JPH11262097A - 音場再生方法 - Google Patents
音場再生方法Info
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- JPH11262097A JPH11262097A JP10063287A JP6328798A JPH11262097A JP H11262097 A JPH11262097 A JP H11262097A JP 10063287 A JP10063287 A JP 10063287A JP 6328798 A JP6328798 A JP 6328798A JP H11262097 A JPH11262097 A JP H11262097A
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- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 28
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- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 4
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 4
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 4
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Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、音場を収録してその音場を他の場所
に再生する音場再生方法に関し、簡単な構成の装置を用
いるだけで音場を高精度に再生する。 【解決手段】収音時に指向方向を放射状に向けた複数の
指向性マイクロホンで音を収録し、それを、指向性マイ
クロホンの個数と同数のスピーカで各方向毎にかつ同時
に再生する。
に再生する音場再生方法に関し、簡単な構成の装置を用
いるだけで音場を高精度に再生する。 【解決手段】収音時に指向方向を放射状に向けた複数の
指向性マイクロホンで音を収録し、それを、指向性マイ
クロホンの個数と同数のスピーカで各方向毎にかつ同時
に再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音場における音を
収録してその音場を、他の場所に再現する音場再生方法
に関する。
収録してその音場を、他の場所に再現する音場再生方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば様々な場所での音場を詳細に調べ
たり、騒音内でのアナウンスの明瞭度を実験的にしらべ
たりするにあたり、被検者(評価者)が様々な場所に赴
いて評価することは困難であり、またその場所そのもの
に様々な機器を運び込んで調べるには、機器の運搬の手
間やその機器の設置による交通の妨げ等、様々な難しい
問題が発生する。
たり、騒音内でのアナウンスの明瞭度を実験的にしらべ
たりするにあたり、被検者(評価者)が様々な場所に赴
いて評価することは困難であり、またその場所そのもの
に様々な機器を運び込んで調べるには、機器の運搬の手
間やその機器の設置による交通の妨げ等、様々な難しい
問題が発生する。
【0003】そこで、従来より、スピーカを用いて実験
室や無響室内に音場を再生することが考えられている。
従来のスピーカを用いた音場再生方式として、OSS
(トランスオーラルシステム)方式、マルチスピーカ方
式等が挙げられる。OSS方式は、人体の頭部の形状を
模擬したダミーヘッドにマイクロホンを取り付けたダミ
ーヘッドマイクロホンで受音し、その受音した音に特別
の信号処理を行なって2チャンネルのスピーカから再生
する方式である。このOSS方式では、音は、そのダミ
ーヘッドを置いた位置に対応した特定の位置でのみ再現
されるため、受聴者は、その特定の位置で特定の方向を
向いて受聴しなければならない。
室や無響室内に音場を再生することが考えられている。
従来のスピーカを用いた音場再生方式として、OSS
(トランスオーラルシステム)方式、マルチスピーカ方
式等が挙げられる。OSS方式は、人体の頭部の形状を
模擬したダミーヘッドにマイクロホンを取り付けたダミ
ーヘッドマイクロホンで受音し、その受音した音に特別
の信号処理を行なって2チャンネルのスピーカから再生
する方式である。このOSS方式では、音は、そのダミ
ーヘッドを置いた位置に対応した特定の位置でのみ再現
されるため、受聴者は、その特定の位置で特定の方向を
向いて受聴しなければならない。
【0004】マルチスピーカ方式は、壁や天井のほぼ全
域に多数のスピーカを配置し、例えば音場の形状から計
算で求めた音の方向の情報を多数の角度に分割しそれら
を配置された多数のスピーカに割り振って再生する方式
である。このマルチスピーカ方式の場合、多数のスピー
カに見合った多数の再生系統が必要である。
域に多数のスピーカを配置し、例えば音場の形状から計
算で求めた音の方向の情報を多数の角度に分割しそれら
を配置された多数のスピーカに割り振って再生する方式
である。このマルチスピーカ方式の場合、多数のスピー
カに見合った多数の再生系統が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の方
式では、複雑な信号処理や受聴位置を限定する必要性、
あるいは多数の再生系統を用いる必要性がある。本発明
は、上記事情に鑑み、簡単な構成の装置を用いるだけで
音場を高精度に再生することのできる音場再生方法を提
供することを目的とする。
式では、複雑な信号処理や受聴位置を限定する必要性、
あるいは多数の再生系統を用いる必要性がある。本発明
は、上記事情に鑑み、簡単な構成の装置を用いるだけで
音場を高精度に再生することのできる音場再生方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の音場再生方法は、音場内の所定の収音点に、複数の
指向性マイクロホンを、これら複数の指向性マイクロホ
ンの指向方向を放射状に向けて配置してこれら複数のマ
イクロホンで同時にかつ独立に音を収録し、上記複数の
指向性マイクロホンの個数と同一数の複数のスピーカ
を、これら複数のスピーカの向きが収音時における複数
の指向性マイクロホンの指向方向と相対的に同一となる
ように、上記収音点に対応する所定の集音点に向けて配
置して、対応する向きに配置された指向性マイクロホン
で収録された音を、対応する向きに配置されたスピーカ
で、かつ上記複数のスピーカで同時に再生することを特
徴とする。
明の音場再生方法は、音場内の所定の収音点に、複数の
指向性マイクロホンを、これら複数の指向性マイクロホ
ンの指向方向を放射状に向けて配置してこれら複数のマ
イクロホンで同時にかつ独立に音を収録し、上記複数の
指向性マイクロホンの個数と同一数の複数のスピーカ
を、これら複数のスピーカの向きが収音時における複数
の指向性マイクロホンの指向方向と相対的に同一となる
ように、上記収音点に対応する所定の集音点に向けて配
置して、対応する向きに配置された指向性マイクロホン
で収録された音を、対応する向きに配置されたスピーカ
で、かつ上記複数のスピーカで同時に再生することを特
徴とする。
【0007】ここで、上記本発明の音場再生方法は、上
記複数の指向性マイクロホンとして4本の指向性マイク
ロホンを用意し、これら4本の指向性マイクロホンを、
上記収音点に、これら4本の指向性マイクロホンの指向
方向を水平方向かつ順次90°ずつ異なる方向に向けて
配置して、これら4本の指向性マイクロホンで同時に、
かつ独立に音を収録し、上記複数のスピーカとして4台
のスピーカを用意し、これら4台のスピーカを、水平方
向かつ順次90°ずつ異なる方向から上記集音点に向け
て配置して、対応する向きに配置された指向性マイクロ
ホンで収録された音を対応する向きに配置されたスピー
カで、かつ上記4台のスピーカで同時に、再生すること
が1つの好ましい態様である。
記複数の指向性マイクロホンとして4本の指向性マイク
ロホンを用意し、これら4本の指向性マイクロホンを、
上記収音点に、これら4本の指向性マイクロホンの指向
方向を水平方向かつ順次90°ずつ異なる方向に向けて
配置して、これら4本の指向性マイクロホンで同時に、
かつ独立に音を収録し、上記複数のスピーカとして4台
のスピーカを用意し、これら4台のスピーカを、水平方
向かつ順次90°ずつ異なる方向から上記集音点に向け
て配置して、対応する向きに配置された指向性マイクロ
ホンで収録された音を対応する向きに配置されたスピー
カで、かつ上記4台のスピーカで同時に、再生すること
が1つの好ましい態様である。
【0008】また、上記本発明の音場再生方法は、上記
複数の指向性マイクロホンとして6本の指向性マイクロ
ホンを用意し、これら6本の指向性マイクロホンのうち
の4本の指向性マイクロホンを、上記収音点に、これら
4本の指向性マイクロホンの指向方向を水平方向かつ順
次90°ずつ異なる方向に向けて配置するとともに、上
記6本の指向性マイクロホンのうちの残りの2本の指向
性マイクロホンを、上記収音点に、これら2本の指向性
マイクロホンの指向方向をそれぞれ上方向および下方向
に向けて配置して、これら6本の指向性マイクロホンで
同時にかつ独立に音を収録し、上記複数のスピーカとし
て6台のスピーカを用意し、これら6台のスピーカのう
ちの4台のスピーカを、水平方向かつ順次90°ずつ異
なる方向から上記集音点に向けて配置するとともに、上
記6台のスピーカのうちの残りの2台のスピーカを、そ
れぞれ上方向および下方向から上記集音点に向けて配置
して、対応する向きに配置された指向性マイクロホンで
収録された音を対応する向きに配置されたスピーカで、
かつ上記6台のスピーカで同時に、再生することも好ま
しい態様の1つである。
複数の指向性マイクロホンとして6本の指向性マイクロ
ホンを用意し、これら6本の指向性マイクロホンのうち
の4本の指向性マイクロホンを、上記収音点に、これら
4本の指向性マイクロホンの指向方向を水平方向かつ順
次90°ずつ異なる方向に向けて配置するとともに、上
記6本の指向性マイクロホンのうちの残りの2本の指向
性マイクロホンを、上記収音点に、これら2本の指向性
マイクロホンの指向方向をそれぞれ上方向および下方向
に向けて配置して、これら6本の指向性マイクロホンで
同時にかつ独立に音を収録し、上記複数のスピーカとし
て6台のスピーカを用意し、これら6台のスピーカのう
ちの4台のスピーカを、水平方向かつ順次90°ずつ異
なる方向から上記集音点に向けて配置するとともに、上
記6台のスピーカのうちの残りの2台のスピーカを、そ
れぞれ上方向および下方向から上記集音点に向けて配置
して、対応する向きに配置された指向性マイクロホンで
収録された音を対応する向きに配置されたスピーカで、
かつ上記6台のスピーカで同時に、再生することも好ま
しい態様の1つである。
【0009】本発明の音場再生方法では、収音時に指向
方向を放射状に向けた複数の指向性マイクロホンで音を
収録し、それを、指向性マイクロホンの個数と同数のス
ピーカが方向毎にかつ同時に再生することによって、ス
ピーカ配置の中心(集音点)に音を再現するものである
ため、受聴者が向く方向は限定されず、また受聴位置が
その集音点から多少外れた場合でも影響が少ない。ま
た、基本的には収録した内容をそのまま再生する方式で
あるため、複雑な信号処理を行なう必要もなく、4〜6
程度の少ないチャンネル数で音場再生を行なうことがで
きる。
方向を放射状に向けた複数の指向性マイクロホンで音を
収録し、それを、指向性マイクロホンの個数と同数のス
ピーカが方向毎にかつ同時に再生することによって、ス
ピーカ配置の中心(集音点)に音を再現するものである
ため、受聴者が向く方向は限定されず、また受聴位置が
その集音点から多少外れた場合でも影響が少ない。ま
た、基本的には収録した内容をそのまま再生する方式で
あるため、複雑な信号処理を行なう必要もなく、4〜6
程度の少ないチャンネル数で音場再生を行なうことがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の音場再生方法の収音時のマ
イクロホンの配列例を示した図である。ここには、4本
の指向性マイクロホンM1,M2,M3,M4が、それ
ら指向性マイクロホンの指向方向を水平方向かつ順次9
0°ずつ異なる方向に向けて配置されている。この図1
では、一点鎖線の矢印が各マイクロホンM1〜M4の指
向方向を示している。これらマイクロホンM1〜M4は
できるだけ互いに近づけて配置することが好ましい。
説明する。図1は、本発明の音場再生方法の収音時のマ
イクロホンの配列例を示した図である。ここには、4本
の指向性マイクロホンM1,M2,M3,M4が、それ
ら指向性マイクロホンの指向方向を水平方向かつ順次9
0°ずつ異なる方向に向けて配置されている。この図1
では、一点鎖線の矢印が各マイクロホンM1〜M4の指
向方向を示している。これらマイクロホンM1〜M4は
できるだけ互いに近づけて配置することが好ましい。
【0011】ここではこれら4本のマイクロホンM1〜
M4を図1に示す配置に組み合わせ、それらのマイクロ
ホンM1〜M4を、収音しようとしている音場内の所定
の収音点に配置し、それら4本のマイクロホンM1〜M
4で同時にかつ独立に音を収録する。図2は、本発明の
音場再生方法の収音時のマイクロホンの、もう1つの配
置例を示した図である。
M4を図1に示す配置に組み合わせ、それらのマイクロ
ホンM1〜M4を、収音しようとしている音場内の所定
の収音点に配置し、それら4本のマイクロホンM1〜M
4で同時にかつ独立に音を収録する。図2は、本発明の
音場再生方法の収音時のマイクロホンの、もう1つの配
置例を示した図である。
【0012】ここには、図1に示す4本のマイクロホン
M1〜M4は、その図1に示した状態に配置されるとと
もに、さらに2本の指向性マイクロホンM5,M6が、
これら2本の指向性マイクロホンの指向方向をそれぞれ
上方向および下方向に向けて配置されている。上下方向
に向けた2本のマイクロホンM5,M6も、できるだけ
近接配置することが好ましい。
M1〜M4は、その図1に示した状態に配置されるとと
もに、さらに2本の指向性マイクロホンM5,M6が、
これら2本の指向性マイクロホンの指向方向をそれぞれ
上方向および下方向に向けて配置されている。上下方向
に向けた2本のマイクロホンM5,M6も、できるだけ
近接配置することが好ましい。
【0013】これら6本のマイクロホンM1〜M6を図
2に示す配置に組み合わせ、それらのマイクロホンM1
〜M6を、収音しようとしている音場内の所定の収音点
に配置し、それら6本のマイクロホンM1〜M6で同時
にかつ独立に音を収録する。ここでは、図2に示し配置
に組み合わせた6本のマイクロホンを、「6方向マイク
ロホン」と称する。
2に示す配置に組み合わせ、それらのマイクロホンM1
〜M6を、収音しようとしている音場内の所定の収音点
に配置し、それら6本のマイクロホンM1〜M6で同時
にかつ独立に音を収録する。ここでは、図2に示し配置
に組み合わせた6本のマイクロホンを、「6方向マイク
ロホン」と称する。
【0014】図1に示すように4本のマイクロホンM1
〜M4を組み合わせた場合、それら4本のマイクロホン
M1〜M4の指向方向はいずれも水平方向を向いている
ため水平方向から収音点に伝達されてきた音、すなわち
二次元的な音場が収録されるが、図2に示すように6本
のマイクロホンM1〜M6を組み合わせた場合、三次元
的な音場を収録することができる。
〜M4を組み合わせた場合、それら4本のマイクロホン
M1〜M4の指向方向はいずれも水平方向を向いている
ため水平方向から収音点に伝達されてきた音、すなわち
二次元的な音場が収録されるが、図2に示すように6本
のマイクロホンM1〜M6を組み合わせた場合、三次元
的な音場を収録することができる。
【0015】図3は、本発明の音場再生方法の音場再生
時のスピーカの配置例を示した図である。ここには、4
台のスピーカSp.1,Sp.2,Sp.3,Sp.4
が、水平方向かつ順次90°ずつ異なる方向から集音点
Pに向けて配置されており、さらに2台のスピーカS
p.5,Sp.6が、それぞれ上方向および下方向から
集音点Pに向けて配置されている。
時のスピーカの配置例を示した図である。ここには、4
台のスピーカSp.1,Sp.2,Sp.3,Sp.4
が、水平方向かつ順次90°ずつ異なる方向から集音点
Pに向けて配置されており、さらに2台のスピーカS
p.5,Sp.6が、それぞれ上方向および下方向から
集音点Pに向けて配置されている。
【0016】これらのスピーカSp.1〜Sp.6で
は、収音時に対応する向きに配置された指向性マイクロ
ホンで収録された音が、対応する向きに配置されたスピ
ーカで、かつ同時に音が再生される。具体的には、収音
時に、図1に示す4本のマイクロホンM1〜M4で音を
収録した場合、再生時には、マイクロホンM1で収録し
た音がスピーカSp.1で再生され、マイクロホンM2
で収録した音がスピーカSp.2で再生され、マイクロ
ホンM3で収録された音がスピーカSp.3で再生さ
れ、マイクロホンM4で収録された音がSp.4で再生
される。これらのスピーカSp.1〜Sp.4での音の
再生は、4本のマイクロホンM1〜M4での音の収録が
同時であることに対応して、同時に行なわれる。ここ
で、収音時に4本のマイクロホンM1〜M4が用いられ
ているため、再生時にも4台のスピーカSp.1〜S
p.4が使用される。すなわち、この場合、図3に示す
上下2台のスピーカSp.5,Sp.6は再生には使用
されない。
は、収音時に対応する向きに配置された指向性マイクロ
ホンで収録された音が、対応する向きに配置されたスピ
ーカで、かつ同時に音が再生される。具体的には、収音
時に、図1に示す4本のマイクロホンM1〜M4で音を
収録した場合、再生時には、マイクロホンM1で収録し
た音がスピーカSp.1で再生され、マイクロホンM2
で収録した音がスピーカSp.2で再生され、マイクロ
ホンM3で収録された音がスピーカSp.3で再生さ
れ、マイクロホンM4で収録された音がSp.4で再生
される。これらのスピーカSp.1〜Sp.4での音の
再生は、4本のマイクロホンM1〜M4での音の収録が
同時であることに対応して、同時に行なわれる。ここ
で、収音時に4本のマイクロホンM1〜M4が用いられ
ているため、再生時にも4台のスピーカSp.1〜S
p.4が使用される。すなわち、この場合、図3に示す
上下2台のスピーカSp.5,Sp.6は再生には使用
されない。
【0017】一方、収音時に図2に示す6本のマイクロ
ホンM1〜M6で音を収録した場合、再生時には、上記
と同様に4本のマイクロホンM1,M2,M3,M4そ
れぞれで収録された各音が4台のスピーカSp.1,S
p.2,Sp.3,Sp.4でそれぞれ再生されるとと
もに、上方向および下方向に向いた2本のマイクロホン
M5,M6で収録された各音が、それぞれ、上位置およ
び下位置に配置された各スピーカSp.5,Sp.6で
再生される。
ホンM1〜M6で音を収録した場合、再生時には、上記
と同様に4本のマイクロホンM1,M2,M3,M4そ
れぞれで収録された各音が4台のスピーカSp.1,S
p.2,Sp.3,Sp.4でそれぞれ再生されるとと
もに、上方向および下方向に向いた2本のマイクロホン
M5,M6で収録された各音が、それぞれ、上位置およ
び下位置に配置された各スピーカSp.5,Sp.6で
再生される。
【0018】上記のような収音系,再生系を構成するこ
とにより、従来と比べ簡単な装置構成で、かつ後述する
実験結果に示すように良好に、音場を再生することがで
きる。
とにより、従来と比べ簡単な装置構成で、かつ後述する
実験結果に示すように良好に、音場を再生することがで
きる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の音場再生方法を適用した実験
結果について説明する。以下の各実験においては、図
1,図2に示す向きに、かつ、マイクロホンどうしの間
隔を15cmに配置した4本もしくは6本の指向性マイ
クロホンを用いて収音を行ない、概略的には図3に示す
スピーカ配置であるが、より詳細には、図4,図5に示
すようにスピーカを配置して、音場の再生を行なった。
結果について説明する。以下の各実験においては、図
1,図2に示す向きに、かつ、マイクロホンどうしの間
隔を15cmに配置した4本もしくは6本の指向性マイ
クロホンを用いて収音を行ない、概略的には図3に示す
スピーカ配置であるが、より詳細には、図4,図5に示
すようにスピーカを配置して、音場の再生を行なった。
【0020】図4,図5は、音場再生時のスピーカ配置
を示す、それぞれ平面図、立面図である。ここでは、無
響室内の6チャンネルのスピーカから、収音した6チャ
ンネルの音を再生する。水平面内のスピーカの間隔は、
再生音場の中心(集音点)からそれぞれ1.6mであ
り、上下のスピーカは、再生音場の中心を床から1.1
m(水平面内に設置したスピーカの中心高さが床から
1.1m)としたとき、それぞれが中心から1.6mの
距離となるように配置した。
を示す、それぞれ平面図、立面図である。ここでは、無
響室内の6チャンネルのスピーカから、収音した6チャ
ンネルの音を再生する。水平面内のスピーカの間隔は、
再生音場の中心(集音点)からそれぞれ1.6mであ
り、上下のスピーカは、再生音場の中心を床から1.1
m(水平面内に設置したスピーカの中心高さが床から
1.1m)としたとき、それぞれが中心から1.6mの
距離となるように配置した。
【0021】(実験1)6方向マイクロホンを用いた収
音・再生系の、収音時の音の入射方向に対するシミュレ
ーション精度を検討するために、無響室内で収音を行な
った。ここでは音の入射方向を水平面内に限定して検討
を行なったため、収音は、図1に示すような4チャンネ
ルのマイクロホンを用いて行なった(6方向マイクロホ
ンの上下のマイクロホンを除く4チャンネルのマイクロ
ホン)。収音はYAMAHA−10Mスピーカからスイ
ープパルスを放射し、7m離れた点で6方向マイクロホ
ンを15度ずつ(0度から75度)回転させて行なっ
た。このときの、測定系統を図6に示す。Sp.はスピ
ーカ,Mはマイクロホンを示す。
音・再生系の、収音時の音の入射方向に対するシミュレ
ーション精度を検討するために、無響室内で収音を行な
った。ここでは音の入射方向を水平面内に限定して検討
を行なったため、収音は、図1に示すような4チャンネ
ルのマイクロホンを用いて行なった(6方向マイクロホ
ンの上下のマイクロホンを除く4チャンネルのマイクロ
ホン)。収音はYAMAHA−10Mスピーカからスイ
ープパルスを放射し、7m離れた点で6方向マイクロホ
ンを15度ずつ(0度から75度)回転させて行なっ
た。このときの、測定系統を図6に示す。Sp.はスピ
ーカ,Mはマイクロホンを示す。
【0022】収音した4チャンネルのデータを無響室内
の4チャンネル(上下を除く)のスピーカを用いて再生
し、中心位置に設置した無指向性マイクロホンを用いて
受音した。再生した条件は収音を行なった(音源方向を
0度から75度まで15度おきに設定した)6条件であ
る。図7に再生系統および測定系統を示す。また一例と
して、図8に音源方向を0度に設定した場合の収音・再
生系を示す。
の4チャンネル(上下を除く)のスピーカを用いて再生
し、中心位置に設置した無指向性マイクロホンを用いて
受音した。再生した条件は収音を行なった(音源方向を
0度から75度まで15度おきに設定した)6条件であ
る。図7に再生系統および測定系統を示す。また一例と
して、図8に音源方向を0度に設定した場合の収音・再
生系を示す。
【0023】図9に各条件を再生した音場における音圧
レベルの結果を示す。図9から、6方向マイクロホンの
収音・再生系により、125Hzから1kHzの周波数
帯域では音の到来方向(設定した音源方向)によらず、
かなり良好なシミュレーション精度が確保できている。
1kHz以上の高音域において、音の到来方向によりシ
ミュレーション音場の周波数特性にばらつきがみられる
が、これは、収音系のマイクロホンは理想的には1点に
集中することが望まれるものの、実際にはマイクロホン
の大きさに制限され、ここではマイクロホンを15cm
間隔に配置したことが原因と考えられる。このマイクロ
ホン間隔を小さくすることでさらに高音域まで正確なシ
ミュレーションを可能にすることができる。
レベルの結果を示す。図9から、6方向マイクロホンの
収音・再生系により、125Hzから1kHzの周波数
帯域では音の到来方向(設定した音源方向)によらず、
かなり良好なシミュレーション精度が確保できている。
1kHz以上の高音域において、音の到来方向によりシ
ミュレーション音場の周波数特性にばらつきがみられる
が、これは、収音系のマイクロホンは理想的には1点に
集中することが望まれるものの、実際にはマイクロホン
の大きさに制限され、ここではマイクロホンを15cm
間隔に配置したことが原因と考えられる。このマイクロ
ホン間隔を小さくすることでさらに高音域まで正確なシ
ミュレーションを可能にすることができる。
【0024】(実験2)上記の(実験1)で収音した4
チャンネルのスイープパルス応答から4チャンネルのイ
ンパルス応答を求めた。リアルタイムコンボルバ(実時
間たたみ込み演算機)を用いてこのインパルス応答それ
ぞれにピンクノイズをたたみ込み、4チャンネルのスピ
ーカから再生した。再生条件は音源方向を0度から33
0度まで15度ごとに設定した24条件である。中心位
置において無指向性マイクロホンを用いて受音し、音圧
レベルを測定した。また、インテンシティ(2次元)の
測定も行なった。再生系統および測定系統を図10に示
す。ここでは、イコライザによって、収音時の音源スピ
ーカ(YAMAHA−10M)の周波数特性を補正して
いる。
チャンネルのスイープパルス応答から4チャンネルのイ
ンパルス応答を求めた。リアルタイムコンボルバ(実時
間たたみ込み演算機)を用いてこのインパルス応答それ
ぞれにピンクノイズをたたみ込み、4チャンネルのスピ
ーカから再生した。再生条件は音源方向を0度から33
0度まで15度ごとに設定した24条件である。中心位
置において無指向性マイクロホンを用いて受音し、音圧
レベルを測定した。また、インテンシティ(2次元)の
測定も行なった。再生系統および測定系統を図10に示
す。ここでは、イコライザによって、収音時の音源スピ
ーカ(YAMAHA−10M)の周波数特性を補正して
いる。
【0025】図11に、音源方向を0度から75度まで
15度ごとに設定した各シミュレーション音場における
周波数特性を示し、図12〜図14に、音源方向を0度
から30度ごとに12方向に設定した各シミュレーショ
ン音場における2次元インテンシティの測定結果を、2
50Hzから1kHzまで1オクターブバンドごとにベ
クトルで示す。図12〜図14中、外側の数字が設定し
た音源方向を表し、ベクトルがシミュレーション音場に
おいて測定された音源方向を表している。ベクトルの向
きが、図中点線で表される収音時に設定した音源方向と
一致することが望ましい。
15度ごとに設定した各シミュレーション音場における
周波数特性を示し、図12〜図14に、音源方向を0度
から30度ごとに12方向に設定した各シミュレーショ
ン音場における2次元インテンシティの測定結果を、2
50Hzから1kHzまで1オクターブバンドごとにベ
クトルで示す。図12〜図14中、外側の数字が設定し
た音源方向を表し、ベクトルがシミュレーション音場に
おいて測定された音源方向を表している。ベクトルの向
きが、図中点線で表される収音時に設定した音源方向と
一致することが望ましい。
【0026】図11において、6チャンネルのデータを
そのまま再生したとき(図9参照)と同様、1kHz帯
域までは、音源方向を15度ごとに設定した各シミュレ
ーション音場における音圧レベルのばらつきは小さく、
2kHz以上の帯域でばらつきが大きくなっている。な
お、図11に示す周波数特性は図10の再生系統図に示
すようにイコライザによって収音時の音源スピーカ(Y
AMAHA−10M)の周波数特性を補正したために、
図9にみられる周波数特性とは異なるが、再生した条件
による音圧レベルのばらつきは同程度であり、1kHz
以下の周波数帯域ではかなり良好なシミュレーション精
度が得られている。またこの結果から、収音した6チャ
ンネルのデータをそのまま再生する方法によるシミュレ
ーション音場と、インパルス応答とドライソース(無響
音)をたたみ込む再生法によるシミュレーション音場と
で、ほぼ同等のシミュレーション精度が得られることが
期待できる。ここでは0度から75度までの結果を示し
たが、これ以外のシミュレーション音場(90度から3
45度まで15度ごと18条件)についても、同様の結
果が得られている。
そのまま再生したとき(図9参照)と同様、1kHz帯
域までは、音源方向を15度ごとに設定した各シミュレ
ーション音場における音圧レベルのばらつきは小さく、
2kHz以上の帯域でばらつきが大きくなっている。な
お、図11に示す周波数特性は図10の再生系統図に示
すようにイコライザによって収音時の音源スピーカ(Y
AMAHA−10M)の周波数特性を補正したために、
図9にみられる周波数特性とは異なるが、再生した条件
による音圧レベルのばらつきは同程度であり、1kHz
以下の周波数帯域ではかなり良好なシミュレーション精
度が得られている。またこの結果から、収音した6チャ
ンネルのデータをそのまま再生する方法によるシミュレ
ーション音場と、インパルス応答とドライソース(無響
音)をたたみ込む再生法によるシミュレーション音場と
で、ほぼ同等のシミュレーション精度が得られることが
期待できる。ここでは0度から75度までの結果を示し
たが、これ以外のシミュレーション音場(90度から3
45度まで15度ごと18条件)についても、同様の結
果が得られている。
【0027】また図12〜図14においては、1kHz
で設定した音源方向とシミュレーション音場で測定され
た音源方向に若干のずれが生じているが、30度ごとの
順序が入れ替わることはなく、全体として、インテンシ
ティのベクトルはほぼ設定した音源の向きを示している
と考えられる。ここでは0度から330度まで30度ご
とにシミュレートした音場のインテンシティの測定結果
を示しているが、15度から345度まで30度ごとに
シミュレートした音場についてもほぼ同等の結果が得ら
れている。
で設定した音源方向とシミュレーション音場で測定され
た音源方向に若干のずれが生じているが、30度ごとの
順序が入れ替わることはなく、全体として、インテンシ
ティのベクトルはほぼ設定した音源の向きを示している
と考えられる。ここでは0度から330度まで30度ご
とにシミュレートした音場のインテンシティの測定結果
を示しているが、15度から345度まで30度ごとに
シミュレートした音場についてもほぼ同等の結果が得ら
れている。
【0028】(実験3)ホール音場のように、ある程度
反射のある音場において、6方向マイクロホンの収音・
再生系によるシミュレーションを行ない、その精度につ
いて検討を行なった。ホール音場(大宮ソニックシティ
大ホール 客席数約2,500)において、収音を行な
った。ステージ上に設置した12面体スピーカからスィ
ープパルスを放射し、ホール客席部に2つの測定点(M
1:階中央通路、M2:1階上手側後部ブロック中央)
を設け、6方向マイクロホンにより収音を行なった。収
音系の補正を行なうために、収音を行なった6チャンネ
ルのスィープパルス応答から6チャンネルのインパルス
応答を求め、無響室内において再生しシミュレーション
を行なった。これをシミュレーション音場の中心位置に
設置した無指向性マイクロホンを用いて受音し、シミュ
レーション音場のインパルス応答を求めた。この結果か
ら、残響時間と各種聴感物理量を算出した。図15に、
再生系統および測定系統を示す。図中太い矢印で書かれ
た方向を収音時(ホール音場)の音源方向とした。
反射のある音場において、6方向マイクロホンの収音・
再生系によるシミュレーションを行ない、その精度につ
いて検討を行なった。ホール音場(大宮ソニックシティ
大ホール 客席数約2,500)において、収音を行な
った。ステージ上に設置した12面体スピーカからスィ
ープパルスを放射し、ホール客席部に2つの測定点(M
1:階中央通路、M2:1階上手側後部ブロック中央)
を設け、6方向マイクロホンにより収音を行なった。収
音系の補正を行なうために、収音を行なった6チャンネ
ルのスィープパルス応答から6チャンネルのインパルス
応答を求め、無響室内において再生しシミュレーション
を行なった。これをシミュレーション音場の中心位置に
設置した無指向性マイクロホンを用いて受音し、シミュ
レーション音場のインパルス応答を求めた。この結果か
ら、残響時間と各種聴感物理量を算出した。図15に、
再生系統および測定系統を示す。図中太い矢印で書かれ
た方向を収音時(ホール音場)の音源方向とした。
【0029】図16〜図22、および図23〜図29
に、各測定点(M1:1階中央通路、M2:1階上手側
ブロック中央)における、インパルス応答波形(RMS
検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーション
音場を比較して示し、図30に残響時間の結果を、図3
1〜図33に聴感物理量の例として、それぞれD値、C
値、Ts(時間重心)の結果を実音場とシミュレーショ
ン音場を比較して示す。図16〜図22、および図23
〜図29において、図16、図23に示すように、上側
の波形が実音場、下側の波形がシミュレーション音場で
ある。また、図30〜図33において、丸印で表される
結果が実音場における測定結果であり、三角印で表され
る結果がシミュレーション音場における測定結果であ
る。
に、各測定点(M1:1階中央通路、M2:1階上手側
ブロック中央)における、インパルス応答波形(RMS
検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーション
音場を比較して示し、図30に残響時間の結果を、図3
1〜図33に聴感物理量の例として、それぞれD値、C
値、Ts(時間重心)の結果を実音場とシミュレーショ
ン音場を比較して示す。図16〜図22、および図23
〜図29において、図16、図23に示すように、上側
の波形が実音場、下側の波形がシミュレーション音場で
ある。また、図30〜図33において、丸印で表される
結果が実音場における測定結果であり、三角印で表され
る結果がシミュレーション音場における測定結果であ
る。
【0030】図16〜図22、および図23〜図29か
ら、音響室内における収音−再生の検討で1kHz以下
の帯域と同等のシミュレーション精度は得られないと考
えられた2kHz以上の帯域においても、実音場とシミ
ュレーション音場のインパルス応答波形は良い対応を示
していることが確認できる。また図30において、2測
定点の残響時間はともに実音場の残響時間と良く一致し
ている。図31〜図33から、聴感物理量(D値、C
値、Ts)についても良く対応していることが確認でき
る。
ら、音響室内における収音−再生の検討で1kHz以下
の帯域と同等のシミュレーション精度は得られないと考
えられた2kHz以上の帯域においても、実音場とシミ
ュレーション音場のインパルス応答波形は良い対応を示
していることが確認できる。また図30において、2測
定点の残響時間はともに実音場の残響時間と良く一致し
ている。図31〜図33から、聴感物理量(D値、C
値、Ts)についても良く対応していることが確認でき
る。
【0031】(実験4)シミュレーション音場に関して
主観評価による検討を行なうために、30度ごとに12
方向に音源を設定した無響室内のシミュレーション音場
において水平面内の方向定位実験を行なった。今回は、
水平面内の検討としたため、収音−再生は4チャンネル
(上下を除く)の系統で行なった。前述した(実験1)
における音の到来方向に対するシミュレーション精度の
際に無響室内で収音を行なった12条件のインパルス応
答を用い、これに継続時間1秒間のピンクノイズをたた
み込んで試験音とした。実験の際には1条件についてピ
ンクノイズ3回を呈示とし、判断を求めた。「音源のあ
ると思われる方向」を口頭で答させ、回答の際には頭を
自由に動かして判断してよいこととした。また、音源方
向を設定した12方向には0から11の番号札を立て、
その番号で回答させた。7人を被験者とし、実験を行な
った。
主観評価による検討を行なうために、30度ごとに12
方向に音源を設定した無響室内のシミュレーション音場
において水平面内の方向定位実験を行なった。今回は、
水平面内の検討としたため、収音−再生は4チャンネル
(上下を除く)の系統で行なった。前述した(実験1)
における音の到来方向に対するシミュレーション精度の
際に無響室内で収音を行なった12条件のインパルス応
答を用い、これに継続時間1秒間のピンクノイズをたた
み込んで試験音とした。実験の際には1条件についてピ
ンクノイズ3回を呈示とし、判断を求めた。「音源のあ
ると思われる方向」を口頭で答させ、回答の際には頭を
自由に動かして判断してよいこととした。また、音源方
向を設定した12方向には0から11の番号札を立て、
その番号で回答させた。7人を被験者とし、実験を行な
った。
【0032】図34に実験音場の再生系統を示す。図
中、矢印の方向を正面(0度方向)として実験を行っ
た。図35に7人の結果のまとめを示す。横軸が設定し
た音源方向(0から11の番号札の数字で表示)を、縦
軸が被験者の回答した方向を表しているが、回答はほぼ
45度線上にのっており、前後の誤判定もほとんどみら
れない。
中、矢印の方向を正面(0度方向)として実験を行っ
た。図35に7人の結果のまとめを示す。横軸が設定し
た音源方向(0から11の番号札の数字で表示)を、縦
軸が被験者の回答した方向を表しているが、回答はほぼ
45度線上にのっており、前後の誤判定もほとんどみら
れない。
【0033】また、(実験1)で行なった物理的検討に
おいて15度ごとのシミュレーション精度を検討し、0
度から30度ごとと、15度から30度ごとのシミュレ
ーション音場でほぼ同等の精度が得られたことから、収
音−再生系を全て45度回転させた状態で同様の方向定
位実験を行なった。図36に実験音場の再生系統を示
す。図中、矢印の方向を正面(0度方向)として実験を
行なった。
おいて15度ごとのシミュレーション精度を検討し、0
度から30度ごとと、15度から30度ごとのシミュレ
ーション音場でほぼ同等の精度が得られたことから、収
音−再生系を全て45度回転させた状態で同様の方向定
位実験を行なった。図36に実験音場の再生系統を示
す。図中、矢印の方向を正面(0度方向)として実験を
行なった。
【0034】図37に45度回転させた再生系統2によ
り方向定位実験結果を7人の結果をまとめて示す。この
系統では被験者の正面にスピーカがあり、スピーカ位置
にも音源が設定されているため、視覚的な原因で回答が
スピーカ位置に偏る傾向がみられるが、このシミュレー
ション音場においても大きな誤判定はみられない。以上
の(実験1)〜(実験4)から、本発明の音場再生方法
によれば音場を高精度に再生できることがわかる。
り方向定位実験結果を7人の結果をまとめて示す。この
系統では被験者の正面にスピーカがあり、スピーカ位置
にも音源が設定されているため、視覚的な原因で回答が
スピーカ位置に偏る傾向がみられるが、このシミュレー
ション音場においても大きな誤判定はみられない。以上
の(実験1)〜(実験4)から、本発明の音場再生方法
によれば音場を高精度に再生できることがわかる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な装置構成で音場を高精度に再生することができ
る。
簡単な装置構成で音場を高精度に再生することができ
る。
【図1】本発明の音場再生方法の収音時のマイクロホン
の配列例を示した図である。
の配列例を示した図である。
【図2】本発明の音場再生方法の収音時のマイクロホン
の、もう1つの配置例を示した図である。
の、もう1つの配置例を示した図である。
【図3】本発明の音場再生方法の音場再生時のスピーカ
の配置例を示した図である。
の配置例を示した図である。
【図4】音場再生時のスピーカ配置を示す平面図であ
る。
る。
【図5】音場再生時のスピーカ配置を示す立面図であ
る。
る。
【図6】実験1の測定系統図である。
【図7】実験1の再生系統および測定系統を示す図であ
る。
る。
【図8】実験1における、音源方向を0度に設定した場
合の収音−再生系を示す図である。
合の収音−再生系を示す図である。
【図9】実験1の再生音場における音圧レベルの結果を
示す図である。
示す図である。
【図10】実験1における再生系統および測定系統を示
す図である。
す図である。
【図11】各方向を0度から75度まで15度ごとに設
定した各シミュレーション音場における周波数特性を示
した図である。
定した各シミュレーション音場における周波数特性を示
した図である。
【図12】音源方向を0度から30度ごとに12方向に
設定した各シミュレーション音場における250Hzの
2次元インテンシティの測定結果を示した図である。
設定した各シミュレーション音場における250Hzの
2次元インテンシティの測定結果を示した図である。
【図13】音源方向を0度から30度ごとに12方向に
設定した各シミュレーション音場における500Hzの
2次元インテンシティの測定結果を示した図である。
設定した各シミュレーション音場における500Hzの
2次元インテンシティの測定結果を示した図である。
【図14】音源方向を0度から30度ごとに12方向に
設定した各シミュレーション音場における1kHzの2
次元インテンシティの測定結果を示した図である。
設定した各シミュレーション音場における1kHzの2
次元インテンシティの測定結果を示した図である。
【図15】実験3の再生系統および測定系統を示す図で
ある。
ある。
【図16】測定点M1におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
【図17】測定点M1におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
【図18】測定点M1におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
【図19】測定点M1におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
【図20】測定点M1におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
【図21】測定点M1におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
【図22】測定点M1におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を、実音場とシミュレー
ション音場を比較して示した図である。
【図23】測定点M2におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
【図24】測定点M2におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
【図25】測定点M2におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
【図26】測定点M2におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
【図27】測定点M2におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
【図28】測定点M2におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
【図29】測定点M2におけるインパルス応答波形(R
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
MS検波波形、時定数1ms)を実音場とシミュレーシ
ョン音場を比較して示した図である。
【図30】残響時間の結果を、実音場とシミュレーショ
ン音場を比較して示す図である。
ン音場を比較して示す図である。
【図31】聴感物理量の一例としてのD値を、実音場と
シミュレーション音場を比較して示す図である。
シミュレーション音場を比較して示す図である。
【図32】聴感物理量の一例としてのC値を、実音場と
シミュレーション音場を比較して示す図である。
シミュレーション音場を比較して示す図である。
【図33】聴感物理量の一例としてのTs(時間中心)
を、実音場とシミュレーション音場を比較して示す図で
ある。
を、実音場とシミュレーション音場を比較して示す図で
ある。
【図34】実験4における実験音場の再生系統図であ
る。
る。
【図35】実験4における実験結果を示す図である。
【図36】実験4における実験音場の再生系統図であ
る。
る。
【図37】実験4における実験結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 慎一 東京都田無市緑町1−1−7 東京大学田 無第二職員宿舎1−101 (72)発明者 横山 栄 東京都町田市金森1066 (72)発明者 向井 ひかり 神奈川県横浜市緑区白山1丁目16番1号 株式会社小野測器内
Claims (3)
- 【請求項1】 音場内の所定の収音点に、複数の指向性
マイクロホンを、これら複数の指向性マイクロホンの指
向方向を放射状に向けて配置してこれら複数のマイクロ
ホンで同時にかつ独立に音を収録し、 前記複数の指向性マイクロホンの個数と同一数の複数の
スピーカを、これら複数のスピーカの向きが収音時にお
ける前記複数の指向性マイクロホンの指向方向と相対的
に同一となるように、前記収音点に対応する所定の集音
点に向けて配置して、対応する向きに配置された指向性
マイクロホンで収録された音を、対応する向きに配置さ
れたスピーカで、かつ前記複数のスピーカで同時に、再
生することを特徴とする音場再生方法。 - 【請求項2】 前記複数の指向性マイクロホンとして4
本の指向性マイクロホンを用意し、これら4本の指向性
マイクロホンを、前記収音点に、これら4本の指向性マ
イクロホンの指向方向を水平方向かつ順次90°ずつ異
なる方向に向けて配置して、これら4本の指向性マイク
ロホンで同時にかつ独立に音を収録し、 前記複数のスピーカとして4台のスピーカを用意し、こ
れら4台のスピーカを、水平方向かつ順次90°ずつ異
なる方向から前記集音点に向けて配置して、対応する向
きに配置された指向性マイクロホンで収録された音を対
応する向きに配置されたスピーカで、かつ前記4台のス
ピーカで同時に、再生することを特徴とする請求項1記
載の音場再生方法。 - 【請求項3】 前記複数の指向性マイクロホンとして6
本の指向性マイクロホンを用意し、これら6本の指向性
マイクロホンのうちの4本の指向性マイクロホンを、前
記収音点に、これら4本の指向性マイクロホンの指向方
向を水平方向かつ順次90°ずつ異なる方向に向けて配
置するとともに、前記6本の指定性マイクロホンのうち
の残りの2本の指向性マイクロホンを、前記収音点に、
これら2本の指向性マイクロホンの指向方向をそれぞれ
上方向および下方向に向けて配置して、これら6本の指
向性マイクロホンで同時にかつ独立に音を収録し、 前記複数のスピーカとして6台のスピーカを用意し、こ
れら6台のスピーカのうちの4台のスピーカを、水平方
向かつ順次90°ずつ異なる方向から前記集音点に向け
て配置するとともに、前記6台のスピーカのうちの残り
の2台のスピーカを、それぞれ上方向および下方向から
前記集音点に向けて配置して、対応する向きに配置され
た指向性マイクロホンで収録された音を対応する向きに
配置されたスピーカで、かつ前記6台のスピーカで同時
に、再生することを特徴とする請求項1記載の音場再生
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10063287A JPH11262097A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 音場再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10063287A JPH11262097A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 音場再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262097A true JPH11262097A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13224970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10063287A Pending JPH11262097A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 音場再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11262097A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006076690A2 (en) | 2005-01-13 | 2006-07-20 | Davis Louis Fisher Jr | Method and apparatus for ambient sound therapy user interface and control system |
| JP2007171798A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Alpine Electronics Inc | 音響装置 |
| JP2010044428A (ja) * | 2009-11-24 | 2010-02-25 | Sony Corp | 音声信号処理方法、音声信号処理装置 |
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