JPH112593A - 余剰液除去装置 - Google Patents

余剰液除去装置

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JPH112593A
JPH112593A JP15683997A JP15683997A JPH112593A JP H112593 A JPH112593 A JP H112593A JP 15683997 A JP15683997 A JP 15683997A JP 15683997 A JP15683997 A JP 15683997A JP H112593 A JPH112593 A JP H112593A
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JP
Japan
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spring
test paper
excess
removing device
liquid removing
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Application number
JP15683997A
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English (en)
Inventor
Yasuto Murata
康人 村田
Atsushi Murakami
村上  淳
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Arkray Inc
Original Assignee
KDK Corp
Kyoto Daiichi Kagaku KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを低く抑えて煩雑で面倒なメンテナン
スの必要性を無くし、しかも、前液汚染を排除すること
で試験紙による正確な測定検査を可能にする装置を提供
する。 【解決手段】 短冊状の試験紙1に付着した余剰尿を除
去する余剰液除去装置であって、上記試験紙1の長手方
向に沿って接するとともに、その長手方向に対して交差
する姿勢の素線4aを有し、この素線4a同士の間隔に
毛管現象によって上記余剰尿を吸収するスプリング4
と、スプリング4の中空部に装填される吸取材4bと、
上記試験紙1を搬送レール2に沿って移動させつつ上記
スプリング4に対して圧接する押出機構と、上記スプリ
ング4を振動させて上記素線4a同士の間隔を変動させ
る回転体5bとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短冊状の短片体に
付着した余剰液を除去する余剰液除去装置に関し、特
に、臨床検査用の試験紙に対して余分に付着した検体を
除去するのに適した余剰液除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、臨床検査においては、検体に浸
漬されて呈色反応を示す試験紙を光学的に測定し、その
測定結果に基づいて検体の各種成分濃度などを自動的に
算出する測定検査機が利用されている。
【0003】この種の測定検査機は、試験紙を測定部ま
で搬送する搬送機構や光学的に試験紙を測定する装置な
どを有しており、たとえば、尿検査用の測定検査機で
は、搬送機構として、表面に試験紙を載置しておく溝が
形成されたターンテーブルを備えたものや、試験紙をレ
ールに沿って直線的に移動させていくものが知られてい
る。
【0004】一方、このような尿検査用の測定検査機に
おいては、検体に浸漬された試験紙がターンテーブルや
レール上に載置されて搬送されることにより、必然的に
搬送機構やその周辺が尿によって汚れて不潔となること
から、試験紙に付着した余剰尿を除去する余剰液除去装
置が従来より提案されている。
【0005】その一つには、ターンテーブルの表裏面を
貫通するスリットを設け、このスリットを経由してター
ンテーブルの下部からパイプを介して吸引ポンプにより
試験紙の余剰尿を吸い取る方式の余剰液除去装置があ
る。
【0006】他方、レールに沿って試験紙を搬送するも
のでは、試験紙の長手方向に沿った長辺一側に接しつ
つ、レールに沿って試験紙を押し出すとともに、その長
辺に対して垂直な溝が多数列にわたって表面に形成され
た溝板を有する余剰液除去装置がある。このような余剰
液除去装置では、試験紙に対して溝板が接触すると、こ
の溝板の表面の溝に近接する余剰尿が毛管現象によって
溝の間隙に吸収され、吸収された余剰尿は、この間隙に
沿って下方に流れ落ちていくように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来より提案されている吸引方式の余剰液除去装置では、
吸引ポンプや余剰尿を貯留させておくタンクを内蔵し、
さらに、吸引ポンプとタンクなどをパイプで接続しなけ
ればならないので、装置全体が大型で複雑な構造となる
ことからコスト高となっていた。しかも、吸引ポンプの
作動やパイプの配管詰まりなどを定期的に保守管理しな
ければならないので、煩雑で面倒なメンテナンスの必要
があった。
【0008】一方、溝板方式の余剰液除去装置では、溝
板に形成された溝の間隙寸法や尿の粘度などによって
は、余剰尿が溝に沿って下方に流れ落ちにくくなり、こ
の溝から充分に余剰尿が排除されないこともあるので、
このような場合、測定検査を連続して行うことで次々と
試験紙が溝板に接触して搬送されると、溝に残留した余
剰尿が次順の試験紙に逆流してしまい、その結果、いわ
ゆる前液汚染が生じることから、試験紙による正確な測
定検査を行うことができなかった。
【0009】そこで、本発明は、上記した事情のもとで
考え出されたものであって、余剰液を除去する簡単な構
造を採用することで、コストを低く抑えて煩雑で面倒な
メンテナンスの必要性を無くし、しかも、前液汚染を排
除することで試験紙による正確な測定検査を可能とした
余剰液除去装置を提供することをその課題としている。
【0010】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0011】すなわち、請求項1に記載した発明の余剰
液除去装置は、短冊状の短片体に付着した余剰液を除去
する余剰液除去装置であって、上記短片体の長手方向に
沿って接するとともに、その長手方向に対して交差する
姿勢の縦列線を有し、この縦列線の間隙に毛管現象によ
って上記余剰液を吸収する線材を備えることを特徴とし
ている。
【0012】また、請求項2に記載した発明の余剰液除
去装置は、請求項1に記載の余剰液除去装置であって、
上記短片体を移動させつつ上記線材に対して圧接する搬
送圧接手段を備えることを特徴としている。
【0013】また、請求項3に記載した発明の余剰液除
去装置は、請求項1または請求項2に記載の余剰液除去
装置であって、上記線材の縦列線の間隙を変動させる縦
列線間隙変動手段を備えることを特徴としている。
【0014】また、請求項4に記載した発明の余剰液除
去装置は、請求項1ないし請求項3に記載の余剰液除去
装置であって、上記線材は、巻線状のスプリングからな
ることを特徴としている。
【0015】また、請求項5に記載した発明の余剰液除
去装置は、請求項4に記載の余剰液除去装置であって、
上記縦列線間隙変動手段は、上記スプリングを振動させ
て上記縦列線の間隙を変動させることを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項6に記載した発明の余剰液除
去装置は、請求項4または請求項5に記載の余剰液除去
装置であって、上記スプリングの中空部には、吸取材が
装填されていることを特徴としている。
【0017】また、請求項7に記載した発明の余剰液除
去装置は、請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の
余剰液除去装置であって、上記スプリングは、上記短片
体の長手方向に沿った長辺に接し、このスプリングの下
部には、上記余剰液を伝わり落とす送水板が連接されて
いることを特徴としている。
【0018】また、請求項8に記載した発明の余剰液除
去装置は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の
余剰液除去装置であって、上記線材は、上記短片体の長
手方向に沿った長辺両側に接することを特徴としてい
る。
【0019】また、請求項9に記載した発明の余剰液除
去装置は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の
余剰液除去装置であって、上記短片体は、臨床検査用の
試験紙であり、上記余剰液は、上記試験紙に対して余分
に付着した検体であることを特徴としている。
【0020】上記技術的手段が講じられた請求項1に記
載の余剰液除去装置では、たとえば、搬送圧接手段が短
片体を移動させつつ線材に対して圧接する。そして、こ
の短片体の長手方向に沿って線材が接すると、その長手
方向に対して交差する姿勢の縦列線の間隙に、毛管現象
によって上記短片体に付着した余剰液が吸収される。こ
の際、余剰液は、上記縦列線の間隙を形成する隣り合っ
た線に付着しつつ、この線を伝って線材の下方に滴下す
る。その結果、次順の短片体が線材に接触する際には、
この線材の接触部分から余剰液が排除されている。
【0021】したがって、請求項1に記載の余剰液除去
装置によれば、短片体に付着した余剰液を除去するため
に、簡単な縦列線構造を有する線材を採用しているの
で、コストを低く抑えることができる。また、毛管現象
による単純な仕組みを利用しているので、余剰液除去に
かかわるものを保守管理する必要も無いことから、煩雑
で面倒なメンテナンスの必要性が無い。しかも、余剰液
は、縦列線の間隙を形成する隣り合った線に付着しつ
つ、この線を伝って確実に線材の下方に滴下するので、
次順の短片体が線材に接触する際には、この線材の接触
部分から余剰液が排除されていることから、余剰液の逆
流によるいわゆる前液汚染が排除される。
【0022】また、請求項2に記載の余剰液除去装置で
は、搬送圧接手段が短片体を移動させつつ線材に対して
圧接する。そして、この短片体と線材とが互いに圧接さ
れた状態で毛管現象が発生することとなる。
【0023】したがって、請求項2に記載の余剰液除去
装置によれば、短片体と線材とが互いに圧接された状態
で毛管現象が発生するので、短片体と線材との接触が確
実に保たれつつ毛管現象が円滑に進行される。
【0024】また、請求項3に記載の余剰液除去装置で
は、毛管現象によって余剰液が線材の縦列線に吸収され
る際、縦列線間隙変動手段が、この縦列線の間隙を大き
くしたり小さくしたりと変動させる。その結果、縦列線
の間隙における余剰液の吸収が促進されるとともに、毛
管現象に最適な間隙が形成されることとなる。
【0025】したがって、請求項3に記載の余剰液除去
装置によれば、縦列線間隙変動手段が縦列線による余剰
液の吸収を促進するとともに、毛管現象に最適な間隙が
形成されるので、液体の粘性などによる毛管現象の変動
要因にも対応することができ、短片体に付着した余剰液
を確実に除去することができる。
【0026】また、請求項4に記載の余剰液除去装置で
は、短片体の長手方向に沿ってスプリングが接すること
により、その長手方向に対して交差する姿勢でスプリン
グの素線が一定間隔で配列されることとなる。すなわ
ち、スプリングの素線が上記縦列線に対応したものとな
り、素線同士の間隔が上記縦列線の間隙に相当する。そ
して、この素線同士の間隔に、毛管現象によって上記短
片体に付着した余剰液が吸収される。吸収された余剰液
は、上記素線に付着しつつ、この線を伝って確実に滴下
する。
【0027】したがって、請求項4に記載の余剰液除去
装置によれば、余剰液を除去するために、簡単な巻線構
造を有するスプリングを採用しているので、コストを低
く抑えることができるとともに、余剰液除去のために煩
雑で面倒なメンテナンスの必要性が無い。しかも、余剰
液は、素線に付着しつつ、この線を伝って確実に滴下す
るので、余剰液の逆流によるいわゆる前液汚染が排除さ
れる。
【0028】また、請求項5に記載の余剰液除去装置で
は、毛管現象によって余剰液がスプリングの素線に吸収
される際、縦列線間隙変動手段が、このスプリングを振
動させることにより、その素線同士の間隔を大きくした
り小さくしたりと変動させる。その結果、素線同士の間
隔における余剰液の吸収が促進されるとともに、毛管現
象に最適な間隔が形成されることとなる。
【0029】したがって、請求項5に記載の余剰液除去
装置によれば、縦列線間隙変動手段がスプリングの素線
による余剰液の吸収を促進するとともに、毛管現象に最
適な間隔が形成されるので、液体の粘性などによる毛管
現象の変動要因にも対応することができ、短片体に付着
した余剰液を確実に除去することができる。
【0030】また、請求項6に記載の余剰液除去装置で
は、毛管現象によって余剰液がスプリングの素線同士の
間隔に吸収されると、中空部の吸取材がその間隔から余
剰液を充分に吸い取る。その結果、次順の短片体がスプ
リングに接触する際には、このスプリングの素線同士の
間隔から余剰液が排除されている。
【0031】したがって、請求項6に記載の余剰液除去
装置によれば、毛管現象と吸取材による相乗作用により
余剰液が除去されるので、余剰液の除去がより一層促進
される。
【0032】また、請求項7に記載の余剰液除去装置で
は、短片体の長手方向に沿った長辺に接するスプリング
に余剰液が導かれる。そして、スプリングの素線同士の
間隔に吸収された余剰液は、その素線に付着しつつ、こ
の線を伝って滴下することとなり、さらに最終的に余剰
液は、スプリングの下部に連接された送水板を伝ってス
プリング下方に落ちていくこととなる。
【0033】したがって、請求項7に記載の余剰液除去
装置によれば、スプリングにより吸収された余剰液が、
送水板によってスプリングの下方に導かれるので、スプ
リングに余剰液が残留することを防止することができ
る。
【0034】また、請求項8に記載の余剰液除去装置で
は、短片体の長手方向に沿った長辺両側に接する線材に
余剰液が導かれる。そして、この線材の縦列線の間隙に
吸収された余剰液は、その縦列線に付着しつつ、この線
を伝って短片体の両側から除去されることとなる。
【0035】したがって、請求項8に記載の余剰液除去
装置によれば、短片体の両側から余剰液が除去されるの
で、短片体の一側から余剰液を吸収する場合に比べて、
その吸収効率を向上することができる。
【0036】また、請求項9に記載の余剰液除去装置で
は、臨床検査における試験紙に付着した検体が、余剰液
として除去されることとなる。
【0037】したがって、請求項9に記載の余剰液除去
装置によれば、臨床検査における試験紙に付着した検体
の除去に利用されるので、このような試験紙を検体に浸
漬させた後に使用する測定検査において好適に利用する
ことができる。
【0038】本発明において、このように優れた効果が
得られることは、次に説明する実施形態から、さらに明
らかになるであろう。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0040】図1は、本発明にかかる余剰液除去装置の
一実施形態を示した斜視図であり、図2は、図1に示す
試験紙がスプリングに接した状態を上から見た平面図で
ある。なお、図1および図2においてスプリングは、一
部省略されている。
【0041】図1および図2に示すように、余剰液除去
装置は、試験紙1の下面を支持する2本一対の搬送レー
ル2、試験紙1を搬送レール2に沿って押し出しながら
図中の矢印方向に移動させる押出機構3、試験紙1に接
する巻線状のスプリング4、およびスプリング4を固定
しておくラック5より概略構成されており、この余剰液
除去装置は、図示されない臨床検査用の測定検査機に内
蔵されている。
【0042】試験紙1は、短冊状の短片体により構成さ
れ、その表面には、尿検体に反応して呈色反応を示す複
数の試薬パッド1aが所定箇所に添着されている。試験
紙1は、測定検査機によりその呈色反応に基づく反射光
が測定されるが、その測定の前に一定時間尿検体に浸漬
されるとともに、余分に付着した尿が余剰液除去装置に
除去される。
【0043】搬送レール2は、床面と水平に伸長される
姿勢で測定検査機に内蔵されており、上記試験紙1の長
辺寸法より若干短い間隔を保つ姿勢で2本平行に固定さ
れている。試験紙1は、この2本の搬送レール2上にそ
の長手方向を架け渡すようにして載置される。
【0044】押出機構3は、搬送レール2上に載置され
た試験紙1の長辺一側に押出アーム3aを当接しつつ、
この押出アーム3aを搬送レール2に沿って図中の矢印
方向に移動させることにより、試験紙1をスプリング4
側へと搬送するものである。押出機構3自体は、図示さ
れない移動機構によってスライド移動するように構成さ
れている。
【0045】スプリング4は、試験紙1の長手方向に沿
った長辺一側に接するように、上記搬送レール2の終端
に近接して配置されている。このようなスプリング4
は、液体に対して濡れ性の優れた極細の素線4aを螺旋
状に回巻することで形成されており、たとえば、素線径
0.5mm、軸径6mm、長さ寸法が上記試験紙1の長
辺寸法より若干長くなるような形状でステンレスを材質
として形成される。そして、この素線4a同士の間隔に
毛管現象によって試験紙1に付着した余剰尿を吸収す
る。
【0046】スプリング4の一端は、後述するラック5
の突部5aに固定されるとともに、スプリング4の他端
は、回転体5bの偏心位置に固定されており、この回転
体5bがラック5に内蔵された図示されないモータの駆
動力によって回転すると、スプリング4が振動し、その
素線4a同士の間隔が大きくなったり小さくなったりと
変動する。回転体5bに近接するスプリング4の両側
は、ラック5に突設されたガイド板5cにより案内され
てその揺動が制止されている。
【0047】ここで、図3は、図2のX−X線断面を示
した断面図であり、この図を参照してさらにスプリング
4について説明すると、スプリング4の中空部には、液
体を吸い取りやすい吸取材4bが装填されているととも
に、スプリング4の下部には、試験紙1から吸い取った
余剰尿を伝わり落とす送水板5dが連接されている。こ
の送水板5dは、ラック5内部の図示されない貯留ケー
スに余剰尿を導くように設けられている。
【0048】さらに、図3に示すように、試験紙1がス
プリング4に接した状態では、この試験紙1は、スプリ
ング4の軸心水平位置よりわずかに下方に変位して接す
る。
【0049】ラック5は、測定検査機から取外自在で水
洗いすることができる。また、ラック5内部に内蔵され
る余剰尿の貯留ケースは、図1に示すように、その側面
に取っ手5eが設けられてラック5本体から引き出すこ
とができるように構成されている。
【0050】すなわち、スプリング4は、短片体の長手
方向に沿って接するとともに、その長手方向に対して交
差する姿勢の縦列線を有し、この縦列線の間隙に毛管現
象によって余剰液を吸収する線材を実現している。
【0051】また、搬送レール2および押出機構3は、
短片体を移動させつつ線材に対して圧接する搬送圧接手
段を実現している。
【0052】また、回転体5bおよびラック5に内蔵さ
れたモータは、線材の縦列線の間隙を変動させる縦列線
間隙変動手段を実現している。
【0053】次に、上記構成の余剰液除去装置の動作に
ついて図面を参照しつつ説明する。
【0054】まず、使用者によって尿検体に浸漬された
試験紙1が、その長手方向を架け渡すようにして搬送レ
ール2上に載置されると、押出機構3の押出アーム3a
が、試験紙1の長辺一側に当接しつつ押し出すことによ
り、試験紙1を搬送レール2に沿ってスプリング4側へ
と移動させる。
【0055】続いて、試験紙1がスプリング4に接触す
ると、押出機構3の押出アーム3aが試験紙1に対して
押し出す状態を維持し、この試験紙1がスプリング4に
対して圧接された状態となる。
【0056】ここで、試験紙1は、事前に尿検体に浸漬
されていたことから、試薬パッド1aの周辺に余分な余
剰尿が付着した状態でスプリング4に接触することとな
る。
【0057】そして、試験紙1の長手方向に沿ってスプ
リング4が接すると、その長手方向に対してほぼ直角に
スプリング4の素線4aが交差する姿勢となり、この素
線4a同士の間隔に毛管現象によって試験紙1に付着し
た余剰尿が吸収される。
【0058】ここで、図4は、試験紙1がスプリング4
に接した状態を上から拡大して見た一部切欠断面図であ
り、この図に示すように、試験紙1に付着した余剰尿
は、上記素線4a同士の間隔を形成する隣り合った素線
4aに付着しつつ吸収される。これは、液体の表面張力
と素線4a同士の間隔が濡れたことによっておこる力に
依存しており、すなわち、固体に対する液体の濡れ性
(付着力)が液体の表面張力より大きいことで発生す
る、いわゆる毛管現象により生じた結果である。
【0059】併行して、スプリング4は、回転体5bの
回転にともなって振動している状態であり、素線4a同
士の間隔は、大きくなったり小さくなったりと変動して
いる。その結果、毛管現象の発生に最適な間隔がスプリ
ング4に形成され、スプリング4の間隔における余剰尿
の吸収が促進される。
【0060】さらに、スプリング4の素線4同士の間隔
に吸収された余剰尿は、スプリング4の中空部に装填さ
れた吸取材4bによりその間隔から充分に吸い取られ
る。その結果、次順の試験紙1がスプリング4に接触す
る際には、このスプリング4の素線4a同士の間隔から
余剰尿が排除された状態となる。
【0061】最終的に、吸取材4bによって吸い取られ
た余剰尿が多量に溜まってくると、この余剰尿は、スプ
リング4の下部に連接された送水板5dを伝って滴下
し、送水板5dを介してラック5の内部に設けられた貯
留ケースに導かれることとなる。
【0062】このような余剰液除去装置を洗浄する場合
には、ラック5を測定検査機から取り外し、貯留ケース
を引き出して中に溜まった余剰尿を排出する。また、こ
のラック5からスプリング4を取り外した後、ラック5
本体を水洗いし、新しい吸取材4bが装填されたスプリ
ング4に取り換えてもよいし、吸取材4bのみを取り換
えることも可能である。
【0063】以上の説明から理解されるように、上記構
成、動作を有する余剰液除去装置によれば、以下に列挙
する効果を得ることができる。
【0064】試験紙1に付着した余剰尿を除去するため
に、簡単な巻線構造を有するスプリング4を採用してい
るので、コストを低く抑えることができる。
【0065】毛管現象による単純な仕組みを利用してい
るので、ラック5を取り外して単に水洗いするだけでよ
く、特別な保守管理を行う必要も無いことから、煩雑で
面倒なメンテナンスの必要性が無い。
【0066】余剰尿は、素線4a同士の間隔を形成する
隣り合った素線4aに付着しつつ、吸取材4bによって
充分に吸い取られるので、次順の試験紙1がスプリング
4に接触する際には、このスプリング4の接触部分から
余剰尿が排除されていることにより、余剰尿の逆流によ
るいわゆる前液汚染が排除される。
【0067】回転体5bの回転にともなって振動するス
プリング4により、その素線4a同士の間隔における余
剰尿の吸収が促進されるとともに、毛管現象の発生に最
適な間隔が形成されるので、尿の粘性などによる毛管現
象の変動要因にも対応することができ、試験紙1に付着
した余剰尿を確実に除去することができる。
【0068】毛管現象と吸取材4bによる相乗作用によ
り余剰尿が除去されるので、余剰尿の除去がより一層促
進される。
【0069】スプリング4により吸収された余剰尿が、
送水板5dによってラック5の内部に設けられた貯留ケ
ースに導かれるので、スプリング4に余剰尿が残留する
ことを防止することができる。
【0070】なお、本実施形態において、余剰液除去装
置は、尿検査用の試験紙1に対して適用されているが、
とくにこれに限ることはなく、他の臨床検査において検
体に浸漬される短片体に利用することも可能である。
【0071】また、試験紙1の長辺一側にスプリング4
を接触させて余剰尿を除去するように構成したが、他の
実施形態として、押出機構3をスプリングにより構成
し、このスプリングを接触させつつ試験紙1を押し出す
ような構成としてもよい。この場合、試験紙1の長辺両
側から毛管現象によって余剰尿が除去されることとなる
ので、試験紙1の一側から余剰尿を除去する場合に比べ
て、その吸収効率を向上することができる。
【0072】一方、他の実施形態として、上記スプリン
グ4およびラック5より構成される構造体を2つ設置
し、それらスプリング4同士の間隔が試験紙1の短辺よ
りわずかに短くなるような構成としてもよい。このよう
な構成では、2本のスプリング4の間隔に試験紙1を載
置することにより、試験紙1の長辺両側から余剰尿が除
去され、上記と同様の効果を得ることができる。
【0073】また、他の実施形態として、送水板5dに
代えてスプリング4の下部に、図5に示すように、余剰
尿を伝わり落とす別のスプリング6を連接し、このスプ
リング6を上記スプリング4に連動して振動させてもよ
い。この場合、スプリング4により吸収された余剰尿
が、振動するスプリング6によってラック5の内部に設
けられた貯留ケースに強制的に導かれることとなり、ス
プリング4における余剰尿の残留が一層防止されること
から、いわゆる前液汚染が一段と軽減される。
【0074】さらに、他の実施形態として、送水板5d
に代えてスプリング4の下部に、図6に示すように、ス
プリング4の中空部に装填される吸取材4bとは別の吸
取材7を連接してもよい。この場合、スプリング4によ
り吸収された余剰尿は、この別の吸取材7にも吸い取ら
れることとなる。したがって、スプリング4に連接した
別の吸取材7によっても、スプリング4に余剰尿が残留
することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる余剰液除去装置の一実施形態を
示した斜視図である。
【図2】図1に示す試験紙がスプリングに接した状態を
上から見た平面図である。
【図3】図2のX−X線断面を示した断面図である。
【図4】試験紙がスプリングに接した状態を上から拡大
して見た一部切欠断面図である。
【図5】本発明にかかる余剰液除去装置の他の実施形態
を示した断面図である。
【図6】本発明にかかる余剰液除去装置の他の実施形態
を示した断面図である。
【符号の説明】
1 試験紙 2 搬送レール 3 押出機構 4 スプリング 4a 素線 4b 吸取材 5 ラック 5b 回転体 5d 送水板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短冊状の短片体に付着した余剰液を除去
    する余剰液除去装置であって、 上記短片体の長手方向に沿って接するとともに、その長
    手方向に対して交差する姿勢の縦列線を有し、この縦列
    線の間隙に毛管現象によって上記余剰液を吸収する線材
    を備えることを特徴とする余剰液除去装置。
  2. 【請求項2】 上記短片体を移動させつつ上記線材に対
    して圧接する搬送圧接手段を備えることを特徴とする請
    求項1に記載の余剰液除去装置。
  3. 【請求項3】 上記線材の縦列線の間隙を変動させる縦
    列線間隙変動手段を備えることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の余剰液除去装置。
  4. 【請求項4】 上記線材は、巻線状のスプリングからな
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載の余剰液除去装置。
  5. 【請求項5】 上記縦列線間隙変動手段は、上記スプリ
    ングを振動させて上記縦列線の間隙を変動させることを
    特徴とする請求項4に記載の余剰液除去装置。
  6. 【請求項6】 上記スプリングの中空部には、吸取材が
    装填されていることを特徴とする請求項4または請求項
    5に記載の余剰液除去装置。
  7. 【請求項7】 上記スプリングは、上記短片体の長手方
    向に沿った長辺に接し、このスプリングの下部には、上
    記余剰液を伝わり落とす送水板が連接されていることを
    特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の
    余剰液除去装置。
  8. 【請求項8】 上記線材は、上記短片体の長手方向に沿
    った長辺両側に接することを特徴とする請求項1ないし
    請求項7のいずれかに記載の余剰液除去装置。
  9. 【請求項9】 上記短片体は、臨床検査用の試験紙であ
    り、上記余剰液は、上記試験紙に対して余分に付着した
    検体であることを特徴とする請求項1ないし請求項8の
    いずれかに記載の余剰液除去装置。
JP15683997A 1997-06-13 1997-06-13 余剰液除去装置 Pending JPH112593A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4672726A (en) * 1985-04-12 1987-06-16 Usinor Aciers Machine for removing burrs from slabs

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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