JPH11262960A - 合成樹脂成形品の成形方法 - Google Patents
合成樹脂成形品の成形方法Info
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- JPH11262960A JPH11262960A JP6865598A JP6865598A JPH11262960A JP H11262960 A JPH11262960 A JP H11262960A JP 6865598 A JP6865598 A JP 6865598A JP 6865598 A JP6865598 A JP 6865598A JP H11262960 A JPH11262960 A JP H11262960A
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属製芯筒の中心孔の中心線と、合成樹脂成
形品の成形品本体の外周面に対する中心線との芯ずれを
防止して、高精度が要求される精密歯車であっても容易
に成形する。 【解決手段】 セット工程において、あらかじめ金属製
芯筒10の中心孔11の内径寸法はセットピン30の外
径寸法よりも小さく形成されるとともに、その中心孔1
1にはセットピン30の先端部に仮止め状に嵌合される
セット用孔部12が設けられ、そのセット用孔部12に
おいてセットピン30の先端部に金属製芯筒10が仮止
めされてセットされる。型締め工程において、金属製芯
筒10がセットピン30の所定位置まで圧入されること
で、金属製芯筒10の中心孔15がセットピン30と同
一中心線上においてそのセットピン30の外径寸法と同
じ大きさにサイジングされる。
形品の成形品本体の外周面に対する中心線との芯ずれを
防止して、高精度が要求される精密歯車であっても容易
に成形する。 【解決手段】 セット工程において、あらかじめ金属製
芯筒10の中心孔11の内径寸法はセットピン30の外
径寸法よりも小さく形成されるとともに、その中心孔1
1にはセットピン30の先端部に仮止め状に嵌合される
セット用孔部12が設けられ、そのセット用孔部12に
おいてセットピン30の先端部に金属製芯筒10が仮止
めされてセットされる。型締め工程において、金属製芯
筒10がセットピン30の所定位置まで圧入されること
で、金属製芯筒10の中心孔15がセットピン30と同
一中心線上においてそのセットピン30の外径寸法と同
じ大きさにサイジングされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中心孔を有する
金属製芯筒がインサートされた合成樹脂成形品を成形す
る方法に関する。
金属製芯筒がインサートされた合成樹脂成形品を成形す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂成形品が合成樹脂材のみによっ
て一体成形されると、その中心孔が摩耗されたり、ある
いは熱変形されることがあり、耐久性に問題点が発生す
る。このため、合成樹脂成形品に対し中心孔を有する金
属製芯筒がインサートされた構造のものが知られてい
る。従来、中心孔104を有する金属製芯筒103がイ
ンサートされた合成樹脂成形品101は図9と図10に
示すようにして成形される。すなわち、まず、図9に示
すように、型開き状態にある一対の成形型のうち、一方
の成形型125に突設されたセットピン130には、金
属製芯筒103がその中心孔104において嵌挿されて
セットされる。この際、セットピン130に対し金属製
芯筒103を嵌挿してセットするために、金属製芯筒1
03の中心孔104の内径寸法はセットピン130の外
径寸法よりも適宜に大きく形成されている。その後、図
10に示すように、一対の成形型125、154が型締
めされ、これら成形型125、154の間のキャビティ
126に対し合成樹脂材料が射出されて成形品本体10
2が成形される。これによって、金属製芯筒103をイ
ンサートした合成樹脂成形品101が成形される。
て一体成形されると、その中心孔が摩耗されたり、ある
いは熱変形されることがあり、耐久性に問題点が発生す
る。このため、合成樹脂成形品に対し中心孔を有する金
属製芯筒がインサートされた構造のものが知られてい
る。従来、中心孔104を有する金属製芯筒103がイ
ンサートされた合成樹脂成形品101は図9と図10に
示すようにして成形される。すなわち、まず、図9に示
すように、型開き状態にある一対の成形型のうち、一方
の成形型125に突設されたセットピン130には、金
属製芯筒103がその中心孔104において嵌挿されて
セットされる。この際、セットピン130に対し金属製
芯筒103を嵌挿してセットするために、金属製芯筒1
03の中心孔104の内径寸法はセットピン130の外
径寸法よりも適宜に大きく形成されている。その後、図
10に示すように、一対の成形型125、154が型締
めされ、これら成形型125、154の間のキャビティ
126に対し合成樹脂材料が射出されて成形品本体10
2が成形される。これによって、金属製芯筒103をイ
ンサートした合成樹脂成形品101が成形される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
合成樹脂成形品の成形方法において、金属製芯筒103
の中心孔104の内径寸法はセットピン130の外径寸
法よりも適宜に大きく形成されている。このため、一対
の成形型126、154の間のキャビティ126に合成
樹脂材料を射出して前記金属製芯筒103をインサート
した合成樹脂成形品101を成形すると、その金属製芯
筒103の中心孔104の中心線Bと、成形品本体10
2の外周面に対する中心線Aとが寸法Lだけ芯ずれする
場合がある。このようなことから高精度が要求される精
密歯車のような合成樹脂成形品を成形する場合には、前
記した合成樹脂成形品の成形方法を採用することができ
ない。すなわち、前記合成樹脂成形品の成形方法によっ
て歯車を成形すると、金属製芯筒103の中心孔104
の中心線Bと、合成樹脂成形品の成形品本体102の外
周面に対する中心線Aとの寸法Lの芯ずれによって噛み
合い不良が生じる。したがって、高精度が要求される精
密歯車においては、金属材料の切削加工によって精密歯
車を形成したり、あるいは焼結金属によって精密歯車を
成形しているのが一般的であった。ところが、金属製の
歯車は噛み合い音が大きいという不具合があった。
合成樹脂成形品の成形方法において、金属製芯筒103
の中心孔104の内径寸法はセットピン130の外径寸
法よりも適宜に大きく形成されている。このため、一対
の成形型126、154の間のキャビティ126に合成
樹脂材料を射出して前記金属製芯筒103をインサート
した合成樹脂成形品101を成形すると、その金属製芯
筒103の中心孔104の中心線Bと、成形品本体10
2の外周面に対する中心線Aとが寸法Lだけ芯ずれする
場合がある。このようなことから高精度が要求される精
密歯車のような合成樹脂成形品を成形する場合には、前
記した合成樹脂成形品の成形方法を採用することができ
ない。すなわち、前記合成樹脂成形品の成形方法によっ
て歯車を成形すると、金属製芯筒103の中心孔104
の中心線Bと、合成樹脂成形品の成形品本体102の外
周面に対する中心線Aとの寸法Lの芯ずれによって噛み
合い不良が生じる。したがって、高精度が要求される精
密歯車においては、金属材料の切削加工によって精密歯
車を形成したり、あるいは焼結金属によって精密歯車を
成形しているのが一般的であった。ところが、金属製の
歯車は噛み合い音が大きいという不具合があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、金属製芯筒の中心孔の中心線と、合成樹脂成形品の
成形品本体の外周面に対する中心線との芯ずれを防止す
ることができ、高精度が要求される精密歯車であっても
容易に成形することができる合成樹脂成形品の成形方法
を提供することである。
み、金属製芯筒の中心孔の中心線と、合成樹脂成形品の
成形品本体の外周面に対する中心線との芯ずれを防止す
ることができ、高精度が要求される精密歯車であっても
容易に成形することができる合成樹脂成形品の成形方法
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る合成樹脂成形品の成形方法
は、型開き状態にある一対の成形型のうちの一方の成形
型に突設されたセットピンには、金属製芯筒をその中心
孔においてセットするセット工程と、前記一対の成形型
を型締めする型締め工程と、前記一対の成形型の間のキ
ャビティに対し合成樹脂材料を射出することで、前記金
属製芯筒をインサートした合成樹脂成形品を成形する射
出工程とを備え、前記セット工程において、あらかじめ
前記金属製芯筒の中心孔の内径寸法は前記セットピンの
外径寸法よりも僅かに小さく形成されるとともに、その
中心孔には前記セットピンの先端部に仮止め状に嵌合さ
れるセット用孔部が形成され、そのセット用孔部におい
て前記セットピンの先端部に前記金属製芯筒が仮止めさ
れてセットされ、前記型締め工程において、前記金属製
芯筒が前記セットピンの所定位置まで圧入されること
で、前記金属製芯筒の中心孔が前記セットピンと同一中
心線上においてそのセットピンの外径寸法と同じ大きさ
にサイジングされる。
に、請求項1の発明に係る合成樹脂成形品の成形方法
は、型開き状態にある一対の成形型のうちの一方の成形
型に突設されたセットピンには、金属製芯筒をその中心
孔においてセットするセット工程と、前記一対の成形型
を型締めする型締め工程と、前記一対の成形型の間のキ
ャビティに対し合成樹脂材料を射出することで、前記金
属製芯筒をインサートした合成樹脂成形品を成形する射
出工程とを備え、前記セット工程において、あらかじめ
前記金属製芯筒の中心孔の内径寸法は前記セットピンの
外径寸法よりも僅かに小さく形成されるとともに、その
中心孔には前記セットピンの先端部に仮止め状に嵌合さ
れるセット用孔部が形成され、そのセット用孔部におい
て前記セットピンの先端部に前記金属製芯筒が仮止めさ
れてセットされ、前記型締め工程において、前記金属製
芯筒が前記セットピンの所定位置まで圧入されること
で、前記金属製芯筒の中心孔が前記セットピンと同一中
心線上においてそのセットピンの外径寸法と同じ大きさ
にサイジングされる。
【0006】したがって、型締め工程において、セット
ピンに仮止めされた金属製芯筒がセットピンに圧入され
ことで、金属製芯筒の中心孔は、セットピンと同一中心
線上においてそのセットピンの外径寸法と同一の内径寸
法に塑性されてサイジングされる。このため、射出工程
において、前記金属製芯筒のサイジングされた中心孔の
中心線と合成樹脂成形品の成形品本体の中心線とが芯ず
れして成形される不具合が解消される。
ピンに仮止めされた金属製芯筒がセットピンに圧入され
ことで、金属製芯筒の中心孔は、セットピンと同一中心
線上においてそのセットピンの外径寸法と同一の内径寸
法に塑性されてサイジングされる。このため、射出工程
において、前記金属製芯筒のサイジングされた中心孔の
中心線と合成樹脂成形品の成形品本体の中心線とが芯ず
れして成形される不具合が解消される。
【0007】請求項2の発明に係る合成樹脂成形品の成
形方法は、請求項1に記載の合成樹脂成形品の成形方法
において、金属製芯筒の中心孔はセットピンの先端部と
テーパ嵌合するテーパ孔に形成され、その中心孔は、テ
ーパによってセット用孔部を兼務している。したがっ
て、セットピンの先端部に対し、金属製芯筒がテーパ嵌
合によって容易にかつ安定よく仮止めされるため、仮止
め状態にある金属製芯筒が不測に位置ずれしたり、セッ
トピンから外れる不具合が確実に防止される。
形方法は、請求項1に記載の合成樹脂成形品の成形方法
において、金属製芯筒の中心孔はセットピンの先端部と
テーパ嵌合するテーパ孔に形成され、その中心孔は、テ
ーパによってセット用孔部を兼務している。したがっ
て、セットピンの先端部に対し、金属製芯筒がテーパ嵌
合によって容易にかつ安定よく仮止めされるため、仮止
め状態にある金属製芯筒が不測に位置ずれしたり、セッ
トピンから外れる不具合が確実に防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図6にしたがって説明する。この実施
の形態1においては、図5に示すように、合成樹脂成形
品が、外周に外歯3を有する合成樹脂製の歯車本体2
と、その歯車本体2の中央部にインサートされた金属製
芯筒10とを一体状に備えた歯車1である場合を例示す
る。前記歯車1を成形するための成形型装置20を縦断
面で表した図1において、設置面上に固定された固定側
取付板21にはスペーサブロック22と受板23を介し
て固定側成形型25が取り付けられている。
の形態1を図1〜図6にしたがって説明する。この実施
の形態1においては、図5に示すように、合成樹脂成形
品が、外周に外歯3を有する合成樹脂製の歯車本体2
と、その歯車本体2の中央部にインサートされた金属製
芯筒10とを一体状に備えた歯車1である場合を例示す
る。前記歯車1を成形するための成形型装置20を縦断
面で表した図1において、設置面上に固定された固定側
取付板21にはスペーサブロック22と受板23を介し
て固定側成形型25が取り付けられている。
【0009】前記固定側成形型25の上面には歯車1に
対応するキャビティ26が凹設され、そのキャビティ2
6の周壁面には外歯3に対応する成形面が形成されてい
る。固定側成形型25のキャビティ26の中心部には、
その周壁面の成形面と同一中心線上においてセットピン
30が突設されている。図2に示すように、前記セット
ピン30の先端部には段差部31をもって先尖り状のテ
ーパ部32が形成されている。また、図1に示すよう
に、固定側取付板21と固定側成形型25の受板23と
の間には押出しロッド40によって突き上げ動作され、
戻しバネ45によって固定側取付板21上に復帰される
エジェクタプレート41が配設されている。このエジェ
クタプレート41の上面には所要数のエジェクタピン4
2が突設され、これらエジェクタピン42の先端部はキ
ャビティ26の底面に対し進退可能に嵌挿されている。
対応するキャビティ26が凹設され、そのキャビティ2
6の周壁面には外歯3に対応する成形面が形成されてい
る。固定側成形型25のキャビティ26の中心部には、
その周壁面の成形面と同一中心線上においてセットピン
30が突設されている。図2に示すように、前記セット
ピン30の先端部には段差部31をもって先尖り状のテ
ーパ部32が形成されている。また、図1に示すよう
に、固定側取付板21と固定側成形型25の受板23と
の間には押出しロッド40によって突き上げ動作され、
戻しバネ45によって固定側取付板21上に復帰される
エジェクタプレート41が配設されている。このエジェ
クタプレート41の上面には所要数のエジェクタピン4
2が突設され、これらエジェクタピン42の先端部はキ
ャビティ26の底面に対し進退可能に嵌挿されている。
【0010】図1に示すように、前記固定側取付板21
に対し昇降駆動装置(図示しない)によって昇降動作さ
れる可動側取付板50の下面には、複数の引張棒51に
よって受板52が上下動可能に組み付けられている。ま
た、受板52の下面には可動側成形型54が複数の引張
棒53によって上下動可能に組み付けられている。前記
受板52と可動側成形型54は、可動側取付板50の下
面に垂下状に突設された共通の複数のガイドピン55に
よって上下方向に移動案内されるようになっている。さ
らに、可動側成形型54と固定側成形型25との間には
複数の引張棒56が組み付けられている。
に対し昇降駆動装置(図示しない)によって昇降動作さ
れる可動側取付板50の下面には、複数の引張棒51に
よって受板52が上下動可能に組み付けられている。ま
た、受板52の下面には可動側成形型54が複数の引張
棒53によって上下動可能に組み付けられている。前記
受板52と可動側成形型54は、可動側取付板50の下
面に垂下状に突設された共通の複数のガイドピン55に
よって上下方向に移動案内されるようになっている。さ
らに、可動側成形型54と固定側成形型25との間には
複数の引張棒56が組み付けられている。
【0011】また、前記可動側取付板50には、射出機
の射出ノズル61が接続されるスプル孔62が形成され
ている。受板52にはスプル孔62に連通する連通孔5
7が貫設され、可動側成形型54には、連通孔57を介
してスプル孔62に連通されるランナ溝65が凹設され
ている。さらに、可動側成形型54には、その一端がラ
ンナ溝65に通じ他端が可動側成形型54の下面に開口
してキャビティ26に通じるゲート口66が形成されて
いる。
の射出ノズル61が接続されるスプル孔62が形成され
ている。受板52にはスプル孔62に連通する連通孔5
7が貫設され、可動側成形型54には、連通孔57を介
してスプル孔62に連通されるランナ溝65が凹設され
ている。さらに、可動側成形型54には、その一端がラ
ンナ溝65に通じ他端が可動側成形型54の下面に開口
してキャビティ26に通じるゲート口66が形成されて
いる。
【0012】次に、前記したように構成される成形型装
置20を用いて合成樹脂成形品としての歯車1を成形す
る方法を説明する。あらかじめ、金属製芯筒10の中心
孔11の内径寸法は、セットピン30の外径寸法よりも
僅かに小さく形成される。図2に示すように、前記金属
製芯筒10の中心孔11の下部には、セットピン30の
外径寸法よりも適宜に大きいセット用孔部12が中心孔
11と同一中心線上にかつ段差部をもって形成されてい
る。また、金属製芯筒10の中心孔11の上端開口部に
は面取り加工によって面取り部13が形成されている。
さらに、金属製芯筒10の外周面にはフランジ14が一
体に張り出されている。
置20を用いて合成樹脂成形品としての歯車1を成形す
る方法を説明する。あらかじめ、金属製芯筒10の中心
孔11の内径寸法は、セットピン30の外径寸法よりも
僅かに小さく形成される。図2に示すように、前記金属
製芯筒10の中心孔11の下部には、セットピン30の
外径寸法よりも適宜に大きいセット用孔部12が中心孔
11と同一中心線上にかつ段差部をもって形成されてい
る。また、金属製芯筒10の中心孔11の上端開口部に
は面取り加工によって面取り部13が形成されている。
さらに、金属製芯筒10の外周面にはフランジ14が一
体に張り出されている。
【0013】そして、固定側成形型25のセットピン3
0に対し、金属製芯筒10がそのセット用孔部12にお
いて嵌挿されることで、その金属製芯筒10がセットピ
ン30の段差部31に仮止めされてセットされる。ここ
で、可動側取付板50が下降し、その下降動作に基づい
て固定側成形型25に対し可動側成形型54が型締めさ
れる。図3と図4に示すように、前記可動側成形型54
の型締め工程において、セットピン30に仮止めされた
金属製芯筒10は可動側成形型54の下面に押し付けら
れてセットピン30に圧入される。これによって、金属
製芯筒10の中心孔11は、セットピン30の外径寸法
と同一の内径寸法に塑性されてサイジングされる。これ
によって、金属製芯筒10のサイジングされた中心孔1
5は、セットピン30と同一中心線上において所望とす
る内径寸法となる。
0に対し、金属製芯筒10がそのセット用孔部12にお
いて嵌挿されることで、その金属製芯筒10がセットピ
ン30の段差部31に仮止めされてセットされる。ここ
で、可動側取付板50が下降し、その下降動作に基づい
て固定側成形型25に対し可動側成形型54が型締めさ
れる。図3と図4に示すように、前記可動側成形型54
の型締め工程において、セットピン30に仮止めされた
金属製芯筒10は可動側成形型54の下面に押し付けら
れてセットピン30に圧入される。これによって、金属
製芯筒10の中心孔11は、セットピン30の外径寸法
と同一の内径寸法に塑性されてサイジングされる。これ
によって、金属製芯筒10のサイジングされた中心孔1
5は、セットピン30と同一中心線上において所望とす
る内径寸法となる。
【0014】その後、射出機の射出ノズル61から供給
される溶融の合成樹脂材料がスプル孔62、連通孔5
7、ランナ溝65及びゲート口66を通してキャビティ
26内に射出されることで、前記溶融の合成樹脂材料に
よって歯車本体2が成形される。そして、歯車本体2の
成形と同時にその中心に金属製芯筒10がインサートさ
れる。これによって外歯3を有する合成樹脂製の歯車本
体2の中心に金属製芯筒10をインサートした歯車1が
成形される。
される溶融の合成樹脂材料がスプル孔62、連通孔5
7、ランナ溝65及びゲート口66を通してキャビティ
26内に射出されることで、前記溶融の合成樹脂材料に
よって歯車本体2が成形される。そして、歯車本体2の
成形と同時にその中心に金属製芯筒10がインサートさ
れる。これによって外歯3を有する合成樹脂製の歯車本
体2の中心に金属製芯筒10をインサートした歯車1が
成形される。
【0015】前記歯車1が成形された後、図6に示すよ
うに、可動側取付板50が元の位置まで上昇される。前
記可動側取付板50の上昇にともない、固定側成形型2
5に対し可動側成形型54が引張棒56に連結された状
態で所定ストロークの範囲において型開きされる。ま
た、可動側成形型54に対し受板52は引張棒53によ
って連結された状態で離反し、さらに、前記受板52は
引張棒51によって連結された状態で可動側取付板50
に対し離反する。これによってランナ溝65、連結孔5
7及びゲート口66において固化された合成樹脂材料5
が取り出される。一方、固定側成形型25に対し可動側
成形型54が型開きされると、押出しロッド40によっ
てエジェクタプレート41とともにエジェクタピン42
が突き上げられることで、キャビティ26に対し歯車1
が脱型される。そして、前記歯車1が取り出されること
で、合成樹脂成形品としての歯車1の成形の1サイクル
が完了する。
うに、可動側取付板50が元の位置まで上昇される。前
記可動側取付板50の上昇にともない、固定側成形型2
5に対し可動側成形型54が引張棒56に連結された状
態で所定ストロークの範囲において型開きされる。ま
た、可動側成形型54に対し受板52は引張棒53によ
って連結された状態で離反し、さらに、前記受板52は
引張棒51によって連結された状態で可動側取付板50
に対し離反する。これによってランナ溝65、連結孔5
7及びゲート口66において固化された合成樹脂材料5
が取り出される。一方、固定側成形型25に対し可動側
成形型54が型開きされると、押出しロッド40によっ
てエジェクタプレート41とともにエジェクタピン42
が突き上げられることで、キャビティ26に対し歯車1
が脱型される。そして、前記歯車1が取り出されること
で、合成樹脂成形品としての歯車1の成形の1サイクル
が完了する。
【0016】前記したように型締め工程において、セッ
トピン30に仮止めされた金属製芯筒10は可動側成形
型54の下面に押し付けられてセットピン30に圧入さ
れことで、金属製芯筒10の中心孔15は、セットピン
30の外径寸法と同一の内径寸法に塑性されてサイジン
グされる。このため、射出工程において、前記金属製芯
筒10のサイジングされた中心孔15の中心線と歯車本
体2の中心線とが芯ずれする不具合が解消されるため、
高精度が要求される精密歯車の成形に効果が大きい。
トピン30に仮止めされた金属製芯筒10は可動側成形
型54の下面に押し付けられてセットピン30に圧入さ
れことで、金属製芯筒10の中心孔15は、セットピン
30の外径寸法と同一の内径寸法に塑性されてサイジン
グされる。このため、射出工程において、前記金属製芯
筒10のサイジングされた中心孔15の中心線と歯車本
体2の中心線とが芯ずれする不具合が解消されるため、
高精度が要求される精密歯車の成形に効果が大きい。
【0017】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図7と図8にしたがって説明すると、この実施
の形態2において、固定側成形型25の上面には実施の
形態1と同様にして歯車1に対応するキャビティ26が
凹設され、そのキャビティ26の周壁面には外歯3に対
応する成形面が形成されている。固定側成形型25のキ
ャビティ26の中心部には、その周壁面の成形面と同一
中心線上においてセットピン30が突設されている。前
記セットピン30の先端部には、金属製芯筒10を仮止
めしてセットするために、先端に向かって外径がしだい
に小さくされたテーパ軸部35が形成されている。
形態2を図7と図8にしたがって説明すると、この実施
の形態2において、固定側成形型25の上面には実施の
形態1と同様にして歯車1に対応するキャビティ26が
凹設され、そのキャビティ26の周壁面には外歯3に対
応する成形面が形成されている。固定側成形型25のキ
ャビティ26の中心部には、その周壁面の成形面と同一
中心線上においてセットピン30が突設されている。前
記セットピン30の先端部には、金属製芯筒10を仮止
めしてセットするために、先端に向かって外径がしだい
に小さくされたテーパ軸部35が形成されている。
【0018】一方、金属製芯筒10の中心孔11は前記
セットピン30の先端のテーパ軸部35の上方からその
テーパ軸部35に容易に嵌挿されるテーパ孔状に形成さ
れている。そして、金属製芯筒10は、そのテーパ状の
中心孔11がセット用孔部12を兼務するようになって
いる。その他の構成は実施の形態1と同様に構成され
る。
セットピン30の先端のテーパ軸部35の上方からその
テーパ軸部35に容易に嵌挿されるテーパ孔状に形成さ
れている。そして、金属製芯筒10は、そのテーパ状の
中心孔11がセット用孔部12を兼務するようになって
いる。その他の構成は実施の形態1と同様に構成され
る。
【0019】したがって、この実施の形態2において、
金属製芯筒10のセット工程では、固定側成形型25の
キャビティ26の中心に突設されたセットピン30のテ
ーパ軸部35に対し、金属製芯筒10のテーパ状の中心
孔11がテーパ嵌合によって容易にかつ安定よく仮止め
される。このため、金属製芯筒10が仮止め状態にある
金属製芯筒10が不測に位置ずれしたり、セットピン3
0から外れる不具合が確実に防止される。
金属製芯筒10のセット工程では、固定側成形型25の
キャビティ26の中心に突設されたセットピン30のテ
ーパ軸部35に対し、金属製芯筒10のテーパ状の中心
孔11がテーパ嵌合によって容易にかつ安定よく仮止め
される。このため、金属製芯筒10が仮止め状態にある
金属製芯筒10が不測に位置ずれしたり、セットピン3
0から外れる不具合が確実に防止される。
【0020】その後、型締め工程において、図8に示す
ように、金属製芯筒10は可動側成形型54の下面に押
し付けられてセットピン30のサイジング用軸部まで圧
入されことで、金属製芯筒10のテーパ状の中心孔11
は、セットピン30のサイジング用軸部の外径寸法と同
一の内径寸法に順次に塑性されてサイジングされる。こ
れによって、金属製芯筒10のサイジングされた中心孔
15は、セットピン30と同一中心線上において所望と
する内径寸法となる。このため、この実施の形態2にお
いても、射出工程の際、前記金属製芯筒10のサイジン
グされた中心孔15の中心線と歯車本体2の中心線とが
芯ずれする不具合が解消されるため、高精度が要求され
る精密歯車の成形に効果が大きい。
ように、金属製芯筒10は可動側成形型54の下面に押
し付けられてセットピン30のサイジング用軸部まで圧
入されことで、金属製芯筒10のテーパ状の中心孔11
は、セットピン30のサイジング用軸部の外径寸法と同
一の内径寸法に順次に塑性されてサイジングされる。こ
れによって、金属製芯筒10のサイジングされた中心孔
15は、セットピン30と同一中心線上において所望と
する内径寸法となる。このため、この実施の形態2にお
いても、射出工程の際、前記金属製芯筒10のサイジン
グされた中心孔15の中心線と歯車本体2の中心線とが
芯ずれする不具合が解消されるため、高精度が要求され
る精密歯車の成形に効果が大きい。
【0021】なお、前記実施の形態1及び2おいては、
合成樹脂成形品が歯車1である場合を例示したが、これ
に限定するものではない。例えば、合成樹脂成形品がプ
ーリであってもよく、円筒状の軸体であってもよい。
合成樹脂成形品が歯車1である場合を例示したが、これ
に限定するものではない。例えば、合成樹脂成形品がプ
ーリであってもよく、円筒状の軸体であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
金属製芯筒の中心孔の中心線と、合成樹脂成形品の成形
品本体の外周面に対する中心線との芯ずれを防止するこ
とができ、高精度が要求される精密歯車であっても容易
に成形することができる。
金属製芯筒の中心孔の中心線と、合成樹脂成形品の成形
品本体の外周面に対する中心線との芯ずれを防止するこ
とができ、高精度が要求される精密歯車であっても容易
に成形することができる。
【図1】この発明の実施の形態1において型開き状態に
ある成形型装置を示す縦断面図である。
ある成形型装置を示す縦断面図である。
【図2】同じく固定側成形型のセットピンに金属製芯筒
が仮止めされてセットされた状態を拡大して示す縦断面
図である。
が仮止めされてセットされた状態を拡大して示す縦断面
図である。
【図3】同じく成形型装置の可動側成形型が型閉じされ
た状態を示す縦断面図である。
た状態を示す縦断面図である。
【図4】同じく金属製芯筒がセットピンに圧入された状
態を拡大して示す縦断面図である。
態を拡大して示す縦断面図である。
【図5】同じく合成樹脂成形品としての歯車を示す縦断
面図である。
面図である。
【図6】同じく成形型装置の可動側成形型が型開きされ
合成樹脂成形品としての歯車が脱型された状態を示す縦
断面図である。
合成樹脂成形品としての歯車が脱型された状態を示す縦
断面図である。
【図7】この発明の実施の形態2において固定側成形型
のセットピンに金属製芯筒が仮止めされてセットされた
状態を拡大して示す縦断面図である。
のセットピンに金属製芯筒が仮止めされてセットされた
状態を拡大して示す縦断面図である。
【図8】同じく金属製芯筒がセットピンに圧入された状
態を拡大して示す縦断面図である。
態を拡大して示す縦断面図である。
【図9】従来の合成樹脂成形品の成形方法において、固
定側成形型のセットピンに金属製芯筒が嵌挿されてセッ
トされた状態を示す縦断面図である。
定側成形型のセットピンに金属製芯筒が嵌挿されてセッ
トされた状態を示す縦断面図である。
【図10】同じく金属製芯筒をインサートした合成樹脂
成形品としての歯車が成形された状態を示す縦断面図で
ある。
成形品としての歯車が成形された状態を示す縦断面図で
ある。
1 歯車(合成樹脂成形品) 2 歯車本体(成形品本体) 3 外歯 10 金属製芯筒 11 中心孔 15 サイジングされた中心孔 20 成形型装置 25 固定側成形型 26 キャビティ 30 セットピン 54 可動側成形型
Claims (2)
- 【請求項1】 型開き状態にある一対の成形型のうちの
一方の成形型に突設されたセットピンには、金属製芯筒
をその中心孔においてセットするセット工程と、 前記一対の成形型を型締めする型締め工程と、 前記一対の成形型の間のキャビティに対し合成樹脂材料
を射出することで、前記金属製芯筒をインサートした合
成樹脂成形品を成形する射出工程とを備え、 前記セット工程において、あらかじめ前記金属製芯筒の
中心孔の内径寸法は前記セットピンの外径寸法よりも小
さく形成されるとともに、その中心孔には前記セットピ
ンの先端部に仮止め状に嵌合されるセット用孔部が設け
られ、そのセット用孔部において前記セットピンの先端
部に前記金属製芯筒が仮止めされてセットされ、 前記型締め工程において、前記金属製芯筒がセットピン
の所定位置まで圧入されることで、前記金属製芯筒の中
心孔が前記セットピンと同一中心線上においてそのセッ
トピンの外径寸法と同じ大きさにサイジングされる合成
樹脂成形品の成形方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の合成樹脂成形品の成形
方法において、金属製芯筒の中心孔はセットピンの先端
部とテーパ嵌合するテーパ孔に形成され、その中心孔
は、テーパによってセット用孔部を兼務している合成樹
脂成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6865598A JPH11262960A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6865598A JPH11262960A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262960A true JPH11262960A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13379945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6865598A Pending JPH11262960A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11262960A (ja) |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP6865598A patent/JPH11262960A/ja active Pending
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