JPH11261973A - 走査線補間方法 - Google Patents

走査線補間方法

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JPH11261973A
JPH11261973A JP10076607A JP7660798A JPH11261973A JP H11261973 A JPH11261973 A JP H11261973A JP 10076607 A JP10076607 A JP 10076607A JP 7660798 A JP7660798 A JP 7660798A JP H11261973 A JPH11261973 A JP H11261973A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜め輪郭及びその水平移動に対し良好な順次
走査変換画像を経済的に実現することができる走査線補
間方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 補間フィールドの各走査線間に内挿すべ
き走査線の補間画素を、補間フィールドの上下に隣接す
る走査線において隣接する画素の各々の値に基づいて算
出する走査線補間方法であって、隣接する画素の各微分
値に従って隣接する画素の各々の値を重み付け加算し、
内挿すべき走査線の補間画素の値を算出することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NTSCテレビ信
号、PALテレビ信号等の飛越し走査された映像信号を
順次走査の映像信号に変換するのに好適な走査線補間方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】飛越し走査された映像信号を順次走査の
映像信号に変換する際、飛越し走査された映像信号のフ
ィールドは、飛越し走査によって走査信号が1本おきに
間引かれているので、この間引かれた走査信号を補間に
よって追加する必要がある。このような補間を行う場
合、静止画像に対してはフィールド間処理により、例え
ば時間的に隣接するフィールドの対応する走査線の画素
又はその平均値で補間し、動画像に対してはフィールド
内処理により、例えば同一フィールド内で上下に隣接す
る走査線の画素の平均値で補間する方法が知られてい
る。
【0003】また、順次のフィールド間での画像の動き
情報を求め、この動き情報に応じた混合比で上述のフィ
ールド内処理により得られた補間走査信号とフィールド
間処理により得られた補間走査信号を加算して補間走査
信号を得る方法についても数多くの提案がなされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の平均値による補
間では、斜め輪郭(斜めエッジ画像)及びその水平移動
により、輪郭がギザギザ状となり、シャープネスが失わ
れ、変換画質があまり良好でなくなるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、斜め輪郭及びその水平移動に対し良好な順次
走査変換画像を経済的に実現することができる走査線補
間方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載の走査線補間方法は、補間フィールドの各走査線間
に内挿すべき走査線の補間画素を、補間フィールドの上
下に隣接する走査線において隣接する画素の各々の値に
基づいて算出する走査線補間方法であって、隣接する画
素の各微分値に従って隣接する画素の各々の値を重み付
け加算し、内挿すべき走査線の補間画素の値を算出する
ことを特徴とする走査線補間方法。
【0007】また、請求項2に記載の発明は請求項1に
記載の走査線補間方法であって、微分値の絶対値の大き
い画素の値に比して微分値の絶対値の小さい画素の値の
重み付けを大きくして隣接する画素の各々の値を加算す
ることを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明は請求項1又
は2記載の走査線補間方法であって、補間画素に対して
上下方向及び複数の斜め方向の画素の内、最も相関の強
い方向の画素の各々の値を重み付け加算し、補間画素の
値を算出することを特徴とする。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、補間フィ
ールドの各走査線間に内挿すべき走査線の補間画素を、
補間フィールドと時間的に前方及び後方に隣接するフィ
ールドの対応する各走査線において隣接する画素の各々
の値に基づいて算出する走査線補間方法であって、隣接
する画素の各微分値に従って隣接する画素の各々の値を
重み付け加算し、内挿すべき走査線の補間画素の値を算
出することを特徴とする。
【0010】また、請求項5に記載の発明は請求項4に
記載の走査線補間方法であって、微分値の絶対値の大き
い画素の値に比して微分値の絶対値の小さい画素の値の
重み付けを大きくして隣接する画素の各々の値を加算す
ることを特徴とする。
【0011】また、請求項6に記載の発明は請求項4又
は5記載の走査線補間方法であって、補間画素に対して
前後方向及び複数の斜め方向の画素の内、最も相関の強
い方向の画素の各々の値を重み付け加算し、補間画素の
値を算出することを特徴とする。
【0012】また、請求項7に記載の発明は、飛越し走
査の映像信号から補間走査信号を生成し、映像信号の実
走査信号及び補間走査信号を相互に間挿することによ
り、飛越し走査の映像信号を順次走査の映像信号に変換
する際、フィールド内補間処理による第1の補間走査信
号とフィールド間処理による第2の補間走査信号をそれ
ぞれ生成し、飛越し走査の映像信号の画像の動き情報に
応じて補間フィールドの各走査線間に内挿すべき走査線
の補間画素を、第1及び第2の補間走査信号を重み付け
加算して補間走査信号を得る走査線補間方法であって、
第1の補間走査信号の各補間画素は、補間フィールドの
上下に隣接する実走査線において隣接する画素の各微分
値に従って隣接する画素の各々の値を重み付け加算する
ことにより生成し、第2の補間走査信号の各補間画素
は、補間フィールドと時間的に前方及び後方に隣接する
フィールドの対応する各実走査線において隣接する画素
の各微分値に従って隣接する画素の各々の値を重み付け
加算することにより生成することを特徴とする。
【0013】また、請求項8に記載の発明は請求項7記
載の走査線補間方法であって、微分値の絶対値の大きい
画素の値に比して微分値の絶対値の小さい画素の値の重
み付けを大きくして隣接する画素の各々の値を加算する
ことにより、第1及び第2の補間走査信号を生成するこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項9に記載の発明は請求項7又
は8記載の走査線補間方法であって、補間画素に対して
上下方向及び複数の斜め方向の画素の内、最も相関の強
い方向の画素の各々の値を重み付け加算し、第1の補間
走査信号の各補間画素の値を算出し、補間画素に対して
前後方向及び複数の斜め方向の画素の内、最も相関の強
い方向の画素の各々の値を重み付け加算し、第2の補間
走査信号の各補間画素の値を算出することを特徴とす
る。
【0015】
【作用】本発明による請求項1乃至9記載の発明によれ
ば、補間画素の上下の走査線又は前後のフィールドの対
応する走査線の微分値に応じて、動的に補間画素の上下
の走査線又は前後のフィールドの対応する走査線の画素
値の混合比率が変化する。これにより、斜め輪郭に対し
て妨害のない補間画像を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の走査線補間方法を図に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明の走査線補間方
法が適用される映像信号処理装置の全体ブロック図であ
る。以下、特に記述しない限り標準テレビジョン信号で
ある飛越し走査(インタレース)された映像信号のNT
SCテレビジョン信号と、コンピュータディスプレイ等
で用いられる順次走査(ノンインタレース)の映像信号
との間での走査線補間方法について説明する。例えば、
NTSCテレビジョン信号は、一般的に用いられている
走査線数525本、フィールド周波数60Hz、インタ
レース比2:1の信号であり、コンピュータディスプレ
イ等で用いられる映像信号は、例えばVGA等の表示ド
ット数640×480(16770色)の順次走査(ノ
ンインタレース)信号である。
【0017】図1において、飛越し走査の入力映像信号
の実走査信号は、図示しない信号源から1フィールド遅
延回路1、フィールド間補間処理回路3、動き検出回路
4のそれぞれの入力に供給される。1フィールド遅延回
路1で1フィールド遅延された実走査信号はフィールド
内補間処理回路2に供給される。
【0018】動き検出回路4は、入力された信号の時間
的な変化から画像の動きを検出し、画像の動きに対応し
た出力信号(係数K1)を混合回路5の制御入力として
供給する。
【0019】フィールド内補間処理回路2は、後述する
フィールド内補間処理によって生成された第1の補間走
査信号を生成する。また、フィールド間補間処理回路3
は、後述するフィールド間補間処理によって生成された
第2の補間走査信号を生成する。これらの第1及び第2
の補間走査信号は、混合回路5の各入力に供給される。
【0020】混合回路5では、第1の補間走査信号に係
数K1 を乗じ、第2の補間走査信号に係数(1−K1)
を乗じて混合し、補間走査信号として出力する。例えば
静止画像の場合、フィールド相関が最大となるのでK1
=0とされ、第2の補間走査信号が補間走査信号として
出力される。動画像の場合、動きに応じてK1は、0<
K1≦1の値をとる。
【0021】時間軸変換回路6は、1フィールド遅延回
路1で1フィールド遅延された実走査信号(補間処理を
行うフィールドの実走査信号)と混合回路5からの補間
走査信号を相互に間挿し、飛越し走査の映像信号を順次
走査の映像信号に変換して出力する。
【0022】図2は、図1のフィールド内処理回路2の
内部構成の一例を示す。図2において、1フィールド遅
延回路1で1フィールド遅延された実走査信号は1H
(1水平走査時間)遅延回路15、第1の微分値検出回
路10、単位遅延回路22にそれぞれ供給される。
【0023】第1の微分値検出回路10は、単位遅延回
路11,12、減算回路13及び絶対値回路14で構成
され、入力信号と2単位遅延信号の差分信号(微分値)
の絶対値を第1の微分値として係数テーブル23に供給
する。
【0024】ここで、単位遅延回路11,12をそれぞ
れ1画素分の遅延を与える回路とした場合、第1の微分
値検出回路10は、補間処理を行うフィールド(補間フ
ィールド)の実走査信号の第1の画素と同一ライン上で
左右に隣接する2つの画素の値の差分信号の絶対値を第
1の画素の第1の微分値(水平微分値)として出力す
る。
【0025】尚、単位遅延回路11,12をそれぞれ1
H(1水平走査時間)分の遅延を与える回路としても良
い。この場合、第1の微分値検出回路10は、上下に隣
接するライン上で第1の画素と隣接する2つの画素の値
の差分信号の絶対値を第1の画素の第1の微分値(垂直
微分値)として出力する。
【0026】一方、第2の微分値検出回路16は、第1
の微分値検出回路10と同様に、単位遅延回路17,1
8、減算回路19及び絶対値回路20で構成され、1H
遅延回路15で1水平走査時間分遅延された入力信号と
2単位遅延信号の差分信号(微分値)の絶対値を第2の
微分値として係数テーブル23に供給する。
【0027】ここで、単位遅延回路17,18をそれぞ
れ1画素分の遅延を与える回路とした場合、第2の微分
値検出回路16は、上述の第1の画素の上側に隣接する
ライン上の第2の画素と同一ライン上で左右に隣接する
2つの画素の値の差分信号の絶対値を第2の画素の第2
の微分値(水平微分値)として出力する。
【0028】尚、単位遅延回路11,12をそれぞれ1
H(1水平走査時間)分の遅延を与える回路としても良
い。この場合、第2の微分値検出回路16は、上下に隣
接するライン上で第2の画素と隣接する2つの画素の値
の差分信号の絶対値を第2の画素の第2の微分値(垂直
微分値)として出力する。
【0029】係数テーブル23は、入力される第1の画
素の第1の微分値及び第2の画素の第2の微分値に従っ
て上下に隣接する第1及び第2の画素の各々の値の混合
比率を算出する。
【0030】ここで、例えば第1の微分値検出回路10
の出力である第1の微分値の方が、第2の微分値検出回
路16の出力である第2の微分値よりも大きい場合、第
2の画素の混合比率K2を0.5<K2≦1の範囲に設
定し、逆に第2の微分値の方が、第1の微分値よりも大
きい場合、第2の画素の混合比率K2 を0≦K2<0.
5の範囲に設定する。また、第1及び第2の微分値が略
等しい場合、第2の画素の混合比率K2を0.5程度に
設定する。
【0031】すなわち、係数テーブル23は、微分値の
絶対値の小さい方の混合割合が大きくなるように、換言
すれば微分値の絶対値の大きい方の混合割合が小さくな
るように、第1の画素の混合比率(1−K2)、第2の
画素の混合比率K2を設定する。
【0032】1H遅延回路15の出力は、位相合わせ用
の単位遅延回路21を介して、また、入力信号は位相合
わせ用の単位遅延回路22を介してそれぞれ混合回路2
4に供給される。
【0033】混合回路24では係数テーブル23の出力
に応じて単位遅延回路21から供給される信号(第2の
画素の値)にK2を、単位遅延回路22から供給される
信号(第1の画素の値)に(1−K2)をそれぞれ乗じ
た後、加算した信号を第1の補間走査信号として出力す
る。
【0034】すなわち、補間フィールドにおける実走査
信号(第1の画素の値)とその1H前の実走査信号(第
2の画素の値)とは、微分値の絶対値の小さい方の混合
割合が大きくなるように、換言すれば微分値の絶対値の
大きい方の混合割合が小さくなるように、重み付け加算
されて第1の補間走査信号となる。
【0035】次に、図3に図1のフィールド間処理回路
3の内部構成の一例を示す。図3において、インタレー
ス入力信号は1フレーム遅延回路35、第3の微分値検
出回路30、単位遅延回路42にそれぞれ供給される。
【0036】第3の微分値検出回路30は、単位遅延回
路31,32、減算回路33及び絶対値回路34で構成
され、上述の補間フィールドに対して1フィールド後の
フィールドの実走査信号と2単位遅延された実走査信号
の差分信号(微分値)の絶対値を第3の微分値として係
数テーブル43に供給する。
【0037】ここで、単位遅延回路31,32をそれぞ
れ1画素分の遅延を与える回路とした場合、第3の微分
値検出回路30は、補間フィールドに対して1フィール
ド後のフィールドの実走査信号の第3の画素と同一ライ
ン上で左右に隣接する2つの画素の値の差分信号の絶対
値を第1の画素の第3の微分値(水平微分値)として出
力する。
【0038】尚、単位遅延回路31,32をそれぞれ1
H(1水平走査時間)分の遅延を与える回路としても良
い。この場合、第3の微分値検出回路30は、上下に隣
接するライン上で第3の画素と隣接する2つの画素の値
の差分信号の絶対値を第3の画素の第3の微分値(垂直
微分値)として出力する。
【0039】一方、第4の微分値検出回路36は、第3
の微分値検出回路10と同様に、単位遅延回路37,3
8、減算回路39及び絶対値回路40で構成され、1フ
レーム遅延回路35で1フレーム時間分遅延された信号
(すなわち、補間フィールドに対して1フィールド前の
フィールドの実走査信号)と2単位遅延された実走査信
号の差分信号(微分値)の絶対値を第4の微分値として
係数テーブル43に供給する。
【0040】ここで、単位遅延回路37,38をそれぞ
れ1画素分の遅延を与える回路とした場合、第4の微分
値検出回路36は、補間フィールドに対して1フィール
ド前のフィールドの実走査信号の第4の画素と対応する
1フィールド前のライン上の第3の画素と同一ライン上
で左右に隣接する2つの画素の値の差分信号の絶対値を
第3の画素の微分値(水平微分値)として出力する。
【0041】尚、単位遅延回路37,38をそれぞれ1
H(1水平走査時間)分の遅延を与える回路としても良
い。この場合、第4の微分値検出回路36は、上下に隣
接するライン上で第3の画素と隣接する2つの画素の値
の差分信号の絶対値が第3の現画素の微分値(垂直微分
値)として出力する。
【0042】係数テーブル43は、入力される第1の画
素の第3の微分値及び第3の画素の第4の微分値に従っ
て時間的に隣接するフィールドの対応する各走査線にお
いて隣接する第1及び第3の画素の各々の値の混合比率
を算出する。
【0043】ここで、例えば第3の微分値検出回路30
の出力である第3の微分値の方が、第4の微分値検出回
路36の出力である第4の微分値よりも大きい場合、第
3の画素の混合比率K3を0.5<K3≦1の範囲に設
定し、逆に第4の微分値の方が、第3の微分値よりも大
きい場合、第3の画素の混合比率K3を0≦K3<0.
5の範囲に設定する。また、第3及び第4の微分値が略
等しい場合、第3の画素の混合比率K3を0.5程度に
設定する。
【0044】すなわち、係数テーブル23は、微分値の
小さい方の混合割合が大きくなるように、換言すれば微
分値の大きい方の混合割合が小さくなるように、第1の
画素の混合比率(1−K3)、第3の画素の混合比率K
3を設定する。
【0045】1フレーム遅延回路35の出力は、位相合
わせ用の単位遅延回路41を介して、また、入力信号は
位相合わせ用の単位遅延回路42を介してそれぞれ混合
回路44に供給される。
【0046】混合回路44では係数テーブル23の出力
に応じて単位遅延回路21から供給される信号(第3の
画素の値)にK3を、単位遅延回路22から供給される
信号(第1の画素の値)に(1−K3)をそれぞれ乗じ
た後、加算した信号を第2の補間走査信号として出力す
る。
【0047】次に図4に基づいて図2及び図3の各補間
回路の動作を説明する。図4において、○は実画素、□
は、補間画素を示す。
【0048】先ず、図2のフィールド内補間処理回路の
動作を説明する。図4において、補間処理を行うフィー
ルドにおいて例えばラインn−1の画素b1,b2,b
3,b4,b5,…の画素値を0,1,2,2,2,…
とし、ラインn+1の画素c1,c2,c3,c4,c
5,…の画素値を0,0,0,1,2,…とし、単位遅
延回路11,12,17,18をそれぞれ1画素分の遅
延を与える回路とする。
【0049】第1の微分値検出回路10は、ラインn+
1の画素c1,c2,c3,c4,c5,…の各画素値
に対して左右に隣接する2つの画素値の差分(水平微分
値)の絶対値0,0,1,2,1,…を第1の微分値と
して出力する。一方、第2の微分値検出回路16は、ラ
インn−1の画素b1,b2,b3,b4,b5,…の
各画素値に対して左右に隣接する2つの画素値の差分
(水平微分値)の絶対値1,2,1,0,0,…を第2
の微分値として出力する。このようにして、補間ライン
nの各補間画素B 1,B 2,B 3,B4,B5,…に対
して上下に隣接する画素の水平微分値の絶対値が算出さ
れる。
【0050】係数テーブル23は、上述の第1及び第2
の微分値に応じて混合比率K2 を決定し、出力する。ラ
インn+1の画素c1,c2,c3,c4,c5,…の
各画素値に対する第1の微分値が0,0,1,2,1,
…で、ラインn−1の画素b1,b2,b3,b4,b
5,…の各画素値に対する第2の微分値が1,2,1,
0,0,…の場合、画素b1と画素c1、画素b2と画
素c2、画素b3と画素c3、画素b4と画素c4、画
素b5と画素c5のそれぞれに対する混合比率K2 は、
微分値の絶対値の小さい方の混合割合が大きくなるよう
に例えば0,0,0.5 ,1,1,…と設定される。
【0051】混合回路24は、係数テーブル23の出力
に応じて単位遅延回路21から供給される信号(ライン
n−1の画素b1,b2,b3,b4,b5,…の画素
値0,1,2,2,2,…)にK2 を、単位遅延回路2
2から供給される信号(ラインn+1の画素c1,c
2,c3,c4,c5,…の画素値0,0,0,1,
2,…)に(1−K2 )をそれぞれ乗じた後、加算し
て、補間ラインnの各補間画素B 1,B 2,B 3,B
4,B5,…の値0,0,1,2,2,…を出力する。
【0052】すなわち、現走査信号(ラインn+1の画
素c1,c2,c3,c4,c5,…の画素値0,0,
0,1,2,… )と1H前の走査信号(ラインn−1
の画素b1,b2,b3,b4,b5,…の画素値0,
1,2,2,2,…)とは、微分値の絶対値の小さい方
の混合割合が大きくなるように、換言すれば微分値の絶
対値の大きい方の混合割合が小さくなるように、重み付
け加算されて第1の補間走査信号が生成される。
【0053】このように、生成した補間走査信号の各補
間画素の値と上下に隣接する走査信号の画素の値を図6
(a)に示す。本実施形態による補間方法によれば、図
6(a)に示されるように斜め輪郭に対してギザギザと
ぼけのない補間画像が得られる。これに対して従来の平
均値補間による補間方法では、図6(b)に示されるよ
うな補間走査信号となり、斜め輪郭に対する改善効果が
劣る。
【0054】以上、図2のフィールド内補間処理回路の
動作を説明したが、図3のフィールド間補間処理回路に
おいても、補間処理を行うフィールド(補間フィール
ド)と時間的に前方及び後方に隣接するフィールドの対
応する各走査線において隣接する一対の画素の値に対し
て同様にそれぞれ微分値の絶対値を求め、微分値の絶対
値が少ない方の混合割合が大きくなるように上述の一対
の画素の値が重み付け加算されて補間フィールドにおけ
る第2の補間走査信号が生成される。
【0055】以上の説明では、補間画素(例えば図4の
B3)に対して空間的又は時間的に隣接する一対の画素
(図4のb3とc3)に対する微分値として、それぞれ
同一ライン上で左右に隣接する2つの画素(図4のb3
に対するb2とb4、c3に対するc2とc4)の値の
差分信号の絶対値(水平微分値)を用いる例を示した
が、上述の一対の画素(例えば図4のb3とc3)に対
する微分値として、それぞれ上下に隣接するライン上で
隣接する2つの画素(図4のb3に対するa3とc3、
c3に対するb3とd3)の値の差分信号の絶対値(垂
直微分値)を用いても同様な効果が得られる。
【0056】図5は、図1のフィールド内補間処理回路
2及びフィールド間補間処理回路3の内部構成の他の例
を示す。
【0057】図5において、図2の補間処理回路との相
違点は、補間画素に対して上下方向及び複数の斜め方向
の画素の内、最も相関の強い方向の画素の各々の値を重
み付け加算し、第1の補間走査信号の各補間画素の値を
算出するように構成したこと、及び図3の補間処理回路
との相違点は、補間画素に対して前後方向及び複数の斜
め方向の画素の内、最も相関の強い方向の画素の各々の
値を重み付け加算し、第2の補間走査信号の各補間画素
の値を算出するように構成したことにある。
【0058】インタレース入力信号は、遅延回路50、
減算回路54、1画素遅延回路51に供給される。ここ
で、フィールド内補間処理回路として用いる場合には遅
延回路50を1H(1水平走査時間)分の遅延を与える
回路とし、一方フィールド間補間処理回路として用いる
場合には遅延回路50を1フレーム分の遅延を与える回
路とする。
【0059】1画素遅延回路51の出力は、セレクタ7
0、1画素遅延回路52及び減算回路55に供給され、
1画素遅延回路52の出力は、セレクタ70、1画素遅
延回路53及び減算回路56に供給され、1画素遅延回
路53の出力は、セレクタ70に供給される。
【0060】遅延回路50の出力は、減算回路56、1
画素遅延回路57に供給され、1画素遅延回路57の出
力は、減算回路55、1画素遅延回路58及びセレクタ
71に供給され、1画素遅延回路58の出力は、減算回
路54、1画素遅延回路59及びセレクタ71に供給さ
れ、1画素遅延回路59の出力は、セレクタ71に供給
される。
【0061】減算回路54の出力は、絶対値回路60に
供給され、絶対値回路60の出力は、相関検出回路69
と1画素遅延回路61に供給され、1画素遅延回路61
の出力は、相関検出回路69と1画素遅延回路62に供
給され、1画素遅延回路62の出力は、相関検出回路6
9に供給される。
【0062】減算回路55の出力は、絶対値回路63に
供給され、絶対値回路63の出力は、相関検出回路69
と1画素遅延回路64に供給され、1画素遅延回路64
の出力は、相関検出回路69と1画素遅延回路65に供
給され、1画素遅延回路65の出力は、相関検出回路6
9に供給される。
【0063】減算回路56の出力は、絶対値回路66に
供給され、絶対値回路66の出力は、相関検出回路69
と1画素遅延回路67に供給され、1画素遅延回路67
の出力は、相関検出回路69と1画素遅延回路68に供
給され、1画素遅延回路68の出力は、相関検出回路6
9に供給される。
【0064】このようにして、相関検出回路69には、
補間ラインの連続する3つの画素に対して、それぞれ各
補間画素を挟んで時間的及び空間的に隣接する複数の一
対の画素の値の差分の絶対値が供給される。相関検出回
路69は、差分の絶対値の和が最小である方向(すなわ
ち、相関が最も強い方向)の一対の画素の値を検出し、
選択信号をセレクタ70,71に供給する。
【0065】セレクタ70,71は、相関検出回路69
からの選択信号に従って、差分の絶対値の和が最小であ
る方向(すなわち、相関が最も強い方向)の一対の画素
の値を選択して出力する。
【0066】セレクタ70の出力は、微分値検出回路7
2と混合回路75に供給され、セレクタ71の出力は、
微分値検出回路73と混合回路75に供給される。微分
値検出回路72,73は、上述の図2又は図3の場合と
同様に差分の絶対値を算出し、係数テーブル74に供給
する。係数テーブル74も上述の図2又は図3の場合と
同様に各差分の絶対値に従って混合比率を算出し、混合
回路75に供給する。混合回路75は、係数テーブル7
4からの混合比率に応じて、差分の絶対値が少ない方の
混合割合が大きくなるように重み付け加算して補間走査
信号を出力する。
【0067】次に、図4に基づいて図5の補間処理回路
の動作を説明する。先ず、図5の遅延回路50を1H
(1水平走査時間)分の遅延を与える回路とし、フィー
ルド内補間処理回路として用いる場合の動作について説
明する。ここで、補間処理を行うフィールドにおいて図
4のラインn−1の画素b1,b2,b3,b4,b
5,…の画素値を例えば3,5,9,6,5,…とし、
ラインn+1の画素c1,c2,c3,c4,c5,…
の画素値を例えば2,4,8,5,6,…とする。
【0068】減算回路54は、画素b1とc3の画素値
の差分(3−8)、画素b2とc4の画素値の差分(5
−5)、画素b3とc5の画素値の差分(9−6)を順
次出力する。絶対値回路66は、減算回路56から供給
される差分の絶対値(|9−6|)を算出して相関検出
回路69に供給し、1画素遅延回路61,62は、1画
素分遅延された差分の絶対値(|5−5|)と2画素分
遅延された差分の絶対値(|3−8|)をそれぞれ相関
検出回路69に供給する。
【0069】減算回路55は、画素b2とc2の画素値
の差分(5−4)、画素b3とc3の画素値の差分(9
−8)、画素b4とc4の画素値の差分(6−5)を順
次出力する。絶対値回路63は、減算回路55から供給
される差分の絶対値(|6−5|)を算出して相関検出
回路69に供給し、1画素遅延回路61,62は、1画
素分遅延された差分の絶対値(|9−8|)と2画素分
遅延された差分の絶対値(|5−4|)をそれぞれ相関
検出回路69に供給する。
【0070】減算回路56は、画素b3とc1の画素値
の差分(9−2)、画素b4とc2の画素値の差分(6
−4)、画素b5とc3の画素値の差分(5−8)を順
次出力する。絶対値回路60は、減算回路54から供給
される差分の絶対値(|5−8|)を算出して相関検出
回路69に供給し、1画素遅延回路61,62は、1画
素分遅延された差分の絶対値(|6−4|)と2画素分
遅延された差分の絶対値(|9−2|)をそれぞれ相関
検出回路69に供給する。
【0071】相関検出回路69は、絶対値回路60、1
画素遅延回路61,62から供給される差分の絶対値|
9−6|=3,|5−5|=0,|3−8|=5を加算
した値(8)と、絶対値回路63、1画素遅延回路6
4,65から供給される差分の絶対値|6−5|=1,
|9−8|=1,|5−4|=1を加算した値(3)
と、絶対値回路66、1画素遅延回路67,68から供
給される差分の絶対値|5−8|=3,|6−4|=
2,|9−2|=7を加算した値(10)とを比較し、
差分の絶対値和が最も少ない画素の組(画素b3とc
3)を検出して選択信号をセレクタ70,71に供給す
る。
【0072】セレクタ70は、1画素遅延回路52の出
力(画素c3の値)を選択して主力し、セレクタ71
は、1画素遅延回路58の出力(画素b3の値)を選択
して出力する。以降の微分値検出回路72,73、係数
テーブル74、混合回路75による動作は、図2又は図
3の場合と同様なので説明は省略する。
【0073】このように、相関関係をエリアで比較し
て、補間方向を決定しているので、補間の精度をより一
層高めることができる。
【0074】
【発明の効果】本発明による請求項1乃至9記載の発明
によれば、補間画素の上下の走査線又は前後のフィール
ドの対応する走査線の微分値に従って、補間画素の上下
の走査線又は前後のフィールドの対応する走査線の画素
値を重み付け加算して補間走査線の画素値を生成してい
るので、斜め輪郭に対して妨害のない良好な補間画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査線補間方法が適用される映像
信号処理装置の全体ブロック図である。
【図2】図1のフィールド内補間処理回路の内部構成の
一例を示す図である。
【図3】図1のフィールド間補間処理回路の内部構成の
一例を示す図である。
【図4】各補間処理回路の動作を説明するための図であ
る。
【図5】図1のフィールド内補間処理回路又はフィール
ド間補間処理回路の内部構成の他の例を示す図である。
【図6】補間走査信号の各補間画素の値と上下に隣接す
る走査信号の画素の値の例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・1フィールド遅延回路 2・・・・フィールド内補間処理回路 3・・・・フィールド間補間処理回路 4・・・・動き検出回路 5,24,44,75・・・・混合回路 6・・・・時間軸変換回路 10,16,30,36,72,73・・・・微分値検
出回路 23,43,74・・・・係数テーブル 69・・・・相関検出回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補間フィールドの各走査線間に内挿すべ
    き走査線の補間画素を、前記補間フィールドの上下に隣
    接する走査線において隣接する画素の各々の値に基づい
    て算出する走査線補間方法であって、 前記隣接する画素の各微分値に従って前記隣接する画素
    の各々の値を重み付け加算し、前記内挿すべき走査線の
    補間画素の値を算出することを特徴とする走査線補間方
    法。
  2. 【請求項2】 前記微分値の絶対値の大きい画素の値に
    比して前記微分値の絶対値の小さい画素の値の重み付け
    を大きくして前記隣接する画素の各々の値を加算するこ
    とを特徴とする請求項1記載の走査線補間方法。
  3. 【請求項3】 前記補間画素に対して上下方向及び複数
    の斜め方向の画素の内、最も相関の強い方向の画素の各
    々の値を重み付け加算し、前記補間画素の値を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の走査線補間方
    法。
  4. 【請求項4】 補間フィールドの各走査線間に内挿すべ
    き走査線の補間画素を、前記補間フィールドと時間的に
    前方及び後方に隣接するフィールドの対応する各走査線
    において隣接する画素の各々の値に基づいて算出する走
    査線補間方法であって、 前記隣接する画素の各微分値に従って前記隣接する画素
    の各々の値を重み付け加算し、前記内挿すべき走査線の
    補間画素の値を算出することを特徴とする走査線補間方
    法。
  5. 【請求項5】 前記微分値の絶対値の大きい画素の値に
    比して前記微分値の絶対値の小さい画素の値の重み付け
    を大きくして前記隣接する画素の各々の値を加算するこ
    とを特徴とする請求項4記載の走査線補間方法。
  6. 【請求項6】 前記補間画素に対して前後方向及び複数
    の斜め方向の画素の内、最も相関の強い方向の画素の各
    々の値を重み付け加算し、前記補間画素の値を算出する
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の走査線補間方
    法。
  7. 【請求項7】 飛越し走査の映像信号から補間走査信号
    を生成し、前記映像信号の実走査信号及び前記補間走査
    信号を相互に間挿することにより、前記飛越し走査の映
    像信号を順次走査の映像信号に変換する際、フィールド
    内補間処理による第1の補間走査信号とフィールド間処
    理による第2の補間走査信号をそれぞれ生成し、前記飛
    越し走査の映像信号の画像の動き情報に応じて補間フィ
    ールドの各走査線間に内挿すべき走査線の補間画素を、
    前記第1及び第2の補間走査信号を重み付け加算して前
    記補間走査信号を得る走査線補間方法であって、 前記第1の補間走査信号の各補間画素は、前記補間フィ
    ールドの上下に隣接する実走査線において隣接する画素
    の各微分値に従って前記隣接する画素の各々の値を重み
    付け加算することにより生成し、前記第2の補間走査信
    号の各補間画素は、前記補間フィールドと時間的に前方
    及び後方に隣接するフィールドの対応する各実走査線に
    おいて隣接する画素の各微分値に従って前記隣接する画
    素の各々の値を重み付け加算することにより生成するこ
    とを特徴とする走査線補間方法。
  8. 【請求項8】 前記微分値の絶対値の大きい画素の値に
    比して前記微分値の絶対値の小さい画素の値の重み付け
    を大きくして前記隣接する画素の各々の値を加算するこ
    とにより、前記第1及び第2の補間走査信号を生成する
    ことを特徴とする請求項7記載の走査線補間方法。
  9. 【請求項9】 前記補間画素に対して上下方向及び複数
    の斜め方向の画素の内、最も相関の強い方向の画素の各
    々の値を重み付け加算し、前記第1の補間走査信号の各
    補間画素の値を算出し、前記補間画素に対して前後方向
    及び複数の斜め方向の画素の内、最も相関の強い方向の
    画素の各々の値を重み付け加算し、前記第2の補間走査
    信号の各補間画素の値を算出することを特徴とする請求
    項7又は8記載の走査線補間方法。
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