富士フイルム株式会社 磁気テープおよびその製造方法
JP2017045502A (ja) * 2016-12-07 2017-03-02 富士フイルム株式会社 磁気テープおよびその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016071917A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 富士フイルム株式会社 磁気テープおよびその製造方法
JP2017045502A (ja) * 2016-12-07 2017-03-02 富士フイルム株式会社 磁気テープおよびその製造方法

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