JPH11268133A - 高周波溶接装置及び高周波溶接方法 - Google Patents
高周波溶接装置及び高周波溶接方法Info
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- JPH11268133A JPH11268133A JP9528598A JP9528598A JPH11268133A JP H11268133 A JPH11268133 A JP H11268133A JP 9528598 A JP9528598 A JP 9528598A JP 9528598 A JP9528598 A JP 9528598A JP H11268133 A JPH11268133 A JP H11268133A
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Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PEやPP等の誘電率の低いオレフィン系樹
脂であっても、容易に溶着することができる高周波溶接
装置および高周波溶接方法を提供する。 【解決手段】 下部電極3と、該下部電極3に対して近
接離反自在の上部電極9と、両電極間に高周波電圧を印
加する高周波回路20が設けられ、前記上部電極9に金
型電極11が設けられる。前記金型電極11が高周波回
路のアース側に、前記下部電極3が高周波回路の出力側
に接続され、合成樹脂被溶着材Pよりも高い誘電率を有
しかつPの軟化点において保形性を有する誘電体で形成
された加熱促進材13が前記下部電極3に付設される。
合成樹脂被溶着材Pを前記金型電極11と前記加熱促進
材13を介して前記下部電極3との間に挟持し、両電極
間に高周波電圧を印加し、合成樹脂被溶着材Pの電極間
挟持部を溶着する。
脂であっても、容易に溶着することができる高周波溶接
装置および高周波溶接方法を提供する。 【解決手段】 下部電極3と、該下部電極3に対して近
接離反自在の上部電極9と、両電極間に高周波電圧を印
加する高周波回路20が設けられ、前記上部電極9に金
型電極11が設けられる。前記金型電極11が高周波回
路のアース側に、前記下部電極3が高周波回路の出力側
に接続され、合成樹脂被溶着材Pよりも高い誘電率を有
しかつPの軟化点において保形性を有する誘電体で形成
された加熱促進材13が前記下部電極3に付設される。
合成樹脂被溶着材Pを前記金型電極11と前記加熱促進
材13を介して前記下部電極3との間に挟持し、両電極
間に高周波電圧を印加し、合成樹脂被溶着材Pの電極間
挟持部を溶着する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、誘電率の低い合成
樹脂材であっても、容易に溶着することができる高周波
溶接装置および高周波溶接方法に関する。
樹脂材であっても、容易に溶着することができる高周波
溶接装置および高周波溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的安価で、化学的変化を起こしにく
く、配合により軟らかいものから硬いものまで容易に製
造することができる塩化ビニル樹脂を溶着する方法とし
て、高周波誘電加熱を利用した高周波溶接法がある。例
えば2枚の塩化ビニル樹脂シートを所定の形状に沿って
高周波溶接するには、溶着部の平面形状に沿って形成さ
れた凸部を有する金型電極を上部電極に取り付け、該金
型電極と下部電極との間に塩化ビニル樹脂シートを挟持
して両電極間に高周波電圧を印加する。高周波電圧の印
加により、シートの電極間挟持部が誘電損により発熱
し、溶着される。この方法によると、電極間挟持部が局
部的に、かつ短時間の通電により溶着されるため、溶着
状態が良好で、また金型電極の製造コストも比較的安価
で済む等の利点があり、高周波溶接法は広く普及してい
る。
く、配合により軟らかいものから硬いものまで容易に製
造することができる塩化ビニル樹脂を溶着する方法とし
て、高周波誘電加熱を利用した高周波溶接法がある。例
えば2枚の塩化ビニル樹脂シートを所定の形状に沿って
高周波溶接するには、溶着部の平面形状に沿って形成さ
れた凸部を有する金型電極を上部電極に取り付け、該金
型電極と下部電極との間に塩化ビニル樹脂シートを挟持
して両電極間に高周波電圧を印加する。高周波電圧の印
加により、シートの電極間挟持部が誘電損により発熱
し、溶着される。この方法によると、電極間挟持部が局
部的に、かつ短時間の通電により溶着されるため、溶着
状態が良好で、また金型電極の製造コストも比較的安価
で済む等の利点があり、高周波溶接法は広く普及してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境保護が重要
視され、焼却時に有毒ガスを発生する塩化ビニルの使用
が差し控えられる傾向にあり、これに代わってポリエチ
レン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のオレフィン
樹脂、あるいは表層にこれらの樹脂を配置し、内側にエ
ラストマー等を配置した合成樹脂積層体(これらを総称
してオレフィン系樹脂と呼ぶ。)が注目されている。
視され、焼却時に有毒ガスを発生する塩化ビニルの使用
が差し控えられる傾向にあり、これに代わってポリエチ
レン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のオレフィン
樹脂、あるいは表層にこれらの樹脂を配置し、内側にエ
ラストマー等を配置した合成樹脂積層体(これらを総称
してオレフィン系樹脂と呼ぶ。)が注目されている。
【0004】しかしながら、塩化ビニルは誘電率が高
く、また誘電損も大きいため、高周波溶接に好適な材料
であるが、オレフィン系樹脂は合成樹脂の中では誘電率
が低いため、高周波溶接には適しておらず、高周波溶接
による溶着は未だ実用化されていない。
く、また誘電損も大きいため、高周波溶接に好適な材料
であるが、オレフィン系樹脂は合成樹脂の中では誘電率
が低いため、高周波溶接には適しておらず、高周波溶接
による溶着は未だ実用化されていない。
【0005】なお、PEやPPの溶接法として、圧子で
シートを押さえ、圧子先端の抵抗帯に瞬間的に大電流を
流して加熱溶着する方法(インパルス溶接法)がある
が、溶着形状が自由に設計できないうえに、溶着後の冷
却効果が不十分なため溶着品質に難があり、さらに金型
電極等の従来からの資産が活用できないという問題があ
る。
シートを押さえ、圧子先端の抵抗帯に瞬間的に大電流を
流して加熱溶着する方法(インパルス溶接法)がある
が、溶着形状が自由に設計できないうえに、溶着後の冷
却効果が不十分なため溶着品質に難があり、さらに金型
電極等の従来からの資産が活用できないという問題があ
る。
【0006】本発明はかかる問題に鑑みなされたもの
で、塩化ビニル樹脂やポリアミド樹脂等の誘電率の高い
合成樹脂に限らず、PEやPP等の誘電率の低いオレフ
ィン系樹脂であっても、容易に溶着することができる高
周波溶接装置および高周波溶接方法を提供することを目
的とする。
で、塩化ビニル樹脂やポリアミド樹脂等の誘電率の高い
合成樹脂に限らず、PEやPP等の誘電率の低いオレフ
ィン系樹脂であっても、容易に溶着することができる高
周波溶接装置および高周波溶接方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波溶接装置
は、下部電極と、該下部電極に対して相対移動自在とさ
れた上部電極と、両電極間に高周波電圧を印加する高周
波回路が設けられ、前記上部電極あるいは下部電極の一
方に金型電極が設けられ、該金型電極と金型電極が設け
られていない他方の電極との間で合成樹脂被溶着材を挟
持し、両電極間に高周波電圧を印加し、合成樹脂被溶着
材の電極間挟持部を溶着する高周波溶接装置であって、
前記金型電極が高周波回路のアース側に、前記他方の電
極が高周波回路の出力側に接続され、合成樹脂被溶着材
よりも高い誘電率を有しかつ合成樹脂被溶着材の軟化点
において保形性を有する誘電体で形成された加熱促進材
が前記他方の電極に付設され、合成樹脂被溶着材を前記
金型電極と前記加熱促進材を介して前記他方の電極との
間に挟持するようにしたものである。
は、下部電極と、該下部電極に対して相対移動自在とさ
れた上部電極と、両電極間に高周波電圧を印加する高周
波回路が設けられ、前記上部電極あるいは下部電極の一
方に金型電極が設けられ、該金型電極と金型電極が設け
られていない他方の電極との間で合成樹脂被溶着材を挟
持し、両電極間に高周波電圧を印加し、合成樹脂被溶着
材の電極間挟持部を溶着する高周波溶接装置であって、
前記金型電極が高周波回路のアース側に、前記他方の電
極が高周波回路の出力側に接続され、合成樹脂被溶着材
よりも高い誘電率を有しかつ合成樹脂被溶着材の軟化点
において保形性を有する誘電体で形成された加熱促進材
が前記他方の電極に付設され、合成樹脂被溶着材を前記
金型電極と前記加熱促進材を介して前記他方の電極との
間に挟持するようにしたものである。
【0008】本発明の高周波溶接装置によると、金型電
極が設けられていない他方の電極は高周波回路の出力側
に接続されているため、上部電極と下部電極との間に高
周波電圧を印加する際に、他方の電極に付設された加熱
促進材の電極間挟持部が高周波誘電加熱によって急速に
高温に加熱される。このため、合成樹脂被溶着材がオレ
フィン系樹脂のように低誘電率で、それ自体の高周波誘
電加熱による発熱が微弱な場合であっても、電極間挟持
部において加熱促進材による高温加熱により合成樹脂被
溶着材の溶着が可能になる。また、加熱促進材は局部的
に短時間加熱されるだけであるから、全体としては低温
に保持されており、合成樹脂被溶着材の溶着後の冷却効
果も期待することでき、溶着部の変形も防止され、品質
も良好である。
極が設けられていない他方の電極は高周波回路の出力側
に接続されているため、上部電極と下部電極との間に高
周波電圧を印加する際に、他方の電極に付設された加熱
促進材の電極間挟持部が高周波誘電加熱によって急速に
高温に加熱される。このため、合成樹脂被溶着材がオレ
フィン系樹脂のように低誘電率で、それ自体の高周波誘
電加熱による発熱が微弱な場合であっても、電極間挟持
部において加熱促進材による高温加熱により合成樹脂被
溶着材の溶着が可能になる。また、加熱促進材は局部的
に短時間加熱されるだけであるから、全体としては低温
に保持されており、合成樹脂被溶着材の溶着後の冷却効
果も期待することでき、溶着部の変形も防止され、品質
も良好である。
【0009】この場合、高周波回路に合成樹脂被溶着材
の溶着に適した溶着電流を流すための同調調整器を設け
ることで、溶着対象に適した溶着電流を高周波回路に流
すことができ、さらに高周波電圧の印加時に前記同調調
整器を非同調状態から同調状態に制御する同調制御部を
設けることで、高周波電圧の印加時に電極間を流れる電
流の急変が避けられ、電極間に火花放電が生じるのを防
止することができ、溶着部にピンホール等の欠陥が発生
するのを防止することができ、溶着品質、製造歩留りが
向上する。溶着対象として誘電率の低いオレフィン系樹
脂を用いる場合、高周波電圧の印加時に電極間に過渡的
に高電圧が発生しやすく、火花放電が生じやすいため、
特に効果的である。
の溶着に適した溶着電流を流すための同調調整器を設け
ることで、溶着対象に適した溶着電流を高周波回路に流
すことができ、さらに高周波電圧の印加時に前記同調調
整器を非同調状態から同調状態に制御する同調制御部を
設けることで、高周波電圧の印加時に電極間を流れる電
流の急変が避けられ、電極間に火花放電が生じるのを防
止することができ、溶着部にピンホール等の欠陥が発生
するのを防止することができ、溶着品質、製造歩留りが
向上する。溶着対象として誘電率の低いオレフィン系樹
脂を用いる場合、高周波電圧の印加時に電極間に過渡的
に高電圧が発生しやすく、火花放電が生じやすいため、
特に効果的である。
【0010】また、金型電極および他方の電極を各々予
熱する予熱ヒータが設けられ、金型電極を他方の電極の
温度を超えかつ合成樹脂被溶着材の融点未満の温度に予
熱し、他方の電極を合成樹脂被溶着材の軟化点未満の温
度に予熱するように各予熱ヒータを制御する温度調節部
を設けることにより、加熱促進材の電極間挟持部に発生
した熱を合成樹脂被溶着材の電極間挟持部での溶着に有
効に費やすことができ、高周波電圧の印加時間を短縮す
ることができる。さらに、合成樹脂被溶着材の溶着が溶
融温度に加熱された金型による加熱溶融によるものでは
なく、また軟化点未満とされた他方の電極による冷却作
用も期待することができるため、溶着周辺部の変形も可
及的に防止することができ、溶着品質をより一層向上さ
せることができる。
熱する予熱ヒータが設けられ、金型電極を他方の電極の
温度を超えかつ合成樹脂被溶着材の融点未満の温度に予
熱し、他方の電極を合成樹脂被溶着材の軟化点未満の温
度に予熱するように各予熱ヒータを制御する温度調節部
を設けることにより、加熱促進材の電極間挟持部に発生
した熱を合成樹脂被溶着材の電極間挟持部での溶着に有
効に費やすことができ、高周波電圧の印加時間を短縮す
ることができる。さらに、合成樹脂被溶着材の溶着が溶
融温度に加熱された金型による加熱溶融によるものでは
なく、また軟化点未満とされた他方の電極による冷却作
用も期待することができるため、溶着周辺部の変形も可
及的に防止することができ、溶着品質をより一層向上さ
せることができる。
【0011】また、金型電極を上部電極に設け、他方の
電極を下部電極とすることで、加熱促進材は下部電極に
載置するだけで付設することができ、装置の構造が簡単
になり、また合成樹脂被溶着材の高周波溶接装置への供
給、溶着後の取り出しも容易である。
電極を下部電極とすることで、加熱促進材は下部電極に
載置するだけで付設することができ、装置の構造が簡単
になり、また合成樹脂被溶着材の高周波溶接装置への供
給、溶着後の取り出しも容易である。
【0012】また、本発明の高周波溶接方法は、上部電
極に設けられた金型電極と下部電極との間に合成樹脂被
溶着材を挟持し、前記金型電極と前記下部電極との間に
高周波電圧を印加し、合成樹脂被溶着材の電極間挟持部
を溶着する高周波溶接方法であって、前記金型電極を高
周波回路のアース側に、前記下部電極を高周波回路の出
力側に接続するとともに該高周波回路に合成樹脂被溶着
材の溶着に適した溶着電流を流すための同調調整器を設
け、合成樹脂被溶着材よりも高い誘電率を有しかつ合成
樹脂被溶着材の軟化点において保形性を有する誘電体で
形成された加熱促進材を前記下部電極に付設しておき、
合成樹脂被溶着材を前記金型電極と前記加熱促進材を介
して前記下部電極との間に挟持し、高周波電圧の印加時
に前記同調調整器を非同調状態から同調状態に調整す
る。
極に設けられた金型電極と下部電極との間に合成樹脂被
溶着材を挟持し、前記金型電極と前記下部電極との間に
高周波電圧を印加し、合成樹脂被溶着材の電極間挟持部
を溶着する高周波溶接方法であって、前記金型電極を高
周波回路のアース側に、前記下部電極を高周波回路の出
力側に接続するとともに該高周波回路に合成樹脂被溶着
材の溶着に適した溶着電流を流すための同調調整器を設
け、合成樹脂被溶着材よりも高い誘電率を有しかつ合成
樹脂被溶着材の軟化点において保形性を有する誘電体で
形成された加熱促進材を前記下部電極に付設しておき、
合成樹脂被溶着材を前記金型電極と前記加熱促進材を介
して前記下部電極との間に挟持し、高周波電圧の印加時
に前記同調調整器を非同調状態から同調状態に調整す
る。
【0013】この高周波溶接方法によれば、加熱促進材
は高周波回路の出力側に接続された下部電極に付設され
ているため、電極間挟持部において急速に高温に高周波
誘電加熱され、合成樹脂被溶着材がオレフィン系樹脂の
ように低誘電率で高周波誘電加熱による発熱が微弱な場
合であっても、電極間挟持部において合成樹脂被溶着材
の溶着が可能になり、溶着後の冷却効果も期待できるた
め溶着部の変形も防止される。しかも、溶着の際の高周
波電圧の印加時に同調調整器を非同調状態から同調状態
に調整するので、合成樹脂被溶着材が低誘電率の場合に
電極間に発生しやすい火花放電を確実に防止することが
でき、溶着品質も良好で、製造歩留りも向上する。ま
た、合成樹脂被溶着材の供給、取り出しも容易である。
は高周波回路の出力側に接続された下部電極に付設され
ているため、電極間挟持部において急速に高温に高周波
誘電加熱され、合成樹脂被溶着材がオレフィン系樹脂の
ように低誘電率で高周波誘電加熱による発熱が微弱な場
合であっても、電極間挟持部において合成樹脂被溶着材
の溶着が可能になり、溶着後の冷却効果も期待できるた
め溶着部の変形も防止される。しかも、溶着の際の高周
波電圧の印加時に同調調整器を非同調状態から同調状態
に調整するので、合成樹脂被溶着材が低誘電率の場合に
電極間に発生しやすい火花放電を確実に防止することが
でき、溶着品質も良好で、製造歩留りも向上する。ま
た、合成樹脂被溶着材の供給、取り出しも容易である。
【0014】さらに、金型電極および下部電極を各々予
熱する予熱ヒータを設け、金型電極を下部電極の温度を
超えかつ合成樹脂被溶着材の融点未満の温度に、下部電
極を合成樹脂被溶着材の軟化点未満の温度に予熱した状
態で合成樹脂被溶着材の溶着を行うことにより、高周波
電圧の印加時間を短縮することができ、溶着周辺部の変
形も可及的に防止することができ、溶着品質をより一層
向上させることができる。
熱する予熱ヒータを設け、金型電極を下部電極の温度を
超えかつ合成樹脂被溶着材の融点未満の温度に、下部電
極を合成樹脂被溶着材の軟化点未満の温度に予熱した状
態で合成樹脂被溶着材の溶着を行うことにより、高周波
電圧の印加時間を短縮することができ、溶着周辺部の変
形も可及的に防止することができ、溶着品質をより一層
向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の高周波溶接装置の
実施形態を示しており、ベースフレーム1の上には絶縁
材2を介して平台状の下部電極3が設置され、一方ベー
スフレーム1の上方にはベースフレーム1に対して固定
されたエアシリンダーからなる昇降装置4が設けられて
おり、該昇降装置4のピストンロッド先端部の取付板6
には絶縁材5を介して上部電極9が取り付けられ、ピス
トンロッドの伸縮により上部電極9が前記下部電極3に
対して昇降自在とされている。前記上部電極9の下面に
は溶着形状に沿って突設された凸部10を有する金型電
極11が付設されている。該金型電極11は銅、真鍮等
の導電性の良好な金属材により形成されており、上部電
極9とは電気的に導通状態にある。なお、後述のとお
り、前記上部電極9は高周波回路のアース側に接続され
るので、前記絶縁材5は必ずしも必要ではない。
実施形態を示しており、ベースフレーム1の上には絶縁
材2を介して平台状の下部電極3が設置され、一方ベー
スフレーム1の上方にはベースフレーム1に対して固定
されたエアシリンダーからなる昇降装置4が設けられて
おり、該昇降装置4のピストンロッド先端部の取付板6
には絶縁材5を介して上部電極9が取り付けられ、ピス
トンロッドの伸縮により上部電極9が前記下部電極3に
対して昇降自在とされている。前記上部電極9の下面に
は溶着形状に沿って突設された凸部10を有する金型電
極11が付設されている。該金型電極11は銅、真鍮等
の導電性の良好な金属材により形成されており、上部電
極9とは電気的に導通状態にある。なお、後述のとお
り、前記上部電極9は高周波回路のアース側に接続され
るので、前記絶縁材5は必ずしも必要ではない。
【0016】一方、前記下部電極3の上には板状ないし
シート状の加熱促進材13が載置されている。該加熱促
進材13は溶着対象である、2枚の合成樹脂シートから
なる合成樹脂被溶着材Pよりも高い誘電率を有し、かつ
合成樹脂被溶着材Pの軟化点において保形性を有する誘
電体で形成されたものである。具体的には、フェーノー
ル樹脂(ベークライト)、メラミン樹脂、エポキシ樹脂
等の熱硬化性樹脂(これらの樹脂にセルロースを充填し
たものや綿布を積層したものを含む。)が耐久性に優
れ、入手容易であるため好適であるが、紙、合成樹脂ラ
ミネート紙、木板、マイカ板、ガラス板等も利用可能で
ある。加熱促進材13の厚さは、使用高周波電圧や加工
対象である合成樹脂被溶着材Pの材質、厚さにもよる
が、フェーノール樹脂の場合、概ね1mm程度以下でよ
い。
シート状の加熱促進材13が載置されている。該加熱促
進材13は溶着対象である、2枚の合成樹脂シートから
なる合成樹脂被溶着材Pよりも高い誘電率を有し、かつ
合成樹脂被溶着材Pの軟化点において保形性を有する誘
電体で形成されたものである。具体的には、フェーノー
ル樹脂(ベークライト)、メラミン樹脂、エポキシ樹脂
等の熱硬化性樹脂(これらの樹脂にセルロースを充填し
たものや綿布を積層したものを含む。)が耐久性に優
れ、入手容易であるため好適であるが、紙、合成樹脂ラ
ミネート紙、木板、マイカ板、ガラス板等も利用可能で
ある。加熱促進材13の厚さは、使用高周波電圧や加工
対象である合成樹脂被溶着材Pの材質、厚さにもよる
が、フェーノール樹脂の場合、概ね1mm程度以下でよ
い。
【0017】前記上部電極9には上部電極9からの熱伝
導により金型電極11を予熱するための棒状の予熱ヒー
タ14が装着され、また下部電極3にも棒状の予熱ヒー
タ15が装着されており、該予熱ヒータ14,15は温
度調節部16にて温度制御される。この温度調節部16
により、下部電極3は合成樹脂被溶着材Pの軟化点未満
の温度に予熱され、また上部電極9は金型電極11が下
部電極3の予熱温度を超え合成樹脂被溶着材Pの融点未
満の温度になるように予熱される。オレフィン系樹脂を
溶着する場合、下部電極3は40〜60℃、金型電極1
1は80〜100℃に予熱することが好ましい。
導により金型電極11を予熱するための棒状の予熱ヒー
タ14が装着され、また下部電極3にも棒状の予熱ヒー
タ15が装着されており、該予熱ヒータ14,15は温
度調節部16にて温度制御される。この温度調節部16
により、下部電極3は合成樹脂被溶着材Pの軟化点未満
の温度に予熱され、また上部電極9は金型電極11が下
部電極3の予熱温度を超え合成樹脂被溶着材Pの融点未
満の温度になるように予熱される。オレフィン系樹脂を
溶着する場合、下部電極3は40〜60℃、金型電極1
1は80〜100℃に予熱することが好ましい。
【0018】一方、前記下部電極3および上部電極9に
高周波電圧を印加するための高周波回路20が設けられ
ており、該高周波回路20に設けられた高周波発振部2
1のアース側の1線が上部電極9に接続され、出力側の
他線が下部電極3に接続されており、下部電極3および
上部電極9の間には同調調整器22が接続されている。
また電源電圧を昇圧するとともに直流に整流する昇圧整
流部23が設けられ、該昇圧整流部23の出力側の1線
が高周波発振部21に接続され、他線が高周波発振部2
1への供給電流(プレート電流)検出用の電流計24お
よび供給電流を電圧として検出する抵抗器25を介して
アース側に接続されている。検出電圧は後述の同調制御
部35に出力される。
高周波電圧を印加するための高周波回路20が設けられ
ており、該高周波回路20に設けられた高周波発振部2
1のアース側の1線が上部電極9に接続され、出力側の
他線が下部電極3に接続されており、下部電極3および
上部電極9の間には同調調整器22が接続されている。
また電源電圧を昇圧するとともに直流に整流する昇圧整
流部23が設けられ、該昇圧整流部23の出力側の1線
が高周波発振部21に接続され、他線が高周波発振部2
1への供給電流(プレート電流)検出用の電流計24お
よび供給電流を電圧として検出する抵抗器25を介して
アース側に接続されている。検出電圧は後述の同調制御
部35に出力される。
【0019】前記昇圧整流部23は主制御部28により
電源電圧がON−OFF制御されており、ON状態で昇
圧整流部23から直流電力が高周波発振部21に供給さ
れ、高周波電圧が両電極部3,9に印加される。また、
主制御部28は昇降装置4を動作させるソレノイドバル
ブをON−OFF制御しており、金型電極11を昇降動
作させる。また、主制御部28には溶着操作のスタート
信号を入力する押しボタン等の入力手段27が設けられ
ている。主制御部28による昇圧整流部23および昇降
装置4の制御動作は後述する。
電源電圧がON−OFF制御されており、ON状態で昇
圧整流部23から直流電力が高周波発振部21に供給さ
れ、高周波電圧が両電極部3,9に印加される。また、
主制御部28は昇降装置4を動作させるソレノイドバル
ブをON−OFF制御しており、金型電極11を昇降動
作させる。また、主制御部28には溶着操作のスタート
信号を入力する押しボタン等の入力手段27が設けられ
ている。主制御部28による昇圧整流部23および昇降
装置4の制御動作は後述する。
【0020】前記同調調整器22は、図2に示すよう
に、絶縁支持材29により支持された一対の板電極3
0,31が対向して近接離反自在に設けられた空気コン
デンサー(板バリコン)であって、固定電極板30に対
し、可動電極板31がモータ32による送りネジ33の
回転により前後進することで電極間隔が可変とされ、こ
れにより静電容量が調整される。該同調調整器22は同
調制御部35により同調制御されており、同調制御部3
5には高周波発振部21への供給電流値を示す検出電
圧、および目標供給電流を設定するための設定器36か
らの設定電圧が入力され、これらの値が一致するように
モータ32を駆動制御している。また、送りネジ33の
先端には複数のスリットが開設された位置検出板37が
設けられ、スリットの通過を検出する検出器38が付設
されている。該検出器38からのスリット検出信号は前
記同調制御部35に入力され、送りネジ33の回転の際
に検出器38によって検出されたスリット通過数がカウ
ントされ、このカウント数により可動電極板31の原点
Gからの位置が算出され、表示器(図示省略)に表示さ
れるようになっている。
に、絶縁支持材29により支持された一対の板電極3
0,31が対向して近接離反自在に設けられた空気コン
デンサー(板バリコン)であって、固定電極板30に対
し、可動電極板31がモータ32による送りネジ33の
回転により前後進することで電極間隔が可変とされ、こ
れにより静電容量が調整される。該同調調整器22は同
調制御部35により同調制御されており、同調制御部3
5には高周波発振部21への供給電流値を示す検出電
圧、および目標供給電流を設定するための設定器36か
らの設定電圧が入力され、これらの値が一致するように
モータ32を駆動制御している。また、送りネジ33の
先端には複数のスリットが開設された位置検出板37が
設けられ、スリットの通過を検出する検出器38が付設
されている。該検出器38からのスリット検出信号は前
記同調制御部35に入力され、送りネジ33の回転の際
に検出器38によって検出されたスリット通過数がカウ
ントされ、このカウント数により可動電極板31の原点
Gからの位置が算出され、表示器(図示省略)に表示さ
れるようになっている。
【0021】次に、図3に示した動作チャートを参照し
て、本発明の高周波溶接装置の動作および溶接方法を説
明する。
て、本発明の高周波溶接装置の動作および溶接方法を説
明する。
【0022】まず、金型電極11が上昇位置にあると
き、下部電極3の上に載置された加熱促進材13の上に
溶着対象である合成樹脂被溶着材Pが供給載置される。
この状態で、入力手段27からスタート信号を主制御部
28に入力すると、昇降装置4が作動し、金型電極11
が溶着位置(下限)に下降して合成樹脂被溶着材Pを加
熱促進材13を介して下部電極3との間で挟持する。
き、下部電極3の上に載置された加熱促進材13の上に
溶着対象である合成樹脂被溶着材Pが供給載置される。
この状態で、入力手段27からスタート信号を主制御部
28に入力すると、昇降装置4が作動し、金型電極11
が溶着位置(下限)に下降して合成樹脂被溶着材Pを加
熱促進材13を介して下部電極3との間で挟持する。
【0023】金型電極11の溶着位置には位置検出器
(図示省略)が設けられており、溶着位置検出信号が主
制御部28に入力されると、昇圧整流部23に電源から
電力が供給され、高周波発振部21で発生した高周波電
圧が両電極3,9間に印加される。また、前記溶着位置
検出信号は同調制御部35に入力され、これにより可動
電極板31が原点Gから固定電極板30側に移動開始
し、予め設定器36によって設定された溶着に適した溶
着電流値となるように固定電極板30と可動電極板31
との間隔が調整される。
(図示省略)が設けられており、溶着位置検出信号が主
制御部28に入力されると、昇圧整流部23に電源から
電力が供給され、高周波発振部21で発生した高周波電
圧が両電極3,9間に印加される。また、前記溶着位置
検出信号は同調制御部35に入力され、これにより可動
電極板31が原点Gから固定電極板30側に移動開始
し、予め設定器36によって設定された溶着に適した溶
着電流値となるように固定電極板30と可動電極板31
との間隔が調整される。
【0024】この際、高周波電圧が印加されても、印加
時には同調調整器36が非同調状態にあるため、合成樹
脂被溶着材Pの誘電率が低い場合に顕著な電極間の火花
放電が抑制され、合成樹脂被溶着材Pの電極間挟持部に
ピンホール等の溶着欠陥の発生を防止することができ
る。
時には同調調整器36が非同調状態にあるため、合成樹
脂被溶着材Pの誘電率が低い場合に顕著な電極間の火花
放電が抑制され、合成樹脂被溶着材Pの電極間挟持部に
ピンホール等の溶着欠陥の発生を防止することができ
る。
【0025】同調調整器22によって溶着に適した溶着
電流が流れるようになると、加熱促進材13の電極間挟
持部が高周波誘電加熱により急速に高温に加熱されるた
め、合成樹脂被溶着材Pが低誘電率のオレフィン系樹脂
であってもその電極間挟持部において溶着される。この
際、上部電極9を介して金型電極11が予熱されている
ため、加熱促進材13の電極間挟持部で発生した熱が合
成樹脂被溶着材Pの溶着に有効に使用される。
電流が流れるようになると、加熱促進材13の電極間挟
持部が高周波誘電加熱により急速に高温に加熱されるた
め、合成樹脂被溶着材Pが低誘電率のオレフィン系樹脂
であってもその電極間挟持部において溶着される。この
際、上部電極9を介して金型電極11が予熱されている
ため、加熱促進材13の電極間挟持部で発生した熱が合
成樹脂被溶着材Pの溶着に有効に使用される。
【0026】高周波電圧の印加時間(T1)は通電タイ
マーにより制御されており、T1の経過後、昇圧整流部
23への電力の供給が停止され、高周波電圧の印加も停
止される。また、T1経過信号が同調制御部35に出力
され、可動側電極板31が原点に復帰するように駆動さ
れる。主制御部28において、T1経過後、さらにタイ
マーにより冷却保持時間(T2)を計測し、T2経過後
に昇降装置4を上昇させる。下部電極3の予熱温度は低
いので、T2の間、合成樹脂被溶着材Pは昇降装置4に
より加圧された状態で冷却されるため、溶着部の変形が
抑えられ、溶着品質が良好となる。
マーにより制御されており、T1の経過後、昇圧整流部
23への電力の供給が停止され、高周波電圧の印加も停
止される。また、T1経過信号が同調制御部35に出力
され、可動側電極板31が原点に復帰するように駆動さ
れる。主制御部28において、T1経過後、さらにタイ
マーにより冷却保持時間(T2)を計測し、T2経過後
に昇降装置4を上昇させる。下部電極3の予熱温度は低
いので、T2の間、合成樹脂被溶着材Pは昇降装置4に
より加圧された状態で冷却されるため、溶着部の変形が
抑えられ、溶着品質が良好となる。
【0027】金型電極11が上昇し、上昇位置に戻った
後、溶着された合成樹脂被溶着材Pを下部電極3上の加
熱促進材13から取り出すとともに、新たな合成樹脂被
溶着材Pを加熱促進材13の上に供給載置し、再びスタ
ート信号を入力することにより上記した溶着操作が繰り
返し行われる。
後、溶着された合成樹脂被溶着材Pを下部電極3上の加
熱促進材13から取り出すとともに、新たな合成樹脂被
溶着材Pを加熱促進材13の上に供給載置し、再びスタ
ート信号を入力することにより上記した溶着操作が繰り
返し行われる。
【0028】上記実施形態では、上部電極9に予熱ヒー
タ14を設け、熱伝導により金型電極11を予熱するよ
うにしたが、金型電極11に面状ヒータ等を直接付設す
るようにしてもよい。もっとも、上部電極9に予熱ヒー
タを設けたほうが、金型電極11の交換等の取り扱いが
容易である。また、上記実施形態では、下部電極3を固
定側として上部電極9が下部電極3側に近接離反するよ
うにしたが、上部電極9を固定側とし、下部電極3を昇
降側としてもよい。また、昇降装置4としては、エアシ
リンダーに限らず、油圧シリンダーや電動シリンダー等
を用いてもよい。また、上記実施形態では、金型電極1
1を上部電極9に設けたが、下部電極3側に設けること
もできる。
タ14を設け、熱伝導により金型電極11を予熱するよ
うにしたが、金型電極11に面状ヒータ等を直接付設す
るようにしてもよい。もっとも、上部電極9に予熱ヒー
タを設けたほうが、金型電極11の交換等の取り扱いが
容易である。また、上記実施形態では、下部電極3を固
定側として上部電極9が下部電極3側に近接離反するよ
うにしたが、上部電極9を固定側とし、下部電極3を昇
降側としてもよい。また、昇降装置4としては、エアシ
リンダーに限らず、油圧シリンダーや電動シリンダー等
を用いてもよい。また、上記実施形態では、金型電極1
1を上部電極9に設けたが、下部電極3側に設けること
もできる。
【0029】また、上記実施形態では、同調調整器22
として、固定電極板30に対して可動電極板31を近接
離反させて静電容量を調整する可変コンデンサを示した
が、可動側の電極板を回転させることにより静電容量を
調整するタイプのものであってもよい。また、上記実施
形態では、同調制御部35によって可動電極板31を溶
着操作ごとに原点から溶着電流の流れる同調位置に自動
的に移動させるようにしたが、溶着操作ごとに同調制御
部35に設けた設定器36を手動操作して非同調状態か
ら同調状態にしてもよい。また、原点からの移動に限ら
ず、過渡的に発生した高電圧による火花放電が発生しな
い限り、原点に代えて適宜の非同調位置から同調位置に
移動させるようにしてもよい。また、同調調整器22と
は別の補助可変コンデンサを前記同調調整器22と直列
に設け、これを調整することで非同調状態から同調状態
に調整するようにしてもよい。
として、固定電極板30に対して可動電極板31を近接
離反させて静電容量を調整する可変コンデンサを示した
が、可動側の電極板を回転させることにより静電容量を
調整するタイプのものであってもよい。また、上記実施
形態では、同調制御部35によって可動電極板31を溶
着操作ごとに原点から溶着電流の流れる同調位置に自動
的に移動させるようにしたが、溶着操作ごとに同調制御
部35に設けた設定器36を手動操作して非同調状態か
ら同調状態にしてもよい。また、原点からの移動に限ら
ず、過渡的に発生した高電圧による火花放電が発生しな
い限り、原点に代えて適宜の非同調位置から同調位置に
移動させるようにしてもよい。また、同調調整器22と
は別の補助可変コンデンサを前記同調調整器22と直列
に設け、これを調整することで非同調状態から同調状態
に調整するようにしてもよい。
【0030】また、主制御部28において、高周波電圧
の印加タイミングは金型電極11の溶着位置(下限)を
検出することにより行ったが、スタート信号の入力時点
から金型電極11の下降時間T0をタイマーにて計測
し、T0経過後に高周波電圧を電極間に印加するように
してもよい。
の印加タイミングは金型電極11の溶着位置(下限)を
検出することにより行ったが、スタート信号の入力時点
から金型電極11の下降時間T0をタイマーにて計測
し、T0経過後に高周波電圧を電極間に印加するように
してもよい。
【0031】また、上記実施形態では、合成樹脂被溶着
材Pを高周波溶接装置へ直接供給、取り出す作業例を示
したが、高周波溶接装置から離隔した位置で供給取出作
業ができるようにしてもよい。
材Pを高周波溶接装置へ直接供給、取り出す作業例を示
したが、高周波溶接装置から離隔した位置で供給取出作
業ができるようにしてもよい。
【0032】図5はかかる供給取出装置の一例を示して
おり、下部電極3の外側で昇降する昇降アーム41と、
下部電極3の外側に位置し、前記昇降アーム41の昇降
により下部電極3の表面に対して搬送面が上下方向に昇
降する一対のローラ列を有する昇降ローラコンベア42
と、昇降ローラコンベア42の上昇位置において搬送面
が面一になるように高周波溶接装置の外側に設けられた
固定ローラコンベア43が備えられている。
おり、下部電極3の外側で昇降する昇降アーム41と、
下部電極3の外側に位置し、前記昇降アーム41の昇降
により下部電極3の表面に対して搬送面が上下方向に昇
降する一対のローラ列を有する昇降ローラコンベア42
と、昇降ローラコンベア42の上昇位置において搬送面
が面一になるように高周波溶接装置の外側に設けられた
固定ローラコンベア43が備えられている。
【0033】かかる供給取出装置の動作を簡単に説明す
る。固定ローラコンベア43上にて導電板45の上に加
熱促進材13、合成樹脂被溶着材Pを載置した後、図5
(a)に示すように、導電板45ごと可動ローラコンベ
ア42側に移動させ、図5(b)に示すように、昇降ア
ーム41を下降させることで、導電板45を下部電極3
と電気的に一体化させた後、溶着操作を行う。溶着後
は、昇降アーム41を上昇させることにより、溶着後の
合成樹脂被溶着材Pを導電板45および加熱促進材13
とともに下部電極3から離脱し、再び固定ローラコンベ
ア43側に移動させて、合成樹脂被溶着材Pの取出、供
給を行う。なお、かかる一連の動作はシーケンス制御に
より容易に自動化することができ、これにより操作性を
より一層向上させることができる。
る。固定ローラコンベア43上にて導電板45の上に加
熱促進材13、合成樹脂被溶着材Pを載置した後、図5
(a)に示すように、導電板45ごと可動ローラコンベ
ア42側に移動させ、図5(b)に示すように、昇降ア
ーム41を下降させることで、導電板45を下部電極3
と電気的に一体化させた後、溶着操作を行う。溶着後
は、昇降アーム41を上昇させることにより、溶着後の
合成樹脂被溶着材Pを導電板45および加熱促進材13
とともに下部電極3から離脱し、再び固定ローラコンベ
ア43側に移動させて、合成樹脂被溶着材Pの取出、供
給を行う。なお、かかる一連の動作はシーケンス制御に
より容易に自動化することができ、これにより操作性を
より一層向上させることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、金型電極の設けられて
いない他方の電極が高周波回路の出力側に接続され、該
他方の電極に加熱促進材が付設されているため、該加熱
促進材は電極間挟持部において高周波誘電加熱により急
速に高温加熱されるので、合成樹脂被溶着材の誘電率が
低く、高周波誘電加熱による発熱が微弱であっても、合
成樹脂被溶着材を電極間挟持部にて溶着することがで
き、しかも冷却効果も期待できるため溶着品質も良好で
ある。また、金型電極の製作も容易であるため、製作コ
ストが低廉ですみ、さらに従来から蓄積された金型電極
も有効に利用することができる。
いない他方の電極が高周波回路の出力側に接続され、該
他方の電極に加熱促進材が付設されているため、該加熱
促進材は電極間挟持部において高周波誘電加熱により急
速に高温加熱されるので、合成樹脂被溶着材の誘電率が
低く、高周波誘電加熱による発熱が微弱であっても、合
成樹脂被溶着材を電極間挟持部にて溶着することがで
き、しかも冷却効果も期待できるため溶着品質も良好で
ある。また、金型電極の製作も容易であるため、製作コ
ストが低廉ですみ、さらに従来から蓄積された金型電極
も有効に利用することができる。
【図1】実施形態にかかる高周波溶接装置の全体構成図
である。
である。
【図2】同調調整器および同調制御部の全体構成図であ
る。
る。
【図3】高周波溶接装置の動作チャートである。
【図4】合成樹脂被溶着材の供給取出装置の概略構成図
である。
である。
3 下部電極 4 昇降装置 9 上部電極 11 金型電極 14,15 予熱ヒータ 16 温度調節部 20 高周波回路 21 高周波発振部 22 同調調整器 28 主制御部 35 同調制御部
Claims (6)
- 【請求項1】 下部電極と、該下部電極に対して相対移
動自在とされた上部電極と、両電極間に高周波電圧を印
加する高周波回路が設けられ、前記上部電極あるいは下
部電極の一方に金型電極が設けられ、該金型電極と金型
電極が設けられていない他方の電極との間で合成樹脂被
溶着材を挟持し、両電極間に高周波電圧を印加し、合成
樹脂被溶着材の電極間挟持部を溶着する高周波溶接装置
であって、 前記金型電極が高周波回路のアース側に、前記他方の電
極が高周波回路の出力側に接続され、合成樹脂被溶着材
よりも高い誘電率を有しかつ合成樹脂被溶着材の軟化点
において保形性を有する誘電体で形成された加熱促進材
が前記他方の電極に付設され、合成樹脂被溶着材を前記
金型電極と前記加熱促進材を介して前記他方の電極との
間に挟持するようにした高周波溶接装置。 - 【請求項2】 合成樹脂被溶着材の溶着に適した溶着電
流を流すための同調調整器が高周波回路に設けられ、高
周波電圧の印加時に前記同調調整器を非同調状態から同
調状態に制御する同調制御部が設けられた請求項1に記
載の高周波溶接装置。 - 【請求項3】 金型電極および他方の電極を各々予熱す
る予熱ヒータが設けられ、金型電極を他方の電極の温度
を超えかつ合成樹脂被溶着材の融点未満の温度に予熱
し、他方の電極を合成樹脂被溶着材の軟化点未満の温度
に予熱するように各予熱ヒータを制御する温度調節部が
設けられた請求項1又は2に記載の高周波溶接装置。 - 【請求項4】 上部電極に金型電極が設けられ、他方の
電極が下部電極とされた請求項1〜3のいずれか1項に
記載の高周波溶接装置。 - 【請求項5】 上部電極に設けられた金型電極と下部電
極との間に合成樹脂被溶着材を挟持し、前記金型電極と
前記下部電極との間に高周波電圧を印加し、合成樹脂被
溶着材の電極間挟持部を溶着する高周波溶接方法であっ
て、 前記金型電極を高周波回路のアース側に、前記下部電極
を高周波回路の出力側に接続するとともに該高周波回路
に合成樹脂被溶着材の溶着に適した溶着電流を流すため
の同調調整器を設け、合成樹脂被溶着材よりも高い誘電
率を有しかつ合成樹脂被溶着材の軟化点において保形性
を有する誘電体で形成された加熱促進材を前記下部電極
に付設しておき、 合成樹脂被溶着材を前記金型電極と前記加熱促進材を介
して前記下部電極との間に挟持し、高周波電圧の印加時
に前記同調調整器を非同調状態から同調状態に調整する
高周波溶接方法。 - 【請求項6】 金型電極および下部電極を各々予熱する
予熱ヒータを設け、金型電極を下部電極の温度を超えか
つ合成樹脂被溶着材の融点未満の温度に、下部電極を合
成樹脂被溶着材の軟化点未満の温度に予熱した状態で合
成樹脂被溶着材の溶着を行う請求項5に記載の高周波溶
接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9528598A JP2933599B1 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 高周波溶接装置及び高周波溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9528598A JP2933599B1 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 高周波溶接装置及び高周波溶接方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2933599B1 JP2933599B1 (ja) | 1999-08-16 |
| JPH11268133A true JPH11268133A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14133514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9528598A Expired - Lifetime JP2933599B1 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 高周波溶接装置及び高周波溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2933599B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210008585A (ko) * | 2019-07-15 | 2021-01-25 | (주)카스아이엔씨 | 가변콘덴서 모터제어형 고주파 접착기 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110202795B (zh) * | 2019-06-05 | 2024-08-30 | 苏州凯尔博科技股份有限公司 | 一种换模预加热机构 |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP9528598A patent/JP2933599B1/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210008585A (ko) * | 2019-07-15 | 2021-01-25 | (주)카스아이엔씨 | 가변콘덴서 모터제어형 고주파 접착기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2933599B1 (ja) | 1999-08-16 |
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