JPH1126224A - 酸化物超電導コイルの接合構造 - Google Patents
酸化物超電導コイルの接合構造Info
- Publication number
- JPH1126224A JPH1126224A JP17930197A JP17930197A JPH1126224A JP H1126224 A JPH1126224 A JP H1126224A JP 17930197 A JP17930197 A JP 17930197A JP 17930197 A JP17930197 A JP 17930197A JP H1126224 A JPH1126224 A JP H1126224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- unit coil
- terminal
- coil group
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】単位コイル群と、単位コイル群に積層する他単
位コイル群の上コイルと下コイルの導体端子接合を簡単
にして作業性向上を図り、熱処理後の端子接合作業を不
用にして超電導特性維持を図る多層構造の酸化物超電導
コイルの接合構造を提供する。 【解決手段】一部分が中間絶縁板6の外周より突き出
し、単位コイル群5aの上コイル3,下コイル4および
積層する他単位コイル群5n,5ncのコイル外周面よ
り突き出た固定平板31を設けた変形中間絶縁板32に
し、変形中間絶縁板32の固定平板31上に配設し、導
体端子と導体端子の間に極低抵抗導電材を介在し、その
上部に絶縁端子固定板26a,26bをネジ27で締め
付けて圧着接合し、その後、熱処理を施して構成してい
る。
位コイル群の上コイルと下コイルの導体端子接合を簡単
にして作業性向上を図り、熱処理後の端子接合作業を不
用にして超電導特性維持を図る多層構造の酸化物超電導
コイルの接合構造を提供する。 【解決手段】一部分が中間絶縁板6の外周より突き出
し、単位コイル群5aの上コイル3,下コイル4および
積層する他単位コイル群5n,5ncのコイル外周面よ
り突き出た固定平板31を設けた変形中間絶縁板32に
し、変形中間絶縁板32の固定平板31上に配設し、導
体端子と導体端子の間に極低抵抗導電材を介在し、その
上部に絶縁端子固定板26a,26bをネジ27で締め
付けて圧着接合し、その後、熱処理を施して構成してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化物超電導線材
で巻線した複数個の単位コイル群を積層,接合して構成
した酸化物超電導コイルに係わり、特に単位コイル群と
積層する単位コイル群間の接合構造に関する。
で巻線した複数個の単位コイル群を積層,接合して構成
した酸化物超電導コイルに係わり、特に単位コイル群と
積層する単位コイル群間の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超電導材料としてはNbTiやN
b3Sn 等の金属系超電導体が知られている。しかし、
これらの金属系超電導体は臨界温度が低く、一般にその
冷却には高価な液体ヘリウムが用いられる。ところが1
987年になって液体窒素の沸点温度(77K)で超電
導体となる酸化物超電導体が発見され、これらが実用化
可能となれば、安価でかつ取扱容易な液体窒素で、金属
系超電導材で達成できなかった高磁界発生コイルの製作
が可能となる。
b3Sn 等の金属系超電導体が知られている。しかし、
これらの金属系超電導体は臨界温度が低く、一般にその
冷却には高価な液体ヘリウムが用いられる。ところが1
987年になって液体窒素の沸点温度(77K)で超電
導体となる酸化物超電導体が発見され、これらが実用化
可能となれば、安価でかつ取扱容易な液体窒素で、金属
系超電導材で達成できなかった高磁界発生コイルの製作
が可能となる。
【0003】以上のようなことから、酸化物超電導線材
のエネルギー機器分野への応用,超電導薄膜を用いたデ
バイス分野での応用等が期待される。
のエネルギー機器分野への応用,超電導薄膜を用いたデ
バイス分野での応用等が期待される。
【0004】現在では、超電導粉末あるいは前記粉末を
銀等の金属シースに充填した後伸線,圧延等の加工を施
すパウダーインチューブ法、あるいは超電導粉末を含ん
だ懸濁液の中に基板を連続的に浸し、その両面に懸濁液
を吸着させるデップコート法等によって、短尺線では2
0K以下の温度領域で、高磁界中で10万A/cm2 を越
える実用レベルの臨界密度が得られるまでに開発が進ん
でいる。
銀等の金属シースに充填した後伸線,圧延等の加工を施
すパウダーインチューブ法、あるいは超電導粉末を含ん
だ懸濁液の中に基板を連続的に浸し、その両面に懸濁液
を吸着させるデップコート法等によって、短尺線では2
0K以下の温度領域で、高磁界中で10万A/cm2 を越
える実用レベルの臨界密度が得られるまでに開発が進ん
でいる。
【0005】酸化物超電導コイルにおいては、酸化物粉
末を銀パイプに挿入し、これらを加工して得られた線材
をソレノイド状に巻いて作製し、そのコイルを熱処理し
て渦巻き状の酸化物超電導コイルを得るものが特開平6
−251929 号公報に記載されている。また、ワッシャー
状で中心に孔を設けた非超電導基板上にスパイラル状に
巻線した複数個のコイルを形成し、スパイラル状に巻線
した内側コイル端子と外側コイル端子を積み重ねる方向
に傾斜させて円筒型の多層コイルに形成し、内側と外側
で超電導体同士で接合するものが米国特許第5173678 号
公報に記載されている。
末を銀パイプに挿入し、これらを加工して得られた線材
をソレノイド状に巻いて作製し、そのコイルを熱処理し
て渦巻き状の酸化物超電導コイルを得るものが特開平6
−251929 号公報に記載されている。また、ワッシャー
状で中心に孔を設けた非超電導基板上にスパイラル状に
巻線した複数個のコイルを形成し、スパイラル状に巻線
した内側コイル端子と外側コイル端子を積み重ねる方向
に傾斜させて円筒型の多層コイルに形成し、内側と外側
で超電導体同士で接合するものが米国特許第5173678 号
公報に記載されている。
【0006】また、巻線してから熱処理を施してコイル
を得る酸化物超電導コイルの製作と条件は異なるが、複
数個のダブルパンケーキ巻きコイルを積層接合して超電
導コイルを形成するものが特開平5−326248 号公報に記
載されている。
を得る酸化物超電導コイルの製作と条件は異なるが、複
数個のダブルパンケーキ巻きコイルを積層接合して超電
導コイルを形成するものが特開平5−326248 号公報に記
載されている。
【0007】しかし、酸化物超電導コイルの接合にあっ
ては、コイル状に巻線した後に熱処理加工を施すため
に、良好な溶着接合が非常に困難である。また、熱処理
後の酸化物超電導コイルは機械的応力に弱く破損し易い
ので、熱処理後の酸化物超電導線材には機械的応力をか
けられないことから接合位置の任意調節が不可能であ
り、多層構造の酸化物超電導コイル製作が困難な問題が
あった。
ては、コイル状に巻線した後に熱処理加工を施すため
に、良好な溶着接合が非常に困難である。また、熱処理
後の酸化物超電導コイルは機械的応力に弱く破損し易い
ので、熱処理後の酸化物超電導線材には機械的応力をか
けられないことから接合位置の任意調節が不可能であ
り、多層構造の酸化物超電導コイル製作が困難な問題が
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
問題点を解決し、好適な多層構造の大形酸化物超電導コ
イルを得るためには、酸化物超電導線材巻線後のコイル
間接合が重要である。特に、酸化物超電導線材は熱処理
するとセラミック状になるので、機械的応力の印加や接
合位置決めのための無理な導体の変形によるコイル間接
合ができない。また、接合部材が800℃以上の高温に
耐えられること、焼成工程で溶融材により超電導線材と
ともに巻線した補強線材が短絡しないこと、および接合
容易で、しかもその接合状態で熱処理コイル製作ができ
ること等が要求される。
問題点を解決し、好適な多層構造の大形酸化物超電導コ
イルを得るためには、酸化物超電導線材巻線後のコイル
間接合が重要である。特に、酸化物超電導線材は熱処理
するとセラミック状になるので、機械的応力の印加や接
合位置決めのための無理な導体の変形によるコイル間接
合ができない。また、接合部材が800℃以上の高温に
耐えられること、焼成工程で溶融材により超電導線材と
ともに巻線した補強線材が短絡しないこと、および接合
容易で、しかもその接合状態で熱処理コイル製作ができ
ること等が要求される。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、コイル端子部への機械的
応力の印加や無理な変形接合および超電導線材と補強線
材間が溶融材で短絡する問題を解決し、接合部に無理な
変形や機械的応力がかからず、複数個のコイルを積層し
た多層構造としても、接合容易にして十分性能発揮ので
きる酸化物超電導コイルの接合構造を提供することを目
的とする。
で、その目的とするところは、コイル端子部への機械的
応力の印加や無理な変形接合および超電導線材と補強線
材間が溶融材で短絡する問題を解決し、接合部に無理な
変形や機械的応力がかからず、複数個のコイルを積層し
た多層構造としても、接合容易にして十分性能発揮ので
きる酸化物超電導コイルの接合構造を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1実施例の酸化物超電導コイルの接合構
造は、積層する単位コイル群を、巻き始め端子と巻き終
わり端子がともに外周部になるように、上コイルと下コ
イルを有したダブルパンケーキ巻きコイルの単位コイル
群とし、巻線した単位コイル群の上コイルと下コイルの
端部を互いに交差する長さで仮止めをし、巻回端部を仮
止めした状態で複数個の単位コイル群を積層し、積層し
た単位コイル群の導体端子と補強線材端子を一方の給電
端子バーの角形状の平面部に配設し、このとき、各積層
単位コイル群の端部の配設は、例えば一方の給電端子バ
ーの角形状の平面部に最下段単位コイル群の下コイルの
巻始め導体端子と補強線材を配設し、次に間隙を得て極
低抵抗導電材の接合端子板を介在した上コイルの巻き終
わり導体端子と補強線材端子を配設し、次から順次給電
端子バー上で接合端子板を、導体端子と補強線材端子で
挟むようにして、積層する単位コイル群の下コイル巻き
始め導体端子と補強線材端子を配設し、最上段単位コイ
ル群の上コイル巻き終わり導体端子と補強線材端子を他
方の給電端子バー平面部に配設し、その背面に絶縁固定
板を配置し、導体端子と補強線材端子とを給電端子バー
上で一体に圧着接合した後に熱処理を施し、多層構造の
酸化物超電導コイルを形成したことを特徴とする。
に、本発明の第1実施例の酸化物超電導コイルの接合構
造は、積層する単位コイル群を、巻き始め端子と巻き終
わり端子がともに外周部になるように、上コイルと下コ
イルを有したダブルパンケーキ巻きコイルの単位コイル
群とし、巻線した単位コイル群の上コイルと下コイルの
端部を互いに交差する長さで仮止めをし、巻回端部を仮
止めした状態で複数個の単位コイル群を積層し、積層し
た単位コイル群の導体端子と補強線材端子を一方の給電
端子バーの角形状の平面部に配設し、このとき、各積層
単位コイル群の端部の配設は、例えば一方の給電端子バ
ーの角形状の平面部に最下段単位コイル群の下コイルの
巻始め導体端子と補強線材を配設し、次に間隙を得て極
低抵抗導電材の接合端子板を介在した上コイルの巻き終
わり導体端子と補強線材端子を配設し、次から順次給電
端子バー上で接合端子板を、導体端子と補強線材端子で
挟むようにして、積層する単位コイル群の下コイル巻き
始め導体端子と補強線材端子を配設し、最上段単位コイ
ル群の上コイル巻き終わり導体端子と補強線材端子を他
方の給電端子バー平面部に配設し、その背面に絶縁固定
板を配置し、導体端子と補強線材端子とを給電端子バー
上で一体に圧着接合した後に熱処理を施し、多層構造の
酸化物超電導コイルを形成したことを特徴とする。
【0011】また、本発明の第2実施例の酸化物超電導
コイルの接合構造は、前記第1実施例と同様に、上コイ
ルと下コイルを備えたダブルパンケーキ巻きした単位コ
イル群の接合を、単位コイル群に積層する他単位コイル
群との間の中間絶縁板を、コイル外周背部に突き出る固
定平板を設けた変形中間絶縁板とし、最下段単位コイル
群の下コイル導体を一方の給電端子バーに、最上段の積
層単位コイル群の上コイル導体端子を他方の給電端子バ
ーに配設し、他の中間積層単位コイル群の端子間を変形
中間絶縁板上で、巻線する周方向の状態で数十nΩ・m
近傍の電気抵抗をもつ導電材で圧着接合し、その後に熱
処理を施して多層構造の酸化物超電導コイルを形成した
ことを特徴とする。そして酸化物超電導線材を巻線する
巻芯,単位コイル群と積層する他単位コイル群の間に介
在する中間絶縁板、あるいは変形中間絶縁板等には酸化
被膜製作容易で電気抵抗の大きいステンレス鋼材あるい
はそれらの合金材であれば好ましい。また、巻線された
単位コイル群と積層する単位コイル群間の導体端子間接
合材には極低抵抗導電材の銀材が適し、酸化物超電導線
材と銀材との密着性向上を考えると、部分的な少量の溶
着にはインジウム材を介在すると好適である。
コイルの接合構造は、前記第1実施例と同様に、上コイ
ルと下コイルを備えたダブルパンケーキ巻きした単位コ
イル群の接合を、単位コイル群に積層する他単位コイル
群との間の中間絶縁板を、コイル外周背部に突き出る固
定平板を設けた変形中間絶縁板とし、最下段単位コイル
群の下コイル導体を一方の給電端子バーに、最上段の積
層単位コイル群の上コイル導体端子を他方の給電端子バ
ーに配設し、他の中間積層単位コイル群の端子間を変形
中間絶縁板上で、巻線する周方向の状態で数十nΩ・m
近傍の電気抵抗をもつ導電材で圧着接合し、その後に熱
処理を施して多層構造の酸化物超電導コイルを形成した
ことを特徴とする。そして酸化物超電導線材を巻線する
巻芯,単位コイル群と積層する他単位コイル群の間に介
在する中間絶縁板、あるいは変形中間絶縁板等には酸化
被膜製作容易で電気抵抗の大きいステンレス鋼材あるい
はそれらの合金材であれば好ましい。また、巻線された
単位コイル群と積層する単位コイル群間の導体端子間接
合材には極低抵抗導電材の銀材が適し、酸化物超電導線
材と銀材との密着性向上を考えると、部分的な少量の溶
着にはインジウム材を介在すると好適である。
【0012】即ち、コイルの巻始め端子と巻き終わり端
子が外周部となる、上コイルと下コイルとを有するダブ
ルパンケーキ巻きコイルの単位コイル群を形成し、単位
コイル群と積層する他単位コイル群の上コイル,下コイ
ルの端子を巻線方向の状態で給電端子バー平面部に配設
し、給電端子バー平面部のコイル端子間に接合端子板
を、あるいは最下段部と最上段部となる単位コイル群の
巻き始め端子と巻き終わり端子を給電端子バーに配設
し、他の中間積層コイルの端子は、単位コイル群と積層
する他単位コイル間の中間絶縁板に固定平板を設けて接
合する構造は、巻線方向の周方向状態で強力に、しかも
密着性よく接合できる。そして接合時の導体変形は給電
端子バーの角形状の平面部に当たる部分の固定接合部だ
けで、他には無理な導体変形部がないので、熱処理時の
熱収縮応力による破損がなく、また、巻線したコイル背
面から接合端子板までの酸化物超電導線材の長さを短く
でき、口出し部分の線材弛みがないので機械的振動や電
磁振動による金属疲労によるコイルのクエンチを防止で
きる。このようにすることによって、コイルの高性能化
が図れ、信頼性の高い多層構造の酸化物超電導コイルを
得ることができる。
子が外周部となる、上コイルと下コイルとを有するダブ
ルパンケーキ巻きコイルの単位コイル群を形成し、単位
コイル群と積層する他単位コイル群の上コイル,下コイ
ルの端子を巻線方向の状態で給電端子バー平面部に配設
し、給電端子バー平面部のコイル端子間に接合端子板
を、あるいは最下段部と最上段部となる単位コイル群の
巻き始め端子と巻き終わり端子を給電端子バーに配設
し、他の中間積層コイルの端子は、単位コイル群と積層
する他単位コイル間の中間絶縁板に固定平板を設けて接
合する構造は、巻線方向の周方向状態で強力に、しかも
密着性よく接合できる。そして接合時の導体変形は給電
端子バーの角形状の平面部に当たる部分の固定接合部だ
けで、他には無理な導体変形部がないので、熱処理時の
熱収縮応力による破損がなく、また、巻線したコイル背
面から接合端子板までの酸化物超電導線材の長さを短く
でき、口出し部分の線材弛みがないので機械的振動や電
磁振動による金属疲労によるコイルのクエンチを防止で
きる。このようにすることによって、コイルの高性能化
が図れ、信頼性の高い多層構造の酸化物超電導コイルを
得ることができる。
【0013】また、積層コイル端子間の接合作業は、熱
処理前の線材が柔軟性のある状態で仮固定し、積層作業
終了後の接合段階で仮固定を解体しながら張力調節接合
し、その状態で熱処理を施して酸化物超電導コイルを構
成するので、大形酸化物超電導コイルの高精度な製作が
容易になる。
処理前の線材が柔軟性のある状態で仮固定し、積層作業
終了後の接合段階で仮固定を解体しながら張力調節接合
し、その状態で熱処理を施して酸化物超電導コイルを構
成するので、大形酸化物超電導コイルの高精度な製作が
容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて詳細に説明する。図1に、本発明の第1実施例を示
す酸化物超電導コイルの一部破断外観斜視図を示す。図
1において、酸化物超電導コイル1は、巻芯35の厚さ
方向外周の中央部に絶縁板2を設け、その絶縁板2を挟
んで上コイル3と下コイル4を連通して巻線した一つの
単位コイル群5aを形成している。さらに単位コイル群
5a上には、中間絶縁板6を介在した後他単位コイル群
5nと中間絶縁板6を交互に積層している。そして、こ
の単位コイル群5a,5nは上コイル3,3nと下コイ
ル4,4nがテープ状の酸化物超電導体7と補強用線材
8とをともに巻線したダブルパンケーキ巻きコイルとな
っている。
いて詳細に説明する。図1に、本発明の第1実施例を示
す酸化物超電導コイルの一部破断外観斜視図を示す。図
1において、酸化物超電導コイル1は、巻芯35の厚さ
方向外周の中央部に絶縁板2を設け、その絶縁板2を挟
んで上コイル3と下コイル4を連通して巻線した一つの
単位コイル群5aを形成している。さらに単位コイル群
5a上には、中間絶縁板6を介在した後他単位コイル群
5nと中間絶縁板6を交互に積層している。そして、こ
の単位コイル群5a,5nは上コイル3,3nと下コイ
ル4,4nがテープ状の酸化物超電導体7と補強用線材
8とをともに巻線したダブルパンケーキ巻きコイルとな
っている。
【0015】そして、酸化物超電導体7と補強用線材8
の巻始めと巻終わり、即ち、上コイル3の導体端子9a
と補強用線材端子10a,下コイル4の導体端子9bと
補強用線材端子10bは互いに多少長さを得て交差する
ように巻線し、各々の端部は一時的に巻線した周方向の
まま、ポリイミド粘着テープ材で仮接着される。そし
て、ダブルパンケーキ巻きした単位コイル群5aと積層
する単位コイル群5n,5ncは、例えば、最下部に固
定端板11aを設け、その上に熱処理による酸化被膜、
あるいは熱硬化性の絶縁塗布材で被覆した金属成形絶縁
板12aを配設し、その上に単位コイル群5aを配設し
ている。
の巻始めと巻終わり、即ち、上コイル3の導体端子9a
と補強用線材端子10a,下コイル4の導体端子9bと
補強用線材端子10bは互いに多少長さを得て交差する
ように巻線し、各々の端部は一時的に巻線した周方向の
まま、ポリイミド粘着テープ材で仮接着される。そし
て、ダブルパンケーキ巻きした単位コイル群5aと積層
する単位コイル群5n,5ncは、例えば、最下部に固
定端板11aを設け、その上に熱処理による酸化被膜、
あるいは熱硬化性の絶縁塗布材で被覆した金属成形絶縁
板12aを配設し、その上に単位コイル群5aを配設し
ている。
【0016】さらに、この単位コイル群5aの上コイル
3に隣接して中間絶縁板6を介在し、次の単位コイル群
5nを積層している。同様に、最上部の単位コイル群5
ncまで積層し、単位コイル群5ncの上コイル3nc
上に金属成形絶縁板12bを介在し、その上に固定端板
11bを配置して多層構造コイルを形成している。固定
端板11aと固定端板11bに固定ボルト13を通し、
これをナット14で締め付けて酸化物超電導コイル1を
構成している。
3に隣接して中間絶縁板6を介在し、次の単位コイル群
5nを積層している。同様に、最上部の単位コイル群5
ncまで積層し、単位コイル群5ncの上コイル3nc
上に金属成形絶縁板12bを介在し、その上に固定端板
11bを配置して多層構造コイルを形成している。固定
端板11aと固定端板11bに固定ボルト13を通し、
これをナット14で締め付けて酸化物超電導コイル1を
構成している。
【0017】また、固定端板11a,11bに、単位コ
イル群5a,5n,5ncおよび中間絶縁板6の背部に
当たる部分を平面状をもつ角形状にし、外部電源15と
の接続端子部16以外を丸形状にした給電端子バー17
a,17bを設けている。そして、この給電端子バー1
7a,17bの固定端板11bと固定端板11a間は、
単位コイル群5aの下コイル4の導体端子接合面と、最
上段部の単位コイル群5ncの上コイル3ncの導体端
子接合面を省き、他全周を酸化被膜あるいは絶縁塗布材
で絶縁を施している。
イル群5a,5n,5ncおよび中間絶縁板6の背部に
当たる部分を平面状をもつ角形状にし、外部電源15と
の接続端子部16以外を丸形状にした給電端子バー17
a,17bを設けている。そして、この給電端子バー1
7a,17bの固定端板11bと固定端板11a間は、
単位コイル群5aの下コイル4の導体端子接合面と、最
上段部の単位コイル群5ncの上コイル3ncの導体端
子接合面を省き、他全周を酸化被膜あるいは絶縁塗布材
で絶縁を施している。
【0018】以上のように構成した単位コイル群5a
と、積層する単位コイル群5n,5ncの端子間の接合
は、固定端板11bと固定端板11aに設けた給電端子
バー17a,17bに隣接して一時端子仮止め板18a,
18bを設け、最下段部の単位コイル群5aの下コイル
4の導体端子9bと補強用線材端子10bは金属絶縁体
20を挟んで給電端子バー17aの絶縁剥離してある平
面部19に、その導体端子9bと補強用線材端子10b
の先端部を一体にし、一時的に端子仮止め板18bに仮固
定される。
と、積層する単位コイル群5n,5ncの端子間の接合
は、固定端板11bと固定端板11aに設けた給電端子
バー17a,17bに隣接して一時端子仮止め板18a,
18bを設け、最下段部の単位コイル群5aの下コイル
4の導体端子9bと補強用線材端子10bは金属絶縁体
20を挟んで給電端子バー17aの絶縁剥離してある平
面部19に、その導体端子9bと補強用線材端子10b
の先端部を一体にし、一時的に端子仮止め板18bに仮固
定される。
【0019】その後、単位コイル群5aの上コイル3の
導体端子9aと補強用線材端子10aを、次に積層する単
位コイル群5nの下コイル4nに接合する接合端子板2
2を挟んで給電端子バー17aの絶縁平面部21aに配
設し、導体端子9aと補強用線材端子10aの先端を一
体にして仮設置の端子仮止め板18bに接着固定され
る。接合端子板22には酸化物超電導線材の焼成温度で
ある、例えば800℃以上の高温に耐え、ヘリウム中の
電気抵抗値が数十nΩ・m近傍の極低抵抗導電材、例え
ば銀材等を用いている。導電材としては、銀(0℃で1
4.7nΩ・m ),銅(0℃で15.5nΩ・m),イン
ジウム(0℃で80nΩ・m)やその合金等が望まし
い。そして単位コイル群5aの上コイル3の導体端子9
aと補強用線材端子10a間から突き出た接合端子板2
2の一方端を、中間絶縁板6を介して積層した他単位コ
イル群5nの下コイル4nの導体端子9cと補強用線材
端子10cではさみ、単位コイル群5aと次層の単位コ
イル群5nのコイルが接合される。
導体端子9aと補強用線材端子10aを、次に積層する単
位コイル群5nの下コイル4nに接合する接合端子板2
2を挟んで給電端子バー17aの絶縁平面部21aに配
設し、導体端子9aと補強用線材端子10aの先端を一
体にして仮設置の端子仮止め板18bに接着固定され
る。接合端子板22には酸化物超電導線材の焼成温度で
ある、例えば800℃以上の高温に耐え、ヘリウム中の
電気抵抗値が数十nΩ・m近傍の極低抵抗導電材、例え
ば銀材等を用いている。導電材としては、銀(0℃で1
4.7nΩ・m ),銅(0℃で15.5nΩ・m),イン
ジウム(0℃で80nΩ・m)やその合金等が望まし
い。そして単位コイル群5aの上コイル3の導体端子9
aと補強用線材端子10a間から突き出た接合端子板2
2の一方端を、中間絶縁板6を介して積層した他単位コ
イル群5nの下コイル4nの導体端子9cと補強用線材
端子10cではさみ、単位コイル群5aと次層の単位コ
イル群5nのコイルが接合される。
【0020】そして、その導体端子9cと補強用線材端
子10cの先端は全層が接合されるまで端子仮止め板1
8aに一時的に接着固定される。このようにして、次層
からは積層する単位コイル群5nの上コイル3nと次層
単位コイル群5nの下コイル4nを接合するようにして
順次積層接合し、最上部の単位コイル群5ncの上コイ
ル3ncの巻き終わり端子、つまり導体端子と補強用線
材端子を給電端子バー17bの絶縁剥離平面23に配設
し、先端部を端子仮止め板18aに仮固定した後、給電
端子バー17aの両端に、補強用線材端子10a,10
b,10cと接合端子板22、それに導体端子9a,9
b,9c等に見合った厚さの隙間材24a,24bを介在
し、背面から絶縁層25を有した絶縁端子固定板26a
をネジ27で軽く締め付けして圧着接合している。
子10cの先端は全層が接合されるまで端子仮止め板1
8aに一時的に接着固定される。このようにして、次層
からは積層する単位コイル群5nの上コイル3nと次層
単位コイル群5nの下コイル4nを接合するようにして
順次積層接合し、最上部の単位コイル群5ncの上コイ
ル3ncの巻き終わり端子、つまり導体端子と補強用線
材端子を給電端子バー17bの絶縁剥離平面23に配設
し、先端部を端子仮止め板18aに仮固定した後、給電
端子バー17aの両端に、補強用線材端子10a,10
b,10cと接合端子板22、それに導体端子9a,9
b,9c等に見合った厚さの隙間材24a,24bを介在
し、背面から絶縁層25を有した絶縁端子固定板26a
をネジ27で軽く締め付けして圧着接合している。
【0021】もう一方の給電端子バー17bにあっても
同様に、最上段の単位コイル群5ncの上コイル3ncの
導体端子と補強用線材端子の厚さに合った長い隙間材2
8を介在し、その上に絶縁端子固定板26bを配置して
ネジ27を軽く締め付けて固定する。その後に、給電端
子バー17a,17b上に配設した単位コイル群5a,
5n,5ncの導体端子9a,9b,9cを補強用線材
端子10a,10b,10cに張力をかけて調節固定し
た後、端子仮止め板18a,18bを解体し、熱処理を
施して酸化物超電導コイル1を形成している。
同様に、最上段の単位コイル群5ncの上コイル3ncの
導体端子と補強用線材端子の厚さに合った長い隙間材2
8を介在し、その上に絶縁端子固定板26bを配置して
ネジ27を軽く締め付けて固定する。その後に、給電端
子バー17a,17b上に配設した単位コイル群5a,
5n,5ncの導体端子9a,9b,9cを補強用線材
端子10a,10b,10cに張力をかけて調節固定し
た後、端子仮止め板18a,18bを解体し、熱処理を
施して酸化物超電導コイル1を形成している。
【0022】また、圧着接合固定した酸化物超電導体7
と補強用線材8の給電端子バー17a,17bの側部から
突き出た部分は切断して除去している。
と補強用線材8の給電端子バー17a,17bの側部から
突き出た部分は切断して除去している。
【0023】以上のように本実施例に示す接合構造によ
れば、酸化物超電導コイル1を形成する単位コイル群5
aと積層する他単位コイル群5n,5ncのコイル間接
合を、巻線コイル部から接合固定部までの酸化物超電導
体7の長さを短くできる。そして酸化物超電導体7に無
理な変形を与えることなく、巻線方向の周方向のままで
配設できる。
れば、酸化物超電導コイル1を形成する単位コイル群5
aと積層する他単位コイル群5n,5ncのコイル間接
合を、巻線コイル部から接合固定部までの酸化物超電導
体7の長さを短くできる。そして酸化物超電導体7に無
理な変形を与えることなく、巻線方向の周方向のままで
配設できる。
【0024】即ち、巻回コイル背部の給電端子バー17
a,17bに平面部19,絶縁平面部21a,21bお
よび絶縁剥離平面部23等を設け、給電端子バー17
a,17bの平面部19,絶縁平面部21a,21bお
よび絶縁剥離平面部23上に、熱処理前の柔軟性のある
酸化物超電導体7と補強用線材8を配設し、接合しよう
とする酸化物超電導体7の導体間に、即ち、単位コイル
群5aに積層する他単位コイル群5nの上コイル3,3
nと下コイル4,4nの端子間に、例えば、単位コイル
群5aの上コイル3の導体端子9aと積層する他単位コ
イル群5nの下コイル4nの導体端子9cの間、そして
他単位コイル群5nの上コイル3nと次層他単位コイル
群5nの下コイル4nの導体端子の間に、極低抵抗導電
材の接合端子板22あるいは22a等を介在し、単位コ
イル群5aと積層する各他単位コイル群5nの導体端子
を、給電端子バー17a,17b上で圧着固定接合して
から熱処理をし、酸化物超電導コイル1を形成すること
により、熱処理後の端子接合作業を不用にできる。
a,17bに平面部19,絶縁平面部21a,21bお
よび絶縁剥離平面部23等を設け、給電端子バー17
a,17bの平面部19,絶縁平面部21a,21bお
よび絶縁剥離平面部23上に、熱処理前の柔軟性のある
酸化物超電導体7と補強用線材8を配設し、接合しよう
とする酸化物超電導体7の導体間に、即ち、単位コイル
群5aに積層する他単位コイル群5nの上コイル3,3
nと下コイル4,4nの端子間に、例えば、単位コイル
群5aの上コイル3の導体端子9aと積層する他単位コ
イル群5nの下コイル4nの導体端子9cの間、そして
他単位コイル群5nの上コイル3nと次層他単位コイル
群5nの下コイル4nの導体端子の間に、極低抵抗導電
材の接合端子板22あるいは22a等を介在し、単位コ
イル群5aと積層する各他単位コイル群5nの導体端子
を、給電端子バー17a,17b上で圧着固定接合して
から熱処理をし、酸化物超電導コイル1を形成すること
により、熱処理後の端子接合作業を不用にできる。
【0025】また、酸化物超電導体7の巻線コイル部か
ら圧着接合固定する給電端子バー17a,17bまでの
空間部張りだしを短くし、導体端子9a,9b,9c近
傍の導体に熱応力や無理な変形が生じないように、巻線
方向の状態で補強用線材8に張力をかけながら接合固定
して熱処理することから、導体に弛み発生がなく、機械
的,電磁的な金属疲労破損を解消し、機械的強度の強い
端子圧着接合固定を形成できる。
ら圧着接合固定する給電端子バー17a,17bまでの
空間部張りだしを短くし、導体端子9a,9b,9c近
傍の導体に熱応力や無理な変形が生じないように、巻線
方向の状態で補強用線材8に張力をかけながら接合固定
して熱処理することから、導体に弛み発生がなく、機械
的,電磁的な金属疲労破損を解消し、機械的強度の強い
端子圧着接合固定を形成できる。
【0026】また、熱処理後の酸化物超電導体7は振動
や衝撃に弱いため、熱処理後の取扱いが心配の種でもあ
ったが、本実施例においては、酸化物超電導体7を保護
するように、コイルの外周面に補強用線材8が位置する
ように巻線し、酸化物超電導体7を補強用線材8で外側
から囲むように張力接合固定するので、作業時や取扱時
に無意識に直接酸化物超電導体7に触れることはなく、
作業性向上を図り、取扱容易にして機械的強度の強い、
接合構造簡単で信頼性の高い大形酸化物超電導コイルの
多層接合構造を提供することができる。
や衝撃に弱いため、熱処理後の取扱いが心配の種でもあ
ったが、本実施例においては、酸化物超電導体7を保護
するように、コイルの外周面に補強用線材8が位置する
ように巻線し、酸化物超電導体7を補強用線材8で外側
から囲むように張力接合固定するので、作業時や取扱時
に無意識に直接酸化物超電導体7に触れることはなく、
作業性向上を図り、取扱容易にして機械的強度の強い、
接合構造簡単で信頼性の高い大形酸化物超電導コイルの
多層接合構造を提供することができる。
【0027】以上のように、第1実施例の接合構造は、
外部電源15と接続する給電端子バー17a,17bに
平面部19,絶縁平面部21a,21bおよび絶縁剥離
平面部23等を設け、単位コイル群5a、積層する他単
位コイル群5nの導体端子9a,9b,9cおよび補強
用線材端子10a,10b,10cを配設し、給電端子
バー17a,17b上で接合固定していたが、最下部の
単位コイル群5aの下コイル4の導体端子9b,補強用
線材端子10bと、最上段部に積層される他単位コイル
群5ncの上コイル3ncの導体端子と補強用線材端子
だけを給電端子バー17a,17b上で接合し、その他
の端子を中間部で各々接合するように構成しても前記第
1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
外部電源15と接続する給電端子バー17a,17bに
平面部19,絶縁平面部21a,21bおよび絶縁剥離
平面部23等を設け、単位コイル群5a、積層する他単
位コイル群5nの導体端子9a,9b,9cおよび補強
用線材端子10a,10b,10cを配設し、給電端子
バー17a,17b上で接合固定していたが、最下部の
単位コイル群5aの下コイル4の導体端子9b,補強用
線材端子10bと、最上段部に積層される他単位コイル
群5ncの上コイル3ncの導体端子と補強用線材端子
だけを給電端子バー17a,17b上で接合し、その他
の端子を中間部で各々接合するように構成しても前記第
1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0028】以下、本発明の第2実施例を図を用いて詳
細に説明する。図2に本発明の第2実施例を示す多層構
造酸化物超電導コイルの破断斜視図を示す。図3に本発
明の端子接合前のコイル積層外観斜視図を示す。図2,
図3に示す第2実施例は、単位コイル群5aの巻き始め
端子となる下コイル4の導体端子9b,補強用線材端子
10bと、積層した最上段部の単位コイル群5ncの巻
き終わり端子となる上コイル3ncの上段導体端子33
と上段補強用線材端子34を給電端子バー17bに配設
し、単位コイル群5aの上コイル3から最上段部単位コ
イル群5ncの下コイル4nc間に接続される中間単位
コイル群29の上コイル3nと下コイル4nは、例え
ば、単位コイル群5aの上コイル3に接合する単位コイ
ル群5nの下コイル4n、あるいは中間単位コイル群2
9を形成する他単位コイル群5nの上コイル3nと最上
段部の単位コイル群5ncの下コイル4ncの端子接合
は、各々単位コイル群5aと積層する他単位コイル群5
n,5ncの間に介在する中間絶縁板6を、一部を積層
する単位コイル群5a,5n、中間単位コイル群29の
上コイル3,3n、下コイル4,4n,4ncのコイル
外周部に突き出し、前記中間絶縁板6の外周より突き出
た絶縁層30を備えた固定平板31を設けた変形中間絶
縁板32とし、変形中間絶縁板32の固定平板31上で
圧着接合固定するようにしたものである。
細に説明する。図2に本発明の第2実施例を示す多層構
造酸化物超電導コイルの破断斜視図を示す。図3に本発
明の端子接合前のコイル積層外観斜視図を示す。図2,
図3に示す第2実施例は、単位コイル群5aの巻き始め
端子となる下コイル4の導体端子9b,補強用線材端子
10bと、積層した最上段部の単位コイル群5ncの巻
き終わり端子となる上コイル3ncの上段導体端子33
と上段補強用線材端子34を給電端子バー17bに配設
し、単位コイル群5aの上コイル3から最上段部単位コ
イル群5ncの下コイル4nc間に接続される中間単位
コイル群29の上コイル3nと下コイル4nは、例え
ば、単位コイル群5aの上コイル3に接合する単位コイ
ル群5nの下コイル4n、あるいは中間単位コイル群2
9を形成する他単位コイル群5nの上コイル3nと最上
段部の単位コイル群5ncの下コイル4ncの端子接合
は、各々単位コイル群5aと積層する他単位コイル群5
n,5ncの間に介在する中間絶縁板6を、一部を積層
する単位コイル群5a,5n、中間単位コイル群29の
上コイル3,3n、下コイル4,4n,4ncのコイル
外周部に突き出し、前記中間絶縁板6の外周より突き出
た絶縁層30を備えた固定平板31を設けた変形中間絶
縁板32とし、変形中間絶縁板32の固定平板31上で
圧着接合固定するようにしたものである。
【0029】以上のように、単位コイル群5aと積層す
る他単位コイル群5n,5ncの間に、固定平板31を
設けた変形中間絶縁板32を設け、単位コイル群5aに
単位コイル群5nを積層するごとに、各々変形中間絶縁
板32の固定平板31上で接合固定するので、熱処理時
の接合端子間にかかる熱応力変形がなく、接合部の均等
固定を図りつつ機械的強度を上げ、作業性を容易にし、
高精度高信頼性の酸化物超電導コイルを構成できる。
る他単位コイル群5n,5ncの間に、固定平板31を
設けた変形中間絶縁板32を設け、単位コイル群5aに
単位コイル群5nを積層するごとに、各々変形中間絶縁
板32の固定平板31上で接合固定するので、熱処理時
の接合端子間にかかる熱応力変形がなく、接合部の均等
固定を図りつつ機械的強度を上げ、作業性を容易にし、
高精度高信頼性の酸化物超電導コイルを構成できる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、酸化物超電導コイルを
構成する単位コイル群と積層する他単位コイル群間のコ
イル端子接合を、酸化物超電導コイルに電流を導く給電
端子バーに絶縁平面と絶縁剥離平面部を設け、絶縁平面
部及び絶縁剥離平面部に、あるいは単位コイル群と積層
する他単位コイル群間に、単位コイル群と積層する他単
位コイル群の上コイル及び下コイル背面に突き出し、前
記中間絶縁板外部より一部分突き出た絶縁部面を備えた
固定平板を設けた変形中間絶縁板を設け、変形中間絶縁
板の固定平板に熱処理前の柔軟性のある酸化物超電導体
と補強用線材とを無理な変形を与えることなく、張力を
調節しながら固定し、単位コイル群と積層する単位コイ
ル群の導体端子間を極低抵抗導電材、例えば銀材等の接
合端子板で圧着接合するので、導体端子の弛み発生を防
止し、熱応力変形を抑制させ、熱処理後の端子接合作業
を不要にできる。
構成する単位コイル群と積層する他単位コイル群間のコ
イル端子接合を、酸化物超電導コイルに電流を導く給電
端子バーに絶縁平面と絶縁剥離平面部を設け、絶縁平面
部及び絶縁剥離平面部に、あるいは単位コイル群と積層
する他単位コイル群間に、単位コイル群と積層する他単
位コイル群の上コイル及び下コイル背面に突き出し、前
記中間絶縁板外部より一部分突き出た絶縁部面を備えた
固定平板を設けた変形中間絶縁板を設け、変形中間絶縁
板の固定平板に熱処理前の柔軟性のある酸化物超電導体
と補強用線材とを無理な変形を与えることなく、張力を
調節しながら固定し、単位コイル群と積層する単位コイ
ル群の導体端子間を極低抵抗導電材、例えば銀材等の接
合端子板で圧着接合するので、導体端子の弛み発生を防
止し、熱応力変形を抑制させ、熱処理後の端子接合作業
を不要にできる。
【0031】このようにすることによって、機械的衝撃
による導体破損を解消し、簡単な接合構造で取扱容易
な、無意識的に酸化物超電導体に触れることを保護でき
るので、作業性がよく、信頼性の高い、高磁界発生用の
酸化物超電導コイル製作が可能となる。
による導体破損を解消し、簡単な接合構造で取扱容易
な、無意識的に酸化物超電導体に触れることを保護でき
るので、作業性がよく、信頼性の高い、高磁界発生用の
酸化物超電導コイル製作が可能となる。
【図1】本発明の実施例に係わる酸化物超電導コイルの
一部破断外観を示す斜視図である。
一部破断外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例に係わる酸化物超電導コイ
ルの一部破断外観を示す斜視図である。
ルの一部破断外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例に係わる端子接合前のコイ
ル積層外観を示す積層斜視図である。
ル積層外観を示す積層斜視図である。
1…酸化物超電導コイル、2…絶縁板、3,3n,3n
c…上コイル、4,4n,4nc…下コイル、5a,5
n,5nc…単位コイル群、6…中間絶縁板、7…酸化
物超電導体、8…補強用線材、9a,9b,9c…導体
端子、10a,10b,10c…補強用線材端子、11
a,11b…固定端板、12a,12b…金属成形絶縁
板、13…固定ボルト、14…ナット、15…外部電
源、16…接続端子部、17a,17b…給電端子バ
ー、18a,18b…端子仮止め板、19…平面部、2
0…金属絶縁体、21a,21b…絶縁平面部、22,
22a…接合端子板、23…絶縁剥離平面部、24a,
24b…隙間材、25…絶縁層、26a,26b…絶縁
端子固定板、27…ネジ、28…長い隙間材、29…中
間単位コイル群、30…絶縁部、31…固定平板、32
…変形中間絶縁板、33…上段導体端子、34…上段補
強用線材端子、35…巻芯。
c…上コイル、4,4n,4nc…下コイル、5a,5
n,5nc…単位コイル群、6…中間絶縁板、7…酸化
物超電導体、8…補強用線材、9a,9b,9c…導体
端子、10a,10b,10c…補強用線材端子、11
a,11b…固定端板、12a,12b…金属成形絶縁
板、13…固定ボルト、14…ナット、15…外部電
源、16…接続端子部、17a,17b…給電端子バ
ー、18a,18b…端子仮止め板、19…平面部、2
0…金属絶縁体、21a,21b…絶縁平面部、22,
22a…接合端子板、23…絶縁剥離平面部、24a,
24b…隙間材、25…絶縁層、26a,26b…絶縁
端子固定板、27…ネジ、28…長い隙間材、29…中
間単位コイル群、30…絶縁部、31…固定平板、32
…変形中間絶縁板、33…上段導体端子、34…上段補
強用線材端子、35…巻芯。
Claims (6)
- 【請求項1】酸化物超電導線材で巻回した単位コイル群
と、積層する他単位コイル群の接合コイル端子間を、酸
化物超電導線材の焼成温度以上の高温に耐える極低抵抗
導電材で圧着接合したことを特徴とする酸化物超電導コ
イルの接合構造。 - 【請求項2】酸化物超電導線材で巻回した単位コイル群
と、積層する他単位コイル群の接合コイル端子間を、8
00℃以上の高温に耐え、電気抵抗値数十nΩ・m近傍
の導電材で圧着接合したことを特徴とする酸化物超電導
コイルの接合構造。 - 【請求項3】複数個の単位コイル群と、コイル間絶縁端
板と、固定端板と、固定治具と給電端子とからなる多層
構造酸化物超電導コイルにおいて、単位コイル群と積層
する他単位コイル群の接合コイル端子間を、給電端子を
一方の固定端板を貫通して他方の固定端板までのばし、
固定端板と固定端板間の給電端子平面部に、単位コイル
群と積層する単位コイル群の接合する導体端子と補強用
線材端子を配設し、最下段の単位コイル群の上コイル端
子と積層する他単位コイル群の隣接する下コイル端子を
電気抵抗値数十nΩ・m近傍の極低抵抗導電材で圧着接
合し、その後熱処理を施しコイル化したことを特徴とす
る酸化物超電導コイルの接合構造。 - 【請求項4】熱処理により絶縁層を形成した巻芯に上コ
イルと下コイルを連続して巻線した単位コイル群と、単
位コイル群に複数個の他単位コイル群を積層する多層構
造の酸化物超電導コイルにおいて、単位コイル群と積層
する他単位コイル群間に、熱処理により絶縁層を設けた
熱処理中間絶縁板を介在して構成したことを特徴とする
酸化物超電導コイルの接合構造。 - 【請求項5】請求項4において、単位コイル群と積層す
る他単位コイル群間に、熱処理により硬化する軟性絶縁
塗布材を施した中間絶縁板を介在して構成したことを特
徴とする酸化物超電導コイルの接合構造。 - 【請求項6】熱処理により絶縁層を形成した巻芯に上コ
イルと下コイルを備えた複数個の単位コイル群と、単位
コイル群と積層する他単位コイル間を絶縁する中間絶縁
板と、積層コイルを固定する固定端板と固定治具および
給電端子とからなる多層構造酸化物超電導コイルにおい
て、前記中間絶縁板を、中間絶縁板の外周部の一部に、
単位コイル群と積層する他単位コイル群の背面より突き
出た固定平板を設けた変形中間絶縁板とし、最下段単位
コイルの下コイル端子を一方の給電端子に、最上段単位
コイル群の上コイル端子を他方の給電端子に、積層する
中間上下コイル端子を変形中間絶縁板の固定平板に配設
し、固定平板のコイル端子間に極低抵抗導電材を設けて
圧着接合したことを特徴とする酸化物超電導コイルの接
合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17930197A JPH1126224A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 酸化物超電導コイルの接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17930197A JPH1126224A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 酸化物超電導コイルの接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1126224A true JPH1126224A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16063441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17930197A Pending JPH1126224A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 酸化物超電導コイルの接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1126224A (ja) |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17930197A patent/JPH1126224A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101380921B1 (ko) | 초전도 케이블 및 초전도 케이블 제조 방법 | |
| JP4845040B2 (ja) | 薄膜超電導線の接続方法及びその接続構造体 | |
| KR101466799B1 (ko) | 2세대 고온초전도 선재의 초음파용접 접합방법 | |
| JP6853267B2 (ja) | 第2世代超伝導フィラメント及びケーブル | |
| JP3521612B2 (ja) | 超電導導体の接続構造 | |
| JP5274983B2 (ja) | 超電導コイル装置 | |
| JP3892605B2 (ja) | 限流素子用超電導コイル装置 | |
| JP2012256744A (ja) | 超電導コイル | |
| JPH11340029A (ja) | 酸化物超電導コイル | |
| JP6101490B2 (ja) | 酸化物超電導線材の接続構造体及び超電導機器 | |
| JP2012038812A (ja) | 超電導コイル装置 | |
| JP2001257114A (ja) | 超電導コイルおよび超電導体の接続方法 | |
| JP5268805B2 (ja) | 超電導線材の接続構造および超電導コイル装置 | |
| KR102505437B1 (ko) | 권선형 인덕터 및 이의 제작 방법 | |
| JP5710312B2 (ja) | 超電導コイル装置 | |
| JP2000030929A (ja) | 酸化物超電導コイルの線材保護 | |
| KR102705834B1 (ko) | 고온초전도 선재의 제조방법 및 이를 이용한 다중 초전도층을 갖는 고온초전도 선재 | |
| JPH1126224A (ja) | 酸化物超電導コイルの接合構造 | |
| JPH11273936A (ja) | 酸化物超電導コイルの巻線構造 | |
| JP5887085B2 (ja) | 超電導コイル及びその製造方法 | |
| JP6818578B2 (ja) | 超電導ケーブルの接続部 | |
| JP7438830B2 (ja) | バンドル巻き高温超電導コイル装置 | |
| JP2000114027A (ja) | 超伝導コイル装置 | |
| JPH04188706A (ja) | 超電導コイル | |
| Ambrosio et al. | Development and test of a Nb 3 Sn racetrack magnet using the react and wind technology |