JPH11262244A - サイリスタバルブの保護方式 - Google Patents

サイリスタバルブの保護方式

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JPH11262244A
JPH11262244A JP5823598A JP5823598A JPH11262244A JP H11262244 A JPH11262244 A JP H11262244A JP 5823598 A JP5823598 A JP 5823598A JP 5823598 A JP5823598 A JP 5823598A JP H11262244 A JPH11262244 A JP H11262244A
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JP
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thyristor
gate pulse
gate
ltt
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JP5823598A
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Shigeru Tanabe
茂 田辺
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイリスタの電流が切れた後、サイリスタの
順方向耐電圧が定格値まで回復するまでの過渡期間に、
その耐電圧を越える順方向過電圧が印加されるとサイリ
スタが劣化する。 【解決手段】通電期間の終了前に第1のゲートパルスよ
り幅が狭い第2のゲートパルスを与えることにより、サ
イリスタ電流LTTが切れた後、順方向耐圧が定格値ま
で回復するまでの過渡期間中にゲート部にわずかなキャ
リアを存在させ、シリコンウェハー内の接合面における
順方向耐圧の最も小さい部分がゲート部になるようにす
ることができる。この状態でサイリスタLTTに順方向
過電圧が印加されると、サイリスタLTTは必ずゲート
部からターンオンしゲート電流の増幅作用によりキャリ
アが増大して安全に導通状態に移行し、劣化を免れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流送電や静止形
無効電力補償装置などに用いるサイリスタバルブの保護
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のサイリスタバルブの構成図
を示す。図5において、光直接点弧サイリスタLTT
(以下、サイリスタと称す)は複数直列接続され、各サ
イリスタには直列接続されたサイリスタLTTの電圧分
担を均等化するために、コンデンサCと抵抗Rとからな
るスナバ回路が並列に接続され、また、サイリスタLT
Tと直列にサイリスタLTTがターンオンしたときの突
入電流を制限するためのリアクトルLが接続されてい
る。このリアクトルLは、外来サージ電圧Vsが印加さ
れたときにはサイリスタLTTに加わるサージ電圧の立
上がり峻度を緩和する役目もする。尚、ここでは光直接
点弧サイリスタを例に説明するが、電気トリガサイリス
タでも同様である。
【0003】サイリスタLTTには、発光ダイオードL
EDF,LEDRが並列に接続されており、発光ダイオ
ードLEDFはサイリスタLTTに順方向電圧が印加さ
れると発光し、発光ダイオードLEDRはサイリスタL
LTに逆方向電圧が印加されると発光する。発光ダイオ
ードLEDF,LEDRの光出力は、ライトガイドLG
Sにより大地電位に設置されたゲートパルス発生装置P
Gに伝送される。発光ダイオードLEDF,LEDRと
直列に接続されている抵抗RDは、発光ダイオードLE
DF,LEDRに流れる電流を制限する。
【0004】ゲートパルス発生装置PGでは、発光ダイ
オードLEDF,LEDRの光出力を光電変換器LEC
により、順電圧信号FV,逆電圧信号RVに変換され、
サイリスタを制御するロジック回路LG1に入力され、
ゲートパルスのタイミングを決定する。ロジック回路L
G1の出力は、増幅回路AMP1を介してスイッチング
素子S1に入力される。
【0005】ゲートパルス発生装置内には、サイリスタ
LTTと同数の発光ダイオードLEDが直列接続され、
スイッチング素子S1,インピーダンスZ1を通して電
源Eに接続されており、スイッチング素子S1がオンす
ることにより発光ダイオードLEDに電流I1が流れ、
全発光ダイオードLEDが同時に発光する。
【0006】各発光ダイオードLEDの光出力は、ライ
トガイドLGを通して各サイリスタLTTのゲートに入
力されているので、スイッチング素子S1をオンするこ
とで直列接続された全てのサイリスタLTTを同時にオ
ンさせることができる。
【0007】アレスタArは、外来サージ電圧Vsの波
高値を制限しサイリスタLTTの耐電圧、VDRM との絶
縁協調を図っている。次に、各部の動作について波形図
を参照して説明する。
【0008】図6は、サイリスタバルブを3相ブリッジ
結線してインバータ運転したときのサイリスタバルブの
電圧波形、電流波形とゲートパルスの関係を示す波形図
である。(1)は、サイリスタLTTの端子間電圧A、
サイリスタ電流が切れた後、順電圧耐量が定格VDRM ま
で回復するまでの過渡的な耐電圧B、サイリスタ電流I
Tを示している。サイリスタLTTは電流が切れてから
順方向耐電圧を完全に回復しVDRM に耐えれるようにな
るまで所定の時間TFPが必要であり、逆電圧期間T1は
TFPに余裕時間を見込んで設計され、通常の運転では耐
電圧B>端子間電圧Aになるように設計されている。
(2)は、図示していない導通期間ロジック回路から図
5のロジック回路LG1に入力される導通期間信号PH
Sを示している。(3)は、サイリスタLTTの順電圧
信号FVを示している。(4)は、サイリスタLTTの
逆電圧信号RVを示している。(5)は、ゲートパワー
を発生するための発光ダイオードLEDに流れる電流I
1を示している。
【0009】ゲートパルス発生装置PGのロジック回路
LG1により、導通期間信号PHSと順電圧信号FVの
AND条件でスイッチング素子S1をオンさせt0にて
電流I1を流し、発光ダイオードLEDの光出力を各サ
イリスタLTTに入力することによってサイリスタLT
Tをターンオンさせサイリスタ電流ITを流す。
【0010】電流ITが切れてから期間T1の間にサー
ジ電圧Vs1が印加されるとVs1>Bの場合、サイリスタ
LTTはサージ電圧Vs1に耐えることができず劣化する
ことがある。そこで、従来からサイリスタバルブを保護
するために、導通期間信号PHSと順電圧信号FVのA
ND条件で時刻t1にて電流ITを流しサイリスタLT
Tに保護ゲートパワーを入力し全直列サイリスタLTT
をターンオンさせることが行われている。
【0011】しかし、期間T2にVs2が印加された場合
に保護ゲートを入力することは次の理由で極めて困難で
あり実用化されていない。即ち、期間T2では、サイリ
スタ電圧が順電圧であり、この期間T2でゲートパワー
を与えるとサイリスタLTTがターンオンしてしまい通
常の運転ができなくなってしまう。
【0012】サージ電圧Vs2に対する保護のためにはV
s2>A+ΔA(ΔAは電圧の裕度)の条件で全サイリス
タLTTに保護ゲートパワーを入力する必要がある。但
し、A+ΔA<BになるようにΔAを定めなければサイ
リスタLTTは保護できない。更に過渡的な耐電圧Bは
サイリスタLTTによる固有差があるため、全サイリス
タLTT個別に保護ゲートパワーを入力すべきかどうか
の判断機能を設けなければならない。特に光直接点弧サ
イリスタLTTの場合、大地電位側に設けられているゲ
ートパルス発生装置PGと高電位側のサイリスタLTT
のゲート部とは直接ライトガイドLGで結ばれ、高電位
側のサイリスタLTTのゲート部には電子回路を設ける
必要がないのが特徴であり、高信頼度でシンプルなサイ
リスタバルブの実現を可能にしているので、サイリスタ
バルブに複雑な保護回路を設けることは光直接点弧サイ
リスタLTTの失うことになる。また、サイリスタ自身
に期間T2における順電圧に対する自己保護機能を内蔵
させる試みはなされているが、現状では実用化されてい
ない。
【0013】尚、期間T3では、サイリスタの順方向耐
圧は定格値VDRM まで回復しているのでアレスタArの
保護レベルと協調を図っておけば、その他の保護を行う
必要はない。
【0014】しかし、近年になって、期間T2において
も有効な保護方法として、例えば、特開平9−5614
9号公報のように、サイリスタが通電を終了し逆電圧が
印加された後、通電を開始するためのゲートパルスより
小さな第2のゲートパルスを全サイリスタに供給する方
式が提案されている。これにより、過渡期間中にゲート
近傍にわずかなキャリアを存在させて、接合面における
順方向耐電圧が最も低い部分がゲート部になるようにす
ることができる。この状態でサイリスタLTTに順方向
過電圧が印加されると、サイリスタLTTは必ずゲート
部から自己ターンオンする。ゲート部からオンすればゲ
ート電流の増幅作用により、キャリアが増大して安全に
通電状態に移行し、劣化を免れることができるようにな
った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
式にも次のような問題点があった。先ず、一つ目として
は、第2のゲートパルスを供給することにより、サイリ
スタのターンオフ時間が長くなってしまう。このため、
サイリスタバルブと変換器用変圧器などの組み合わせか
らなる変換装置は、余裕角を大きくした運転を行う必要
があり、力率が悪くなり、消費無効電力量が増加する。
【0016】二つ目としては、大きさの異なる2つのゲ
ートパルスを供給するため、ゲートパルス発生装置は2
つのスイッチング素子が必要になる、このため、装置が
複雑で大型化する。
【0017】三つ目としては、逆電圧がサイリスタに加
わった状態でゲートパルスを供給するので、サイリスタ
の漏れ電流が一時的に増加し、直列接続したサイリスタ
の電圧分担が悪化することがある。
【0018】よって、本発明は上記問題点を解決するた
めに、サイリスタのターンオン時間を長くすることな
く、ゲートパルス発生装置を複雑で大型化することな
く、また逆電圧印加中の漏れ電流を増加させることなく
又は漏れ電流増加の影響を最小限にし、サイリスタの電
流が切れた後、サイリスタの順方向耐電圧が定格値まで
回復するまでの過渡期間に、その耐電圧を越える順方向
過電圧が印加された場合でも、サイリスタの劣化を防止
するサイリスタバルブの保護方式を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るサイリスタバルブの保護方
式では、通電期間の終了前に第1のゲートパルスより幅
が狭い第2のゲートパルスを与えることにより、サイリ
スタ電流LTTが切れた後、順方向耐圧が定格値まで回
復するまでの過渡期間中にゲート部にわずかなキャリア
を存在させ、シリコンウェハー内の接合面における順方
向耐圧の最も小さい部分がゲート部になるようにするこ
とができる。この状態でサイリスタLTTに順方向過電
圧が印加されると、サイリスタLTTは必ずゲート部か
らターンオンしゲート電流の増幅作用によりキャリアが
増大して安全に導通状態に移行し、劣化を免れることが
できる。
【0020】本発明の請求項2に係るサイリスタバルブ
の保護方式では、逆方向電圧が印加されると同時に第1
のゲートパルスより幅が狭い第2のゲートパルスを与え
ることにより、請求項1と同様の効果が得られると共
に、逆電圧が印加されると同時に第2のゲートパルスを
供給するので、全逆電圧印加期間に占める初期の短期間
のみ第2のゲートパルスを供給することになり、漏れ電
流の増加の影響を限定できる。
【0021】本発明の請求項3に係るサイリスタバルブ
の保護方式では、第1のゲートパルスが与えられてから
電気角で約120°経過後に第1のゲートパルスより幅
が狭い第2のゲートパルスを与えることにより、請求項
1と同様の効果が得られると共に、第2のゲートパルス
を通電開始の約120°経過後に供給するので、急速な
位相変化がなければ必ず通電期間内に第2のゲートパル
スが供給され、しかも転流重なり期間を経過後には逆電
圧が印加されるので、第2のゲートパルスの供給時期が
早すぎて保護効果が失われることが少なくなる。
【0022】本発明の請求項4に係るサイリスタバルブ
の保護方式では、当該バルブの次の次に点弧するサイリ
スタバルブの通電期間の開始と同時に第1のゲートパル
スより幅が狭い第2のゲートパルスを与えることによ
り、請求項1と同様の効果が得られると共に、当該バル
ブの次の次に点弧するサイリスタバルブの通電開始と同
時に第2のゲートパルスを供給するので、必ず通電期間
内に第2のゲートパルスが供給され、しかも転流重なり
期間を経過後は逆電圧が印加されるので、第2のゲート
パルスの供給時期が早すぎて保護効果が失われることが
少ない。更に急速な位相制御の変化があっても、位相制
御に応じて次の次に点弧するサイリスタバルブの通電期
間の開始が設定されるので、第2のゲートパルスの供給
時期が不適切になることがない。
【0023】本発明の請求項5に係るサイリスタバルブ
の保護方式では、第2のゲートパルスはサイリスタに順
方向電圧が印加されていないことを条件に与えられるの
で、何らかの異常で第2のゲートパルスを供給するタイ
ミングがずれたとしても、順電圧が印加されている状態
で第2のゲートパルスを供給することがなくなり、サイ
リスタに高い順方向電圧が印加された状態で幅の狭い第
2のゲートパルスが印加されてターンオンし、サイリス
タが劣化することがなくなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態の構成図である。図1において、図5と同一要
素については同一符号を付し、説明を省略する。
【0025】図5と異なる点は、ゲートパルス発生装置
PG内に、発光ダイオードLEDF,LEDRの光出力
を光電変換器LECにより変換した順電圧信号FV,逆
電圧信号RVと導通期間信号PHSを入力とし、サイリ
スタへのゲートパルスのタイミングを決定する第2のロ
ジック回路LG2が新たに追加されている点である。
【0026】この第2のロジック回路LG2の出力は、
増幅回路AMP1に入力され、ロジック回路LG2から
の指令に基づく時間だけスイッチング素子S1がオン
し、発光ダイオードLEDに電流I1が流れる。このと
き、第2のロジック回路LG2の指令する電流I1の通
電幅は、第1のロジック回路LG1の指令する電流I1
の通電幅より狭くする。これにより、第2のゲートパル
スは第1のゲートパルスに比べて、通電幅は短く、大き
さは同じとなり、スイッチング素子を新たに設けること
なく異なるゲートパワーを供給することが可能となる。
【0027】図2は、サイリスタバルブを3相ブリッジ
結線してインバータ運転したときのサイリスタバルブの
電圧、電流波形とゲートパルスの関係を示す波形図であ
る。図2において、図6と同一要素については同一符号
を付す。
【0028】電流I1−1は、第1のロジック回路LG
1の指令に基づく第1のゲートパルスで、通電期間の最
初にサイリスタLTTに供給されるゲートパルスで、こ
のゲートパルスによりサイリスタLTTは通電を開始す
る。
【0029】電流I1−2は、第2のロジック回路LG
2の指令に基づくゲートパルスで、通電期間が終了する
前に供給される第2のゲートパルスであり、大きさは第
1のゲートパルスと同じで、幅は第1のゲートパルスよ
りも狭い。この第2のゲートパルスにより、ゲート近傍
にわずかなキャリアを存在させて、接合面における順方
向耐電圧の最も低い部分がゲート部になるようにするこ
とができる。
【0030】耐電圧CCは、第2のゲートパルスを印加
した場合のサイリスタLTTの順方向耐圧が回復するま
での過渡的な様子を示している。この耐電圧CCは、第
2のゲートパルスを与えていない耐電圧Bに比べて低下
している。これは、第2のゲートパルスを印加したこと
によりゲート部の耐圧が低下した結果であるが、この特
徴は、耐圧を越えるような過電圧が印加されたときに、
耐圧の低いゲート部からターンオンするためにサイリス
タLTTが破壊されないことにある。
【0031】例えば、t=t2 で耐電圧CCを越えるサ
ージ電圧VS2が印加されるとサイリスタLTTは、第2
のゲート電流の効果によりゲート部からオンし破壊から
まぬがれる。また、t=t1 にてサージ電圧VS1が印加
された場合も同様にして保護されるが、従来の保護方式
のように、T1の期間は通電期間指令PHSと順電圧信
号FVとのAND条件によりスイッチング素子S1を駆
動し電流I1を流し、第1のゲートパルスをサイリスタ
LTTを印加すれば、より安全に保護することができ
る。期間T3ではt=t3 でサージ電圧VS3が印加され
てもアレスタArによりサイリスタLTTの順方向耐電
圧の定格値VDRM 以下に制限するので特別な保護は不要
である。
【0032】ここで、第2のロジック回路LG2には順
電圧信号FVを入力し、順電圧信号FVがないことを条
件に第2のゲートパルスを発生するようにロジックをく
むことが、保護をより高信頼度にするのに役立つ。なぜ
なら、何らかの理由で第2のゲートパルスのタイミング
がずれ、サイリスタLTTに高い順電圧が印加されてい
る状態で第2のゲートパルスを供給したとすると、第2
のゲートパルスは、通常の第1のゲートパルスより幅が
狭いので、そうした高い電圧からのターンオンには十分
でなく、サイリスタLTTを劣化させる恐れがある。ま
た、例えサイリスタLTTが劣化しなくても、異常なタ
イミングでサイリスタLTTがオンするので、変換装置
の動作に悪影響を与えることになる。
【0033】次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態と
同様の構成であるが、第2のゲートパルスを発生するタ
イミングを特定するものであり、第2のゲートパルス
は、逆電圧信号RVが印加されると同時に供給される。
図2の電流I1−3がそのようにして発生した第2のゲ
ートパルスである。
【0034】この第2のゲートパルスを印加することに
より、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共
に、逆電圧が印加されると同時に第2のゲートパルスを
供給するので、全逆電圧印加期間に占める初期の短期間
のみ第2のゲートパルスを供給することになり、漏れ電
流の増加の影響を限定できる。
【0035】次に第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態と
同様の構成であるが、第2のゲートパルスを発生するタ
イミングを特定するものであり、第2のゲートパルス
は、導通期間信号PHSの立上がりから電気角で約12
0°後に供給される。図2の電流I1−4がそのように
して発生した第2のゲートパルスであり、位相制御の急
変がなければ、そのタイミングはサイリスタLTTの通
電電流ITが減少し始めるときとなる。
【0036】この第2のゲートパルスを印加することに
より、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共
に、通電開始から約120°後に第2のゲートパルスを
供給するので、急速な位相制御の変化がなければ必ず通
電期間内に第2のゲートパルスが供給され、しかも転流
重なり期間を経過後には逆電圧が印加されるので、第2
のゲートパルスの供給時期が早すぎて保護効果が失われ
ることも少なくなる。
【0037】次に第4の実施の形態について説明する。
図3は、本発明の第4の実施の形態の構成図である。図
3において、図5と同一要素については同一符号を付
し、説明を省略する。
【0038】図5と異なる点は、ゲートパルス発生装置
PG内に、発光ダイオードLEDF,LEDRの光出力
を光電変換器LECにより変換した順電圧信号FV,逆
電圧信号RVと当該バルブの次の次に点弧するバルブの
導通期間信号PHS1を入力とし、サイリスタへのゲー
トパルスのタイミングを決定する第2のロジック回路L
G3が新たに追加されている点である。
【0039】この第2のロジック回路LG3は当該バル
ブの次の次に点弧するバルブの導通期間信号PHS1が
入力されると直ちに第2のゲート指令を発生し、その出
力は、増幅回路AMP1に入力され、ロジック回路LG
3からの指令に基づく時間だけスイッチング素子S1が
オンし、発光ダイオードLEDに電流I1−5が流れ
る。このとき、第2のロジック回路LG3の指令する電
流I1−5の通電幅は、第1のロジック回路LG1の指
令する電流I1の通電幅より狭くする。これにより、第
2のゲートパルスは第1のゲートパルスに比べて、通電
幅は短く、大きさは同じとなる。
【0040】図4は、サイリスタバルブを3相ブリッジ
結線してインバータ運転したときのサイリスタバルブの
電圧、電流波形とゲートパルスの関係を示す波形図であ
る。図4において、図6と同一要素については同一符号
を付す。
【0041】電流I1−1は、第1のロジック回路LG
1の指令に基づく第1のゲートパルスで、通電期間の最
初にサイリスタLTTに供給されるゲートパルスで、こ
のゲートパルスによりサイリスタLTTは通電を開始す
る。
【0042】電流I1−5は、第2のロジック回路LG
3の指令に基づくゲートパルスで、当該バルブの次の次
に点弧するバルブの導通期間信号PHS1が入力される
と同時に供給される第2のゲートパルスであり、大きさ
は第1のゲートパルスと同じで、幅は第1のゲートパル
スよりも狭い。
【0043】当該バルブの次の次に点弧するバルブが点
弧すると、当該バルブの電流はその新しく点弧したバル
ブの方へ転流していくので、サイリスタ電流ITは減少
し始め、重なり期間後にサイリスタ電流ITは切れ、バ
ルブには逆電圧が印加される。
【0044】従って、この第2のゲートパルスを印加す
ることにより、第1の実施の形態と同様の効果が得られ
ると共に、当該バルブの次の次に点弧するバルブの通電
開始と同時に第2のゲートパルスを供給するので、必ず
通電期間内に第2のゲートパルスが供給され、しかも重
なり期間を経過後は逆電圧が印加されるので、第2のゲ
ートパルスの供給時期が早すぎて保護効果が失われるこ
とが少ない。更に急速な位相制御の変化があっても、位
相制御に応じて次の次に点弧するバルブの通電期間の開
始が設定されるので、第2のゲートパルスの供給時期が
不適切になることがない。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のサイリス
タバルブの保護方式によれば、通電期間の終了前、また
は終了直後に通常のゲートパルスより幅の狭い第2のゲ
ートパルスを供給することにより、サイリスタが順方向
耐圧を定格値まで回復するまでの過渡期間に過電圧が印
加されたとき、サイリスタが劣化することを防止でき
る。また、第2のゲートパルスは逆電圧が印加される前
か直後に供給されるので、サイリスタのターンオフ時間
の増加がなく、更に逆電圧印加中にゲートパルスを供給
することによる漏れ電流の増加と直列接続サイリスタ間
の電圧分担の悪化をきたすことがない。また、第2のゲ
ートパルスの大きさは通常のゲートパルスと同じ大きさ
のため、ゲートパルス発生装置にスイッチング素子を追
加する必要がないので、装置の複雑化と大型化を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の波形図。
【図3】 本発明の第4の実施の形態の構成図。
【図4】 本発明の第4の実施の形態の波形図。
【図5】 従来のサイリスタバルブの構成図。
【図6】 従来のサイリスタバルブの波形図。
【符号の説明】
LTT・・・サイリスタ LG1,LG2,LG3・・・ロジック回路 S1・・・スイッチング素子 FV・・・順方向電圧信号 RV・・・逆方向電圧信号 PHS,PHS1・・・導通期間信号 I1−1・・・第1のゲートパルス I1−2,I1−3,I1−4,I1−5・・・第2の
ゲートパルス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相異なる2種類のゲートパルスを出力で
    きるパルス発生装置を備え、第1のゲートパルスを与え
    ることによりターンオンするサイリスタバルブの保護方
    式において、通電期間の終了前に第1のゲートパルスよ
    り幅が狭い第2のゲートパルスを与えることを特徴とす
    るサイリスタバルブの保護方式。
  2. 【請求項2】 相異なる2種類のゲートパルスを出力で
    きるパルス発生装置を備え、第1のゲートパルスを与え
    ることによりターンオンするサイリスタバルブの保護方
    式において、逆方向電圧が印加されると同時に第1のゲ
    ートパルスより幅が狭い第2のゲートパルスを与えるこ
    とを特徴とするサイリスタバルブの保護方式。
  3. 【請求項3】 相異なる2種類のゲートパルスを出力で
    きるパルス発生装置を備え、第1のゲートパルスを与え
    ることによりターンオンするサイリスタバルブを3相ブ
    リッジ結線したサイリスタバルブの保護方式において、
    第1のゲートパルスが与えられてから電気角で約120
    °経過後に第1のゲートパルスより幅が狭い第2のゲー
    トパルスを与えることを特徴とするサイリスタバルブの
    保護方式。
  4. 【請求項4】 相異なる2種類のゲートパルスを出力で
    きるパルス発生装置を備え、第1のゲートパルスを与え
    ることによりターンオンするサイリスタバルブを3相ブ
    リッジ結線したサイリスタバルブの保護方式において、
    当該バルブの次の次に点弧するサイリスタバルブの通電
    期間の開始と同時に第1のゲートパルスより幅が狭い第
    2のゲートパルスを与えることを特徴とするサイリスタ
    バルブの保護方式。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のサイリスタバルブの保護方式において、前記第2のゲ
    ートパルスはサイリスタに順方向電圧が印加されていな
    いことを条件に与えことを特徴とするサイリスタバルブ
    の保護方式。
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