JPH11261290A - 電磁波シールド性の改良された複合布帛 - Google Patents
電磁波シールド性の改良された複合布帛Info
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- JPH11261290A JPH11261290A JP10065494A JP6549498A JPH11261290A JP H11261290 A JPH11261290 A JP H11261290A JP 10065494 A JP10065494 A JP 10065494A JP 6549498 A JP6549498 A JP 6549498A JP H11261290 A JPH11261290 A JP H11261290A
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- Woven Fabrics (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、従来の問題点を解消し、コンピュ
ーター、コピー機、分析・測定機などのOA機器などか
ら放射される広い周波数域の電磁波をシールドするため
の最適構造を有する複合布帛を提供するものである。 【解決手段】 表面が金属化された有機繊維をグリッド
状に配置し、該グリッド状に配置した該表面金属化繊維
の間隔を1.2mm以下にした織物と、該織物と積層す
る編物として、表面金属化させた有機繊維を含む糸条に
より編成した編物を用いて少なくとも2層構造に積層さ
せた複合布帛である。
ーター、コピー機、分析・測定機などのOA機器などか
ら放射される広い周波数域の電磁波をシールドするため
の最適構造を有する複合布帛を提供するものである。 【解決手段】 表面が金属化された有機繊維をグリッド
状に配置し、該グリッド状に配置した該表面金属化繊維
の間隔を1.2mm以下にした織物と、該織物と積層す
る編物として、表面金属化させた有機繊維を含む糸条に
より編成した編物を用いて少なくとも2層構造に積層さ
せた複合布帛である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波シールド性
の改良された複合布帛に関し、さらに詳しくは、スー
ツ、エプロン、カジュアルウェアー、ユニフォーム、ヤ
ッケなどの衣類に使用される複合布帛であって、コンピ
ューター、コピー機、分析・測定機などのOA機器など
から放射される電磁波をシールドするための複合布帛に
関するものである。
の改良された複合布帛に関し、さらに詳しくは、スー
ツ、エプロン、カジュアルウェアー、ユニフォーム、ヤ
ッケなどの衣類に使用される複合布帛であって、コンピ
ューター、コピー機、分析・測定機などのOA機器など
から放射される電磁波をシールドするための複合布帛に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からOA機器などから放射される電
磁波をシールドするために用いる素材として提案されて
いる例として、銅やステンレススチール等の金属細線が
織り込まれた布帛や、炭素繊維等の交織布帛、さらに、
カーボンブラック、金属粉を混用した導電性ゴム、プラ
スチックシート等がある。これらの布帛はそれぞれ問題
点があり、十分に満足されているとはいえない。
磁波をシールドするために用いる素材として提案されて
いる例として、銅やステンレススチール等の金属細線が
織り込まれた布帛や、炭素繊維等の交織布帛、さらに、
カーボンブラック、金属粉を混用した導電性ゴム、プラ
スチックシート等がある。これらの布帛はそれぞれ問題
点があり、十分に満足されているとはいえない。
【0003】すなわち、金属細線が織り込まれた布帛で
は、使用中に金属線が切断して布帛の表面に切断端が突
出し皮膚に触れて不快感を与える問題がある。また、炭
素繊維の交織布帛では電磁波シールド性が不十分であ
り、さらに、金属粉を混用した金属性ゴム、プラスチッ
クシートも電磁波シールド性が弱く、また、布帛の風合
いが悪くエプロン等の限られた用途にしか使用できない
問題もあった。
は、使用中に金属線が切断して布帛の表面に切断端が突
出し皮膚に触れて不快感を与える問題がある。また、炭
素繊維の交織布帛では電磁波シールド性が不十分であ
り、さらに、金属粉を混用した金属性ゴム、プラスチッ
クシートも電磁波シールド性が弱く、また、布帛の風合
いが悪くエプロン等の限られた用途にしか使用できない
問題もあった。
【0004】さらに、織物や編物の表面に無電界メッキ
を行ったものがある。しかしこれら電界メッキを行った
布帛は電磁波シールド性は優れているものの、面状の2
次元で処理されるため布帛を構成している繊維が本来有
している可撓性が損なわれ織物、編物としての風合いが
低下し衣料品としては不適当であった。これを改良する
ため表面金属化繊維を一定間隔毎に織り込んだ布帛(織
物、又は、編物)が提案されている。しかしこれらは、
風合いの点では優れているものの電磁波シールド性能は
低下し、いずれの場合も電磁波シールド性布帛としては
性能不足である。
を行ったものがある。しかしこれら電界メッキを行った
布帛は電磁波シールド性は優れているものの、面状の2
次元で処理されるため布帛を構成している繊維が本来有
している可撓性が損なわれ織物、編物としての風合いが
低下し衣料品としては不適当であった。これを改良する
ため表面金属化繊維を一定間隔毎に織り込んだ布帛(織
物、又は、編物)が提案されている。しかしこれらは、
風合いの点では優れているものの電磁波シールド性能は
低下し、いずれの場合も電磁波シールド性布帛としては
性能不足である。
【0005】さらに、特開平1−221549号公報に
は、表面に微細な粒状の凹凸と微細なシワ状凹凸が存在
する合成繊維マルチフィラメントを金属コーティングし
た布帛が提案されている。ここに開示されている金属コ
ーティングされた繊維は、表面に粒状の凹凸と繊維表面
に形成したシワ状の凹凸を形成して金属コーティングを
行うものであるから凹凸の程度が分子オーダーのレベル
ではなく、かなり粗いものであり、均一性が十分な金属
皮膜を有するものが得られない。
は、表面に微細な粒状の凹凸と微細なシワ状凹凸が存在
する合成繊維マルチフィラメントを金属コーティングし
た布帛が提案されている。ここに開示されている金属コ
ーティングされた繊維は、表面に粒状の凹凸と繊維表面
に形成したシワ状の凹凸を形成して金属コーティングを
行うものであるから凹凸の程度が分子オーダーのレベル
ではなく、かなり粗いものであり、均一性が十分な金属
皮膜を有するものが得られない。
【0006】さらに従来から使用されてきた前記の布帛
は、織物か若しくは編物の形態で使用されてきた。しか
し、金属コーティングされた繊維を使用した織物は、低
周波数域、例えば、1Mhz〜10Mhzの範囲の低周
波数域では電磁波シールド性が低下する問題があり、一
方、該金属コーティングされた繊維を使用した編物では
高周波数域、例えば、100Mhz〜1Ghzの範囲の
高周波数域で電磁波シールド性が低下し、高周波数域、
低周波数域の広い範囲の周波数域で電磁波シールド性が
得られる布帛は存在しなかった。
は、織物か若しくは編物の形態で使用されてきた。しか
し、金属コーティングされた繊維を使用した織物は、低
周波数域、例えば、1Mhz〜10Mhzの範囲の低周
波数域では電磁波シールド性が低下する問題があり、一
方、該金属コーティングされた繊維を使用した編物では
高周波数域、例えば、100Mhz〜1Ghzの範囲の
高周波数域で電磁波シールド性が低下し、高周波数域、
低周波数域の広い範囲の周波数域で電磁波シールド性が
得られる布帛は存在しなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解消し、コンピューター、コピー機、分
析・測定機などのOA機器などから放射される広い周波
数域の電磁波をシールドするための最適構造を有する複
合布帛を提供するものである。
従来の問題点を解消し、コンピューター、コピー機、分
析・測定機などのOA機器などから放射される広い周波
数域の電磁波をシールドするための最適構造を有する複
合布帛を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を以下
の構成により解決することが出来る。すなわち、有機繊
維からなる織物に表面が金属化された繊維をグリッド状
に配置し、該グリッド状に配置した表面金属化繊維の間
隔を1.2mm以下にした織物と、該織物と積層する編
物として、表面金属化させた繊維を含む糸条により編成
した編物とを用いて少なくとも2層構造に積層させてな
ることを特徴とする電磁波シールド性の改良された複合
布帛である。
の構成により解決することが出来る。すなわち、有機繊
維からなる織物に表面が金属化された繊維をグリッド状
に配置し、該グリッド状に配置した表面金属化繊維の間
隔を1.2mm以下にした織物と、該織物と積層する編
物として、表面金属化させた繊維を含む糸条により編成
した編物とを用いて少なくとも2層構造に積層させてな
ることを特徴とする電磁波シールド性の改良された複合
布帛である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用する有機繊維とは、衣服を形成し得る繊維であっ
て、天然繊維、人造繊維を含み、該人造繊維は合成繊維
が好適に使用される。該有機繊維は、本発明に使用する
織物の地組織に使用するものであり、糸の太さ、撚数等
の範囲は公知の範囲のものが適宜使用される。
使用する有機繊維とは、衣服を形成し得る繊維であっ
て、天然繊維、人造繊維を含み、該人造繊維は合成繊維
が好適に使用される。該有機繊維は、本発明に使用する
織物の地組織に使用するものであり、糸の太さ、撚数等
の範囲は公知の範囲のものが適宜使用される。
【0010】また、表面金属化された繊維とは、有機導
電性繊維であって、例えば、合成繊維の表面に銀微粉末
をコーティングしたもの、合成繊維に銀を化学メッキし
たものなどが使用され、特に合成繊維に銀を化学メッキ
した後者のものが好適である。該合成繊維としては、ポ
リエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維などを
使用することができるが、布帛を衣料用に加工する際に
は、アルカリ減量、染色加工などの工程を通ることが多
いので、耐薬品性、耐熱性などの点からナイロン66が
もっとも優れている。すなわち、ナイロン66繊維の表
面に銀を化学メッキしたものが最適である。
電性繊維であって、例えば、合成繊維の表面に銀微粉末
をコーティングしたもの、合成繊維に銀を化学メッキし
たものなどが使用され、特に合成繊維に銀を化学メッキ
した後者のものが好適である。該合成繊維としては、ポ
リエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維などを
使用することができるが、布帛を衣料用に加工する際に
は、アルカリ減量、染色加工などの工程を通ることが多
いので、耐薬品性、耐熱性などの点からナイロン66が
もっとも優れている。すなわち、ナイロン66繊維の表
面に銀を化学メッキしたものが最適である。
【0011】本発明の複合布帛は織物と編物とを積層さ
せて得られるが、該織物では前記の表面金属化繊維を該
織物の経糸として1.2mm以下の間隔に、且つ、緯糸
としても経糸と同様に1.2mm以下の間隔で配列させ
織り込んだ織物が使用される。このように経緯に表面金
属化繊維を配置させるものが必要であり、経方向、若し
くは緯方向の一方向に縞状に金属繊維を配置させたもの
では十分な電磁波シールド効果が得られないことがあ
る。また、織物に配置する表面金属化繊維の間隔が1.
2mmを超えるとシールド性能が低下し本発明の目的を
達成することができない。
せて得られるが、該織物では前記の表面金属化繊維を該
織物の経糸として1.2mm以下の間隔に、且つ、緯糸
としても経糸と同様に1.2mm以下の間隔で配列させ
織り込んだ織物が使用される。このように経緯に表面金
属化繊維を配置させるものが必要であり、経方向、若し
くは緯方向の一方向に縞状に金属繊維を配置させたもの
では十分な電磁波シールド効果が得られないことがあ
る。また、織物に配置する表面金属化繊維の間隔が1.
2mmを超えるとシールド性能が低下し本発明の目的を
達成することができない。
【0012】該織物と複合される編物では、該表面金属
化繊維を含む糸条が全面に配置されるように編成したも
のが使用される。従って、編物によって形成される編目
は、いずれも金属繊維を含む糸条により形成されるので
金属繊維による編目ループが形成される。該編目ループ
では編目経方向に1.5mm以下の間隔で該表面金属化
繊維が編み込まれ、編目緯方向に1.2mm以下の間隔
になるようにして金属繊維を編み込んだ編物が好適に用
いられる。
化繊維を含む糸条が全面に配置されるように編成したも
のが使用される。従って、編物によって形成される編目
は、いずれも金属繊維を含む糸条により形成されるので
金属繊維による編目ループが形成される。該編目ループ
では編目経方向に1.5mm以下の間隔で該表面金属化
繊維が編み込まれ、編目緯方向に1.2mm以下の間隔
になるようにして金属繊維を編み込んだ編物が好適に用
いられる。
【0013】なお、該編物に使用される表面金属化繊維
を含む糸条とは、表面金属化繊維からなる糸条をそのま
ま単独で使用するもの、編物に通常使用する糸条と該表
面金属化繊維とを単に引き揃えた糸として使用するもの
や、編物に通常使用する糸条と該表面金属化繊維とを合
撚した糸条などを使用することが出来るが編物編成等の
取り扱い性や複合布帛の表面タッチをソフトにする点か
ら編物に通常使用する糸条と表面金属化繊維との合撚糸
が最も好ましく例示される。
を含む糸条とは、表面金属化繊維からなる糸条をそのま
ま単独で使用するもの、編物に通常使用する糸条と該表
面金属化繊維とを単に引き揃えた糸として使用するもの
や、編物に通常使用する糸条と該表面金属化繊維とを合
撚した糸条などを使用することが出来るが編物編成等の
取り扱い性や複合布帛の表面タッチをソフトにする点か
ら編物に通常使用する糸条と表面金属化繊維との合撚糸
が最も好ましく例示される。
【0014】次に、本発明の複合布帛でいう2層構造と
は、前記のような織物と編物とが積層された構造を意味
し、例えば、衣服の表地と裏地に使用するように織物と
編物とが単に重ね合わされたものや、さらに縫糸により
両者が逢着されたもの、接着剤により接着されたもの等
の態様を含み積層の手段はいずれでもよい。また、本発
明の複合布帛は単に2層構造のみならず、織物−編物−
織物や編物−織物−編物等の3層以上の構造であっても
構わない。
は、前記のような織物と編物とが積層された構造を意味
し、例えば、衣服の表地と裏地に使用するように織物と
編物とが単に重ね合わされたものや、さらに縫糸により
両者が逢着されたもの、接着剤により接着されたもの等
の態様を含み積層の手段はいずれでもよい。また、本発
明の複合布帛は単に2層構造のみならず、織物−編物−
織物や編物−織物−編物等の3層以上の構造であっても
構わない。
【0015】
【発明の効果】本発明の複合布帛を使用して裁断、縫製
して得られたスーツ、エプロン、カジュアルウェアー、
ユニフォーム、ヤッケなどの衣類は、日常の生活条件下
で受けるコンピューターなどのOA機器類、分析装置な
どから放射される電磁波、例えば、100Khzから1
Ghzの範囲の高周波数域のみならず1Mhz〜10M
hzの範囲の低周波数域における放射電磁波の環境下
で、30db以上のシールド性能を示すものである。
して得られたスーツ、エプロン、カジュアルウェアー、
ユニフォーム、ヤッケなどの衣類は、日常の生活条件下
で受けるコンピューターなどのOA機器類、分析装置な
どから放射される電磁波、例えば、100Khzから1
Ghzの範囲の高周波数域のみならず1Mhz〜10M
hzの範囲の低周波数域における放射電磁波の環境下
で、30db以上のシールド性能を示すものである。
【0016】表面金属化繊維をグリッド状に配置した織
物は、一般的に高周波数域ではシールド性能が良好であ
るが、低周波数域ではシールド性能が劣り、また、同様
に表面金属化繊維をグリッド状に配置した編物は一般的
には低周波数域ではシールド性が良好なものの、高周波
数域では殆どシールド性能が発現せず、従って、これら
織物や編物単独ではシールド材としては十分に機能でき
ない。しかしながら、本発明による複合布帛とすること
により、織物と編物との短所を相互に補完し、全周波数
域にわたり良好なシールド性能を得ることが出来るもの
である。このように高周波数域及び低周波数域の両方で
電磁波シールド性能があるため、前記のOA機器の使用
者の作業服のみならず電磁波の影響を受けると健康上の
理由から困る人の衣服としても使用することができる。
物は、一般的に高周波数域ではシールド性能が良好であ
るが、低周波数域ではシールド性能が劣り、また、同様
に表面金属化繊維をグリッド状に配置した編物は一般的
には低周波数域ではシールド性が良好なものの、高周波
数域では殆どシールド性能が発現せず、従って、これら
織物や編物単独ではシールド材としては十分に機能でき
ない。しかしながら、本発明による複合布帛とすること
により、織物と編物との短所を相互に補完し、全周波数
域にわたり良好なシールド性能を得ることが出来るもの
である。このように高周波数域及び低周波数域の両方で
電磁波シールド性能があるため、前記のOA機器の使用
者の作業服のみならず電磁波の影響を受けると健康上の
理由から困る人の衣服としても使用することができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例似寄り本発明を詳細に説明す
る。実施例で使用した表面金属化繊維は、ナイロン66
に銀メッキを施した繊維{商品名;X−static
(登録商標、以下同じ)、米国 Sauquoit I
ndustries Inc.製}:30de/10f
ilマルチフィラメント糸である。なお、実施例、比較
例における電磁波シールド性は下記の方法により評価し
た。
る。実施例で使用した表面金属化繊維は、ナイロン66
に銀メッキを施した繊維{商品名;X−static
(登録商標、以下同じ)、米国 Sauquoit I
ndustries Inc.製}:30de/10f
ilマルチフィラメント糸である。なお、実施例、比較
例における電磁波シールド性は下記の方法により評価し
た。
【0018】(1)KEC法:KEC法(社団法人関西
電子工業振興センターの標準測定方法であるMIL−S
TD285に基づくもの)は、近距離間に発信アンテナ
と受信アンテナが設置されたシールドボックス(TR1
7301A;アドバンステスト社製)内の所定の位置
(アンテナ間)にサンプル布帛を保持し、周波数を1M
hz〜10Mhzの低周波数域及び100Mhz〜1G
hzの高周波数域の範囲で変化させて発信し、その時の
各周波数における減衰状態をトラッキング・ジェネレー
ター付きスペクトラム・アナライザー(R3361A;
アドバンテスト社製)で測定するものであり、近接界に
おける電磁波シールド性が評価できる。
電子工業振興センターの標準測定方法であるMIL−S
TD285に基づくもの)は、近距離間に発信アンテナ
と受信アンテナが設置されたシールドボックス(TR1
7301A;アドバンステスト社製)内の所定の位置
(アンテナ間)にサンプル布帛を保持し、周波数を1M
hz〜10Mhzの低周波数域及び100Mhz〜1G
hzの高周波数域の範囲で変化させて発信し、その時の
各周波数における減衰状態をトラッキング・ジェネレー
ター付きスペクトラム・アナライザー(R3361A;
アドバンテスト社製)で測定するものであり、近接界に
おける電磁波シールド性が評価できる。
【0019】[実施例1]経糸としてポリエチレンテレ
フタレート(以下、ポリエステルという)マルチフィラ
メント糸:50デニール/24フィラメント(A糸)を
使用し、さらに、表面金属化繊維(X−stati
c):30デニール/10フィラメントとポリエステル
マルチフィラメント糸:30デニール/12フィラメン
トを600回/mで合撚した合撚糸(B糸)を使用し
て、A糸の6本ごとにB糸1本が配列される配列法で使
用し、緯糸としてポリエステルマルチフィラメント糸:
75デニール/36フィラメント(C糸)と前記B糸と
をC糸3本ごとにB糸が1本配列される配列法で使用し
て織成し、仕上後の織物表面に該表面金属化繊維が経緯
ともに1.2mmの間隔で配置された平組織の織物(目
付:60g/m2)が得られるようにした。
フタレート(以下、ポリエステルという)マルチフィラ
メント糸:50デニール/24フィラメント(A糸)を
使用し、さらに、表面金属化繊維(X−stati
c):30デニール/10フィラメントとポリエステル
マルチフィラメント糸:30デニール/12フィラメン
トを600回/mで合撚した合撚糸(B糸)を使用し
て、A糸の6本ごとにB糸1本が配列される配列法で使
用し、緯糸としてポリエステルマルチフィラメント糸:
75デニール/36フィラメント(C糸)と前記B糸と
をC糸3本ごとにB糸が1本配列される配列法で使用し
て織成し、仕上後の織物表面に該表面金属化繊維が経緯
ともに1.2mmの間隔で配置された平組織の織物(目
付:60g/m2)が得られるようにした。
【0020】一方、編物は、ポリエステルマルチフィラ
メント糸:50デニール/24フィラメントの5本を用
い、これに表面金属化繊維(X−static)を2本
を合糸して150回/mで撚糸したものを用いて編成し
て仕上目付が40g/m2のトリコット編地となるよう
にした。
メント糸:50デニール/24フィラメントの5本を用
い、これに表面金属化繊維(X−static)を2本
を合糸して150回/mで撚糸したものを用いて編成し
て仕上目付が40g/m2のトリコット編地となるよう
にした。
【0021】このようにして得た前記織物と編物は、そ
れぞれ別々にポリエステルの染色仕上加工工程に通して
仕上加工布とし、該織物及び編物を単に重ね合わせるこ
とにより積層させて2層構造布帛(目付:100g/m
2)を得た。該2層構造布帛について近接界における電
磁波シールド性を測定し評価した。評価結果を表1に示
す。
れぞれ別々にポリエステルの染色仕上加工工程に通して
仕上加工布とし、該織物及び編物を単に重ね合わせるこ
とにより積層させて2層構造布帛(目付:100g/m
2)を得た。該2層構造布帛について近接界における電
磁波シールド性を測定し評価した。評価結果を表1に示
す。
【0022】[比較例1]実施例1で使用した平織物の
みを用いて実施例1と同様にして仕上加工布を得た。得
られた織物について実施例1と同様に近接界における電
磁波シールド性を測定し評価した。評価結果を表1に併
せて示す。
みを用いて実施例1と同様にして仕上加工布を得た。得
られた織物について実施例1と同様に近接界における電
磁波シールド性を測定し評価した。評価結果を表1に併
せて示す。
【0023】[比較例2]実施例1で使用した編物のみ
を用いて実施例1と同様にして仕上加工工をした。得ら
れた編物について実施例1と同様に近接界における電磁
波シールド性を測定し評価した。評価結果を表1に併せ
て示す。
を用いて実施例1と同様にして仕上加工工をした。得ら
れた編物について実施例1と同様に近接界における電磁
波シールド性を測定し評価した。評価結果を表1に併せ
て示す。
【0024】[実施例2]実施例1で使用したポリエス
テルマルチフィラメント糸(A糸)と合撚糸(B糸)と
を使用し、経糸はA糸4本ごとにB糸が1本配列される
配列法で、緯糸は同じく実施例1で使用したC糸2本ご
とにB糸が1本配列される配列法で使用して織成し、仕
上後の織物表面に該表面金属化繊維が経緯共に1.1m
mで配置された平織物(目付:40g/m2)が得られ
るようにした。該平織物を使用する以外は実施例1と同
様にして編物を積層させて2層構造布帛(目付:80g
/m2)を得た。得られた複合布帛について実施例1と
同様に近接界における電磁波シールド性を測定し評価し
た。評価結果を表1に併せて示す。
テルマルチフィラメント糸(A糸)と合撚糸(B糸)と
を使用し、経糸はA糸4本ごとにB糸が1本配列される
配列法で、緯糸は同じく実施例1で使用したC糸2本ご
とにB糸が1本配列される配列法で使用して織成し、仕
上後の織物表面に該表面金属化繊維が経緯共に1.1m
mで配置された平織物(目付:40g/m2)が得られ
るようにした。該平織物を使用する以外は実施例1と同
様にして編物を積層させて2層構造布帛(目付:80g
/m2)を得た。得られた複合布帛について実施例1と
同様に近接界における電磁波シールド性を測定し評価し
た。評価結果を表1に併せて示す。
【0025】[実施例3]織物として実施例1で使用し
た平織物を用い、編物にはポリエステルマルチフィラメ
ント糸:50デニール/24フィラメントの3本に表面
金属化繊維(X−static)を2本合糸して400
回/mの撚数で撚糸したものを用いて編成し仕上目付が
目付:30g/m2のトリコット編地となるようにした
ものを使用して、実施例1と同様にして該織物と編物と
を積層させて2層構造布帛(目付:90g/m2)と
し、実施例1と同様にして染色仕上加工を行った。得ら
れた仕上加工布について実施例1と同様に近接界におけ
る電磁波シールド性を測定し評価した。評価結果を表1
に併せて示す。
た平織物を用い、編物にはポリエステルマルチフィラメ
ント糸:50デニール/24フィラメントの3本に表面
金属化繊維(X−static)を2本合糸して400
回/mの撚数で撚糸したものを用いて編成し仕上目付が
目付:30g/m2のトリコット編地となるようにした
ものを使用して、実施例1と同様にして該織物と編物と
を積層させて2層構造布帛(目付:90g/m2)と
し、実施例1と同様にして染色仕上加工を行った。得ら
れた仕上加工布について実施例1と同様に近接界におけ
る電磁波シールド性を測定し評価した。評価結果を表1
に併せて示す。
【0026】[比較例3]織物として実施例1で使用し
たA糸、B糸及びC糸を使用して、経糸にはA糸8本ご
とにB糸が1本が配置され、緯糸にはC糸4本に対して
B糸が1本が配置されるように使用して織成し、仕上後
の織物表面に該表面金属化繊維が経糸方向に1.7m
m、緯糸方向に1.6mmの間隔で配置された平織物
(仕上目付:65g/m2)が得られるようにし、さら
に編物にはポリエステルマルチフィラメント糸:50デ
ニール/24フィラメントの5本に表面金属化繊維(X
−static)を2本合糸して150回/mで撚糸し
たものを用いて編成して仕上目付が45g/m2のトリ
コット編地となるようにする以外は、実施例1と同様に
して積層させて2層構造布帛(目付:110g/m2)
とし染色加工して仕上加工布を得た。得られた仕上加工
布について実施例1と同様に近接界における電磁波シー
ルド性を測定し評価した。評価結果を表1に併せて示
す。
たA糸、B糸及びC糸を使用して、経糸にはA糸8本ご
とにB糸が1本が配置され、緯糸にはC糸4本に対して
B糸が1本が配置されるように使用して織成し、仕上後
の織物表面に該表面金属化繊維が経糸方向に1.7m
m、緯糸方向に1.6mmの間隔で配置された平織物
(仕上目付:65g/m2)が得られるようにし、さら
に編物にはポリエステルマルチフィラメント糸:50デ
ニール/24フィラメントの5本に表面金属化繊維(X
−static)を2本合糸して150回/mで撚糸し
たものを用いて編成して仕上目付が45g/m2のトリ
コット編地となるようにする以外は、実施例1と同様に
して積層させて2層構造布帛(目付:110g/m2)
とし染色加工して仕上加工布を得た。得られた仕上加工
布について実施例1と同様に近接界における電磁波シー
ルド性を測定し評価した。評価結果を表1に併せて示
す。
【0027】
【表1】
【0028】これら実施例1、2及び3で得られた2層
構造布帛の近接界における電磁波シールド性を測定する
と、いずれも低周波数域では60db以上、高周波数域
では40db程度のシールド効果が得られる。比較例1
で使用した織物単独では、高周波数域では30〜40d
b程度のシールド性が得られるが、低周波領域では30
db以下のシールド性しか得られず本発明の効果が得ら
れない。比較例2で使用した編物単独では、低周波数域
では50db程度のシールド性が得られるが、高周波数
域では30db未満のシールド性しか得られず本発明の
効果が得られない。また、比較例3では、表面金属化繊
維の配列密度が1.2mmを超えているため電磁波シー
ルド性能が低下し、高周波数域でのシールド性が30d
b未満のものしか得られない。
構造布帛の近接界における電磁波シールド性を測定する
と、いずれも低周波数域では60db以上、高周波数域
では40db程度のシールド効果が得られる。比較例1
で使用した織物単独では、高周波数域では30〜40d
b程度のシールド性が得られるが、低周波領域では30
db以下のシールド性しか得られず本発明の効果が得ら
れない。比較例2で使用した編物単独では、低周波数域
では50db程度のシールド性が得られるが、高周波数
域では30db未満のシールド性しか得られず本発明の
効果が得られない。また、比較例3では、表面金属化繊
維の配列密度が1.2mmを超えているため電磁波シー
ルド性能が低下し、高周波数域でのシールド性が30d
b未満のものしか得られない。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 11/83 D06M 17/00 H 17/00 11/00 A
Claims (2)
- 【請求項1】 表面が金属化された繊維を含む糸条が格
子状に配置されてなり、隣り合う該糸条間の間隔が1.
2mm以下の織物と、表面が金属化された繊維を含む編
物とを少なくとも2層に積層させてなることを特徴とす
る電磁波シールド性の改良された複合布帛。 - 【請求項2】 表面が金属化された繊維が、合成繊維に
銀メッキ又は銀コーティングした繊維である請求項1に
記載された電磁波シールド性の改良された複合布帛。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10065494A JPH11261290A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 電磁波シールド性の改良された複合布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10065494A JPH11261290A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 電磁波シールド性の改良された複合布帛 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11261290A true JPH11261290A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13288712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10065494A Pending JPH11261290A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 電磁波シールド性の改良された複合布帛 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11261290A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005268579A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Shin Nippon Tex Kk | 電磁波遮蔽材 |
| JP2010261116A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Toyota Boshoku Corp | 織物 |
| WO2025094784A1 (ja) * | 2023-10-30 | 2025-05-08 | 日東紡績株式会社 | 電磁波遮蔽織物、及び、樹脂付き織物 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP10065494A patent/JPH11261290A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005268579A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Shin Nippon Tex Kk | 電磁波遮蔽材 |
| JP2010261116A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Toyota Boshoku Corp | 織物 |
| WO2025094784A1 (ja) * | 2023-10-30 | 2025-05-08 | 日東紡績株式会社 | 電磁波遮蔽織物、及び、樹脂付き織物 |
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