JPH11268240A - 紫外線硬化型材料の硬化装置 - Google Patents

紫外線硬化型材料の硬化装置

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JPH11268240A
JPH11268240A JP7179998A JP7179998A JPH11268240A JP H11268240 A JPH11268240 A JP H11268240A JP 7179998 A JP7179998 A JP 7179998A JP 7179998 A JP7179998 A JP 7179998A JP H11268240 A JPH11268240 A JP H11268240A
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JP
Japan
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ultraviolet
curing
curable material
inert gas
reaction chamber
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JP7179998A
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English (en)
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Yoshihisa Higashida
佳久 東田
Toshio Yasuda
登志夫 安田
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不活性ガス消費量を低減しながら硬度むらの
ない均一な表面硬度を得ることができる紫外線硬化型材
料の硬化装置を提供する。 【解決手段】 不活性ガスが充填された硬化反応室2に
帯状材(紫外線硬化型材料)8を連続供給しながら紫外
線照射して硬化させる硬化装置であり、硬化反応室2が
紫外線照射器1に対向する位置に紫外線透過性透明板3
を取り付けた構成にして該硬化反応室内部2を紫外線照
射器1から隔離し、かつ該硬化反応室2に対する帯状材
8の搬入部と搬出部にシール機構10A,10B,11
A,11Bを設けた構成からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線硬化型材料
の硬化装置に関し、さらに詳しくは、不活性ガス消費量
を低減しながら硬度むらのない均一な表面硬度が得られ
るようにする紫外線硬化型材料の硬化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線硬化型樹脂の塗膜、印刷インキ、
接着レジン等をシート基材に塗布した材料を紫外線照射
して硬化させる反応プロセスでは、その硬化反応雰囲気
中に大気(酸素)が存在すると、紫外線による光重合反
応が阻害されやすいという問題がある。従来、このよう
な問題の対策として、紫外線照射器(紫外線ランプ)と
紫外線硬化反応工程とを同一のチャンバー内に設け、そ
のチャンバーに不活性ガスを連続供給することにより紫
外線硬化型材料の塗膜界面における酸素濃度を下げて、
高硬度の硬化膜を得るようにする技術が知られている
(例えば、特開平4−301456号公報参照)。
【0003】しかし、上記従来装置では、紫外線硬化型
材料をチャンバーに連続供給するとき、その紫外線硬化
型材料自身がチャンバー内に随伴空気を持ち込む現象を
生じ、また紫外線硬化型材料の搬入口や搬出口からチャ
ンバー内の不活性ガスが漏出するため、チャンバー内の
酸素濃度が上昇しやすくなるいという問題があった。ま
た、低酸素濃度を維持するために絶えず多量の不活性ガ
スを供給しなければならないため、不活性ガスの消費量
が必然的に多くなり、コストアップの原因にもなってい
た。
【0004】また、上記硬化反応に使用される紫外線ラ
ンプには、特開平5−237992号公報や特開平5−
4326号公報に開示されるように、紫外線ランプの過
熱防止のため冷却空気を送風したり、また紫外線ランプ
周辺に発生するオゾンを排気するため排気筒を設けたり
している。そのため冷却用空気がチャンバー内に流入
し、内部の不活性ガスを不規則に流動させるため酸素濃
度むらを発生し、紫外線硬化型材料を硬化反応を不安定
にする結果、均一な表面硬度が得られなくなるという欠
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の問題を解消し、不活性ガス消費量を低減
しながら硬度むらのない均一な表面硬度が得られるよう
にする紫外線硬化型材料の硬化装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、不活性ガスが充填された硬化反応室に紫外線硬化
型材料を連続供給しながら該紫外線硬化型材料に紫外線
照射器から紫外線を照射して硬化させる硬化装置におい
て、前記硬化反応室の前記紫外線照射器に対向する位置
に紫外線透過性透明板を取り付けて該硬化反応室内部を
前記紫外線照射器から隔離した構成にすると共に、該硬
化反応室に対する前記紫外線硬化型材料の搬入部と搬出
部にシール機構を設けたことを特徴とするものである。
【0007】このように硬化反応室に対する紫外線硬化
型材料の搬入部と搬出部とにシール機構を設けたため、
硬化反応室内部の不活性ガスがいたずらに流出すること
がなく、不活性ガスを多量に供給しなくても硬化反応室
内部を低酸素濃度を維持することができる。また、硬化
反応室内部を紫外線透過性透明板を介して紫外線照射器
から隔離するようにしたため、紫外線照射器の冷却用空
気が硬化反応室内に流入して酸素濃度むらを発生するこ
とがなく、硬化反応を安定させることができるので、硬
度むらのない均一な表面硬度を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の硬化装置の実施形
態を示す概略縦断面図、図2は同装置の要部を示す拡大
縦断面図、図3は図2のA−A矢視図である。図におい
て、1は高圧水銀灯、メタルハライドランプ等の紫外線
ランプからなる紫外線照射器、2は硬化反応室である。
紫外線照射器1は光源1aの正面の照射面を除く背面側
を囲むように反射鏡1bを有し、その内部に導入口1c
から冷却用空気を供給するように構成されている。硬化
反応室2は紫外線照射器1と対面する位置に石英ガラス
等の紫外線透過率の高い材料の透明板3を設け、硬化反
応室内部を紫外線照射器1から隔離するように構成され
ている。
【0009】紫外線硬化型材料7は樹脂フイルム等のシ
ート基材8aの表面に塗布又は積層された帯状材8とし
て形成され、この形態で硬化反応室2に搬入・搬出され
るようになっている。このように搬入・搬出するため、
硬化反応室2の両端部外側の一方に巻出原反4と塗布手
段5が設置され、また他方に巻取機6が設置されてい
る。
【0010】巻出原反4からシート基材8aが巻き出さ
れ、その表面に塗布手段5により紫外線硬化型材料7が
塗布されることにより帯状材8が形成され、硬化反応室
2に搬入される。帯状材8は硬化反応室2の内部で紫外
線硬化型材料7に紫外線照射器1から放射された紫外線
を照射して硬化反応させたのち硬化反応室2の外へ搬出
され、巻取機6に巻き取られる。
【0011】上記硬化反応室2には、紫外線硬化型材料
7が塗布された帯状材8の搬入部の外側と内側に、シー
ル機構10Aと11Aとが2段階に設けられている。ま
た、搬出部の内側と外側にも、シール機構11Bと10
Bとが同じく2段階に設けられている。これらシール機
構10A、11A、11B、10Bは硬化反応室2の内
部を三つに区分し、搬入予備室13、反応処理室14、
搬出予備室15を順に形成している。
【0012】上記三つの搬入予備室13、反応処理室1
4、搬出予備室15の各室には、それぞれ底面にガス導
入口16が設けられ、不活性ガスが連続的又は間欠的に
供給されるようになっている。不活性ガスとしては特に
限定されないが、好ましくは窒素が使用される。さらに
反応処理室14の上面には、シール機構11A、11B
に近い位置にガスノズル17が設けられ、このガスノズ
ル17から不活性ガスが帯状材8の紫外線硬化型材料7
の表面に直接吹き付けられるようになっている。また、
反応処理室14には酸素濃度測定口19も設けられてい
る。
【0013】また、硬化反応室2は、上記シール機構1
0A、11A、11B、10Bにおいて、帯状材8の搬
送路を境に上部反応室2aと下部反応室2bとに2分割
され(図4参照)、その上部反応室2aがエアシリンダ
ー26の伸縮により開閉するように構成されている。こ
のように硬化反応室2が開閉自在であることにより、帯
状材8をセットする時の作業や、装置のメンテナンス時
の作業が容易になる。この分割数は二つに限定されず、
3以上であってもよく、また少なくとも一つが開閉可能
になっていればよい。
【0014】両外側に設けたシール機構10A、10B
は、それぞれ硬化反応室2の外側面から外方に延長する
偏平な筒状部12、12から構成されている。各筒状部
12の内部空間は帯状材8の搬送方向と幅方向に狭隘な
隙間を形成し、この狭隘な隙間によって帯状材8の随伴
空気を防止し、また内部の不活性ガスの流出を防止して
いる。この偏平な筒状部12の内部空間の隙間として
は、紫外線硬化型材料7を含む帯状材8の厚さよりも大
きい範囲で極力狭い方がよく、上限を15mm以下にす
ることが好ましい。また、筒状部12の突出長さは長く
するほどシール性を向上することができ、好ましくは1
0〜100mmにするとよい。
【0015】シール機構10A、10Bの内側に設けた
シール機構11A、11Bは、それぞれ搬送ロール20
a、20bと、それぞれの上部と下部とにシール部材2
1a、22a;21b、22bを組み合わせた構成から
なる。下部に設けたシール部材22a;22bは、搬送
ロール20a、20bとの間に狭隘な隙間を形成する円
筒凹面に形成され、他方、上部に設けたシール部材21
a、21bは、表面が帯状材8の搬送面に沿ってほぼ平
面に形成され、かつその平面に搬送ロール20a、20
bに対して斜め外側に向けて噴射する不活性ガス吹出し
口23a、23bを設け、また必要により、図示のよう
にラビリンス24a、24bを設けている。
【0016】また、搬送ロール20aの両軸端には、図
3に示すように、それぞれシール部材25a、25aが
設けられ、搬入予備室13と反応処理室14との間をシ
ールするようにしている。図示していないが、搬送ロー
ル20bの両軸端にも同様のシール部材25b、25b
が設けられ、反応処理室14と搬出予備室15との間を
シールするようにしている。
【0017】上述したシール機構11A、11Bは、そ
れぞれシール機構11A側は、帯状材8を搬送ロール2
0aに巻き付けシール部材21aとの間を通って搬入予
備室13から反応処理室14へ搬入するようにし、また
シール機構11B側は、搬送ロール20bとシール部材
21bとの間に挟んで反応処理室14から搬出予備室1
5へ搬出するようになっている。このとき不活性ガス吹
出し口23a、23bから不活性ガスが斜め外側に向け
て噴射され、搬入予備室13や搬出予備室15から反応
処理室14側へ侵入しようとする空気をカットし、特に
シール機構11A側では帯状材8の随伴空気をカットす
る。不活性ガス吹出し口23a、23bの帯状材8に対
する傾斜角度θとしては、随伴空気を効率よくカットで
きれば特に限定されないが、好ましくは15°〜50°
の範囲にするのがよい。
【0018】上記シール機構11A、11Bの搬送ロー
ル20a、20bは、モータ等の外部動力で積極駆動す
るようにしてもよいが、帯状材8との摩擦力で帯状材8
に追従回転するようにしてもよい。搬送ロール20a、
20bの表面と不活性ガス吹出し口23a、23bとの
間の隙間(或いはシール部材21a、21bの下面との
隙間)は、紫外線硬化型材料7を含む帯状材8の厚さよ
りも大きい範囲で極力狭くすることが好ましく、上限を
15mm以下にするのがよい。
【0019】ここでシール機構11Aと11Bについて
は、帯状材8の随伴空気の反応処理室14への侵入はシ
ール機構11A側で発生し、シール機構11B側では発
生しないので、シール機構11Bの方は設置を省略する
ようにしてもよい。しかし、シール機構11Bを設けれ
ば、反応処理室14内の不活性ガスが帯状材8により随
伴して持ち出されるのを防止し、また搬出予備室15側
からの空気の侵入を防止することができる。
【0020】
【実施例】紫外線硬化型材料7としてアクリル系樹脂を
用い、これを樹脂フィルムのシート基材8aに塗布して
厚さ10μmの帯状材8に形成しつつ、下記の部品及び
寸法にした図1の硬化装置を使用して硬化反応処理をし
た。その結果、帯状材8が反応処理室14に持ち込む随
伴空気がカットされ、シール性が向上したため、窒素ガ
スの消費量を低減しながら、300ppm程度の酸素濃
度を安定して維持することができた。そのため均一な硬
度むらのない硬化膜を形成することができた。
【0021】 紫外線照射器1:メタルハライドランプ 透明板3:石英ガラス 紫外線照射器1と透明板3との距離:10mm 筒状部12の内部隙間:5mm、同突出長さ:55mm 搬送ロール20a、20bとシール部材22a、22b
との隙間:0.5mm 搬送ロール20a、20bとシール部材25a、25b
との隙間:0.5mm 不活性ガス吹出し口23a、23b(又はシール部材2
1a、21b下面)と帯状材8との隙間:1mm 不活性ガス吹出し口23a、23bの傾斜角θ:45°
【0022】
【発明の効果】上述したように本発明によると、硬化反
応室における紫外線硬化型材料の搬入部と搬出部にシー
ル機構を設けたため、硬化反応室内の不活性ガスが徒に
流出することがなくなり、多量に不活性ガスを供給しな
くても低い酸素濃度に維持することができる。また、硬
化反応室内部を紫外線透過性透明板を介して紫外線照射
器から隔離したため、紫外線照射器冷却用の空気が硬化
反応室内に流入して酸素濃度むらを発生することがなく
硬化反応を安定させるため、均一な表面硬度を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬化装置の実施形態を示す概略断面図
である。
【図2】図1の硬化装置の要部を示す拡大縦断面図であ
る。
【図3】図2におけるA−A矢視図である。
【図4】図1の硬化装置の上部反応室を上昇させたとき
の説明図である。
【符号の説明】
1 紫外線照射器 2 硬化反応室 2a 上部反応室 2b 下部反応室 3(紫外線透過性の)透明板 7 紫外線硬化型材料 8a シート基材 8 帯状材 10A、10B、11A、11B シール機構 12 筒状部 13 搬入予備室 14 反応処理室 15 搬出予備室 20a、20b 搬送ロール 21a、21b、22a、22b シール部材 23a、23b 不活性ガス吹出し口 26 エアシリンダー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガスが充填された硬化反応室に紫
    外線硬化型材料を連続供給しながら該紫外線硬化型材料
    に紫外線照射器から紫外線を照射して硬化させる硬化装
    置において、前記硬化反応室の前記紫外線照射器に対向
    する位置に紫外線透過性透明板を取り付けて該硬化反応
    室内部を前記紫外線照射器から隔離した構成にすると共
    に、該硬化反応室に対する前記紫外線硬化型材料の搬入
    部と搬出部にシール機構を設けた紫外線硬化型材料の硬
    化装置。
  2. 【請求項2】 前記シール機構を前記硬化反応室の外側
    面から外側へ突出させると共に、前記紫外線硬化型材料
    を狭隘な隙間を介して挿通させる偏平な筒状部から構成
    した請求項1に記載の紫外線硬化型材料の硬化装置。
  3. 【請求項3】 前記偏平な筒状部の内部隙間を前記紫外
    線硬化型材料の厚みより大きく、かつ15mm以下にし
    た請求項2に記載の紫外線硬化型材料の硬化装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記搬入部側のシール機構と
    して、前記紫外線硬化型材料の搬送ロールと該搬送ロー
    ルに斜め外側に向けて対設した不活性ガス吹出し口とを
    有し、該シール機構により前記搬入部側に搬入予備室を
    区分形成した請求項1、2又は3に記載の紫外線硬化型
    材料の硬化装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送ロールと不活性ガス吹出し口か
    らなるシール機構を前記搬出部側にも設け、該シール機
    構により前記搬出部側に搬出予備室を区分形成した請求
    項4に記載の紫外線硬化型材料の硬化装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送ロールと不活性ガス吹出し口と
    間の隙間を、前記紫外線硬化型材料の厚みより大きく、
    かつ15mm以下にした請求項4又は5に記載の紫外線
    硬化型材料の硬化装置。
  7. 【請求項7】 前記不活性ガス吹出し口が、不活性ガス
    を前記紫外線硬化型材料表面に直接吹き付けるように設
    けられている請求項4〜6のいずれかに記載の紫外線硬
    化型材料の硬化装置。
  8. 【請求項8】 前記紫外線透過性透明板が石英ガラスか
    らなる請求項1〜7のいずれかに記載の紫外線硬化型材
    料の硬化装置。
  9. 【請求項9】 前記硬化反応室が前記紫外線硬化型材料
    の搬送路を境に少なくとも2分割され、分割された少な
    くとも一方を開閉可能にした請求項1〜8のいずれかに
    記載の紫外線硬化型材料の硬化装置。
  10. 【請求項10】 前記紫外線硬化型材料をシート基材に
    積層させた帯状材に形成した請求項1〜9のいずれかに
    記載の紫外線硬化型材料の硬化装置。
  11. 【請求項11】 前記不活性ガスが窒素である請求項1
    〜10のいずれかに記載の紫外線硬化型材料の硬化装
    置。
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