JPH11267149A - 粘着性冷却シート - Google Patents

粘着性冷却シート

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JPH11267149A
JPH11267149A JP7568198A JP7568198A JPH11267149A JP H11267149 A JPH11267149 A JP H11267149A JP 7568198 A JP7568198 A JP 7568198A JP 7568198 A JP7568198 A JP 7568198A JP H11267149 A JPH11267149 A JP H11267149A
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JP
Japan
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water
absorbing
sensitive adhesive
pressure
cooling sheet
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Application number
JP7568198A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sasaki
廣昭 佐々木
Hideo Sato
英生 佐藤
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打ち身や捻挫などによる炎症時や、発熱時に
患部を冷却するために用い、使用に当たって水を吸収さ
せた後に患部に粘着固定し、長時間にわたる冷却効果を
発揮する粘着性冷却シートを提供する。 【解決手段】 吸水性構造体と粘着剤層とから形成され
る。吸水性構造体は実質的に水を含有しておらす、少な
くとも片面に非吸水性繊維からなる不織布のような布帛
を有している。粘着剤層はこの布帛面に、布帛面積の4
0〜80%の範囲で部分的に形成されており、皮膚刺激
性を低減できると共に、吸水性構造体と患部との直接接
触を可能としている。吸水性構造体としては、吸水性樹
脂を内包する非吸水性袋体や、吸水性樹脂を保持した非
吸水性布帛、非吸水性布帛と吸水性布帛との積層体など
が好適に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は打ち身、捻挫などに
よる炎症時や、発熱時に患部を冷却するために用いる粘
着性冷却シートに関し、詳しくは使用時に水を含ませた
のち、粘着力によって患部に密着固定することによっ
て、長時間にわたって冷却効果を持続することができる
粘着性冷却シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷却シートとしては、含水ゲルな
どの粘着性を有する保水層を支持体の片面に形成したも
のが知られているが、含有させる水分の量に限界があ
り、また、保存中に水分が揮散してしまい期待する冷却
効果が充分に発揮できないという問題点がある。
【0003】一方、このような問題点を解決するため
に、吸水性を有する繊維からなる吸水性布帛に粘着剤層
を形成して、使用時に水を吸収させて冷却効果を期待す
る冷却シートも提案されている。しかしながら、このよ
うな吸水性布帛に水を保持させると、粘着剤層との投錨
性が極めて悪くなり、皮膚患部に貼付したあとに冷却シ
ートを剥離すると、粘着剤層が皮膚面に残存する、所謂
糊残り現象を生じる恐れがある。
【0004】また、冷却しなければならない皮膚患部に
は粘着剤層が接しているが、冷却効果を発揮するための
水分を含有した吸水性布帛は間接的にしか皮膚患部に接
しないので、冷感に乏しく、充分な冷却効果を発揮し得
ないことがある。さらに、布帛の全面に粘着剤層を形成
しているために、皮膚面からの剥離時に無用な痛みを伴
う場合もあり、特に幼児に対しては使用しづらいもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点を解決するためになされたものであって、使用
時に水を吸収させても布帛と粘着剤層との投錨性が充分
に維持でき、冷感にも優れると共に、皮膚面からの剥離
時に無用な痛みを生じない冷却シートを得るべく鋭意検
討を行った結果、特定の吸水性構造体を用い、粘着剤層
を部分的に形成することによって、上記目的を達成でき
る冷却シートが得られることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は吸水性構
造体と粘着剤層とから形成される冷却シートであって、
吸水性構造体は実質的に水を含有せず、少なくとも片面
には非吸水性繊維からなる布帛を有しており、粘着剤層
は前記布帛面に、布帛面積の40〜80%の範囲で部分
的に形成されていることを特徴とする粘着性冷却シート
を提供するものである。
【0007】特に、吸水性構造体として、非吸水性繊維
からなる袋体に吸水性樹脂を内包させた袋体や、非吸水
性繊維からなる布帛の繊維間に吸水性樹脂を保持してな
る布帛、非吸水性繊維からなる布帛と吸水性繊維からな
る布帛との積層体を用いることによって、所望の効果を
充分に発揮することができる。また、布帛としては、取
扱い易さや経済性、厚み調整のし易さなどの点から不織
布を用いることが好ましい。
【0008】また、粘着剤層としては、剥離時に皮膚面
に対する痛みなどの刺激を極力抑え、しかも水に接触し
ても凝集力の低下を起こさないようにするために、有機
液状成分を20〜50重量%含有する架橋粘着剤、所謂
油性ゲル状の粘着剤を用いることが好ましい。
【0009】好ましい架橋粘着剤としては、アクリル系
重合体と、この重合体に相溶する有機液状エステルから
なり、上記アクリル系重合体の40〜80重量%が架橋
処理によって不溶化されているものが望ましい。この場
合の有機液状エステルとしては、炭素数8〜18の一塩
基酸または多塩基酸と、炭素数が14〜18の分岐アル
コールとのエステル、および/または炭素数が14〜1
8の不飽和脂肪酸または分岐酸と、四価以下のアルコー
ルとのエステルを用いることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における吸水性構造体は実
質的に水を含まないものである。また、本発明ては使用
時に水を吸収させるので、構造体全体が吸水構造である
と、構造体の片面に粘着剤層を形成した場合、吸収した
水によって吸水性構造体と粘着剤層との間の投錨力が低
下して糊残り現象を起こす可能性がある。従って、本発
明では上記吸水性構造体の片面には、繊維材料自体に水
を吸収させない非吸水性繊維からなる布帛を位置させ、
この布帛面に粘着剤層を形成しており、このような構造
にすることによって吸水時においても投錨力を維持でき
るのである。
【0011】本発明における具体的な吸水性構造体とし
ては、例えば非吸水性繊維からなる袋体の中に、吸水性
樹脂を包み込んだものや、非吸水性繊維からなる布帛の
繊維間に吸水性樹脂を保持させてなるもの、非吸水性繊
維からなる布帛と吸水性繊維からなる布帛との積層体な
どが挙げられる。
【0012】本発明において上記布帛とは、織布、不織
布、編布など布状であれば制限されないが、取扱い易さ
や経済性、厚み調整のし易さなどの点から不織布を用い
ることが好ましい。本発明で用いることができる布帛の
目付量は10〜40g/m2、好ましくは10〜20g
/m2 とすることが、機械的強度や水分保持性、粘着剤
の投錨性の点から望ましいものである。
【0013】上記布帛を構成する非吸水性繊維の材質と
しては、ポリエステルやポリプロピレン、ナイロン、ア
クリルなどが挙げられる。
【0014】また、吸水性樹脂としては、所謂吸水性樹
脂として市販されているものを用いることができる。さ
らに、本発明では非吸水性繊維からなる袋体に内包させ
るものとして、吸水性樹脂だけでなく、吸水能を有する
材料であれば、パルプやコットンなどを内包させてもよ
いものである。
【0015】本発明において上記吸水性構造体の布帛面
に部分的に形成される粘着剤層としては、アクリル系粘
着剤やシリコーン系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、
ゴム系粘着剤など特に限定されないが、皮膚面に対して
接するので、低刺激性の粘着剤を用いることが好まし
い。
【0016】このような粘着剤としては、有機液状成分
を20〜50重量%といった比較的多量に含有させた架
橋粘着剤を用いることが好ましい。また、粘着剤として
は、架橋度の調整のし易さや粘着特性の調整のし易さな
どの点から、アクリル系重合体を用いることが好まし
く、具体的には、アクリル系重合体と、この重合体に相
溶する有機液状エステルからなり、アクリル系重合体の
40〜80重量%が架橋処理によって不溶化されている
架橋粘着剤を用いることがさらに好ましい。
【0017】アクリル系重合体としては、(メタ)アク
リル酸アルキルエステルを主成分として、必要に応じて
共重合可能なモノマーを共重合したものが挙げられる。
このような(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして
は、アルキル基の炭素数が二以上、好ましくは15以下
の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが用いられ、具
体的には、エチルエステル、n−ブチルエステル、イソ
ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステ
ル、ヘプチルエステル、オクチルエステル、イソオクチ
ルエステル、2−エチルヘキシルエステル、ノニルエス
テル、イソノニルエステル、デシルエステル、ウンデシ
ルエステル、トリデシルエステルなどの直鎖アルキルエ
ステルや分岐鎖アルキルエステルが挙げられ、これらは
一種もしくは二種以上を用いることができる。
【0018】また、上記(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルと共重合可能なモノマーとしては、例えば(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸などのカルボキシル基含有モノマー、スチレンスル
ホン酸、アリルスルホン酸、スルホプロピル(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリロイロキシナフタレンスル
ホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸など
のスルホキシル基含有モノマー、(メタ)アクリル酸ヒ
ドロキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シプロピルエステルなどのヒドロキシル基含有モノマ
ー、(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチ
ロールプロパン(メタ)アクリルアミドなどのアミド基
含有モノマー、(メタ)アクリル酸アミノエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸tert−ブチルアミノエチル
エステルなどのアミノアルキル基含有モノマー、(メ
タ)アクリル酸メトキシエチルエステル、(メタ)アク
リル酸エトキシエチルエステルなどの(メタ)アクリル
酸アルコキシアルキルエステル、(メタ)アクリル酸メ
トキシエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル
酸テトラヒドロフルフリルエステル、(メタ)アクリル
酸メトキシジエチレングリコールエステル、(メタ)ア
クリル酸メトキシポリエチレングリコールエステル、
(メタ)アクリル酸メトキシポリプロピレングリコール
エステルなどのアルコキシ基(または側鎖にエーテル結
合)含有(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリ
ロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、N−ビ
ニル−2−ピロリドン、メチルビニルピロリドンなどの
ビニル系モノマーなどを挙げることができ、これらのう
ち一種もしくは二種以上をもいることができる。
【0019】これらの共重合するモノマーは、粘着剤層
の凝集力の調整や、有機液状成分との相溶性改善のため
に用いることができ、共重合量は目的に応じて任意に設
定することができる。
【0020】上記アクリル系重合体のうら、本発明にお
いて好ましく用いることができる重合体としては、架橋
点量の調節や得られる粘着物質の調整の観点から、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルと前記にて例示のカル
ボキシル基含有モノマーやヒドロキシル基含有モノマ
ー、酢酸ビニル、N−ビニル−2−ピロリドンのうちの
少なくとも一種を必須成分として、必要に応じて上記例
示以外のモノマーを共重合することが望ましい。
【0021】本発明において上記アクリル系重合体に含
有させる有機液状成分は、アクリル系重合体に含有させ
ることによって、粘着剤の低変形領域でのモジュラスを
低下させ、皮膚に対する良好な接着性を保ちながら、剥
離時に皮膚の角質損傷を極力少なくして、皮膚刺激性お
よび痛みを軽減する作用を発揮するものである。
【0022】従って、上記有機液状成分は常温で液状で
あるほうが、効果を充分に発揮できるので好ましく、さ
らに、効果の維持の点からは非揮発性の液状物を用いる
ことが好ましい。
【0023】このような有機液状成分としては、ラウリ
ン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、ミリス
チン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソステアリ
ル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸オクチルドデ
シル、アジピン酸ジイソステアリル、セバシン酸ジイソ
セチル、トリメリット酸トリオレイル、トリメリット酸
トリイソセチルなどの炭素数が8〜18の一塩基酸また
は多塩基酸と、炭素数が14〜18の分岐アルコールと
のエステル、および/または炭素数が14〜18の不飽
和脂肪酸または分岐酸と、四価以下のアルコールとのエ
ステルなどの有機液状エステルが好ましく用いることが
できる。
【0024】炭素数が14〜18の不飽和脂肪酸または
分岐酸としては、具体的にはミリストレイン酸、オレイ
ン酸、リノール酸、リノレン酸、イソパルミチン酸、イ
ソステアリン酸などが挙げられ、四価以下のアルコール
としては、具体的にはエチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール、ソルビタンなどが挙げられる。
【0025】本発明において有機液状エステルの炭素数
が上記範囲外であると、架橋粘着剤との相溶性、特にア
クリル系重合体との相溶性が悪くなり、良好な粘着特性
を得られなくなることもあり、好ましくない。これらの
有機液状成分の含有量は、低皮膚刺激性などの所望の効
果を発揮するためには、粘着剤層中に20〜50重量
%、好ましくは30〜40重量%である。
【0026】また、本発明においては、上記有機液状成
分を含有させる架橋粘着剤を、未架橋状態で配合し、次
いで、その40〜80重量%、好ましくは50〜70重
量%を架橋処理して不溶化する。架橋処理を施すことに
よって、含有する有機液状成分を含んだ状態でも充分に
粘着剤層中の凝集力が維持でき、適度な粘着力を発現す
ることができるのである。
【0027】このような架橋処理としては、γ線や電子
線などの物理的照射処理によるものの他、有機過酸化
物、イソシアネート化合物、有機金属塩、金属アルコラ
ート、金属キレート化合物、エポキシ基含有化合物、一
級アミノ基含有化合物などによる化学的架橋処理などが
挙げられる。これらのうち、取り扱い性や架橋度の調整
の容易性などの点からは、イソシアネート化合物や金属
アルコラート、金属キレート化合物を用いた化学的架橋
処理が好適である。
【0028】上記架橋処理を施す場合、架橋剤の配合量
は粘着剤の40〜80重量%が不溶化するように調整す
る。不溶化率が40重量%に満たない場合には粘着剤層
の凝集力が不足し、皮膚面に糊残り現象を生じたり、シ
ート側面からの糊はみ出しなどを起こす恐れがある。さ
らに、粘着剤層は布帛面に形成するので、不溶化率が充
分でないと、布帛の繊維間に粘着剤が埋入して粘着剤層
の厚みが薄くなりすぎ、充分な粘着力を発揮しない恐れ
もある。一方、不溶化率が80重量%を超えると、凝集
力が高まりすぎる結果、粘着力の低下を招くようにな
り、充分な皮膚接着力を得られなくなる恐れがある。
【0029】本発明においては、上記粘着剤層は前記し
た非吸水性繊維からなる布帛面に形成されるが、布帛全
面に形成するのではなく、布帛面積の40〜80%、好
ましくは50〜70%の範囲で部分的に形成される。つ
まり、本発明においては、このように粘着剤層を部分的
に形成することによって使用時に吸水性構造体に中に吸
水させた水を、粘着剤層の非形成領域を通して効率的に
皮膚面に接触させることができるので、優れた冷却効果
を発揮することができるのである。さらに、粘着剤層を
全面に形成していないので皮膚面との接着面積が少な
く、その結果、本発明の冷却シートを皮膚面から剥離除
去する際にの無用な痛みも軽減することができ、幼児な
どへの使用も充分に可能となるものである。
【0030】さらに、本発明においては、吸水性構造体
中に冷感を向上させるために尿素や塩化アンモニウムな
どの冷却物質、冷感の持続性を向上させるためにグリセ
リンなどの保湿剤、パラベンなどの防腐剤を配合するこ
とができる。なお、これらの物質は粘着特性を阻害しな
い範囲で粘着剤層中に配合することもできる。
【0031】本発明の粘着性冷却シートは上記構成から
なるものであり、使用に供するまでは実質的に水を含有
しない状態で保存しておく。使用に際して吸水性構造体
に水を供給することによって、シート全体を願水状態に
し、患部に粘着剤層を貼着する。含水量は冷却効果の発
現およびその持続性の点からは、1500g/m2
上、好ましくは2000g/m2 以上の吸水量となるよ
うに設定することが望ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明の粘着性冷却シートは以上のよう
な構成からなるので、使用時に水を吸収させても布帛と
粘着剤層との投錨性が充分に維持でき、冷感にも優れる
と共に、皮膚面からの剥離時に無用な痛みを生じないと
いう従来品にない優れた効果を発揮するものである。
【0033】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応
用が可能である。なお、以下の文中で「部」とあるのは
「重量部」を意味する。
【0034】実施例1 ポリエステル繊維/レーヨン繊維(60部/40部)か
ら混紡したスパンボンド不織布(目付量30g/m2
を用いて、6×14cmの大きさの袋体を作製した。
【0035】次に、作製した袋体中にポリアクリル酸ナ
トリウムからなる吸水性樹脂(吸水率600倍)0.2
gを封入して吸水性構造体を得た。
【0036】一方、2−ヒドロキシエチルアクリレート
10部、2−エチルヘキシルアクリレート90部からな
る単量体混合物共重合してアクリル系共重合体を調製
し、この共重合体100部に対してトリオレイン酸ソル
ビタン50部、架橋剤としてのの三官能イソシアネート
(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン社製)0.
33部を配合してアクリル系粘着剤を調製した。
【0037】上記アクリル系粘着剤を前記の吸水性構造
体の片面に乾燥後の厚みが50μmとなるように形成し
て、本発明の粘着性冷却シートを作製した。なお、粘着
剤層は3mm幅、3mm間隔で筋状に形成(形成面積5
0%)し、粘着剤層面全面を剥離シートにて被覆保護し
た。
【0038】上記にて得た冷却シートを水道水に30秒
浸漬したところ、2600g/m2の吸水量を示した。
【0039】実施例2 アクリル系吸水繊維(商品名:ベルオアシス、鐘紡社
製)/ポリエステル繊維(25部/75部)から混紡し
たニードルパンチ不織布(目付量100g/m2)の片
面に、ポリエステルスバンボンド不織布(目付量10g
/m2 )を積層した吸水性構造体を作製した。
【0040】一方、アクリル酸5部、2−エチルヘキシ
ルアクリレート95部からなる単量体混合物共重合して
アクリル系共重合体を調製し、この共重合体100部に
対してミリスチン酸オクチルドデシル50部、架橋剤と
してのの三官能イソシアネート(商品名:コロネートH
L、日本ポリウレタン社製)0.2部を配合してアクリ
ル系粘着剤を調製した。
【0041】上記アクリル系粘着剤を前記の吸水性構造
体の片面に乾燥後の厚みが50μmとなるように形成し
て、本発明の粘着性冷却シートを作製した。なお、粘着
剤層は4mm幅、1mm間隔で筋状に形成し(形成面積
80%)、粘着剤層面全面を剥離シートにて被覆保護し
た。
【0042】上記にて得た冷却シートを水道水に30秒
浸漬したところ、2000g/m2の吸水量を示した。
【0043】実施例3 実施例2において、粘着剤層を3mm幅、3mm間隔で
筋状に形成(形成面積50%)した以外は、実施例2と
同様にして本発明の粘着性冷却シートを作製した。吸水
量は2000g/m2 の吸水量であった。
【0044】実施例4 実施例2において、粘着剤層を2mm幅、3mm間隔で
筋状に形成(形成面積40%)した以外は、実施例2と
同様にして本発明の粘着性冷却シートを作製した。吸水
量は2000g/m2 の吸水量であった。
【0045】比較例1 実施例2おいて、粘着剤層を5mm幅、1mm間隔で筋
状に形成(形成面積83%)した以外は、実施例2と同
様にして粘着性冷却シートを作製した。吸水量は200
0g/m2 の吸水量であった。
【0046】比較例2 実施例2おいて、粘着剤層を1mm幅、5mm間隔で筋
状に形成(形成面積17%)した以外は、実施例2と同
様にして粘着性冷却シートを作製した。吸水量は200
0g/m2 の吸水量であった。
【0047】比較例3 実施例2において用いた吸水性構造体からポリエステル
スパンボンド不織布(目付量10g/m2 )を除き、ア
クリル系吸水繊維(商品名:ベルオアシス、鐘紡社製)
/ポリエステル繊維(25部/75部)から混紡したニ
ードルパンチ不織布(目付量100g/m2 )の単層体
を用いた以外は、実施例2と同様にして粘着性冷却シー
トを作製した。
【0048】この冷却シートの吸水量は、2000g/
2 であった。
【0049】参考例1 実施例2において用いた吸水性構造体を、アクリル系吸
水繊維(商品名:ベルオアシス、鐘紡社製)/ポリエス
テル繊維(25部/75部)から混紡したニードルパン
チ不織布(目付量40g/m2 )の片面に、ポリエステ
ルスバンボンド不織布(目付量10g/m2 )を積層し
た吸水性構造体とした以外は、実施例2と同様にして粘
着性冷却シートを作製した。
【0050】この冷却シートの吸水量は、800g/m
2 であった。
【0051】上記実施例、比較例および参考例にて作製
した粘着性冷却シートを、30秒間水道水に浸漬したの
ち、被験者3名(A,B,C)の額に5時間貼着し、冷
感、冷感の持続性、剥離時の痛み、粘着剤層の投錨性お
よび貼着性を調べ、下記の判定基準にて評価した。
【0052】結果は表1に示したが、実施例品は何れも
問題はなく、使用後の粘着力の低下も少なく、2〜3回
の繰り返し使用が可能であった。
【0053】<冷感> 〇:非常に冷たい。 〇△:冷たい。 △:やや冷
たい。△×:あまり冷たくない。 ×:冷たく感じな
い。
【0054】<冷感の持続性> 〇:5時間以上冷感あり。 〇△:3〜5時間冷感あ
り。△:1〜3時間冷感あり。 △×:1時間以内の
冷感しかない。×:最初から冷感を感じない。
【0055】<剥離時の痛み> 〇:全く痛くない。 〇△:わずかに痛い。 △:
やや痛い。△×:痛い。 ×:かなり痛い。
【0056】<粘着剤層の投錨性> 〇:全く問題なし。 △:一部皮膚面に糊残りする。 ×:皮膚面全面に糊残りする。
【0057】<貼着性> 〇:全く剥がれなし。 〇△:四隅に剥がれあり。 △:やや剥がれあり。 △×:かなり剥がれあり。 ×:脱落した。
【0058】
【表1】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水性構造体と粘着剤層とから形成され
    る冷却シートであって、吸水性構造体は実質的に水を含
    有せず、少なくとも片面には非吸水性繊維からなる布帛
    を有しており、粘着剤層は前記布帛面に、布帛面積の4
    0〜80%の範囲で部分的に形成されていることを特徴
    とする粘着性冷却シート。
  2. 【請求項2】 吸水性構造体が非吸水性繊維からなる袋
    体に吸水性樹脂を内包させた袋体である請求項1記載の
    粘着性冷却シート。
  3. 【請求項3】 吸水性構造体が非吸水性繊維からなる布
    帛の繊維間に吸水性樹脂を保持してなる布帛である請求
    項1記載の粘着性冷却シート。
  4. 【請求項4】 吸水性構造体が非吸水性繊維からなる布
    帛と、吸水性繊維からなる布帛との積層体である請求項
    1記載の粘着性冷却シート。
  5. 【請求項5】 布帛が不織布である請求項1〜4の何れ
    かに記載の粘着性冷却シート。
  6. 【請求項6】 粘着剤層が、有機液状成分を20〜50
    重量%含有する架橋粘着剤から形成される請求項1記載
    の粘着性冷却シート。
  7. 【請求項7】 架橋粘着剤が、アクリル系重合体と、こ
    の重合体に相溶する有機液状エステルからなり、上記ア
    クリル系重合体の40〜80重量%が架橋処理によって
    不溶化されている請求項6記載の粘着性冷却シート。
  8. 【請求項8】 有機液状エステルが、炭素数8〜18の
    一塩基酸または多塩基酸と、炭素数が14〜18の分岐
    アルコールとのエステル、および/または炭素数が14
    〜18の不飽和脂肪酸または分岐酸と、四価以下のアル
    コールとのエステルである請求項7記載の粘着性冷却シ
    ート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030042399A (ko) * 2001-11-22 2003-05-28 박동신 Sap를 이용한 냉,온 찜질팩
KR100478149B1 (ko) * 2002-03-06 2005-03-21 황혜성 다용도 백
JP2007029638A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Daiya Seiyaku Kk 冷却シート及び携帯用冷却シート
JP2015123083A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 花王株式会社 皮膚貼付用シート

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