JPH11262545A - バドミントンシャフト - Google Patents
バドミントンシャフトInfo
- Publication number
- JPH11262545A JPH11262545A JP10089335A JP8933598A JPH11262545A JP H11262545 A JPH11262545 A JP H11262545A JP 10089335 A JP10089335 A JP 10089335A JP 8933598 A JP8933598 A JP 8933598A JP H11262545 A JPH11262545 A JP H11262545A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- reinforcing
- badminton
- gpa
- fiber
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量で、しなりやすく、しかも耐久性のある
バドミントンシャフトを得る。 【解決手段】 ストレート層6に引張り弾性率230G
Pa炭素繊維プリプレグ61を、バイアス層7に引張り
弾性率230GPa炭素繊維プリプレグ71、72を巻
回積層し、補強層5として引張り弾性率54GPaの炭
素繊維プリプレグを、シャフト基端部3bからシャフト
先端部3a方向に50mmとシャフト基端部からシャフ
トグリップ部3cの末端方向に10mmまで巻回積層し
た。
バドミントンシャフトを得る。 【解決手段】 ストレート層6に引張り弾性率230G
Pa炭素繊維プリプレグ61を、バイアス層7に引張り
弾性率230GPa炭素繊維プリプレグ71、72を巻
回積層し、補強層5として引張り弾性率54GPaの炭
素繊維プリプレグを、シャフト基端部3bからシャフト
先端部3a方向に50mmとシャフト基端部からシャフ
トグリップ部3cの末端方向に10mmまで巻回積層し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量で、耐久性の
良好なバドミントンシャフトに関する。
良好なバドミントンシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】バドミントンラケット(以下、単にラケ
ットと省略する)をスイングすると、ラケットのシャフ
トはしなり、そのしなりによってシャトルコックがより
遠くへ飛ぶ。即ち、ラケットの性能において、シャフト
のしなりは、重要な要件の一つである。また、前記ラケ
ットでは、例えば、そのシャフトの剛性設計が同じであ
っても、しなりかた、即ちどの位置が一番しなるかの違
いによって、シャトルコックの球筋や打撃時のフィーリ
ングなどが異なる。このしなりかたの違いを調子と呼
び、また、その一番しなる部分をキックポイントと呼
び、前記シャフト自体の剛性設計(しなりの設計)とと
もに重要な設計要素である。
ットと省略する)をスイングすると、ラケットのシャフ
トはしなり、そのしなりによってシャトルコックがより
遠くへ飛ぶ。即ち、ラケットの性能において、シャフト
のしなりは、重要な要件の一つである。また、前記ラケ
ットでは、例えば、そのシャフトの剛性設計が同じであ
っても、しなりかた、即ちどの位置が一番しなるかの違
いによって、シャトルコックの球筋や打撃時のフィーリ
ングなどが異なる。このしなりかたの違いを調子と呼
び、また、その一番しなる部分をキックポイントと呼
び、前記シャフト自体の剛性設計(しなりの設計)とと
もに重要な設計要素である。
【0003】前記調子は、スイングの際に前記キックポ
イントの位置がシャフト先端近傍にあるものを先調子の
ラケット、また、前記キックポイントの位置がシャフト
基端部近傍にあるものを手元調子のラケットと呼んでい
る。前記調子は、シャフトの性格を代表する重要な項目
の一つであるため、ラケットを設計する上でもプレーヤ
ーがラケットを選択する上でも大切な項目である。通
常、シャフトの剛性を設計する上では、中空パイプから
なるシャフトをテーパー形状に形成したり、FRP製シ
ャフトの場合は、使用する強化繊維のグレードやその配
向角度を適宜選択設計することによりシャフト剛性を決
定し、かつ、前記種々の強化繊維を組み合わせ、あるい
はそれらの配置位置等を適宜選択設計することにより、
前記シャフトに調子を付与させ、シャフトを組み付けた
際に所望の調子になるラケットを得ている。
イントの位置がシャフト先端近傍にあるものを先調子の
ラケット、また、前記キックポイントの位置がシャフト
基端部近傍にあるものを手元調子のラケットと呼んでい
る。前記調子は、シャフトの性格を代表する重要な項目
の一つであるため、ラケットを設計する上でもプレーヤ
ーがラケットを選択する上でも大切な項目である。通
常、シャフトの剛性を設計する上では、中空パイプから
なるシャフトをテーパー形状に形成したり、FRP製シ
ャフトの場合は、使用する強化繊維のグレードやその配
向角度を適宜選択設計することによりシャフト剛性を決
定し、かつ、前記種々の強化繊維を組み合わせ、あるい
はそれらの配置位置等を適宜選択設計することにより、
前記シャフトに調子を付与させ、シャフトを組み付けた
際に所望の調子になるラケットを得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、ラケ
ットにおいてしなりは重要な要件であり、従って、前記
しなりを発現するシャフトのしなりも重要である。最近
では、ラケットフレームの全重量が95g以下の軽量な
ラケットも多く見られるようになったが、軽量化するた
めには、シャフトの重量も軽量にしなければならない。
そのために、FRP製シャフトにおいては、例えば従来
使用していたものより高弾性の強化繊維からなる繊維強
化樹脂シートを用いることで、積層数を従来より少なく
するなどして軽量化を図っていた。
ットにおいてしなりは重要な要件であり、従って、前記
しなりを発現するシャフトのしなりも重要である。最近
では、ラケットフレームの全重量が95g以下の軽量な
ラケットも多く見られるようになったが、軽量化するた
めには、シャフトの重量も軽量にしなければならない。
そのために、FRP製シャフトにおいては、例えば従来
使用していたものより高弾性の強化繊維からなる繊維強
化樹脂シートを用いることで、積層数を従来より少なく
するなどして軽量化を図っていた。
【0005】しかし、そのようにすることにより軽量化
が図れ、かつ、剛性も満足させることはできるが、他
方、その分しなりを付与することがむつかしく、かつ、
強度不足を伴いやすい。例えば、応力の集中するシャフ
ト基端部などは強度が不足し、別途補強材により補強し
なければならなくなる。そして、充分補強すれば強度は
満足するが、その分重量が増加して軽量化が出来なくな
ったり、さらに剛性も設定以上に大きくなってしまう傾
向にあった。
が図れ、かつ、剛性も満足させることはできるが、他
方、その分しなりを付与することがむつかしく、かつ、
強度不足を伴いやすい。例えば、応力の集中するシャフ
ト基端部などは強度が不足し、別途補強材により補強し
なければならなくなる。そして、充分補強すれば強度は
満足するが、その分重量が増加して軽量化が出来なくな
ったり、さらに剛性も設定以上に大きくなってしまう傾
向にあった。
【0006】特に、手元調子のラケットでは、シャフト
のグリップ先端部に近い部分であるシャフト基端部の近
傍がもっともたわみやすくなるが、前記シャフト基端部
は、また打球時のシャフトに負荷される応力が集中する
個所でもあるため、部分的に補強層を設けることが必要
である。従って、前記部分は必然的に剛性が高くなって
しまう。即ち、手元調子とするためにシャフト基端部の
剛性を低く設計しても、前記シャフト基端部に負荷され
る応力の集中に対応して、強度を向上させるための補強
材を用いれば、強度とともに剛性も大きくなってしま
い、理想的な手元調子のラケットを得ることは困難であ
った。
のグリップ先端部に近い部分であるシャフト基端部の近
傍がもっともたわみやすくなるが、前記シャフト基端部
は、また打球時のシャフトに負荷される応力が集中する
個所でもあるため、部分的に補強層を設けることが必要
である。従って、前記部分は必然的に剛性が高くなって
しまう。即ち、手元調子とするためにシャフト基端部の
剛性を低く設計しても、前記シャフト基端部に負荷され
る応力の集中に対応して、強度を向上させるための補強
材を用いれば、強度とともに剛性も大きくなってしま
い、理想的な手元調子のラケットを得ることは困難であ
った。
【0007】そこで、本発明は軽量であって、剛性をあ
まり変えることなく強度を向上させ、設計通りのしなり
を有しつつ耐久性に優れたバドミントンラケットのシャ
フトを得ようとするものである。
まり変えることなく強度を向上させ、設計通りのしなり
を有しつつ耐久性に優れたバドミントンラケットのシャ
フトを得ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1の発明は、引っ張り弾性率が200〜400
GPaの強化繊維からなる繊維強化樹脂層と、引っ張り
弾性率が60GPa以下の強化繊維からなる繊維強化樹
脂層とを積層して形成したバドミントンシャフトであ
る。
に請求項1の発明は、引っ張り弾性率が200〜400
GPaの強化繊維からなる繊維強化樹脂層と、引っ張り
弾性率が60GPa以下の強化繊維からなる繊維強化樹
脂層とを積層して形成したバドミントンシャフトであ
る。
【0009】請求項2の発明は、前記引っ張り弾性率が
60GPa以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層は、
前記バドミントンシャフトの基端部分近傍に配置した請
求項1記載のバドミントンシャフトである。
60GPa以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層は、
前記バドミントンシャフトの基端部分近傍に配置した請
求項1記載のバドミントンシャフトである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のバドミントンシャフト
は、引っ張り弾性率が200〜400GPaの強化繊維
からなる繊維強化樹脂層と、引っ張り弾性率が60GP
a以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層とから形成さ
れたものである。前記バドミントンシャフトは、通常、
バイアス層と、ストレート層から構成される。前記バイ
アス層とストレート層に用いられるプリプレグとして
は、配向角度を制御しやすいことから一方向プリプレグ
を用いることが好ましい。
は、引っ張り弾性率が200〜400GPaの強化繊維
からなる繊維強化樹脂層と、引っ張り弾性率が60GP
a以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層とから形成さ
れたものである。前記バドミントンシャフトは、通常、
バイアス層と、ストレート層から構成される。前記バイ
アス層とストレート層に用いられるプリプレグとして
は、配向角度を制御しやすいことから一方向プリプレグ
を用いることが好ましい。
【0011】前記引っ張り弾性率が200〜400GP
aの強化繊維としては、アルミナ繊維、ボロン繊維、シ
リコンカーバイド繊維、炭素繊維を用いることが出来る
が、軽量であることから炭素繊維が最も好ましい。マト
リックス樹脂としてはエポキシ樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等から選ばれる熱硬化樹脂が用いられる。
aの強化繊維としては、アルミナ繊維、ボロン繊維、シ
リコンカーバイド繊維、炭素繊維を用いることが出来る
が、軽量であることから炭素繊維が最も好ましい。マト
リックス樹脂としてはエポキシ樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等から選ばれる熱硬化樹脂が用いられる。
【0012】前記引っ張り弾性率が60GPa以下の強
化繊維としては、曲げ強度を向上させるため引っ張り強
度が1〜3GPaの炭素繊維が望ましい。マトリックス
樹脂としてはエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂等
から選ばれる熱硬化樹脂が用いられる。
化繊維としては、曲げ強度を向上させるため引っ張り強
度が1〜3GPaの炭素繊維が望ましい。マトリックス
樹脂としてはエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂等
から選ばれる熱硬化樹脂が用いられる。
【0013】前記引っ張り弾性率が60GPa以下の強
化繊維からなる繊維強化樹脂層は、剛性が低く、引っ張
り強度に優れているので、引っ張り弾性率が200〜4
00GPaの強化繊維からなる繊維強化樹脂層を持つバ
ドミントンシャフトに、前記引っ張り弾性率が60GP
a以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層を添設させる
ことにより、バドミントンシャフトの曲げ、ねじれ剛性
を上昇させることなく曲げ強度を向上させる事が出来
る。従って、ラケットフレームの耐久性を向上させるこ
とが出来る。また、引っ張り弾性率が200〜400G
Paの強化繊維からなる繊維強化樹脂層の一部を、前記
引っ張り弾性率が60GPa以下の強化繊維からなる繊
維強化樹脂層に代替させた構成のバドミントンシャフト
とすることにより、曲げ、ねじれ強度を低下させること
なく、曲げ、ねじれ剛性を低くしたバドミントンシャフ
トを形成出来る。
化繊維からなる繊維強化樹脂層は、剛性が低く、引っ張
り強度に優れているので、引っ張り弾性率が200〜4
00GPaの強化繊維からなる繊維強化樹脂層を持つバ
ドミントンシャフトに、前記引っ張り弾性率が60GP
a以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層を添設させる
ことにより、バドミントンシャフトの曲げ、ねじれ剛性
を上昇させることなく曲げ強度を向上させる事が出来
る。従って、ラケットフレームの耐久性を向上させるこ
とが出来る。また、引っ張り弾性率が200〜400G
Paの強化繊維からなる繊維強化樹脂層の一部を、前記
引っ張り弾性率が60GPa以下の強化繊維からなる繊
維強化樹脂層に代替させた構成のバドミントンシャフト
とすることにより、曲げ、ねじれ強度を低下させること
なく、曲げ、ねじれ剛性を低くしたバドミントンシャフ
トを形成出来る。
【0014】本発明においては、前記引っ張り弾性率が
60GPa以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層は、
前記したようにバドミントンシャフトの全長に設けて軽
量で耐久性のよいシャフトとするほか、部分的に用いる
ことにより、例えば、任意の位置に補強層として用いれ
ば、その部分の曲げ、ねじれ剛性をあまり変えることな
く強度を向上させることが出来る。また、任意の位置の
構成材料層として用いれば、その部分の曲げ、ねじれ強
度を低下させることなく、曲げ、ねじれ剛性を小さくす
ることが出来る。
60GPa以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層は、
前記したようにバドミントンシャフトの全長に設けて軽
量で耐久性のよいシャフトとするほか、部分的に用いる
ことにより、例えば、任意の位置に補強層として用いれ
ば、その部分の曲げ、ねじれ剛性をあまり変えることな
く強度を向上させることが出来る。また、任意の位置の
構成材料層として用いれば、その部分の曲げ、ねじれ強
度を低下させることなく、曲げ、ねじれ剛性を小さくす
ることが出来る。
【0015】
【実施例】以下、本発明を、引っ張り弾性率が60GP
aの強化繊維からなる繊維強化樹脂層を部分的に、シャ
フト基端部近傍に補強層として用いた実施例により説明
する。図1〜図3は本実施例を示し、図1において、1
は本実施例のシャフト3を装着したラケットフレーム
で、従来と同様、前記シャフト3の先端には打球部2が
接続されており、前記シャフト3の末端にはグリップ4
が取り付けられた構成となっている。
aの強化繊維からなる繊維強化樹脂層を部分的に、シャ
フト基端部近傍に補強層として用いた実施例により説明
する。図1〜図3は本実施例を示し、図1において、1
は本実施例のシャフト3を装着したラケットフレーム
で、従来と同様、前記シャフト3の先端には打球部2が
接続されており、前記シャフト3の末端にはグリップ4
が取り付けられた構成となっている。
【0016】前記シャフト3は、図3の如く、例えば引
っ張り弾性率が200〜400の強化繊維に熱硬化性合
成樹脂を含浸させてなるプリプレグを、前記強化繊維の
配向方向がシャフト軸心に対して±30°〜±60°と
なるように切断したバイアスプリプレグシート71、7
2とし、これをマンドレル8に複数回巻き付けてなるバ
イアス層7と、前記強化繊維の配向方向をシャフト軸心
に対して0°〜±10°となるように形成したストレー
トプリプレグシート61、62とし、これを巻き付けた
ストレート層6とから構成されている。
っ張り弾性率が200〜400の強化繊維に熱硬化性合
成樹脂を含浸させてなるプリプレグを、前記強化繊維の
配向方向がシャフト軸心に対して±30°〜±60°と
なるように切断したバイアスプリプレグシート71、7
2とし、これをマンドレル8に複数回巻き付けてなるバ
イアス層7と、前記強化繊維の配向方向をシャフト軸心
に対して0°〜±10°となるように形成したストレー
トプリプレグシート61、62とし、これを巻き付けた
ストレート層6とから構成されている。
【0017】巻き付けた状態は、図2に示す通りであ
る。図2では、ストレート層6、バイアス層7として東
レ(株)製アクリルニトリル系炭素繊維プリプレグ(引
張り引っ張り弾性率230GPa)を使用した。バイア
ス層7は、前記炭素繊維の配向方向をシャフト軸心に対
して右上45°および左上45°の方向になるようにそ
れぞれ裁断し、両者を少しずらして重ね合わせ、マンド
レルに2回巻回積層した。ストレート層6を形成するプ
リプレグ61は、前記炭素繊維の配向方向をシャフト軸
心方向になるように裁断し、マンドレルに2回巻回積層
した。
る。図2では、ストレート層6、バイアス層7として東
レ(株)製アクリルニトリル系炭素繊維プリプレグ(引
張り引っ張り弾性率230GPa)を使用した。バイア
ス層7は、前記炭素繊維の配向方向をシャフト軸心に対
して右上45°および左上45°の方向になるようにそ
れぞれ裁断し、両者を少しずらして重ね合わせ、マンド
レルに2回巻回積層した。ストレート層6を形成するプ
リプレグ61は、前記炭素繊維の配向方向をシャフト軸
心方向になるように裁断し、マンドレルに2回巻回積層
した。
【0018】そして、前記シャフトの基端部分に引っ張
り弾性率が60GPa以下の強化繊維に熱硬化性合成樹
脂を含浸させてなる補強プリプレグ51を巻き付けて補
強層5を形成した。前記補強プリプレグ51としては、
一方向引き揃えプリプレグが好ましく用いられ、強化繊
維としては前記した引っ張り弾性率が60GPa以下の
もの、さらに好ましくは40〜60GPaのものでその
引張り強度が1〜3GPa程度のものが用いられる。
り弾性率が60GPa以下の強化繊維に熱硬化性合成樹
脂を含浸させてなる補強プリプレグ51を巻き付けて補
強層5を形成した。前記補強プリプレグ51としては、
一方向引き揃えプリプレグが好ましく用いられ、強化繊
維としては前記した引っ張り弾性率が60GPa以下の
もの、さらに好ましくは40〜60GPaのものでその
引張り強度が1〜3GPa程度のものが用いられる。
【0019】本実施例では、補強層5を形成する補強プ
リプレグ51として、日本グラファイトファイバー
(株)製ピッチ系炭素繊維プリプレグ(引張り引っ張り
弾性率54GPa)を使用した。前記補強層5の補強プ
リプレグ51の長さは、シャフト基端部3bからシャフ
ト先端部3a方向に50mmと、シャフト基端部からシ
ャフトグリップ部3cの末端方向に10mmまでの範囲
に配置する。手元調子のラケットとしてのキックポイン
トは、シャフト基端部から先端側へ50mmの位置まで
の範囲にあるのが好ましい。
リプレグ51として、日本グラファイトファイバー
(株)製ピッチ系炭素繊維プリプレグ(引張り引っ張り
弾性率54GPa)を使用した。前記補強層5の補強プ
リプレグ51の長さは、シャフト基端部3bからシャフ
ト先端部3a方向に50mmと、シャフト基端部からシ
ャフトグリップ部3cの末端方向に10mmまでの範囲
に配置する。手元調子のラケットとしてのキックポイン
トは、シャフト基端部から先端側へ50mmの位置まで
の範囲にあるのが好ましい。
【0020】成形にあたっては、前記補強プリプレグ5
1はシャフト基端部3bを始点として先端側へのみ配置
するのではなく、前記シャフト基端部3bからシャフト
グリップ部3cの末端方向に、前記シャフト基端部3b
をまたぐように配置することで、打球時の応力集中によ
る折損を防止する。また、前記補強プリプレグ51の強
化繊維の配向角度をシャフト軸心に対して0°〜±10
°程度に配向させて配置することで、前記補強層の配置
がより効果的となる。
1はシャフト基端部3bを始点として先端側へのみ配置
するのではなく、前記シャフト基端部3bからシャフト
グリップ部3cの末端方向に、前記シャフト基端部3b
をまたぐように配置することで、打球時の応力集中によ
る折損を防止する。また、前記補強プリプレグ51の強
化繊維の配向角度をシャフト軸心に対して0°〜±10
°程度に配向させて配置することで、前記補強層の配置
がより効果的となる。
【0021】図3に示すように前記補強プリプレグ51
の形状は、シャフト先端側3aから基端側に亘って順次
幅広となる略台形形状に形成されるのが好ましい。前記
補強プリプレグ51の配置される位置は、本実施例では
前記ストレート層6の外周部(図2(イ))に配置して
あるが、そのほか、バイアス層7とストレート層6の間
(図2(ロ))、あるいは、バイアス層間(図2
(ハ))に配置することが出来る。硬化成形後の前記バ
ドミントンシャフトの全長は310mm、細径端の内径
は3.9mm、外径は7mmであり、太径端の内径は
4.2mm、外径は7.5mmとなった。
の形状は、シャフト先端側3aから基端側に亘って順次
幅広となる略台形形状に形成されるのが好ましい。前記
補強プリプレグ51の配置される位置は、本実施例では
前記ストレート層6の外周部(図2(イ))に配置して
あるが、そのほか、バイアス層7とストレート層6の間
(図2(ロ))、あるいは、バイアス層間(図2
(ハ))に配置することが出来る。硬化成形後の前記バ
ドミントンシャフトの全長は310mm、細径端の内径
は3.9mm、外径は7mmであり、太径端の内径は
4.2mm、外径は7.5mmとなった。
【0022】本発明の実施例品と比較品のたわみ量の測
定結果を表1に示す。測定方法は、社団法人日本ゴルフ
用品協会のフレックス測定標準機を使用し、ゴルフクラ
ブ用シャフトフレックス測定方法に準じて、シャフトを
水平にしてシャフト太径側端部より60mmを固定し、
固定点から150mmの位置に3kgの荷重を負荷し
て、その位置での荷重を負荷したことによる変位量をた
わみ量として測定した。本実施例品のたわみ量は比較品
に比べて大きく、充分手元部分がたわむものであった。
定結果を表1に示す。測定方法は、社団法人日本ゴルフ
用品協会のフレックス測定標準機を使用し、ゴルフクラ
ブ用シャフトフレックス測定方法に準じて、シャフトを
水平にしてシャフト太径側端部より60mmを固定し、
固定点から150mmの位置に3kgの荷重を負荷し
て、その位置での荷重を負荷したことによる変位量をた
わみ量として測定した。本実施例品のたわみ量は比較品
に比べて大きく、充分手元部分がたわむものであった。
【0023】比較品として、補強層にストレート層、バ
イアス層を形成したのと同じプリプレグを使用したほか
は、実施例品と同様にシャフトを成形した。
イアス層を形成したのと同じプリプレグを使用したほか
は、実施例品と同様にシャフトを成形した。
【0024】
【表1】
【0025】なお、本発明の具体的な数値は前記実施例
の数値に限定されるものでなく、本発明の趣旨に沿う範
囲で変更可能であることはいうまでもないことである。
の数値に限定されるものでなく、本発明の趣旨に沿う範
囲で変更可能であることはいうまでもないことである。
【0026】
【発明の効果】前記の構成とした事により、本発明のシ
ャフトを装着したラケットは、軽量で、剛性をあまり変
えることなく、しかもバドミントンラケットとしての強
度を十分備えたバドミントンシャフトおよびラケットフ
レームとなった。
ャフトを装着したラケットは、軽量で、剛性をあまり変
えることなく、しかもバドミントンラケットとしての強
度を十分備えたバドミントンシャフトおよびラケットフ
レームとなった。
【図1】実施例のバドミントンラケットを示す説明図。
【図2】実施例のシャフトのシャフト基端部からシャフ
トグリップ部の積層構成を説明する断面図。
トグリップ部の積層構成を説明する断面図。
【図3】実施例のシャフトのプリプレグ裁断形状および
積層順の説明図。
積層順の説明図。
1 バドミントンラケット 2 打球部 3 シャフト 3a シャフト先端部 3b シャフト基端部 3c シャフトグリップ部 4 グリップ 5 補強層 51 補強プリプレグ 6 ストレート層 61 ストレートプリプレグ 62 ストレートプリプレグ 7 バイアス層 71 バイアスプリプレグ 72 バイアスプリプレグ 8 マンドレル
Claims (2)
- 【請求項1】 引っ張り弾性率が200〜400GPa
の強化繊維からなる繊維強化樹脂層と、引っ張り弾性率
が60GPa以下の強化繊維からなる繊維強化樹脂層と
を積層して形成したことを特徴とするバドミントンシャ
フト。 - 【請求項2】 前記引っ張り弾性率が60GPa以下の
強化繊維からなる繊維強化樹脂層は、前記バドミントン
シャフトの基端部分近傍に配置したことを特徴とする請
求項1記載のバドミントンシャフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10089335A JPH11262545A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | バドミントンシャフト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10089335A JPH11262545A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | バドミントンシャフト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262545A true JPH11262545A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13967827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10089335A Pending JPH11262545A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | バドミントンシャフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11262545A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5230835B1 (ja) * | 2012-08-31 | 2013-07-10 | グローブライド株式会社 | バドミントンラケットに用いられるシャフトを製造する方法 |
| CN106573679A (zh) * | 2014-08-01 | 2017-04-19 | 额普西隆复合材料公司 | 具体用于飞机座椅的具有混合型结构的管 |
| WO2021166517A1 (ja) * | 2020-02-18 | 2021-08-26 | 住友ゴム工業株式会社 | バドミントンラケット |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP10089335A patent/JPH11262545A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5230835B1 (ja) * | 2012-08-31 | 2013-07-10 | グローブライド株式会社 | バドミントンラケットに用いられるシャフトを製造する方法 |
| CN106573679A (zh) * | 2014-08-01 | 2017-04-19 | 额普西隆复合材料公司 | 具体用于飞机座椅的具有混合型结构的管 |
| JP2017523085A (ja) * | 2014-08-01 | 2017-08-17 | エプシロン・コンポジットEpsilon Composite | 特に航空機座席のための、ハイブリットタイプ構造を有するチューブ |
| US10343780B2 (en) | 2014-08-01 | 2019-07-09 | Epsilon Composite | Tube having a hybrid-type structure, in particular for an aircraft seat |
| WO2021166517A1 (ja) * | 2020-02-18 | 2021-08-26 | 住友ゴム工業株式会社 | バドミントンラケット |
| JP2021129632A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 住友ゴム工業株式会社 | バドミントンラケット |
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