JPH11266679A - 脱穀機 - Google Patents

脱穀機

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JPH11266679A
JPH11266679A JP7791698A JP7791698A JPH11266679A JP H11266679 A JPH11266679 A JP H11266679A JP 7791698 A JP7791698 A JP 7791698A JP 7791698 A JP7791698 A JP 7791698A JP H11266679 A JPH11266679 A JP H11266679A
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正美 仲谷
Hajime Matsushita
肇 松下
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
Shinji Kotani
真司 小谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取り穀稈を脱穀搬送装置によって扱室に供
給して脱穀処理する脱穀機を、能率よくかつ塵埃が出に
くいように脱穀処理できる状態に得る。 【解決手段】 刈取り穀稈の穂先側を脱穀フィードチェ
ーン1によって扱胴3と格子受網20との間に供給して
脱穀処理する。格子受網20の穂先側横桟部材群Aを形
成する一部の穂先側横桟部材24bの扱室内側端から扱
胴軸芯3aまでの距離を、株元側横桟部材25a,24
aの扱室内側端から扱胴軸芯3aまでの距離よりも小に
してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取り穀稈の穂先
側が脱穀搬送装置によって扱室の受網と扱胴との間を移
送されて脱穀処理するように構成した脱穀機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記脱穀機として、従来、扱室の受網が
クリンプ網で成るものがあった。また、たとえば特開昭
63‐248318号公報に示されるように、受網が合
成樹脂網で成るものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受網の目合いが小さい
よりも大きい方が、脱穀粒が受網から漏下しやすくな
り、脱穀負荷が低減するなどによって脱穀処理が能率よ
くできる。ところが、従来のクリンプ網の場合も、合成
樹脂網の場合も、脱穀負荷に耐えられる必要な強度を備
えさせると目合いが比較的小さいものになることから、
脱穀処理能率をあまりアップできなった。また、穀稈が
雨や露でぬれているなど、穀稈の水分が高い場合、受網
に目詰まりが発生しやすくなっていた。本発明の目的
は、コンパクトでありながら、かつ、塵埃発生を抑制し
ながら能率よく脱穀処理できるとともに高水分時でも受
網詰まりが発生しにくい脱穀機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕刈取り穀稈の穂先側が脱穀搬送装
置によって扱室の受網と扱胴との間を移送されて脱穀処
理するように構成した脱穀機において、前記受網を、扱
胴周方向に沿う縦桟部材の複数と、扱胴軸芯方向に沿う
横桟部材の複数とが組み合って成る格子受網で構成し、
前記複数の横桟部材のうちの扱室奥側に位置する複数の
穂先側横桟部材で成る穂先側横桟部材群に、この穂先側
横桟部材群よりも脱穀搬送装置側に位置する株元側横桟
部材の扱室内側端から扱胴軸芯までの距離よりも短いそ
の距離を有する穂先側横桟部材が備えられている。
【0006】〔作用〕受網を格子受網とし、脱穀処理物
が迅速に漏下しやすいように比較的大きな目合いを受網
に備えさせながら、その目合いの大きさの割りには優れ
た受網強度を発揮させるものである。
【0007】脱穀対象穀稈の穂先側に前記穂先側横桟部
材が対応することにより、その穂先側が穂先側横桟部材
に支持されて扱胴による扱き作用が受けやすい状態で、
株元側が株元側横桟部材で支持されて扱胴による扱き作
用を抑制した状態で脱穀処理されるものである。すなわ
ち、穂先側も株元側も扱胴軸芯までの距離が長い横桟部
材で支持されるものに比し、穂先側に扱き作用が及びや
すくなり、脱穀不足を発生しにくくしながら脱穀処理で
きる。穂先側も株元側も扱胴軸芯までの距離が短い横桟
部材で支持されるものに比し、扱胴の株元側に対する扱
き作用が軽減し、切れワラなどを発生しにくくしながら
脱穀処理できる。これにより、扱室に比較的多くの穀稈
を供給しても、穀稈水分が比較的高くても、穀稈供給量
の割りには面積の小さい受網で脱穀処理物を詰まりが発
生しにくい状態で迅速に漏下させながら、かつ、塵埃や
脱穀不足の発生を抑制しながら脱穀処理できる。
【0008】〔効果〕刈取り穀稈の穂先側を脱穀搬送装
置によって扱室に供給して損傷穀粒を少なく抑制しなが
ら脱穀処理できるものを、穀稈を水分が高くても扱室に
迅速に供給したり多量に供給したりして能率よく脱穀処
理できるとともに、脱穀不足や脱穀塵埃が発生しにくい
状態に得られる。しかも、脱穀部を小型化し、運転しや
すいとか取扱いやすいコンバインを構成でるなど大きさ
の面で有利なものにできる。
【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記穂先側横桟部材群を形成する複数の穂先側横桟
部材のうちの一部だけの穂先側横桟部材の扱室内側端か
ら扱胴軸芯までの距離を、穂先側横桟部材群よりも脱穀
搬送装置側に位置する株元側横桟部材の扱室内側端から
扱胴軸芯までの距離よりも短くしてある。
【0011】〔作用〕刈取り穀稈の扱室に供給される穂
先側長さが適切に調節されるなどにより、穂先側が穂先
側横桟部材群の一部の前記穂先側横桟部材に対応すれ
ば、その穂先側が穂先側横桟部材に支持されて扱胴によ
る扱き作用が受けやすい状態で、株元側が株元側横桟部
材で支持されて扱胴による扱き作用を抑制した状態で脱
穀処理されるものである。すなわち、穂先側も株元側も
扱胴軸芯までの距離が長い横桟部材で支持されるもの
や、穂先側も株元側も扱胴軸芯までの距離が短い横桟部
材で支持されるものに比し、穂先側に扱き作用が及びや
すくなるとともに株元側に過剰な扱き作用が及びにくく
なり、脱穀不足や切れワラなどを発生しにくくしながら
脱穀処理できる。
【0012】〔効果〕穂先側に扱き作用を及びやすくす
るとともに株元側に掛かる扱き作用を軽減し、格子受網
を採用して能率よく脱穀処理できる脱穀機を脱穀不良や
塵埃が発生しにくい状態に得られる。
【0013】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0014】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記穂先側横桟部材群を形成する複数の穂先側横桟
部材の全ての穂先側横桟部材の扱室内側端から扱胴軸芯
までの距離を、穂先側横桟部材群よりも脱穀搬送装置側
に位置する株元側横桟部材の扱室内側端から扱胴軸芯ま
での距離よりも短くしてある。
【0015】〔作用〕刈取り穀稈の扱室に供給される穂
先側長さに変化があっても、その穂先側に穂先側横桟部
材群のいずれかの穂先側横桟部材が対応し、穂先側が穂
先側横桟部材に支持されて扱胴による扱き作用が受けや
すい状態で、株元側が株元側横桟部材で支持されて扱胴
による扱き作用を抑制した状態で脱穀処理されるもので
ある。すなわち、刈取り穀稈の扱室に供給される穂先側
長さが変化しても、穂先側も株元側も扱胴軸芯までの距
離が長い横桟部材で支持されるものや、穂先側も株元側
も扱胴軸芯までの距離が短い横桟部材で支持されるもの
に比し、穂先側に扱き作用が及びやすくなるとともに株
元側に対する扱き作用が軽減し、脱穀不足や切れワラな
どを発生しにくくしながら脱穀処理できる。
【0016】〔効果〕扱室に供給される穂先側長さが変
化しても、その変化にかかわらず、穂先側に扱き作用を
及びやすくするとともに株元側に掛かる扱き作用を軽減
し、格子受網を採用して能率よく脱穀処理できる脱穀機
を脱穀不良や塵埃が発生しにくい状態に得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示すように、脱穀フィード
チェーンで成る脱穀搬送装置1によって刈取り穀稈の株
元側を挟持して搬送させることによって、その刈取り穀
稈の穂先側を扱室2に供給するとともに脱穀機前後向き
の軸芯3aまわりで回動する扱胴3と受網20との間を
移送させて脱穀処理し、脱穀排ワラを脱穀搬送装置1に
よって扱室2の後部の排稈口4から搬出するとともに排
ワラ搬送チェーン5によって脱穀機後部の排出口から脱
穀機外に排出するように脱穀部を構成してある。前記排
稈口4から排出される切れワラなどの脱穀塵埃を揺動選
別装置6が一体揺動自在に支持する移送体7によって機
体後方側に移送させながら脱穀機横向きの軸芯まわりで
回動する処理胴8によってほぐし処理し、脱穀塵埃から
穀粒を取り出すように再処理部を構成してある。前記扱
室2の下方に前端側が位置する前記揺動選別装置6、こ
の揺動選別装置6の前端部の下方に位置する回転ファン
11aを有する第1送風装置11、この第1送風装置1
1の機体後方側に位置する第2送風装置12、揺動選別
装置6の後端部の下方に位置する回転ファン13aを有
する第3送風装置13などを備え、扱室2から受網20
を漏下して落下供給される脱穀処理物、及び、再処理部
から落下する処理物を揺動選別装置6によって受け止め
て扱胴軸芯に沿う方向で機体後方側に搬送しながら選別
処理するとともに各送風装置11,12,13からの選
別風を作用させて風選別処理し、選別塵埃を選別風と共
に排塵口14から脱穀機外に排出したり、排塵ファン1
5によって吸引して脱穀機外に排出するように選別部を
構成してある。揺動選別装置6からの1番処理物を脱穀
機横外側に搬出する1番スクリューコンベア16、揺動
選別装置6からの2番処理物を脱穀機横外側に搬出する
2番スクリューコンベア17を前記選別部の底部に設け
るとともに、2番スクリューコンベア17からの処理物
をスクリューコンベアで成る還元装置18によって脱穀
機横外側で扱室後付近に揚送して脱穀機内に放出するこ
とによって受網20と脱穀機横側壁との間を通して揺動
選別装置6の前端側に還元するように構成し、もって、
コンバイン用の脱穀機を構成してある。
【0018】前記揺動選別装置6の選別枠6aを、この
選別枠6aの前端側に連結するガイド装置19aと、選
別枠6aの後端側に連結する駆動装置19bとによって
脱穀機体の左右横側壁にわたって駆動揺動自在に支持さ
せ、この選別枠内の上部に扱胴軸芯に沿う方向に並んで
位置するグレンパン6bとチャフシーブ6cとストロー
ラック6d、並びに、チャフシーブ6cの下方に位置す
るグレンシーブ6eなどを前記選別枠体6aに一体揺動
自在に支持させて、前記揺動選別装置6を構成してあ
る。すなわち、扱室2の前側から受網20を漏下した脱
穀処理物をグレンパン6bによって受け止めて機体後方
側に移送しながら穀粒と塵埃とに粗選別処理し、グレン
パン6bからの処理物をチャフシーブ6cによって受け
継いで機体後方に移送しながら穀粒と塵埃とに精選別処
理し、チャフシーブ6cを漏下した処理物をグレンシー
ブ6eによってさらに精選別処理し、グレンシーブ6e
からの1番選別処理物を1番スクリューコンベア16
に、2番選別処理物を2番スクリューコンベア17にそ
れぞれ落下供給する。チャフシーブ6c及び前記再処理
部からの処理物を穀粒と切れワラなどの塵埃とに選別
し、穀粒を2番スクリューコンベア17に落下供給し、
塵埃を前記排塵口14から機体外に放出する。
【0019】第1送風装置11は、前記グレンパン6b
の下方近くに位置する前記回転ファン11aと、この回
転ファン11aの前側に吸気口11bを、回転ファン1
1aの後側の前記第2送風装置12の上側に排気口11
cをそれぞれ形成するファンケースとで成り、回転ファ
ン11aによって選別部の前端側から吸気し、排気口1
1cから選別風を第2送風装置12の上方を通って選別
枠6aを下側から上側に吹き抜けるように供給してグレ
ンパン6bとチャフシーブ6cの間の選別作用部、及
び、チャフシーブ6cの前端側による選別作用部に供給
し、この選別作用部の処理物に作用させるように構成し
てある。すなわち、揺動選別装置6のグレンパン6bか
らの粗選別処理物に選別風を作用させるようにしてあ
る。
【0020】第2送風装置12は、回転羽根12aを有
する唐箕で成り、選別風を選別枠6aを下側から上側に
吹き抜けるように供給してチャフシーブ6c及びグレン
シーブ6eの下方の風選経路部、チャフシーブ6cの後
端部による選別作用部、ストローラック6dによる選別
作用部に供給し、これら風選経路部と選別作用部の処理
物に作用させるように構成してある。すなわち、揺動選
別装置6のチャフシーブ6cとグレンシーブ6eとによ
る精選別処理物、及び、ストローラック6dによる選別
処理物に選別風を作用させるようにしてある。
【0021】第3送風装置13は、1番スクリューコン
ベア16と2番スクリューコンベア17との間に位置す
る前記回転ファン13aと、この回転ファン13aの下
側に吸気口13bを、回転ファン13aの上側に排気口
13cをそれぞれ形成するファンケースとで成り、回転
ファン13aによって脱穀機の下方から吸気し、排気口
13cから選別風を第2スクリューコンベア17の上方
を通して選別枠6aを下側から上側に吹き抜けるように
供給してストローラック13による選別作用部に供給
し、この選別作用部による選別処理物に作用させるよう
に構成してある。
【0022】図3,図4及び図5などに示すように、前
記受網20は、扱胴3の周方向に沿うように扱胴軸芯3
aに沿う方向視で円弧形状に形成し、かつ、板厚方向が
扱胴軸芯方向で横幅方向が扱胴半径方向に沿うように形
成した帯板金で成る縦桟部材23の複数本と、扱胴軸芯
3aに沿う方向の直線状の丸棒鋼材で成る第1横桟部材
24a,24bの2本と、扱胴軸芯3aに沿うとともに
第1横桟部材24a,24bよりも富んだ弾性を有する
ように、かつ、第1横桟部材24a,24bの横断面積
よりも小さい横断面積を備えるように第1横桟部材24
a,24bを形成する丸棒鋼材よりも小さい外径の直線
状の丸鋼線材で成る第2横桟部材25a,25bの複数
本と、扱胴軸芯3aに沿う方向の帯板金で成る2本の枠
体21,22とを次の如く組み合わせて作成してある。
【0023】複数本の縦桟部材23が扱胴軸芯3aに沿
う方向に所定の縦桟部材間隔を隔てて並列し、第1横桟
部材24a,24bと第2横桟部材25a,25bとが
扱胴周方向に沿う方向に所定の横桟部材間隔を隔てて並
列し、第1横桟部材24a,24bどうしの間と、一方
の第1横桟部材24bよりも扱室奥側と、他方の第1横
桟部材24aよりも脱穀搬送装置側とのそれぞれに複数
本の第2横桟部材25a,25bが位置する格子状態に
組み合わせてある。また、第1横桟部材24a,24b
の中間部も、第2横桟部材25a,25bの中間部も複
数本の縦桟部材23のうちの最も分割格子受網前端側に
位置する縦桟部材23と、最も分割格子受網後端側に位
置する縦桟部材23との両端縦桟部材23,23を除く
縦桟部材23の貫通孔で成る桟孔を通り、前記両端縦桟
部材23,23が全ての横桟部材24a,24b,25
a,25bの端部どうしを連結し、前記枠体21,22
が全ての縦桟部材23の端部どうしを連結する格子状態
にしてある。
【0024】つまり、受網20は、複数本の縦桟部材2
3と、複数本の横桟部材24a,24b,25a,25
bとが扱胴3の周方向及び軸芯方向に並ぶ穀粒漏下用の
目合を形成するように、かつ、全ての目合いの大きさが
同一又はほぼ同一になるように格子状態に組み合った格
子受網になっている。さらに、前記第1横桟部材24
a,24b及び第2横桟部材25a,25bのうちの扱
胴軸芯3aの直下付近から扱室2の奥側に位置する全て
の横桟部材24b,25bが穂先側横桟部材となって穂
先側横桟部材群Aを形成し、この穂先側横桟部材群Aよ
りも脱穀搬送装置1が存在する方に位置する全ての横桟
部材24a,25aが株元側横桟部材になる格子受網に
なっており、脱穀搬送装置1によって扱室2に供給され
る刈取り穀稈を、軸芯3aまわりで回動する扱胴3との
共働によって脱穀する。すなわち、扱室2に供給される
脱穀対象穀稈の穂先部を穂先側横桟部材群Aのうちの穂
先部に対接する一部の穂先側横桟部材24b,25bに
よって受け止め支持しながら、扱室2に供給される脱穀
対象穀稈の株元側を前記穂先側横桟部材群Aよりも脱穀
搬送装置側に位置する株元側横桟部材24a,25aに
よって受け止め支持しながら、扱胴3を穀稈に扱き作用
させる。穀稈から離脱した穀粒などの脱穀処理物を前記
目合いから漏下させて揺動選別装置6に供給する。
【0025】前記穂先側横桟部材群Aを形成している第
1横桟部材24b以外の全ての第2横桟部材25bも、
前記株元側横桟部材を形成している第1横桟部材24a
も第2横桟部材25aも、これら横桟部材24b,25
a,25bそれぞれの扱室内側端が扱胴軸芯3aを中心
とする仮想円S1の線上に位置するように、穂先側横桟
部材群Aを形成している1本の第1横桟部材24bは、
これの扱室内側端が前記仮想円S1よりも扱胴側に入り
込んで位置するように、各横桟部材24a,24b,2
5a,25bを組み付けてある。これにより、穂先側横
桟部材群Aを形成する複数本の横桟部材24b,25b
のうちの1本の穂先側横桟部材24bのみの扱室内側端
から扱胴軸芯3aまでの距離D1が、穂先側横桟部材群
Aよりも脱穀搬送装置1の方に位置する株元側横桟部材
24a,25aの扱室内側端から扱胴軸芯3aまでの距
離D2よりも短くなっており、脱穀対象穀稈の穂先側を
穂先側横桟部材24bで支持されて扱胴3による扱き作
用が受けやすい状態にして、株元側を株元側横桟部材2
4a,25aで支持されて扱胴3による扱き作用が抑制
される状態にして脱穀処理できる。
【0026】前記受網20は、図3及び図4に示す取付
け構造に基づいて脱穀部に取り付けるように構成してあ
る。すなわち、扱室2の前側壁30の内面側に前受網ガ
イド31を、扱室2の後側壁32の内面側に後受網ガイ
ド33をそれぞれ支持させ、前受網ガイド31と後受網
ガイド33と下舌板36とにわたって受網20を受け止
め支持させるようにしてある。つまり、受網20の複数
本の縦桟部材23のうちの最も受網前端側に位置する縦
桟部材23を、前記前受網ガイド31の扱胴周方向に沿
う一連の受網支持部に載せて受け止め支持させる。受網
20の複数本の縦桟部材23のうちの最も受網後端側に
位置する縦桟部材23を、前記後受網ガイド33の扱胴
周方向に沿う一連の受網支持部に載せて受け止め支持さ
せる。複数本の縦桟部材23のうちの一部の縦桟部材2
3の株元側端部の下端側に備えさせてある載置突起23
cを、下舌板36の傾斜板部の内面側に載せて受け止め
支持させる。
【0027】〔別実施形態〕図7は、別の実施形態を備
える受網20を示す。この受網20は、図3、図4及び
図5などに示す受網20と同様に、複数本の縦桟部材2
3と、複数本の横桟部材24a,24b,25a,25
bとを扱胴軸芯方向及び扱胴周方向に並ぶ処理物漏下用
目合いを形成するように格子状態に組み合わせた格子受
網に構成してある。しかし、図3,図4及び図5などに
示す受網20とは、次の点で相違する。
【0028】すなわち、穂先側横桟部材群Aを形成して
いる横桟部材24b,25bも、株元側横桟部材を形成
している横桟部材24a,25aも、これら横桟部材2
4a,24b,25a,25bそれぞれの扱室内側端が
1つの仮想円弧S2の線上に位置するように、各横桟部
材24a,24b,25a,25bを組み付けてある。
前記仮想円弧S2は、扱胴3の外周面との間隔が扱室2
の穀稈供給口2aの方に至るほど大になる円弧に設定し
てある。これにより、穂先側横桟部材群Aを形成する複
数本の穂先側横桟部材24b,25bの全ての穂先側横
桟部材24b,25bの扱室内側端から扱胴軸芯3aま
での距離D1が、穂先側横桟部材群Aよりも脱穀搬送装
置1の方に位置する株元側横桟部材24a,25aの扱
室内側端から扱胴軸芯3aまでの距離D2よりも短くな
っており、脱穀対象穀稈の穂先側を穂先側横桟部材24
b,25bで支持されて扱胴3による扱き作用が受けや
すい状態にして、株元側を株元側横桟部材24a,25
aで支持されて扱胴3による扱き作用が抑制される状態
にして脱穀処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機全体の縦断側面図
【図2】脱穀部の横断正面図
【図3】脱穀機の一部の縦断側面図
【図4】格子受網の断面図
【図5】格子受網の平面図
【図6】格子受網の一部の断面図
【図7】別の実施形態を備える格子受網の一部の断面図
【符号の説明】
1 脱穀搬送装置 2 扱室 3 扱胴 3a 扱胴軸芯 20 受網 23 縦桟部材 24a,25a 株元側横桟部材 24b,25b 穂先側横桟部材 D1 穂先側横桟部材から扱胴軸芯までの距離 D2 株元側横桟部材から扱胴軸芯までの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 真司 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取り穀稈の穂先側が脱穀搬送装置によ
    って扱室の受網と扱胴との間を移送されて脱穀処理する
    ように構成した脱穀機であって、 前記受網を、扱胴周方向に沿う縦桟部材の複数と、扱胴
    軸芯方向に沿う横桟部材の複数とが組み合って成る格子
    受網で構成し、 前記複数の横桟部材のうちの扱室奥側に位置する複数の
    穂先側横桟部材で成る穂先側横桟部材群に、この穂先側
    横桟部材群よりも脱穀搬送装置側に位置する株元側横桟
    部材の扱室内側端から扱胴軸芯までの距離よりも短いそ
    の距離を有する穂先側横桟部材が備えられている脱穀
    機。
  2. 【請求項2】 前記穂先側横桟部材群を形成する複数の
    穂先側横桟部材のうちの一部だけの穂先側横桟部材の扱
    室内側端から扱胴軸芯までの距離を、穂先側横桟部材群
    よりも脱穀搬送装置側に位置する株元側横桟部材の扱室
    内側端から扱胴軸芯までの距離よりも短くしてある請求
    項1記載の脱穀機。
  3. 【請求項3】 前記穂先側横桟部材群を形成する複数の
    穂先側横桟部材の全ての穂先側横桟部材の扱室内側端か
    ら扱胴軸芯までの距離を、穂先側横桟部材群よりも脱穀
    搬送装置側に位置する株元側横桟部材の扱室内側端から
    扱胴軸芯までの距離よりも短くしてある請求項1記載の
    脱穀機。
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