JPH11256323A - スパッタリング方法及び装置 - Google Patents
スパッタリング方法及び装置Info
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- JPH11256323A JPH11256323A JP10061317A JP6131798A JPH11256323A JP H11256323 A JPH11256323 A JP H11256323A JP 10061317 A JP10061317 A JP 10061317A JP 6131798 A JP6131798 A JP 6131798A JP H11256323 A JPH11256323 A JP H11256323A
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- chamber
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- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ターゲットの再生を真空槽を大気開放するこ
となく行うことができるターゲットの再生方法及びスパ
ッタリング装置を提供する。 【解決手段】 ターゲット再生ユニット21を真空槽1
内に配置し、このターゲット再生ユニット21によっ
て、ターゲットの侵食部にターゲット材料と大略同質の
膜を形成するようにした。ターゲット交換による稼働率
低下を減少し、成膜速度の変化を抑制することができ
る。
となく行うことができるターゲットの再生方法及びスパ
ッタリング装置を提供する。 【解決手段】 ターゲット再生ユニット21を真空槽1
内に配置し、このターゲット再生ユニット21によっ
て、ターゲットの侵食部にターゲット材料と大略同質の
膜を形成するようにした。ターゲット交換による稼働率
低下を減少し、成膜速度の変化を抑制することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜形成技術の一
つのスパッタリング方法及び装置に関し、特にマグネト
ロンスパッタリング装置におけるターゲットの再生方法
に関するものである。
つのスパッタリング方法及び装置に関し、特にマグネト
ロンスパッタリング装置におけるターゲットの再生方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スパッタリング法は、一般に低真空雰囲
気で気体放電を起こすことによりプラズマを発生させ、
プラズマの陽イオンをカソードと呼ばれる負極に設置さ
れたターゲットに衝突させ、衝突によりスパッタされた
粒子を基板に付着させて薄膜を生成する方法である。こ
のスパッタリング法は組成の制御や装置の操作が比較的
簡単であることから、広く成膜過程に使用されている。
気で気体放電を起こすことによりプラズマを発生させ、
プラズマの陽イオンをカソードと呼ばれる負極に設置さ
れたターゲットに衝突させ、衝突によりスパッタされた
粒子を基板に付着させて薄膜を生成する方法である。こ
のスパッタリング法は組成の制御や装置の操作が比較的
簡単であることから、広く成膜過程に使用されている。
【0003】しかし、従来のスパッタリング法は真空蒸
着法などに比べ、薄膜生成速度が遅いという欠点を有し
ていた。このため、永久磁石や電磁石を磁気回路として
用いてターゲット付近に磁場を形成するマグネトロンス
パッタリング法が考案され、薄膜の形成速度を向上し、
半導体部品や電子部品等の製造工程においてスパッタリ
ング法による薄膜形成の量産化を可能にした。
着法などに比べ、薄膜生成速度が遅いという欠点を有し
ていた。このため、永久磁石や電磁石を磁気回路として
用いてターゲット付近に磁場を形成するマグネトロンス
パッタリング法が考案され、薄膜の形成速度を向上し、
半導体部品や電子部品等の製造工程においてスパッタリ
ング法による薄膜形成の量産化を可能にした。
【0004】図15に従来のマグネトロンスパッタリン
グ装置の構成を示す。図15において、1は真空槽、2
は真空ポンプによって排気される真空槽1の真空排気
口、3は真空槽1の圧力を制御するための可動バルブ、
4は真空槽1へのガス導入管、5はガス導入管4に取付
けられたガス流量制御器である。6はガス導入管4から
真空槽1内に導入される放電ガスで、通常アルゴンガス
を用いる。7はターゲット、8はスパッタリング電極、
9は放電用電源、10はターゲット6の裏面に配置され
た磁石、11は基板ホルダである。12は基板で、その
上に薄膜を形成する。
グ装置の構成を示す。図15において、1は真空槽、2
は真空ポンプによって排気される真空槽1の真空排気
口、3は真空槽1の圧力を制御するための可動バルブ、
4は真空槽1へのガス導入管、5はガス導入管4に取付
けられたガス流量制御器である。6はガス導入管4から
真空槽1内に導入される放電ガスで、通常アルゴンガス
を用いる。7はターゲット、8はスパッタリング電極、
9は放電用電源、10はターゲット6の裏面に配置され
た磁石、11は基板ホルダである。12は基板で、その
上に薄膜を形成する。
【0005】次に、以上のように構成されたスパッタリ
ング装置の動作を説明する。まず、真空槽1内を真空排
気口2から真空ポンプで10-7Torr程度にまで排気
する。次に真空槽1の一端に接続されたガス導入管4を
介して真空槽1内に放電ガス6を導入し、真空槽1内の
圧力を可動バルブ3を用いて10-3〜10-2Torr程
度に保つ。ターゲット7を取付けたスパッタリング電極
8に直流あるいは高周波のスパッタリング用電源9によ
り負の電圧または高周波電圧を印加すると、電源9によ
る電場とターゲット7の裏面に配置された磁石10によ
る磁場との作用でターゲット7表面近傍に放電によるプ
ラズマを発生し、スパッタリング現象が起こり、ターゲ
ット7から放出されたスパッタ粒子により基板ホルダ1
1に設置された基板12上に薄膜が形成される。
ング装置の動作を説明する。まず、真空槽1内を真空排
気口2から真空ポンプで10-7Torr程度にまで排気
する。次に真空槽1の一端に接続されたガス導入管4を
介して真空槽1内に放電ガス6を導入し、真空槽1内の
圧力を可動バルブ3を用いて10-3〜10-2Torr程
度に保つ。ターゲット7を取付けたスパッタリング電極
8に直流あるいは高周波のスパッタリング用電源9によ
り負の電圧または高周波電圧を印加すると、電源9によ
る電場とターゲット7の裏面に配置された磁石10によ
る磁場との作用でターゲット7表面近傍に放電によるプ
ラズマを発生し、スパッタリング現象が起こり、ターゲ
ット7から放出されたスパッタ粒子により基板ホルダ1
1に設置された基板12上に薄膜が形成される。
【0006】スパッタリング装置では、スパッタリング
用電源9によるスパッタリング電極8への電力の印加時
間とともにターゲット7の侵食が進行する。そして、タ
ーゲット7の侵食の最深部が所定の厚さになったときタ
ーゲット7は寿命となり、新たなターゲット7と交換す
る必要がある。
用電源9によるスパッタリング電極8への電力の印加時
間とともにターゲット7の侵食が進行する。そして、タ
ーゲット7の侵食の最深部が所定の厚さになったときタ
ーゲット7は寿命となり、新たなターゲット7と交換す
る必要がある。
【0007】一般にマグネトロンスパッタリング装置の
場合、ターゲット寿命時のターゲット利用効率(1−
(寿命時のターゲット重量)/(使用前のターゲット重
量))は20〜30%と極めて悪い。そこで、例えば特
開平2−259071号公報に記載のようにターゲット
裏面に配置した磁石10を成膜中に移動するなどしてタ
ーゲット利用効率を高める試みが多数なされている。
場合、ターゲット寿命時のターゲット利用効率(1−
(寿命時のターゲット重量)/(使用前のターゲット重
量))は20〜30%と極めて悪い。そこで、例えば特
開平2−259071号公報に記載のようにターゲット
裏面に配置した磁石10を成膜中に移動するなどしてタ
ーゲット利用効率を高める試みが多数なされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ターゲットの長寿命化が達成したとして
も、ターゲットの交換は必ず行う必要があり、ターゲッ
トの交換作業はスパッタリング装置の稼働率を低下させ
るだけでなく、真空槽を一旦大気開放する必要があるた
め、真空槽内のあらゆる部材に水分などの不純物ガスが
付着し、膜中ヘの不純ガス混入などにより製品の歩留り
を悪くするという問題があった。
来の構成では、ターゲットの長寿命化が達成したとして
も、ターゲットの交換は必ず行う必要があり、ターゲッ
トの交換作業はスパッタリング装置の稼働率を低下させ
るだけでなく、真空槽を一旦大気開放する必要があるた
め、真空槽内のあらゆる部材に水分などの不純物ガスが
付着し、膜中ヘの不純ガス混入などにより製品の歩留り
を悪くするという問題があった。
【0009】一方、ターゲットの侵食の進行は、ターゲ
ットの表面形状を変化させるため、ターゲットから放出
されたスパッタ粒子の放出角度の分布がターゲットの侵
食に伴って変化し、ターゲット使用初期から寿命時にか
けて基板に形成される薄膜の膜厚及びその分布が変化す
るため、一定の膜厚範囲に制御することが困難であると
いう問題があった。
ットの表面形状を変化させるため、ターゲットから放出
されたスパッタ粒子の放出角度の分布がターゲットの侵
食に伴って変化し、ターゲット使用初期から寿命時にか
けて基板に形成される薄膜の膜厚及びその分布が変化す
るため、一定の膜厚範囲に制御することが困難であると
いう問題があった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ター
ゲット再生を真空槽を大気開放することなく行うことが
でき、かつ膜厚及びその分布の変化を小さくできるスパ
ッタリング方法及び装置を提供することを目的としてい
る。
ゲット再生を真空槽を大気開放することなく行うことが
でき、かつ膜厚及びその分布の変化を小さくできるスパ
ッタリング方法及び装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスパッタリング
方法は、真空槽内でプラズマを発生させてその陽イオン
をターゲットに衝突させ、衝突によりスパッタされた粒
子を基板に付着させて薄膜を生成するスパッタリング方
法において、真空槽内でターゲットにターゲット材料と
大略同質の材料を成膜形成して寿命前あるいは寿命後の
ターゲットを再生するものであり、真空槽を大気開放す
ることなくターゲット再生を行うことができ、膜厚及び
その分布の変化を小さくできる。
方法は、真空槽内でプラズマを発生させてその陽イオン
をターゲットに衝突させ、衝突によりスパッタされた粒
子を基板に付着させて薄膜を生成するスパッタリング方
法において、真空槽内でターゲットにターゲット材料と
大略同質の材料を成膜形成して寿命前あるいは寿命後の
ターゲットを再生するものであり、真空槽を大気開放す
ることなくターゲット再生を行うことができ、膜厚及び
その分布の変化を小さくできる。
【0012】好適には、溶射法により成膜形成すること
ができる。また、再生中の真空槽内の圧力を大気圧以下
とし、また真空槽内の圧力を一定の圧力に圧力制御しな
がら再生を行うことができる。また積算印加電力が一定
値に達するごとにターゲット再生を行うことができる。
ができる。また、再生中の真空槽内の圧力を大気圧以下
とし、また真空槽内の圧力を一定の圧力に圧力制御しな
がら再生を行うことができる。また積算印加電力が一定
値に達するごとにターゲット再生を行うことができる。
【0013】また、本発明のスパッタリング装置は、タ
ーゲットを用いてスパッタリングを行うスパッタリング
装置において、真空槽内に成膜手段を配置し、ターゲッ
トにターゲットと大略同質の材料を形成できるようにし
たものであり、真空槽を大気開放することなくターゲッ
ト再生を行うことができ、膜厚及びその分布の変化を小
さくできる。
ーゲットを用いてスパッタリングを行うスパッタリング
装置において、真空槽内に成膜手段を配置し、ターゲッ
トにターゲットと大略同質の材料を形成できるようにし
たものであり、真空槽を大気開放することなくターゲッ
ト再生を行うことができ、膜厚及びその分布の変化を小
さくできる。
【0014】好適には、成膜手段が溶射法による成膜手
段にて構成され、また真空槽内の圧力を一定の圧力に圧
力制御するように構成され、また積算印加電力検出手段
を設け、積算印加電力が一定値に達するごとにターゲッ
トの再生を行うように構成される。
段にて構成され、また真空槽内の圧力を一定の圧力に圧
力制御するように構成され、また積算印加電力検出手段
を設け、積算印加電力が一定値に達するごとにターゲッ
トの再生を行うように構成される。
【0015】また、真空槽の中央部にスパッタリング電
極を回転可能に配設し、真空槽の内周壁に沿って1又は
複数の基板とターゲット再生手段を配設してスパッタリ
ング電極が基板又はターゲット再生手段に選択的に対向
するように構成され、その場合に基板に対する成膜時に
ターゲット再生手段に対する膜付着を防止するシャッタ
と、ターゲット再生時に基板に対する膜付着を防止する
シャッタとを設けるか、スパッタリング電極に、成膜及
び再生の相互の膜付着を防止するための防着板を設ける
のが好ましい。
極を回転可能に配設し、真空槽の内周壁に沿って1又は
複数の基板とターゲット再生手段を配設してスパッタリ
ング電極が基板又はターゲット再生手段に選択的に対向
するように構成され、その場合に基板に対する成膜時に
ターゲット再生手段に対する膜付着を防止するシャッタ
と、ターゲット再生時に基板に対する膜付着を防止する
シャッタとを設けるか、スパッタリング電極に、成膜及
び再生の相互の膜付着を防止するための防着板を設ける
のが好ましい。
【0016】また、真空槽内を基板が配設された成膜室
とターゲット再生手段が配設された再生室に仕切ると、
成膜と再生をそれぞれ専用室で行うことができる。
とターゲット再生手段が配設された再生室に仕切ると、
成膜と再生をそれぞれ専用室で行うことができる。
【0017】また、スパッタリング電極を成膜室と再生
室の間を移動可能に構成すると、択一的に成膜と再生を
行うことができ、その場合スパッタリング電極に、成膜
室と再生室のいずれかに位置する状態でその室をシール
する手段を設けるとスパッタリング電極を移動するだけ
で使用する室のシールが確保される。
室の間を移動可能に構成すると、択一的に成膜と再生を
行うことができ、その場合スパッタリング電極に、成膜
室と再生室のいずれかに位置する状態でその室をシール
する手段を設けるとスパッタリング電極を移動するだけ
で使用する室のシールが確保される。
【0018】また、スパッタリングによる成膜及びター
ゲットの再生を同時に行えるように構成することもでき
る。具体的には、回転及び軸芯方向に移動可能なステー
ジを設けるとともにその軸芯の周囲に成膜室と再生室を
配設し、ステージにそれぞれ成膜室と再生室に対応する
複数のスパッタリング電極を配設し、ステージの軸芯移
動によって各室をシールした状態と回転可能状態に切り
換え、ステージの回転によって任意のスパッタリング電
極を成膜室又は再生室に対向させるように構成できる。
ゲットの再生を同時に行えるように構成することもでき
る。具体的には、回転及び軸芯方向に移動可能なステー
ジを設けるとともにその軸芯の周囲に成膜室と再生室を
配設し、ステージにそれぞれ成膜室と再生室に対応する
複数のスパッタリング電極を配設し、ステージの軸芯移
動によって各室をシールした状態と回転可能状態に切り
換え、ステージの回転によって任意のスパッタリング電
極を成膜室又は再生室に対向させるように構成できる。
【0019】また、本発明のターゲット製造方法は、タ
ーゲット形状に対応する枠内にプラズマ溶射法にてター
ゲット材料を溶射するものである。
ーゲット形状に対応する枠内にプラズマ溶射法にてター
ゲット材料を溶射するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態におけ
るスパッタリング装置におけるターゲット再生方法につ
いて図を参照して説明する。
るスパッタリング装置におけるターゲット再生方法につ
いて図を参照して説明する。
【0021】(第1の実施形態)まず、第1の実施形態
について図1〜図5を参照して説明する。図1はターゲ
ットの再生方法を実施するためのスパッタリング装置の
平面図、図2は同正面図、図3はターゲット再生中の状
態を示す正面図である。
について図1〜図5を参照して説明する。図1はターゲ
ットの再生方法を実施するためのスパッタリング装置の
平面図、図2は同正面図、図3はターゲット再生中の状
態を示す正面図である。
【0022】図1〜図3において、1は真空槽、2は真
空槽1に備えられかつ真空ポンプに通じた真空排気口、
3は真空槽内の圧力を一定圧力に制御するための可動バ
ルブ、4は真空槽1に備えられたガス導入管、5はガス
導入管4に取付けられたガス流量制御器である。6はガ
ス導入管4から真空槽1内に導入される放電ガスで、通
常はアルゴンガスが用いられている。7は真空槽1内に
配置されたアルミナからなるターゲット、8はターゲッ
ト7を支持するスパッタリング電極で絶縁体80を介し
て冷却水を導入可能なシャフト81により真空槽1に取
付けられている。また、シャフト81はモータ82に連
結されている。9はスパッタリング電極8に高周波電圧
を印加する放電用の高周波電源、10はターゲット7の
裏面に配置された磁石、11は真空槽1内のターゲット
7に対向する位置に配置された基板ホルダである。12
は基板ホルダ11に保持される基板で、この上に薄膜を
形成する。21はターゲット再生ユニットで、図4に示
すように、タングステンからなるカソード22、銅から
なるアノード23及び粉末供給管24、ガス供給管2
5、電力供給用配線26から構成されている。27は基
板用シャッタで、ターゲット再生中に再生ユニット21
からの基板12及び基板ホルダ11への膜付着を防止す
る。28は再生ユニット用シャッタで、スパッタリング
による成膜中ターゲット7からのスパッタ粒子の再生ユ
ニット21への付着を防止する。
空槽1に備えられかつ真空ポンプに通じた真空排気口、
3は真空槽内の圧力を一定圧力に制御するための可動バ
ルブ、4は真空槽1に備えられたガス導入管、5はガス
導入管4に取付けられたガス流量制御器である。6はガ
ス導入管4から真空槽1内に導入される放電ガスで、通
常はアルゴンガスが用いられている。7は真空槽1内に
配置されたアルミナからなるターゲット、8はターゲッ
ト7を支持するスパッタリング電極で絶縁体80を介し
て冷却水を導入可能なシャフト81により真空槽1に取
付けられている。また、シャフト81はモータ82に連
結されている。9はスパッタリング電極8に高周波電圧
を印加する放電用の高周波電源、10はターゲット7の
裏面に配置された磁石、11は真空槽1内のターゲット
7に対向する位置に配置された基板ホルダである。12
は基板ホルダ11に保持される基板で、この上に薄膜を
形成する。21はターゲット再生ユニットで、図4に示
すように、タングステンからなるカソード22、銅から
なるアノード23及び粉末供給管24、ガス供給管2
5、電力供給用配線26から構成されている。27は基
板用シャッタで、ターゲット再生中に再生ユニット21
からの基板12及び基板ホルダ11への膜付着を防止す
る。28は再生ユニット用シャッタで、スパッタリング
による成膜中ターゲット7からのスパッタ粒子の再生ユ
ニット21への付着を防止する。
【0023】以下に本実施形態の動作を説明する。真空
槽1内にアルゴンガスを導入し、真空槽1内の圧力を可
動バルブ3及びガス流量制御器5によって10mTor
rに調圧した後、高周波電源9によってスパッタリング
電極8に電圧を印加し、基板シャッタ27を開け、基板
12上にアルミナ膜を形成する。このスパッタリング動
作を繰り返すと、ターゲット7の表面にはリング状の侵
食部70が形成される。このとき装置の状態は、図2に
示すようにターゲット7表面と基板12が対向するよう
になっている。また、再生ユニット用シャッタ28によ
りターゲット再生ユニット21への膜付着を防いでい
る。
槽1内にアルゴンガスを導入し、真空槽1内の圧力を可
動バルブ3及びガス流量制御器5によって10mTor
rに調圧した後、高周波電源9によってスパッタリング
電極8に電圧を印加し、基板シャッタ27を開け、基板
12上にアルミナ膜を形成する。このスパッタリング動
作を繰り返すと、ターゲット7の表面にはリング状の侵
食部70が形成される。このとき装置の状態は、図2に
示すようにターゲット7表面と基板12が対向するよう
になっている。また、再生ユニット用シャッタ28によ
りターゲット再生ユニット21への膜付着を防いでい
る。
【0024】次いで、スパッタリング電極8への積算印
加電力が100kWhになったとき、モータ82により
スパッタリング電極8を180°回転し、図3に示すよ
うにターゲット7表面と再生ユニット21が対向するよ
うにする。この状態で、ガス供給管25からアルゴンガ
スを供給するとともに真空槽1内の圧力を100Tor
rに調圧し、電力供給用配線26から電力を供給すると
ともに粉末供給管24からアルミナ粉末を供給し、再生
ユニット用シャッタ28を開け、ターゲット7の侵食部
70の形状に沿って再生ユニット21を移動させながら
アルミナ溶射を行い、ターゲット7の侵食部70にター
ゲット7と同質材料であるアルミナ層を成膜形成する。
このとき、電力供給用配線26により印加する電力は3
0kWとした。また、このとき基板用シャッタ27によ
り基板ホルダ11への膜付着を防いでいる。
加電力が100kWhになったとき、モータ82により
スパッタリング電極8を180°回転し、図3に示すよ
うにターゲット7表面と再生ユニット21が対向するよ
うにする。この状態で、ガス供給管25からアルゴンガ
スを供給するとともに真空槽1内の圧力を100Tor
rに調圧し、電力供給用配線26から電力を供給すると
ともに粉末供給管24からアルミナ粉末を供給し、再生
ユニット用シャッタ28を開け、ターゲット7の侵食部
70の形状に沿って再生ユニット21を移動させながら
アルミナ溶射を行い、ターゲット7の侵食部70にター
ゲット7と同質材料であるアルミナ層を成膜形成する。
このとき、電力供給用配線26により印加する電力は3
0kWとした。また、このとき基板用シャッタ27によ
り基板ホルダ11への膜付着を防いでいる。
【0025】図5に、スパッタリング電極への積算印加
電力と基板上へのアルミナ膜の形成速度の変化との関係
を、本実施形態と従来のターゲット再生を行わない場合
とを比較して示す。図5から分かるように、ターゲット
再生を行わない場合は、積算印加電力とともに膜の形成
速度が減少している。一方、本実施形態にかかるターゲ
ット再生を行った場合、積算印加電力に対して形成速度
の変化量を±3%以内に抑えることができた。
電力と基板上へのアルミナ膜の形成速度の変化との関係
を、本実施形態と従来のターゲット再生を行わない場合
とを比較して示す。図5から分かるように、ターゲット
再生を行わない場合は、積算印加電力とともに膜の形成
速度が減少している。一方、本実施形態にかかるターゲ
ット再生を行った場合、積算印加電力に対して形成速度
の変化量を±3%以内に抑えることができた。
【0026】なお、本実施形態ではターゲット7及び溶
射材料としてアルミナを用いた例で説明したが、他の絶
縁膜及び導電体膜であっても同様の効果が得られること
は言うまでもない。また、溶射用のガスは他のガスでも
よいが、アルゴンガスのような不活性ガスの方が大略タ
ーゲットと同質の溶射膜を形成するためには好ましい。
射材料としてアルミナを用いた例で説明したが、他の絶
縁膜及び導電体膜であっても同様の効果が得られること
は言うまでもない。また、溶射用のガスは他のガスでも
よいが、アルゴンガスのような不活性ガスの方が大略タ
ーゲットと同質の溶射膜を形成するためには好ましい。
【0027】また、ターゲット再生ユニット21はター
ゲット7をアノードとする移行型の溶射トーチであって
も同様の効果が得られるが、装置の簡素化のため非移行
型溶射トーチの方が好ましい。
ゲット7をアノードとする移行型の溶射トーチであって
も同様の効果が得られるが、装置の簡素化のため非移行
型溶射トーチの方が好ましい。
【0028】さらに、本実施形態においてはターゲット
7への成膜手段として、溶射法によるものを説明した
が、大気圧以下での成膜であれば他の方法であっても何
ら問題はない。
7への成膜手段として、溶射法によるものを説明した
が、大気圧以下での成膜であれば他の方法であっても何
ら問題はない。
【0029】(第2の実施形態)図6は、本実施形態に
かかるターゲットの再生方法を実施するためのスパッタ
リング装置の構成を示す正面図である。大略の構成は、
第1の実施形態と同一であるが、異なる点はターゲット
7が設置されたスパッタリング電極8に防着板31を設
けた点である。
かかるターゲットの再生方法を実施するためのスパッタ
リング装置の構成を示す正面図である。大略の構成は、
第1の実施形態と同一であるが、異なる点はターゲット
7が設置されたスパッタリング電極8に防着板31を設
けた点である。
【0030】この防着板31により基板12及び再生ユ
ニット21に対するシャッタ機構を設けることなく、互
いの膜付着を防止することができ、スパッタリングによ
る膜形成及びターゲットの再生を繰り返し行うことがで
きる。
ニット21に対するシャッタ機構を設けることなく、互
いの膜付着を防止することができ、スパッタリングによ
る膜形成及びターゲットの再生を繰り返し行うことがで
きる。
【0031】以上のように本実施形態では、第1の実施
形態と同様な効果を奏することができるとともに、シャ
ッタ機構を設けることなく、ターゲット再生を行うこと
ができる。
形態と同様な効果を奏することができるとともに、シャ
ッタ機構を設けることなく、ターゲット再生を行うこと
ができる。
【0032】(第3の実施形態)図7、図8は本実施形
態にかかるターゲットの再生方法を実施するためのスパ
ッタリング装置における成膜中の状態を示す平面図と側
面図、図9はターゲット再生中の状態を示す正面図であ
る。
態にかかるターゲットの再生方法を実施するためのスパ
ッタリング装置における成膜中の状態を示す平面図と側
面図、図9はターゲット再生中の状態を示す正面図であ
る。
【0033】図7、図8及び図9において、1は真空槽
で、仕切り51によって成膜室52と再生室53に仕切
られている。2a、2bはそれぞれ成膜室52及び再生
室53に備えられかつ真空ポンプに通じた真空排気口、
3a、3bはそれぞれ成膜室52及び再生室53の圧力
を一定の圧力に制御するための可動バルブ、4は成膜室
52に備えられたガス導入管、5はガス導入管4に取付
けられたガス流量制御器である。6はガス導入管4から
成膜室52内に導入される放電ガスで、通常はアルゴン
ガスが用いられる。7a、7b、7cは成膜室52内に
配置されたアルミナからなるターゲット、8はターゲッ
ト7a、7b、7cを支持するスパッタリング電極で絶
縁体80を介して冷却水導入可能なシャフト81により
真空槽1に取付けられており、真空シール83a及び8
3bが備えられている。また、シャフト81はシリンダ
84に連結されている。9はスパッタリング電極8に高
周波電圧を印加する放電用の高周波電源である。またタ
ーゲット7a、7b、7cの裏面にはそれぞれ磁石(図
示せず)が配置されている。11a、11b、11cは
成膜室52内でターゲット7a、7b、7cに対向する
位置に配置された基板ホルダである。12a、12b、
12cは基板ホルダ11a、11b、11cに保持され
る基板で、この上に薄膜を形成する。又、21は再生室
53に配設されたターゲット再生ユニットで、第1及び
第2実施形態と同一の構成である。
で、仕切り51によって成膜室52と再生室53に仕切
られている。2a、2bはそれぞれ成膜室52及び再生
室53に備えられかつ真空ポンプに通じた真空排気口、
3a、3bはそれぞれ成膜室52及び再生室53の圧力
を一定の圧力に制御するための可動バルブ、4は成膜室
52に備えられたガス導入管、5はガス導入管4に取付
けられたガス流量制御器である。6はガス導入管4から
成膜室52内に導入される放電ガスで、通常はアルゴン
ガスが用いられる。7a、7b、7cは成膜室52内に
配置されたアルミナからなるターゲット、8はターゲッ
ト7a、7b、7cを支持するスパッタリング電極で絶
縁体80を介して冷却水導入可能なシャフト81により
真空槽1に取付けられており、真空シール83a及び8
3bが備えられている。また、シャフト81はシリンダ
84に連結されている。9はスパッタリング電極8に高
周波電圧を印加する放電用の高周波電源である。またタ
ーゲット7a、7b、7cの裏面にはそれぞれ磁石(図
示せず)が配置されている。11a、11b、11cは
成膜室52内でターゲット7a、7b、7cに対向する
位置に配置された基板ホルダである。12a、12b、
12cは基板ホルダ11a、11b、11cに保持され
る基板で、この上に薄膜を形成する。又、21は再生室
53に配設されたターゲット再生ユニットで、第1及び
第2実施形態と同一の構成である。
【0034】以下、本実施形態の動作を説明する。図
7、図8に示すように、真空シール83bと仕切り51
によって成膜室52と再生室53が真空的に仕切られた
状態で、成膜室52内にアルゴンガスを導入し、成膜室
52内の圧力を可動バルブ3a及びガス流量制御器5に
よって10mTorrに調圧した後、高周波電源9によ
ってスパッタリング電極8に電圧を印加し、基板12
a、12b、12c上にアルミナ膜を形成する。このス
パッタリング動作を繰り返すと、ターゲット7a、7
b、7cの表面には、第1及び第2の実施形態と同様に
リング状の侵食部70a、70b、70cが形成され
る。そこでスパッタリンク電極8への積算印加電力が5
0kWhのとき、シリンダ84によりスパッタリング電
極8を移動し、図9に示すように真空シール83aと仕
切り51によって成膜室52と再生室53を真空的に仕
切る。この状態で、ターゲット再生ユニット21のガス
供給管25からアルゴンガスを供給するとともに真空槽
1内の圧力を100Torrに調圧し、電力供給用配線
26から電力を供給するとともに粉末供給管24からア
ルミナ粉末を供給し、ターゲット7a、7b、7cの侵
食部70a、70b、70cの形状に沿ってターゲット
再生ユニット21を移動させ、ターゲット7a、7b、
7cの侵食部70a、70b、70cにターゲット7と
同質材料であるアルミナ層を形成した。このとき、ター
ゲット再生ユニット21に印加する電力は30kWとし
た。
7、図8に示すように、真空シール83bと仕切り51
によって成膜室52と再生室53が真空的に仕切られた
状態で、成膜室52内にアルゴンガスを導入し、成膜室
52内の圧力を可動バルブ3a及びガス流量制御器5に
よって10mTorrに調圧した後、高周波電源9によ
ってスパッタリング電極8に電圧を印加し、基板12
a、12b、12c上にアルミナ膜を形成する。このス
パッタリング動作を繰り返すと、ターゲット7a、7
b、7cの表面には、第1及び第2の実施形態と同様に
リング状の侵食部70a、70b、70cが形成され
る。そこでスパッタリンク電極8への積算印加電力が5
0kWhのとき、シリンダ84によりスパッタリング電
極8を移動し、図9に示すように真空シール83aと仕
切り51によって成膜室52と再生室53を真空的に仕
切る。この状態で、ターゲット再生ユニット21のガス
供給管25からアルゴンガスを供給するとともに真空槽
1内の圧力を100Torrに調圧し、電力供給用配線
26から電力を供給するとともに粉末供給管24からア
ルミナ粉末を供給し、ターゲット7a、7b、7cの侵
食部70a、70b、70cの形状に沿ってターゲット
再生ユニット21を移動させ、ターゲット7a、7b、
7cの侵食部70a、70b、70cにターゲット7と
同質材料であるアルミナ層を形成した。このとき、ター
ゲット再生ユニット21に印加する電力は30kWとし
た。
【0035】以上のように本実施形態では、第1、第2
の実施形態と同様な効果を奏することができるとともに
ターゲット再生ユニット21のメンテナンス時などに成
膜室52を大気開放する必要がないため、装置の稼働率
及び歩留りの低下を防ぐことができる。
の実施形態と同様な効果を奏することができるとともに
ターゲット再生ユニット21のメンテナンス時などに成
膜室52を大気開放する必要がないため、装置の稼働率
及び歩留りの低下を防ぐことができる。
【0036】(第4の実施形態)図10は、本実施形態
にかかるターゲットの再生方法を実施するためのスパッ
タリング装置における成膜とターゲットの再生を同時に
行っている状態を示す正面図、図11は成膜中のターゲ
ットと再生中のターゲットが入れ替わった状態の正面図
である。また、図12は基板搬送部とスパッタリング電
極8及びステージ61の部分の模式図である。
にかかるターゲットの再生方法を実施するためのスパッ
タリング装置における成膜とターゲットの再生を同時に
行っている状態を示す正面図、図11は成膜中のターゲ
ットと再生中のターゲットが入れ替わった状態の正面図
である。また、図12は基板搬送部とスパッタリング電
極8及びステージ61の部分の模式図である。
【0037】図10、図11及び図12において、1は
真空槽で、内部に仕切り51a及び51bでそれぞれ仕
切られた成膜室52と再生室53を備えている。2a、
2bはそれぞれ成膜室52及び再生室53に備えられか
つ真空ポンプに通じた真空排気口、3a、3bはそれぞ
れ成膜室52及び再生室53の圧力を一定の圧力に制御
するための可動バルブ、4は成膜室52に備えられたガ
ス導入管、5はガス導入管4に取付けられたガス流量制
御器である。6はガス導入管4から成膜室52内に導入
される放電ガスで、通常アルゴンガスが用いられる。7
a、7bはアルミナからなるターゲット、8a、8bは
ターゲット7a、7bを支持するスパッタリング電極
で、ステージ61に備えられている。ステージ61は絶
縁体80を介して冷却水導入可能なシャフト81により
真空槽1に取付けられている。また、シャフト81は昇
降及び回転用のアクチュエータ85に連結されている。
9はスパッタリング電極8a、8bに高周波電圧を印加
する放電用の高周波電源、10a、10bはターゲット
7a、7bの裏面に配置された磁石、11は成膜室52
内でターゲット7aまたは7bに対向する位置に配置さ
れた基板ホルダである。12は基板ホルダ11に保持さ
れる基板で、この上に薄膜を形成する。62は基板搬送
用アーム、63は基板用の突き上げピン、64は基板付
き上げ用シリンダで、突き上げピン63に連結されてい
る。また、21はターゲット再生ユニットで、第1及び
第2の実施形態と同一の構成である。
真空槽で、内部に仕切り51a及び51bでそれぞれ仕
切られた成膜室52と再生室53を備えている。2a、
2bはそれぞれ成膜室52及び再生室53に備えられか
つ真空ポンプに通じた真空排気口、3a、3bはそれぞ
れ成膜室52及び再生室53の圧力を一定の圧力に制御
するための可動バルブ、4は成膜室52に備えられたガ
ス導入管、5はガス導入管4に取付けられたガス流量制
御器である。6はガス導入管4から成膜室52内に導入
される放電ガスで、通常アルゴンガスが用いられる。7
a、7bはアルミナからなるターゲット、8a、8bは
ターゲット7a、7bを支持するスパッタリング電極
で、ステージ61に備えられている。ステージ61は絶
縁体80を介して冷却水導入可能なシャフト81により
真空槽1に取付けられている。また、シャフト81は昇
降及び回転用のアクチュエータ85に連結されている。
9はスパッタリング電極8a、8bに高周波電圧を印加
する放電用の高周波電源、10a、10bはターゲット
7a、7bの裏面に配置された磁石、11は成膜室52
内でターゲット7aまたは7bに対向する位置に配置さ
れた基板ホルダである。12は基板ホルダ11に保持さ
れる基板で、この上に薄膜を形成する。62は基板搬送
用アーム、63は基板用の突き上げピン、64は基板付
き上げ用シリンダで、突き上げピン63に連結されてい
る。また、21はターゲット再生ユニットで、第1及び
第2の実施形態と同一の構成である。
【0038】以下、本実施形態の動作を説明する。ステ
ージ61を上昇させた状態で、基板12を真空予備室
(図示せず)から基板搬送用アーム62によって真空槽
1内に搬送し、シリンダ64により上昇した突き上げピ
ン63に受け渡し、その後突き上げピン63を下降させ
ることによって基板12を基板ホルダ11に保持させ
る。その後、アクチュエータ85によってステージ61
を下降させ、ターゲット7aを成膜室52に備えられた
仕切り51aと密着するようにステージ61を下降させ
る。さらに、このときターゲット7bは再生室53に備
えられた仕切り51bと密着するようにしている。この
ときステージ61には真空シール(図示せず)が備えら
れており、成膜室52及び再生室53は真空的に仕切ら
れることになる。その後第1、第2及び第3の実施形態
と同様に成膜室52を調圧後、スパッタ電極8aに高周
波電源9によって電力を印加することによりスパッタリ
ングによる成膜を行うとともに、再生室53において第
1、第2及び第3の実施形態と同様にターゲット再生ユ
ニット21によってターゲット7bの侵食部70にアル
ミナ膜を形成した。すなわち、図13に示すように、装
置の状態は図13(a)から図13(b)を経て図13
(c)の状態に変化し、さらに図13(b)を経て、図
13(a)の状態になるということを繰り返す。
ージ61を上昇させた状態で、基板12を真空予備室
(図示せず)から基板搬送用アーム62によって真空槽
1内に搬送し、シリンダ64により上昇した突き上げピ
ン63に受け渡し、その後突き上げピン63を下降させ
ることによって基板12を基板ホルダ11に保持させ
る。その後、アクチュエータ85によってステージ61
を下降させ、ターゲット7aを成膜室52に備えられた
仕切り51aと密着するようにステージ61を下降させ
る。さらに、このときターゲット7bは再生室53に備
えられた仕切り51bと密着するようにしている。この
ときステージ61には真空シール(図示せず)が備えら
れており、成膜室52及び再生室53は真空的に仕切ら
れることになる。その後第1、第2及び第3の実施形態
と同様に成膜室52を調圧後、スパッタ電極8aに高周
波電源9によって電力を印加することによりスパッタリ
ングによる成膜を行うとともに、再生室53において第
1、第2及び第3の実施形態と同様にターゲット再生ユ
ニット21によってターゲット7bの侵食部70にアル
ミナ膜を形成した。すなわち、図13に示すように、装
置の状態は図13(a)から図13(b)を経て図13
(c)の状態に変化し、さらに図13(b)を経て、図
13(a)の状態になるということを繰り返す。
【0039】以上のように本実施形態では、第1、第2
及び第3の実施形態と同様の効果を奏することができる
とともに スパッタリングによる成膜とターゲットの再
生を同時に行うことができるため、さらに装置の稼働率
を向上できる。また、連続生産中において、真空槽を大
気開放する必要がないため、製品の歩留りもさらに向上
することができる。
及び第3の実施形態と同様の効果を奏することができる
とともに スパッタリングによる成膜とターゲットの再
生を同時に行うことができるため、さらに装置の稼働率
を向上できる。また、連続生産中において、真空槽を大
気開放する必要がないため、製品の歩留りもさらに向上
することができる。
【0040】(第5の実施形態)上記実施形態ではター
ゲットを再生する例について説明したが、上記ターゲッ
ト再生ユニット21と同様のプラズマ溶射装置を用いて
ターゲットを製造することもでき、その実施形態を図1
4に示す。
ゲットを再生する例について説明したが、上記ターゲッ
ト再生ユニット21と同様のプラズマ溶射装置を用いて
ターゲットを製造することもでき、その実施形態を図1
4に示す。
【0041】図14において、41は製造すべきターゲ
ット形状に略対応するマスキング用の銅板から成る枠
体、42はプラズマ溶射トーチであり、プラズマ溶射ト
ーチ42はそのプラズマスプレイ43を枠体41内に均
等に噴射するように枠体41の配置平面と平行なX、Y
2方向に移動可能に構成されている。プラズマ溶射トー
チ42は、筒状のトーチ本体を構成するアノード44
と、その軸芯部に配設されたカソード45と、アノード
44とカソード45間に電力を供給する電源46と、ア
ノード44内にガスを供給するガス供給手段47と、ア
ノード44の先端ノズル部にアルミナなどのターゲット
原料の粉体を供給する原料粉体供給手段48にて構成さ
れている。49はプラズマジェットである。好適には、
1Torr以下に保持可能な減圧室(図示せず)にこれ
らが設置され、減圧状態でターゲットを製造するように
構成される。
ット形状に略対応するマスキング用の銅板から成る枠
体、42はプラズマ溶射トーチであり、プラズマ溶射ト
ーチ42はそのプラズマスプレイ43を枠体41内に均
等に噴射するように枠体41の配置平面と平行なX、Y
2方向に移動可能に構成されている。プラズマ溶射トー
チ42は、筒状のトーチ本体を構成するアノード44
と、その軸芯部に配設されたカソード45と、アノード
44とカソード45間に電力を供給する電源46と、ア
ノード44内にガスを供給するガス供給手段47と、ア
ノード44の先端ノズル部にアルミナなどのターゲット
原料の粉体を供給する原料粉体供給手段48にて構成さ
れている。49はプラズマジェットである。好適には、
1Torr以下に保持可能な減圧室(図示せず)にこれ
らが設置され、減圧状態でターゲットを製造するように
構成される。
【0042】以上の構成において、ガス供給手段47か
らアルゴンガスを供給するとともに電源46から電力を
供給し、原料粉末供給手段48からアルミナ粉末を供給
することによってプラズマ溶射トーチ42からプラズマ
スプレイ43が噴射されて枠体41内にアルミナが溶射
されてアルミナ層が形成され、プラズマ溶射トーチ42
を枠体41内の全面に沿って移動させることによってタ
ーゲット7が製造される。
らアルゴンガスを供給するとともに電源46から電力を
供給し、原料粉末供給手段48からアルミナ粉末を供給
することによってプラズマ溶射トーチ42からプラズマ
スプレイ43が噴射されて枠体41内にアルミナが溶射
されてアルミナ層が形成され、プラズマ溶射トーチ42
を枠体41内の全面に沿って移動させることによってタ
ーゲット7が製造される。
【0043】
【発明の効果】本発明のスパッタリング方法及び装置に
よれば、以上のように真空槽を大気開放することなく、
ターゲット侵食部の再生を行うことができるため、スパ
ッタリング装置の稼働率を著しく向上することができる
とともに、ターゲットの局所てき侵食に伴う成膜速度、
膜厚及び膜質などの経時的変化の小さいスパッタリング
装置を提供することができる。
よれば、以上のように真空槽を大気開放することなく、
ターゲット侵食部の再生を行うことができるため、スパ
ッタリング装置の稼働率を著しく向上することができる
とともに、ターゲットの局所てき侵食に伴う成膜速度、
膜厚及び膜質などの経時的変化の小さいスパッタリング
装置を提供することができる。
【0044】また、本発明のターゲット製造方法によれ
ば、ターゲット形状に対応する枠内にプラズマ溶射法に
てターゲット材料を溶射することにより、効率的に安価
にタゲットを製造することができる。
ば、ターゲット形状に対応する枠内にプラズマ溶射法に
てターゲット材料を溶射することにより、効率的に安価
にタゲットを製造することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態におけるターゲットの
再生方法を実施するためのスパッタリング装置の成膜中
の状態を示す平面図である。
再生方法を実施するためのスパッタリング装置の成膜中
の状態を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】同実施形態のスパッタリング装置のターゲット
再生中の状態を示す正面図である。
再生中の状態を示す正面図である。
【図4】同実施形態のスパッタリング装置のターゲット
再生ユニットの構成を示す模式図である。
再生ユニットの構成を示す模式図である。
【図5】同実施形態における積算投入電力と薄膜の形成
速度の関係を示す図である。
速度の関係を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるターゲットの
再生方法を実施するためのスパッタリング装置の正面図
である。
再生方法を実施するためのスパッタリング装置の正面図
である。
【図7】本発明の第3の実施形態におけるターゲットの
再生方法を実施するためのスパッタリング装置の成膜中
の状態を示す平面図である。
再生方法を実施するためのスパッタリング装置の成膜中
の状態を示す平面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】同実施形態のスパッタリング装置のターゲット
再生中の状態を示す正面図である。
再生中の状態を示す正面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態におけるターゲット
の再生方法を実施するためのスパッタリング装置の一の
状態を示す正面図である。
の再生方法を実施するためのスパッタリング装置の一の
状態を示す正面図である。
【図11】同実施形態のスパッタリング装置の他の状態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図12】同実施形態のスパッタリング装置の基板の搬
送部及びスパッタリング電極部の模式図である。
送部及びスパッタリング電極部の模式図である。
【図13】同実施形態のスパッタリング装置の状態変化
を示した模式図である。
を示した模式図である。
【図14】本発明の第5の実施形態におけるターゲット
製造方法を示す斜視図である。
製造方法を示す斜視図である。
【図15】従来例のターゲット裏面に磁石を有するマグ
ネトロンスパッタリング装置の正面図である。
ネトロンスパッタリング装置の正面図である。
1 真空槽 3 可動バルブ 7 ターゲット 8 スパッタリング電極 10 ターゲット裏面に配置された磁石 12 基板 21 ターゲット再生ユニット 31 防着板 41 枠体 42 プラズマ溶射トーチ 52 成膜室 53 再生室
Claims (18)
- 【請求項1】 真空槽内でプラズマを発生させてその陽
イオンをターゲットに衝突させ、衝突によりスパッタさ
れた粒子を基板に付着させて薄膜を生成するスパッタリ
ング方法において、真空槽内でターゲットにターゲット
材料と大略同質の材料を成膜形成して寿命前あるいは寿
命後のターゲットを再生することを特徴とするスパッタ
リング方法。 - 【請求項2】 溶射法により成膜形成することを特徴と
する請求項1記載のスパッタリング方法。 - 【請求項3】 真空槽内の圧力が大気圧以下であること
を特徴とする請求項1又は2記載のスパッタリング方
法。 - 【請求項4】 真空槽内の圧力を一定の圧力に圧力制御
しながら再生することを特徴とする請求項1〜3の何れ
かに記載のスパッタリング方法。 - 【請求項5】 積算印加電力が一定値に達するごとにタ
ーゲット再生を行うことを特徴とする請求項1〜4の何
れかに記載のスパッタリング方法。 - 【請求項6】 ターゲットを用いてスパッタリングを行
うスパッタリング装置において、真空槽内に成膜手段を
配置し、ターゲットにターゲットと大略同質の材料を形
成できるようにしたことを特徴とするスパッタリング装
置。 - 【請求項7】 成膜手段が溶射法による成膜手段である
ことを特徴とする請求項6記載のスパッタリング装置。 - 【請求項8】 真空槽内の圧力を一定の圧力に圧力制御
するように構成したことを特徴とする請求項6又は7に
記載のスパッタリング装置。 - 【請求項9】 積算印加電力検出手段を設け、積算印加
電力が一定値に達するごとにターゲットの再生を行うよ
うに構成したことを特徴とする請求項6〜8の何れかに
記載のスパッタリング装置。 - 【請求項10】 真空槽の中央部にスパッタリング電極
を回転可能に配設し、真空槽の内周壁に沿って1又は複
数の基板とターゲット再生手段を配設してスパッタリン
グ電極が基板又はターゲット再生手段に選択的に対向す
るように構成したことを特徴とする請求項6〜9の何れ
かに記載のスパッタリング装置。 - 【請求項11】 基板に対する成膜時にターゲット再生
手段に対する膜付着を防止するシャッタと、ターゲット
再生時に基板に対する膜付着を防止するシャッタとを設
けたことを特徴とする請求項10記載のスパッタリング
装置。 - 【請求項12】 スパッタリング電極に、成膜及び再生
の相互の膜付着を防止するための防着板を備えたことを
特徴とする請求項10記載のスパッタリング装置。 - 【請求項13】 真空槽内が基板が配設された成膜室と
ターゲット再生手段が配設された再生室に仕切られてい
ることを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載のスパ
ッタリング装置。 - 【請求項14】 スパッタリング電極が成膜室と再生室
の間を移動可能に構成されていることを特徴とする請求
項13記載のスパッタリング装置。 - 【請求項15】 スパッタリング電極に、成膜室と再生
室のいずれかに位置する状態でその室をシールする手段
を設けたことを特徴とする請求項14記載のスパッタリ
ング装置。 - 【請求項16】 スパッタリングによる成膜及びターゲ
ットの再生を同時に行えるようにしたことを特徴とする
請求項13に記載のスパッタリング装置。 - 【請求項17】 回転及び軸芯方向に移動可能なステー
ジを設けるとともにその軸芯の周囲に成膜室と再生室を
配設し、ステージにそれぞれ成膜室と再生室に対応する
複数のスパッタリング電極を配設し、ステージの軸芯移
動によって各室をシールした状態と回転可能状態に切り
換え、ステージの回転によって任意のスパッタリング電
極を成膜室又は再生室に対向させるように構成したこと
を特徴とする請求項16記載のスパッタリング装置。 - 【請求項18】 ターゲット形状に対応する枠内にプラ
ズマ溶射法にてターゲット材料を溶射することを特徴と
するターゲットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10061317A JPH11256323A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | スパッタリング方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10061317A JPH11256323A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | スパッタリング方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11256323A true JPH11256323A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13167664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10061317A Pending JPH11256323A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | スパッタリング方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11256323A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013224495A (ja) * | 2007-05-04 | 2013-10-31 | Hc Starck Inc | 均一ランダム結晶配向の、微細粒でバンディングのない耐火金属スパッタリングターゲット、そのような膜の製造方法、およびそれから作製される薄膜ベースのデバイスおよび製品 |
| US9095932B2 (en) | 2006-12-13 | 2015-08-04 | H.C. Starck Inc. | Methods of joining metallic protective layers |
| US9108273B2 (en) | 2011-09-29 | 2015-08-18 | H.C. Starck Inc. | Methods of manufacturing large-area sputtering targets using interlocking joints |
-
1998
- 1998-03-12 JP JP10061317A patent/JPH11256323A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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