JPH11258526A - 光量調整方法及びその装置 - Google Patents
光量調整方法及びその装置Info
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- JPH11258526A JPH11258526A JP6558598A JP6558598A JPH11258526A JP H11258526 A JPH11258526 A JP H11258526A JP 6558598 A JP6558598 A JP 6558598A JP 6558598 A JP6558598 A JP 6558598A JP H11258526 A JPH11258526 A JP H11258526A
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Landscapes
- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 出射光の光軸調整が不要で、その光量を連続
的に変えることのできる光量調整方法及びその装置を提
供する。 【解決手段】 偏光成分に応じて透過量の異なる同一の
偏光ビームスプリッタ14、15を、外部鏡筒11内に
回転自在に配置された内部鏡筒12の回転軸に直交する
平面に対称かつこの平面とそれぞれ角度θだけ傾けて、
保持部材13を用いて配置する。レーザ光源1からの直
線偏光を光軸がこの内部鏡筒12の回転軸と一致するよ
うに入射させ、内部鏡筒12を所望の位置に回転させる
と、偏光ビームスプリッタ14、15へ入射するレーザ
光のそれぞれの偏光成分の比率が回転角に応じて変化す
るので、出射光の光量が連続的に変化し、互いのビーム
スプリッタ14、15の光軸シフト、角度ブレ量が相殺
されるので、出射光軸は入射光軸に常に一致する。
的に変えることのできる光量調整方法及びその装置を提
供する。 【解決手段】 偏光成分に応じて透過量の異なる同一の
偏光ビームスプリッタ14、15を、外部鏡筒11内に
回転自在に配置された内部鏡筒12の回転軸に直交する
平面に対称かつこの平面とそれぞれ角度θだけ傾けて、
保持部材13を用いて配置する。レーザ光源1からの直
線偏光を光軸がこの内部鏡筒12の回転軸と一致するよ
うに入射させ、内部鏡筒12を所望の位置に回転させる
と、偏光ビームスプリッタ14、15へ入射するレーザ
光のそれぞれの偏光成分の比率が回転角に応じて変化す
るので、出射光の光量が連続的に変化し、互いのビーム
スプリッタ14、15の光軸シフト、角度ブレ量が相殺
されるので、出射光軸は入射光軸に常に一致する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光の光量を連
続的に可変して出射する光量調整方法及びそれに用いる
装置に関する。
続的に可変して出射する光量調整方法及びそれに用いる
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の光学装置では、光源から出射され
た光の光量を調整する光量調整装置が広く用いられてい
る。このうち、YAGレーザなどのハイパワーレーザを
光源として用いる加工装置や計測装置では、光源となる
レーザの出射光量を、光の光量以外の特性を変えずに直
接制御することが困難であるため、光量調整装置を別個
設ける必要がある。
た光の光量を調整する光量調整装置が広く用いられてい
る。このうち、YAGレーザなどのハイパワーレーザを
光源として用いる加工装置や計測装置では、光源となる
レーザの出射光量を、光の光量以外の特性を変えずに直
接制御することが困難であるため、光量調整装置を別個
設ける必要がある。
【0003】レーザビームの強度調整装置としては、特
開平9−21965号に開示されている技術がある。図
5にこの装置の概略図を示す。この装置は、直線偏光の
レーザを発するレーザ光源1の光路上に1/2波長板2
Aを光軸を中心軸として回転自在に配置し、その出力光
路上に特定の偏光方向を有するハーフミラー3を配置し
て構成されている。
開平9−21965号に開示されている技術がある。図
5にこの装置の概略図を示す。この装置は、直線偏光の
レーザを発するレーザ光源1の光路上に1/2波長板2
Aを光軸を中心軸として回転自在に配置し、その出力光
路上に特定の偏光方向を有するハーフミラー3を配置し
て構成されている。
【0004】このように構成することにより、レーザ光
源1から出射されたレーザビームは、1/2波長板2A
の回転角度によりその偏光方向が任意の方向に変えられ
る。出射した光は、ハーフミラー3に導かれ、偏光状態
に応じて透過する光(図中IIで示す方向に出射される
光)と反射される光(図中Iで示す方向に出射される
光)の比率が変化する。つまり、図中I、IIで示される
方向にそれぞれ進む光の分岐比を変えて、光量を調整す
ることができる。
源1から出射されたレーザビームは、1/2波長板2A
の回転角度によりその偏光方向が任意の方向に変えられ
る。出射した光は、ハーフミラー3に導かれ、偏光状態
に応じて透過する光(図中IIで示す方向に出射される
光)と反射される光(図中Iで示す方向に出射される
光)の比率が変化する。つまり、図中I、IIで示される
方向にそれぞれ進む光の分岐比を変えて、光量を調整す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この装置では、図5に
示されるように出射光の光軸は、入射するレーザ光の光
軸に対してシフトを起こしてしまう。さらに、1/2波
長板2A及びハーフミラー3の平行度が厳密に保たれて
いない場合は、この平行度のずれにより角度ブレが発生
してしまう。そして、このシフト及び角度ブレ量はハー
フミラー3への入射光の偏光状態に応じて変化するか
ら、光量の調整に応じて出射光の光軸位置及び方向が変
化してしまうことになる。このため、各種の光学系にこ
の装置を組み込んだ場合には、光量を調整するたびに下
流側の光学系との光軸調整が必要となり、連続的に光量
を可変調整することが難しかった。
示されるように出射光の光軸は、入射するレーザ光の光
軸に対してシフトを起こしてしまう。さらに、1/2波
長板2A及びハーフミラー3の平行度が厳密に保たれて
いない場合は、この平行度のずれにより角度ブレが発生
してしまう。そして、このシフト及び角度ブレ量はハー
フミラー3への入射光の偏光状態に応じて変化するか
ら、光量の調整に応じて出射光の光軸位置及び方向が変
化してしまうことになる。このため、各種の光学系にこ
の装置を組み込んだ場合には、光量を調整するたびに下
流側の光学系との光軸調整が必要となり、連続的に光量
を可変調整することが難しかった。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑み
て、出射光の光軸調整が不要で、その光量を連続的に変
えることのできる光量調整方法及びその装置を提供する
ことを課題とする。
て、出射光の光軸調整が不要で、その光量を連続的に変
えることのできる光量調整方法及びその装置を提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の光量調整方法は、所定の偏光状態を有する
光の光量を連続的に可変する光量調整方法であって、偏
光成分により透過率を異ならせた第1の光分岐手段と、
これと同一特性を有する第2の光分岐手段とを調整対象
の光の光路上に光軸に直交する平面に対して対称形にそ
の光軸に対して傾けて配置する工程と、第1の光分岐手
段側から調整対象の光を入射させ、第1及び第2の光分
岐手段を対称関係を保持したまま前記光軸を中心軸とし
て回転させることにより、第1及び第2の光分岐手段を
透過して出力される光の光量を調整する工程と、を備え
ることを特徴とする。
め、本発明の光量調整方法は、所定の偏光状態を有する
光の光量を連続的に可変する光量調整方法であって、偏
光成分により透過率を異ならせた第1の光分岐手段と、
これと同一特性を有する第2の光分岐手段とを調整対象
の光の光路上に光軸に直交する平面に対して対称形にそ
の光軸に対して傾けて配置する工程と、第1の光分岐手
段側から調整対象の光を入射させ、第1及び第2の光分
岐手段を対称関係を保持したまま前記光軸を中心軸とし
て回転させることにより、第1及び第2の光分岐手段を
透過して出力される光の光量を調整する工程と、を備え
ることを特徴とする。
【0008】この方法によれば、第1及び第2の光分岐
手段を入射光の光軸に対して傾け、かつこの光軸に直交
する平面に対してそれぞれが対称な状態でセットしたう
えで、両者をこの入射光の光軸を中心として回転させて
いる。この回転により第1及び第2の光分岐手段に入射
する光のそれぞれの分岐手段に対する光の偏光方向が変
化することになる。第1及び第2の光分岐手段は、調整
対象の光の波長領域で偏光成分によりその透過率が異な
っているから、入射した光は、この透過率の違いにより
それぞれの偏光成分ごとに所定の割合の光のみが透過さ
れる。したがって、光分岐手段に入射する光の分岐手段
に対する偏光方向を変えることで、入射光の偏光成分ご
との割合が変わり、さらにそれぞれの透過量が異なるの
で、最終的に出射される光の光量は、分岐手段の回転に
応じて変化する。また、第1及び第2の光分岐手段の光
学特性は同一であるから、第1の光分岐手段と第2の光
分岐手段のシフト量は同一になる。そして、それぞれの
光分岐手段を光軸に直交する面に対称に配置しているの
で、両者のシフト方向は正反対になり、第2の光分岐手
段から出射される光の光軸は入射光の光軸と一致する。
手段を入射光の光軸に対して傾け、かつこの光軸に直交
する平面に対してそれぞれが対称な状態でセットしたう
えで、両者をこの入射光の光軸を中心として回転させて
いる。この回転により第1及び第2の光分岐手段に入射
する光のそれぞれの分岐手段に対する光の偏光方向が変
化することになる。第1及び第2の光分岐手段は、調整
対象の光の波長領域で偏光成分によりその透過率が異な
っているから、入射した光は、この透過率の違いにより
それぞれの偏光成分ごとに所定の割合の光のみが透過さ
れる。したがって、光分岐手段に入射する光の分岐手段
に対する偏光方向を変えることで、入射光の偏光成分ご
との割合が変わり、さらにそれぞれの透過量が異なるの
で、最終的に出射される光の光量は、分岐手段の回転に
応じて変化する。また、第1及び第2の光分岐手段の光
学特性は同一であるから、第1の光分岐手段と第2の光
分岐手段のシフト量は同一になる。そして、それぞれの
光分岐手段を光軸に直交する面に対称に配置しているの
で、両者のシフト方向は正反対になり、第2の光分岐手
段から出射される光の光軸は入射光の光軸と一致する。
【0009】一方、本発明の光量調整装置は、上記の光
量調整方法を実現するための装置であって、光量調整対
象の光の波長域で偏光成分により透過率を異ならせた第
1の光分岐手段と、この第1の光分岐手段と同一特性を
有する第2の光分岐手段と、これら第1及び第2の光分
岐手段を調整対象の光の光軸に直交する面に対して対称
に、この光軸に対して傾けて保持したうえでこの光軸を
中心軸として所望の位置に回転させる回転保持手段と、
を備えていることを特徴とする。
量調整方法を実現するための装置であって、光量調整対
象の光の波長域で偏光成分により透過率を異ならせた第
1の光分岐手段と、この第1の光分岐手段と同一特性を
有する第2の光分岐手段と、これら第1及び第2の光分
岐手段を調整対象の光の光軸に直交する面に対して対称
に、この光軸に対して傾けて保持したうえでこの光軸を
中心軸として所望の位置に回転させる回転保持手段と、
を備えていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について説明する。なお、説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
の好適な実施の形態について説明する。なお、説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
【0011】図1は、本発明に係る光量調整装置の一実
施形態の概略図である。図1に示されるように、本実施
形態の光量調整装置10は、外部鏡筒11の内部に、入
射光の光軸を軸として回転自在に内部鏡筒12を配置
し、その中に同一特性の二つの偏光ビームスプリッタ1
4、15を固定部材13を介して内部鏡筒12の回転軸
に直交する面に対称に、それぞれこの面に対して角度θ
だけ傾けて固定している。このため、偏光ビームスプリ
ッタ14と15のそれぞれの入射面のなす角度は2θと
なる。このとき、各偏光ビームスプリッタ14および1
5への光入射角がブルースター角程度となるように配置
することが好ましい。これにより、偏光成分の分離が有
効に行われるからである。
施形態の概略図である。図1に示されるように、本実施
形態の光量調整装置10は、外部鏡筒11の内部に、入
射光の光軸を軸として回転自在に内部鏡筒12を配置
し、その中に同一特性の二つの偏光ビームスプリッタ1
4、15を固定部材13を介して内部鏡筒12の回転軸
に直交する面に対称に、それぞれこの面に対して角度θ
だけ傾けて固定している。このため、偏光ビームスプリ
ッタ14と15のそれぞれの入射面のなす角度は2θと
なる。このとき、各偏光ビームスプリッタ14および1
5への光入射角がブルースター角程度となるように配置
することが好ましい。これにより、偏光成分の分離が有
効に行われるからである。
【0012】以下、この光量調整装置10をフォトリシ
ス用顕微鏡に採用した場合を図2を参照して説明する。
ここで、フォトリシス用顕微鏡とは、生体内の反応をフ
ォトリシス(Photolysis)反応を利用して調べるための
顕微鏡である。これは、観察対象の生体細胞にこの反応
に寄与する生理活性化合物にニトロフェニル基などの保
護基をつけたケージド化合物(Caged Compounds)を予
め投与しておき、顕微鏡観察下で生体細胞に特定波長の
光を照射してこのケージド化合物の保護基を分離させ
て、生理活性化合物を活性化させる。この光照射による
生理活性化合物の活性化がフォトリシス反応である。図
2に示される装置は、波長355nmのパルスレーザを
フォトリシス反応のトリガー光として利用し、観察対象
40の化学反応をフォトリシス反応により観察するシス
テムである。
ス用顕微鏡に採用した場合を図2を参照して説明する。
ここで、フォトリシス用顕微鏡とは、生体内の反応をフ
ォトリシス(Photolysis)反応を利用して調べるための
顕微鏡である。これは、観察対象の生体細胞にこの反応
に寄与する生理活性化合物にニトロフェニル基などの保
護基をつけたケージド化合物(Caged Compounds)を予
め投与しておき、顕微鏡観察下で生体細胞に特定波長の
光を照射してこのケージド化合物の保護基を分離させ
て、生理活性化合物を活性化させる。この光照射による
生理活性化合物の活性化がフォトリシス反応である。図
2に示される装置は、波長355nmのパルスレーザを
フォトリシス反応のトリガー光として利用し、観察対象
40の化学反応をフォトリシス反応により観察するシス
テムである。
【0013】このシステムは、トリガー光の光源である
YAGレーザ光源1の出射光軸上に図1の光量調整装置
10が設置され、その出射光軸上に観察対象40上にレ
ーザ光を集光するための光学系であるフォーカス調整機
構20が配置される。そして、トリガー光照射位置を確
認するガイド照明の光源となるレーザーダイオード21
と、フォーカス調整機構20との光軸の交叉位置に、両
者の光を合成する合成部30が配置されている。合成部
30には、さらに観察対象40の観察像を撮像するカメ
ラヘッド22が取り付けられている。この合成部30
は、ガイド照明光とトリガー光を合成するダイクロイッ
クミラー31と、合成光の照射、非照射を切り換えるシ
ャッタ32、および観察対象像をカメラヘッドに導くダ
イクロイックミラー33を備えている。そして、合成部
30は、観察対象40を保持する顕微鏡23の光学系
(詳細は図示していない)に接続されている。
YAGレーザ光源1の出射光軸上に図1の光量調整装置
10が設置され、その出射光軸上に観察対象40上にレ
ーザ光を集光するための光学系であるフォーカス調整機
構20が配置される。そして、トリガー光照射位置を確
認するガイド照明の光源となるレーザーダイオード21
と、フォーカス調整機構20との光軸の交叉位置に、両
者の光を合成する合成部30が配置されている。合成部
30には、さらに観察対象40の観察像を撮像するカメ
ラヘッド22が取り付けられている。この合成部30
は、ガイド照明光とトリガー光を合成するダイクロイッ
クミラー31と、合成光の照射、非照射を切り換えるシ
ャッタ32、および観察対象像をカメラヘッドに導くダ
イクロイックミラー33を備えている。そして、合成部
30は、観察対象40を保持する顕微鏡23の光学系
(詳細は図示していない)に接続されている。
【0014】本システムでは、図1に示される光量調整
装置10の偏光ビームスプリッタ14、15の入射面の
なす角度θは、57度であり、偏光ビームスプリッタ1
4、15はいずれも入射角θの光に対して図3に示され
る透過特性を有している。図3より明らかなようにこれ
らの偏光ビームスプリッタ14、15はs偏光に対して
ほぼ100%、p偏光に対して約5%の透過率を有して
おり、ほぼs偏光のみを取り出すことで、偏光成分によ
り光を分岐できる。
装置10の偏光ビームスプリッタ14、15の入射面の
なす角度θは、57度であり、偏光ビームスプリッタ1
4、15はいずれも入射角θの光に対して図3に示され
る透過特性を有している。図3より明らかなようにこれ
らの偏光ビームスプリッタ14、15はs偏光に対して
ほぼ100%、p偏光に対して約5%の透過率を有して
おり、ほぼs偏光のみを取り出すことで、偏光成分によ
り光を分岐できる。
【0015】次に、このシステムの動作を説明する。図
1に示されるように、レーザ光源1から出射されたレー
ザ光は、直線偏光の状態で、光量調整装置10内の入射
側の偏光ビームスプリッタ14に入射する。ここで内部
鏡筒12を中心軸、つまり入射レーザ光の光軸を軸とし
て回転させることにより、内部鏡筒12内に保持された
偏光ビームスプリッタ14と15も光軸を中心として回
転する。その結果、入射レーザ光の偏光方向に対する偏
光ビームスプリッタ14と15の偏光面が回転すること
になる。これは、ちょうど、入射レーザ光の偏光方向を
回転させて入射させたことに相当する。これにより、偏
光ビームスプリッタに入射するレーザ光のp偏光とs偏
光成分の比率が変化することになる。図3に示されるよ
うに、これらの偏光ビームスプリッタ14と15とは、
s偏光成分を主に透過するため、入射光のうちほぼs偏
光成分の比率に応じた光量の光が透過される。さらに、
偏光ビームスプリッタ14を透過した光は、出射側の偏
光ビームスプリッタ15に入射して、同様にs偏光成分
のみが透過して出射される。このように、光軸を軸に両
偏光ビームスプリッタ14と15を回転させることで、
回転角に応じて入射光の光量を調整することができる。
1に示されるように、レーザ光源1から出射されたレー
ザ光は、直線偏光の状態で、光量調整装置10内の入射
側の偏光ビームスプリッタ14に入射する。ここで内部
鏡筒12を中心軸、つまり入射レーザ光の光軸を軸とし
て回転させることにより、内部鏡筒12内に保持された
偏光ビームスプリッタ14と15も光軸を中心として回
転する。その結果、入射レーザ光の偏光方向に対する偏
光ビームスプリッタ14と15の偏光面が回転すること
になる。これは、ちょうど、入射レーザ光の偏光方向を
回転させて入射させたことに相当する。これにより、偏
光ビームスプリッタに入射するレーザ光のp偏光とs偏
光成分の比率が変化することになる。図3に示されるよ
うに、これらの偏光ビームスプリッタ14と15とは、
s偏光成分を主に透過するため、入射光のうちほぼs偏
光成分の比率に応じた光量の光が透過される。さらに、
偏光ビームスプリッタ14を透過した光は、出射側の偏
光ビームスプリッタ15に入射して、同様にs偏光成分
のみが透過して出射される。このように、光軸を軸に両
偏光ビームスプリッタ14と15を回転させることで、
回転角に応じて入射光の光量を調整することができる。
【0016】図4は、この回転角度と出射光量の関係を
測定した結果を示すグラフである。このグラフでは、出
射光量は顕微鏡23の対物レンズまでを経て、実際に観
察対象40に照射される光の光量を示している。このと
きの入射レーザの光出力は150μWである。グラフよ
り回転角を変えることにより出力を変更可能であること
がわかる。
測定した結果を示すグラフである。このグラフでは、出
射光量は顕微鏡23の対物レンズまでを経て、実際に観
察対象40に照射される光の光量を示している。このと
きの入射レーザの光出力は150μWである。グラフよ
り回転角を変えることにより出力を変更可能であること
がわかる。
【0017】また偏光ビームスプリッタ14内部での光
の屈折により、偏光ビームスプリッタ14から出射され
るビームの光軸がシフトするが、出射側の偏光ビームス
プリッタ15内部での光の屈折により、偏光ビームスプ
リッタ15から出射されるビームの光軸は、これと逆方
向に同量だけシフトする。したがって、シフト量が相殺
される。また、同じ偏光ビームスプリッタ14と15を
向き合わせて使用することにより、偏光ビームスプリッ
タ14と15の基板の平行度に由来するビームの角度ブ
レもキャンセルすることができる。したがって、特性の
光量調整装置10の入射光軸と出射光軸を一直線上に保
つことができる。
の屈折により、偏光ビームスプリッタ14から出射され
るビームの光軸がシフトするが、出射側の偏光ビームス
プリッタ15内部での光の屈折により、偏光ビームスプ
リッタ15から出射されるビームの光軸は、これと逆方
向に同量だけシフトする。したがって、シフト量が相殺
される。また、同じ偏光ビームスプリッタ14と15を
向き合わせて使用することにより、偏光ビームスプリッ
タ14と15の基板の平行度に由来するビームの角度ブ
レもキャンセルすることができる。したがって、特性の
光量調整装置10の入射光軸と出射光軸を一直線上に保
つことができる。
【0018】こうして出射されたレーザビームは、フォ
ーカス調整機構20により集光あるいは拡散され、トリ
ガー光として合成部30に入射される。合成部30内部
では、このトリガー光とレーザダイオード21から出射
されたガイド光がダイクロイックミラー31により合成
される。ダイクロイックミラー31は、ガイド光を透過
し、トリガー光を反射することにより合成するものであ
る。こうして生成された合成光は、ダイクロイックミラ
ー33で反射され、顕微鏡23に導かれ、内部の光学系
で再び集光されて、観察対象40に照射される。
ーカス調整機構20により集光あるいは拡散され、トリ
ガー光として合成部30に入射される。合成部30内部
では、このトリガー光とレーザダイオード21から出射
されたガイド光がダイクロイックミラー31により合成
される。ダイクロイックミラー31は、ガイド光を透過
し、トリガー光を反射することにより合成するものであ
る。こうして生成された合成光は、ダイクロイックミラ
ー33で反射され、顕微鏡23に導かれ、内部の光学系
で再び集光されて、観察対象40に照射される。
【0019】観察対象40に予め投与しておいたケージ
ド化合物はトリガー光の照射により、保護基が分離され
て生体活性化合物になり、所望の反応が引き起こされ
る。生体活性化合物を直接投与する場合に比べて、光照
射を利用するため、化合物の拡散等の影響を排除するこ
とができ、所望の範囲のみに反応を起こさせることがで
きる。また、本発明の光量調整装置を利用することで、
光の照射量を連続的に変えることができるので、フォト
リシス反応の進行をきめ細かく制御することができ、複
雑な反応条件での反応測定も容易になる。
ド化合物はトリガー光の照射により、保護基が分離され
て生体活性化合物になり、所望の反応が引き起こされ
る。生体活性化合物を直接投与する場合に比べて、光照
射を利用するため、化合物の拡散等の影響を排除するこ
とができ、所望の範囲のみに反応を起こさせることがで
きる。また、本発明の光量調整装置を利用することで、
光の照射量を連続的に変えることができるので、フォト
リシス反応の進行をきめ細かく制御することができ、複
雑な反応条件での反応測定も容易になる。
【0020】フォトリシス反応による観察対象40の変
化画像は、顕微鏡23の光学系を介して合成部30に送
られ、ダイクロイックミラー33を透過してカメラヘッ
ド22に送られ、画像データに変換される。この画像デ
ータをモニターに表示したり、画像解析装置に導き、各
種の画像処理を行うことが可能である。
化画像は、顕微鏡23の光学系を介して合成部30に送
られ、ダイクロイックミラー33を透過してカメラヘッ
ド22に送られ、画像データに変換される。この画像デ
ータをモニターに表示したり、画像解析装置に導き、各
種の画像処理を行うことが可能である。
【0021】以上の説明では、フォトリシス用顕微鏡を
例に光量調整装置を使用する例を説明したが、本実施形
態の光量調整装置の用途は、これに限られるものではな
く、偏光状態の一定している光源に対する光量調整装置
として幅広く応用可能である。特に、ハイパワーレーザ
においては、光吸収部材により光量を減衰しようとする
と、光吸収部材の発熱が問題となるが、本装置では、こ
のような問題が起こらない。
例に光量調整装置を使用する例を説明したが、本実施形
態の光量調整装置の用途は、これに限られるものではな
く、偏光状態の一定している光源に対する光量調整装置
として幅広く応用可能である。特に、ハイパワーレーザ
においては、光吸収部材により光量を減衰しようとする
と、光吸収部材の発熱が問題となるが、本装置では、こ
のような問題が起こらない。
【0022】また、ここでは、偏光ビームスプリッタを
用いる例を説明したが、他の光学部材であっても、偏光
成分により透過率が異なる部材であれば使用可能であ
り、ダイクロイックミラー等が挙げられる。同一の特性
を有する部材を2つ製作するには、均一な特性の大型の
部材を1つ作成し、それを分割することで得ることがで
きる。さらに、本実施形態では、これを対称に配置する
ことで、出射側の部材が入射側の部材による変動を補償
している。したがって、部材の厚みや平行度等を厳密に
確保する必要がなく、製作が容易である。それぞれの部
材配置の対称性は、入射光と出射光の光軸を合わせるこ
とで容易に調整できる。
用いる例を説明したが、他の光学部材であっても、偏光
成分により透過率が異なる部材であれば使用可能であ
り、ダイクロイックミラー等が挙げられる。同一の特性
を有する部材を2つ製作するには、均一な特性の大型の
部材を1つ作成し、それを分割することで得ることがで
きる。さらに、本実施形態では、これを対称に配置する
ことで、出射側の部材が入射側の部材による変動を補償
している。したがって、部材の厚みや平行度等を厳密に
確保する必要がなく、製作が容易である。それぞれの部
材配置の対称性は、入射光と出射光の光軸を合わせるこ
とで容易に調整できる。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
入射光の光軸に直交する面に対称にこの面に傾けた同一
の特性を有する2つの偏光成分により透過量の異なる光
学部材を配置して、これらの偏光部材を光軸を中心に回
転させることで、出射光の光量を容易に調整することが
できる。さらに、出射側の光学部材が入射側の光学部材
による光軸シフト及び角度ブレを補償するので、出射光
軸を入射光軸の延長上に常に保持することができる。
入射光の光軸に直交する面に対称にこの面に傾けた同一
の特性を有する2つの偏光成分により透過量の異なる光
学部材を配置して、これらの偏光部材を光軸を中心に回
転させることで、出射光の光量を容易に調整することが
できる。さらに、出射側の光学部材が入射側の光学部材
による光軸シフト及び角度ブレを補償するので、出射光
軸を入射光軸の延長上に常に保持することができる。
【図1】本発明に係る光量調整装置の実施形態を示す図
である。
である。
【図2】図1の光量調整装置を利用したフォトリシス用
顕微鏡の全体ブロック図である。
顕微鏡の全体ブロック図である。
【図3】図1の装置の偏光ビームスプリッタの透過特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図4】図1の装置の回転角度と出射光量の関係を示す
図である。
図である。
【図5】従来の光量調整装置の実施形態を示す図であ
る。
る。
1…レーザ光源、10…光量調整装置、11…外部鏡
筒、12…内部鏡筒、13…保持部材、14、15…偏
光ビームスプリッタ、20…フォーカス調整機構、21
…レーザダイオード、22…カメラヘッド、23…顕微
鏡、30…合成部、40…観察対象。
筒、12…内部鏡筒、13…保持部材、14、15…偏
光ビームスプリッタ、20…フォーカス調整機構、21
…レーザダイオード、22…カメラヘッド、23…顕微
鏡、30…合成部、40…観察対象。
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の偏光状態を有する光の光量を連続
的に可変する光量調整方法であって、 光量調整対象の光の波長領域で偏光成分により透過率を
異ならせた第1の光分岐手段と、これと同一特性を有す
る第2の光分岐手段とを調整対象の光の光路上にそれら
の光分岐面をその光軸に対して傾けて、光軸に直交する
平面に対して対称形に配置する工程と、 前記第1の光分岐手段側から前記調整対象の光を入射さ
せ、前記第1及び第2の光分岐手段を対称関係を保持し
たまま前記光軸を中心軸として回転させることにより、
前記第1及び第2の光分岐手段を透過して出力される光
の光量を調整する工程と、 を備える光量調整方法。 - 【請求項2】 所定の偏光状態を有する光の光量を連続
的に可変する光量調整装置であって、 光量調整対象の光の波長域で偏光成分により透過率を異
ならせた第1の光分岐手段と、 前記第1の光分岐手段と同一特性を有する第2の光分岐
手段と、 前記第1及び第2の光分岐手段を前記調整対象の光の光
軸上に、それらの光分岐面をこの光軸に対して傾けて、
光軸に直交する面に対して対称に保持したうえでこの光
軸を中心軸として所望の位置に回転させる回転保持手段
と、 を備える光量調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6558598A JPH11258526A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 光量調整方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6558598A JPH11258526A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 光量調整方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11258526A true JPH11258526A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13291242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6558598A Pending JPH11258526A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 光量調整方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11258526A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014162503A1 (ja) | 2013-04-02 | 2014-10-09 | パイオニア株式会社 | 投影装置、制御方法及びプログラム、並びに記録媒体 |
| JPWO2014208754A1 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-02-23 | ギガフォトン株式会社 | 光ビーム計測装置、レーザ装置及び光ビーム分離装置 |
| WO2022018917A1 (ja) * | 2020-07-21 | 2022-01-27 | 浜松ホトニクス株式会社 | アッテネータ装置及びレーザ加工装置 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP6558598A patent/JPH11258526A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014162503A1 (ja) | 2013-04-02 | 2014-10-09 | パイオニア株式会社 | 投影装置、制御方法及びプログラム、並びに記録媒体 |
| JPWO2014208754A1 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-02-23 | ギガフォトン株式会社 | 光ビーム計測装置、レーザ装置及び光ビーム分離装置 |
| US10151640B2 (en) | 2013-06-27 | 2018-12-11 | Gigaphoton Inc. | Light beam measurement device, laser apparatus, and light beam separator |
| WO2022018917A1 (ja) * | 2020-07-21 | 2022-01-27 | 浜松ホトニクス株式会社 | アッテネータ装置及びレーザ加工装置 |
| JP2022021215A (ja) * | 2020-07-21 | 2022-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | アッテネータ装置及びレーザ加工装置 |
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