JPH11268635A - プラットホーム用可動柵 - Google Patents

プラットホーム用可動柵

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JPH11268635A
JPH11268635A JP9257198A JP9257198A JPH11268635A JP H11268635 A JPH11268635 A JP H11268635A JP 9257198 A JP9257198 A JP 9257198A JP 9257198 A JP9257198 A JP 9257198A JP H11268635 A JPH11268635 A JP H11268635A
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locking
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movable fence
door
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Masaaki Tanaka
正顕 田中
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和夫 久山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常時において、停車した列車側の乗降口と
プラットホーム上に設置した可動柵の乗降口とが一致し
ない場合に、列車内の乗客が自力で迅速にプラットホー
ム上に脱出することができるようにすること。 【解決手段】 列車6に乗降するためのプラットホーム
7の床面上に設けられる戸袋1と、戸袋1内より進退移
動して乗降口8を開閉する扉体2と、を有するプラット
ホーム7用可動柵において、戸袋1は、乗降口8と反対
側の部分が軸部23を中心として旋回自在に設けられ、
操作部3の操作によって係止を解除可能な係止機構4に
よって旋回が係止され、操作部3は、押しボタン式操作
部であって、戸袋1の線路側の側面に設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駅のプラットホ
ームに設置して、乗客の線路側への転落事故及び列車と
の接触事故を防止するプラットホーム用可動柵に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より駅のプラットホームでは、例え
ば通過列車の風圧により、乗客が線路側に転落する等の
不測の事故を防止するために、プラットホームの床面の
線路側に接近する箇所に固定柵と可動柵を設置してい
る。この可動柵は、プラットホームの床面上に固定設置
される戸袋と、この戸袋内より進退移動する扉体と、を
備えるスライド型のものである。可動柵は、列車が定位
置に停車したときの列車の乗降口とこの可動柵の扉体が
開閉するホーム側の乗降口とが一致するようにプラット
ホームの床面上に複数台設置され、列車の乗降口扉と連
動して扉体を後退及び前進移動させてホーム側の乗降口
を開閉し、列車に対しての乗降を可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば列車火
災等の非常時には、列車を駅に緊急停止させることがあ
り、この場合、列車が必ずしも定位置に停車するとは限
らず、従って、列車側の乗降口とプラットホーム上に設
置した可動柵の乗降口とが一致しないことがある。とこ
ろが、可動柵はプラットホームの床面の線路側に接近す
る箇所に設置されているので、緊急停止した列車の乗降
口と可動柵の乗降口とが一致していない場合には、列車
の乗降口がプラットホーム上の可動柵の戸袋によって塞
がれてしまい、乗客が列車内に閉じ込められて脱出でき
ない事態が発生する恐れがある。
【0004】本発明は、非常時において、停車した列車
側の乗降口とプラットホーム上に設置した可動柵の乗降
口とが一致しない場合に、列車内の乗客が自力で迅速に
プラットホーム上に脱出することができるプラットホー
ム用可動柵を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、鉄道車両
に乗降するためのプラットホームの床面上に設けられる
戸袋と、前記戸袋内より進退移動して乗降口を開閉する
扉体と、を有するプラットホーム用可動柵において、前
記戸袋は、前記乗降口と反対側の部分が軸部を中心とし
て旋回自在に設けられ、操作部の操作によって係止を解
除可能な係止機構によって前記旋回が係止されるもので
ある。
【0006】第2の発明は、第1の発明の前記係止機構
が、前記操作部の解除動作を機械的に伝達する可撓性を
有する線状部材を介して前記操作部と連結されているも
のである。
【0007】第3の発明は、第1の発明の前記操作部
が、押しボタン式操作部であって、前記戸袋の線路側の
側面に設けられているものである。
【0008】第4の発明は、第1の発明の前記操作部
が、押しボタン式操作部であって、押し込まれる前の係
合位置で前記係止機構に設けられている係合部と係合
し、押し込まれた非係合位置で前記係合部から外れて前
記係止機構による前記戸袋の旋回の係止を解除する押し
ボタンを有するものである。
【0009】第5の発明は、鉄道車両に乗降するための
プラットホームの床面上に設けられる戸袋と、前記戸袋
内より進退移動して乗降口を開閉する扉体と、を有する
プラットホーム用可動柵において、前記戸袋の前記乗降
口と反対側の部分に設けられ前記戸袋を旋回自在に支持
する軸部と、前記床面上に設置され係止部を有する受け
台、及び操作部の操作によって前記係止部に係合する係
合位置と前記係止部から離脱する離脱位置とに移動する
前記戸袋に設けられている被係止部、を有する係止機構
と、を具備するものである。
【0010】第6の発明は、鉄道車両に乗降するための
プラットホームの床面上に設けられる戸袋と、前記戸袋
内より進退移動して乗降口を開閉する扉体と、を有する
プラットホーム用可動柵において、前記戸袋の前記乗降
口と反対側の部分に設けられ前記戸袋を旋回自在に支持
する軸部と、前記床面上に設置され係止孔を有する受け
台、及び操作部の操作によって前記係止孔に係合する係
合位置と前記係止孔から離脱する離脱位置とに移動する
前記戸袋に設けられている係止棒、を有する係止機構
と、を具備するものである。
【0011】第7の発明は、第6の発明の前記受け台の
係止孔が、テーパ孔部を有し、前記係止棒が、前記係合
位置で前記テーパ孔部に嵌合するテーパ軸部を有するも
のである。
【0012】第8の発明は、第7の発明において、前記
係止棒のテーパ軸部を前記受け台のテーパ孔部に押し付
けるばねを有するものである。
【0013】第9の発明は、第6の発明の前記係止棒
に、前記操作部の操作によって折曲する一対のリンク部
材が連結し、前記一対のリンク部材が前記係止棒の軸線
に沿って伸びる状態で前記係止棒が前記受け台の係止孔
に係合し、前記一対のリンク部材が折れ曲がる状態で前
記係止棒が前記受け台の係止孔から離脱するものであ
る。
【0014】第10の発明は、第6の発明の前記係止機
構が、前記戸袋が閉位置で前記係止棒の保持を解除して
前記係止棒の前記離脱位置から前記係合位置への下方移
動を可能とし、前記戸袋の前記閉位置以外の開位置で前
記係止棒を前記離脱位置で保持する保持機構を有するも
のである。
【0015】第11の発明は、鉄道車両に乗降するため
のプラットホームの床面上に設けられる戸袋と、前記戸
袋内より進退移動して乗降口を開閉する扉体と、を有す
るプラットホーム用可動柵において、前記戸袋が、前記
乗降口と反対側の部分が軸部を中心として旋回自在に設
けられ、前記戸袋が閉位置で前記乗降口に向かう側の部
分が前記床面上に設けられる受け台上に載置され、前記
軸部には、前記戸袋の前記乗降口に向かう側の部分の前
記受け台に掛かる荷重の調整を行う荷重調整機構を設け
てなるものである。
【0016】第12の発明は、第11の発明の前記戸袋
が、前記乗降口に向かう側の部分に設けたブロック体を
介して前記受け台上に載置されるものである。第13の
発明は、第12の発明の前記ブロック体が、合成樹脂材
で形成されているものである。第14の発明は、第12
の発明において、前記戸袋が開位置から閉位置に至ると
きに前記ブロック体が前記受け台に当接した状態で前記
ブロック体を上昇させる傾斜面を前記ブロック体及び前
記受け台の両方又はいずれか一方に設けてなるものであ
る。
【0017】第15の発明は、第11の発明の前記受け
台が、その周囲部に外側に向かって下降する傾斜面を有
するものである。第16の発明は、第11の発明の前記
戸袋が、下端部が前記ブロック体よりも下方に位置し前
記戸袋が閉位置から所定の開位置までの旋回範囲内で前
記下端部が前記床面よりも上方に位置する車輪部を備え
るものである。第17の発明は、第11の発明の前記受
け台が、係合溝を有し、前記戸袋が、前記係合溝に係合
して前記戸袋の線路側への旋回を規制するストッパ体を
備えるものである。
【0018】本発明のプラットホーム用可動柵(以下、
単に「可動柵」ということもある。)によると、プラッ
トホームの床面上に設置され、プラットホーム上の乗客
が例えば線路側に転落する等の不測の事故を防止するこ
とができる。そして、停車した鉄道車両の乗降口と可動
柵の乗降口とが互いに対向する位置に可動柵を設置し、
停車した鉄道車両の扉の開閉のタイミングに合わせてこ
の可動柵の扉体を進退移動させて可動柵の乗降口を開閉
することにより、鉄道車両内の乗客がプラットホーム上
に降りることができるし、プラットホーム上の乗客が鉄
道車両内に乗り込むことができる。
【0019】そして、操作部が操作されていない通常時
では、戸袋が旋回しないように係止機構によって係止さ
れており、戸袋の旋回によってプラットホーム上の乗客
が線路側に転落しないようにすることができる。ただ
し、非常時に、停車した鉄道車両内の乗客がプラットホ
ーム側に脱出する際には、その乗客は、操作部を操作す
ることにより係止機構による戸袋旋回の係止を解除する
ことができ、この係止の解除された戸袋を軸部を中心に
して旋回させてプラットホーム側に脱出することができ
る。そして、戸袋は、乗降口と反対側の部分に軸部が設
けられているので、戸袋及び扉体が鉄道車両と当接する
ことなく戸袋をプラットホームの内側に向かって旋回さ
せることができる。
【0020】第2の発明によると、係止機構を解除する
ために、操作部を操作すると、操作部の解除動作が可撓
性を有する線状部材によって伝達されて係止機構に到達
し、これによって係止機構による戸袋旋回の係止を解除
することができる。
【0021】第3の発明によると、操作部を戸袋の線路
側の側面に設けてあるので、鉄道車両内の乗客が線路側
から操作部を操作することができ、操作部は押しボタン
式であるので、押しボタンを押し込むことによって操作
を行うことができる。
【0022】第4の発明によると、押しボタン式操作部
の押しボタンが押し込まれる前の係合位置で、操作部の
押しボタンが係止機構に設けられている係合部と係合し
て、係止機構が戸袋の旋回を係止することができる。操
作部の押しボタンが押し込まれた非係合位置で、押しボ
タンが係合部から外れて、係止機構による戸袋の旋回の
係止を解除することができる。
【0023】第5、第6の発明によると、操作部が操作
されていない通常時では、戸袋に設けられている被係止
部又は係止棒がプラットホームの床面に設けられている
受け台の係止部又は係止孔に係合して戸袋が旋回しない
ように係止することができ、非常時に、操作部が操作さ
れたときは、戸袋に設けられている被係止部又は係止棒
が受け台の係止部又は係止孔から離脱して戸袋を軸部を
中心にして旋回させて開放状態にすることができる。
【0024】第7の発明によると、係止機構の係止棒に
設けられているテーパ軸部が、受け台の係止孔に設けら
れているテーパ孔部に嵌合した状態で戸袋の旋回を係止
する係止状態となり、この嵌合状態でテーパ軸部とテー
パ孔部が密着する。
【0025】第8の発明によると、テーパ軸部に直交す
る方向に外力が掛かると、テーパ軸部によりテーパ軸部
(係止棒)がテーパ孔部(係止孔)から離脱する軸方向
の分力が発生し、この軸方向の分力をばねによって吸収
することができ、これにより、係止棒に掛かる衝撃を軽
減することができる。
【0026】第9の発明によると、操作部が操作される
前の係止棒が係止孔に係合している係止状態では、一対
のリンク部材が係止棒の軸線に沿って伸びた状態となっ
ているので、係止棒に対して係止孔から離脱させる方向
に力が掛かっても、その力が一対のリンク部材の略一直
線上に並ぶ連結部に掛かり、係止孔からの係止棒の離脱
を防止することができる。操作部を操作すると、伸びた
状態の一対のリンク部材を折曲させることができ、これ
により係止棒を係止孔から離脱させて係止を解除するこ
とができる。
【0027】第10の発明の係止機構に設けられている
保持機構よると、戸袋が閉位置にあるときは、係止棒の
保持を解除して離脱位置にある係止棒が係合位置に移動
可能として戸袋の旋回を係止する状態とすることがで
き、戸袋が開位置にあるときは、係止棒を離脱位置で保
持することができる。
【0028】第11の発明の荷重調整機構によると、閉
位置にある戸袋の乗降口に向かう側の部分がプラットホ
ームの床面上に設置された受け台上に掛かる荷重を調整
することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明に係るプラットホーム用可
動柵の一実施形態を各図を参照して説明する。各図に示
す1は戸袋、2は扉体、3は操作部、4は係止機構であ
る。この実施形態のプラットホーム用可動柵(以下、単
に「可動柵」と言うこともある。)5、5は、図1の平
面図に示すように、鉄道車両である列車6に乗客が乗降
するためのプラットホーム(以下、単に「ホーム」と言
うこともある。)7の床面の線路側に一対で設けられて
いる。そして、この一対の各可動柵5に設けられている
扉体2が開閉する乗降口8は、列車6がプラットホーム
7の側方の定位置に停車したときに、列車6の乗降口9
とこの可動柵5、5の扉体2、2が開閉するホーム7側
の乗降口8とが一致するようにプラットホーム7の床面
上に複数台設置され(図1では、乗降口8と9が一致し
ていない状態を示す。)、列車6の乗降口扉10と連動
して扉体2、2を後退及び前進移動させてホーム7側の
乗降口8を開閉し、列車6に対しての乗降を可能にして
いる。そして、非常の際に、列車6がプラットホーム7
の定位置以外の位置で停車した場合(図1に示す場合)
に列車6内の乗客がホーム7側に脱出する時には、乗客
が操作部3を押す操作をすることにより、図1に一点鎖
線で示すように、乗客が戸袋1、1をホーム7の内側に
旋回させて開放することができ、この開放口11及び乗
降口8より乗客がホーム7側に脱出することができるよ
うにするものである。ただし、この一対で1組をなす可
動柵5、5は、左右対称の形状及び構造をなす同等のも
のであるので、一方の可動柵5を説明して他方の可動柵
5の説明を省略する。
【0030】図3は、戸袋1の内部構造をホーム7側か
ら見た図、図4(a)は戸袋1を図3のA−A方向から
見た縦断面図であり、図4(b)は戸袋1を図3のB−
B方向から見た縦断面図である。この戸袋1の内側に設
けられている扉体2、この扉体2を進退駆動するための
モータ12、戸袋1をホーム7の床面に係止するための
係止機構4、及びこの係止機構4を解除するための操作
部3等は、戸袋1の枠体14に取り付けてあり、これに
より、ホーム7の内側からホーム7の内側に向かう方の
側板13を戸袋1から取り外すことにより、これら内部
機構のメンテナンスや修理を行うことができるようにな
っている。戸袋1は、図3及び図4に示すように、略矩
形の平らな箱状体であり、枠体14に水平方向にリニア
レール15を設けてある。このリニアレール15には、
このリニアレール15に沿って移動自在なスライドブロ
ック16を設けてあり、このスライドブロック16に扉
体2を結合してある。これにより、扉体2は、図3の二
点鎖線で示すように戸袋1内に収容された後退位置(乗
降口8を開く位置)と、実線で示すように戸袋1の外側
に突出する前進位置(乗降口8を閉じる位置)との間を
進退移動可能となっている。
【0031】そして、図3に示すように、モータ12の
側方には互いに所定の間隔を隔てて駆動プーリ17と従
動プーリ18を枠体14に設けてあり、この2つのプー
リ17、18には環状のベルト19を掛けてある。駆動
プーリ17は、モータ12によって正転及び逆転駆動さ
れ、これによりベルト19が所定方向及びそれと反対の
方向に走行する。このベルト19には、図3及び図4に
示すように、連結金具20を設けてあり、この連結金具
20に扉体2が連結している。モータ12は、列車6の
乗降口扉10と連動して駆動し、乗降口扉10が閉じる
と正転して戸袋1内に収容されている扉体2を前進移動
させて乗降口8を閉じた状態にして停止し、乗降口扉1
0が開くと逆転して戸袋1から突出しているいる扉体2
を後退移動させて乗降口8を開いた状態にして停止す
る。
【0032】図3及び図4に示す21はガイドレールで
ある。ガイドレール21は、扉体2がリニアレール15
を中心にして揺動しないように係止するためのものであ
る。つまり、ガイドレール21は、リニアレール15と
平行して枠体14に設けてあり、断面形状がコ字形であ
る。このガイドレール21の2つの側壁の内側にガイド
ローラ22を配置してあり、このガイドローラ22はガ
イドレール21に沿って移動自在である。
【0033】また、戸袋1は、図1、図3、及び図5に
示すように、乗降口8と反対側の部分に設けられている
軸部23を中心にして旋回自在に支持されており、この
軸部23を介してプラットホーム7の床面及びこの床面
に固定設置されている固定柵24に設けられている。軸
部23は、図5に示すように、下部軸25と上部軸26
を備えている。下部軸25は、回動自在に下部軸受27
に支持されており、下部軸受27は床面に設けてある。
この下部軸25は、高さ調整プラグ28の下面に穿設さ
れている凹部28aに嵌合しおり、この高さ調整プラグ
28は調整ナット29に螺合している。調整ナット29
は、取付け部材30を介して戸袋1と結合している。戸
袋1の重量は、下部軸受27で支持している。
【0034】高さ調整プラグ28と調整ナット29は、
戸袋1の高さ調整機構31を構成している。この高さ調
整機構31は、工具を使用して高さ調整プラグ28を回
転させることにより、高さ調整プラグ28に螺合する調
整ナット29をねじ機構により昇降させることができ、
これにより、戸袋1の高さを粗調整することができる。
【0035】上部軸26は、軸方向に移動自在であって
回動自在に上部軸受32に支持されており、下端部がソ
ケット33の内孔に螺合してこのソケット33と結合し
ている。ソケット33は、取付け部材34を介して戸袋
1と結合している。そして、この上部軸26及びソケッ
ト33には荷重調整機構35を設けてある。荷重調整機
構35は、図3に示す戸袋1の乗降口8側の端部の下面
に設けてあるブロック体36を介して受け台37に掛か
る戸袋1の重量を微調整するためのものであり、荷重調
整ボルト38を備えている。荷重調整ボルト38は、ソ
ケット33と上部軸26に設けられている貫通孔に挿通
しており、先端部が戸袋1に設けられている取付け部材
34に設けられている雌ねじ34aに螺合している。こ
の荷重調整機構35は、荷重調整ボルト38を回転させ
ることにより、この荷重調整ボルト38に螺合する取付
け部材34及び戸袋1の上部をねじ機構により上部軸2
6に接近させる方向、又は上部軸26から離れる方向に
移動させることができ、これにより、戸袋1の乗降口8
側の端部を少し持ち上げることができるし、少し下げる
こともできる。このように、戸袋1の乗降口8側の端部
の高さの微調整を行うことにより、受け台37に掛かる
戸袋1の重量の微調整を行うことができる。この高さ調
整機構31と荷重調整機構35が請求項11に記載の荷
重調整機構35を構成している。
【0036】次に、戸袋1が軸部23を中心にして旋回
しないように、図1の実線で示す閉位置に係止するため
の係止機構4、及びこの係止機構4による戸袋1の旋回
の係止を解除するための操作部3を説明する。図6は、
係止機構4の係止棒(被係止部)39が下降移動して受
け台37に設けられている係止孔(係止部)40に嵌合
し、この係止棒39が戸袋1の旋回を係止している状態
を示す部分拡大断面図である。係止棒39は、図6に示
すように、略短円柱形であり、戸袋1の枠体14に鉛直
方向に設けられているガイド筒41の内孔に収容され、
この内孔に沿って摺動自在に設けてある。この係止棒3
9の下端部には、先細りするテーパ軸部39aを形成し
てあり、このテーパ軸部39aを含む係止棒39の下端
部が嵌合可能なテーパ孔部40aを有する係止孔40を
係止座42に設けてある。係止座42は、受け台37に
設けてあり、係止孔40に係止棒39が嵌合した状態で
戸袋1が図1に示す閉位置となるように受け台37をプ
ラットホーム7の床面にアンカーボルト43、・・・に
より締結してある。
【0037】図6に示すように、係止棒39の上端部に
は下側連結棒44を結合してあり、この下側連結棒44
の上端部は、上側連結棒45の下端部に穿設されている
挿通孔45aに摺動自在に挿通している。そして、下側
連結棒44の上端部には水平方向に連結ピン46を設け
てあり、この連結ピン46は、上側連結棒45の下端部
に穿設した水平孔45bに挿通している。この水平孔4
5bは、係止棒39が係止孔40に嵌合した状態で、水
平孔45bの上側の内面と連結ピン46の上側の外面と
の間に隙間が存在し、水平孔45bの下側の内面と連結
ピン46の下側の外面との間に隙間が存在している。そ
して、係止棒39の上面と上側連結棒45の下面との間
に圧縮ばね47を設けてあり、この圧縮ばね47の力に
よって係止棒39のテーパ軸部39aを係止孔40のテ
ーパ孔部40aに押し付けて密着させている。これによ
り、テーパ軸部39aとテーパ孔部40aとががたつき
なく係合し、その結果、列車6の通過時の風圧等の外
力、及び扉体2が戸袋1より進退移動するときの振動に
よって戸袋1ががたつかないようにすることができる。
また、水平孔45bの上側の内面と連結ピン46の上側
の外面との間に隙間が存在しているので、テーパ軸部3
9aに直交する水平方向に外力が掛かると、テーパ軸部
39a(係止棒39)をテーパ孔部40a(係止孔4
0)から離脱させる上方向の分力が発生して係止棒39
の上昇が許容され、そして、この上方向の分力を圧縮ば
ね47によって吸収することができるので、台風等によ
る強風が戸袋1や扉体2に掛かって係止棒39に水平方
向の大きな衝撃が掛かった場合でも、係止棒39に掛か
る衝撃を圧縮ばね47により軽減して係止棒39を含む
係止機構4の破壊を防止することができる。
【0038】また、上側連結棒45は、ガイド筒41の
内孔に収容され、この内孔に沿って摺動自在に設けてあ
り、この上側連結棒45の上端部には、一対のリンク部
材48、49が連結している。この一対のリンク部材4
8、49の図6及び図7に示す下側のリンク部材49の
下端部は、連結軸50を介して上側連結棒45と回動自
在に連結しており、下側のリンク部材49の上端部は、
連結軸51を介して上側のリンク部材48と回動自在に
連結している。そして、上側のリンク部材48の上端部
は、連結軸52を介して枠体14に設けられている支持
台53に回動自在に連結している。図6に示すように、
上側と下側のリンク部材48、49が一直線上に伸びた
状態で、3つの連結軸50、51、52を通る直線がガ
イド筒41の内孔の略中心を通っている。なお、下側の
リンク部材49にはストッパ54を設けてあり、上側と
下側のリンク部材48、49が一直線上に伸びた状態で
このストッパ54が下側のリンク部材49と係合して、
連結軸51が図6に示す位置から左側に旋回しないよう
に止めている。
【0039】また、連結軸51には、連結板55が回動
自在に連結しており、この連結板55の左側端部がワイ
ヤ56等の可撓性を有する線状部材を介して操作部3と
連結している。このワイヤ56は、チューブ57内に収
容してある。そして、連結板55の右側端部が引張りば
ね58を介して枠体14と連結している。図6に示す状
態は、操作部3が操作されておらず、操作部3の押しボ
タン59が押し込まれていない状態(セット状態)であ
る。このセット状態では、ワイヤ56の操作部3側の端
部が押しボタン59と係合しており、これにより、連結
板55が引張りばね58により引っ張られているが、一
対のリンク部材48、49は一直線状に伸びた状態で止
まっている。
【0040】操作部3は、図3に示すように、戸袋1の
枠体14等に設けてあり、そして図2に示すように、押
しボタン59は、線路側から操作できるように線路側の
側板60に設けてある。この押しボタン59を手動で押
し込む操作をすることにより係止機構4を解除すること
ができる。図9(a)は、ロッド61に設けられている
係合溝62の縁部62aが押しボタン59と係合してい
る状態を示す図であり、この状態で戸袋1の旋回が係止
機構4の係止棒39により係止されている。図9(b)
は、ロッド61に設けられている係合溝62の縁部62
aが押しボタン59から外れてロッド61が左側に移動
している状態を示す図であり、この状態で係止機構4が
解除(係止棒39が係止孔40から離脱している。)さ
れており、戸袋1の旋回が可能となっている。図10
は、図9(a)に示す押しボタン59の部分をC−C方
向から見た拡大断面図である。図9及び図10に示すよ
うに、押しボタン59は、押え部63が側板60に設け
られている小孔64に挿通していて線路側に突出してお
り、基端部側の膨大部65が側板60に設けれている操
作部枠体66内に収容されている。そして、この押しボ
タン59は、2つの戻しばね67、67によって押え部
63が線路側に突出するように付勢されている。また、
この押しボタン59の膨大部65の図9に示すストッパ
68側の側壁には、図10に示すように、大径部69と
小径部70とからなる長孔の係合孔71を穿設してあ
り、押しボタン59のワイヤ56側の側壁には、ロッド
61が通る大きさの開口部を形成してある。
【0041】ロッド61は、操作部枠体66に穿設され
ている3つの挿通孔72及び押しボタン59の係合孔7
1に挿通されて操作部枠体66に支持されており、左側
端部が連結金具73を介してワイヤ56の端部と連結し
ている。そして、ロッド61の略中央部には係合溝62
を設けてあり、ロッド61の右側端部にはクッション用
ゴム74とストッパ68を設けてある。75は把手であ
る。なお、ロッド61の外径は係合孔71の大径部69
よりも少し小さく形成してあり、押しボタン59を押し
込んだ状態(図9(b)に示す解除状態)で大径部69
の中心が3つの挿通孔72の中心を通る直線上に位置
し、これにより、この押しボタン59を押し込んだ状態
で、ロッド61はこれら3つの挿通孔72及び大径部6
9の内側に挿通してロッド61の長さ方向の移動が自在
となる。そして、ロッド61の係合溝62の部分の外径
は係合孔71の小径部70よりも少し小さく形成してあ
り、図10に示すように、押しボタン59が戻しばね6
7、67により押し戻されて突出した状態(図9(a)
に示すセット状態)で小径部70の中心が3つの挿通孔
72の中心を通る直線上に位置し、これにより、ロッド
61の係合溝62を形成する縁部(請求項4に記載の係
合部)62aが押しボタン59の小径部70を形成する
縁部70aと係合し、ロッド61の図9(a)における
左方向の移動を係止することができる。
【0042】つまり、図9(a)及び図10に示すよう
に、押しボタン59が戻しばね67、67によって押し
戻されたセット状態では、係止機構4の引張りばね58
がワイヤ56の一方の端部を引っ張っているが、ワイヤ
56の他方の端部が押しボタン59によって係止されて
いる。そして、このセット状態で図6に示すように、一
対のリンク部材48、49は一直線状に伸びた状態とな
っており、係止棒39が係止孔40に嵌合しているの
で、係止棒39が戸袋1の旋回を係止し、これにより、
戸袋1を開放することができない。次に、図10に示す
押しボタン59を押し込むと、ロッド61が挿通孔7
2、・・・及び押しボタン59の係合孔71の大径部6
9を通り、ロッド61の長さ方向に沿って移動自在とな
るので、ワイヤ56が係止機構4の引張りばね58によ
り引っ張られて、図8(b)に示すように、一対のリン
ク部材48、49が連結軸51を中心にして回動して折
曲し、係止棒39が係止孔40から離脱する離脱位置に
上昇する。これにより、係止棒39による戸袋1の旋回
の係止を解除することができ、戸袋1をホーム7の内側
に向かって旋回させて開放することができる。
【0043】次に、受け台37を説明する。受け台37
は、図1、図6、及び図7に示すように、戸袋1が線路
と略平行する閉位置にある状態で戸袋1の乗降口8側の
下端部と対向するようにプラットホーム7の床面に設置
してある。受け台37は、各図に示すように、略矩形の
平板状に形成してあり、外周部に外側に向かって比較的
緩やかに下降傾斜する傾斜面16を形成してある。そし
て、受け台37の略中央部には、上方に開口する係止孔
40が形成されている係止座42を設けてある。そし
て、この受け台37には、戸袋1の下面に設けられてい
るストッパ体77と係合可能な係止溝78を設けてあ
る。この係止溝78は、戸袋1を閉方向に旋回させたと
きに戸袋1を所定の閉位置に係止するためのものであ
る。
【0044】この受け台37によると、外周部に外側に
向かって下降する傾斜面76を設けた構成であるので、
戸袋1を開位置に旋回移動させて列車6内の乗客がプラ
ットホーム7側に避難する際に、受け台37によってつ
まずくこと無く安全に避難させることができる。
【0045】次に、係止機構4に設けられている保持機
構79を説明する。保持機構79は、保持ばね80と切
換ピン81を備えている。保持ばね80は、図6に示す
ように板ばねであり、ガイド筒41の側方の枠体14に
基端部をボルトで締結してあり、切換ピン81の昇降移
動により、この切換ピン81によって保持ばね80の先
端部が押し上げられたり、保持ばね80のばね力で下が
った位置に戻るようになっている。切換ピン81は、下
側部81aの外径を上側部81bの外径よりも小さく形
成してあり、大径の上側部81bがガイド筒41の側方
の枠体14に形成されている挿通孔82、83に挿通し
ており、小径の下側部81aが挿通孔83と連通する小
孔84に挿通している。切換ピン81は、上下方向に昇
降自在であり、戸袋1が図1、図6、及び図8(a)に
示す閉位置にある状態で、下端部が受け台37の上面に
支持されて上昇位置にあり、上端部が保持ばね80の先
端部を押し上げている。このように、切換ピン81が保
持ばね80の先端部を押し上げた状態では、保持ばね8
0の先端部が下側のリンク部材49及び上側連結棒45
と非接触の状態であり、係止孔40から離脱して離脱位
置にある係止棒39が係止孔40に嵌合する係合位置に
下降移動することを許容する。
【0046】そして、図8(b)に示すように、操作部
3の押しボタン59が押されて解除状態となると、引張
りばね58が一対のリンク部材48、49を折曲させ、
これにより係止棒39が離脱位置に引き上げられる。そ
して、係止棒39が係止孔40から離脱すると、図8
(c)に示すように、戸袋1を軸部23を中心にして旋
回させることができ、戸袋1を開方向に旋回させると、
切換ピン81の下端部が受け台37の上面から外れて、
切換ピン81が下降移動して大径の上側部81bの下縁
が挿通孔83と小孔84の段部84aに当接する下降位
置に停止する。ただし、切換ピン81の下側部81a
は、下降位置にある状態でも、その下端部が床面に接触
しない長さである。切換ピン81が下降位置に下降する
と、保持ばね80の先端部が保持ばね80の力で下がっ
た位置に戻り、その先端部が上側連結棒45に設けられ
ている保持溝85に係合してこの上側連結棒45、下側
連結棒44、及び係止棒39を離脱位置に保持して下降
することを防止することができる。そして、保持ばね8
0が係止棒39を離脱位置に保持する状態(図8(c)
に示す状態)で戸袋1を開位置から閉位置に旋回させる
と、図8(b)に示すように、切換ピン81の下端部が
受け台37の対応する傾斜面76と接触しながら上昇し
て受け台37の上面で支持され、切換ピン81の上端部
が保持ばね80の先端部を押し上げてその先端部が保持
溝85から外れる。この状態で、操作部3のロッド61
に設けてある把手75を持って係止機構4の引張りばね
58の力に抗して把手75(ロッド61)を引くことに
より、図9(a)に示すようにセット状態にすることが
でき、係止棒39を係止孔40と嵌合する係合位置に下
降させることができる(図8(a))。
【0047】次に、ブロック体36を説明する。ブロッ
ク体36は合成樹脂製であり、図6及び図13(a)に
示すように、係止棒39と間隔を隔てて戸袋1の下面に
突設してある。このブロック体36の下面は、戸袋1が
所定の閉位置にある状態で受け台37の上面と当接し、
戸袋1の乗降口8側の端部の重量がこのブロック体36
を介して受け台37に掛かっている。そして、このブロ
ック体36は、図13(b)に示すように、戸袋1を開
位置から閉位置に向かう方向に旋回させたときに、受け
台37に向かう側の側面の下部に傾斜面36aを形成し
てある。そして、このブロック体36の下面の床面に対
する高さは、戸袋1が開方向に旋回してブロック体36
が受け台37から外れた状態でこのブロック体36の下
面が床面と接触しない高さにしてある。
【0048】ブロック体36によると、閉位置にある戸
袋1がブロック体36を介して受け台37上に載置さ
れ、戸袋1が受け台37と直接接触しないので、戸袋1
と受け台37との接触による戸袋1の傷付きを防止する
ことができる。そして、ブロック体36を戸袋1側に設
けたことにより、受け台37がブロック体36によって
突出することがなく、乗客がブロック体36でつまづか
ず安全に非難させることができる。また、合成樹脂製の
ブロック体36は摩擦係数が比較的小さいので、ブロッ
ク体36を介して受け台37上に載置された戸袋1を比
較的小さい力で閉位置から開位置に開放することができ
る。そして、このブロック体36の傾斜面36aによる
と、戸袋1が開位置から閉位置に至るときに、図13に
示すように、ブロック体36の傾斜面36aが受け台3
7の傾斜面76に案内され、ブロック体36と共に戸袋
1の乗降口8側の部分が徐々に上昇して所定の閉位置に
旋回移動するので、乗降口8側の部分が垂れ下がった戸
袋1を閉位置に滑らかに旋回移動させることができる。
そして、戸袋1を閉じる際におけるブロック体36及び
受け台37の傷付きを防止することができる。なお、図
13に示す88は、合成樹脂製の補助ブロック体であ
る。補助ブロック体88は、図13(b)に示すよう
に、ブロック体36が受け台37から外れる位置に戸袋
1が旋回したときに、戸袋1と受け台37との間に介在
して戸袋1の下面が受け台37の上面に当接しないよう
にするものである。
【0049】次に、ストッパ体77を説明する。ストッ
パ体77は、図6に示すように、切換ピン81と間隔を
隔てて戸袋1の下面に突設してある。このストッパ体7
7は、戸袋1を閉方向に旋回させたときに、図12に示
すように、受け台37の係止溝78の縁部と当接して戸
袋1を所定の閉位置に確実に係止するためのものであ
る。これにより、戸袋1が線路側に旋回し過ぎることを
防止することができる。このストッパ体77もブロック
体36と同様に、戸袋1が開方向に旋回してブロック体
36が受け台37から外れた状態でストッパ体77の下
面が床面と接触しない高さにしてある。
【0050】次に、車輪部86を説明する。車輪部86
は、図6に示すように、戸袋1が閉位置にある状態で受
け台37から外れた位置に設けてあり、回動自在に軸受
により支持されている車輪87を有している。この車輪
87は、その回転の中心軸87aが戸袋1の長さ方向と
平行しており、車輪87の下端部がブロック体36及び
ストッパ体77の下面よりも下方に位置すると共に、戸
袋1が閉位置から所定の開位置までの旋回範囲内で車輪
87の下端部が床面よりも上方に位置している。
【0051】この実施形態のプラットホーム用可動柵
は、プラットホーム7の床面がホーム7の内側から線路
側に向かって下降傾斜する水勾配を有する場合に適用す
ることができるようにしたものである。即ち、戸袋1が
閉位置にある状態では、図6に示すように、車輪87の
下端部がプラットホーム7の床面よりも上方に位置し
て、戸袋1の乗降口8側の部分がブロック体36を介し
て受け台37上に載置されている。そして、係止機構4
が解除された状態で、閉位置にある戸袋1に開方向の力
を掛けると、所定の開位置までの旋回範囲内では車輪8
7が床面に接触すること無く滑らかに旋回させることが
でき、戸袋1を更に開放すると、水勾配によって床面が
車輪87に接近してきて当接するが、車輪87が床面上
を走行するので戸袋1と床面とが直接接触することがな
く、従って、両者を傷付けることなく戸袋1をスムース
に開放することができる。
【0052】上記のように構成したプラットホーム用可
動柵5によると、操作部3が操作されていないセット状
態(通常状態)では、戸袋1が開方向及び閉方向のどち
らの方向にも旋回しないように係止機構4によって係止
されていること、及びストッパ体77によって係止され
ていることにより、戸袋1の旋回によってプラットホー
ム7上の乗客が線路側に転落しないようにすることがで
きる。そして、例えば列車火災等の非常時に、列車6に
設けられている乗降口9がプラットホーム7上の可動柵
5の戸袋1と対向する位置で列車6が緊急停止した場合
に、列車6内の乗客がプラットホーム7側に脱出する際
には、列車6側の乗客自身が操作部3の押しボタン59
を押し込む操作をすることにより係止機構4による戸袋
1の旋回の係止を道具無しで簡単に、しかも速やかに解
除することができる(図8(b)参照)。そして、乗客
自身がこの係止の解除された戸袋1を、図1に一点鎖線
で示すように、軸部23を中心にして旋回させて、その
開放口11及び乗降口8を通ってプラットホーム7側に
速やかに脱出することができる。そして、戸袋1は、乗
降口8と反対側の部分に軸部23が設けられているの
で、戸袋1及び扉体2が列車6と当接することなく戸袋
1をプラットホーム7の内側に向かって安全に旋回させ
ることができる。
【0053】そして、操作部3のロッド61と係止機構
4の連結板55とを、可撓性を有するワイヤ56を介し
て連結した構成としているので、列車6側の乗客が操作
し易いように、戸袋1の線路側の側板60の適切な位置
に押しボタン59を設けることができる。これにより、
列車6側の乗客が簡単でしかも迅速に操作部3を操作し
て可動柵5の戸袋1を開放することができる。
【0054】操作部3は、図10に示すように、ロッド
61と係合する係合位置にある押しボタン59を押し込
んで非係合位置にすることによって、この押しボタン5
9と係合する係止機構4のロッド61の係合溝62の縁
部62aがこの押しボタン59から外れて係止機構4に
よる戸袋1の旋回の係止を解除することができる。従っ
て、乗客が係止機構4の解除操作を簡単にしかも確実に
行うことができ、その結果、列車6内の乗客がプラット
ホーム7側に速やかに脱出することができる。そして、
操作部3の構造が簡単であり故障し難く、そして、操作
部3に電気回路が不要であり、非常時に停電しても操作
を確実に行うことができる。
【0055】受け台37は、図6に示すように、プラッ
トホーム7の床面に設置することにより、戸袋1に設け
られている係止棒39を係合させるための係止孔40を
その床面に設けることができるので、プラットホーム7
の床面に直に係止孔40を形成する工事をする場合と比
較して、この可動柵5の設置工事を簡単に短時間で済ま
せることができる。そして、係止棒39が係止孔40に
係合した状態で戸袋1の旋回を係止する係止状態となる
ので、この係止棒39と係止孔40によって戸袋1の旋
回を確実に係止することができ、列車6の通過時に発生
する風圧等の外力が掛かっても係止状態を確実に保持す
ることができる。
【0056】係止機構4の係止棒39に設けられている
テーパ軸部39aは、図6に示すように、受け台37の
係止孔40に設けられているテーパ孔部40aに嵌合し
て両者が互いに密着した状態で戸袋1の旋回を係止する
係止状態となり、更に、ばねによって係止棒39を係止
孔40に押し付けている構成であるので、テーパ軸部3
9aとテーパ孔部40aとががたつきなく係合し、これ
によって、列車6の通過時の風圧等の外力、及び扉体2
が戸袋1より進退移動するときの振動によって戸袋1が
がたつかないようにすることができる。
【0057】図6に示すように、ばね47によって係止
棒39を係止孔40に押し付ける構成であるので、テー
パ軸部39aに直交する方向に外力が掛かると、テーパ
軸部39a(係止棒39)がテーパ孔部40a(係止孔
40)から離脱する軸方向の分力が発生するが、この軸
方向の分力をばね47によって吸収することができる。
これにより、台風等による強風が戸袋1や扉体2に掛か
って係止棒39に大きな衝撃が掛かった場合でも、係止
棒39に掛かる衝撃をばね47により軽減して係止棒3
9を含む係止機構4の破壊を防止することができる。
【0058】図6に示すように、操作部3の押しボタン
59が押し込まれる前の係止棒39が係止孔40に係合
している係止状態では、係止棒39に対して係止孔40
から離脱させる上方向に力が掛かっても、その力が一対
のリンク部材48、49の略一直線上に並ぶ連結軸5
0、51、52に掛かり、一対のリンク部材48、49
が折曲することがなく、従って、係止孔40からの係止
棒39の離脱を確実に防止することができる。そして、
伸びた状態の一対のリンク部材48、49は、比較的小
さい力で折曲させることができるので(図8(b)参
照)、押しボタン59を比較的小さい力で押し込むこと
ができ、これにより、引張りばね58のばね力により係
止棒39を係止孔40から確実、かつ、速やかに離脱さ
せて係止状態を解除することができる。
【0059】係止機構4に設けられている保持機構79
よると、戸袋1が開位置にあるときは、図8(c)に示
すように、係止棒39を離脱位置で保持する構成である
ので、戸袋1が開位置の状態で操作部3の押しボタン5
9を押し込む操作をしても係止棒39が下降することが
なく、これにより、開位置にある戸袋1を閉位置に旋回
させる際に、係止棒39によって床面や受け台37を係
止棒39によって傷付けることがないし、係止棒39の
損傷を防止することができる。
【0060】荷重調整機構35及び高さ調整機構31に
よると、閉位置にある戸袋1の乗降口8に向かう側の部
分がブロック体36を介して受け台37上に載置されて
いる状態にすることにより、扉体2の進退移動によって
戸袋1が振動することを抑制することができ、しかも、
受け台37に掛かる戸袋1の荷重を調整することによ
り、閉位置にある戸袋1を適切な小さい力で開放できる
ようにすることができる。
【0061】ただし、上記実施形態のプラットホーム用
可動柵5、5は、図1に示すように、扉体2を備える戸
袋1を左右一対として設けた両開きの構成としたが、何
れか一方の可動柵5を省略し、この省略した可動柵5の
代わりに固定柵を設けた片開きの構成としてもよい。そ
して、図13に示すように、受け台37に傾斜面76を
設けると共に、ブロック体36に傾斜面36aを設けた
構成としたが、何れか一方の傾斜面76又は36aを省
略してもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明によると、操作部を操作すること
により係止機構による戸袋旋回の係止を解除することが
できる構成としたので、鉄道車両に設けられている乗降
口がプラットホーム上の可動柵の戸袋と対向する位置で
鉄道車両が緊急停止した場合でも、鉄道車両側の乗客自
身が操作部を操作することにより係止機構による係止を
道具無しで簡単に解除することができ、これによって、
乗客自身が戸袋を開放する側に旋回させて迅速にプラッ
トホーム上に脱出することができる。
【0063】第2の発明によると、操作部と係止機構と
を、操作部の解除動作を係止機構に機械的に伝達する可
撓性を有する線状部材を介して連結した構成としている
ので、鉄道車両側の乗客が操作し易い適切な位置に操作
部を設けることができる。これにより、鉄道車両側の乗
客が簡単でしかも迅速に操作部を操作して可動柵の戸袋
を開放することができる。
【0064】第3の発明によると、操作部を戸袋の線路
側の側面に設けてあるので、鉄道車両内の乗客が線路側
から操作部を簡単に見つけることができ、速やかに操作
ができる。そして、操作部は押しボタン式であるので、
操作動作を簡単にしかも確実に行うことができ、その結
果、鉄道車両内の乗客がプラットホーム側に速やかに脱
出することができる。
【0065】第4の発明は、係合位置にある押しボタン
を押し込んで非係合位置にすることによって、この押し
ボタンと係合する係止機構の係合部がこの押しボタンか
ら外れて係止機構による戸袋の旋回の係止を解除する構
成である。従って、操作部の構造が簡単であり故障し難
く、そして、操作部に電気回路が不要であり、非常時に
停電しても操作を確実に行うことができる。
【0066】第5、第6の発明によると、プラットホー
ムの床面に受け台を設置することにより、戸袋に設けら
れている被係止部又は係止棒を係合させるための係止部
又は係止孔をその床面に設けることができるので、プラ
ットホームの床面に直に係止部又は係止孔を形成する工
事をする場合と比較して、この可動柵の設置工事を簡単
に短時間で済ませることができる。そして、第6の発明
では、係止棒が係止孔に係合した状態で戸袋の旋回を係
止する係止状態となるので、戸袋の旋回を確実に係止す
ることができ、鉄道車両の通過時に発生する風圧等の外
力が加わっても係止状態を確実に保持することができ
る。
【0067】第7の発明によると、係止機構の係止棒に
設けられているテーパ軸部が、受け台の係止孔に設けら
れているテーパ孔部に嵌合して両者が互いに密着した状
態で戸袋の旋回を係止する係止状態となる構成であるの
で、テーパ軸部とテーパ孔部とががたつきなく係合し、
これによって、鉄道車両通過時の風圧等の外力、及び扉
体が戸袋より進退移動するときの振動によって戸袋がが
たつかないようにすることができる。
【0068】第8の発明によると、テーパ軸部に直交す
る方向に外力が掛かると、テーパ軸部(係止棒)がテー
パ孔部(係止孔)から離脱する軸方向の分力が発生し、
この軸方向の分力をばねによって吸収することができる
ので、台風等による強風が戸袋や扉体に掛かって係止棒
に大きな衝撃が掛かった場合でも、係止棒に掛かる衝撃
をばねにより軽減して係止棒を含む係止機構の破壊を防
止することができる。
【0069】第9の発明によると、操作部が操作される
前の係止棒が係止孔に係合している係止状態では、係止
棒に対して係止孔から離脱させる方向に力が掛かって
も、その力が一対のリンク部材の略一直線上に並ぶ連結
部に掛かり、係止孔からの係止棒の離脱を確実に防止す
ることができる。そして、伸びた状態の一対のリンク部
材は、比較的小さい力で折曲させることができるので、
操作部を比較的小さい力で操作して係止棒を係止孔から
確実、かつ、速やかに離脱させて係止を解除することが
できる。
【0070】第10の発明の係止機構に設けられている
保持機構よると、戸袋が開位置にあるときは、係止棒を
離脱位置で保持する構成であるので、戸袋が開位置の状
態で操作部を操作しても係止棒が係合位置に下方移動す
ることがなく、これにより、開位置にある戸袋を閉位置
に旋回させる際に、係止棒によって床面や受け台を係止
棒によって傷付けることがないし、係止棒の損傷を防止
することができる。
【0071】第11の発明の荷重調整機構によると、閉
位置にある戸袋の乗降口に向かう側の部分がプラットホ
ームの床面上に設置された受け台上に載置された状態に
することにより、扉体の進退移動によって戸袋が振動す
ることを抑制することができ、しかも、受け台に掛かる
戸袋の荷重を調整することにより、閉位置にある戸袋を
適切な小さい力で開放できるようにすることができる。
【0072】第12、第13の発明によると、閉位置に
ある戸袋がブロック体を介して受け台上に載置され、戸
袋が受け台と直接接触しないので、戸袋と受け台との接
触による戸袋の傷付きを防止することができる。そし
て、ブロック体を戸袋側に設けたことにより、受け台が
ブロック体によって突出することがなく、ブロック体が
避難する乗客の障害物とならず、つまづかず安全に非難
させることができる。また、第13の発明によると、合
成樹脂製のブロック体は摩擦係数が比較的小さいので、
ブロック体を介して受け台上に載置された戸袋を比較的
小さい力で閉位置から開位置に開放することができる。
【0073】第14の発明によると、戸袋が開位置から
閉位置に至るときに、ブロック体及び受け台の両方又は
いずれか一方に設けた傾斜面に沿ってブロック体と共に
戸袋の乗降口側の部分が上昇して閉位置に旋回移動する
ので、乗降口側の部分が垂れ下がった戸袋を閉位置に滑
らかに旋回移動させることができる。そして、戸袋を閉
じる際にブロック体及び受け台の傷付きを防止すること
ができる。
【0074】第15の発明によると、受け台の外周部に
外側に向かって下降する傾斜面を設けた構成であるの
で、戸袋を開位置に旋回移動させて乗客がプラットホー
ム側に避難する際に、受け台によってつまずくこと無く
安全に避難させることができる。
【0075】第16の発明に係るプラットホーム用可動
柵は、プラットホームの床面が線路側に向かって下降傾
斜する水勾配を有する場合に適用すると特に有効であ
る。即ち、戸袋が閉位置にある状態では、車輪部の下端
部がプラットホームの床面よりも上方に位置して、戸袋
の乗降口側の部分が受け台上に載置されており、第11
の発明と同等の効果を奏する。そして、閉位置にある戸
袋に開方向の力を掛けると、所定の開位置までの旋回範
囲内では車輪部が床面に接触すること無く滑らかに旋回
させることができる。また、戸袋を更に開放すると、水
勾配によって床面が車輪部に接近してきて当接するが、
車輪が床面上を走行するので戸袋と床面とが直接接触す
ることがなく、両者を傷付けることなく戸袋を開放する
ことができる。
【0076】第17の発明によると、戸袋を開位置から
閉位置に旋回させると、閉位置で戸袋に設けられている
ストッパ体が受け台に設けられている係合溝に係合し
て、戸袋の線路側に向かう旋回を防止すると共に、戸袋
を所定の閉位置に確実に止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るプラットホーム用
可動柵の平面図である。
【図2】同実施形態の同可動柵を線路側から見た図であ
る。
【図3】同実施形態の同可動柵の内部機構を示す切欠き
断面図である。
【図4】(a)は同実施形態の同可動柵を図3のA−A
方向から見た一部省略縦断面図、(b)は同実施形態の
同可動柵を図3のB−B方向から見た一部省略縦断面図
である。
【図5】同実施形態の同可動柵の軸部を示す部分拡大断
面図である。
【図6】同実施形態の係止機構を示す部分拡大断面図で
ある。
【図7】同実施形態の係止機構を側面方向から見た部分
拡大断面図である。
【図8】同実施形態の係止機構を示す拡大断面図であ
り、(a)は係止棒が係止孔に嵌合している状態を示す
拡大断面図、(b)は係止棒が係止孔から離脱した状態
を示す拡大断面図、(c)は係止棒が係止孔から離脱し
て戸袋が開位置にある状態を示す拡大断面図である。
【図9】同実施形態の操作部を示す拡大正面図であり、
(a)は操作される前のセット状態を示す拡大正面図、
(b)は操作された後の解除状態を示す拡大正面図であ
る。
【図10】同実施形態の押しボタンを図9(a)のC−
C方向から見た部分拡大断面図である。
【図11】同実施形態の受け台の拡大平面図である。
【図12】同実施形態のストッパ体が係止溝に当接して
いる状態を示す部分拡大断面図である。
【図13】同実施形態のブロック体を示す拡大断面図で
あり、(a)はブロック体が受け台の上面に乗り上げた
状態を示す拡大断面図、(b)はブロック体が受け台の
傾斜面と当接する状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 戸袋 2 扉体 3 操作部 4 係止機構 5 プラットホーム用可動柵 6 列車 7 プラットホーム 8 可動柵の乗降口 9 列車の乗降口 10 列車の乗降口扉 11 開放口 31 高さ調整機構 35 荷重調整機構 36 ブロック体 37 受け台

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両に乗降するためのプラットホー
    ムの床面上に設けられる戸袋と、前記戸袋内より進退移
    動して乗降口を開閉する扉体と、を有するプラットホー
    ム用可動柵において、 前記戸袋は、前記乗降口と反対側の部分が軸部を中心と
    して旋回自在に設けられ、操作部の操作によって係止を
    解除可能な係止機構によって前記旋回が係止されるプラ
    ットホーム用可動柵。
  2. 【請求項2】 前記係止機構は、前記操作部の解除動作
    を機械的に伝達する可撓性を有する線状部材を介して前
    記操作部と連結されている請求項1記載のプラットホー
    ム用可動柵。
  3. 【請求項3】 前記操作部は、押しボタン式操作部であ
    って、前記戸袋の線路側の側面に設けられている請求項
    1記載のプラットホーム用可動柵。
  4. 【請求項4】 前記操作部は、押しボタン式操作部であ
    って、押し込まれる前の係合位置で前記係止機構に設け
    られている係合部と係合し、押し込まれた非係合位置で
    前記係合部から外れて前記係止機構による前記戸袋の旋
    回の係止を解除する押しボタンを有する請求項1記載の
    プラットホーム用可動柵。
  5. 【請求項5】 鉄道車両に乗降するためのプラットホー
    ムの床面上に設けられる戸袋と、前記戸袋内より進退移
    動して乗降口を開閉する扉体と、を有するプラットホー
    ム用可動柵において、 前記戸袋の前記乗降口と反対側の部分に設けられ前記戸
    袋を旋回自在に支持する軸部と、前記床面上に設置され
    係止部を有する受け台、及び操作部の操作によって前記
    係止部に係合する係合位置と前記係止部から離脱する離
    脱位置とに移動する前記戸袋に設けられている被係止
    部、を有する係止機構と、を具備するプラットホーム用
    可動柵。
  6. 【請求項6】 鉄道車両に乗降するためのプラットホー
    ムの床面上に設けられる戸袋と、前記戸袋内より進退移
    動して乗降口を開閉する扉体と、を有するプラットホー
    ム用可動柵において、 前記戸袋の前記乗降口と反対側の部分に設けられ前記戸
    袋を旋回自在に支持する軸部と、前記床面上に設置され
    係止孔を有する受け台、及び操作部の操作によって前記
    係止孔に係合する係合位置と前記係止孔から離脱する離
    脱位置とに移動する前記戸袋に設けられている係止棒、
    を有する係止機構と、を具備するプラットホーム用可動
    柵。
  7. 【請求項7】 前記受け台の係止孔は、テーパ孔部を有
    し、前記係止棒は、前記係合位置で前記テーパ孔部に嵌
    合するテーパ軸部を有する請求項6記載のプラットホー
    ム用可動柵。
  8. 【請求項8】 前記係止棒のテーパ軸部を前記受け台の
    テーパ孔部に押し付けるばねを有する請求項7記載のプ
    ラットホーム用可動柵。
  9. 【請求項9】 前記係止棒は、前記操作部の操作によっ
    て折曲する一対のリンク部材が連結し、前記一対のリン
    ク部材が前記係止棒の軸線に沿って伸びる状態で前記係
    止棒が前記受け台の係止孔に係合し、前記一対のリンク
    部材が折れ曲がる状態で前記係止棒が前記受け台の係止
    孔から離脱する請求項6記載のプラットホーム用可動
    柵。
  10. 【請求項10】 前記係止機構は、前記戸袋が閉位置で
    前記係止棒の保持を解除して前記係止棒の前記離脱位置
    から前記係合位置への下方移動を可能とし、前記戸袋が
    前記閉位置以外の開位置で前記係止棒を前記離脱位置で
    保持する保持機構を有する請求項6記載のプラットホー
    ム用可動柵。
  11. 【請求項11】 鉄道車両に乗降するためのプラットホ
    ームの床面上に設けられる戸袋と、前記戸袋内より進退
    移動して乗降口を開閉する扉体と、を有するプラットホ
    ーム用可動柵において、 前記戸袋は、前記乗降口と反対側の部分が軸部を中心と
    して旋回自在に設けられ、前記戸袋が閉位置で前記乗降
    口に向かう側の部分が前記床面上に設けられる受け台上
    に載置され、前記軸部には、前記戸袋の前記乗降口に向
    かう側の部分の前記受け台に掛かる荷重の調整を行う荷
    重調整機構を設けてなるプラットホーム用可動柵。
  12. 【請求項12】 前記戸袋は、前記乗降口に向かう側の
    部分に設けたブロック体を介して前記受け台上に載置さ
    れる請求項11記載のプラットホーム用可動柵。
  13. 【請求項13】 前記ブロック体は、合成樹脂材で形成
    されている請求項12記載のプラットホーム用可動柵。
  14. 【請求項14】 前記戸袋が開位置から閉位置に至ると
    きに前記ブロック体が前記受け台に当接した状態で前記
    ブロック体を上昇させる傾斜面を前記ブロック体及び前
    記受け台の両方又はいずれか一方に設けてなる請求項1
    2記載のプラットホーム用可動柵。
  15. 【請求項15】 前記受け台は、その周囲部に外側に向
    かって下降する傾斜面を有する請求項11記載のプラッ
    トホーム用可動柵。
  16. 【請求項16】 前記戸袋は、下端部が前記ブロック体
    よりも下方に位置し前記戸袋が閉位置から所定の開位置
    までの旋回範囲内で前記下端部が前記床面よりも上方に
    位置する車輪部を備える請求項11記載のプラットホー
    ム用可動柵。
  17. 【請求項17】 前記受け台は、係合溝を有し、前記戸
    袋は、前記係合溝に係合して前記戸袋の線路側への旋回
    を規制するストッパ体を備える請求項11記載のプラッ
    トホーム用可動柵。
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