JPH11264824A - ヒトヘモグロビンの検出方法、ヒトヘモグロビン検出用物質の製造方法、ヒトヘモグロビン検出装置、トイレ装置 - Google Patents

ヒトヘモグロビンの検出方法、ヒトヘモグロビン検出用物質の製造方法、ヒトヘモグロビン検出装置、トイレ装置

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JPH11264824A
JPH11264824A JP25456198A JP25456198A JPH11264824A JP H11264824 A JPH11264824 A JP H11264824A JP 25456198 A JP25456198 A JP 25456198A JP 25456198 A JP25456198 A JP 25456198A JP H11264824 A JPH11264824 A JP H11264824A
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human hemoglobin
hemoglobin
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sensor
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Shuji Sonezaki
修司 曽根崎
Shinichi Yagi
晋一 八木
Emiko Ogawa
恵美香 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒトヘモグロビンの溶液中での変性による抗
原性の低下を抑制し得るヒトヘモグロビンの安定化を利
用した、高感度且つ高精度なヒトヘモグロビンキャリブ
レーター溶液及びそれを利用した測定方法を提供する。 【解決手段】 ヒトヘモグロビンを特異的架橋試薬にて
α鎖同士、若しくはβ鎖同士を架橋したものをヘモグロ
ビン測定用のキャリブレーターとして利用する。未架橋
のヘモグロビンに対し、架橋ヘモグロビンはサブユニッ
トへの解離が起こらず、又、ヘムの酸化速度が減少し、
ヘムの酸化により引き起こされる変性速度が低下し、長
期に渡って安定な抗原抗体反応が持続する為、高感度、
高精度な抗原抗体反応が安定して得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトヘモグロビン
の検出方法、ヒトヘモグロビン検出用物質の製造方法、
ヒトヘモグロビン検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】潜血反応検査は、様々な疾病の診断や、
治療効果の判定に於いて利用されており、糞便や尿、或
は血液、胃液等の体液を対象として行われるが、近年、
大腸癌などの下部消化器疾病の検査法として、消化管出
血に起因する糞便中の潜血成分、特にヒトヘモグロビン
の検出が広く行われている。
【0003】従来この潜血の測定には、便中のヘモグロ
ビンを抗ヘモグロビン抗体の結合した試薬を用い免疫反
応を利用して検出する方法が、迅速性及び簡便性で優れ
ていることから広く行われていた。そして、この検出に
用いる試薬にはヒトヘモグロビンを含む対象試薬が添付
され、この抗体結合試薬の活性の確認に用いられてい
た。
【0004】ここで、ヒトヘモグロビンは、α鎖及びβ
鎖からなるヘムを含むポリペプチドが各々2個会合して
形成されるため、温度等の環境要因により容易に解離が
おこり、変性することが知られている。また、凍結乾燥
時であっても、ヘム鉄の酸化が起こって変成し、抗原活
性が低下することが知られている。
【0005】特に、ヘモグロビンを標準品やコントロー
ル試薬に製剤化する場合、1包装単位当たりのヘモグロ
ビン含量は極めて微少であり、変成によるヘモグロビン
含量の変動が大きく、変成したヘモグロビンを含む標準
品やコントロール試薬を用いると測定値の誤差が大きく
なり、測定精度に欠けるという問題があった。
【0006】このような問題を解決するためのヘモグロ
ビンの安定化方法として、特開平9ー61431等で
は、アミノ酸類を含有させ、ヘム鉄の酸化を防止するこ
とにより、ヘム鉄酸化に基づくヘモグロビンの変成を抑
制している。
【0007】また、特開平5ー281227、特開平8
ー262020等では鉄プロトポルフィリンまたはヒト
ヘモグロビン以外の鉄蛋白質を含有させ、同様にヘム鉄
の酸化に起因するヘモグロビンの変成を防止している。
【0008】さらに、特開平8ー245421ではアル
ブミンとアミノ酸を含有させることにより同様の効果が
得られることを示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の方法は、何れも
薬剤等の他成分の添加によってもたらされる効果であ
り、ヘモグロビン自身の安定化に起因するものではな
い。
【0010】また、以上説明したのは、潜血反応検査に
おけるヒトヘモグロビンの検出についてであったが、糖
尿病検査におけるヒトヘモグロビンの検出についても同
様のことが言える。
【0011】すなわち、糖尿病検査方法として、近年、
ヒトヘモグロビンとグルコースの非酵素的な結合物であ
るヒト糖化型ヘモグロビン(HbA1c,HbA1)量
を検出して、尿糖量を推定することが知られている。
【0012】具体的には、血中でのヒトヘモグロビン
(HbA、HbA1、HbA2、HbF)に対するヒト
糖化型ヘモグロビン(HbA1c,HbA1)の割合を
測定するのであるが、このヒト糖化型ヘモグロビン(H
bA1c,HbA1)も経時的に変成して抗原活性が低
下するからである。
【0013】本発明は、薬剤等の他成分の添加を行うこ
となく、測定精度に優れたヒトヘモグロビン検出方法、
ヒトヘモグロビン検出用物質、及びその製造方法を提供
することを第1の目的とする。
【0014】また、ヒトヘモグロビン検出方法として、
溶液中のヒトヘモグロビン量を検出するセンサを用いる
ことも考えられるが、温度等の環境要因によりセンサ感
度の変動する場合があった。
【0015】本発明は、溶液中のヒトヘモグロビン量を
検出するセンサを用いたヒトヘモグロビン検出方法、検
出装置において、センサ感度変動の影響を低減すること
を第2の目的とする。
【0016】さらに本発明は、ヒトヘモグロビン等の尿
中に含まれる成分を、検査室以外でも簡単に検出できる
検出装置を提供することを第3の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明では、ヒトヘモグロビンのサブユニット間を結合さ
せた物質を準備する第1の工程と、この物質量を検出す
る第2の工程と、を備えてなるヒトヘモグロビンの検出
方法を提供する。
【0018】すなわち、ヒトヘモグロビンの経時的な変
性は、α鎖、β鎖からなるサブユニットの解離が一つの
原因であることが知られているが、本発明では、その原
因となるサブユニットを結合させるため、ヒトヘモグロ
ビン検出値の経時的な変化を可及的に低減できるのであ
る。
【0019】尚、本発明のようにサブユニットを結合さ
せた物質を用いた場合、ヒトヘモグロビン自体の特性が
失われることが懸念されるが、代用血液の分野にて、β
142ーβ142をジブロモサリシルフマレート等の架
橋試薬により共有結合させた、いわゆる架橋ヘモグロビ
ンが用いられることからして、ヒトヘモグロビン自体の
特性が失われることはない。
【0020】ちなみに、代用血液として架橋ヘモグロビ
ンが用いられるのは、4量体から2量体へ解離したヒト
ヘモグロビンが腎臓に問題をもたらすからであり、ま
た、このような代用血液では、特に温度に対する安定化
効果が認められている。
【0021】本発明の実施形態としては、サブユニット
間を結合させるのはβ鎖間を結合させることが望まし
い。なぜならば、α鎖ーβ鎖間、α鎖ーα鎖間に比べ
て、β鎖ーβ鎖間が解離しやすいからである。
【0022】また、サブユニット間の結合は、架橋によ
り結合すれば容易に実現できるが、架橋の位置として
は、α1lysー99ーα2lysー99、β1val
ー1ーβ2lysー82、β1lysー82ーβ2ly
sー82、β1valー146ーβ2valー146等
を含み、反応はサブユニット間において高次構造上近接
した部位を特異的な試薬、若しくは遺伝子工学的にシス
テイン残基の導入等を導入することにより共有結合を形
成させたものである。
【0023】具体的には架橋試薬としては、2−nor
−2−formylpyridoxal−5’−pho
sphate(NFPLF),bis(3,5−dib
romosalicyl)fumarate,fuma
rylbis(dibromoaspirin),4,
4’−diisothiocyanostilbene
−2,2’−disulfonate,bis(pyr
idoxalphosphate),bis(pyri
doxaltetraphosphate)等が含まれ
る。
【0024】以上のヒトヘモグロビンの検出方法につい
て、具体的には、抗ヒトヘモグロビン抗体を用いた免疫
学的な手法を用いることが好適であるが、その他とし
て、蛋白質の紫外吸収に基づく蛋白質定量法による検
出、蛋白質への色素類の吸着に基づく吸光度変化による
検出、ヒトヘモグロビンに特有な波長に基づく定量法に
よる検出、ヒトヘモグロビンの有するパーオキシダーゼ
様活性に基づく定量法による検出であっても良い。
【0025】また、本発明は、ヒトヘモグロビンを準備
する第1の工程と、このヒトヘモグロビンの分子構造を
変化させて、ヒトヘモグロビンと異なる物質を生成する
第2の工程と、を備えるとともに、この物質は、ヒトヘ
モグロビンに比べて経時的に変成しにくい性質を有する
ヒトヘモグロビン検出用物質の製造方法を提供する。そ
して、このヒトヘモグロビン検出用物質を検出するよう
にすれば、ヒトヘモグロビン検出値の経時的な変化を可
及的に低減できるのである。
【0026】尚、ヒトヘモグロビン検出用物質として
は、ヒトヘモグロビンのサブユニット間を結合させた物
質、特にヒトヘモグロビンのβ鎖間を結合させた物質が
好適である。
【0027】また、以上説明してきたヒトヘモグロビン
の具体的形態としては、ヒト糖化型ヘモグロビン(Hb
A1)等の化合物を用いても良い。この場合、上記ヒト
ヘモグロビン検出用物質の製造方法では、第1の工程
に、ヒトヘモグロビン(HbA)と糖を準備する工程
と、このヒトヘモグロビン(HbA)と糖を結合させて
ヒト糖化型ヘモグロビン(HbA1)を製造する工程と
を含むことが好ましい。
【0028】本発明の第2の側面では、ヒトヘモグロビ
ンを含む溶液を準備する第1の工程と、ヒトヘモグロビ
ン検出用センサの検出値に基づき、溶液中のヒトヘモグ
ロビン量を検出する第2の工程と、を有するヒトヘモグ
ロビンの検出方法であって、センサの検出値を校正する
ための標準物質を含む溶液を準備する第3の工程を備
え、この標準物質を含む溶液に対する前記センサの検出
値を標準検出値とし、この標準検出値に基づき第2の工
程における検出値を校正することを特徴とする。
【0029】すなわち、温度等の環境要因によりセンサ
感度の変動する場合があっても、第3の工程にてセンサ
の検出値を校正するため、センサ感度変動の影響を低減
できる。ここで、ヒトヘモグロビンHbは、HbA、H
bA2、HbFと、HbAが糖と結合してできるHbA
1よりなるが、第2の工程における検出対象は、これら
全てのHbでも良く、HbA1等の一部のHbでも良
い。
【0030】また、第2の工程におけるヒトヘモグロビ
ンを含む溶液が便や尿を含む場合は、潜血の検出に有効
であり、血液を含む溶液の場合は、例えば、Hb全体に
対するHbA1の割合を検出することにより、糖尿病の
判定等に用いることができる。この場合、例えばHb全
てに対する抗体と、HbA1のみに対する抗体の両方を
備えた抗原・抗体反応センサを準備することにより、溶
液を1回準備するだけで、Hb全体とHbA1を同時に
認知することができる。
【0031】センサとしては、抗ヒトヘモグロビン抗体
を有するセンサ、特に表面プラズモン共鳴を利用したセ
ンサを用いることができる。
【0032】標準物質としては、ヒトヘモグロビン自体
を用いても良いが、ヒトヘモグロビンよりも経時的に変
成しにくい既知量のヒトヘモグロビン代替物質を用いれ
ば標準物質の長期保存が可能であり、特に、前述したヒ
トヘモグロビンの分子構造を変化させた物質、ヒトヘモ
グロビンのサブユニット間を結合させた物質、ヒトヘモ
グロビンのβ鎖間を結合させた物質が好適である。
【0033】標準物質を保存する場合には、必要に応じ
て種々の添加剤を含有することが出来る。そのような添
加剤としては、HEPSやりん酸塩のような緩衝剤、塩
化ナトリウム等の無機塩、SDS、Trion X−1
00のような界面活性剤などが例示できる。標準物質
は、また、凍結乾燥製剤にも適用され、使用時に精製水
により溶解して使用される事もできる。
【0034】さらに、ヒトヘモグロビンを含む複数の溶
液に対して、標準検出値を繰り返し用いるようにすれ
ば、ヒトヘモグロビン量の検出毎に第3の工程を行う必
要がない。
【0035】また、標準物質を含む溶液を、複数回の第
3の工程に繰り返し用いるようにすれば、第3の工程を
行う毎に新たな標準物質を用いる必要がない。尚、この
場合は、標準物質を長期保存する必要があるため、標準
物質としては、ヒトヘモグロビンよりも経時的に変成し
にくい既知量のヒトヘモグロビン代替物質を用いること
が望ましい。
【0036】本発明は、また、ヒトヘモグロビン検出用
センサと、このセンサの検出値を校正するための標準物
質を含む溶液に対する、センサの検出値を記憶する記憶
手段と、ヒトヘモグロビンを含む溶液に対するセンサの
検出結果を報知する際に、記憶手段の記憶内容を加味し
て報知する報知手段と、を備えてなるヒトヘモグロビン
検出装置を提供する。
【0037】すなわち、センサの検出値を記憶する記憶
手段を備えることにより、複数種のヒトヘモグロビンを
含む溶液に対して、標準検出値を繰り返し用いることが
可能になる。
【0038】センサとしては、抗ヒトヘモグロビン抗体
を有するセンサ、特に表面プラズモン共鳴を利用したセ
ンサを用いることができる。
【0039】標準物質としては、ヒトヘモグロビン自体
を用いても良いが、ヒトヘモグロビンよりも経時的に変
成しにくい既知量のヒトヘモグロビン代替物質を用いれ
ば標準物質の長期保存が可能であり、特に、前述したヒ
トヘモグロビンの分子構造を変化させた物質、ヒトヘモ
グロビンのサブユニット間を結合させた物質、ヒトヘモ
グロビンのβ鎖間を結合させた物質が好適である。
【0040】また、標準物質を、複数回の記憶内容の更
新に繰り返し用いるようにすれば、センサの検出値を記
憶する毎に新たな標準物質を用いる必要がない。尚、こ
の場合は、標準物質を長期保存する必要があるため、標
準物質としては、ヒトヘモグロビンよりも経時的に変成
しにくい既知量のヒトヘモグロビン代替物質を用いるこ
とが望ましい。
【0041】ヒトヘモグロビンを含む溶液の実施形態と
して、便や尿を含む溶液の場合は、ヒトヘモグロビン検
出装置がトイレに備えられていれば、検査室等によらず
に便や尿の潜血が検出できる。また、以上説明してきた
ヒトヘモグロビンの具体的形態としては、ヒト糖化型ヘ
モグロビン(HbA1)等の化合物を用いても良い。
【0042】本発明の第3の側面では、尿を貯留する貯
留部と、ヒトヘモグロビン検出用センサと、このセンサ
を用いて貯留された尿中のヒトヘモグロビン量を検出す
る検出手段と、を備えてなるトイレ装置を提供する。本
発明によれば、検査室等によらずに尿潜血を検出するこ
とができる。
【0043】好適な実施形態として、検出手段の検出結
果を報知する報知手段をトイレ装置に備えれば、検出結
果を簡単に知ることができる。
【0044】センサとして、表面プラズモン共鳴を利用
したものを用いれば、微量のヒトヘモグロビンであって
も正確に検出することができる。
【0045】本発明は、また、尿を貯留する貯留部と、
尿中に含まれる抗原に対する抗体を具備するセンサと、
このセンサを用いて貯留された尿中の抗原量を検出する
検出手段と、を備えてなるトイレ装置を提供する。
【0046】本発明によれば、検査室等によらずに、尿
中に含まれる各種成分を抗原・抗体反応を用いて検出す
ることができる。
【0047】センサとして、表面プラズモン共鳴を利用
したものを用いれば、微量の抗原であっても正確に検出
することができる。また、抗原が尿中に含まれる糖と結
びついたものの場合は、検出した尿中の抗原量に基づ
き、尿中の糖の量を報知できる。
【0048】本発明は、さらには、尿を貯留する貯留部
と、表面プラズモン共鳴を利用したセンサと、このセン
サを用いて前記貯留された尿中の被検出物質量を検出す
る検出手段と、を備えてなるトイレ装置を提供する。
【0049】本発明によれば、尿中の糖等の微量の被検
出物であっても正確に検出することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】[架橋ヘモグロビンの作成]架橋
ヘモグロビン作成の基本的な方法はWhiteとOls
enの方法により行った(Archives of B
iochemistry and Biophysic
s 1987 258 51−57)。反応のスキーム
を図1に示す。新鮮な1.7mM(モノマーとして)ヒ
トヘモグロビンと3.0mM bis(3,5−dib
romosalicyl fumarateと10mM
シアン酸ナトリウムを含む1mlの50mMりん酸バッ
ファー(pH7.2)を37℃で2時間恒温放置し架橋
反応を行った。反応終了後、サンプルを脱塩カラムを通
すことにより反応副生成物である(3,5−dibro
mosalicyl)fumarateを除去し、架橋
ヘモグロビンとした。なお架橋ヘモグロビンの確認には
SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって行っ
た。
【0051】[SPRセンサによる計測]市販ヘモグロ
ビン(シグマ社)及び図1に示した架橋ヘモグロビンを
50mM NaCl,0.05%Triton X−1
00を含む10mM HEPES buffer(pH
7.4)にて調整した10μg/mlの標準液とし、
4℃,25℃,35℃で恒温放置し、一定時間毎に抗ヘ
モグロビンモノクローナル抗体により表面プラスモン共
鳴(SPR)を測定し、使用開始からの残存率を求め、
ヘモグロビンの安定化効果の指標とした。その結果を図
2に示した。図2に示されるように標準液として架橋体
を用いたものは、35℃で一ヶ月経過後も90%以上の
抗原性を保持しており安定化効果が大きいことが判明し
た。
【0052】[ラテックス凝集法による計測]ラテック
ス凝集法による測定には基本的に自動分析装置用試薬H
bA0測定用(栄研科学)を用いた。標準希釈液自動分
析用試薬HbA0にて調整した標準ヘモグロビン(栄研ヘ
モグロビンA0標準品)及び図1に示した架橋ヘモグロ
ビンを濃度500ng/mlに調整し、37℃で恒温放
置した。時間毎に200μlを分取し、ヘモグロビンラ
テックス乳液150μlと混和させ、37℃にて15分
恒温放置の後、紫外可視吸光光度計にて660nmの波
長で定量した。開始からの残存率を求め、ヘモグロビン
の安定化効果の指標とした。その結果を図3に示した。
図3に示されるように標準液として架橋ヘモグロビンを
用いた場合には、37℃、10日経過後も約90%の抗
原性を保持しており、安定化効果が大きいことが判明し
た。
【0053】[トイレ装置への応用]図4は、尿潜血が
測定可能な家庭用検査機器1の構成を示しており、家庭
用検査機器1は、便器2内の採尿機構3と、計測装置本
体4を有している。計測装置本体4内部には、尿貯留部
(図示せず)と、図1に示したβ鎖架橋ヘモグロビンの
貯留部(図示せず)と、[SPRセンサによる計測]で
示したSPRセンサ(図示せず)が備えられており、計
測装置本体4表面にはSPRセンサの検出値(ヘモグロ
ビン濃度検出値)を表示する表示部5が備えられてい
る。
【0054】上記尿貯留部に採尿機構3により尿試料を
採取し、尿中の赤血球を界面活性剤と混合することで溶
血させ、放出されたヘモグロビンを本体内に装備した免
疫センサによって検出した。
【0055】実験は、[SPRセンサによる計測]と同
様の条件で行い、但し温度制御は行わず、室温にて放置
した。この場合、センサの校正用標準物質として上記β
鎖架橋ヘモグロビンを使用すると、室温でも数ヶ月に渡
って標準ヘモグロビンの抗原性が安定であることが確認
され(図5)、標準液の交換を頻繁に行う必要がないこ
とが示された。
【0056】従来のヘモグロビン標準物質では校正を行
う直前に、凍結乾燥されたヘモグロビン標準物質を一定
量の水(蒸留水あるいは超純水が好ましい)に均質に溶
解させる操作が必要になり、臨床検査に関する知識のな
い使用者では測定の信頼性が期待できなかった。またそ
の煩雑さゆえに継続的な検査に対する意欲を減少させる
ものであった。
【0057】図4に示した家庭用検査機器1の制御フロ
ーを図6に示す。まず、図示しない貯留部に貯留された
β鎖架橋ヘモグロビンにより、SPRセンサ値を検出
し、その値を初期値として記憶する(ステップS1)。
【0058】そして、尿中ヘモグロビンの検出タイミン
グがくると(ステップS2)、図示しない貯留部に貯留
された尿中ヘモグロビンにより、SPRセンサ値を検出
し(ステップS3)、この検出値をステップ1で記憶し
た初期値により校正して、この校正した値を表示部5に
表示する。
【0059】ここで、尿中ヘモグロビンの検出タイミン
グは、排尿ごとに自動的に行ってもよく、便器2の使用
者の操作で行っても良い。
【0060】その後は、初期値の更新タイミングがくる
までは、ステップS2に戻って処理を繰り返す。したが
って初期値は、複数回の尿中ヘモグロビンの検出タイミ
ングで使用されることになり、尿中ヘモグロビンの検出
タイミング毎に初期値を更新する必要がない。
【0061】また、初期値の更新タイミングがくると
(ステップS5)、ステップS1に戻って処理を繰り返
す。この際、β鎖架橋ヘモグロビンは交換されないた
め、β鎖架橋ヘモグロビンは、複数回の初期値の更新タ
イミングで使用されることになり、初期値の更新タイミ
ング毎にβ鎖架橋ヘモグロビンを交換する必要がない。
【0062】ここで、初期値の更新タイミングは、季節
等により水温や気温が変動する毎に自動的に行っても良
いが、要は、SPRセンサ検出値の外乱要因が変動する
のに対応して行えばよい。
【0063】以上の実施形態は、尿中ヘモグロビン量を
検出するものであったが、ヒトヘモグロビン(HbA、
HbA1、HbA2、HbF)に対するヒト糖化型ヘモ
グロビン(HbA1c,HbA1)の割合を測定すれ
ば、尿中の糖量を推定することができる。これを以下に
示す。
【0064】糖尿病はその名前が示すとおり、尿中に糖
(グルコース)が排泄されるという病態がある。しか
し、尿中に排泄されるレベルに達しなくても血中の糖濃
度の上昇が認められたり、食後などには一過性に高血糖
値を示したりする。血糖値のこのような変動をモニター
するためには頻繁な血糖検査が、それも在宅で必要とな
る。
【0065】しかしながら、毎日、複数回の血糖測定は
患者にとって負担であり、また、適切なタイミングで測
定しなければ臨床的な意義も薄れてしまうため、このよ
うに血糖コントロールのモニターを日常的に行うのは困
難が伴うものであった。
【0066】そこで、血中でのヘモグロビンとグルコー
スの非酵素的な結合物である糖化型ヘモグロビン(Hb
A1c,HbA1)の割合を測定することが広く用いら
れるようになっている。これは、ヘモグロビンβ鎖末端
のバリンのアミノ基にグルコースが結合したもので、ヘ
モグロビン全体に対する糖化型の割合は、過去1カ月程
度の血糖コントロール状況の把握に有用であることが示
されている。この方法では、日常の食事などに伴う短周
期の血糖値変動がすべて総合的に判断されうる。
【0067】ヘモグロビンの糖化は図7に示したよう
に、2段階の反応を経て進行する。この時、ヘモグロビ
ンβ鎖末端のバリンにグルコースが結合した状態は、可
逆的なシッフ塩基形成であり、不安定なアルジミンを生
成する(不安定型HbA1c)。これよりさらに非可逆
的なアマドリ転位を受けて安定なケトアミン型が生成さ
れる(安定型HbA1c)。このような不安定型の存在
は、特に血糖値が急激に変動する場合や、ケトアシドー
シスを伴う重症糖尿病ではHbA1c測定値に大きく影
響することが知られている。そのため、不安定型を除去
する解離物質あるいは方法として、燐酸縮合体など(特
許1978894号)、高濃度ホウ酸で短時間加熱処理
(特開平4‐109163)、マレイン酸、マロン酸な
どの有機酸混合物(特開平6‐34634)などが開発
されている。
【0068】このようにして不安定型を取り除いた後の
糖化型ヘモグロビンの測定にはイオン交換クロマト法、
電気泳動法、比色法などがあるが、臨床検査としてはイ
オン交換クロマト法を応用したHPLC法が標準的に用
いられている。しかし、HPLC法の場合には専用の装
置で高精度ポンプ、分光光度計、高精度流路系などを必
要とし、装置が高価になったり、そのメンテナンスが煩
雑になるという点が短所としてあげられる。
【0069】ここで、糖化型ヘモグロビンはβ鎖末端に
グルコースが結合したものであり、その結合部位をエピ
トープとするモノクローナル抗体を用いた測定も可能で
ある。国外では酵素免疫法に基づく測定キットも市販さ
れている。この場合は、すべてのヘモグロビンと結合す
る抗体を用いて測定した総ヘモグロビン濃度と、糖化型
ヘモグロビンと結合する抗体を用いて測定した濃度より
糖化型ヘモグロビン濃度の割合を求める。
【0070】また、安定型HbA1cのみに結合可能な
モノクローナル抗体を用いることで、上述したような不
安定型HbA1c除去が不要になるという利点も考えら
れる。このような酵素免疫法は、臨床検査に頻用されて
いる他の酵素免疫法の測定項目と測定装置の共有が可能
であるため、糖化型ヘモグロビン測定のための特別な装
置を必要としない利点がある。また、表面プラズモン共
鳴(SPR)センサなどの適当なセンサと組み合わせた
免疫センサとして簡便な測定装置を構築できる。
【0071】尚、このような免疫法による糖化型ヘモグ
ロビン測定には、ヘモグロビンと糖化型ヘモグロビンの
標準液による校正が必要である。便潜血などの測定でも
ヘモグロビンが標準物質として用いられているが、ヘモ
グロビンはα鎖およびβ鎖からなるヘムを含むポリペプ
チドが各々2個会合して形成されるため、温度などの環
境要因により容易に解離が起こり、変性することが知ら
れている。また、凍結乾燥時であっても、ヘム鉄の酸化
が起こって変成し、抗原活性が低下することが知られて
いる。このようなことは糖化型ヘモグロビンにも同様に
起こりうる。
【0072】以下、詳細を説明する。
【0073】[ヘモグロビンA1cの精製]20 mM
2‐(N‐モルホリノ)エタンスルホン酸(MES)
緩衝液中に、オクチルフェノキシ‐ポリエトキシ‐エタ
ノールを0.33%(V/V)および0.6Mホウ酸塩
を含む溶血試薬でヒト全血を15倍に希釈し、混合後5
分以上放置して溶血液を作製した。この溶血液をカラム
(ヘモグロビンA1cカラムテストマイクロ;バイオラ
ッド社製)に加え、第一緩衝液(50 mMほう酸 5
0mMりん酸バッファー pH7.0)で洗浄し、完全
に廃液させた後、第二緩衝液(50mMりん酸バッファ
ー pH6.7)を添加し、溶出液をヘモグロビンA1
cとした。
【0074】[架橋ヘモグロビンA1cの作製]前述し
た架橋ヘモグロビンと同様に作製できる。
【0075】[架橋糖化型ヘモグロビンA1cの安定性
‐SPRセンサによる計測]市販ヘモグロビンA1c
(バイオラッド社)及び架橋ヘモグロビンA1cを50
mMNaCl、0.05%Triton X‐100を
含む10mM HEPESbuffer(pH 7.
4)にて調製した10 μg/mlの標準液とし、室温
放置し、一定時間毎に抗ヒトヘモグロビンA1c抗体
(エクソセル社)を固定したセンサチップを用いて表面
プラズモン共鳴(SPR)を測定し、使用開始からの残
存率を求め、ヘモグロビンの安定化効果の指標とした。
その結果を図8に示した。図に示されるように標準液と
して架橋体を用いたものは、1カ月経過後も90%以上
の抗原性を保持しており、安定化効果が大きいことが判
明した。
【0076】[血中総ヘモグロビンに対する糖化型ヘモ
グロビンの割合‐SPRセンサによる計測]ヒト血液を
オクチルフェノキシ‐ポリエトキシ‐エタノールなどの
界面活性剤を含有する緩衝液で希釈し、溶血させる。こ
の希釈液を、それぞれ架橋糖化型ヒトヘモグロビンA1
cおよび架橋ヒトヘモグロビン標準液で校正した、抗安
定型ヒト糖化型ヘモグロビン抗体を用いたSPRセンサ
および抗ヒトヘモグロビン抗体を用いたSPRセンサ
(図9参照)によって測定し、それぞれの濃度を算出し
た。血中のヘモグロビン濃度に対する安定型ヒト糖化型
ヘモグロビンの割合(%)を算出した。健常者3名の血
液で測定を行ったところ、安定型ヒト糖化型ヘモグロビ
ンの割合はそれぞれ、4.3%、4.5%、4.8%で
あった。
【0077】尚、図9は、図4に示した計測装置本体4
の詳細例であり、標準液貯留部11、図4の採尿機構3
に連通するサンプル貯留部12、溶血用バッファー1
3、バッファー14、再生液貯留部15、バルブ16、
ミキシングチャンバー17、抗ヒトヘモグロビン抗体を
用いたSPRセンサ18、抗安定型ヒト糖化型ヘモグロ
ビン抗体を用いたSPRセンサ19、処理装置20を具
備している。その使用状態を以下に説明する。
【0078】[SPRセンサ18、19の校正]標準液
貯留部11に貯留された既知の濃度の架橋糖化型ヒトヘ
モグロビン、架橋糖化型ヒトヘモグロビンA1cを、バ
ルブ16、ミキシングチャンバー17を介してバッファ
14に貯留された緩衝液と混合し、SPRセンサ18、
19に供給する。
【0079】SPRセンサ18、19からヒトヘモグロ
ビン濃度、ヒトヘモグロビンA1c濃度の検出信号が各
々処理装置20に送信され、所定の操作を行うと処理装
置20は各検出信号を初期値として記憶する。(図6の
ステップS1に対応)
【0080】続いて、再生液貯留部15に貯留された洗
浄液を、バルブ16、ミキシングチャンバー17を介し
てSPRセンサ18、19に供給し、SPRセンサ1
8、19を洗浄する。
【0081】[SPRセンサ値の検出]サンプル貯留部
12に貯留された尿を、バルブ16、ミキシングチャン
バー17を介して溶血バッファ13に貯留された緩衝液
と混合して溶血させ、SPRセンサ18、19に供給す
る。
【0082】SPRセンサ18、19からヒトヘモグロ
ビン濃度、ヒトヘモグロビンA1c濃度の検出信号が各
々処理装置20に送信され(図6のステップS3に対
応)、処理装置20は各々記憶された初期値に基づき、
ヒトヘモグロビン濃度、ヒトヘモグロビンA1c濃度の
検出信号を校正する。
【0083】そして、処理装置20は、校正された各検
出信号に基づき、ヒトヘモグロビン濃度と、ヒトヘモグ
ロビンに対するヒトヘモグロビンA1cの割合を各々数
値化し、表示部5に表示させる。(図6のステップS4
に対応)
【0084】続いて、再生液貯留部15に貯留された洗
浄液を、バルブ16、ミキシングチャンバー17を介し
てSPRセンサ18、19に供給し、SPRセンサ1
8、19を洗浄する。
【図面の簡単な説明】
【図1】架橋ヘモグロビン作成の説明図
【図2】市販ヘモグロビンと架橋ヘモグロビンのSPR
センサ測定結果
【図3】市販ヘモグロビンと架橋ヘモグロビンのラテッ
クス凝集法による測定結果
【図4】尿潜血が測定可能な家庭用検査機器1の構成図
【図5】家庭用検査機器1の使用環境における架橋ヘモ
グロビンのSPRセンサ測定結果
【図6】家庭用検査機器1の制御フロー
【図7】ヘモグロビンの糖化を示す図
【図8】架橋ヘモグロビンの安定化効果を示す図
【図9】計測装置本体4の詳細を示す図
【符号の説明】
1…家庭用検査機器、2…便器、3…採尿機構、4…計
測装置本体、5…表示部、11…標準液貯留部、12…
サンプル貯留部、13…溶血用バッファー、14…バッ
ファー、15…再生液貯留部、16…バルブ、17…ミ
キシングチャンバー、18…抗ヒトヘモグロビン抗体を
用いたSPRセンサ、19…抗安定型ヒト糖化型ヘモグ
ロビン抗体を用いたSPRセンサ、20…処理装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 33/53 G01N 33/53 K 33/72 33/72 A // G01N 33/50 33/50 N

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトヘモグロビンのサブユニット間を結
    合させた物質を準備する第1の工程と、この物質量を検
    出する第2の工程と、を備えてなるヒトヘモグロビンの
    検出方法。
  2. 【請求項2】 ヒトヘモグロビンのβ鎖間を結合させた
    物質を用いてなる請求項1記載のヒトヘモグロビンの検
    出方法。
  3. 【請求項3】 前記サブユニット間又はβ鎖間は、架橋
    により結合されている請求項1又は2記載のヒトヘモグ
    ロビンの検出方法。
  4. 【請求項4】 抗ヒトヘモグロビン抗体を用いた免疫学
    的な手法による検出であることを特徴とする請求項1〜
    3の何れか記載のヒトヘモグロビンの検出方法。
  5. 【請求項5】 蛋白質の紫外吸収に基づく蛋白質定量法
    による検出であることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    か記載のヒトヘモグロビンの検出方法。
  6. 【請求項6】 蛋白質への色素類の吸着に基づく吸光度
    変化による検出であることを特徴とする請求項1〜3の
    何れか記載のヒトヘモグロビンの検出方法。
  7. 【請求項7】 ヒトヘモグロビンに特有な波長に基づく
    定量法による検出であることを特徴とする請求項1〜3
    の何れか記載のヒトヘモグロビンの検出方法。
  8. 【請求項8】 ヒトヘモグロビンの有するパーオキシダ
    ーゼ様活性に基づく定量法による検出であることを特徴
    とする請求項1〜3の何れか記載のヒトヘモグロビンの
    検出方法。
  9. 【請求項9】 前記ヒトヘモグロビンは、ヒト糖化型ヘ
    モグロビン(HbA1)であることを特徴とする請求項
    1〜8の何れか記載のヒトヘモグロビンの検出方法。
  10. 【請求項10】 ヒトヘモグロビンを準備する第1の工
    程と、 このヒトヘモグロビンの分子構造を変化させて、ヒトヘ
    モグロビンと異なる物質を生成する第2の工程と、を備
    えるとともに、 この物質は、ヒトヘモグロビンに比べて経時的に変成し
    にくい性質を有するヒトヘモグロビン検出用物質の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の工程では、ヒトヘモグロビ
    ンのサブユニット間を結合させた物質を生成してなる請
    求項10記載のヒトヘモグロビン検出用物質の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第2の工程では、ヒトヘモグロビ
    ンのβ鎖を結合させた物質を生成してなる請求項11記
    載のヒトヘモグロビン検出用物質の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記ヒトヘモグロビンは、ヒト糖化型
    ヘモグロビン(HbA1)であることを特徴とする請求
    項10〜12の何れか記載のヒトヘモグロビンの検出方
    法。
  14. 【請求項14】 前記第1の工程は、ヒトヘモグロビン
    (HbA)と糖を準備する工程と、このヒトヘモグロビ
    ン(HbA)と糖を結合させてヒト糖化型ヘモグロビン
    (HbA1)を製造する工程と、を含むことを特徴とす
    る請求項13記載のヒトヘモグロビンの検出方法。
  15. 【請求項15】 請求項10〜14の何れか記載の製造
    方法を経て製造されたヒトヘモグロビン検出用物質。
  16. 【請求項16】 ヒトヘモグロビンを含む溶液を準備す
    る第1の工程と、 ヒトヘモグロビン検出用センサの検出値に基づき、溶液
    中のヒトヘモグロビン量を検出する第2の工程と、を有
    するヒトヘモグロビンの検出方法であって、 前記センサの検出値を校正するための標準物質を含む溶
    液を準備する第3の工程を備え、 この標準物質を含む溶液に対する前記センサの検出値を
    標準検出値とし、この標準検出値に基づき前記第2の工
    程における検出値を校正してなるヒトヘモグロビンの検
    出方法。
  17. 【請求項17】 前記センサが、抗ヒトヘモグロビン抗
    体を有してなる請求項16記載のヒトヘモグロビンの検
    出方法。
  18. 【請求項18】 前記センサが、表面プラズモン共鳴を
    利用したものである請求項17記載のヒトヘモグロビン
    の検出方法。
  19. 【請求項19】 前記標準物質が、ヒトヘモグロビンよ
    りも経時的に変成しにくい既知量のヒトヘモグロビン代
    替物質である請求項16〜18の何れか記載のヒトヘモ
    グロビンの検出方法。
  20. 【請求項20】 前記標準物質が、請求項15記載のヒ
    トヘモグロビン検出用物質である請求項19記載のヒト
    ヘモグロビンの検出方法。
  21. 【請求項21】 前記標準検出値は、前記ヒトヘモグロ
    ビンを含む複数の溶液に対して、繰り返し用いられる請
    求項16〜20の何れか記載のヒトヘモグロビンの検出
    方法。
  22. 【請求項22】 前記標準物質を含む溶液は、複数回の
    前記第3の工程に繰り返し用いられる請求項16〜21
    記載のヒトヘモグロビンの検出方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の工程におけるヒトヘモグロ
    ビンを含む溶液が、血液、便、尿の何れかを含む請求項
    16〜22の何れか記載のヒトヘモグロビンの検出方
    法。
  24. 【請求項24】 前記ヒトヘモグロビンは、ヒト糖化型
    ヘモグロビン(HbA1)であることを特徴とする請求
    項16〜23の何れか記載のヒトヘモグロビンの検出方
    法。
  25. 【請求項25】 ヒトヘモグロビン検出用センサと、 このセンサの検出値を校正するための標準物質を含む溶
    液に対する、前記センサの検出値を記憶する記憶手段
    と、 ヒトヘモグロビンを含む溶液に対する前記センサの検出
    結果を報知する際に、前記記憶手段の記憶内容を加味し
    て報知する報知手段と、を備えてなるヒトヘモグロビン
    検出装置。
  26. 【請求項26】 前記センサが、抗ヒトヘモグロビン抗
    体を有してなる請求項25記載のヒトヘモグロビン検出
    装置。
  27. 【請求項27】 前記センサが、表面プラズモン共鳴を
    利用したものである請求項26記載のヒトヘモグロビン
    の検出方法。
  28. 【請求項28】 前記標準物質が、ヒトヘモグロビンよ
    りも経時的に変成しにくい既知量のヒトヘモグロビン代
    替物質である請求項25〜28の何れか記載のヒトヘモ
    グロビン検出装置。
  29. 【請求項29】 前記標準物質が、請求項15記載のヒ
    トヘモグロビン検出用物質である請求項28記載のヒト
    ヘモグロビン検出装置。
  30. 【請求項30】 前記記憶内容を所定の条件で更新させ
    る更新手段を備えるとともに、 前記標準物質は、複数回の前記更新に繰り返し用いられ
    る請求項25〜29の何れか記載のヒトヘモグロビン検
    出装置。
  31. 【請求項31】 前記ヒトヘモグロビンを含む溶液が、
    血液を含む請求項25〜30の何れか記載のヒトヘモグ
    ロビン検出装置。
  32. 【請求項32】 前記ヒトヘモグロビンを含む溶液が、
    便、尿の何れかを含む請求項25〜30の何れか記載の
    ヒトヘモグロビン検出装置。
  33. 【請求項33】 トイレに備えられてなる請求項32記
    載のヒトヘモグロビン検出装置。
  34. 【請求項34】 前記ヒトヘモグロビンは、ヒト糖化型
    ヘモグロビン(HbA1)であることを特徴とする請求
    項25〜33の何れか記載のヒトヘモグロビン検出装
    置。
  35. 【請求項35】 尿を貯留する貯留部と、 ヒトヘモグロビン検出用センサと、 このセンサを用いて前記貯留された尿中のヒトヘモグロ
    ビン量を検出する検出手段と、を備えてなるトイレ装
    置。
  36. 【請求項36】 前記検出手段の検出結果を報知する報
    知手段を備えてなる請求項35記載のトイレ装置
  37. 【請求項37】 前記センサが、表面プラズモン共鳴を
    利用したものである請求項35又は36記載のトイレ装
    置。
  38. 【請求項38】 尿を貯留する貯留部と、 尿中に含まれる抗原に対する抗体を具備するセンサと、 このセンサを用いて前記貯留された尿中の抗原量を検出
    する検出手段と、を備えてなるトイレ装置。
  39. 【請求項39】 前記センサが、表面プラズモン共鳴を
    利用したものである請求項38記載のトイレ装置。
  40. 【請求項40】 前記抗原が、尿中に含まれる糖と結び
    ついたものであって、 前記検出手段が検出した前記尿中の抗原量に基づき、尿
    中の糖の量を報知する報知手段を備えてなる請求項38
    または39記載のトイレ装置。
  41. 【請求項41】 尿を貯留する貯留部と、 表面プラズモン共鳴を利用したセンサと、 このセンサを用いて前記貯留された尿中の被検出物質量
    を検出する検出手段と、を備えてなるトイレ装置。
  42. 【請求項42】 前記被検出物質が、糖である請求項4
    1記載のトイレ装置。
JP25456198A 1998-01-16 1998-08-25 ヒトヘモグロビンの検出方法、ヒトヘモグロビン検出用物質の製造方法、ヒトヘモグロビン検出装置、トイレ装置 Pending JPH11264824A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115753683A (zh) * 2022-11-17 2023-03-07 南京邮电大学 D型双芯pcf-spr折射率传感器及检测系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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