JPH11264689A - 空気調和機の室外機およびそれに用いる熱交換器の製造方法 - Google Patents
空気調和機の室外機およびそれに用いる熱交換器の製造方法Info
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- JPH11264689A JPH11264689A JP6854298A JP6854298A JPH11264689A JP H11264689 A JPH11264689 A JP H11264689A JP 6854298 A JP6854298 A JP 6854298A JP 6854298 A JP6854298 A JP 6854298A JP H11264689 A JPH11264689 A JP H11264689A
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Abstract
き、伝熱性能に優れた熱交換器を搭載した空気調和機の
室外機を得る。 【解決手段】 複数の伝熱管1と一列の伝熱管に独立し
て設けたフィン3を有する熱交換器列を外気流れ方向7
に並設する。さらに、熱交換器列の少なくとも一列目に
おける伝熱管1aの前方のフィン前縁部11aに切断線
12aを形成する。この切断線12aによって、伝熱管
1aとフィン前縁との間の熱伝導を遮り、フィン前縁部
11aに集中して着霜するのを防ぐ。
Description
媒との熱交換を行う熱交換器を有する空気調和機の室外
機、および該空気調和機の室外機に用いる熱交換器の製
造方法に関するものである。
ポンプ式の空気調和機の室外機に搭載される熱交換器は
蒸発器として作用する。図21は従来の室外機の熱交換
器への着霜状況を示す説明図であり、1は伝熱管、3は
縦に長い偏平板状のフラットフィン、7は気流の流れ方
向、11はフィン前縁部、15は熱交換器に付着した霜
である。複数のフィン3が並設され、このフィン3の垂
直方向に複数の伝熱管1が所定の間隔をあけて貫通して
いる。熱伝達媒体を伝熱管1内に循環させ、外気空気を
流れ方向7から流入させる。伝熱管1およびフィン3を
熱伝達媒体からの熱伝導によって冷やし、さらに伝熱管
1およびフィン3と気流との間で熱交換する。
構成の熱交換器が搭載されている場合には、熱交換器の
フィン3の温度が0℃以下になると、空気中に含まれて
いる水蒸気が霜15として熱交換器に付着する。霜15
が熱交換器に付着すると、それが通風抵抗になり流入外
気の風量が減少し熱交換性能が低下する。ときには流れ
が閉塞されて空気調和機としての運転ができなくなる場
合がある。霜の着霜状態は、図21に示すように流入外
気とフィン面との温度差が大きいフィン前縁部11での
発達が最も早い。
開平9−159312号公報に掲載されたものは、上記
のようなフィン前縁部11における着霜を防止する構成
となっている。この熱交換器の構成を図22に示す。図
22は従来の熱交換器を示す部分断面図であり、図にお
いて、16はフィン前縁部11に設けられた所定幅およ
び所定長さの断熱用カットラインであり、所定の間隔を
保って複数形成され、全体として略一本の線の切り込み
隙間を成す。フィン前縁部11に断熱用のカットライン
16を形成することにより、フィン前縁部11の熱伝達
率を下げて温度を高くし、着霜を低減する。
を搭載した空気調和機の室外機では、熱交換器のフィン
前縁部11への着霜量は減少する。しかし、図22の構
成では複数列の伝熱管1で熱交換器を成し、フィン3が
伝熱管の複数列に渡って外気の流れ方向7につながって
いる。このため、フィン3間を流れる外気流に温度境界
層が形成され、風下側の部分で特に温度境界層が成長す
ることにより熱伝達率が大きく低下してしまい、熱交換
性能の高い室外機とするのは困難であった。
なされたものであり、着霜が局所に集中するのを防ぐこ
とができ、かつ熱交換性能に優れた空気調和機の室外機
を得ることを目的とする。またさらに、着霜が局所に集
中するのを防ぐことができ、かつ熱交換性能に優れた熱
交換器を容易に製造できる熱交換器の製造方法を得るこ
とを目的とする。
の室外機は、循環冷媒と外気との熱交換を行うフィン付
き熱交換器を備えたものにおいて、前記フィン付き熱交
換器を、外気の流入方向に複数列並設された伝熱管と、
前記伝熱管の各列毎に独立して設けられ前記伝熱管が貫
通する複数のフィンと、前記伝熱管の前方のフィン前縁
部に設けた切断線とを備えるように構成したものであ
る。
は、切断線を、伝熱管とフィン前縁との間の熱伝導を遮
るように設けたものである。
は、フィンの幅L1を、伝熱管の段ピッチL3よりも長
くしたものである。
は、切断線を、複数列の伝熱管のうち、外気流入方向に
おける最上流側に配置される伝熱管の列に対するフィン
前縁部のみに設けたものである。
は、切断線を、複数列の伝熱管のうち、外気流入方向に
おける最上流側に配置される伝熱管の列を含む複数列の
伝熱管それぞれに対するフィン前縁部に設けたものであ
る。
は、少なくとも切断線の形成されていない部分のフィン
の面に凹凸を設けたものである。
用いる熱交換器の製造方法は、少なくとも外気の流入方
向の最上流側に配置されるフィンに切断線を形成する工
程と、前記切断線を形成した後に前記切断線の両側のフ
ィンのずれを押さえるように、前記フィンの前記切断線
を形成した部分をプレスする工程と、前記フィンに伝熱
管を挿入して前記フィンと前記伝熱管とを接合する工程
とを施すことを特徴としたものである。
用いる熱交換器の製造方法は、少なくとも外気の流入方
向の最上流側に配置されるフィンに切断線を形成する工
程と、前記フィンに伝熱管を挿入して前記フィンと前記
伝熱管とを接合し熱交換器列を形成する工程と、前記熱
交換器列を複数重ねて同時に折り曲げる工程とを施すこ
とを特徴としたものである。
態1による空気調和機の室外機用熱交換器について図を
用いて説明する。図1は実施の形態1に係る空気調和機
の室外機に搭載される熱交換器を示す斜視図である。ま
た、図2は図1に示した熱交換器の複数列の1列部分を
示す図であり、図2(a)は全体斜視図、図2(b)は
図2(a)の点線部分の拡大図である。図中、1は内部
を冷媒が流れる伝熱管、2は複数列の熱交換器の片側端
を繋ぐサイドプレート、3は伝熱管1に取付けられるフ
ィンで、例えば平板状のフィン、8は熱交換器である。
一列の伝熱管1と一列のフィン3とで1つの熱交換器列
を構成している。
た縦に長いフィン3に対し、伝熱管1がフィン3面にほ
ぼ垂直に貫通している。複数の伝熱管1をz方向に所定
間隔あけて複数段、図では例えば10段に渡り平行に配
置する。x方向のフィン3の間隔は例えば1mm弱から
数mmの間隔が妥当とされている。また、一列を構成す
る伝熱管1間隔、即ちz方向の段ピッチL3は、例えば
20mm弱から30mm程度としている。図2に示す熱
交換器列を図1に示すように外気の流入方向(y方向)
に複数列、この場合は例えば3列並べ、x方向端部で伝
熱管1同士を配管により接続して、一体の熱交換器8を
構成する。
揃えてサイドプレート2により各列を連結させておくと
一体品として扱いやすく、製造作業が容易となる。な
お、図1ではy方向に3列の熱交換器列を備えた例を示
しているが、2列の場合もあれば、4列など更に多い場
合もある。複数の熱交換器列はそれぞれのフィン端が当
たる程度もしくは数mmの隙間をあけて並べられてい
る。また各熱交換器列の伝熱管1は、それと隣接する熱
交換器列の伝熱管1の上下空間部に対応するようにz方
向にずらして位置させ、千鳥状に配列しているので、気
流との熱交換効率が高い。
気調和機の室外機の構成を示している。図3は空気調和
機の室外機を示す外観斜視図、図4は室外機を示す平面
構成図である。図中、4は空気調和機の室外機の箱体、
5は外気吸込み面、6は外気吹出し面、7は外気流れ方
向、8は熱交換器、9は送風機、10は圧縮機である。
熱交換器8、送風機9、圧縮機10などを装備する。送
風機9は図4では例えば軸流送風機を用いているが、他
には斜流送風機、横断流送風機、遠心送風機などが用い
られる。
込まれた例えば2℃程度の外気は、室外機の箱体4の外
気吸込み面5に設けられている熱交換器8で、伝熱管1
内部を流れる冷媒と熱交換し、例えば−5℃程度に冷や
されて外気吹出し面6から吹出される。圧縮機10は冷
媒を伝熱管1内に循環させる動力を発生させるためのも
のであり、複数台の室外機を連結させる場合には機内に
装備しない場合もある。
る。図5は熱交換器を示す部分断面図、図6は熱交換器
の部分上面図である。図において、12aはフィン3a
に形成された切断線である。また、フィン3aの外気流
れ方向7に対する風上側の端付近をフィン前縁部11
a、風下側の端付近をフィン後縁部とし、上流側に向か
って前方と記す。
気が熱交換器を通過する際に、伝熱管1とフィン3を介
して伝熱管1内を流れる循環冷媒と外気との間で熱交換
が行われる。説明の便宜上、熱交換器列のそれぞれを風
上側から順に1列目、2列目、3列目とする。また、3
aを1列目のフィン、3bを2列目のフィン、3cを3
列目とし、1aを1列目の伝熱管、3bを2列目の伝熱
管、3cを3列目の伝熱管とし、特に説明で必要な場合
にこの符号を記し、総称する時には伝熱管1、フィン3
と記す。フィン前縁部11a,11b,11c、切断線
12a,12b,12cに関しても同様である。気流が
1列目のフィン3aに接触する際には、例えば伝熱管1
の冷媒温度は−5℃程度、気流温度は2℃程度であり、
フィン3aと気流と温度差は大きい。しかし、2列目、
3列目と下流に向かうにつれてフィン3と気流との間で
熱交換され、フィン3と気流との温度差が小さくなる。
さらに、フィン3に沿って気流に形成される温度境界層
も上流側では薄く下流に向かうに連れて次第に厚く成長
する。フィンと気流の温度差と温度境界層の両者の寄与
により、上流側では熱流速が高く下流側では熱流速が低
くなる。
れる熱交換器では、伝熱管1a,1b,1cの各列に対
してフィン3a,3b,3cが独立しているために、そ
れぞれのフィン面でずれが不可避的に生じる。また、意
図的にずれを付与することもできる。即ち、フィン3
a,3b,3cが独立しているために、1列目で形成さ
れた温度境界層は、2列目の熱交換器に気流が流入する
際に更新される。このため、同一のフィンに2列の伝熱
管を有する構成における1列目と2列目の中央辺りの熱
伝達率と、本実施の形態の構成における2列目のフィン
3bの風上側の端付近の熱伝達率を比べると、列毎に独
立したフィン3で構成した方が温度境界層が薄くなり、
熱伝達率が高くなる。このため、1列目と2列目のフィ
ンを独立した構成にすると伝熱性能も向上する。このこ
とは3列目の熱交換器についても同様である。従って、
各列毎のフィンが独立した構成の熱交換器を搭載した室
外機は、各列毎にフィンが独立していない構成の熱交換
器を搭載した室外機よりも伝熱性能を向上させることが
できる。
は熱伝達率が高いので特に着霜が起こりやすい。そこ
で、本実施の形態では、図5,6に示すように搭載する
熱交換器の1列目の伝熱管1aとフィン前縁との間のフ
ィン前縁部11aに切断線12aを形成している。この
切断線12aが断熱断面となり、伝熱管1aとフィン前
縁の間の熱伝導を遮るように作用する。即ち、切断線1
2aよりも風上側への熱伝導が阻止されてフィン前縁部
11aの温度が高くなり、フィン前縁への着霜の集中を
避け、フィン3aの面全体へ均一に着霜させることがで
きる。均一に着霜させることにより、着霜によって外気
流れが閉塞して除霜運転に入るまでの暖房運転時間を長
くでき、平均の暖房性能を向上させることができる。以
上のように、本実施の形態によれば、一列の伝熱管毎に
独立したフィンを有する熱交換器を備え、さらに伝熱管
1の前方のフィン前縁部11に切断線12を設けたの
で、伝熱性能を向上でき、かつ着霜の均一化を図ること
ができ、除霜運転周期が長く、暖房性能が優れた空気調
和機の室外機を得ることができる。
2による空気調和機の室外機に用いられる熱交換器につ
いて説明する。実施の形態1における図5、図6では、
風上側の最前列のフィン3aのみに切断線12aを形成
しているが、図7、図8のように風上側の数列のフィン
3a,3bに切断線12a,12bを形成した構成や、
図9、図10のように全ての列のフィン3a,3b,3
cに切断線12a,12b,12cを形成した構成にし
てもよい。
外機の使用される条件によって設定するのが望ましい。
即ち、空気調和機の室外機が使用される空気条件や、循
環冷媒の温度条件によって、外気温度と室外機の循環冷
媒との温度差や外気に含まれる水分量の程度が異なる。
温度差が少ない場合や外気に含まれる水分量が少ない場
合には、流入外気が1列目の熱交換器列を通過する際に
充分に除湿され、2列目以降の熱交換器列への着霜量は
少ない。このような場合には、図5,図6で示すよう
に、流入外気の上流側の1列目の熱交換器列のみに切断
線12aを形成する。1列目以降の2列目,3列目の熱
交換器列において、それぞれ切断線12b,12cを形
成すると、2列目,3列目のフィン前縁部11a,11
bのフィン温度が上昇してしまう。そこで、1列目の熱
交換器列のみに切断線12aを形成して、2列目,3列
目のフィン前縁部11a,11bの上昇を防止して熱伝
達率を高く保つことで、着霜を均一化できると共に伝熱
性能を向上できる。
2aを形成しただけでは2列目以降の着霜量が多く、流
入外気の流れがすぐに閉塞してしまい平均の暖房能力が
向上しない条件で使用される室外機の場合は、図7,図
8に示すように構成する。即ち、流入外気の上流側の数
列に切断線12a,12bを形成すれば、伝熱管1a,
1bとそれぞれのフィン前縁の間の熱伝導を遮って着霜
のフィン前縁部11a,11bへの集中を防ぎ、除霜運
転周期が長くかつ伝熱性能の良い、暖房性能に優れた室
外機とすることができる。また更に列数の多い熱交換
器、例えば4列の熱交換器では、1列目と2列目あるい
は1列目と2列目と3列目に切断線12を形成すると、
除霜運転周期が長くかつ伝熱性能の良い、暖房性能に優
れた室外機とすることができる。
差が大きい場合や流入外気の含まれる水分量が多い場合
の条件で使用される空気調和機の室外機の場合には、図
9,図10に示すように熱交換器列の全ての列の伝熱管
1a,1b,1cと各フィン3a,3b,3cの前縁と
の間のフィン前縁部11a,11b,11cに切断線1
2a,12b,12cを形成する。この場合にも、伝熱
管1a,1b,1cとそれぞれのフィン前縁の間の熱伝
導を遮るように作用してフィン前縁部11への着霜の集
中を防ぎ、フィン3に均一に着霜するので、除霜運転周
期が長く、平均の暖房性能が優れた室外機とすることが
できる。また、室外機の使用される条件によっては、各
列の伝熱管1のすべての上流側に切断線12を形成しな
くてもよい。例えば、1つおきとか2つおきとか、また
規則的ではなくランダムに切断線を形成してもよい。
熱管毎に独立したフィンを有する熱交換器を備え、伝熱
管1の前方のフィンの前縁部11に室外機の使用条件に
応じて切断線12を設けることにより、使用条件に最適
な構成で伝熱性能の低下を招くことなく、フィンの前縁
への着霜の集中を防ぎ、熱交換器全体に均一に着霜させ
ることができる。この結果、本実施の形態による空気調
和機の室外機では除霜運転周期が長く、暖房性能が優れ
た室外機とすることができる。
とフィン3の大きさおよび配置についての実施の形態で
ある。次に図11を用いて熱交換器列のフィン幅L1に
ついて説明する。列間距離L2との関係は、隣接する熱
交換器列のフィン端同士を揃える場合には、L1≒L2
となり、距離を開ける場合は、L1<L2となる。従来
の構成では、L1<L3として、伝熱管1の段ピッチL
3と列間距離L2との関係をL2:L3≒√3:2とし
ている。このように構成すると、隣接する伝熱管の列間
配管距離L4がL4=L3となる。即ち隣り合う列の伝
熱管1との距離と、列を構成する伝熱管1同士の距離は
ほぼ同一になる。このため、図1に示したような熱交換
器を構成する際、x方向端部で伝熱管1同士を接続する
のであるが、同一列内の伝熱管の段間を配管する部品
と、隣り合う列を配管する部品とを同一の部品で配管で
き、製造コストを押さえられる。また、伝熱管の段ピッ
チL3に対してフィン幅L1および列間距離L2を縮め
ると、限られたスペースに多列の熱交換器を高密度に実
装できるので、従来はL1<L3を満足する構成であっ
た。
管の段ピッチL3として伝熱管距離L4=L3と構成し
たり、段ピッチL3に対してフィン幅L1および列間距
離L2を縮めるように構成している。しかしこれらの構
成のものでは、何らかの手段を用いてフィン3への着霜
を均一にして暖房運転の継続時間を長くすることができ
ても、フィン幅は小さく、霜を保持するフィン面積が少
ないので、やはりフィン面間は閉塞しやすいという問題
点があった。
設けてフィン3に均一に着霜させると共に、フィン幅L
1>伝熱管の段ピッチL3を満足するような構成として
いる。フィン幅L1を伝熱管の段ピッチL3よりも長く
すると、フィン面積を大きくでき、霜を保持する容積も
多くできる。このため、フィン面間が閉塞するまでの時
間を長くでき、暖房運転の継続時間を更に長くできる。
具体的にはフィン幅L1を伝熱管の段ピッチL3よりも
数mm程度長くしただけでも、全体としてフィン面積を
大きくでき、霜を保持する容積も多くできるので、フィ
ン面間が閉塞するまでの時間を長くできる。
の形態について述べる。実施の形態1、2において、切
断線12は伝熱管1の前方のフィン前縁部11に直線形
状で形成しているが、これに限るものではない。ただ
し、切断線12を形成する位置は、伝熱管1の流入外気
流れ前方のフィン前縁部11としている。フィン前縁部
11において、伝熱管1の流入外気流れ前方のフィン温
度と伝熱管間の流入外気流れ前方のフィン温度とを比べ
ると、伝熱管1の流入外気流れ前方の方が、伝熱管1即
ち冷媒までの距離が短いので、フィン温度が低くなって
いる。このため、伝熱管1の流入外気流れ前方、または
伝熱管1の上流側を取り囲むように切断線12を入れて
熱伝導を遮ることで、効果的にフィン前縁部11におけ
るフィン温度を高くできる。この結果フィンの前縁部に
集中して着霜するのを防ぐ構成とする。
11への断熱効果が得られやすいのだが、フィン前縁部
11への着霜量が抑制されるに充分なほど切断線12を
長くすると、切断線12が長すぎるためにフィン3の強
度が低下する。このため、切断線12の形状を例えば図
12(a)に示すように、フィン前縁にほぼ平行な切断
線と、その切断線と角度を持つ切断線を組み合わせて、
伝熱管1を取り囲むようにしてもよい。このように構成
すると、切断線長さは角度を持つ部分で短くなるので、
フィン3の強度の低下を防ぐことができ、かつ効率よく
断熱効果を得ることができる。また、図12(b)のよ
うに複数の段階で角度を持つ形状でもよい。また、図1
2(c)のように組み合わせる切断線の間に若干の隙間
があってもよく、図12(d)のように直線の組み合わ
せの代わりに曲線で構成して、伝熱管1の上流側で伝熱
管1を囲むようにしてもよい。
ン前縁との間の熱伝導を遮る形状であれば、どのように
構成してもよいが、特に、伝熱管1の上流側で、伝熱管
1を取り囲むように構成すると、フィン3の強度を保持
したままで、効果的に伝熱管1とフィン前縁との間の熱
伝導を遮ることができる。
5による空気調和機の室外機について説明する。本実施
の形態は熱交換器のフィンの構成およびこのフィンを成
型する方法に関するものである。実施の形態1による空
気調和機の室外機は、実施の形態1に述べたように、複
数の熱交換器列を有する構成において、少なくとも外気
の流れの上流側の熱交換器列のフィン前縁部11に切断
線12を施している。フィン前縁部11に切断線12を
施す際に、図13に示すように切断線12を形成した切
断線部でフィン面に大きくずれが生じてしまうことがあ
る。ずれが生じると、このずれの部分での前縁効果によ
り切断線部に着霜が集中して外気流れの通風抵抗にな
る。このため切断線部ではフィン面にずれが生じないこ
とが望ましい。
し当てたり、また刃物で切り入れて切断線12を入れた
だけでは、図13に示すような切断線部のフィン面にず
れが起こりやすい。以下、切断線12を形成したことに
よるフィン面のずれを押さえるためのフィン3の製造方
法を、図14(a)〜(d)に基づいて説明する。図に
おいて、13はフィン成型用の型である。図14は切断
線12を形成したフィン3をプレスによって平らにする
工程を示している。図の上部はフィン3の平面を示し、
下部は成型の様子を示すA−A線断面図である。図14
(a)に示すようにまず切断線12を施した板状のフィ
ン3を作成し、図14(b)に示すようにフィン成型用
の型13で上下からプレスしてフィン3の面を押さえ
る。このプレス成型用の型13は、切断線12に当たる
部分はストレートな平面であり、他の部分、例えば伝熱
管1の間に当たる部分は波状に凹凸が形成されている。
このため、図14(b)でプレスしてフィン3の面を押
さえ、図14(c)で型13を離すと、切断線部は平面
になってフィン3面からのずれを押さえることができ、
さらに伝熱管1の間には波状の凹凸が形成される。この
後、図14(d)で、フィン3の前縁および後縁を所定
幅に切りそろえる。
れを押さえる手段を用いてフィンを作成すれば、切断線
部に生じたずれに着霜が集中するという弊害を回避でき
るという効果を奏する。さらに、上記のプレスによる成
型方法では切断線部をプレスすると同時にフィン面の切
断線の入っていない部分に適当な凹凸を入れることがで
きる。この凹凸によってフィン3の剛性を高くでき、熱
交換器や室外機の形成が容易になるとともに、フィン3
に形成された凹凸面でフィン面上の気流が乱されること
により伝熱性能が向上する。また、さらにこのプレスの
際にフィン面の端部の平らな部分を左右対称にすると、
図14(d)でフィン3を所定幅で切り揃える工程にお
いて、フィン3にかかる応力が左右均等になり変形しに
くくなって作業が容易になる。また、上記ではフィン3
面の切断線12の入っていない部分に適当な凹凸をプレ
スによって形成しているが、フィン3面において、切断
線12の入っていない部分に加えて、さらに、切断線1
2の入っている部分にも適当な凹凸を形成してもよい。
この場合には、凹凸の形成されるフィンの面積を大きく
できるのでフィン3の剛性を高くでき、また、切断線部
は凹凸状にプレスされるので切断線12の両側のフィン
3面で連続した形状で凹凸が形成され、図13に示すよ
うに切断線12の両側でフィン面がずれるのを防止する
ことができる。
ンに切断線を形成した後、プレスによってフィンの面を
押さえる工程を施すという比較的簡単な方法で、切断線
部への着霜を防ぐことで暖房運転の継続時間を長くでき
る空気調和機の室外機が得られる。
6による空気調和機の室外機について説明する。本実施
の形態は空気調和機の室外機に搭載される熱交換器の構
成およびその製造方法に関するものである。図15は実
施の形態6に係わる熱交換器を示す斜視図であり、図1
6はこの熱交換器を搭載した室外機の主な構成を示す平
面構成図である。図において、各符号において実施の形
態1と同一のものは、同一または相当部分を示している
ので、ここではその記載を省略する。
器列を室外機の箱体4の長辺よりも長く構成し、室外機
の箱体4の2面に沿うようにその角でほぼ90度に折り
曲げている。このように、折り曲げられた熱交換器8を
用いると、熱交換器面積を大きく採ることができ、熱交
換性能が向上する。また、図16に示すように吸込み面
も2方向とすることができるので広く採れ、熱交換器通
過風速が減少するために、送風機の負荷が軽くなり消費
電力も押さえられる。
は、室外機の箱体4の3面に沿うように2つの角でほぼ
90度に折り曲げている。このような熱交換器を用いる
と、室外機の箱体4の3面を熱交換器面積とすることが
でき、熱交換器面積を大きく採ることができる。このた
め、熱交換性能が向上する。また、図18に示すように
吸込み面も3方とすることができるので広く採れ、熱交
換器通過風速が減少するために、送風機の負荷が軽くな
り消費電力も押さえられる。また、図15〜図18では
3列の熱交換器を示しているが2列の場合も、また4列
以上の場合などでも同様である。
げられた形状の熱交換器の製造方法について図19,図
20を用いて説明する。ここでは、図15にあるような
片側のみ折り曲げた形状を代表させて説明するが、図1
7,図18にあるような両側を折り曲げた形状に付いて
も同様の効果を奏することは言うまでもない。
作成工程を示すフローチャートである。ST1でフィン
3を作成する。即ち各列のフィン3を所定の幅に作成す
る。ここで、例えば図14(d)に示したように、必要
な切断線12やフィン面の凹凸も施しておく。少なくと
も外気の流入方向の最上流側に配置されるフィンには、
その伝熱管の前方のフィン前縁部に切断線を形成する。
次にST2でフィンと伝熱管を配置する。これは、フィ
ン3に伝熱管1を挿入した形で複数列分を所定の列間隔
にて配置する。この時はまだ曲げられていない平らな熱
交換器の形状である。ST3では、例えば拡管によりフ
ィン3と伝熱管1とを接合する。このときに複数列の熱
交換器の片側を揃え、サイドプレート2にて繋げておく
と一体の熱交換器として扱いやすく後の作成作業が容易
になる。次にST4で複数列を同時に折り曲げる。これ
は、例えば図20に示すように熱交換器折り曲げ治具1
4を当てて(図20(a))、図20(b),(c)に
示すように複数列を同時に折り曲げると、比較的容易に
複数の熱交換器列を同時にそろえて屈曲させることがで
きる。
曲げることにより、熱交換器作成の作業工程数を減らす
ことができ、作成に要する時間を短くできる。なお、本
実施の形態によって製造した熱交換器は、伝熱管の各列
毎にフィンが独立して設けられており、伝熱性能を向上
できる。また、少なくとも外気の流入方向の最上流側に
配置されるフィンにおいて、その伝熱管の前方のフィン
前縁部に切断線を形成しているので、これを空気調和機
の室外機に搭載することにより、フィン前縁部への着霜
の集中を防ぎ、暖房運転の継続時間を長くできる室外機
が得られる。
交換を行うフィン付き熱交換器を備えた空気調和機の室
外機において、前記フィン付き熱交換器を、外気の流入
方向に複数列並設された伝熱管と、前記伝熱管の各列毎
に独立して設けられ前記伝熱管が貫通する複数のフィン
と、前記伝熱管前方のフィン前縁部に設けた切断線とを
備えたものとしたので、伝熱管の各列毎に独立して設け
たフィンによって伝熱性能を向上でき、かつフィン前縁
部に形成した切断線によって暖房運転の継続時間を長く
できる空気調和機の室外機を得ることができる。
とフィン前縁との間の熱伝導を遮るように設けたので、
効率よくフィン前縁部への着霜の集中を防ぐことがで
き、暖房運転の継続時間を長くできる空気調和機の室外
機を得ることができる。
を、伝熱管の段ピッチL3よりも長くしたので、熱交換
器の霜の保持容積を多く採れ、暖房運転の持続時間を長
くできる空気調和機の室外機を得ることができる。
の伝熱管のうち、外気流入方向における最上流側に配置
される伝熱管の列に対するフィン前縁部のみに設けたの
で、着霜が起こる外気条件が比較的低い場合に使用され
る室外機に最適な構成で、伝熱性能を向上でき、暖房運
転の継続時間を長くできる空気調和機の室外機を得るこ
とができる。
の伝熱管のうち、外気流入方向における最上流側に配置
される伝熱管の列を含む複数列の伝熱管それぞれに対す
るフィン前縁部に設けたので、使用される外気条件に応
じて最適な構成で、伝熱性能を向上でき、暖房運転の継
続時間を長くできる空気調和機の室外機を得ることがで
きる。
の形成されていない部分のフィンの面に凹凸を設けたの
で、切断線によって暖房運転の継続時間を長くできると
共に、フィン面の凹凸によって剛性を高くでき、さら
に、凹凸面で気流が乱されることにより伝熱性能を向上
できる空気調和機の室外機を得ることができる。
流入方向の最上流側に配置されるフィンに切断線を形成
する工程と、前記切断線を形成した後に前記切断線の両
側のフィンのずれを押さえるように、前記フィンの前記
切断線を形成した部分をプレスする工程と、前記フィン
に伝熱管を挿入して前記フィンと前記伝熱管とを接合す
る工程を施すので、切断線部への着霜を防ぐことで暖房
運転の継続時間を長くできる空気調和機の室外機が得ら
れ、さらにこれに用いる熱交換器を比較的簡単に製造で
きる製造方法を得ることができる。
流入方向の最上流側に配置されるフィンに切断線を形成
する工程と、前記フィンに伝熱管を挿入して前記フィン
と前記伝熱管とを接合し熱交換器列を形成する工程と、
前記熱交換器列を複数重ねて同時に折り曲げる工程とを
施すので、暖房運転の継続時間が長くかつ伝熱性能を向
上できる空気調和機の室外機が得られ、さらにこれに用
いられる熱交換器を製造する際の工程数を減らすことが
でき、作成時間を短くすることができる。
外機に搭載される熱交換器を示す斜視図である。
載される熱交換器の複数列の1列部分を示す図であり、
図2(a)は全体斜視図、図2(b)は部分拡大図であ
る。
す外観斜視図である。
す平面構成図である。
面図である。
面図である。
す部分断面図である。
面図である。
面図である。
上面図である。
フィンの大きさおよび配置について説明する説明図であ
る。
を示す部分断面図である。
付近のフィン断面を示す説明図である。
示す工程図である。
示す斜視図である。
示す平面構成図である。
図である。
示す平面構成図である。
を示すフローチャートである。
工程を説明する説明図である。
す説明図である。
フィン、4 室外機の箱体、5 外気吸込み面、6
外気吹出し面、7 外気流れ方向、8 熱交換器、9
送風機、10 圧縮機、11,11a,11b,11c
フィン前縁部、12,12a,12b,12c 切断
線、13 フィン成型用の型、14 熱交換器折り曲げ
治具、L1 フィン幅、L2 列間距離、L3 伝熱管
段ピッチ、L4 伝熱管の列間配管距離。
Claims (8)
- 【請求項1】 循環冷媒と外気との熱交換を行うフィン
付き熱交換器を備えた空気調和機の室外機において、前
記フィン付き熱交換器は、外気の流入方向に複数列並設
された伝熱管と、前記伝熱管の各列毎に独立して設けら
れ前記伝熱管が貫通する複数のフィンと、前記伝熱管前
方のフィン前縁部に設けた切断線とを備えたことを特徴
とする空気調和機の室外機。 - 【請求項2】 切断線は、伝熱管とフィン前縁との間の
熱伝導を遮るように設けたことを特徴とする請求項1記
載の空気調和機の室外機。 - 【請求項3】 フィンの幅L1を、伝熱管の段ピッチL
3よりも長くしたことを特徴とする請求項1または請求
項2記載の空気調和機の室外機。 - 【請求項4】 切断線を、複数列の伝熱管のうち、外気
流入方向における最上流側に配置される伝熱管の列に対
するフィン前縁部のみに設けたことを特徴とする請求項
1または請求項2または請求項3記載の空気調和機の室
外機。 - 【請求項5】 切断線を、複数列の伝熱管のうち、外気
流入方向における最上流側に配置される伝熱管の列を含
む複数列の伝熱管それぞれに対するフィン前縁部に設け
たことを特徴とする請求項1または請求項2または請求
項3記載の空気調和機の室外機。 - 【請求項6】 少なくとも切断線の形成されていない部
分のフィンの面に凹凸を設けたことを特徴とする請求項
1ないし請求項5のいずれか1項に記載の空気調和機の
室外機。 - 【請求項7】 少なくとも外気の流入方向の最上流側に
配置されるフィンに切断線を形成する工程と、前記切断
線を形成した後に前記切断線の両側のフィンのずれを押
さえるように、前記フィンの前記切断線を形成した部分
をプレスする工程と、前記フィンに伝熱管を挿入して前
記フィンと前記伝熱管とを接合する工程とを施すことを
特徴とする熱交換器の製造方法。 - 【請求項8】 少なくとも外気の流入方向の最上流側に
配置されるフィンに切断線を形成する工程と、前記フィ
ンに伝熱管を挿入して前記フィンと前記伝熱管とを接合
し熱交換器列を形成する工程と、前記熱交換器列を複数
重ねて同時に折り曲げる工程とを施すことを特徴とする
熱交換器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06854298A JP3882322B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 熱交換器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06854298A JP3882322B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 熱交換器の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11264689A true JPH11264689A (ja) | 1999-09-28 |
| JP3882322B2 JP3882322B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=13376752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06854298A Expired - Lifetime JP3882322B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 熱交換器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3882322B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1303380C (zh) * | 2002-03-22 | 2007-03-07 | 东芝开利株式会社 | 热交换器 |
| EP1496323A3 (de) * | 2003-07-05 | 2007-05-09 | Heinen Freezing GmbH | Kühlregister |
| JP2008241057A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Mitsubishi Electric Corp | フィンチューブ熱交換器、およびそれを用いた熱交換器ユニット並びに空気調和機 |
| JP2011102662A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Mitsubishi Electric Corp | 空調室外機 |
| JP2021139572A (ja) * | 2020-03-06 | 2021-09-16 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器および熱交換器の製造方法 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP06854298A patent/JP3882322B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1303380C (zh) * | 2002-03-22 | 2007-03-07 | 东芝开利株式会社 | 热交换器 |
| EP1496323A3 (de) * | 2003-07-05 | 2007-05-09 | Heinen Freezing GmbH | Kühlregister |
| JP2008241057A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Mitsubishi Electric Corp | フィンチューブ熱交換器、およびそれを用いた熱交換器ユニット並びに空気調和機 |
| JP2011102662A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Mitsubishi Electric Corp | 空調室外機 |
| JP2021139572A (ja) * | 2020-03-06 | 2021-09-16 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器および熱交換器の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3882322B2 (ja) | 2007-02-14 |
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