JPH11254899A - 着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠の製造方法および製造装置 - Google Patents

着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠の製造方法および製造装置

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JPH11254899A
JPH11254899A JP8057098A JP8057098A JPH11254899A JP H11254899 A JPH11254899 A JP H11254899A JP 8057098 A JP8057098 A JP 8057098A JP 8057098 A JP8057098 A JP 8057098A JP H11254899 A JPH11254899 A JP H11254899A
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vinyl chloride
chloride resin
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resin
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JP8057098A
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Ikuo Kuranaga
郁男 倉永
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AIKO KK
IKO CO Ltd
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AIKO KK
IKO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多くの種類の絵模様等を少量でも作製でき、
絵模様等を自由な大きさに作製することが可能な着色塩
化ビニル樹脂ぬり絵用枠の製造装置を提供する。 【構成】 輪郭を軟質の着色塩化ビニル樹脂で形成たぬ
り絵用枠の製造装置において、パーソナルコンピュータ
により絵模様等の作成用ソフトを用いて輪郭のデータを
作成するデータ作成手段1と、該データを取り込み、絵
模様等の輪郭のデータのプログラムに従い、加熱された
基板上にゾル状の着色塩化ビニル樹脂をノズルから吐出
して絵模様等の輪郭を描く輪郭形成手段2と、基板を加
熱して描かれたゾル状の着色塩化ビニル樹脂からなる輪
郭をゲル化し固化する樹脂加熱手段3と、固化した樹脂
を冷却する冷却手段4を具備する着色塩化ビニル樹脂ぬ
り絵用枠の製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ぬり絵の手法で着
色塩化ビニル樹脂製絵画・造形品を作製するのに使用す
る着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠の製造方法および製造
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ぬり絵は年少の子供の遊び用具あ
るいは教材として広く知られている。周知の様に、ぬり
絵は、紙に黒色の線で絵模様や図形等の輪郭だけを描い
た下絵からなり、これにクレヨン,色鉛筆,色ペン,絵
の具等の着色用具を用いて着色し、楽しみながら絵画に
対する興味をいだかせ、情緒感を養おうとするものであ
る。
【0003】また、樹脂製の造形品としては、プラスチ
ック製シートの着色印刷品が市販されている。これは、
例えば花模様、風物模様等を所望の彩色でプラスチック
製シートに印刷したものである。しかし、このプラスチ
ック製シートの着色印刷品は、彩色が施された表面は平
面状であるために立体感がなく、また強くこすったり、
長期間使用していると印刷が剥離してくる欠点があっ
た。
【0004】他方、着色塩化ビニル樹脂製の造形品とし
ては、軟質または硬質を問わず広範囲のものが市販され
ており、例えばおもちゃ、人形、造花、造形果物等各種
の製品が知られている。これ等の着色塩化ビニル樹脂製
の造形品は、所望の形状の型を用いて、射出成形法,圧
縮成形法,押出成形法等により着色塩化ビニル樹脂材料
に熱または圧力、あるいは両者を同時に作用せしめて成
形する方法により製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な従来の着色塩化ビニル樹脂材料により製造される造
形品は、前記の様な機械的な成形法により作製されるた
めに、形状は型によって規定されるので均一化され、ま
た色調はほとんど単色に近いものが多く、単調な製品し
か得られない欠点があった。
【0006】他方、本発明者は、既に、着色塩化ビニル
樹脂材料を用いて、ぬり絵あるいは絵画等の手法によ
り、所望の図形を描き好みの色調に彩色した着色プラス
チック製の絵画・造形品を作製する方法を提案した。
(特開平1−113300号公報) また、本発明者は、着色塩化ビニル樹脂のぬり絵用枠を
作製し、その枠の間に着色塩化ビニル樹脂材料を充填し
て着色プラスチック製の絵画・造形品を作製する方法の
製造装置として、着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠を連続
して自動的に製造する装置を提案した。(特許第251
1381号公報) しかし、その着色塩化ビニル樹脂のぬり絵用枠の製造装
置は、装置が大型で、一定の大きさの着色塩化ビニル樹
脂ぬり絵用枠を連続して自動的に大量に製造するのには
適しているが、自由にデザインした大きさや種類の異な
るぬり絵用枠を効率よく製造するには適切ではなかっ
た。
【0007】本発明は、上記の様な従来の造形品の状況
に鑑みてなされたものであり、ゾル状(液状)の着色塩
化ビニル樹脂材料を用いて、ぬり絵の手法で、軟質で平
面部分に密着することができ装飾品として楽しむことが
できる、自由にデザインした大きさや種類の異なる着色
塩化ビニル樹脂製絵画・造形品を作製するのに使用する
着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠を、少量でも効率よく製
造する方法および装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、絵模
様,図形,文字,記号等の輪郭を軟質の着色塩化ビニル
樹脂で形成し、該輪郭の裏面は平面状で平面部分に密着
することができるぬり絵用枠の製造方法において、パー
ソナルコンピュータにより絵模様,図形,文字,記号等
の作成用ソフトを用いて輪郭のデータを作成するデータ
作成工程と、該データを取り込み、絵模様,図形,文
字,記号等の輪郭のデータのプログラムに従い、加熱さ
れた基板上にゾル状の着色塩化ビニル樹脂をノズルから
吐出して絵模様,図形,文字,記号等の輪郭を描く輪郭
形成工程と、基板を加熱して描かれたゾル状の着色塩化
ビニル樹脂からなる輪郭をゲル化し固化する樹脂加熱工
程と、固化した樹脂を冷却する冷却工程を具備すること
を特徴とする着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠の製造方法
である。前記輪郭形成工程が、データ作成工程から拡大
または縮小して大きさを変えた輪郭のデータを取り込む
ことができるのが好ましい。
【0009】また、本発明は、絵模様,図形,文字,記
号等の輪郭を軟質の着色塩化ビニル樹脂で形成し、該輪
郭の裏面は平面状で平面部分に密着することができるぬ
り絵用枠の製造装置において、パーソナルコンピュータ
により絵模様,図形,文字,記号等の作成用ソフトを用
いて輪郭のデータを作成するデータ作成手段と、該デー
タを取り込み、絵模様,図形,文字,記号等の輪郭のデ
ータのプログラムに従い、加熱された基板上にゾル状の
着色塩化ビニル樹脂をノズルから吐出して絵模様,図
形,文字,記号等の輪郭を描く輪郭形成手段と、基板を
加熱して描かれたゾル状の着色塩化ビニル樹脂からなる
輪郭をゲル化し固化する樹脂加熱手段と、固化した樹脂
を冷却する冷却手段を具備することを特徴とする着色塩
化ビニル樹脂ぬり絵用枠の製造装置である。
【0010】前記輪郭形成手段が、ゾル状の着色塩化ビ
ニル樹脂の吐出手段とデータのプログラムに従い絵模
様,図形,文字,記号等の輪郭を描く描画手段からなる
のが好ましい。前記輪郭形成手段が、データ作成手段か
ら拡大または縮小して大きさを変えた輪郭のデータを取
り込むことができるのが好ましい。前記冷却手段で冷却
した樹脂を基板から剥離する剥離手段を有するのが好ま
しい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係わる着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠(以下、
ぬり絵用枠と記す)は、軟質の着色塩化ビニル樹脂を用
いて、絵模様,図形,文字,記号等(以下、絵模様等と
記す)の輪郭を形成し、その輪郭の裏面が平面状からな
り平面部分に密着することができるものである。
【0012】また、本発明に係わるぬり絵用枠は、ぬり
絵の手法により、ぬり絵用枠の絵模様等の輪郭の間隙に
ゾル状(液状)の着色塩化ビニル樹脂材料を充填塗布し
て彩色し絵を描いて固化することにより、表面に絵模様
等の下絵の着色塩化ビニル樹脂の凸状の輪郭を有する図
形が描かれ、該凸状図形の間隙部は着色塩化ビニル樹脂
で彩色され、軟質で裏面は平坦な平面状に形成され平面
部分に密着することができる着色塩化ビニル樹脂製絵画
・造形品を作製するのに用いるものである。
【0013】次に、本発明のぬり絵用枠の製造装置につ
いて説明する。図1は本発明のぬり絵用枠の製造装置の
一実施態様を示す概略説明図である。同図において、本
発明のぬり絵用枠の製造装置は、パーソナルコンピュー
タにより絵模様等の作成用ソフトを用いて輪郭のデータ
を作成するデータ作成手段1と、データ作成手段1によ
り形成されたデータを取り込み、絵模様等の輪郭のデー
タのプログラムに従い、基板上にゾル状の着色塩化ビニ
ル樹脂をノズルから吐出して絵模様等の輪郭を描く輪郭
形成手段2と、該基板を加熱して描かれたゾル状の着色
塩化ビニル樹脂からなる輪郭をゲル化し固化する樹脂加
熱手段3と、固化した樹脂を冷却する冷却手段4を有す
る。また前記冷却手段で冷却した樹脂を基板から剥離す
る剥離手段を設けてもよい。
【0014】上記のぬり絵用枠の製造装置において、デ
ータ作成手段1はパーソナルコンピュータからなり、パ
ーソナルコンピュータにより絵模様等の作成用ソフトを
用いて絵模様等の輪郭のデータを作成し、画面に表示す
る。パーソナルコンピュータは、特に制限はなく市販の
ものを用いることができるが、例えばウインドウズ(W
indows)3.1,95対応のものが好ましく、そ
の具体例としては、富士通(株)製のFMVシリーズ、
松下電器産業(株)製のパナコム(Panacom)V
シリーズ、日本電気(株)製のPC98シリーズ(例え
ば、PC9821Ct16)等が挙げられる。
【0015】機器構成の一例として、 コンピュータ本体:80486DX2以上のCPUを
搭載し、ウインドウズ(Windows)3.1以上が
動作可能 ディスプレイ:解像度800×600以上 メモリ:32Mbyte以上 ソフトウエア:ウインドウズ(Windows)3.
1以上 ハードディスク容量:空き容量50Mbyte以上 フロッピィドライブ:3モード対応(1.2Mbyt
eフォーマットが読めること) 絵模様等の作成用ソフト:文字書き用ソフト (株)実宣 商品名「もじ書き君」、ローランド・ディ
ー・シー株式会社 商品名「Dr.STIKA PLU
S」 が挙げられる。
【0016】上記のパーソナルコンピュータにより絵模
様等の作成用ソフトを用いて、画面上に作図範囲を設定
して、絵模様等を入力する。絵模様等のサイズおよび位
置を入力して輪郭の大きさを決めてデータを作成する。
また、絵模様等のデータは、あらかじめ作成しておいて
フロッピーに保存するか、またはパーソナルコンピュー
タに保存しておいて、そのデータを使用してもよい。
【0017】次に、輪郭形成手段2により、データ作成
手段1により形成されたデータを取り込み、絵模様等の
輪郭のデータのプログラムに従い、基板上にゾル状の着
色塩化ビニル樹脂をノズルから吐出して絵模様等の輪郭
を描く。
【0018】図2は輪郭形成手段2の一例を示す概略
図、図3はデータ作成手段と輪郭形成手段の接続状態を
示す概略図である。同図に示す様に、輪郭形成手段2
は、ゾル状の着色塩化ビニル樹脂の吐出手段Aとプログ
ラムに従い絵模様等の輪郭を描く描画手段Bからなる。
【0019】吐出手段Aはゾル状の着色塩化ビニル樹脂
5を吐出するノズル21と、該ノズル21に樹脂を供給
する樹脂タンク26を有する。吐出手段Aとしては、例
えば株式会社パイロット社製、中粘度液体ディスペンサ
ーMVF−01,10等が用いられる。
【0020】描画手段Bでは、パーソナルコンピュータ
から送られてくる絵模様等の輪郭のデータのプログラム
信号に従い、ノズル21をX,Y,Zの3軸の方向に制
御して自動的に移動させてゾル状の着色塩化ビニル樹脂
により輪郭を描く。
【0021】図3に示す様に、パーソナルコンピュータ
25は輪郭形成手段2にケーブル22で接続されてい
る。基板11は、テーブル23に設けられたホットプレ
ート27上に載置され加熱されている。輪郭形成手段2
には、X軸およびY軸に沿って移動可能にヘッド24が
設けられ、ヘッド24はX軸およびY軸の2次元の制御
がなされる。ノズル21はヘッド24に設けられ、ノズ
ル21はヘッド24内おいて上下のZ軸方向に移動可能
である。したがって、ノズルはX,Y,Z軸の方向に制
御される。また、ノズル21には開閉弁が設けられ、ノ
ズル21が下方向に移動して加熱されている基板11の
近くに下りた時に開閉弁が開き、ゾル状の着色塩化ビニ
ル樹脂5をノズル21の先端から押し出して、絵模様等
の輪郭を描き、描き終わった後にはノズル21が上方向
に移動して基板11から離れるとノズル21の開閉弁が
閉じる様に形成されている。
【0022】基板は表面が平面状で耐熱性を有するもの
であればよく、例えばアルミニウム板等の金属板、ガラ
ス板、耐熱性樹脂板等を用いることができる。基板はホ
ットプレートにより、150〜160℃程度に加熱して
おくのが好ましい。
【0023】ヘッド24に装着するノズルは、1個また
は複数個でもよい。複数個のノズルの場合には、各ノズ
ルから吐出される樹脂材料の色は同一でもよくまたは異
なる様に色分けすることができる。また、複数個のノズ
ルを用いて同一の基板に複数の色彩からなる絵模様等の
輪郭を同時に描くこともできる。
【0024】描画手段Bとしては、例えばローランド
ディー ジー株式会社、PNC−2300(CAMM−
2シリーズ:コンピュータを使用した彫刻機)のヘッド
部分を改良してノズルを設けた装置が用いられる。
【0025】本発明においては、データ作成手段1にパ
ーソナルコンピュータを用いて絵模様等の輪郭を作製し
ているために、多くの種類の絵模様等を自由にデザイン
した画面を簡単に表示することができ、この輪郭のデー
タを転送することにより、直に輪郭形成手段により絵模
様等の輪郭を描くことができる。そのために、自由にデ
ザインした多くの種類の絵模様等を少量でも作製でき、
また絵模様等の大きさを拡張または縮小して自由な大き
さに作製することが可能である。
【0026】次に、樹脂加熱手段3により、上記の輪郭
形成手段2で描かれたゾル状の着色塩化ビニル樹脂から
なる輪郭を加熱してゲル化して固化する。加熱条件は加
熱温度は180〜220℃、加熱時間は1〜5分間が好
ましい。
【0027】ゲル化して固化した樹脂は冷却手段4によ
り冷却する。冷却は冷風、水等を用いて行なうことがで
きる。冷却手段4で冷却した樹脂を基板から剥離するこ
とによりぬり絵用枠を得ることができる。この様にして
作製された細い棒状の樹脂枠の裏面は平面状に形成され
る。
【0028】図4(a)は本発明の装置により製造され
たぬり絵用枠の一例を示す平面図、図4(b)はAA線
拡大断面図である。同図において、ぬり絵用枠10は、
文字「あ」の形状をした模様の輪郭12の部分を細い棒
状の軟質の着色塩化ビニル樹脂で一体に形成してなり、
細い棒状の樹脂枠の裏面は平面状に形成され金属板等の
基板11に密着し、前記輪郭12の間には間隙13が設
けられいる。
【0029】基板から剥したぬり絵用枠を再び金属板に
密着するには、上記の様に絵模様等の輪郭を形成した枠
は軟質の着色塩化ビニル樹脂からなり裏面が平面状であ
るために、枠を金属板に押し付けることにより密着する
ことができる。ぬり絵用枠の色彩は特に限定することは
なく如何なるものをも用いることができ、単色でも或い
は2色以上を組み合わせたものでもよい。
【0030】次に、ぬり絵用枠を使用して着色塩化ビニ
ル樹脂で彩色された絵画・造形品を作製する方法につい
て説明する。まず、金属板上に密着した所望の模様を形
成したぬり絵用枠の輪郭の間隙に、所望の色彩のゾル状
(液状)の着色塩化ビニル樹脂材料を押し出しチューブ
から押し出して塗布充填して彩色して絵を描く。絵を描
いた後、金属板をホットプレート上に載置し、約140
℃〜200℃で2〜20分間加熱して樹脂を固化(ゲル
化)せしめた後、水等で冷却し、固化した軟質の着色塩
化ビニル樹脂を金属板から剥離することにより着色塩化
ビニル樹脂製絵画・造形品を得ることができる。
【0031】上記の様にして作製された着色塩化ビニル
樹脂製絵画・造形品は、着色塩化ビニル樹脂製シートの
表面に下絵の着色塩化ビニル樹脂の凸状図形が形成さ
れ、該凸状図形の間隙部は所望の色彩の着色塩化ビニル
樹脂で彩色され、裏面は平坦な平面状に形成されている
ので、裏面をガラス、ドアの戸、風呂場等のタイル、カ
ンバン、POP等の平面部分に密着し、そのまま貼るこ
とができ屋内の装飾品として利用することができる。ま
た、接着剤や粘着剤を使用することにより、木,布等の
表面が粗面なものにも貼ることができる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。
【0033】実施例1 図1に示す装置を用いて、図5に示すぬり絵用枠を製造
した。データ作成手段1のパーソナルコンピュータとし
て、富士通(株)製のFMVシリーズ(FMV−BIB
LO NU III 13)を使用し、文字書き用ソフ
ト((株)実宣製、商品名「もじ書き君」)を用いて、
図5に示す様な「SALE」の文字の縁取りをした図形
を作成して画面に表示した。輪郭形成手段2として、図
3に示す様に、ローランド ディー ジー株式会社、P
NC−2300(CAMM−2シリーズ:コンピュータ
を使用した彫刻機)のヘッド部分を改良してノズルを設
けた装置を使用した。
【0034】パーソナルコンピュータと輪郭形成手段2
はケーブルににより接続してあり、パーソナルコンピュ
ータから輪郭形成手段にデータを送り、「SALE」の
文字の輪郭のデータのプログラムに従い、ホットプレー
ト27で150〜160℃に加熱した基板(アルミ板)
11上に黒色のゾル状の着色塩化ビニル樹脂をノズルか
ら吐出して輪郭12を描いた。
【0035】次に、基板11上に描かれたゾル状の着色
塩化ビニル樹脂からなる輪郭12を樹脂加熱手段3によ
り、約200℃に約3分間加熱してゲル化して固化し
た。固化した樹脂を冷却手段4で冷却して黒色のぬり絵
用枠10を得た。
【0036】また、パーソナルコンピュータの画面上の
「SALE」の文字の大きさを1/2に縮小し、そのデ
ータを使用して上記と同様にして1/2に縮小した黒色
のぬり絵用枠を作製した。また、同様にしてパーソナル
コンピュータの画面上の「OPEN」の文字の大きさを
2倍に拡大し、そのデータを使用して2倍に拡大した黒
色のぬり絵用枠を作製した。
【0037】次に、着色塩化ビニル樹脂製絵画・造形品
の作製方法について説明する。図6は、上記の図5で作
製したぬり絵用枠を使用して製造した着色塩化ビニル樹
脂製絵画・造形品の説明図である。
【0038】まず、上記の方法で作製したアルミ板上の
黒色の軟質塩化ビニル樹脂製のぬり絵用枠の輪郭12の
間隙13に、所望の色彩のチューブ入のゾル状(液状)
の着色塩化ビニル樹脂を用いて樹脂をチューブから押し
出して塗布し絵を完成させた。
【0039】描いた絵をアルミ板ごと200℃に加熱し
たホットプレート上に載置し、ふたをして約2〜3分間
加熱して樹脂を固化した。加熱は、時々ふたを開けて焼
き具合い確かめ、樹脂の表面からゆげが出てつやが出て
来て樹脂が固化するまで行う。次に、ホットプレートか
らアルミ板を取り出し、アルミ板を水で冷却した。
【0040】冷却した後、固化(ゲル化)した樹脂を静
かにはがすことにより、図6に示す様に、黄色31(背
景),赤色32(文字),黒色33(枠)で着色された
着色塩化ビニル樹脂製絵画・造形品34を得ることがで
きる。
【0041】この様にして得られた製品は、軟質の薄い
シート状で、裏面は平坦な平面状に形成されているの
で、裏面を窓ガラス、ドアの戸、風呂場等のタイル等の
平面部分に密着させて貼ることにより装飾品として最適
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、パ
ーソナルコンピュータを用いて絵模様等の輪郭を作製し
ているので、自由にデザインした絵模様等の画面を簡単
に作製することができ、この輪郭のデータを転送するこ
とにより、直に輪郭形成手段により絵模様等の輪郭を描
くことができる。そのために、自由にデザインした多く
の種類の絵模様等を少量でも作製でき、また絵模様等の
大きさを拡張または縮小して自由な大きさに作製するこ
とが可能である。
【0043】また、得られたぬり絵用枠を用いれば、絵
の苦手な人やまだ絵を描くのに慣れていない初心者で
も、ゾル状の着色塩化ビニル樹脂を使用した新規な着色
塩化ビニル樹脂製絵画・造形品を簡単に作製することが
できる。作製された着色塩化ビニル樹脂製絵画・造形品
は窓ガラス、タイル等に密着し、装飾品として楽しむこ
とができ、生活の楽しみを増加するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のぬり絵用枠の製造装置の一実施態様を
示す概略説明図である。
【図2】輪郭形成手段の一例を示す概略図である。
【図3】データ作成手段と輪郭形成手段の接続状態を示
す概略図である。
【図4】図4(a)は本発明の装置により製造されたぬ
り絵用枠の一例を示す平面図、図4(b)はAA線拡大
断面図である。
【図5】実施例1で作製されたぬり絵用枠を示す説明図
である。
【図6】ぬり絵用枠を使用して得られた着色塩化ビニル
樹脂製絵画・造形品の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 データ作成手段 2 輪郭形成手段 3 樹脂加熱手段 4 冷却手段 5 ゾル状の着色塩化ビニル樹脂 10 ぬり絵用枠 11 基板 12 輪郭 13 間隙 21 ノズル 22 ケーブル 23 テーブル 24 ヘッド 25 パーソナルコンピュータ 26 樹脂タンク 27 ホットプレート 31 黄色(背景) 32 赤色(文字) 33 黒色(枠) 34 着色塩化ビニル樹脂製絵画・造形品 A 吐出手段 B 描画手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絵模様,図形,文字,記号等の輪郭を軟
    質の着色塩化ビニル樹脂で形成し、該輪郭の裏面は平面
    状で平面部分に密着することができるぬり絵用枠の製造
    方法において、パーソナルコンピュータにより絵模様,
    図形,文字,記号等の作成用ソフトを用いて輪郭のデー
    タを作成するデータ作成工程と、該データを取り込み、
    絵模様,図形,文字,記号等の輪郭のデータのプログラ
    ムに従い、加熱された基板上にゾル状の着色塩化ビニル
    樹脂をノズルから吐出して絵模様,図形,文字,記号等
    の輪郭を描く輪郭形成工程と、基板を加熱して描かれた
    ゾル状の着色塩化ビニル樹脂からなる輪郭をゲル化し固
    化する樹脂加熱工程と、固化した樹脂を冷却する冷却工
    程を具備することを特徴とする着色塩化ビニル樹脂ぬり
    絵用枠の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記輪郭形成工程が、データ作成工程か
    ら拡大または縮小して大きさを変えた輪郭のデータを取
    り込む請求項2記載の着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 絵模様,図形,文字,記号等の輪郭を軟
    質の着色塩化ビニル樹脂で形成し、該輪郭の裏面は平面
    状で平面部分に密着することができるぬり絵用枠の製造
    装置において、パーソナルコンピュータにより絵模様,
    図形,文字,記号等の作成用ソフトを用いて輪郭のデー
    タを作成するデータ作成手段と、該データを取り込み、
    絵模様,図形,文字,記号等の輪郭のデータのプログラ
    ムに従い、加熱された基板上にゾル状の着色塩化ビニル
    樹脂をノズルから吐出して絵模様,図形,文字,記号等
    の輪郭を描く輪郭形成手段と、基板を加熱して描かれた
    ゾル状の着色塩化ビニル樹脂からなる輪郭をゲル化し固
    化する樹脂加熱手段と、固化した樹脂を冷却する冷却手
    段を具備することを特徴とする着色塩化ビニル樹脂ぬり
    絵用枠の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記輪郭形成手段が、ゾル状の着色塩化
    ビニル樹脂の吐出手段とデータのプログラムに従い絵模
    様,図形,文字,記号等の輪郭を描く描画手段からなる
    請求項3記載の着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠の製造装
    置。
  5. 【請求項5】 前記輪郭形成手段が、データ作成手段か
    ら拡大または縮小して大きさを変えた輪郭のデータを取
    り込む請求項3記載の着色塩化ビニル樹脂ぬり絵用枠の
    製造装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却手段で冷却した樹脂を基板から
    剥離する剥離手段を有する請求項3記載の着色塩化ビニ
    ル樹脂ぬり絵用枠の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113650293A (zh) * 2021-07-23 2021-11-16 深圳市创想三维科技股份有限公司 3d打印机

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