JPH11260724A - 化合物半導体薄膜の製造方法および製造装置 - Google Patents

化合物半導体薄膜の製造方法および製造装置

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JPH11260724A
JPH11260724A JP10065201A JP6520198A JPH11260724A JP H11260724 A JPH11260724 A JP H11260724A JP 10065201 A JP10065201 A JP 10065201A JP 6520198 A JP6520198 A JP 6520198A JP H11260724 A JPH11260724 A JP H11260724A
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semiconductor thin
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Hironobu Inoue
浩伸 井上
Hitoshi Yamanishi
斉 山西
Masahide Yokoyama
政秀 横山
Takayuki Negami
卓之 根上
Takahiro Wada
隆博 和田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 III族としてInおよびGaを含むI−III−
VI族化合物半導体薄膜を、組成制御性に優れ、膜欠陥が
少ない状態で成膜できる方法および装置を提供する。 【解決手段】 Cuターゲット31、CuとGaとから
なるターゲット32、およびInターゲット33を含む
スパッタリングターゲットからI族元素およびIII族元
素を供給し、SeおよびSから選ばれる少なくとも1つ
からなる蒸着源34からVI族元素を供給することによ
り、化合物半導体薄膜を成膜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化合物半導体薄膜
の製造方法および製造装置に関し、さらに詳しくは特に
薄膜太陽電池の分野において利用されるI族、III族お
よびVI族元素からなる半導体薄膜の製造方法および製造
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、I族、III族およびVI族元素から
なる半導体薄膜を製造する方法としては、多元蒸着法、
スパッタリング法などの物理的蒸着法が知られている。
また、I族およびIII族元素、あるいはI族、III族およ
びVI族元素からなる前駆体をSeを含むガス雰囲気中で
加熱焼成する気相セレン化法、I族、III族およびVI族
元素からなる前駆体をArまたはN2雰囲気中で加熱焼
成する固相セレン化法も知られている。しかし、製造工
程における安全性、工程の単純化、装置面積の縮小とい
った観点からは、物理的蒸着法が優れている。
【0003】I族、III族およびVI族元素からなる半導
体薄膜は、主として薄膜太陽電池の技術分野において利
用されている。この場合、半導体のバンドギャップの最
適値は約1.4eVである。そこで、例えばバンドギャ
ップが1.0eV(Eg=1.0eV)であるCuIn
Se2には、CuGaSe2(Eg=1.68eV)を固
溶することにより、バンドギャップのワイド化が図られ
ている。Gaを添加すると結晶中の欠陥が減少し、キャ
リア濃度が増加するという利点もある。従来、Inサイ
トにGaを固溶したCu(In,Ga)Se2薄膜は多
元蒸着法により成膜されていた。多元蒸着法としては、
Cu過剰組成の薄膜を形成した後、(In,Ga)過剰
組成の半導体層を積層することにより、結晶粒径を大き
く、Cu 2-xSeなどの異相化合物を析出しにくくした
2層膜形成法が知られている。また再現性に優れ、下部
電極との密着性も良好な3段階法も知られている。この
方法は、第1層に(In,Ga)2Se3を形成し、その
上にCu過剰組成になるまで第2層としてCu2Seを
蒸着し、さらに第3層として(In,Ga)2Se3を蒸
着して再び(In,Ga)過剰組成とする方法である。
【0004】しかし、多元蒸着法には、個々の蒸着速度
の厳密な制御が難しいという問題があった。一方、スパ
ッタリング法には、成膜速度が電力にほぼ比例している
ためこれを制御しやすいという特徴がある。また、スパ
ッタリング法には、蒸着法と比べて基板との付着力が大
きい薄膜を得やすく、面ソースから膜成長するため点ソ
ースから膜成長する蒸着法よりも膜厚均一性に優れた膜
を得やすいという利点もある。しかし、スパッタリング
法によりSeターゲットに負の印加電圧をかけて成膜す
るとSeが負にイオン化され、基板上に形成されている
膜にダメージを与え、成膜後の薄膜に多くの欠陥が生じ
てしまうという問題がある。
【0005】そこで、スパッタリング法を蒸着法と組み
合わせたハイブリッド法が提案されている。この方法
は、CuInSe2を成膜する場合には、Cu、Inを
スパッタリング法により、Seを蒸着法により成膜する
方法である。ハイブリッド法によれば、Seに電力を印
加しないため膜へのダメージが少なく、結晶性に優れた
膜を得ることができる。また、CuとInとをスパッタ
リング法で成膜するため、組成が制御しやすく再現性に
優れた膜を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハイブ
リッド法により製造できるI−III−VI族半導体薄膜
は、III族がInのみの薄膜(例えばCuInSe2膜)
に限定されるという問題があった。これは、Gaが低融
点であるためにGaからなるスパッタリングターゲット
の作製が困難であること、およびターゲットが得られて
もスパッタリングすると液相が生じやすく成膜が困難で
あることに起因する。
【0007】本発明は、このような問題に鑑み、III族
としてInおよびGaを含む化合物半導体薄膜を、組成
制御が容易で成膜再現性にも優れたハイブリッド法によ
り製造する方法と、この方法を実施するための製造装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、CuとGaとからなるスパッタリング
ターゲットを用いることとした。即ち、本発明の化合物
半導体薄膜の製造方法は、I族元素、III族元素およびV
I族元素からなり、前記III族元素としてInおよびGa
を含む化合物半導体薄膜の製造方法であって、Cuター
ゲット、Inターゲット、およびCuとGaとからなる
ターゲットを含むスパッタリングターゲットから前記I
族元素および前記III族元素を供給し、SeおよびSか
ら選ばれる少なくとも1つからなる蒸着源から前記VI族
元素を供給することを特徴とする。このような製造方法
とすることにより、III族としてInおよびGaを含む
I−III−VI族化合物半導体薄膜を、スパッタリング法
と蒸着法との利点を兼ね備えたハイブリッド法により成
膜することができる。換言すれば、組成制御が容易で再
現性よく、負イオン化したSe等VI族により膜にダメー
ジを与えることなく、InおよびGaを含む化合物半導
体薄膜を成膜できる。
【0009】また、本発明の化合物半導体薄膜の製造装
置は、I族元素、III族元素およびVI族元素からなり、
前記III族元素としてInおよびGaを含む化合物半導
体薄膜の製造装置であって、Cuターゲット、Inター
ゲット、およびCuとGaとからなるターゲットを含む
スパッタリングターゲットと、SeおよびSから選ばれ
る少なくとも1つからなる蒸着源とを同一真空容器内に
備えたことを特徴とする。このような製造装置とするこ
とにより、III族としてInおよびGaを含むI−III−
VI族化合物半導体薄膜を、ハイブリッド法により成膜す
ることができる。
【0010】本発明により成膜される化合物半導体薄膜
は、I族としてCuを含み、III族としてGaおよびI
nを含み、VI族としてSおよびSeから選ばれる少なく
とも1つを含む。この化合物半導体薄膜は、一般にCu
(In,Ga)(S,Se) 2、Cu(In,Ga)S2
またはCu(In,Ga)Se2として表示され、通
常、カルコパイライト(黄銅鉱型)構造を有する。但
し、上記方法または装置により製造される半導体薄膜
は、上記化学式および構造に限ることなく、例えばオウ
シャク鉱型構造を有する薄膜であってもよい。
【0011】本発明において使用されるCuとGaとか
らなるスパッタリングターゲットは、重量%で表示して
Gaを20〜96%含有することが好ましい。含有量が
20重量%よりも少ないと有効な量のGaを膜中に含有
させることが容易ではなくなるからであり、96重量%
よりも多いとターゲットの作製が容易ではなくなるから
である。Ga含有量は、同じく重量%で表示して特に2
0〜30%であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法および装置につ
いて図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明の化合物半導体薄膜の製造
方法を実施するための装置の一形態の概要を示す図であ
る。この製造装置は、図示しない真空ポンプに接続した
排気口11を備えた真空容器10を備え、この真空容器
10は、その内部に、スパッタリングターゲット装着装
置1と、蒸着材料を設置するためのるつぼ2と、基板ホ
ルダー7とを含んでいる。
【0014】ターゲット装着装置1は、1つのみを図示
するが、真空容器10内に同様の装置が計3つ設置され
ている。各ターゲット装着装置1には、ターゲットに電
力を供給するための電力源12が接続されている。ま
た、各ターゲット装着装置1は角度調節機構4を備えて
おり、この機構により装着したターゲットの面角度が水
平方向を含めて調整可能とされている。ターゲットの面
角度を調整することにより、膜厚分布の均一化、基板へ
の付着率の向上などを図ることができる。
【0015】るつぼ2には、その周囲に蒸着材料を加熱
するための加熱ヒーター3が配置され、このヒーター3
に電力源13が接続している。また、るつぼ2の開口側
には、蒸着材料の飛散を制御するための蒸着シャッター
5が配置されている。
【0016】一方、基板ホルダー7は、ターゲット装着
装置1およびるつぼ2と対向するように真空容器10上
方に設置されている。この基板ホルダー7は、ベルト1
6を介して接続している基板回転モーター15により回
転可能とされている。成膜時に基板を回転させると、膜
全域にわたって組成が均一化されて好ましい。また基板
ホルダー7には、このホルダー7に装着される基板6へ
のスパッタ粒子および蒸着材料の到達を制御するため
に、基板シャッター9が備えられている。さらに基板ホ
ルダー7には、基板加熱ヒータ8が埋め込まれている。
このヒーター8により、基板は化合物半導体の結晶成長
に適した温度にまで加熱される。加熱温度は、同じく基
板ホルダー7に備え付けられた熱電対により測定され
る。
【0017】さらにこの装置は、図1に示したように、
基板へ電力を供給するために、高周波(RF)電源17
とマッチングボックス18とを具備している。また、真
空容器10には、バルブ21,22を介してArガスボ
ンベとN2ガスボンベとが接続されている。Arガス
は、マスフローコントローラ20により流量を調整しな
がら導入することができる。
【0018】以下、図1および図2を参照しながら、本
発明の化合物半導体の製造方法の例について説明する。
図2に示したように、図1に示した装置の3つのターゲ
ット装着装置1a、1b、1cに、スパッタリングター
ゲットとして、それぞれ、Cuターゲット31、Cu/
Gaターゲット32、Inターゲット33を装着する。
るつぼ2には、蒸着源としてSe34を装着する。基板
ホルダー7には、基板6としてMo膜を形成したガラス
基板を設置する。
【0019】まず、真空容器10を真空ポンプにより排
気する。真空容器10内が10-7Torr台にまで排気され
た段階で、ガスバルブ21を開き、マスフローコントロ
ーラー20により所定の流量を保ちながら、Arを容器
内に導入する。一方、基板6は、基板ヒータ8により所
定の温度にまで加熱する。なお、基板は、成膜を開始す
る前に、RF電源17とマッチングボックス18とによ
りその表面をスパッタリングしてクリーニングしておく
ことが好ましい。
【0020】3つのスパッタリングターゲットに、それ
ぞれ対応する電力源から所定の電力を印加しながら、C
u31、Cu/Ga32、In33各ターゲットをスパ
ッタリングする。Se蒸着源34は、加熱ヒーター3に
よりSeの沸点以上の温度に加熱され、この温度が一定
に近づくとシャッター5が開放される(図2参照)。一
方、基板ホルダー7は基板回転モーター15により所定
の回転数により回転させる。このような状態で、基板シ
ャッター9を開放し、基板6の表面上に成膜を行う。成
膜が終了するとリークバルブ22を開放して容器内にN
2を導入する。
【0021】成膜時の各元素の成分比は、各ターゲット
に印加する電力により調整する。I族/III族の成分比
は、Cuターゲットと、InターゲットもしくはCu/
Gaターゲットとに印加する電力比の調整、またはIn
ターゲットと、CuターゲットもしくはCu/Gaター
ゲットとに印加する電力比の調整により行う。I族/II
I族の成分比は、例えばカルコパイライト構造半導体に
おける化学量論比である1:1に調整する。また、III
族元素全体に対するGaの含有量は、Inターゲットと
Cu/Gaターゲットとに印加する電力比の調整により
制御する。一方、Se蒸着源の加熱温度は、薄膜中にお
けるSeの含有量が50%以上になるように設定するこ
とが好ましい。また、基板加熱温度は500℃前後とす
ることが好ましい。
【0022】以上の方法により製造する化合物半導体薄
膜においては、特に限定するものではないが、III族に
占めるGaの比率を1〜80原子%、特に20〜25原
子%とすることが、半導体薄膜のワイドバンドギャップ
化の観点からは好ましい。このような比率でGaを添加
した薄膜の作製を、Gaの含有量が異なる種々のCu/
Gaターゲットを用いて実施したところ、Cu75重量
%、Ga25重量%の合金ターゲットの使用が特に有効
であった。この合金ターゲットを用いた上記と同様のハ
イブリッド法により、大きさ10cm角の上記基板上へ
の成膜を実施したところ、従来の多元蒸着法により成膜
した場合よりも膜面内の均一性に優れた(III族として
InおよびGaを含む)化合物半導体薄膜を得ることが
できた。このように大面積基板に成膜する場合の膜面内
の均一性に差が認められるのは、蒸着法によるよりも、
スパッタリング法によるほうが粒子の飛散状態が安定し
ているためであると考えられる。
【0023】なお、以上の実施形態では、蒸着源として
Seを用いたが、S蒸着源やSe/S蒸着源を用いても
よい。基板としても、Mo薄膜を形成したガラス基板に
限らず、他の金属薄膜や半導体薄膜を形成したガラス基
板、薄膜を形成していないガラス基板を用いてもよく、
ガラス以外の基板を用いても構わない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CuとGaとからなるスパッタリングターゲットを利用
した上記製造方法および製造装置とすることにより、組
成制御が容易で再現性よく、また負イオン化したSe等
VI族元素により膜にダメージを与えることもなく、III
族としてInおよびGaを含むI−III−VI族化合物半
導体薄膜を得ることができる。本発明の製造方法および
製造装置は、特に薄膜太陽電池の技術分野において有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法を実施するための装置の一
形態を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の製造装置の一実施形態を示す横断面
図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c スパッタリングターゲット装着
装置 2 るつぼ 3 加熱ヒーター 4 角度調節機構 5 蒸着源シャッター 6 基板 7 基板ホルダー 8 加熱ヒーター 9 基板シャッター 10 真空容器 11 排気口 12、13 電力源 15 基板回転モーター 16 ベルト 17 高周波電源 18 マッチングボックス 20 マスフローコントローラー 21 ガスバルブ 22 リークバルブ 31 Cuターゲット 32 Cu/Gaターゲット 33 Inターゲット 34 Se蒸着源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 31/04 H01L 31/04 E (72)発明者 根上 卓之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 和田 隆博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I族元素、III族元素およびVI族元素か
    らなり、前記III族元素としてInおよびGaを含む化
    合物半導体薄膜の製造方法であって、Cuターゲット、
    Inターゲット、およびCuとGaとからなるターゲッ
    トを含むスパッタリングターゲットから前記I族元素お
    よび前記III族元素を供給し、SeおよびSから選ばれ
    る少なくとも1つからなる蒸着源から前記VI族元素を供
    給することを特徴とする化合物半導体薄膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 CuとGaとからなるターゲットが、G
    aを20〜96重量%含有する請求項1に記載の化合物
    半導体薄膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 I族元素、III族元素およびVI族元素か
    らなり、前記III族元素としてInおよびGaを含む化
    合物半導体薄膜の製造装置であって、Cuターゲット、
    Inターゲット、およびCuとGaとからなるターゲッ
    トを含むスパッタリングターゲットと、SeおよびSか
    ら選ばれる少なくとも1つからなる蒸着源とを同一真空
    容器内に備えたことを特徴とする化合物半導体薄膜の製
    造装置。
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