JPH11260215A - 光電センサおよび多光軸光電センサ - Google Patents

光電センサおよび多光軸光電センサ

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JPH11260215A
JPH11260215A JP10063188A JP6318898A JPH11260215A JP H11260215 A JPH11260215 A JP H11260215A JP 10063188 A JP10063188 A JP 10063188A JP 6318898 A JP6318898 A JP 6318898A JP H11260215 A JPH11260215 A JP H11260215A
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disturbance
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で確実に相互干渉の有無が検出できる
光電センサを提供する。 【解決手段】 光電センサは投光部15と受光部16と
が所定の周期で同期して動作する。外部診断入力端子2
1を介して光電センサ10の干渉の有無を診断する場合
は、まず投光停止部において投光部15の投光が停止さ
れる。その状態で受光部16において所定の周期で受光
が行なわれる。通常の投光タイミングで2周期の間、外
乱光の入光の有無を判別し、一度でも入光状態があった
場合さらに5周期の間入光監視を行なう。一度も入光状
態がなかった場合は受光タイミング部26で受光タイミ
ングを本来の同期信号に対してずらして受光の有無を検
出する。それでも相互干渉の可能性なしと判断した場合
は受光タイミングをさらにずらして外乱光の受光の有無
を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光電センサに関
し、特に相互干渉による誤動作を防ぐことができる光電
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】多光軸光電センサは、プレス機械の安全
装置または危険区域における進入警戒装置として従来か
ら用いられている。多光軸光電センサは、複数の投光素
子を有する投光器と、その複数の投光素子のそれぞれに
対応する複数の受光素子を有する受光器とが対向するよ
うに配置される。これら複数の投光素子と複数の受光素
子とのそれぞれの間に光軸が形成されることにより、投
光器と受光器の間に多数の光軸(光路)が形成される。
そして、投光器と、受光器との間に検出エリアを設定
し、複数の投光素子を順次発光させてそれぞれの投光素
子に対応する受光素子により投光タイミングと同期した
状態で受光動作が行なわれる。多光軸光電センサにおい
ては、検出領域内に遮光物体が存在するときには受光素
子により受光信号がなくなるので、それに基づく光軸の
遮光状態を判断して物体検出信号を出力することができ
る。そして、多光軸光電センサが使用される場所では、
そのような物体検出信号に基づいてプレス装置を停止さ
せたり、あるいは工場内への危険区域への人の進入を検
出して警報を発するようにするなどして、事故を未然に
防止するようにされている。
【0003】ところで、光電センサが近接して複数設け
られると、相互干渉を起こす場合が生じる。このような
光電センサの相互干渉検出がたとえば特開平5−754
21号公報に開示されている。同公報によれば、外乱光
検出状態と呼ばれる通常動作中の非投光時に受光機能が
有効化される。外乱光検出状態での受光頻度が低い場合
には警告を行ない、外乱光検出状態での受光頻度が高い
場合は出力を遮光状態と同様にし、電源リセットがなさ
れるまでその状態が維持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光電センサは上
記のようにして外乱光の検出が行なわれていた。しかし
この場合、外乱光が自らと同形式の光電センサからの相
互干渉光である場合、干渉される側と干渉する側の投光
周期は極めて近いため、干渉を発見するのに時間がかか
る。したがって、思わぬときに光電センサが機能停止状
態に陥ることになり、光電センサによって制御されるマ
シンが停止したり、設置変更によって相互干渉を防止し
ようとしても、新しい設置で正しいのかどうか確認する
までに時間がかかるため、利便性が低くなる可能性があ
った。
【0005】この状態を図を用いて説明する。図9は相
互干渉光を検出するための光電センサの受光タイミング
(a)と外乱光の投光タイミング(b)とを示す図であ
る。図9を参照して、たとえば多光軸光電センサにおい
て、外乱光を受けるセンサの投光周期(=受光周期)を
5ms、外乱光を与えるセンサの投光周期を5.001
ms(相対誤差0.02%)とする。図9に示すよう
に、センサの受光タイミング(a)と外乱光の投光タイ
ミング(b)とが0.001msずれているため、1周
期ごとに両タイミングが0.001msずつ接近してい
く。したがって、t=22.5sになった時点で初めて
相互干渉が検出できる。外乱光タイミングと外乱光検出
タイミングの初期ずれが4.5msであったとすると、
外乱光検出までにかかる時間は、5.001ms×4.
5ms/0.001ms=22.5sとなる。外乱光を
検出した場合にセンサ出力を停止するアルゴリズムが採
用されている場合、いつの間にか光電センサが停止して
いるという状態があり得る。その結果、ユーザにとって
利便性に問題が生じる。
【0006】さらに、投光パルス幅を5μs、受光軸有
効期間を10μsとすると相互干渉の持続時間は、5m
s×(5μs+10μs)/0.001ms=75ms
である。この期間は、光軸を遮ってもセンサは反応せ
ず、誤動作状態となっている。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、短時間で確実に相互干渉の有無
が検出できる光電センサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る光電セン
サは、投光部と受光部とが所定の周期で同期して動作す
る。光電センサは投光部の投光を停止する手段と、所定
の周期で受光しながら受光周期の位相を調整する手段
と、投光部の投光停止状態において受光部を調整手段に
よって調整して、所定の周期を有する外乱光を検出する
手段と、外乱光検出手段が外乱光を検出したときは、そ
の旨を表示する表示手段とを含む。
【0009】投光部が投光しない状態で受光部が所定の
周期の位相をずらせて外乱光を受光し、所定の周期で発
光する外乱光の有無を検出し、外乱光があったときはそ
の旨が表示される。その結果、所定の周期の光を有する
光電センサの検出すなわち、相互干渉の有無を確実に短
時間で検出できる。
【0010】請求項2に係る多光軸光電センサは、投光
部と受光部とが所定の周期で同期して動作する光電セン
サを複数有する。多光軸光電センサは複数の投光部の投
光を停止する手段と、複数の受光部において所定の周期
で受光しながら受光周期の位相を調整する手段と、複数
の投光部の投光停止状態において、複数の受光部を調整
手段によって調整して所定の周期を有する外乱光を検出
する手段と、外乱光検出手段が外乱光を検出したとき
は、その旨を表示する表示手段とを含む。
【0011】複数の投光部と受光部とを有する多光軸光
電センサにおいて、投光部が投光しない状態で複数の受
光部が所定の周期の位相をずらせて所定の周期を有する
外乱光の有無を検出し、外乱光を検出したときはその旨
が表示される。そのため、多光軸光電センサにおいて、
所定の周期で投光を行なっている干渉光を短時間で確実
に検出できる。
【0012】請求項3に係る多光軸光電センサはそれぞ
れが対の光軸をなし、同期して動作する投光部と受光部
とを複数有する。多光軸光電センサは、複数の光軸のう
ち、所望の光軸を選択する手段と、投光部の投光を停止
する手段と、選択された受光部において所定の周期で受
光しながら受光周期の位相を調整する手段と、投光手段
の投光停止状態において、選択された受光部を調整手段
によって調整して所定の周期を有する外乱光を検出する
手段と、外乱光を検出したときは、その旨の表示する表
示手段とを含む。
【0013】複数の投光部と受光部とを有する多光軸光
電センサにおいて、複数の光軸のうち所望の光軸が選択
され、投光部が投光しない状態で選択された受光部が所
定の周期をずらせながら所定の周期で発光している外乱
光を受光する。そして外乱光を受光したときはその旨が
表示される。その結果、複数の光軸のうち所望の光軸の
干渉の有無を検出できる。
【0014】請求項4に係る多光軸光電センサにおいて
は、請求項3における多光軸光電センサの表示手段は選
択された、外乱光を検出した光軸を識別できる表示を行
なう。
【0015】外乱光を検出した光軸を識別できる表示が
行なわれるため、複数の光軸のうちどの光軸が干渉を行
なっているのかが検出できる。
【0016】請求項5に係る光電センサにおいては、請
求項1〜請求項3に係る光電センサが所定の装置に接続
され、外乱光検出手段が外乱光を検出したときは、所定
の信号を装置に出力する。
【0017】請求項1〜請求項3の光電センサにおい
て、一端外乱光を検出した後は、外乱光のない状態にし
ない限り、装置は出力を遮光状態と同じ状態に保たれ
る。その結果、光電センサを用いた装置において確実に
安全性が確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】(i) 第1実施形態 以下この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は単光軸の反射型光電センサの要部を示す機能ブロ
ック図である。図1を参照して、反射型光電センサ10
は光電センサのほとんどの機能を達成するマイクロコン
ピュータ11と、マイクロコンピュータ11に接続さ
れ、投光を行なうLED15を制御する投光回路12
と、受光部を構成するフォトダイオード(以下PDと略
す)16で受けた信号を入力する受光回路13と、図示
のない装置に制御出力信号を出力するための出力回路1
4と、PD16によって外乱光を検出したときにその旨
を表示する外乱光受光表示灯19と、ON/OFFを表
示するための表示灯18とを含む。マイクロコンピュー
タ11にはさらに、データを記憶するためのEEPRO
M23が接続されている。光電センサ10はさらに電源
回路17を含み、電源回路17には電源端子20を介し
て電力が供給される。
【0019】マイクロコンピュータ11は投光タイミン
グを指示する投光タイミング部25と、受光タイミング
を指示する受光タイミング部26と、外部診断入力端子
21からの信号に応じて診断時に投光停止を行なう投光
停止部24と、受光タイミング部26に応じて受光回路
13によって所定のタイミングで受光を行なうゲート部
27と、受光回路13での受光の有無を判別する判別部
28の機能を有する。
【0020】通常は投光部15であるLEDからの光が
検出物体40によって反射され、その検出光が検出部1
6であるフォトダイオードに入力されて検出物体40の
有無が判別部28で判別される。
【0021】投光と受光は投光タイミング部25から受
光タイミング部26への同期信号によって同期制御され
ている。この光電センサ10は外部診断入力端子21を
有し、図示のない装置から外部診断機能が選択されてい
る場合は、投光を停止し出力を安全状態(OFF)に保
つ。またこのとき受光タイミング部25は受光タイミン
グ(位相)を後述のように少しずつシフトさせる。受光
部16であるPDが受光した信号は受光回路13で増
幅、フィルタリングされた後、ゲート部27に送られ
る。ゲート部27は受光タイミング部26によって制御
された期間だけ受光信号を判別部28に通す。
【0022】図6にこの発明が適用される単光軸反射型
光電センサ81の全体外観を示す。図2は外部診断時の
受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示すタイミ
ングチャートである。時間的条件として、センサの投光
周期(=受光周期)を100μs、投光パルス幅を10
μs、受光有効期間を10μsとする。
【0023】図2を参照して、(a)は外部診断機能選
択時のセンサの受光タイミングを示し、(b)は外乱光
のタイミングを示す。
【0024】次に外乱光(相互干渉光)の検出手順につ
いて説明する。 通常の投光タイミングで2周期の間、入光の有無を
判別する。
【0025】 一度でも入光状態があった場合、さら
に5周期の間、入光監視をする。 多数決論理に従って、たとえば7周期中、4周期以
上で入光状態を検出した場合、外乱光ありと判断する。
その後、同じ位相のまま外乱光検知を継続する。途中で
外乱光なしと判断した場合は、から再度入光の有無検
知を開始する。
【0026】 以上で一度も入光状態がなかった場
合と、で入光状態が3回以下の場合は、入光タイミン
グ本来の同期信号に対して5μs遅らせて、を実
行する(位相シフトを行なう)。
【0027】 外乱光なしと判断した場合、受光タイ
ミングをさらに5μs遅らせてトータル10μs遅ら
せ、を実行する。
【0028】 相互干渉の可能性なしと判断した場
合、受光タイミングをさらに5μs遅らせてトータル1
5μs遅らせる。以下同様に、20、25、…95μs
遅らせる。それでも相互干渉の可能性なしと判断した場
合は、遅れ時間を0とし再度から開始する。
【0029】 以上の1巡処理時間は最大0.1ms
×7周期×20(遅れ処理)=14μsとなる。
【0030】具体的な例を図2を参照して説明する。上
記で説明したように、入光状態がなかった場合、外部
診断機能選択時のセンサの受光タイミング(a)を5μ
sずらせる、すなわち位相をシフトする(a1)。そし
て通常の100μsで受光を行なう(a2)。ここでは
b1の点で外乱光のタイミング(b)と一致する。b2
で4周期以上で入光状態を検出することになるため、判
別部28は外乱光ありと判断する。そしてその旨を外乱
光受光表示灯19に表示する。この表示状態としては、
外乱光受光表示灯19を点滅させてもよい。また、「外
部診断時の入光」情報は、EEPROM23の記憶素子
に記録される。この記録は電源のON、OFFによって
消されることはなく、「外部診断時の遮光」が記録され
るまで保たれる。つまり、EEPROM23が「外部診
断時の入光」情報を保持したまま外部診断機能の選択を
中止したり、電源ON、OFFした場合でも、出力は
「外部診断時の入光」情報に従って安全状態(OFF)
に制御される。「外部診断時の遮光」情報は遮光状態が
28ms以上続いた場合に記録される。ここで28ms
は上記した1巡処理最大時間14msを2倍したもの
で、2巡しても外乱光を受光しなかった場合にのみ外部
診断時の遮光情報が記録される。
【0031】光電センサ10は「外部診断時の遮光」情
報が記録された後、外部診断入力信号を一定期間受信し
なくなった時点で外部診断モードから通常のモードに戻
る。
【0032】(ii) 第2実施形態 図3は多光軸光電センサの制御部の要部を示すブロック
図である。図3を参照して、多光軸光電センサ51は、
投光器52と受光器63とを含む。投光器52は投光器
の主要な機能を達成するマイクロコンピュータ55と、
マイクロコンピュータ55に接続され、複数の投光部で
あるLED1〜LED8に投光信号を出力する逐次投光
回路59と、外乱光探索表示を行なっている旨を表示す
る外乱光探索表示灯54と、電源回路53とを含む。マ
イクロコンピュータ55は投光タイミングを制御する投
光タイミング部56と、投光停止を行なう投光停止部5
7と、外部診断時にその旨を受光器63側に送信する送
信部58の機能を果たす。
【0033】受光器63は受光器63としての主要な機
能を達成するマイクロコンピュータ69と、複数の受光
部PD1〜PD8からの受光信号を受けるとともに、そ
のうち所望の光軸を選択可能な光軸選択回路75と、光
軸選択回路75に接続され、マイクロコンピュータ69
に対して選択された光軸からの受光があったことを伝達
する受光回路67と、ON/OFF表示灯65と、投光
器52以外の外乱光の受光を行なった旨の表示を行なう
外乱光受光表示灯66と、マイクロコンピュータ69が
外乱光の有無を判別した結果を図示のない外部装置へ制
御出力端子77を介して出力する出力回路68とを含
む。マイクロコンピュータ69にはEEPROM74が
接続され、そこに後に説明する所定のデータが記録され
る。受光器63は外部から電源端子76を介して電力を
供給される電源回路64を含む。
【0034】マイクロコンピュータ69は投光器52か
らの同期/外部診断指示信号を受ける受信部73と、受
信部を介して投光器52から受けた受光タイミングを設
定する受光タイミング部72と、受光タイミングに応じ
てそのタイミングで受光回路67からの受光の有無信号
を通すゲート部70と、外乱光の有無を判別する判別部
71の機能を行なう。
【0035】投光器52の送信部58と受光器63の受
信部73とは同期/外部診断指示信号78を送信するケ
ーブルで接続されている。
【0036】投光器52は外部診断入力端子61を持
つ。そして図示のない外部装置によって外部入力診断機
能が選択されていない場合は、同期信号を受光器63に
送信し、外部入力診断機能が選択されている場合は、外
部診断指示信号を受光器63に送信する。投光器52
は、通常では各光軸のLEDを逐次投光させているが、
外部診断機能が選択されている場合は全光軸の投光を停
止する。また受光器63は、通常では投光中のLED1
〜LED8に対応した光軸のPD1〜PD8の受光信号
を選択するが、外部診断機能が選択されている場合は全
光軸の受光信号を同時選択し、かつ出力を安全状態(O
FF)に保つ。またこのとき受光タイミング機能は、受
光タイミング(位相)を後述のように少しずつシフトさ
せる。そして受光部PDが受光した信号は受光回路67
で増幅、フィルタリングされた後、ゲート部70に送ら
れる。ゲート部70は、受光タイミング部72によって
制御された期間だけ受光信号を判別部71に通す。
【0037】図7に第2実施形態に係る多光軸光電セン
サ51を構成する投光器52と受光器63aの外観図を
示す。投光器52のLED1〜LED8と受光器63a
のPD1〜PD8とがそれぞれ光軸82を構成してい
る。
【0038】図4は図3に示した多光軸光電センサにお
ける外部診断時の受光タイミングと外乱光タイミングの
関係を示すタイミングチャートである。(a)は外乱光
を示し、(b)は通常の受光状態を示し、(c)は外部
診断時の受光状態を示す。ここで(a)に示す外乱光は
図3に示す8光軸の多光軸光電センサからの投光として
おり、このうち第1光軸(LED1とPD1の光軸)か
らの光が検出されるものとする。
【0039】(d)は外乱光(a)の拡大図である。
(e)〜(i)は(c)の外部診断時の受光状態の拡大
図であり、(e)はt=0〜15msの状態を示し、
(f)はt=15〜30msの状態を示し、(g)はt
=30〜45msの状態を示し、(h)はt=255〜
270msの状態を示し、(i)はt=270〜285
msの状態を示す。
【0040】図4を参照して、時間的条件として外乱光
を受ける8光軸光電センサの投光周期(=受光周期)を
5ms、外乱光を与える8光軸光電センサの投光周期を
5.001ms(相対誤差0.02%)、各光軸の選択
切換間隔をいずれも100μs、外乱光タイミングと外
乱光検出状態タイミングの初期ずれを85μs、投光パ
ルス幅をいずれも5μs、受光軸有効期間を10μsと
する。また光学条件として、外乱光が受光器63の全光
軸に対し入光するものとする。受光部PD1〜PD8は
以下のアルゴリズムで外乱光(相互干渉光)の検出を行
なう。
【0041】 全光軸を5ms×3周期の間、100
μsごとに同時有効化し入光の有無を判別する(図4
(e))。
【0042】 3周期中、2周期以上で入光状態を検
出した場合、外乱光ありと判断する。その後、同じ位相
のまま、外乱光検知機能を継続する。途中で外乱光なし
と判断した場合は、から再度入光の有無判別を開始す
る。
【0043】 上記で入光状態が1回以下の場合
は、受光タイミングを本来の同期信号に対し5μs遅ら
せて(図4(f))、を実行する(位相シフト)。
【0044】 外乱光なしと判断した場合、受光タイ
ミングをさらに5μs遅らせてトータル10μs遅ら
せ、を実行する(図4(g))。
【0045】 外乱光なしと判断した場合、受光タイ
ミングをさらに5μs遅らせてトータル15μs遅らせ
る。以下同様に、20、25、…95μs遅らせる(図
4(h),(i))。それでも外乱光なしと判断した場
合は、遅れ時間を0とし、再度から開始する。
【0046】 以上の1巡処理時間は5ms×3周期
×20(遅れ種類)=300ms本条件では、5ms×
3周期×(85μs/5μs+1+1)=285msで
外乱光検出が可能である。
【0047】外部診断の結果、入光状態であると検知し
ている間、受光器63は何らかの表示を行なう。たとえ
ば、ON/OFF表示灯65を点滅させる。また、「外
部診断時の入光」情報は、EEPROM74などの記憶
素子に記憶される。この記録は電源のON、OFFによ
って消されることはなく、「外部診断時の遮光」が記憶
されるまで保たれる。つまり、受光器63が「外部診断
時の入光」を保持したまま外部診断機能の選択を中止し
たり電源をON、OFFした場合でも、出力は「外部診
断時の入光」情報に従って制御される。このとき出力は
危険状態になることはない。「外部診断時の遮光」情報
は遮光状態が300ms以上続いた場合に記録される。
【0048】受光器63は、「外部診断時の遮光」情報
が記録された後、投光器52から外部診断入力信号を一
定期間受信して行なわれた時点で外部診断モードから通
常のモードに移り、投光器52からスタート信号を待
つ。
【0049】なお、図4において、(d)の外乱光拡大
図は正確には上記したように5.001ms−5.0m
s=1μsの端数も考慮すべきであるがここでは省略し
ている。また、受光器63は(i)のi1で示す時点で
外乱光を検出する。
【0050】(iii) 第3実施形態 次にこの発明の第3実施形態について説明する。第3実
施形態においても、多光軸光電センサの構成は図3に示
した第2実施形態と同じである。図5はこの発明の第3
実施形態に係る投光器52と受光器63の受光タイミン
グと外乱光タイミングの関係を示す図である。(a)は
外乱光を示し、(b)は通常受光状態を示し、(c)は
外部診断時の受光状態を示す。(a)の外乱光は8光軸
の多光軸光電センサからの投光としており、このうちの
第8光軸(LED8−PD8)からの光が検出されるも
のとする。
【0051】(c)を参照して、外乱光は第1光軸(L
ED1−PD1)に入光するとする。
【0052】(d)は(a)に示した外乱光の拡大図で
あり、(e)〜(i)は外部診断時の受光状態(c)の
各時間ごとの拡大図である。(e)はt=0〜15ms
の状態を示し、(f)はt=15〜30msの状態を示
し、(g)はt=30〜45msの状態を示し、(h)
はt=2055〜2070msの状態を示し、(i)を
t=2070〜2085msの状態を示す。(d)で、
光軸1,光軸2の外乱光は光学的に外乱光としては受光
されないため、点線で示されている。また、ここで正確
には5.001ms−5.0ms=1μsの端数も考慮
すべきであるが、ここでは省略している。
【0053】この実施形態における第2実施形態との相
違点は、外部診断機能が選択されている場合に、受光器
63が各光軸の受光信号を逐次選択する点にある。この
実施形態では、時間的条件の外乱光を受ける8光軸の光
電センサの投光周期(=受光周期)を5ms、外乱光を
与える8光軸光電センサの投光周期を5.001ms
(相対誤差0.02%)、各光軸の選択切換間隔を10
0μs、外乱光タイミングと外乱光検出状態タイミング
の初期ずれを685μs、投光パルス幅をいずれも5μ
s、受光軸有効期間を10μsとする。また光学条件と
して、第8光軸から外乱光が受光器63の第1光軸に入
光するものとする。なお、ここで外乱光タイミングと外
乱光検出状態のタイミングの初期ずれを685μsとし
たが、この値は任意に設定できるのは言うまでもない。
【0054】次に受光器63の外乱光(相互干渉光)の
検出を行なうアルゴリズムについて説明する。
【0055】 各光軸を逐次有効化し、5ms×3周
期の間、外乱光入光の有無を各光軸ごとに3サイクル検
知する。各サイクルのスタート周期は1.667msと
する(図5(c))。
【0056】 3周期中、2周期以上で入光状態を検
出した場合、外乱光ありと判断する。その後、同じ位相
のまま、外乱光検知機能を継続する。途中で外乱光なし
と判断した場合は、から再度入光の有無検知を開始す
る。
【0057】 上記で入光状態が1回以下の場合
は、受光タイミングを本来の同期信号に対し5μs遅ら
せてを実行する(図5(f))。
【0058】 外乱光なしと判断した場合、受光タイ
ミングをさらに5μs遅らせてトータル10μs遅ら
せ、を実行する(図5(g))。
【0059】 外乱光なしと判断した場合、受光タイ
ミングをさらに5μs遅らせてトータル15μs遅らせ
る。以下同様に20、25、…1660μs遅らせ、そ
れでも外乱光なしと判断した場合は、遅れ時間を0とし
再度から開始する。
【0060】 以上の1巡処理時間は5ms×3周期
×333(遅れ種類)=4995ms本条件では、5m
s×3周期×(685μs/5ms+1+1)=208
5msで外乱光検出が可能である。
【0061】本実施の形態においては、図6(c)に示
すように外部診断時受光において外乱光の1周期である
5msの間に第1〜第3サイクルの外部診断時受光を行
なっているため、短い時間で外部診断が可能になる。
【0062】外部診断の結果、外乱光が入光状態である
と検知している間は、受光器63は各光軸に対して何ら
かの表示を行なう。図8はそのような表示を行なう場合
の多光軸光電センサの構成例を示す図である。図8を参
照して、受光器63bには各光軸の受光部に隣接して各
光軸に対する外乱光受光表示灯66が設けられ、外乱光
を検知した光軸の外乱光受光表示灯のみが点滅する。こ
れによって、光電センサの設置者はどの光軸に対して外
乱光が入光しているのかを容易に知ることができる。
【0063】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】単光軸の反射型光電センサの要部を示すブロッ
ク図である。
【図2】単光軸の反射型光電センサにおける外部診断時
の受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示すタイ
ミングチャートである。
【図3】透過型多光軸光電センサの要部を示すブロック
図である。
【図4】透過型多光軸光電センサにおける外部診断時の
受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示すタイミ
ングチャートである。
【図5】この発明の第3実施形態に基づく受光タイミン
グと外乱光タイミングの関係を示すタイミングチャート
である。
【図6】単光軸光電センサの外観を示す図である。
【図7】多光軸光電センサの設置例を示す図である。
【図8】この発明の他の実施例に係る多光軸光電センサ
の設置例を示す図である。
【図9】従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
10 光電センサ 11 マイクロコンピュータ 12 投光回路 13 受光回路 14 出力回路 15 投光部(LED) 16 受光部PD(フォトダイオード) 21 外部診断入力端子 23 EEPROM 31 投光タイミング部 32 受光タイミング部 33 投光停止部 34 ゲート部 35 判別部 40 検出物体 51 透過型多光軸光電センサ 52 投光器 55 マイクロコンピュータ 56 投光タイミング部 57 投光停止部 58 送信部 61 外部診断入力端子 63 受光器 66 外乱光受光表示灯 67 受光回路 68 出力回路 69 マイクロコンピュータ 70 ゲート部 71 判断部 72 受光タイミング部 73 受信部 74 EEPROM 75 光軸選択回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光部と受光部とが所定の周期で同期し
    て動作する光電センサであって、 前記投光部の投光を停止する手段と、 前記所定の周期で受光しながら受光周期の位相を調整す
    る手段と、 前記投光部の投光停止状態において、前記受光部を前記
    調整手段によって調整して前記所定の周期を有する外乱
    光を検出する手段と、 前記外乱光検出手段が外乱光を検出したときは、その旨
    を表示する表示手段とを含む、光電センサ。
  2. 【請求項2】 投光部と受光部とが所定の周期で同期し
    て動作する光電センサを複数有する多光軸光電センサで
    あって、 複数の前記投光部の投光を停止する手段と、 前記複数の受光部において、所定の周期で受光しながら
    受光周期の位相を調整する手段と、 前記投光部の投光停止状態において、前記複数の受光部
    を前記調整手段によって調整して前記所定の周期を有す
    る外乱光を検出する手段と、 前記外乱光検出手段が外乱光を検出したときは、その旨
    を表示する表示手段とを含む、多光軸光電センサ。
  3. 【請求項3】 それぞれが対の光軸をなし、同期して動
    作する投光部と受光部とを複数有する多光軸光電センサ
    であって、 前記複数の光軸のうち、所望の光軸を選択する手段と、 前記複数の投光部の投光を停止する手段と、 前記選択された光軸の受光部において所定の周期で受光
    しながら受光周期の位相を調整する手段と、 前記投光部の停止状態において、前記選択された受光部
    を前記調整手段によって調整して前記所定の周期を有す
    る外乱光を検出する手段と、 前記外乱光検出手段が外乱光を検出したときは、その旨
    の表示を行なう表示手段とを含む、多光軸光電センサ。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記外乱光を検出し
    た、選択された光軸を表示する表示手段を含む、請求項
    3に記載の多光軸光電センサ。
  5. 【請求項5】 前記光電センサは所定の装置に設けら
    れ、 前記外乱光検出手段が外乱光を検出したときは、前記所
    定の装置に対して所定の遮光状態動作をとる旨の信号を
    出力し、その信号は前記外乱光検出手段が外乱光を検出
    しなくなるまで出力される、請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載の光電センサ。
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