JPH11258525A - ファインダ光学系 - Google Patents
ファインダ光学系Info
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- JPH11258525A JPH11258525A JP10375742A JP37574298A JPH11258525A JP H11258525 A JPH11258525 A JP H11258525A JP 10375742 A JP10375742 A JP 10375742A JP 37574298 A JP37574298 A JP 37574298A JP H11258525 A JPH11258525 A JP H11258525A
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Abstract
する。 【解決手段】 焦点板に結像した被写体像を観察するフ
ァインダ光学系において、焦点板1から観察者の瞳孔に
至るまでの光路中に、正立像形成用の像反転部材2とプ
ラスチック材料から成る接眼レンズ3とを備え、接眼レ
ンズ3のレンズ面のうちの少なくとも1つのレンズ面を
回折光学面とする。
Description
れる簡易な構成のファインダ光学系に関するものであ
る。
像された被写体像を観察する接眼レンズの簡略な構成は
従来から種々提案されている。
れているのは、比較的低分散の正レンズと比較的高分散
の負レンズを接合して全体として正の屈折力を持つ接合
レンズとしたものである。
ては、より低コストに構成するために、接眼レンズを簡
略化して1枚のプラスチックレンズのみにより構成する
光学系も多々見られるようになってきている。
ダウンを図るために、正立像形成用の光学系としてガラ
ス材料のプリズムの代りに、反射鏡を組合わせた光学系
を採用した構成を実現したものもある。
の光路長に依存してファインダ倍率が低下することを防
止するために、接眼レンズを正レンズと負レンズの2枚
のレンズにより構成したものが、例えば特開平2−18
17213号公報や同6−235870号公報に提案さ
れている。
ては、例えば特開平6−324262号公報を挙げるこ
とができる。この発明では、写真撮影用の光学系の一部
のレンズ面を回折光学面として諸収差の更なる改善を図
っている。
回折光学面としたものとして、例えば米国特許第544
6588号公報を挙げることができ、3枚構成の接眼レ
ンズのレンズ面の少なくとも1面を回折光学面として、
球面収差を含む諸収差の一層の改善を図って、長いアイ
レリーフと広い見掛け視界の双方を同時に確保した高性
能の接眼レンズが開示されている。
に回折光学面を設けた例として、例えば特開平9−28
1414号公報、同9−281416号公報がある。
は撮影系の小型化に準じて、それに装着される外部ファ
インダも小型なものが要求されている。小型なファイン
ダの達成には、レンズ枚数の削減と共に各レンズの屈折
力の増加を行わなければならず、結果として高性能な光
学系の達成は困難となってくる。また、その改善のため
にはレンズを硝子材料として、屈折率及び分散値の選択
範囲の拡大により、性能改善に有利とすることが考えら
れる。
に開示されているように、レンズシャッタ等用の外部フ
ァインダの光学部品は、コストの低減及び生産性を考慮
してプラスチック材料が使用されることが多い。従っ
て、コスト及び生産性を犠牲にせず、光学系の高性能
化、小型化を達成することが重要となってくる。
従来例(1) 〜(6) には、それぞれ次のような問題点があ
る。
較的低分散の正レンズと比較的高分散の負レンズを接合
して全体として正の屈折力を持つ接合レンズとして、こ
れらのレンズ間の分散の差を利用して主として倍率色収
差を補正して、視野内の高コントラストの被写体や視野
枠の色の滲みを低減させて見易いファインダを実現して
いる。しかしながら、このような構成では接眼レンズを
大幅に低コストとすることは実質的に不可能である。
では接眼レンズを1枚のプラスチックレンズにより構成
して、射出成形によって製作することにより大幅なコス
トダウンを図ったものが、コスト面の要求により多々見
られるようになってきている。しかし、当然のことなが
ら、このような構成では通常の屈折光学系においては色
収差の補正は実質的には不可能となり、ファインダの見
易さを低下させるという問題がある。
用の光学部材を反射鏡により構成し、かつ接眼レンズを
2枚のレンズより構成したものを開示している。このよ
うな構成のファインダ光学系においても、2枚の接眼レ
ンズを比較的低分散の正レンズと比較的高分散の負レン
ズの組合わせとして構成すれば色収差の補正は可能とな
るが、接眼レンズを略同等の材料を用いた2枚のプラス
チックレンズにより構成して、カメラのコストダウンを
図る際には、これも難しくなる。
うに比較的低分散のプラスチック材料を用い、負レンズ
にポリカーボネート樹脂などの比較的高分散材料を用い
るようにすれば、ファインダ光学系の色収差の補正は可
能となるが、ポリカーボネート樹脂は機械的強度に若干
の問題があり、その対策を講ずるとコストメリットがな
くなり使用に適さない。
用いた光学系は、複数のレンズを有する光学系において
発生する諸収差をより良好に補正することを目的とし、
光線収差を補正する際の自由度の1つとして回折光学面
を使用している。回折光学面はこのようにレンズ枚数を
削減するための自由度として、従来からよく知られてい
る非球面と同様に用いることもできるが、回折光学面の
特性をより効果的に応用する使用法として、色収差の補
正のみに用いるようにすることも考えられる。
ンズによって像を反転させており、反射を利用して像を
反転するものではなく、光路長が長くなる問題点があ
る。
ダ光学系の接眼レンズでは特に大きい見掛け視界や特に
長いアイレリーフなどの高仕様を要求されない場合が一
般的であって、単レンズの接眼レンズであっても通常は
色収差を除いて種々の光線収差の残存量は少なく問題と
はならない程度に補正されているものが多い。
ものとして、残存色収差の大小が関わりを持っており、
この量が大きいと観察物体の輪郭に色滲みがでたり、フ
レア成分が発生したりして良いファインダ像の見え方に
はならない。
素子においては、実像ファインダの光学性能の改善のた
めは、正の屈折力と負の屈折力を有するレンズ群の組み
合わせを配置することにより行われる。諸収差の補正を
小さく、バランス良く行うにはレンズ枚数の増加を招い
てしまう。また、光学性能を維持しながら、レンズ枚数
の削減を行うためには、非球面レンズの導入が有効とな
る。しかしながら色収差に関しては、その補正のために
レンズの正負屈折力とその材質の異なる分散値が組み合
わせにより決定され、非球面レンズの導入においてもそ
の補正効果は望めない。
題点を解消し、簡易な構成であって低コストで実現で
き、かつ接眼レンズで発生する色収差を特に良好に補正
して見易いファインダを実現することの可能なファイン
ダ光学系を提供することにある。
の問題点を解消し、実像式ファインダの性能改善し、特
に構成枚数が少なくコンパクトで色収差を良好に補正す
るファインダ光学系を提供することにある。
の本発明に係るファインダ光学系は、対物光学ユニット
によって形成された像を光の反射作用を用いて反転する
像反転光学ユニットと、該像反転光学ユニットからの光
が入射する接眼光学ユニットを備えるファインダ光学系
であって、回折光学面とを有することを特徴とする。
詳細に説明する。図1に示すように、実施例に係るファ
インダ光学系においては、焦点板1から観察者の瞳孔位
置eに至るまでの光路中に、反射を利用して像反転を行
うペンタプリズム等の像反転部材2と、プラスチック材
料等から成る1枚又は2枚で構成した接眼レンズ3を備
え、接眼レンズ3のレンズ面のうちの少なくとも1つの
レンズ面を回折光学面としている。
インダ光学系を構成する接眼レンズの部品を増やすこと
なく、主として接眼レンズ3で発生する倍率色収差を良
好に補正して、見易いファインダが実現できる。また、
このような構成とした際にも、接眼レンズ3は射出成形
等により製作することができるため、大幅なコストアッ
プをすることがない。
れぞれのアッベ数をν1 、ν2 としたとき、次の条件式
を満足するようにすると、特にその効果が顕著となる。 0.8<ν1 /ν2 <1.25 …(1)
は類似種の光学材料から構成する実施形態を想定したも
のである。機械的強度等をより重視したプラスチック光
学材料のみを使用する場合には、屈折光学系のみでは色
収差の補正が困難となるために回折光学面を用いるのが
特に効果的となる。
よって発生する倍率色収差を補正するような構成とする
ことが望ましい。一般的な場合に、特に接眼レンズ3が
1枚の正レンズなどのように少枚数のレンズで構成され
ている場合には、このレンズの屈折作用によって、ファ
インダ光学系の倍率色収差がアンダ補正となっているた
めである。
Hを光軸からの距離、φ(H)をHにおける位相、λを
基準波長(d線)としたとき、次式で表すことができ
る。 φ(H)=(2π/λ)/(C2 ・H2 +C4 ・H4 +C6 ・H6 +C8 ・H8 ) …(2)
ることにより、回折光学面の近軸的な光学的パワー及び
基準波長に対する色収差を制御することが可能である。
また、位相係数C4 以降の高次の項の係数は、回折光学
面の光線入射高に対する光学的パワーの変化を非球面と
類似した効果を得ると同時に、光線入射高の変化に応じ
て基準波長に対する色収差の制御を行うことを可能とす
る。そして、何れの場合においても、小さな光学的パワ
ーの変化に対して大きな色収差変化を得ることが可能と
なる。
ように非球面を用いた際の諸収差の補正と、通常の非球
面では実現できなかった色収差の制御を同時に実現する
ことが可能となる。このような回折光学面の特長を用い
ることにより、少ない数のレンズのみを用いて構成する
場合においても、特に倍率色収差を良好に補正すること
が可能となる。
νd は、d線、C線、F線に対する屈折率をそれぞれ、
Nd 、NC 、NF としたとき、次式で表される。 νd =(Nd −1)/(NF −NC )
光学系を構成する各レンズの光学的パワーψi 、アッベ
数をνi を略々、 Σ(ψi /νi )=0 …(3) なる関係とすることであるが、通常の光学材料のアッベ
数は何れも正の値を持つため、全体として所定の正の光
学的パワーを有する屈折光学系を構成する際に、光学系
を単レンズ、或いは同符号の光学的パワーを持つレンズ
のみで構成した場合や、略々同じ分散値を有する光学材
料のみを用いて構成する場合には、この式(3) を満足す
ることはできない。
の分散値に相当する値νd で表すと、d線、C線、F線
に対する波長をそれぞれ、λd 、λc 、λF としたと
き、 νd =λd /(λF −λc ) となり、各波長の値から、λd =−3.45となる。
ける近軸的な一次回折光の光学的パワーψは、回折光学
素子の位相を表す式(2) から2次の項の係数をC2 とし
たとき、 ψ=−2・C2 と表すことができる。
ては、 Σ(ψi /νi )+Σ(2・C2i/3.45)=0 …(4) を簡略的な色収差の補正条件と見做すことができ、屈折
光学系を簡易な構成とした際にも色収差を良好に補正す
ることが可能と なる。
における光学的パワーをψE 、第i番目の回折光学面の
近軸的な光学的パワーをψBiとしたとき、回折光学面の
形状を次の条件式を満足するように構成することが望ま
しい。 0.005<ΣψBi/ψE <0.040 …(5)
ーの和と接眼レンズ3の標準視度における光学的パワー
の比を規定する式であって、主としてプラスチック光学
材料を用いて光学系を構成したとき、回折光学面の2次
項を適切な値とすることによって回折光学面の光学的パ
ワーを適切に設定し、色収差を良好に補正するための条
件式である。条件式(5) は回折光学面を複数面に用いる
場合を想定した式となっているが、以下に提示する実施
例において開示するように、1面のみを回折光学面とす
ることによっても、十分に色収差の補正は可能となる。
実施例1のレンズ断面図を示している。なお、図2にお
いて、R1、R2、R3、…は各光学部材面の曲率半
径、D1、D2、D3、…は各面間隔を表している。
の正の光学的パワーを有するプラスチックレンズから構
成し、その観察側のレンズ面を前述の条件式を満足する
回折光学面として倍率色収差の低減を図っている。図3
はこの実施例1のファインダ光学系を後述する数値例1
とした場合の収差図である。
インダ光学系において、接眼レンズ3に回折光学面を設
けていない場合の光学系のレンズ断面図であり、図5は
この光学系を後述する類似例1とした場合の収差図を示
している。
な外形形状は殆ど変わらない構成でありながら、図3、
図5の収差図から明らかなように、実施例1の光学系で
は倍率色収差が良好に補正されている。
1枚のプラスチックレンズによって構成し、かつその一
方のレンズ面を回折光学面とすることによって、極めて
簡易な構成で殆どコストアップすることなく、色収差の
良好に補正された見易いファインダを実現することに成
功している。
ズから成る接眼レンズ3の瞳孔e側のレンズ面を回折光
学面としており、図4に示す類似例ではこの回折光学面
を略同等の近軸的な光学的パワーを持った屈折面に置換
している。実施例1の回折光学面は、このように近軸的
には比較的弱い正の光学的パワーを有するレンズ面とし
て作用し、図3に示すように特にファインダ光学系の諸
収差を良好に補正するレンズ面としても作用している。
なお、回折光学面は接眼レンズ3の焦点板1側のレンズ
面としてもよい。
図、図7は先のファインダ光学系を展開したレンズ断面
図を示し、実施例1と同符号のものは同様の部材であ
る。この実施例2では正立像形成用の光学系として反射
鏡の組合わせによる像反転部材2を用いている。また、
接眼レンズ3は正の光学的パワーを有する第1レンズ3
aと負の光学的パワーを有する第2レンズ3bの2枚の
同種類の材料を用いたプラスチックレンズから構成され
ていて、接眼レンズ3の主点位置を焦点板1側に配置さ
せることによってファインダ倍率の低下を防止する構成
としている。そして、この実施例2では接眼レンズ3の
4つのレンズ面のうち最も観察側のレンズ面を回折光学
面としている。また、図8は実施例2のファインダ光学
系の諸収差図を示している。
例2)の光学系において、接眼レンズ3に回折光学面を
設けていない場合の光学系のレンズ断面図であり、図1
0はこの光学系の収差図を示している。図8及び図10
の収差図から明らかなように、本実施例では若干の軸上
色収差は残存するものの、前述の実施例1の場合と同様
に倍率色収差は特に良好に補正されている。
開したレンズ断面図を示し、この実施例3は実施例2と
ほぼ同様の構成となっており、接眼レンズ3の4つのレ
ンズ面のうち最も焦点板1側のレンズ面を回折光学面と
している。図12は実施例3の収差図を示し、軸上色収
差、倍率色収差は共に良好に補正されている。
4はコンデンサレンズを示している。この実施例4で
は、正立像形成用の光学系としてペンタプリズムから成
る像反転部材2を用いており、また接眼レンズ3は負の
光学的パワーを有する第1レンズ3aと正の光学的パワ
ーを有する第2レンズ3bの2枚の同種類の材料を用い
たプラスチックレンズから構成されていて、第1レンズ
3aを光軸上を移動させてファインダの視度を可変とす
る構成している。
標準状態、図13(b) は視度が概略−2.5ディオプタ
の状態、図13(c) は視度が概略+0.5ディオプタの
状態をそれぞれ示している。この実施例4では、接眼レ
ンズ3の4つのレンズ面のうち最も焦点板1側のレンズ
面を回折光学面としている。
(a) 、(b) 、(c) はそれぞれ図13(a) 、(b) 、(c) の
状態に対応している。
述の類似例4)のファインダ光学系において、接眼レン
ズ3に回折光学面を設けていない場合の光学系のレンズ
断面図であり、図15(a) 〜(c) は図13の場合と対応
している。図16(a) 〜(c)はこの光学系の収差図を示
し、同様に図14の場合と対応している。
施例4は何れの状態(視度)においても、実施例3の場
合と同様に倍率色収差は特に良好に補正されている。
レンズ3はアクリル樹脂を用いて構成したが、スチレン
樹脂やポリカーボネート樹脂を用いてもよいし、回折光
学面を設ける基板材料として光学ガラスを用いる場合も
当然のことながら考えられる。また、異なった光学材料
による複数枚のレンズを接眼レンズ3に用いる場合もあ
り得る。
像反転光学系を用いた実像式ファインダ光学系を示し、
また像反転光学系はポロプリズムのような他の形状の像
反転プリズム又はミラーを用いてもよい。この場合に、
回折光学面は1次結像面と人間の瞳孔e間の接眼光学系
のレンズやカバーガラスに付加する他に、そこに配置さ
れるポロプリズムやダハプリズム等に付加させることに
よっても、同じ効果を得ることができる。
この図18において、11、12は対物光学系、13は
図17のAに示すようなプリズムとフィールドレンズを
兼ねる光学素子であり、図18では便宜上直線状に描い
ている。また、14は視野枠を示しており、この視野枠
14の近傍に対物光学系11、12による1次結像面が
形成される。また、視野枠14の周辺には、カメラのシ
ャッタ速度や絞り値、AF情報等が液晶やLED等によ
り表示されている。15は像反転プリズムであり、図1
7のペシャンダハプリズムBに相当し、図18では便宜
上直線状に描いている。16は接眼レンズを示してお
り、この接眼レンズ16を通して瞳孔eにより視野像、
視野枠14、視野枠外の情報表示を観察する。
12により結像される1次結像面と視界を制限する視野
枠14を同時に接眼光学系で観察するために、視界の見
えの良さと、視野枠14や視野枠外表示部の見えの良さ
が要求される。それらを両立させるためには、接眼光学
系の曲率を有する面に回折光学面を用いることにより、
軸上色収差、倍率色収差を低減せることが可能となる。
る面で発生することより、その面に回折光学面を用いれ
ば色収差を同一面で補正することができるために、収差
補正上、都合が良いことと、回折光学面に曲率を付加さ
れていることは、色収差以外の収差の球面収差やコマ収
差等を最小レンズ枚数で良好に補正することが可能とな
る。
による光学的パワーをψd 、回折光学面が形成された面
(曲面)の屈折作用による光学的パワーをψr としたと
き、次式の範囲にすることが好ましい。 0.02<|ψd /ψr |<0.60 …(6)
と倍率色収差をバランス良く補正することが難しくな
り、逆に上限を超えるとコマ収差と倍率色収差をバラン
ス良く補正することが難しくなってくる。また、接眼光
学系にプラスチックレンズを使用した場合に、材質の自
由度が無いことや、屈折率がガラス材料に比べると低い
ものしか無いために、正光学的パワーのみのレンズ構成
となり、色消しが困難である。また、プラスチックレン
ズは型成形で製作されるために、光学面の型上に回折光
学面を付加することにより容易に製作が可能である。従
って、プラスチックレンズを使った接眼光学系には回折
光学面を用いることが好ましい。
に、平行平板のカバーガラスが設けられている場合が多
い。また、回折光学面は型成形やレプリカ等で製作され
るために、原板の型を作る必要があり、高精度の微細加
工を必要とするために、曲率がある面よりも平面部の方
が高精度に製作でき、かつ作業性が良い。従って、回折
光学面を接眼光学系の平行平板に付加することは製造的
には有利である。
示部の見えの良さの向上のために光学性能を上げるに
は、接眼光学系に回折光学面を用いると同時に、実施例
5のように対物光学系11、12の一部の面に回折光学
面を用いることにより、更なる性能の向上が図れる。
ψe 、接眼光学系の回折光学面の光学的パワーをψd と
するとき、次式の範囲にすることが好ましい。 0.02<|ψd /ψe |<0.15 …(7)
補正不足となり、倍率色収差とのバランスが悪くなり、
下限を超すと色収差が補正過剰となり、他の収差、例え
ば球面収差等とのバランスが悪くなってしまう。
の両方に回折光学面を入れた場合に、それぞれ対物光学
系11、12及び接眼光学系の回折光学面の光学的パワ
ーをそれぞれψo 、ψd とすると、次式の範囲にするこ
とが好ましい。 0.08<|ψd /ψo |<0.4 …(8)
4、視野枠外表示部の倍率色収差が劣化し、上限を超え
ると視野像の軸上色収差が大きくなり見えが劣化する。
9はその収差図を示している。なお、前述したように実
施例5は接眼光学系、対物光学系11、12の双方に回
折光学面を有しているが、以下の実施例6〜8では接眼
光学系のみに回折光学面を有している。
実施例6〜8のレンズ断面図を示し、図21、図23、
図25はそれぞれ後述する数値例による実施例6〜8の
収差図を示している。
れらの数値例において、Ri、Diは物体側より順に第
i番目の面の曲率半径とレンズ厚又は空気間隔を示し、
Niとνiはそれぞれ物体側より順に第i番目のレンズ
の屈折率とアッベ数を示している。なお、◎印を付した
レンズ面は回折光学面、*印を付したレンズ面は非球面
を表すものとする。
る。 X=( H2 /R)/[ 1 +{ 1−(1+K)(H/
R)2}1/2]+BH4 +CH6 +DH8
変位置、Hは光軸からの距離、Rは曲率半径、K、B、
C、Dは非球面係数である。
格子形状は図26に示すキノフォーム形状をしている。
回折格子の構成は、基材21の表面に紫外線硬化樹脂を
塗布し、樹脂部22に波長530nmで1次回折効率が
100%となるような格子厚dの回折格子23を形成し
ている。図27は図26に示す回折光学素子の1次回折
効率の波長依存特性であり、この図27で明らかなよう
に、設計次数での回折効率は最適化した波長530nm
から離れるに従って低下し、一方で設計次数近傍の次数
0次、2次回折光が増大している。この設計次数以外の
回折光の増加はフレアとなり、光学系の解像度の低下に
つながる。
層型の回折格子を回折光学面の格子形状とすることもで
きる。具体的な構成としては、基材21上に紫外線硬化
樹脂(nd =0.499、 νd =54)から成る第1の
回折格子24を形成し、その上に別の紫外線硬化樹脂
(nd =1.598、 νd =28)から成る第2の回折
格子25を形成している。この材質の組み合わせでは、
第1の回折格子24の格子厚d1はd1=13.8μ
m、第2の回折格子25の格子厚d2はd2=10.5
μmとしている。図29はこの構成の回折光学素子の1
次回折効率の波長依存特性であり、積層構造の回折格子
にすることで、設計次数の回折効率は、使用波長域全域
で95%以上の高い回折効率を有している。このような
積層構造の回折格子を用いることで低周波数のMTFは
改善され、所望のMTF特性が得られ、回折光学素子と
して積層構造の回折格子を用いることで、光学性能は更
に改善される。
て、材質を紫外線硬化樹脂に限定するものではなく、他
のプラスチック材なども使用できるし、基材21の材質
によっては、第1の回折格子24を直接基材21に形成
してもよい。また、各格子厚が必ずしも異なる必要はな
く、材料の組み合わせによっては図30に示すように2
つの回折格子24、25の格子厚を等しくできる。この
場合には、回折光学素子の表面に格子形状が形成されな
いので防塵性に優れ、回折光学素子の組み立て作業性が
向上し、より安価な光学系が得られる。
ンダ光学系は、簡易な構成であって低コスト化が実現で
き、かつ色収差を回折光学面により良好に補正して見易
くなる。
回折光学面を特に接眼光学ユニットに用いると、視野
枠、視野外表示及び視野像の良好な光学性能を有し、コ
ンパクトで見えが良くなる。
断面図である。
ンズ断面図である。
断面図である。
図である。
ズ断面図である。
る。
ズ断面図である。
る。
レンズ断面図である。
ズ断面図である。
る。
ズ断面図である。
る。
ズ断面図である。
る。
ズ断面図である。
る。
る。
Claims (14)
- 【請求項1】 対物光学ユニットによって形成された像
を光の反射作用を用いて反転する像反転光学ユニット
と、該像反転光学ユニットからの光が入射する接眼光学
ユニットを備えるファインダ光学系であって、回折光学
面とを有することを特徴とするファインダ光学系。 - 【請求項2】 前記回折光学面を前記接眼光学ユニット
に設けることを特徴とする請求項1に記載のファインダ
光学系。 - 【請求項3】 前記接眼光学ユニットは単レンズより成
り、前記回折光学面を前記単レンズ上に形成したことを
特徴とする請求項2に記載のファインダ光学系。 - 【請求項4】 前記接眼光学ユニットは2つのレンズエ
レメントより成り、前記回折光学面をこれら2つのレン
ズの少なくとも一方に形成したことを特徴とする請求項
3に記載のファインダ光学系。 - 【請求項5】 前記2つのレンズは、正レンズと負レン
ズであることを特徴とする請求項4に記載のファインダ
光学系。 - 【請求項6】 前記2つのレンズのアッベ数をν1 、ν
2 とするとき、 0.8<ν1 /ν2 <1.25 なる条件式を満足することを特徴とする請求項5に記載
のファインダ光学系。 - 【請求項7】 前記接眼光学ユニットの光学的パワーを
ψE 、第i番目の回折光学面の近軸的な光学的パワーを
ψBiとするとき、 0.005<ΣψBi/ψE <0.040 なる条件式を満足することを特徴とする請求項2〜6の
何れか1つの請求項に記載のファインダ光学系。 - 【請求項8】 前記回折光学面は曲面上に形成し、前記
回折光学面の回折作用による光学的パワーをψd 、前記
回折光学面の屈折作用による光学的パワーをψr とする
とき、 0.02<|ψd /ψr |<0.60 なる条件式を満足することを特徴とする請求項2〜6の
何れか1つの請求項に記載のファインダ光学系。 - 【請求項9】 前記接眼光学ユニットの光学的パワーを
ψe 、前記回折光学面の光学的パワーをψd とすると
き、 0.02<|ψd /ψe |<0.15 なる条件式を満足することを特徴とする請求項2〜6の
何れか1つの請求項に記載のファインダ光学系。 - 【請求項10】 前記接眼光学ユニットは平行平板を有
し、前記回折光学面を該平行平板上に形成したことを特
徴とする請求項2に記載のファインダ光学系。 - 【請求項11】 前記回折光学面は倍率色収差を補正す
るようにしたことを特徴とする請求項2〜10の何れか
1つの請求項に記載のファインダ光学系。 - 【請求項12】 前記回折光学面を有する前記対物光学
ユニットを備えることを特徴とする請求項1に記載のフ
ァインダ光学系。 - 【請求項13】 前記接眼光学ユニットは前記回折光学
面を有し、前記対物光学ユニットの回折光学面の光学的
パワーをψo 、前記接眼光学ユニットの回折光学面の光
学的パワーをψd とするとき、 0.08<|ψd /ψo |<0.4 なる条件式を満足することを特徴とする請求項12に記
載のファインダ光学系。 - 【請求項14】 請求項1〜13の何れか1つの請求項
に記載のファインダ光学系を備えることを特徴とする光
学機器。
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