JPH11259493A - 情報共有方法および情報共有システムおよび記録媒体 - Google Patents

情報共有方法および情報共有システムおよび記録媒体

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JPH11259493A
JPH11259493A JP10056698A JP5669898A JPH11259493A JP H11259493 A JPH11259493 A JP H11259493A JP 10056698 A JP10056698 A JP 10056698A JP 5669898 A JP5669898 A JP 5669898A JP H11259493 A JPH11259493 A JP H11259493A
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JP
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Pending
Application number
JP10056698A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Otake
能久 大嶽
Kazuo Sumita
一男 住田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検索時の負荷の分散が図れ、特定通信経路での
過大なトラフィックの発生を防止し、通信容量が制限さ
れる状況でも高いレスポンスを安定的に確保できる情報
共有システムを提供する。 【解決手段】予め定められた管轄地域内に関連する公開
情報を記憶する記憶手段(1)を具備し、検索要求に応
じて該記憶手段に記憶された公開情報を検索し提示する
情報共有システムにおいて、検索要求に含まれる地域を
指定した情報と前記管轄地域を含む地域間の関係とに基
づき選択された地域へ該検索要求を転送し、該転送先か
ら転送された検索結果を前記検索要求元に転送する第1
の転送手段(6、7、8、9、10)と、前記管轄地域
を含む地域を指定した検索要求についてのみ前記記憶手
段から公開情報を検索する検索手段(3、9、10)と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公開情報をネット
ワークを介して共有できるようにする情報共有システム
に関するものであり、特に災害時等に地域毎に分散して
管理される被災者の安否情報を公開情報としてネットワ
ークを介して共有するための情報共有方法に関する。
【0002】また、本発明は、公開情報をネットワーク
を介して共有できるようにする情報共有システムに関す
るものであり、特に災害時等に地域毎に分散して管理さ
れる被災者の安否情報を公開情報としてネットワークを
介して共有するための情報共有システムに関する。
【0003】
【従来の技術】近年、コンピュータ・ネットワークの普
及、特にインターネットの利用が一般にも普及するよう
になり、特に阪神淡路大震災の際に強い情報発信手段と
して注目された。このような災害時の情報共有手段とし
て、インターネットを通してWWWサーバーにより安否
情報などを公開する方式が提案されている。
【0004】しかしながら、上記のような従来の提案方
式では、全ての情報を一元管理し、1つのサーバーによ
って公開共有するものや、複数のサーバーを利用するも
のでも、ミラーリングという同一内容のデータを保持す
るサーバーを複数利用するといったものである。これら
は検索や登録処理の集中により、レスポンスが悪化した
り、サーバーにつながるネットワークにも過大な負荷が
掛かるといった事態が容易に発生する。またミラーリン
グ方式では、大量の情報を複数のサーバーで同一に保持
することにともなう通信などの負荷を発生し、特に災害
時などの、ネットワークに掛かる通信負荷を最小限に抑
えることが要求される場合の運用には不適切であるとい
った問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、検
索時の負荷の分散が図れ、特定通信経路での過大なトラ
フィックの発生を防止し、通信容量が制限される状況で
も高いレスポンスを安定的に確保できる、情報の地域性
に対応した合理的な分散型情報共有方法を提供すること
を目的とする。
【0006】また、本発明は、検索時の負荷の分散が図
れ、特定通信経路での過大なトラフィックの発生を防止
し、通信容量が制限される状況でも高いレスポンスを安
定的に確保できる、情報の地域性に対応した合理的な分
散型情報共有システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の情報共有
方法は、予め定められた管轄地域内に関連する公開情報
を記憶する記憶手段を具備し、検索要求に応じて該記憶
手段に記憶された公開情報を検索し提示する情報共有方
法において、検索要求に含まれる地域を指定した情報と
前記管轄地域を含む地域間の関係とに基づき選択された
地域へ該検索要求を転送し、該転送先から転送された検
索結果を前記検索要求元に転送し、前記管轄地域を含む
地域を指定した検索要求についてのみ前記記憶手段から
公開情報を検索することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、公開情報の検索時の負荷
の分散が図れる。すなわち、分散型情報共有システム
(サーバ)を構成する複数の情報共有システムのうち、
全体を統括する情報共有システム(サーバ)を起点とし
て、共有情報を他の複数の情報共有システム(サーバ)
によって分散管理することで特定サーバへの負荷の集中
や、特定通信経路での過大なトラフィックの発生を防止
し、特に災害時にあっては市や区の災害対策本部等の行
政機関の情報統括発信源をルートとし、各規模の災害対
策拠点や避難所を枝葉とするサーバー群の連携により、
合理的に情報を分散管理でき、利用可能な通信容量が厳
しく制限されるネットワーク状況下でも高いレスポンス
を安定的に確保できる分散型情報共有システムを提供で
きる。 (2)また、本発明は、公開情報に含まれる地域指定情
報と前記管轄地域を含む地域間の関係とに基づき選択さ
れた地域へ該公開情報を転送し、前記管轄地域外から転
送されてきた該管轄地域を含む地域を指定した公開情報
を前記記憶手段に記憶あるいは提示することを特徴とす
る。
【0009】また、公開情報に含まれる地域指定情報
は、GPSを用いて取り込まれたユーザが使用している
携帯端末の位置情報であってもよく、この場合、ユーザ
が安否情報等の公開情報を入力する際や、検索情報を入
力する際に、ユーザ自身がどこにいるのか、どの情報共
有システムにアクセスしないといけないか、などを意識
しなくてもよい。
【0010】本発明によれば、公開情報を該公開情報に
含まれる地域指定情報に基づき適切な管轄地域の情報共
有システム(サーバ)に転送でき、公開情報の分散管理
が容易に行える。また、例えば、災害時という切迫混乱
した状況下であっても、各地域にその地域に関連する公
開情報のみを迅速にしかも容易に配信できる。 (3)また、本発明は、前記検索要求について、電話番
号に対応付けられた音声情報を検索することにより、安
否情報等の公開情報の利用が容易になる。 (4)本発明の情報共有システムは、予め定められた管
轄地域内に関連する公開情報を記憶する記憶手段を具備
し、検索要求に応じて該記憶手段に記憶された公開情報
を検索し提示する情報共有システムにおいて、検索要求
に含まれる地域を指定した情報と前記管轄地域を含む地
域間の関係とに基づき選択された地域へ該検索要求を転
送し、該転送先から転送された検索結果を前記検索要求
元に転送する第1の転送手段と、前記管轄地域を含む地
域を指定した検索要求についてのみ前記記憶手段から公
開情報を検索する検索手段と、を具備したことを特徴と
する。
【0011】本発明によれば、公開情報の検索時の負荷
の分散が図れる。すなわち、分散型情報共有システム
(サーバ)を構成する複数の情報共有システムのうち、
全体を統括する情報共有システム(サーバ)を起点とし
て、共有情報を他の複数の情報共有システム(サーバ)
によって分散管理することで特定サーバへの負荷の集中
や、特定通信経路での過大なトラフィックの発生を防止
し、特に災害時にあっては市や区の災害対策本部等の行
政機関の情報統括発信源をルートとし、各規模の災害対
策拠点や避難所を枝葉とするサーバー群の連携により、
合理的に情報を分散管理でき、利用可能な通信容量が厳
しく制限されるネットワーク状況下でも高いレスポンス
を安定的に確保できる分散型情報共有システムを提供で
きる。 (5)また、本発明は、公開情報に含まれる地域指定情
報と前記管轄地域を含む地域間の関係とに基づき選択さ
れた地域へ該公開情報を転送する第2の転送手段を具備
し、前記管轄地域外から転送されてきた該管轄地域を含
む地域を指定した公開情報を前記記憶手段に記憶あるい
は提示することを特徴とする。
【0012】また、公開情報に含まれる地域指定情報
は、GPSを用いて取り込まれたユーザが使用している
携帯端末の位置情報であってもよく、この場合、ユーザ
が安否情報等の公開情報を入力する際や、検索情報を入
力する際に、ユーザ自身がどこにいるのか、どの情報共
有システムにアクセスしないといけないか、などを意識
しなくてもよい。
【0013】本発明によれば、公開情報を該公開情報に
含まれる地域指定情報に基づき適切な管轄地域の情報共
有システム(サーバ)に転送でき、公開情報の分散管理
が容易に行える。また、例えば、災害時という切迫混乱
した状況下であっても、各地域にその地域に関連する公
開情報のみを迅速にしかも容易に配信できる。 (6)また、本発明は、前記検索要求について、電話番
号に対応付けられた音声情報を検索することにより、安
否情報等の公開情報の利用が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る情
報共有システムの概略的なブロック図を示す。本実施形
態では、図1に示す情報共有システムが複数個、公衆
網、専用回線(あるいはそれら物理的な通信回線を用い
たインターネット)に互いに通信可能なように接続さ
れ、各情報共有システムは、それぞれに予め割り当てら
れた管轄地域に関連する公開情報を管理(記憶)するよ
うになっている。ここでは、各情報共有システムが例え
ば災害対策本部や地域防災拠点や地域医療救護拠点、地
域震災時避難場所などに設置され、これら各情報拠点の
管轄地域の地理的な包含関係に基づく情報交換経路に従
って公開情報や検索情報の転送が行われる様になってい
る。このような複数の情報共有システムから構成される
ネットワーク全体を分散型情報共有システムと呼ぶこと
にする。
【0015】図1において、情報共有システムは、公開
情報記憶部1、公開情報登録部2、公開情報検索部3、
公開情報提示部4、ユーザインタフェース5、通信部
6、転送先選択部7、転送情報記憶部8、地域関連選択
部9、地域属性記憶部10から構成される。
【0016】公開情報記憶部1には、公開情報登録部2
を介して、公開情報の新規登録や更新が行われるように
なっている。公開情報検索部3は、開情報記憶部1に記
憶された公開情報を検索するためのものである。
【0017】公開情報提示部4は、公開情報の検索結果
を提示したり、ユーザの直接の要求操作によらず提示さ
れる、いわゆる「お知らせ」等のアナウンス(告知)情
報をユーザに提示するための制御や、検索された公開情
報や告知情報等が音声データである場合は、該音声デー
タを再生する機能を有する。
【0018】ユーザインタフェース5は、公開情報登録
部2と公開情報検索部3と公開情報提示部4とユーザと
の間の情報の授受を受け持ち、公開情報の検索結果やア
ナウンス(告知)情報等を表示する表示装置、検索され
た公開情報や告知情報等が音声データである場合は、該
音声データを提示するためのスピーカ、公開情報となる
安否情報等や検索要求の際に検索条件等を入力するため
のキーボード、マウス等の入力装置等から構成される。
なお、入力される情報は、必ずしもテキストデータでな
くてもよく、音声データであってもよく、また携帯端
末、電話等の通信手段から入力されてもよい。その場
合、各種通信インタフェースを具備する必要がある。
【0019】通信部6は、分散型情報共有システムを構
成する他の情報共有システムと所定の通信回線にて接続
し各種情報の授受を可能にする。転送情報記憶部8は、
他の情報共有システムへ公開情報および検索情報を転送
する際に参照される転送情報を記憶するようになてい
る。
【0020】転送先選択部7は、転送情報記憶部8に記
憶されている転送情報を参照して、情報転送先の他の情
報共有システムの識別情報(例えばアドレス)を選択す
るようになっている。
【0021】地域属性記憶部10は、自身の公開情報登
録部2から登録された公開情報と自身の公開情報検索部
3から入力された検索情報と他の情報共有システムより
転送されてきた公開情報および検索情報が自身の管轄地
域に関連するものであるかどうかを判定するために参照
される地域属性情報を記憶するようになっている。
【0022】地域関連選択部9は、地域属性記憶部10
に記憶されている地域属性情報を参照して、公開情報お
よび検索情報が管轄地域に関連するものであるか否かを
判定し、関連するものであれば、その内容に従って自身
の公開情報検索部3および公開情報登録部2および公開
情報提示部4のいずれかに渡し、更に必要であれば(他
の情報共有システムに転送するときは)転送先選択部7
に渡すようになっている。
【0023】公開情報は、図2に示すように、少なくと
も地域指定情報51を含み、その他に個人名52、該個
人に関する個人情報53とが含まれる。地域指定情報5
2としては例えば該個人の住所情報であってもよい。個
人情報としては、該個人が被災者であるならば「△○公
園に避難し、家族全員無事です。」というような安否情
報であってもよい。
【0024】検索情報は、ユーザインタフェース5を介
して入力された情報に基づき公開情報検索部3で生成
(音声データにて入力されたときは、テキストデータに
変換されてもよい)されるもので、例えば、図3に示す
ように、少なくとも検索条件としての地域指定情報55
を含み、その他に検索条件として検索対象者名56、何
らかの指定(検索対象の公開情報の種類、検索の目的
等)やコメント等の付加情報57を含んでいてもよい。
【0025】地域関連選択部9で参照されるのは、公開
情報および検索情報の地域指定情報である。地域指定情
報としては、住所情報のほかに電話番号であってもよ
く、また番地まで指定された詳細な住所情報でなくとも
大まかな地域指定(例えば市や区)であっても有効であ
る。
【0026】転送情報記憶部8に記憶されている転送情
報は、例えば、図4に示すような都道府県の災害対策本
部に設置された情報共有システムを根とし、各都道府県
に地理的に包含される市、町、村等の各地域に設置され
た情報共有システムを、その包含関係のレベルに応じて
枝葉とした木構造の情報交換経路が定められていると
き、この情報交換経路に従って、各地域に設置された情
報共有システムが、公開情報および検索情報を処理(記
憶、検索実行)するのに適した情報共有システムまで転
送するために参照する情報である。転送情報を用いるこ
とにより、公開情報および検索情報を処理するのに適し
た情報共有システムまで複数の情報共有システム間をバ
ケツリレー式に転送させて、公開情報の登録および検索
処理を分散させることができる。
【0027】例えば市内を対象とするシステムであれ
ば、市の全域を管轄する市の災害対策本部に設けられた
情報共有システムに最初に入力された検索情報は、該災
害対策本部を起点として、区の災害対策本部等の市内各
区を管轄する情報共有システムを最初の転送先として転
送する。各区を管轄する情報共有システムは区内の広域
避難場所や広域災害対策拠点を次の転送先とする。ただ
し、末端の支部から中央の本部への報告など、逆方向に
情報を転送する場合もあるので、上記の転送先は下り方
向の転送先、下り方向の転送元を上り方向の転送先とし
て、転送する情報内容に応じて適宜選択できるようにす
るものとする。
【0028】同様に区内の広域を分割して管轄する情報
共有システムからは、その管轄地域内の地域防災拠点や
地域医療救護拠点、地域震災時避難場所などのより小さ
な単位の地域を管轄する情報共有システムを下り方向の
転送先とするように転送情報を構成することによって、
市を根とし各レベルの地域の情報拠点を枝葉とする木構
造の情報交換経路を持つ分散システムを形成することが
できる。
【0029】図5に転送情報記憶部8に記憶される転送
情報の一例を示す。転送情報の実体は、検索情報および
公開情報の転送先の他の情報共有システムを識別するた
めの情報で、例えばWWW(World Wide W
eb)のURLや、インターネットのIPアドレスやポ
ート番号等などである。転送情報は、転送先選択部7が
適宜目的に応じて選択できるように分類して管理される
ものとする。
【0030】図5では、転送先の情報共有システムの識
別子としてURL形式のアドレス記述を用いている。図
4に示すような木構造の情報交換経路を構成する場合、
図5に示すように下り方向のアドレスは複数、上り方向
のアドレスは1つだけ登録される。一般の木構造以外の
情報交換経路を構成する場合(例えば役割、組織等に応
じた階層構造の情報交換経路、あるいはある関連性に基
づいたループ状の情報交換経路等)には、更に分類を増
やしたり、階層を深くしたり、あるいはそれぞれのアド
レスと対にそれらを選択する条件などを記述してもよ
い。
【0031】なお、図5中の発信元情報は、後に述べる
検索処理を行った際等に、検索結果を検索要求の発信元
に返すための情報で、常時与えられているのではない。
また、公開情報および検索情報の転送先が当該木構造の
上り方向にあるのか下り方向にあるのかを判断するため
に、図4に示したような情報交換経路の構成を記述した
情報を転送情報記憶部8に記憶しておき、転送先選択部
7がこれを参照して転送先を選択するようにしてもよ
い。
【0032】地域属性記憶部10に記憶されている地域
属性情報とは、ある地域を管轄する情報拠点の情報共有
システムがその管轄地域を特定するための情報である。
このような地域属性情報を地域属性記憶部10に保持し
ていることで、それら地域属性と他の情報共有システム
から転送されてくる公開情報あるいは検索情報に含まれ
る地域指定情報とを照合することにより、地域関連選択
部9は管轄地域に関連する情報のみを処理の対象として
選択することができる。
【0033】図6に地域属性記憶部10に記憶される地
域属性情報の一例を示す。図6の最も広い地域の識別子
である県のレベルからより狭い地域を指定する識別子ま
で公開情報および検索情報に含まれる地域指定情報と照
合し、関連性を判定する。この場合、「XYZ県」を指
定するものから「XYZ県MN市AB区ab町、bc
町、cd町」を指定とするものまでが照合に成功する候
補となる。
【0034】ただし必ず広い地域のレベルから順に照合
されなければならないとするものではなく、例えば町レ
ベルの地域指定情報だけでも、照合が成功するように、
より広いレベルの情報が補完された上で照合されるもの
とする。
【0035】また、最も広い地域のレベルだけを指定し
た場合、例えば県以下の行政組織を起点とするシステム
において、地域指定情報として県のみを指定することに
よって、全域指定の地域指定情報として利用できる。
【0036】また、図6に示した例は、主に住所情報な
どとの照合を目的とした場合の地域属性情報の例である
が、このような地域属性情報は管轄地域を特定する属性
情報であって、直接的な市区町番地といった住所のデー
タだけでなく、県央部や市北部といったより曖昧なエリ
ア指定にも対応し、このような地域属性情報を用いた関
連性の判定では、明白な包含関係だけでなく、地理的な
距離の判定安定機構を持つことにより、近隣地区を対象
とする情報も関連/参考情報として選択できるものとす
る。
【0037】更に、地域属性情報として、「液状化地
域」や「焼失地域」あるいは「停電地域」、「断水地
域」など、災害状況や復旧状況などに応じて変化する地
域情報などを用いてもよい。
【0038】地域属性情報により、情報の発信起点を個
々の情報についてその適切な送り先を判断する処理が不
要となり、地域指定情報を含む形で転送先に一様に配信
するだけで、転送先の情報共有システム群によって選別
が行われ、適切な情報共有システムへと転送されて行く
という分散システムが形成される。
【0039】この場合、転送情報は先の例のように必ず
しも管轄する地域の地理的な包含関係に対応した木構造
の情報交換経路が形成されていなくても、適当なループ
検出を行うだけで、ネットワーク状の情報交換経路を形
成するようにも構成可能である。ただし、先の例のよう
な木構造の情報交換経路が形成されている場合の方がよ
り効率的なシステムを実現することができる。
【0040】本システムは特に災害時の情報システムと
して好適であるが、例えば安否情報が公開情報である場
合、例えば町・村毎の狭い範囲の地域の情報共有システ
ムおよびこれら地域を包含する地域、例えば市の広報課
の情報共有システムのどちらからでも検索できるものと
する。広報課からの避難者情報の検索処理は主に被災地
域外からの問い合わせの窓口として機能し、被災者の居
住地域が特定できる場合は、その住所情報を地域指定情
報として検索情報に付加し、また、地域が特定できない
場合は、地域指定のない(全域指定)検索情報として、
例えば木構造の情報交換経路における下り方向にある情
報共有システムに転送する。
【0041】地域が詳細に特定できる場合でも検索に失
敗した旨の通知が検索要求元に転送されてきたときは、
地域指定なしの検索情報として下り方向に再度転送する
ようにしてもよい。これにより居住地以外で被災し、一
時避難している被災者の捜索も可能とする。
【0042】次に、図1に示したような構成の複数の情
報共有システムを接続してなる、例えば災害時の分散型
情報共有システムの動作について説明する。まず、安否
情報が公開情報である場合を例にとり、所望の地域に関
連する公開情報を検索する検索処理について図7に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0043】被災住民に対する被災地域外からの安否の
照会先としては、その被災地域を管轄する行政機関が窓
口となることが期待される。そこで、例えば市を起点と
し、公開情報記憶部1に管轄する避難所の避難者の公開
情報が記憶されている情報共有システム群からなる上記
の木構造の情報交換経路(転送情報に記述されている)
の設定された分散型情報共有システムが構成されている
とする。ただし、避難者の情報を公開情報記憶部1に保
持しているのは避難所を管轄する情報共有システムのみ
であり、全体を統括する市の情報共有システムや、それ
より広い地域を管轄する情報拠点の情報共有システムな
ど特定の避難場所を管轄していない情報共有システムで
は、情報交換経路上の下流にあるの情報共有システムに
保持される公開情報は保持していないものとする。
【0044】例えば、市の情報共有システムは、ユーザ
インタフェース5を通して受け付けた安否の検索要求に
応じて(ステップS1)、公開情報検索部3にて図3に
示したような避難者情報の検索情報に変換し(ステップ
S2)、転送先選択部7により該検索情報の転送先を選
択し、通信部6を通して転送先の情報共有システムに転
送する(ステップS3)。
【0045】検索情報の地域指定情報には検索対象者の
住所情報が含まれているものとする。転送先の情報共有
システムの通信部6にて転送されたきた検索情報を受信
すると、それを転送先選択部7に渡し(ステップS
4)、該検索情報に付されている該検索情報の送信元
(すなわち、該検索情報に対する検索結果の返送先)の
アドレスを転送情報記憶部8に記憶する(ステップS
5)。該検索情報は、さらに地域関連選択部9に渡され
(ステップS6)、地域属性記憶部10に記憶されてい
る地域属性情報を参照して該検索情報の地域指定情報が
管轄地域内に包含されるか否かを判定し(ステップS
7)、管轄地域内のものであれば、その検索情報を公開
情報検索部3に渡して、自身の情報共有システムの公開
情報記憶部1に保持している避難者の公開情報に対して
検索処理を行う(ステップS8〜ステップS9)。
【0046】公開情報検索部3で検索情報に対応する捜
索対象者の公開情報が検索されたときは、その公開情報
を転送先選択部7に渡し、転送先選択部7では、転送情
報記憶部8に記憶された該検索情報の検索結果の転送先
アドレスを該公開情報に付して通信部6を介して転送す
る。このようして検索結果が起点の情報共有システム
(この場合、市の災害対策本部に設置された情報共有シ
ステム)まで返送されると、該検索された公開情報は、
通信部6、転送先選択部7、地域関連選択部9、公開情
報提示部4を介してユーザインタフェース5に表示され
る(ステップS13〜ステップS14)。
【0047】一方、ステップS10で公開情報検索部3
で検索情報に対応する捜索対象者の公開情報が検出され
ないときは、該検索情報を転送先選択部7に渡し、転送
先選択部7では、転送情報記憶部8に記憶された転送情
報を参照して、さらに下流にある情報共有システムを選
択し、通信部6を介して該選択された情報共有システム
のアドレスを該検索情報に付して転送する(ステップS
11)。下流側の情報共有システムから該検索情報に対
する検索結果が返送されてきたときは、その検索結果に
対し、先に(ステップS5にて)転送情報記憶部8に記
憶しておいた該検索情報の検索結果の転送先アドレスを
付して通信部6を介して上流にある情報共有システムへ
転送する(ステップS12)。
【0048】ステップS8で該検索情報の地域指定情報
が管轄地域外であると判定されたときは、その旨を転送
先選択部7に通知し、転送先選択部7では、転送情報記
憶部8に記憶された該検索情報の検索結果の転送先アド
レスを消去し、さらに、該検索情報も消去する(ステッ
プS8、ステップS15〜ステップS16)。
【0049】ただし廃棄するのは、この例のような地域
的な包含関係に対応した木構造の情報交換経路が形成さ
れている場合であって、その他の場合は更に転送先選択
部7により適切な他の情報共有システムを選択して転送
する必要がある。
【0050】公開情報(安否情報)の検索に際しては捜
索対象者の住所が完全に判明しており、ステップS7の
地域関連選択部9における判定に、詳細な住所情報が利
用できるのが理想的であるが、実際には住所の細部につ
いては不詳というケースも容易に想定される。このよう
な住所が不詳な捜索対象者に対する安否の照会にも対応
出来るように、地域関連選択部9は、例えば図8に示す
ようなフローチャート(後述)に従って、地域指定情報
にて指定されているレベルまでの住所によって特定可能
な地域と重なる地域を管轄する全ての情報共有システム
によって検索処理が行われるように構成することができ
る。
【0051】ただし、このような場合の検索処理と検索
情報の転送処理との間には特に制約を与えないで行って
も良い。即ち、地域関連選択部9は、ステップS9で検
索情報を公開情報検索部3に渡して自身の情報共有シス
テムの公開情報記憶部1に保持している公開情報に対し
て検索処理を行うと同時に、その検索結果を待たず(ス
テップS10をスキップして)、それと並行して、転送
先選択部7を通して検索情報を、より下流にある地域を
管轄する情報共有システムに転送し、それらおいても並
行して検索処理を行うようにしてもよい。
【0052】しかし、その場合、自身の公開情報記憶部
1に保持している公開情報の検索処理が成功し、捜索対
象者の公開情報が検索された場合には、検索情報を転送
する処理を初めとして、転送先でのその検索情報に対し
てなされた処理は全て無駄な処理となっていしまい、こ
のような無駄が木構造の上流にある情報共有システムで
発生した場合、例えば、捜索対象者の住所情報が区レベ
ルでしか分からないような曖昧性の高い安否照会の場合
には、全体としての無駄処理が無視できない負荷となる
可能性がある。
【0053】そこで、このような場合での転送処理は、
図7に示すように、検索情報を公開情報検索部3に渡し
て自身の公開情報記憶部1に保持している公開情報に対
して検索処理を先ず行い、その結果捜索対象者に該当す
る避難者が管轄する避難所の避難者として登録されてい
ないことが判明した後(ステップS10をスキップせず
に)に行うものとする。これにより、無駄な検索情報の
転送を回避することができ、その結果、管轄する避難所
あるいはその下流の避難所に避難している可能性のある
被災者に対する安否の確認だけを処理し、無駄な検索要
求を処理することによる負荷を削減することで、有効な
処理に情報共有システムの資源を集中できるようにな
る。
【0054】更に、捜索対象者の住所が全く不明という
ケースも想定されるが、そのような場合には、上記の方
式により、単に管轄地域全域が対象となる地域指定情
報、例えば先の例でいう県のレベルの地域指定情報のみ
を付加することでも対応できる。あるいは、地域指定情
報として電話番号(電話番号の局番のみでもよい)が指
定されているときは、地域関連選択部9は、電話帳デー
タを検索することで捜索対象者の電話番号から住所を調
べたり、住民情報を検索することで捜索対象者の性別、
年齢、家族構成などを手掛かりに住所を割り出すなどの
機能を付加するなどして、検索情報の転送先の範囲を広
げても良い。
【0055】図8は、地域関連選択部9における検索情
報の地域指定情報と地域属性情報との照合処理動作を説
明するためのフローチャートである。検索情報の地域指
定情報が、例えば捜索対象者の住所が全く不明なために
システム全体の管轄地域の最大エリアに対応する地域指
定(例えば県や市のレベル)のみである場合には(ステ
ップS21)、全域指定の検索情報と解釈し(ステップ
S25)、自身の公開情報検索部3と転送先選択部7に
当該検索情報を渡す(ステップS26、ステップS2
8)。そして、自身の公開情報検索部3で該検索情報に
対応する公開情報が検出されなかったとき、自身より下
流にある他の情報共有システムへ該検索情報を転送し
(ステップS29)、自身の公開情報検索部3あるいは
より下流にある情報共有システムから転送されてきた検
索結果は、前述同様通信部6を介して上流にある情報共
有システムへ転送する(ステップS27)。
【0056】検索情報の地域指定情報が、自身の管轄地
域に包含されるより下流にある地域を指定しているとき
は(ステップS22、ステップS23)、自身より下流
にある他の情報共有システムへ該検索情報を転送する
(ステップS28、ステップS29)。
【0057】検索情報の地域指定情報が、地域属性情報
と照合できないときは、そのまま処理を中止してもよい
(ステップS24)。以上のように分散型情報共有シス
テムを構成することで、全ての被災者の避難状況を1つ
のサーバで一元的に管理する場合に発生する、検索処理
要求の集中によるサーバ自体の過負荷と、そのサーバへ
の通信の集中による運用効率の低下が、処理を分散する
ことで回避される。
【0058】また、一元管理方式ではこのような検索処
理に加えて、管轄地域全域の被災住民の登録状況データ
に関する更新の処理も集中する。しかし、本発明の分散
型情報共有システムでは、避難者情報の登録や更新は、
その避難者情報に変更が生じた避難所を管轄する装置の
公開情報記憶部1に対して行われるので、これらの更新
処理も分散処理される。これにより運用効率の低下の可
能性は低減され、より安定的な運用が可能となる。
【0059】本発明では、各避難所を管轄する情報共有
システムでも、そのユーザインタフェース5を通して、
安否の照会を行うことができる。この場合の照会は基本
的にはその管轄する地域の避難所に避難しているかどう
か、即ち自身の情報共有システムあるいは下流にある情
報共有システムの公開情報記憶部1に保持している公開
情報に対して検索処理を行うに留まるものと仮定しても
良いが、本発明はそれに限定されるものではない。
【0060】例えば、地域関連選択部9は、それがユー
ザインタフェース5を通して入力された検索情報の場
合、捜索対象者の住所が管轄する地域外でも、上流(転
送情報の上り方向の転送先)の情報共有システムから転
送されて来た検索情報の場合には、その検索情報を廃棄
せず、逆に上流の情報共有システムにその検索情報を転
送する。その上流の情報共有システムは更にその上流の
情報共有システムにその検索情報を転送する。その際、
下流(転送先情報の下り方向の転送先)の情報共有シス
テムからの検索要求であることは転送情報記憶部8に記
憶しておくものとする。木構造の根となる情報共有シス
テムまで、その検索情報が転送されると、その情報共有
システムは、図7のステップS3の処理を実行し、該検
索情報を再び下位の情報共有システムに転送する。ただ
し、その結果は転送情報記憶部8に記憶しておいたアド
レスに従って該検索情報が最初に入力された情報共有シ
ステムに向けて下流に検索結果を転送する。
【0061】先に述べたように、本発明の分散型情報共
有システムでは避難者の公開情報の登録や更新は、その
避難者のいる避難所を管轄する情報共有システムの公開
情報記憶部1に対して行われる。しかし、一般にその避
難所を管轄する行政機関の対外的な情報統括部門では、
随時被災者の安否情報を一括してマスコミなどに提供で
きるようにしておく必要もある。そのため市や区などの
情報統括部門では各地域を管轄する情報共有システムに
対してなされた登録や更新の内容を常時把握している必
要がある。
【0062】そこで各情報共有システムにおいてユーザ
インタフェース5、公開情報登録部2によって公開情報
記憶部1に新規に登録された公開情報や更新内容は、転
送先選択部7によって、木構造の根に当たる情報共有シ
ステム、すなわち県や市や区などの情報統括部門の情報
共有システムに転送され、自動的に集められ、その下流
にある全ての地域の公開情報を常時把握でき、必要に応
じて適宜その情報を参照できることが望ましい。
【0063】ただし、最上流にある情報共有システムの
公開情報記憶部1に記憶された公開情報、すなわち、下
流にある全ての地域から収集された公開情報は検索処理
の対象とはしない(例えば一般市民からの検索要求の対
応には利用しないものとする)。最上流にある情報共有
システムの公開情報記憶部1に記憶された公開情報の参
照は一般市民からの検索要求とは分離され、マスコミへ
の情報提供などの目的のみに供されることが検索処理の
分散化を図る本発明の趣旨の上から望ましい。
【0064】また、被災者がその住所の地域とは異なる
地域にて被災し、その被災した地域の情報共有システム
に対し、安否情報である公開情報を登録することもあろ
う。その場合、該登録した公開情報は該被災者の住所の
地域を管轄する情報共有システムの公開情報記憶部1で
記憶しておくことが望ましい。このような場合を含めた
公開情報登録処理について、図9に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0065】情報共有システムは、ユーザインタフェー
ス5を通して受け付けた安否情報の登録要求に応じて
(ステップS31)、公開情報登録部2にて図2に示す
ような地域指定情報として住所情報を含む公開情報に変
換し(ステップS32)、地域関連選択部9へ渡す。地
域関連選択部9は、公開情報に含まれる地域指定情報と
地域属性情報とを照合し、該公開情報の地域指定情報が
管轄地域内に包含されるか否かを判定し(ステップS3
3)、管轄地域内のものであれば、その公開情報を公開
情報登録部2に渡して(ステップS34)、自身の情報
共有システムの公開情報記憶部1に記憶する(ステップ
S35)。
【0066】該公開情報の地域指定情報が管轄地域外で
あると判定されたときは(ステップS34)、該公開情
報を転送先選択部7へ渡し、転送情報記憶部8に記憶さ
れた転送情報(例えば、図4に示すような転送情報)を
参照して、地域指定情報に適応する他の情報共有システ
ム(この場合、上流にある情報共有システム)を選択
し、通信部6を介して該選択された情報共有システムの
アドレスを該公開情報に付して転送する(ステップS3
7、ステップS38)。
【0067】以上説明したように、木構造の最上流にあ
る情報共有システムでは公開情報の検索要求は即座に下
流側に転送し、逆に下流の情報共有システムから送られ
てくる新規登録や更新処理に専念することができ、検索
処理がシステム全体のボトルネックとなることなく、地
域全体の情報の把握と管理が可能となる。
【0068】木構造の最上流にある情報共有システムか
ら発信される情報として、検索情報や安否情報である公
開情報を主に説明してきたが、その他に、特定地域の災
害対策拠点等への指示や通達、あるいは特定地域の避難
住民に対するアナウンス情報などの公開情報がある。
【0069】このような情報を一様に下流にある全ての
情報共有システムに配布したのでは、各情報拠点のユー
ザは、その管轄する地域に関連する情報を、それらすべ
ての情報の中から探し出す必要が生じ、災害時という切
迫混乱した状況でのそのような作業は、ユーザにとって
大きな負担となる。かといって、そのような情報を発信
源の方で、対象地域毎に適切に分類し、各地域に合わせ
た情報内容を選別したうえで個別に配信するという作業
を人手で行うことは、同様に災害時という切迫混乱した
状況では到底不可能である。
【0070】本発明では、地域属性情報と公開情報に含
まれる地域指定情報を利用することで、地域を限定した
情報配信を容易に実現することができる。即ち各地域の
防災拠点の情報共有システムは地域の属性情報を持って
いるので、広報課などから発信される公開情報のなかに
その地域に関連する情報を見つけるとそれを自動的に取
得し、それを情報提示部4に渡し、ユーザインタフェー
ス5を通してユーザにその旨通知、あるいは自動的に表
示する。
【0071】近年では通信機能を有する携帯端末の普及
が進んでいる。これを災害時の緊急連絡や被災現場から
の情報収集の手段として利用することが期待されてい
る。またこのような通信機能を有する携帯端末をGPS
(Global Positioning Syste
m)装置と組み合わせることで、携帯端末を利用してい
る位置情報を自動送信するようなシステムは現状の技術
の組み合わせで実現可能である。実際小型のGPS装置
とPHS(Personal Handyphone
System)を組み合わせることで車両運行管理を行
うシステムなどが既に実用化されている。
【0072】本発明の分散型情報共有システムでは、ユ
ーザが携帯端末から複数の情報共有システムのうちの1
つにアクセスして、公開情報登録部2を介して安否情報
等の公開情報を登録しようとする際に、そのユーザが使
用している携帯端末の位置情報を取り込む手段を有する
ものとする。そして、公開情報登録部2は、取り込んだ
位置情報を該公開情報の地域指定情報として、図9に示
した処理に従い、携帯端末を用いている位置を管轄して
いる情報共有システムにユーザが登録した公開情報を自
動転送する。これにより、ユーザが安否情報等の公開情
報を入力する際や、検索情報を入力する際に、ユーザ自
身がどこにいるのか、どの情報共有システムにアクセス
しないといけないか、などを意識しなくてもよい。また
ユーザがどこに移動しても、現在ユーザの滞在している
場所に関連するアナウンス情報等が自動的に配信するこ
とができる。
【0073】災害時には各種のメディアから提供される
情報が相互参照できるようになっていることが望まし
い。例えばインターネットとパソコン通信の間での相互
の情報参照を可能にするなど、あるいは関連情報の放送
メディアによるアナウンス予定時間などを参照可能とす
るなどの機能が有用であろうと指摘されている。
【0074】このように、電話網、インターネット、パ
ソコン通信等、異なる種別の通信ネットワーク間で相互
に情報の受け渡しを可能とすることで、安否情報等の公
開情報の登録および利用が容易になる。すなわち、公開
情報登録部2、公開情報検索部3、公開情報提示部4、
通信部6のそれぞれの入出力インタフェース(ユーザイ
ンタフェース5)としては各種メディア(音声、画像、
データ等)や各種通信インタフェース(TCP/IP、
PPP等)を具備していることが望ましい。
【0075】災害時のサービスとして伝言ダイヤルなど
による安否情報提供サービスの実施が予定されている
が、このような分散型情報共有システムとは別個のネッ
トワーク上にあるサーバに記憶された電話番号に対応さ
せて記憶された音声データにアクセスして、参照可能な
ようにしてもよい。また、公開情報記憶部1は、電話番
号に対応させて音声データを記憶する音声データ記憶領
域をもち、例えば、公開情報登録部2が前記したような
分散型情報共有システムとは別個のネットワーク上にあ
るサーバとの間で互いに通信を行って、該電話番号に対
応する音声データを互いに参照し合うことができるとと
もに、さらに、該電話番号について該サーバと公開情報
登録部1とが同じ音声データを保持するようにしてもよ
い。
【0076】これにより、検索情報の地域指定情報とし
て電話番号が指定されているとき、該電話番号に対応付
けられて音声データ(伝言ダイヤル)が登録されていれ
ば自動的にそれを参照するようにし、逆に音声データを
公開情報として登録しておくと、それを前述した分散型
情報共有システムとは別個のネットワーク上にあるサー
バに転送することもできる。
【0077】さらに、公開情報検索部3は、入力された
検索情報(少なくとも地域指定情報等の検索条件と検索
結果の転送先情報を含む)を登録する検索情報記憶部を
さらに具備し、新たに登録された公開情報(音声データ
を含む)の中に該検索情報に含まれる検索条件に合致す
るものがあれば、その度に、該検索情報に含まれる転送
先情報にて特定される転送先へ自動的に転送するように
してもよい。その際、テキストデータから音声データ、
音声データからテキストデータへの変換処理を行うよう
にしてもよい。
【0078】このような分散型情報共有システムと他の
ネットワーク、すなわち、電話網上のサーバとの間の通
信は、例えば、CTI(Computer Telep
hony Integration)技術を用いれば実
現可能である。
【0079】また、公開情報を公開情報登録部2や公開
情報検索部3に音声認識や読み上げ機能など用いれば、
例えば、音声データとして公開情報登録部2から入力さ
れた公開情報はテキストデータに変換されて、もしくは
音声データがそのままに登録され、同様に公開情報検索
部3に入力された地域指定情報等の検索条件を含む検索
情報は音声データからテキストデータに変換されて、前
述同様な登録処理、検索処理が行われるようにしてもよ
い。すなわち、キーボードの操作に不慣れなユーザでも
登録、検索が容易になる。
【0080】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、公開情報および検索情報に含まれる地域指定情報
と、分散型情報共有システムを構成する複数の情報共有
システムのそれぞれが記憶する各情報共有システムの管
轄地域の地域属性情報とに基づき処理(公開情報の登録
・検索処理)に適した情報共有システムが選択されるの
で情報の地域性に対応した合理的な分散型情報共有シス
テムを構成でき、特に、公開情報検索時における特定サ
ーバへの負荷の集中や、特定通信経路での過大なトラフ
ィックの発生を防止し、通信容量が制限される状況でも
高いレスポンスを安定的に確保できる分散型情報共有シ
ステムを提供することが可能となる。
【0081】また公開情報の検索時、登録時には分散型
情報共有システムを構成する複数の情報共有システムの
うちの任意の1つにアクセスすればよく、ユーザが安否
情報などの公開情報を入力する際にユーザ自身がどこに
いるのか、どのサーバにアクセスしないといけないか、
などを意識しなくてもよい。
【0082】なお、上記実施形態に記載した手法は、コ
ンピュータに実行させることのできるプログラムとし
て、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディス
クなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、
半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することも
できる。すなわち、複数のパーソナルコンピュータを所
定の通信回線にて接続し、図1の公開情報記憶部1、地
域属性記憶部10、転送情報記憶部8をパーソナルコン
ピュータのメモリ領域に設け、図1に示した各部の動作
(図7〜図9)を記述したプログラムを実行することに
より、上記分散型情報共有システムを構成することがで
きる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
公開情報の検索時の負荷の分散が図れ、特定通信経路で
の過大なトラフィックの発生を防止し、通信容量が制限
される状況でも高いレスポンスを安定的に確保できる情
報共有システムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る分散型情報共有システ
ムを構成する情報共有システムの構成例を示した図。
【図2】公開情報の一例を示した図。
【図3】検索情報の一例を示した図。
【図4】検索情報および公開情報の情報交換経路の一例
として木構造の情報交換経路の具体例を示した図。
【図5】転送情報の一例を示した図。
【図6】地域属性情報の一例を示した図。
【図7】検索処理を説明するためのフローチャート。
【図8】公開情報および検索情報に含まれる地域指定情
報と核情報共有システムにて保持される管轄地域の地域
属性情報との照合処理を説明するためのフローチャー
ト。
【図9】公開情報の登録処理を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…公開情報記憶部 2…公開情報登録部 3…公開情報検索部 4…公開情報提示部 5…ユーザインタフェース 6…通信部 7…転送先選択部 8…転送情報記憶部 9…地域関連選択部 10…地域属性記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた管轄地域内に関連する公
    開情報を記憶する記憶手段を具備し、検索要求に応じて
    該記憶手段に記憶された公開情報を検索し提示する情報
    共有方法において、 検索要求に含まれる地域を指定した情報と前記管轄地域
    を含む地域間の関係とに基づき選択された地域へ該検索
    要求を転送し、該転送先から転送された検索結果を前記
    検索要求元に転送し、 前記管轄地域を含む地域を指定した検索要求についての
    み前記記憶手段から公開情報を検索することを特徴とす
    る情報共有方法。
  2. 【請求項2】 公開情報に含まれる地域指定情報と前記
    管轄地域を含む地域間の関係とに基づき選択された地域
    へ該公開情報を転送し、前記管轄地域外から転送されて
    きた該管轄地域を含む地域を指定した公開情報を前記記
    憶手段に記憶あるいは提示することを特徴とする請求項
    1記載の情報共有システム。
  3. 【請求項3】 前記検索要求について、電話番号に対応
    付けられた音声情報を検索することを特徴とする請求項
    1記載の情報共有方法。
  4. 【請求項4】 予め定められた管轄地域内に関連する公
    開情報を記憶する記憶手段を具備し、検索要求に応じて
    該記憶手段に記憶された公開情報を検索し提示する情報
    共有システムにおいて、 検索要求に含まれる地域を指定した情報と前記管轄地域
    を含む地域間の関係とに基づき選択された地域へ該検索
    要求を転送し、該転送先から転送された検索結果を前記
    検索要求元に転送する第1の転送手段と、 前記管轄地域を含む地域を指定した検索要求についての
    み前記記憶手段から公開情報を検索する検索手段と、 を具備したことを特徴とする情報共有システム。
  5. 【請求項5】 公開情報に含まれる地域指定情報と前記
    管轄地域を含む地域間の関係とに基づき選択された地域
    へ該公開情報を転送する第2の転送手段を具備し、 前記管轄地域外から転送されてきた該管轄地域を含む地
    域を指定した公開情報を前記記憶手段に記憶あるいは提
    示することを特徴とする請求項4記載の情報共有システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記検索要求について、電話番号に対応
    付けられた音声情報を検索することを特徴とする請求項
    4記載の情報共有システム。
  7. 【請求項7】 予め定められた管轄地域内に関連する公
    開情報を記憶する記憶手段を具備し、検索要求に応じて
    該記憶手段に記憶された公開情報を検索し提示するため
    のプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であっ
    て、 検索要求に含まれる地域を指定した情報と前記管轄地域
    を含む地域間の関係とに基づき選択された地域へ該検索
    要求を転送させ、該転送先から転送された検索結果を前
    記検索要求元に転送させる第1の転送手段と、 前記管轄地域を含む地域を指定した検索要求についての
    み前記記憶手段から公開情報を検索させる検索手段と、 を実行するプログラムを記録した記録媒体。
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