JPH11262086A - スピーカ振動板及びその製造方法 - Google Patents
スピーカ振動板及びその製造方法Info
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- JPH11262086A JPH11262086A JP7840698A JP7840698A JPH11262086A JP H11262086 A JPH11262086 A JP H11262086A JP 7840698 A JP7840698 A JP 7840698A JP 7840698 A JP7840698 A JP 7840698A JP H11262086 A JPH11262086 A JP H11262086A
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Abstract
着処理を連続的に行うことができてコストダウンが可能
となり、外観的に優れているのは勿論、特性的にも優れ
たスピーカ振動板とその製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】織布又は不織布を用いたスピーカ振動板に
おいて、織布又は不織布からなる基布にバインダ樹脂等
を含浸させないでその片面に金属等を蒸着することによ
り蒸着層を形成し、該蒸着処理済の基布を所定の振動板
形状に成形した振動板基材に貼着したり、蒸着処理済の
基布にバインダ樹脂等を含浸してプリプレグ状態にし、
これを振動板形状に熱プレス成形する。
Description
スピーカ振動板の製造方法に関する。
による基布をスピーカの振動板とするためには、該基布
にバインダとしての熱硬化性樹脂を含浸し、プリプレグ
化したものを所定の振動板形状に熱プレス成形して製造
する方法が最も一般的に採用されており、更に表面処理
をする場合には、成形した後に金属等の蒸着や塗装がさ
れている。また、一般に、有機繊維のようなものは、繊
維自体に毛羽が多く、直接蒸着しても付着力が充分でな
いため繊維を織布とする際に剥離してしまうと考えら
れ、有機繊維に直接蒸着することはなされていなかっ
た。
た振動板では、繊維に直ちに蒸着しないで振動板の形状
としてから表面処理を行うために連続的な処理ができず
手間がかかり、コスト増の原因となると言う問題があっ
た。また、外見上も繊維の持つ本来の風合いを出すこと
ができなかった。
蒸着することにより蒸着処理を連続的に行うことができ
てコストダウンが可能となり、外観的に優れているのは
勿論、特性的にも優れたスピーカ振動板とその製造方法
を提供することにある。
め、本発明のスピーカ振動板は、請求項1記載のものに
おいては、織布又は不織布を用いたスピーカ振動板にお
いて、織布又は不織布からなる基布にバインダ樹脂等を
含浸しない状態でその片面に金属等を蒸着することによ
り蒸着層を形成し、該蒸着処理済の基布を用いて所定の
振動板形状にしたことを特徴とする。
形成された基布を予め所定の振動板形状に成形された振
動板基材に貼着したことを特徴とする。
布又は不織布を構成する繊維が有機繊維であることを特
徴とする。
がPBO(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾー
ル)繊維であることを特徴とする。
め、基布を構成する繊維の風合いをそのまま維持させる
ことができ、また、基布が巻物状であれば連続して蒸着
処理を行うことがきる。更に、基布の繊維が有機繊維、
特にPBOであると有機繊維の特性上の特徴であるロス
(内部損失)の多さと金属等の蒸着による剛性とが相俟
って、高剛性でロスが多い、という振動板に最適な特性
を備えたものとなる。
求項5記載の方法においては、織布又は不織布からなる
基布の片面に金属等を蒸着することにより蒸着層を形成
し、該蒸着処理済の基布に熱硬化性樹脂等のバインダ樹
脂を含浸してプリプレグ状態にした後、該基布を熱プレ
ス成形して所定の振動板形状に成形することを特徴とす
る。
形成した後にバインダ樹脂を含浸してプリプレグ状態に
し、該プリプレグ状態の基布を不織布等のマット又は紙
コーン等の他の振動板素材と重合して所定の振動板形状
に熱プレス成形することを特徴とする。
した後にバインダ樹脂等を含浸してプリプレグ状態に
し、これを所定の振動板形状に熱圧成形したり、紙等の
所定の振動板形状に成形した振動板基材に貼着して振動
板を得ることができ、また、基布の状態で蒸着を行うた
め、基布が巻物状であれば連続して蒸着処理を行うこと
がきる。
による織布又は不織布からなる基布を用いることを特徴
とし、請求項8記載の方法においては、有機繊維がPB
O(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール)繊維
であることを特徴とする。
自体に毛羽が多く繊維に蒸着してから基布にすることは
困難であるが、基布にした後に蒸着することにより連続
して蒸着処理が可能であり、処理コストの低減を図るこ
とができると共にPBO等の有機繊維の風合いをそのま
ま維持したスピーカ振動板を得ることができ、外観的に
優れた振動板とすることができる。
製造方法の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は第1の実施例によるスピーカ振動板の断面図であ
り、1は有機繊維であるPBO繊維による織布からなる
基布、2はカーボン繊維からなる不織布等の他の振動板
素材、3は前記基布1の片面に形成された金属等の蒸着
層、4はバインダとしての樹脂層であり、図示したよう
な構造になっている。
説明する。最初に、PBO繊維を織った織布からなる基
布1を得、これに蒸着装置でアルミ蒸着を連続的に行っ
て蒸着層3を形成し、次いで、該蒸着処理済の基布1に
バインダである熱硬化性樹脂(実施例ではビニルエステ
ル系)を含浸し、プリプレグ状態とする。
2(実施例ではカーボン繊維による不織布マット)を前
記プリプレグ状態の基布1の下におき、所定の振動板形
状に同時に成形する。これにより含浸された樹脂はしみ
出して前記他の振動板素材2に滲み込むと共に、前記基
布1の表面に薄い樹脂層4を形成する。
ルミ以外に、クロムやニッケル、チタン等でもよく、ま
た、バインダとしての熱硬化性樹脂もフェノール系やポ
リエステル系等を使用することができ、不織布のマット
もケブラーやコーネックス等でもよい。
あり、1はPBO繊維の織布からなる基布、5は紙コー
ン等の所定の振動板形状に成形された振動板基材、3は
蒸着層、6は接着層である。図2におけるスピーカ振動
板の製造に際しては、PBO繊維を織った織布からなる
基布1を得、これに蒸着装置でアルミ蒸着を連続的に行
って蒸着層3を形成し、この蒸着処理済の基布1を予め
所定の振動板形状に成形した振動板基材5(実施例では
紙製のコーン)に接着剤(6)で貼着する。
基布1を振動板基材5に貼着する形式においては、紙コ
ーン等の振動板基材5は振動板形状が予め保たれている
ために、前記蒸着処理済の基布1をバインダで硬化させ
てなくても、振動板基材5の表面に糊をコートして前記
基布1をプレス等で貼り付けるだけで振動板が得られ
る。なお、蒸着処理済の基布1にバインダ樹脂を含浸し
てプリプレグ状態としたものを振動板基材5と共に熱プ
レス成形してもよいことは勿論である。
法によれば、繊維を織布又は不織布にした後に金属等を
蒸着するものであるから連続して蒸着処理が可能であ
り、処理コストの低減を図ることができる。
浸してプリプレグ状態にし、これを所定の振動板形状に
熱プレス成形すれば、外観上は、振動板形状に成形した
後に蒸着等の表面加工をするものに比べて繊維の風合い
を損なうことのない振動板を得ることができ、更に、表
面は樹脂層で覆われているために奥行き感のある外観を
備えた振動板が得られる。また、振動板表面が樹脂層で
覆われているから、蒸着層が剥れ難くなるという利点も
ある。
に成形された紙等の振動板基材に貼着してスピーカ振動
板を得る方法においては、振動板の表面が樹脂層で覆わ
れることはないが、織布又は不織布の布の感触をそのま
ま保持した振動板を得ることができ、音質的にも違った
ものとなる。
着層を形成すれば、有機繊維の特性上の特徴であるロス
(内部損失)の多さと金属の有する剛性とが相俟って、
高剛性でロスが多い、という振動板に最適な特性を備え
たものとなり、特にPBOでは繊維自体の強度もカーボ
ン繊維並みであり、金属蒸着によってより高性能な振動
板を得ることができる。
図。
面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 織布又は不織布を用いたスピーカ振動板
において、織布又は不織布からなる基布にバインダ樹脂
等を含浸させないでその片面に金属等を蒸着することに
より蒸着層を形成し、該蒸着処理済の基布を用いて所定
の振動板形状にしたことを特徴とするスピーカ振動板。 - 【請求項2】 蒸着層が形成された基布を予め所定の振
動板形状に成形された振動板基材に貼着したことを特徴
とする請求項1記載のスピーカ振動板。 - 【請求項3】 基布の織布又は不織布を構成する繊維が
有機繊維であることを特徴とする請求項1,2記載のス
ピーカ振動板。 - 【請求項4】 有機繊維がPBO(ポリパラフェニレン
ベンゾビスオキサゾール)繊維であることを特徴とする
請求項3記載のスピーカ振動板。 - 【請求項5】 織布又は不織布からなる基布の片面に金
属等を蒸着することにより蒸着層を形成し、該蒸着処理
済の基布に熱硬化性樹脂等のバインダ樹脂を含浸してプ
リプレグ状態にした後、該基布を熱プレス成形して所定
の振動板形状に成形することを特徴とするスピーカ振動
板の製造方法。 - 【請求項6】 蒸着層を形成した後にバインダ樹脂を含
浸してプリプレグ状態にし、該プリプレグ状態の基布を
不織布等のマット又は紙コーン等の他の振動板素材と重
合して所定の振動板形状に熱プレス成形することを特徴
とする請求項5記載のスピーカ振動板の製造方法。 - 【請求項7】 有機繊維による織布又は不織布からなる
基布を用いることを特徴とする請求項5,6記載のスピ
ーカ振動板の製造方法。 - 【請求項8】 有機繊維がPBO(ポリパラフェニレン
ベンゾビスオキサゾール)繊維であることを特徴とする
請求項7記載のスピーカ振動板の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP07840698A JP3449528B2 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | スピーカ振動板 |
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|---|---|---|---|
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Cited By (3)
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-
1998
- 1998-03-11 JP JP07840698A patent/JP3449528B2/ja not_active Expired - Fee Related
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