JPH11261868A - 魚眼レンズカメラ装置及びその画像歪み補正方法及び画像抽出方法 - Google Patents

魚眼レンズカメラ装置及びその画像歪み補正方法及び画像抽出方法

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JPH11261868A
JPH11261868A JP10062531A JP6253198A JPH11261868A JP H11261868 A JPH11261868 A JP H11261868A JP 10062531 A JP10062531 A JP 10062531A JP 6253198 A JP6253198 A JP 6253198A JP H11261868 A JPH11261868 A JP H11261868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚眼レンズカメラ装置及びその画像歪み補正
方法及び画像抽出方法に関し、魚眼レンズカメラを任意
の設置アングルで取り付けた場合の魚眼レンズ画像の歪
み補正の画像変形処理を高速化し、又、人物像等の移動
する像を精度よく検出して抽出し、モニタテレビ等に高
精度で表示させる。 【解決手段】 魚眼レンズ1−1、CCD撮像装置1−
2で撮影した画像を映像メモリ1−3に記憶させ、画像
補正処理部1−4は、魚眼レンズカメラの設置角を補正
する座標変換と、魚眼レンズ画像の歪みを補正する座標
変換とを組み合わせて演算する構成を備え、等面積射影
の魚眼レンズ像を高速に写像変換する。更に魚眼レンズ
画像内の領域に対応した重み付けを行って、人物像等の
特徴量を抽出し、表示エリアを抽出する構成を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚眼レンズカメラ
装置及びその画像歪み補正方法及び画像抽出方法に関
し、特に、魚眼レンズカメラにより画像を取り込み、そ
の一部の画像を切り出してモニタテレビに表示するテレ
ビ会議システム又は遠隔監視システム等における魚眼レ
ンズカメラ装置及びその画像歪み補正方法及び画像抽出
方法に関する。
【0002】魚眼レンズは約180度の画角を有し、広
範囲の画像を映し出すことができるが、その画像はたる
型に歪曲し、特に周辺部は歪みが著しい。本発明は、魚
眼レンズの撮像範囲が広範囲であることを利用し、1台
の魚眼レンズカメラで取り込んだ画像の中から、注目す
る画像の部分を切り出し、画像の歪みを補正してモニタ
テレビ画面に表示するものである。
【0003】更に、本発明は、魚眼レンズカメラで映し
取った映像の中から、人物の侵入等の動きを伴う像を検
出し、その像のモニタ表示領域(切り出し領域)を自動
的に決定してその移動像を追尾させるものであり、遠隔
監視システムやテレビ会議システムのカメラ装置に好適
に用いられるものである。
【0004】
【従来の技術】図13は従来の魚眼レンズカメラ装置の
構成及びそれを用いた遠隔監視システム及びテレビ会議
システムを示す図である。図の(a)は魚眼レンズカメ
ラ装置の構成を示し、図の(b)は魚眼レンズカメラ装
置を用いた遠隔監視システムを示し、図の(c)は魚眼
レンズカメラ装置を用いたテレビ会議システムを示す。
【0005】同図において、13−10は魚眼レンズカ
メラ装置、13−1は魚眼レンズ、13−2はCCD撮
像装置、13−3は映像メモリ(フレームメモリ)、1
3−4は画像補正処理回路、13−5は補正映像(NT
SC)出力回路である。
【0006】魚眼レンズ13−1は約180度の画角で
対象物を光学的に映し出し、CCD撮像装置13−2は
光学的な映像から電気的な画像信号を生成し、映像メモ
リ(フレームメモリ)13−3はその画像信号をフレー
ム単位に記憶する。
【0007】画像補正処理回路13−4は、モニタ表示
する領域について、魚眼レンズの歪んだ画像を補正して
元の像に戻し、補正映像(NTSC)出力回路13−5
は、補正された画像信号をNTSC方式等の通常のテレ
ビ映像信号として出力する。
【0008】魚眼レンズは画角が広いため、そのレンズ
を用いたカメラ装置により広範囲のエリアの映像を取り
込む遠隔監視システムやテレビ会議システムを構成する
ことができる。図の(b),(c)に示すように、魚眼
レンズカメラ装置13−10に符号化装置13−20を
取付け、又は符号化装置付きの魚眼レンズカメラ装置1
3−30により、映像信号を公衆回線13−40を介し
て伝送し、復号化装置13−50を介してモニタテレビ
画面13−60等に表示することにより、それらのシス
テムを構成することができる。但し、魚眼レンズは画角
が広い分、映像の歪みが大きくその歪みを補正してモニ
タテレビ画面13−60等に表示しなけらばならない。
【0009】図14は従来の魚眼レンズカメラ画像の歪
み補正の説明図である。同図において、14−1は仮想
の画像フレーム、14−2は仮想の半球面、14−3は
魚眼レンズ撮像画面である。又、x,y,z軸で示す3
次元空間の原点Oに魚眼レンズが置かれ、且つ、魚眼レ
ンズはz軸の方向に向けて置かれているものとする。
【0010】又、仮想の半球面14−2は、魚眼レンズ
が正射影方式のレンズでその焦点距離がfであるとする
と、半径fの仮想的な半球の球面であり、その平面部は
x−y平面上に置かれ、その中心は原点Oの位置に置か
れる。
【0011】仮想の画像フレーム14−1は、魚眼レン
ズの位置(原点)から撮影対象物へ向かう視線方向ベク
トルDOV(Direction Of View)と
直交する仮想的な平面上のフレームで、所定の大きさの
枠を持ち、後に説明するように、この枠内の映像が魚眼
レンズ画像から切り出されてモニタテレビ画面に表示さ
れることとなる。即ち、モニタテレビ等の表示フレーム
の枠と同じ大きさの枠を持つ。
【0012】又、画像フレーム14−1は、そのフレー
ム内に視線方向ベクトルDOVと交差する点を原点とす
る2次元座標軸(p,q)を持ち、仮想画像フレーム1
4−1内の点はこの座標の成分(p,q)によって表さ
れる。
【0013】魚眼レンズによって映し出される像(魚眼
レンズ画像)は、レンズの射影方式(projection fomu
la)によっていくつかのタイプに分けられるが、以下、
正射影(orthographic projection)方式の魚眼レンズ
について説明する。
【0014】魚眼レンズの置かれた位置(原点O)から
前記仮想の半球面14−2を通して見える像を、そのま
ま該仮想の半球面14−2に貼り付けたと仮定する。そ
して、その半球面14−2上に貼り付けた3次元空間の
像を、図のx軸及びy軸からなる2次元空間の平面上
に、該平面に垂直に(z方向から原点方向に)押し潰し
て貼り付けた像が、正射影方式の魚眼レンズの画像であ
る。
【0015】なお、実際には、魚眼レンズの画像は上下
左右逆転した位置に像を結ぶが、像の歪曲の相対的な関
係は変わらないので、説明を簡略化するため前述したよ
うに結像するものとする。
【0016】前記半球面14−2上の像を垂直に押し潰
した2次元空間の平面が魚眼レンズ撮像画面14−3で
あり、該魚眼レンズ撮像画面14−3の円の内側の画像
が魚眼レンズで撮影された画像である。外側の四角の枠
は、CCD撮像装置から得られる全体の撮像画面の外枠
である。
【0017】魚眼レンズの画像は歪曲しているため、魚
眼レンズカメラで撮影した像を表示するには、その一部
を切り出して正常な画像に補正する必要がある。そこ
で、表示するフレームに対応するフレームを仮想の画像
フレーム14−1として想定する。
【0018】魚眼レンズが向いているz軸の方向が、鉛
直線の上方の方向であるとし、前記視線方向ベクトルD
OVがz軸と成す頂点角(天頂角)をφ、水平面の基準
軸(x軸又はy軸)と成す方位角をθとする。又、焦点
距離(魚眼レンズ画像の円の半径)をf、画像フレーム
の回転角をω、拡大率をmとする。拡大率mは、魚眼レ
ンズの位置(原点O)から画像フレーム14−1内の原
点までの距離をDとすると、m=D/fである。
【0019】魚眼レンズ画像平面14−3内の点(x,
y)と画像フレーム14−1内の点(p,q)との対応
関係は、式(1)の関係式によって表わされる。
【0020】
【数1】
【0021】式(1)の対応関係を利用して魚眼レンズ
画像の歪みを補正し、元の画像を復元してモニタテレビ
画面に表示させることができる。即ち、先ず前記画像フ
レームを14−1を定位させ、モニタ表示する領域(切
り出し領域)を定める。この定位操作は、画像フレーム
の頂点角φ、方位角θ、回転角φ及び拡大率mを外部か
ら画像補正処理回路13−4に入力することによって設
定する。
【0022】画像補正処理回路13−4は、画像フレー
ム14−1内の点(p,q)に対応する魚眼レンズ画像
平面14−3内の点(x,y)を、前記式(1)の関係
式により求め、その点の色情報信号を映像メモリ(フレ
ームメモリ)13−3から読み出して、画像フレーム1
4−1内の点(p,q)に対応するアドレスを有する出
力用の映像メモリ(図示省略)に該色情報信号を書き込
む。
【0023】この映像メモリ間の色情報転送操作を、画
像フレーム14−1内の全ての点(p,q)について行
い、出力用の映像メモリから順次、色情報信号を補正映
像(NTSC)出力回路13−5に送出することによ
り、補正映像(NTSC)出力回路13−5は、原点O
から仮想の画像フレーム14−1の枠を通して見た実物
象の画像を、歪みなく表示することができる。(米国特
許第5,185,667号明細書等参照)
【0024】
【発明が解決しようとする課題】前述の魚眼レンズ画像
の歪み補正は、対象とする魚眼レンズが正射影の像とな
るときの補正であり、実際の魚眼レンズとして多く使用
されている等面積写像の像となる魚眼レンズのときは、
座標変換の演算が更に複雑なものとなる。
【0025】魚眼レンズ画像の歪み補正の演算は、表示
する画像フレームの座標点毎に座標変換の演算を行うた
め膨大な演算量となり、又、画像の解像度を上げると更
に演算量が増大することになるので、座標変換の演算量
は極力少ないものとしなけらばならない。
【0026】又、前述の魚眼レンズ画像の歪み補正は、
魚眼レンズカメラを机等に設置して天井方向に真上に向
ける、或いは、天井に取り付けて床方向に真下に向ける
等、鉛直方向に向けて置くことを前提としているため、
魚眼レンズカメラの設置アングルを自由に選定して設置
することができない。一方、魚眼レンズカメラを壁に横
向きに取り付けたり、天井の隅に斜めの角度で取り付け
たりした方が、監視領域等の撮像領域を魚眼レンズ画像
のより有効な撮像エリアに取り込むことができる場合が
多い。
【0027】更に、魚眼レンズカメラを使って撮影され
る映像は、実際には個々の魚眼レンズカメラの特性によ
り変動する。この魚眼レンズカメラカメラの特性の相違
は、魚眼レンズ画像の歪み補正による画像変換を行って
も、変換後の画像に画像歪みとして残って表示されてし
まう。
【0028】従来は魚眼レンズカメラの映像パラメータ
である、CCD撮像装置の撮像画面における魚眼レンズ
画像の左右方向のずれの補正や、CCDの撮像装置の構
造等に起因する縦横比の補正については、手動で調整し
なければならなかった。
【0029】又、魚眼レンズカメラを使った追尾型の遠
隔監視システムにおいて、人物像等の検出とモニタ表示
領域(切り出し領域)の決定を自動的に行なわなければ
ならないが、単に魚眼レンズ画像のフレーム間差分によ
りモニタ表示領域(切り出し領域)を決定する方法で
は、動く物が1つのみである場合の検出が限界であり、
領域内に複数の物が移動する場合にその各々を追尾する
映像を作成することは不可能であった。
【0030】又、魚眼レンズ画像は、その中心部と周辺
部とで明るさや歪曲の大きさが違っているため、追尾の
際の切り出し領域が変化するに伴い、モニタ表示される
画像についても不自然になり易いという欠点があった。
【0031】本発明は、魚眼レンズカメラを任意の設置
アングルで取り付けた場合の魚眼レンズ画像の歪み補正
の画像変形処理を高速化するとともに、又、魚眼レンズ
カメラで撮影した人物像等の移動する像を精度よく検出
して抽出し、モニタテレビ等に高精度で表示させること
を目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の魚眼レンズカメ
ラ装置は、(1)魚眼レンズカメラにより撮影された画
像の歪みを補正する画像補正処理部を備えた魚眼レンズ
カメラ装置において、前記画像補正処理部は、魚眼レン
ズカメラの設置角を補正する座標変換と、魚眼レンズ画
像の歪みを補正する座標変換とを組み合わせて演算する
構成を有するものである。又、(2)前記画像補正処理
部は、等面積写像の魚眼レンズ画像の歪みを補正する座
標変換を演算する構成を有するものである。
【0033】又、(3)魚眼レンズカメラにより撮影さ
れた画像の歪みを補正する画像補正処理部を備えた魚眼
レンズカメラ装置において、魚眼レンズ画像の歪み補正
のための、表示画像の中心位置、魚眼レンズ画像の縦横
比、魚眼レンズ画像エリアの半径等のパラメータを、撮
像された魚眼レンズ画像自体から抽出し、該パラメータ
により魚眼レンズ画像の歪み捕正を行う構成を備えたも
のである。
【0034】又、(4)魚眼レンズカメラにより撮影し
た画像から、移動する像を抽する魚眼レンズカメラ装置
において、魚眼レンズ画像内の相互の位置関係を利用し
て領域を統合し、像の変化した領域を抽出する構成を備
えたものである。
【0035】又、(5)魚眼レンズカメラにより撮影し
た画像から、移動する像を抽出する魚眼レンズカメラ装
置において、魚眼レンズ画像をパノラマ状の横長映像に
変換し、その映像のフレーム間差分の信号又はフレーム
間差分とフレーム内差分とを結合した信号を抽出し、該
信号により領域抽出を行い、複数の移動像の領域抽出を
同時に行う構成を備えたものである。
【0036】又、(6)魚眼レンズカメラにより撮影し
た画像から、移動する像を抽出する魚眼レンズカメラ装
置において、フレーム間差分の信号又はフレーム間差分
とフレーム内差分とを結合した信号等の特徴量の抽出演
算を魚眼レンズ画像の映像をもとに行い、特徴検出領域
に対する領域抽出処理において、極座標と直交座標との
アドレス変換を行って魚眼レンズ画像の映像内を走査
し、円形の魚眼レンズ画像の映像の中から複数の移動像
の領域抽出を行う構成を備えたものである。
【0037】又、(7)魚眼レンズカメラにより撮影し
た画像から、移動する像を抽出する魚眼レンズカメラ装
置において、魚眼レンズ画像の映像の中から得られる複
数の人物像の領域について、各人物像の形状を正規化
し、各像の形状内の色情報を記億し、個々の像の色情報
をもとに移動する複数の人物像を個別に追尾する映像を
作成する構成を備えたものである。
【0038】又、(8)魚眼レンズカメラにより撮影し
た画像から、移動する像を抽出する魚眼レンズカメラ装
置において、魚眼レンズ画像の中心部分と周辺部分との
歪みの大きさに応じて異なる重み係数を乗じた特徴量を
もとに領域抽出を行う構成を備えたものである。又、
(9)前記重み係数として、更に魚眼レンズ画像の映像
内の領域に対応して異なる値を与え、非抽出領域をマス
クして領域抽出を行う構成を備えたものである。
【0039】又、本発明の魚眼レンズカメラの画像歪み
補正方法は、(10)魚眼レンズカメラにより撮影され
た画像の歪みの補正において、魚眼レンズカメラの設置
角を補正する座標変換と、魚眼レンズ画像の歪みを補正
する座標変換とを組み合わせて演算する過程を含むもの
である。又、(11)前記魚眼レンズカメラの画像歪み
補正において、等面積写像の魚眼レンズ画像の歪みを補
正する座標変換を演算する過程を含むものである。
【0040】又、(12)魚眼レンズカメラにより撮影
された画像の歪みの補正において、魚眼レンズ画像の歪
み補正のための、表示画像の中心位置、魚眼レンズ画像
の縦横比、魚眼レンズ画像エリアの半径等のパラメータ
を、撮像された魚眼レンズ画像自体から抽出し、該パラ
メータにより魚眼レンズ画像の歪み捕正を行う過程を含
むものである。
【0041】又、本発明の魚眼レンズカメラの画像抽出
方法は、(13)魚眼レンズカメラにより撮影した画像
から、移動する像を抽出する画像抽出方法において、魚
眼レンズ画像内の相互の位置関係を利用して領域を統合
し、像の変化した領域を抽出する過程を含むものであ
る。
【0042】又、(14)魚眼レンズカメラにより撮影
した画像から、移動する像を抽出する画像抽出方法にお
いて、魚眼レンズ画像をパノラマ状の横長映像に変換
し、その映像のフレーム間差分の信号又はフレーム間差
分とフレーム内差分とを結合した信号を抽出し、該信号
により領域抽出を行い、複数の移動像の領域抽出を同時
に行う過程を含むものである。
【0043】又、(15)魚眼レンズカメラにより撮影
した画像から、移動する像を抽出する画像抽出方法にお
いて、フレーム間差分の信号又はフレーム間差分とフレ
ーム内差分とを結合した信号等の特徴量の抽出演算を魚
眼レンズ画像の映像をもとに行い、特徴検出領域に対す
る領域抽出処理において、極座標と直交座標とのアドレ
ス変換を行って魚眼レンズ画像の映像内を走査し、円形
の魚眼レンズ画像の映像の中から複数の移動像の領域抽
出を行う過程を含むものである。
【0044】又、(16)魚眼レンズカメラにより撮影
した画像から、移動する像を抽出する画像抽出方法にお
いて、魚眼レンズ画像の映像の中から得られる複数の人
物像の領域について、各人物像の形状を正規化し、各像
の形状内の色情報を記億し、個々の像の色情報をもとに
移動する複数の人物像を個別に追尾する映像を作成する
過程を含むものである。
【0045】又、(17)魚眼レンズカメラにより撮影
した画像から、移動する像を抽出する画像抽出方法にお
いて、魚眼レンズ画像の中心部分と周辺部分との歪みの
大きさに応じて異なる重み係数を乗じた特徴量をもとに
領域抽出を行う過程を含むものである。
【0046】又、(18)前記重み係数として、更に魚
眼レンズ画像の映像内の領域に対応して異なる値を与
え、非抽出領域をマスクして領域抽出を行う過程を含む
ものである。
【0047】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の魚
眼レンズカメラ装置の構成を示す図である。同図におい
て、1−1は魚眼レンズ、1−2はCCD撮像装置、1
−3は映像メモリ(フレームメモリ)、1−4は画像補
正処理部、1−41はカメラ設置角補正部、1−42は
パン/チルト角回転補正部、1−43はズーム補正部、
1−44は映像補間作成部、1−5は補正映像(NTS
C)出力回路である。
【0048】魚眼レンズ1−1により広範囲の像を光学
的に取り込み、CCD撮像装置1−2により光学的な像
から電気的な画像信号を生成し、映像メモリ(フレーム
メモリ)1−3はその画像信号をフレーム単位に記憶す
る。
【0049】画像補正処理部1−4は、魚眼レンズによ
る歪んだ画像を補正して元の像に戻す処理を行い、補正
映像(NTSC)出力回路1−5は、補正された像の信
号を通常のNTSC方式等のテレビ映像信号として出力
する。又、この信号を符号化装置により符号化して送信
し、遠隔地で映像表示することもできる。
【0050】画像補正処理部1−4のカメラ設置角補正
部1−41は、任意の方向を向いた魚眼レンズカメラ装
置の設置角を補正し、パン/チルト角回転補正部1−4
2は、映像表示エリア(切り取りエリア)のパン・チル
ト角の回転量を制御し、ズーム補正部1−43は、表示
映像の拡大率を制御し、映像補間作成部1−44は、座
標点の間の補間を行い、映像表示エリア(切り取りエリ
ア)の画像について歪みを補正して元の像に戻す処理を
行う。
【0051】図2は本発明の実施の形態の魚眼レンズカ
メラで撮影される映像の説明図である。図の(a)は、
魚眼レンズカメラが直上を向いた場合の魚眼レンズ画像
imgを示し、図の(b)は、表示対象の魚眼レンズ画
像imgを、画像フレームfrmの平面へ写像する様子
を模式的に表し、図の(c)はy軸方向から図の(b)
の球を見通した図を示している。魚眼レンズ画像img
が正射影方式の画像の場合、図の(a)の魚眼レンズ画
像imgはz軸方向から図2の(b)の球を見通した画
像となる。
【0052】魚眼レンズカメラをx軸,y軸,z軸の原
点に上方に(z軸方向に)向けて置いたとすると、魚眼
レンズカメラで映される映像は、先ず、原点の周りの距
離Rの半径の球の内側に、映像が貼り付けられた状態を
想定して解析することができる。
【0053】このように物体までの距離は無視されて、
魚眼レンズカメラによる画像imgは、特定の方角
(r,θ,φ)から入射された像が、2次元のx−y平
面で、式(2)の写像変換式により表される点(x″,
y″)へ写像されるものとみなすことができる。式
(2)においてθは方位角、φは頂点角(天頂角)であ
り、Lは頂点角φで入射した像が魚眼レンズ画像上に結
像したときの、原点Oからの距離(像高)である。
【0054】
【数2】
【0055】即ち、魚眼レンズ画像imgは、3次元極
座標(r,θ,φ)の点から、二次元の(x″,y″)
への写像と考えることができる。距離(像高)Lは魚眼
レンズの射影方式によって異なり、前述の正射影方式の
場合は式(3−1)、等面積射影の場合は式(3−
2)、等距離射影の場合は式(3−3)のように表わさ
れる。なお、fはレンズの焦点距離である。
【0056】
【数3】
【0057】図2の(b)において、歪み補正して表示
する画像フレームfrmの方位角をθ、頂点角をφとす
ると、表示画像をパン/チルト操作させることは、この
仮想の画像フレームfrmを、3次元座標内で回転した
場合に、そこに投影される映像を表示することに一致す
る。
【0058】即ち、画像フレームfrm内のラスター上
に並んだ各点の座標に対応する、魚眼レンズ画像img
の点の座標を特定し、その座標の点の色情報信号を、表
示フレームfrmの座標の点の色情報信号に対応させる
ことにより、魚眼レンズ画像imgを元の画像に変換す
る補正処理を行うことができる。カメラが、直上または
直下を向いている場合には、画像フレームfrmのパン
の操作は方位角θを所定量変化させ、又、チルトの操作
は頂点角φを所定量変化させて、対応する魚眼レンズ画
像img内の2次元座標の色情報信号のマッピングを行
えばよい。
【0059】図3は、横方向に向けた魚眼レンズカメラ
の撮影画像の説明図である。同図は魚眼レンズカメラを
x軸方向に向けた場合を示している。この場合魚眼レン
ズ画像imgは垂直面に形成されることとなる。
【0060】この場合でも前述したような歪み補正によ
り、歪みのない画像を表示させることはできるが、その
まま、直上の映像として魚眼レンズ画像の変換を行う
と、パン/チルトの操作を行ったとき、回転方向が実際
の映像のパン/チルトの方向と違った方向に回転するこ
とになる。即ち、直上の映像の場合、z軸との角度φを
変化させてチルトの操作を行ったが、横方向に魚眼レン
ズカメラが向いている場合には角度φを変化させてもチ
ルトの操作にはならない。
【0061】そのため、先ず、歪み補正を行う前に、魚
眼レンズカメラの向き、即ち、カメラ設置角について補
正を行う。この補正処理は前記カメラ設置角補正部1−
41により行う。
【0062】図4は横方向を向けたた魚眼レンズカメラ
画像の補正の説明図である。図3に示したように魚眼レ
ンズカメラが横軸のx軸の方向を向いている場合、座標
系をy軸の回りに予め90度回転させ、魚眼レンズ画像
面imgがz軸と垂直に交わる位置に回転移動させるこ
とにより、パン/チルトの操作に対して、前述した直上
の画像の場合と同等の処理を行うことが可能になる。即
ち、前記角度φを変化させることによりチルト操作を行
うことができ、又、前記角度θを変化させることにより
パン操作を行うことができる。
【0063】図4に示した例は、魚眼レンズカメラが横
方向を向いている場合であったが、魚眼レンズカメラを
上、下、横、斜めの任意の方向に向いているとき、鉛直
方向をz′軸とする座標系を(x′,y′,z′)と
し、画像フレームfrm上の点の座標を(x′,y′,
z′)で表し、この画像フレームfrm上の点(x′,
y′,z′)と魚眼レンズカメラの向き(z軸方向)と
の角度をφ、画像フレームfrm上の点(x′,y′,
z′)とx軸との角度をθ、画像フレームfrm上の点
(x′,y′,z′)とy軸との角度をρとすると、式
(4)の回転行列の式を用いて回転座標変換を行うこと
により、パン/チルトの操作方向を実際の映像と一致さ
せることができる。ここで、式(4)の回転行列の式の
行列Rx,Rz,Ryはそれぞれx軸、y軸、z軸の回
りに回転を与える行列であり、行列Rxはカメラアング
ルに対応した回転を与える。
【0064】
【数4】
【0065】同一の方位角及びカメラアングル(頂点
角)について、前記式(4)の回転行列の式を一度計算
することにより、回転後の座標が(x,y,z)として
得られる。次にこの点の2次元座標上の魚眼レンズ画像
の点(x″,y″)への写像を計算するにより、画像フ
レーム上の点と魚眼レンズ画像の点と対応させることが
できる。魚眼レンズカメラの設置角についての計算量の
増加は、一度だけ回転行列を生成することによる増加で
あり僅かである。
【0066】3次元座標の点(x,y,z)から2次元
座標上の魚眼レンズ画像の点P(x″,y″)への写像
は、先ず、点(x,y,z)を極座標表現の点(r,
θ,φ)に変換する。この変換は、式(5)の極座標変
換の式により変換することができる。
【0067】
【数5】
【0068】更に、等面積写像方式の魚眼レンズの場合
は、式(3−2)の式で表されるため、この式を式
(2)に代入することにより、式(6)の式が得られ
る。x2 +y2 +z2 =x′2 +y′2 +z′2 =r2
であること及び式(5)更に三角関数の基本式を利用し
て、式(6)の式は式(7)の式のように簡素化され
る。
【0069】
【数6】
【0070】
【数7】
【0071】このようにして、魚眼レンズカメラ設置角
の補正は、先ず、画像変形処理を行う前に、画像フレー
ムfrmの矩形領域の座標(x′,y′,z′)を、回
転座標変換により(x,y,z)の座標に変換し、その
後、該(x,y,z)座標の点を、魚眼レンズ画像の座
標上の点(x″,y″)へ変換する。なお、z軸の成分
はズーム率に相当するため、基本的には(x,y)から
(x″,y″)への2次元2次元変換となる。式(7)
の式に関する座標の変換式は、座標軸回転に伴う座標変
換と魚眼レンズの特性に伴った写像変換とを一度に計算
することにより、計算回数の削減が図られている。
【0072】ここで、前記の演算により求めた魚眼レン
ズ画像の座標上の点(x″,y″)を(u,v)と記
す。この座標点(u,v)を滑らかに補間するために、
以下のような補間処理を行う。映像信号の3色の色情報
信号成分をY,U,Vとし、点(u,v)のそれらの成
分を、Yu,v、Uu,v、Vu,vとし、又、点
(u,v)の座標成分u,vの小数点を切り捨てて整数
化した値をu0、v0とし、座標(u0,v0)の点に
おける色情報信号Yの値をYu0v0とする。同様に、
色情報信号U,VについてもUu0v0,Vu0v0に
より同様な内容を表す。更に、座標成分u,vをそれぞ
れ小数点を切り上げした値をu1,v1とし、それに対
応した座標の色情報信号Y,U,Vの値を、それぞれY
u1v1,Uu1v1,Vu1v1と表す。そして、座
標成分u,vの小数部をそれぞれdu,dvとする。
【0073】入力映像信号を式(8)の一次変換の式に
より補間してマッピングすることにより、滑らかな画像
を表示させることができる。
【0074】
【数8】
【0075】次に、魚眼レンズカメラの撮像エリアか
ら、魚眼レンズカメラのパラメータである画像中心位置
(Xbase,Ybase)及び焦点距離に対応した値
fを自動抽出する手法について説明する。前記のパラメ
ータは魚眼レンズカメラ画像の歪み補正において使用さ
れるパラメータである。
【0076】図5は魚眼レンズカメラのパラメータ抽出
の説明図である。同図において5−1は魚眼レンズカメ
ラの撮像エリア、5−2は魚眼レンズ画像エリアであ
る。円像魚眼レンズを用いたカメラの撮像エリア5−1
内には、円形の魚眼レンズ画像エリア5−2が観測され
る。この魚眼レンズ画像エリア5−2はカメラ撮像エリ
ア5−1内の所定の位置に観測され、又、魚眼レンズ画
像エリア5−2の外周は光が到達しないため非常に輝度
の低いエリアとなる。
【0077】そこで、カメラ撮像エリア5−1の全体に
ついて、水平及び垂直のそれぞれの方向に関してヒスト
グラムを抽出し、魚眼レンズ画像エリアの位置及びその
半径を測定することができる。
【0078】水平方向のヒストグラムHh(n)と垂直
方向のヒストグラムHv(n)とに関して適度な閥値T
h,Tvを設定し、撮像エリア画面の両端からヒストグ
ラムを測定して最初に閾値Tv,Thを越す点を探索す
る。
【0079】その点を水平、垂直それぞれに対して2点
ずつ抽出し、水平ヒストグラムから魚眼レンズ画像エリ
アの左端Xleft及び右端Xrightの点を検出す
ることができる。又、垂直ヒストグラムから魚眼レンズ
画像エリアの上端Yup及び下端Ydownの点を検出
することができる。
【0080】上記魚眼レンズ画像エリアの左端Xlef
t、右端Xright、Yup及び下端Ydownのそ
れぞれの位置から、水平方向の半径Rhと垂直方向の半
径Rvとを式(9)により抽出することができる。又、
画像中心位置(Xbase,Ybase)は式(10)
により抽出することができる。
【0081】
【数9】
【0082】
【数10】
【0083】魚眼レンズ画像エリア5−2は基本的には
円形であり、水平方向の半径Rhと垂直方向の半径Rv
とは等しく、Rh=Rvとなるが、CCD等の撮像素子
の縦横方向のアスぺクト比の違いにより、水平方向の半
径Rhと垂直方向の半径Rvとに相違が生じる場合があ
る。
【0084】魚眼レンズ画像エリア5−2の半径Rは、
本来、魚眼レンズの焦点距離fによって定まる値で、例
えば、正射影方式の魚眼レンズでは式(11−1)で表
され、等面積射影方式の魚眼レンズでは式(11−2)
で表される。
【0085】
【数11】
【0086】従って、前述の魚眼レンズ画像の座標上の
点(x″,y″)を求める式(6)の式の計算におい
て、水平方向の半径Rhと垂直方向の半径Rvとに相違
が生じる場合、焦点距離fの値として同一の値を使用す
ることなく、方向毎に水平方向の半径Rh又は垂直方向
の半径Rvの値を、式(11−1)又は式(11−2)
のRの値に代入することによりfの値を修正し、アスぺ
クト比の違いを考慮した魚眼レンズの歪み補正を行うこ
とができる。
【0087】図6は本発明の第1の実施の形態の移動像
検出装置の構成を示す図である。同図において、6−1
は魚眼レンズカメラ、6−2,6−3はフレームバッフ
ァ、6−4,6−5はフレーム間差分計算部、6−6は
領域重みテーブル、6−7は領域抽出部である。
【0088】魚眼レンズカメラ6−1により撮影した画
像信号を第1のフレームバッファ6−2に格納し、第1
のフレームバッファ6−2に格納した画像信号を第2の
フレームバッファ6−3に格納する。第2のフレームバ
ッファ6−3には1フレーム前の画像信号が格納され
る。
【0089】そして、第1のフレームバッファ6−2か
ら出力される画像信号と第2のフレームバッファ6−3
から出力される画像信号とにより、そのフレーム間差分
を第1のフレーム間差分計算部6−4により計算し、移
動像に対して大きな値となるフレーム間差分信号を第2
のフレーム間差分計算部6−5に出力する。
【0090】第2のフレーム間差分計算部6−5は、第
1のフレーム間差分計算部6−4から出力されるフレー
ム間差分信号と、領域重みテーブル6−6から出力され
る領域に対応した値とにより、フレーム間差分信号に領
域に応じた重み付けを行い、その信号を領域抽出部6−
7に出力する。
【0091】領域抽出部6−7は、領域に応じた重み付
けを持つフレーム間差分信号により、移動像の検出を行
って検出フラグ信号を出力するとともにその検出領域を
抽出し、領域情報を出力する。
【0092】図7は本発明の第2の実施の形態の移動像
検出装置の構成を示す図である。同図において、7−1
は魚眼レンズカメラ、7−2,7−3はフレームバッフ
ァ、7−4はフレーム間差分計算部、7−5はフレーム
内差分計算部、7−6は動輪郭抽出部、7−7は領域重
みテーブル、7−8は領域抽出判定部、7−9は領域抽
出部である。
【0093】魚眼レンズカメラ7−1により撮影した画
像信号を第1のフレームバッファ7−2に格納し、第1
のフレームバッファ7−2に格納した画像信号を第2の
フレームバッファ7−3に格納する。第2のフレームバ
ッファ7−3には1フレーム前の画像信号が格納され
る。
【0094】そして、第1のフレームバッファ7−2か
ら出力される画像信号と第2のフレームバッファ7−3
から出力される画像信号とにより、そのフレーム間差分
をフレーム間差分計算部7−4により計算し、移動像に
対して大きな値となるフレーム間差分信号を動輪郭抽出
部7−6に出力する。
【0095】フレーム内差分計算部7−5は、第1のフ
レームバッファ7−2から出力される画像信号のフレー
ム内の差分を計算し、像の輪郭部で大きな値となるフレ
ーム内差分信号を動輪郭抽出部7−6に出力する。
【0096】動輪郭抽出部7−6は、フレーム間差分計
算部7−4からのフレーム間差分信号と、フレーム内差
分計算部7−5からのフレーム内差分信号とを線形結合
させ、輪郭部が強調された移動像の信号を生成し、その
信号を領域抽出判定部7−8に出力する。
【0097】領域抽出判定部7−8は、動輪郭抽出部7
−6から出力される輪郭部が強調された移動像の信号
と、領域重みテーブル7−7から出力される領域に対応
した値とにより、移動像の信号に領域に応じた重み付け
を行い、その信号を領域抽出部7−9に出力する。
【0098】領域抽出部7−9は、領域に応じた重み付
けを持つ移動像の信号により、移動像の検出を行って検
出フラグ信号を出力するとともにその検出領域を抽出
し、領域情報を出力する。
【0099】図6及び図7に示した本発明の実施の形態
の移動像検出装置は、移動像の領域抽出において領域に
対応して映像信号に重み付けを行い、魚眼レンズによる
画像の歪みによる検出パラメータ信号への影響を低減し
ている。
【0100】即ち、通常、nフレームの映像信号P
n (x,y)とn−1フレームの映像信号Pn-1 (x,
y)とのフレーム間差分Dn (x,y)を計算する場合
に、式(12)により計算を行うが、本発明は、魚眼レ
ンズ画像の領域に対応した特徴抽出の重み係数W(x,
y)を格納した領域重みテーブル6−6,7−7を備
え、この重み係数W(x,y)を前記フレーム間差分D
n (x,y)に乗じた値Gn(x,y)を用いて移動像
の抽出処理を行う。 Dn (x,y)=Pn (x,y)−Pn-1 (x,y) ・・・(12)
【0101】即ち、図6に示した第1のフレーム間差分
計算部6−4から出力されるフレーム間差分信号、又は
図7に示した動輪郭抽出部7−6から出力されるフレー
ム間差分及びフレーム内差分を線形結合させた信号を、
移動像抽出のための特徴量D n (x,y)をとすると、
式(13)により、この特徴量Dn (x,y)と魚眼レ
ンズ画像の領域に応じた重み係数W(x,y)との積G
n (x,y)を移動像抽出のための特徴量として用い
る。 Gn (x,y)=W(x,y)・Dn (x,y) ・・・(13)
【0102】このように魚眼レンズ画像の領域に応じて
重み付けられた特徴量Gn(x,y)を用いて抽出を行
う処理により、魚眼レンズ画像エリア内の領域毎に対応
した等価的なマスク及び強調操作を行うことができる。
【0103】図8は魚眼レンズ画像の領域に応じた重み
係数W(x,y)の説明図である。同図は魚眼レンズ画
像の領域内を3つの領域8−1,8−2,8−3に分割
し、を領域8−1には重み係数0、領域8−2には重み
係数1、領域8−3には重み係数2を割り当てた例を示
している。
【0104】魚眼レンズ画像の周辺部分では中心部分に
比べて同一面積の領域が小さな領域に表示される。その
ため周辺部における移動像検出の精度が低下するが、周
辺部の重み係数W(x,y)を大きな値としておくこと
により、周辺部における精度低下を補償することができ
る。更に、通常、周辺部分に人物像が存在する確率が高
いので、周辺部分を大きな値をとし、中心部分で0に近
い値としておく。
【0105】又、魚眼レンズカメラでは撮像エリアが広
大であるため、照明等が直接撮像エリア内に入ることが
多い。このような場合でも極端な輝度の違いを、等価的
な領域マスクにより補償して移動像の誤検出を低減させ
ることができる。
【0106】領域域抽出部6−7,7−9は、領域対応
の重み付けがされた特徴量を、予め設定された閾値(T
hm)と比較することにより、人物像等の像検出判定処
理を行う。この像検出判定処理を伴う領域抽出処理は魚
眼レンズ画像の全画面について行う。
【0107】図9は領域抽出された人物等の像の例を示
す図である。図の(a)は魚眼レンズ画像エリアを示
し、魚眼レンズカメラが机上等に上を向けて置かれ、そ
のカメラの周りに4人の人物が着席している場合の魚眼
レンズ画像の例を示している。9−1乃至9−4は人物
像検出エリア(A)乃至人物像検出エリア(D)であ
る。図の(b)は魚眼レンズ画像の人物像の形状を示
し、人物を下側から魚眼レンズで撮影した場合には体底
部が長く、頭長部の短い略台形状のような形状となり、
人物像を該形状に正規化することができる。
【0108】図の(a)に示すような魚眼レンズ画像エ
リアのイメージ上をラスタースキャンし、人物像として
の特徴量の大きい点を検出すると、その点から下方へ略
台形状のような形の像の探索を行い、その領域を切り出
す。
【0109】切り出された領域に対して大きさ及び形状
についての照合を行い、人物像の領域であるかどうかの
判定を行う。同様の処理を複数の領域に対して同時に処
理し、複数の人物像が検出されたときは複数の人物像の
同時切り出しを行う。
【0110】又、個々の切り出された領域について、図
の(b)に示すような人物の頭頂部、体底部及び体高の
それぞれのパラメータ及びその内側の色データを左右及
び高さ方向にサンプリングすることにより、画像毎の人
物像識別のためのデータべースとすることができる。
【0111】抽出された特徴量から人物像等の領域を抽
出する処理に関しては、基本的に通常のカメラ映像での
領域抽出のためのアルゴリズムを使用することができる
が、魚眼レンズ画像が円形に歪曲して配置されているた
め、座標変換を施す必要がある。
【0112】座標変換の方法として以下の二つの方式が
ある。第一の方式は、魚眼レンズ画像を、360度のパ
ノラマ映像として座標変換された映像へと写像変換を行
う方式である。この方式は円形の魚眼レンズ撮像エリア
を矩形エリアへ変換する。
【0113】第二の方式としては、領域抽出を通常のラ
スタースキャンとして走査し、走査時の座標系のみを直
交座標(x,y)から極座標(r,θ)へと変換する方
式である。即ち、x=rcosθ,y=rsinθとし
て領域抽出の処理を行う。
【0114】第一の方式は、パノラマ映像に展開するた
めの大きなメモリが必要になる欠点があるが、変換後は
通常の画像に対する領城抽出処理をそのまま適用するこ
とができる。第二の方式は領域抽出処理時に常に座標変
換を行いながら処理しなければならないが、使用するメ
モリ量は原画としての魚眼レンズ画像を与えるメモリ量
のみでよくコンパクトなシステムを構築することができ
る。
【0115】そして、特徴量を抽出し、上下関係等、既
知の映像の相互関係を利用して領域の統合処理を行う。
例えば、真上を向いた魚眼レンズカメラの場合は、魚眼
レンズ画像の中心を上、周辺を下とした映像の位置関係
を利用して領域を統合し、その領域が背景像から人物像
に変化した領域を抽出する。
【0116】人物の侵入等の移動像の追尾処理に関して
は、切り出された略台形状の人物領域内を上下左右に前
もって決められた分割数で等分する格子点を算出し、そ
の格子点での色情報信号を人物像の特徴量として保存す
る。そして、この人物像の特徴量の登録処理と人物像の
切り出し処理とを任意の時間間隔で繰り返し行い、複数
の人物像が魚眼レンズカメラ撮像エリア内に存在する場
合でも、各人物像を個別に追尾することができる。
【0117】図10は本発明の実施の形態の人物像抽出
位置決定の処理のフローチャートである。先ず、魚眼レ
ンズ画像内の人物像等の切り出し処理のコマンドを与え
(10−1)、フレームについてのループ処理(10−
2)により、フレーム間差分による又はフレーム間差分
とフレーム内差分とによる人物像等の特徴量を抽出し
(10−3)、魚眼レンズ画像内の領域に対応した重み
付け処理を行い(10−4)、魚眼レンズ画面内のラス
ターループ処理を行い(10−5)、特徴点を検出し
(10−6)、略台形上のエリアについて魚眼レンズ画
像の座標変換を行って特徴点を抽出の処理を行い(10
−7)、特徴点があるかどうかを判定し(10−8)、
特徴点がある場合には、抽出点を消去し(10−9)、
(x,y)座標の領域の最大値と最小値とを記憶し(1
0−10)、最終ラインかどうかを判定し(10−1
1)、最終ラインであれば終了する(10−12)。
【0118】前記特徴点があるかどうかの判定(10−
8)において、特徴点がない場合、複数ライン連続して
特徴点がないかどうかを判定し(10−13)、連続し
て特徴点がない場合は領域数をカウントして人物領域を
記憶し(10−14)、前述の最終ラインかどうかの判
定し(10−11)に移る。
【0119】前記複数ライン連続して特徴点がないかど
うかの判定(10−13)において、複数ライン連続し
ていなければ前記特徴点を検出する処理(10−6)に
戻る。又、前記最終ラインかどうかの判定(10−1
1)において、最終ラインでないときは前記特徴点を検
出する処理(10−6)に戻る。
【0120】人物像の存在領域を抽出すると、その領域
から魚眼レンズ画像を補正して表示するためのパラメー
タを求めることができる。図11は本発明の実施の形態
の領域切り出し及び表示画面作成を行う構成の説明図で
ある。同図において、11−1は領域抽出部、11−2
は領域切り出し部、11−3は魚眼レンズ画像パラメー
タ決定部、11−4は表示画面作成部である。
【0121】領域抽出部11−1は、前述の図6及び図
7に示した領域抽出部6−7,7−9と同一のものであ
り、特徴量により人物像等を検出し、その領域を抽出す
ると、検出フラグ及び領域情報の信号を出力する。検出
フラグの信号は警報又は通知用の信号として使用するこ
とができる。領域情報の信号は領域切り出し部11−2
に出力される。
【0122】領域切り出し部11−2は、領域情報の信
号に基づいて領域を切り出し、魚眼レンズ画像パラメー
タ決定部11−3は、切り出された全領域について魚眼
レンズ画像を補正して表示するためのパラメータを決定
し、そのパラメータの信号を画面作成部11−4に送出
する。画面作成部11−4は、パラメータの信号に基づ
いて表示画面を生成し、映像信号を出力する。
【0123】ここで、簡単化のために、真上を向いたカ
メラアングルの場合の魚眼レンズ画像の前記パラメータ
の決定について説明する。魚眼レンズ画像の補正のため
のパラメータとしては、画像フレームの方位角θ、頂点
角φ及び拡大率mが必要である。
【0124】魚眼レンズ画像の領域から、例えば、図9
の(a)の人物像検出エリア(B)9−2を抽出して表
示するとする。この場合、人物像検出エリア(B)9−
2の中心位置に関する角度α及び魚眼レンズ画像の中心
Oから人物像検出エリア(B)9−2を挟む角度(立体
角)βを計算する。又、魚眼レンズ画像の中心Oから領
域最上部までの距離Lを計算する。
【0125】前記角度α及び距離Lにより、人物像検出
エリア(B)9−2を表示する画像フレームの方位角θ
と頂点角φの値を求めることができる。即ち、方位角θ
は前記角度αに等しく、θ=α である。又、頂点角φ
は魚眼レンズ画像の半径Rと前記距離Lとの比から式
(3−1)乃至式(3−3)を用いて求めることができ
る。又、ズ−ム率であるmについては、領域の左端及び
右端と魚眼レンズ画像の中心Oとの立体角βにより求め
ることができる。これらのパラメータを元に、個々の人
物の表示領域を切り出し、魚眼レンズ画像の歪曲を補正
してモニタテレビ等に映像信号を送出する。
【0126】図12は1台の魚眼レンズカメラで撮影し
た画像を合成した映像を示す図である。前述したように
魚眼レンズ画像から人物像をその特徴量により抽出し、
抽出した画像に歪み補正の処理を行い、1台のモニタテ
レビ画面を4分割して前記抽出した人物像を表示させた
様子を模式的に示している。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
約180度の広い画角を持つ魚眼レンズカメラにより映
像を取り込むので、1台のカメラにより広範囲のエリア
を監視することができ、設置カメラ台数を削減すること
ができるとともに、その画像を精度よく高速に補正して
表示することができる。
【0128】又、魚眼レンズカメラの設置角を補正する
座標変換と、魚眼レンズ画像の歪みを補正する座標変換
とを組み合わせて演算することにより、設置角度によら
ず画像補正の演算処理を高速に行うことができる。又、
魚眼レンズ画像の歪み補正のためのパラメータを、撮像
された魚眼レンズ画像自体から抽出して魚眼レンズ画像
の歪み捕正を行うことにより、設置時の調整や経年変化
に対して、安定した歪み補正を行うことができる。
【0129】魚眼レンズ画像の中心部分と周辺部分との
歪みの大きさに応じて異なる重み係数を乗じた特徴量を
もとに領域抽出を行うことにより、歪みの大きい周辺部
分での人物像等の検出を安定して行うことができ、更
に、重み係数として、更に魚眼レンズ画像の映像内の領
域に対応して異なる値を与えて非抽出領域をマスクする
ことにより、人物像等の抽出処理における不安定要素を
予め取り除くことができる。
【0130】又、魚眼レンズカメラにより取り込んだ広
範囲の画像の中から、任意の部分を切り出してモニタテ
レビ画面に表示するなど映像作成の自由度が大きく、遠
隔監視システムやテレビ会議システムのカメラに適用す
ることにより、利便性の向上を図ることができる。
【0131】更に、魚眼レンズカメラで映し取った映像
の中から、人物の侵入等の動きを伴う像を検出し、その
像のモニタ表示領域(切り出し領域)を自動的に決定し
て滑らかな動きで追尾する電子追尾型の遠隔監視システ
ム又はテレビ会議システムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の魚眼レンズカメラ装置の
構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の魚眼レンズカメラで撮影
される映像の説明図である。
【図3】横方向に向けた魚眼レンズカメラの撮影画像の
説明図である。
【図4】横方向を向けた魚眼レンズカメラ画像の補正の
説明図である。
【図5】魚眼レンズカメラのパラメータ抽出の説明図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施の形態の移動像検出装置の
構成を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の移動像検出装置の
構成を示す図である。
【図8】魚眼レンズ画像の領域に応じた重み係数W
(x,y)の説明図である。
【図9】領域抽出された人物等の像の例を示す図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態の人物像抽出位置決定の
処理のフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態の領域切り出し及び表示
画面作成を行う構成の説明図である。
【図12】1台の魚眼レンズカメラで撮影した画像を合
成した映像を示す図である。
【図13】従来の魚眼レンズカメラ装置の構成及びそれ
を用いた遠隔監視システム及びテレビ会議システムを示
す図である。
【図14】従来の魚眼レンズカメラ画像の歪み補正の説
明図である。
【符号の説明】
1−1 魚眼レンズ 1−2 CCD撮像装置 1−3 映像メモリ(フレームメモリ) 1−4 画像補正処理部 1−41 カメラ設置角補正部 1−42 パン/チルト角回転補正部 1−43 ズーム補正部 1−44 映像補間作成部 1−5 補正映像(NTSC)出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/781 520A

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚眼レンズカメラにより撮影された画像
    の歪みを補正する画像補正処理部を備えた魚眼レンズカ
    メラ装置において、 前記画像補正処理部は、魚眼レンズカメラの設置角を補
    正する座標変換と、魚眼レンズ画像の歪みを補正する座
    標変換とを組み合わせて演算する構成を有することを特
    徴とする魚眼レンズカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記画像補正処理部は、等面積写像の魚
    眼レンズ画像の歪みを補正する座標変換を演算する構成
    を有することを特徴とする請求項1記載の魚眼レンズカ
    メラ装置。
  3. 【請求項3】 魚眼レンズカメラにより撮影された画像
    の歪みを補正する画像補正処理部を備えた魚眼レンズカ
    メラ装置において、 魚眼レンズ画像の歪み補正のための、表示画像の中心位
    置、魚眼レンズ画像の縦横比、魚眼レンズ画像エリアの
    半径等のパラメータを、撮像された魚眼レンズ画像自体
    から抽出し、該パラメータにより魚眼レンズ画像の歪み
    捕正を行う構成を備えたことを特徴とする魚眼レンズカ
    メラ装置。
  4. 【請求項4】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像か
    ら、移動する像を抽する魚眼レンズカメラ装置におい
    て、 魚眼レンズ画像内の相互の位置関係を利用して領域を統
    合し、像の変化した領域を抽出する構成を備えたことを
    特徴とする魚眼レンズカメラ装置。
  5. 【請求項5】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像か
    ら、移動する像を抽出する魚眼レンズカメラ装置におい
    て、 魚眼レンズ画像をパノラマ状の横長映像に変換し、その
    映像のフレーム間差分の信号又はフレーム間差分とフレ
    ーム内差分とを結合した信号を抽出し、該信号により領
    域抽出を行い、複数の移動像の領域抽出を同時に行う構
    成を備えたことを特徴とする魚眼レンズカメラ装置。
  6. 【請求項6】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像か
    ら、移動する像を抽出する魚眼レンズカメラ装置におい
    て、 フレーム間差分の信号又はフレーム間差分とフレーム内
    差分とを結合した信号等の特徴量の抽出演算を魚眼レン
    ズ画像の映像をもとに行い、特徴検出領域に対する領域
    抽出処理において、極座標と直交座標とのアドレス変換
    を行って魚眼レンズ画像の映像内を走査し、円形の魚眼
    レンズ画像の映像の中から複数の移動像の領域抽出を行
    う構成を備えたことを特徴とする魚眼レンズカメラ装
    置。
  7. 【請求項7】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像か
    ら、移動する像を抽出する魚眼レンズカメラ装置におい
    て、 魚眼レンズ画像の映像の中から得られる複数の人物像の
    領域について、各人物像の形状を正規化し、各像の形状
    内の色情報を記億し、個々の像の色情報をもとに移動す
    る複数の人物像を個別に追尾する映像を作成する構成を
    備えたことを特徴とする魚眼レンズカメラ装置。
  8. 【請求項8】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像か
    ら、移動する像を抽出する魚眼レンズカメラ装置におい
    て、 魚眼レンズ画像の中心部分と周辺部分との歪みの大きさ
    に応じて異なる重み係数を乗じた特徴量をもとに領域抽
    出を行う構成を備えたことを特徴とする魚眼レンズカメ
    ラ装置。
  9. 【請求項9】 前記重み係数として、更に魚眼レンズ画
    像の映像内の領域に対応して異なる値を与え、非抽出領
    域をマスクして領域抽出を行う構成を備えたことを特徴
    とする請求項8記載の魚眼レンズカメラ装置。
  10. 【請求項10】 魚眼レンズカメラにより撮影された画
    像の歪みの補正において、 魚眼レンズカメラの設置角を補正する座標変換と、魚眼
    レンズ画像の歪みを補正する座標変換とを組み合わせて
    演算する過程を含むことを特徴とする魚眼レンズカメラ
    の画像歪み補正方法。
  11. 【請求項11】 前記魚眼レンズカメラの画像歪み補正
    において、等面積写像の魚眼レンズ画像の歪みを補正す
    る座標変換を演算する過程を含むことを特徴とする請求
    項10記載の魚眼レンズカメラの画像歪み補正方法。
  12. 【請求項12】 魚眼レンズカメラにより撮影された画
    像の歪みの補正において、 魚眼レンズ画像の歪み補正のための、表示画像の中心位
    置、魚眼レンズ画像の縦横比、魚眼レンズ画像エリアの
    半径等のパラメータを、撮像された魚眼レンズ画像自体
    から抽出し、該パラメータにより魚眼レンズ画像の歪み
    捕正を行う過程を含むことを特徴とする魚眼レンズカメ
    ラの画像歪み補正方法。
  13. 【請求項13】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像
    から、移動する像を抽出する画像抽出方法において、 魚眼レンズ画像内の相互の位置関係を利用して領域を統
    合し、像の変化した領域を抽出する過程を含むことを特
    徴とする魚眼レンズカメラの画像抽出方法。
  14. 【請求項14】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像
    から、移動する像を抽出する画像抽出方法において、 魚眼レンズ画像をパノラマ状の横長映像に変換し、その
    映像のフレーム間差分の信号又はフレーム間差分とフレ
    ーム内差分とを結合した信号を抽出し、該信号により領
    域抽出を行い、複数の移動像の領域抽出を同時に行う過
    程を含むことを特徴とする魚眼レンズカメラの画像抽出
    方法。
  15. 【請求項15】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像
    から、移動する像を抽出する画像抽出方法において、 フレーム間差分の信号又はフレーム間差分とフレーム内
    差分とを結合した信号等の特徴量の抽出演算を魚眼レン
    ズ画像の映像をもとに行い、特徴検出領域に対する領域
    抽出処理において、極座標と直交座標とのアドレス変換
    を行って魚眼レンズ画像の映像内を走査し、円形の魚眼
    レンズ画像の映像の中から複数の移動像の領域抽出を行
    う過程を含むことを特徴とする魚眼レンズカメラの画像
    抽出方法。
  16. 【請求項16】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像
    から、移動する像を抽出する画像抽出方法において、 魚眼レンズ画像の映像の中から得られる複数の人物像の
    領域について、各人物像の形状を正規化し、各像の形状
    内の色情報を記億し、個々の像の色情報をもとに移動す
    る複数の人物像を個別に追尾する映像を作成する過程を
    含むことを特徴とする魚眼レンズカメラの画像抽出方
    法。
  17. 【請求項17】 魚眼レンズカメラにより撮影した画像
    から、移動する像を抽出する画像抽出方法において、 魚眼レンズ画像の中心部分と周辺部分との歪みの大きさ
    に応じて異なる重み係数を乗じた特徴量をもとに領域抽
    出を行う過程を含むことを特徴とする魚眼レンズカメラ
    の画像抽出方法。
  18. 【請求項18】 前記重み係数として、更に魚眼レンズ
    画像の映像内の領域に対応して異なる値を与え、非抽出
    領域をマスクして領域抽出を行う過程を含むことを特徴
    とする請求項17記載の魚眼レンズカメラの画像抽出方
    法。
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