JPH11265840A - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents
アルミニウム電解コンデンサInfo
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Abstract
共に高い封止力を高温−高湿下でも安定に維持して電解
液の漏れを防止し、信頼性の高いアルミニウム電解コン
デンサを提供することを目的とする。 【解決手段】 γ−ブチロラクトンを含む有機溶媒10
0部に対してフタル酸および/またはマレイン酸のアル
キル置換アミジン基を有する化合物の4級塩5〜100
部を電解質として溶解させてなる電解液をコンデンサ素
子1に含浸しケース6に収納し、イソブチレンとイソプ
レンとの共重合体からなるブチルゴムポリマーに加硫剤
としてアルキルフェノールフォルマリン樹脂を添加して
なり、少なくとも一部の硬度が70度(JIS−A)以
上である弾性体からなる封口体7を用いた構成のアルミ
ニウム電解コンデンサとすることにより、高信頼性のア
ルミニウム電解コンデンサを実現できる。
Description
用されるアルミニウム電解コンデンサに関するものであ
る。
ンサについて図1を用いて説明する。
構成を示す一部切欠斜視図であり、図1において、1は
コンデンサ素子であり、このコンデンサ素子1は陽極箔
2と陰極箔3をその間にセパレータ4を介して巻回する
ことによって構成されている。5a,5bはそれぞれ陽
極箔2と陰極箔3に接合された棒状の接合部と半田付可
能な外部引出部からなるリード線、6は駆動用電解液
(図示せず)が含浸された上記コンデンサ素子1を収納
する有底筒状のアルミニウムからなるケース、7はこの
ケース6の開口部を封口する封口体、8は上記ケース6
の外周を被覆する外装部材である。
チロラクトンやN,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒
に有機酸や無機酸またはそれらの塩を電解質として溶解
させたものが用いられており、マレイン酸またはシトラ
コン酸の第4級アンモニウム塩を電解質とした駆動用電
解液(特公平3−6646号公報)、芳香族カルボン酸
の第4級アンモニウム塩を電解質とした駆動用電解液
(特公平3−8092号公報)等が知られている。
レンプロピレン共重合体やブチルゴムが知られており、
熱的な安定性に優れる封口体用の材料としては過酸化物
加硫されたブチルゴム(特開昭62−276819号公
報)等が知られている。
の技術によるアルミニウム電解コンデンサでは、コンデ
ンサ素子1に電圧が印加された場合に、駆動用電解液の
電気分解により発生する過剰の水酸化物イオンの影響に
より、長時間、高温−高湿下で使用した場合、アルミニ
ウム電解コンデンサの内部圧力の上昇と封口体7のアル
カリ劣化により、封口部から駆動用電解液が漏れる場合
があった。
いられる過酸化物加硫や樹脂加硫により成形されたブチ
ルゴムからなる封口体7は、一般にアルカリ劣化しづら
く、アルキル置換アミジン基を有する化合物の4級塩を
電解質とする駆動用電解液との組み合わせにおいては、
過剰の水酸化物イオンが原因となる駆動用電解液の漏液
は少ないとされているが、高温−高湿下でのアルミニウ
ム電解コンデンサの信頼性を十分に満足させることは困
難なものであった。
あり、駆動用電解液の電気分解の影響を軽減し、封止部
の高温−高湿下での安定性をより一層高めることにより
駆動用電解液の外部への漏れを防止することができるア
ルミニウム電解コンデンサを提供することを目的とする
ものである。
に本発明のアルミニウム電解コンデンサは、γ−ブチロ
ラクトンを含む有機溶媒100部に対してフタル酸およ
び/またはマレイン酸のアルキル置換アミジン基を有す
る化合物の4級塩5〜100部を電解質として溶解させ
てなる駆動用電解液と、イソブチレンとイソプレンとの
共重合体からなるブチルゴムポリマーに加硫剤としてア
ルキルフェノールフォルマリン樹脂を添加してなり、少
なくとも一部の硬度が70度(JIS−A)以上である
弾性体からなる封口体を用いてアルミニウム電解コンデ
ンサを構成するようにしたものである。
γ−ブチロラクトンを含む有機溶媒にフタル酸および/
またはマレイン酸のアルキル置換アミジン基を有する化
合物の4級塩を電解質として使用しているため、駆動用
電解液中での電気分解反応の結果、水酸化物イオンが生
じた場合にも、水酸化物イオンとN−C−Nのアミジン
基との反応、分解開環により速やかに電解生成物が消失
するため、テトラアルキルアンモニウム塩を電解質とし
て用いた場合と比較して、逆電圧印加時等に生じ易い電
気分解反応の影響を軽減することができ、その結果アル
ミニウム電解コンデンサの封口性能を高めることができ
る。
ノールフォルマリン樹脂で加硫したブチルゴムは熱的な
安定性や耐アルカリ性に優れるため、硫黄加硫処理した
ブチルゴムなどと比較してアルミニウム電解コンデンサ
を高温下で長時間使用した場合にも封止力(ゴム弾性)
の低下が少なく、長期に亘り安定な封止性能を得ること
ができ、内圧上昇時やアルカリ劣化時に生じ易い封口部
からの駆動用電解液の漏れを抑制することができる。
硬度を70度(JIS−A)以上とすることで、封口体
のゴム孔内部に貫通させたリード線を圧縮する封止力を
強く確保できるため、アルキルフェノールフォルマリン
樹脂で加硫したブチルゴムの封止力の低下の少なさに加
えてより一層安定な封止性能を得ることができ、内圧上
昇時やアルカリ劣化時に生じ易い封口部からの駆動用電
解液の漏れを更に抑制することができる。
乗効果により、駆動用電解液の電気分解反応の影響を少
なくすると共に、高い封止応力を高温−高湿下でも安定
して維持することができ、駆動用電解液の外部への漏れ
を防止することができる。
は、リード線がそれぞれ接合された陽極箔と陰極箔をそ
の間にセパレータを介して巻回したコンデンサ素子と、
このコンデンサ素子に含浸される駆動用電解液と、上記
コンデンサ素子を収納する有底筒状のケースと、上記一
対のリード線が貫通する貫通孔を備えて上記ケースの開
口部を封口する封口体からなり、上記駆動用電解液がγ
−ブチロラクトンを含む有機溶媒100部に対してフタ
ル酸および/またはマレイン酸のアルキル置換アミジン
基を有する化合物の4級塩5〜100部を電解質として
溶解させたものであり、かつ上記封口体がイソブチレン
とイソプレンとの共重合体からなるブチルゴムポリマー
に加硫剤としてアルキルフェノールフォルマリン樹脂を
添加してなり、少なくとも一部の硬度が70度(JIS
−A)以上である弾性体により構成されたものである。
γ−ブチロラクトンを含む有機溶媒にフタル酸および/
またはマレイン酸のアルキル置換アミジン基を有する化
合物の4級塩を電解質として使用しているため、駆動用
電解液中での電気分解反応の結果、水酸化物イオンが生
じた場合にも、水酸化物イオンとN−C−Nのアミジン
基との反応、分解開環により速やかに電解生成物が消失
するため、テトラアルキルアンモニウム塩を電解質とし
て用いた場合と比較して、逆電圧印加時等に生じ易い電
気分解反応の影響を軽減することができ、その結果アル
ミニウム電解コンデンサの封口性能を高めることができ
る。
ノールフォルマリン樹脂で加硫したブチルゴムは熱的な
安定性や耐アルカリ性に優れるため、硫黄加硫処理した
ブチルゴムなどと比較して、アルミニウム電解コンデン
サを高温下で長時間使用した場合にも封止力(ゴム弾
性)の低下が少なく、長期に亘り安定な封止性能を得る
ことができ、内圧上昇時やアルカリ劣化時に生じ易い封
口部からの駆動用電解液の漏れを抑制することができ
る。
硬度を70度(JIS−A)以上とすることで、封口体
のゴム孔内部に貫通させたリード線を圧縮する封止力を
強く確保できるため、アルキルフェノールフォルマリン
樹脂で加硫したブチルゴムの封止力の低下の少なさに加
えてより一層安定な封止性能を得ることができ、内圧上
昇時やアルカリ劣化時に生じ易い封口部からの駆動用電
解液の漏れを更に抑制することができ、上記(1)〜
(3)の項目の相乗効果により、駆動用電解液の電気分
解反応の影響を少なくすると共に、高い封止応力を高温
下のみならず、高温−高湿下でも安定して維持すること
ができ、駆動用電解液の外部への漏れを防止することが
できるという作用を有する。
封口体ではリード線を圧縮する封止力が十分に確保でき
ないため、高温−高湿下では液漏れが生じる場合があり
好ましくない。
の発明において、アルキル置換アミジン基を有する化合
物の4級塩が、炭素数1〜11のアルキル基またはアリ
ールアルキル基で4級化されたイミダゾール化合物、ベ
ンゾイミダゾール化合物、脂環式アミジン化合物から選
ばれる1種以上である構成としたものであり、この構成
によれば、駆動用電解液中での電気分解反応により水酸
化物イオンが生じた場合に、水酸化物イオンとN−C−
Nのアミジン基との反応−分解開環の反応速度が大きい
ため、電解生成物が速やかに消失することができ、その
結果、高温−高湿下でも駆動用電解液の外部への漏れを
防止することができるという作用を有する。
2に記載の発明において、アルキル置換アミジン基を有
する化合物の4級塩が、1−メチル−1,8−ジアザビ
シクロ[5,4,0]ウンデセン−7、1−メチル−
1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノネン−5、
1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、1,2,
3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1,2−ジメ
チル−3−エチル−イミダゾリニウム、1,3,4−ト
リメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1,3−ジメ
チル−2−へプチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチ
ル−2−(−3’ヘプチル)イミダゾリニウム、1,3
−ジメチル−2−ドデシルイミダゾリニウム、1,2,
3−トリメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミ
ジウム、1,3−ジメチルイミダゾリウム、1,3−ジ
メチルベンゾイミダゾリウムから選ばれる1種以上であ
る構成としたものであり、この構成によれば、駆動用電
解液の伝導度を高くすることができるので、高温−高湿
下での駆動用電解液の外部への漏れを防止できる上に、
インピーダンスの低いアルミニウム電解コンデンサを提
供することができるという作用を有する。
る。なお、アルミニウム電解コンデンサの製品構成につ
いては、従来の技術の項で説明した図1の構成と同じで
あるため、ここでの詳細な説明は省略する。
トンを含む有機溶媒100部に対してフタル酸および/
またはマレイン酸のアルキル置換アミジン基を有する化
合物の4級塩5〜100部を電解質として溶解させてな
る駆動用電解液と、イソブチレンとイソプレンとの共重
合体からなるブチルゴムポリマーに加硫剤としてアルキ
ルフェノールフォルマリン樹脂を添加してなり、少なく
とも一部の硬度が70度(JIS−A)以上である弾性
体からなる封口体7を用いて構成したアルミニウム電解
コンデンサというものであり、このアルミニウム電解コ
ンデンサの駆動用電解液に用いるアルキル置換アミジン
基を有する化合物の4級塩の例としては、炭素数1〜1
1のアルキル基またはアリールアルキル基で4級化され
たイミダゾール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、脂
環式アミジン化合物が挙げられる。具体的には、伝導度
が高く、インピーダンスの低いアルミニウム電解コンデ
ンサを提供することができる、1−メチル−1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7、1−メチ
ル−1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノネン−
5、1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、1,
2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1,2−
ジメチル−3−エチル−イミダゾリニウム、1,3,4
−トリメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1,3−
ジメチル−2−へプチルイミダゾリニウム、1,3−ジ
メチル−2−(−3’ヘプチル)イミダゾリニウム、
1,3−ジメチル−2−ドデシルイミダゾリニウム、
1,2,3−トリメチル−1,4,5,6−テトラヒド
ロピリミジウム、1,3−ジメチルイミダゾリウム、
1,3−ジメチルベンゾイミダゾリウムが好ましい。
電気化学的に安定なγ−ブチロラクトンを主溶媒とする
ことが望ましい。また、これに加えて低温特性の改善や
放電電圧の向上を目的に、γ−ブチロラクトンと相溶す
る他の有機溶媒を副溶媒として混合しても良い。
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、
ポリオキシアルキレンポリオール、ラクトン系溶媒;γ
−バレロラクトン、δ−バレロラクトン、3−メチル−
1,3−オキサゾリジン−2−オン、3−エチル−1,
3−オキサゾリジン−2−オン、水、アミド系溶媒;N
−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルアセトアミド、エーテル系溶媒;メチラ
ール、1,2−ジメトキシエタン、1−エトキシ−2−
メトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、ニトリル
系溶媒;アセトニトリル、3−メトキシプロピオニトリ
ル、フラン系溶媒;2,5−ジメトキシテトラヒドロフ
ラン、2−イミダゾリジノン系溶媒;1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノンの単独もしくは2種以上の混合
溶媒が挙げられ、この混合溶媒系の場合、副溶媒の含有
量はγ−ブチロラクトン100部に対しては40部以下
であることが望ましい。副溶媒含有量が40部を越える
と、駆動用電解液の電気化学的安定性が低下するため、
電圧印加時のアルミニウム電解コンデンサの内圧上昇も
大きくなり、十分な効果が得られない。
定なフタル酸および/またはマレイン酸のアルキル置換
アミジン基を有する化合物の塩を用いることが望まし
い。フタル酸、マレイン酸以外の電解質では電圧印加時
のガス発生量が大きく、そのときのアルミニウム電解コ
ンデンサの内圧上昇により十分な効果が得られない。
サのコンデンサ素子1の含水率は、含浸された駆動用電
解液の重量に基づいて通常10%未満である。水の含有
量が10%以上では電気分解反応が促進されるため、ア
ルミニウム電解コンデンサの内圧上昇により十分な効果
が得られない。
サの駆動用電解液には、必要により種々の添加剤を混合
しても良い。この添加剤としては、リン系化合物[リン
酸、リン酸エステルなど]、ホウ酸系化合物[ホウ酸、
ホウ酸と多糖類(マンニット、ソルビットなど)との錯
化合物、ホウ酸と多価アルコール(エチレングリコー
ル、グリセリンなど)]との錯化合物、ニトロ化合物
[o−ニトロ安息香酸、m−ニトロ安息香酸、p−ニト
ロ安息香酸、o−ニトロフェノール、m−ニトロフェノ
ール、p−ニトロフェノール、p−ニトロアセトフェノ
ンなど]が挙げられる。これらの添加剤の混合によりア
ルミ酸化皮膜の修復性を改善でき、その結果、駆動用電
解液の電気分解反応を抑制でき、封口性能をより高める
ことができる。
サのリード線5a,5bには、防食処理を施したものを
用いても良い。リード線5a,5bに防食処理を施すこ
とで、電気分解電流が抑制でき、封口性能をより高める
ことができる。リード線5a,5bへの防食処理は、陽
極、陰極両端子部に施すことが望ましいが、いずれか一
方のみの処理でも良い。また、防食処理の手段として
は、水溶液中での陽極酸化処理や金属アルコキシドの塗
布−焼結処理および金属酸化物コロイド溶液(二酸化珪
素および二酸化チタンのコロイド溶液)の塗布−焼結処
理などが簡便であり好ましい。
イソプレンとの共重合体からなるブチルゴムポリマー
に、加硫剤としてアルキルフェノールフォルマリン樹脂
を1〜20部を添加してなる弾性体が望ましい。また、
アルキルフェノールフォルマリン樹脂以外の加硫剤を用
いた加硫方法では、高温−高湿下で長時間放置したとき
のゴム弾性の低下が著しく、十分な封止性が得られな
い。
て説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。以下、部はすべて重量部を示す。
成は以下の通りである。 駆動用電解液A;γ−ブチロラクトン(100部) フタル酸モノ1−メチル−1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]ウンデセン−7(30部) p−ニトロ安息香酸(1部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
[4,3,0]ノネン−5(30部) モノブチルリン酸エステル(1部) p−ニトロフェノール(1部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
(30部) o−ニトロ安息香酸(1部) p−アセトフェノン(1部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
ニウム(30部) m−ニトロ安息香酸(1部) モノブチルリン酸エステル(1部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
リニウム(30部) o−ニトロフェノール(1部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
(30部) ホウ酸(1部) マンニット(2部) p−ニトロ安息香酸(0.5部) リン酸(0.25部) モノブチルリン酸エステル(0.25部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
リニウム(30部) ホウ酸(1部) グリセリン(2部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
00部) フタル酸モノ1,3−ジメチル−(−3’ヘプチル)イ
ミダゾリニウム(30部) p−ニトロアニソール(1部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
−テトラヒドロピリミジウム(30部) p−ニトロ安息香酸(1部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
部) m−ニトロ安息香酸(1部) 以上の化合物を混合、溶解したもの。
口体7は以下の通りである。 封口体A;[樹脂による加硫(硬度70度以上の場
合)] ・イソブチレンとイソプレンとの共重合体からなるブチ
ルゴムポリマー30部、カーボン20部、無機充填剤5
0部に対して、加硫剤としてアルキルフェノールフォル
マリン樹脂2部を添加し、加硫成形したもの。
ド線5a,5bを貫通させる2つの貫通孔間のコンデン
サ素子1に接する側の表面部分と、貫通孔内部のリード
線5a,5b面に接する部分の表面とで測定した結果、
JIS−A硬度で、78度と73度であった。
以下の場合)] ・イソブチレンとイソプレンとの共重合体からなるブチ
ルゴムポリマー40部、カーボン20部、無機充填剤4
0部に対して、加硫剤としてアルキルフェノールフォル
マリン樹脂2部を添加し、加硫成形時の温度を封口体A
の場合と比較して低く設定したもの。
ド線5a,5bを貫通させる2つの貫通孔間のコンデン
サ素子1に接する側の表面部分と、貫通孔内部のリード
線5a,5b面に接する部分の表面とで測定した結果、
JIS−A硬度で、68度と64度であった。
以上の場合)] ・イソブチレンとイソプレンとの共重合体からなるブチ
ルゴムポリマー30部、カーボン20部、無機充填剤5
0部に対して、加硫剤として硫黄2部を添加し、加硫成
形したもの。
ド線5a,5bを貫通させる2つの貫通孔間のコンデン
サ素子1に接する側の表面部分と、貫通孔内部のリード
線5a,5b面に接する部分の表面とで測定した結果、
JIS−A硬度で、79度と74度であった。
ニラ繊維のセパレータ4を介在させ、かつこの巻回形の
コンデンサ素子1に駆動用電解液Aを含浸させて定格電
圧35V−静電容量2200μFのコンデンサ素子1を
得た。このコンデンサ素子1を封口体Aと共にケース6
に封入した後、カーリング処理により開口部を封止して
アルミニウム電解コンデンサを作製した。
解液に駆動用電解液Bを用いた以外は実施例1と同様に
した。
解液に駆動用電解液Cを用いた以外は実施例1と同様に
した。
解液に駆動用電解液Dを用いた以外は実施例1と同様に
した。
解液に駆動用電解液Eを用いた以外は実施例1と同様に
した。
解液に駆動用電解液Fを用いた以外は実施例1と同様に
した。
解液に駆動用電解液Gを用いた以外は実施例1と同様に
した。
解液に駆動用電解液Hを用いた以外は実施例1と同様に
した。
解液に駆動用電解液Iを用いた以外は実施例1と同様に
した。
電解液に駆動用電解液Jを用いた以外は実施例1と同様
にした。
解液に駆動用電解液Kを用いた以外は実施例1と同様に
した。
に封口体Bを用いた以外は実施例1と同様にした。
に封口体Cを用いた以外は実施例1と同様にした。
ミニウム電解コンデンサに逆電圧−2.0Vを印加し、
温度110℃ならびに、温度85℃−相対湿度85%で
2000hの高温負荷試験を行った。その試験結果を
(表1)に示した。なお、試験数は各条件20個ずつで
ある。
の実施例1〜10の構成によるアルミニウム電解コンデ
ンサは、比較例1〜3のアルミニウム電解コンデンサと
比較して、電圧印加時の漏液の抑制に対して有効であ
り、特に温度85℃−相対湿度85%で2000hの高
温負荷試験を行った場合においても漏液が観察されな
い。
化合物の4級塩を電解質として用いた電解液と、ブチル
ゴムポリマーに加硫剤としてアルキルフェノールフォル
マリン樹脂を添加して成形した、JIS−A硬度70度
以上の封口体7との組み合わせにより、高温−高湿下で
の電圧印加時にも信頼性の高いアルミニウム電解コンデ
ンサを得ることができた。
コンデンサは、γ−ブチロラクトンを含む有機溶媒10
0部に対してフタル酸および/またはマレイン酸のアル
キル置換アミジン基を有する化合物の4級塩5〜100
部を電解質として溶解させてなる駆動用電解液と、イソ
ブチレンとイソプレンとの共重合体からなるブチルゴム
ポリマーに加硫剤としてアルキルフェノールフォルマリ
ン樹脂を添加してなり、少なくとも一部の硬度が70度
(JIS−A)以上である弾性体からなる封口体を用い
て構成されたアルミニウム電解コンデンサであり、この
ような構成とすることにより、(1)電解液にγ−ブチ
ロラクトンを含む有機溶媒にフタル酸および/またはマ
レイン酸のアルキル置換アミジン基を有する化合物の4
級塩を電解質として使用しているため、駆動用電解液中
での電気分解反応の結果、水酸化物イオンが生じた場合
にも、水酸化物イオンとN−C−Nのアミジン基との反
応、分解開環により速やかに電解生成物が消失するた
め、テトラアルキルアンモニウム塩を電解質として用い
た場合と比較して、逆電圧印加時等に生じ易い電気分解
反応の影響を軽減することができ、その結果アルミニウ
ム電解コンデンサの封口性能を高めることができる。
(2)また、封口体に用いるアルキルフェノールフォル
マリン樹脂で加硫したブチルゴムは熱的な安定性や耐ア
ルカリ性に優れるため、硫黄加硫処理したブチルゴムな
どと比較して、アルミニウム電解コンデンサを高温下で
長時間使用した場合にも封止力(ゴム弾性)の低下が少
なく、長期に亘り安定な封止性能を得ることができ、内
圧上昇時やアルカリ劣化時に生じ易い封口部からの電解
液の漏れを抑制することができる。(3)更には、封口
体の少なくとも一部の硬度を70度(JIS−A)以上
とすることで、封口体のゴム孔内部に貫通させたリード
線を圧縮する封止力を強く確保できるため、アルキルフ
ェノールフォルマリン樹脂で加硫したブチルゴムの封止
力の低下の少なさに加えてより一層安定な封止性能を得
ることができ、内圧上昇時やアルカリ劣化時に生じ易い
封口部からの電解液の漏れを更に抑制することができ
る。
コンデンサの構成を示す一部切欠斜視図
Claims (3)
- 【請求項1】 リード線がそれぞれ接合された陽極箔と
陰極箔をその間にセパレータを介して巻回したコンデン
サ素子と、このコンデンサ素子に含浸される駆動用電解
液と、上記コンデンサ素子を収納する有底筒状のケース
と、上記一対のリード線が貫通する貫通孔を備えて上記
ケースの開口部を封口する封口体からなり、上記駆動用
電解液がγ−ブチロラクトンを含む有機溶媒100部に
対してフタル酸および/またはマレイン酸のアルキル置
換アミジン基を有する化合物の4級塩5〜100部を電
解質として溶解させたものであり、かつ上記封口体がイ
ソブチレンとイソプレンとの共重合体からなるブチルゴ
ムポリマーに加硫剤としてアルキルフェノールフォルマ
リン樹脂を添加してなり、少なくとも一部の硬度が70
度(JIS−A)以上である弾性体により構成されたも
のであるアルミニウム電解コンデンサ。 - 【請求項2】 アルキル置換アミジン基を有する化合物
の4級塩が、炭素数1〜11のアルキル基またはアリー
ルアルキル基で4級化されたイミダゾール化合物、ベン
ゾイミダゾール化合物、脂環式アミジン化合物から選ば
れる1種以上である請求項1に記載のアルミニウム電解
コンデンサ。 - 【請求項3】 アルキル置換アミジン基を有する化合物
の4級塩が、1−メチル−1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]ウンデセン−7、1−メチル−1,5−
ジアザビシクロ[4,3,0]ノネン−5、1,2,3
−トリメチルイミダゾリニウム、1,2,3,4−テト
ラメチルイミダゾリニウム、1,2−ジメチル−3−エ
チル−イミダゾリニウム、1,3,4−トリメチル−2
−エチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2−へ
プチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2−(−
3’ヘプチル)イミダゾリニウム、1,3−ジメチル−
2−ドデシルイミダゾリニウム、1,2,3−トリメチ
ル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジウム、1,
3−ジメチルイミダゾリウム、1,3−ジメチルベンゾ
イミダゾリウムから選ばれる1種以上である請求項1ま
たは2に記載のアルミニウム電解コンデンサ。
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