JPH11254841A - 熱転写受像シートの製造方法 - Google Patents
熱転写受像シートの製造方法Info
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- JPH11254841A JPH11254841A JP10057094A JP5709498A JPH11254841A JP H11254841 A JPH11254841 A JP H11254841A JP 10057094 A JP10057094 A JP 10057094A JP 5709498 A JP5709498 A JP 5709498A JP H11254841 A JPH11254841 A JP H11254841A
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Abstract
施された受像シートの製造方法の提供。 【解決手段】 芯材層4の裏面(芯材層が中芯基材層6
と裏面側フィルム層7とからなるときは、裏面側フィル
ム層の裏面)及び/又は表面フィルム層3の表面に予め
印刷を施して印刷画像5を形成しておき、芯材層と表面
フィルム層とからなる支持体1aの積層形成工程、及び
表面フィルム層上に染料染着性受像層2を形成する工程
を任意の順序に行って、熱転写受像シート1を製造す
る。
Description
(以下、受像シートと記す)の製造方法に関するもので
ある。さらに詳しく述べるならば、本発明は、マークや
図柄などの、印刷を施された表面及び/又は裏面を有す
る受像シートを製造する場合に、特にカールを防止及至
僅少化することができる印刷が施された受像シートの製
造方法に関するものである。
ー、特に昇華型熱転写プリンターの開発が進んでいる。
昇華型熱転写プリンターでは、3色(イエロー、マゼン
タ、シアン)、或いは4色(イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラック)の昇華性染料層を含むインクシートを、
順番に受像シートに重ね、これをサーマルヘッドにより
加熱し、それぞれの色の染料を、その転写量を制御しな
がら受像シートに転写することにより、濃度階調性に優
れたフルカラー画像の転写形成が可能になっている。こ
のような熱転写プリンターは、テレビ画像やビデオカメ
ラで撮影した画像を、例えば、葉書タイプの受像シート
や、ステッカータイプの受像シートにプリントする等の
用途において、ゲームセンター等のアミューズメント施
設をはじめ、一般家庭でも急速に普及している。
は、それぞれの用途に応じて、検知マーク、ロゴマー
ク、あるいは図柄などの印刷が施されている。例えば、
前述のようなプリンターは、複数枚の定型サイズにカッ
トされた受像シートをトレー内に装着し、トレーからプ
リンター内に給紙する機構を有している。受像シートに
は、プリンター純正紙であるか否か、且つ純正紙であっ
ても、プリンター装着時にその表裏が逆になっていない
かを判別するため、裏面上に検知マークが印刷されてい
ることが一般的である。
ト印画を得るために、例えば一軸ないし二軸延伸フィル
ムや多層構造フィルム(合成紙)などのシート上に、染
料染着性樹脂を主成分として含む受像層を形成した受像
シートが用いられている。上記の様な受像シートは、厚
さが均一で、柔軟であり、しかもセルロース繊維からな
る紙に比べて熱伝導度が低いなどの利点があり、このた
め、均一で濃度の高い転写画像が得られるという長所が
ある。しかし、合成紙などを支持体として用いた受像シ
ートに熱転写記録を施すと、熱によりフィルムに残存し
ている延伸応力が開放されて、熱収縮し、その結果受像
シートにカールやシワを発生して、プリンター中をスム
ースに走行することが困難となり、また得られるプリン
トの商品価値を著しく低下させる等の欠点があった。
問題点を解消するために、紙などのように熱収縮性の小
さな芯材の両面に、上記の一軸ないし二軸延伸フィルム
を積層結着して、基材表裏のフィルムのテンションをバ
ランスさせることにより、基材に起因するカールをコン
トロールする方法が試みられている(特開平3−234
588号公報)。
シートの製造には、受像層を形成する前の積層基材の表
面又は裏面に印刷したり、あるいは受像シートを作成し
た後に印刷が行われていたため、印刷後の乾燥工程にお
ける加熱により、受像シートに予測できないようなカー
ルが生ずる傾向があった。このようなカールを除去する
ことは困難であり、商品としての外観が劣るだけでな
く、プリンターで記録する際に、受像シートの紙詰まり
などのトラブルの原因となっており、このため、印刷が
施された受像シートにおけるカール問題の解決が強く要
望されていた。
にマークや図柄などの印刷が施された受像シートを製造
するに際し、カールの発生を容易にコントロールするこ
とが可能な受像シートの製造方法を提供しようとするも
のであり、特に印刷に伴うカールの発生がなく、従って
記録走行性が良好で、かつ画質の優れた記録画像を形成
することができる熱転写受像シートの製造方法を提供し
ようとするものである。
シートの製造方法(1)は、芯材層と、その表面上に積
層された表面側フィルム層と、この表面側フィルム層上
に形成され、染料染着性材料を含む受像層とを有し、印
刷を施された熱転写受像シートを製造するに際し、前記
芯材層の裏面及び前記表面側フィルム層の表面の少なく
とも1面上に予め印刷を施し、次に、(A)前記芯材層
の表面上に表面側フィルム層を積層一体化し、次にその
表面上に、受像層を形成するか、又は、(B)前記表面
側フィルムの表面上に、受像層を形成し、次に、この受
像層担持表面側フィルムの裏面と、前記芯材層の表面と
を積層一体化する、ことを特徴とするものである。ま
た、本発明の熱転写受像シートの製造方法(2)は中芯
基材層と、その裏面上に積層された裏面側フィルム層と
を含む芯材層と、前記中芯基材層の表面上に積層された
表面側フィルム層と、この表面側フィルム層の表面上に
形成され、染料染着性材料を含む受像層とを有し、印刷
を施された熱転写受像シートを製造するに際し、前記表
面側フィルム層の表面及び前記裏面側フィルム層の裏面
の少なくとも1面上に予め印刷を施し、次に、(A)前
記表面側フィルム層、中芯基材層、及び裏面側フィルム
層とを一体に積層し、前記表面側フィルム層の表面上に
前記受像層を形成するか、又は、(B)前記表面側フィ
ルム層の表面上に前記受像層を形成し、この受像層担持
表面側フィルム層の裏面と前記中芯基材層の表面との積
層、及び前記中芯基材層の裏面と、前記裏面側フィルム
層の表面との積層を任意の順序で、又は同時に行ってこ
れらを一体化することを特徴とするものである。
明の受像シート製造方法(1)により得られる受像シー
ト1は、芯材層4上に積層された表面側フィルム層3
と、この表面側フィルム層3上に形成された受像層2と
からなるものである、表面側フィルム層3の表面及び/
又は芯材層4の裏面にコーク等の印刷画像5が印刷され
ている。芯材層4は多層積層基材でもよく、式は単一層
体であってもよい。例えば図2に示すように、芯材層4
は、中芯基材層6と裏面側フィルム層7とが積層されて
いるものであってもよい。さらに必要に応じて、裏面側
フィルム層7の裏面には印刷を施す前又は後に裏面塗工
層(図示されていない)が設けられていてもよい。
面側フィルム層3とから構成されるシート状支持体1a
上に受像層2を形成して、受像シートが形成されるが、
これらの成分層を一体化する前に、支持体1aの表面及
び裏面を形成する表面側フィルム層3の表面及び/又は
芯材層4の裏面に、マーク、図柄など所望の印刷を施
す。次に、本発明方法(1)の積層法(A)において
は、少なくとも1方に所望の印刷を施された表面側フィ
ルム3の裏面と芯材層4の表面とを、積層一体化する。
次に、この積層体の表面側フィルム層上に受像層4を形
成して、受像シート1を作製する。必要により、裏面に
印刷を施された、又は施されていない芯材層4の裏面上
に、適宜の段階において裏面塗工層(図示していない)
を形成してもよい。図1において、表面側フィルム層3
表面及び芯材層4の裏面の両方に印刷5が施されている
が、これらの少なくとも一方に印刷が施されておればよ
い。
法(B)においては、表面側フィルム層3(印刷ずみ、
又はなし)の表面上に受像層2が形成され、この積層体
の表面側フィルム層3の裏面に、芯材層4(印刷ずみ又
はなし)の表面を積層し一体化して、印刷が施された受
像シート1を作製する。
ートの製造方法(2)において、芯材層2は、中芯基材
層6と裏面側フィルム層7との積層体であり、この芯材
層2上に、表面側フィルム層3が積層され、それによっ
て支持体1aが形成されている。本発明方法(2)にお
いて、上記成分層を積層一体化する前に、表面側フィル
ム層3の表面及び裏面側フィルム層7の裏面の少なくと
も1面上にマーク、図柄など所望の印刷5が施される。
おいては、中芯基材層6の表裏面にそれぞれ表面側フィ
ルム層3及び裏面側フィルム層7が任意の順序で、又は
同時に積層一体化され、この積層体の表面側フィルム層
3の表面上に受像層2が形成される。
は、前記印刷工程の後に、表面側フィルム層3の表面上
に、受像層2が形成され、この受像層2担持表面側フィ
ルム層3の裏面と中芯基材層6の表面、並びに中芯基材
層6の裏面と裏面側フィルム層7の表面とを、任意の順
序で、又は同時に積層して一体化する。
前に、所望の層に予め印刷を施しておくことにより、受
像シートのカール発生を極めて容易にコントロールする
ことが可能となり、外観が良好で、かつプリンター内で
の記録走行性に優れた受像シートが得られる。従来一般
に行われているように、成分層を積層して得られるシー
ト状支持体に印刷を施した場合には、印刷インキの乾燥
工程における加熱により発生した各層間の歪みによりカ
ールが発生し、このカールを矯正するには、さらに矯正
工程が必要となり、しかもその矯正効果には限界があ
る。本発明の方法により、印刷工程において表面側フィ
ルム層、あるいは裏面側フィルム層又は芯材層に熱収縮
等が生じたとしても、その後の各成分層の貼合・積層工
程、並びに受像層、裏面塗工層を形成する工程中に容易
に矯正される。また印刷工程後に受像層が形成されるた
め、受像層表面の均一性も保たれ、記録画質の優れた受
像シートが得られる。さらに付随的に、例えば裏面側印
刷の場合には、製造中における受像層側への印刷インキ
の転写も防止される。
製造方法は、受像シートの表面や裏面に、例えば検知マ
ークやロゴマーク、図柄等の印刷を施す際に利用され
る。その印刷方式については、特に制限はなく任意の方
式を選択することができる。例えば、凸版印刷をはじ
め、凹版(グラビア)印刷、平版印刷、オフセット印刷
等が挙げられ、印刷後に十分な加熱乾燥を必要とする印
刷方式において、本発明方法のカール防止効果が顕著で
ある。印刷に用いられるインキについても特に限定はな
く、例えば、染料、顔料等の色料、植物油、鉱物油、溶
剤、天然樹脂、合成樹脂、ワックス等からなるビヒクル
(展色料)や、インキの流動性、乾燥性、色調、光沢等
を調節する補助剤等から構成される一般的インキを用い
ることができる。また、インキの色についても、例えば
インキの基本色を構成する墨、藍、紅、黄等の中から、
目的に応じて適宜選択され、単独又は複数併用して用い
られる。
する芯材層としては、上質紙、コート紙、アート紙等の
紙基材、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を紙基材にラミ
ネートしたラミネート紙、ポリエチレンフタレート等の
ポリエステルからなるフィルム、ナイロンフィルム、ポ
リオレフィン(例えばポリプロピレン)フィルム等のプ
ラスチックフィルムや、或いはポリオレフィン樹脂と無
機顔料を主成分とし、2軸延伸により形成された多数の
ボイドを有する多層構造のフィルム等を例示することが
できる。
するだけでなく、前記シート支持体の二種以上をドライ
ラミネート法、ウエットラミネート法、溶融ラミネート
法等の公知の方法により、貼り合わて多層構造シートに
したものも支持体として使用でき、その組み合わせに限
定はない。一般にドライラミネート法が好ましく行わ
れ、その際に用いられる接着剤としては、ポリエーテル
系、ポリエステル系などの高分子樹脂成分に、ポリイソ
シアネート系、エポキシ系等の硬化剤を配合したものが
挙げられる。また、中芯基材層と表及び裏面側フィルム
層との積層においても、同様な方法でラミネートするこ
とが可能である。
芯材層としては、木材パルプを主成分とする天然パルプ
からなる紙基材が好ましく用いられる。このような紙基
材は、適当な断熱性、及びクッション性を有し、かつコ
スト的にも有利なものである。紙基材としては、カレン
ダー処理を施して高平滑化したものが好ましく用いら
れ、必要に応じて顔料を含有する塗工層を有していても
よい。例えば、紙基材として上質紙、コート紙、アート
紙、片艶紙、含浸紙、板紙、ラミネート紙等を用いるこ
とができる。
葉樹パルプ、広葉樹・針葉樹混合パルプ等の木材パル
プ、また、クラフトパルプ、サルファイトパルプ、ソー
ダパルプ等のように通常使用されているパルプからなる
原紙が使用できる。原紙としては、カレンダー処理等に
より表面平滑性を改善したものが好ましく、その坪量
は、50〜250g/m2 であることが好ましい。さら
に紙基材の裏面側、もしくは両表面は耐水性、熱可塑性
樹脂で被覆されていてもよく(所謂ラミネート紙)、こ
のような耐水性熱可塑性樹脂として、例えば、ポリオレ
フィン樹脂を用いることができる。ポリオレフィン樹脂
は、エチレン、及びα−オレフィン類、例えばプロピレ
ンなどの単独重合体、及び前記オレフィンの少なくとも
2種の共重合体から選ばれ、これら各種重合体は単一種
で用いられてもよく、式はその2種以上を併用してもよ
い。
ば乾燥紙力増強剤(カチオン化澱粉、カチオン化ポリア
クリルアミド等)、サイズ剤(脂肪酸塩、ロジン、マレ
イン化ロジン、カチオン化サイズ剤、反応性サイズ剤
等)、填料(クレー、カオリン、チタン等)、湿潤紙力
増強剤(メラミン樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂
等)、定着剤(硫酸アルミニウム、カチオン化デンプン
等)、PH調節剤(苛性ソーダ、炭酸ソーダ等)などの
1種以上を含んでもいてもよい。また原紙は水溶性高分
子添加剤、サイズ剤、無機電解質、吸湿性物質、顔料、
染料、PH調節剤などの1種以上を含む処理液でタブサ
イズ、又はサイズプレスされたものであってもよい。
る表面側フィルム層としては、印画されたとき、得られ
る画質の均一性や階調性の点から、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン類、ポリエチレンテレフ
タレートなどのポリエステル類、ポリアミド類、ポリ塩
化ビニル、及びポリスチレンなどの1種以上を主成分と
するフィルム基材が使用される。好ましくは、熱可塑性
樹脂を主成分とする多層構造延伸フィルムからなる合成
紙が用いられる。多層構造延伸フィルムは、表面層、中
芯層の他に、裏面層等を含むことができる。
〜45重量%含有するポリオレフィン二軸延伸フィルム
を中芯層とし、この中芯層の表面に無機微粉末を0〜1
0重量%含有するポリオレフィンの二軸延伸フィルムを
最外表面層として0.3〜1.5μmの厚みで設けた複
層構造の合成樹脂フィルム、が挙げられる。さらに、中
芯層の裏面側には、二軸延伸ポリオレフィンフィルム層
が積層されていてもよい。この多層樹脂延伸フィルムよ
りなる合成紙は、中芯層用組成物をシート状に押出し、
このシートの片面又は両表面の表面層組成物を積層した
多層樹脂シートをポリオレフィンの融点より低い温度で
同時に、又は逐次に縦方向及び横方向にそれぞれ4〜1
2倍延伸することにより中芯層に多数のミクロボイドが
生成し、圧縮性が良好で、表面層及び裏面層が平坦な延
伸フィルムが得られる。
0μmであることが好ましく、例えば合成紙の場合に
は、表面層、裏面層と中芯層の各層の厚さは、表面層と
裏面層の合計の厚さが多層構造樹脂フィルムの全厚みの
10〜40%で、中芯層の厚さが90〜60%であるこ
とが好ましい。表面層及び裏面層の厚さが厚すぎると中
芯層の圧縮特性を十分に活用することができず、またそ
れが薄すぎると表面平滑性が低下し、ヘッドと受像シー
トとの密着性が不安定となる傾向がある。
るシート状支持体の厚さは、20〜300μmの範囲に
あることが好ましい。支持体の厚さが20μm未満であ
ると、得られる受像シートの機械的強度が不十分となる
ばかりでなく、その硬さや、変形に対する反発力が不十
分となり、印画の際に生ずる受像シートのカール発生の
防止が不十分になるという不都合を生ずることがある。
また厚さが300μmを越えると、得られる受像シート
の厚さが過大になることがある。所定容積のプリンター
においては、受像シート収容可能容積に限度があり、受
像シートの厚さの増大は、当然プリンターに内蔵される
受像シートの収容枚数の低下を招く。この場合、所定枚
数の受像シートを収容しようとすれば、プリンターの容
積を大きくしなければならず、この場合、プリンターの
コンパクト化が困難となる。
分層から構成されていてもよく、例えば中芯基材層の裏
面に裏面側フィルム層が積層された構成を有していても
よい。裏面側フィルム層としては、前述の表面側フィル
ム層と同様なフィルム基材が用いられる。
持体の表面上に設けられる受像層は、インクリボンから
転写される昇華性染料を染着、固着し得る染着性樹脂を
主成分として形成される。このような染着性樹脂として
は、例えばポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、及びアセテート
ブチレート樹脂などのセルロース誘導体等を用いること
ができる。受像層の塗工量は、1〜20g/m2 の範囲
内で調節され、好ましくは3〜10g/m2 である。受
像層の塗工量が1g/m2 未満では、受像層が支持体表
面を完全に覆うことができず、このため、熱転写される
画像の画質の低下を招いたり、受像シートとインクリボ
ンが付着してしまい、いわゆる融着が発生することがあ
る。一方、受像層の塗工量が20g/m2 を越えると、
画像受容効果が飽和して不経済であるばかりでなく、受
像層の強度が不十分になり、受像層の厚みが過大となる
ため支持体の断熱効果が十分に発揮されず、画像濃度が
低下することがある。
像層には、サーマルヘッドの加熱による受像層とインク
リボンとの融着を防ぐ目的で、樹脂用架橋剤、滑剤、剥
離剤等の融着防止剤が添加されてもよい。また、必要に
応じ、その他の添加剤、例えば有色顔料、有色染料、蛍
光染料、可塑剤、酸化防止剤、顔料、紫外線吸収剤等を
添加してもよい。融着防止剤としてはアクリルシリコン
系樹脂等、架橋剤としてはイソシアネート系化合物およ
びエポキシ系化合物等、紫外線吸収剤としてはベンゾト
リアゾール系、ベンゾフェノン系、フェニルサリシレー
ト系およびシアノアクリレート系化合物等が用いられ
る。これら受像層に添加される成分は架橋剤を介して架
橋反応を起こすものが望ましい。これらの添加剤は、受
像層の主成分と混合して塗工されてもよいし、別の塗工
層として受像層の上、もしくは下に塗工されていてもよ
い。
いて、走行性向上、静電気の防止、受容シート相互の擦
れによる受像層の損傷防止、さらにはプリントした受像
シートを重ね置きしたとき、受像層から、それに接触、
隣接する受像シート裏面への染料の移行の防止などを目
的として、受像シートの裏面側(受像層に対し反対側)
に、裏面塗工層が形成されていてもよい。この裏面塗工
層には、接着剤として有効な樹脂が含まれ、且つ、この
樹脂は、受像シートの走行性、受像層面の傷つき防止の
為にも有効なものである。このような接着剤樹脂として
は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、メラ
ミン樹脂等、並びにこれらの樹脂の反応硬化物を用いる
ことができる。
る給紙、走行トラブル等を抑制する目的で、帯電防止剤
が含まれていてもよい。帯電防止剤としては、市販のア
ニオン性、ノニオン性、カチオン性等の帯電防止剤が使
用でき、また二酸化チタン又は酸化亜鉛のような無機酸
化物の微粉末を不純物と混合して焼成して、電子伝導性
を高めた無機微粉末も使用することができる。中でもカ
チオン系ポリマーを用いることが望ましく、ポリエチレ
ンイミン、カチオン性モノマーを含むアクリル系重合
体、カチオン変性アクリルアミド系重合体、及びカチオ
ン澱粉等が好ましく用いられる。
着剤、滑剤、顔料、消泡剤、分散剤、樹脂の架橋剤、有
色染料等を適宜選択して含有させてもよい。裏面塗工層
の塗工量には特に制限はないが、0.3〜20g/m2
であることが好ましく、より好ましくは0.5〜10g
/m2 の範囲内に調節される。裏面塗工量の塗工量が少
なすぎると当該塗工層に期待される効果が発揮されず、
また多すぎても、その効果が飽和してしまい、コストを
上昇させるので実用的でない。
るとき、静電気による走行トラブルの発生を防ぐため、
受像シートの受像層面上、あるいは受像層とシート状支
持体の間に、裏面塗工層とは別の帯電防止剤層を塗布し
てもよい。
層、裏面塗工層、及びその他の塗工層は、各層用塗工液
を、バーコーター、グラビアコーター、コンマコータ
ー、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ゲート
ロールコーター等の既知のコーターで塗工し、乾燥して
形成することができる。
が、本発明の範囲はこれらにより限定されるものではな
い。尚、下記実施例において、特に断らない限り、
「%」及び「部」は全て「重量%」、及び「重量部」を
示す。
含むポリオレフィンを主成分として含み、2軸延伸され
た厚さ60μmの多層構造フィルム(商標:ユポFPG
60、王子油化合成紙製、80℃,24時間の熱処理ず
み)からなる表面側フィルムの表面上に、下記組成の塗
料−1を固形分塗工量が8g/m2 となるようにグラビ
アコーターにより塗工、乾燥して受像層を形成した。 [裏面側フィルムへの印刷]無機顔料を含むポリオレフ
ィンを主成分として含み2軸延伸された厚さ60μmの
多層構造フィルム(商標:ユポFPG60、王子油化合
成紙製、熱処理なし)からなる裏面側フィルムの裏面上
に、グラビア印刷機を使用して、印刷速度60m/min
、乾燥温度130の条件で、ロゴマークの印刷を行な
い、印刷ずみ裏面側フィルムを作製した。 〔受像シートの作製〕上記、受容層を設けた表面側フィ
ルム、及び印刷を施した裏面側フィルムを、受像層表
面、及び印刷面がそれぞれ外側になるようにして、厚さ
50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィ
ルムからなる中芯基材の表裏面上に、ポリエステル系接
着剤を用いる、ドライラミネート法により貼り合わせて
受像シートを作製した。
μmのコート紙(商標:OKコート、王子製紙製)を用
いて、受像シートを作製した。
を320℃の温度で30μmの厚さに押し出してラミネ
ートし、これを温度20℃のクーリングロールに押しつ
けて冷却固着して、コート層を形成してラミネート紙を
作製した。このラミネート紙層のコート層上に下記組成
の塗料−2を、固形分塗工量が2g/m 2 となるように
塗工、乾燥して裏面塗工層を形成し、芯材層を作製し
た。この芯材層の裏面塗工層上に実施例1と同様にして
印刷を施した。芯材層の非ラミネート面上に、実施例1
と同様の受像層付き表面側フィルムを、その受像層が外
側になるようにして、ポリエステル系接着剤を使用して
ドライラミネート法により貼り合わせて受像シートを作
製した。
ンを主成分として含み2軸延伸された厚さ60μmの多
層構造フィルム(商標:ユポFPG60、王子油化合成
紙製)の熱処理品(80℃,24時間)及び未熱処理品
を用意し、50μmのポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルムからなる中芯基材の表裏両面に、前記熱
処理品を表面側に、前記未処理品を裏面側に、ポリエス
テル系接着剤を用い、ドライラミネート法で貼り合わせ
てシート状支持体を作製した。この支持体の表面上に、
実施例1と同様にして受像層を形成して受像シートを作
製した。 [受像シートへの印刷]次に、上記受像シートの裏面側
(未熱処理フィルムの裏面)に、実施例1と同様な方法
で印刷を施した。
0μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ムの代わりに、厚さ80μmのコート紙(商標:OKコ
ート、王子製紙製)を用いて、受像シートを作製して、
印刷を施した。
て、下記の方法によるテストを行った。得られた結果を
表1に示す。 〔カール評価〕得られた受像シートをA5サイズに断裁
し、水平な机上に受像層面を上にして載置し、20℃、
65%RHの環境下で24時間放置したときのカールを
測定した。カールの程度は、凹面側を上にして放置した
ときの4隅の持ち上がり高さを測定しそれらの平均値
(mm)で表した。受像層側が凹形状になる場合は
(+)、凸の形状になる場合は(−)とした。一般にカ
ール量が大きくなるとプリンター中で走行トラブルを起
こしやすくなるため、商品価値が低下する。
ルフィルムの上に昇華性染料をバインダーとともに含む
インク層を設けたイエロー、マゼンタ、シアンの3色そ
れぞれのインクシートを受像シートの受像層に接触さ
せ、市販熱転写ビデオプリンター(商標:VY−50、
日立製作所製)を用いて、サーマルヘッドで段階的に加
熱することにより所定の画像を受像層上に熱転写させる
方法により、上記各色の中間調の単色および色重ねの画
像をプリントした。この受像シート上に転写された記録
画像について、マクベス反射濃度計RD−914(:商
標)を用いて、印加エネルギー別に反射濃度を測定し、
光学濃度(黒)が1.0に相当する階調部分の記録画像
の均一性について、(1)濃淡ムラの有無、および
(2)白抜けの有無などについて目視観察した。上記、
評価結果が特に優秀なものを5、良好なものを4、普通
のものを3、少し欠陥のあるものを2、欠陥の著しいも
のを1とした。
性については、前記熱転写ビデオプリンターを用いて1
00枚連続印画し、搬送トラブルがなく実用に適してい
るものを(○)、搬送トラブルがあり実用に適さない場
合を(×)と表示した。上記テストの結果を表1に示
す。
裏面に、マークや図柄などの印刷を施した受像シートを
製造する場合に、特にカールを容易にコントロールし
て、記録走行性が良好で、かつ画質の優れた受像シート
を提供することが可能になり、産業界に寄与するところ
は大である。
一実施態様の工程説明図。
他の実施態様の工程説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 芯材層と、その表面上に積層された表面
側フィルム層と、この表面側フィルム層上に形成され、
染料染着性材料を含む受像層とを有し、印刷を施された
熱転写受像シートを製造するに際し、 前記芯材層の裏面及び前記表面側フィルム層の表面の少
なくとも1面上に予め印刷を施し、次に、 (A)前記芯材層の表面上に表面側フィルム層を積層一
体化し、次にその表面上に、受像層を形成するか、又
は、 (B)前記表面側フィルムの表面上に、受像層を形成
し、次に、この受像層担持表面側フィルムの裏面と、前
記芯材層の表面とを積層一体化する、 ことを特徴とする熱転写受像シートの製造方法。 - 【請求項2】 中芯基材層と、その裏面上に積層された
裏面側フィルム層とを含む芯材層と、前記中芯基材層の
表面上に積層された表面側フィルム層と、この表面側フ
ィルム層の表面上に形成され、染料染着性材料を含む受
像層とを有し、印刷を施された熱転写受像シートを製造
するに際し、 前記表面側フィルム層の表面及び前記裏面側フィルム層
の裏面の少なくとも1面上に予め印刷を施し、次に、 (A)前記表面側フィルム層、中芯基材層、及び裏面側
フィルム層とを一体に積層し、前記表面側フィルム層の
表面上に前記受像層を形成するか、又は、 (B)前記表面側フィルム層の表面上に前記受像層を形
成し、この受像層担持表面側フィルム層の裏面と前記中
芯基材層の表面との積層、及び前記中芯基材層の裏面
と、前記裏面側フィルム層の表面との積層を任意の順序
で、又は同時に行ってこれらを一体化することを特徴と
する熱転写受像シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05709498A JP3846014B2 (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 熱転写受像シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05709498A JP3846014B2 (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 熱転写受像シートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11254841A true JPH11254841A (ja) | 1999-09-21 |
| JP3846014B2 JP3846014B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=13045930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05709498A Expired - Fee Related JP3846014B2 (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 熱転写受像シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3846014B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003011529A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Sony Corp | 熱転写用印画紙の保護シート及び熱転写用印画紙パック |
| JP2019171869A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社巴川製紙所 | 熱転写受像シートおよびその製造方法 |
-
1998
- 1998-03-09 JP JP05709498A patent/JP3846014B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2003011529A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Sony Corp | 熱転写用印画紙の保護シート及び熱転写用印画紙パック |
| JP2019171869A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社巴川製紙所 | 熱転写受像シートおよびその製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3846014B2 (ja) | 2006-11-15 |
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