JPH11257802A - 自動車用冷房装置 - Google Patents

自動車用冷房装置

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JPH11257802A
JPH11257802A JP10063561A JP6356198A JPH11257802A JP H11257802 A JPH11257802 A JP H11257802A JP 10063561 A JP10063561 A JP 10063561A JP 6356198 A JP6356198 A JP 6356198A JP H11257802 A JPH11257802 A JP H11257802A
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orifice
pressure
inner tube
refrigerant
pressure circuit
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Tsugutaka Ishikawa
嗣崇 石川
Nobuo Ichimura
信雄 市村
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/063Feed forward expansion valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00Component parts or details not otherwise provided for in this subclass
    • F25B2400/04Refrigeration circuit bypassing means
    • F25B2400/0411Refrigeration circuit bypassing means for expansion valves or capillary tubes

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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常運転時およびアイドリング時のみなら
ず、オリフィス部の入口圧力がアイドリング時よりも高
圧となる高速運転時などの場合においても、コンプレッ
サが停止することを防止して信頼性を高め得る自動車用
冷房装置を提供する。 【解決手段】 自動車用冷房装置のオリフィス部20
は、アウターチューブ22とインナーチューブ23との
二重構造を有し、インナーチューブ23を圧力差とばね
荷重とにより3段階に移動させる構成とする。高速運転
時など入口圧力がアイドリング時よりもさらに高圧とな
る場合には、インナーチューブ23をさらに移動させて
第2バイパス通路を開くようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒膨張用のオリ
フィス部を有する自動車用冷房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用冷房装置の中には、温度式膨張
弁の代わりに弁開度の調整機能がないオリフィス部を用
いて冷房サイクルを構成し、冷媒の絞り膨張を行うよう
にしたものがある。この種の自動車用冷房装置の冷房サ
イクル10は、図5に示すように、図示しない走行用の
エンジンによって駆動されるコンプレッサ11と、この
コンプレッサ11によって圧縮され高温高圧となった冷
媒を凝縮液化させるコンデンサ12と、コンデンサ12
からの冷媒を絞り減圧・膨張させるオリフィス部13
と、冷媒を蒸発させて空気を冷却するエバポレータ14
と、余剰冷媒の貯溜と気液の分離を行いガス冷媒のみを
コンプレッサ11に戻すアキュムレータ15とから構成
されている。なお、同図中符号「16」はコンデンサ1
2に冷却空気を供給するコンデンサファン、「17」は
空調ユニット内に空気を取り入れ車室内に向けて送風す
るブロアファンである。
【0003】このように、エバポレータ14の上流側に
配置され減圧した冷媒をエバポレータ14に送り込む機
能を司るオリフィス部13として、従来より、絞り度
(または絞り径)が一定の固定オリフィスチューブを用
いたものがある。固定オリフィスチューブは、たとえ
ば、内部に一本の細径チューブを通して構成され、冷媒
がその細径チューブの内部を通過することによって圧力
降下が生じる。かかる固定オリフィスチューブを用いた
システム(固定オリフィスシステム)は、構造が簡単で
製造コストが低く、レイアウトの自由度も高いというメ
リットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな固定オリフィスシステムにあっては、温度式膨張弁
と違って冷媒流量調節機能がないことから、特にアイド
リング時の冷房能力が顕著に低下するという欠点があ
る。
【0005】詳述すると、固定オリフィスシステムで
は、オリフィス部13内の一本の細径チューブのみによ
って冷媒を減圧させる構造のため、オリフィス部13の
出口圧力は入口圧力のみによって決定される。そのた
め、アイドリング時などの高圧力状態では、オリフィス
部13の入口圧力、つまりコンデンサ12の出口圧力
(凝縮圧力)が上昇し、これに伴ってオリフィス部13
の出口圧力も上昇する。そして、オリフィス部13の出
口圧力が上昇すると、エバポレータ14における冷媒の
蒸発温度が上昇するため、冷房能力が低下することにな
る。
【0006】なお、冷房サイクルの特性としてアイドリ
ング時などに凝縮圧力が上昇するのは、アイドリング時
には走行時に比べて風の当たる量が大幅に減少し、また
コンデンサ12を通過して加熱された空気が吹き返すな
どしてコンデンサ12の能力が低下し、さらにコンプレ
ッサ回転数の低下により循環冷媒流量も減少するなどの
理由からである。
【0007】従来には、アイドリング時の冷房能力を維
持するために、入口圧と出口圧との圧力差によってオリ
フィス有効長さ(膨張させる長さ)を変化させ凝縮圧力
が上昇した際の圧力降下を大きくするようにした可変
(二段)構造のオリフィス部が提案されている(実開昭
56−148577号公報)。
【0008】しかしながら、この構造はあまり実用的で
はない。すなわち、一般的にオリフィスチューブの絞り
度は長さよりも内径(断面積)による影響度が支配的で
あるところ、実用上のオリフィス径はφ1.3〜φ1.
8mm程度であり、普通はこの範囲で詳細なチューニン
グを0.1mm刻みで実施している。一方、長さで同様
のチューニングを行う場合には、刻みのレベルを5〜1
0mmの単位で変化させる必要がある。したがって、オ
リフィス有効長さを変化させる構造のものでは、設定変
更に大幅なストローク変更を要するため(実作動時のス
トロークも大きくする必要がある)、オリフィス部全体
のボディが大きくなり、ボディを共用し設定値を異なら
せた種々のバリエーションを実現することは実質上きわ
めて困難である。
【0009】ところで、車両の高速走行時(高負荷状
態)には、コンデンサ12に多量の風が当たるので十分
な能力を発揮するが、通常走行時に比べて冷媒循環量が
多くなるため、高圧回路圧力(オリフィス部13の入口
圧力)が上昇し、アイドリング時の高圧回路圧力よりも
高くなることがある。
【0010】このような挙動を示すことから、二段に可
変する構造を有するオリフィス部では、高速走行時にお
いてもアイドリング時と同じように、冷媒通路を絞るよ
うに作動する。高速走行時にオリフィス径を絞ることに
より起こる問題は、次のとおりである。
【0011】まず、コンプレッサが高速回転していると
きにオリフィス径を絞って冷媒流量を低下させると、吐
出ガス温度が異常に上がってしまう。また、コンプレッ
サから送られた冷媒がオリフィス部でせき止められるた
め、オリフィス上流側圧力つまり吐出圧力が異常に上が
ってしまう。これらコンプレッサ吐出冷媒温度の異常上
昇やコンプレッサ吐出冷媒圧力の異常上昇により、冷房
サイクルを保護するために設けられるサーマルスイッチ
やプレッシャスイッチが作動してコンプレッサが停止し
てしまい、自動車用冷房装置の信頼性が損なわれる虞が
ある。また、コンプレッサが停止してしまことによっ
て、冷房状態を維持することができなくなる。
【0012】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、通常運転時およびアイ
ドリング時のみならず、オリフィス部の入口圧力がアイ
ドリング時よりも高圧となる高速運転時などの場合にお
いても、コンプレッサが停止することを防止して信頼性
を高め得る自動車用冷房装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、冷房サイクルの高圧回路か
ら流下した冷媒を絞り膨張させて低圧回路のエバポレー
タに流下させるオリフィス部を有する自動車用冷房装置
において、前記オリフィス部は、冷媒配管内に固定され
るアウターチューブと、当該アウターチューブ内に冷媒
流れ方向に沿って摺動自在に収容されるインナーチュー
ブと、前記アウターチューブと前記インナーチューブと
の間に配置されると共に前記インナーチューブを冷媒流
れ方向の上流側に向けて移動させる方向の弾発力を付勢
する弾性手段と、を有し、前記インナーチューブは、前
記高圧回路に連通し当該高圧回路から流下した冷媒の絞
り膨張を行う第1オリフィスと、前記第1オリフィスと
前記低圧回路とを連通し前記第1オリフィスから流下し
た冷媒の絞り膨張を行うと共に前記第1オリフィスより
も小さい開口断面積を有する第2オリフィスと、を有
し、前記アウターチューブは、前記インナーチューブの
摺動部を摺動自在に保持する収容室を有し、前記インナ
ーチューブおよび前記アウターチューブの共働により、
前記第2オリフィスをバイパスして前記第1オリフィス
と前記低圧回路とを連通する第1バイパス通路と、前記
第1バイパス通路よりも冷媒流れ方向の下流側に位置し
て前記第2オリフィスをバイパスして前記第1オリフィ
スと前記低圧回路とを連通する第2バイパス通路と、が
形成されるように構成してなり、前記インナーチューブ
は、前記高圧回路と前記低圧回路との圧力差が第1の所
定値になるまでは、前記弾性手段の前記弾発力により、
前記第1バイパス通路を開くと共に第2バイパス通路を
閉じ、前記第1の所定値以上になると、前記弾性手段の
前記弾発力に抗して冷媒流れ方向の下流側に移動して前
記第1と第2のバイパス通路の両者を閉じ、前記圧力差
が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上にな
ると、前記弾性手段の前記弾発力に抗して下流側にさら
に移動して前記第2バイパス通路を開くように作動する
ことを特徴とする自動車用冷房装置である。
【0014】かかる発明によれば、自動車の走行状態に
よって決まる高圧回路と低圧回路との圧力差がばね荷重
との関係で決まる第1の所定値以下のとき、例えば、通
常走行時(低中速走行)のときには、インナーチューブ
は第1バイパス通路を開いており、オリフィス部に圧送
されてきた冷媒は、インナーチューブの第1オリフィス
を通って絞り膨張され、第1バイパス通路を通って低圧
回路に導かれる。このとき、第1オリフィスは開口面積
が大きく、かつ、第1オリフィスを流下した冷媒の大部
分は第1バイパス通路の方へ逃げるため、第1オリフィ
スで減圧された冷媒はその後あまり圧力降下を受けるこ
となく低圧回路に噴出され、冷媒流量も十分な量が確保
される。これにより所望の冷房能力が得られる。
【0015】一方、アイドリング時などにおいて前記圧
力差が第1の所定値以上になったときには、インナーチ
ューブは第1と第2のバイパス通路を閉じるように移動
する。高圧回路から圧送されてきた冷媒は、まずインナ
ーチューブの第1オリフィスを通過して絞り膨張された
後、さらに第2オリフィスのみを通って絞り膨張が行わ
れて噴出される。このとき、第2オリフィスは第1オリ
フィスよりも開口面積(絞り径)が小さいため、第1オ
リフィスで減圧された冷媒は第2オリフィスでさらに減
圧される。つまり、冷媒流量を絞って大きな圧力降下が
得られ、これにより所望の冷房能力が得られる。
【0016】また、高速運転時などで前記圧力差が第1
の所定値よりも大きい第2の所定値以上になったときに
は、インナーチューブは第2のバイパス通路を開くよう
に、アイドリング時の移動方向と同じ方向に向けてさら
に移動する。高圧回路から圧送されてきた冷媒は、イン
ナーチューブの第1オリフィスを通って絞り膨張され、
第2バイパス通路を通って低圧回路に導かれる。このと
き、第1オリフィスは開口面積が大きく、かつ、第1オ
リフィスを流下した冷媒の大部分は第2バイパス通路の
方へ逃げるため、第1オリフィスで減圧された冷媒はそ
の後あまり圧力降下を受けることなく低圧回路に噴出さ
れ、冷媒流量も十分な量が確保される。これによりコン
プレッサ吐出冷媒温度やコンプレッサ吐出冷媒圧力が異
常に上昇しないので、コンプレッサが停止することがな
くなり、もって、自動車用冷房装置の信頼性は損なわれ
ない。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、前記イン
ナーチューブの高圧側端部にねじ部を形成し、当該ねじ
部に取り付けた調整ねじの固定位置を変えることによ
り、前記第1と第2の所定値を変更可能としたことを特
徴とする。
【0018】かかる構成によれば、調整ねじを回してそ
の固定位置を変えると、インナーチューブが冷媒流れ方
向の上流側に向けて最も移動したときのばね長が変わ
り、ばね荷重の大きさが変わるので、インナーチューブ
の作動(冷媒流れ方向の下流側に向かう移動)に必要な
圧力差が変更される。これにより、オリフィス部の作動
特性を微調整でき、車種に適した作動特性を備えたオリ
フィス部を得る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】図1(A)(B)(C)は、本発明の一実
施形態に係る自動車用冷房装置に使用されるオリフィス
部の構造を示す断面図であり、(A)は通常走行(低中
速走行)時を、(B)はアイドリング時を、(C)は高
速走行時をそれぞれ示している。また、図2は、同オリ
フィス部のアウターチューブおよびインナーチューブを
分解した状態で示す斜視図である。なお、以下の説明に
おいては、説明の便宜上、高圧回路から低圧回路に向か
って流れる冷媒流れ方向の上流側を「後側」(図1では
左側に示される)とし、冷媒流れ方向の下流側を「前
側」(図1では右側に示される)として、各部材の説明
や動作説明を行う。
【0021】本実施形態のオリフィス部20は、図5に
示した冷房サイクル10の高圧回路から流下した冷媒を
絞り膨張させて低圧回路側のエバポレータ14に流下さ
せるものであり、エバポレータ14に案内する冷媒の流
量および圧力を、当該オリフィス部20の入口と出口と
の圧力差を感知して3段階に作動するオリフィスチュー
ブである。なお、コンデンサ12は高圧回路の一部を構
成し、エバポレータ14は低圧回路の一部を構成してい
る。
【0022】このオリフィス部20は、図1および図2
に示すように、冷媒配管21内に固定されるアウターチ
ューブ22と、当該アウターチューブ22内に冷媒流れ
方向つまり前後方向に沿って摺動自在に収容されるイン
ナーチューブ23と、アウターチューブ22とインナー
チューブ23との間に配置されると共にインナーチュー
ブ23を冷媒流れ方向の上流側つまり後側に向けて移動
させる方向の弾発力を付勢する圧縮スプリング24(弾
性手段に相当する)と、を有する。
【0023】前記インナーチューブ23は、略円筒形状
をなし、前側に位置する大径部25と、後側に位置する
小径部26と、前記大径部25と小径部26との間に形
成され長手方向の略中央部に位置する段差部27と、が
形成されている。インナーチューブ23の前端近傍には
Oリング28が取り付けられている。
【0024】また、インナーチューブ23は、高圧回路
に連通し当該高圧回路から流下した冷媒の絞り膨張を行
う第1オリフィス31と、当該第1オリフィス31と低
圧回路とを連通し第1オリフィス31から流下した冷媒
の絞り膨張を行う第2オリフィス32と、を有してい
る。第1オリフィス31は、インナーチューブ23の小
径部26後端から大径部25にかけて延び、第2オリフ
ィス32は、第1オリフィス31の前端から大径部25
前端にかけて延びている。これら第1と第2のオリフィ
ス31、32はインナーチューブ23の軸線上に穿設さ
れ、第2オリフィス32は、第1オリフィス31よりも
小さい開口断面積を有している。
【0025】さらに、インナーチューブ23の外周面に
は、第1オリフィス31と第2オリフィス32とが連通
する部位に対応して、環状溝33が形成されている。こ
の環状溝33によって、インナーチューブ23外周面と
アウターチューブ22内周面との間に、環状の通路34
が形成されることになる。この環状通路34と前記第1
オリフィス31とを連通するため、径方向に延びる連通
孔35がインナーチューブ23に形成されている。
【0026】また、インナーチューブ23の外周面のう
ち、前記連通孔35から前側に向けて延びる溝36が形
成されている。但し、この溝36は大径部25の前端ま
では貫通していない。この溝36によって、インナーチ
ューブ23外周面とアウターチューブ22内周面との間
に、連通孔35から前側に向けて伸びる通路37が形成
されることになる。図1(C)に示すように、インナー
チューブ23が所定位置まで前進すると、アウターチュ
ーブ22前端に開放口38が形成され、前記通路37は
低圧回路と連通状態になる。これ以外の場合には、開放
口38はインナーチューブ23により閉じられている
(図1(A)(B)参照)。
【0027】インナーチューブ23の高圧側端部にねじ
部40が形成され、当該ねじ部40に、オリフィス部2
0の作動圧力を調整する作動圧力調整機構としての調整
ねじ41が取り付けられている。この調整ねじ41とア
ウターチューブ22の後端面との間に、圧縮スプリング
24が配置されている。調整ねじ41はいわゆるダブル
ナットから構成され、その固定位置を変えることでイン
ナーチューブ23が後退限位置にあるときの圧縮スプリ
ング24の長さを変化させ、当該圧縮スプリング24が
付勢する弾発力(ばね荷重)の大きさを調整し得るよう
にしてある。圧縮スプリング24の弾発力は、当該オリ
フィス部20が搭載される車種に最も適した作動特性が
得られるように車種ごとに微調整されるべきものである
ため、このような調整ねじ41を設けることで、きわめ
て簡単に、同一の圧縮スプリング24を用いて種々の車
種に対応することができる。
【0028】前記アウターチューブ22は、中空の略円
筒形状をなし、前側に位置する小径部42と、後側に位
置する大径部43と、が形成されている。オリフィス部
20は、アウターチューブ22の大径部43外周に形成
した環状溝44にOリング45を取り付け、例えば圧入
などの手段によって冷媒配管21内の所定位置に固定さ
れている。
【0029】また、アウターチューブ22は、インナー
チューブ23の摺動部である大径部25を摺動自在に保
持する収容室46を有している。アウターチューブ22
の後端にはストッパ47が形成され、当該ストッパ47
にインナーチューブ23の段差部27が当接することに
より、インナーチューブ23の後退限位置が規制され
る。
【0030】さらに、アウターチューブ小径部42に
は、径方向に延びる貫通孔48が形成され、アウターチ
ューブ小径部42と冷媒配管21との間に、低圧回路に
連通する通路49が形成されている。当該通路49は、
インナーチューブ23外周面とアウターチューブ22内
周面との間に形成される前記環状通路34に、貫通孔4
8を介して、連通自在となっている。
【0031】本実施形態では、インナーチューブ23お
よびアウターチューブ22の共働により、第2オリフィ
ス32をバイパスして第1オリフィス31と低圧回路と
を連通する第1バイパス通路51と、第1バイパス通路
51よりも冷媒流れ方向の下流側に位置して第2オリフ
ィス32をバイパスして第1オリフィス31と低圧回路
とを連通する第2バイパス通路52と、が形成されるよ
うに構成されている。具体的には、第1バイパス通路5
1は、インナーチューブ23に形成された連通孔35
と、インナーチューブ23外周面とアウターチューブ2
2内周面との間に形成された環状通路34と、アウター
チューブ小径部42に形成された貫通孔48と、アウタ
ーチューブ小径部42と冷媒配管21との間に形成され
た通路49と、から形成される(図1(A)参照)。一
方、第2バイパス通路52は、連通孔35と、インナー
チューブ23外周面とアウターチューブ22内周面との
間に形成され連通孔35から前側に向けて伸びる通路3
7と、アウターチューブ22前端に形成される開放口3
8と、から形成される(図1(C)参照)。
【0032】上記構成のインナーチューブ23は、高圧
回路と低圧回路との圧力差および圧縮スプリング24の
ばね荷重によって3段階に作動(可動)し、凝縮圧力上
昇時(高圧力状態時)に冷媒流れ方向の下流側に向けて
前進移動して、第1バイパス通路51を閉じたり、第2
バイパス通路52を開いたりするようになっている。
【0033】概説すれば、高圧回路の圧力(コンデンサ
12における凝縮圧力)と低圧回路の圧力(エバポレー
タ14における蒸発圧力)との圧力差が第1の所定値P
1になるまでは、図1(A)に示すように、インナーチ
ューブ23は圧縮スプリング24の弾発力により後退限
位置に保持され、第1バイパス通路51を開くと共に第
2バイパス通路52を閉じている。次いで、前記圧力差
が第1の所定値P1以上になると、同図(B)に示すよ
うに、高圧となった冷媒の静圧により、インナーチュー
ブ23は圧縮スプリング24の弾発力に抗して冷媒流れ
方向の下流側に向けて前進移動し、第1と第2のバイパ
ス通路51、52の両者を閉じている。そして、前記圧
力差が第1の所定値P1よりも大きい第2の所定値P2
以上になると、同図(C)に示すように、さらに高圧と
なった冷媒の静圧により、インナーチューブ23は圧縮
スプリング24の弾発力に抗して下流側にさらに前進移
動して第1バイパス通路51を閉じると共に第2バイパ
ス通路52を開くように作動する。第1と第2の所定値
P1、P2の変更は、調整ねじ41の固定位置を変える
ことによりなされる。
【0034】詳述すると、インナーチューブ23による
第1、第2バイパス通路51、52の開閉は、インナー
チューブ23に作用する三つの力、つまり高圧回路圧力
と、圧縮スプリング24の弾発力と、低圧回路圧力によ
って決まる収容室46内の圧力とのバランスによってな
される。
【0035】本実施形態では、高圧回路圧力と低圧回路
圧力との圧力差が第1の所定値P1以上になると、イン
ナーチューブ23が圧縮スプリング24の弾発力に抗し
て前進移動して第1バイパス通路51を閉じるように、
圧縮スプリング24の弾発力の値を設定してある。ここ
で、コンデンサ12における冷媒の凝縮圧力とは、コン
プレッサ11の能力による循環冷媒流量とコンデンサ1
2での熱負荷とによって決まるものであり、エバポレー
タ14における冷媒の蒸発圧力とは、前記循環冷媒流量
とエバポレータ14での熱負荷とによって決まるもので
あり、前記第1の所定値P1とは、エンジンがアイドリ
ング状態で自動車用冷房装置10を作動させたときに生
じる圧力差を意味している。
【0036】第1オリフィス31の開口面積(オリフィ
ス径a)は第2オリフィス32の開口面積(オリフィス
径b)よりも大きく設定されているが、具体的に、これ
らオリフィス径a、bの値をどのように設定するかは、
通常走行時(たとえば、低中速走行時)およびアイドリ
ング時でそれぞれ最大冷房時に必要とされるエバポレー
タ14の冷媒圧力および循環冷媒流量が得られるように
設定されている。一例を挙げると、第1オリフィス31
のオリフィス径aはφ1.6mmに設定され、第2オリ
フィス32のオリフィス径bはφ1.3mmに設定され
ている。
【0037】また、圧縮スプリング24の弾発力は、そ
の車種に最も適した作動特性が得られるように車種ごと
に微調整されるべきものであるが、ここでは、たとえ
ば、図3に示すような作動特性、つまり、入口圧力が1
7.0kg/cm2(第1の所定値P1)に達すると、
インナーチューブ23が前進移動して第1バイパス通路
51を閉じ、この状態から入口圧力が14.0kg/c
m2以下に下降すると、インナーチューブ23が後退移
動して第1バイパス通路51を開くように設定してあ
る。これらの圧力差の下では、第2バイパス通路52は
閉じられたままである。入口圧力がさらに大きくなり2
0.0kg/cm2(第2の所定値P2)以上に上昇す
ると、インナーチューブ23がさらに前進移動して第2
バイパス通路52を開くように、圧縮スプリング24の
弾発力を設定してある。この圧力の下では、第1バイパ
ス通路51は閉じられたままである。
【0038】入口圧力が17.0kg/cm2(第1の
所定値P1)に達したときには、主として第2オリフィ
ス32(オリフィス径φ1.3mm)が機能し、17.
0kg/cm2(第1の所定値P1)に達するまで、2
0.0kg/cm2(第2の所定値P2)以上のとき、
および、14.0kg/cm2以下に下降したときに
は、主として第1オリフィス31(オリフィス径φ1.
6mm)が機能する。
【0039】第1、第2バイパス通路51、52は、第
1オリフィス31によって減圧・膨張した冷媒を圧力を
略維持したままエバポレータ14に導くための抜け穴な
いし逃げ穴的な機能を果たすものであるため、第1オリ
フィス31から流出した冷媒がさらに減圧されないよう
な開口面積を有することが好ましい。具体的には、各バ
イパス通路51、52の開口面積が第1オリフィス31
の開口面積以上となることが好ましい。
【0040】次に、本実施形態の作用を説明する。ま
ず、自動車用冷房装置1の作動原理を図4に示すモリエ
ル線図に基づいて概説する。図中実線で示す冷房サイク
ルは、自動車が通常に走行している場合を示しており、
コンプレッサ11で断熱圧縮された高温高圧のガス冷媒
(A位置)は、コンデンサ12にて外部に熱を放出して
中温高圧の液冷媒(B位置)となる。この液冷媒は、オ
リフィス部20を通過して絞り膨張が行われて低温低圧
の霧状冷媒(C位置)となる。この霧状冷媒は、エバポ
レータ14にて空気と熱交換して該空気を冷却し、過熱
蒸気(D位置)となってコンプレッサ11に帰還する。
このとき、エンジンによって駆動されるコンプレッサ1
1の回転数が高いため、冷媒の圧送・吸引量(循環冷媒
流量)は多く、吸入圧は低くなる。また、コンデンサ1
2に当たる風の量が多いため、冷媒は十分に凝縮され、
凝縮圧力も低くなる。
【0041】一方、図中破線a→b→c→dで示す冷房
サイクルは、エンジンがアイドリング状態にある場合を
示している。このとき、エンジンによって駆動されるコ
ンプレッサ11の回転数が低いため、循環冷媒流量は少
なく、吸入圧は高くなる。また、コンデンサ12に当た
る風の量が少ないため、冷媒は十分に凝縮されず、凝縮
圧力も高くなる。したがって、アイドリング時における
高圧回路圧力と低圧回路圧力との圧力差ΔP2は、通常
走行時の圧力差ΔP1と比べて一般的に大きくなってい
る。前述した第1の所定値P1は、このΔP2に相当す
るものである。
【0042】《通常走行時(低中速走行)》通常走行時
(低中速走行)では、高圧回路と低圧回路との圧力差が
第1の所定値P1以下であるため、図1(A)に示すよ
うに、インナーチューブ23は圧縮スプリング24の弾
発力により後退限位置に保持され、第1バイパス通路5
1を開くと共に第2バイパス通路52を閉じている。つ
まり、収容室46内の冷媒圧力と圧縮スプリング24の
弾発力との合成力による後方向への力の方が、高圧回路
中の冷媒の静圧によってインナーチューブ23に作用す
る前方向への力よりも大きい状態となっている。
【0043】したがって、オリフィス部20に圧送され
てきた冷媒の大部分は、インナーチューブ23の第1オ
リフィス31および第1バイパス通路51を通って低圧
回路に噴出されて減圧・膨張され、前記冷媒の一部は、
第2オリフィス32を通って低圧回路に噴出されて減圧
・膨張される。第1バイパス通路51の開口面積は第1
オリフィス31の開口面積以上であるため、この場合に
は、主として、第1オリフィス31(オリフィス径φ
1.6mm)が作用している。そして、噴出された冷媒
は、冷媒配管21を通ってエバポレータ14に送られ、
空気と熱交換を行って該空気を冷却する。
【0044】このように、通常走行時には、第1バイパ
ス通路51を開いた状態でオリフィス径が大きい第1オ
リフィス31によって絞り膨張が行われるので、エバポ
レータ14に達する冷媒流量が多くなり、所定の冷房性
能を発揮することができる。
【0045】《アイドリング状態》渋滞中やエンジン暖
機時などのアイドリング状態の場合には、上記の原理に
より高圧回路と低圧回路との圧力差が第1の所定値P1
以上になるため、高圧となった冷媒の静圧によってイン
ナーチューブ23に作用する前方向への力の方が、収容
室46内の冷媒圧力と圧縮スプリング24の弾発力との
合成力による後方向への力よりも大きい状態となり、図
1(B)に示すように、インナーチューブ23は前進移
動し、第1と第2のバイパス通路51、52の両者を閉
じる。
【0046】したがって、オリフィス部20に圧送され
てきた冷媒は、インナーチューブ23の第1オリフィス
31を通過して第1段目の絞り膨張が行われ、次いで第
2オリフィス32を通過して第2段目の絞り膨張が行わ
れた後に低圧回路に噴出される。第2オリフィス32の
内径bが第1オリフィス31の内径aよりも小さいた
め、第1オリフィス31で減圧・膨張された冷媒は絞り
度が大きい第2オリフィス32でさらに減圧・膨張され
て噴出される。この場合には、結果的に見て、主として
第2オリフィス32(オリフィス径φ1.3mm)が作
用している。そして、噴出された冷媒は、冷媒配管21
を通ってエバポレータ14に送られ、空気と熱交換を行
って該空気を冷却する。
【0047】このように、アイドリング時には、第1、
第2バイパス通路51、52の両者を閉じて第1オリフ
ィス31からの冷媒をすべてオリフィス径が小さい第2
オリフィス32に導いて絞り膨張をさらに行うため、エ
バポレータ14内の冷媒の圧力が低くなる。冷媒の蒸発
圧力が低い状態の下では、冷媒の蒸発温度も低くなり、
自動車用冷房装置の冷房性能は比較的高い値を示してア
イドリング時の循環冷媒流量の少なさが補われ、所望の
冷房能力が維持されることになる。
【0048】《高速走行時》高速走行時の場合には、コ
ンデンサ12に多量の風が当たるので十分な能力を発揮
するものの、通常走行時に比べて冷媒循環量が多くなる
ため、高圧回路圧力が徐々に上昇する。そして、高圧回
路と低圧回路との圧力差が第1の所定値P1以上となる
と、前述したように、インナーチューブ23が前進移動
して第1と第2のバイパス通路51、52の両者が閉じ
られるので、高圧回路圧力つまりコンプレッサ吐出冷媒
圧力がさらに上昇したり、コンプレッサ吐出冷媒温度が
さらに上昇したりし、このままの状態が継続すると、サ
ーマルスイッチやプレッシャスイッチが作動してコンプ
レッサが停止し、冷房状態を維持することができなくな
る。
【0049】しかしながら、本実施形態では、高速走行
時のように高圧回路と低圧回路との圧力差が第1の所定
値P1よりも高い第2の所定値P2以上になると、図1
(C)に示すように、インナーチューブ23がさらに前
進移動して、第2バイパス通路52を開くことになる。
【0050】したがって、オリフィス部20に圧送され
てきた冷媒の大部分は、インナーチューブ23の第1オ
リフィス31および第2バイパス通路52を通って低圧
回路に流下し、前記冷媒の一部は、第2オリフィス32
を通って低圧回路に流下する。第2バイパス通路52の
開口面積は第1バイパス通路51と同様に第1オリフィ
ス31の開口面積以上であるため、この場合には、主と
して、第1オリフィス31(オリフィス径φ1.6m
m)が作用することになる。
【0051】このように、高速走行時には、第2バイパ
ス通路52を開いた状態でオリフィス径が大きい第1オ
リフィス31によって絞り膨張が行われるので、エバポ
レータ14に達する冷媒流量が多くなり、コンプレッサ
吐出冷媒温度が下がる。また、オリフィスの圧力損失が
減ることでコンプレッサ吐出冷媒圧力も下がる。これよ
り、サーマルスイッチやプレッシャスイッチが作動せ
ず、コンプレッサが停止することがなくなり、もって、
自動車用冷房装置の信頼性は損なわれない。
【0052】なお、このとき、冷媒流量の増加によりオ
リフィス出口圧力は若干上昇する傾向となるが、エバポ
レータ出口におけるスーパーヒートを低下させることで
冷房性能は向上する。
【0053】このように本実施形態の自動車用冷房装置
では、インナーチューブ23を3段階に作動させて高圧
力時における圧力開放機構を設けてあるので、通常運転
時およびアイドリング時のみならず、オリフィス部20
の入口圧力がアイドリング時よりも高圧となる高速運転
時などの場合においても、コンプレッサが停止せず、自
動車用冷房装置の信頼性を維持できる。また、コンプレ
ッサが停止しないので所望の冷房状態を維持することが
可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、圧力差とばね荷重とでインナーチューブ
を3段階に移動させるようにしたので、通常運転時およ
びアイドリング時のみならず、オリフィス部の入口圧力
がアイドリング時よりも高圧となる高速運転時などの場
合においても、コンプレッサが停止することを防止して
信頼性を高めることが可能となる。
【0055】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明の効果に加え、調整ねじを回すこ
とによってインナーチューブの作動に必要な圧力差(所
定値)を変更できるようにしたので、車種に適した作動
特性が得られるように車種ごとに容易に微調整を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)(B)(C)は、本発明の一実施
形態に係る自動車用冷房装置に使用されるオリフィス部
の構造を示す断面図であり、(A)は通常走行時(低中
速走行)を、(B)はアイドリング時を、(C)は高速
走行時をそれぞれ示す断面図である。
【図2】 同オリフィス部のアウターチューブおよびイ
ンナーチューブを分解した状態で示す斜視図である。
【図3】 同オリフィス部の作動特性図である。
【図4】 冷房サイクルをモリエル線図上に表した図で
ある。
【図5】 オリフィス部を有する自動車用冷房装置の冷
房サイクルを示す構成図である。
【符号の説明】
12…コンデンサ 14…エバポレータ 20…オリフィス部 21…冷媒配管 22…アウターチューブ 23…インナーチューブ 24…圧縮スプリング(弾性手段) 31…第1オリフィス 32…第2オリフィス 40…ねじ部 41…調整ねじ 46…収容室 51…第1バイパス通路 52…第2バイパス通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷房サイクルの高圧回路から流下した冷
    媒を絞り膨張させて低圧回路のエバポレータ(14)に
    流下させるオリフィス部(20)を有する自動車用冷房
    装置において、 前記オリフィス部(20)は、 冷媒配管(21)内に固定されるアウターチューブ(2
    2)と、 当該アウターチューブ(22)内に冷媒流れ方向に沿っ
    て摺動自在に収容されるインナーチューブ(23)と、 前記アウターチューブ(22)と前記インナーチューブ
    (23)との間に配置されると共に前記インナーチュー
    ブ(23)を冷媒流れ方向の上流側に向けて移動させる
    方向の弾発力を付勢する弾性手段(24)と、を有し、 前記インナーチューブ(23)は、 前記高圧回路に連通し当該高圧回路から流下した冷媒の
    絞り膨張を行う第1オリフィス(31)と、 前記第1オリフィス(31)と前記低圧回路とを連通し
    前記第1オリフィス(31)から流下した冷媒の絞り膨
    張を行うと共に前記第1オリフィス(31)よりも小さ
    い開口断面積を有する第2オリフィス(32)と、を有
    し、 前記アウターチューブ(22)は、 前記インナーチューブ(23)の摺動部を摺動自在に保
    持する収容室(46)を有し、 前記インナーチューブ(23)および前記アウターチュ
    ーブ(22)の共働により、前記第2オリフィス(3
    2)をバイパスして前記第1オリフィス(31)と前記
    低圧回路とを連通する第1バイパス通路(51)と、前
    記第1バイパス通路(51)よりも冷媒流れ方向の下流
    側に位置して前記第2オリフィス(32)をバイパスし
    て前記第1オリフィス(31)と前記低圧回路とを連通
    する第2バイパス通路(52)と、が形成されるように
    構成してなり、 前記インナーチューブ(23)は、 前記高圧回路と前記低圧回路との圧力差が第1の所定値
    (P1)になるまでは、前記弾性手段(24)の前記弾
    発力により、前記第1バイパス通路(51)を開くと共
    に第2バイパス通路(52)を閉じ、 前記第1の所定値(P1)以上になると、前記弾性手段
    (24)の前記弾発力に抗して冷媒流れ方向の下流側に
    移動して前記第1と第2のバイパス通路(51、52)
    の両者を閉じ、 前記圧力差が前記第1の所定値(P1)よりも大きい第
    2の所定値(P2)以上になると、前記弾性手段(2
    4)の前記弾発力に抗して下流側にさらに移動して前記
    第2バイパス通路(52)を開くように作動することを
    特徴とする自動車用冷房装置。
  2. 【請求項2】 前記インナーチューブ(23)の高圧側
    端部にねじ部(40)を形成し、当該ねじ部(40)に
    取り付けた調整ねじ(41)の固定位置を変えることに
    より、前記第1と第2の所定値(P1、P2)を変更可
    能としたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用冷
    房装置。
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