JPH11257198A - エンジンの制御装置及びエンジンの異常燃焼検出装置 - Google Patents
エンジンの制御装置及びエンジンの異常燃焼検出装置Info
- Publication number
- JPH11257198A JPH11257198A JP5306298A JP5306298A JPH11257198A JP H11257198 A JPH11257198 A JP H11257198A JP 5306298 A JP5306298 A JP 5306298A JP 5306298 A JP5306298 A JP 5306298A JP H11257198 A JPH11257198 A JP H11257198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knocking
- engine
- value
- determination
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Testing Of Engines (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エンジンの燃焼室に設けられた点火プラグ1の
対向電極2,3間を流れるイオン電流信号iに基づいて
ノッキングを検出する異常燃焼検出装置Bを備え、ノッ
キング発生時には点火時期θを遅角側に補正するように
したエンジンの制御装置Aにおいて、エンジンの信頼性
を損なうことなくさらなる出力向上及び燃費低減を図
る。 【解決手段】所定のn0回の燃焼サイクルに亘ってイオ
ン電流信号iの変動状態値Piを検出し、その複数の変
動状態値Piに基づいて、判定値演算部によりn0回の
燃焼サイクルにおけるエンジンの燃焼状態を反映する判
定値Ptを演算する。判定値Ptに基づいて微小ノック
を検出し、微小ノックが発生しない範囲で点火時期θを
最大限に進角側に設定する。
対向電極2,3間を流れるイオン電流信号iに基づいて
ノッキングを検出する異常燃焼検出装置Bを備え、ノッ
キング発生時には点火時期θを遅角側に補正するように
したエンジンの制御装置Aにおいて、エンジンの信頼性
を損なうことなくさらなる出力向上及び燃費低減を図
る。 【解決手段】所定のn0回の燃焼サイクルに亘ってイオ
ン電流信号iの変動状態値Piを検出し、その複数の変
動状態値Piに基づいて、判定値演算部によりn0回の
燃焼サイクルにおけるエンジンの燃焼状態を反映する判
定値Ptを演算する。判定値Ptに基づいて微小ノック
を検出し、微小ノックが発生しない範囲で点火時期θを
最大限に進角側に設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのノッキ
ングを抑制するようにエンジン制御を行うエンジンの制
御装置、及びそのノッキング等の異常燃焼状態を検出す
る異常燃焼検出装置に関する。
ングを抑制するようにエンジン制御を行うエンジンの制
御装置、及びそのノッキング等の異常燃焼状態を検出す
る異常燃焼検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガソリンエンジンには、燃焼エ
ネルギーを最も有効にクランク軸に伝えるための最良の
点火時期(Minimum adovance for the Best Torque:以
下MBTという)が存在するが、中高負荷域や加速運転
状態等にあるときにはノッキングの発生を防止するため
に点火時期をMBTよりも遅らせており、しかも、その
ノッキングの発生条件は吸気の状態や燃料性状等によっ
て大きく変化する。
ネルギーを最も有効にクランク軸に伝えるための最良の
点火時期(Minimum adovance for the Best Torque:以
下MBTという)が存在するが、中高負荷域や加速運転
状態等にあるときにはノッキングの発生を防止するため
に点火時期をMBTよりも遅らせており、しかも、その
ノッキングの発生条件は吸気の状態や燃料性状等によっ
て大きく変化する。
【0003】このため、従来より、エンジンの燃焼室に
圧電体等からなるノックセンサを配設して、このノッキ
ングセンサにより燃焼圧の変動(圧力振動)に基づいて
ノッキングを検出し、ノッキング発生の検出時には、点
火時期を遅角側に補正することで異常燃焼を抑制するよ
うにしたエンジンの制御装置が知られている。
圧電体等からなるノックセンサを配設して、このノッキ
ングセンサにより燃焼圧の変動(圧力振動)に基づいて
ノッキングを検出し、ノッキング発生の検出時には、点
火時期を遅角側に補正することで異常燃焼を抑制するよ
うにしたエンジンの制御装置が知られている。
【0004】また、近年では、例えば特開平9−273
470号公報に開示されるように、点火プラグの対向電
極間を流れるイオン電流信号から燃焼イオンの状態を検
出し、この検出結果に基づいてエンジンの失火やノッキ
ング等の異常燃焼を検出する異常燃焼検出装置を備えた
ものもあり、このものでは、上記のノックセンサを用い
たものに比べてカム軸やバルブの振動等に起因するノイ
ズが少ないので、より高精度に燃焼状態の変動を検出で
き、よって、ノッキング等の検出精度が向上するるとい
う利点がある。
470号公報に開示されるように、点火プラグの対向電
極間を流れるイオン電流信号から燃焼イオンの状態を検
出し、この検出結果に基づいてエンジンの失火やノッキ
ング等の異常燃焼を検出する異常燃焼検出装置を備えた
ものもあり、このものでは、上記のノックセンサを用い
たものに比べてカム軸やバルブの振動等に起因するノイ
ズが少ないので、より高精度に燃焼状態の変動を検出で
き、よって、ノッキング等の検出精度が向上するるとい
う利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
如きエンジンの制御装置において、ノッキングが検出さ
れない範囲で点火時期を最大限に進角側に設定すると、
点火時期をある程度余裕を持って設定した場合に比べ、
長期間使用した後のエンジン性能が大きく低下してしま
い、信頼性を損なう虞れがある。すなわち、点火時期を
最大限に進角設定すると、長期使用後のエンジンにノッ
キングによる圧力変動に起因するダメージのような症状
が見られ、このことで大きな性能低下が生じていると考
えられている。
如きエンジンの制御装置において、ノッキングが検出さ
れない範囲で点火時期を最大限に進角側に設定すると、
点火時期をある程度余裕を持って設定した場合に比べ、
長期間使用した後のエンジン性能が大きく低下してしま
い、信頼性を損なう虞れがある。すなわち、点火時期を
最大限に進角設定すると、長期使用後のエンジンにノッ
キングによる圧力変動に起因するダメージのような症状
が見られ、このことで大きな性能低下が生じていると考
えられている。
【0006】このため、上記従来のエンジンの制御装置
においては、後者のようにノッキング検出精度を高めた
ものであっても、信頼性を重視すれば、点火時期をノッ
キング限界よりもかなり遅角側に設定せざるを得ないこ
とになり、その分だけ出力向上及び燃費低減の余地が残
る。
においては、後者のようにノッキング検出精度を高めた
ものであっても、信頼性を重視すれば、点火時期をノッ
キング限界よりもかなり遅角側に設定せざるを得ないこ
とになり、その分だけ出力向上及び燃費低減の余地が残
る。
【0007】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、エンジンの燃焼状態の
検出に工夫を凝らして、エンジンの信頼性を損なうこと
なくさらなる出力向上及び燃費低減を図ることにある。
あり、その目的とするところは、エンジンの燃焼状態の
検出に工夫を凝らして、エンジンの信頼性を損なうこと
なくさらなる出力向上及び燃費低減を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の発明者は、エンジンの長期間使用後の性能
低下が、従来までの手法では検出できないような微小な
ノッキング(以下、微小ノックという)に起因するもの
であるとみなし、この微小ノックを複数回の燃焼サイク
ルにおけるセンサ出力値を統計処理することにより確実
に検出して、微小ノックが起こらない範囲で最大限に高
出力かつ低燃費寄りのエンジン制御を行うようにした。
に、本発明の発明者は、エンジンの長期間使用後の性能
低下が、従来までの手法では検出できないような微小な
ノッキング(以下、微小ノックという)に起因するもの
であるとみなし、この微小ノックを複数回の燃焼サイク
ルにおけるセンサ出力値を統計処理することにより確実
に検出して、微小ノックが起こらない範囲で最大限に高
出力かつ低燃費寄りのエンジン制御を行うようにした。
【0009】具体的に、請求項1記載の発明では、エン
ジンの燃焼室に設けられた対向電極間を流れるイオン電
流信号に基づいてノッキングを検出するノッキング検出
手段と、該ノッキング検出手段によりノッキングの発生
が検出されたとき、該ノッキングを抑制するようにエン
ジンの運転状態を制御するノッキング抑制制御手段とを
備えたエンジンの制御装置を前提とする。そして、上記
ノッキング検出手段として、気筒の1回の燃焼サイクル
におけるイオン電流信号の変動状態を表す変動状態値を
検出する変動状態値検出部と、該変動状態値検出部によ
り複数の燃焼サイクルに亘って検出された変動状態値に
基づいて、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジンの
燃焼状態に係る判定値を演算する判定値演算部と、上記
判定値に基づいてノッキングを判定する第1の判定部と
を備える構成とする。
ジンの燃焼室に設けられた対向電極間を流れるイオン電
流信号に基づいてノッキングを検出するノッキング検出
手段と、該ノッキング検出手段によりノッキングの発生
が検出されたとき、該ノッキングを抑制するようにエン
ジンの運転状態を制御するノッキング抑制制御手段とを
備えたエンジンの制御装置を前提とする。そして、上記
ノッキング検出手段として、気筒の1回の燃焼サイクル
におけるイオン電流信号の変動状態を表す変動状態値を
検出する変動状態値検出部と、該変動状態値検出部によ
り複数の燃焼サイクルに亘って検出された変動状態値に
基づいて、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジンの
燃焼状態に係る判定値を演算する判定値演算部と、上記
判定値に基づいてノッキングを判定する第1の判定部と
を備える構成とする。
【0010】この構成によれば、複数の燃焼サイクルに
亘って検出されたイオン電流信号の変動状態値に基づい
て、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジンの燃焼状
態に係る判定値が判定値演算部により演算される。そし
て、その判定値に基づいてノッキングを判定すること
で、気筒の1回の燃焼サイクルにおける変動状態値から
は検出できない微小ノックを検出することができる。こ
のことで、微小ノックの検出結果に基づいて、該微小ノ
ックの発生を防止してエンジンの信頼性を確保しつつ、
出力向上及び燃費低減を図ることができる。
亘って検出されたイオン電流信号の変動状態値に基づい
て、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジンの燃焼状
態に係る判定値が判定値演算部により演算される。そし
て、その判定値に基づいてノッキングを判定すること
で、気筒の1回の燃焼サイクルにおける変動状態値から
は検出できない微小ノックを検出することができる。こ
のことで、微小ノックの検出結果に基づいて、該微小ノ
ックの発生を防止してエンジンの信頼性を確保しつつ、
出力向上及び燃費低減を図ることができる。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明における判定値は、複数の変動状態値の統計的分散
値とする。このことで、微小ノックを判定するための判
定値が具体化され、この判定値に基づく判定により微小
ノックを確実に検出できる。
発明における判定値は、複数の変動状態値の統計的分散
値とする。このことで、微小ノックを判定するための判
定値が具体化され、この判定値に基づく判定により微小
ノックを確実に検出できる。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明における判定値は、複数の変動状態値の移動平均値
とする。このことで、請求項2記載の発明と同様、微小
ノックを判定するための判定値が具体化される。
発明における判定値は、複数の変動状態値の移動平均値
とする。このことで、請求項2記載の発明と同様、微小
ノックを判定するための判定値が具体化される。
【0013】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の発明における変動状態値は、イオン電流信号の最
大値及び最小値の間の偏差値とする。このことで、イオ
ン電流信号の変動状態値が具体化され、最大値及び最小
値の間の偏差値を用いることで、イオン電流信号の変動
状態を反映する値が得られる。
記載の発明における変動状態値は、イオン電流信号の最
大値及び最小値の間の偏差値とする。このことで、イオ
ン電流信号の変動状態値が具体化され、最大値及び最小
値の間の偏差値を用いることで、イオン電流信号の変動
状態を反映する値が得られる。
【0014】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれか1つに記載の発明におけるノッキング検出手段
は、エンジンの運転状態がその要求トルクの増大に対応
して燃料増量するエンリッチ領域にあるときに、第1の
判定部によるノッキング判定を行うものとする。
いずれか1つに記載の発明におけるノッキング検出手段
は、エンジンの運転状態がその要求トルクの増大に対応
して燃料増量するエンリッチ領域にあるときに、第1の
判定部によるノッキング判定を行うものとする。
【0015】すなわち、一般に、上記エンリッチ領域に
おいてはノッキング抑制のために点火時期を遅角側に設
定する制御が行われており、これに伴い排ガス温度が上
昇するので、触媒の冷却のためにも燃料を増量する必要
がある。これに対し、本発明では、第1判定部によって
微小ノックを検出することができるので、上記エンリッ
チ領域にあっても、微小ノックが発生しない範囲で点火
時期を最大限に進角設定することができ、これにより、
燃料の増量を少なくしてその分燃費を低減することがで
きる。
おいてはノッキング抑制のために点火時期を遅角側に設
定する制御が行われており、これに伴い排ガス温度が上
昇するので、触媒の冷却のためにも燃料を増量する必要
がある。これに対し、本発明では、第1判定部によって
微小ノックを検出することができるので、上記エンリッ
チ領域にあっても、微小ノックが発生しない範囲で点火
時期を最大限に進角設定することができ、これにより、
燃料の増量を少なくしてその分燃費を低減することがで
きる。
【0016】請求項6記載の発明では、請求項1又は5
記載の発明におけるノッキング検出手段は、変動状態値
検出部によって検出された気筒の1回の燃焼サイクルに
おける変動状態値に基づいてノッキングを判定する第2
の判定部を備え、エンジンの定常運転状態では第1の判
定部によるノッキング判定を行う一方、エンジンの過渡
運転状態では上記第2の判定部によるノッキング判定を
行う構成とする。
記載の発明におけるノッキング検出手段は、変動状態値
検出部によって検出された気筒の1回の燃焼サイクルに
おける変動状態値に基づいてノッキングを判定する第2
の判定部を備え、エンジンの定常運転状態では第1の判
定部によるノッキング判定を行う一方、エンジンの過渡
運転状態では上記第2の判定部によるノッキング判定を
行う構成とする。
【0017】この構成によれば、エンジンの過渡運転状
態では、1回の燃焼サイクルにおける変動状態値に基づ
いて、第2の判定部により従来までと同様にノッキング
の判定が行われ、この判定結果に基づいてノッキング抑
制制御手段による制御が実行される。ここで、上記第2
の判定部によるノッキング判定は1回の燃焼サイクルの
間に行われるので、第1の判定部による微小ノックの判
定に比べて短時間で実行することができ、よって、過渡
運転状態であってもエンジンの運転状態の変化に遅れず
に適切なノッキング抑制制御を行うことができる。
態では、1回の燃焼サイクルにおける変動状態値に基づ
いて、第2の判定部により従来までと同様にノッキング
の判定が行われ、この判定結果に基づいてノッキング抑
制制御手段による制御が実行される。ここで、上記第2
の判定部によるノッキング判定は1回の燃焼サイクルの
間に行われるので、第1の判定部による微小ノックの判
定に比べて短時間で実行することができ、よって、過渡
運転状態であってもエンジンの運転状態の変化に遅れず
に適切なノッキング抑制制御を行うことができる。
【0018】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
発明におけるノッキング抑制制御手段は、ノッキング検
出手段の第1の判定部によりノッキング判定が行われた
ときには、エンジン制御の度合を第2の判定部によりノ
ッキング判定が行われたときよりも小さくする構成とす
る。
発明におけるノッキング抑制制御手段は、ノッキング検
出手段の第1の判定部によりノッキング判定が行われた
ときには、エンジン制御の度合を第2の判定部によりノ
ッキング判定が行われたときよりも小さくする構成とす
る。
【0019】このことで、エンジンの定常運転状態で微
小ノックが検出されたときには、ノッキング抑制制御手
段によるエンジン制御の度合が比較的小さくされるの
で、ノッキング抑制制御に伴う出力低下・燃費悪化を防
止できる。一方、過渡運転状態で従来までと同様にノッ
キングが検出されたときには、エンジン制御の度合を比
較的大きくして、大きな燃焼圧の変動を伴うノッキング
を速やかに抑制することができる。
小ノックが検出されたときには、ノッキング抑制制御手
段によるエンジン制御の度合が比較的小さくされるの
で、ノッキング抑制制御に伴う出力低下・燃費悪化を防
止できる。一方、過渡運転状態で従来までと同様にノッ
キングが検出されたときには、エンジン制御の度合を比
較的大きくして、大きな燃焼圧の変動を伴うノッキング
を速やかに抑制することができる。
【0020】請求項8記載の発明は、エンジンの燃焼室
に設けられた対向電極間を流れるイオン電流信号に基づ
いて異常燃焼状態を検出するようにした異常燃焼検出装
置を前提とする。そして、気筒の1回の燃焼サイクルに
おけるイオン電流信号の変動状態を表す変動状態値を検
出する変動状態値検出部と、該変動状態値検出部により
複数の燃焼サイクルに亘って検出された変動状態値に基
づいて、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジンの燃
焼状態に係る判定値を演算する判定値演算部と、上記判
定値に基づいて異常燃焼状態を判定する異常燃焼判定部
とを備える構成とする。
に設けられた対向電極間を流れるイオン電流信号に基づ
いて異常燃焼状態を検出するようにした異常燃焼検出装
置を前提とする。そして、気筒の1回の燃焼サイクルに
おけるイオン電流信号の変動状態を表す変動状態値を検
出する変動状態値検出部と、該変動状態値検出部により
複数の燃焼サイクルに亘って検出された変動状態値に基
づいて、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジンの燃
焼状態に係る判定値を演算する判定値演算部と、上記判
定値に基づいて異常燃焼状態を判定する異常燃焼判定部
とを備える構成とする。
【0021】この構成によれば、複数の燃焼サイクルに
亘って検出されたイオン電流信号の変動状態値に基づい
て、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジンの燃焼状
態に係る判定値が判定値演算部により演算される。そし
て、その判定値に基づいて燃焼状態を判定することで、
気筒の1回の燃焼サイクルにおける変動状態値からは検
出できない微小な燃焼変動を検出できる。よって、例え
ばエンジンの失火やノッキングの検出精度を高めること
ができる。
亘って検出されたイオン電流信号の変動状態値に基づい
て、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジンの燃焼状
態に係る判定値が判定値演算部により演算される。そし
て、その判定値に基づいて燃焼状態を判定することで、
気筒の1回の燃焼サイクルにおける変動状態値からは検
出できない微小な燃焼変動を検出できる。よって、例え
ばエンジンの失火やノッキングの検出精度を高めること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
基いて説明する。
【0023】図1は、本発明の実施形態に係るエンジン
の制御装置Aの概略構成を示し、この制御装置Aは、図
示しないエンジンの燃焼室に設けられた点火プラグ1の
対向電極すなわち正極2及び負極3の間の放電ギャップ
を流れるイオン電流に基づいてエンジンの燃焼状態を検
出し、この検出結果に対応してエンジン制御を行うもの
である。
の制御装置Aの概略構成を示し、この制御装置Aは、図
示しないエンジンの燃焼室に設けられた点火プラグ1の
対向電極すなわち正極2及び負極3の間の放電ギャップ
を流れるイオン電流に基づいてエンジンの燃焼状態を検
出し、この検出結果に対応してエンジン制御を行うもの
である。
【0024】上記図1において、4は点火プラグ1の対
向電極2,3間に高電圧をかけて放電させる点火回路で
ある。この点火回路4は、ECU(Electronic Control
Unit)5からの制御信号によりパワートランジスタ6
をスイッチング作動させて、バッテリ7から1次コイル
8aに流れる電流を遮断することで、2次コイル8b側
に誘導起電力により対向電極2,3間の放電開始電圧を
超える高電圧を発生させるようになっている。尚、9は
電磁誘導の媒体となって磁気エネルギーを蓄積する鉄心
である。
向電極2,3間に高電圧をかけて放電させる点火回路で
ある。この点火回路4は、ECU(Electronic Control
Unit)5からの制御信号によりパワートランジスタ6
をスイッチング作動させて、バッテリ7から1次コイル
8aに流れる電流を遮断することで、2次コイル8b側
に誘導起電力により対向電極2,3間の放電開始電圧を
超える高電圧を発生させるようになっている。尚、9は
電磁誘導の媒体となって磁気エネルギーを蓄積する鉄心
である。
【0025】また、10は点火プラグ1の対向電極2,
3間を流れるイオン電流を検出するための検出ユニット
である。この検出ユニット10は、レギュレータ11を
介して点火回路4の2次コイル8bに接続されたイオン
電源部12と、このイオン電源部12の電圧値を検出し
て上記点火プラグ1の対向電極2,3間を流れるイオン
電流値に変換する変換回路13とを備えており、該変換
回路13から出力されるイオン電流信号iを比較回路1
4により予め設定した参照信号と比較演算し、演算後の
信号を波形整形回路15を介してECU5に対し出力す
る。さらに、上記検出ユニット10には、変換回路13
から出力されたイオン電流信号iの例えば4.5〜25kHzの
周波数帯の信号を通過させるバンドパスフィルタ(BP
F)16が設けられ、このBPF16を通過したイオン
電流信号iは上記波形整形回路15を介して出力され
て、ECU5に入力される。
3間を流れるイオン電流を検出するための検出ユニット
である。この検出ユニット10は、レギュレータ11を
介して点火回路4の2次コイル8bに接続されたイオン
電源部12と、このイオン電源部12の電圧値を検出し
て上記点火プラグ1の対向電極2,3間を流れるイオン
電流値に変換する変換回路13とを備えており、該変換
回路13から出力されるイオン電流信号iを比較回路1
4により予め設定した参照信号と比較演算し、演算後の
信号を波形整形回路15を介してECU5に対し出力す
る。さらに、上記検出ユニット10には、変換回路13
から出力されたイオン電流信号iの例えば4.5〜25kHzの
周波数帯の信号を通過させるバンドパスフィルタ(BP
F)16が設けられ、このBPF16を通過したイオン
電流信号iは上記波形整形回路15を介して出力され
て、ECU5に入力される。
【0026】上記ECU5は、検出ユニット10からの
出力信号の他に、図示しないがエンジンに吸気を供給す
る吸気通路に設けられて吸気流量を検出するエアフロー
センサ20、該エアフローセンサ20よりも下流側の吸
気通路に設けられたスロットル弁の開度を検出するスロ
ットルセンサ21、エンジンのクランク軸の回転角度
(°CA)を検出するクランク角センサ22等からの出
力信号を受け入れる。一方、上記ECU5からは、点火
回路4のパワートランジスタ6に対して点火制御信号が
出力される他、エンジンの燃焼室に連通する吸気ポート
に燃料を噴射供給するインジェクタ23に対してパルス
信号が出力され、そのパルス幅に応じた分量の燃料を供
給するようになっている。
出力信号の他に、図示しないがエンジンに吸気を供給す
る吸気通路に設けられて吸気流量を検出するエアフロー
センサ20、該エアフローセンサ20よりも下流側の吸
気通路に設けられたスロットル弁の開度を検出するスロ
ットルセンサ21、エンジンのクランク軸の回転角度
(°CA)を検出するクランク角センサ22等からの出
力信号を受け入れる。一方、上記ECU5からは、点火
回路4のパワートランジスタ6に対して点火制御信号が
出力される他、エンジンの燃焼室に連通する吸気ポート
に燃料を噴射供給するインジェクタ23に対してパルス
信号が出力され、そのパルス幅に応じた分量の燃料を供
給するようになっている。
【0027】また、本発明の特徴として、上記ECU5
は、検出ユニット10から入力されるイオン電流信号i
の1回の燃焼サイクルにおける変動状態を表す変動状態
値Piを算出し、この変動状態値Piに基づいて、異音
を伴う大きなノッキング(以下、可聴ノックという)を
判定する一方、所定の複数回の燃焼サイクルにおける上
記変動状態値Piを統計処理し、その結果に基づいて、
異音が聞き取れないような微小なノッキング(以下、微
小ノックという)の発生を判定する2通りの異常燃焼判
定を行う。そして、上記可聴ノック又は微小ノックが判
定されたとき、それぞれ点火時期θを遅角側に補正して
異常燃焼を抑制するノッキング抑制制御を行うようにな
っている。
は、検出ユニット10から入力されるイオン電流信号i
の1回の燃焼サイクルにおける変動状態を表す変動状態
値Piを算出し、この変動状態値Piに基づいて、異音
を伴う大きなノッキング(以下、可聴ノックという)を
判定する一方、所定の複数回の燃焼サイクルにおける上
記変動状態値Piを統計処理し、その結果に基づいて、
異音が聞き取れないような微小なノッキング(以下、微
小ノックという)の発生を判定する2通りの異常燃焼判
定を行う。そして、上記可聴ノック又は微小ノックが判
定されたとき、それぞれ点火時期θを遅角側に補正して
異常燃焼を抑制するノッキング抑制制御を行うようにな
っている。
【0028】以下、具体的に、図2に示すフローチャー
ト図に基づいて上記ECU5による微小ノック、可聴ノ
ック等の異常燃焼状態の判定手順について説明する。こ
の異常燃焼判定は、ECU5内のクロック発振に同期し
て例えば4ms毎に実行すればよく、また、後述の点火
時期制御と同様にエンジン回転に同期して実行してもよ
い。
ト図に基づいて上記ECU5による微小ノック、可聴ノ
ック等の異常燃焼状態の判定手順について説明する。こ
の異常燃焼判定は、ECU5内のクロック発振に同期し
て例えば4ms毎に実行すればよく、また、後述の点火
時期制御と同様にエンジン回転に同期して実行してもよ
い。
【0029】まず、同図のステップS1では、クランク
角センサ22からの信号に基づいてイオン電流検出時期
(例えば、上死点後10°〜40°CA)であるか否か
を判定し、検出時期でないNOであればリターンする一
方、検出時期でYESであればステップS2に進んで、
検出ユニット10からイオン電流信号iを入力して、続
くステップS3でその入力値をECU5のメモり領域a
に記憶する。そして、ステップS4では、イオン電流検
出時期の終了(例えば、上死点後40°CA以降)を判
定し、まだ終了していないNOであれば上記ステップS
1にリターンする一方、終了していてYESであればス
テップS5に進む。
角センサ22からの信号に基づいてイオン電流検出時期
(例えば、上死点後10°〜40°CA)であるか否か
を判定し、検出時期でないNOであればリターンする一
方、検出時期でYESであればステップS2に進んで、
検出ユニット10からイオン電流信号iを入力して、続
くステップS3でその入力値をECU5のメモり領域a
に記憶する。そして、ステップS4では、イオン電流検
出時期の終了(例えば、上死点後40°CA以降)を判
定し、まだ終了していないNOであれば上記ステップS
1にリターンする一方、終了していてYESであればス
テップS5に進む。
【0030】つまり、イオン電流検出期間における4m
s毎のイオン電流信号iの値を全てメモリ領域aに記憶
する。ここで、イオン電流信号iはエンジンの燃焼状態
の変化を反映して変動するので、例えば図3に示すよう
にノッキングの発生によって燃焼室内のガス圧が振動的
に変動している場合、これに対応するイオン電流信号i
の値は、例えばBPF16通過後の値を図4に示すよう
に、振動的に変動する。
s毎のイオン電流信号iの値を全てメモリ領域aに記憶
する。ここで、イオン電流信号iはエンジンの燃焼状態
の変化を反映して変動するので、例えば図3に示すよう
にノッキングの発生によって燃焼室内のガス圧が振動的
に変動している場合、これに対応するイオン電流信号i
の値は、例えばBPF16通過後の値を図4に示すよう
に、振動的に変動する。
【0031】そこで、上記ステップS5では、メモリ領
域aに記憶されたイオン電流信号iの値に基づいて、イ
オン電流検出期間におけるイオン電流信号iの変動状態
を表す変動状態値Piを算出する。具体的には、図5に
示すように、記憶したイオン電流信号iの最大値imax
と最小値iminとの偏差の絶対値(Peak to Peak)を変
動状態値Piとすることで、イオン電流信号iの変動す
なわち燃焼状態の変動を反映する変動状態値Piが得ら
れる。
域aに記憶されたイオン電流信号iの値に基づいて、イ
オン電流検出期間におけるイオン電流信号iの変動状態
を表す変動状態値Piを算出する。具体的には、図5に
示すように、記憶したイオン電流信号iの最大値imax
と最小値iminとの偏差の絶対値(Peak to Peak)を変
動状態値Piとすることで、イオン電流信号iの変動す
なわち燃焼状態の変動を反映する変動状態値Piが得ら
れる。
【0032】Pi = imax−imin 尚、上記変動状態値Piとしては、以下の(数1)に示
すように複数のイオン電流信号iの変化量の積分値を用
いてもよく、また、フーリエ変換によりイオン電流信号
iを周波数領域で評価するようにしてもよい。
すように複数のイオン電流信号iの変化量の積分値を用
いてもよく、また、フーリエ変換によりイオン電流信号
iを周波数領域で評価するようにしてもよい。
【0033】
【数1】
【0034】そして、ステップS6では、上記ステップ
S5で算出した変動状態値Piをメモリ領域bに記憶
し、続くステップS7でサイクル値nをインクリメント
した後、ステップS8に進んでメモリ領域aをクリアす
る。ステップS9では、サイクル値nが所定の設定値n
0(例えば数百回程度)であるか否か、つまり変動状態
値Piをn0サイクルに亘って算出したか否かを判定
し、n=n0でないNOであればステップS1にリター
ンする一方、n=n0になってYESであればステップ
S10に進んで、メモリ領域bに記憶したn0個の変動
状態値Piに基づいて、エンジンの異常燃焼状態を判定
するための判定値Ptを算出する。
S5で算出した変動状態値Piをメモリ領域bに記憶
し、続くステップS7でサイクル値nをインクリメント
した後、ステップS8に進んでメモリ領域aをクリアす
る。ステップS9では、サイクル値nが所定の設定値n
0(例えば数百回程度)であるか否か、つまり変動状態
値Piをn0サイクルに亘って算出したか否かを判定
し、n=n0でないNOであればステップS1にリター
ンする一方、n=n0になってYESであればステップ
S10に進んで、メモリ領域bに記憶したn0個の変動
状態値Piに基づいて、エンジンの異常燃焼状態を判定
するための判定値Ptを算出する。
【0035】つまり、上記n0回の燃焼サイクルに亘る
変動状態値Piを算出し、そのn0個の変動状態値Pi
に基づいて微小ノック等のエンジンの異常燃焼状態を判
定する。
変動状態値Piを算出し、そのn0個の変動状態値Pi
に基づいて微小ノック等のエンジンの異常燃焼状態を判
定する。
【0036】上記判定値Ptとしては、具体的に以下の
(数2)に示すように、n0個の変動状態値Piの統計
的分散値を用いる。このことで、後述の如く微小ノック
の発生を正確に判定することができる。
(数2)に示すように、n0個の変動状態値Piの統計
的分散値を用いる。このことで、後述の如く微小ノック
の発生を正確に判定することができる。
【0037】
【数2】
【0038】続いて、ステップS11では、判定値Pt
を極く小さな設定値Ptsと比較して、この設定値Pt
sよりも小さいYESならば、ステップS12に進み、
燃焼変動が極めて小さいことからエンジンが失火状態に
なっていると判定する。一方、判定値Ptが設定値Pt
s以上であれば、エンジンは失火状態になっていないの
で、ステップS13に進んでメモリ領域bをクリアする
とともに、サイクル値nを初期化(n=0)して、しか
る後にリターンする。
を極く小さな設定値Ptsと比較して、この設定値Pt
sよりも小さいYESならば、ステップS12に進み、
燃焼変動が極めて小さいことからエンジンが失火状態に
なっていると判定する。一方、判定値Ptが設定値Pt
s以上であれば、エンジンは失火状態になっていないの
で、ステップS13に進んでメモリ領域bをクリアする
とともに、サイクル値nを初期化(n=0)して、しか
る後にリターンする。
【0039】尚、上記判定値Ptとしては、以下の(数
3)に示すように複数の変動状態値Piの移動平均値を
用いるようにしてもよく、さらに、複数の変動状態値P
iの最大値と最小値との偏差を用いるようにしてもよ
い。
3)に示すように複数の変動状態値Piの移動平均値を
用いるようにしてもよく、さらに、複数の変動状態値P
iの最大値と最小値との偏差を用いるようにしてもよ
い。
【0040】
【数3】
【0041】上記図2のフローにおいて、ステップS5
が、1回の燃焼サイクルにおけるイオン電流信号iの変
動状態を表す変動状態値Piを検出する変動状態値検出
部5aに対応しており、また、ステップS10が、複数
の燃焼サイクルに亘って検出された複数の変動状態値P
iに基づいて、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジ
ンの燃焼状態を反映する判定値Ptを演算する判定値演
算部5bに対応している。
が、1回の燃焼サイクルにおけるイオン電流信号iの変
動状態を表す変動状態値Piを検出する変動状態値検出
部5aに対応しており、また、ステップS10が、複数
の燃焼サイクルに亘って検出された複数の変動状態値P
iに基づいて、上記複数の燃焼サイクルにおけるエンジ
ンの燃焼状態を反映する判定値Ptを演算する判定値演
算部5bに対応している。
【0042】次に、上述の如く算出した変動状態値Pi
又は判定値Ptに基づいてノッキングを抑制する点火制
御の手順について、図6に示すフローチャート図に基づ
いて具体的に説明する。この点火制御は、クランク角セ
ンサ22からの入力信号に基づいて、エンジン回転に同
期して実行すればよい。
又は判定値Ptに基づいてノッキングを抑制する点火制
御の手順について、図6に示すフローチャート図に基づ
いて具体的に説明する。この点火制御は、クランク角セ
ンサ22からの入力信号に基づいて、エンジン回転に同
期して実行すればよい。
【0043】まず、同図のステップT1で各種センサか
らの信号を入力し、続くステップT2では、エンジン回
転数及びエンジンの負荷状態に基づいて予め設定された
マップから点火時期の基本値θbaseを読み込む。ここ
で、エンジン回転数はクランク角センサ22からの入力
値に基づいて算出されるものであり、また、エンジンの
負荷状態としては、例えばエアフローセンサ20からの
入力値と上記エンジン回転数とにより演算される吸気充
填効率を用いる。
らの信号を入力し、続くステップT2では、エンジン回
転数及びエンジンの負荷状態に基づいて予め設定された
マップから点火時期の基本値θbaseを読み込む。ここ
で、エンジン回転数はクランク角センサ22からの入力
値に基づいて算出されるものであり、また、エンジンの
負荷状態としては、例えばエアフローセンサ20からの
入力値と上記エンジン回転数とにより演算される吸気充
填効率を用いる。
【0044】続いて、ステップT3では、エンジン回転
数及びエンジンの負荷状態に基づいて、エンジンの運転
状態が所定のエンリッチ領域にあるか否かを判定する。
このエンリッチ領域は、例えば図7に示すように低回転
域でかつ中負荷域の所定領域であり、エンジンへの要求
トルクが高いことから燃料噴射量を多めに(エンリッ
チ)設定している。また、エンリッチ領域では一般にノ
ッキングが発生しやすいことから、ノッキングの抑制の
ために点火時期の基本値θbaseを予め遅角側に設定して
おり、これに伴い排ガス温度が高くなることによる触媒
の温度上昇を抑制するためにも、燃料噴射量を多めに設
定する必要があり、例えば、混合気の空燃比はA/F=
13程度に設定されている。
数及びエンジンの負荷状態に基づいて、エンジンの運転
状態が所定のエンリッチ領域にあるか否かを判定する。
このエンリッチ領域は、例えば図7に示すように低回転
域でかつ中負荷域の所定領域であり、エンジンへの要求
トルクが高いことから燃料噴射量を多めに(エンリッ
チ)設定している。また、エンリッチ領域では一般にノ
ッキングが発生しやすいことから、ノッキングの抑制の
ために点火時期の基本値θbaseを予め遅角側に設定して
おり、これに伴い排ガス温度が高くなることによる触媒
の温度上昇を抑制するためにも、燃料噴射量を多めに設
定する必要があり、例えば、混合気の空燃比はA/F=
13程度に設定されている。
【0045】上記ステップT3において、エンジンの運
転状態がエンリッチ領域にないNOと判定されればステ
ップT4に進む一方、エンリッチ領域にあるYESと判
定されればステップT9に進む。上記ステップT4で
は、今度はエンジンの運転領域が高負荷域にあるか否か
を判定し、高負荷域にあるYESと判定されればステッ
プT10に進む一方、高負荷域にないNOと判定されれ
ば、ステップT5に進んで点火時期の補正係数θkc=0
として、ステップT6に進む。そして、このステップT
6で基本値θbaseから抑制値θkcを減算して点火時期θ
を演算し、続くステップT7でクランク角センサ22か
らの信号に基づいて点火時期になったことを判定し、点
火時期になれば(YES)、ステップT8に進んで点火
回路4に点火制御信号を出力し、しかる後にリターンす
る。
転状態がエンリッチ領域にないNOと判定されればステ
ップT4に進む一方、エンリッチ領域にあるYESと判
定されればステップT9に進む。上記ステップT4で
は、今度はエンジンの運転領域が高負荷域にあるか否か
を判定し、高負荷域にあるYESと判定されればステッ
プT10に進む一方、高負荷域にないNOと判定されれ
ば、ステップT5に進んで点火時期の補正係数θkc=0
として、ステップT6に進む。そして、このステップT
6で基本値θbaseから抑制値θkcを減算して点火時期θ
を演算し、続くステップT7でクランク角センサ22か
らの信号に基づいて点火時期になったことを判定し、点
火時期になれば(YES)、ステップT8に進んで点火
回路4に点火制御信号を出力し、しかる後にリターンす
る。
【0046】つまり、エンジンの運転状態がエンリッチ
領域にも高負荷域にもなければ、ノッキングは殆ど発生
しないと考えられるので、点火時期θの遅角側への補正
は行わない。
領域にも高負荷域にもなければ、ノッキングは殆ど発生
しないと考えられるので、点火時期θの遅角側への補正
は行わない。
【0047】一方、上記ステップT3でエンジンの運転
状態がエンリッチ領域にあるYESと判定されて進んだ
ステップT9では、今度は、エアフローセンサ20又は
スロットルセンサ21からの出力の変化に基づいて、エ
ンジンが過渡運転状態になっているか否かを判定する。
すなわち、上記いずれかのセンサ出力の変化が所定以上
に大きければ、過渡運転状態であるYESと判定してス
テップT10に進む一方、所定以下で過渡運転状態でな
いNOと判定すれば、ステップT13に進む。
状態がエンリッチ領域にあるYESと判定されて進んだ
ステップT9では、今度は、エアフローセンサ20又は
スロットルセンサ21からの出力の変化に基づいて、エ
ンジンが過渡運転状態になっているか否かを判定する。
すなわち、上記いずれかのセンサ出力の変化が所定以上
に大きければ、過渡運転状態であるYESと判定してス
テップT10に進む一方、所定以下で過渡運転状態でな
いNOと判定すれば、ステップT13に進む。
【0048】そして、上記ステップT10では、上述の
異常燃焼判定のフローのステップS5(図2参照)で演
算された状態判定値Piを、予め設定したしきい値Pi
0と比較する。すなわち、Pi≧Pi0でYESであれ
ば、1回の燃焼サイクルにおけるイオン電流信号iの変
動がかなり大きいので、可聴ノックが発生していると判
定してステップT11に進み、点火時期の補正係数θkc
を所定値αとして、上記ステップT6〜T8に進み、点
火時期を上記所定値αだけ遅角側に補正して点火実行す
る。一方、Pi<Pi0でNOであれば可聴ノックは発
生していないと判定し、ステップT12で補正係数θkc
=0として、上記ステップT6〜T8に進む。
異常燃焼判定のフローのステップS5(図2参照)で演
算された状態判定値Piを、予め設定したしきい値Pi
0と比較する。すなわち、Pi≧Pi0でYESであれ
ば、1回の燃焼サイクルにおけるイオン電流信号iの変
動がかなり大きいので、可聴ノックが発生していると判
定してステップT11に進み、点火時期の補正係数θkc
を所定値αとして、上記ステップT6〜T8に進み、点
火時期を上記所定値αだけ遅角側に補正して点火実行す
る。一方、Pi<Pi0でNOであれば可聴ノックは発
生していないと判定し、ステップT12で補正係数θkc
=0として、上記ステップT6〜T8に進む。
【0049】つまり、エンジンの運転状態がエンリッチ
領域にあってかつ過渡運転状態になっているか、又は高
負荷域にある場合には、エンジンに与えるダメージの大
きい可聴ノックを判定し、可聴ノック発生時には点火時
期θを遅角側に比較的大きく補正して速やかに異常燃焼
を解消するようにしている。尚、上記所定値αは、予め
設定した初期値を制御サイクルの進行に伴い漸減するよ
うにしており、これにより、点火時期は遅角側に補正さ
れた後に次第に進角側に戻される。
領域にあってかつ過渡運転状態になっているか、又は高
負荷域にある場合には、エンジンに与えるダメージの大
きい可聴ノックを判定し、可聴ノック発生時には点火時
期θを遅角側に比較的大きく補正して速やかに異常燃焼
を解消するようにしている。尚、上記所定値αは、予め
設定した初期値を制御サイクルの進行に伴い漸減するよ
うにしており、これにより、点火時期は遅角側に補正さ
れた後に次第に進角側に戻される。
【0050】これに対し、上記ステップT9でエンジン
の運転状態が過渡状態にないNOと判定されて進んだス
テップT13では、上述の異常燃焼判定のフローのステ
ップS10で演算された判定値Ptを、予め設定したし
きい値Pt0と比較する。そして、Pt≧Pt0でYES
であれば、現在までの所定回数n0の燃焼サイクルにお
けるイオン電流信号iの変動状態から微小ノックが発生
していると判定し、ステップT14に進んで、点火時期
の補正係数θkcを上記所定値αよりも小さい所定値βと
して、上記ステップT6〜T8に進み、点火時期θを所
定値βだけ遅角側に補正して点火実行する。一方、Pt
<Pt0でNOであれば微小ノックは発生していないと
判定し、ステップT15で補正係数θkc=0として、上
記ステップT6〜T8に進む。
の運転状態が過渡状態にないNOと判定されて進んだス
テップT13では、上述の異常燃焼判定のフローのステ
ップS10で演算された判定値Ptを、予め設定したし
きい値Pt0と比較する。そして、Pt≧Pt0でYES
であれば、現在までの所定回数n0の燃焼サイクルにお
けるイオン電流信号iの変動状態から微小ノックが発生
していると判定し、ステップT14に進んで、点火時期
の補正係数θkcを上記所定値αよりも小さい所定値βと
して、上記ステップT6〜T8に進み、点火時期θを所
定値βだけ遅角側に補正して点火実行する。一方、Pt
<Pt0でNOであれば微小ノックは発生していないと
判定し、ステップT15で補正係数θkc=0として、上
記ステップT6〜T8に進む。
【0051】つまり、エンジンの運転状態がエンリッチ
領域にあってかつ定常運転状態になっていれば、n0回
の燃焼サイクルに亘るイオン電流信号iの変動状態に基
づいて微小ノックを判定し、微小ノックの発生時には、
点火時期θを可聴ノックの場合に比べて小さく遅角側に
補正する。尚、上記所定値βも所定値αと同様に予め設
定した初期値を制御サイクルの進行に伴い漸減するよう
にしているが、その減少度合は一層小さく設定されてお
り、これにより、点火時期θは緩やかに進角側に戻され
る。
領域にあってかつ定常運転状態になっていれば、n0回
の燃焼サイクルに亘るイオン電流信号iの変動状態に基
づいて微小ノックを判定し、微小ノックの発生時には、
点火時期θを可聴ノックの場合に比べて小さく遅角側に
補正する。尚、上記所定値βも所定値αと同様に予め設
定した初期値を制御サイクルの進行に伴い漸減するよう
にしているが、その減少度合は一層小さく設定されてお
り、これにより、点火時期θは緩やかに進角側に戻され
る。
【0052】上記図6のフローにおいて、ステップT1
0が、1回の燃焼サイクルにおける変動状態値Piに基
づいて可聴ノックの発生を判定する第2の判定部5c
に、また、ステップT13が、判定値Ptに基づいて微
小ノック等の微小な異常燃焼を判定する第1の判定部
(異常燃焼判定部)5dにそれぞれ対応しており、その
両者により、ノッキング検出手段(異常燃焼検出装置)
が構成される。さらに、ステップT6,T12,T14
が、ノッキングを抑制するように点火時期を制御するノ
ッキング抑制制御手段5eに対応している。
0が、1回の燃焼サイクルにおける変動状態値Piに基
づいて可聴ノックの発生を判定する第2の判定部5c
に、また、ステップT13が、判定値Ptに基づいて微
小ノック等の微小な異常燃焼を判定する第1の判定部
(異常燃焼判定部)5dにそれぞれ対応しており、その
両者により、ノッキング検出手段(異常燃焼検出装置)
が構成される。さらに、ステップT6,T12,T14
が、ノッキングを抑制するように点火時期を制御するノ
ッキング抑制制御手段5eに対応している。
【0053】したがって、この実施形態によれば、イオ
ン電流信号iの変動状態に基づく微小ノックの判定にお
いて、判定値Ptとしてn0個の変動状態値Piの統計
的分散値を用いることで、微小ノックの発生を高精度に
判定することができる。
ン電流信号iの変動状態に基づく微小ノックの判定にお
いて、判定値Ptとしてn0個の変動状態値Piの統計
的分散値を用いることで、微小ノックの発生を高精度に
判定することができる。
【0054】すなわち、エンジンの点火時期θと上記判
定値Ptとの相関関係を実験により調べたところ、図8
に示すように、点火時期θの進角側への変更に対する判
定値Ptの増加割合が急増する点Lが存在することが明
らかになった。しかも、点火時期θをこの点Lよりも進
角側に設定した場合、可聴ノックは検出されないにもか
かわらず、長時間の試験運転した後のエンジンに微小ノ
ックに起因するダメージのような症状が見出された。
定値Ptとの相関関係を実験により調べたところ、図8
に示すように、点火時期θの進角側への変更に対する判
定値Ptの増加割合が急増する点Lが存在することが明
らかになった。しかも、点火時期θをこの点Lよりも進
角側に設定した場合、可聴ノックは検出されないにもか
かわらず、長時間の試験運転した後のエンジンに微小ノ
ックに起因するダメージのような症状が見出された。
【0055】このことから、微小ノックと判定値Ptと
の間には密接な相関関係があり、点火時期θの進角によ
って微小ノックが発生するようになると、燃焼状態の変
動に伴い判定値Ptが急増すると考えられる。つまり、
判定値Ptを図8に示す点Lの近傍のしきい値Pt0と
比較することで、微小ノックの発生を確実に検出でき
る。
の間には密接な相関関係があり、点火時期θの進角によ
って微小ノックが発生するようになると、燃焼状態の変
動に伴い判定値Ptが急増すると考えられる。つまり、
判定値Ptを図8に示す点Lの近傍のしきい値Pt0と
比較することで、微小ノックの発生を確実に検出でき
る。
【0056】したがって、この実施形態のエンジンの制
御装置Aでは、上述の如く、エンジンの運転中に判定値
Ptを算出し、その算出値が上記したしきい値Pt0よ
りも小さくなる範囲で、点火時期を最大限に進角側に制
御するようにしている。このことで、微小ノックの発生
を抑制しつつ点火時期を最大限に進角設定することがで
きるので、従来までのように点火時期を余裕を持って遅
角側に設定した場合と比べて、エンジン出力のさらなる
向上と燃費低減とが図られる。
御装置Aでは、上述の如く、エンジンの運転中に判定値
Ptを算出し、その算出値が上記したしきい値Pt0よ
りも小さくなる範囲で、点火時期を最大限に進角側に制
御するようにしている。このことで、微小ノックの発生
を抑制しつつ点火時期を最大限に進角設定することがで
きるので、従来までのように点火時期を余裕を持って遅
角側に設定した場合と比べて、エンジン出力のさらなる
向上と燃費低減とが図られる。
【0057】特に、エンリッチ領域ではノッキング防止
のために点火時期θを予め遅角側に設定するとともに、
これに伴う触媒の温度上昇を防止するためにも燃料噴射
量を多めに設定しているので、上述の如く、定常運転状
態で微小ノックの発生を抑制しつつ点火時期θを最大限
に進角設定することで、その分燃料供給量を減らして燃
費を低減できる。
のために点火時期θを予め遅角側に設定するとともに、
これに伴う触媒の温度上昇を防止するためにも燃料噴射
量を多めに設定しているので、上述の如く、定常運転状
態で微小ノックの発生を抑制しつつ点火時期θを最大限
に進角設定することで、その分燃料供給量を減らして燃
費を低減できる。
【0058】一方、エンジンの過渡運転状態では、微小
ノックの判定結果ではなく、1回の燃焼サイクルにおけ
る変動状態値Piに基づく可聴ノックの判定結果に基づ
いて点火時期θを補正するようにしている。このこと
で、上記可聴ノックの判定は1回の燃焼サイクルの間に
行われるので、微小ノックの判定に比べて短時間で実行
することができ、よって、過渡運転状態であっても、エ
ンジンの運転状態の変化に遅れずに適切なノッキング抑
制制御を行うことができる。
ノックの判定結果ではなく、1回の燃焼サイクルにおけ
る変動状態値Piに基づく可聴ノックの判定結果に基づ
いて点火時期θを補正するようにしている。このこと
で、上記可聴ノックの判定は1回の燃焼サイクルの間に
行われるので、微小ノックの判定に比べて短時間で実行
することができ、よって、過渡運転状態であっても、エ
ンジンの運転状態の変化に遅れずに適切なノッキング抑
制制御を行うことができる。
【0059】さらに、上述の如く可聴ノックを抑制する
ための点火時期θの補正量αを、微小ノックを抑制する
ための点火時期θの補正量βよりも大きく設定すること
で、微小ノックの抑制制御に伴う出力低下・燃費悪化を
防止できる一方、可聴ノックに伴う大きな燃焼圧の変動
を速やかに抑制することができ、可聴ノックによるエン
ジンのダメージを防止することができる。
ための点火時期θの補正量αを、微小ノックを抑制する
ための点火時期θの補正量βよりも大きく設定すること
で、微小ノックの抑制制御に伴う出力低下・燃費悪化を
防止できる一方、可聴ノックに伴う大きな燃焼圧の変動
を速やかに抑制することができ、可聴ノックによるエン
ジンのダメージを防止することができる。
【0060】(他の実施形態)なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
微小ノックの判定とこれに応じたノッキング抑制制御と
を、エンリッチ領域における過渡運転状態で実行するよ
うにしているが、これに限らず、エンジンがそれ以外の
運転状態にあるときにも実行するようにしてもよい。
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
微小ノックの判定とこれに応じたノッキング抑制制御と
を、エンリッチ領域における過渡運転状態で実行するよ
うにしているが、これに限らず、エンジンがそれ以外の
運転状態にあるときにも実行するようにしてもよい。
【0061】また、上記実施形態では、異常燃焼検出装
置Bを主にノッキングの検出のために用いているが、こ
の他の異常燃焼状態の検出を主目的とすることも可能で
ある。
置Bを主にノッキングの検出のために用いているが、こ
の他の異常燃焼状態の検出を主目的とすることも可能で
ある。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるエンジンの制御装置によれば、複数の燃焼サ
イクルにおけるエンジンの燃焼状態を反映する判定値に
基づいてノッキングを判定することで、気筒の1回の燃
焼サイクルにおける変動状態値からは検出できない微小
ノックを検出することができる。よって、微小ノックの
検出結果に基づきその発生を防止してエンジンの信頼性
を確保しつつ、出力向上及び燃費低減を図ることができ
る。
明におけるエンジンの制御装置によれば、複数の燃焼サ
イクルにおけるエンジンの燃焼状態を反映する判定値に
基づいてノッキングを判定することで、気筒の1回の燃
焼サイクルにおける変動状態値からは検出できない微小
ノックを検出することができる。よって、微小ノックの
検出結果に基づきその発生を防止してエンジンの信頼性
を確保しつつ、出力向上及び燃費低減を図ることができ
る。
【0063】請求項2記載の発明では、判定値として複
数の変動状態値の統計的分散値を用いることで、また、
請求項3記載の発明では複数の変動状態値の移動平均値
を用いることで、上記判定値が具体化されて、この判定
値に基づいて微小ノックを確実に検出できる。
数の変動状態値の統計的分散値を用いることで、また、
請求項3記載の発明では複数の変動状態値の移動平均値
を用いることで、上記判定値が具体化されて、この判定
値に基づいて微小ノックを確実に検出できる。
【0064】請求項4記載の発明によれば、イオン電流
信号の変動状態を反映する変動状態値が具体化される。
信号の変動状態を反映する変動状態値が具体化される。
【0065】請求項5記載の発明によれば、エンジンの
運転状態が低回転域でかつ中高負荷域にあっても点火時
期を最大限に進角設定することができるので、燃料の増
量を少なくしてその分燃費を低減することができる。
運転状態が低回転域でかつ中高負荷域にあっても点火時
期を最大限に進角設定することができるので、燃料の増
量を少なくしてその分燃費を低減することができる。
【0066】請求項6記載の発明によれば、過渡運転状
態であっても、エンジンの運転状態の変化に遅れずに適
切なノッキング抑制制御を行うことができる。
態であっても、エンジンの運転状態の変化に遅れずに適
切なノッキング抑制制御を行うことができる。
【0067】請求項7記載の発明によれば、定常運転状
態でノッキング抑制制御に伴う出力低下・燃費悪化を防
止できる一方、過渡運転状態で大きな燃焼圧の変動を伴
うノッキングによるエンジンのダメージを防止すること
ができる。
態でノッキング抑制制御に伴う出力低下・燃費悪化を防
止できる一方、過渡運転状態で大きな燃焼圧の変動を伴
うノッキングによるエンジンのダメージを防止すること
ができる。
【0068】請求項8記載の発明におけるエンジンの異
常燃焼検出装置によれば、請求項1記載の発明と同様
に、1回の燃焼サイクルにおける変動状態値からは検出
できない微小な燃焼変動を検出できるので、エンジンの
失火やノッキング等の検出精度を高めることができる。
常燃焼検出装置によれば、請求項1記載の発明と同様
に、1回の燃焼サイクルにおける変動状態値からは検出
できない微小な燃焼変動を検出できるので、エンジンの
失火やノッキング等の検出精度を高めることができる。
【図1】本発明の実施形態に係るエンジンの制御装置を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図2】微小ノック、可聴ノック等の異常燃焼状態の具
体的判定手順を示すフローチャート図である。
体的判定手順を示すフローチャート図である。
【図3】微小ノックによる燃焼圧の変動状態を示す説明
図である。
図である。
【図4】微小ノックに伴うイオン電流信号の変動状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】イオン電流信号の変動状態値を示す説明図であ
る。
る。
【図6】エンジンの点火制御の具体的手順を示すフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図7】エンジン回転数及びエンジン負荷に対応づけて
設定されたエンリッチ領域を示す説明図である。
設定されたエンリッチ領域を示す説明図である。
【図8】点火時期の変更に対応する判定値の変化特性を
示す特性図である。
示す特性図である。
A エンジンの制御装置 B エンジンの異常燃焼検出装置 i イオン電流信号 Pi イオン電流信号の変動状態値 Pt 判定値 α,β ノッキング抑制制御手段によるエンジン
制御の度合い 2,3 対向電極 5a 変動状態値検出部 5b 判定値演算部 5c 第2の判定部 5d 第1の判定部、異常燃焼判定部 5e ノッキング抑制制御手段
制御の度合い 2,3 対向電極 5a 変動状態値検出部 5b 判定値演算部 5c 第2の判定部 5d 第1の判定部、異常燃焼判定部 5e ノッキング抑制制御手段
フロントページの続き (72)発明者 岡本 真 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 エンジンの燃焼室に設けられた対向電極
間を流れるイオン電流信号に基づいてノッキングを検出
するノッキング検出手段と、 上記ノッキング検出手段によりノッキングの発生が検出
されたとき、該ノッキングを抑制するようにエンジンの
運転状態を制御するノッキング抑制制御手段とを備えた
エンジンの制御装置において、 上記ノッキング検出手段は、気筒の1回の燃焼サイクル
におけるイオン電流信号の変動状態を表す変動状態値を
検出する変動状態値検出部と、 上記変動状態値検出部により複数の燃焼サイクルに亘っ
て検出された変動状態値に基づいて、上記複数の燃焼サ
イクルにおけるエンジンの燃焼状態に係る判定値を演算
する判定値演算部と、 上記判定値に基づいてノッキングを判定する第1の判定
部とを備えていることを特徴とするエンジンの制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、 判定値は、複数の変動状態値の統計的分散値であること
を特徴とするエンジンの制御装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 判定値は、複数の変動状態値の移動平均値であることを
特徴とするエンジンの制御装置。 - 【請求項4】 請求項2又は3において、 変動状態値は、イオン電流信号の最大値及び最小値の間
の偏差値であることを特徴とするエンジンの制御装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つにおいて、 ノッキング検出手段は、エンジンの運転状態がその要求
トルクの増大に対応して燃料増量するエンリッチ領域に
あるときに、第1の判定部によるノッキング判定を行う
ように構成されていることを特徴とするエンジンの制御
装置。 - 【請求項6】 請求項1又は5において、 ノッキング検出手段は、 変動状態値検出部によって検出された気筒の1回の燃焼
サイクルにおける変動状態値に基づいてノッキングを判
定する第2の判定部を備え、 エンジンの定常運転状態では第1の判定部によるノッキ
ング判定を行う一方、エンジンの過渡運転状態では上記
第2の判定部によるノッキング判定を行うように構成さ
れていることを特徴とするエンジンの制御装置。 - 【請求項7】 請求項6において、 ノッキング抑制制御手段は、ノッキング検出手段の第1
の判定部によりノッキング判定が行われたときには、エ
ンジン制御の度合を第2の判定部によりノッキング判定
が行われたときよりも小さくするように構成されている
ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 【請求項8】 エンジンの燃焼室に設けられた対向電極
間を流れるイオン電流信号に基づいて異常燃焼状態を検
出するようにした異常燃焼検出装置において、 気筒の1回の燃焼サイクルにおけるイオン電流信号の変
動状態を表す変動状態値を検出する変動状態値検出部
と、 上記変動状態値検出部により複数の燃焼サイクルに亘っ
て検出された変動状態値に基づいて、上記複数の燃焼サ
イクルにおけるエンジンの燃焼状態に係る判定値を演算
する判定値演算部と、 上記判定値に基づいて異常燃焼状態を判定する異常燃焼
判定部とを備えていることを特徴とするエンジンの異常
燃焼検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306298A JPH11257198A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | エンジンの制御装置及びエンジンの異常燃焼検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306298A JPH11257198A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | エンジンの制御装置及びエンジンの異常燃焼検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11257198A true JPH11257198A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=12932365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5306298A Withdrawn JPH11257198A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | エンジンの制御装置及びエンジンの異常燃焼検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11257198A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010038373A1 (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-08 | 川崎重工業株式会社 | ガスエンジンのノッキング制御装置 |
| JP2013517427A (ja) * | 2010-01-20 | 2013-05-16 | セム アクティエボラグ | エンジンの性能を分析するための装置および方法 |
| WO2013114585A1 (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-08 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
| JP2013189919A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関のノック制御装置 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP5306298A patent/JPH11257198A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010038373A1 (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-08 | 川崎重工業株式会社 | ガスエンジンのノッキング制御装置 |
| JP2010084681A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ガスエンジンのノッキング制御装置 |
| US8783226B2 (en) | 2008-10-01 | 2014-07-22 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Knocking control system for gas engine |
| EP2330289A4 (en) * | 2008-10-01 | 2016-03-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | BUTTON CONTROL DEVICE IN A GAS ENGINE |
| JP2013517427A (ja) * | 2010-01-20 | 2013-05-16 | セム アクティエボラグ | エンジンの性能を分析するための装置および方法 |
| WO2013114585A1 (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-08 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
| CN104093959A (zh) * | 2012-02-01 | 2014-10-08 | 丰田自动车株式会社 | 内燃机的控制装置 |
| JP2013189919A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関のノック制御装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7653477B2 (en) | Method and device for control ignition timing through knock control in an internal combustion engine | |
| US7392788B2 (en) | Device and method for controlling ignition timing of internal combustion engine | |
| US7588015B2 (en) | Device and method for controlling ignition timing of internal combustion engine | |
| US8000884B2 (en) | Device and method for controlling ignition timing of internal combustion engine | |
| JP3711320B2 (ja) | 内燃機関のノック制御装置 | |
| US10451024B2 (en) | Internal combustion engine abnormal combustion detection device | |
| JPH10148171A (ja) | 内燃機関のノック制御装置 | |
| JPH0681946B2 (ja) | 過給機付き火花点火内燃機関のアンチノツク制御方法 | |
| JP3662364B2 (ja) | 内燃機関のノッキング検出装置 | |
| JPH06159129A (ja) | イオン電流によるノック検出方法 | |
| JPH11257198A (ja) | エンジンの制御装置及びエンジンの異常燃焼検出装置 | |
| EP1963667A1 (en) | Device and method for controlling ignition timing of internal combustion engine | |
| US5955664A (en) | Device for detecting a state of combustion in an internal combustion engine | |
| JP2596436B2 (ja) | ガソリンエンジンのノッキング検出方法 | |
| JPS6329061A (ja) | 内燃機関の点火時期制御装置 | |
| JP3046465B2 (ja) | イオン電流によるmbt制御方法 | |
| JP3136203B2 (ja) | イオン電流によるノック検出方法 | |
| JP2008002323A (ja) | 内燃機関のノック制御装置 | |
| JP2000145606A (ja) | 内燃機関の点火プラグの経時変化検出方法 | |
| JPS61245039A (ja) | 内燃機関のノツキング検出装置 | |
| JPH1089216A (ja) | 内燃機関のノッキング制御装置 | |
| JPS6123873A (ja) | 内燃機関のノツキング判定装置 | |
| JP2007132218A (ja) | エンジンのノッキング制御装置 | |
| JP2002349408A (ja) | 内燃機関の点火時期制御装置 | |
| JP6161492B2 (ja) | 火花点火式内燃機関の制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |