JPH11269908A - 作業機のブーム - Google Patents

作業機のブーム

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JPH11269908A
JPH11269908A JP7627098A JP7627098A JPH11269908A JP H11269908 A JPH11269908 A JP H11269908A JP 7627098 A JP7627098 A JP 7627098A JP 7627098 A JP7627098 A JP 7627098A JP H11269908 A JPH11269908 A JP H11269908A
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JP
Japan
Prior art keywords
lower wall
boom
wall
upper wall
reinforcing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP7627098A
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English (en)
Inventor
Naoki Miyata
直樹 宮田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームの下壁に加わる応力を分散して、局部
的な応力集中を回避して耐久性を向上できるようにし、
コズトダウン、軽量化等を可能にする。 【解決手段】 中途部20が側面視くの字状に屈曲され
ていて、下壁21と上壁22と縦壁23と中途屈曲部2
0の前後の少なくとも前側で下壁21と上壁22とを連
結する補強部材24とを有する。前記補強部材24を下
壁21に対して傾斜させて、下壁21との取付け位置A
を上壁22との取付け位置Bよりも中途屈曲部20側に
位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の作
業機のブームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の作業機のブームは、特開平6−2
20882号公報に開示されているように、下壁と上壁
と左右縦壁とを有する断面箱形状で、側面視くの字状に
屈曲された中途部にブームシリンダ連結部と作業具側シ
リンダ連結部とを有しており、後部を旋回台と枢支連結
し、前部にバケット等の作業具を連結するためのアーム
又はその作業具自体を連結して掘削作業等をするように
構成されている。
【0003】このような作業機のブームにおいては、掘
削作業時にはくの字状の中途屈曲部を屈伸すように負荷
が加わり、下壁と上壁とは一方に引っ張り応力を受け他
方に圧縮応力を受けることになり、中途屈曲部の強度確
保が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、中途屈曲部の
前後部に下壁と上壁とを連結する補強リブを設けて増強
することが考えられており、断面箱形状ブームを前後に
区切るような隔壁状板を設けて補強リブとしているもの
がある。しかしながら、このような隔壁状板は下壁及び
上壁に対して略直角に設けられており、効果的な応力の
分散は考慮されていなく、特に下壁には局部的に大きな
引っ張り応力が加わるため、その集中応力に耐え得る強
度にしなくてはならなく、材料の無駄、重量化を招いて
いる。
【0005】即ち、図1に2点鎖線で示すように、ブー
ム11の中途屈曲部20の前後部に補強リブ30を下壁
21及び上壁22に対して略直角に設け、バケット掘削
作業をさせたとき、ブーム11の中途屈曲部20及びそ
の近傍に加わる応力は、図6に示すように、上壁22で
は局部的に過大な圧縮応力が集中することは少ないが、
下壁21では、ブームシリンダ連結部26の前側で補強
リブ30の後側には、引っ張り応力の極めて大きな集中
箇所が発生する。
【0006】図6は引っ張り応力最大から圧縮応力最大
までを8段階に分けて応力分布を示したものであり、下
壁21の白い部位bは引っ張り応力第2部位で、その白
い部位bで囲まれた最小黒部位aが最大引っ張り応力集
中部分であり、ブームシリンダ連結部26の前側で補強
リブ36の後側に集中していることが明らかになってお
り、これらの部位でも十分な耐久性が得られるように、
壁厚、特に下壁21の板厚等が決定されている。なお、
図6中、符号cは応力中立部位、e、f順次圧縮応力が
大きくなっている部位を示す。
【0007】このように局部的に過大な応力が集中する
ため、それを基準にして板厚等の強度設計をしなくては
ならなく、それがコスト高及び重量化を招くことにな
る。本発明は、このような種々の問題点に鑑み、ブーム
の下壁に加わる応力を分散して、局部的な応力集中を回
避して耐久性を向上できるようにし、又は、これによっ
てコストダウン、計量化等を可能にできるようにした作
業機のブームを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、中途部20が側面視くの
字状に屈曲されていて、下壁21と上壁22と縦壁23
と中途屈曲部20の前後の少なくとも前側で下壁21と
上壁22とを連結する補強部材24とを有する作業機の
ブームであって、前記補強部材24を下壁21に対して
傾斜させて、下壁21との取付け位置Aを上壁22との
取付け位置Bよりも中途屈曲部20側に位置させている
ことである。
【0009】これによって、掘削作業時にブーム11の
下壁21に荷重がかかると、傾斜した補強部材24が応
力を上壁22側に効果的に逃がし、下壁21に作用する
応力を分散する。本発明における課題解決のための第2
の具体的手段は、下壁21と上壁22と左右縦壁23と
を有する断面箱形状で、側面視くの字状に屈曲された中
途部20にブームシリンダ連結部26と作業具側シリン
ダ連結部27とを有し、ブームシリンダ連結部26の前
後の少なくとも前側で下壁21と上壁22とを連結する
補強部材24を有する作業機のブームであって、前記補
強部材24を下壁21と上壁22とに対して傾斜させ
て、下壁21との取付け位置を上壁22との取付け位置
よりもブームシリンダ連結部26側に位置させているこ
とである。
【0010】これによって、掘削作業時にはブーム11
の下壁21のブームシリンダ連結部26より前側に大き
な負荷がかかるが、傾斜した補強部材24が応力を上壁
22側に効果的に逃がし、下壁21の応力を分散する。
本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、
第1又は2の具体的手段に加えて、前記補強部材24は
中途屈曲部20の曲率中心28を略通る放射線29の上
又はそれと略平行に位置していることである。
【0011】これによって、下壁21に加わる応力はよ
り効果的にブーム11の全体に分散される。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図5において、1は土木、建設等に使用
されるバックホーで、クローラ走行部2を有する走行機
体3に旋回台4が縦軸回り回転自在に支持され、旋回台
4上にエンジン、運転席5、日除け装置6及び操縦装置
7等が搭載され、旋回台4の前部にバックホー装置8が
装着されている。
【0013】バックホー装置8は、旋回台4前部のブラ
ケット9に旋回ブラケット10が縦軸回り揺動自在に枢
支され、この旋回ブラケット10にブーム11とブーム
シリンダ12の各基部が横軸回り揺動自在に枢支され、
ブーム11の先端にアームシリンダ13によって駆動さ
れるアーム14が枢支連結され、アーム14の先端に作
業具シリンダ15によって駆動されるバケット等の作業
具16が枢支連結されている。
【0014】図1〜4に示す実施の形態において、前記
ブーム11は中途部20が側面視くの字状に屈曲されて
おり、基端(後端)に旋回ブラケット10に枢支連結す
る基部連結体17を、先端(前端)にアーム14と枢支
連結する先端連結体18とをそれぞれ有する。ブーム1
1の本体部分は下壁21と上壁22と左右縦壁23とを
有する断面四角形の箱(角筒)形状になっており、くの
字状の中心である中途屈曲部20には、下壁21に左右
一対の板材26Aを固着して、ピンを介してブームシリ
ンダ12を連結するブームシリンダ連結部26が形成さ
れ、上壁22に左右一対の板材27Aを固着して、ピン
を介してアームシリンダ13を連結する作業具側シリン
ダ連結部27が形成されている。
【0015】また、ブーム11内部の中途屈曲部20の
前後には下壁21と上壁22とを連結する補強リブ(補
強部材)24が設けられ、この補強リブ24は板材で形
成されていて左右縦壁23とも固着されている。前記補
強リブ24は下壁21及び上壁22に対して直角でなく
傾斜されていて、下壁21との取付け位置Aは上壁22
との取付け位置Bよりも中途屈曲部20側に位置されて
いる。この補強リブ24は、中途屈曲部20の曲率中心
28を略通る放射線29の上又はそれと略平行に位置し
ており、またそれに近い傾斜状態になっていることが好
ましい。
【0016】補強リブ24は孔のない盲板でもよいが、
図1に示すようにバーリング孔30を形成して、補強リ
ブ24を補強しながら軽量化を図ることが好ましく、下
壁21と上壁22とを連結する複数枚の帯板又は棒材で
もよい。前記ブーム11は、バケット16による掘削作
業をするとき、ブームシリンダ12の引っ張りにより中
途屈曲部20にくの字を延ばすような力が作用し、下壁
21には、特にブームシリンダ連結部26より前側で大
きな引っ張り応力が発生するが、その応力は、下壁21
から補強リブ24に伝播される。
【0017】この補強リブ24の傾斜角度Kが直角より
も大きいと、つっかえ棒的な作用により、補強リブ24
にかかる分力が大きくなり、直角の場合よりもより強力
に荷重を支持して応力を分散することになる。即ち、掘
削作業時のブーム11の各部材における応力の分担状態
を解析してみると、補強リブ24が下壁21に対して略
直角であると、図6に示したように、応力は分散されず
に前補強リブ24近傍で集中していたが、補強リブ24
が下壁21に対して傾斜したいると、図2に示したよう
に、白い部位b(引っ張り応力第2部位)及び最小黒部
位a(最大引っ張り応力集中部分)がなくなり、小圧縮
応力の部位e、次に若干大きな圧縮応力の部位fがそれ
ぞれ発生し、前補強リブ24の取り付け部では中程度の
圧縮応力の部位gとなっており、応力分布状態が低レベ
ル化、均平化され、補強の最適化を計り得ることが判明
した。
【0018】そして、下壁21に対する補強リブ24の
取付け位置Aを決定するために、略直角であるときの補
強リブ24の取付け位置からの変位量Tと最大集中応力
との関係を解析してみると、図4に示すように、取付け
位置Aが直角取付け位置から離れるに従って最大集中応
力が低下することが判明し、その最良変位量を採ると、
補強リブ24は放射線29に近い傾斜角度になってい
た。
【0019】なお、図4において、変位量T=1.0は
約80〜90mmであり、T=1.0で必要かつ十分な
応力低下が得られた。変位量Tは約0.5以上であるこ
とが好ましい。前補強リブ24近傍で応力が集中するの
で、後補強リブ24は下壁21に対して略直角に固定し
ておいも、傾斜させてもよい。
【0020】ところで、バケットで土を押す作業をする
時等には、下壁21に圧縮応力が、上壁22に引っ張り
応力が作用することもあるが、圧縮応力が比較的集中度
合いが低く、引っ張り応力に対して十分な強度があれば
圧縮応力はクリアでき、上壁22にかかる引っ張り応力
も、補強リブ24が傾斜していれば、略直角状態よりも
応力の分散ができ、耐久性を向上ができる。
【0021】そこで、上壁22及び左右縦壁23は板材
を断面コ字形状に屈曲形成して同一厚さにし、下壁21
のみをそれより厚板で形成されるが、その下壁21にか
かる引っ張り応力が小さくなることにより、下壁21の
板厚を従来より薄くすることが可能になる。なお、本発
明は前記実施の形態及び具体例に限定されるものではな
く、種々変形することができる。例えば、ブーム11は
フロントローダ等のブームにも適用でき、帯板状下壁2
1に上壁22及び左右縦壁23を一体形成した断面コ字
状材を溶着して形成しているが、各壁を形成する4枚の
板材を溶着して形成したり、下壁21と上壁22とを1
枚の縦壁23で連結してI形状に形成したりしてもよ
い。
【0022】また、ブーム11は1枚の幅広板をプレス
加工で断面4角形又は8角形等に折り曲げて筒状部材に
形成し、2つの筒状部材を直接又は継手板材を介して連
結して、側面視くの字状に構成したりしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、作業時に
ブーム11の下壁21に加わる応力を、傾斜した補強部
材24が上壁22側に効果的に逃がし、下壁21での応
力集中を分散することができ、補強部材24による補強
の最適化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブームの屈曲部付近
の断面側面図である。
【図2】ブームの屈曲部付近の応力分布図である。
【図3】図1のX−X線断面図である。
【図4】補強部材の取付け位置Aの変位量と最大引っ張
り応力との関係を示すグラフである。
【図5】バックホーの全体側面図である。
【図6】補強部材が略直角に配置されたブームの屈曲部
付近の応力分布図である。
【符号の説明】
8 バックホー装置 11 ブーム 12 ブームシリンダ 13 アームシリンダ(作業具側シリンダ) 21 下壁 22 上壁 23 縦壁 24 補強リブ(補強部材) 26 ブームシリンダ連結部 27 作業具側シリンダ連結部 28 曲率中心 29 放射線 A 下壁側取付け位置 B 上壁側取付け位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中途部が側面視くの字状に屈曲されてい
    て、下壁と上壁と縦壁と中途屈曲部の前後の少なくとも
    前側で下壁と上壁とを連結する補強部材とを有する作業
    機のブームであって、 前記補強部材を下壁に対して傾斜させて、下壁との取付
    け位置を上壁との取付け位置よりも中途屈曲部側に位置
    させていることを特徴とする作業機のブーム。
  2. 【請求項2】 下壁と上壁と左右縦壁とを有する断面箱
    形状で、側面視くの字状に屈曲された中途部にブームシ
    リンダ連結部と作業具側シリンダ連結部とを有し、ブー
    ムシリンダ連結部の前後の少なくとも前側で下壁と上壁
    とを連結する補強部材を有する作業機のブームであっ
    て、 前記補強部材を下壁と上壁とに対して傾斜させて、下壁
    との取付け位置を上壁との取付け位置よりもブームシリ
    ンダ連結部側に位置させていることを特徴とする作業機
    のブーム。
  3. 【請求項3】 前記補強部材は中途屈曲部の曲率中心を
    略通る放射線の上又はそれと略平行に位置していること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の作業機のブーム。
JP7627098A 1998-03-24 1998-03-24 作業機のブーム Pending JPH11269908A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013209862A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kubota Corp 作業機の作業装置
DE102014108768B4 (de) 2013-06-28 2025-01-16 Kubota Corporation Ausleger für eine Arbeitsmaschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013209862A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kubota Corp 作業機の作業装置
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