JPH11258317A - 物質の磁気的性質の測定装置 - Google Patents

物質の磁気的性質の測定装置

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JPH11258317A
JPH11258317A JP8262198A JP8262198A JPH11258317A JP H11258317 A JPH11258317 A JP H11258317A JP 8262198 A JP8262198 A JP 8262198A JP 8262198 A JP8262198 A JP 8262198A JP H11258317 A JPH11258317 A JP H11258317A
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JP
Japan
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magnetic
coil
magnetic body
measuring
induced
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Application number
JP8262198A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ichimura
一雄 市村
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FUJIKI HANJI
Original Assignee
FUJIKI HANJI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でもって物質の磁気的性質を調べ
る。 【解決手段】 発振器4に接続した一次コイル1に近接
して二次コイル2を配置し、離れた位置に三次コイル3
を配置する。一次コイル1に高周波電流を流すと、その
周囲に磁界が発生し、二次コイル2及び三次コイル3に
電圧が誘起される。試験位置6に磁性体を挿入する前
に、電圧測定部5により両コイル2、3の誘起電圧の差
を測定し、磁性体を挿入した後に同様にして電圧差を求
める。磁性体の磁束収束効果が高いほど、三次コイル3
に鎖交する磁束数が増加するので、磁性体挿入前後の測
定値の変化量により磁性体の磁気的性質を判断すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェライト等の各
種磁性体、各種電磁波吸収体又は磁気遮蔽物質等の特性
測定や品質評価・管理のために用いる、物質の磁気的性
質の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フェライト等の磁性体は、モータ等の鉄
心、磁気ヘッド、ノイズフィルタ等、様々な目的に利用
されている。このような磁性体の研究・開発の際には、
磁性体の磁気的性質(周波数特性等)を測定する必要が
ある。また、磁性体の製造現場では、製品の品質管理や
検査のために磁性体の磁気的性質を測定する必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の測定装
置は、透磁率や磁化率等の磁気的性質を厳密に計測する
ものが主流であって、比較的大型で且つ高価であった。
このため、小規模な事業所や機関では、このような測定
装置の導入は容易ではなかった。また、例えば、物質の
磁気的性質が一定の基準を満たしているか否かのみを簡
易的に判断するような目的に対しては、あまり適したも
のではなかった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、簡単な
構成によって物質の磁気的性質の測定や試験を行なう、
物質の磁気的性質の測定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る物質の磁気的性質の測定装置は、 a)所定周波数の信号を発生する信号発生手段と、 b)該信号による電流が供給される第1のコイルと、 c)該第1のコイルと磁気的に強く結合する第2のコイル
と、 d)前記第1のコイルと磁気的に弱く結合する第3のコイ
ルと、 e)前記第2のコイルと第3のコイルとにそれぞれ誘起さ
れる電圧の差を測定する計測手段と、を備え、第2及び
第3のコイルの間の磁路中に試験対象物を挿入又は退避
させたときに前記計測手段によりそれぞれ電圧の差を測
定し、該電圧差の変化に基づいて前記試験対象物の磁気
的性質を得る、ことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】この構成では、信号発生手段によ
り第1のコイルに電流が流されると、第1のコイルの周
囲に磁界が形成される。第2のコイルは第1のコイルと
磁気的に強く結合しているため、多くの磁束が鎖交して
相対的に大きな電圧が誘起される。一方、第3のコイル
は第1のコイルに対する磁気的な結合が弱いため、鎖交
する磁束数が少なく誘起電圧は第2のコイルの誘起電圧
と比較して遙かに小さい。このため、計測手段により測
定される電圧の差は大きくなっている。
【0007】第2のコイルと第3のコイルとの間の磁路
中に試験対象物として例えばフェライトが挿入される
と、その透磁率は周囲の空気の透磁率よりも大きい(つ
まり磁束が通り易い)ため、その周囲の磁束はフェライ
ト内部を集中的に通過する。これにより、第3のコイル
を鎖交する磁束数は増加し、誘起電圧も上昇する。その
結果、上記計測手段により測定される電圧の差は縮小す
る。このときの電圧差の減少度合は、試験対象物の磁束
の通り易さや該試験対象物による磁界エネルギの減衰の
程度等に依存するから、試験対象物の挿入前後の電圧差
の変化に基づいてその磁気的性質を判断することができ
る。
【0008】なお、第2のコイルと第3のコイルとの間
隔は、試験対象物の大きさに合わせることが好ましい
が、該試験対象物が小さい場合、第3のコイルが第1の
コイルの近くに配置され磁気的結合が強くなり過ぎる恐
れがある。そこで、このような場合には、第3のコイル
の近傍に適当な金属体を配設する構成とするとよい。こ
の構成によれば、第3のコイルを鎖交する磁束が該金属
体を貫通する際に、金属体内部に渦電流が発生し、渦電
流損により磁界のエネルギが弱まる。従って、第2のコ
イルの誘起電圧は殆ど変化しない一方、第3のコイルの
誘起電圧は低下するので、両者の電圧差は広がる。これ
により、試験対象物の挿入前後の電圧差の変化がより明
確に得られるようになる。
【0009】また、上記信号発生手段として信号の周波
数を自由に設定可能な信号発生器を用いる構成とすれ
ば、任意の周波数において試験対象物の磁気的性質を測
定することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例である磁性体試験装
置を図1及び図3により説明する。図1はこの試験装置
の原理構成図、図3はこの試験装置の概略構成図であ
る。
【0011】図1において、所定周波数の交流信号を発
生する発振器4の出力は一次コイル1に接続されてい
る。一次コイル1にはごく近接して二次コイル2が配置
されており、また、二次コイル2から離れた位置に三次
コイル3が配置されている。二次及び三次コイル2、3
の一端は互いに接続されており、また該コイル2、3の
他端は電圧測定部5に接続されている。一次〜三次コイ
ル1〜3は、例えばいずれも円筒面上に導線が巻回され
たソレノイドコイルとなっている。
【0012】図1の構成の磁性体試験装置の動作を説明
する。まず、図中の試験位置6に試験対象の磁性体が置
かれていないものとする。発振器4が作動されると所定
周波数の正弦波信号が発生し、該信号による電流iが一
次コイル1に供給される。これにより、一次コイル1の
周囲には磁界が生じる。図1中に示す磁束φは、一次コ
イル1より発生する磁束のうち、二次コイル2及び三次
コイル3を鎖交するもののみを示している。
【0013】上記信号の周波数に応じて時間的に変化す
る磁束φにより、二次コイル2には該磁束の変化を打ち
消すように電圧Vaが誘起される。この誘起電圧Vaの大
きさは、二次コイル2に鎖交する磁束数に依存してい
る。一方、三次コイル3にも磁束φが鎖交するが、その
鎖交磁束数は二次コイル2の鎖交磁束数と比較して遙か
に少ない。このため、三次コイル3に誘起される電圧V
bは上記電圧Vaよりも格段に小さい。このとき、電圧測
定部5には、上記誘起電圧Va、Vbの差E=Va−Vbが
得られる。ここで、試験位置6に磁性体がない状態での
測定値をE1とする。
【0014】試験位置6に試験対象の磁性体(例えばフ
ェライトコア)を挿入すると、該磁性体の透磁率は周囲
の空気の透磁率よりも格段に高いから、該磁性体の周囲
を通過する磁束は磁性体により収束される。これによ
り、三次コイル3を鎖交する磁束数が増加し、三次コイ
ル3の誘起電圧Vbは磁性体挿入前よりも高くなる。従
って、このときの電圧測定部5による測定値E2は磁性
体挿入前の測定値E1よりも減少する。磁性体の磁束収
束効果が高いほど三次コイル3の誘起電圧Vbは高くな
るから、逆に測定値E2はより小さくなる。そこで、磁
性体挿入前後の該測定値の変化量ΔE=E1−E2を計算
すると、変化量ΔEが大きいほど磁束収束効果が高いと
判断することができる。
【0015】このような動作原理を利用して種々の形態
の試験装置を得ることができるが、手動操作型の磁性体
試験装置の構成の一例を示したのが図3である。図3に
おいて、図1に示した構成要素を含む測定部10には演
算部11が接続されており、測定部10及び演算部11
は制御部12によりその動作が制御されるようになって
いる。制御部12には各種操作ボタン等を備えた操作部
13が付設され、また演算部11により得られた結果は
表示部14に表示されるようになっている。
【0016】この構成の装置では、操作者が試験対象の
磁性体15を所定の試験位置6に置く前に、まず操作部
13の所定ボタンを押す等の操作を実行する。すると、
測定部10に含まれる上記電圧測定部での測定値E1が
演算部11に読み込まれる。次いで、操作者が試験対象
の磁性体15を所定の試験位置6に置いて操作部13の
所定ボタンを押す等の操作を実行すると、その時点での
測定値E2が測定部10より演算部11に読み込まれ
る。演算部11は、測定値E1、E2から変化量ΔEを計
算し、その結果を表示部14に表示する。
【0017】また、試験対象の磁性体15が所定の特性
を有しているか否かを判別することを目的とする場合に
は、予め所定の基準値を演算部11に設定できるように
しておき、変化量ΔEを該基準値と比較し、その比較結
果を表示部14に表示する構成とすることができる。
【0018】なお、発振器4を可変周波数信号発振器と
しておき、操作部13により該発振周波数を調整できる
構成としておけば、発振周波数範囲内の各周波数におい
て磁性体の特性を得ることができる。
【0019】また、図3の構成に磁性体の自動搬送装置
を付加し、該自動搬送装置の動作と測定動作とを同期し
て制御する構成とすることにより、磁性体の自動試験装
置とすることができる。
【0020】ところで、図1の構成では、試験対象の磁
性体が二次コイル2と三次コイル3との離間距離に比較
してかなり小さいものであると、磁性体を挿入したとき
の磁束収束効果が三次コイル3に反映されず、あまり大
きな変化量ΔEが得られない。このため、磁性体の特性
測定や判別に正確性を欠く恐れがある。ところが、これ
を回避するために三次コイル3を二次コイル2に近接し
て配置すると、一次コイル1と三次コイル3との磁気的
結合が強くなって、磁性体を試験位置6に挿入しない状
態でも誘起電圧Vbが高くなり、同様に変化量ΔEは小
さくなってしまうというジレンマがある。
【0021】そこで、このような場合には図2に示す構
成とするとよい。すなわち、この構成では、三次コイル
3の直近に、例えば銅から成る補助金属体7が配設され
ている。
【0022】三次コイル3を鎖交する磁束が補助金属体
7を貫通すると、補助金属体7内部で磁束の周囲に渦電
流が誘起され、渦電流損により熱が発生する。つまり、
三次コイル3を通過する磁束による磁界のエネルギは熱
として消費される。このため磁界のエネルギは減衰し、
その結果、三次コイル3の誘起電圧Vbは補助金属体7
がない場合と比較して小さくなる。このため、磁性体を
試験位置6に挿入する以前での電圧差Eが大きくなるの
で、変化量ΔEを大きくすることができる。
【0023】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行なえることは明らか
である。
【0024】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明に係る物質
の磁気的性質の測定装置では、第1のコイルに所定周波
数の信号による電流を供給し、これに対応して第2及び
第3のコイルに誘起される電圧の差を測定するという基
本的な構成から成っている。従って、構成が極めて簡単
であって、コストの安価な装置を提供することができ
る。また、装置全体を小型化することができ、可搬型に
することも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である磁性体試験装置の原
理構成図。
【図2】 本発明の他の実施例による磁性体試験装置の
原理構成図。
【図3】 本発明の一実施例である磁性体試験装置全体
の概略構成図。
【符号の説明】
1…一次コイル 2…二次コイル 3…三次コイル 4…発振器 5…電圧測定部 6…試験位置 7…補助金属体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)所定周波数の信号を発生する信号発生
    手段と、 b)該信号による電流が供給される第1のコイルと、 c)該第1のコイルと磁気的に強く結合する第2のコイル
    と、 d)前記第1のコイルと磁気的に弱く結合する第3のコイ
    ルと、 e)前記第2のコイルと第3のコイルとにそれぞれ誘起さ
    れる電圧の差を測定する計測手段と、 を備え、第2及び第3のコイルの間の磁路中に試験対象
    物を挿入又は退避させたときに前記計測手段によりそれ
    ぞれ電圧の差を測定し、該電圧差の変化に基づいて前記
    試験対象物の磁気的性質を得る、ことを特徴とする物質
    の磁気的性質の測定装置。
JP8262198A 1998-03-12 1998-03-12 物質の磁気的性質の測定装置 Pending JPH11258317A (ja)

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