JPH1126174A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH1126174A
JPH1126174A JP18153697A JP18153697A JPH1126174A JP H1126174 A JPH1126174 A JP H1126174A JP 18153697 A JP18153697 A JP 18153697A JP 18153697 A JP18153697 A JP 18153697A JP H1126174 A JPH1126174 A JP H1126174A
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JP
Japan
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discharge lamp
impedance
circuit
load
lighting device
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JP18153697A
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Inventor
Masahiro Naruo
誠浩 鳴尾
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数灯の放電灯の放電灯印加電圧のばらつきを
小さくすることで各ランブ電流を均等にし、各放電灯の
光出力を等しくする。 【解決手段】交流電源ACを全波整流する整流部1と、
整流部1の直流出力を高周波出力に変換するインバータ
部2と、インダクタL11,L12及びコンデンサC 11,C
12から成る共振回路と放電灯FL1 ,FL2 を具備して
インバータ部2からの高周波出力が互いに並列的に供給
される複数の負荷回路31 ,32 とを備え、各負荷回路
1 ,32 における共振回路と放電灯FL1 ,FL2
接続点間で且つ負荷回路31 ,32 同士の接続点を除く
箇所にインピーダンスZが設けてある。而して、このイ
ンピーダンスZによって、インダクタL11,L12やコン
デンサC11,C12等の素子のばらつきや放電灯FL1
FL2 の特性のばらつき等による放電灯印加電圧
FL1 ,VFL2 のばらつきを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の放電灯を高
周波点灯する放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は従来の放電灯点灯装置(特開平
4−132193号公報参照)の回路図である。この従
来装置では、直流電源Eに対して2つのスイッチング素
子SW1、SW2が直列に接続されている。各スイッチ
ング素子SW1、SW2は、それぞれトランジスタQ
1、Q2にダイオードD1、D2を逆並列接続してなる
ものである。そして、スイッチング素子SW2の両端に
は、直流成分カット用のコンデンサC0と限流及び共振
用のインダクタL0の直列回路を介して負荷回路Rが接
続されている。負荷回路Rにおいて、Bはバランサであ
り、2巻線BL1、BL2を備えた密結合のトランスに
て構成されている。これらの巻線BL1、BL2の一端
はそれぞれインダクタL0に接続され、他端はそれぞれ
放電灯FL1、FL2の一方のフィラメントに接続さ
れ、これら放電灯FL1、FL2の他方のフィラメント
は、直流電源Eの負極に接続されている。また、放電灯
FL1、FL2の各フィラメントの非電源側端子間に
は、共振及び予熱電流通電用のコンデンサC1、C2が
それぞれ接続されている。この回路では、トランジス夕
Q1及びトランジスタQ2を交互にオンオフさせて交流
電力を発生させている。すなわち、トランジスタQ1が
オンのときは、直流電源E、トランジスタQ1、コンデ
ンサC0、インダクタL0、巻線BL1(またはBL
2)、放電灯FL1(またはFL2)及び直流電源Eの
閉路で一方向に電流が流れ、トランジスタQ2がオンの
ときは、コンデンサC0、トランジスタQ2、放電灯F
L1(またはFL2)、巻線BL1(またはBL2)、
インダクタL0及びコンデンサC0の閉路で逆方向に電
流が流れる。各放電灯FL1、FL2に流れる電流は、
バランサBにより均等化されて、各放電灯FL1、FL
2は並列点灯する。
【0003】このように、上記従来装置では、バランサ
Bによって各々の巻線BL1、BL2に流れる電流は均
等となる。しかしながら、放電灯FL1、FL2に並列
接続されたコンデンサC1、C2の容量ばらつきや、放
電灯FL1、FL2のばらつきによって放電灯FL1、
FL2に流れる電流に差が生じ、各々の放電灯FL1、
FL2の光出力が異なるという問題が生じる。
【0004】上記課題を解決する他の従来例として、図
24に示すような放電灯点灯装置が提案されている(特
開平6−181095号公報参照)。この従来装置では
電源部10からの電力をインバータ部11とバランサB
1を介して2灯の放電灯FL1、FL2に並列的に供給
するようにした放電灯点灯装置において、第1の放電灯
FL1の第1のフィラメントの一端を第1のバランサB
1の第1の巻線を介してインバータ部11の第1の出力
端に接続し、第1の放電灯FL1の第2のフィラメント
の一端をインバータ部11の第2の出力端に接続し、第
1の放電灯FL1の第1のフィラメントの他端と第1の
放電灯FL1の第2のフィラメントの他端の間に第2の
バランサB2の第1の巻線と第1のコンデンサC1の直
列回路を接続し、第2の放電灯FL2の第1のフィラメ
ントの一端を第1のバランサB1の第2の巻線を介して
インバータ部11の第1の出力端に接続し、第2の放電
灯FL2の第2のフィラメントの一端をインバータ部1
1の第2の出力端に接続し、第2の放電灯FL2の第1
のフィラメントの他端と第2の放電灯FL2の第2のフ
ィラメントの他端の間に第2のバランサB2の第2の巻
線と第2のコンデンサC2の直列回路を接続したもので
ある。
【0005】上記従来装置は、放電灯FL1、FL2や
コンデンサC1、C2にばらつきがあっても、フィラメ
ント電流If1、If2をバランサB2により均等化すると
共に、これらとランブ電流Ia1 、Ia2 との合成電流
をバランサB1により均等化することで、結果としてラ
ンプ電流Ia1 、Ia2 を均等化することができ、光出
力のばらつきを低減することができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち上記後者の従
来装置では、2つのバランサB1,B2を用いること
で、放電灯FL1,FL2の光出力のばらつきを低減し
ている。しかしながら、ランブ電流Ia1 ,Ia2 を均
等にするためにバランサB1,B2が2つ必要であり、
装置が大型となることやコスト的に高くなるといった間
題があった。さらに3灯以上の放電灯点灯装置などへの
応用は、バランサ数を増やすなどの、さらに大型化、高
コストとなる方向にある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、複数灯の放電灯の放電
灯印加電圧のばらつきを小さくすることで各ランブ電流
を均等にし、各放電灯の光出力が等しくなる放電灯点灯
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、交流電源を全波整流する整流部
と、該整流部の出力を高周波出力に変換するインバータ
部と、インダクタ及びコンデンサから成る共振回路と放
電灯を具備して前記インバータ部からの高周波出力が互
いに並列的に供給される複数の負荷回路とを備え、各負
荷回路における前記共振回路と放電灯の接続点間で且つ
負荷回路同士の接続点を除く箇所にインピーダンスを設
けて成ることを特徴とし、各負荷回路間に接続されたイ
ンピーダンスによって、各放電灯の放電灯印加電圧のば
らつきを小さくすることができる。すなわち、インピー
ダンスにはインバータ部の高周波出力に応じた高周波電
流が流れるから、このインピーダンスに流れる高周波電
流によって各放電灯の放電灯印加電圧が変化し、結果的
にインピーダンスに流れる高周波電流が減衰して放電灯
印加電圧のばらつきを低減することができる。そのた
め、各放電灯のランプ電流を均等にして光出力のばらつ
きを低減することができ、しかも、従来構成に比較して
インピーダンスを付加するだけでよいから、小型で安価
な放電灯点灯装置によって光出力のばらつきが低減でき
る。
【0009】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、交流電源を全波整流する整流部と、該整流部の出
力を高周波出力に変換するインバータ部と、インダクタ
及びコンデンサから成る共振回路と放電灯を具備して前
記インバータ部からの高周波出力が互いに並列的に供給
される複数の負荷回路とを備え、各共振回路における前
記インダクタとコンデンサの接続点同士の間にインピー
ダンスを設けて成ることを特徴とし、各負荷回路間に接
続されたインピーダンスによって、各放電灯の放電灯印
加電圧のばらつきを小さくすることができ、各放電灯の
ランプ電流を均等にして光出力のばらつきを低減するこ
とができる。しかも、従来構成に対してインピーダンス
を付加するだけでよいから、小型で安価な放電灯点灯装
置によって光出力のばらつきが低減できる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記インピーダンスは、放電灯始動時におけ
る前記インバータ部の高周波出力の周波数に対するイン
ピーダンス値が、放電灯定常点灯時における前記インバ
ータ部の高周波出力の周波数に対するインピーダンス値
よりも大きいことを特徴とし、放電灯始動時に何れかの
放電灯が他の放電灯よりも先に点灯しても他の放電灯の
放電灯印加電圧が低下することがなく、他の放電灯が点
灯するまで放電灯印加電圧を高い電圧に保つことで全て
の放電灯を確実に点灯させることができるとともに、定
常点灯時には放電灯の光出力のばらつきを低減すること
ができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、複数の前記負荷回路の中で無負荷の負荷回路
に接続された前記インピーダンスのインピーダンス値を
減少させて成ることを特徴とし、例えば複数の放電灯の
中から1つの放電灯を外したとき、放電灯を外した負荷
回路に接続されたインピーダンスのインピーダンス値を
小さくすることで放電灯が外れた負荷回路の開放電圧を
低下させることができる。
【0012】請求項5の発明は、請求項1又は2の発明
において、複数の前記負荷回路の中で放電灯の両端間が
短絡している負荷回路に接続された前記インピーダンス
のインピーダンス値を増加させて成ることを特徴とし、
例えば複数の放電灯の中で1つの放電灯の両端間が短絡
したとき、放電灯両端間が短絡した負荷回路に接続され
たインピーダンスのインピーダンス値を大きくすること
でその他の放電灯の点灯を維持することができる。
【0013】請求項6の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記負荷回路が具備する放電灯の調光比が大
きいときには前記インピーダンスのインピーダンス値を
減少させるとともに、前記放電灯の調光比が小さいとき
には前記インピーダンスのインピーダンス値を増加させ
て成ることを特徴とし、放電灯の調光時においても複数
の放電灯の光出力のばらつきを低減することができる。
【0014】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
の発明において、前記インピーダンスがコンデンサを含
むことを特徴とし、負荷回路の共振回路を構成するコン
デンサの容量のばらつきを等価的に小さくでき、放電灯
の光出力のばらつきをさらに低減することができる。請
求項8の発明は、請求項1〜6の何れかの発明におい
て、前記インピーダンスの負荷回路への接続・切離しを
行うスイッチング素子を設けたことを特徴とし、放電灯
始動時や放電灯を外した時、あるいは放電灯の両端短絡
時等の各種の異常状態において適宜インピーダンスの接
続・切離しを行うことで上記のような異常状態にも対応
することができる。
【0015】請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか
の発明において、前記インピーダンスは、前記インバー
タ部と負荷回路との間に接続されるインダクタを具備し
て成ることを特徴とし、負荷回路に合まれるインダクタ
を共有して設計することができるため、インダクタのば
らつきを小さくすることができて放電灯の光出力のばら
つきをさらに低減することができる。
【0016】請求項10の発明は、請求項1〜8の何れ
かの発明において、複数の前記負荷回路が具備する共振
回路のインダクタ同士でリーケージトランスを形成して
成ることを特徴とし、負荷回路に含まれるインダクタを
複数個まとめて1個のリーケージトランスに設計するこ
とができるため、全インダクタの占める体積を小さくす
ることができ、さらに小型化が可能となる。
【0017】請求項11の発明は、請求項1〜10の何
れかの発明において、前記インピーダンスの両端電圧又
はインピーダンスに流れる電流から当該インピーダンス
が接続された前記負荷回路の無負荷を検出する検出手段
と、該検出手段で無負荷が検出されたときに前記インバ
ータ部の出力を調節する調節手段とを備えたことを特徴
とし、各負荷回路間に接続されたインピーダンスに流れ
る電流の増加を検出することで、例えば何れかの放電灯
が外れたことを検出することができるとともに、インバ
ータ部の出力を調節することで放電灯が外れた負荷回路
の開放電圧を低下させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は本発明の実施形態1の回路ブロッ
ク図を示し、交流電源ACを全波整流する整流部1と、
整流部1の直流出力を高周波出力に変換するインバータ
部2と、インダクタL11…及びコンデンサC11…から成
る共振回路と放電灯FL1 …を具備してインバータ部2
からの高周波出力が互いに並列的に供給される複数の負
荷回路31 ,32 とを備え、各負荷回路31 ,32 にお
ける共振回路と放電灯FL1 ,FL2 の接続点間で且つ
負荷回路31 ,32 同士の接続点を除く箇所にインピー
ダンスZが設けてある。なお、本実施形態では整流部1
をダイオードブリッジにて構成しているが、例えば他の
整流平滑回路やチョッパ回路、または後段のインバータ
部2も含めて高周波充電方式による入力高調波抑制回路
などで構成するようにしてもよい。
【0019】インバータ部2は従来周知の構成を有し、
図示しない1乃至複数のスイッチング素子を高周波でオ
ン・オフすることによって整流部1からの直流出力(電
力)を高周波出力(電力)に変換するものである。この
インバータ部2の出力端間に複数(本実施形態では2
つ)の負荷回路31 ,32 が並列に接続されている。負
荷回路31 ,32 は放電灯FL1 ,FL2 の高電位側の
フィラメントの一端とインバータ部2の高電位側の出力
端との間に挿入されたインダクタL11,L12並びに両フ
ィラメントの非電源側両端間に接続されたコンデンサC
11,C12から成る共振回路を具備している。而して、図
示しない制御回路等によってインバータ部2の発振周波
数を可変することにより、各共振回路の共振周波数との
関係から放電灯FL1 ,FL2 に供給される高周波電力
量を調節して、各放電灯FL1,FL2 を予熱、始動、
定常点灯並びに調光点灯することができる。但し、かか
るインバータ部2の動作は従来より周知であるから詳し
い説明は省略する。
【0020】ところで、本実施形態においては各共振回
路を構成するインダクタL11,L12と放電灯FL1 ,F
2 の高電位側フィラメントの電源側の一端との間にイ
ンピーダンスZが接続してあり、このインピーダンスZ
によって、インダクタL11,L12やコンデンサC11,C
12等の素子のばらつきや放電灯FL1 ,FL2 の特性の
ばらつき等による放電灯印加電圧VFL1 ,VFL2 のばら
つきを低減するようにしてある。すなわち、インピーダ
ンスZにはインバータ部2の高周波出力に応じた高周波
電流が流れるから、このインピーダンスZに流れる高周
波電流によって各放電灯FL1 ,FL2 の放電灯印加電
圧VFL1 ,VFL2 が変化し、結果的にインピーダンスZ
に流れる高周波電流が減衰して放電灯印加電圧VFL1
FL2 のばらつきを低減することができる。そのため、
共振回路を構成するインダクタL 11,L12並びにコンデ
ンサC11,C12の両端電圧のばらつき及びインダクタL
11,L12並びにコンデンサC11,C12に流れる電流のば
らつきも低減され、その結果、各放電灯FL1 ,FL2
に流れるランプ電流IFL1 ,IFL2 とフィラメントに流
れるフィラメント電流との合成電流、及びフィラメント
電流が均等化されることになるので、ランプ電流
FL1 ,IFL2 の均等化によって各放電灯FL1 ,FL
2 の光出力のばらつきを低減することができる。しか
も、従来装置に比べてインピーダンスZを付加するだけ
でよいため、小型で安価な放電灯点灯装置によって光出
力のばらつきを低減できる。
【0021】なお、上記インピーダンスZはインダクタ
11,L12と接続された放電灯FL 1 ,FL2 のフィラ
メントの非電源側一端とコンデンサC11,C12との接続
点間に設けても同様の効果を奏することが可能である。
また本実施形態では、放電灯FL1 ,FL2 の各フィラ
メントの非電源側端間にコンデンサC11,C12を接続
し、このコンデンサコンデンサC11,C12を介してフィ
ラメントの予熱を行なう回路構成の例を示したが、例え
ばトランスを用いてフィラメントを予熱する構成の回路
であっても本発明の技術的思想を適用することは可能で
あって、特に本実施形態の回路構成に限定されるもので
はなく、整流部1及びインバータ部2の回路構成につい
ても本実施形態のものに限定されない。
【0022】(実施形態2)図2に本発明の実施形態2
の回路ブロック図を示す。本実施形態は、実施形態1の
回路構成におけるインピーダンスZとしてコンデンサC
2 を用いたものであり、それ以外の構成は実施形態1と
共通であるので同一の符号を付して説明は省略する。
【0023】本実施形態におけるコンデンサC2 が接続
されている部分を、放電灯FL1 ,FL2 のフィラメン
トを省略して表すと図3(a)のようになる。ここで図
3(a)の回路はコンデンサC11,C12,C2 をΔ結線
したものであり、これをY結線に変換すると図3(b)
のように表せ、コンデンサC11’,C12’,C2 ’はそ
れぞれコンデンサC11,C12,C2 により次式のように
表せる。
【0024】
【式1】
【0025】ここで図3(b)におけるコンデンサ
2 ’を2等分して、それぞれコンデンサC11’,
12’と合成すると図3(c)のように表せる。このと
き、コンデンサC11”,C12”は次式のように表せる。
【0026】
【式2】
【0027】図3(c)の回路構成は、インピーダンス
ZであるコンデンサC2 を接続していない回路構成と見
かけ上は等しくなる。ここで、元のコンデンサC11,C
12の容量差をΔCとし、C12=C11+ΔCとすると、図
3(c)におけるコンデンサC 11”,C12”は下式のよ
うに書き直せる。
【0028】
【式3】
【0029】これより、2つのコンデンサC11”,
12”の容量差ΔC’(=C12”−C11”)は下式のよ
うに表せる。
【0030】
【式4】
【0031】故に、インピーダンスZとしてコンデンサ
2 を接続することにより、等価的に放電灯FL1 ,F
2 のフィラメント間に接続されているコンデンサ
11,C12の容量のばらつきを小さくすることができ
る。上述のように本実施形態では、実施形態1と同様に
インピーダンスZによって各放電灯FL1 ,FL2 の放
電灯印加電圧VFL1 ,VFL2 のばらつきを低減すること
ができるとともに、等価的にコンデンサC11,C12のば
らつきも小さくすることができるため、ランプ電流が均
等化されて放電灯FL1 ,FL2 の光出力のばらつきを
さらに低減することができる。
【0032】(実施形態3)図4に本発明の実施形態3
の回路ブロック図を示す。本実施形態は、実施形態1の
回路構成におけるインピーダンスZとしてコンデンサC
2 とインダクタL2の並列共振回路を用いたものであ
り、それ以外の構成は実施形態1と共通であるので同一
の符号を付して説明は省略する。
【0033】本実施形態におけるインピーダンスZ(コ
ンデンサC2 とインダクタL2 の並列共振回路)並びに
放電灯FL1 ,FL2 の放電灯印加電圧VFL1 ,VFL2
の周波数特性を図5に示す。図5に示すように、インバ
ータ部2の発振周波数(インバータ部2の高周波出力の
周波数)fを変化させることで放電灯印加電圧VFL1
FL2 を可変することができ、既に説明したようにイン
バータ部2の発振周波数fを可変制御して各放電灯FL
1 ,FL2 を予熱、始動、定常点灯並びに調光点灯する
ことができる。すなわち、放電灯FL1 ,FL2 の始動
時には、負荷回路31 ,32 が具備するインダクタ
11,L12及びコンデンサC11,C12から成る共振回路
の共振周波数fs1 ,fs2 近傍の周波数fsにインバ
ータ部2の発振周波数fを設定することにより、ピーク
値に近い放電灯印加電圧VFL1 ,VFL 2 を印加して放電
灯FL1 ,FL2 を始動させるものである。このとき、
インダクタL11,L12並びにコンデンサC11,C12のば
らつきによる共振周波数fs1,fs2 のばらつきが生
じている場合には(図6(a)参照)、2つの放電灯F
1 ,FL2 の中の片方の放電灯(例えばFL2 )の方
が一瞬早く始動・点灯して、点灯した方の放電灯FL2
のランプインピーダンスが低下することに伴って放電灯
印加電圧VFL2 が低下することがある。
【0034】ここで、インピーダンスZのインピーダン
ス値が比較的に小さい場合には、放電灯FL2 の放電灯
印加電圧VFL2 の低下が、まだ始動していない方の放電
灯FL1 の放電灯印加電圧VFL1 に影響を及ぼし、放電
灯FL1 が始動する前に放電灯印加電圧VFL1 が始動に
必要な電圧よりも低下してしまい、放電灯FL1 が始動
できない虞がある。
【0035】そこで本実施形態においては、インピーダ
ンスZたる並列共振回路の共振周波数f2 が放電灯FL
1 ,FL2 の始動に充分な電圧が得られるインバータ部
2の発振周波数fsに近い周波数となるように、コンデ
ンサC2 の容量並びにインダクタL2 のインダクタンス
を設定している。すなわち、図6(a)に示すように、
制御回路(図示せず)によりインバータ部2の発振周波
数fが予熱時の発振周波数fphから始動時の発振周波
数fsに低下させるように制御されると、共振周波数f
2 が高い方の放電灯FL2 が先に始動してしまうが、
このときにはインピーダンスZのインピーダンス値が非
常に大きいため、放電灯FL2 の始動・点灯により放電
灯印加電圧VFL2 が低下しても(図6(b)参照)、他
方の放電灯FL1 の放電灯印加電圧VFL1 に影響が及ば
ず、残りの放電灯FL1 についても始動・点灯させるこ
とができる。
【0036】そして、2つの放電灯FL1 ,FL2 が両
方とも点灯すれば、制御回路はインバータ部2の発振周
波数fを始動時の発振周波数fsから定常点灯時の発振
周波数へ可変させるため、インピーダンスZのインピー
ダンス値が低下して、実施形態1で説明したように放電
灯印加電圧VFL1 ,VFL2 のばらつきを低減させ、ラン
プ電流が均等化されることで放電灯FL1 ,FL2 の光
出力のばらつきを低減することができる。
【0037】なお、本実施形態のインピーダンスZの構
成は、実施形態2と同様にコンデンサC11,C12,C2
をΔ結線した回路構成となり、等価的にコンデンサ
11,C 12の容量のばらつきを低減することが可能であ
る。さらに、インダクタL11,L 12,L2 についても同
様にΔ結線した回路構成となり、インピーダンスZを設
けたことで等価的にインダクタL11,L12のばらつきを
低減することが可能となる。
【0038】上述のように本実施形態によれば、始動時
に片方の放電灯が一瞬早く点灯してしまったような場合
であっても、もう片方の放電灯が点灯するまで放電灯印
加電圧を下げることなく動作させ、両方の放電灯を確実
に点灯させ、また定常点灯時には放電灯印加電圧のばら
つきを抑えてランプ電流を均等化し、かつ等価的にイン
ダクタL11,L12及びコンデンサC11,C12のばらつき
も小さくすることができ、放電灯FL1 ,FL2 の光出
力のばらつきを低減することができるものである。
【0039】(実施形態4)図7は本発明の実施形態4
を示す回路ブロック図である。本実施形態は、負荷回路
1 ’,32 ’の構成が実施形態1〜3と若干異なる
が、それ以外の構成並びに基本的な動作は共通であり、
共通する部分については同一の符号を付して説明は省略
する。
【0040】図7に示すように、本実施形態における負
荷回路31 ’,32 ’は、放電灯FL1 ,FL2 の各フ
ィラメントと並列にフィラメント予熱用のトランス
1 ,T 2 の2次側を接続するとともに、各トランスT
1 ,T2 の1次側にコンデンサC 11,C12を直列接続し
て構成されている。そして、負荷回路31 ’,32 ’に
おけるインダクタL11,L12と放電灯FL1 ,FL2
の接続点間に、インピーダンスZとしてインダクタL2
とコンデンサC2 の直列共振回路が設けてある。
【0041】図8に本実施形態におけるインピーダンス
Z(コンデンサC2 とインダクタL 2 の直列共振回路)
並びに放電灯FL1 ,FL2 の放電灯印加電圧VFL1
FL 2 の周波数特性を示す。すなわち、インバータ部2
の発振周波数fがインピーダンスZの共振周波数f2
略等しいときにインピーダンスZのインピーダンス値が
最小値を採る。
【0042】ところで、本実施形態の回路構成において
は、片方の放電灯(例えばFL1 )が外れた場合に負荷
回路31 ’の放電灯FL1 が接続される端子間が開放と
ならずに開放端電圧が上昇してしまうことがある。例え
ば、図9(a)に示すようにインピーダンスZを設けて
いない場合には放電灯FL1 が外れたときに上記開放端
電圧VFL1 が上昇するとともに、インバータ部2の高周
波出力が残った方の放電灯FL2 に供給されることでラ
ンプ電流が増加して放電灯印加電圧VFL2 が低下する。
そこで、本実施形態では片方の放電灯FL1 が外れたと
きのインピーダンスZのインピーダンス値を定常点灯時
におけるインピーダンス値よりも小さくして開放端電圧
FL1 を放電灯印加電圧VFL 2 にクランプすることによ
り、開放端電圧FL1 を低減するようにしている。
【0043】ここで、片方の放電灯FL2 が外されたと
きには、図示しない制御回路がインバータ部2の発振周
波数fを定常点灯時における発振周波数から周波数f3
に変化させて無負荷時の回路保護を行っている。よっ
て、インピーダンスZたるインダクタL2 とコンデンサ
2 の直列共振回路の共振周波数f2 が上記周波数f3
の近傍となるようにすれば、片方の放電灯FL1 が外れ
た場合のインピーダンスZのインピーダンス値が略ゼロ
となり、インピーダンスZの両端間を略短絡状態にする
ことで開放端電圧VFL1 を放電灯印加電圧VFL2 にほぼ
等しくすることができる。なお、定常点灯時にはインピ
ーダンスZのインピーダンス値が略ゼロとはならず、実
施形態1〜3と同様に放電灯FL1 ,FL2 の放電灯印
加電圧VFL 1 ,VFL2 のばらつきを低減することができ
る。
【0044】(実施形態5)図10に本発明の実施形態
5の回路ブロック図を示す。本実施形態は実施形態1に
おけるインピーダンスZの代わりにインピーダンスZ’
とスイッチング素子SWとの直列回路から成るインピー
ダンスZを設けるとともに、負荷回路31 ,32 に流れ
る電流から放電灯FL1 ,FL2 のフィラメント間の短
絡を検出してスイッチング素子SWのオン・オフ制御を
行う短絡検出回路5とを備えている。
【0045】次に本実施形態の動作について説明する。
短絡検出回路5は短絡を検出していない正常時において
は、インピーダンスZのスイッチング素子SWをオンと
する。この場合には、実施形態1と同じ回路構成となっ
てインピーダンスZ’により放電灯FL1 ,FL2 の放
電灯印加電圧VFL1 ,VFL2 のばらつきを低減して、光
出力のばらつきを低減することができる。
【0046】一方、図11に示すように片方の放電灯
(例えばFL1 )のフィラメント間が何らかの原因で短
絡した場合には、負荷回路31 に過大な短絡電流が流れ
るので、この短絡電流を検出した短絡検出回路5にてス
イッチング素子SWがオフされ、インピーダンスZ’が
回路から切り離される。その結果、短絡した方の放電灯
印加電圧VFL1 が略ゼロになっても、残った方の放電灯
FL2 の放電灯印加電圧VFL2 が急激に低下するのを防
ぎ、放電灯FL2 の点灯を維持することができる。な
お、本実施形態では負荷回路31 ,32 に流れる電流か
ら放電灯FL1 ,FL2 のフィラメント間の短絡を検出
するようにしているが、これに限定する主旨ではなく、
例えば放電灯FL1 ,FL2 のフィラメント間電圧等か
ら検出することも可能である。また、インピーダンス
Z’は実施形態2のようなコンデンサC 2 や実施形態3
のようなインダクタL2 とコンデンサC2 の並列共振回
路等の種々のものを用いることができる。
【0047】(実施形態6)図12は本発明の実施形態
6を示す回路ブロック図である。本実施形態は実施形態
1におけるインピーダンスZの代わりにインピーダンス
Z’とスイッチング素子SWとの並列回路から成るイン
ピーダンスZを設け、図示しない無負荷検出手段により
片方の放電灯が外れて無負荷状態になったことが検出さ
れたときにスイッチング素子SWをオンするようにして
ある。なお、放電灯FL1 ,FL2 の外れ(無負荷状
態)を検出する手段については従来周知の構成を用いて
実現可能であるので説明は省略する。
【0048】すなわち、正常時においてはインピーダン
スZのスイッチング素子SWをオフとして実施形態1と
同じ回路構成とし、インピーダンスZ’により放電灯F
1,FL2 の放電灯印加電圧VFL1 ,VFL2 のばらつ
きを低減して、光出力のばらつきを低減することができ
る。一方、図13に示すように片方の放電灯(例えばF
1 )が外されて無負荷状態になったときには、無負荷
検出手段(図示せず)が無負荷状態を検出してインピー
ダンスZのスイッチング素子SWをオンとしてインピー
ダンスZ’の両端を短絡する。これにより、放電灯FL
1 が外された方の負荷回路31 の開放端電圧VFL1 が他
方の放電灯FL2 の放電灯印加電圧VFL2 と略等しくな
り、開放端電圧VFL1 の上昇を抑えることができる。
【0049】(実施形態7)図14は本発明の実施形態
7を示す回路ブロック図である。本実施形態は実施形態
1におけるインピーダンスZの代わりにインピーダンス
1 …とスイッチング素子SW1 …との直列回路を複数
個並列に接続して成るインピーダンスZを設け、図示し
ない制御手段により適宜スイッチング素子SW1 …をオ
ン・オフすることでインピーダンスZのインピーダンス
値を可変するようにしている。
【0050】すなわち、実施形態1〜6で説明したよう
に、定常点灯時、始動時、無負荷時、短絡等の異常発生
時あるいは調光時等の各モードにおいて、それぞれイン
ピーダンスZとして適切なインピーダンス値が異なるた
め、本実施形態では制御手段により各モードに応じてス
イッチング素子SW1 …をオン・オフすることにより、
上記のような各モードに応じた適切なインピーダンス値
が得られるようにしている。具体的には、各モード毎に
適切なインピーダンス値に設定されたインピーダンスZ
1 …のみが回路に接続され、他のインピーダンスZ1
が回路から切り離されるようにスイッチング素子SW1
…がオン・オフされる。これにより、インピーダンスZ
のインピーダンス値を各モードに応じて選択し、上記の
ような各モードに応じた適切な対処を行うことができ
る。なお、インピーダンスZ1 …には実施形態2のよう
なコンデンサC2 や実施形態3のようなインダクタL2
とコンデンサC2 の並列共振回路等の種々のものを用い
ることができる。
【0051】(実施形態8)図15は本発明の実施形態
8を示す回路ブロック図である。本実施形態は、実施形
態3におけるインピーダンスZを構成するインダクタL
2 と各負荷回路31,32 のインダクタL11,L12との
Δ結線を等価的にY結線に置き直したものである。すな
わち、実施形態3におけるインダクタL11,L12,L2
と、本実施形態におけるインダクタL11’,L12’,L
1 とは、下式のような関係にある。
【0052】
【式5】
【0053】上式からは明らかに、L1 <L11,L12
11’<L11,L2 、L12’<L12,L2 であることが
判る。このことから、全体的なインダクタンスは、L1
+L11+L12<L11+L12+L2 となり、実施形態3の
回路構成に比べてインダクタンス値のより小さなインダ
クタを使用して同等の効果を奏することができる。ま
た、インダクタL11’,L12’は実施形態3におけるイ
ンダクタL11,L12のインダクタンス値よりも小さいか
ら、インダクタンス値のばらつき自体も小さくなり、結
果的にインダクタL1 ,L11’,L12’のインダクタン
ス値のばらつきによる放電灯FL1 ,FL2 の光出力の
ばらつきも低減することができる。
【0054】(実施形態9)図16は本発明の実施形態
9を示す回路ブロック図である。本実施形態は、1次巻
線L11”が負荷回路31 に、2次巻線L12”が負荷回路
2 にそれぞれ接続されたリーケージトランス7を設け
て、実施形態8におけるインダクタL1 ,L 11’,
12’を一つのリーケージトランス7にて実現したもの
である。本実施形態における1次巻線及び2次巻線の自
己インダクタンスL11”,L12”及び相互インダクタン
スMと、実施形態8におけるインダクタL1 ,L11’,
12’のインダクタンスとの関係は下式で表される。
【0055】
【式6】
【0056】このように、実施形態8の回路構成におけ
る3個のインダクタL1 ,L11,L12を1個のリーケー
ジトランス7に置き換えることにより、実施形態8と同
様に放電灯FL1 ,FL2 の放電灯印加電圧VFL1 ,V
FL2 のばらつきを低減し且つ等価的にインダクタ
11”,L12”及びコンデンサC11,C12のばらつきを
低減して、放電灯FL1 ,FL2 の光出力のばらつきを
低減することができるとともに、インダクタの占める体
積を減らすことができる。
【0057】(実施形態10)図17は本発明の実施形
態10を示す回路ブロック図である。本実施形態は、従
来例のようなバランサBを用いた回路構成において、バ
ランサBの非共通側の端子間にコンデンサC2 から成る
インピーダンスZを設けたものである。すなわち、従来
例でも説明したように、バランサBのはたらきで各放電
灯FL 1 ,FL2 に流れるランプ電流とフィラメント電
流との合成電流が均等化される。また、インピーダンス
Zを設けることで両放電灯FL1 ,FL2 の放電灯印加
電圧VFL1 ,VFL2 のばらつきを低減できるとともに、
コンデンサC11,C12のばらつきも低減できるため、コ
ンデンサC11,C12に流れるフィラメント電流のばらつ
きも小さくできる。その結果、放電灯FL1 ,FL2
流れる電流が自ずと均等化され、光出力のばらつきも低
減されることになる。なお、本実施形態ではインバータ
部2からインダクタL1 を介してバランサBが接続され
る構成となっているが、実施形態9と同様にバランサB
にリーケージトランスを用いることでバランサBにイン
ダクタL1 を含めることができ、インダクタL1 を用い
ない回路構成とすることも可能である。
【0058】(実施形態11)図18に本発明の実施形
態11における回路ブロック図を示す。本実施形態は、
n(≧3)灯の放電灯FL1 〜FLnを並列点灯させる
回路構成において、各負荷回路31 〜3nのインダクタ
11〜L1nとコンデンサC11〜C1nとの接続点間にそれ
ぞれインピーダンスZ1 〜Z1-n が設けてあり、これら
のインピーダンスZ1 〜Z1-n によって各放電灯FL1
〜FLnの放電灯印加電圧VFL1 〜VFLnのばらつきを
低減できる。これによってインダクタL11〜L1nの印加
電圧やコンデンサC11〜C1nの印加電圧のばらつきも小
さくなる。故に、ランプ電流が均等化され、光出力のば
らつきを低減することができる。
【0059】すなわち、本実施形態によれば、n灯の放
電灯FL1 …に対してn−1個のインピーダンスZ1
Znを設けることにより、放電灯FK1 …の光出力のば
らつきを低減することができる。 (実施形態12)図19は本発明の実施形態12を示す
回路ブロック図である。本実施形態は、実施形態3にお
けるインピーダンスZたるインダクタL2 に補助巻線を
設けてトランス構成とし、補助巻線の電圧から負荷(放
電灯FL1 ,FL2 )の状態を検出してインバータ部2
が具備するスイッチング素子Qの駆動周波数を制御する
検出回路8を備えている。なお、他の基本構成は実施形
態3と共通であるから説明は省略する。
【0060】次に本実施形態の動作を説明する。例え
ば、図20に示すように片方の放電灯(例えばFL1
が外れて負荷回路31 が無負荷状態になったとすると、
放電灯FL1 に流れていたランプ電流とコンデンサC11
に流れていたフィラメント電流がともに流れなくなるこ
とから、開放端電圧VFL1 が上昇してインピーダンスZ
の印加電圧も高くなる。これによってインピーダンスZ
に流れる電流が増加し、インダクタL2 に流れる電流も
増加する。このインダクタL2 に流れる電流の増加を補
助巻線を介して検出回路8にて検出し、検出回路8から
インバータ部2が具備するスイッチング素子Qの駆動周
波数fを調整することで例えば開放端電圧VFL1 の上昇
を抑えることができる。また、片方の放電灯の両端が短
絡した時にもインピーダンスZにもう片方の放電灯印加
電圧が加わって電流が増加するため、同じように短絡を
検出してインバータ部2が具備するスイッチング素子Q
の駆動周波数fを調整することにより、例えば他方の放
電灯の点灯を維持させることができる。
【0061】上述のように本実施形態によれば、片方の
放電灯FL1 ,FL2 を外したときや片方の放電灯FL
1 ,FL2 の両端間が短絡したことを検出回路8にて検
出して、検出回路8によりインバータ部2のスイッチン
グ素子Qの駆動周波数を調整することができ、また定常
点灯時には放電灯印加電圧VFL1 ,VFL2 のばらつきを
抑えてランプ電流を均等化し、放電灯FL1 ,FL2
光出力のばらつきを低減することができるものである。
【0062】(実施形態13)図21は本発明の実施形
態13を示す回路ブロック図である。本実施形態は、実
施形態2におけるインピーダンスZたるコンデンサC2
を可変容量コンデンサとしたものであり、基本的な構成
については実施形態2と共通であるから、実施形態2と
同様に各放電灯FL1 ,FL2 の放電灯印加電圧
FL1 ,VFL2 のばらつきを低減することができるとと
もに、等価的にコンデンサC11,C12のばらつきも小さ
くすることができるため、ランプ電流が均等化されて放
電灯FL1 ,FL2 の光出力のばらつきをさらに低減す
ることができる。
【0063】ところで、インバータ部2の高周波出力を
低下させて放電灯FL1 ,FL2 を調光点灯させている
ときには、定常点灯時に比較してランプ電流が減少し、
放電灯印加電圧VFL1 ,VFL2 が上昇する。すると、ラ
ンプ電流のばらつきの絶対値は調光が深く(調光比が小
さく)なるとともに低下するが、放電灯印加電圧
FL 1 ,VFL2 のばらつきの絶対値は反対に増加してし
まう。これより、調光時には各放電灯FL1 ,FL2
ランプ電流ばらつきを小さくするためにインピーダンス
Zを介して移動するエネルギが定常点灯時に比べて小さ
くて済む。ところが、調光が深い場合にこのエネルギが
大きいと、エネルギを送りすぎて片方の放電灯が立ち消
えてしまう虞がある。
【0064】そこで本実施形態では、図22に示すよう
に放電灯FL1 ,FL2 の調光を深くする(インバータ
部2の発振周波数fを高くする)に従ってコンデンサC
2 の容量を低下させ、ランプ電流ばらつきを抑えるのに
必要なエネルギ量を調整するようにしている。これによ
って、調光が深くなっても放電灯FL1 ,FL2 が立ち
消えすることなく、ランブ電流を均等化し、放電灯FL
1 ,FL2 の光出力のばらつきを低減することができ
る。なお、本実施形態ではインピーダンスZとして可変
容量コンデンサC2 を用いた回路構成について例示した
が、これに限定するものではなく、調光時にインピーダ
ンスZのインピーダンス値が大きくなるように可変調整
できる回路構成であればよい。
【0065】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源を全波整流
する整流部と、該整流部の出力を高周波出力に変換する
インバータ部と、インダクタ及びコンデンサから成る共
振回路と放電灯を具備して前記インバータ部からの高周
波出力が互いに並列的に供給される複数の負荷回路とを
備え、各負荷回路における前記共振回路と放電灯の接続
点間で且つ負荷回路同士の接続点を除く箇所にインピー
ダンスを設けて成るので、各負荷回路間に接続されたイ
ンピーダンスによって、各放電灯の放電灯印加電圧のば
らつきを小さくすることができ、各放電灯のランプ電流
を均等にして光出力のばらつきを低減することができる
という効果がある。しかも、従来構成に比較してインピ
ーダンスを付加するだけでよいから、小型で安価な放電
灯点灯装置によって光出力のばらつきが低減できるとい
う効果がある。
【0066】請求項2の発明は、交流電源を全波整流す
る整流部と、該整流部の出力を高周波出力に変換するイ
ンバータ部と、インダクタ及びコンデンサから成る共振
回路と放電灯を具備して前記インバータ部からの高周波
出力が互いに並列的に供給される複数の負荷回路とを備
え、各共振回路における前記インダクタとコンデンサの
接続点同士の間にインピーダンスを設けて成るので、各
負荷回路間に接続されたインピーダンスによって、各放
電灯の放電灯印加電圧のばらつきを小さくすることがで
き、各放電灯のランプ電流を均等にして光出力のばらつ
きを低減することができるという効果がある。しかも、
従来構成に対してインピーダンスを付加するだけでよい
から、小型で安価な放電灯点灯装置によって光出力のば
らつきが低減できるという効果がある。
【0067】請求項3の発明は、前記インピーダンス
は、放電灯始動時における前記インバータ部の高周波出
力の周波数に対するインピーダンス値が、放電灯定常点
灯時における前記インバータ部の高周波出力の周波数に
対するインピーダンス値よりも大きいので、放電灯始動
時に何れかの放電灯が他の放電灯よりも先に点灯しても
他の放電灯の放電灯印加電圧が低下することがなく、他
の放電灯が点灯するまで放電灯印加電圧を高い電圧に保
つことで全ての放電灯を確実に点灯させることができる
とともに、定常点灯時には放電灯の光出力のばらつきを
低減することができるという効果がある。
【0068】請求項4の発明は、複数の前記負荷回路の
中で無負荷の負荷回路に接続された前記インピーダンス
のインピーダンス値を減少させて成るので、例えば複数
の放電灯の中から1つの放電灯を外したとき、放電灯を
外した負荷回路に接続されたインピーダンスのインピー
ダンス値を小さくすることで放電灯が外れた負荷回路の
開放電圧を低下させることができるという効果がある。
【0069】請求項5の発明は、複数の前記負荷回路の
中で放電灯の両端間が短絡している負荷回路に接続され
た前記インピーダンスのインピーダンス値を増加させて
成るので、例えば複数の放電灯の中で1つの放電灯の両
端間が短絡したとき、放電灯両端間が短絡した負荷回路
に接続されたインピーダンスのインピーダンス値を大き
くすることでその他の放電灯の点灯を維持することがで
きるという効果がある。
【0070】請求項6の発明は、前記負荷回路が具備す
る放電灯の調光比が大きいときには前記インピーダンス
のインピーダンス値を減少させるとともに、前記放電灯
の調光比が小さいときには前記インピーダンスのインピ
ーダンス値を増加させて成るので、放電灯の調光時にお
いても複数の放電灯の光出力のばらつきを低減すること
ができるという効果がある。
【0071】請求項7の発明は、前記インピーダンスが
コンデンサを含むので、負荷回路の共振回路を構成する
コンデンサの容量のばらつきを等価的に小さくでき、放
電灯の光出力のばらつきをさらに低減することができる
という効果がある。請求項8の発明は、前記インピーダ
ンスの負荷回路への接続・切離しを行うスイッチング素
子を設けたので、放電灯始動時や放電灯を外した時、あ
るいは放電灯の両端短絡時等の各種の異常状態において
適宜インピーダンスの接続・切離しを行うことで上記の
ような異常状態にも対応することができるという効果が
ある。
【0072】請求項9の発明は、前記インピーダンス
は、前記インバータ部と負荷回路との間に接続されるイ
ンダクタを具備して成るので、負荷回路に合まれるイン
ダクタを共有して設計することができるため、インダク
タのばらつきを小さくすることができて放電灯の光出力
のばらつきをさらに低減することができるという効果が
ある。
【0073】請求項10の発明は、複数の前記負荷回路
が具備する共振回路のインダクタ同士でリーケージトラ
ンスを形成して成るので、負荷回路に含まれるインダク
タを複数個まとめて1個のリーケージトランスに設計す
ることができるため、全インダクタの占める体積を小さ
くすることができ、さらに小型化が可能となるという効
果がある。
【0074】請求項11の発明は、前記インピーダンス
の両端電圧又はインピーダンスに流れる電流から当該イ
ンピーダンスが接続された前記負荷回路の無負荷を検出
する検出手段と、該検出手段で無負荷が検出されたとき
に前記インバータ部の出力を調節する調節手段とを備え
たので、各負荷回路間に接続されたインピーダンスに流
れる電流の増加を検出することで、例えば何れかの放電
灯が外れたことを検出することができるとともに、イン
バータ部の出力を調節することで放電灯が外れた負荷回
路の開放電圧を低下させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路ブロック図である。
【図2】実施形態2を示す回路ブロック図である。
【図3】(a)〜(c)は同上を説明するための図であ
る。
【図4】実施形態3を示す回路ブロック図である。
【図5】同上の動作を説明するための波形図である。
【図6】(a)〜(c)は同上の動作を説明するための
波形図である。
【図7】実施形態4を示す回路ブロック図である。
【図8】同上の動作を説明するための波形図である。
【図9】(a)及び(b)は同上の動作を説明するため
の波形図である。
【図10】実施形態5を示す回路ブロック図である。
【図11】同上の動作を説明するための説明図である。
【図12】実施形態6を示す回路ブロック図である。
【図13】同上の動作を説明するための説明図である。
【図14】実施形態7を示す回路ブロック図である。
【図15】実施形態8を示す回路ブロック図である。
【図16】実施形態9を示す回路ブロック図である。
【図17】実施形態10を示す回路ブロック図である。
【図18】実施形態11を示す回路ブロック図である。
【図19】実施形態12を示す回路ブロック図である。
【図20】同上の動作を説明するための説明図である。
【図21】実施形態13を示す回路ブロック図である。
【図22】同上の動作を説明するための波形図である。
【図23】従来例を示す回路ブロック図である。
【図24】他の従来例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 整流部 2 インバータ部 31 ,32 負荷回路 FL1 ,FL2 放電灯 L11,L12 インダクタ C11,C12 コンデンサ Z インピーダンス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を全波整流する整流部と、該整
    流部の出力を高周波出力に変換するインバータ部と、イ
    ンダクタ及びコンデンサから成る共振回路と放電灯を具
    備して前記インバータ部からの高周波出力が互いに並列
    的に供給される複数の負荷回路とを備え、各負荷回路に
    おける前記共振回路と放電灯の接続点間で且つ負荷回路
    同士の接続点を除く箇所にインピーダンスを設けて成る
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を全波整流する整流部と、該整
    流部の出力を高周波出力に変換するインバータ部と、イ
    ンダクタ及びコンデンサから成る共振回路と放電灯を具
    備して前記インバータ部からの高周波出力が互いに並列
    的に供給される複数の負荷回路とを備え、各共振回路に
    おける前記インダクタとコンデンサの接続点同士の間に
    インピーダンスを設けて成ることを特徴とする放電灯点
    灯装置。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンスは、放電灯始動時に
    おける前記インバータ部の高周波出力の周波数に対する
    インピーダンス値が、放電灯定常点灯時における前記イ
    ンバータ部の高周波出力の周波数に対するインピーダン
    ス値よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載
    の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 複数の前記負荷回路の中で無負荷の負荷
    回路に接続された前記インピーダンスのインピーダンス
    値を減少させて成ることを特徴とする請求項1又は2記
    載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 複数の前記負荷回路の中で放電灯の両端
    間が短絡している負荷回路に接続された前記インピーダ
    ンスのインピーダンス値を増加させて成ることを特徴と
    する請求項1又は2記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷回路が具備する放電灯の調光比
    が大きいときには前記インピーダンスのインピーダンス
    値を減少させるとともに、前記放電灯の調光比が小さい
    ときには前記インピーダンスのインピーダンス値を増加
    させて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の放電
    灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記インピーダンスがコンデンサを含む
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の放電灯
    点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記インピーダンスの負荷回路への接続
    ・切離しを行うスイッチング素子を設けたことを特徴と
    する請求項1〜6の何れかに記載の放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 前記インピーダンスは、前記インバータ
    部と負荷回路との間に接続されるインダクタを具備して
    成ることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の放
    電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 複数の前記負荷回路が具備する共振回
    路のインダクタ同士でリーケージトランスを形成して成
    ることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の放電
    灯点灯装置。
  11. 【請求項11】 前記インピーダンスの両端電圧又はイ
    ンピーダンスに流れる電流から当該インピーダンスが接
    続された前記負荷回路の無負荷を検出する検出手段と、
    該検出手段で無負荷が検出されたときに前記インバータ
    部の出力を調節する調節手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1〜10の何れかに記載の放電灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218334A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2008218333A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明器具

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