JPH11267962A - 研磨方法及び研磨装置 - Google Patents
研磨方法及び研磨装置Info
- Publication number
- JPH11267962A JPH11267962A JP7549698A JP7549698A JPH11267962A JP H11267962 A JPH11267962 A JP H11267962A JP 7549698 A JP7549698 A JP 7549698A JP 7549698 A JP7549698 A JP 7549698A JP H11267962 A JPH11267962 A JP H11267962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- polished
- molded body
- substrate
- platen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】基板材料等を研磨加工するプロセスにおいて、
研磨液廃液の問題を軽減し、従来方法と同程度の研磨仕
上げとなり、かつ研磨作業を効率化でき、またより速く
被研磨材料表面の平滑性を得ることができ、さらに面だ
れなしによりいっそうの平滑性を得ることのできる研磨
方法及び研磨装置を提供すること。 【解決手段】被研磨材料4を研磨用定盤1に押しつけ研
磨用定盤及び/又は被研磨材料を摺擦運動させながら研
磨液を加えつつ被研磨材料を研磨するに際して、研磨用
定盤1が主としてシリカ(二酸化珪素)からなり、かさ
密度が0.2〜1.5g/cm3であり、BET比表面
積が10〜400m2/gであり、平均粒子径が0.0
01〜0.5μmである研磨用成形体と付帯部材とから
なり、かつ前記研磨用成形体が配列されている領域2が
被研磨材料の外周部の軌跡7よりも内側であることを特
徴とする研磨方法、及び、当該研磨方法を使用すること
を特徴とする研磨装置。
研磨液廃液の問題を軽減し、従来方法と同程度の研磨仕
上げとなり、かつ研磨作業を効率化でき、またより速く
被研磨材料表面の平滑性を得ることができ、さらに面だ
れなしによりいっそうの平滑性を得ることのできる研磨
方法及び研磨装置を提供すること。 【解決手段】被研磨材料4を研磨用定盤1に押しつけ研
磨用定盤及び/又は被研磨材料を摺擦運動させながら研
磨液を加えつつ被研磨材料を研磨するに際して、研磨用
定盤1が主としてシリカ(二酸化珪素)からなり、かさ
密度が0.2〜1.5g/cm3であり、BET比表面
積が10〜400m2/gであり、平均粒子径が0.0
01〜0.5μmである研磨用成形体と付帯部材とから
なり、かつ前記研磨用成形体が配列されている領域2が
被研磨材料の外周部の軌跡7よりも内側であることを特
徴とする研磨方法、及び、当該研磨方法を使用すること
を特徴とする研磨装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウエハー
やニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムなどの酸化物
基板、化合物半導体基板、ガラス基板、金属基板等の基
板材料、石材等の研磨に好適な研磨方法及び研磨装置に
関するものである。
やニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムなどの酸化物
基板、化合物半導体基板、ガラス基板、金属基板等の基
板材料、石材等の研磨に好適な研磨方法及び研磨装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンウエハーや酸化物基板、
化合物半導体基板などの基板材料等の研磨される材料
(以下、「被研磨材料」という)を研磨加工するプロセ
スでは、基板材料等の表面にコロイダルシリカ等の遊離
砥粒を水酸化カリウム等の化学薬品に調合した研磨液を
連続的に流しながら不織布タイプやスウエードタイプ等
のポリッシングパッドで磨くことによって仕上げてお
り、例えば特開平5−1279、特開平5−15476
0、特開平7−326597には種々の研磨剤と研磨布
を用いてシリコンウエハーやタンタル酸リチウム基板の
研磨を実施することが開示されている。しかし、このよ
うな方法による場合、遊離砥粒を大量に使用するため、
遊離砥粒を大量に含有する研磨廃液が生じ、その処理等
については研磨処理の効率、廃液処理の設備面、環境へ
の影響を考慮すると改善されるべきものであった。ま
た、研磨処理において、研磨布は目詰まり等の性能劣化
が短時間で生じるために新たなものへと取り替える必要
が生じ、研磨処理作業の効率化の面での課題もあった。
化合物半導体基板などの基板材料等の研磨される材料
(以下、「被研磨材料」という)を研磨加工するプロセ
スでは、基板材料等の表面にコロイダルシリカ等の遊離
砥粒を水酸化カリウム等の化学薬品に調合した研磨液を
連続的に流しながら不織布タイプやスウエードタイプ等
のポリッシングパッドで磨くことによって仕上げてお
り、例えば特開平5−1279、特開平5−15476
0、特開平7−326597には種々の研磨剤と研磨布
を用いてシリコンウエハーやタンタル酸リチウム基板の
研磨を実施することが開示されている。しかし、このよ
うな方法による場合、遊離砥粒を大量に使用するため、
遊離砥粒を大量に含有する研磨廃液が生じ、その処理等
については研磨処理の効率、廃液処理の設備面、環境へ
の影響を考慮すると改善されるべきものであった。ま
た、研磨処理において、研磨布は目詰まり等の性能劣化
が短時間で生じるために新たなものへと取り替える必要
が生じ、研磨処理作業の効率化の面での課題もあった。
【0003】また、研磨布を用いた研磨方法の場合、研
磨布に弾性があるために被研磨材料に加えられる加重を
高めると研磨布の弾性変形により被研磨材料と研磨布の
間の摩擦熱により被研磨材料の温度が非常に高くなりや
すいため、被研磨材料に加えられる加重に制限が生じて
いた。研磨速度を向上させるためには、高加重を加える
ことが有効であることはすでに公知ではあるが、そのた
めには研磨加工中の温度上昇を抑制する必要があった。
この温度上昇を抑制する方法としては、従来より単位時
間に大量の研磨液を研磨布表面に供給して冷却作用を持
たす方法が行われていたが、このような大量の研磨液を
供給することは遊離砥粒を大量に含有する研磨廃液の原
因となり、実用上の課題となっていた。
磨布に弾性があるために被研磨材料に加えられる加重を
高めると研磨布の弾性変形により被研磨材料と研磨布の
間の摩擦熱により被研磨材料の温度が非常に高くなりや
すいため、被研磨材料に加えられる加重に制限が生じて
いた。研磨速度を向上させるためには、高加重を加える
ことが有効であることはすでに公知ではあるが、そのた
めには研磨加工中の温度上昇を抑制する必要があった。
この温度上昇を抑制する方法としては、従来より単位時
間に大量の研磨液を研磨布表面に供給して冷却作用を持
たす方法が行われていたが、このような大量の研磨液を
供給することは遊離砥粒を大量に含有する研磨廃液の原
因となり、実用上の課題となっていた。
【0004】さらに、前記のように研磨布には弾性があ
り被研磨材料表面の凹凸に柔軟に対応してしまうため
に、被研磨材料の表面を平滑にするためには、被研磨材
料表面の凹凸の最大高さ以上の厚さを研磨しなければな
らず、そのため研磨に時間がかかってしまうという課題
があり、また、より平滑に研磨するには長時間研磨加工
を継続する必要があり、そのために被研磨材料に面だれ
を生じてしまうという課題も生じていた。
り被研磨材料表面の凹凸に柔軟に対応してしまうため
に、被研磨材料の表面を平滑にするためには、被研磨材
料表面の凹凸の最大高さ以上の厚さを研磨しなければな
らず、そのため研磨に時間がかかってしまうという課題
があり、また、より平滑に研磨するには長時間研磨加工
を継続する必要があり、そのために被研磨材料に面だれ
を生じてしまうという課題も生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の方法
により研磨加工を行った場合、コロイダルシリカ等の遊
離砥粒を大量に含有する研磨液を廃棄することになると
いう問題や、研磨加工プロセスのさらなる効率化といっ
た課題が生じていた。
により研磨加工を行った場合、コロイダルシリカ等の遊
離砥粒を大量に含有する研磨液を廃棄することになると
いう問題や、研磨加工プロセスのさらなる効率化といっ
た課題が生じていた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、シリコンウエハーや酸化物基板、
化合物半導体基板などの基板材料等を研磨加工するプロ
セスにおいて、このような遊離砥粒を含まないか少量の
遊離砥粒を含む研磨液を使用することで廃液の問題を軽
減し、従来の方法と同程度の研磨仕上げとなり、かつ研
磨処理における耐久性もあるために研磨作業を効率化で
き、またより速く被研磨材料表面の平滑性を得ることが
でき、さらに面だれなしによりいっそうの平滑性を得る
ことのできる研磨装置及び研磨方法を提供することにあ
る。
であり、その目的は、シリコンウエハーや酸化物基板、
化合物半導体基板などの基板材料等を研磨加工するプロ
セスにおいて、このような遊離砥粒を含まないか少量の
遊離砥粒を含む研磨液を使用することで廃液の問題を軽
減し、従来の方法と同程度の研磨仕上げとなり、かつ研
磨処理における耐久性もあるために研磨作業を効率化で
き、またより速く被研磨材料表面の平滑性を得ることが
でき、さらに面だれなしによりいっそうの平滑性を得る
ことのできる研磨装置及び研磨方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、被研磨材料を研
磨用定盤に押しつけた後、研磨用定盤及び/又は被研磨
材料を摺擦運動させながら研磨液を加えつつ被研磨材料
を研磨する研磨方法において、主としてシリカ(二酸化
珪素)からなり、かさ密度が0.2〜1.5g/cm3
であり、BET比表面積が10〜400m2/gであ
り、平均粒子径が0.001〜0.5μmである研磨用
成形体と付帯部材とからなり、かつ前記研磨用成形体が
配列されている領域が被研磨材料の外周部の軌跡よりも
内側である研磨用定盤を用い、また、これらを装置に組
み込むことで以下の知見を見出だした。
解決するために鋭意検討を重ねた結果、被研磨材料を研
磨用定盤に押しつけた後、研磨用定盤及び/又は被研磨
材料を摺擦運動させながら研磨液を加えつつ被研磨材料
を研磨する研磨方法において、主としてシリカ(二酸化
珪素)からなり、かさ密度が0.2〜1.5g/cm3
であり、BET比表面積が10〜400m2/gであ
り、平均粒子径が0.001〜0.5μmである研磨用
成形体と付帯部材とからなり、かつ前記研磨用成形体が
配列されている領域が被研磨材料の外周部の軌跡よりも
内側である研磨用定盤を用い、また、これらを装置に組
み込むことで以下の知見を見出だした。
【0008】1)研磨の際に、研磨用成形体の表面がそ
の原料であるシリカ粉末により粗面となっており、これ
と被研磨材料とが直接接触するために、コロイダルシリ
カ等の遊離砥粒を含まない研磨液を使用して基板材料等
の研磨加工プロセスへの適用が可能となり、しかもその
際に成形体の粒子の脱落が非常に少なくなり、廃液の問
題が軽減される。
の原料であるシリカ粉末により粗面となっており、これ
と被研磨材料とが直接接触するために、コロイダルシリ
カ等の遊離砥粒を含まない研磨液を使用して基板材料等
の研磨加工プロセスへの適用が可能となり、しかもその
際に成形体の粒子の脱落が非常に少なくなり、廃液の問
題が軽減される。
【0009】2)研磨用成形体の強度が高いために研磨
加工プロセスにおいても耐久性があり、そのため長期に
渡って取換えなしで研磨作業を実施できると共に、従来
のシリコン基板の研磨加工では500g/cm2が限度
であったものをその加工圧力をさらに高くすることがで
きるために加工時間の短縮が可能となる。
加工プロセスにおいても耐久性があり、そのため長期に
渡って取換えなしで研磨作業を実施できると共に、従来
のシリコン基板の研磨加工では500g/cm2が限度
であったものをその加工圧力をさらに高くすることがで
きるために加工時間の短縮が可能となる。
【0010】3)研磨用成形体に弾性がないので研磨加
工プロセスにおいて、被研磨材料の研磨面の面積に対し
て高い加重を加えても被研磨材料と研磨用成形体の間の
温度上昇を抑制することができる。
工プロセスにおいて、被研磨材料の研磨面の面積に対し
て高い加重を加えても被研磨材料と研磨用成形体の間の
温度上昇を抑制することができる。
【0011】4)研磨用成形体の配列されている領域を
限定することにより、被研磨材料の面だれ現象を顕著に
抑制することが可能となる。
限定することにより、被研磨材料の面だれ現象を顕著に
抑制することが可能となる。
【0012】5)研磨された被研磨材料の仕上がりが従
来の方法と同程度以上であり、同程度の仕上がりを得る
場合の研磨速度の面でも同等以上であって、研磨性能の
経時的な劣化が少ない。
来の方法と同程度以上であり、同程度の仕上がりを得る
場合の研磨速度の面でも同等以上であって、研磨性能の
経時的な劣化が少ない。
【0013】6)たとえ遊離砥粒を含有する研磨剤を用
いた場合でも、従来の方法よりも希薄な遊離砥粒濃度で
研磨速度が向上する。
いた場合でも、従来の方法よりも希薄な遊離砥粒濃度で
研磨速度が向上する。
【0014】このように、本発明の研磨方法及び研磨装
置を用いることでこれらの優れた点を見出だし、本発明
を完成するに至った。
置を用いることでこれらの優れた点を見出だし、本発明
を完成するに至った。
【0015】また、本発明の研磨方法において、遊離砥
粒を用いずに研磨して研磨廃液に600nmの光を照射
したときの透過率が水の透過率の10%以上とするよう
に調整することが好ましく、この透過率を測定する場合
の光路長は10cmとする。
粒を用いずに研磨して研磨廃液に600nmの光を照射
したときの透過率が水の透過率の10%以上とするよう
に調整することが好ましく、この透過率を測定する場合
の光路長は10cmとする。
【0016】以下、本発明を詳細に説明する。
【0017】本発明の研磨方法は、被研磨材料を研磨用
定盤に押しつけ研磨用定盤及び/又は被研磨材料を摺擦
運動させながら研磨液を加えつつ被研磨材料を研磨する
研磨方法であって、研磨用定盤が主としてシリカ(二酸
化珪素)からなり、かさ密度が0.2〜1.5g/cm
3であり、BET比表面積が10〜400m2/gであ
り、平均粒子径が0.001〜0.5μmである研磨用
成形体と付帯部材とからなり、かつ前記研磨用成形体が
配列されている領域が被研磨材料の外周部の軌跡よりも
内側であることを特徴とする研磨方法である。
定盤に押しつけ研磨用定盤及び/又は被研磨材料を摺擦
運動させながら研磨液を加えつつ被研磨材料を研磨する
研磨方法であって、研磨用定盤が主としてシリカ(二酸
化珪素)からなり、かさ密度が0.2〜1.5g/cm
3であり、BET比表面積が10〜400m2/gであ
り、平均粒子径が0.001〜0.5μmである研磨用
成形体と付帯部材とからなり、かつ前記研磨用成形体が
配列されている領域が被研磨材料の外周部の軌跡よりも
内側であることを特徴とする研磨方法である。
【0018】また、本発明の研磨装置としては、上記研
磨方法を使用し、特に、研磨用定盤が主としてシリカ
(二酸化珪素)からなり、かさ密度が0.2〜1.5g
/cm3であり、BET比表面積が10〜400m2/g
であり、平均粒子径が0.001〜0.5μmである研
磨用成形体と付帯部材とからなり、かつ前記研磨用成形
体が配列されている領域が被研磨材料の外周部の軌跡よ
りも内側であることを特徴とする研磨用定盤を設置でき
る構造を有したものであれば通常研磨加工に用いられる
装置をそのまま用いることができ、例えば、両面ポリッ
シングマシンや片面ポリッシングマシンなどが例示でき
る。本発明において重要な点は、本発明において用いら
れる研磨用定盤の特性を活かして研磨加工条件を設定で
きることにある。
磨方法を使用し、特に、研磨用定盤が主としてシリカ
(二酸化珪素)からなり、かさ密度が0.2〜1.5g
/cm3であり、BET比表面積が10〜400m2/g
であり、平均粒子径が0.001〜0.5μmである研
磨用成形体と付帯部材とからなり、かつ前記研磨用成形
体が配列されている領域が被研磨材料の外周部の軌跡よ
りも内側であることを特徴とする研磨用定盤を設置でき
る構造を有したものであれば通常研磨加工に用いられる
装置をそのまま用いることができ、例えば、両面ポリッ
シングマシンや片面ポリッシングマシンなどが例示でき
る。本発明において重要な点は、本発明において用いら
れる研磨用定盤の特性を活かして研磨加工条件を設定で
きることにある。
【0019】ここで、定盤部分中の研磨用成形体が研磨
布のような場合には、通常遊離砥粒を用いなければなら
ないために研磨廃液中に大量の遊離砥粒を含有するので
廃液処理の問題が生じてしまい好ましくない。また、通
常研磨布は本発明で用いられる研磨用成形体より明らか
に弾性が高いために研磨布と被研磨材料との間の摩擦熱
による温度上昇を勘案すると高い加工圧力を加えること
ができないために研磨速度の向上に制限が生じうるため
好ましくない。
布のような場合には、通常遊離砥粒を用いなければなら
ないために研磨廃液中に大量の遊離砥粒を含有するので
廃液処理の問題が生じてしまい好ましくない。また、通
常研磨布は本発明で用いられる研磨用成形体より明らか
に弾性が高いために研磨布と被研磨材料との間の摩擦熱
による温度上昇を勘案すると高い加工圧力を加えること
ができないために研磨速度の向上に制限が生じうるため
好ましくない。
【0020】本発明で用いられる付帯部材は研磨用成形
体が研磨装置の定盤部分に設置・固定されて研磨加工作
業に支障がない状態を作り出せるものであれば特に限定
はされないが、例えば金属製や樹脂製等の平板等が例示
される。また、研磨装置の定盤部分に研磨用成形体を直
接設置・固定することも可能であり、その場合、設置・
固定に用いられる接着剤等も本発明においては付帯部材
に含まれる。この接着剤は後記する研磨用成形体と付帯
部材とを固定する際に用いられる接着剤と同一でもよ
く、特に限定されるものではない。
体が研磨装置の定盤部分に設置・固定されて研磨加工作
業に支障がない状態を作り出せるものであれば特に限定
はされないが、例えば金属製や樹脂製等の平板等が例示
される。また、研磨装置の定盤部分に研磨用成形体を直
接設置・固定することも可能であり、その場合、設置・
固定に用いられる接着剤等も本発明においては付帯部材
に含まれる。この接着剤は後記する研磨用成形体と付帯
部材とを固定する際に用いられる接着剤と同一でもよ
く、特に限定されるものではない。
【0021】本発明で用いられる研磨用成形体として
は、主としてシリカ(二酸化珪素)からなり、かさ密度
が0.2〜1.5g/cm3であり、BET比表面積が
10〜400m2/gであり、平均粒子径が0.001
〜0.5μmである。
は、主としてシリカ(二酸化珪素)からなり、かさ密度
が0.2〜1.5g/cm3であり、BET比表面積が
10〜400m2/gであり、平均粒子径が0.001
〜0.5μmである。
【0022】ここで、主としてシリカとは、シリカ成分
が全量の90重量%以上有するものが好ましく用いら
れ、例えば、その種類として乾式法シリカ、湿式法シリ
カなどが例示できる。また、シリカ以外の成分として、
例えば結合剤などは含まれない。ここで、シリカ成分が
90重量%以上とはシリカ粉末を105℃で2時間加熱
処理した後のシリカ成分、不純物、灼熱減量(Loss
of Ignition、以下「Igロス」という)
の総量を全量としたときのシリカ成分の重量%である。
従って、灼熱減量を除いて考えれば、本発明で用いられ
るシリカ原料粉末は実質的にシリカ成分は97重量%以
上となる。シリカ成分が上記範囲を逸脱すると研磨加工
時に被研磨材料への不純物による汚染等の影響や被研磨
材料に欠陥が生じる等の問題が生じやすくなる。
が全量の90重量%以上有するものが好ましく用いら
れ、例えば、その種類として乾式法シリカ、湿式法シリ
カなどが例示できる。また、シリカ以外の成分として、
例えば結合剤などは含まれない。ここで、シリカ成分が
90重量%以上とはシリカ粉末を105℃で2時間加熱
処理した後のシリカ成分、不純物、灼熱減量(Loss
of Ignition、以下「Igロス」という)
の総量を全量としたときのシリカ成分の重量%である。
従って、灼熱減量を除いて考えれば、本発明で用いられ
るシリカ原料粉末は実質的にシリカ成分は97重量%以
上となる。シリカ成分が上記範囲を逸脱すると研磨加工
時に被研磨材料への不純物による汚染等の影響や被研磨
材料に欠陥が生じる等の問題が生じやすくなる。
【0023】研磨用成形体のかさ密度の範囲としては、
研磨中における研磨用成形体の形状を保持し、効率的に
被研磨材料の平滑な面を得るために0.2〜1.5g/
cm3の範囲が好ましく、さらに0.4〜0.9g/c
m3の範囲が好ましい。かさ密度が0.2g/cm3を下
回るとその形状を保てないほど形状保持性が悪くなるた
めに研磨中に成形体自身が磨耗しやすくなり好ましくな
い。また、1.5g/cm3を上回ると、逆に成形体自
身の強度が高くなり過ぎ、被研磨材料が研磨中に損傷し
たり、研磨により研磨用成形体の表面が滑らかになり過
ぎて研磨速度が低下するため好ましくない。
研磨中における研磨用成形体の形状を保持し、効率的に
被研磨材料の平滑な面を得るために0.2〜1.5g/
cm3の範囲が好ましく、さらに0.4〜0.9g/c
m3の範囲が好ましい。かさ密度が0.2g/cm3を下
回るとその形状を保てないほど形状保持性が悪くなるた
めに研磨中に成形体自身が磨耗しやすくなり好ましくな
い。また、1.5g/cm3を上回ると、逆に成形体自
身の強度が高くなり過ぎ、被研磨材料が研磨中に損傷し
たり、研磨により研磨用成形体の表面が滑らかになり過
ぎて研磨速度が低下するため好ましくない。
【0024】研磨用成形体のBET比表面積の範囲とし
ては、研磨中における研磨用成形体の形状を保持し、被
研磨材料の平滑な面を得るために10〜400m2/g
の範囲が好ましく、さらに10〜200m2/g、特に
10〜100m2/gの範囲が好ましい。BET比表面
積が400m2/gを越えると研磨用成形体の形状を保
てないほど形状保持性が悪くなるために研磨中に成形体
自身が磨耗しやすくなり好ましくない。また、10m2
/gを下回ると、逆に成形体自身の強度が高くなり過
ぎ、被研磨材料が研磨中に損傷したり、研磨により研磨
用成形体の表面が滑らかになり過ぎて研磨速度が低下す
るため好ましくない。
ては、研磨中における研磨用成形体の形状を保持し、被
研磨材料の平滑な面を得るために10〜400m2/g
の範囲が好ましく、さらに10〜200m2/g、特に
10〜100m2/gの範囲が好ましい。BET比表面
積が400m2/gを越えると研磨用成形体の形状を保
てないほど形状保持性が悪くなるために研磨中に成形体
自身が磨耗しやすくなり好ましくない。また、10m2
/gを下回ると、逆に成形体自身の強度が高くなり過
ぎ、被研磨材料が研磨中に損傷したり、研磨により研磨
用成形体の表面が滑らかになり過ぎて研磨速度が低下す
るため好ましくない。
【0025】研磨用成形体の平均粒子径の範囲として
は、多孔体への成形を容易にし、被研磨材料の平滑な面
を得るために0.001〜0.5μm、さらに0.01
〜0.3μm、特に0.03〜0.2μmの範囲が好ま
しい。平均粒子径が0.001μmよりも小さくなると
原料粉末の1次粒子径が0.001μmよりも小さくな
り、多孔体に成形することが非常に難しくなるために実
用に供しえなくなり、0.5μmよりも大きくなると被
研磨材料に欠陥を生じる等の問題が生じることがあり好
ましくない。ここでいう平均粒子径とは、研磨用成形体
表面のシリカ微粒子の粒子径を意味しており、例えば実
施例に記載の通り、走査型電子顕微鏡(SEM)などに
より測定できる。
は、多孔体への成形を容易にし、被研磨材料の平滑な面
を得るために0.001〜0.5μm、さらに0.01
〜0.3μm、特に0.03〜0.2μmの範囲が好ま
しい。平均粒子径が0.001μmよりも小さくなると
原料粉末の1次粒子径が0.001μmよりも小さくな
り、多孔体に成形することが非常に難しくなるために実
用に供しえなくなり、0.5μmよりも大きくなると被
研磨材料に欠陥を生じる等の問題が生じることがあり好
ましくない。ここでいう平均粒子径とは、研磨用成形体
表面のシリカ微粒子の粒子径を意味しており、例えば実
施例に記載の通り、走査型電子顕微鏡(SEM)などに
より測定できる。
【0026】上記記載の研磨用成形体を付帯部材に研磨
用の定盤として組み込むことで研磨用定盤が形成され
る。以下に、本発明の研磨装置において用いられる研磨
用定盤について説明する。
用の定盤として組み込むことで研磨用定盤が形成され
る。以下に、本発明の研磨装置において用いられる研磨
用定盤について説明する。
【0027】本発明の研磨用定盤に用いられる研磨用成
形体の個数については、1個以上用いればよいが、2個
以上用いることが好ましい。この理由としては、以下の
二つの理由による。
形体の個数については、1個以上用いればよいが、2個
以上用いることが好ましい。この理由としては、以下の
二つの理由による。
【0028】1)研磨加工プロセスにおいて用いられる
研磨液を研磨中に適切に排出することで研磨速度を向上
させるためである。このため、研磨用成形体を2個以上
用いて研磨用定盤を構成した場合には、研磨用成形体の
間の隙間より研磨液の排出ができる。また、1個を用い
た場合には、成形体の研磨面の側に研磨液を排出できる
適当な溝の構造を持たせることが好ましい。
研磨液を研磨中に適切に排出することで研磨速度を向上
させるためである。このため、研磨用成形体を2個以上
用いて研磨用定盤を構成した場合には、研磨用成形体の
間の隙間より研磨液の排出ができる。また、1個を用い
た場合には、成形体の研磨面の側に研磨液を排出できる
適当な溝の構造を持たせることが好ましい。
【0029】2)研磨用成形体を2個以上用いて研磨用
定盤を構成した場合には、被研磨材料への当たりが良く
なり、被研磨材料全面の研磨速度に偏りなく、効率よく
研磨できるようになる。
定盤を構成した場合には、被研磨材料への当たりが良く
なり、被研磨材料全面の研磨速度に偏りなく、効率よく
研磨できるようになる。
【0030】用いられる研磨用成形体の形状は特に限定
されるものではなく、研磨用成形体が付帯部材へ装着で
きるものであればどのような形状のものも採用できる。
例えば円柱状ペレットや、四角柱状ペレット,三角柱状
ペレットなどの角柱状ペレット等を例示でき、さらに
は、被研磨材料との接触面が直線と曲線を組み合わせて
できるあらゆる形状のものも例示できる。又、その大き
さは通常用いられる範囲であれば特に限定されるもので
はなく、研磨装置中の研磨用成形体を組み込むための付
帯部材の大きさに応じて決められる。
されるものではなく、研磨用成形体が付帯部材へ装着で
きるものであればどのような形状のものも採用できる。
例えば円柱状ペレットや、四角柱状ペレット,三角柱状
ペレットなどの角柱状ペレット等を例示でき、さらに
は、被研磨材料との接触面が直線と曲線を組み合わせて
できるあらゆる形状のものも例示できる。又、その大き
さは通常用いられる範囲であれば特に限定されるもので
はなく、研磨装置中の研磨用成形体を組み込むための付
帯部材の大きさに応じて決められる。
【0031】例えば、通常、付帯部材の大きさはその径
として200〜800mm程度のものが使用されるが、
研磨用成形体を1個用いる場合には、用いる付帯部材の
大きさよりも若干小さく、その中に収まる大きさであれ
ば良い。また、2個以上の研磨用成形体を用いる場合に
は、使用する個数にもよるが、一辺が5〜100mmの
角程度の範囲内に収まる大きさであることが実用上好ま
しい。例えば、円柱状ペレットでは直径5mm以上10
0mm以下、四角柱状ペレットでは一辺が5〜100m
mの範囲となる。一辺が5mm角の範囲よりも小さい場
合でも研磨加工プロセスにおいて機能を十分発揮する
が、配列個数が非常に多くなって実用的でない場合があ
り、一辺が100mm角の範囲よりも大きい場合にも研
磨加工プロセスにおいて機能を十分に発揮するが、研磨
用成形体を2個以上配列する効果が小さくなることがあ
る。また、大きさについては、研磨用成形体の研磨面の
側に溝加工などを施せば、その好ましい大きさを大きく
して実施することもできる。さらに、この研磨用成形体
の厚さ、すなわち研磨用の付帯部材に対して垂直方向と
なる長さは特に限定されるものではないが、3〜20m
mの範囲内であることが好ましい。この理由として、3
mmより小さい場合には研磨加工プロセスにおいて機能
を十分に発揮するが研磨加工の際の成形体の強度を考慮
すると実用的でないことがあり、厚さが20mmよりも
大きい場合には研磨加工プロセスにおいて機能を十分に
発揮するが、研磨用成形体の大きさが大きくなり過ぎて
実用的でないことがある。
として200〜800mm程度のものが使用されるが、
研磨用成形体を1個用いる場合には、用いる付帯部材の
大きさよりも若干小さく、その中に収まる大きさであれ
ば良い。また、2個以上の研磨用成形体を用いる場合に
は、使用する個数にもよるが、一辺が5〜100mmの
角程度の範囲内に収まる大きさであることが実用上好ま
しい。例えば、円柱状ペレットでは直径5mm以上10
0mm以下、四角柱状ペレットでは一辺が5〜100m
mの範囲となる。一辺が5mm角の範囲よりも小さい場
合でも研磨加工プロセスにおいて機能を十分発揮する
が、配列個数が非常に多くなって実用的でない場合があ
り、一辺が100mm角の範囲よりも大きい場合にも研
磨加工プロセスにおいて機能を十分に発揮するが、研磨
用成形体を2個以上配列する効果が小さくなることがあ
る。また、大きさについては、研磨用成形体の研磨面の
側に溝加工などを施せば、その好ましい大きさを大きく
して実施することもできる。さらに、この研磨用成形体
の厚さ、すなわち研磨用の付帯部材に対して垂直方向と
なる長さは特に限定されるものではないが、3〜20m
mの範囲内であることが好ましい。この理由として、3
mmより小さい場合には研磨加工プロセスにおいて機能
を十分に発揮するが研磨加工の際の成形体の強度を考慮
すると実用的でないことがあり、厚さが20mmよりも
大きい場合には研磨加工プロセスにおいて機能を十分に
発揮するが、研磨用成形体の大きさが大きくなり過ぎて
実用的でないことがある。
【0032】上記記載の研磨用成形体を配列する具体的
な個数としては、研磨用成形体個々の大きさ、研磨用成
形体を研磨加工プロセスで使用するために当然配列しな
ければならない場所、例えば研磨装置の回転定盤などの
大きさ等により一概に限定することはできないが、研磨
用成形体を配列すべき場所の総面積に対する研磨用成形
体の研磨面(研磨加工時に被研磨材料に接触する面のこ
とであり、以下同じ)の総面積の割合で表すと95%以
下であることが好ましい。この割合が95%を超えると
いうことは研磨速度の面で大きな研磨用成形体1個を使
用した場合とあまり変わらなくなり、研磨用成形体を2
個以上配列して研磨装置に組み込む効果が小さくなって
しまう。この場合の下限値は特に限定されるものではな
いが、小さすぎると研磨用成形体の研磨面の総面積が小
さくなることを意味しており、30%程度以上が実用的
である。
な個数としては、研磨用成形体個々の大きさ、研磨用成
形体を研磨加工プロセスで使用するために当然配列しな
ければならない場所、例えば研磨装置の回転定盤などの
大きさ等により一概に限定することはできないが、研磨
用成形体を配列すべき場所の総面積に対する研磨用成形
体の研磨面(研磨加工時に被研磨材料に接触する面のこ
とであり、以下同じ)の総面積の割合で表すと95%以
下であることが好ましい。この割合が95%を超えると
いうことは研磨速度の面で大きな研磨用成形体1個を使
用した場合とあまり変わらなくなり、研磨用成形体を2
個以上配列して研磨装置に組み込む効果が小さくなって
しまう。この場合の下限値は特に限定されるものではな
いが、小さすぎると研磨用成形体の研磨面の総面積が小
さくなることを意味しており、30%程度以上が実用的
である。
【0033】さらに、研磨用成形体を研磨用定盤へ組み
込む際の付帯部材への配列の仕方としては、研磨用成形
体を研磨加工プロセスで使用できるために当然配列しな
ければならない場所、例えば研磨装置の定盤などの全面
にわたって偏りなく配列されていれば特に限定されるも
のではなく、ランダムであってもかまわないが、被研磨
材料の研磨位置により研磨効率が影響されないようにす
るためには、研磨用定盤又は付帯部材の中心線に対して
左右対称になるように配置することが好ましい。ここ
で、中心線とは、研磨装置の定盤または付帯部材におい
て、中心となる位置を決めておき、これを通過する任意
の線を意味する。
込む際の付帯部材への配列の仕方としては、研磨用成形
体を研磨加工プロセスで使用できるために当然配列しな
ければならない場所、例えば研磨装置の定盤などの全面
にわたって偏りなく配列されていれば特に限定されるも
のではなく、ランダムであってもかまわないが、被研磨
材料の研磨位置により研磨効率が影響されないようにす
るためには、研磨用定盤又は付帯部材の中心線に対して
左右対称になるように配置することが好ましい。ここ
で、中心線とは、研磨装置の定盤または付帯部材におい
て、中心となる位置を決めておき、これを通過する任意
の線を意味する。
【0034】この際、研磨用成形体の配列される領域は
研磨加工時に被研磨材料の外周部の通る軌跡の内側であ
ることが好ましい。このように研磨用成形体を配列され
る領域を限定することにより、被研磨材料の外周部を過
剰に研磨することを顕著に抑制することが可能となる。
なお、被研磨材料の外周部の通る軌跡の内側について図
1に説明する。
研磨加工時に被研磨材料の外周部の通る軌跡の内側であ
ることが好ましい。このように研磨用成形体を配列され
る領域を限定することにより、被研磨材料の外周部を過
剰に研磨することを顕著に抑制することが可能となる。
なお、被研磨材料の外周部の通る軌跡の内側について図
1に説明する。
【0035】本発明において用いられる研磨用成形体を
研磨用定盤に組み込む際の付帯部材への配置方法の態様
としては、上記記載の研磨用成形体の特性を有するもの
を組み合わせるのであれば特に限定されるものではな
く、例えば、研磨用成形体の小片を組み合わせて一体化
する方法、大きな円板に埋め込む方法などが挙げられ
る。
研磨用定盤に組み込む際の付帯部材への配置方法の態様
としては、上記記載の研磨用成形体の特性を有するもの
を組み合わせるのであれば特に限定されるものではな
く、例えば、研磨用成形体の小片を組み合わせて一体化
する方法、大きな円板に埋め込む方法などが挙げられ
る。
【0036】このような研磨用成形体を2個以上研磨装
置のへ配列させる場合には配置された研磨用成形体の研
磨面を被研磨材料の形状に合うように整えることが望ま
しい。この場合、付帯部材についてその形状に合ったも
のを選択しても良い。例えば、被研磨材料表面が平坦な
場合にはその研磨用成形体の被研磨材料との接触面を平
坦化することが望ましく、曲面状の場合にはそれに合っ
た曲面状とすることが望ましい。これは、研磨用定盤に
組み込んだ研磨用成形体を用いて研磨加工する際に、被
研磨材料と研磨用成形体が直接接触できるようになって
いるため、その接触面を多く取ることができるようにす
るためである。特に平坦化する場合は、研磨用定盤から
の垂直方向の高さに対してばらつきがないように配置す
ることが好ましい。
置のへ配列させる場合には配置された研磨用成形体の研
磨面を被研磨材料の形状に合うように整えることが望ま
しい。この場合、付帯部材についてその形状に合ったも
のを選択しても良い。例えば、被研磨材料表面が平坦な
場合にはその研磨用成形体の被研磨材料との接触面を平
坦化することが望ましく、曲面状の場合にはそれに合っ
た曲面状とすることが望ましい。これは、研磨用定盤に
組み込んだ研磨用成形体を用いて研磨加工する際に、被
研磨材料と研磨用成形体が直接接触できるようになって
いるため、その接触面を多く取ることができるようにす
るためである。特に平坦化する場合は、研磨用定盤から
の垂直方向の高さに対してばらつきがないように配置す
ることが好ましい。
【0037】研磨用成形体と付帯部材としての金属製や
樹脂製等の平板等との固定方法については、接着剤によ
り固定したり、平板等に研磨用成形体の大きさに対応し
た凹凸面を施し、研磨用成形体を固定しても良い。接着
剤を用いて研磨用成形体と平板等とを固定する場合に用
いられる接着剤は本発明の目的を達成できるものであれ
ば特に制限なく用いることができ、特に、弾性接着剤の
ような、研磨用成形体を定盤へ接着固定する際に生じる
ことがあるひび、割れ等がない接着剤を用いることが好
ましい。
樹脂製等の平板等との固定方法については、接着剤によ
り固定したり、平板等に研磨用成形体の大きさに対応し
た凹凸面を施し、研磨用成形体を固定しても良い。接着
剤を用いて研磨用成形体と平板等とを固定する場合に用
いられる接着剤は本発明の目的を達成できるものであれ
ば特に制限なく用いることができ、特に、弾性接着剤の
ような、研磨用成形体を定盤へ接着固定する際に生じる
ことがあるひび、割れ等がない接着剤を用いることが好
ましい。
【0038】研磨加工中の研磨用成形体の設置・固定を
よりいっそう確実にするためには研磨用定盤に用いられ
る付帯部材が研磨用成形体を保持する態様をなしている
ことがより好ましい。
よりいっそう確実にするためには研磨用定盤に用いられ
る付帯部材が研磨用成形体を保持する態様をなしている
ことがより好ましい。
【0039】ここで付帯部材が研磨用成形体を保持する
態様をなしているとは、付帯部材に研磨用成形体を設
置、固定する部位が決められていることを示している。
このことを図2、図3をもとに説明すると、例えば研磨
用成形体を埋め込むような形で設置できる態様(図
2)、枠のような形で設置できる態様(図3)などを例
示できる。
態様をなしているとは、付帯部材に研磨用成形体を設
置、固定する部位が決められていることを示している。
このことを図2、図3をもとに説明すると、例えば研磨
用成形体を埋め込むような形で設置できる態様(図
2)、枠のような形で設置できる態様(図3)などを例
示できる。
【0040】このような態様をなしていることにより、
研磨用成形体の位置決めが非常に簡便化され、作業性、
生産性が向上するとともに再現性よく位置決めすること
ができる。また、研磨用成形体を埋め込む形、枠で囲う
形等によって保持することにより、研磨用成形体と付帯
部材の固定がより強固となり、研磨作業中の研磨用成形
体のずれ、破損等をいっそう抑制することができる。
研磨用成形体の位置決めが非常に簡便化され、作業性、
生産性が向上するとともに再現性よく位置決めすること
ができる。また、研磨用成形体を埋め込む形、枠で囲う
形等によって保持することにより、研磨用成形体と付帯
部材の固定がより強固となり、研磨作業中の研磨用成形
体のずれ、破損等をいっそう抑制することができる。
【0041】以上のようにして研磨用定盤が形成され、
研磨装置に組み込まれて研磨加工するわけであるが、研
磨装置により被研磨材料を研磨加工する態様としては、
例えば図4〜7にその1例が示されるように、(a)研
磨用成形体を装着した定盤部分を回転させながら一度に
被研磨材料の片面のみを研磨加工する態様(図4)、
(b)研磨用成形体を装着した定盤部分で被研磨材料を
両面から挟み込んで当該定盤を回転させて両面を一度に
研磨加工する態様(図5)、(c)研磨用成形体を装着
した定盤部分を直線方向に往復運動させながら当該往復
運動方向に直交する方向に被研磨材料をスライドさせな
がら摺擦運動させて研磨加工する態様(図6)、(d)
研磨用成形体を装着した定盤部分を回転させ被研磨材料
も回転させながら摺擦運動させて研磨加工する態様(図
7)等を例示でき、研磨装置の定盤部分が研磨用成形体
と付帯部材から構成されており、当該研磨用成形体に被
研磨材料が押し付けて摺擦運動させる状態を満たせれば
特に限定されるものではない。
研磨装置に組み込まれて研磨加工するわけであるが、研
磨装置により被研磨材料を研磨加工する態様としては、
例えば図4〜7にその1例が示されるように、(a)研
磨用成形体を装着した定盤部分を回転させながら一度に
被研磨材料の片面のみを研磨加工する態様(図4)、
(b)研磨用成形体を装着した定盤部分で被研磨材料を
両面から挟み込んで当該定盤を回転させて両面を一度に
研磨加工する態様(図5)、(c)研磨用成形体を装着
した定盤部分を直線方向に往復運動させながら当該往復
運動方向に直交する方向に被研磨材料をスライドさせな
がら摺擦運動させて研磨加工する態様(図6)、(d)
研磨用成形体を装着した定盤部分を回転させ被研磨材料
も回転させながら摺擦運動させて研磨加工する態様(図
7)等を例示でき、研磨装置の定盤部分が研磨用成形体
と付帯部材から構成されており、当該研磨用成形体に被
研磨材料が押し付けて摺擦運動させる状態を満たせれば
特に限定されるものではない。
【0042】本発明の研磨方法において用いられる研磨
液としては、研磨加工プロセスで用いられている通常の
研磨液であれば特に限定されるものではなく、例えば
水、水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液等の遊離
砥粒を含有しない研磨液、コロイダルシリカを水等で希
釈した研磨液等のように遊離砥粒を従来よりも低い濃度
で含有する研磨液等を例示でき、その研磨液のpH等に
ついても特に限定されるものではない。
液としては、研磨加工プロセスで用いられている通常の
研磨液であれば特に限定されるものではなく、例えば
水、水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液等の遊離
砥粒を含有しない研磨液、コロイダルシリカを水等で希
釈した研磨液等のように遊離砥粒を従来よりも低い濃度
で含有する研磨液等を例示でき、その研磨液のpH等に
ついても特に限定されるものではない。
【0043】また、本発明の研磨装置を用いて研磨する
方法としては、装置として研磨加工プロセスにおいて使
用されるものであれば、その性状、研磨条件、研磨液等
の使用などについては特に限定されるものではない。
方法としては、装置として研磨加工プロセスにおいて使
用されるものであれば、その性状、研磨条件、研磨液等
の使用などについては特に限定されるものではない。
【0044】本発明の研磨装置を実際に使用する際に本
発明で用いられる研磨用成形体の機械的強度が高いこと
から、研磨用成形体と被研磨材料とを押し付けあって摺
擦運動させるときの圧力が被研磨材料の研磨面に対して
500g/cm3以上といった高い加工圧力で研磨加工
作業を行うことが可能となる。従来の方法では、例えば
特開平2−36069に示されているように、加工圧力
は100〜500g/cm2程度であった。その理由の
1つは従来の研磨布を用いる研磨方法では、研磨布に弾
性があるので研磨速度を速めるために被研磨材料に加え
られる加工圧力を高めると研磨布の弾性変形により被研
磨材料と研磨布の間の摩擦熱により被研磨材料の温度が
非常に高くなりやすいため、被研磨材料に加えられる加
工圧力を500g/cm3以上といった高い加工圧力に
することが難しかったのである。また、本発明の研磨方
法においては研磨布を用いないため、研磨中に従来の方
法においてみられたような研磨布の性能劣化によるその
取り替え等による研磨作業の中断を著しく減ずることが
でき、研磨作業の効率化が達成できるという利点を有し
ている。さらに、従来の研磨剤による方法において生じ
る遊離砥粒を含んだ研磨廃液については、本発明の研磨
方法を用いることで遊離砥粒を用いなくても研磨するこ
とが可能となって研磨廃液中の遊離砥粒がなくなり、廃
液処理の問題が軽減される。また、たとえ遊離砥粒を含
有する研磨液を用いた場合でも、従来の方法の場合より
も希薄な遊離砥粒濃度で従来の方法と同程度の研磨加工
の仕上がりとすることができるため廃液処理の問題が軽
減される。
発明で用いられる研磨用成形体の機械的強度が高いこと
から、研磨用成形体と被研磨材料とを押し付けあって摺
擦運動させるときの圧力が被研磨材料の研磨面に対して
500g/cm3以上といった高い加工圧力で研磨加工
作業を行うことが可能となる。従来の方法では、例えば
特開平2−36069に示されているように、加工圧力
は100〜500g/cm2程度であった。その理由の
1つは従来の研磨布を用いる研磨方法では、研磨布に弾
性があるので研磨速度を速めるために被研磨材料に加え
られる加工圧力を高めると研磨布の弾性変形により被研
磨材料と研磨布の間の摩擦熱により被研磨材料の温度が
非常に高くなりやすいため、被研磨材料に加えられる加
工圧力を500g/cm3以上といった高い加工圧力に
することが難しかったのである。また、本発明の研磨方
法においては研磨布を用いないため、研磨中に従来の方
法においてみられたような研磨布の性能劣化によるその
取り替え等による研磨作業の中断を著しく減ずることが
でき、研磨作業の効率化が達成できるという利点を有し
ている。さらに、従来の研磨剤による方法において生じ
る遊離砥粒を含んだ研磨廃液については、本発明の研磨
方法を用いることで遊離砥粒を用いなくても研磨するこ
とが可能となって研磨廃液中の遊離砥粒がなくなり、廃
液処理の問題が軽減される。また、たとえ遊離砥粒を含
有する研磨液を用いた場合でも、従来の方法の場合より
も希薄な遊離砥粒濃度で従来の方法と同程度の研磨加工
の仕上がりとすることができるため廃液処理の問題が軽
減される。
【0045】本発明の研磨装置及び研磨方法の用途とし
ては、シリコンウエハーやガリウムリン、ガリウム砒素
等の化合物半導体基板、ニオブ酸リチウム、タンタル酸
リチウム、ホウ酸リチウム等の酸化物基板、石英ガラス
基板などの基板材料、石英ガラス、金属材料、建築等の
石材等の研磨加工プロセス、殊にケミカル・メカニカル
ポリッシング(CMP)法などに有用である。
ては、シリコンウエハーやガリウムリン、ガリウム砒素
等の化合物半導体基板、ニオブ酸リチウム、タンタル酸
リチウム、ホウ酸リチウム等の酸化物基板、石英ガラス
基板などの基板材料、石英ガラス、金属材料、建築等の
石材等の研磨加工プロセス、殊にケミカル・メカニカル
ポリッシング(CMP)法などに有用である。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、各評価は以下に示した方法によって実施した。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、各評価は以下に示した方法によって実施した。
【0047】〜シリカ含量〜シリカ粉末の水分量、灼熱
減量(Loss on Ignition、以下「Ig
ロス」という)、Al2O3、Fe2O3、TiO2、Ca
O、MgO及びNa2Oを以下に示す方法により測定し
た。シリカ粉末の全量より水分量を除いた残り分の重量
(不含水量)よりIgロス、Al2O3、Fe2O3、Ti
O2、CaO、MgO及びNa2Oの合計重量を差し引い
た重量をシリカ含量とし、重量%にて求めた。
減量(Loss on Ignition、以下「Ig
ロス」という)、Al2O3、Fe2O3、TiO2、Ca
O、MgO及びNa2Oを以下に示す方法により測定し
た。シリカ粉末の全量より水分量を除いた残り分の重量
(不含水量)よりIgロス、Al2O3、Fe2O3、Ti
O2、CaO、MgO及びNa2Oの合計重量を差し引い
た重量をシリカ含量とし、重量%にて求めた。
【0048】水分量は、シリカ粉末を105℃、2時間
の加熱処理による処理前後の重量変化により求めた。
の加熱処理による処理前後の重量変化により求めた。
【0049】Igロスは、シリカ粉末を105℃、2時
間加熱して水分を取り除いた試料を基に、さらに100
0℃で加熱処理し、その処理前後の重量変化より求め
た。
間加熱して水分を取り除いた試料を基に、さらに100
0℃で加熱処理し、その処理前後の重量変化より求め
た。
【0050】Al2O3、Fe2O3、TiO2、CaO、
MgO及びNa2Oの量は、シリカ粉末を105℃、2
時間加熱して水分を取り除いた試料を基にし、これを溶
解させた後、ICP法で測定して求めた。
MgO及びNa2Oの量は、シリカ粉末を105℃、2
時間加熱して水分を取り除いた試料を基にし、これを溶
解させた後、ICP法で測定して求めた。
【0051】〜示差熱重量分析〜 研磨用成形体を示差熱重量分析計((株)リガク、型
式:TAS−100)を用い、昇温速度10℃/分にて
測定したところ、室温から1200℃の範囲において重
量の減少は認められず、研磨用成形体を製造する際に用
いられたバインダー等の添加剤は消失してしまっている
ことを確認した。
式:TAS−100)を用い、昇温速度10℃/分にて
測定したところ、室温から1200℃の範囲において重
量の減少は認められず、研磨用成形体を製造する際に用
いられたバインダー等の添加剤は消失してしまっている
ことを確認した。
【0052】〜かさ密度〜 100mm×100mm×15mm(厚さ)の平板状試
料を作製し、サンプルとした。このサンプルを電子天秤
で測定した重量と、マイクロメータで測定した形状寸法
とから算出した。
料を作製し、サンプルとした。このサンプルを電子天秤
で測定した重量と、マイクロメータで測定した形状寸法
とから算出した。
【0053】〜平均粒子径〜 研磨用成形体の一部を、走査型電子顕微鏡ISI DS
−130(明石製作所製)で観察し、シリカ粒子部分の
みを考慮してインタセプト法により求めた。
−130(明石製作所製)で観察し、シリカ粒子部分の
みを考慮してインタセプト法により求めた。
【0054】〜BET比表面積〜 研磨用成形体を砕いた後、MONOSORB(米国QU
ANTACHROME社製)を用い、BET式1点法に
より測定した。
ANTACHROME社製)を用い、BET式1点法に
より測定した。
【0055】〜研磨試験〜 直径25mm、厚さ5mmの研磨用成形体の試験片を作
製し、付帯部材を介して定盤に装着し、研磨用成形体の
表面を平坦に整えた。これを定盤回転数100rpm、
定盤への被研磨材料の所定の加工圧力のもとで、被研磨
材料として直径3インチのタンタル酸リチウム基板を用
い、水を研磨液(液温:25℃)として用いて、研磨液
流量を1リットル/分の速度で滴下して循環使用しなが
ら研磨した。研磨後、タンタル酸リチウムの表面を顕微
鏡(OLYMPUS製、型式:BH−2)で観察した。
評価に際しては、極めて平滑でスクラッチ等のない良好
な面である場合を○、平滑にもならずに研磨加工できな
い場合を×とした。
製し、付帯部材を介して定盤に装着し、研磨用成形体の
表面を平坦に整えた。これを定盤回転数100rpm、
定盤への被研磨材料の所定の加工圧力のもとで、被研磨
材料として直径3インチのタンタル酸リチウム基板を用
い、水を研磨液(液温:25℃)として用いて、研磨液
流量を1リットル/分の速度で滴下して循環使用しなが
ら研磨した。研磨後、タンタル酸リチウムの表面を顕微
鏡(OLYMPUS製、型式:BH−2)で観察した。
評価に際しては、極めて平滑でスクラッチ等のない良好
な面である場合を○、平滑にもならずに研磨加工できな
い場合を×とした。
【0056】〜表面粗さ〜 研磨終了後のタンタル酸リチウム基板の表面粗さを原子
間力顕微鏡(AFM)SPI3600(SII社製)を
用い、コンタクトモードによる斥力測定法により測定し
た。測定はタンタル酸リチウム基板上の2μm×2μm
の範囲を3領域ずつ任意に測定して平均し、中心線平均
粗さ(Ra)にて評価した。ここで研磨終了とは実施例
1及び2、比較例1のいずれも通常製品としていわれる
研磨面相当の面を得た段階のことで、通常単結晶インゴ
ットをワイヤーソーで切断して板状基板を得、それを両
面ラップした面を約10μm鏡面研磨した状態のことで
ある。
間力顕微鏡(AFM)SPI3600(SII社製)を
用い、コンタクトモードによる斥力測定法により測定し
た。測定はタンタル酸リチウム基板上の2μm×2μm
の範囲を3領域ずつ任意に測定して平均し、中心線平均
粗さ(Ra)にて評価した。ここで研磨終了とは実施例
1及び2、比較例1のいずれも通常製品としていわれる
研磨面相当の面を得た段階のことで、通常単結晶インゴ
ットをワイヤーソーで切断して板状基板を得、それを両
面ラップした面を約10μm鏡面研磨した状態のことで
ある。
【0057】〜面だれ現象〜 面だれ現象は、走査型電子顕微鏡(明石製作所製、型
式:ISI DS−130)を用いて観察し、得られた
写真から図8に示すように面だれ量を定義して算出し
た。すなわち、基板が平面であるとし、基板の周縁部に
おいて非平面となった部分につき、第1に基板表面の周
縁から内側への距離(図8における距離A)として、第
2に基板の厚み方向の接線と基板表面の接線と交差する
点からだれが生じている部分までの距離(図8における
距離B)とした。
式:ISI DS−130)を用いて観察し、得られた
写真から図8に示すように面だれ量を定義して算出し
た。すなわち、基板が平面であるとし、基板の周縁部に
おいて非平面となった部分につき、第1に基板表面の周
縁から内側への距離(図8における距離A)として、第
2に基板の厚み方向の接線と基板表面の接線と交差する
点からだれが生じている部分までの距離(図8における
距離B)とした。
【0058】〈研磨装置の作製・評価〉 実施例1 表1に示す特性の直径25mm、厚さ5mmの研磨用成
形体450個を接着剤を用いて図7で説明したように被
研磨材料の通る軌跡の内側になるように金属製定盤(8
10mmφ)に固定し、研磨液の滴下を図11及び図1
2の態様で行う方式の研磨装置を作製した。この研磨装
置を用いてタンタル酸リチウム基板の研磨加工を行っ
た。なお、被研磨材料は通常のワックスで平坦なプレー
トに固定した後、研磨ヘッドを介して上方から150g
/cm2の加工圧力を加えて前記研磨用成形体に押し付
けて摺擦運動させた。得られた結果を以下の表1及び表
2に示した。
形体450個を接着剤を用いて図7で説明したように被
研磨材料の通る軌跡の内側になるように金属製定盤(8
10mmφ)に固定し、研磨液の滴下を図11及び図1
2の態様で行う方式の研磨装置を作製した。この研磨装
置を用いてタンタル酸リチウム基板の研磨加工を行っ
た。なお、被研磨材料は通常のワックスで平坦なプレー
トに固定した後、研磨ヘッドを介して上方から150g
/cm2の加工圧力を加えて前記研磨用成形体に押し付
けて摺擦運動させた。得られた結果を以下の表1及び表
2に示した。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】比較例1 スウエード系ポリッシングパッド(フジミインコーポレ
ーテッド製、SURFIN 018−3)を定盤に貼付
し、定盤回転数100rpm、加工圧力150g/cm
2の条件のもとで、被研磨材料としてタンタル酸リチウ
ム基板を用い、また研磨液として市販のコロイダルシリ
カ(フジミインコーポレーテッド製、COMPOL 8
0)をシリカ(二酸化珪素)含有量20重量%となるよ
うに調製した研磨液(液温25℃、pH=12)を用い
て、1リットル/分の速度で滴下して研磨加工した。得
られた結果を表1及び表2に示した。
ーテッド製、SURFIN 018−3)を定盤に貼付
し、定盤回転数100rpm、加工圧力150g/cm
2の条件のもとで、被研磨材料としてタンタル酸リチウ
ム基板を用い、また研磨液として市販のコロイダルシリ
カ(フジミインコーポレーテッド製、COMPOL 8
0)をシリカ(二酸化珪素)含有量20重量%となるよ
うに調製した研磨液(液温25℃、pH=12)を用い
て、1リットル/分の速度で滴下して研磨加工した。得
られた結果を表1及び表2に示した。
【0062】以上の実施例1、比較例1の結果から、本
発明の研磨装置を用いて研磨を実施することで、研磨加
工に適用できる研磨装置が得られ、しかも表2に示した
ように従来の研磨方法により得られるものと同程度以上
の表面粗さであり、面だれ現象を顕著に抑制した被研磨
材料であることが分かった。
発明の研磨装置を用いて研磨を実施することで、研磨加
工に適用できる研磨装置が得られ、しかも表2に示した
ように従来の研磨方法により得られるものと同程度以上
の表面粗さであり、面だれ現象を顕著に抑制した被研磨
材料であることが分かった。
【0063】<研磨廃液の評価> 実施例2 実施例1で得られた研磨用成形体を用い、研磨試験に記
載の方法により研磨を実施した。研磨廃液については、
生じた廃液の濁度を分光光度計(日本分光製、型式:U
best−55、光路長=10cm)を用い、精製水を
基準として波長600nmにおける透過率により評価し
た。その結果を表3に示した。透過率が高い場合は研磨
廃液中の遊離砥粒量が少ないことを示し、低い場合は逆
に多いことを示す。
載の方法により研磨を実施した。研磨廃液については、
生じた廃液の濁度を分光光度計(日本分光製、型式:U
best−55、光路長=10cm)を用い、精製水を
基準として波長600nmにおける透過率により評価し
た。その結果を表3に示した。透過率が高い場合は研磨
廃液中の遊離砥粒量が少ないことを示し、低い場合は逆
に多いことを示す。
【0064】
【表3】
【0065】比較例2 比較例1で実施した研磨試験で得られた研磨廃液を実施
例2と同様に評価し、表3に示した。
例2と同様に評価し、表3に示した。
【0066】以上の実施例2と、比較例2とを比較する
と、本発明の研磨装置を用いて研磨を実施することで研
磨廃液の透過率は従来の方法よりも高く、研磨廃液中の
遊離砥粒量が極めて少ないことが分かる。
と、本発明の研磨装置を用いて研磨を実施することで研
磨廃液の透過率は従来の方法よりも高く、研磨廃液中の
遊離砥粒量が極めて少ないことが分かる。
【0067】
【発明の効果】本発明の研磨装置は、研磨加工プロセス
中に従来法で見られた遊離砥粒を大量に含有する研磨廃
液を生じることがなく、従来法と同程度にシリコンウエ
ハー、酸化物基板、ガラス基板等の基板材料を研磨加工
することができ、シリコンウエハー、酸化物基板、ガラ
ス基板等の基板材料の研磨加工プロセスに有用である。
中に従来法で見られた遊離砥粒を大量に含有する研磨廃
液を生じることがなく、従来法と同程度にシリコンウエ
ハー、酸化物基板、ガラス基板等の基板材料を研磨加工
することができ、シリコンウエハー、酸化物基板、ガラ
ス基板等の基板材料の研磨加工プロセスに有用である。
【図1】被研磨材料の外周部の通る軌跡の内側を表わす
図である。
図である。
1:定盤 2:研磨用成形体の配列の領域 3:研磨プレート(被研磨材料の設置用) 4:被研磨材料 5:ヘッド回転軸 6:定盤回転軸 7:被研磨材料の外周部分の軌跡
【図2】付帯部材が研磨用成形体を保持する態様のう
ち、研磨用成形体を埋め込むような形で設置できる態様
を示す図である。
ち、研磨用成形体を埋め込むような形で設置できる態様
を示す図である。
2:研磨用成形体 3:研磨用定盤 6:付帯部材
【図3】付帯部材が研磨用成形体を保持する態様のう
ち、枠のような形で設置できる態様を示す図である。
ち、枠のような形で設置できる態様を示す図である。
2:研磨用成形体 3:研磨用定盤 6:付帯部材
【図4】研磨装置により被研磨材料を研磨加工する態様
として、研磨用成形体を装着した定盤部分を回転させな
がら一度に被研磨材料の片面のみを研磨加工する態様を
示す図である。
として、研磨用成形体を装着した定盤部分を回転させな
がら一度に被研磨材料の片面のみを研磨加工する態様を
示す図である。
1:被研磨材料 2:研磨用成形体 3:研磨用定盤 4:研磨ヘッド
【図5】研磨装置により被研磨材料を研磨加工する態様
として、研磨用成形体を装着した定盤部分で被研磨材料
を両面から挟み込んで当該定盤を回転させて両面を一度
に研磨加工する態様を示す図である。
として、研磨用成形体を装着した定盤部分で被研磨材料
を両面から挟み込んで当該定盤を回転させて両面を一度
に研磨加工する態様を示す図である。
1:被研磨材料 2:研磨用成形体 3:研磨用定盤 5:基板保持治具
【図6】研磨装置により被研磨材料を研磨加工する態様
として、研磨用成形体を装着した定盤部分を直線方向に
往復運動させながら当該往復運動方向に直交する方向に
被研磨材料をスライドさせながら摺擦運動させて研磨加
工する態様を示す図である。
として、研磨用成形体を装着した定盤部分を直線方向に
往復運動させながら当該往復運動方向に直交する方向に
被研磨材料をスライドさせながら摺擦運動させて研磨加
工する態様を示す図である。
1:被研磨材料 2:研磨用成形体 3:研磨用定盤
【図7】研磨装置により被研磨材料を研磨加工する態様
として、磨用成形体を装着した定盤部分を回転させ被研
磨材料も回転させながら摺擦運動させて研磨加工する態
様を示す図である。
として、磨用成形体を装着した定盤部分を回転させ被研
磨材料も回転させながら摺擦運動させて研磨加工する態
様を示す図である。
1:被研磨材料 2:研磨用成形体 3:研磨用定盤
【図8】面だれ量の算出方法を示す図である。
1:基板研磨用の接線を外挿した線 2:基板表面上の面だれが生じた部分とその内側の面だ
れが生じていない部分との境界 3:2の位置より基板表面に対して直角に引いた線 4:線1と直角に交わる基板厚さ方向の接線を外挿した
線 5:基板の厚さ方向の表面における面だれが生じた部分
とその基板表面側の面だれが生じていない部分との境界 6:5の位置より基板の厚さ方向に対して直角に引いた
線 A:基板表面の周縁部における面だれの生じている範囲
(線3と線4の距離) B:基板厚さ方向の面だれ量(線1と線6の距離)
れが生じていない部分との境界 3:2の位置より基板表面に対して直角に引いた線 4:線1と直角に交わる基板厚さ方向の接線を外挿した
線 5:基板の厚さ方向の表面における面だれが生じた部分
とその基板表面側の面だれが生じていない部分との境界 6:5の位置より基板の厚さ方向に対して直角に引いた
線 A:基板表面の周縁部における面だれの生じている範囲
(線3と線4の距離) B:基板厚さ方向の面だれ量(線1と線6の距離)
Claims (3)
- 【請求項1】被研磨材料を研磨用定盤に押しつけ研磨用
定盤及び/又は被研磨材料を摺擦運動させながら研磨液
を加えつつ被研磨材料を研磨する研磨方法において、前
記研磨用定盤が主としてシリカ(二酸化珪素)からな
り、かさ密度が0.2〜1.5g/cm3であり、BE
T比表面積が10〜400m2/gであり、平均粒子径
が0.001〜0.5μmである研磨用成形体と付帯部
材とからなり、かつ前記研磨用成形体が配列されている
領域が被研磨材料の外周部の軌跡よりも内側であること
を特徴とする研磨方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の研磨方法において、遊離
砥粒を用いずに研磨した研磨廃液に600nmの光を照
射した時の透過率が水の透過率の10%以上にすること
を特徴とする研磨方法。 - 【請求項3】請求項1又はに請求項2に記載の研磨方法
を使用することを特徴とする研磨装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7549698A JPH11267962A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 研磨方法及び研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7549698A JPH11267962A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 研磨方法及び研磨装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11267962A true JPH11267962A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13577948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7549698A Pending JPH11267962A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 研磨方法及び研磨装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11267962A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014068044A (ja) * | 2014-01-21 | 2014-04-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 基板および発光素子 |
| CN113414668A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-09-21 | 汤洪钢 | 一种纤维饰面胶合板制造设备 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7549698A patent/JPH11267962A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014068044A (ja) * | 2014-01-21 | 2014-04-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 基板および発光素子 |
| CN113414668A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-09-21 | 汤洪钢 | 一种纤维饰面胶合板制造设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5989301A (en) | Optical polishing formulation | |
| US7927186B2 (en) | Method for producing glass substrate for magnetic disk | |
| JP5907081B2 (ja) | 合成石英ガラス基板の製造方法 | |
| JP5008350B2 (ja) | ガラス基板用の研磨液組成物 | |
| JP5281758B2 (ja) | 研磨用組成物 | |
| JP4234991B2 (ja) | 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及びその製造方法によって製造される情報記録媒体用ガラス基板 | |
| JP2009012164A (ja) | ガラス基板の研磨方法 | |
| US6782717B2 (en) | Method for manufacturing glass substrate of information recording medium | |
| JP5309692B2 (ja) | シリコンウェーハの研磨方法 | |
| JP5037975B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
| JPH10296610A (ja) | 研磨方法 | |
| JPWO2010140671A1 (ja) | シリコンウェーハの研磨方法及びシリコンウェーハ | |
| US6159077A (en) | Colloidal silica polishing abrasive | |
| JPH11226862A (ja) | 研磨装置及び研磨方法 | |
| JPH11267962A (ja) | 研磨方法及び研磨装置 | |
| JPH03228564A (ja) | チタン製磁気ディスク基板の鏡面加工方法 | |
| JP5803601B2 (ja) | 研磨スラリーの供給方法及び供給装置、並びに研磨装置 | |
| CN114774003B (zh) | NiP改性层化学机械抛光液及其制备方法和应用 | |
| JP2010021391A (ja) | シリコンウェーハの研磨方法 | |
| JP2008288240A (ja) | SiC結晶研磨方法 | |
| JP2004055128A (ja) | 磁気記録媒体用ガラスディスク基板の製造方法 | |
| CN104625939A (zh) | 玻璃基板的制造方法 | |
| JP2000038572A (ja) | ガラス、石英用研磨組成物及びその製造方法 | |
| JP2001127022A (ja) | 研磨方法及び研磨装置 | |
| CN117733719B (zh) | 一种锑化镓晶片的抛光方法及所制备的锑化镓抛光片 |