JPH11267050A - 計量排出機能付き白米用低温貯蔵庫 - Google Patents

計量排出機能付き白米用低温貯蔵庫

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JPH11267050A
JPH11267050A JP9846498A JP9846498A JPH11267050A JP H11267050 A JPH11267050 A JP H11267050A JP 9846498 A JP9846498 A JP 9846498A JP 9846498 A JP9846498 A JP 9846498A JP H11267050 A JPH11267050 A JP H11267050A
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JP
Japan
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discharging
storage tank
white rice
unit
storage
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JP9846498A
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English (en)
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Masanori Suzuki
正憲 鈴木
Yoshikuni Miyatake
義邦 宮武
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Shizuoka Seiki Co Ltd
Original Assignee
Shizuoka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】精米された白米を消費するまでの期間、その品
質低下を防止し得ると共に確実な計量取り出しを行い得
る計量排出機能付き白米用低温貯蔵庫を提供する。 【解決手段】所定量の白米を貯蔵し得る貯蔵タンク部
と、該貯蔵タンク部の底面側に設けられ貯蔵タンク部内
の白米を計量して排出し得る計量排出部と、貯蔵タンク
部に近接して設けられた冷却ユニットと、内部に貯蔵タ
ンク部と計量排出部が設けられた断熱性筐体とを備え、
断熱性筐体の内面側に通風路を形成し、該通風路内に冷
却ユニットから冷気を循環させることによって、貯蔵タ
ンク部と計量排出部の温度条件を略同一に設定し得るこ
とを特徴とする。通風路は、その幅が10〜30mmに
設定されて冷却ユニットの冷気の一部が計量排出部に循
環される如く形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精米された白米を
炊飯して消費するまでの期間、白米の品質低下を防止し
得ると共に白米の所定量の取り出しが可能な計量排出機
能付き白米用低温貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、精米された白米を貯蔵する白米用
貯蔵庫として、箱状の米びつ(容器)内に所定量の白米
を貯蔵し、この白米を計量して受皿に排出する計量米び
つが各種市販されている。また、白米が貯蔵される貯蔵
タンクを冷却ユニットで冷却すると共に、貯蔵タンクの
下部に計量部を設けた計量機能付きの低温貯蔵庫も開発
され一部で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、計量米
びつにあっては、常温による貯蔵であるため、例えば夏
季のように外気の温度が高い場合に、外気の影響を受け
易く、白米の表面に残っている精米時の残留糖によっ
て、米びつ内にコクゾウ虫が発生したり残留糖が酸化し
て、白米の食味(品質)が低下するという問題点があっ
た。
【0004】また、計量機能付きの低温貯蔵庫にあって
は、低温による貯蔵であることから、計量米びつような
コクゾウ虫の発生は防止できるものの、冷却ユニットに
よって単に貯蔵タンクを冷却する構造であることから、
貯蔵タンクや計量部の温度と外気との間に温度差が生
じ、この温度差によって結露が発生し易い。
【0005】そして、この結露が複雑な構造を有する計
量部に付着することにより、計量部が作動不良となり白
米の確実な定量排出ができなかったり、結露が白米内に
進入することによって白米が変質する等、白米の品質を
所定期間良好に維持することが難しいという問題点があ
った。昨今、消費者の嗜好が多様化かつ高級化する中
で、一般家庭等において美味しい米を食することが要望
されており、従来の米びつや計量機能付きの低温貯蔵庫
では、このような要望に十分に応じることが困難であっ
た。
【0006】そこで、本発明はこのような事情に鑑みて
なされたもので、請求項1記載の発明の目的は、精米さ
れた白米を消費するまでの期間、その品質低下を防止し
得ると共に確実な計量取り出しを行い得る計量排出機能
付き白米用低温貯蔵庫を提供することにある。また、請
求項2または3記載の発明の目的は、請求項1記載の発
明の目的に加え、計量排出部への結露を防止して確実な
計量排出を可能にした計量排出機能付き白米用低温貯蔵
庫を提供することにある。
【0007】また、請求項4記載の発明の目的は、請求
項3記載の発明の目的に加え、貯蔵庫の使い勝手を向上
させ得る計量排出機能付き白米用低温貯蔵庫を提供する
ことにあり、また、請求項5記載の発明の目的は、請求
項1ないし4記載の発明の目的に加え、貯蔵タンク部内
における雑菌の発生を防止し得て、白米の品質低下をよ
り確実に防止し得る計量排出機能付き白米用低温貯蔵庫
を提供することにある。また、請求項6記載の発明の目
的は、請求項1ないし5記載の発明の目的に加え、運転
音が静かで低消費電力化を図り得る計量排出機能付き白
米用低温貯蔵庫を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、所定量の白米
を貯蔵し得る貯蔵タンク部と、該貯蔵タンク部の底面側
に設けられ貯蔵タンク部内の白米を計量して排出し得る
計量排出部と、貯蔵タンク部に近接して設けられた冷却
ユニットと、内部に貯蔵タンク部と計量排出部が設けら
れた断熱性筐体とを備え、断熱性筐体の内面側に通風路
を形成し、該通風路内に冷却ユニットから冷気を循環さ
せることによって、貯蔵タンク部と計量排出部の温度条
件を略同一に設定し得ることを特徴とする。
【0009】このように構成することにより、貯蔵タン
ク部内に貯蔵される精米された白米は、断熱性筐体の内
面側に形成される通風路に冷却ユニットから冷気が循環
されるため、この冷気によって貯蔵タンク部内が冷却さ
れて白米が低温貯蔵される。貯蔵タンク部と計量排出部
は断熱性筐体内に設けられ外気と熱遮断されると共に、
冷気が計量排出部にも循環されて計量排出部と貯蔵タン
ク部が略同一の温度条件に維持されるため、貯蔵タンク
部や計量排出部における結露の発生が防止される。これ
により、結露発生等による白米の品質低下が防止される
と共に、結露による計量排出部の動作不良等がなくな
り、安定した計量排出が可能になる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、通風路の幅
が10mm〜30mmに設定されて冷却ユニットの冷気
の一部が計量排出部に循環される如く形成されているこ
とを特徴とする。このように構成することにより、所定
幅の通風路を介して冷却ユニットの冷気が計量排出部に
良好に循環循環され、計量排出部における結露の発生が
確実に防止される。
【0011】また、請求項3記載の発明は、計量排出部
が、貯蔵タンク部内の白米を計量する計量ユニットと、
該計量ユニットで計量された白米が排出レバーの操作に
よって収容される米受皿を有し、排出レバーの操作側及
び米受皿の出入口側の断熱性筐体の前面開口部に、排出
用断熱蓋が開閉可能に配設されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、排出用断熱蓋で計
量排出部の前面開口部内外の熱伝達が遮断されて、計量
排出部における結露の発生がより確実に防止される。
【0012】また、請求項4記載の発明は、排出レバー
が複数設けられ、これらが択一的に操作され得る如く構
成されていることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、複数の排出レバーのうちの一つを必要とする
白米の量に応じて操作するだけで、所定量の白米を排出
することができて、貯蔵庫の使い勝手が向上する。
【0013】また、請求項5記載の発明は、貯蔵タンク
部が、その内面に抗菌塗装処理が施されていることを特
徴とする。このように構成することにより、抗菌塗装処
理された貯蔵タンク部内における雑菌の発生が防止され
て、雑菌による白米の品質低下が確実に防止される。
【0014】また、請求項6記載の発明は、冷却ユニッ
トが、熱電変換素子を有する電子冷却ユニットで形成さ
れていることを特徴とする。このように構成することに
より、例えばペルチェ冷却素子等の熱電変換素子を有す
る電子冷却ユニットによって、貯蔵庫の運転音が静かに
なると共に、その低消費電力化が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は、本発
明に係わる計量排出機能付き白米用低温貯蔵庫の一実施
例を示し、図1がその外観斜視図、図2がその側面断面
図、図3が排出用断熱蓋を開けた状態の正面図、図4が
その平面図、図5が貯蔵庫の温度とペルチェ制御電圧特
性の一例を示すグラフである。
【0016】図1〜図4において、白米用低温貯蔵庫1
(以下、貯蔵庫1という)は、上面開口部5と前面開口
部6を有すると共に、内部に貯蔵タンク部3と計量排出
部4が設けられた直方体の箱状の断熱性筐体2を有して
いる。この断熱性筐体2の上面開口部5には、後端部に
設けたヒンジによって図2の矢印イの如く開閉可能で、
かつ取手部7aを有する投入用断熱蓋7が配設され、前
面開口部6には、右端側に設けたヒンジにより図4の矢
印ロの如く開閉可能な排出用断熱蓋8が配設されてい
る。この投入用断熱蓋7及び排出用断熱蓋8内には、結
露防止用ヒータ9、10(図2参照)が内蔵されてい
る。
【0017】また、断熱性筐体2内に配置する状態で設
けられた貯蔵タンク部3は、所定の熱伝導性を有する鉄
板により、例えば内容積が30Kg〜35Kgの白米を
貯蔵し得る大きさに設定されると共に、その内面には抗
菌塗装処理が施されている。この貯蔵タンク部3の底面
3aは、略中心部分が最も深くなる(下方に位置する)
ようにホッパ形状に形成され、底面3aの最深部には平
面視長方形状の排出孔11が形成されている。この排出
孔11の下部には計量排出部4の計量ユニット12が連
設され、この計量ユニット12の下部には、断熱性筐体
2の前面開口部6から図2の矢印ハの如く出し入れ可能
な米受皿13が配置されている。
【0018】そして、計量ユニット12には例えば1
合、2合及び3合の3つの計量部(図示せず)が設けら
れ、この各計量部は断熱性筐体2の前面開口部6に設け
られた例えば3個の排出レバー14(図3では2個のみ
示す)にそれぞれ連結されている。この排出レバー14
のいずれかを下方に押圧操作することにより、計量ユニ
ット12の各計量部に計量されて収容されている1合か
ら3合の所定量の白米が、下方の米受皿13内に排出収
容される。なお、米受皿13の前面には、白米の取り出
し操作時に手を掛ける窪んだ取手部13aが設けられ、
断熱性筐体2の前面開口部6の上部に位置する部分に
は、貯蔵タンク部3内の底面3a部の白米を前方から視
認し得る透明な確認窓15が設けられている。
【0019】前記断熱性筐体2の背面上部には、図2に
示すように開口17が形成され、この開口17部にはペ
ルチェ冷却素子19が配置されると共に、このペルチェ
冷却素子19の前面には冷却フィン20が、また後面に
は放熱フィン21が配置され、これらによって電子冷却
ユニット18が形成されている。また、放熱フィン21
の下部には放熱用誘導ダクト22の上端が連結されてお
り、この放熱用誘導ダクト22の下端には放熱ファン2
3が配置されると共に、この放熱ファン23の下部には
蒸散ペーパー(図示せず)を有する排水容器24が配置
されている。
【0020】そして、この断熱性筐体2の内面と貯蔵タ
ンク部3の外面及び計量排出部4との間には通風路25
が形成されている。この通風路25は、貯蔵タンク部3
の前後及び左右の4つの側面に連通した平面視長方形状
の第1通風路25aと、計量排出部4の左右側面及びそ
の背面に設けられ第1通風路25aに連通する第2通風
路25bと、計量排出部4の計量ユニット12の後方
に、左右の第2通風路25bに連通する如く設けられた
パイプ状の第3通風路25c(図2参照)とによって形
成されている。
【0021】すなわち、貯蔵タンク部3の外周部に第1
通風路25aが形成され、計量排出部4の前面開口部6
を除く外周部分に第2通風路25b及び第3通風路25
cが形成されていることになる。そして、第1通風路2
5a及び第2通風路25b等の幅w(図2参照)は、例
えば10mm〜30mmに設定されている。
【0022】また、貯蔵タンク部3の外周に形成される
第1通風路25aの後方右部には、図4に示すように、
冷気を第1通風路25a内に矢印ニの如く循環させ得る
冷気循環ファン27が設けられ、この冷気循環ファン2
7の吸込側の近傍には、循環冷気の温度を検出する吸込
サーモスタット28が配置されている。また、第1通風
路25aと第2通風路25bの後部側の略境界位置に
は、図2に示すように、前面が貯蔵タンク部3の背面3
bに密着した状態で樋状の結露水受け29が配置され、
この結露水受け29の排出口29aが前記排水容器24
の上部に位置している。この結露水受け29によって、
例えば冷却フィン20自体やこの冷却フィン20近傍の
貯蔵タンク部3の背面3bに発生した結露が排水容器2
4内に回収される。
【0023】なお、前記断熱性筐体2の背面下部には、
電装ボックス30が配置され、この電装ボックス30に
は、前記電子冷却ユニット18、冷気循環ファン27及
び放熱ファン23、結露防止用ヒータ9、10等が接続
されると共に、吸込サーモスタット28が接続されてい
る。そして、この電装ボックス30は、その電源コード
31を介して電源が供給されることによって作動し、吸
込サーモスタット28の検知信号等により、貯蔵庫1の
動作が制御される。
【0024】次に、この貯蔵庫1の動作及び使用方法の
一例について説明する。先ず、前記電子冷却ユニット1
8のペルチェ冷却素子19は、2個使用され、これがペ
ルチェ電源(図示せず)に対して直列的に接続されてい
る。これにより、図5に示すように、温度に対してペル
チェ制御電圧が所定の範囲(例えば8V〜24V)にお
いて、リニア特性を有するように設定されている。
【0025】そして、この貯蔵庫1の使用は、投入用断
熱蓋7をその取手部7aを使用して開き、貯蔵タンク部
3内に精米された白米を投入し、投入用断熱蓋7を閉じ
て、電装ボックス30に接続されている電源コード31
のブラグ31aを、例えばAC100Vの商用電源のコ
ンセント(図示せず)に差し込む。この電源コード31
による電源の供給によって貯蔵庫1の運転が自動的に開
始され、電装ボックス30の制御信号によって電子冷却
ユニット18や冷気循環ファン27等が作動して、冷却
運転が開始される。
【0026】この冷却運転時に、電子冷却ユニット18
のペルチェ冷却素子19には、最大電圧が印加されて最
大能力で冷却運転され、この冷却運転で貯蔵庫1内が冷
却されると徐々に冷却速度を落としながら、予め電装ボ
ックス30に設定されている目標温度である15°Cま
で連続して運転される。そして、冷気循環ファン27の
近傍に配置された吸込サーモスタット28で検出される
温度が予め設定されている所定の温度(例えば15°
C)に達したら、ペルチェ冷却素子19に印加される電
圧を0Vにして冷却運転を停止させる。
【0027】なお、冷却運転開始から貯蔵庫1内の温度
が15°Cに達するまでの時間は、貯蔵タンク部3に使
用される鉄板の熱伝導性によって異なるが、概ね72時
間程度に設定されている。したがって、冷却運転開始と
同時に貯蔵タンク部3が急激に冷却されることがなくな
り、貯蔵タンク部3内に貯蔵されている白米への熱スト
レスが回避されて、白米の割れ発生等が防止される。
【0028】また、この冷却運転時に、電子冷却ユニッ
ト18によって発生される冷気は、通風路25の第1通
風路25aにより、貯蔵タンク部3の外周部を流れて貯
蔵タンク部3の鉄板により熱電熱されて貯蔵タンク部3
内が冷却され、また、冷気の一部は第2通風路25b及
び第3通風路25cを介して計量排出部4内を循環し、
貯蔵タンク部3と計量排出部4の温度条件が略同一に維
持され、特に計量排出部4への結露発生が防止される。
【0029】そして、吸込サーモスタット28の検出温
度に基づくペルチェ冷却素子19への印加電圧を目標温
度になるようにリニア制御することにより、貯蔵タンク
部3内が所定の目標温度に維持され白米が低温貯蔵され
る。このようにして低温貯蔵されている白米を炊飯(消
費)のために取り出す場合は、断熱性筐体2の前面開口
部6に設けた排出用断熱蓋8を図示しない取手部に手を
掛けて開き、計量排出部4の複数の排出レバー14のう
ちの一つを下方に押圧操作する。この排出レバー14の
押圧操作に応じて、計量ユニット12内に計量されてい
る所定量の白米が米受皿13内に排出される。この米受
皿13を前方に引き出すことにより、貯蔵庫1から希望
する所定量の白米を取り出すことができる。
【0030】そして、米受皿13内から白米を取り出し
た後は、米受皿13を元に戻して排出用断熱蓋8を閉じ
ることにより、再び貯蔵庫1が略密閉状態で冷却運転が
継続される。この冷却運転時に、電子冷却ユニット18
の作動で貯蔵タンク部3の背面3b側に発生する結露
は、結露水受け29を介して排水容器24に回収され、
この排水容器24内に設置されている蒸散ペーパーによ
って表面積が拡大されつつ、放熱ファン23によって機
外に自動的に蒸散される。
【0031】このように、上記実施例の貯蔵庫1によれ
ば、貯蔵タンク部3と計量排出部4を一つの箱状の断熱
性筐体2内に配置すると共に、断熱性筐体2の内面側に
設けた第2通風路25b及び第3通風路25cにより、
電子冷却ユニット18から第1通風路25a内に供給さ
れる冷気の一部を計量排出部4内にも循環させるように
構成しているため、計量排出部4を貯蔵タンク部3部と
略同一の温度条件とすることができて、貯蔵庫1内にお
ける結露の発生を抑えることができる。
【0032】特に、計量排出部4内に冷気が循環するた
め、計量排出部4における結露発生が確実に防止される
と共に、電子冷却ユニット18自体やこの冷却ユニット
18近傍で発生した貯蔵タンク部3の背面3bの結露
を、結露水受け29で回収して排出容器24で自動的に
蒸散させるため、計量排出部4に結露が進入することが
なくなると共に、開閉される排出用断熱蓋8に結露防止
用ヒータ10が内蔵されているため、排出用断熱蓋8の
裏面等における結露の発生も防止される。
【0033】その結果、複雑な構造の計量排出部4の計
量ユニット12や排出レバー14等の作動不良の発生が
防止されると共に、排出量の変動を防止することができ
て炊飯による水加減のトラブルを回避することができ、
また同時に、結露水の計量ユニット12内への進入によ
る白米の変質を防止することもできる。
【0034】また、投入用断熱蓋7内に結露防止用ヒー
タ9が内蔵されているため、投入用断熱蓋7の内面への
結露の発生も防止されると共に、計量排出部の第2通風
路25b及び第3通風路25cに冷気が循環しているた
め、排出用断熱蓋7を開けて計量排出した後に進入する
外気の湿気を循環する冷気によって除去することができ
て、排出用断熱蓋7の開閉による結露の発生も防止され
る。これらのことから、従来の計量機能付き低温貯蔵庫
に比較して、貯蔵庫1内における結露の発生を大幅に減
少させる(結露の発生を防止する)ことが可能になる。
【0035】さらに、貯蔵庫1内の貯蔵温度が、コクゾ
ウ虫等の発生しない安全な温度である15°Cに設定さ
れ、吸込サーモスタット28の検出信号に基づき電装ボ
ックス30によって貯蔵温度が15°Cになる如く制御
されるため、例えば夏季による貯蔵であっても外気に影
響されることなく、精米から炊飯までの所定の期間、貯
蔵タンク部3内に白米を良好な低温状態で貯蔵すること
ができる。
【0036】また、貯蔵タンク部3の材質として所定の
熱伝導性の鉄板を使用すると共に、電装ボックス30に
より所定の時間(例えば72時間程度)をかけて貯蔵タ
ンク部3の全域を徐々に冷却するように構成しているた
め、貯蔵タンク部3内の白米への熱ストレスを回避する
ことができて、白米の割れ等の発生がなくなる。また、
貯蔵タンク部3内が抗菌塗装処理されているため、貯蔵
タンク部3内における雑菌の発生を防止することができ
る等、貯蔵タンク部3内を清潔に保つことができる。こ
れらのこと及び前述した結露水の計量排出部4内への進
入防止により、貯蔵中の白米の品質低下を確実に防ぐこ
とができて、精米された白米をいつでも美味しく食する
ことが可能になる。
【0037】またさらに、計量排出部4に、複数の排出
レバー14を設けこの排出レバー14の択一的な操作に
より、必要に応じた量だけ白米を取り出すことができる
と共に、前面開口部6の上部に確認窓15を設けている
ため、貯蔵タンク部6内の底面3a部の白米の貯蔵状態
を目視で確認することができ、白米の貯蔵タンク部3内
における残量を的確に把握することができる。また、貯
蔵タンク部3の内容積が、30Kg〜35Kgの白米を
収容し得るように設定されているため、精米時に使用さ
れる一般的な30Kgの精米袋内の白米を、一度に全て
貯蔵タンク部3内に貯蔵することができて、精米袋を開
封したままの状態とすることがなくなる等、使い勝手に
優れた白米貯蔵庫1が得られる。
【0038】さらにまた、冷却ユニットとして電子冷却
ユニット18を使用しコンプレッサー等を使用していな
いため、貯蔵庫1の運転音を小さくすることができ、例
えば一般家庭の台所等に容易に設置して使用することが
できると共に、その消費電力も少なくすることができ、
使い勝手及びコストパフォーマンスに優れた貯蔵庫1が
得ることができる。また、電子冷却ユニット18のペル
チェ冷却素子19による温度制御がリニア特性を有する
如く設定されているため、段階的に制御する場合に比較
して、貯蔵庫1内の温度制御を高精度に行うことができ
る。
【0039】なお、上記実施例においては、計量排出部
4に3つの排出レバー14を設ける場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでもなく、2つあ
るいは4つ以上の排出レバー14を設けることもでき
る。また、上記実施例においては、冷気循環ファン27
を一つ設けたが、複数の冷気循環ファン27を設け、第
1通風路25a〜第3通風路25c内に冷気を効率良く
循環させるように構成することもできる。
【0040】さらに、上記実施例においては、冷却ユニ
ットとしてペルチェ冷却素子19を有する電子冷却ユニ
ット18を使用したが、本発明はコンプレッサ式の冷却
ユニットにも適用することができる。また、上記実施例
においては投入用断熱蓋7及び排出用断熱蓋8に結露防
止用ヒータ9、10を設けたが、このヒータ9、10を
廃止することもできるし、貯蔵タンク部3の塗装も抗菌
塗装に限らず、他の適宜の塗装を採用することもでき
る。また、上記実施例における、貯蔵庫1の外観形状、
断熱性筐体2や貯蔵タンク部3の形状、計量排出部4の
構造、通風路25の形状、ペルチェ制御電圧特性等も一
例であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変更可能であることはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、冷気が計量排出部にも循環されて計量排出
部と貯蔵タンク部が略同一の温度条件に維持されるた
め、貯蔵タンク部や計量排出部における結露の発生が防
止され、結露発生による白米の品質低下を防止すること
ができると共に、結露による計量排出部の動作不良等が
なくなり、安定した計量排出を行うことができる。
【0042】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、所定幅の通風路を介して
冷却ユニットの冷気の一部を計量排出部に良好に循環で
き、計量排出部における結露の発生を確実に防止するこ
とができる。
【0043】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、排出用断熱蓋で
計量排出部の前面開口部内外の熱伝達が遮断され、計量
排出部における結露の発生をより確実に防止することが
でき、また、請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加え、複数の排出レバーのうちの一つ
を操作するだけで、必要とする量の白米を容易に取り出
すことができて、貯蔵庫の使い勝手を向上させることが
できる。
【0044】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果に加え、抗菌塗装処理さ
れた貯蔵タンク部内における雑菌の発生が防止されて、
白米の品質低下をより確実に防止することができる。
【0045】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1ないし5記載の発明の効果に加え、例えばペルチェ
素子等の熱電変換素子を有する電子冷却ユニットによっ
て、貯蔵庫の運転音を静かにすることができて、一般家
庭の台所等にも容易に設置することができると共に、そ
の消費電力を少なくすることができて、使い勝手のより
優れた貯蔵庫を得ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる計量排出機能付き白米用低温貯
蔵庫の一実施例を示す外観斜視図
【図2】同その側面断面図
【図3】同排出用断熱蓋を開けた状態の正面図
【図4】同その平面図
【図5】同貯蔵庫の温度とペルチェ制御電圧特性の一例
を示すグラフ
【符号の説明】
1・・・・・・・白米用低温貯蔵庫 2・・・・・・・断熱性筐体 3・・・・・・・貯蔵タンク部 3a・・・・・・底面 4・・・・・・・計量排出部 7・・・・・・・投入用断熱蓋 8・・・・・・・排出用断熱蓋 12・・・・・・計量ユニット 13・・・・・・米受皿 14・・・・・・排出レバー 18・・・・・・電子冷却ユニット 19・・・・・・ペルチェ冷却素子 20・・・・・・冷却フィン 21・・・・・・放熱フィン 23・・・・・・放熱ファン 24・・・・・・排水容器 27・・・・・・冷気循環ファン 28・・・・・・吸込サーモスタット 29・・・・・・結露水受け 30・・・・・・電装ボックス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定量の白米を貯蔵し得る貯蔵タンク部
    と、該貯蔵タンク部の底面側に設けられ貯蔵タンク部内
    の白米を計量して排出し得る計量排出部と、前記貯蔵タ
    ンク部に近接して設けられた冷却ユニットと、内部に前
    記貯蔵タンク部と計量排出部が設けられた断熱性筐体と
    を備え、前記断熱性筐体の内面側に通風路を形成し、該
    通風路内に前記冷却ユニットから冷気を循環させること
    によって、貯蔵タンク部と計量排出部の温度条件を略同
    一に設定し得ることを特徴とする計量排出機能付き白米
    用低温貯蔵庫。
  2. 【請求項2】前記通風路は、その幅が10mm〜30m
    mに設定されて冷却ユニットの冷気の一部が計量排出部
    に循環される如く形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の計量排出機能付き白米用低温貯蔵庫。
  3. 【請求項3】前記計量排出部は、貯蔵タンク部内の白米
    を計量する計量ユニットと、該計量ユニットで計量され
    た白米が排出レバーの操作によって収容される米受皿を
    有し、前記排出レバーの操作側及び米受皿の出入口側の
    断熱性筐体の前面開口部に、排出用断熱蓋が開閉可能に
    配設されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の計量排出機能付き白米用低温貯蔵庫。
  4. 【請求項4】前記排出レバーが複数設けられ、これらが
    択一的に操作され得る如く構成されていることを特徴と
    する請求項3記載の計量排出機能付き白米用低温貯蔵
    庫。
  5. 【請求項5】前記貯蔵タンク部は、その内面に抗菌塗装
    処理が施されていることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載の計量排出機能付き白米用低温貯蔵
    庫。
  6. 【請求項6】前記冷却ユニットは、熱電変換素子を有す
    る電子冷却ユニットで形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の計量排出機能付き
    白米用低温貯蔵庫。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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