JPH11258443A - 光ファイバ接続器および光ファイバ接続方法 - Google Patents
光ファイバ接続器および光ファイバ接続方法Info
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- JPH11258443A JPH11258443A JP5869298A JP5869298A JPH11258443A JP H11258443 A JPH11258443 A JP H11258443A JP 5869298 A JP5869298 A JP 5869298A JP 5869298 A JP5869298 A JP 5869298A JP H11258443 A JPH11258443 A JP H11258443A
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- groove
- base
- opening
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に、光ファイバの被覆材の厚さに幅広く対
応して、高い汎用性が得られる光ファイバ接続器の開発
が求められていた。 【解決手段】 ベース2および押さえ蓋5からなる二つ
割り構造の素子1Aの対向する両側の導入溝25から挿
入された光ファイバ4同士を位置決め調心して突き合わ
せ接続し、かつクランプ保持する光ファイバ接続器1に
おいて、前記導入溝25の深さ寸法t4に対応する光フ
ァイバ4の寸法(厚さ寸法)に対応させて、素子1A側
面に開口した開口溝8の開口幅t1や、この開口溝8に
挿入される開放部材6aまたは6bの厚さ寸法t2、t
3を調整、選択するように構成した。また、光ファイバ
の被覆材4aを切削した切削部によって、光ファイバ寸
法を導入溝25に適用させる光ファイバ接続方法を提供
する。
応して、高い汎用性が得られる光ファイバ接続器の開発
が求められていた。 【解決手段】 ベース2および押さえ蓋5からなる二つ
割り構造の素子1Aの対向する両側の導入溝25から挿
入された光ファイバ4同士を位置決め調心して突き合わ
せ接続し、かつクランプ保持する光ファイバ接続器1に
おいて、前記導入溝25の深さ寸法t4に対応する光フ
ァイバ4の寸法(厚さ寸法)に対応させて、素子1A側
面に開口した開口溝8の開口幅t1や、この開口溝8に
挿入される開放部材6aまたは6bの厚さ寸法t2、t
3を調整、選択するように構成した。また、光ファイバ
の被覆材4aを切削した切削部によって、光ファイバ寸
法を導入溝25に適用させる光ファイバ接続方法を提供
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ同士を
突き合わせ接続する光ファイバ接続器および光ファイバ
接続方法に関するものである。
突き合わせ接続する光ファイバ接続器および光ファイバ
接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来構造の光ファイバ接続器5
1を示す。この光ファイバ接続器51は、突き合わせた
2本の光ファイバ52a、52bを、共にプラスチック
等の樹脂からなるベース53と押さえ蓋54a、54
b、54cとの間に、図示しないバネ等のクランプ手段
により挟み込んで固定する構造になっている。光ファイ
バ52a、52bは、その先端の被覆を除去して露出さ
せた裸ファイバ57a、57bを、光ファイバ接続器5
1の両端に開口された導入溝55a、55bから、光フ
ァイバ接続器51の中央部の調心機構56に挿入し、精
密に位置決め調心することで、突き合わせ接続される。
裸ファイバ57a、57bあるいは調心機構56には、
屈折率整合剤が塗布され、低接続損失が確保される。光
ファイバ52a、52bの挿入時には、ベース53と押
さえ蓋54a、54b、54cとの間に、楔状の開放部
材を圧入して開放状態を維持しておき、光ファイバ52
a、52bの挿入後に、前記開放部材を除去すること
で、ベース53と押さえ蓋54a、54b、54cとの
間に光ファイバ52a、52bを挟み込む。
1を示す。この光ファイバ接続器51は、突き合わせた
2本の光ファイバ52a、52bを、共にプラスチック
等の樹脂からなるベース53と押さえ蓋54a、54
b、54cとの間に、図示しないバネ等のクランプ手段
により挟み込んで固定する構造になっている。光ファイ
バ52a、52bは、その先端の被覆を除去して露出さ
せた裸ファイバ57a、57bを、光ファイバ接続器5
1の両端に開口された導入溝55a、55bから、光フ
ァイバ接続器51の中央部の調心機構56に挿入し、精
密に位置決め調心することで、突き合わせ接続される。
裸ファイバ57a、57bあるいは調心機構56には、
屈折率整合剤が塗布され、低接続損失が確保される。光
ファイバ52a、52bの挿入時には、ベース53と押
さえ蓋54a、54b、54cとの間に、楔状の開放部
材を圧入して開放状態を維持しておき、光ファイバ52
a、52bの挿入後に、前記開放部材を除去すること
で、ベース53と押さえ蓋54a、54b、54cとの
間に光ファイバ52a、52bを挟み込む。
【0003】調心機構56としては、(1)精密細管
(以下、「マイクロキャピラリー」)内にその両端から
光ファイバを挿入して突き合わせる構造、(2)位置決
め溝において光ファイバ同士を突き合わせる構造、
(3)3本の精密ロッドあるいは3個の精密ボールの中
心に光ファイバを担持して位置決めする構造などがあ
る。例えば、位置決め溝としては、V溝や、U溝等が採
用される。
(以下、「マイクロキャピラリー」)内にその両端から
光ファイバを挿入して突き合わせる構造、(2)位置決
め溝において光ファイバ同士を突き合わせる構造、
(3)3本の精密ロッドあるいは3個の精密ボールの中
心に光ファイバを担持して位置決めする構造などがあ
る。例えば、位置決め溝としては、V溝や、U溝等が採
用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な光ファイバ接続器51の場合、導入溝55a、55b
の深さに対して、光ファイバ52a、52bの寸法(図
10中上下の寸法)が極端に大きいと、ベース53と押
さえ蓋54a、54b、54cとの間を開放部材によっ
て開放しても、開放量が不足して、光ファイバ52a、
52bの導入溝55a、55bへの挿入が困難になり、
突き合わせ接続が出来なくなるといった不都合があっ
た。すなわち、裸ファイバ57a、57bの径寸法は、
例えば125μm等の極細であり、裸ファイバ57a、
57bを被覆材で被覆してなる光ファイバ52a、52
bの、前記導入溝55a、55bの深さに対応する寸法
は、被覆材の厚さ寸法で決まることになり、この寸法は
多様である。例えば、複数本の単心光ファイバを被覆材
によって並列に固定し、テープ状に成形した、いわゆる
光ファイバテープ心線(以下「テープ心線」)では、3
00〜320μm程度の厚さ寸法が一般的であるが、そ
の用途によっては、被覆を厚くしたり、多層にしたもの
が存在し、350〜450μmの厚さ寸法を有する厚肉
のものも存在する。このような厚肉のテープ心線では、
開放部材の挿入によるベース53と押さえ蓋54a、5
4b、54cとの間の開放量が不足すると、導入溝55
a、55bへの挿入が不可能になってしまう。また、仮
に、厚さ寸法に対して狭い導入溝55a、55bに、テ
ープ心線を押し込んだ場合では、今度は、開放部材を適
用しても、開放部材をベース53や押さえ蓋54a、5
4b、54cに接触させることができず、ベース53と
押さえ蓋54a、54b、54cとの間を開放できず、
テープ心線のクランプ状態が継続され、引き抜くことが
不可能になることが予想される。
な光ファイバ接続器51の場合、導入溝55a、55b
の深さに対して、光ファイバ52a、52bの寸法(図
10中上下の寸法)が極端に大きいと、ベース53と押
さえ蓋54a、54b、54cとの間を開放部材によっ
て開放しても、開放量が不足して、光ファイバ52a、
52bの導入溝55a、55bへの挿入が困難になり、
突き合わせ接続が出来なくなるといった不都合があっ
た。すなわち、裸ファイバ57a、57bの径寸法は、
例えば125μm等の極細であり、裸ファイバ57a、
57bを被覆材で被覆してなる光ファイバ52a、52
bの、前記導入溝55a、55bの深さに対応する寸法
は、被覆材の厚さ寸法で決まることになり、この寸法は
多様である。例えば、複数本の単心光ファイバを被覆材
によって並列に固定し、テープ状に成形した、いわゆる
光ファイバテープ心線(以下「テープ心線」)では、3
00〜320μm程度の厚さ寸法が一般的であるが、そ
の用途によっては、被覆を厚くしたり、多層にしたもの
が存在し、350〜450μmの厚さ寸法を有する厚肉
のものも存在する。このような厚肉のテープ心線では、
開放部材の挿入によるベース53と押さえ蓋54a、5
4b、54cとの間の開放量が不足すると、導入溝55
a、55bへの挿入が不可能になってしまう。また、仮
に、厚さ寸法に対して狭い導入溝55a、55bに、テ
ープ心線を押し込んだ場合では、今度は、開放部材を適
用しても、開放部材をベース53や押さえ蓋54a、5
4b、54cに接触させることができず、ベース53と
押さえ蓋54a、54b、54cとの間を開放できず、
テープ心線のクランプ状態が継続され、引き抜くことが
不可能になることが予想される。
【0005】この問題に対処するため、導入溝55a、
55bの深さを深くすることが考えられるが、今度は、
導入溝55a、55bの深さに対応する寸法が小さい光
ファイバでは、ベース53と押さえ蓋54a、54b、
54cとの間を閉じてもクランプすることができなくな
り、ベース53と押さえ蓋54a、54b、54cとの
間から光ファイバが容易に抜け出て、接続状態を維持で
きなくなってしまう。このため、結局、光ファイバ寸法
に対応する導入溝形状を有する複数種類の光ファイバ接
続器を用意することとなり、コストの増大を招くといっ
た不都合が生じる。なお、前記問題は、テープ心線に限
定されず、光ファイバ単心線についても同様である。
55bの深さを深くすることが考えられるが、今度は、
導入溝55a、55bの深さに対応する寸法が小さい光
ファイバでは、ベース53と押さえ蓋54a、54b、
54cとの間を閉じてもクランプすることができなくな
り、ベース53と押さえ蓋54a、54b、54cとの
間から光ファイバが容易に抜け出て、接続状態を維持で
きなくなってしまう。このため、結局、光ファイバ寸法
に対応する導入溝形状を有する複数種類の光ファイバ接
続器を用意することとなり、コストの増大を招くといっ
た不都合が生じる。なお、前記問題は、テープ心線に限
定されず、光ファイバ単心線についても同様である。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、導入溝の深さ寸法に対応する寸法が異なる各種光
ファイバに幅広く対応して、突き合わせ接続が可能であ
り、高い汎用性が得られる光ファイバ接続器および光フ
ァイバ接続方法を提供することを目的とするものであ
る。
ので、導入溝の深さ寸法に対応する寸法が異なる各種光
ファイバに幅広く対応して、突き合わせ接続が可能であ
り、高い汎用性が得られる光ファイバ接続器および光フ
ァイバ接続方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明では、光ファイバ同士を突き合
わせ接続する光ファイバ接続器であって、ベースおよび
押さえ蓋からなる二つ割り構造に構成され、前記ベース
および前記押さえ蓋の間に前記光ファイバを挟み込む素
子と、該素子の対向する両側に開口された導入溝から挿
入された前記光ファイバ先端の被覆を除去して露出させ
た1本または複数本の光ファイバ同士を、前記ベースお
よび前記押さえ蓋の間にて突き合わせ接続可能に位置決
め調心する調心機構と、前記ベースおよび前記押さえ蓋
を挟み込んでクランプ力を付与するクランプ手段とを具
備し、前記素子の側面には、前記ベースおよび前記押さ
え蓋の間を開放するための楔状の開放部材が、前記クラ
ンプ手段のクランプ力に抗して挿抜可能に押し込まれる
開口溝が開口され、前記開放部材の厚さ寸法と、この厚
さ寸法に対応する前記開口溝の開口幅との差が、前記導
入溝の深さ寸法と、この導入溝に収納される光ファイバ
の、前記深さ寸法に対応する寸法との差よりも大きくな
っていることを特徴とする光ファイバ接続器を前記課題
の解決手段としている。この光ファイバ接続器では、開
放部材の厚さ寸法(t3)と、この厚さ寸法(t3)に
対応する前記開口溝の開口幅(t1)との差(t3−t
1)が、前記導入溝の深さ寸法(t4)と、この導入溝
に収納される光ファイバの、前記深さ寸法(t4)に対
応する寸法(t)との差(t4−t)よりも大きくなっ
ているため、開放部材を開口溝に押し込むと、ベースと
押さえ蓋との間が、光ファイバを挿入可能な程度に、十
分に押し開かれる。このため、導入溝の深さ寸法(t
4)と、この深さ寸法(t4)に対応する光ファイバ寸
法(t)との差(t4−t)が極端に大きい場合であっ
ても、ベースと押さえ蓋との間を十分に開放できること
から、導入溝へ光ファイバをスムーズに挿入することが
できる。導入溝に収納する光ファイバとしては、多心、
単心のいずれも採用可能である。単心光ファイバでは、
その径寸法が、導入溝の深さ方向に対応する寸法とな
る。いわゆる光ファイバテープ心線等の、複数本の光フ
ァイバを、被覆材内に並列に固定し、テープ状に成形し
た構造の多心光ファイバでは、その厚さ寸法が、導入溝
の深さ方向に対応する寸法となる。
め、請求項1記載の発明では、光ファイバ同士を突き合
わせ接続する光ファイバ接続器であって、ベースおよび
押さえ蓋からなる二つ割り構造に構成され、前記ベース
および前記押さえ蓋の間に前記光ファイバを挟み込む素
子と、該素子の対向する両側に開口された導入溝から挿
入された前記光ファイバ先端の被覆を除去して露出させ
た1本または複数本の光ファイバ同士を、前記ベースお
よび前記押さえ蓋の間にて突き合わせ接続可能に位置決
め調心する調心機構と、前記ベースおよび前記押さえ蓋
を挟み込んでクランプ力を付与するクランプ手段とを具
備し、前記素子の側面には、前記ベースおよび前記押さ
え蓋の間を開放するための楔状の開放部材が、前記クラ
ンプ手段のクランプ力に抗して挿抜可能に押し込まれる
開口溝が開口され、前記開放部材の厚さ寸法と、この厚
さ寸法に対応する前記開口溝の開口幅との差が、前記導
入溝の深さ寸法と、この導入溝に収納される光ファイバ
の、前記深さ寸法に対応する寸法との差よりも大きくな
っていることを特徴とする光ファイバ接続器を前記課題
の解決手段としている。この光ファイバ接続器では、開
放部材の厚さ寸法(t3)と、この厚さ寸法(t3)に
対応する前記開口溝の開口幅(t1)との差(t3−t
1)が、前記導入溝の深さ寸法(t4)と、この導入溝
に収納される光ファイバの、前記深さ寸法(t4)に対
応する寸法(t)との差(t4−t)よりも大きくなっ
ているため、開放部材を開口溝に押し込むと、ベースと
押さえ蓋との間が、光ファイバを挿入可能な程度に、十
分に押し開かれる。このため、導入溝の深さ寸法(t
4)と、この深さ寸法(t4)に対応する光ファイバ寸
法(t)との差(t4−t)が極端に大きい場合であっ
ても、ベースと押さえ蓋との間を十分に開放できること
から、導入溝へ光ファイバをスムーズに挿入することが
できる。導入溝に収納する光ファイバとしては、多心、
単心のいずれも採用可能である。単心光ファイバでは、
その径寸法が、導入溝の深さ方向に対応する寸法とな
る。いわゆる光ファイバテープ心線等の、複数本の光フ
ァイバを、被覆材内に並列に固定し、テープ状に成形し
た構造の多心光ファイバでは、その厚さ寸法が、導入溝
の深さ方向に対応する寸法となる。
【0008】請求項2記載の発明では、ベースおよび押
さえ蓋からなる二つ割り構造に構成され、前記ベースお
よび前記押さえ蓋の間に前記光ファイバを挟み込む素子
と、該素子の対向する両側に開口された導入溝から挿入
された前記光ファイバ先端の被覆を除去して露出させた
1本または複数本の光ファイバ同士を、前記ベースおよ
び前記押さえ蓋の間にて突き合わせ接続可能に位置決め
調心する調心機構と、前記ベースおよび前記押さえ蓋を
挟み込んでクランプ力を付与するクランプ手段とを具備
し、光ファイバ同士を突き合わせ接続する光ファイバ接
続器を用いた光ファイバ接続方法であって、前記導入溝
に挿入される前記光ファイバの、前記導入溝の深さ方向
片側または両側の被覆を切削して切削部を形成した後、
この光ファイバを前記導入溝から前記素子内に挿入し
て、前記切削部を前記導入溝に収納することを特徴とす
る光ファイバ接続方法を前記課題の解決手段としてい
る。この光ファイバ接続方法では、光ファイバに形成し
た切削部部分を導入溝に収納するため、導入溝の深さに
対して光ファイバ寸法が極端に大きい場合であっても、
導入溝形状を変更すること無く、光ファイバを効率良く
収納することができる。切削部は、導入溝に挿入した光
ファイバに、導入溝からの若干の突出寸法を確保される
ように形成する。これにより、ベースと押さえ蓋とを閉
じた時に、若干の寸法ギャップを以て、光ファイバがク
ランプ保持される。この発明においても、導入溝に収納
する光ファイバとしては、多心、単心のいずれも採用可
能である。単心光ファイバでは、その径寸法が、導入溝
の深さ方向に対応する寸法となる。いわゆる光ファイバ
テープ心線等の、複数本の光ファイバを、被覆材内に並
列に固定して、テープ状に成形した構造の多心光ファイ
バでは、その厚さ寸法が、導入溝の深さ方向に対応する
寸法となる。
さえ蓋からなる二つ割り構造に構成され、前記ベースお
よび前記押さえ蓋の間に前記光ファイバを挟み込む素子
と、該素子の対向する両側に開口された導入溝から挿入
された前記光ファイバ先端の被覆を除去して露出させた
1本または複数本の光ファイバ同士を、前記ベースおよ
び前記押さえ蓋の間にて突き合わせ接続可能に位置決め
調心する調心機構と、前記ベースおよび前記押さえ蓋を
挟み込んでクランプ力を付与するクランプ手段とを具備
し、光ファイバ同士を突き合わせ接続する光ファイバ接
続器を用いた光ファイバ接続方法であって、前記導入溝
に挿入される前記光ファイバの、前記導入溝の深さ方向
片側または両側の被覆を切削して切削部を形成した後、
この光ファイバを前記導入溝から前記素子内に挿入し
て、前記切削部を前記導入溝に収納することを特徴とす
る光ファイバ接続方法を前記課題の解決手段としてい
る。この光ファイバ接続方法では、光ファイバに形成し
た切削部部分を導入溝に収納するため、導入溝の深さに
対して光ファイバ寸法が極端に大きい場合であっても、
導入溝形状を変更すること無く、光ファイバを効率良く
収納することができる。切削部は、導入溝に挿入した光
ファイバに、導入溝からの若干の突出寸法を確保される
ように形成する。これにより、ベースと押さえ蓋とを閉
じた時に、若干の寸法ギャップを以て、光ファイバがク
ランプ保持される。この発明においても、導入溝に収納
する光ファイバとしては、多心、単心のいずれも採用可
能である。単心光ファイバでは、その径寸法が、導入溝
の深さ方向に対応する寸法となる。いわゆる光ファイバ
テープ心線等の、複数本の光ファイバを、被覆材内に並
列に固定して、テープ状に成形した構造の多心光ファイ
バでは、その厚さ寸法が、導入溝の深さ方向に対応する
寸法となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の光ファイバ接続器お
よび光ファイバ接続方法の1実施の形態を図1から図9
を参照して説明する。図1に示すように、本実施の形態
の光ファイバ接続器1は、ベース2と、該ベース2の上
面3上に装着されることにより突き合わせ接続した多心
光ファイバとしてのテープ心線4をベース2との間にク
ランプして突き合わせ状態を保持する押さえ蓋5と、ベ
ース2と押さえ蓋5とを内装してこれらにクランプ力を
付与するクランプ手段6とを備えている。また、図2に
示すように、この光ファイバ接続器1の内部には、ベー
ス2と押さえ蓋5との間において、対向する両側に開口
され、テープ心線4が挿入される導入溝25と、該挿入
溝25から挿入されたテープ心線4先端に露出された複
数本(本実施の形態では4本)の光ファイバ12を突き
合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構7とを具備
している。本実施の形態においては、クランプ手段6と
してC型バネ、調心機構7としてV溝を採用している。
よび光ファイバ接続方法の1実施の形態を図1から図9
を参照して説明する。図1に示すように、本実施の形態
の光ファイバ接続器1は、ベース2と、該ベース2の上
面3上に装着されることにより突き合わせ接続した多心
光ファイバとしてのテープ心線4をベース2との間にク
ランプして突き合わせ状態を保持する押さえ蓋5と、ベ
ース2と押さえ蓋5とを内装してこれらにクランプ力を
付与するクランプ手段6とを備えている。また、図2に
示すように、この光ファイバ接続器1の内部には、ベー
ス2と押さえ蓋5との間において、対向する両側に開口
され、テープ心線4が挿入される導入溝25と、該挿入
溝25から挿入されたテープ心線4先端に露出された複
数本(本実施の形態では4本)の光ファイバ12を突き
合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構7とを具備
している。本実施の形態においては、クランプ手段6と
してC型バネ、調心機構7としてV溝を採用している。
【0010】図1に示すように、ベース2と押さえ蓋5
とは、一体化することにより断面ほぼ円形の素子1Aを
形成するそれぞれ断面半円状のロッド状の部材であり、
一体化された状態でクランプ手段6内に内装され、クラ
ンプ手段6のクランプ力によって、一体化状態が維持さ
れる。ベース2と押さえ蓋5との境界線は、クランプ手
段6の開口部31に一致されており、この境界線に沿っ
てベース2および押さえ蓋5の外面に開口した複数の開
口溝8と、クランプ手段6の前記開口部31を拡張した
拡張穴31aとが一致されている。前記開口溝8には、
前記拡張穴31aを介して楔状の開放部材6aが挿抜可
能に圧入される。開口溝8に開放部材6aを圧入する
と、クランプ手段6のクランプ力に抗して、ベース2と
押さえ蓋5との間が押し開かれ、開口溝8から開放部材
6aを引き抜くと、ベース2と押さえ蓋5とがクランプ
手段6によりクランプされた状態に戻る。
とは、一体化することにより断面ほぼ円形の素子1Aを
形成するそれぞれ断面半円状のロッド状の部材であり、
一体化された状態でクランプ手段6内に内装され、クラ
ンプ手段6のクランプ力によって、一体化状態が維持さ
れる。ベース2と押さえ蓋5との境界線は、クランプ手
段6の開口部31に一致されており、この境界線に沿っ
てベース2および押さえ蓋5の外面に開口した複数の開
口溝8と、クランプ手段6の前記開口部31を拡張した
拡張穴31aとが一致されている。前記開口溝8には、
前記拡張穴31aを介して楔状の開放部材6aが挿抜可
能に圧入される。開口溝8に開放部材6aを圧入する
と、クランプ手段6のクランプ力に抗して、ベース2と
押さえ蓋5との間が押し開かれ、開口溝8から開放部材
6aを引き抜くと、ベース2と押さえ蓋5とがクランプ
手段6によりクランプされた状態に戻る。
【0011】図3は、ベース2の半体を示す斜視図であ
る。図中符号9は調心部であり、ベース上面3の長手方
向中央部に形成されている。図3から図5に示すよう
に、この調心部9には、同じサイズのV溝である調心機
構7が複数並列に形成されている。各調心機構7は、調
心部9をベース2の長手方向に沿って貫通されている。
なお、調心溝からなる調心機構7としては、V溝以外、
例えばU溝等を適用することも可能である。
る。図中符号9は調心部であり、ベース上面3の長手方
向中央部に形成されている。図3から図5に示すよう
に、この調心部9には、同じサイズのV溝である調心機
構7が複数並列に形成されている。各調心機構7は、調
心部9をベース2の長手方向に沿って貫通されている。
なお、調心溝からなる調心機構7としては、V溝以外、
例えばU溝等を適用することも可能である。
【0012】図2および図3に示すように、導入溝25
は、ベース上面3の長手方向両端部に形成したベース溝
10と、押さえ蓋5の両端の端部蓋21、21に形成し
た蓋溝26とによって構成され、図6に示すように、テ
ープ心線4を被覆材4aごと内装可能になっている。押
さえ蓋5の具体的構成については、後に詳述する。図3
に示すように、ベース溝10は、一端がベース2の長手
方向端面11(端部)に開口し、他端が調心部9に臨ん
でいる。ベース溝10の底部には、テープ心線4の端末
から導出した光ファイバ12が挿入される単心溝14が
複数並列に形成されている。光ファイバ12は、テープ
心線4端末から導出された基端部に被覆材により被覆さ
れた一次被覆部12b(単心線部分)を備え、それ以外
の部分は、裸ファイバが露出されている。前記単心溝1
4は、光ファイバ12を、その一次被覆部12bを収納
可能になっている(図4参照)。図3に示すように、本
実施の形態において、単心溝14は、後述の連通溝17
より開口幅が広い角溝であるが、単心溝としてはこれに
限定されず、V溝、U溝等各種断面形状の溝が適用可能
である。なお、蓋溝26としては、被覆材4aを収納す
る被覆材収納部と、光ファイバ12の一次被覆部12b
を収納する単心線部収納部とを備える構成も採用可能で
ある。この場合、ベース2と押さえ蓋5との間を閉じる
と、被覆材4aのみならず、一次被覆部12bをも、ベ
ース2と押さえ蓋5との間にクランプ固定することがで
きる。
は、ベース上面3の長手方向両端部に形成したベース溝
10と、押さえ蓋5の両端の端部蓋21、21に形成し
た蓋溝26とによって構成され、図6に示すように、テ
ープ心線4を被覆材4aごと内装可能になっている。押
さえ蓋5の具体的構成については、後に詳述する。図3
に示すように、ベース溝10は、一端がベース2の長手
方向端面11(端部)に開口し、他端が調心部9に臨ん
でいる。ベース溝10の底部には、テープ心線4の端末
から導出した光ファイバ12が挿入される単心溝14が
複数並列に形成されている。光ファイバ12は、テープ
心線4端末から導出された基端部に被覆材により被覆さ
れた一次被覆部12b(単心線部分)を備え、それ以外
の部分は、裸ファイバが露出されている。前記単心溝1
4は、光ファイバ12を、その一次被覆部12bを収納
可能になっている(図4参照)。図3に示すように、本
実施の形態において、単心溝14は、後述の連通溝17
より開口幅が広い角溝であるが、単心溝としてはこれに
限定されず、V溝、U溝等各種断面形状の溝が適用可能
である。なお、蓋溝26としては、被覆材4aを収納す
る被覆材収納部と、光ファイバ12の一次被覆部12b
を収納する単心線部収納部とを備える構成も採用可能で
ある。この場合、ベース2と押さえ蓋5との間を閉じる
と、被覆材4aのみならず、一次被覆部12bをも、ベ
ース2と押さえ蓋5との間にクランプ固定することがで
きる。
【0013】図2および図3に示すように、各単心溝1
4の調心部9側の端部には、該単心溝14に開口端部1
4a側から挿入した光ファイバ12を調心機構7に導く
テーパ部15が形成されている。テーパ部15は、単心
溝14から調心機構7に連続する傾斜底部16と、該傾
斜底部16上に複数立設されることにより複数の連通溝
17を形成する仕切壁18とを有している。連通溝17
は、単心溝14側から調心機構7側に行くにしたがって
開口幅が徐々に縮小する角溝であって、最小開口幅が光
ファイバ12の径より僅かに大きくなっている。テーパ
部15の前記調心機構7とは対向する反対側の入り口
は、一次被覆部12bの挿入を規制し、光ファイバ12
のみ挿通を可能とする大きさに形成されている。
4の調心部9側の端部には、該単心溝14に開口端部1
4a側から挿入した光ファイバ12を調心機構7に導く
テーパ部15が形成されている。テーパ部15は、単心
溝14から調心機構7に連続する傾斜底部16と、該傾
斜底部16上に複数立設されることにより複数の連通溝
17を形成する仕切壁18とを有している。連通溝17
は、単心溝14側から調心機構7側に行くにしたがって
開口幅が徐々に縮小する角溝であって、最小開口幅が光
ファイバ12の径より僅かに大きくなっている。テーパ
部15の前記調心機構7とは対向する反対側の入り口
は、一次被覆部12bの挿入を規制し、光ファイバ12
のみ挿通を可能とする大きさに形成されている。
【0014】図3および図4に示すように、ベース上面
3の開口溝8と対向する側部には、ベース2に対して押
さえ蓋5を位置決めするための位置決め突起19が突設
されている。位置決め突起19は、ベース上面3の長手
方向に沿って延在する突条であって、開口溝8を開放部
材6aを挿入して開口した際にベース2と押さえ蓋5と
を相対回動自在に支持するヒンジの役割を果たす。
3の開口溝8と対向する側部には、ベース2に対して押
さえ蓋5を位置決めするための位置決め突起19が突設
されている。位置決め突起19は、ベース上面3の長手
方向に沿って延在する突条であって、開口溝8を開放部
材6aを挿入して開口した際にベース2と押さえ蓋5と
を相対回動自在に支持するヒンジの役割を果たす。
【0015】図2に示すように、押さえ蓋5は、調心部
9との間に光ファイバ12をクランプする中央蓋20
と、該中央蓋20の両端に直列に配置されてそれぞれベ
ース2との間にベース溝10内に配置したテープ心線4
をクランプする端部蓋21とを備えている。中央蓋20
と端部蓋21とは、中央蓋20の両端部に突設した載置
突起22を端部蓋21の一端部に突設した受け突起23
上に載せて係合することにより一体化されるようになっ
ている。
9との間に光ファイバ12をクランプする中央蓋20
と、該中央蓋20の両端に直列に配置されてそれぞれベ
ース2との間にベース溝10内に配置したテープ心線4
をクランプする端部蓋21とを備えている。中央蓋20
と端部蓋21とは、中央蓋20の両端部に突設した載置
突起22を端部蓋21の一端部に突設した受け突起23
上に載せて係合することにより一体化されるようになっ
ている。
【0016】図7に、図2のD−D線断面矢視図であ
る。図7に示すように、端部蓋21の受け突起23の内
面側には、単心溝14の開口端部14a側からテーパ部
15に挿入された光ファイバ12を調心機構7に導くテ
ーパ溝27が形成されている。テーパ溝27は、図6に
示した前記蓋溝26より浅く形成されている。なお、蓋
溝26、テーパ溝27は、テープ心線4や光ファイバ1
2のサイズに対応して適宜形成するものであって、省略
することも可能である。
る。図7に示すように、端部蓋21の受け突起23の内
面側には、単心溝14の開口端部14a側からテーパ部
15に挿入された光ファイバ12を調心機構7に導くテ
ーパ溝27が形成されている。テーパ溝27は、図6に
示した前記蓋溝26より浅く形成されている。なお、蓋
溝26、テーパ溝27は、テープ心線4や光ファイバ1
2のサイズに対応して適宜形成するものであって、省略
することも可能である。
【0017】図2およひ図5に示すように、中央蓋20
の中央部の下面20aは、調心機構7に挿入した各光フ
ァイバ12を押さえ込む平滑な平面に加工されている。
クランプ手段6のクランプ力によって、中央蓋20とベ
ース2との間を閉じると、中央蓋下面20aは、ベース
上面3に密接するとともに、調心機構7に収納した光フ
ァイバ12に対して数μm程度の微小なギャップを以て
当接する。このため、光ファイバ12は、中央蓋20に
よって調心機構7内に押さえ込まれるものの、該調心機
構7の調心軸線方向(長手方向)への移動が許容され
る。なお、中央蓋下面20aは、請求項2記載の押さえ
蓋下面として機能する。
の中央部の下面20aは、調心機構7に挿入した各光フ
ァイバ12を押さえ込む平滑な平面に加工されている。
クランプ手段6のクランプ力によって、中央蓋20とベ
ース2との間を閉じると、中央蓋下面20aは、ベース
上面3に密接するとともに、調心機構7に収納した光フ
ァイバ12に対して数μm程度の微小なギャップを以て
当接する。このため、光ファイバ12は、中央蓋20に
よって調心機構7内に押さえ込まれるものの、該調心機
構7の調心軸線方向(長手方向)への移動が許容され
る。なお、中央蓋下面20aは、請求項2記載の押さえ
蓋下面として機能する。
【0018】図2に示すように、両端部蓋21の、ベー
ス2両端部に対応する部分にはテーパ状の切欠部24が
形成され、ベース上面3上の単心溝14端部の開口端部
14aを露出させている。前記開口端部14aは、調心
機構7から離間する方向へ行くに従って、端部蓋21か
ら離間する方向(図2中下方)へ傾斜され、しかも、切
欠部24の開口量を増大する形状になっているため、テ
ープ心線4先端に露出させた光ファイバ12を挿入する
ことが容易になっている。また、切欠部24自体もテー
パ状であるから、テープ心線4の被覆材4aを導入溝2
5に挿入することが容易になっている。
ス2両端部に対応する部分にはテーパ状の切欠部24が
形成され、ベース上面3上の単心溝14端部の開口端部
14aを露出させている。前記開口端部14aは、調心
機構7から離間する方向へ行くに従って、端部蓋21か
ら離間する方向(図2中下方)へ傾斜され、しかも、切
欠部24の開口量を増大する形状になっているため、テ
ープ心線4先端に露出させた光ファイバ12を挿入する
ことが容易になっている。また、切欠部24自体もテー
パ状であるから、テープ心線4の被覆材4aを導入溝2
5に挿入することが容易になっている。
【0019】クランプ手段6は、ベリリウム銅等の材料
で形成されている。ベリリウム銅の場合、目的形状に成
形後時効硬化処理を行ったものや、熱処理後フッ素樹脂
等でコーティングしたもの等であってもよい。図1に示
すように、クランプ手段6には、ベース2と押さえ蓋5
の外面に突設された係止突起29と係合して、ベース2
および押さえ蓋5に対して位置決めするための係止穴3
0が形成されている。係止穴30は、クランプ手段6を
周方向にほぼ一周するスリット状の開口部であって、ク
ランプ手段6の長手方向両端部に形成されている。但
し、開口部31に対向する断面方向反対側のみは、係止
穴30を形成せず、これにより、断面C型、筒状に連続
するクランプ手段6が得られている。
で形成されている。ベリリウム銅の場合、目的形状に成
形後時効硬化処理を行ったものや、熱処理後フッ素樹脂
等でコーティングしたもの等であってもよい。図1に示
すように、クランプ手段6には、ベース2と押さえ蓋5
の外面に突設された係止突起29と係合して、ベース2
および押さえ蓋5に対して位置決めするための係止穴3
0が形成されている。係止穴30は、クランプ手段6を
周方向にほぼ一周するスリット状の開口部であって、ク
ランプ手段6の長手方向両端部に形成されている。但
し、開口部31に対向する断面方向反対側のみは、係止
穴30を形成せず、これにより、断面C型、筒状に連続
するクランプ手段6が得られている。
【0020】この光ファイバ接続器1によってテープ心
線4同士を突き合わせ接続するには、開放部材6aを挿
入して、クランプ手段6のクランプ力に抗してベース2
と押さえ蓋5との間を押し開いた状態を維持しておき、
ベース2両端の単心溝14の開口端部14aからテープ
心線4を、光ファイバ12を前方として調心機構7に向
けて押し込んでいく。この時、光ファイバ12は、単心
溝14の開口端部14aに挿入した後、この開口端部1
4aの傾斜に沿わせるようにして調心機構7方向へ押し
込んでいくことで、連通溝17を介して調心機構7へス
ムーズに挿入される。
線4同士を突き合わせ接続するには、開放部材6aを挿
入して、クランプ手段6のクランプ力に抗してベース2
と押さえ蓋5との間を押し開いた状態を維持しておき、
ベース2両端の単心溝14の開口端部14aからテープ
心線4を、光ファイバ12を前方として調心機構7に向
けて押し込んでいく。この時、光ファイバ12は、単心
溝14の開口端部14aに挿入した後、この開口端部1
4aの傾斜に沿わせるようにして調心機構7方向へ押し
込んでいくことで、連通溝17を介して調心機構7へス
ムーズに挿入される。
【0021】光ファイバ12同士の突き合わせと同時
に、テープ心線4の被覆材4aが導入溝25に内装され
る。この時、テープ心線4の被覆材4aが単心溝14の
上縁部14b上に支持され(図6参照)、調心機構7の
調心軸線上に位置される。テープ心線4は、一次被覆部
12bがテーパ部15の入り口に当接することで、調心
機構7側への挿入が規制される。光ファイバ12同士の
突き合わせが完了したら、開口溝8から開放部材6aを
引き抜き、クランプ手段6のクランプ力によって、ベー
ス2と押さえ蓋5との間にテープ心線4をクランプす
る。これにより、調心部9では、光ファイバ12がクラ
ンプされて、突き合わせ状態が維持される。
に、テープ心線4の被覆材4aが導入溝25に内装され
る。この時、テープ心線4の被覆材4aが単心溝14の
上縁部14b上に支持され(図6参照)、調心機構7の
調心軸線上に位置される。テープ心線4は、一次被覆部
12bがテーパ部15の入り口に当接することで、調心
機構7側への挿入が規制される。光ファイバ12同士の
突き合わせが完了したら、開口溝8から開放部材6aを
引き抜き、クランプ手段6のクランプ力によって、ベー
ス2と押さえ蓋5との間にテープ心線4をクランプす
る。これにより、調心部9では、光ファイバ12がクラ
ンプされて、突き合わせ状態が維持される。
【0022】ベース2と押さえ蓋5との間は、開口溝8
に開放部材6aを挿抜することにより開閉され、テープ
心線4のクランプおよびクランプ解除を自在に切り替え
ることができるので、突き合わせ接続状態でクランプし
たテープ心線4の接続切り替え等も自在に行うことがで
きる。ところで、この光ファイバ接続器1に適用される
テープ心線4としては、導入溝25内に収納される被覆
材4aの厚さ寸法が300〜320μmになっているも
のが最適である。そして、図9に示すように、開放部材
6aの厚さ寸法t2と、この厚さ寸法t2に対応する、
素子1Aの開口溝8の開口幅t1との差t2−t1は数
μm〜数十μm程度確保されていれば良い。すなわち、
この光ファイバ接続器1では、前記厚さ寸法の被覆材4
aを有するテープ心線4を導入溝25にて収納、クラン
プする場合、ベース2と押さえ蓋5とがほぼ隙間無く密
接状態に閉じられ、導入溝25の深さ寸法t4と、この
導入溝25に収納されるテープ心線4の、前記深さ寸法
t4に対応する寸法(厚さ寸法)との差が零に近いた
め、開放部材6aの厚さ寸法t2と開口溝8の開口幅t
1との差t2−t1も僅かな値が確保されていれば良
く、開放部材6aを開口溝8に圧入すると同時に、ベー
ス2と押さえ蓋5との間が開放され、導入溝25が、被
覆材4aの厚さ寸法よりも若干大きい程度に開放され、
被覆材4bの挿入、取り出しが可能になっている。ここ
で、導入溝25の深さ寸法t4とは、ベース溝10底部
から蓋溝26底部(図6参照)までの離間距離であり、
ベース溝10あるいは蓋溝26のいずれか一方の深さ寸
法に限定されるものでは無い。また、本実施の形態に限
定されず、ベース溝と蓋溝のいずれか一方にのみよって
構成される導入溝も採用可能である。
に開放部材6aを挿抜することにより開閉され、テープ
心線4のクランプおよびクランプ解除を自在に切り替え
ることができるので、突き合わせ接続状態でクランプし
たテープ心線4の接続切り替え等も自在に行うことがで
きる。ところで、この光ファイバ接続器1に適用される
テープ心線4としては、導入溝25内に収納される被覆
材4aの厚さ寸法が300〜320μmになっているも
のが最適である。そして、図9に示すように、開放部材
6aの厚さ寸法t2と、この厚さ寸法t2に対応する、
素子1Aの開口溝8の開口幅t1との差t2−t1は数
μm〜数十μm程度確保されていれば良い。すなわち、
この光ファイバ接続器1では、前記厚さ寸法の被覆材4
aを有するテープ心線4を導入溝25にて収納、クラン
プする場合、ベース2と押さえ蓋5とがほぼ隙間無く密
接状態に閉じられ、導入溝25の深さ寸法t4と、この
導入溝25に収納されるテープ心線4の、前記深さ寸法
t4に対応する寸法(厚さ寸法)との差が零に近いた
め、開放部材6aの厚さ寸法t2と開口溝8の開口幅t
1との差t2−t1も僅かな値が確保されていれば良
く、開放部材6aを開口溝8に圧入すると同時に、ベー
ス2と押さえ蓋5との間が開放され、導入溝25が、被
覆材4aの厚さ寸法よりも若干大きい程度に開放され、
被覆材4bの挿入、取り出しが可能になっている。ここ
で、導入溝25の深さ寸法t4とは、ベース溝10底部
から蓋溝26底部(図6参照)までの離間距離であり、
ベース溝10あるいは蓋溝26のいずれか一方の深さ寸
法に限定されるものでは無い。また、本実施の形態に限
定されず、ベース溝と蓋溝のいずれか一方にのみよって
構成される導入溝も採用可能である。
【0023】しかしながら、例えば、図8(a)に示す
ように、厚さ寸法t=350〜450μmの厚肉の被覆
材4c部分を有するテープ心線4Aを適用する場合は、
開放部材6aを開口溝8に圧入することで、導入溝25
をその深さ方向に、テープ心線4Aの厚さ寸法tよりも
小さいか、あるいは同等程度に押し開くことができる
が、これでは、テープ心線4Aの被覆材4cは、導入溝
25に圧入するか、あるいは挿入が困難な状態に陥る。
そこで、図9に示すように、開放部材6aにかえて、開
放部材6aよりも大きい厚さ寸法t3を有する開放部材
6bを開口溝8に適用し、導入溝25をより大きく開放
させる。すなわち、開放部材6bの厚さ寸法t3と開口
溝8の開口幅t1との差t3−t1が、導入溝25の深
さ寸法t4と、この導入溝25に収納されるテープ心線
4Aの、前記深さ寸法t4に対応する寸法(厚さ寸法、
図8(a)参照)tとの差t4−tよりも大きく、t3
−t1>t4−tの関係を確保する。これにより、開放
部材6bによって開放された導入溝25への被覆材4c
の挿入、収納をスムーズに行うことができる。また、被
覆材4cのクランプ後、再度、開口溝8に開放部材6b
を圧入して導入溝25を押し広げることで、導入溝25
から被覆材4cを容易に引く抜くこともできる。t3−
t1>t4−tの関係を維持する開放部材を、テープ心
線の被覆材の厚さ寸法にそれぞれ対応して用意すれば、
導入溝25形状を変更すること無く、多様な厚さ寸法の
被覆材に幅広く対応することができ、光ファイバ接続器
1に、高い汎用性が得られる。
ように、厚さ寸法t=350〜450μmの厚肉の被覆
材4c部分を有するテープ心線4Aを適用する場合は、
開放部材6aを開口溝8に圧入することで、導入溝25
をその深さ方向に、テープ心線4Aの厚さ寸法tよりも
小さいか、あるいは同等程度に押し開くことができる
が、これでは、テープ心線4Aの被覆材4cは、導入溝
25に圧入するか、あるいは挿入が困難な状態に陥る。
そこで、図9に示すように、開放部材6aにかえて、開
放部材6aよりも大きい厚さ寸法t3を有する開放部材
6bを開口溝8に適用し、導入溝25をより大きく開放
させる。すなわち、開放部材6bの厚さ寸法t3と開口
溝8の開口幅t1との差t3−t1が、導入溝25の深
さ寸法t4と、この導入溝25に収納されるテープ心線
4Aの、前記深さ寸法t4に対応する寸法(厚さ寸法、
図8(a)参照)tとの差t4−tよりも大きく、t3
−t1>t4−tの関係を確保する。これにより、開放
部材6bによって開放された導入溝25への被覆材4c
の挿入、収納をスムーズに行うことができる。また、被
覆材4cのクランプ後、再度、開口溝8に開放部材6b
を圧入して導入溝25を押し広げることで、導入溝25
から被覆材4cを容易に引く抜くこともできる。t3−
t1>t4−tの関係を維持する開放部材を、テープ心
線の被覆材の厚さ寸法にそれぞれ対応して用意すれば、
導入溝25形状を変更すること無く、多様な厚さ寸法の
被覆材に幅広く対応することができ、光ファイバ接続器
1に、高い汎用性が得られる。
【0024】また、t3−t1>t4−tの関係を得る
手段としては、開放部材の厚さ寸法を変更することに限
定されず、開口溝8の開口幅t1を変更することも採用
可能である。すなわち、開口幅t1を狭めることで、開
口溝8に開放部材が圧入された際の導入溝25の開放量
を確保することができ、より厚さ寸法tの大きい被覆材
4Aの収納にも対応でき、これによっても、導入溝25
を変更すること無く、被覆材4Aの厚さ寸法tに幅広く
対応することができる。開口溝8の開口幅t1を変更す
る手段としては、ベース2、押さえ蓋5を交換すること
のみならず、スペーサの内装設置等も可能である。
手段としては、開放部材の厚さ寸法を変更することに限
定されず、開口溝8の開口幅t1を変更することも採用
可能である。すなわち、開口幅t1を狭めることで、開
口溝8に開放部材が圧入された際の導入溝25の開放量
を確保することができ、より厚さ寸法tの大きい被覆材
4Aの収納にも対応でき、これによっても、導入溝25
を変更すること無く、被覆材4Aの厚さ寸法tに幅広く
対応することができる。開口溝8の開口幅t1を変更す
る手段としては、ベース2、押さえ蓋5を交換すること
のみならず、スペーサの内装設置等も可能である。
【0025】図8(b)は、テープ心線4Aの厚さ方向
(図中上下方向)両側の被覆材4cを切削して切削部4
bを形成した例を示す。この場合の光ファイバ接続方法
は、テープ心線4Aを導入溝25から素子1A内に挿入
する前に、被覆材4cの前記導入溝25に収納される部
分に切削部4bを予め形成しておき、次いで、この切削
部4bの形成後、テープ心線4Aを導入溝25から素子
1Aへ挿入し、切削部4bを導入溝25内に収納する。
切削部4bは、テープ心線4A先端の被覆を切削して、
光ファイバ12(一次被覆部12bを含む)を露出させ
る工程等において、被覆材4cの側面を切削すること
で、形成される。切削部4bの形成によって、被覆材4
cの厚さ寸法を、テープ心線4の被覆材4aと同等の3
00〜320μmとすることが好ましい。この切削部4
bの形成により、光ファイバ接続器1を用いて、テープ
心線4A同士を突き合わせ接続しても、導入溝25で
は、テープ心線4の被覆材4aを収納した時と同じであ
り、導入溝25、開口溝8等を変更する必要が無い。な
お、光ファイバ12の一次被覆部12bは、径250μ
mの単心線であり、被覆材4cの中央部に固定されてお
り、切削部4bは、この一次被覆部12b近傍まで形成
可能である。
(図中上下方向)両側の被覆材4cを切削して切削部4
bを形成した例を示す。この場合の光ファイバ接続方法
は、テープ心線4Aを導入溝25から素子1A内に挿入
する前に、被覆材4cの前記導入溝25に収納される部
分に切削部4bを予め形成しておき、次いで、この切削
部4bの形成後、テープ心線4Aを導入溝25から素子
1Aへ挿入し、切削部4bを導入溝25内に収納する。
切削部4bは、テープ心線4A先端の被覆を切削して、
光ファイバ12(一次被覆部12bを含む)を露出させ
る工程等において、被覆材4cの側面を切削すること
で、形成される。切削部4bの形成によって、被覆材4
cの厚さ寸法を、テープ心線4の被覆材4aと同等の3
00〜320μmとすることが好ましい。この切削部4
bの形成により、光ファイバ接続器1を用いて、テープ
心線4A同士を突き合わせ接続しても、導入溝25で
は、テープ心線4の被覆材4aを収納した時と同じであ
り、導入溝25、開口溝8等を変更する必要が無い。な
お、光ファイバ12の一次被覆部12bは、径250μ
mの単心線であり、被覆材4cの中央部に固定されてお
り、切削部4bは、この一次被覆部12b近傍まで形成
可能である。
【0026】また、切削部4bは、図8(c)に示すよ
うに、被覆材4cの厚さ方向片側のみに形成することも
可能である。被覆材4cの厚さ寸法tが極端に大きい場
合、導入溝25内に位置決め収納したテープ心線4A
が、調心機構7の調心軸線に対して大きく位置ずれを生
じる可能性があり、この位置ずれが、調心機構7での光
ファイバ12の位置決め調心に影響を与えたり、屈曲等
による光伝送性能の低下を招くといったおそれがある
が、図8(b)、(c)に示したように、被覆材4cに
形成した切削部4bを導入溝25内に収納すると、調心
軸線に対する位置ずれを緩和あるいは解消でき、光ファ
イバ12の位置決め調心精度等に影響を与える心配が無
い。これにより、厚さ寸法tの大きい被覆材4cを備え
たテープ心線4A同士であっても、光ファイバ接続器1
に変更を加えることなく突き合わせ接続することができ
る。また、切削部4bの大きさ(切削深さ)を調整する
ことで、光ファイバ接続器1に変更を加えることなく、
テープ心線の被覆材の各種厚さ寸法に容易に対応できる
ため、光ファイバ接続器1に高い汎用性が得られる。
うに、被覆材4cの厚さ方向片側のみに形成することも
可能である。被覆材4cの厚さ寸法tが極端に大きい場
合、導入溝25内に位置決め収納したテープ心線4A
が、調心機構7の調心軸線に対して大きく位置ずれを生
じる可能性があり、この位置ずれが、調心機構7での光
ファイバ12の位置決め調心に影響を与えたり、屈曲等
による光伝送性能の低下を招くといったおそれがある
が、図8(b)、(c)に示したように、被覆材4cに
形成した切削部4bを導入溝25内に収納すると、調心
軸線に対する位置ずれを緩和あるいは解消でき、光ファ
イバ12の位置決め調心精度等に影響を与える心配が無
い。これにより、厚さ寸法tの大きい被覆材4cを備え
たテープ心線4A同士であっても、光ファイバ接続器1
に変更を加えることなく突き合わせ接続することができ
る。また、切削部4bの大きさ(切削深さ)を調整する
ことで、光ファイバ接続器1に変更を加えることなく、
テープ心線の被覆材の各種厚さ寸法に容易に対応できる
ため、光ファイバ接続器1に高い汎用性が得られる。
【0027】このように、この光ファイバ接続器1によ
れば、厚肉の被覆材4cを有するテープ心線4Aの厚さ
寸法tに対応して、(a)開放部材6a、6bを選択使
用すること、(b)開口溝8の開口幅t1を調整するこ
と、(c)テープ心線4Aの被覆材4cに切削部4bを
形成することによって、導入溝25に変更を加えること
無く、厚肉の被覆材4cを備えるテープ心線4A同士を
効率良く突き合わせ接続することができる。また、導入
溝25を変更しないことにより、厚さ寸法300〜32
0μmの被覆材4aを備えたテープ心線4同士の突き合
わせ接続に適用することも可能であり、被覆材の厚さ寸
法に対して高い汎用性が得られる。また、この光ファイ
バ接続器1では、対向する両側の導入溝25のそれぞれ
に対応して、端部蓋21とベース2との間を開放するた
めの開口溝8が設けられているから、この開口溝8の開
口幅t1や、この開口部8に適用する開放部材の厚さ寸
法t2またはt3を調整することで、導入溝25個別
に、導入されたテープ心線の被覆材厚さ寸法に対応する
ことができ、例えば、被覆材厚さ寸法が異なるテープ心
線同士の接続も可能である。
れば、厚肉の被覆材4cを有するテープ心線4Aの厚さ
寸法tに対応して、(a)開放部材6a、6bを選択使
用すること、(b)開口溝8の開口幅t1を調整するこ
と、(c)テープ心線4Aの被覆材4cに切削部4bを
形成することによって、導入溝25に変更を加えること
無く、厚肉の被覆材4cを備えるテープ心線4A同士を
効率良く突き合わせ接続することができる。また、導入
溝25を変更しないことにより、厚さ寸法300〜32
0μmの被覆材4aを備えたテープ心線4同士の突き合
わせ接続に適用することも可能であり、被覆材の厚さ寸
法に対して高い汎用性が得られる。また、この光ファイ
バ接続器1では、対向する両側の導入溝25のそれぞれ
に対応して、端部蓋21とベース2との間を開放するた
めの開口溝8が設けられているから、この開口溝8の開
口幅t1や、この開口部8に適用する開放部材の厚さ寸
法t2またはt3を調整することで、導入溝25個別
に、導入されたテープ心線の被覆材厚さ寸法に対応する
ことができ、例えば、被覆材厚さ寸法が異なるテープ心
線同士の接続も可能である。
【0028】なお、多心光ファイバとしては、テープ心
線以外、例えば、複数本の単心光ファイバを結束したも
の等であってもよい。前記実施の形態の光ファイバ接続
器1は、テープ心線4、4Aと複数本の単心光ファイバ
とを光接続すれば、テープ心線4、4Aの単心分岐器と
しても利用することができる。この場合、単心光ファイ
バに対応して、単心光ファイバの挿入側を単心光ファイ
バの位置決めに有利な構造に変更することも可能であ
る。本発明の光ファイバ接続器は、多心光ファイバに対
応するものに限定されず、単心光ファイバ同士を接続す
るものも含む。この場合には、調心機構を一つのみ備
え、単心の光ファイバに対応する導入溝を備えた構成が
採用される。t3−t1>t4−tの関係を得る手段と
しては、前述の(a)厚さ寸法の異なる開放部材を選択
使用すること、(b)開口溝の開口幅を調整すること、
(c)光ファイバの被覆材に切削部を形成することに限
定されず、それ以外の手段も採用可能である。要は、導
入溝を変更すること無く、光ファイバの径寸法や厚さ寸
法に対応して、t3−t1>t4−tの関係を得ること
が重要であり、例えば、開放部材にキャップを装着する
ことで、厚さ寸法を調整する等の手段も採用可能であ
る。
線以外、例えば、複数本の単心光ファイバを結束したも
の等であってもよい。前記実施の形態の光ファイバ接続
器1は、テープ心線4、4Aと複数本の単心光ファイバ
とを光接続すれば、テープ心線4、4Aの単心分岐器と
しても利用することができる。この場合、単心光ファイ
バに対応して、単心光ファイバの挿入側を単心光ファイ
バの位置決めに有利な構造に変更することも可能であ
る。本発明の光ファイバ接続器は、多心光ファイバに対
応するものに限定されず、単心光ファイバ同士を接続す
るものも含む。この場合には、調心機構を一つのみ備
え、単心の光ファイバに対応する導入溝を備えた構成が
採用される。t3−t1>t4−tの関係を得る手段と
しては、前述の(a)厚さ寸法の異なる開放部材を選択
使用すること、(b)開口溝の開口幅を調整すること、
(c)光ファイバの被覆材に切削部を形成することに限
定されず、それ以外の手段も採用可能である。要は、導
入溝を変更すること無く、光ファイバの径寸法や厚さ寸
法に対応して、t3−t1>t4−tの関係を得ること
が重要であり、例えば、開放部材にキャップを装着する
ことで、厚さ寸法を調整する等の手段も採用可能であ
る。
【0029】調心機構としては、マイクロキャピラリー
が設置されたV溝またはV溝以外の位置決め溝や、精密
ロッド、精密ボールを用いた調心構造の適用も可能であ
る。また、調心機構に収納した光ファイバの調心軸線方
向への移動を許容する構成としては、前記実施の形態に
限定されず、ベース上面や押さえ蓋下面の摩擦係数、ク
ランプ手段のクランプ力等によっては、光ファイバをク
ランプした時にベースと押さえ蓋との間に隙間が形成さ
れる構成も採用可能である。
が設置されたV溝またはV溝以外の位置決め溝や、精密
ロッド、精密ボールを用いた調心構造の適用も可能であ
る。また、調心機構に収納した光ファイバの調心軸線方
向への移動を許容する構成としては、前記実施の形態に
限定されず、ベース上面や押さえ蓋下面の摩擦係数、ク
ランプ手段のクランプ力等によっては、光ファイバをク
ランプした時にベースと押さえ蓋との間に隙間が形成さ
れる構成も採用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の光
ファイバ接続器によれば、厚さ寸法の異なる開放部材を
選択使用すること、開口溝の開口幅を調整すること等に
よって、開放部材の厚さ寸法(t3)と、この厚さ寸法
(t3)に対応する前記開口溝の開口幅(t1)との差
(t3−t1)が、前記導入溝の深さ寸法(t4)と、
この導入溝に収納される光ファイバの、前記深さ寸法
(t4)に対応する寸法(t)との差(t4−t)より
も大きくなっている関係を得ることで、光ファイバ寸法
に対応するので、導入溝に変更を加えること無く、光フ
ァイバの被覆材の肉厚に対応して、光ファイバの挿入、
収納、引き抜きを常に効率良く行うことができ、被覆厚
に幅広く対応して、高い汎用性が得られるといった優れ
た効果を奏する。
ファイバ接続器によれば、厚さ寸法の異なる開放部材を
選択使用すること、開口溝の開口幅を調整すること等に
よって、開放部材の厚さ寸法(t3)と、この厚さ寸法
(t3)に対応する前記開口溝の開口幅(t1)との差
(t3−t1)が、前記導入溝の深さ寸法(t4)と、
この導入溝に収納される光ファイバの、前記深さ寸法
(t4)に対応する寸法(t)との差(t4−t)より
も大きくなっている関係を得ることで、光ファイバ寸法
に対応するので、導入溝に変更を加えること無く、光フ
ァイバの被覆材の肉厚に対応して、光ファイバの挿入、
収納、引き抜きを常に効率良く行うことができ、被覆厚
に幅広く対応して、高い汎用性が得られるといった優れ
た効果を奏する。
【0031】請求項2記載の光ファイバ接続方法では、
光ファイバの被覆材に切削部を形成することで、光ファ
イバの被覆材を導入溝に容易に対応させることができ、
多様な寸法を有する光ファイバを同一の光ファイバ接続
器を用いて効率良く接続することができ、光ファイバ接
続器の汎用性が向上するといった優れた効果を奏する。
光ファイバの被覆材に切削部を形成することで、光ファ
イバの被覆材を導入溝に容易に対応させることができ、
多様な寸法を有する光ファイバを同一の光ファイバ接続
器を用いて効率良く接続することができ、光ファイバ接
続器の汎用性が向上するといった優れた効果を奏する。
【図1】 本発明の光ファイバ接続器の実施の形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】 図1のA−A線断面矢視図である。
【図3】 図1の光ファイバ接続器のベースを示す斜視
図である。
図である。
【図4】 図1の光ファイバ接続器のベースを示す平面
図である。
図である。
【図5】 図2のB−B線断面矢視図である。
【図6】 図2のC−C線断面矢視図である。
【図7】 図2のD−D線断面矢視図である。
【図8】 本発明の光ファイバ接続方法の1実施の形態
を示す図であって、(a)は、厚肉の被覆材を備えたテ
ープ心線を示す正面図、(b)は、厚さ方向両側に切削
部を形成した状態を示す正面図、(c)は厚さ方向片側
のみに切削部を形成した状態を示す正面図である。
を示す図であって、(a)は、厚肉の被覆材を備えたテ
ープ心線を示す正面図、(b)は、厚さ方向両側に切削
部を形成した状態を示す正面図、(c)は厚さ方向片側
のみに切削部を形成した状態を示す正面図である。
【図9】 導入溝深さt4、開口溝の開口幅t1、開放
部材の厚さ寸法t2、t3の関係を示す断面図である。
部材の厚さ寸法t2、t3の関係を示す断面図である。
【図10】 従来例の光ファイバ接続器を示す正断面図
である。
である。
1…光ファイバ接続器、1A…素子、2…ベース、4,
4A…光ファイバ(光ファイバテープ心線)、4a,4
c…被覆材、4b…切削部、5…押さえ蓋、6…クラン
プ手段(C型バネ)、6a,6b…開放部材、7…調心
機構、調心溝(V溝)、8…開口溝、12…光ファイ
バ、25…導入溝。
4A…光ファイバ(光ファイバテープ心線)、4a,4
c…被覆材、4b…切削部、5…押さえ蓋、6…クラン
プ手段(C型バネ)、6a,6b…開放部材、7…調心
機構、調心溝(V溝)、8…開口溝、12…光ファイ
バ、25…導入溝。
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバ(4、4A)同士を突き合わ
せ接続する光ファイバ接続器であって、 ベース(2)および押さえ蓋(5)からなる二つ割り構
造に構成され、前記光ファイバを挟み込む素子(1A)
と、 該素子の対向する両側に開口された導入溝(25)から
挿入された前記光ファイバ先端の被覆材(4a、4c)
を除去して露出させた1本または複数本の光ファイバ
(12)同士を、前記ベースおよび前記押さえ蓋の間に
て突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構
(7)と、 前記ベースおよび前記押さえ蓋を挟み込んでクランプ力
を付与するクランプ手段(6)とを具備し、 前記素子の側面には、前記ベースおよび前記押さえ蓋の
間を開放するための楔状の開放部材(6a、6b)が、
前記クランプ手段のクランプ力に抗して挿抜可能に押し
込まれる開口溝(8)が開口され、 前記開放部材の厚さ寸法(t3)と、この厚さ寸法(t
3)に対応する前記開口溝の開口幅(t1)との差(t
3−t1)が、前記導入溝の深さ寸法(t4)と、この
導入溝に収納される光ファイバの、前記深さ寸法(t
4)に対応する寸法(t)との差(t4−t)よりも大
きくなっていることを特徴とする光ファイバ接続器
(1)。 - 【請求項2】 ベース(2)および押さえ蓋(5)から
なる二つ割り構造に構成され、前記ベースおよび前記押
さえ蓋の間に前記光ファイバを挟み込む素子(1A)
と、 該素子の対向する両側に開口された導入溝(25)から
挿入された前記光ファイバ(4)先端の被覆材(4a、
4c)を除去して露出させた1本または複数本の光ファ
イバ(12)同士を、前記ベースおよび前記押さえ蓋の
間にて突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構
(7)と、 前記ベースおよび前記押さえ蓋を挟み込んでクランプ力
を付与するクランプ手段(6)とを具備し、 光ファイバ(4、4A)同士を突き合わせ接続する光フ
ァイバ接続器を用いた光ファイバ接続方法であって、 前記導入溝に挿入される前記光ファイバ(4、4A)
の、前記導入溝の深さ方向片側または両側の被覆を切削
して切削部(4b)を形成した後、この光ファイバを前
記導入溝から前記素子内に挿入して、前記切削部を前記
導入溝に収納することを特徴とする光ファイバ接続方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5869298A JPH11258443A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 光ファイバ接続器および光ファイバ接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5869298A JPH11258443A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 光ファイバ接続器および光ファイバ接続方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11258443A true JPH11258443A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13091608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5869298A Pending JPH11258443A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 光ファイバ接続器および光ファイバ接続方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11258443A (ja) |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP5869298A patent/JPH11258443A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040412 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040419 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20040528 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |