JPH112675A - 相対位置検出システムおよび相対位置検出装置 - Google Patents

相対位置検出システムおよび相対位置検出装置

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JPH112675A
JPH112675A JP15717997A JP15717997A JPH112675A JP H112675 A JPH112675 A JP H112675A JP 15717997 A JP15717997 A JP 15717997A JP 15717997 A JP15717997 A JP 15717997A JP H112675 A JPH112675 A JP H112675A
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JP
Japan
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positioning
relative position
satellites
satellite
position detection
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JP15717997A
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English (en)
Inventor
Fumio Ueda
文夫 上田
Tadatomi Ishigami
忠富 石上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な相対測位率を得られるものがないとい
う課題があった。 【解決手段】 複数の測位衛星から送られてくるデータ
を利用して第1の移動体と第2の移動体相対位置を検出
する相対位置検出システムであって、第1の移動体と第
2の移動体の共通使用度の高い測位衛星を選択して使用
するように第1の移動体の第1の測位手段、第2の移動
体の第2の測位手段の少なくとも1つを制御するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、測位衛星受信手
段および無線通信手段を利用して、任意の移動体と他の
移動体間の相対位置を検出する測位衛星を利用した相対
位置検出システムに関する。そして、例えば、次に示す
場合i),ii)に用いられるものである。 i)任意の移動体は自動車を離れたドライバであり、他
の移動体はドライバが所有している自動車であって、広
い駐車場で位置を見失ったときに相手の相対位置を検出
し、相手の位置をわかりやすく表示する。 ii)任意の移動体は自分あるいは自分の自動車であ
り、他の移動体は迷子(幼児または老人)であって、混
雑した遊園地で任意の移動体の位置に対する迷子の相対
位置を検出し、迷子の相対位置をわかりやすく表示す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、DGPS(Differential Global
Positioning System)と呼ばれる測位方式や簡易DGP
S測位と呼ばれる測位方式が知られている。DGPSあ
るいは簡易DGPSは、GPS測位の応用である。GP
S測位は、地球の周りを周回しているGPS衛星からの
例えば、8衛星分の航法電波・メッセージを同時並行的
に受信し、受信した時刻と衛星からの送信時刻のずれ時
間(電波が受信機へ到着する時間)に基づいて衛星と受
信機間の疑似距離を受信衛星全てについて得られ、例え
ばその中の4つの衛星分の疑似距離の組み合わせを用い
てX、Y、Z(受信機の位置座標)およびt(システム
時間からの受信機クロックの進み時間)を未知数とする
4元の連立方程式を解いて受信機の位置を算出する。実
際には、例えばメッセージに含まれる補正データを用い
てさらに詳細な位置補正の演算がなされる。また疑似距
離のあらゆる4つの組合わせについて演算され、例え
ば、DOP(Dilution of Precision )値と呼ばれる値
が最も小さいものが位置として出力される。さらにカル
マンフィルタなどを設け誤差推定とその除去がなされ
る。
【0003】ところが、このようなGPS測位では、S
A(Selective Availability)と呼ばれるエラー要因が
航法メッセージにおけるエフェメリスデータ(軌道情
報)の操作と衛星クロックのディザリングを通じて故意
に付加されており、測位精度は100m程度に止まって
いる。位置計算に関して全く独立した2地点間でそれぞ
れGPS測位を行い、単にその差を演算して得た相対位
置もこれを上回ることはない。そのため、数十m程度離
れた位置にいる歩行者などの移動体がどの方向のどのく
らい離れた距離の所にいるかなどを検出して表示するこ
とはできない。
【0004】DGPS測位は位置のわかった基準位置
(基地局)で観測された測位衛星毎の疑似距離の誤差補
正データを通信で利用者(移動局)へ提供し、利用者側
では測位に使用する衛星の全てについて疑似距離を誤差
補正データ分補正して位置計算するものであり、測位精
度は数m程度といわれている。
【0005】ところが、DGPSでは、2つの移動体に
適用しようとしても基準にできる位置が双方の移動体と
もに不明となるので適用できず、また、基地局用のDG
PS受信機と誤差補正データを送信する送信機を移動体
とするには不向きであった。
【0006】簡易DGPS測位は、2つの受信機間で使
用する衛星の組合わせを全く同じものとし、通常のGP
S測位のように衛星の組合わせが異なることによる誤差
をなくした相対位置を検出し、別途調べておいた片方の
受信機の正確な絶対位置に加算して他方の受信機の絶対
位置を得るものである。この場合、SAをはじめ、衛星
配置の違いから大気圏、オゾン層での伝播遅延の状況の
差で生ずるエラー要因などを2つの受信機間でほぼ等し
くできるので、本格的なDGPS測位に比べて遜色ない
絶対位置精度が得られる。簡易DGPSの相対測位の部
分だけを利用すれば移動体間の相対測位が比較的容易に
実現できる可能性がある。
【0007】しかしながら、従来の簡易DGPSでは2
つの受信機間で使用する衛星の組合わせを同じにして確
実に測位できる具体的な方法がなく、また、十分な相対
測位率(全測位時間に対する相対測位が可能であった時
間)を得られるものがなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の簡易DGPS等
の測位システムでは2つの受信機間で使用する衛星の組
合わせを同じにして確実に測位できる具体的な方法がな
く、また、十分な相対測位率を得られるものがないとい
う課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、十分な相対測位率を得られ、より
高精度の移動体間相対位置検出が実現できる測位システ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る相対位置検出システムは、第1の移動体が複数の測位
衛星から送られてくる信号を受信して第1の移動体の位
置を測位する第1の測位手段と、第1の測位手段によっ
て測位された第1の位置データを第2の移動体に対して
送信するとともに第2の移動体からの第1の測位手段を
制御する制御信号を受信する第1の無線通信手段とを有
し、第2の移動体は複数の測位衛星から送られてくる信
号を受信して第2の移動体の位置を測位する第2の測位
手段と、第1の無線通信手段から送られてくる第1の位
置データを受信するとともに第1の無線通信手段に第1
の測位手段を制御する制御信号を送信する第2の無線通
信手段と、第2の測位手段によって測位された第2の位
置データと第2の無線通信手段によって受信された第1
の位置データとに基づいて第2の移動体に対する第1の
移動体の相対位置を算出する相対位置算出手段と、第1
の測位手段と第2の測位手段がそれぞれ測位可能な測位
衛星について自由に所定の期間にわたって受信し測位し
て得た測位データに基づいて第1の測位手段と第2の測
位手段とが共通に使用した測位衛星の共通使用度を測位
衛星毎に算出する共通使用度算出手段と、共通使用度算
出手段によって算出された共通使用度の高い測位衛星を
選択して使用するように第1の測位手段と第2の測位手
段と少なくとも一方に制御信号を転送する測位衛星選択
指示手段とを具備するものである。
【0011】請求項2記載の発明に係る相対位置検出シ
ステムの共通使用度算出手段は、第1の測位手段及び第
2の測位手段がそれぞれ自由に所定の期間にわたって受
信し測位して得た測位データに基づいてその測位衛星が
測位手段毎に使用された使用度を算出し、その使用度を
測位手段間で乗算して衛星別の共通使用度を得るもので
ある。
【0012】請求項3記載の発明に係る相対位置検出シ
ステムの共通使用度算出手段は、第1の測位手段及び第
2の測位手段がそれぞれ自由に受信し測位して得た測位
データに基づいて、測位演算に共通に使用されたか否か
を判定し、判定した結果を低域通過フィルタ処理を施し
て共通使用度を得るものである。
【0013】請求項4記載の発明に係る相対位置検出シ
ステムの測位選択指示手段は、共通使用度が高い方から
3つの測位衛星を選択して2次元測位を行うものであ
る。
【0014】請求項5記載の発明に係る相対位置検出シ
ステムの測位衛星選択指示手段は、最新の3次元測位が
行われた時刻を記憶しておき、3つの測位衛星を選択す
る場合に最新の3次元測位が行われた時刻から所定時間
経過した場合には2次元測位のための3つの測位衛星の
選択を見合わせるものである。
【0015】請求項6記載の発明に係る相対位置検出シ
ステムの測位衛星選択指示手段は、共通使用度が高い方
から4つの測位衛星を選択するものである。
【0016】請求項7記載の発明に係る相対位置検出シ
ステムの測位衛星選択指示手段は、4つ以上の測位衛星
の全てについて共通使用度が所定の基準よりも高い場合
には共通使用度が高い方から4つの測位衛星を選択し、
4つ以上の測位衛星の全ての共通使用度が所定の基準よ
りも高くはない場合には3つの測位衛星の共通使用度が
その基準よりも高く、且つ、共通使用度算出の際におけ
る両測位手段の測位において3次元測位があった場合に
は前記3つの測位衛星を選択するものである。
【0017】請求項8記載の発明に係る相対位置検出シ
ステムの測位衛星選択指示手段は、所定の基準よりも高
い共通使用度の測位衛星の数が選択の基準数に満たない
場合には測位を繰り返すに従って前記所定の基準を徐々
に低下させるものである。
【0018】請求項9記載の発明に係る相対位置検出シ
ステムの測位衛星選択指示手段は、測位衛星の使用度あ
るいは共通使用度が所定の下限基準値を下回った場合に
は第1の測位手段及び第2の測位手段のうちの少なくと
も1つの測位手段に対し、測位衛星の選択を解除し、測
位衛星を自由に選択するように指示をするものである。
【0019】請求項10記載の発明に係る相対位置検出
システムは、選択した測位衛星の使用度あるいは共通使
用度を逐一算出する選択後使用度算出手段をさらに具備
し、選択した衛星の使用度あるいは共通使用度が所定の
値以上の場合のみ相対測位の検出結果の利用を可能とす
るものである。
【0020】請求項11記載の発明に係る相対位置検出
システムは、選択後使用度算出手段が算出した使用度あ
るいは共通使用度が測位衛星の選択の基準を下回った場
合には、あらためて測位衛星の選択をするものである。
【0021】請求項12記載の発明に係る相対位置検出
システムは、第1の無線通信手段及び第2の無線通信手
段の少なくとも1つはパーソナルハンディーフォンシス
テムの電話機であるように構成したものである。
【0022】請求項13記載の発明に係る相対位置検出
システムは、第1の無線通信手段及び第2の無線通信手
段の両方がパーソナルハンディーフォンシステムの電話
機であり、互いにトランシーバモードで通信を実行する
ものである。
【0023】請求項14記載の発明に係る相対位置検出
システムの相対位置算出手段は、算出した相対位置のデ
ータに対し低域のみを通過させる低域通過フィルタ処理
を施すものである。
【0024】請求項15記載の発明に係る相対位置検出
システムの相対位置算出手段の低域フィルタ処理の時定
数は、フィルタ出力が人の歩行速度に追従する程度とな
るように構成したものである。
【0025】請求項16記載の発明に係る相対位置検出
システムの相対位置算出手段の低域フィルタ処理の時定
数は、フィルタ出力が自動車の走行速度に追従する程度
となるように構成したものである。
【0026】請求項17記載の発明に係る相対位置検出
システムの相対位置算出手段の低域フィルタ処理の時定
数は、移動体の移動速度に応じて変更するように構成し
たものである。
【0027】請求項18記載の発明に係る相対位置検出
装置は、複数の測位衛星から送られてくる信号を受信し
て相対位置検出装置の位置を測位する測位手段と、移動
体から送られてくる位置データを受信するとともに移動
体に測位衛星の選択に関する制御信号を送信する無線通
信手段と、測位手段によって測位された位置データと無
線通信手段によって受信された位置データとに基づいて
相対位置検出装置に対する移動体の相対位置を算出する
相対位置算出手段と、測位手段と移動体がそれぞれ測位
可能な測位衛星について自由に所定の期間にわたって受
信し測位して得た測位データに基づいて測位手段と移動
体とが共通に使用した測位衛星の共通使用度を測位衛星
毎に算出する共通使用度算出手段と、共通使用度算出手
段によって算出された共通使用度の高い測位衛星を選択
して使用するように第1の測位手段と移動体との少なく
とも一方に制御信号を転送する測位衛星選択指示手段と
を具備するものである。
【0028】請求項19記載の発明に係る相対位置検出
装置は、外部から無線通信手段を介して相対位置検出装
置に測位データ送出の要求があった場合には、測位手段
は自由にあるいは限定的に複数の測位衛星からの信号を
受信し測位して測位結果を無線通信手段を介して要求元
に送信するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態の相対位置
検出システムの構成を示す図である。同図において、1
00は相対位置検出装置(第2の移動体)、200は相
対位置検出装置(第1の移動体、移動体)、310〜3
60は測位衛星を示している。なお、相対位置検出装置
100、200は同じ構成となっている。このため、相
対位置検出装置100の構成についてのみ説明する。相
対位置検出装置100は統括的な動作を行うCPU11
0(相対位置算出手段、共通使用度算出手段、測位衛星
選択指示手段、選択後使用度算出手段)と、プログラム
等が格納されたROM120と、実行すべきプログラム
等をロードするとともにワークエリアとして用いるRA
M130と、データ等を表示する表示器140と、キー
ボード150と、PHS(パーソナルハンディフォンシ
ステム)電話機または携帯電話などの無線電話機160
(第2の無線通信手段、無線通信手段)とGPS測位を
行う受信機であるGPS受信機170(第2の測位手
段、測位手段)と、CPU110と各部のインタフェー
ス180とを具備している。なお、GPS受信機170
は例えば測位衛星として知られるGPS衛星からの例え
ば、8衛星分の航法電波・メッセージを同時並行的に受
信し、測位演算するもので、例えば(株)SONY製の
IPS−5000などを用いることができる。また、無
線電話機160としては三菱電機製ディジタルムーバD
IIを用いることができる。なお、CPU110、ROM
120、RAM130、表示器140、キーボード15
0は例えばノートパソコン等を用いることができる。イ
ンタフェース180はGPS受信機170、無線電話機
160に対してはシリアル通信インタフェースであり、
無線電話機160がディジタル携帯電話の場合にはPC
カード型のディジタルデータ/FAX通信アダプタを介
するためのPCカードインタフェースなどが用いられ
る。CPU110は典型的にはROM120に格納され
ているプログラムに従って動作し、GPS受信機170
を制御し、GPS受信データと相手のシステムに要求し
て入手した相手位置のGPSデータを統合して処理し、
相手の存在する方向や離隔距離すなわち相対位置を演算
してその履歴を表示器140に表示するように構成され
ている。また、キーボード150は表示器140に表示
される内容に応じてユーザが操作するために用いられ
る。なお、相対位置検出装置200のCPU210、R
OM220、RAM230、表示器240、キーボード
250、無線電話機260(第1の無線通信手段)、G
PS受信機270(第1の測位手段)は、CPU11
0、ROM120、RAM130、表示器140、キー
ボード150、無線電話機160、GPS受信機170
に対応する。
【0030】次に動作について説明する。図2は起動時
にリモートモード検出手段がリモートモードを検出した
か否かでローカルモード処理とリモートモード処理のど
ちらが実行されるかが切り換えられる動作を示すフロー
チャートである。同図に示すようにまず相対位置検出装
置100が起動されると無線電話機160による通信イ
ンタフェースの設定、つまり、通信アダプタの初期設定
(通信条件の設定など)が行われ電話による通信の準備
が完了する(ステップST201)。そして無線電話機
160による通信の受信があり、通信の内容が所定の相
手の相対位置検出装置200からのローカルモード宣言
であることを検出した場合、すなわちリモート受信指定
を検出した場合は(ステップST202)、相対位置検
出装置100が停止するまではリモートモード処理が実
行される(ステップST203)。リモートモード処理
の動作については詳細に後述する。なお、単に無線電話
機160によって通信の受信があった場合にリモート処
理に移行するようにしてもよい。
【0031】無線電話機160による受信がなく、かわ
りにローカルモードで動作させる旨の入力がされると
(ステップST204)、ローカルモード処理の実行が
なされる(ステップST205)。ローカルモードでは
相対位置検出装置100を積極的に使用して相手の相対
位置検出装置200の自分の位置を基準とした相対位置
を連続的に検出する。なお、ローカルモードの動作につ
いては詳細に後述する。
【0032】次にリモートモードの動作について説明す
る。図3はリモートモードで動作する場合のフローを示
している。測位衛星受信機であるGPS受信機170に
よる最新の受信があるか否かがチェックされる(ステッ
プST301)。受信がある場合には受信データがRA
M130あるいはCPU110が装備しているメモリに
格納される(ステップST302)。そして無線電話機
160からの通信による通知/要求内容が解読され(ス
テップST303)、この内容に応じた処理が実行され
る。この処理には、例えば、GPS受信機の初期設定、
使用衛星の指定(使用衛星の限定)の設定、使用衛星の
再指定(使用衛星の限定)の設定、格納したGPS測位
データの要求元の相対位置検出装置への送信、省電力モ
ードへ移行する終了処理等が行われる。
【0033】次にローカルモードの動作について説明す
る。図4、図5はローカルモードで動作する場合のメイ
ンフローを示す図である。同図に示すようにローカルモ
ードでは、リモートモードで動作させたい相手のID番
号(例えば別途入力し、登録しておいた電話番号)の設
定及び通信条件の設定などがなされ(ステップST40
1)、次にその相手へのダイアリング、接続確認などの
無線通信回線の接続のための処理がなされる(ステップ
ST402)。接続されたら、所定の相手の相対位置検
出装置200へ自身の相対位置検出装置100がローカ
ルモードで動作する宣言、すなわち相手の相対位置検出
装置200へリモートモードを指定する通知が転送され
る。なお、自身の無線電話機及び相手の無線電話機の双
方がPHSのときにはトランシーバモードに設定するよ
うにしてもよい。この場合にはPHSの電波が届く範囲
に限られるがPHSの課金をされることなく低コストで
相対位置の検出をすることができる。
【0034】次に、測位衛星へ測位演算時の座標系の指
定、演算単位の選択指定などの一度行えばよい種類の初
期設定が各GPS受信機に対してなされる(ステップS
T403)。そして使用したい測位衛星を指定した場合
の解除、つまり、GPS受信機がそれぞれ単独で最適衛
星を選択/使用して、測位をする状態に戻す設定がロー
カルモードで動作している相対位置検出装置100のG
PS受信機170と無線通信を通じてリモートモードで
動作しているGPS受信機の両方に対して要求される
(ステップST404)。GPS受信機170及び27
0で要求通りの受信ができるようになるまで時間待ちが
なされる(ステップST405)。そして共通使用度の
初期化(クリア)がなされる(ステップST406)。
最新の測位データを基にして測位衛星の全てについて測
位が安定になされているかを意味する使用度がローカ
ル、リモートの両GPS受信機について、測位データの
出力周期(例えば、1秒)毎に実行される(ステップS
T407)。尚、IPS−5000での使用度は典型的
には以下の<式1>に示すようなディジタル低域通過フ
ィルタの式により今回の使用度が衛星毎に演算される。
【0035】 <式1> Si =(1−K)×Si-1 +K×D 但し、Si :今回の使用度、 K :所定の定数(0<K<1.00)典型値は0.1 Si-1 :前回の使用度、 D :今回の測位データのその衛星の動作レベルを数値化したもの。 数値化動作レベルの具体例 数値化動作レベル 動作レベル D=Ma ← 衛星をさがしている。 D=Mb ← 衛星の電波に同期した。 D=Mc ← 位置計算に使用できる。 D=Md ← 衛星電波が遮断されている。 D=Me ← 衛星が不健康状態。 D=Mf ← 測位計算に使用している。 数値の具体例は、Ma=0、Mh=0.20、Mc=0.75、 Md=0、M8=0、Mf=1.00(固定)。 <式1の終わり>
【0036】なお、共通使用度を演算するのに、受信機
毎に各衛星の使用度を演算してから、両受信機間のもの
どうしの積をとるものではなく、両受信機間の衛星の共
通使用の判定を先に行い、次に低域通過フィルタ処理を
1サイクル行い共通使用度として衛星の共通使用判定を
先に行うようにしても良い。
【0037】次に、所定サイクルm1の測位データにつ
いて終了したかの検定がなされる(ステップST40
8)。所定サイクルm1は、例えば20に設定される。
そして、使用度を基にローカルのGPS受信機170、
リモートのGPS受信機270の両方で安定に受信/測
位できているか否かを示す共通使用度の演算が相対位置
検出装置100でなされ、これを基に両方あるいは片方
のGPS受信機に対して限定して測位衛星を使用するよ
うに指定すべき測位衛星が選択される(ステップST4
09)。このステップST409の動作の詳細は後述す
る。
【0038】そして選択された衛星が限定的に位置計算
に使用されるようにローカルとリモートの両方のGPS
受信機170及び270に対してそれぞれ指示する(ス
テップST410)。あるいはローカルのGPS受信機
170、又はリモートのGPS受信機270に対して指
示するようにしてもよい。使用衛星を指定した後、測位
衛星が指定通りの衛星を受信して定常的に位置出力でき
るようになるまでの時間T2だけ時間待ちがなされる
(ステップST411)。そして前回まで演算していた
使用度の演算結果が新たな測位データのみについて演算
するためにクリアされる(ステップST412)。次
に、最新の測位データを基にして測位衛星の全てについ
て測位が安定になされているかを意味する使用度の演算
がローカル、リモートの両方のGPS受信機について1
サイクル実行される(ステップST413)。使用度は
典型的には<式1>に示すようなディジタル低域通過フ
ィルタの式が1サイクル分演算される。そしてステップ
ST413が所定サイクル数m2繰り返して演算が行わ
れる(ステップST414)。なお、所定のサイクル数
m2は、例えば10となっている。次に、指定衛星の使
用度のうち所定値V1に満たないものがあるか否かがチ
ェックされる(ステップST415)。満たないものが
あれば実行がステップST409に戻り、衛星の評価・
選択の動作が実行される。これにより、相手の移動体で
ある相対位置検出装置200が移動して当初の測位衛星
の組み合わせでの測位が不可となった場合でも測位デー
タ中の新たな組合わせを見つけて相対位置を続けて出力
することができる。ステップST409に戻る代わりに
ステップST404に戻るようにしてもよい。これによ
り、全く新たな測位衛星の組合わせを見つけて相対位置
を出力できる。
【0039】なお、ステップST415において共通使
用度Cを引き続き演算しておき、この値が所定値を下回
ったらステップST409へ実行を移すようにしてもよ
い。
【0040】さらに使用度が所定値V2(>V1)より
大きいか否かが、全ての指定衛星についてチェックされ
る(ステップST416)。なお、V1、V2はそれぞ
れ、所定の使用度基準値であり、例えば、V1として
0.30、V2として0.70が用いられる。
【0041】また、このステップST416は共通使用
度Cを引き続き演算しておき、この値が所定値を上回っ
たらステップST417へ実行を移すようにしてもよ
い。
【0042】ステップST416で全ての衛星について
使用度Si がV2以上であった場合にはステップST4
17に移行し、ローカルとリモートの両方のGPS受信
機で得られた測位データの中の位置(緯度方向距離、経
度方向距離)データ、2つの移動体どうしの差ベクトル
(2者間の方位と距離の情報を有する)、つまり相対位
置が演算され、あとは任意の応用がなされる。例えば、
単に、自分の位置を基準にして相手の位置が表示され
る。なお、このステップST417において、仮に演算
された相対位置をさらに低域通過フィルタを通して測位
誤差あるいは量子化演算誤差などの推定誤差が除去され
てから出力あるいは提示に利用されるようにしても良
い。さらに、歩行者の移動速度に追従する程度の時定数
の低域通過フィルタ処理がなされてから提示に使用され
るようにしても良い。また、自動車の移動速度に追従す
る程度の時定数の低域通過フィルタ処理がなされてから
提示に使用されるようにしても良い。さらに、これらの
時定数τ(=Δt/k,Δt=1サイクル周期)がキー
ボードなど任意の入力手段からの入力あるいは図示しな
い速度検出手段で検出した移動体速度に応じて予め登録
された値あるいは任意の値に変更されるようにしても良
い。また、相手の移動体の停止/移動を検出してから相
手停止の場合は相手位置基準の、相手移動の場合は自分
位置基準の相対位置の履歴(片方の停止が継続的な場合
は軌跡)を演算し、任意の形態で、表示器140にグラ
フィック表示したり、図示しない音声合成とスピーカで
音を出力したり、あるいは表示器へ数字/文字表示し
て、あるいはそれらの任意の組合わせで提示するように
しても良い。
【0043】次に、使用度が好ましくない値を示した場
合、すなわち、ステップST416でNoであった場合
には、相対位置の演算結果を不使用中である旨の表示が
なされる。あるいは提示の中断処理、例えば低域通過フ
ィルタ処理の初期化処理などがなされる(ステップST
418)。そして処理の終了意図が検出されたら(ステ
ップST419)、終了処理がなされて(ステップST
420)、リターンされる。終了でなければ、新たな測
位データを加えてステップST413と同様の使用度あ
るいは共通使用度が再演算され(ステップST42
1)、後はステップST415に移行する。
【0044】次に、図4に示すステップST409の評
価・選択の詳細動作について説明する。図6は図4のス
テップST409の評価・選択の詳細動作を示すフロー
チャートである。まず、基準値C1に初期値C0がセッ
トされる(ステップST501)。そしてローカル側の
GPS受信機170の使用度SL とリモート側のGPS
受信機270の使用度SR が乗算されて衛星毎の共通使
用度Cが得られる(ステップST502)。さらに、共
通使用度Cが所定の基準値C1と比較されて基準値C1
以上のものが4個以上ある場合は(ステップST50
3)、共通使用度Cの大きいものから相当する衛星4個
が選択され(ステップST504)、後は実行がリター
ンされて図4のステップST410に移行する。
【0045】一方、共通使用度Cが基準値C1以上もの
が3個あるか否かが評価され(ステップST505)、
3個ある場合には、その3個が選択され(ステップST
506)、後は実行がリターンされてステップST41
0に移行する。3個未満のときは、基準値C1が少し小
さくされ(ステップST507)、所定基準値C1が下
限基準値C2を下回ったか否かが評価される(ステップ
ST508)。下回った場合はステップST404に移
行する。これにより、共通に使用できる衛星の組が当初
測位した衛星群だけでは有効な組合わせが得られない場
合に、両方のGPS受信機170及び270にそれぞれ
あらためて自由に衛星を選んで測位させ、結果的に有効
な共通の組合わせを探せる機会を与えることができる。
【0046】そして、ステップST508でC1が下限
基準値C2以下にならなかった場合には、最新の測位デ
ータを基に測位衛星の全てについて使用度の演算が1サ
イクル進められ(ステップST509)、ステップST
502に移行して再び共通使用度の演算から評価・選択
の処理が実行される。
【0047】なお、選択・評価においては、共通使用度
が基準値以上のものが3個以上あれば、大きいものから
3個の衛星の組を選択し、その後リターンするようにし
てもよい。また、最近の3次元測位時刻をメモリ等に格
納しておき、所定時間を経過した場合には前述した3個
の衛星の組の選択は見送られるようにしてもよい。
【0048】また、共通使用の判定をまず行い、その
後、低域通過フィルタ処理して共通使用度を得るように
しても良い。例えば両方のGPS受信機170及び27
0が測位した測位データに含まれる動作レベル(<式1
>の説明に同じ、A−F)を数値化(Ma−Mf)した
ものがGPS受信機間で衛星別に乗算され、その後低域
通過フィルタ処理されて得られるようにしても良い。共
通使用度の算出についてはローカルモード処理のステッ
プST407、ステップST413、ステップST42
1においても同様に共通使用の判定を以上のようにする
こともできる。さらに、ステップST415、ステップ
ST416の使用度を共通使用度に置き換えて用いるこ
とも可能である。
【0049】なお、図7で示すように図1の構成の相対
位置検出システムにナビゲーション装置400を用いて
マップマッチング技術、ジャイロ、車速センサ等の技術
を組み合わせて相対位置を検出した後に相手の相対位置
検出装置の絶対的な位置を表示するようにしても良い。
なお図1と同位置の部分には同位置の符号を付して重複
する説明は省略してある。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第1の移動体が複数の測位衛星から送られてくる
信号を受信して第1の移動体の位置を測位する第1の測
位手段と、第1の測位手段によって測位された第1の位
置データを第2の移動体に対して送信するとともに第2
の移動体からの第1の測位手段を制御する制御信号を受
信する第1の無線通信手段とを有し、第2の移動体は複
数の測位衛星から送られてくる信号を受信して第2の移
動体の位置を測位する第2の測位手段と、第1の無線通
信手段から送られてくる第1の位置データを受信すると
ともに第1の無線通信手段に第1の測位手段を制御する
制御信号を送信する第2の無線通信手段と、第2の測位
手段によって測位された第2の位置データと第2の無線
通信手段によって受信された第1の位置データとに基づ
いて第2の移動体に対する第1の移動体の相対位置を算
出する相対位置算出手段と、第1の測位手段と第2の測
位手段がそれぞれ測位可能な測位衛星について自由に所
定の期間にわたって受信し測位して得た測位データに基
づいて第1の測位手段と第2の測位手段とが共通に使用
した測位衛星の共通使用度を測位衛星毎に算出する共通
使用度算出手段と、共通使用度算出手段によって算出さ
れた共通使用度の高い測位衛星を選択して使用するよう
に第1の測位手段と第2の測位手段と少なくとも一方に
制御信号を転送する測位衛星選択指示手段とを具備する
ように構成したので、測位衛星の共通仕様の傾向に基づ
き、測位に使用すべき衛星を選び、両測位手段に指示し
て測位衛星の指定後、速やかに簡易DGPSの測位が可
能になる。また簡易DGPS測位がより継続的に実現で
き、より高精度の移動体間相対位置検出が実現できる効
果がある。
【0051】請求項2記載の発明によれば、相対位置検
出システムの共通使用度算出手段は第1の測位手段及び
第2の測位手段がそれぞれ自由に所定の期間にわたって
受信し測位して得た測位データに基づいてその測位衛星
が測位手段毎に使用された使用度を算出し、その使用度
を測位手段間で乗算して衛星別の共通使用度を得るよう
に構成したので、共通使用度を定量的に扱うことがで
き、確実に共通使用衛星を選択することができる効果が
ある。
【0052】請求項3記載の発明によれば、共通使用度
算出手段は第1の測位手段及び第2の測位手段がそれぞ
れ自由に受信し測位して得た測位データに基づいて、測
位演算に共通に使用されたか否かを判定し、判定した結
果を低域通過フィルタ処理を施して共通使用度を得るよ
うに構成したので、共通使用度を定量的に扱うことがで
き、確実に共通使用衛星を選択することができる効果が
ある。
【0053】請求項4記載の発明によれば、測位選択指
示手段は共通使用度が高い方から3つの測位衛星を選択
して2次元測位を行うように構成したので、少ない衛星
数でより確実に共通使用衛星を選択することができる効
果がある。
【0054】請求項5記載の発明によれば、測位衛星選
択指示手段は最新の3次元測位が行われた時刻を記憶し
ておき、3つの測位衛星を選択する場合に最新の3次元
測位が行われた時刻から所定時間経過した場合には2次
元測位のための3つの測位衛星の選択を見合わせるよう
に構成したので、2次元測位の信頼性を損なわないとい
う効果がある。
【0055】請求項6記載の発明によれば、測位衛星選
択指示手段は共通使用度が高い方から4つの測位衛星を
選択するように構成したので、3次元をベースにした相
対測位をより確実に実現できる効果がある。
【0056】請求項7記載の発明によれば、測位衛星選
択指示手段は4つ以上の測位衛星の全てについて共通使
用度が所定の基準よりも高い場合には共通使用度が高い
方から4つの測位衛星を選択し、4つ以上の測位衛星の
全ての共通使用度が所定の基準よりも高くはない場合に
は3つの測位衛星の共通使用度がその基準よりも高く、
且つ、共通使用度算出の際における両測位手段の測位に
おいて3次元測位があった場合には前記3つの測位衛星
を選択するように構成したので、共通使用度が高い場合
や低い場合に柔軟に適応した測位次元の衛星の組をより
確実に選択できる効果がある。
【0057】請求項8記載の発明によれば、測位衛星選
択指示手段は所定の基準よりも高い共通使用度の測位衛
星の数が選択の基準数に満たない場合には測位を繰り返
すに従って前記所定の基準を徐々に低下させるように構
成したので、共通使用度が低い場合でもできるだけ高い
レベルの衛星の組みをより確実に選択できる効果がああ
る。
【0058】請求項9記載の発明によれば、測位衛星選
択指示手段は測位衛星の使用度あるいは共通使用度が所
定の下限基準値を下回った場合には第1の測位手段及び
第2の測位手段のうちの少なくとも1つの測位手段に対
し、測位衛星の選択を解除し、測位衛星を自由に選択す
るように指示をする構成としたので、より適切な測位衛
星の選択をすることができる効果がある。
【0059】請求項10記載の発明によれば、選択した
測位衛星の使用度あるいは共通使用度を逐一算出する選
択後使用度算出手段をさらに具備し、選択した衛星の使
用度あるいは共通使用度が所定の値以上の場合のみ相対
測位の検出結果の利用を可能とするように構成したの
で、精度の悪い相対位置を、表示、音声合成出力、制御
用出力に使用することが防止される効果がある。
【0060】請求項11記載の発明によれば、選択後使
用度算出手段が算出した使用度あるいは共通使用度が測
位衛星の選択の基準を下回った場合には、あらためて測
位衛星の選択をするように構成したので、測位衛星の限
定使用の指定内容が再度見直しされて測位衛星の指定の
組合わせからの離脱を速やかに回復できる効果がある。
【0061】請求項12記載の発明によれば、第1の無
線通信手段及び第2の無線通信手段の少なくとも1つは
パーソナルハンディーフォンシステムの電話機であるよ
うに構成したので、主に他の用途で所有しているPHS
電話機を遊ばせることなく相対位置検出システムの通信
手段として活用できる効果がある。
【0062】請求項13記載の発明によれば、第1の無
線通信手段及び第2の無線通信手段の両方がパーソナル
ハンディーフォンシステムの電話機であり、互いにトラ
ンシーバモードで通信を実行するように構成したので、
公衆モードで必要となるインフラであるPHS基地局の
助けを得ないで、例えば、山中などでの使用を可能と
し、また、通信費用のかからない相対位置検出を実現で
きる効果がある。
【0063】請求項14記載の発明によれば、相対位置
算出手段は算出した相対位置のデータに対し低域のみを
通過させる低域通過フィルタ処理を施すように構成した
ので、相対位置に含まれる演算誤差、量子化誤差などが
除去される効果がある。
【0064】請求項15記載の発明によれば、相対位置
算出手段の低域フィルタ処理の時定数はフィルタ出力が
人の歩行速度に追従する程度となるように構成したの
で、ノイズの少ない相対位置の提示、例えば、人の移動
に伴う相対位置の履歴表示が可能となる効果がある。
【0065】請求項16記載の発明によれば、相対位置
算出手段の低域フィルタ処理の時定数はフィルタ出力が
自動車の走行速度に追従する程度となるように構成した
ので、ノイズの少ない相対位置の提示、例えば、自動車
の移動に伴う相対位置の履歴表示が可能となる効果があ
る。
【0066】請求項17記載の発明によれば、相対位置
算出手段の低域フィルタ処理の時定数は移動体の移動速
度に応じて変更するように構成したので、移動速度の異
なる移動体に対しても、あるいは速度が変わっても、常
に適切な相対位置の提示が可能になる効果がある。
【0067】請求項18記載の発明によれば、複数の測
位衛星から送られてくる信号を受信して相対位置検出装
置の位置を測位する測位手段と、移動体から送られてく
る位置データを受信するとともに移動体に測位衛星の選
択に関する制御信号を送信する無線通信手段と、測位手
段によって測位された位置データと無線通信手段によっ
て受信された位置データとに基づいて相対位置検出装置
に対する移動体の相対位置を算出する相対位置算出手段
と、測位手段と移動体がそれぞれ測位可能な測位衛星に
ついて自由に所定の期間にわたって受信し測位して得た
測位データに基づいて測位手段と移動体とが共通に使用
した測位衛星の共通使用度を測位衛星毎に算出する共通
使用度算出手段と、共通使用度算出手段によって算出さ
れた共通使用度の高い測位衛星を選択して使用するよう
に第1の測位手段と移動体との少なくとも一方に制御信
号を転送する測位衛星選択指示手段とを具備するように
構成されているので、測位衛星の共通仕様の傾向に基づ
き、測位に使用すべき衛星を選び、両測位手段に指示し
て測位衛星の指定後、速やかに簡易DGPSの測位が可
能になる。また簡易DGPS測位がより継続的に実現で
き、より高精度の移動体間相対位置検出が実現できる効
果がある。
【0068】請求項19記載の発明によれば、外部から
無線通信手段を介して相対位置検出装置に測位データ送
出の要求があった場合には、測位手段は自由にあるいは
限定的に複数の測位衛星からの信号を受信し測位して測
位結果を無線通信手段を介して要求元に送信するように
構成されているので、ローカルモードでもリモートモー
ドでも動作可能となり、同じ装置2つで両者間の相対測
位が双方でできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の相対位置検出システ
ムの構成を示す図である。
【図2】 起動時にリモートモード検出手段がリモート
モードを検出したか否かでローカルモード処理とリモー
トモード処理のどちらが実行されるかが切り換えられる
動作を示すフローチャートである。
【図3】 リモートモードで動作する場合の動作を示す
フローチャートである。
【図4】 ローカルモードで動作する場合のメイン動作
を示すフローチャートである。
【図5】 ローカルモードで動作する場合のメイン動作
を示すフローチャートであり、図4に連続するものであ
る。
【図6】 図6は図4の評価・選択の詳細動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】 図1の構成の相対位置検出システムにナビゲ
ーション装置を用いてマップマッチング技術、ジャイ
ロ、車速センサー等の技術を組み合わせて相対位置を検
出した後に相手の相対位置検出装置の絶対的な位置を表
示する場合の同性を示す図である。
【符号の説明】
100 相対位置検出装置(第2の移動体)、110
CPU(相対位置算出手段、共通使用度算出手段、測位
衛星選択指示手段、選択後使用度算出手段)、160
無線電話機(第2の無線通信手段、無線通信手段)、1
70 GPS受信機(第2の測位手段、測位手段)、2
00 相対位置検出装置(第1の移動体、移動体)、2
60 無線電話機(第1の無線通信手段)、270 G
PS受信機(第1の測位手段)。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の測位衛星から送られてくるデータ
    を利用して第1の移動体と第2の移動体の相対位置を検
    出する相対位置検出システムであって、前記第1の移動
    体は、受信した複数の測位衛星の信号から任意の信号を
    用いて前記第1の移動体の位置を測位する第1の測位手
    段と、前記第1の測位手段によって測位された第1の位
    置データを前記第2の移動体に対して送信するとともに
    前記第2の移動体からの前記第1の測位手段を制御する
    制御信号を受信する第1の無線通信手段とを有し、前記
    第2の移動体は、受信した複数の測位衛星の信号から任
    意の信号を用いて前記第2の移動体の位置を測位する第
    2の測位手段と、前記第1の無線通信手段から送られて
    くる前記第1の位置データを受信するとともに前記第1
    の無線通信手段に前記第1の測位手段を制御する制御信
    号を送信する第2の無線通信手段と、前記第2の測位手
    段によって測位された第2の位置データと前記第2の無
    線通信手段によって受信された第1の位置データとに基
    づいて前記第2の移動体に対する前記第1の移動体の相
    対位置を算出する相対位置算出手段と、前記第1の測位
    手段と前記第2の測位手段がそれぞれ測位可能な測位衛
    星について自由に所定の期間にわたって受信し測位して
    得た測位データに基づいて前記第1の測位手段と前記第
    2の測位手段とが共通に使用した測位衛星の共通使用度
    を測位衛星毎に算出する共通使用度算出手段と、前記共
    通使用度算出手段によって算出された共通使用度の高い
    測位衛星を選択して使用するように前記第1の測位手段
    と前記第2の測位手段との少なくとも一方に制御信号を
    転送する測位衛星選択指示手段とを具備することを特徴
    とする相対位置検出システム。
  2. 【請求項2】 共通使用度算出手段は第1の測位手段及
    び第2の測位手段がそれぞれ自由に所定の期間にわたっ
    て受信し測位して得た測位データに基づいてその測位衛
    星が測位手段毎に使用された使用度を算出し、その使用
    度を測位手段間で乗算して衛星別の共通使用度を得るこ
    とを特徴とする請求項1記載の相対位置検出システム。
  3. 【請求項3】 共通使用度算出手段は第1の測位手段及
    び第2の測位手段がそれぞれ自由に受信し測位して得た
    測位データに基づいて、測位演算に共通に使用されたか
    否かを判定し、判定した結果を低域通過フィルタ処理を
    施して共通使用度を得ることを特徴とする請求項1記載
    の相対位置検出システム。
  4. 【請求項4】 測位衛星選択指示手段は共通使用度が高
    い方から3つの測位衛星を選択して2次元測位を行うこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1項記載の相対位置検出システム。
  5. 【請求項5】 測位衛星選択指示手段は最新の3次元測
    位が行われた時刻を記憶しておき、3つの測位衛星を選
    択する場合に最新の3次元測位が行われた時刻から所定
    時間経過した場合には2次元測位のための3つの測位衛
    星の選択を見合わせることを特徴とする請求項4記載の
    相対位置検出システム。
  6. 【請求項6】 測位衛星選択指示手段は共通使用度が高
    い方から4つの測位衛星を選択することを特徴とする請
    求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の相対位
    置検出システム。
  7. 【請求項7】 測位衛星選択指示手段は4つ以上の測位
    衛星の全てについて共通使用度が所定の基準よりも高い
    場合には共通使用度が高い方から4つの測位衛星を選択
    し、4つ以上の測位衛星の全ての共通使用度が所定の基
    準よりも高くはない場合には3つの測位衛星の共通使用
    度がその基準よりも高く、且つ、共通使用度算出の際に
    おける両測位手段の測位において3次元測位があった場
    合には前記3つの測位衛星を選択することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の相対位置検出システム。
  8. 【請求項8】 測位衛星選択指示手段は所定の基準より
    も高い共通使用度の測位衛星の数が選択の基準数に満た
    ない場合には測位を繰り返すに従って前記所定の基準を
    徐々に低下させることを特徴とする請求項7記載の相対
    位置検出システム。
  9. 【請求項9】 測位衛星選択指示手段は測位衛星の使用
    度あるいは共通使用度が所定の下限基準値を下回った場
    合には第1の測位手段及び第2の測位手段のうちの少な
    くとも1つの測位手段に対し、測位衛星の選択を解除
    し、測位衛星を自由に選択するように指示することを特
    徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記
    載の相対位置検出システム。
  10. 【請求項10】 選択した測位衛星の使用度あるいは共
    通使用度を逐一算出する選択後使用度算出手段をさらに
    具備し、選択した衛星の使用度あるいは共通使用度が所
    定の値以上の場合のみ相対測位の検出結果の利用を可能
    とすることを特徴とする請求項1から請求項9のうちの
    いずれか1項記載の相対位置検出システム。
  11. 【請求項11】 選択後使用度算出手段が算出した使用
    度あるいは共通使用度が測位衛星の選択の基準を下回っ
    た場合には、あらためて測位衛星の評価・選択をするこ
    とを特徴とする請求項10記載の相対位置検出システ
    ム。
  12. 【請求項12】 第1の無線通信手段及び第2の無線通
    信手段の少なくとも1つはパーソナルハンディーフォン
    システムの電話機であることを特徴とする請求項1から
    請求項11のうちのいずれか1項記載の相対位置検出シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 第1の無線通信手段及び第2の無線通
    信手段の両方がパーソナルハンディーフォンシステムの
    電話機であり、互いにトランシーバモードで通信を実行
    することを特徴とする請求項12記載の相対位置検出シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 相対位置算出手段は算出した相対位置
    のデータに対し低域のみを通過させる低域通過フィルタ
    処理を施すことを特徴とする請求項1から請求項13の
    うちのいずれか1項記載の相対位置検出システム。
  15. 【請求項15】 低域フィルタ処理の時定数はフィルタ
    出力が人の歩行速度に追従する程度としたことを特徴と
    する請求項14記載の相対位置検出システム。
  16. 【請求項16】 低域フィルタ処理の時定数はフィルタ
    出力が自動車の走行速度に追従する程度としたことを特
    徴とする請求項14記載の相対位置検出システム。
  17. 【請求項17】 低域フィルタ処理の時定数は移動体の
    移動速度に応じて変更することを特徴とする請求項14
    記載の相対位置検出システム。
  18. 【請求項18】 複数の測位衛星から送られてくるデー
    タを利用して移動体との間の相対位置を検出する相対位
    置検出装置であって、前記複数の測位衛星から送られて
    くる信号を受信して前記相対位置検出装置の位置を測位
    する測位手段と、前記移動体から送られてくる位置デー
    タを受信するとともに前記移動体に測位衛星の選択に関
    する制御信号を送信する無線通信手段と、前記測位手段
    によって測位された位置データと前記無線通信手段によ
    って受信された位置データとに基づいて前記相対位置検
    出装置に対する前記移動体の相対位置を算出する相対位
    置算出手段と、前記測位手段と前記移動体がそれぞれ測
    位可能な測位衛星について自由に所定の期間にわたって
    受信し測位して得た測位データに基づいて前記測位手段
    と前記移動体とが共通に使用した測位衛星の共通使用度
    を測位衛星毎に算出する共通使用度算出手段と、前記共
    通使用度算出手段によって算出された共通使用度の高い
    測位衛星を選択して使用するように前記第1の測位手段
    と前記移動体との少なくとも一方に制御信号を転送する
    測位衛星選択指示手段とを具備することを特徴とする相
    対位置検出装置。
  19. 【請求項19】 外部から無線通信手段を介して相対位
    置検出装置に測位データ送出の要求があった場合には、
    測位手段は自由にあるいは限定的に複数の測位衛星から
    の信号を受信し測位して測位結果を前記無線通信手段を
    介して要求元に送信することを特徴とする請求項18記
    載の相対位置検出装置。
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