JPH11255907A - 不連続繊維強化樹脂成形品および不連続繊維強化樹脂成形品用成形材料 - Google Patents

不連続繊維強化樹脂成形品および不連続繊維強化樹脂成形品用成形材料

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JPH11255907A
JPH11255907A JP5988098A JP5988098A JPH11255907A JP H11255907 A JPH11255907 A JP H11255907A JP 5988098 A JP5988098 A JP 5988098A JP 5988098 A JP5988098 A JP 5988098A JP H11255907 A JPH11255907 A JP H11255907A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、薄肉、軽量が要求される電子機器筐
体等の成形品において、必要な機械的特性と高い電磁波
遮蔽性を併せ持つ優れた不連続繊維強化樹脂成形品およ
び不連続繊維強化樹脂成形品用成形材料を提供せんとす
るものである。 【解決手段】本発明の不連続繊維強化樹脂成形品は、比
重が1.7以下である不連続繊維強化樹脂成形品におい
て、該不連続繊維が、30以上の平均アスペクト比を有
する導電性繊維を含み、かつ、該成形品の体積固有抵抗
が0.1Ωcm以下であることを特徴とするものであ
る。また、本発明の不連続繊維強化樹脂成形品用成形材
料は、少なくとも次の構成要素[A]、[B]および
[C]からなり、構成要素[A]と構成要素[B]から
なる複合体に、構成要素[C]が接するように配置され
てなることを特徴とするものである。 [A]導電性繊維束 [B]重量平均分子量が200〜50000でかつ構成
要素[C]よりも溶融粘度が低い熱可塑性重合体 [C]重量平均分子量が10000以上である熱可塑性
樹脂

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、ワードプロセッサ等の各種電子機器の内装部品
や筐体の材料として好適な不連続繊維強化樹脂成形品に
関し、特に軽量でかつ機械的特性や電磁波遮蔽性に優れ
た不連続繊維強化樹脂成形品および不連続繊維強化樹脂
成形品用成形材料に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の各種電子機
器の内装部品や筐体の材料として、不連続繊維強化樹脂
が広く用いられてきている。不連続繊維強化樹脂は、射
出成形など生産性や設計自由度に優れた成形法が可能
で、しかも剛性や強度など機械的特性にも優れた成形品
が得られる利点がある。
【0003】ところで、電子機器の普及と高性能化が進
むとともに、機器相互の放射電磁波干渉による誤動作等
が懸念され、これを防止するための、機器の電磁的両立
性(Electro-magnetic Compatibility)が求められ、機
器の部品や筐体の材料として電磁波遮蔽性が重要となっ
てきている。しかも、電子機器の軽量化のために、従来
よりも薄肉、軽量でかつ十分な電磁波遮蔽性を有する材
料が求められている。かかる成形品の電磁波遮蔽性を高
くするためには、成形品の導電性を高くすればよい。す
なわち、物性値としては、成形品の体積固有抵抗が低い
方がよい。ところが、一般に不連続繊維強化樹脂成形品
は、炭素繊維など導電性繊維を使えば、ある程度の導電
性は有するものの、それだけでは必ずしも十分な電磁波
遮蔽性が得られないという問題があった。
【0004】本来、導電性を持たない樹脂成形品に導電
性を付与する方法としては、成形品表面に銅、ニッケ
ル、アルミニウム等の金属薄膜を無電解メッキ法や真空
蒸着法により生成する方法が知られ、広く用いられてい
るが、工程や設備に大きなコストがかかるうえ、成形品
の変形などに伴い、金属薄膜が脱落する問題もある。ま
た、類似の方法として、導電性塗料を塗布する方法もあ
るが、電磁波遮蔽性が必ずしも十分でなく、塗膜の脱落
という問題もある。
【0005】一方、他の方法としては、金属粒子、炭素
繊維、導電処理無機繊維、金属繊維等の導電性フィラー
を樹脂中に添加することが知られている。そこで、不連
続繊維強化樹脂に、これらの導電性フィラーを添加する
ことで成形品の導電性を向上させ、必要な電磁波遮蔽性
を確保しようという試みがある。
【0006】しかしながら、このうちカーボンブラック
を使う場合、十分な導電性を得るためには、大量に添加
しなければならず、そうすると溶融粘度が上昇し、成形
が困難になるばかりか、成形品の機械的特性が著しく低
下するという問題があり、たとえば、特開平9−874
17号公報においては、導電性繊維の平均長さを適当な
範囲としたうえでカーボンブラックを添加する方法が開
示されているが、この方法でも薄肉成形品での電磁波シ
ールド性は必ずしも十分とはいえない。
【0007】また、金属粒子を添加する方法でも、カー
ボンブラックと同様の問題があるうえに、成形品の比重
が大きくなり、軽量性が要求される用途には向かない。
【0008】特開平8−73220号公報に開示されて
いるような導電処理無機繊維を使用する場合も、成形性
や、成形品の機械的特性を損なわない範囲の添加量で
は、十分な電磁波遮蔽性を得ることは困難である。
【0009】また、金属繊維は、比較的少量の添加で導
電性が得られるフィラーとして知られている。たとえ
ば、特開昭60−260651号公報では炭素繊維強化
樹脂に金属繊維を添加する方法が開示されている。しか
し、軽量筐体のように薄肉でかつ十分な電磁波遮蔽性を
得ようとすれば、高価な金属繊維をおよそ10体積%以
上添加しなければならず、コストの増大や成形性の悪
化、成形品比重の増大などの問題は避けられない。
【0010】かかる金属繊維の代わりに、ニッケル、
銅、銀などの金属で被覆された有機繊維や炭素繊維を用
いれば、成形品比重の増大の問題はある程度抑えられる
が、成形品の機械的特性やコストの問題は依然として大
きく、この場合も、より少ない添加量で電磁波遮蔽性を
得ることが望まれているのが実状である。
【0011】このように、不連続繊維強化樹脂に導電性
フィラーを添加しても、必要な電磁波遮蔽性と機械的特
性とを併せ持つものを得ることは困難な状況にある。
【0012】また、炭素繊維や金属繊維等を含め、繊維
状の導電性フィラーによって成形品に導電性を付与する
場合、一般に成形プロセスのなかで、導電性フィラーが
折れて短くなっていくことが多いが、最終成形品中での
導電性フィラーの長さが長いほど、フィラー相互の接触
機会が増え、導電性が高くなる傾向であることは知られ
ている。ただし、あまり長くしようとすると、成形プロ
セスにおいて、フィラーの分散が妨げられ、導電性が思
ったほど向上しなかったり、成形品の表面品位が悪化し
たりすることも知られている。すなわち、成形品の導電
性を含めて総合的に判断して、導電性フィラー長さを適
正に調整するべく成形材料や成形条件を設定することが
重要であるが、ここで、最適なフィラー長さは、導電性
フィラーの種類によって異なり、その長さのみに注目し
て成形品の最適化を行っても、他の特性を保持しながら
十分な電磁波遮蔽性を得ることは非常に困難であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、電子機器の筐体などの軽量、薄肉の
不連続繊維強化樹脂成形品において、必要とされる機械
的特性と電磁波遮蔽性とを併せ持つ優れた不連続繊維強
化樹脂成形品およびそれを成形するための成形材料を提
供せんとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の不連続繊維強化樹脂成形品は、
比重が1.7以下である不連続繊維強化樹脂成形品にお
いて、該不連続繊維が、30以上の平均アスペクト比を
有する導電性繊維を含み、かつ、該成形品の体積固有抵
抗が0.1Ωcm以下であることを特徴とするものであ
る。また、本発明の不連続繊維強化樹脂成形品用成形材
料は、少なくとも次の構成要素[A]、[B]および
[C]からなり、構成要素[A]と構成要素[B]から
なる複合体に、構成要素[C]が接するように配置され
てなることを特徴とするものである。
【0015】[A]導電性繊維束 [B]重量平均分子量が200〜50000でかつ構成
要素[C]よりも溶融粘度が低い熱可塑性重合体 [C]重量平均分子量が10000以上である熱可塑性
樹脂
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり、機
械的特性と電磁波遮蔽性を併せ持つ不連続繊維強化樹脂
成形品について、鋭意検討し、繊維状導電性フィラーの
導電性向上効果を、機械的特性等を損ねない範囲で、最
大に発揮させるために、繊維状導電性フィラーの形態を
適切に制御して、成形品の導電性を特定レベル以上にし
てみたところ、かかる課題を一挙に解決することを究明
したものである。
【0017】また、本発明は、かかる不連続繊維強化樹
脂成形品を製造する手段として、射出成形用の特定な成
形材料、すなわち、成形品内の導電性繊維のアスペクト
比を適当な範囲として成形品での導電性を高くする、す
なわち体積固有抵抗を低くするような成形材料を使用す
ることを究明したものである。
【0018】本発明は、比重が1.7以下、好ましくは
1.5以下の不連続繊維強化樹脂成形品に関するもので
ある。不連続繊維強化樹脂成形品(以下、成形品と略
す)とは、不連続、すなわち、いわゆる連続長繊維状で
ない強化繊維がマトリクス樹脂中に埋め込まれたもので
あって、これによって強化された成形硬化後の部品であ
り、必要に応じて諸々の形態を有するものである。その
材料としては、連続長繊維状の強化繊維を使用してもよ
いが、成形後の成形品中では、該強化繊維は不連続にな
っているものである。
【0019】かかる成形品の比重は、任意の形態の成形
品から、重量が1〜50gの範囲内の試験片を切り出
し、ASTM D792−91に従って測定された値で
示される。
【0020】該成形品中の不連続繊維の種類は特に限定
されず、2種類以上の繊維を併用してもよいが、軽量、
薄肉で良好な機械的特性を得る観点からは、少なくとも
その一部が炭素繊維であることが好ましい。なかでも、
引張弾性率が200GPa〜700GPaのポリアクリ
ロニトリル(PAN)系炭素繊維であることがより好ま
しい。
【0021】本発明で使用される樹脂種も特に限定され
ないが、望ましくは、耐衝撃性に優れ、かつ、生産性の
高い射出成形が可能な熱可塑性樹脂がよい。例えば、ポ
リエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレー
トや液晶ポリエステル等のポリエステル、ポリエチレン
やポリプロピレンやポリブチレン等のポリオレフィンの
他、ポリオキシメチレン、ポリアミド、ポリカーボネイ
ト、ポリスチレン、スチレン・アクリロニトリル共重合
体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合
体、アクリレート・スチレン・アクリロニトリル共重合
体、ポリメチレンメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリフェニレンエーテル、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポ
リスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケト
ン、ポリエーテルエーテルケトン等を使用することがで
き、また、これらの共重合体、変性体および2種類以上
のブレンドした樹脂も使用することができる。また、更
に耐衝撃性向上のために、上記樹脂にエラストマーもし
くはゴム成分を添加した樹脂も使用することができる。
【0022】本発明の成形品は、導電性繊維を有する。
導電性繊維とは体積固有抵抗が0.01Ωcm以下、好
ましくは10-3Ωcm以下、さらに好ましくは10-5Ω
cm以下の繊維状フィラーであり、具体的には、ステン
レス鋼繊維や銅繊維等の金属繊維、PAN系やピッチ系
その他の炭素繊維、さらには各種の金属被覆繊維が例示
できる。繊維の体積固有抵抗はJIS R7601に規
定された炭素繊維の体積抵抗率の測定法に準じて測定す
る。この場合測定長さは導電性繊維の形状や導電性に応
じて適宜変更してよい。なお、金属被覆繊維など不均一
の素材から構成される繊維についても、上の測定法によ
る値を繊維の体積固有抵抗とみなす。
【0023】導電性繊維は、シランカップリング剤、ア
ルミネートカップリング剤、チタネートカップリング剤
等で表面処理、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、
アミド系樹脂、テルペン・フェノール共重合樹脂等で集
束処理されていてもよい 本発明の樹脂成形品においては、導電性繊維の平均アス
ペクト比が30以上であることが必要で、40〜500
の範囲内であることが好ましく、50〜200の範囲内
であることがさらに好ましい。導電性繊維のアスペクト
比は、成形後の成形品中での導電性繊維の長さを直径で
除した無次元数で定義される。平均アスペクト比はその
重み付け平均値である。すなわち、各導電性繊維の長さ
をLi(i=1,2,..)、平均直径をDとした場
合、平均アスペクト比は(ΣLi2/ΣLi)/Dで算
出される。
【0024】導電性繊維の太さは種類によって異なり、
成形品導電性や成形品品位、成形性等のバランスからみ
て必要な繊維長さも種類によって異なる。本発明者は、
太さの異なる導電性繊維においても、平均アスペクト比
を上記の通りとすることにより、導電性付与効果が高
く、機械特性その他の特性に大きな悪影響を及ぼさない
程度の添加量で、必要な成形品導電性が得られることを
見出した。
【0025】すなわち、成形材の導電性を高くするため
には、導電性繊維が相互に接触する確率が高いほど有利
であるため、同じ直径の導電性繊維であれば平均繊維長
が長い方がよい。ところが、細い導電性繊維を用いれ
ば、導電性繊維の体積あたりの総延長が長くなるため、
同じ平均繊維長を有する、より太い繊維よりも導電性向
上効果は大きい。したがって、導電性向上効果は、平均
繊維長と繊維直径の比をとった無次元数である平均アス
ペクト比に大きく支配されることになる。
【0026】平均アスペクト比があまり小さくなると、
導電性繊維が相互接触する機会が少なくなるため、成形
品の導電性が低くなる傾向がある。一方、平均アスペク
ト比が上記の好ましい範囲より大きくなると、成形品の
品位が低下したり、成形プロセスにおいて導電性繊維が
樹脂中に分散しにくくなるため導電性が有効に向上しな
い場合がある。
【0027】導電性繊維の長さLiは、成形品の樹脂を
適当な溶媒等で溶かすなどの方法で除去し、残存した繊
維を顕微鏡等で観察して得られる。直径Dは、導電性繊
維の種類ごとに、たとえば繊度と密度とから算出した平
均直径を使用するのが簡便でよい。長さを測定する導電
性繊維の数は200以上とする。
【0028】たとえば炭素繊維と金属繊維など、2種以
上の導電性繊維を併用した場合、全ての導電性繊維から
ランダムに200以上の繊維を抜き出した場合の平均ア
スペクト比を、成形品の平均アスペクト比とする。
【0029】成形品の平均アスペクト比が上記範囲より
小さくなると、導電性と機械的特性がともに低下する傾
向がある。
【0030】本発明の成形品の体積固有抵抗は0.1Ω
cm以下であり、0.05Ωcm以下であることが好ま
しい。体積固有抵抗がこの値より大きくなると必要な電
磁波シールド性が得られないことがある。成形品の体積
固有抵抗にはいくつかの測定法があるが、本発明の成形
品においては次のような方法で測定する。
【0031】すなわち、厚さt(mm)が1〜4mmの
成形品から、幅w(mm)が10〜15mm、長さL
(mm)が50〜100mmの範囲内にある試験片を切
り出し、長さ方向の両端面を研磨、洗浄した後導電性ペ
ーストを均一に塗布し、十分な精度の抵抗計で端面間の
電気抵抗R(Ω)を測定する。成形品の体積固有抵抗
(Ωcm)は、0.1×R×t×w/Lで定義される。
【0032】本発明の導電性繊維として炭素繊維を用い
ると、導電性付与と機械的特性の付与を同時に達成でき
るため好ましい。また、金属被覆繊維は、成形品比重の
増大が比較的小さくかつ導電性付与効果が大きいので好
ましい。ここで金属被覆繊維とは、たとえば銅繊維、ス
テンレス繊維、銀被覆ナイロン繊維、銅/ニッケル被覆
ガラス繊維、ニッケル被覆炭素繊維などを含み、被覆の
方法も電解メッキ、無電解メッキ、蒸着などいずれでも
よい。なかでもニッケル被覆炭素繊維は、コストと導電
性付与効果のバランスに優れ、しかも導電性が長期にわ
たって劣化しないのでより好ましい。成形品の特性を総
合的に考慮し、炭素繊維と、それよりも導電性の高い導
電性繊維を併用することも好ましい。
【0033】炭素繊維とニッケル被覆炭素繊維を併用す
る場合、成形品中の炭素繊維の重量含有率は15%〜4
0%の範囲内にあることが好ましい。含有率が15%を
下回ると成形品の機械的特性が低下する傾向があり、4
0%を上回ると溶融粘度の増大等から成形上の問題が多
くなると同時にニッケル炭素繊維の含有率を適当な範囲
とすることが困難となる傾向がある。また、ニッケル被
覆炭素繊維の重量含有率は5%〜15%の範囲内にある
ことが好ましい。5%を下回ると成形品の電磁波シール
ド性が低下する傾向があり、15%を上回ると成形上の
問題が多くなると同時に成形品の機械的特性が低下する
傾向がある。
【0034】本発明の樹脂成形品に、カーボンブラック
など公知の非繊維形状の導電性フィラーを添加すると、
導電性をさらに向上させることができる。特に、パーソ
ナルコンピュータ筐体等としての各要求特性をバランス
よく満たすためには、炭素繊維と、金属被覆炭素繊維た
とえばニッケル被覆炭素繊維を併用したものにさらにカ
ーボンブラックを適当な割合で添加することにより、金
属被覆炭素繊維とカーボンブラックの相乗効果が得ら
れ、きわめて高い導電性が得られるので好ましい。この
場合、成形品の機械的特性の低下を抑えるために、カー
ボンブラックの添加量は、成形品全体に対して10%以
下であることが好ましく、4%以下であることがさらに
好ましい。
【0035】本発明によれば、軽量で電磁波遮蔽性に優
れながら、シャルピー衝撃値が20kJ/m2 以上、曲
げ弾性率が10GPa以上の成形品を従来よりはるかに
容易に得ることができる。ここでシャルピー衝撃値とは
JIS K7077に従って測定された値であり、曲げ
弾性率とはASTM D790−96aに従って測定さ
れた値である。
【0036】本発明の成形品は、厚さ2mm以下で45
dB以上の電磁波遮蔽性を得ることが可能である。電磁
波遮蔽性は、株式会社アドバンテスト製TR17301
Aまたは同等品によって測定した周波数500MHzの
高インピーダンス電界空間における電界遮蔽性である。
【0037】本発明の成形品の成形法としては、従来の
不連続繊維強化樹脂成形品の成形法のいずれを適用して
もよいが、樹脂が熱可塑性である場合は射出成形やスタ
ンピング成形等、さらにその中でも射出成形が、成形サ
イクルが短く生産性に優れる。
【0038】本発明の成形品を成形する場合、平均アス
ペクト比を所定の値にするためには、導電性繊維の長さ
を、その直径に応じたある値以上にする必要がある。し
たがって、その射出成形においては、導電性繊維を含む
成形材料すなわちペレットとして、できるだけ繊維長を
長く保ったまま成形機に投入できるものを用いることが
望ましい。すなわち、たとえば導電性繊維束をペレット
全長に近い長さで含む、いわゆる長繊維ペレットのよう
な形態のものである。
【0039】一方、本発明においては導電性繊維の相互
接触機会を大きくするために、成形プロセスにおいて導
電性繊維が樹脂中に束状に存在するのではなく、均一に
分散することが望ましい。ところが、上に述べた長繊維
ペレット形態で導電性繊維束を投入すると、成形プロセ
ス中に導電性繊維が分散することが困難になる傾向があ
る。
【0040】特に、軽量かつ機械的特性に優れた成形品
においては、一般に高分子量の樹脂が用いられるため、
成形中の樹脂の粘度が比較的高く、長繊維ペレットの導
電性繊維の分散はますます困難となる。
【0041】そこで、本発明においては、次のような構
成のペレットを使用することが特に好ましい。すなわ
ち、ペレットの一部または全部が次の3つの構成要素か
らなり、かつ構成要素[A]と構成要素[B]からなる
複合体に、構成要素[C]が接するように配置されてな
るペレットである。
【0042】構成要素[A]は連続した導電性繊維束で
あり、成形品に高い導電性を付与するもので、体積固有
抵抗が0.01Ωcm以下の導電性繊維からなるもので
ある。なかでも、銅繊維、ステンレス繊維、銀被覆ナイ
ロン繊維、銅/ニッケル被覆ガラス繊維、ニッケル被覆
炭素繊維など、導電性繊維の体積固有抵抗が10-3以下
であることが好ましい。
【0043】構成要素[B]は重量平均分子量が200
〜50000でかつ次に述べる構成要素[C]よりも溶
融粘度が低い熱可塑性重合体であり、成形時にはマトリ
クス樹脂(構成要素[C])が導電性繊維束(構成要素
[A])に含浸することを助け、また導電性繊維がマト
リクス樹脂中に分散することを助ける、いわゆる含浸助
剤・分散助剤としての役割を持つものである。
【0044】導電性繊維束[A]に最終的に含浸させよ
うとする樹脂(構成要素[C])よりも溶融粘度が低い
物質(構成要素[B])で予め導電性繊維表面が濡らさ
れ、単繊維間の隙間が埋められていることにより、最終
的に含浸させる樹脂[C]がある程度高粘度であっても
容易に含浸・分散が達成される。構成要素[B]として
特に優れたものとして、たとえばテルペンフェノールの
ような、フェノールもしくはフェノールの置換基誘導体
と、二重結合を2個有する脂肪族炭化水素の縮合により
得られるオリゴマーが挙げられる。
【0045】構成要素[C]は、重量平均分子量が1
0,000以上である熱可塑性樹脂で、たとえば靭性な
どの物性が高く、成形後構成要素[A]に含浸し、導電
性繊維と接着、これを強固に保持する役割を持つマトリ
クス樹脂である。特に適したものとして、ポリアミド、
ポリオレフィン、ポリカーボネートが挙げられ、なかで
もポリアミド樹脂が優れる。
【0046】ポリアミド樹脂とは、例えばナイロン4、
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン10、ナイロン1
1、ナイロン12、ナイロン46等の脂肪族ナイロン、
ポリヘキサジアミンテレフタルアミド、ポリヘキサメチ
レンジアミンイソフタル酸アミド、キシレン基含有ポリ
アミド等の芳香族ナイロン、およびそれらの共重合体、
変性体、およびこれらを2種類以上ブレンドした樹脂等
を指す。
【0047】構成要素[B]および/または[C]に
は、得ようとする成形品の要求特性に応じて、難燃材、
耐候性改良材、酸化防止剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、
着色剤等、さらにカーボンブラック等の導電性フィラー
を添加しておくことができる。図1および図2は、本発
明の導電性繊維を含む成形材料の形状を模式的に示した
ものである。形状は構成要素[A]と構成要素[B]か
らなる複合体1に、構成要素「C」である樹脂2が接す
るように配置されていれば、図に示すものに限定される
ものではないが、図1および図2のように、構成要素
[C]が複合体の周囲を被覆するように配置されている
ことが好ましい。その場合、断面の形状は図1のような
円形や図2のような楕円形など、いずれでもよい。
【0048】成形材料の長さ3は、成形後に導電性繊維
のアスペクト比を所定の値とするための繊維長に対し
て、長くとるべきことはいうまでもないが、好ましくは
1mm〜50mmの範囲内、さらに好ましくは2mm〜
10mm、最も好ましくは3mm〜8mmの範囲内であ
るのがよい。この長さが短すぎると成形材料の製造コス
トが高くなるとともに導電性繊維の長さが短くなり、成
形品における導電性繊維のアスペクト比を所定の範囲内
とすることが難しくなる場合があり、逆に長すぎると導
電性繊維の開繊性や分散性が低下する傾向があり、成形
品の導電性や表面品位が悪化する場合があるためであ
る。
【0049】本発明の成形材料は、構成要素[A]に、
粘度が100ポイズ以下になるように加熱溶融された構
成要素[B]を含浸させることによって複合体を形成
し、ついで溶融した粘度500ポイズ以上の構成要素
[C]をこの複合体を被覆するように配置した後、冷却
して形成されたものである。
【0050】このうち、[A]と[B]の複合体を形成
する方法としては、繊維束に油剤、サイジング剤、マト
リクス樹脂を付与するような公知の方法を用いることが
できる。より具体的には、加熱溶融された構成要素
[B]をダイコーターより一定速度で押し出し、このコ
ーター部に接触させながら構成要素[A]を一定速度で
通過させた後加熱する方法が採用される。
【0051】つぎに、構成要素[C]を複合体を被覆す
るように配置する方法としては、複合体を電線被覆用の
コーティングダイ中に通し、押し出し機から溶融させた
構成要素[C]を吐出させて複合体の周囲を被覆するよ
うに配置する方法が採用される。
【0052】
【実施例】実施例1 重量平均分子量460のテルペンフェノール重合体を1
30℃に加熱してダイコーターより一定速度で押し出し
た。このコーター部に接触させながら、連続したニッケ
ル被覆炭素繊維束(引張弾性率225GPa、ニッケル
の電解メッキ層厚さ0.25μm、ニッケル層を含む単
糸径7.5μm、単糸数12,000、繊度1440T
EX、比重2.7、体積固有抵抗7.5×10-6Ωc
m)を一定速度で通過させた後加熱して、ニッケル被覆
炭素繊維束にテルペンフェノール重合体を含浸させた複
合体を得た。次に、この複合体を電線被覆用のコーティ
ングダイ中に通し、押し出し機から250℃で溶融させ
たナイロン6樹脂(重量平均分子量15000)を吐出
させて複合体の周囲を被覆するように配置した樹脂被覆
複合体を得た。次に、この樹脂被覆複合体を室温まで冷
却後、ストランドカッターで3mmにカットして射出成
形用マスターペレットAを得た。
【0053】一方、ニッケル被覆炭素繊維束のかわりに
PAN系炭素繊維束(引張弾性率230GPa、単糸径
6.9μm、単糸数12,000、繊度800TEX、
比重1.8、体積固有抵抗1.6×10-3Ωcm)を用
い、ストランドカッターで7mmにカットした他はマス
ターペレットAと同様にして、マスターペレットBを得
た。
【0054】以上のマスターペレットA、マスターペレ
ットB、前述のナイロン6樹脂チップを、全体に対して
PAN系炭素繊維が24重量%、ニッケル被覆炭素繊維
が8.5重量%となるように混合し、型締め力150t
fの射出成形機により、外形が150mm×150m
m、厚さが1mmの平板状成形品を得た。この成形品の
比重は1.38、体積固有抵抗は0.086Ωcm、シ
ャルピー衝撃値は27kJ/m2 、曲げ弾性率は17G
Paであり、蟻酸に浸漬してナイロン6樹脂を溶解させ
る方法でアスペクト比を測定した結果、平均アスペクト
比は70であった。
【0055】この成形品の電磁波シールド性は46dB
であった。
【0056】実施例2 導電性カーボンブラック(粒子径55nm、比表面積2
9m2 /g)と前述のナイロン6樹脂チップを混合後、
二軸押出機に供給して250℃で溶融させて引き取り冷
却した後、長さ3mmにカットしてマスターペレットC
を得た。
【0057】前述のマスターペレットA、マスターペレ
ットBと、マスターペレットC、ナイロン6樹脂チップ
を、全体に対してPAN系炭素繊維が24重量%、ニッ
ケル被覆炭素繊維が8.5重量%、カーボンブラックが
3.7%となるように混合し、実施例1と同様に成形し
て平板状成形品を得た。この成形品の比重は1.40、
体積固有抵抗は0.046Ωcm、シャルピー衝撃値は
25kJ/m2 、曲げ弾性率は17GPaであり、実施
例1と同様の方法で測定した平均アスペクト比は68で
あった。
【0058】この成形品の電磁波シールド性は50dB
(装置測定限界)以上であった。
【0059】実施例3 ニッケル被覆炭素繊維束のかわりにステンレス繊維(引
張弾性率186GPa、単糸径8.0μm、単糸数5,
100、繊度2040TEX、比重8.0、体積固有抵
抗72×10-6Ωcm)を用いた他はマスターペレット
Aと同様にして、マスターペレットDを得た。
【0060】前述のマスターペレットBと、マスターペ
レットD、ナイロン6樹脂チップを、全体に対してPA
N系炭素繊維が24重量%、ステンレス繊維が8.5重
量%となるように混合し、実施例1と同様に成形して平
板状成形品を得た。この成形品の比重は1.44、体積
固有抵抗は0.071Ωcm、シャルピー衝撃値は23
kJ/m2 、曲げ弾性率は15GPaであり、実施例1
と同様の方法で測定した平均アスペクト比は65であっ
た。
【0061】この成形品の電磁波シールド性は48dB
であった。
【0062】実施例4 前述のマスターペレットAとナイロン6樹脂チップを、
全体に対してニッケル被覆炭素繊維が18重量%となる
ように混合し、実施例1と同様に成形して平板状成形品
を得た。この成形品の比重は1.34、体積固有抵抗は
0.040Ωcm、シャルピー衝撃値は15kJ/
2 、曲げ弾性率は10GPaであり、実施例1と同様
の方法で測定した平均アスペクト比は40であった。
【0063】この成形品の電磁波シールド性は50dB
(装置測定限界)以上であった。
【0064】実施例5 前述のマスターペレットA、マスターペレットCとナイ
ロン6樹脂チップを、全体に対してニッケル被覆炭素繊
維が18重量%、カーボンブラックが5.1重量%とな
るように混合し、実施例1と同様に成形して平板状成形
品を得た。この成形品の比重は1.36、体積固有抵抗
は0.036Ωcm、シャルピー衝撃値は14kJ/m
2 、曲げ弾性率は10GPaであり、実施例1と同様の
方法で測定した平均アスペクト比は36であった。
【0065】この成形品の電磁波シールド性は50dB
(装置測定限界)以上であった。
【0066】実施例6 実施例1のマスターペレットBで用いたPAN系炭素繊
維束のかわりに、別のPAN系炭素繊維束(引張弾性率
451GPa、単糸径5.0μm、単糸数6,000、
繊度223TEX、比重1.84、体積固有抵抗0.8
×10-3Ωcm)を用いた他はマスターペレットBと同
様にして、マスターペレットEを得た。マスターペレッ
トBのかわりにマスターペレットEを用いた他は実施例
1と同様に混合し、成形して平板状成形品を得た。この
成形品の比重は1.39、体積固有抵抗は0.085Ω
cm、シャルピー衝撃値は23kJ/m2 、曲げ弾性率
は28GPaであり、実施例1と同様の方法で測定した
平均アスペクト比は69であった。
【0067】この成形品の電磁波シールド性は47dB
であった。
【0068】比較例1 実施例1で用いたのと同様のニッケル被覆炭素繊維束
に、前述のナイロン6チップを溶融、含浸させて樹脂含
浸ストランドを作製し、これをストランドカッターで長
さ3mmにカットしてマスターペレットFを得た。
【0069】マスターペレットAのかわりにマスターペ
レットFを用いた他は実施例1と同様に混合し、成形し
て平板状成形品を得た。この成形品の比重は1.38、
体積固有抵抗は1.250Ωcm、シャルピー衝撃値は
19kJ/m2 、曲げ弾性率は15GPaであり、実施
例1と同様の方法で測定した平均アスペクト比は25で
あった。
【0070】この成形品の電磁波シールド性は28dB
であった。
【0071】比較例2 前述のマスターペレットAを二軸押出機で250度で再
混練しながら溶融押出ししてストランドを作製した、こ
れをストランドカッターで長さ3mmにカットしてマス
ターペレットGを得た。
【0072】マスターペレットAのかわりにマスターペ
レットGを用いた他は実施例1と同様に混合し、成形し
て平板状成形品を得た。この成形品の比重は1.38、
体積固有抵抗は8500Ωcm、シャルピー衝撃値は1
2kJ/m2 、曲げ弾性率は11GPaであり、実施例
1と同様の方法で測定した平均アスペクト比は13であ
った。
【0073】この成形品の電磁波シールド性は10dB
であった。
【0074】比較例3 前述のマスターペレットA、マスターペレットBと、ナ
イロン6樹脂チップを、全体に対してPAN系炭素繊維
が24重量%、ニッケル被覆炭素繊維が20重量%とな
るように混合し、実施例1と同様に成形して平板状成形
品を得た。この成形品の比重は1.49、体積固有抵抗
は0.090Ωcm、シャルピー衝撃値は5kJ/
2 、曲げ弾性率は12GPaであり、実施例1と同様
の方法で測定した平均アスペクト比は19であった。
【0075】この成形品の電磁波シールド性は45dB
であった。
【0076】比較例4 前述のマスターペレットBとナイロン6樹脂チップを、
全体に対してPAN系炭素繊維が30重量%となるよう
に混合し、実施例1と同様に成形して平板状成形品を得
た。この成形品の比重は1.33、体積固有抵抗は0.
290Ωcm、シャルピー衝撃値は31kJ/m2 、曲
げ弾性率は20GPaであり、実施例1と同様の方法で
測定した平均アスペクト比は72であった。
【0077】この成形品の電磁波シールド性は37dB
であった。
【0078】比較例5 前述のマスターペレットB、マスターペレットCとナイ
ロン6樹脂チップを、全体に対してPAN系炭素繊維が
30重量%、カーボンブラックが2重量%となるように
混合し、実施例1と同様に成形して平板状成形品を得
た。この成形品の比重は1.34、体積固有抵抗は0.
158Ωcm、シャルピー衝撃値は30kJ/m2 、曲
げ弾性率は18GPaであり、実施例1と同様の方法で
測定した平均アスペクト比は65であった。
【0079】この成形品の電磁波シールド性は41dB
であった。
【0080】比較例6 前述のマスターペレットBとナイロン6樹脂チップを、
全体に対してPAN系炭素繊維が45重量%となるよう
に混合し、実施例1と同様に成形して平板状成形品を得
た。この成形品の比重は1.41、体積固有抵抗は0.
148Ωcm、シャルピー衝撃値は18kJ/m2 、曲
げ弾性率は22GPaであり、実施例1と同様の方法で
測定した平均アスペクト比は42であった。
【0081】この成形品の電磁波シールド性は42dB
であった。
【0082】比較例7 前述のマスターペレットEとナイロン6樹脂チップを、
全体に対してPAN系炭素繊維が30重量%となるよう
に混合し、実施例1と同様に成形して平板状成形品を得
た。この成形品の比重は1.34、体積固有抵抗は0.
270Ωcm、シャルピー衝撃値は29kJ/m2 、曲
げ弾性率は34GPaであり、実施例1と同様の方法で
測定した平均アスペクト比は70であった。
【0083】この成形品の電磁波シールド性は39dB
であった。
【0084】以上の結果を表1にまとめた。
【0085】
【表1】
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、導電性繊維の効果を最
大限に生かし、電子機器の筐体などの用途において必要
とされる機械的特性と電磁波遮蔽性とを併せ持つ成形品
を提供可能である。また本発明の成形材料を用いれば、
このような成形品を通常の射出成形によって容易に成形
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる成形材料の形状の一例を示す説
明図である。
【図2】本発明にかかる成形材料の形状の他の一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1:構成要素[A]、[B]からなる複合体 2:構成要素[C] 3:成形材料の長さ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比重が1.7以下である不連続繊維強化
    樹脂成形品において、該不連続繊維が、30以上の平均
    アスペクト比を有する導電性繊維を含み、かつ、該成形
    品の体積固有抵抗が0.1Ωcm以下であることを特徴
    とする不連続繊維強化樹脂成形品。
  2. 【請求項2】 該導電性繊維が、40〜500の範囲の
    平均アスペクト比を有するものである請求項1記載の不
    連続繊維強化樹脂成形品。
  3. 【請求項3】 該導電性繊維が、炭素繊維および金属被
    覆繊維から選ばれた少なくとも1種である請求項1また
    は2記載の不連続繊維強化樹脂成形品。
  4. 【請求項4】 該金属被覆繊維が、ニッケル被覆炭素繊
    維である請求項3記載の不連続繊維強化樹脂成形品。
  5. 【請求項5】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、15〜
    40重量%の範囲で炭素繊維を含有するものである請求
    項1〜4のいずれかに記載の不連続繊維強化樹脂成形
    品。
  6. 【請求項6】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、5〜1
    5重量%の範囲でニッケル被覆炭素繊維を含有するもの
    である請求項1〜5のいずれかに記載の不連続繊維強化
    樹脂成形品。
  7. 【請求項7】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、1.5
    以下の比重を有するものである請求項1〜6のいずれか
    に記載の不連続繊維強化樹脂成形品。
  8. 【請求項8】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、非繊維
    形状の導電性フィラーを含有するものである請求項1〜
    7のいずれかに記載の不連続繊維強化樹脂成形品。
  9. 【請求項9】 該非繊維形状の導電性フィラーが、カー
    ボンブラックである請求項8に記載の不連続繊維強化樹
    脂成形品。
  10. 【請求項10】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、45
    dB以上の電磁波遮蔽性を有するものである請求項1〜
    9のいずれかに記載の不連続繊維強化樹脂成形品。
  11. 【請求項11】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、20
    kJ/m2 以上のシャルピー衝撃値を有するものである
    請求項1〜10のいずれかに記載の不連続繊維強化樹脂
    成形品。
  12. 【請求項12】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、10
    GPa以上の曲げ弾性率を有するものである請求項1〜
    11のいずれかに記載の不連続繊維強化樹脂成形品。
  13. 【請求項13】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、平板
    状の部分の厚さが2mm以下であるものである請求項1
    〜12のいずれかに記載の不連続繊維強化樹脂成形品。
  14. 【請求項14】 該不連続繊維強化樹脂成形品が、電磁
    波シールド性成形品である請求項1〜13のいずれかに
    記載の不連続繊維強化樹脂成形品。
  15. 【請求項15】 少なくとも次の構成要素[A]、
    [B]および[C]からなり、構成要素[A]と構成要
    素[B]からなる複合体に、構成要素[C]が接するよ
    うに配置されてなることを特徴とする不連続繊維強化樹
    脂成形品用成形材料。 [A]導電性繊維束 [B]重量平均分子量が200〜50000でかつ構成
    要素[C]よりも溶融粘度が低い熱可塑性重合体 [C]重量平均分子量が10000以上である熱可塑性
    樹脂
  16. 【請求項16】 該構成要素[A]の導電性繊維束が、
    体積固有抵抗10-3Ωcm以下の導電性繊維からなるこ
    とを特徴とする請求項15に記載の不連続繊維強化樹脂
    成形品用成形材料。
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CN116113731B (zh) * 2020-09-01 2026-03-27 帝人株式会社 树脂粘合纤维、以及使用其的活性物质层、电极和非水电解质二次电池

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