JPH11265918A - 電子シェーディングダメージの測定方法 - Google Patents
電子シェーディングダメージの測定方法Info
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Abstract
子シェーディングダメージの測定に関し、サンプルの作
成コストが低く、かつ十分な精度を与えることのできる
電子シェーディングダメージ測定方法を提供する。 【解決手段】 Ti(O)N層とWSi2 層の積層の上
に高密度パターンと低密度パターンを有するレジストパ
ターンを形成する。低密度パターンで積層のエッチング
を終了した後、HBr単独、ハロゲン系ガス+酸素ガ
ス、フッ素系ガスのいずれかによるプラズマを所望の時
間長行い、電子シェーディングダメージを与える。この
プラズマ処理ではTi(O)N層はほとんどエッチング
されない。電子シェーディングダメージは、MNOSキ
ャパシタのフラットバンド電圧の変化によって測定す
る。
Description
測定に関し、特にプラズマを用いた半導体プロセスにお
ける電子シェーディングダメージの測定に関する。
ダメージ」とは、電子が遮蔽(シェーディング)される
ことにより、導電性表面に正電荷が過剰に注入されるこ
とに起因するダメージをいう。
集積化(微細化)と半導体ウエハの大口径化が進んでい
る。これらの変化に伴い、低圧高密度プラズマが半導体
微細加工技術として必須のものとなっている。これらの
プラズマ加工において、プラズマから半導体基板に注入
されるチャージによる悪影響を避けるため、プラズマ内
での正電荷と負電荷の均一化が計られている。
な電荷分布を示すプラズマを用いても、アスペクト比の
高い開口部を有するレジスト(または絶縁膜)マスクを
用いたプラズマ加工においては、電子シェーディングダ
メージと呼ばれる高密度プラズマ特有のチャージングダ
メージが発生することが報告されている。
オンの行動の差によって生じるものと考えられる。エッ
チング対象である導電層と半導体基板とが電気的に分離
され、且つゲート酸化膜等の薄い絶縁膜を介して基板と
対向している場合を考える。
ス電位が生じ、正電荷を有するイオンが基板に対して加
速されながら入射する。これに対し、負電荷を有する電
子は、電界によって減速される。これらの結果、イオン
は基板に対してほぼ垂直に入射するのに対し、電子は基
板表面方向の速度成分が大きくなり、基板に対し斜めに
入射する。
ターンがあると、斜め入射する電子は絶縁物パターンに
遮られてしまう。このような絶縁物のパターンがあって
も、垂直に入射するイオンは絶縁物パターンに遮蔽され
ることなく、加工すべき導電性表面に垂直に入射する。
このため、導電性表面には過剰な正電荷が流入すること
になる。
と、入射する電子をはね返す向きの電場が形成される。
垂直方向の運動エネルギが小さな電子は、この電場によ
ってほとんどはね返されてしまう。このようにして電子
シェーディングが生じると考えられる。
てはね返されることなく、絶縁物パターン下の導電性表
面に入射する。絶縁物パターン下の導電層には、正電荷
が蓄積されることになる。導電層が絶縁ゲート電極に接
続されている場合、蓄積された正電荷によりゲート絶縁
膜に電界が印加されることになる。この電界によってゲ
ート絶縁膜にトンネル電流が流れると、導電層に蓄積さ
れる正電荷は定常状態に達するであろう。しかし、ゲー
ト絶縁膜は、トンネル電流によって劣化する。
ル電流がなかなか流れず、導電層の蓄積正電荷が大きく
なる。すると、蓄積された正電荷により、表面に電子を
引き込む方向の電場を発生させる。この電場によって電
子が引き込まれると、トンネル電流が流れなくても定常
状態になると考えられる。
ト酸化膜の厚さはますます薄くなる傾向にある。ゲート
絶縁膜が薄くなると、トンネル電流が流れ易くなり、電
子シェーディングに起因するトンネル電流によってゲー
ト絶縁膜の寿命が短くなってしまう。
加工する場合、電子シェーディングによるチャージング
ダメージ(電子シェーディングダメージ)がどの程度生
じるかを測定することは製造される半導体装置の信頼性
向上のため欠くことができないものとなる。
しては、たとえばMOSトランジスタのゲート電極に櫛
形アンテナを接続し、櫛形アンテナにプラズマ処理を行
なうことによって生じるMOSトランジスタの閾値電圧
シフトを測定する方法が知られている。
ト酸化膜にトンネル電流が流れると、MOSトランジス
タの閾値電圧はシフトする。シフトした閾値電圧を測定
することにより、ゲート酸化膜に流れた電荷量を推定す
ることができる。
を測定するためにMOSトランジスタを作成することが
必要となる。プロセスの立ち上げ時においては、種々の
プロセスパラメータを最適化することが要求される。こ
のような場合、プロセスの状態をモニタするだけの目的
で、MOSトランジスタを作成したサンプルを作ること
はコストの上昇につながる。
Sトランジスタ構造とせず、MOSキャパシタ(ゲート
電極のみ)を用いる方法がある。MOSキャパシタをサ
ンプルとする場合、閾値電圧は測定できないため、MO
Sキャパシタの絶縁膜の耐圧を測定することになる。し
かしながら、MOSキャパシタの絶縁耐圧測定は、精度
が低く、要求されるチャージングダメージの程度を定量
化することが困難である。
ランジスタをテスト素子としてプロセスをモニタすれ
ば、電子シェーディングダメージを定量的に測定するこ
とができるが、サンプル作成のコストが高くなる。MO
Sキャパシタをテスト素子とすれば、サンプル作成のコ
ストは低減できるが、測定精度が低くなってしまう。
層は、いずれかの場所(たとえばスクライブライン)に
おいて半導体基板に電気的に接続されている。
スペースの導電性被エッチング層のエッチングが終了し
た後、マイクロローディング効果により残存した配線間
の狭いスペース部の被エッチング層がオーバーエッチン
グされ終わるまでの間に被エッチング層に注入され、ゲ
ート酸化膜に流れた電荷によって生じるものである。
オープンスペースでの主エッチング終了時から狭いスペ
ース部でのオーバーエッチング終了時点までの時間の長
短に依存する。すなわち、電子シェーディングダメージ
の測定は、被エッチング層のオーバーエッチングの時間
長に依存し、オーバーエッチングの時間が短いと十分な
精度で測定を行うことが難しい。
ィングダメージを詳細に究明しようとする場合等、所望
の十分長い時間電子シェーディングダメージを測定でき
ることが望まれる。
低く、かつ十分な精度を与えることのできる電子シェー
ディングダメージ測定方法を提供することである。
ディングダメージを測定することのできる電子シェーデ
ィングダメージ測定方法を提供することである。
ば、半導体基板上に導電層/窒化膜/酸化膜を積層した
第1キャパシタ構造に強制的に電流を流し、注入電荷量
に対するフラットバンド電圧の変化を測定した特性曲線
を準備する工程と、半導体基板上に導電層/窒化膜/酸
化膜を積層した第2キャパシタ構造を準備する工程と、
前記第2キャパシタ構造上に開口を有する絶縁層を前記
半導体基板上に形成し、その上にTiNまたはTiON
の下層とマイクロローディング効果を生じる導電体の上
層を含み、前記開口で前記導電層に接続される導電性の
アンテナ層を形成し、その上に低密度パターン領域と高
密度パターン領域を含む絶縁性マスクパターンを形成し
たサンプルを形成する工程と、第1のプラズマによるド
ライエッチング工程であって、低密度パターン領域にお
いてアンテナ層がなくなるまでエッチングする第1エッ
チング工程と、第1エッチング工程に続いて、ハロゲン
含有ガスと酸素との混合ガス、HBr、フッ素系ガスの
いずれかのプラズマによるプラズマ処理を行う工程と、
ウエットエッチングにより高密度パターン領域に残る導
電性アンテナ層のうち、少なくともTiNまたはTiO
Nの下層をエッチングする第2エッチング工程と、前記
プラズマ処理工程前後の前記第2キャパシタ構造のフラ
ットバンド電圧を測定し、その変化を算出する工程と、
前記特性曲線を用いて、得られたフラットバンド電圧の
変化から前記プラズマ処理で前記第2キャパシタ構造に
注入された電荷量を推定する工程とを含む電子シェーデ
ィング効果の測定方法が提供される。
層(MNOS)キャパシタ構造を作成することにより、
注入電荷量に対して敏感に変化するフラットバンド電圧
を得ることができる。フラットバンド電圧の変化を測定
することにより、キャパシタ構造に注入された電荷量を
推定することができる。
るいはフッ素系ガスのプラズマはTiNまたはTiON
をほとんどエッチングしない。従ってこれらのガスのプ
ラズマ処理を所望の時間行うことができる。プラズマ生
成条件によらず、一定時間のプラズマ処理を行えるの
で、データの比較、解釈が容易になる。
うち、電子シェーディングダメージによって最も影響を
受ける要素は、通常MOSトランジスタのゲート酸化膜
である。ゲート電極に上部配線が接続されている場合、
上部配線のエッチング時に注入された電荷は、ゲート電
極に集中し、ゲート酸化膜を流れるトンネル電流とな
る。
積値によってほぼその寿命が制限される。したがって、
プロセス中ゲート酸化膜に流れたトンネル電流の累積値
を知ることが重要となる。
のモニタ前に行なっておく予備実験を示す。図1(A)
は予備実験に用いるサンプルおよびこのサンプルに電流
ストレスを印加する工程を示し、図1(B)はストレス
印加前後のサンプルのC−V測定の結果を概略的に示
し、図1(C)は予備実験により得られる注入電荷量Q
に対するフラットバンド電圧Vfbの変化を示す。
の表面上に活性領域に開口部を有するフィールド酸化膜
2をLOCOSによりたとえば厚さ約400nm形成す
る。フィールド酸化膜2の開口部に、たとえば厚さ約2
nmの酸化膜3を熱酸化により形成し、その上にたとえ
ば厚さ約100nmの窒化膜4をCVDにより成長す
る。なお、酸化膜3の面積は、たとえば約500μm×
500μmである。
電極5をCVDにより成長する。電極5は、絶縁ゲート
電極に相当し、たとえば厚さ数百nm程度である。ただ
し、この電極の厚さは低抵抗が得られればよく、厳密な
ものではない。また、多結晶Si電極の代わりに、多結
晶Siの下層とシリサイドの上層からなるポリサイド電
極を用いてもよい。金属電極を用いることも可能であ
る。電極5、窒化膜4の積層を、パターニングして測定
用サンプルを作成する。なお、測定に供するサンプルは
測定前にアニーリングして加工時の影響を除去しておく
ことが望ましい。
パシタンスを印加電圧の関数として測定し、C−V特性
を測定する。C−V測定は、たとえば周波数1MHz、
電圧−5V〜+5Vで行なう。なお、窒化膜4の厚さを
薄くした時は測定電圧範囲を狭める。
が、式(1)に示した、MIS(Metal−Insu
lator−Semiconductor)キャパシタ
のフラットバンド容量CFBになるようなゲート電圧Vg
をフラットバンド電圧Vfbと定義する。
s;半導体基板の誘電率、ni;真性キャリア密度であ
る。初期フラットバンド電圧をVfb0とする。
極とし、定電流源6から電流を注入する。定電流源6に
は、電流計7を接続し、流れた電流をモニタする。電流
計7は、たとえば基準抵抗とその両端の電圧降下を測定
する電圧計で構成される。電極5を負極とし、逆極性電
流ストレスを印加するサンプルも準備する。
4、酸化膜3、n型Si基板1からなるMNOSキャパ
シタに電流を流すと、窒化膜4、酸化膜3にトンネル電
流が流れ、酸化膜3はトンネル電流によるダメージを受
ける。このトンネル電流によるダメージは、酸化膜3を
流れた電荷量、すなわち電流計7を流れた電流の累積値
によって推定することができる。電流ストレス印加後、
再びC−V測定を行う。
に示すグラフである。ストレス印加前のC−V特性が曲
線Cφで示され、ストレス印加後のサンプルのC−V特
性がC1で示される。ストレス印加後のC−V特性のフ
ラットバンド電圧をVfb1で示す。すなわち、電流ス
トレス印加により、フラットバンド電圧はΔVfb=V
fb1−Vfb0だけ変化している。このフラットバン
ド電圧の変化量ΔVfbを、定電流源6から流した電荷
量の関数として得る。
フラットバンド電圧のシフト量ΔVfbを示す。横軸が
注入電荷量Q(μC/cm2 )を示し、縦軸がフラット
バンド電圧のシフト量ΔVfb(V)を示す。用いたM
NOSキャパシタは、上述のように、電極面積2500
00μm2 、窒化膜の厚さ100nm、酸化膜の厚さ2
nmを有する。
関数としてのフラットバンド電圧シフト量ΔVfbを一
旦得れば、その後同一構成のサンプルを用い、測定対象
であるプロセスを行ない、フラットバンド電圧シフト量
を測定すれば、プロセス中に酸化膜に流れた電荷量を知
ることができる。
(A)、(B)、(C)は、プロセスモニタ用サンプル
の構成を示す。
にフィールド酸化膜2、酸化膜3、窒化膜4、電極5を
作成する。これらの構成は、図1(A)に示した電流ス
トレス測定用のサンプルと同一である。このMNOSキ
ャパシタ構造を作成した後、400℃、30分間のアニ
ーリングをO2 /N2 雰囲気中で行ない、電極5のエッ
チング工程の影響を除去する。その後、初期C−V測定
を行なう。得られたフラットバンド電圧を初期フラット
バンド電圧とする。
ば厚さ500nmの絶縁膜10をCVD等によって作成
する。絶縁膜10は、たとえばボロホスホシリケートガ
ラス(BPSG)等の酸化膜、窒化膜等である。MNO
Sキャパシタ構造上に開口を有するホトレジストマスク
を作成し、開口内に露出した絶縁膜11を選択的に除去
し、接続用開口HCを形成する。
チングの影響を除去するため、たとえばO2 /N2 雰囲
気中で30分間約400℃のアニーリングを行なう。M
NOSキャパシタ構造作成時のエッチングおよび絶縁膜
11の開口形成用エッチングによって、MNOSキャパ
シタのフラットバンド電圧がシフトしている場合、この
シフトはアニーリングによって除去される。この状態
で、MNOSキャパシタ構造の初期フラットバンド電圧
をC−V測定により測定してもよい。
ためのエッチングおよび、絶縁膜10の開口を形成する
エッチングをチャージングダメージの全くない方法、た
とえばウェットエッチングで行なう場合は、アニーリン
グ工程を省略することも可能である。
はTiONの下層11とWSi2 等の導電体の上層12
とを含むアンテナ層を堆積する。アンテナ層は、絶縁膜
10の開口を介して、MNOSキャパシタ構造の上部電
極である電極5に接続される。
電極5、窒化膜4をパターニングした後、および/また
は絶縁膜10の開口形成後に行なう場合を説明したが、
アンテナ層堆積後、上述同様のアニーリングを行い、こ
こでもフラットバンド電圧の測定を行なってもよい。初
期フラットバンド電圧の測定は、MNOSキャパシタ構
造がプロセスによる影響を受けていない状態でどのよう
なフラットバンド電圧を有するかを測定できるものであ
ればよい。
電圧は、MNOSキャパシタ構造のキャパシタンスのみ
でなく、周囲に拡がる広い面積のアンテナ層のキャパシ
タンスも含めて測定することになるため、最終的なフラ
ットバンド電圧の変化を算出するデータとしては精度が
低くなる。
にホトリソグラフィにより、レジストマスクパターン1
3を作成する。
3の平面図を概略的に示す。MNOSキャパシタ構造上
に、電極5とほぼ同一平面形状または電極5の面積内に
収まる形状の分離パターン13aが配置され、その周囲
を複数のループ状パターン13bが複数の狭いループ状
間隙を介して幾重にも取り囲んでいる。
14aにより隣接するループ状パターン13bから分離
されている。ループ状パターン13bは、たとえば約1
μmのギャップで約1μm幅のパターンを配置した構成
である。たとえば、レジストマスクパターン13の厚さ
を制御することにより、レジストマスクパターン13の
開口部14aのアスペクト比を種々に変化させる。
形成し、その周囲のオープンスペースが低密度パターン
領域を形成する。低密度パターン領域に両側に広い開口
部を有する疎なパターンを形成してもよい。このように
準備した測定用サンプルに対し、測定対象であるドライ
プロセスを含む処理を行なう。
行なう装置の代表例である誘導結合プラズマエッチング
装置の構成を概略的に示す。真空容器20の底部には、
底部電極21が配置されている。真空容器20の上部に
は、誘電体窓22が配置され、その上に誘導コイル23
が配置されている。誘導コイル23には、たとえば1
3.56MHzの高周波電源25が接続される。また、
底部電極21にもたとえば13.56MHzの高周波電
源26が接続される。
有する測定用サンプル28を底部電極21上に配置し、
真空容器20内に作動ガスを導入し、電源25、26か
ら高周波電力を供給することにより、真空容器20内に
プラズマ29を発生させる。プラズマ29により、レジ
ストマスクパターン13の開口部に露出したアンテナ層
11、12がエッチングされる。
ずれかの個所において基板表面とコンタクトしている場
合は、アンテナ層11、12に電荷が注入されても、そ
の電荷は基板に逃げる。
が狭く、アスペクト比がある程度以上高いと、電子シェ
ーディング効果が生じる。
してはマイクロローディング効果を生じさせる。マイク
ロローディング効果により、高密度パターン領域におけ
るエッチレートは、低密度パターン領域におけるエッチ
レートより低くなる。
され、下層11がTiN又はTiON(まとめてTi
(O)Nと表す)で形成されている場合を例にとって説
明する。
O2 、SF6 /HBr等のガスによるプラズマを用いて
レジストパターン13をマスクとして用い選択的にエッ
チングする。
プンスペースにおいて、WSi2 層12がちょうどエッ
チングされた状態を示す。この時、マイクローディング
効果により、高密度パターン領域においては、WSi2
層12のエッチングは未だ終了せず、WSi2 層12の
一部が残存している。
ス部でTi(O)N層11が露出した後、エッチングガ
スをCl2 に切り換え、Cl2 プラズマによりTi
(O)N層11のエッチングを行う。このエッチングに
より、低密度パターン領域におおいてはTi(O)N層
11のエッチングが行われ、高密度パターン領域におい
ては、残ったWSi2 層12のオーバーエッチングが行
われる。
プンスペース部において、Ti(O)N層11のエッチ
ングがちょうど終了した状態を示す。図においては、こ
の時高密度パターン領域においてWSi2 層12のエッ
チングがちょうど終了した状態を示すが、WSi2 層1
2が未だ残っていても、WSi2 層12のエッチングが
終了し、さらにTi(O)N層111のエッチングが一
部進行していてもよい。
ターン領域のエッチング速度は低密度パターン領域のエ
ッチング速度よりも遅くなるため、低密度パターン領域
においてTi(O)N層11のエッチングがちょうど終
了した時点においては、高密度パターン領域においてT
i(O)N層11の少なくとも一部は未だ残存してい
る。
対象であるプラズマのエレクトロンシェーディングダメ
ージの評価を行う。すなわち、プラズマを形成するガス
としてHBrガス単独、Cl2 /O2 、HBr/O2 等
のハロゲン系ガスと酸素を含むガス、またはフッ素系ガ
スを用い、プラズマ16を発生させる。上述のガスのプ
ラズマ16は、Ti(O)N層11をほとんどエッチン
グしないため、所望の時間プラズマ処理を行っても、高
密度パターン領域におけるTi(O)N層11はほとん
どそのまま残存する。所望の時間プラズマ処理を行い、
電子シェーディング効果を進行させ、フラットバンド電
圧の十分な変化を得る。
ン領域に残存したTi(O)N層11をH2 SO4 /H
2 O2 によりウエットエッチングする。等方的なウェッ
トエッチングが進むとレジストパターン13下方のTi
(O)N層11もサイドエッチングされ、やがてTi
(O)N層11全てがエッチングされる。同時に、Ti
(O)N層11上にあったWSi2 層12、レジストパ
ターン13a、13bも除去される。図3(C)は、エ
ッチングを終了した状態を示す。ウエットエッチングに
よっては、ゲート電極5に正電荷が注入されることはな
く、フラットバンド電圧の変化は生じない。
12が周囲のループ状パターンから電気的に分離された
状態でエッチングを終了させることもできる。但し、こ
の場合、ゲート電極5上のアンテナ層11、12が付随
容量を形成するので、測定精度は低下する。
トバンド電圧をCV法により測定する。ゲート電極5に
接続されたアンテナ層11a、12bは周辺のアンテナ
層11b、12bから電気的に分離されているため、高
精度のフラットバンド電圧測定が行える。
ラズマ処理後のフラットバンド電圧とを比較することに
より、フラットバンド電圧シフト量を求める。得られた
フラットバンド電圧シフト量を、図1(C)に示す特性
と比較することにより、ゲート絶縁膜に注入された電荷
量を知ることができる。すなわち、電子シェーディング
ダメージを定量化して測定することができる。
グする導電層として、WSi2 層とTi(0)N層の積
層を用いたが、WSi2 層の代わりに他の導電層を用い
てもよい。例えば、マイクロローディング効果を生じる
導電体として知られている多結晶Si、WなどをWSi
2 の代わりに用いることができる。プラズマ処理装置も
誘導結合型エッチング装置に限定されない。例えば、エ
レクトロンサイクロトロン共鳴(ECR)エッチング装
置等を用いることもできる。
は、図3(A)に示すような過渡的アンテナ構造を形成
すればよい。ここで、アンテナ層の下層11と上層12
とは、必ずしも別の材料で形成される必要はない。アン
テナ層11、12全体として要求される条件は、(1)
導電性を有すること、(2)RIEラグを生じる材料で
あること、(3)薬液または電荷を有さないプラズマ生
成物(ラジカル)でエッチング除去可能であること(す
なわち、化学的にエッチングされる材料であること)、
である。
(A)に示すような過渡的アンテナを有するキャパシタ
構造に対し、エッチング速度が十分遅いプラズマであ
る。
11、12を単一層で形成することができる。たとえ
ば、単一のTi(O)N層によって過渡的アンテナ層1
1、12を形成してもよい。また、アルミニウム、アル
ミニウム合金の単一層によって過渡的アンテナ構造1
1、12を形成してもよい。アルミニウム(アルミニウ
ム合金)は、RIEラグが大きいので、図3(A)に示
すような過渡的アンテナ構造を形成する導電膜として優
れている。アルミニウム(合金)は、フッ素系ガスプラ
ズマと、酸素を多く含むプラズマに対してはエッチング
速度が極めて低い。また、WSi2 、Wは、Cl2 系ガ
ス、フッ素系ガス等によってエッチングされるが、HB
r/O2 、HBr等によってはあまりエッチングされな
い。そこで、WSi2 、Wの単一層によって過渡的アン
テナ構造を形成することもできる。
形成できる材料およびエッチング方法をまとめると、以
下のようになる。
ィング効果によるチャージングダメージを大きくするこ
とが好ましい。本実施例では、図3(B)のプラズマ処
理を希望するだけ長時間行うことができるので、希望す
る大きさのチャージングダメージを得ることができる。
さらに、MNOSキャパシタ構造の面積に対し、レジス
トマスクパターンの開口部に露出するアンテナ面積を広
くすることもできる。
ージングダメージのみを測定するためには、電子シェー
ディング効果以外の影響をなるべく排除することが好ま
しい。たとえば、プラズマ自体に不均一がある場合、ア
スペクト比の高いレジストマスクパターン開口部のみで
はなく、広く露出した面積においても、電荷の注入を受
ける。このような影響を除去するためには、測定用サン
プルと共に参照用サンプルを用いることが好ましい。
ンプルの構成を示す。図5(A)、(B)は、プロセス
を行なう前のサンプルの断面図および平面図を示す。
べ、レジストマスクパターン13の形状のみが異なる。
レジストマスクパターン13は矩形状であり、その面積
は電極5の面積と等しくする。このような矩形パターン
のレジストマスクパターンでは、電子シェーディング効
果はほとんど生じない。したがって、電子シェーディン
グ効果以外の影響があれば、図5(A)、(B)に示す
サンプルによってその程度を測定することができる。
ても、図2(A)、(B)に示すサンプルと同様の処理
を行い、初期フラットバンド電圧を測定しておく。図5
(A)、(B)に示すサンプルに対し、図2(A)、
(B)に示すサンプルと同様のプロセスを行い、その後
レジストマスクパターン13を除去し、図5(C)に示
すサンプルを得る。このサンプルに対し、C−V法によ
りフラットバンド電圧を測定する。
(A)、(B)、(C)に示したサンプルで得たフラッ
トバンド電圧の変化量から、図3(A)、(B)、
(C)に示すサンプルで得たフラットバンド電圧の変化
量を減算することにより、電子シェーディング効果によ
るチャージングダメージのみによるフラットバンド電圧
のシフト量を求めることができる。
されたアンテナ層が形成される場合を説明したが、アン
テナパターンの形状は上述のものに限定されない。例え
ば、アンテナ層として広く用いられる櫛型パターン等を
利用することもできる。櫛型パターンの接続部分にMN
OSキャパシタが接続されるようにすればよい。但し、
このような櫛型パターンの場合には、上述の処理を終了
した後も櫛型のアンテナ層がMNOSキャパシタに接続
された状態で残存する。
定することも可能であるが、アンテナ層が基板等と容量
を形成し、測定精度が低下してしまう。このような場合
には、図3(C)に示す処理の後、さらにアンテナ層1
2、11を除去することが好ましい。このアンテナ層の
除去は、フラットバンド電圧に変化を与えないようウエ
ットエッチングで行うことが望ましい。
されたアンテナ層が残るサンプル形状は、図3(C)に
示す工程の後直ちにフラットバンド電圧の測定ができる
点で望ましい。
ャパシタ構造がアンテナ構造から分離されていれば、残
ったアンテナ層を除去することなく、C−V測定を高精
度に行なうことができる。このためには、MNOSキャ
パシタ構造の直上部分を取り囲むように、ループ状の開
口部が存在すればよい。
11aが、MNOSキャパシタ構造の電極5の面積内に
収まり、アンテナ層の次の外側パターン12b、11b
は電極5上より外側に配置されていれば、アンテナ層が
残存していてもC−V測定は十分高精度で行なえる。他
の部分におけるアンテナ形状は、種々に選択することが
できる。
図6(A)は、図2(B)に示す複数の矩形ループ状開
口が各コーナにおいて互いに接続されたパターン形状を
示す。分離パターン13aは、図中垂直方向に沿って設
けられた間隙14aと図中水平方向に沿って設けられた
間隙15aとで定義されるループ状の開口部で囲まれて
おり、隣接する直線状のパターン13b1〜13b4か
ら分離されている。図6(A)の例においては、開口部
は間隙14aと間隙15aとで囲まれたループ状開口部
を含み、そのループ状開口部に他の矩形状開口が接続さ
れて構成されている。
の分離されたパターン13aの上下に水平方向に互いに
平行な複数のストライプ状パターン13b1を配置し、
左右に図中垂直方向に互いに平行な複数のストライプ状
パターンを配置した構成を示す。分離パターン13a
は、図中垂直方向に沿って設けられた間隙14aと図中
水平方向に沿って設けられた間隙15aとで定義される
ループ状の開口部で囲まれており、隣接する図中水平方
向に平行な直線状のパターン13b1と図中垂直方向に
平行な直線状のパターン13b2から分離されている。
14aと間隙15aとで囲まれたループ状開口部を含
み、さらにそのループ状開口部に図中垂直方向に沿った
直線状の開口14b、14bが接続されて構成されてい
る。これらの構成においても、鎖線IIA−IIAに沿
う断面は、図2(A)と同様となる。
上にほぼ同一の形状を有する分離されたパターン13a
を配置し、他の部分に櫛歯状のアンテナパターン13b
を配置し、分離されたパターン13aを取り囲んだ構成
を示す。分離パターン13aは、図中垂直方向に沿って
設けられた間隙14aと図中水平方向に沿って設けられ
た間隙15aとで定義されるループ状の開口部で囲まれ
ており、隣接する櫛歯状のアンテナパターン13bから
分離されている。
14aと間隙15aとで囲まれたループ状開口部を含
み、さらにそのループ状開口部に図中水平方向に沿った
直線状の開口14b、14bが接続されて構成されてい
る。開口部のエッチングが終了すると、中央の分離され
たパターン13aは周囲のパターン13bから分離され
る。
上にほぼ同一の平面形状を有するパターン13aを配置
し、その周囲の領域に図中水平方向に互いに平行なスト
ライプ状のパターン13bを配置した構成を示す。分離
パターン13aは、図中垂直方向に沿って設けられた間
隙14aと図中水平方向に沿って設けられた間隙15a
とで定義されるループ状の開口部で囲まれており、隣接
する図中水平方向に平行な直線状のパターン13bから
分離されている。
14aと間隙15aとで囲まれたループ状開口部を含
み、さらにそのループ状開口部に図中水平方向に沿った
直線状の開口14b、14bが接続されて構成されてい
る。分離されたパターン13aの周囲にはループ状の開
口が形成されている。
グ状に限らず、キャパシタ直上の電極の周辺にマイクロ
ローディング効果によるRIEラグが生じるのに十分な
ほど狭いスペースを挟んで密集パターン群が配置されて
いればよい。
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
所望の時間長プラズマ処理を行い、電子シェーディング
ダメージを高精度に測定することができる。プラズマの
性質を高精度に測定でき、簡単、迅速にプロセスの最適
化等を行うことができる。
プルおよび測定結果を示す断面図およびグラフである。
めのサンプルの断面図および平面図である。
めのサンプルの断面図である。
装置の構成を概略的に示す断面図である。
プルの断面図および平面図である。
である。
酸化膜、 4 窒化膜、 5 多結晶Si電極、
6 定電流源、 7 電流計、 11絶縁膜、
12 アンテナ層、 13 レジストマスクパタ
ーン、 16プラズマ
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板上に導電層/窒化膜/酸化膜
を積層した第1キャパシタ構造に強制的に電流を流し、
注入電荷量に対するフラットバンド電圧の変化を測定し
た特性曲線を準備する工程と、 半導体基板上に導電層/窒化膜/酸化膜を積層した第2
キャパシタ構造を準備する工程と、 前記第2キャパシタ構造上に開口を有する絶縁層を前記
半導体基板上に形成し、その上にTiNまたはTiON
の下層とマイクロローディング効果を生じる導電体の上
層を含み、前記開口で前記導電層に接続される導電性の
アンテナ層を形成し、その上に低密度パターン領域と高
密度パターン領域を含む絶縁性マスクパターンを形成し
たサンプルを形成する工程と、 第1のプラズマによるドライエッチング工程であって、
低密度パターン領域においてアンテナ層がなくなるまで
エッチングする第1エッチング工程と、 第1エッチング工程に続いて、ハロゲン含有ガスと酸素
との混合ガス、HBr、フッ素系ガスのいずれかのプラ
ズマによるプラズマ処理を行う工程と、 ウエットエッチングにより高密度パターン領域に残る導
電性アンテナ層のうち、少なくともTiNまたはTiO
Nの下層をエッチングする第2エッチング工程と、 前記プラズマ処理工程前後の前記第2キャパシタ構造の
フラットバンド電圧を測定し、その変化を算出する工程
と、 前記特性曲線を用いて、得られたフラットバンド電圧の
変化から前記プラズマ処理で前記第2キャパシタ構造に
注入された電荷量を推定する工程とを含む電子シェーデ
ィング効果の測定方法。 - 【請求項2】 半導体基板上に導電層/窒化膜/酸化膜
を積層した第1キャパシタ構造に強制的に電流を流し、
注入電荷量に対するフラットバンド電圧の変化を測定し
た特性曲線を準備する工程と、 半導体基板上に導電層/窒化膜/酸化膜を積層した第2
キャパシタ構造を準備する工程と、 前記第2キャパシタ構造上に開口を有する絶縁層を前記
半導体基板上に形成し、その上に単一の導電材料からな
り、前記開口で前記導電層に接続される導電性のアンテ
ナ層を形成し、その上に低密度パターン領域と高密度パ
ターン領域を含む絶縁性マスクパターンを形成したサン
プルを形成する工程と、 第1のプラズマによるドライエッチング工程であって、
低密度パターン領域においてアンテナ層がなくなるまで
エッチングする第1エッチング工程と、 第1エッチング工程に続いて、ハロゲン含有ガスと酸素
との混合ガス、HBr、フッ素系ガスのいずれかのプラ
ズマによるプラズマ処理を行う工程と、 ウエットエッチングにより高密度パターン領域に残る導
電性アンテナ層をエッチングする第2エッチング工程
と、 前記プラズマ処理工程前後の前記第2キャパシタ構造の
フラットバンド電圧を測定し、その変化を算出する工程
と、 前記特性曲線を用いて、得られたフラットバンド電圧の
変化から前記プラズマ処理で前記第2キャパシタ構造に
注入された電荷量を推定する工程とを含む電子シェーデ
ィング効果の測定方法。 - 【請求項3】 前記導電体の上層は、WSi2 、W、多
結晶シリコンのいずれかによって形成されている請求項
1記載の電子シェーディングダメージの測定方法。 - 【請求項4】 前記プラズマ処理後のフラットバンド電
圧の測定は、前記アンテナ層の分離されたパターンを電
極として用いる請求項1〜3のいずれかに記載の電子シ
ェーディングダメージの測定方法。 - 【請求項5】 前記プラズマ処理前のフラットバンド電
圧の測定は、前記アンテナ層形成前に行なう請求項1〜
4のいずれかに記載の電子シェーディングダメージの測
定方法。 - 【請求項6】 さらに、前記プラズマ処理前のフラット
バンド電圧測定の前に前記第2キャパシタ構造をアニー
ルする工程を含む請求項1〜5のいずれかに記載の電子
シェーディングダメージの測定方法。 - 【請求項7】 前記第2キャパシタ構造は複数個あり、
前記サンプルの絶縁性マスクパターンはスペースを介し
て複数のパターンが近接配置された密集パターンとスペ
ースのない連続パターンを含み、前記フラットバンド電
圧の変化は密集パターンのフラットバンド電圧の変化か
ら連続パターンのフラットバンド電圧の変化を差し引い
たものとする請求項1〜6のいずれかに記載の電子シェ
ーディングダメージの測定方法。
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