JPH11266677A - 脱穀機 - Google Patents

脱穀機

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JPH11266677A
JPH11266677A JP6989898A JP6989898A JPH11266677A JP H11266677 A JPH11266677 A JP H11266677A JP 6989898 A JP6989898 A JP 6989898A JP 6989898 A JP6989898 A JP 6989898A JP H11266677 A JPH11266677 A JP H11266677A
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肇 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取り穀稈を脱穀搬送装置によって扱室に供
給して脱穀処理する脱穀機を、能率よく脱穀処理できる
とともに受網の軽小化ができるようにする。 【解決手段】 刈取り穀稈の穂先側を扱胴3と格子受網
20との間に供給して脱穀処理する。格子受網20の縦
桟部材27の一端側を間隔保持部23cを介して下舌板
36に受け止め支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取り穀稈の穂先
側が脱穀搬送装置によって扱室の受網と扱胴との間を移
送されて脱穀処理するように構成した脱穀機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記脱穀機として、従来、扱室の受網が
クリンプ網で成るものがあった。また、たとえば特開昭
63‐248318号公報に示されるように、受網が合
成樹脂網で成るものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受網の目合いが小さい
よりも大きい方が、脱穀粒が受網から漏下しやすくな
り、脱穀負荷が低減するなどによって脱穀処理が能率よ
くできる。ところが、従来のクリンプ網の場合も、合成
樹脂網の場合も、脱穀負荷に耐えられる必要な強度を備
えさせると目合いが比較的小さいものになることから、
脱穀処理能率をあまりアップできなった。また、穀稈が
雨や露でぬれているなど、穀稈の水分が高い場合、受網
に目詰まりが発生しやすくなっていた。本発明の目的
は、コンパクトでありながら能率よく脱穀処理できると
ともに高水分時でも受網詰まりが発生しにくく、かつ、
極力軽量に得られる脱穀機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕刈取り穀稈の穂先側が脱穀搬送装
置によって扱室の受網と扱胴との間を移送されて脱穀処
理するように構成した脱穀機において、前記受網を、扱
胴周方向に沿う縦桟部材の複数と、扱胴軸芯方向に沿う
横桟部材の複数とが組み合って成る格子受網で構成し、
前記縦桟部材と下舌板との間隔を保つための間隔保持部
を介して前記縦桟部材の一端側が下舌板に受け止め支持
されている。
【0006】〔作用〕受網を格子受網とし、脱穀処理物
が迅速に漏下しやすいように比較的大きな目合いを受網
に備えさせながら、その目合いの大きさの割りには優れ
た受網強度を発揮させるものである。縦桟部材に一端側
が下舌板に受け止め支持される長さを備えさせて、受網
面積を極力広くする。しかも、縦桟部材の一端側を間隔
保持部材を介して下舌板に受け止め支持させて、縦桟部
材を扱胴半径方向に沿う方向での大きさが極力小さい軽
小なものにしながら、かつ、縦桟部材が受網に掛かる自
重や脱穀負荷などで扱胴側とは反対側に変形したり歪ん
だりする事態が発生しにくいように下舌板に受け止め支
持させながら、扱胴と下舌板との間隔、及び、扱胴と受
網との間隔を脱穀処理のための間隔にするものである。
これにより、扱室に比較的多くの穀稈を供給しても、穀
稈水分が比較的高くても、穀稈供給量の割りには面積の
小さい、かつ、比較的軽量な受網で脱穀処理物を詰まり
が発生しにくい状態で迅速に漏下させながら、かつ、脱
穀不良を発生しにくくしながら脱穀処理していける。
【0007】〔効果〕刈取り穀稈の穂先側を脱穀搬送装
置によって扱室に供給して損傷穀粒を少なく抑制しなが
ら脱穀処理できるものを、刈取り穀稈を水分が高くても
扱室に迅速に供給したり多量に供給したりして能率よく
脱穀処理できる状態に得られる。しかも、脱穀部を小型
及び軽量なものにし、運転しやすいとともに取扱いやす
いコンバインを構成できるなど大きさの面でも重量の面
でも有利なものにできる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記間隔保持部を、前記複数の縦桟部材のうちの一
部の縦桟部材のみに作用させてある。
【0010】〔作用〕複数の縦桟部材のうちの一部の縦
桟部材においては、下舌板に間隔保持部を介して強固に
受け止め支持されるようにしながら、一端側が下舌板に
至る長さを備えさせ、この縦桟部材とは異なる縦桟部材
においては、縦桟部材と下舌板との間に脱穀処理物が流
動しやすい隙間ができるようにしながら、一端側が下舌
板に至る長さを備えさせ、受網全体としては、軽量化し
ても扱胴側とは反対側に変形するなどのトラブルが出に
くい状態に支持されることを可能にし、かつ、脱穀粒な
どの脱穀処理物が縦桟部材の端部に引っ掛かりにくいよ
うに下舌板に沿って流動することを可能にするものであ
る。
【0011】〔効果〕脱穀処理物が縦桟部材と下舌板と
の間に詰まるなどの処理物流動不良を発生しにくくしな
がら格子受網を軽量化するとともに強固に支持させ、能
率よく脱穀処理できるとともにコンパクトかつ軽量な脱
穀機を、脱穀処理物の詰まりが発生しにくい状態に得ら
れる。
【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記間隔保持部を、前記縦桟部材の端部に一
体形成の突出片部によって形成してある。
【0014】〔作用〕縦桟部材を作成する際に突出片部
を同時に作成して間隔保持部を縦桟部材側に備えさせ
る。すなわち、間隔保持部を下舌板の方に備えさせる構
成を採用するに比し、間隔保持部も下舌板も容易に作成
することを可能にしながら、縦桟部材の一端側を間隔保
持部を介して下舌板に受け止め支持させる。
【0015】〔効果〕間隔保持部も下舌板も比較的容易
に作成し、極力面積が大きいとともに軽量な格子受網で
有利に脱穀処理できるものを安価に得られる。
【0016】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0017】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記横桟部材の扱胴半径方向に
沿う方向での大きさを、前記縦桟部材の扱胴半径方向に
沿う方向での大きさより小にしてある。
【0018】〔作用〕横桟部材の扱胴半径方向に沿う方
向での大きさを縦桟部材のその大きさよりも小にし、発
揮する受網強度の割りには軽量な状態に格子受網を得る
ことを可能にする。
【0019】〔効果〕格子受網を軽量で優れた受網強度
を有するものに作成し、能率よく脱穀処理できる脱穀機
がより一層軽量で、耐久性に富んだ状態に得られる。
【0020】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0021】〔構成〕請求項4による発明の構成におい
て、前記縦桟部材を、板厚方向が扱胴軸芯方向で横幅方
向が扱胴半径方向に沿う帯板で作成し、前記横桟部材を
線材で作成してある。
【0022】〔作用〕縦桟部材を優れた受網強度を発揮
するように帯板で作成し、横桟部材を軽量化を発揮する
ように線材で作成し、格子受網全体として軽量な割りに
は優れた受網強度を有する状態に作成する。
【0023】〔効果〕格子受網に重量の割りには優れた
受網強度を備えさせ、能率よく脱穀処理できるものを強
固かつ軽量であって耐久性の面でも重量の面でも有利な
状態に得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1に示すように、脱穀フィード
チェーンで成る脱穀搬送装置1によって刈取り穀稈の株
元側を挟持して搬送させることによって、その刈取り穀
稈の穂先側を扱室2に供給するとともに脱穀機前後向き
の軸芯3aまわりで回動する扱胴3と受網20との間を
移送させて脱穀処理し、脱穀排ワラを脱穀搬送装置1に
よって扱室2の後部の排稈口4から搬出するとともに排
ワラ搬送チェーン5によって脱穀機後部の排出口から脱
穀機外に排出するように脱穀部を構成してある。前記排
稈口4から排出される切れワラなどの脱穀塵埃を揺動選
別装置6が一体揺動自在に支持する移送体7によって機
体後方側に移送させながら脱穀機横向きの軸芯まわりで
回動する処理胴8によってほぐし処理し、脱穀塵埃から
穀粒を取り出すように再処理部を構成してある。前記扱
室2の下方に前端側が位置する前記揺動選別装置6、こ
の揺動選別装置6の前端部の下方に位置する回転ファン
11aを有する第1送風装置11、この第1送風装置1
1の機体後方側に位置する第2送風装置12、揺動選別
装置6の後端部の下方に位置する回転ファン13aを有
する第3送風装置13などを備え、扱室2から受網20
を漏下して落下供給される脱穀処理物、及び、再処理部
から落下する処理物を揺動選別装置6によって受け止め
て扱胴軸芯に沿う方向で機体後方側に搬送しながら選別
処理するとともに各送風装置11,12,13からの選
別風を作用させて風選別処理し、選別塵埃を選別風と共
に排塵口14から脱穀機外に排出したり、排塵ファン1
5によって吸引して脱穀機外に排出するように選別部を
構成してある。揺動選別装置6からの1番処理物を脱穀
機横外側に搬出する1番スクリューコンベア16、揺動
選別装置6からの2番処理物を脱穀機横外側に搬出する
2番スクリューコンベア17を前記選別部の底部に設け
るとともに、2番スクリューコンベア17からの処理物
をスクリューコンベアで成る還元装置18によって脱穀
機横外側で扱室後付近に揚送して脱穀機内に放出するこ
とによって受網20と脱穀機横側壁との間を通して揺動
選別装置6の前端側に還元するように構成し、もって、
コンバイン用の脱穀機を構成してある。
【0025】前記揺動選別装置6の選別枠6aを、この
選別枠6aの前端側に連結するガイド装置19aと、選
別枠6aの後端側に連結する駆動装置19bとによって
脱穀機体の左右横側壁にわたって駆動揺動自在に支持さ
せ、この選別枠内の上部に扱胴軸芯に沿う方向に並んで
位置するグレンパン6bとチャフシーブ6cとストロー
ラック6d、並びに、チャフシーブ6cの下方に位置す
るグレンシーブ6eなどを前記選別枠体6aに一体揺動
自在に支持させて、前記揺動選別装置6を構成してあ
る。すなわち、扱室2の前側から受網20を漏下した脱
穀処理物をグレンパン6bによって受け止めて機体後方
側に移送しながら穀粒と塵埃とに粗選別処理し、グレン
パン6bからの処理物をチャフシーブ6cによって受け
継いで機体後方に移送しながら穀粒と塵埃とに精選別処
理し、チャフシーブ6cを漏下した処理物をグレンシー
ブ6eによってさらに精選別処理し、グレンシーブ6e
からの1番選別処理物を1番スクリューコンベア16
に、2番選別処理物を2番スクリューコンベア17にそ
れぞれ落下供給する。チャフシーブ6c及び前記再処理
部からの処理物を穀粒と切れワラなどの塵埃とに選別
し、穀粒を2番スクリューコンベア17に落下供給し、
塵埃を前記排塵口14から機体外に放出する。
【0026】第1送風装置11は、前記グレンパン6b
の下方近くに位置する前記回転ファン11aと、この回
転ファン11aの前側に吸気口11bを、回転ファン1
1aの後側の前記第2送風装置12の上側に排気口11
cをそれぞれ形成するファンケースとで成り、回転ファ
ン11aによって選別部の前端側から吸気し、排気口1
1cから選別風を第2送風装置12の上方を通って選別
枠6aを下側から上側に吹き抜けるように供給してグレ
ンパン6bとチャフシーブ6cの間の選別作用部、及
び、チャフシーブ6cの前端側による選別作用部に供給
し、この選別作用部の処理物に作用させるように構成し
てある。すなわち、揺動選別装置6のグレンパン6bか
らの粗選別処理物に選別風を作用させるようにしてあ
る。
【0027】第2送風装置12は、回転羽根12aを有
する唐箕で成り、選別風を選別枠6aを下側から上側に
吹き抜けるように供給してチャフシーブ6c及びグレン
シーブ6eの下方の風選経路部、チャフシーブ6cの後
端部による選別作用部、ストローラック6dによる選別
作用部に供給し、これら風選経路部と選別作用部の処理
物に作用させるように構成してある。すなわち、揺動選
別装置6のチャフシーブ6cとグレンシーブ6eとによ
る精選別処理物、及び、ストローラック6dによる選別
処理物に選別風を作用させるようにしてある。
【0028】第3送風装置13は、1番スクリューコン
ベア16と2番スクリューコンベア17との間に位置す
る前記回転ファン13aと、この回転ファン13aの下
側に吸気口13bを、回転ファン13aの上側に排気口
13cをそれぞれ形成するファンケースとで成り、回転
ファン13aによって脱穀機の下方から吸気し、排気口
13cから選別風を第2スクリューコンベア17の上方
を通して選別枠6aを下側から上側に吹き抜けるように
供給してストローラック13による選別作用部に供給
し、この選別作用部による選別処理物に作用させるよう
に構成してある。
【0029】図2に示すように、前記受網20は、この
受網20を扱胴軸芯3aに沿う方向の1本の分割線Yで
扱胴3の周方向に分割することによって得られる2つの
分割格子受網20a,20bを次の如く組み合わせて作
成してある。すなわち、図4及び図5に明示するよう
に、両分割格子受網20a,20bのうちの脱穀穀稈の
株元側に位置する方の分割格子受網20aの枠体21が
備える位置決めピン21aと、脱穀穀稈の穂先側に位置
する方の分割格子受網20bの枠体22とを係合させる
ことにより、前記両分割格子受網20a,20bを扱胴
軸芯3aに沿う方向に互いに位置ずれしないように係合
し合う状態に組み合わせて受網20を作成してある。
【0030】図4,図7,図9などに示すように、前記
株元側の分割格子受網20aは、扱胴3の周方向に沿う
ように扱胴軸芯3aに沿う方向視で円弧形状に形成し、
かつ、板厚方向が扱胴軸芯方向で横幅方向が扱胴半径方
向に沿うように作成した帯板金で成る第1縦桟部材23
aの複数本と、扱胴3の周方向に沿うように扱胴軸芯3
aに沿う方向視で円弧形状に形成し、かつ、板厚方向が
扱胴軸芯方向で横幅方向が扱胴半径方向に沿うように作
成した帯板金で成るとともに前記第1縦桟部材23aよ
りも広い横幅を有する第2縦桟部材23bの複数本と、
扱胴軸芯3aに沿う方向の直線状の丸棒鋼材で成る第1
横桟部材24の2本と、扱胴軸芯3aに沿うとともに第
1横桟部材24よりも富んだ弾性を有するように第1横
桟部材24よりもが外径が小さい直線状の鋼線材で成る
第2横桟部材25の複数本と、扱胴軸芯3aに沿う方向
の帯板金で成る2本の前記枠体21,22とを次の如き
格子状態に組み合わせて作成してある。すなわち、複数
本の第1縦桟部材23aと第2縦桟部材23bとが扱胴
軸芯3aに沿う方向に所定の縦桟部材間隔を隔てて並列
し、第2縦桟部材23bどうしの間と、複数本の第2縦
桟部材23bのうちの最も分割格子受網前端側に位置す
る第2縦桟部材23bよりも前側と、複数本の第2縦桟
部材23bのうちの最も分割格子受網後端側に位置する
第2縦桟部材23bよりも後側とのそれぞれに複数本の
第1縦桟部材23aが存在し、複数本の第1横桟部材2
4と第2横桟部材25とが扱胴周方向に沿う方向に所定
の横桟部材間隔を隔てて並列し、第1横桟部材24どう
しの間と、一方の第1横桟部材24よりも株元側と、他
方の第1横桟部材24よりも穂先側とのそれぞれに複数
本の第2横桟部材25が存在する格子状態にしてある。
さらに、第1横桟部材24も第2横桟部材25も第1縦
桟部材23a及び第2縦桟部材23bの桟孔を挿通し、
最も分割格子受網前端側に位置する第1縦桟部材23a
と、最も分割格子受網後端側に位置する第1縦桟部材2
3aとが全ての横桟部材24,25の端部どうしを連結
し、前記枠体21,22が全ての縦桟部材23a,23
bの端部どうしを連結する格子状態にしてある。
【0031】図4,図8,図10などに示すように、前
記穂先側の分割格子受網20bは、扱胴3の周方向に沿
うように扱胴軸芯3aに沿う方向視で円弧形状に形成
し、かつ、板厚方向が扱胴軸芯方向で横幅方向が扱胴半
径方向に沿うように作成した帯板金で成るとともに株元
側分割格子受網20aの前記第1縦桟部材23aと同一
の横幅を備えるように形成した第1縦桟部材23aの複
数本と、株元側分割格子受網20aの前記第1横桟部材
24と同一の素材で成る第1横桟部材24の2本と、株
元側分割格子受網20aの前記第2横桟部材25と同一
の素材で成る第2横桟部材25の複数本と、扱胴軸芯3
aに沿う方向の帯板金で成る2本の前記枠体21,22
とを次の如き格子状態に組み合わせて作成してある。す
なわち、複数本の第1縦桟部材23aが扱胴軸芯3aに
沿う方向に株元側分割格子受網20bの縦桟部材間隔と
同一の縦桟部材間隔を隔てて並列し、複数本の第1横桟
部材24と第2横桟部材25とが扱胴周方向に沿う方向
に株元側分割格子受網20bの横桟部材間隔と同一の横
桟部材間隔を隔てて並列し、第1横桟部材24どうしの
間と、一方の第1横桟部材24よりも株元側と、他方の
第1横桟部材24よりも穂先側とのそれぞれに複数本の
第2横桟部材25が存在する格子状態にしてある。さら
に、第1横桟部材24も第2横桟部材25も第1縦桟部
材23aの桟孔を挿通し、最も分割格子受網前端側に位
置する第1縦桟部材23aと、最も分割格子受網後端側
に位置する第1縦桟部材23aとが全ての横桟部材2
4,25の端部どうしを連結し、前記枠体21,22が
全ての縦桟部材23aの端部どうしを連結する格子状態
にしてある。
【0032】株元側の分割格子受網20aと穂先側の分
割格子受網20bとが前記位置決めピン21aによって
連結し合うと、穂先側の分割格子受網20bの全ての縦
桟部材23aと、株元側の分割格子受網20aの全ての
縦桟部材23a,23bとの1本ずつが対になり合って
扱胴周方向に沿う一列の縦桟部材列に並ぶように、両分
割格子網20a,20bの縦桟部材配列を設定してあ
る。
【0033】つまり、株元側分割格子受網20aの1本
の縦桟部材23a,23bと、この縦桟部材23a,2
3bに対して扱胴周方向に一直線状に並ぶ穂先側分割格
子受網20bの1本の縦桟部材23aとにより、受網2
0全体としての1本の縦桟部材26,27を形成し、株
元側分割格子受網20aの第1横桟部材24及び第2横
桟部材25と、穂先側分割格子受網20bの第1横桟部
材24及び第2横桟部材25とのそれぞれにより、受網
20全体としての1本の横桟部材24,25を形成して
ある。これにより、受網20は、複数本の縦桟部材2
6,27と、複数本の横桟部材24,25とが扱胴3の
周方向及び軸芯方向に並ぶ穀粒漏下用の目合を形成する
ように、かつ、全ての目合いの大きさが同一又はほぼ同
一になるように格子状態に組み合った格子受網になって
おり、さらに、各横桟部材24,25の扱胴半径方向に
沿う方向での大きさが各縦桟部材26,27の扱胴半径
方向での大きさよりも小である状態の格子受網になって
おり、軸芯3aまわりで回動する扱胴3との共働によっ
て刈取り穀稈を脱穀し、脱穀処理物を前記目合いから漏
下させて揺動選別装置6に供給する。
【0034】前記受網20は、図2〜図4,図6,図1
1に示す取付け構造に基づいて脱穀部に取り付けるよう
に構成してある。すなわち、扱室2の前側壁30の内面
側に、扱胴周方向に沿う一連の受網載置部31aを有す
る前受網ガイド31を、扱室2の後側壁32の内面側
に、扱胴周方向に沿う一連の受網載置部33aを有する
後受網ガイド33をそれぞれ支持させ、前受網ガイド3
1と後受網ガイド33との間に位置する丸鋼材によって
扱胴軸芯3aに沿う一連の受網載置部34aを備えるよ
うに作成した受網支持杆34を、前受網ガイド31と後
受網ガイド33とにわたって連結するように、前受網ガ
イド31の受網載置部31aに連結する前支持部材35
aと、後受網ガイド33の受網載置部33aに連結する
後支持部材35bとにわたって取り付けてある。
【0035】株元側分割格子受網20aの複数本の第2
縦桟部材23bそれぞれの一端部に、扱胴側とは反対側
に突出する突出片部23cを第2縦桟部材23bの形成
と同時に形成し、受網20が有する複数本の縦桟部材2
6,27のうちの一部の複数本の縦桟部材27それぞれ
と、下舌板36の傾斜板部36aとの間に介在させるた
めの間隔保持部を前記突出片部23cによって作成する
とともに、各間隔保持部23cは、下舌板36の前記傾
斜板部36aと扱胴外周面との間隔、受網20と扱胴外
周面との間隔をそれぞれ脱穀処理のために必要な長さの
間隔に設定するように構成してある。
【0036】つまり、前記前受網ガイド31と後受網ガ
イド33と支持杆34と下舌板36とに受網20を次の
如く受け止め支持させるようにしてある。すなわち、株
元側分割格子受網20aの前端部と、穂先側分割格子受
網20bの前端部とを、前記前受網ガイド31の受網載
置部31aに載せて受け止め支持させる。株元側分割格
子受網20aの後端部と、穂先側分割格子受網20bの
後端部とを、前記後受網ガイド33の受網載置部33a
に載せて受け止め支持させる。株元側分割格子受網20
aの両横端部のうちの前記位置決めピン21aを有する
枠体21で成る方の穂先側横端部と、穂先側分割格子受
網20bの両横端部のうちの前記位置決めピン21aに
係合する枠体22で成るとともに株元側分割格子受網2
0aの前記穂先側端部に隣接する株元側端部とを、前記
受網支持杆34の受網載置部34aに載せて受け止め支
持させる。受網20全体しての複数本の縦桟部材26,
27のうちの一部の複数本の縦桟部材27それぞれの一
端側を前記間隔保持部23cを介して下舌板36の傾斜
板部36aに載せて受け止め支持させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機全体の縦断側面図
【図2】脱穀部の横断正面図
【図3】脱穀機の一部の縦断側面図
【図4】分割格子受網の断面図
【図5】分割格子受網の分離状態の説明図
【図6】受網の受網ガイド及び支持杆への取付け構造を
示す断面図
【図7】株元側分割格子受網の断面図
【図8】穂先側分割格子受網の断面図
【図9】株元側分割格子受網の平面図
【図10】穂先側分割格子受網の平面図
【図11】受網の下舌板への取付け構造を示す断面図
【符号の説明】
1 脱穀搬送装置 2 扱室 3 扱胴 20 受網 23c 間隔保持部 24,25 横桟部材 26,27 縦桟部材 36 下舌板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 嘉之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取り穀稈の穂先側が脱穀搬送装置によ
    って扱室の受網と扱胴との間を移送されて脱穀処理する
    ように構成した脱穀機であって、 前記受網を、扱胴周方向に沿う縦桟部材の複数と、扱胴
    軸芯方向に沿う横桟部材の複数とが組み合って成る格子
    受網で構成し、 前記縦桟部材と下舌板との間隔を保つための間隔保持部
    を介して前記縦桟部材の一端側が下舌板に受け止め支持
    されている脱穀機。
  2. 【請求項2】 前記間隔保持部を、前記複数の縦桟部材
    のうちの一部の縦桟部材のみに作用させてある請求項1
    記載の脱穀機。
  3. 【請求項3】 前記間隔保持部を、前記縦桟部材の端部
    に一体形成の突出片部によって形成してある請求項1又
    は2記載の脱穀機。
  4. 【請求項4】 前記横桟部材の扱胴半径方向に沿う方向
    での大きさを、前記縦桟部材の扱胴半径方向に沿う方向
    での大きさより小にしてある請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の脱穀機。
  5. 【請求項5】 前記縦桟部材を、板厚方向が扱胴軸芯方
    向で横幅方向が扱胴半径方向に沿う帯板で作成し、前記
    横桟部材を線材で作成してある請求項4記載の脱穀機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100337521C (zh) * 1999-10-28 2007-09-19 洋马农机株式会社 联合收割机

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