JPH11256929A - 枠固定構造及びその組立方法 - Google Patents

枠固定構造及びその組立方法

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JPH11256929A
JPH11256929A JP10054065A JP5406598A JPH11256929A JP H11256929 A JPH11256929 A JP H11256929A JP 10054065 A JP10054065 A JP 10054065A JP 5406598 A JP5406598 A JP 5406598A JP H11256929 A JPH11256929 A JP H11256929A
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康士 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枠部材の内部が三角形を基本とした構造によ
り形成されているため、剛性を大きくすることができる
とともに、枠部材の表面に対して垂直方向以外の方向か
ら外力が加わっても、かかる外力を枠部材の内部におい
て複数の方向に分散することができ、変形し難い枠固定
構造を提供する。 【解決手段】 建物の開口部(11)の周縁を覆う枠部材(1
0)を有する枠固定構造であって、前記枠部材(10)は、樹
脂の成形品からなり、その内部は長尺方向に対して直角
方向の断面形状が三角形を基本とした同一のものになる
ように複数の板材(19)を一体に組み合わせた面構造によ
り形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物躯体の開口
部の周囲縁を覆う枠固定構造及びその組立方法に関する
ものである。
【0002】
【先行技術】図4は、従来の枠固定構造の縦断面図を示
すものである。従来、窓や出入口等の建築の外壁や内壁
に開口する開口部115の周縁を覆う枠部材100は、木製の
ものが使用されており、かかる木質からなる枠部材100
は、接着剤を介して建物躯体に固定されていた。
【0003】なお、建築躯体となる壁パネル180に開口
する開口部115の開口面110の下部には壁パネル180の横
材となる芯材181が形成されている。そして、壁パネル1
80の室内116側には表面化粧部材182が形成されている。
従来の枠部材100は前記壁パネル180に開口する開口部11
5の開口面110を覆うためのものであって、前記開口面11
0の水平面と壁パネル110の室内側の表面化粧部材182の
垂直壁面との間の角部を覆うように縦断面形状が逆L字
状に形成されている。
【0004】この枠部材100は、開口面110の水平面を覆
う水平部120と、室内側に面する垂直壁面を覆う垂直前
面部130とから形成されている。そして、この枠部材100
を固定するためにネジ等により水平部120及び垂直前面
部130を壁パネル180の芯材181に固定するとネジ頭部が
室内側の表面側に露出して外観を損ねることとなるた
め、枠部材100は接着剤により建築躯体に固定されてい
た。
【0005】そして、この開口部115は、窓を形成する
ものであって、この開口部115の四角枠の各開口面110に
は、上述した枠部材100と同様のものが、接着剤により
固定されているものである。すなわち、図4に示す下枠
の両端から立設する各縦枠と、各縦枠の上端間を連結す
る上枠により、四角枠が形成されている。そして、これ
ら縦枠及び上枠にも、上述した木質からなる縦断面形状
が略L字状の窓枠100が接着剤により固定されていた。
【0006】また、近年、枠部材100として、木質材で
はなく、樹脂材からなるものが形成されている。図5
は、樹脂材の枠部材を使用した従来の枠固定構造の縦断
面図を示すものである。この枠部材101は、上述したも
のと同様に壁パネル180に開口する開口部115の開口面11
0を覆うためのものであって、前記開口面110の水平面と
壁パネル110の室内側の表面化粧部材182の垂直壁面との
間の角部を覆うように縦断面形状が略L字状に形成され
ている。そして、この枠部材101の内部は、樹脂により
充填されているのではなく、使用樹脂量の低減を図るた
め、断面形状が略四角形であって、長尺方向に四角筒状
の空洞が多数、形成されている。具体的には、枠部材10
1は、壁パネル180の開口面110を化粧する表面仕上げ板1
20と、この表面仕上げ板120と略平行に位置するととも
に壁パネル180側に固定される取付面板130と、その両者
間を長尺方向に沿って連結する複数の補強片板135とを
備えている。この表面仕上げ板120、取付面板130及び補
強片板135により、長尺方向に四角筒状の空洞を形成し
ているものである。
【0007】また、この枠部材101も、ネジ頭部が室内
側の表面側に露出して外観を損ねないように、接着剤に
より建物躯体に固定されていた。一方、本願発明に関連
のある技術として、PCT JP94/00351号
(国際公開番号;WO94/20280号)に記載され
た「セルロース系微粉粒、木質様成形品および木質様製
品」の技術について簡単に説明する。
【0008】原料としてのセルロース材を粉砕して得た
粉砕粉を磨砕処理して嵩比重を高めた粉粒とし、この粉
粒の外周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒を固
定させて固定粒とし、この固定粒に樹脂及び顔料を混合
し、かつ溶融させ、その後または溶融と同時に押出成形
または射出成形により所望形状に成形する。すると、天
然の木の木目に極めて近い模様を表面に有し、しかも手
触り感等の風合いも天然の木に近い木質様製品の製造方
法及び木質様製品を提供することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した図5
に示すような従来の枠固定構造に係る枠部材101は、使
用する樹脂量を減らすため、内部において、その長尺方
向に対して直角方向の断面形状が四角形であって、長尺
方向に四角筒状の空洞を形成している。すなわち、平行
に配置された表面仕上げ板120と取付面板130との間に
は、それらに対して垂直方向に補強片板135が挟み込ま
れている。このため、表面仕上げ板120に対して垂直方
向の外力が加わると、補強片板135に対して軸方向の圧
縮応力のみが加わるだけであって、変形抵抗が大である
が、表面仕上げ板120に対して垂直方向から外れた斜め
方向からの外力が加わると、補強片板135に対して横方
向からの力による曲げが加わってしまい、容易に変形し
易いという第一の問題点があった。
【0010】さらに、図4に示す木質製の枠部材100
も、図5に示す樹脂製の枠部材101も、いずれも建物躯
体への固定は接着剤を使用しているため、いずれも養生
時間や、養生のための特別の固定治具等が現場において
必要になり、現場施工における組立作業が手間であると
いう第二の問題点があった。また、従来の枠部材100,10
1は、いずれも四角枠状に予め組み込んだ枠部材を、一
度に固定するのではなく、四角枠状の各辺に相当する枠
部材100,101を、一本ずつ現場において、それぞれ建物
躯体に固定して、四角枠状のものを形成していたため、
現場施工における組立作業に手間がかかるという第三の
問題点があった。
【0011】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する第一の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、枠部材の内部が三角
形を基本とした構造により形成されているため、剛性を
大きくすることができるとともに、枠部材の表面に対し
て垂直方向以外の方向から外力が加わっても、かかる外
力を枠部材の内部において複数の方向に分散することが
でき、変形し難い枠固定構造を提供しようとするもので
ある。
【0012】これに加え、請求項2記載の発明は、請求
項1記載の発明を具体的に特定したもので、補強片板が
三角形面構造部を備えているため、剛性を大きくするこ
とができるとともに、表面仕上げ板の表面に対して垂直
方向以外の斜めや横方向等から外力が加わっても、かか
る外力を三角形面構造部において複数の方向に分散する
ことができて、変形し難い枠固定構造を提供しようとす
るものである。
【0013】これに加え、請求項3記載の発明は、枠部
材の取り付けを容易にすることができる枠固定構造を提
供しようとするものである。これに加え、請求項4記載
の発明は、取り付け作業が容易な枠固定構造を提供しよ
うとするものである。これに加え、請求項5記載の発明
は、取り付け作業において、四角枠部材の上下左右のぶ
れを抑えることができて、確実に四角枠部材を取り付け
ることができる枠固定構造を提供しようとするものであ
る。
【0014】これに加え、請求項6記載の発明は、枠部
材は、素材感が木そのものであり、表面を手で触った
際、良好な手触り感が得られるとともに、均一性、耐水
性に優れた枠固定構造を提供しようとするものである。
これに加え、請求項7記載の発明は、木質感を有し、木
目模様を有して、外観が良好な上に成形性が優れた枠固
定構造を提供しようとするものである。
【0015】請求項8記載の発明は、現場施工における
取付作業が容易な枠固定構造の組立方法を提供しようと
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
建物の開口部(11)の周縁を覆う枠部材(10)を有する枠固
定構造であって、前記枠部材(10)は、樹脂の成形品から
なり、その内部は長尺方向に対して直角方向の断面形状
が三角形を基本とした同一のものになるように複数の板
材(19)を一体に組み合わせた面構造により形成されてい
ることを特徴とする。
【0017】なお、ここで、「樹脂」とは、硬質樹脂、
軟質樹脂を含み、例えば塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニ
ル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェ
ノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS
樹脂、ポリスチレン樹脂等である。また、ここで、「樹
脂の成形品」からなるとは、押出成形による押出成形品
と、射出成形による射出成形品のいずれも含むものであ
る。
【0018】また、ここで、「長尺方向に対して直角方
向の断面形状が三角形を基本とした同一のものになるよ
うに複数の板材(19)を一体に組み合わせた面構造」と
は、板材(19)を組み合わせることにより、枠部材(10)の
長尺方向に対して直角方向に切断した場合に、その切断
面に三角形の断面構造をしたものが多数、組合わさって
形成されているようなものを含むものである。ここで、
「同一」とは、枠部材(10)の長尺方向に対して直角方向
の断面形状が、その長尺方向に渡って同一の断面形状と
なっていることを意味するものである。すなわち、枠部
材(10)の内部に複数の板材(19)からなる三角筒状のもの
が多数、組合わさった面構造となっているようなものを
含むものである。
【0019】本発明に係る枠固定構造の枠部材(10)は、
複数の板材(19)を一体に組み合わせることにより、その
内部に断面形状が三角形を基本とした面構造により形成
されている。一方、四角形を基本とした面構造の場合
は、互いに直交する二方向しか部材が形成されていない
ため、互いに直交する二方向から外れた斜め方向からの
外力に対して、板材(19)に曲げが加わって変形し易い。
これに対して、三角形を基本とした面構造の場合は、内
部を構成する板材(19)が互いに直交する二方向のみなら
ず、斜め方向にも渡してあるため、外力をより多くの方
向に分散させることができ、結果として一つの板材(19)
に加わる力を抑えることができて、より大きな強度を有
することとなり、枠部材(10)全体として剛性を高めるこ
とができ、変形量を抑えることができる。
【0020】また、本発明に係る枠部材(10)は、樹脂の
成形品であって、その長尺方向に対して直角方向の断面
形状が同一となるように形成されているため、押出成形
により形成することができる。かかる押出成形の場合に
は、任意の長さの長尺材を簡単に得ることができ、開口
部(11)の寸法が変化しても、種々の長さの枠部材(10)を
容易に準備することができる。
【0021】また、この枠部材(10)は、樹脂からなるた
め、木質のものと比較して吸水性が小さく、反り等の変
形も抑えることができる。請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の特徴点に加え、枠部材(10)の板材(1
9)は、開口部(11)の開口面(12)を化粧する表面仕上げ板
(20)と、この表面仕上げ板(20)と略平行に位置するとと
もに開口部(11)の周囲の建物躯体(13)側に固定される取
付面板(30)と、その両者間を長尺方向に沿って連結する
複数の補強片板(40)とを備え、この補強片板(40)は、表
面仕上げ板(20)及び取付面板(30)の間に長尺方向に対し
て直角方向の断面形状が三角形を基本として組み合わせ
た三角形面構造部(50)を備えたことを特徴とする。
【0022】本発明に係る枠固定構造の枠部材(10)は、
表面仕上げ板(20)及び取付面板(30)の間に断面形状が三
角形を基本として組み合わせた三角形面構造部(50)を備
えている。一方、四角形を基本とした面構造の場合は、
互いに直交する二方向しか板材(19)が形成されていない
ため、その互いに直交する二方向から外れた斜め方向か
らの外力に対して、板材(19)に曲げが加わって変形し易
い。これに対して、三角形を基本とした三角形面構造部
(50)の場合は、内部を構成する補強片板(40)が互いに直
交する二方向のみならず、斜め方向にも渡してあるた
め、斜め方向の外力を三角形を基本とした三角形面構造
部(50)の斜め方向に配置した各板材(19)によって支持す
ることができ、内部の板材(19)に曲げが加わり難く、枠
部材(10)全体として変形することを抑えることができ、
全体として剛性を高めることができる。また、互いに直
交する二方向のみならず、斜め方向にも補強片板(40)が
形成されることとなって、外力をより多くの方向に分散
させることができ、結果として一つの板材(19)に加わる
分力を抑えることができて、変形量を抑えることができ
る。
【0023】請求項3記載の発明は、上記した請求項1
または請求項2記載の特徴点に加え、開口部(11)には、
その建物躯体(13)に固定される固定金具(60)を備え、こ
の固定金具(60)は、枠部材(10)が差し込まれる方向に向
かって突出するとともに表面仕上げ板(20)と取付面板(3
0)との間に挟み込み可能な突出片(61)を備えたことを特
徴とする。
【0024】本発明において、開口部(11)の建物躯体(1
3)に固定された固定金具(60)には、表面仕上げ板(20)と
取付面板(30)との間に挟み込み可能な突出片(61)が枠部
材(10)を差し込む方向に向かって突出するように形成さ
れている。このため、枠部材(10)を開口部(11)の内部に
差し込むと、固定金具(60)の突出片(61)が枠部材(10)の
表面仕上げ板(20)及び取付面板(30)の間に挟み込まれ
る。これにより、枠部材(10)が、固定金具(60)を介し
て、開口部(11)の建物躯体(13)に固定される。
【0025】請求項4記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、枠固
定構造は、枠部材(10)を予め四角枠状に組んだ四角枠部
材(70)を備え、この四角枠部材(70)は、開口部(11)周囲
に固定された固定金具(60)により保持可能に形成されて
いることを特徴とする。本発明に係る枠固定構造は、枠
部材(10)が予め四角枠状に組まれた四角枠部材(70)を形
成している。このため、各枠部材(10)をそれぞれ開口部
(11)の周縁に固定するのではなく、予め四角枠状に一体
に組んだ四角枠部材(70)を、まとめて同時に開口部(11)
に取り付けることができる。これにより、枠部材(10)の
開口部(11)への取付作業を容易且つ短時間に行うことが
できる。しかも、枠部材(10)は予め四角枠状に組むこと
ができるため、工場等の専用装置等により正確且つ均一
に四角枠状に組み込んだ状態のものを現場に搬送するこ
ともでき、現場施工における組立作業の効率を上げるこ
とができる。
【0026】請求項5記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項4記載
の特徴点に加え、固定金具(60)の突出片(61)は、取付面
板(30)に当接する内側突出片(62)と、表面仕上げ板(20)
に当接する外側突出片(63)とを備え、固定金具(60)は、
開口部(11)の左右及び上部の開口面(12)に固定されてい
ることを特徴とする。
【0027】本発明は、固定金具(60)が開口面(12)の左
右の開口面(12)に固定されているため、四角枠部材(70)
の縦方向に位置する枠部材(10)の表面仕上げ板(20)及び
取付面板(30)の間において、固定金具(60)の内側突出片
(62)が取付面板(30)に当接し、外側突出片(63)が表面仕
上げ板(20)に当接する。これにより、四角枠部材(70)が
左右の固定金具(60)により左右方向にぶれることを抑え
ることができる。
【0028】また、固定金具(60)が開口面(12)の上部の
開口面(12)に固定されているため、四角枠部材(70)の上
部の横方向に渡された枠部材(10)の表面仕上げ板(20)及
び取付面板(30)の間において、固定金具(60)の内側突出
片(62)が取付面板(30)に当接し、外側突出片(63)が表面
仕上げ板(20)に当接する。これにより、四角枠部材(70)
が上下方向にぶれることを抑えることができる。
【0029】請求項6記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載
の特徴点に加え、枠部材(10)は、樹脂と微粒子の木粉と
を主材とする組成物よりなることを特徴とする。なお、
ここで、「樹脂」とは、上述した請求項1において説明
したものと同様の意味を有するものである。
【0030】また、ここで、「微粒子の木粉」とは天然
木材のほか、おがくずや建築廃材等を粉砕により、微粉
状の粒子に形成しているものを含むものである。本発明
は、枠部材(10)に木粉が含まれているため、枠部材(10)
の表面を手で触った感触が、木質感のあるものとなり、
樹脂や塩化ビニル等の表面のツルッとした感触がなく、
手にしっくりとなじむ木質特有の暖かみのある良好な手
触り感を得ることができる。
【0031】また、枠部材(10)は、上述した材料から形
成され、樹脂を有しているため、木質材と比較して、吸
水性が小さく、吸湿による収縮も発生しない。これによ
り、木質材と比較して、反り難く、ねじれ難く、また、
腐り難いという材料としての均一性に優れたものにする
ことができる。請求項7記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
求項6記載の特徴点に加え、枠部材(10)は、セルロース
系材料の微粉末の表面にこの微粉末よりも小径で、かつ
硬い微粉末を担持させて作成した粉体を混合した樹脂を
着色成形することによって木目模様を呈するように形成
したことを特徴とする。
【0032】なお、ここで、「セルロース系材料」と
は、天然木材のほか、おがくず、稲藁、バガスなどを含
む。また、「微粉末よりも小径でかつ固い微粉末」と
は、酸化チタン、フェライト、アルミニウム、ニッケ
ル、銀、セラミック、炭酸カルシウム等の微粉末をいう
ものである。
【0033】また、「樹脂を着色」する材料とは、有色
顔料であり、例えば酸化鉄、カドミウムイエロー、カー
ボンブラック等の無機顔料である。また、「樹脂を着色
成形することによって木目模様を呈する」とは、上述し
た顔料を使用して、樹脂自体を着色しているため、表面
のみではなく、内部にまで木目模様を呈するように形成
しているものである。これにより、枠部材(10)の表面が
磨耗しても表面の木目模様が消えることがなく、良好な
木目模様の外観を維持することができる。
【0034】本発明は、「セルロース系材料の微粉末の
表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持
させて作成した粉体を混合した樹脂」を形成している。
このため、セルロース系材料の微粉末をそのままの状態
で直接樹脂に混合して形成した場合に、セルロース系材
料の微粉末の柔らかさや流動性の悪さに起因する作業性
の低下や、押出時の焼き付けの発生や、成形品がもろく
なってしまうような悪影響を抑えることができる。これ
により、流動性の向上を図れることができ、成形時の作
業性を向上させることができる枠部材(10)が得られる。
【0035】さらに、セルロース系材料の微粉末と、樹
脂のみでは、両者の特性や機能のみで最終成形品の樹脂
の特性あるいは機能が決定されてしまうのに対して、成
形品の特性をセルロース系材料の微粉末の表面に担持さ
せた小径でかつ硬い微粉末の材料選択によって変更させ
ることができる。すなわち、かかる微粉末として、電気
的特性、化学的特性、外観的特性あるいは耐熱性等の各
種特性を有するものを選択使用することによって、その
成形品である枠部材(10)に対して各種特性を与えること
ができ、その特性を変化させることができる。
【0036】また、本発明に係る枠部材(10)は、上述し
たような材質からなるため、その表面に木目模様を出す
ことができる。また、木質材料では原料となる天然木材
の違いや、含有水分の違い等による品質のバラツキが発
生するが上述したような材質からなる枠部材(10)ではそ
のようなことがなく、製品のバラツキを抑えることがで
きる。すなわち、上述した材料を用いて成形した成形品
は、複雑な断面形状をなしていても木目模様を呈するの
で、室内の他の表面部材に木質材、またはそれに変わる
木質感のあるものを使用した場合に、外観デザインを調
和させる意味で、使用するのに適している。換言すれ
ば、天然の木材を切削加工したのでは手間がかかるよう
な断面形状の部材であっても、木目模様を呈する成形品
として提供することができる。
【0037】そして、「粉体を混合した樹脂」からなる
ため、通常の木質材料よりも水分を吸収し難く、仮に水
分が付着しても水分を拭き取れば済み、メンテナンスを
容易にすることができるものである。すなわち、手垢等
の汚れがこの枠部材(10)の表面に付着しても濡れ雑巾で
掃除することができ、汚れを除去した後、水分をふき取
れば良いものである。これにより、外観上は木目模様を
呈することができて木製品と同様の外観を形成すること
ができるが、耐水性に関しては木製品と比較してはるか
に水に強い枠部材(10)を提供できるものである。
【0038】請求項8記載の発明は、建物内部の開口部
(11)の周縁を覆う枠部材(10)を有する枠固定構造の組立
方法であって、前記枠部材(10)は、開口部(11)の開口面
(12)を化粧する表面仕上げ板(20)と、この表面仕上げ板
(20)と略平行に連結されるとともに開口部(11)の周囲の
建物躯体(13)側に固定される取付面板(30)とを備え、前
記開口部(11)には、その建物躯体(13)に固定される固定
金具(60)を備え、この固定金具(60)は、枠部材(10)を差
し込む方向に向かって突出するとともに表面仕上げ板(2
0)と取付面板(30)との間に挟み込まれる突出片(61)を備
え、枠部材(10)を四角枠状に組み立てて、四角枠部材(7
0)を形成する工程と、固定金具(60)を開口部(11)周囲の
建物躯体(13)に固定する工程と、四角枠部材(70)を開口
部(11)の内部に押し込んで、建物躯体(13)に固定された
固定金具(60)の突出片(61)を四角枠部材(70)の各枠部材
(10)の表面仕上げ板(20)及び取付面板(30)の間に挟み込
ませて、四角枠部材(70)を開口部(11)に固定する工程と
を備えたことを特徴とする。
【0039】本発明に係る枠固定構造の組立方法は、先
ず、最初に枠部材(10)を四角枠状に組み立て四角枠部材
(70)を形成する。次に、固定金具(60)を開口部(11)の周
囲の建物躯体(13)に固定する。この固定金具(60)は、枠
部材(10)を差し込む方向に向かって突出するとともに表
面仕上げ板(20)及び取付面板(30)の間に挟み込まれる突
出片(61)を備えている。このため、開口部(11)の周囲に
枠部材(10)を差し込む方向に向かって突出する突出片(6
1)を形成することができる。
【0040】次に、四角枠部材(70)を開口部(11)の内部
に押し込む。その際、建物躯体(13)に固定された固定金
具(60)の突出片(61)を四角枠部材(70)の各枠部材(10)の
表面仕上げ板(20)及び取付面板(30)の間に挟み込ませ
る。これにより、固定金具(60)を介して、四角枠部材(7
0)を開口部(11)に固定することができ、枠固定構造の組
立が終了する。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図3は、本
発明の実施の形態を示すものであり、図1は枠部材の縦
断面形状、図2は枠固定構造の縦断面図、図3は枠固定
構造の横断面図をそれぞれ示すものである。
【0042】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る枠固定構造は、建物躯体13の窓
となる開口部11の周縁を覆う枠部材10を有するものであ
る。なお、建物躯体13となる壁パネル14は、特に図示し
ないが、木質からなる四角枠状の枠材及びその枠材を塞
ぐ面材からなるものである。そして、この壁パネル14の
室内側には、室内化粧部材15が形成されている。また、
開口部11の室外側には、アルミ合金からなるアルミサッ
シ枠80が形成されている。
【0043】前記枠固定構造の枠部材10は、樹脂の押出
成形品からなり、その内部は長尺方向に対して直角方向
の断面形状が三角形を基本とした同一のものになるよう
に複数の板材19を一体に組み合わせた面構造により形成
されている。すなわち、枠部材10の内部に複数の板材19
からなる三角筒状のものが多数、組合わさった面構造と
なっている。
【0044】具体的には、枠部材10の板材19は、開口部
11の開口面12を化粧する表面仕上げ板20と、この表面仕
上げ板20と略平行に位置するとともに開口部11の周囲の
建物躯体13側に固定される取付面板30と、その両者間を
長尺方向に沿って連結する複数の補強片板40とを備えて
いる。前記表面仕上げ板20は、その室内側の表面がフラ
ットな化粧表面により形成されているとともに、その内
部には、長尺方向に沿って中心軸を有する円柱状のビス
ホール72が形成されている。このビスホール72は、枠部
材10を四角枠状に組み立てる際に隣接する他の枠部材10
と固定するための固定ねじ76を案内する孔である。ま
た、ビスホール72が形成された位置の表面仕上げ板20の
裏面側には、縦断面形状が略V溝状のVノッチ71が形成
されている。これは、枠部材10を四角枠状に組み立てる
際に、枠部材10の裏面側から固定ねじ76をねじ込んで、
直角に当接する他の枠部材10のビスホール72に固定ねじ
76の先端を案内するための案内溝としての役割を有する
ものである。また、表面仕上げ板20の裏面側には、室内
化粧部材15の端部を差し込むための、長尺方向に沿って
壁パネル14側に向かって開口する縦断面形状が四角溝状
の化粧部材差込部75が形成されている。
【0045】前記取付面板30は、建物躯体13である壁パ
ネル14の端面に接着剤により固定されるものであって、
その表面には、接着剤を溜めるための長尺方向に沿って
浅い凹溝状の凹部73を備えている。そして、この取付面
板30と表面仕上げ板20との間には、この枠部材10を建物
躯体13に固定するための固定金具60が差し込まれるスペ
ースとなる金具差込部74が形成されている。
【0046】前記補強片板40は、表面仕上げ板20及び取
付面板30の間に長尺方向に対して直角方向の断面形状が
三角形を基本として組み合わせた三角形面構造部50を備
えている。すなわち、この三角形面構造部50は、三角形
を基本としたトラス状の構造に似たものを形成している
ものである。そして、枠固定構造は、枠部材10を予め四
角枠状に組んだ四角枠部材70を備えている。この四角枠
部材70は、具体的には、開口部11の上部の開口面12を覆
う上枠部材17と、開口部11の左右の開口面12を覆う縦枠
部材16と、開口部11の下部の開口面12を覆う下枠部材18
とから形成されている。
【0047】そして、開口部11において、上枠部材17及
び縦枠部材16に対応する開口面12には、その建物躯体13
に固定される金属からなる縦断面形状が略コ字状の短尺
状の固定金具60が計三個、形成されている。この固定金
具60は、枠部材10が差し込まれる方向に向かって突出す
るとともに表面仕上げ板20と取付面板30との間の金具差
込部74に挟み込み可能な突出片61を備えている。この突
出片61は、取付面板30に当接する内側突出片62と、表面
仕上げ板20に当接する外側突出片63とを備え、その内側
突出片62と外側突出片63との間隔が取付面板30と表面仕
上げ板20との間の間隔と略整合するように予め設定され
てある。そして、内側突出片62と外側突出片63との先端
は、差し込む際に先端が引っかかることなくスムーズに
差し込ませることができるように、金具差込部74の中心
側に向かって少々、折り曲げられている。そして、前記
四角枠部材70は、開口部11の周囲に固定された三個の固
定金具60により保持可能に形成されている。すなわち、
開口部11の左右及び上部の開口面12に固定された固定金
具60により、四角枠部材70の位置が左右方向及び上下方
向の所定の位置に保持されるように形成されている。
【0048】前記枠部材10は、樹脂と微粒子の木粉とを
主材とする組成物よりなるものである。さらに、具体的
には、枠部材10は、セルロース系材料の微粉末の表面に
この微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持させて
作成した粉体を混合した樹脂を着色成形することによっ
て木目模様を呈するように形成されている。次に、本発
明に係る枠固定構造の組立手順について説明する。
【0049】先ず、開口部11の四辺の長さに整合する四
本の枠部材10を準備し、この枠部材10を四角枠状に組み
立てた四角枠部材70を形成する。具体的には、一本の上
枠部材17、二本の縦枠部材16及び一本の下枠部材18によ
り、表面仕上げ板20が四角枠部材70の内面側に位置し
て、取付面板30が外面側に位置するように四角枠状に配
置する。そして、四角枠部材70の角部において、縦枠部
材16の取付面板30側から固定ねじ76の先端をVノッチ71
に沿うとともに上枠部材17若しくは下枠部材18のビスホ
ール72に整合するようにねじ込む。この作業を四隅の角
部において行うことにより、四角枠部材70が固定ねじ76
により固定される。
【0050】次に、開口部11の室外側にアルミサッシ枠
80をネジ等により取り付ける。次に、固定金具60を開口
部11の周囲の建物躯体13に固定する。具体的には、開口
部11の上部の開口面12と、開口部11の左右の開口面12と
に一個ずつ、計三個、ねじ等により固定する。この固定
金具60は、枠部材10を差し込む方向に向かって突出する
とともに表面仕上げ板20及び取付面板30の間に挟み込ま
れる内側突出片62及び外側突出片63からなる突出片61を
備えている。このため、開口部11の開口面12の周囲三箇
所に室内側に向かって突出する突出片61を形成すること
ができる。
【0051】次に、四角枠状に組み立てた四角枠部材70
を室内側から室外方向に向かって開口部11の内部に押し
込む。その際、建物躯体13に固定された固定金具60の突
出片61を四角枠部材70の各枠部材10の表面仕上げ板20及
び取付面板30の間の金具差込部74に挟み込ませる。具体
的には、固定金具60が開口面12の左右の開口面12に固定
されているため、四角枠部材70の縦方向に位置する枠部
材10の表面仕上げ板20及び取付面板30の間において、固
定金具60の内側突出片62が取付面板30に当接し、外側突
出片63が表面仕上げ板20に当接する。これにより、四角
枠部材70の左右方向のぶれが抑えられる。
【0052】また、固定金具60が開口面12の上部の開口
面12に固定されているため、四角枠部材70の上部の横方
向に渡された枠部材10の表面仕上げ板20及び取付面板30
の間において、固定金具60の内側突出片62が取付面板30
に当接し、外側突出片63が表面仕上げ板20に当接する。
これにより、四角枠部材70の上下方向のぶれが抑えられ
る。したがって、固定金具60を介して、四角枠部材70の
上下左右方向のぶれが抑えられるとともに、四角枠部材
70を開口部11に固定することができる。なお、四角枠部
材70と開口面12との接触面間に接着剤を塗布して、より
強固に接着固定することもできる。
【0053】次に、建物躯体13に固定された四角枠部材
70の化粧部材差込部75に室内化粧部材15の端部を差し込
んで固定する。上述した作業により、枠固定構造の組立
が終了する。次に、上記した実施の形態の作用及び効果
について説明する。本実施の形態に係る枠固定構造の枠
部材10は、表面仕上げ板20及び取付面板30の間に断面形
状が三角形を基本として組み合わせた三角形面構造部50
を備えている。一方、四角形を基本とした面構造の場合
は、互いに直交する二方向しか板材19が形成されていな
いため、その互いに直交する二方向から外れた斜め方向
からの外力に対して、板材19に曲げが加わって変形し易
い。これに対して、本実施の形態のように三角形を基本
とした三角形面構造部50の場合は、内部を構成する補強
片板40が互いに直交する二方向のみならず、斜め方向に
も渡してあるため、斜め方向の外力を三角形を基本とし
た三角形面構造部50の斜め方向に配置した各補強片板40
によって支持することができ、内部の補強片板40に曲げ
が加わり難く、枠部材10全体として変形することを抑え
ることができ、全体として剛性を高めることができる。
また、互いに直交する二方向のみならず、斜め方向にも
補強片板40が形成されることとなって、外力をより多く
の方向に分散させることができ、結果として一つの板材
19に加わる分力を抑えることができて、変形量を抑える
ことができる。
【0054】本実施の形態において、開口部11の建物躯
体13に固定された固定金具60には、表面仕上げ板20と取
付面板30との間に挟み込み可能な突出片61が枠部材10を
差し込む方向に向かって突出するように形成されてい
る。このため、枠部材10を開口部11の内部に差し込む
と、固定金具60の突出片61が枠部材10の表面仕上げ板20
及び取付面板30の間に挟み込まれる。これにより、枠部
材10が、固定金具60を介して、開口部11の建物躯体13に
固定される。そして、本実施の形態に係る枠固定構造
は、枠部材10が予め四角枠状に組まれた四角枠部材70を
形成している。このため、各枠部材10をそれぞれ開口部
11の周縁に固定するのではなく、予め四角枠状に一体に
組んだ四角枠部材70を、まとめて同時に開口部11に取り
付けることができる。これにより、枠部材10を一本ずつ
取り付ける場合と比較して、枠部材10の開口部11への取
付作業を容易且つ短時間に行うことができる。しかも、
枠部材10は予め四角枠状に組むことができるため、工場
等の専用装置等により正確且つ均一に四角枠状に組み込
んだ状態のものを現場に搬送することもでき、現場施工
における組立作業の効率を上げることができる。
【0055】本実施の形態において、枠部材10に木粉が
含まれているため、枠部材10の表面を手で触った感触
が、木質感のあるものとなり、樹脂や塩化ビニル等の表
面のツルッとした感触がなく、手にしっくりとなじむ木
質特有の暖かみのある良好な手触り感を得ることができ
る。また、枠部材10は、上述した材料から形成され、樹
脂を有しているため、木質材と比較して、吸水性が小さ
く、吸湿による収縮も発生しない。これにより、木質材
と比較して、反り難く、ねじれ難く、また、腐り難いと
いう材料としての均一性に優れたものにすることができ
る。
【0056】また、本実施の形態に係る枠部材10は、上
述したような材質からなるため、その表面に木目模様を
出すことができる。また、木質材料では原料となる天然
木材の違いや、含有水分の違い等による品質のバラツキ
が発生するが上述したような材質からなる枠部材10では
そのようなことがなく、製品のバラツキを抑えることが
できる。すなわち、上述した材料を用いて成形した成形
品は、複雑な断面形状をなしていても木目模様を呈する
ので、室内の他の表面部材に木質材、またはそれに変わ
る木質感のあるものを使用した場合に、外観デザインを
調和させる意味で、使用するのに適している。換言すれ
ば、天然の木材を切削加工したのでは手間がかかるよう
な断面形状の部材であっても、木目模様を呈する成形品
として提供することができる。
【0057】そして、「粉体を混合した樹脂」からなる
ため、通常の木質材料よりも水分を吸収し難く、仮に水
分が付着しても水分を拭き取れば済み、メンテナンスを
容易にすることができるものである。すなわち、手垢等
の汚れがこの枠部材10の表面に付着しても濡れ雑巾で掃
除することができ、汚れを除去した後、水分をふき取れ
ば良いものである。これにより、外観上は木目模様を呈
することができて木製品と同様の外観を形成することが
できるが、耐水性に関しては木製品と比較してはるかに
水に強い枠部材10を提供できる。
【0058】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、枠部材の内部が三角形を基本とし
た構造により形成されているため、剛性を大きくするこ
とができるとともに、枠部材の表面に対して垂直方向以
外の方向から外力が加わっても、かかる外力を枠部材の
内部において複数の方向に分散することができ、変形し
難い枠固定構造を提供することができる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、補強片板が
三角形面構造部を備えているため、剛性を大きくするこ
とができるとともに、表面仕上げ板の表面に対して垂直
方向以外の斜めや横方向等から外力が加わっても、かか
る外力を三角形面構造部において複数の方向に分散する
ことができて、変形し難い枠固定構造を提供することが
できる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、枠部材の取
り付けを容易にすることができる枠固定構造を提供する
ことができる。請求項4記載の発明によれば、取り付け
作業が容易な枠固定構造を提供することができる。請求
項5記載の発明によれば、取り付け作業において、四角
枠部材の上下左右のぶれを抑えることができて、確実に
四角枠部材を取り付けることができる枠固定構造を提供
することができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば、枠部材は、
素材感が木そのものであり、表面を手で触った際、良好
な手触り感が得られるとともに、均一性、耐水性に優れ
た枠固定構造を提供することができる。請求項7記載の
発明によれば、木質感を有し、木目模様を有して、外観
が良好な上に成形性が優れた枠固定構造を提供しようと
するものである。
【0062】請求項8記載の発明は、現場施工における
取付作業が容易な枠固定構造の組立方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、枠部材を示す縦
断面形状である。
【図2】本発明の実施の形態であって、枠固定構造を示
す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、枠固定構造を示
す横断面図である。
【図4】従来の枠固定構造を示す縦断面図である。
【図5】従来の枠固定構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 枠部材 11 開口部 12 開口面 13 建物躯体 14 壁パネル 15 室内化粧部材 16 縦枠部材 17 上枠部材 18 下枠部材 19 板材 20 表面仕上げ板 30 取付面板 40 補強片板 50 三角形面構造
部 60 固定金具 61 突出片 62 内側突出片 63 外側突出片 70 四角枠部材 71 Vノッチ 72 ビスホール 73 凹部 74 金具差込部 75 化粧部材差込
部 76 固定ねじ 80 アルミサッシ
枠 100 枠部材 110 開口面 115 開口部 116 室内 117 室外 120 表面仕上げ板 130 取付面板 135 補強片板 180 壁パネル 181 芯材 182 表面化粧部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口部の周縁を覆う枠部材を有す
    る枠固定構造であって、 前記枠部材は、樹脂の成形品からなり、その内部は長尺
    方向に対して直角方向の断面形状が三角形を基本とした
    同一のものになるように複数の板材を一体に組み合わせ
    た面構造により形成されていることを特徴とする枠固定
    構造。
  2. 【請求項2】 枠部材の板材は、開口部の開口面を化粧
    する表面仕上げ板と、この表面仕上げ板と略平行に位置
    するとともに開口部の周囲の建物躯体側に固定される取
    付面板と、その両者間を長尺方向に沿って連結する複数
    の補強片板とを備え、 この補強片板は、表面仕上げ板及び取付面板の間に長尺
    方向に対して直角方向の断面形状が三角形を基本として
    組み合わせた三角形面構造部を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の枠固定構造。
  3. 【請求項3】 開口部には、その建物躯体に固定される
    固定金具を備え、 この固定金具は、枠部材が差し込まれる方向に向かって
    突出するとともに表面仕上げ板と取付面板との間に挟み
    込み可能な突出片を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の枠固定構造。
  4. 【請求項4】 枠固定構造は、枠部材を予め四角枠状に
    組んだ四角枠部材を備え、 この四角枠部材は、開口部周囲に固定された固定金具に
    より保持可能に形成されていることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3記載の枠固定構造。
  5. 【請求項5】 固定金具の突出片は、取付面板に当接す
    る内側突出片と、表面仕上げ板に当接する外側突出片と
    を備え、 固定金具は、開口部の左右及び上部の開口面に固定され
    ていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3
    または請求項4記載の枠固定構造。
  6. 【請求項6】 枠部材は、樹脂と微粒子の木粉とを主材
    とする組成物よりなることを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4または請求項5記載の枠固定
    構造。
  7. 【請求項7】 枠部材は、セルロース系材料の微粉末の
    表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持
    させて作成した粉体を混合した樹脂を着色成形すること
    によって木目模様を呈するように形成したことを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5または請求項6記載の枠固定構造。
  8. 【請求項8】 建物内部の開口部の周縁を覆う枠部材を
    有する枠固定構造の組立方法であって、 前記枠部材は、開口部の開口面を化粧する表面仕上げ板
    と、この表面仕上げ板と略平行に連結されるとともに開
    口部の周囲の建物躯体側に固定される取付面板とを備
    え、 前記開口部には、その建物躯体に固定される固定金具を
    備え、 この固定金具は、枠部材を差し込む方向に向かって突出
    するとともに表面仕上げ板と取付面板との間に挟み込ま
    れる突出片を備え、 枠部材を四角枠状に組み立てて、四角枠部材を形成する
    工程と、 固定金具を開口部周囲の建物躯体に固定する工程と、 四角枠部材を開口部の内部に押し込んで、建物躯体に固
    定された固定金具の突出片を四角枠部材の各枠部材の表
    面仕上げ板及び取付面板の間に挟み込ませて、四角枠部
    材を開口部に固定する工程とを備えたことを特徴とする
    枠固定構造の組立方法。
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