JPH11261553A - ディジタル加入者交換機のデータ通信呼用加入者給電制御装置および加入者回路 - Google Patents

ディジタル加入者交換機のデータ通信呼用加入者給電制御装置および加入者回路

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JPH11261553A
JPH11261553A JP10057725A JP5772598A JPH11261553A JP H11261553 A JPH11261553 A JP H11261553A JP 10057725 A JP10057725 A JP 10057725A JP 5772598 A JP5772598 A JP 5772598A JP H11261553 A JPH11261553 A JP H11261553A
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carrier
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JP10057725A
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Yasunori Ogawa
保典 小川
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Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/005Interface circuits for subscriber lines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は音声呼(アナログ)の加入者交換機に
おけるインタネット呼などのデータ通信呼用の加入者給
電制御装置に関し、インターネット呼等の従来の音声呼
とは異なる呼の増大に対しても、加入者給電容量が増大
しないようにすることを目的とする。 【解決手段】ディジタル加入者交換機のデータ通信呼用
加入者給電制御装置であって、加入者回路に給電停止手
段を設けるとともに、モデムのキャリア信号を検出する
キャリア検出手段を備え、発着間に通話パスが設定され
たら、該通話パスをモニタパスにより該キャリア検出手
段に接続し、該キャリア検出手段によりキャリア信号が
検出されたら、該加入者回路の給電停止手段により加入
者への給電を停止するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声呼(アナロ
グ)の加入者交換機におけるインタネット呼などのデー
タ通信呼用の加入者給電制御装置と加入者回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図24にはパーソナルコンピュータ(以
下、パソコンPCという)を、音声呼を扱うディジタル
加入者交換機を介して収容する場合のシステム構成例が
示される。加入者交換機はスイッチ部1と中央制御装置
4を主要構成とし、通常のアナログ電話機やパソコンP
Cのモデムを加入者回路2を介して収容し、一方、イン
タネット・プロバイダ等のパソコン通信事業者のモデム
をディジタル・トランク3を介して収容している。7は
電源装置であり、加入者交換機本体への動作電流の給電
に用いられるとともに、アナログ電話機に給電する給電
電流を加入者回路2に供給するものである。
【0003】従来の音声呼を扱う加入者交換機では、ア
ナログ電話機への給電を必要としており、アナログ電話
機に直流電流を供給することで、加入者の発呼と終話の
検出およびアナログ電話機での音声/電気信号の変換を
行っている。この給電電流としては通話時に平均で約2
W(1加入者あたり)を供給しているが、例えば1万加
入者を超える局用交換機などの場合には、この給電電流
の消費電力は膨大となって、電源容量の非常に大きな電
源装置7が必要となり、かかる電源装置7はコストが非
常に高価となる。この電源装置7の電源容量は、交換機
本体の消費電流と上記のアナログ電話機への給電電流と
に基づいて容量の算出を行っており、後者は呼量計算か
らの同時通話中の加入者数から給電電流の容量を定めて
いる。
【0004】また、パソコンPCをかかる加入者交換機
に接続する場合、モデムを介して接続を行うことにな
り、この場合でも加入者交換機の加入者回路2からモデ
ムに給電が行われ、この給電電流によりパソコンPC端
末の発呼と終話を検出できるようにしている。一方、パ
ソコンPCは商用AC電源を自身の電源としているか
ら、通話中はこの給電電流は終話検出の目的以外には利
用されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、パソコン通信、
特にインターネットの普及により、従来の音声呼と異な
ったデータ通信呼が急増しており、特にインタネットを
用いたデータ通信呼は「インターネット呼」とよばれて
いる。このインターネット呼は長時間にわたり通信が行
われる長時間保留呼となることが多く、かかるインター
ネット呼が大幅に増加すると、給電電流も大幅に増大す
ることになる。例えば、2万加入の加入者交換機の場
合、従来の音声呼では、電源装置7の給電容量は「15
0A/−48V」であったが、インターネット呼の増大
により同時通話量が約2倍になると予想すると、この場
合の電源装置7の給電容量は「300A/−48V」が
必要となる。
【0006】このように、増大する給電電流に応じて交
換機の電源装置の電源容量が大きくなる結果、電源装置
の価格も大幅に増大し、また日々の運用費用としての消
費電力も増大することになり、交換システム全体の価格
および運用費用が高価となってしまう。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、インターネット呼等の従来の音声呼とは異な
る呼の増大に対しても、加入者給電容量が増大しないよ
うにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するために、本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第1の形態として、ディジタル加入者交
換機のデータ通信呼用加入者給電制御装置であって、加
入者回路に給電停止手段を設けるとともに、モデムのキ
ャリア信号を検出するキャリア検出手段を備え、発着間
に通話パスが設定されたら、該通話パスをモニタパスに
より該キャリア検出手段に接続し、該キャリア検出手段
によりキャリア信号が検出されたら、該加入者回路の給
電停止手段により加入者への給電を停止するようにした
ものである。これにより、データ通信呼の通信に対して
は、その検出後に加入者回路からの給電が停止されるこ
とになり、給電電流を削減できる。
【0009】また本発明る係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第2の形態として、上記第1の形態にお
いて、該加入者回路の給電停止機能により加入者への給
電が停止されたら、該キャリア検出手段により該発着間
の通話パスにキャリア信号が有るか無いかを監視し、キ
ャリア信号無しが検出されたら該加入者回路の給電停止
手段を解除して給電を再開し、該給電電流による終話の
監視を行うようにしたものである。これにより、データ
通信呼による通信においてキャリア無しが検出された後
には、加入者回路から加入者への給電が再開されるの
で、この給電電流を用いて一般の音声呼と同じ処理で終
話検出が可能となる。
【0010】また本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第3の形態として、上記第1の形態にお
いて、発着間の通話パスに信号電力が有るか無いかを検
出する信号断検出手段を備え、該加入者回路の給電停止
機能により加入者への給電が停止されたら、該信号断検
出手段により該発着間の通話パスに信号電力が有るか無
いかを監視し、信号電力無しが検出されたら該加入者回
路の給電停止手段を解除して給電を再開し、該給電電流
による終話の監視を行うようにしたものである。これに
より、データ通信呼による通信において信号電力無しが
検出された後には、加入者回路から加入者への給電が再
開されるので、この給電電流を用いて一般の音声呼と同
じ処理で終話検出が可能となる。しかも、かかる信号断
検出手段は、信号電力の有無を検出するのみでよいの
で、その構成が簡単であり、低コストで実現することが
できる。
【0011】また本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第4の形態として、上記第1の形態にお
いて、該キャリア検出手段によるキャリア信号有りの検
出は中央制御装置に通知され、それに応じて該中央制御
装置から該加入者回路に対して給電停止指示が発行され
るように構成する。
【0012】また本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第5の形態として、上記第2の形態にお
いて、該キャリア検出手段によるキャリア信号無しの検
出は中央制御装置に通知され、それに応じて該中央制御
装置から該加入者回路に対して給電再開指示が発行され
るように構成する。
【0013】また本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第6の形態として、該信号断検出手段に
よる信号電力無しの検出は中央制御装置に通知され、そ
れに応じて該中央制御装置から該加入者回路に対して給
電再開指示が発行されるように構成する。
【0014】また本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、該キャリア検出手段を着側の通話パスに
接続するものである。このようにすることで、発側加入
者から入力されるプッシュボタン信号を誤ってキャリア
信号として検出することを防止できる。
【0015】また本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第8の形態として、該キャリア検出手段
を、キャリア周波数帯域の信号を検出してキャリア有り
とするキャリア検出部と、キャリア周波数帯域外の信号
を検出する帯域外信号検出部と、キャリア検出部でキャ
リア有りが検出され同時に該帯域外信号検出部でキャリ
ア周波数帯域外信号無しが検出されたときにキャリア信
号有りと判定する判定部とで構成し、該キャリア検出手
段を発側の通話パスに接続するものである。このように
構成すると、発側の加入者からキャリア信号の周波数帯
域も一部に含むプッシュボタン信号が送出されても、こ
れをキャリア信号と区別することができ、かかるプッシ
ュボタン信号を誤ってキャリア信号として検出すること
を防止できる。
【0016】また本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第9の形態として、上記第1の形態にお
いて、該加入者回路の給電停止手段は、給電停止から所
定時間が経過するまでは、オンフック検出機能を無効に
しておくように構成する。このように構成すると、加入
者回路による給電停止時に、加入者回路がノイズ的に誤
ってオンフック検出信号を発生しても、このオンフック
検出信号を無視することができる。
【0017】また本発明に係るデータ通信呼用加入者給
電制御装置は、第10の形態として、上記第2または第
3の形態において、該加入者回路の給電停止手段は給電
再開から所定時間が経過するまでは、オンフック検出機
能を無効にしておくように構成する。このように構成す
ると、加入者回路による給電再開時に、加入者回路がノ
イズ的に誤ってオンフック検出信号を発生しても、この
オンフック検出信号を無視することができる。
【0018】また本発明に係る加入者回路は、第11の
形態として、ディジタル加入者交換機の加入者回路であ
って、加入者回路内に給電停止手段とモデムのキャリア
信号を検出するキャリア検出手段とを設け、発着間に通
話パスが設定されたら、該加入者回路内の通話パスを通
過する通話信号を該キャリア検出手段で監視して、該キ
ャリア検出手段によりキャリア信号が検出されたら、該
加入者回路の給電停止手段により加入者への給電を停止
するようにしたものである。これにより、データ通信呼
の通信に対しては、その検出後に加入者回路からの給電
が停止されることになり、給電電流を削減できる。
【0019】また本発明に係る加入者回路は、第12の
形態として、上記第1の形態において、該加入者回路の
給電停止手段により加入者への給電が停止されたら、該
キャリア検出手段により該通話パスにキャリア信号が有
るか無いかを監視し、キャリア信号無しが検出されたら
該加入者回路の給電停止手段を解除して給電を再開し、
該給電電流による終話の監視を行うようにしたものであ
る。これにより、データ通信呼による通信においてキャ
リア無しが検出された後には、加入者回路から加入者へ
の給電が再開されるので、この給電電流を用いて一般の
音声呼と同じ処理で終話検出が可能となる。
【0020】また本発明に係る加入者回路は、第13の
形態として、上記第11または12の形態において、該
加入者回路内のキャリア検出手段はディジタル・シグナ
ル・プロセッサにより構成される。加入者回路の機能は
ディジタル・シグナル・プロセッサで構成される傾向に
あるので、このディジタル・シグナル・プロセッサを用
いてキャリア検出手段を構成すれば、ハードウェアを追
加することなく、ソフトウェアだけで本発明を実現で
き、コストアップを抑えることができる。
【0021】また本発明に係る加入者回路は、第14の
形態として、上記第11、12または13の形態におい
て、該キャリア検出手段を、キャリア周波数帯域の信号
を検出してキャリア有りとするキャリア検出部と、キャ
リア周波数帯域外の信号を検出する帯域外信号検出部
と、キャリア検出部でキャリア有りが検出され同時に該
帯域外信号検出部でキャリア周波数帯域外信号無しが検
出されたときにキャリア信号有りと判定する判定部とで
構成する。このように構成すると、加入者からキャリア
信号の周波数帯域も一部に含むプッシュボタン信号が送
出されても、これをキャリア信号と区別することがで
き、かかるプッシュボタン信号を誤ってキャリア信号と
して検出することを防止できる。
【0022】また本発明に係る加入者回路は、第15の
形態として、上記第11〜14のいずれかの形態におい
て、該加入者回路の給電停止手段は、給電停止から所定
時間が経過するまでは、オンフック検出機能を無効にし
ておくように構成する。このように構成すると、加入者
回路による給電停止時に、加入者回路がノイズ的に誤っ
てオンフック検出信号を発生しても、このオンフック検
出信号を無視することができる。
【0023】また本発明に係る加入者回路は、第16の
形態として、上記第12〜15のいずれかの形態におい
て、該加入者回路の給電停止手段は給電再開から所定時
間が経過するまでは、オンフック検出機能を無効にして
おくように構成する。このように構成すると、加入者回
路による給電再開時に、加入者回路がノイズ的に誤って
オンフック検出信号を発生しても、このオンフック検出
信号を無視することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1には本発明の第1の実施形態
としての加入者給電制御装置を搭載した加入者交換機が
示される。この加入者交換機はディジタル交換機からな
り、スイッチ部1、加入者回路2、ディジタル・トラン
ク3、中央制御装置4、モデムキャリア検出器5等を含
み構成されており、スイッチ部1は信号をディジタル信
号の形で交換するディジタルスイッチ回路からなる。ま
た、この加入者交換機はパソコンPC加入者を加入者回
路2を介して収容し、一方、パソコン通信事業者等のモ
デムModemをディジタル・トランク3を介して収容
している。
【0025】この実施形態の加入者交換機が従来の加入
者交換機と相違する点は、加入者回路2の構成とモデム
キャリア検出器(以下、単にキャリア検出器という)5
が追加されている点である。この加入者回路2は、中央
制御装置4から給電停止指示があった場合には給電を停
止できるように構成される。またキャリア検出器5はス
イッチ部1において着側からの通信信号中に含まれるモ
デム・キャリア信号(以下、単にキャリア信号という)
を検出するものである。
【0026】図2はこの加入者回路2の構成例を示す。
加入者回路2は、UAT(試験アクセス部)21、リン
ギング送出回路22、雷/AC保護回路23、給電回路
24、バランスネットワーク25、コーデック26、リ
ングトリップ回路27、タイミング回路28、OR回路
211、SCN制御部29、SD制御部210等を含み
構成される。このうち、UAT(試験アクセス部)2
1、リンギング送出回路22、雷/AC保護回路23、
バランスネットワーク25、コーデック26、リングト
リップ回路27、SCN制御部29は従来と同じ構成の
ものである。
【0027】SD制御部210は中央制御装置4からの
指示を受けて加入者回路2内のリンギング送出回路22
にリンギング送出信号SD−a、UAR回路21に信号
SD−bを供給する回路であるが、本実施形態ではこれ
に加えて、中央制御装置4からの給電停止指示に応じて
給電停止信号SD−dを発生してこれを給電回路24と
タイミング回路28に入力するようになっている。この
給電停止信号SD−aは中央制御装置4から給電再開指
示を受けるとオフにされる。
【0028】SCN制御部29は、加入者回路2内で検
知した加入者のオンフック/オフフック状態を給電回路
24に対して状態表示するなどの制御を行う回路であ
り、給電回路24からのループ検出信号LOOPまたは
リングトリップ回路27からのリングトリップ信号SC
N−dをOR回路211を経てオンフック検出信号SC
N−aとして受けると、中央制御装置4に対してオンフ
ック状態であることを示すオンフック状態表示を行うも
のである。
【0029】本実施形態では、SD制御部210からの
給電停止信号SD−dがタイミング回路28経由でOR
回路211に入力されており、これにより、この給電停
止信号SD−dが入力されている間は、OR回路211
から出力されるオンフック検出信号SCN−aを無効
(すなわちオフ状態)にするようになっていて、その間
にループ検出信号LOOPまたはリングトリップ信号S
CN−dが入力されても、オンフック検出信号SCN−
aはオフ状態になってSCN制御部29が中央制御装置
4に対してオフフック状態表示を行うようになってい
る。
【0030】タイミング回路28は給電停止信号SD−
dがオフ状態に変化しても、一定時間(100ms)の
間はオンフック検出信号SCN−aを無効状態のまま維
持してタイミング・ガードするもので、給電停止信号S
D−dのオフ変化後100msが経過したら、オンフッ
ク検出信号SCN−aは無効状態が解除され、ループ検
出信号LOOPが入力されるとそれに応じてオン状態に
なる。このタイミング・ガードは後述するように給電回
路24内のループ検出回路が動作するまでのガードをと
るためである。
【0031】給電回路24は、SD制御部210から給
電停止信号SD−dが入力されると、それに応じて給電
を停止するように構成されている。すなわち、この加入
者回路2では、中央制御装置4から給電停止指示をSD
信号として受信すると、SD制御部210はこれを給電
停止信号SD−dとして給電回路24に供給し、それに
より給電回路24をオフにして加入者側への−48V電
圧の直流電流の給電を停止する。
【0032】図3には給電回路24の構成例が示され
る。給電停止信号SD−dが入力されるホトカプラ24
1を新たに備えており、このホトカプラ241の出力
は、−48V電源から直流電流を給電する回路に直列に
挿入されたトランジスタTRのベース端子に入力され
る。したがって、SD制御部210から給電停止信号S
D−dを受信すると、ホトカプラ241がオンになり、
それによりトランジスタTRがオフとなって加入者側へ
の−48V電圧の供給が遮断される。また、ループ検出
回路を備えており、直流ループが検出(すなわち加入者
がオンフックしたことが検出)されると、ループ検出信
号LOOPを出力する。
【0033】キャリア検出器5は、スイッチ部1におけ
る着側のパスに二重接続により設定されたモニタパスに
接続されるものであり、インタネット呼量に応じた複数
のキャリア検出器5が交換機内に装備される。このキャ
リア検出器5は、ITU−T規格で定められたキャリア
の周波数成分がモニタパスに含まれているかの検出を行
い、検出状態をスキャン表示して中央制御装置4に通知
するものである。
【0034】すなわち、キャリア検出器5には、ITU
−T V21、V22、V32、V34、V.FC等の
規格に合った各キャリアを検出するためのフィルタ部/
パワー検出・判定部を設けて、二重接続により引き込ん
だモニタパス内にキャリア信号の成分がないかの検出を
行う。例えば、V34(28.8kbps )の場合のキャ
リア周波数は以下の通りとなる。 ・低域側のキャリア周波数の一つは1600Hz ・高域側のキャリア周波数の一つは1800Hz したがって、1600Hzから1800Hzの帯域全体に一
定時間にわたり定められたレベル以上(具体的には−2
5dBm以上)のパワー値を検出すれば、キャリア信号
「有り」と判定する。
【0035】図4にはこのキャリア検出器5の構成例が
示される。図4において、51は入力したモニタ信号の
レベル調整等を行うPAD部である。52はキャリア周
波数帯域のフィルタ部であり、種々のキャリア周波数全
体(1600Hz〜1800Hz)をカバーする帯域のみを
通過させる。53はパワー検出・判定部であり、フィル
タ部52の出力信号のパワー計算を行ってパワー値を算
出するとともに、このパワー値をしきい値設定部56か
らの所定のしきい値(−25dBm)と比較して、しきい
値以上のパワー値があれば、キャリア信号「有り」と判
定し、パワー検出信号を出力する。54は受信ガード部
であり、パワー検出・判定部53で一定期間(40m
s)連続してキャリア信号「有り」の状態が続いている
かを判定し、続いていたときにのみキャリア信号「有
り」を後段のスキャン制御部55に伝えることで、キャ
リア信号の検出に保護ガードをとるものである。55は
スキャン制御部であり、後述するようにスイッチ部1に
おいて順次にモニタしたパスのキャリア信号「有無」状
態を蓄積しスキャン信号にして中央制御装置4に通知す
る。中央制御装置4はこのスキャン制御部55に蓄積さ
れているキャリア信号「有無」状態を、モニタパス設定
後の一定時間後(100ms後)に読み出すようにして
いる。
【0036】この第1の実施形態の動作を図5〜図15
を参照して以下に説明する。まず、図5に示すように、
インタネット・プロバイダにインターネック接続要求す
るために、パソコンPCから発呼してダイヤルパルスを
交換機に送信すると、交換機側の中央制御装置4からパ
ソコンPC側に直流電流が給電される。
【0037】交換機では、図6に示すように、スイッチ
部1でパソコンPCからの通信をインタネット・プロバ
イダに接続することで、インタネット接続が完了する。
【0038】次いで、図7に示すように、パソコンPC
側からデータ伝送をするために、低域側キャリア信号を
用いてデータをインタネット・プロバイダ側に送信す
る。一方、インタネット・プロバイダ側からは高域側キ
ャリア信号を用いてデータをパソコンPC側に送信す
る。
【0039】この通話パス設定完了後に、通話中の通信
がインタネット呼によるデータ通信(インタネット通
信)か、あるいは一般の音声呼であるかを検出する。こ
のデータ通信による通話中状態の検出は、スイッチ部1
内の多重接続により、着側加入者(インタネット・プロ
バイダ側)のパスを、二重接続によりスイッチ部1に接
続されたキャリア検出器5に一定時間(例えば150m
s)接続して、このキャリア検出器5により一定時間に
わたり通話パス信号をモニタしてキャリア信号が検出さ
れるか否かで行う。通常のデータ通信においては、全二
重通信方式がとられていて発側パスと着側パスが設定さ
れ、必ずその発側パスと着側パスの両方からモデムのキ
ャリア信号が連続的に送出されている。よって着側の通
話パスでキャリアが検出されれば、通話中の通信はデー
タ通信であると判断することができる。キャリア検出器
5はこの検出結果を、中央制御装置4がスキャンにより
読み取れるように、スキャン信号として蓄積する。
【0040】このようにスイッチ部1内に設定された通
話パスにキャリア検出器5を二重接続してモニタを行っ
ても、交換機内では通話信号(キャリア信号を含む)は
ディジタル化されているため、そのデータ通信に影響を
与えることはない。
【0041】このキャリア信号のモニタは、この実施形
態では着側応答と同時に着側の通話パスを二重接続によ
りキャリア検出器5に接続して行っているが、勿論、着
信応答により発着パス設定完了してから一定時間後(例
えば3秒後)にキャリア検出器5と二重接続するように
してもよい。すなわち、一般的なインタネット接続/パ
ソコン通信の場合には、着信応答後直ちにキャリア検出
器5を着側通話パスに接続する方式が呼処理的に容易で
あり、この方式の採用が好ましいものであるが、着信応
答後に直ちにモデムからキャリア信号が送出されないタ
イプのデータ通信システムの場合には、パス設定後キャ
リア信号が送出されるまでの一定時間が経過してからキ
ャリア検出器5を接続するものである。このようにする
ことで、呼処理の複雑さはあるが、キャリア検出器5の
保留時間が短くなるため、キャリア検出器5の装備量を
少なく抑えられる利点がある。
【0042】なお、キャリア検出器5の装備量の低減を
考え、データ通信呼のモニタ接続を特定の被呼者(イン
タネット・プロバイダ/パソコン通信事業者)への着信
呼のみを対象にして行う方式も考えられ、これによりキ
ャリア検出器5の装備量を低減できる。
【0043】また、この実施形態では、着側(インタネ
ット・プロバイダ側)の通話パスにキャリア検出器5を
接続しているが、もちろん、発側の通話パスに接続する
ものであってもよいし、その両方に接続するものであっ
てもよい。すなわち、発側は一般の使用にて通話中にプ
ッシュボタン信号の送信などがあり、これをキャリア信
号と誤って検出してしまう可能性があるため、着側に接
続する方式の採用が好ましいものではあるが、特別なデ
ータ通信形態も考えれば、発側からの通話パスのみをモ
ニタする方式であってもよい。但し、この場合には、プ
ッシュボタン信号等による誤動作の防止のために、キャ
リア検出器5として、キャリア周波数の帯域外の成分も
監視して、帯域外成分も同時に検出した場合にはキャリ
ア信号とは見なさないような付加回路も必要となる。こ
の付加回路については図23にて後述する。また、発側
と着側の両方の通話パスをモニタする方法でもよく、そ
れによりデータ通信通話であることを確実に識別でき
る。
【0044】なお、交換機にはインタネット呼量に応じ
た複数のキャリア検出器5が装備されているが、これら
のキャリア検出器5が全てビジー(使用中)の場合に
は、それらの空きを待って接続することになる。
【0045】このようにしてキャリア検出器5により検
出されたキャリア信号の検出結果は、図9に示されるよ
うに、中央制御装置4に通知される。すなわち、中央制
御装置4は、モニタパス設定後の一定時間(例えば10
0ms)が経過したら、キャリア検出器5からその検出
状態(キャリア信号の有無)を表示するスキャン信号を
読み取る。
【0046】もし、キャリア検出器5がキャリア信号を
検出していなかった場合には、通話はデータ通信呼では
なく一般の音声呼による音声通信であるので、着側の通
話パスの二重接続パスを解放してキャリア信号のモニタ
をやめ、一般の音声呼に対すると同じ処理を行う。すな
わち、図10に示すように、発側端末に対して加入者回
路2から直流電流の給電を行う。解放されたキャリア検
出器5は他のパスのモニタに使用されることになる。
【0047】一方、キャリア検出器5がキャリア信号を
検出した場合には、通話はデータ通信と判定されるの
で、図11に示されるように、給電停止等のデータ通信
モードに入る。このデータ通信モードでは、中央制御装
置4は通話中の発側の加入者回路2に対して給電停止指
示を出す。なお、この実施形態では着側はディジタル・
トランクを使用しているが、着側もアナログ加入者回路
を使用していた場合には着側の加入者回路にもこの給電
停止指示を出す。
【0048】発側の加入者回路2は、この給電停止指示
を受信すると、給電回路24に設けられた給電停止機能
を作動させて、パソコンPC側への−48Vの直流電流
の給電を停止する。これとともに、着側の通話パスへの
キャリア検出器5の接続パス(キャリア・モニタ・パ
ス)を解放する。
【0049】パソコンPC側への給電が停止された後
は、キャリア信号検出による終話監視に入る。すなわ
ち、図12に示されるように、中央制御装置4は、給電
停止後は、給電停止中の加入者(パソコンPC)に対し
て、一定の監視周期(例えば600ms)毎に発側通話
パスにキャリア検出器5を一定の監視時間(例えば50
ms)にわたり接続してモニタを行い、その発側通話パ
スにキャリア信号が有るか無いかにより終話監視を行
う。キャリア信号が検出されれば、発側のモニタ・パス
を解放して、一定時間(監視周期)後に再びモニタ・パ
スを設定してキャリア信号の有無監視を周期的に行う。
キャリア信号が一定時間検出できなかったときは終話と
判定される。
【0050】なお、上記の監視周期と監視時間は、キャ
リア検出器5の設置数をいかに少なくするかのコスト的
要因を含めて決定されている。
【0051】このように、この実施形態では、いったん
給電停止モードになった加入者(パソコンPC)に対す
る終話監視は、発側の通話パスのモニタにより行い、で
きるかぎり終話検出時間の短縮を図っているが、着側の
パス監視による方法でも終話監視は行える。
【0052】なお、キャリア検出器5による着側パスの
モニタでのデータ通信呼の識別は、キャリア信号の長時
間(40ms)の「有」検出により行うことでガードを
とっているが、同じキャリア検出器5による終話検出の
ためのキャリア信号「無」検出は、監視回数も多いた
め、短時間(20ms)で行ってキャリア検出器5の保
留時間を少なくする。この場合、この検出時間の設定は
キャリア検出器5で行われるが、中央制御装置4もその
時間に応じたスキャン周期を設定する。
【0053】キャリア検出器5が発側のモニタ・パスで
キャリア信号「断」により終話を検出すると、図13に
示されるように、中央制御装置4は、給電停止中の加入
者回路2に対して、給電再開指示(給電停止解除指示)
を出す。
【0054】これにより、図14に示されるように、加
入者回路2は給電回路24による給電を再開し、加入者
(パソコンPC)への−48Vの直流電流を供給し、こ
の直流電流ループのループ断監視により加入者のオンフ
ック検出を行う。給電再開後に、加入者側のオンフック
が検出されるまでの期間(すなわちオフフック状態)で
は、中央制御装置4は終話処理には入らず、一般の呼処
理モードに移る。加入者回路2によりオンフック状態が
検出されると、これは中央制御装置4に通知され、中央
制御装置4は通話パスを解放して終話処理を行う。
【0055】図16には本発明の第2の実施形態が示さ
れる。前述の第1の実施形態では、データ通信の終話の
検出をキャリア検出器5により行っており、このため、
キャリア検出器5の装備数は多くなる。このキャリア検
出器5はフィルタ回路を具備するためにコスト的に高い
ものとなる。一方、データ通信の終話の検出において
は、キャリア信号の周波数成分がないことで終話検出を
する方法であることは必ずしも必要でなく、終話時には
キャリア信号が送出されなくなるのでモニタパスが無音
状態に近いことを検出することでも終話の検出は可能で
ある。この第2の実施形態はこの点に着目して低コスト
で終話検出が行えるようにしたものである。
【0056】図16に示すように、この第2の実施形態
が前述の第1の実施形態と相違する点は、スイッチ部1
に、終話検出用のキャリア断検出部6が装備されている
ことである。このキャリア断検出部6は、終話の検出
を、キャリア信号の周波数成分を検出することで行うの
ではなく、単純なパワー(交流電力)検出により行うも
のである。このキャリア断検出部6はデータ通信呼量に
応じた装備数が設置される。一般に、データ通信呼の検
出に使用する手段(すなわちキャリア検出器5)に比べ
てそのデータ通信の終話検出に使用する手段(すなわち
キャリア断検出部6)のほうが必要な装備数が多くなる
ので、このキャリア断検出部6を単純な回路で実現する
ことでシステム全体のコストを低減することができる。
【0057】図17にはこのキャリア断検出部6の構成
例が示される。61は入力されたモニタ信号(PCM信
号)のレベル調整等を行うPAD部である。62はPA
D部61の出力信号のパワー検出・判定をするパワー検
出・判定部62である。このパワー検出・判定部62に
おいては、モニタ入力されてくるモニタ信号(PCMデ
ータ)の振幅を一定時間(例えば5ms)にわたり自乗
和の累積を計算することによってパワー値を求め、これ
をしきい値設定回路65からの所定のしきい値(例えば
−25dBm)と比較して、しきい値以下の場合にはキャ
リア信号がない「キャリア断」と判定するものである。
63は受信ガード部であり、この受信ガード部63は、
パワー検出・判定部62からのパワー断検出信号が一定
時間(例えば20ms)にわたり連続して「キャリア
断」の状態が続いているのかをみることでノイズから保
護ガードをとり、連続していたときのみそのキャリア断
と判定してキャリア信号「断」をSCN制御部64に出
力する。SCN制御部64はこのキャリア信号「断」を
中央制御装置4に対してスキャン信号の形態で通知する
ものである。
【0058】この第2の実施形態の動作を図18〜図1
9を参照して以下に説明する。ここで、データ通信呼の
検出してその加入者への給電を停止するまでの動作は、
前述の図5〜図11を参照して説明した第1の実施形態
のものと同じである。すなわち、図18に示されるよう
に、通話パスの設定完了後に着側パスをキャリア検出器
5にも接続してキャリア信号をモニタし、データ通信呼
の識別を行う。もちろん第1の実施形態と同様、キャリ
ア検出器5は発側パスに接続するものであっても、発側
パスおよび着側パスの両方に接続するものであってもよ
い。
【0059】キャリア検出器5でデータ通信呼と認識し
た後のキャリア信号の有無のモニタ、すなわち終話監視
には、図19に示されるように、発側パスを通話中に周
期的(例えば600ms周期)にキャリア断検出部6に
接続して、キャリア断検出部6によりキャリア信号の有
無を調べる。このキャリア断の有無は中央制御装置4が
キャリア断検出部6のスキャン信号を適宜読み取ること
で、中央制御装置4にキャリア信号「断」が通知され
る。
【0060】キャリア信号「断」が検出された後の処理
シーケンスは、前述の図13〜図15を参照して説明し
た第1の実施形態のものと同じである。
【0061】図20には本発明の第3の実施形態として
の加入者回路を搭載した加入者交換機が示される。前述
した第1、第2の実施形態では、スイッチ部1に接続す
るキャリア検出器5とキャリア断検出部6を独立的に設
けるものであったが、これと異なり、この第3の実施形
態では、図20に示されるように、キャリア検出器5や
キャリア断検出部6は独立しては設けられておらず、加
入者回路2内にモデムのキャリア検出回路を設けておい
てデータ通信呼の検出、給電停止、終話監視等を加入者
回路2内だけで行えるようにしたものであり、中央制御
装置4は特別の制御を行うことなく一般の加入者に対す
ると同じ処理を行うだけでよいようになる。
【0062】この第3の実施形態は、アナログ/ディジ
タル混載LSIの技術が飛躍的に向上した状況に応じた
ものであり、加入者回路で使用されているコーデック
(CODEC)機能にキャリア検出回路をDSP(ディ
ジタル・シグナル・プロセッサ)技術によりコストアッ
プを招くなことなく実現できるようになったことを背景
としている。
【0063】図21にはこの加入者回路2の詳細な構成
例が示される。この加入者回路はコーデック機能をDS
P処理により実現しているタイプのものである。ここ
で、前述の図2で説明した加入者回路2との相違点は、
コーデック26からスイッチ部1に送られる信号、すな
わちコーデック26によりアナログ信号からディジタル
信号に変換したPCM通話信号をモニタするキャリア検
出器20が追加されており、このキャリア検出器20の
キャリア検出信号が給電回路24とタイミング回路28
に入力されるようになっていることである。このキャリ
ア検出器20は、DSP処理によるものであり、よって
このキャリア検出器20の追加によるハードウェアの追
加はなく、コーデック26を処理しているDSPがその
空き時間を使用して処理を実施しており、DSPのプロ
グラムにキャリア検出処理のプログラムが追加されるだ
けである。
【0064】図22にはこの加入者回路2内のキャリア
検出器20の基本構成が示される。図示するように、コ
ーデック26からのPCM信号がPAD部201にてレ
ベル調整された後に、キャリア検出部202と帯域外信
号検出部203に分岐されて入力される。キャリア検出
部202はキャリア信号の周波数帯域(1600Hz〜1
800Hz)内の信号を検出してキャリア「有り」とする
ものであり、帯域外信号検出部203はキャリア信号の
周波数帯域外の信号を検出して帯域外信号「有り」とす
るものである。このキャリア検出部202と帯域外信号
検出部203の各出力信号は判定回路204に入力され
る。判定回路204は、キャリア検出部202からのキ
ャリア「有り」の信号と帯域外検出部203からの帯域
外信号「無し」の信号とが同時に入力されたときに、キ
ャリア信号「有」として外部にキャリア検出信号を出力
するものである。
【0065】このようにキャリア周波数帯域の信号の他
にキャリア帯域外の信号の検出も行うようにしたのは、
加入者から送られてくるプッシュボタン(PB)信号に
より誤動作をしないようにガードを行うためである。す
なわち、モデムのキャリア信号の周波数帯域は1600
Hz〜1800Hzであるが、PB信号の高群周波数には1
633Hzがあるため、これをキャリア信号と混同する可
能性がある。そこで、帯域外信号検出部203により同
時にPB信号の低群周波数(697Hz、770Hz、85
1Hz、941Hz)も検出した場合には、その入力信号は
PB信号であると見なして、キャリア検出信号を出力し
ないようにしたものである。
【0066】図23にはこのキャリア検出器20の更に
具体的な構成例が示される。すなわち、キャリア検出部
202は、モデムのキャリア周波数帯域(1600Hz〜
1800Hz)のみを通過させる帯域通過フィルタ202
1と、この帯域通過フィルタ2021を通過したPCM
データのパワー値の計算を50ms間隔で行うパワー算
出部2022と、パワー算出部2022で算出されたパ
ワー値をしきい値設定部2024からの所定のしきい値
と大小比較してパワー値のほうが大きい場合にはキャリ
ア信号有りとの判定を出力する有無判定部2023とか
らなる。
【0067】また帯域外信号検出部203は、モデムの
キャリア周波数の帯域外の周波数(690Hz〜940H
z)のみを通過させる帯域通過フィルタ2031と、こ
の帯域通過フィルタ2031を通過したPCMデータの
パワー値の計算を50ms間隔で行うパワー算出部20
32と、パワー算出部2032で算出されたパワー値を
しきい値設定部2034からの所定のしきい値と大小比
較してパワー値のほうが大きい場合には帯域外信号有り
との判定を出力する有無判定部2033とからなる。
【0068】また、判定回路204は、論理回路204
1とガード回路2042からなり、論理回路2041
は、2つの信号有無判定部2023、2033からの出
力が入力され、キャリア検出部202側の信号有無判定
部2023によりパワーが有り、帯域外信号検出部20
3側の信号有無判定部2033によりパワーが無いと判
定された場合に、キャリア信号有りと判定して出力を出
すものであり、このキャリア検出信号は次段のガード部
2042にてタイミング保護して出力される。
【0069】この第3の実施形態の動作を以下に説明す
る。発着間にパスが設定されるまでの動作は、前述の図
5〜図7を参照して説明した第1の実施形態の場合と同
様である。 (1)コーデック26の後段に配置されたキャリア検出
器20にて常時、加入者から送られてくるPCMデータ
の中にモデムのキャリア信号が含まれていないかの監視
を行う。
【0070】(2)キャリア検出器20でキャリア信号
を検出すると、キャリア検出信号を給電回路24に送出
することで給電回路24を制御して加入者への給電を停
止させる。また同時に、このキャリア検出信号はタイミ
ング回路28を介してOR回路211にも入力され、こ
れによりキャリア検出中は強制的にオンフック検出信号
SCN−aをオン(オフフック状態)にセットする。こ
れにより給電停止に伴い給電回路24から出力されるル
ープ検出信号がノイズ的にオフになっても、SCN制御
部29に入力されるオンフック検出信号SCA−aがオ
フにならないようにする。
【0071】(3)キャリア検出器20にてキャリア信
号断を検出すると、給電回路24に通知され、加入者へ
の給電を再開する。また同時に、加入者側のループが検
出できる時間分(例えば50msの断ガードタイム)だ
けタイミング回路28によりOR回路211へ送られる
キャリア検出信号をオフにしないようにして、SCN制
御部29に対してキャリア有り状態を維持する。
【0072】(4)加入者のループ断が検出されると通
話パスが解除される。
【0073】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、インターネット呼等の従来の音声呼とは異なる呼の
増大に対しても、加入者給電容量が増大せず、交換機用
の電源装置の電源容量を増大させなくともよいようにな
る。また交換システムの日々の運用費用としての消費電
力を削減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのデータ通信呼
用加入者給電制御装置を説明するための図である。
【図2】第1の実施形態における加入者回路の構成例を
示す図である。
【図3】第1の実施形態の加入者回路における給電回路
の構成例を示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるキャリア検出器の構成
例を示す図である。
【図5】第1の実施形態の動作を説明する図であって、
インタネット接続要求の様子を示す。
【図6】第1の実施形態の動作を説明する図であって、
インタネット接続完了の様子を示す。
【図7】第1の実施形態の動作を説明する図であって、
データ伝送開始の様子を示す。
【図8】第1の実施形態の動作を説明する図であって、
着側パスのモニタの様子を示す。
【図9】第1の実施形態の動作を説明する図であって、
キャリア信号結果の中央制御装置への通知の様子を示
す。
【図10】第1の実施形態の動作を説明する図であっ
て、キャリア信号不検出時の様子を示す。
【図11】第1の実施形態の動作を説明する図であっ
て、キャリア信号検出時の様子を示す。
【図12】第1の実施形態の動作を説明する図であっ
て、キャリア信号検出による終話監視の様子を示す。
【図13】第1の実施形態の動作を説明する図であっ
て、キャリア信号断検出時の様子を示す。
【図14】第1の実施形態の動作を説明する図であっ
て、給電再開の様子を示す。
【図15】第1の実施形態の動作を説明する図であっ
て、給電電流によるルド終話監視の様子を示す。
【図16】本発明の第2の実施形態としてのデータ通信
呼用加入者給電制御装置を示す図である。
【図17】第2の実施形態におけるキャリア断検出器の
構成例を示す図である。
【図18】第2の実施形態の動作を説明する図であっ
て、着呼応答後のデータ通信呼の識別の様子を示す。
【図19】第2の実施形態の動作を説明する図であっ
て、終話監視時のキャリア断監視の様子を示す。
【図20】本発明の第3の実施形態としての加入者回路
を用いた交換機システムを示す図である。
【図21】第3の実施形態における加入者回路の構成例
を示す図である。
【図22】第3の実施形態の加入者回路におけるキャリ
ア検出器の基本構成例を示す図である。
【図23】第3の実施形態の加入者回路におけるキャリ
ア検出器の一層具体的な構成例を示す図である。
【図24】従来の交換機システムを説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 スイッチ部 2 加入者回路 3 ディジタル・トランク 4 中央制御装置 5 キャリア検出器 6 キャリア断検出部 7 電源装置 20 キャリア検出器 21 UAR回路 22 リンギング送出回路 23 雷/AC保護回路 24 給電回路24 25 バランスネットワーク 26 コーデック 27 リングトリップ回路 28 タイミング回路 29、55、64 SCN制御部 210 SD制御部 211 OR回路 51、61、201 PAD部 52 キャリア周波数フィルタ部 53、62 パワー検出・判定部 54、63 受信ガード部 202 キャリア検出部 203 海域外信号検出部 204 判定回路 2021、2031 帯域通過フィルタ 2022、2032 パワー算出部 2023、2033 有無判定部 2041 論理回路 2042 ガード部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル加入者交換機のデータ通信呼用
    加入者給電制御装置であって、 加入者回路に給電停止手段を設けるとともに、モデムの
    キャリア信号を検出するキャリア検出手段を備え、 発着間に通話パスが設定されたら、該通話パスをモニタ
    パスにより該キャリア検出手段に接続し、該キャリア検
    出手段によりキャリア信号が検出されたら、該加入者回
    路の給電停止手段により加入者への給電を停止するよう
    にしたデータ通信呼用加入者給電制御装置。
  2. 【請求項2】該加入者回路の給電停止機能により加入者
    への給電が停止されたら、該キャリア検出手段により該
    発着間の通話パスにキャリア信号が有るか無いかを監視
    し、キャリア信号無しが検出されたら該加入者回路の給
    電停止手段を解除して給電を再開し、該給電電流による
    終話の監視を行うようにした請求項1記載のデータ通信
    呼用加入者給電制御装置。
  3. 【請求項3】発着間の通話パスに信号電力が有るか無い
    かを検出する信号断検出手段を備え、 該加入者回路の給電停止機能により加入者への給電が停
    止されたら、該信号断検出手段により該発着間の通話パ
    スに信号電力が有るか無いかを監視し、信号電力無しが
    検出されたら該加入者回路の給電停止手段を解除して給
    電を再開し、該給電電流による終話の監視を行うように
    した請求項1記載のデータ通信呼用加入者給電制御装
    置。
  4. 【請求項4】該キャリア検出手段によるキャリア信号有
    りの検出は中央制御装置に通知され、それに応じて該中
    央制御装置から該加入者回路に対して給電停止指示が発
    行されるようにした請求項1記載のデータ通信呼用加入
    者給電制御装置。
  5. 【請求項5】該キャリア検出手段によるキャリア信号無
    しの検出は中央制御装置に通知され、それに応じて該中
    央制御装置から該加入者回路に対して給電再開指示が発
    行されるようにした請求項2記載のデータ通信呼用加入
    者給電制御装置。
  6. 【請求項6】該信号断検出手段による信号電力無しの検
    出は中央制御装置に通知され、それに応じて該中央制御
    装置から該加入者回路に対して給電再開指示が発行され
    るようにした請求項3に記載のデータ通信呼用加入者給
    電制御装置。
  7. 【請求項7】該キャリア検出手段を着側の通話パスに接
    続するものである請求項1または4記載のデータ通信呼
    用加入者給電制御装置。
  8. 【請求項8】該キャリア検出手段を、キャリア周波数帯
    域の信号を検出してキャリア有りとするキャリア検出部
    と、キャリア周波数帯域外の信号を検出する帯域外信号
    検出部と、キャリア検出部でキャリア有りが検出され同
    時に該帯域外信号検出部でキャリア周波数帯域外信号無
    しが検出されたときにキャリア信号有りと判定する判定
    部とで構成し、該キャリア検出手段を発側の通話パスに
    接続するものである請求項1または4記載のデータ通信
    呼用加入者給電制御装置。
  9. 【請求項9】該加入者回路の給電停止手段は、給電停止
    から所定時間が経過するまでは、オンフック検出機能を
    無効にしておくように構成した請求項1記載のデータ通
    信呼用加入者給電制御装置。
  10. 【請求項10】該加入者回路の給電停止手段は給電再開
    から所定時間が経過するまでは、オンフック検出機能を
    無効にしておくように構成した請求項2または3記載の
    データ通信呼用加入者給電制御装置。
  11. 【請求項11】ディジタル加入者交換機の加入者回路で
    あって、 加入者回路内に給電停止手段とモデムのキャリア信号を
    検出するキャリア検出手段とを設け、 発着間に通話パスが設定されたら、該加入者回路内の通
    話パスを通過する通話信号を該キャリア検出手段で監視
    して、該キャリア検出手段によりキャリア信号が検出さ
    れたら、該加入者回路の給電停止手段により加入者への
    給電を停止するようにした加入者回路。
  12. 【請求項12】該加入者回路の給電停止手段により加入
    者への給電が停止されたら、該キャリア検出手段により
    該通話パスにキャリア信号が有るか無いかを監視し、キ
    ャリア信号無しが検出されたら該加入者回路の給電停止
    手段を解除して給電を再開し、該給電電流による終話の
    監視を行うようにした請求項11記載の加入者回路。
  13. 【請求項13】該加入者回路内のキャリア検出手段はデ
    ィジタル・シグナル・プロセッサにより構成される請求
    項11または12記載の加入者回路。
  14. 【請求項14】該キャリア検出手段を、キャリア周波数
    帯域の信号を検出してキャリア有りとするキャリア検出
    部と、キャリア周波数帯域外の信号を検出する帯域外信
    号検出部と、キャリア検出部でキャリア有りが検出され
    同時に該帯域外信号検出部でキャリア周波数帯域外信号
    無しが検出されたときにキャリア信号有りと判定する判
    定部とで構成した請求項11、12または13記載の加
    入者回路。
  15. 【請求項15】該加入者回路の給電停止手段は、給電停
    止から所定時間が経過するまでは、オンフック検出機能
    を無効にしておくように構成した請求項11〜14のい
    ずれかに記載の加入者回路。
  16. 【請求項16】該加入者回路の給電停止手段は給電再開
    から所定時間が経過するまでは、オンフック検出機能を
    無効にしておくように構成した請求項12〜15のいず
    れかに記載の加入者回路。
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