JPH11262145A - 送電鉄塔ボルトの抜き取り防止構造 - Google Patents

送電鉄塔ボルトの抜き取り防止構造

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JPH11262145A
JPH11262145A JP10080242A JP8024298A JPH11262145A JP H11262145 A JPH11262145 A JP H11262145A JP 10080242 A JP10080242 A JP 10080242A JP 8024298 A JP8024298 A JP 8024298A JP H11262145 A JPH11262145 A JP H11262145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
transmission tower
power transmission
nut
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP10080242A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Yoshimura
洋典 吉村
Seiji Iketani
成二 池谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11262145A publication Critical patent/JPH11262145A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送電鉄塔の主柱材の脚部のボルト接合部にお
ける人為的なボルト抜き取りを防止する。 【解決手段】 送電鉄塔の主柱材1の脚部と基礎側鉄柱
3とは複数のボルト6およびナット7で接合されてい
る。ボルト6の頭部6aおよびナット7の周囲を熱硬化
性樹脂8または熱可塑性樹脂または合成ゴム材料で覆い
固める。ボルト6の頭部6aおよびナット7にスパナ掛
けできないので,ボルト6の抜き取りを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,送電鉄塔の主柱
材の脚部を基礎側に接合しているボルトが人為的に抜き
取られることを防止するための送電鉄塔ボルトの抜き取
り防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】送電鉄塔の主柱材の脚部は,基礎コンク
リートに埋め込まれた基礎側鉄柱にボルトで接合する構
造とするのが一般的である。例えば,主柱材として鋼管
を用いた場合は,いずれも鋼管からなる主柱材および基
礎側鉄柱のそれぞれの端面に溶接固定したフランジどう
しを多数のボルトで締め付け固定する。従来,これらの
接合を行うボルトについて,通常のボルト緩み止めを施
すことはあるが,人為的なボルト抜き取りに対しては,
特別な対策をとっていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近,既設送電線の鉄
塔が倒壊する事故が発生したが,その原因として,単な
る事故でなく,上記のように送電鉄塔の主柱材の脚部と
基礎側鉄柱とを接合しているボルトが人為的に抜き取ら
れた可能性が考えられている。本発明は上記事情に鑑み
てなされたもので,単にボルトの緩み止めを図るという
だけでなく,人為的な抜き取りを防止することが可能な
送電鉄塔ボルトの抜き取り防止構造を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は,送電鉄塔の主柱材の脚部と基礎コンクリ
ートに埋め込まれた基礎側鉄柱とを複数のボルトおよび
ナットで接合した送電鉄塔において,前記ボルトの頭部
またはナットまたはその両方の周囲を熱硬化性樹脂で覆
い固めたことを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は,送電鉄塔の主柱材の脚
部と基礎コンクリートに埋め込まれた基礎側鉄柱とを複
数のボルトおよびナットで接合した送電鉄塔において,
前記ボルトの頭部またはナットまたはその両方の周囲を
熱可塑性樹脂で覆い固めたことを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は,送電鉄塔の主柱材の脚
部と基礎コンクリートに埋め込まれた基礎側鉄柱とを複
数のボルトおよびナットで接合した送電鉄塔において,
前記ボルトの頭部またはナットまたはその両方の周囲を
合成ゴム材料で覆い固めたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図7に示した実施例を参照して説明する。図1〜図4
に本発明の一実施例を示す。図1において,送電鉄塔の
主柱材1(4本のうちの1本を図示)の脚部は,基礎コ
ンクリート2に埋め込まれている基礎側鉄柱3に接合さ
れている。この実施例の主柱材1および基礎側鉄柱3は
図3に示すように鋼管であり,主柱材1および基礎側鉄
柱3のそれぞれの端面に溶接固定したフランジ4,5ど
うしが多数のボルト6およびナット7で接合されてい
る。ナット7は通常,図示のようにダブルナットを用い
る。
【0008】請求項1の発明では,上記のボルト6の頭
部6aまたはナット7またはその両方6,7の周囲を熱
硬化性樹脂で覆い固める。この実施例では,図4に詳細
を示すように,ボルト6の頭部6aおよびナット7の両
方の周囲を,例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂8で
覆い固めている。図1,図2では熱硬化性樹脂を破線で
示している。ここで,熱硬化性樹脂で覆い固めるとは,
熱硬化性樹脂をボルト6の頭部6aやナット7の周囲に
モールドして,ボルト6の頭部6aやナット7が硬化し
た熱硬化性樹脂中に埋設した状態にすることをいう。
【0009】上記の抜き取り防止構造によれば,熱硬化
性樹脂8がボルト6の緩み止めとなることは勿論,人為
的にボルト6を抜き取ろうとしても,スパナをボルト6
の頭部6aやナット7に掛けることができず,ボルト6
の抜き取りが実際上できない。勿論,絶対にできない訳
ではないが,熱硬化性樹脂8をボルト6の頭部6aやナ
ット7の周囲から除去することは極めて困難であるか
ら,実際上,ボルト抜き取りができなくなる効果を有す
ると考えてよいであろう。
【0010】請求項2の発明は,前記の熱硬化性樹脂8
に代えて,熱可塑性樹脂を用いるものである。すなわ
ち,図の上では,前述と同じであるが,例えばポリエス
テル,ポリエチレン,軟質塩化ビニル等他の熱可塑性樹
脂でボルト6の頭部6aやナット7の周囲を覆い固める
ものである。ここで,前記の熱硬化性樹脂や硬質の熱可
塑性樹脂の場合は,例えばハンマーで強い打撃を加えた
時には,割れて破損する傾向にあるので,この点ではボ
ルト6の頭部6aやナット7の周囲から除去し易い要素
が若干あるとも言えるが,軟質塩化ビニルのような柔軟
性を有する熱可塑性樹脂の場合には,打撃に対して割れ
ることが少なく,したがって,ボルト6の頭部6aやナ
ット7の周囲からスパナ掛けできる程度に残りなく除去
することは一層困難であり,抜き取り防止効果が一層高
いといえる。
【0011】請求項3の発明は,前記の熱硬化性樹脂8
や熱可塑性樹脂に代えて,合成ゴム材料を用いるもので
ある。すなわち,図の上では,前述と同じであるが,例
えばシーラント材として用いられるシリコンゴム等の合
成ゴム材料でボルト6の頭部6aやナット7の周囲を覆
い固めるものである。合成ゴムの場合は,柔軟性のある
熱可塑性樹脂以上に柔軟かつ弾性を有するので,ハンマ
ーで叩いた時に,打撃に対して割れることがさらに少な
く,スパナ掛けできる程度に残りなく除去することはさ
らに困難であり,抜き取り防止効果がさらに高いといえ
る。なお,この合成ゴムに金網を埋め込ませることも可
能である。これにより,合成ゴムを除去することが一層
困難になり,抜き取り防止効果が一層高くなる。
【0012】図5に他の実施例を示す。この実施例は,
フランジ4,5にボルト6の頭部6aまたはナット7が
収まる凹所11,12を形成し,凹所11,12に収容
されたボルト6の頭部6aまたはナット7の開放端面
を,熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂または合成ゴム材
料で覆い固めたものである。この構造であれば,熱硬化
性樹脂等を除去することが一層困難となり,抜き取り防
止効果が高くなる。
【0013】図6〜図8に本発明の他の実施例を示す。
この実施例は,主柱材1’および基礎側鉄柱3’が山形
鋼の場合である。主柱材1’と基礎側鉄柱3’とは図示
のように所定長さ部分を重ね合わせ,複数のボルト6お
よびナット7で接合する。この場合も,図示の通り,ボ
ルト6の頭部6aおよびナット7の周囲を熱硬化性樹脂
8’または熱可塑性樹脂または合成ゴム材料で覆い固め
ることで,ボルト6の抜き取り防止を図ることができ
る。
【0014】なお,通常の場合は,上述の樹脂やゴム等
でボルト6の頭部6aまたはナット7の一方のみを覆い
固めても,他方にスパナ掛けをしてボルト6を緩めるこ
とができるので,ボルト抜き取り防止の効果はないが,
前記他方がスペース的にスパナ掛けができない場合等の
何らかの事情がある場合には,樹脂やゴム等で一方のみ
を覆い固めることも考えられる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば,送電鉄塔の主柱材の脚
部と基礎側鉄柱とのボルト接合部における,ボルトの頭
部またはナットまたはその両方の周囲を,熱硬化性樹脂
または熱可塑性樹脂または合成ゴム材料で覆い固めた構
造であるから,単にボルトの緩み止めを図ることができ
るというだけでなく,人為的な抜き取りを防止すること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので,送電鉄塔にお
ける1つの主柱材の基礎の近傍の正面図である。
【図2】図1における主柱材の脚部と基礎側鉄柱とのボ
ルト接合部近傍の拡大図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2の部分の模式的な拡大断面図である。
【図5】図4のボルト接合されるフランジ部分について
の他の実施例を示す縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すもので,山形鋼を用
いた主柱材の脚部と基礎側鉄柱とのボルト接合部近傍の
正面図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】図6のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 送電鉄塔の主柱材 2 基礎コンクリート 3 基礎側鉄柱 4,5 フランジ 6 ボルト 6a ボルトの頭部 7 ナット 8,8’ 熱硬化性樹脂(熱可塑性樹脂,合成ゴム材
料)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項1の発明では,上記のボルト6の頭
部6aまたはナット7またはその両方6,7の周囲を熱
硬化性樹脂で覆い固める。この実施例では,図4に詳細
を示すように,ボルト6の頭部6aおよびナット7の両
方の周囲を,例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂8で
覆い固めている。図1,図2では熱硬化性樹脂を破線で
示している。ここで,熱硬化性樹脂で覆い固めるとは,
熱硬化性樹脂をボルト6の頭部6aやナット7の周囲に
モールドして,ポルト6の頭部6aやナット7が硬化し
た熱硬化性樹脂中に埋没した状態にすることをいう。
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項2の発明は,前記の熱硬化性樹脂8
に代えて,熱可塑性樹脂を用いるものである。すなわ
ち,図の上では,前述と同じであるが,例えばポリエス
テル,ポリエチレン,軟質塩化ビニル等の熱可塑性樹脂
でボルト6の頭部6aやナット7の周囲を覆い固めるも
のである。ここで,前記の熱硬化性樹脂や硬質の熱可塑
性樹脂の場合は,例えばハンマーで強い打撃を加えた時
には,割れて破損する傾向にあるので,この点ではボル
ト6の頭部6aやナット7の周囲から除去し易い要素が
若干あるとも言えるが,軟質塩化ビニルのような柔軟性
を有する熱可塑性樹脂の場合には,打撃に対して割れる
ことが少なく,したがって,ボルト6の頭部6aやナッ
ト7の周囲からスパナ掛けできる程度に残りなく除去す
ることは一層困難であり,抜き取り防止効果が一層高い
といえる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電鉄塔の主柱材の脚部と基礎コンクリ
    ートに埋め込まれた基礎側鉄柱とを複数のボルトおよび
    ナットで接合した送電鉄塔において,前記ボルトの頭部
    またはナットまたはその両方の周囲を熱硬化性樹脂で覆
    い固めたことを特徴とする送電鉄塔ボルトの抜き取り防
    止構造。
  2. 【請求項2】 送電鉄塔の主柱材の脚部と基礎コンクリ
    ートに埋め込まれた基礎側鉄柱とを複数のボルトおよび
    ナットで接合した送電鉄塔において,前記ボルトの頭部
    またはナットまたはその両方の周囲を熱可塑性樹脂で覆
    い固めたことを特徴とする送電鉄塔ボルトの抜き取り防
    止構造。
  3. 【請求項3】 送電鉄塔の主柱材の脚部と基礎コンクリ
    ートに埋め込まれた基礎側鉄柱とを複数のボルトおよび
    ナットで接合した送電鉄塔において,前記ボルトの頭部
    またはナットまたはその両方の周囲を合成ゴム材料で覆
    い固めたことを特徴とする送電鉄塔ボルトの抜き取り防
    止構造。
JP10080242A 1998-03-12 1998-03-12 送電鉄塔ボルトの抜き取り防止構造 Pending JPH11262145A (ja)

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