JPH11270121A - 木質直貼り防音床材 - Google Patents
木質直貼り防音床材Info
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- JPH11270121A JPH11270121A JP7535698A JP7535698A JPH11270121A JP H11270121 A JPH11270121 A JP H11270121A JP 7535698 A JP7535698 A JP 7535698A JP 7535698 A JP7535698 A JP 7535698A JP H11270121 A JPH11270121 A JP H11270121A
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防音直貼り床材のU字型の上反りを防止す
る。 【解決手段】 木質基材の裏面に切り溝を設け、緩衝材
を貼ってなる防音直貼りにおいて、木質基材の裏面に、
切り溝と交差する方向に引っ張り強度の大きいシートを
貼る。シートは、切り溝の総長さの1/10〜1/3を
被覆する。 【効果】 床材の防音性能を保持しつつ、その欠点であ
るU字型の上反りを簡単でコストの安い方法により解決
したものである。また、どのような材質のものをどのよ
うに貼れば効果があるかについても、ごく簡単な実験で
確認できる。
る。 【解決手段】 木質基材の裏面に切り溝を設け、緩衝材
を貼ってなる防音直貼りにおいて、木質基材の裏面に、
切り溝と交差する方向に引っ張り強度の大きいシートを
貼る。シートは、切り溝の総長さの1/10〜1/3を
被覆する。 【効果】 床材の防音性能を保持しつつ、その欠点であ
るU字型の上反りを簡単でコストの安い方法により解決
したものである。また、どのような材質のものをどのよ
うに貼れば効果があるかについても、ごく簡単な実験で
確認できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅、事務所等の
建築物の内装に用いる木質直貼り防音床材に関する発明
である。
建築物の内装に用いる木質直貼り防音床材に関する発明
である。
【0002】
【従来の技術】コンクリート造りの住宅、事務所等に用
いる木質直貼り防音床材(以下、単に床材とも言う)
は、合板、単板積層体(LVL)、パーティクルボー
ド、ウエハーボード等の木削片板、繊維板等、又はこれ
らを複合した複合板からなる木質基材の表面に木質化粧
単板等の化粧材を貼り、基材裏面には、切り溝加工を施
し、更にその上から発泡ポリエチレンシート等の緩衝材
を貼ったものが主流となっている。
いる木質直貼り防音床材(以下、単に床材とも言う)
は、合板、単板積層体(LVL)、パーティクルボー
ド、ウエハーボード等の木削片板、繊維板等、又はこれ
らを複合した複合板からなる木質基材の表面に木質化粧
単板等の化粧材を貼り、基材裏面には、切り溝加工を施
し、更にその上から発泡ポリエチレンシート等の緩衝材
を貼ったものが主流となっている。
【0003】これら基材は、いずれも木質材料であるた
め、周囲の湿度変化の影響を受け、伸縮する。即ち、周
囲の湿度が高くなると吸湿して、膨張し、周囲の湿度が
低くなると水分を放出し、収縮する。
め、周囲の湿度変化の影響を受け、伸縮する。即ち、周
囲の湿度が高くなると吸湿して、膨張し、周囲の湿度が
低くなると水分を放出し、収縮する。
【0004】木質直貼り防音床材は、コンクリートスラ
ブ表面に直接、又は別途用意した下地材の表面に貼られ
る。従って、表面は、周囲の環境に直接曝されているの
で、周囲の湿度変化に応じて、水分を吸放出しやすい
が、裏面は、コンクリートスラブ又は下地材と直接接し
ているため、周囲の環境の湿度変化の影響を受けにく
い。
ブ表面に直接、又は別途用意した下地材の表面に貼られ
る。従って、表面は、周囲の環境に直接曝されているの
で、周囲の湿度変化に応じて、水分を吸放出しやすい
が、裏面は、コンクリートスラブ又は下地材と直接接し
ているため、周囲の環境の湿度変化の影響を受けにく
い。
【0005】例えば、冬季、室内を暖房すると、表面
は、水分が放出され、収縮する傾向にあるが、裏面から
は水分が逃げにくいので、寸法変化しにくい。そのた
め、床材がU字型に上反りしやすい。
は、水分が放出され、収縮する傾向にあるが、裏面から
は水分が逃げにくいので、寸法変化しにくい。そのた
め、床材がU字型に上反りしやすい。
【0006】このような上反り対策として、床材製造時
に、施工時後に、U字型に上反りすることを想定して、
予め逆に反りやすいように、表裏面の含水率に差を設け
ておいたり、或いは、伸縮率の小さい材料と大きな材料
を組み合わせた複合板を床基材に用いたりする方法が考
案されている。
に、施工時後に、U字型に上反りすることを想定して、
予め逆に反りやすいように、表裏面の含水率に差を設け
ておいたり、或いは、伸縮率の小さい材料と大きな材料
を組み合わせた複合板を床基材に用いたりする方法が考
案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の方法により床材を製造する場合、含水率の値を極め
て狭い範囲に納めなければならないため、実施に困難が
伴う上に、コストも高くなる。また、製造された床材
は、貼り付け施工前にU字型に下反りしてしまって、施
工が困難になる等の欠点が見られ、満足のいくものでは
なかった。
者の方法により床材を製造する場合、含水率の値を極め
て狭い範囲に納めなければならないため、実施に困難が
伴う上に、コストも高くなる。また、製造された床材
は、貼り付け施工前にU字型に下反りしてしまって、施
工が困難になる等の欠点が見られ、満足のいくものでは
なかった。
【0008】また、後者の方法により製造された床材に
も同様の欠点が見られ、満足できるものではない。
も同様の欠点が見られ、満足できるものではない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下に述べる
方法により、上記問題点を解決したものである。以下、
図面に基づいて説明する。図1は、本発明による木質直
貼り防音床材の基材裏面及び縦断面の説明図であり、図
2は、本発明による木質直貼り防音床材の基材裏面の別
の形態を示す説明図である。図中、Aは木質直貼り防音
床材、Bは、基材裏面に施された切り溝である。切り溝
は、床材をコンクリートスラブの凹凸面に馴染ませるた
めに必要なものであるが、また、床材の剛性を低下さ
せ、防音性能を向上させる効果もあり、通常、床材の長
手方向と直交するように刻設されている。
方法により、上記問題点を解決したものである。以下、
図面に基づいて説明する。図1は、本発明による木質直
貼り防音床材の基材裏面及び縦断面の説明図であり、図
2は、本発明による木質直貼り防音床材の基材裏面の別
の形態を示す説明図である。図中、Aは木質直貼り防音
床材、Bは、基材裏面に施された切り溝である。切り溝
は、床材をコンクリートスラブの凹凸面に馴染ませるた
めに必要なものであるが、また、床材の剛性を低下さ
せ、防音性能を向上させる効果もあり、通常、床材の長
手方向と直交するように刻設されている。
【0010】Cは緩衝材であり、人の歩行音を階下に伝
えないよう遮音目的と歩行感を向上させるために、床基
材の裏面に貼られる。Sは、厚みが薄く、引っ張り強度
の大きいシートであり、図1〜2のように、切り溝Bに
交差するように貼られている。切り溝は、通常床材の長
手方向と直交する方向に設けられるから、シートは、通
常の場合、床材の長手方向にほぼ平行に貼られるが、必
ずしも平行である必要はない。
えないよう遮音目的と歩行感を向上させるために、床基
材の裏面に貼られる。Sは、厚みが薄く、引っ張り強度
の大きいシートであり、図1〜2のように、切り溝Bに
交差するように貼られている。切り溝は、通常床材の長
手方向と直交する方向に設けられるから、シートは、通
常の場合、床材の長手方向にほぼ平行に貼られるが、必
ずしも平行である必要はない。
【0011】シートは、床材裏面の一部分に偏らないよ
う、図2の如く、床基材の裏面全体に、ほぼ均等な面積
になるように貼られている。即ち、幅の広いものは、1
本を真ん中に、幅の狭いものは、2本を適当な間隔を設
けて貼られている。また、シートは、床材裏面に施され
た切り溝の総長さの1/10〜1/3を被覆するように
貼られている。
う、図2の如く、床基材の裏面全体に、ほぼ均等な面積
になるように貼られている。即ち、幅の広いものは、1
本を真ん中に、幅の狭いものは、2本を適当な間隔を設
けて貼られている。また、シートは、床材裏面に施され
た切り溝の総長さの1/10〜1/3を被覆するように
貼られている。
【0012】床材裏面の切り溝は、前述のように、床材
をコンクリートスラブの凹凸面に馴染ませるため及び床
材の防音性能を向上させる目的で施されるものであるか
ら、これを被覆し過ぎると、施工の際に、コンクリート
スラブの凹凸面に馴染みにくくなるばかりでなく、防音
性能も低下させてしまうからである。上記被覆率を1/
10未満とすることもできるが、その場合、上反りに対
する拘束がごく局部的なものになるため、床材にゆがみ
が生じやすい。
をコンクリートスラブの凹凸面に馴染ませるため及び床
材の防音性能を向上させる目的で施されるものであるか
ら、これを被覆し過ぎると、施工の際に、コンクリート
スラブの凹凸面に馴染みにくくなるばかりでなく、防音
性能も低下させてしまうからである。上記被覆率を1/
10未満とすることもできるが、その場合、上反りに対
する拘束がごく局部的なものになるため、床材にゆがみ
が生じやすい。
【0013】上記のように、床材の裏面に引っ張り強度
の大きいシートを貼っておくと、例えば、床材表面の乾
燥により、床材表面が収縮し、床材にU字型に上反りし
ようとする内部応力が発生したときに、床材裏面には、
引っ張り応力が作用するが、それを、引っ張り強度の大
きいシートが拘束するので、反りを防止できるのであ
る。
の大きいシートを貼っておくと、例えば、床材表面の乾
燥により、床材表面が収縮し、床材にU字型に上反りし
ようとする内部応力が発生したときに、床材裏面には、
引っ張り応力が作用するが、それを、引っ張り強度の大
きいシートが拘束するので、反りを防止できるのであ
る。
【0014】床材に対するシートの拘束力は、そのシー
トの厚み、幅、シートを構成する材料の引っ張り弾性係
数等の多数の条件により決定される。また、そのシート
を床材裏面に貼った場合の上反り防止の効果は、そのシ
ートを床材裏面にどのように貼るかによっても異なり、
シートを貼るべき床材単独の曲げ強度によっても異な
る。
トの厚み、幅、シートを構成する材料の引っ張り弾性係
数等の多数の条件により決定される。また、そのシート
を床材裏面に貼った場合の上反り防止の効果は、そのシ
ートを床材裏面にどのように貼るかによっても異なり、
シートを貼るべき床材単独の曲げ強度によっても異な
る。
【0015】これら諸条件の組み合わせは、殆ど無限大
の数に昇るから、これらひとつひとつについて実験を行
い、どのようなシートをどのように貼れば効果があるか
を決定することは殆ど不可能である。但し、例えば、シ
ートの材質、幅、厚み等のシートの仕様を特定し、その
シートを幅70mmの床材の長手方向に平行に貼ったも
のが、U字型の上反り防止効果があるかどうかを、具体
例で検証するのであれば、以下に述べる方法により簡単
にできる。
の数に昇るから、これらひとつひとつについて実験を行
い、どのようなシートをどのように貼れば効果があるか
を決定することは殆ど不可能である。但し、例えば、シ
ートの材質、幅、厚み等のシートの仕様を特定し、その
シートを幅70mmの床材の長手方向に平行に貼ったも
のが、U字型の上反り防止効果があるかどうかを、具体
例で検証するのであれば、以下に述べる方法により簡単
にできる。
【0016】即ち、シートの拘束力による上反り防止効
果は、床材裏面に生じた引っ張り応力に対抗して床材の
上反りを防止することによるものであるから、図3に示
すように、一定の長さ、例えば、350〜450mmの
長さに裁断した床材の両端を支点間距離300mmのス
パンに架け渡し、スパン中央部に一定の値の荷重をか
け、その曲げ撓み量の数値がある一定の範囲以内であれ
ば、その床材は、本発明の効果を奏すると言うことがで
きる。それに反して、曲げ撓み量の数値が、上記範囲よ
りも大きい場合は、シートの拘束力の効果が低いことが
分かる。
果は、床材裏面に生じた引っ張り応力に対抗して床材の
上反りを防止することによるものであるから、図3に示
すように、一定の長さ、例えば、350〜450mmの
長さに裁断した床材の両端を支点間距離300mmのス
パンに架け渡し、スパン中央部に一定の値の荷重をか
け、その曲げ撓み量の数値がある一定の範囲以内であれ
ば、その床材は、本発明の効果を奏すると言うことがで
きる。それに反して、曲げ撓み量の数値が、上記範囲よ
りも大きい場合は、シートの拘束力の効果が低いことが
分かる。
【0017】図3に示す方法をさらに詳細且つ具体的に
述べると、用いる床材は、基材には厚さ9mm、幅70
mm、長さ900mmの合板を用い、基材表面には厚さ
0.3mmの木質化粧単板が貼られている。裏面は、幅
1mmの切り溝20本が幅方向に平行にほぼ等間隔に刻
設されており、さらに、その上に、厚み5mmの緩衝材
が裏面全面に貼られている。
述べると、用いる床材は、基材には厚さ9mm、幅70
mm、長さ900mmの合板を用い、基材表面には厚さ
0.3mmの木質化粧単板が貼られている。裏面は、幅
1mmの切り溝20本が幅方向に平行にほぼ等間隔に刻
設されており、さらに、その上に、厚み5mmの緩衝材
が裏面全面に貼られている。
【0018】木質基材と緩衝材との間には、幅18m
m、厚さ0.025mm、長さ850mmで、ガラス繊
維で補強したプラスチックからなるテープが、床材の長
手方向に貼られている。上記床材を長さ350〜450
mmに裁断したものの長手方向の両端を、支点間距離3
00mmのスパンに架け渡し、まず、スパンの中央点上
に、床幅10mm当たり30g、即ち210gの荷重を
かけた状態における中央点の撓み量h1を測定する。次
ぎに、先の210gに加えてさらに中央点に、床幅10
mm当たり30g、即ち210gの荷重をかけて、中央
点の撓み量h2を測定する。
m、厚さ0.025mm、長さ850mmで、ガラス繊
維で補強したプラスチックからなるテープが、床材の長
手方向に貼られている。上記床材を長さ350〜450
mmに裁断したものの長手方向の両端を、支点間距離3
00mmのスパンに架け渡し、まず、スパンの中央点上
に、床幅10mm当たり30g、即ち210gの荷重を
かけた状態における中央点の撓み量h1を測定する。次
ぎに、先の210gに加えてさらに中央点に、床幅10
mm当たり30g、即ち210gの荷重をかけて、中央
点の撓み量h2を測定する。
【0019】上記床材のテープの幅をいろいろに変化さ
せて製造したものを、実際の施工現場に似せて作成した
模擬施工現場のコンクリートスラブ表面に貼り、室内の
湿度を10%〜90%まで変化させたところ、U字型の
上反りが実用上差し支えない程度ものは、上記撓みの量
の差h2−h1の値が2mm以下であることが判明し
た。
せて製造したものを、実際の施工現場に似せて作成した
模擬施工現場のコンクリートスラブ表面に貼り、室内の
湿度を10%〜90%まで変化させたところ、U字型の
上反りが実用上差し支えない程度ものは、上記撓みの量
の差h2−h1の値が2mm以下であることが判明し
た。
【0020】上記実験においては、床材の幅、スパン、
荷重等を上記の如く設定したが、上記方法は、実験のほ
んの一例に過ぎず、床材の幅、スパン、荷重の大きさ等
は、自由に設定できることは言うまでもない。スパン長
さ、床幅10mm当たりの荷重を変えると、当然、本発
明の効果を奏する撓み量の差の数値も変化するから、施
工テストによって、撓み量の差の数値がどの範囲であれ
ば、上反り防止の効果があるかを確認しなければならな
いことは当然である。
荷重等を上記の如く設定したが、上記方法は、実験のほ
んの一例に過ぎず、床材の幅、スパン、荷重の大きさ等
は、自由に設定できることは言うまでもない。スパン長
さ、床幅10mm当たりの荷重を変えると、当然、本発
明の効果を奏する撓み量の差の数値も変化するから、施
工テストによって、撓み量の差の数値がどの範囲であれ
ば、上反り防止の効果があるかを確認しなければならな
いことは当然である。
【0021】U字型の上反りの原因が、主として床材裏
面に生じる引っ張り応力によるものであるから、実験に
付すべき床材の長さ及び幅、スパン長、荷重の値を上記
実験に用いた値と同一に設定すれば、シートの材質を他
のものに変えたり、シートの幅、厚み、貼り方を変えて
も実験しても、U字型の上反りが、実用上差し支えない
程度のものは、やはり、撓みの量の差h2−h1の値
が、上記実験値とほぼ同じ2mm以下となることは、理
論上からも明らかである。
面に生じる引っ張り応力によるものであるから、実験に
付すべき床材の長さ及び幅、スパン長、荷重の値を上記
実験に用いた値と同一に設定すれば、シートの材質を他
のものに変えたり、シートの幅、厚み、貼り方を変えて
も実験しても、U字型の上反りが、実用上差し支えない
程度のものは、やはり、撓みの量の差h2−h1の値
が、上記実験値とほぼ同じ2mm以下となることは、理
論上からも明らかである。
【0022】上記実験において、最初にかける荷重をゼ
ロとすることもできるが、好ましくは、床幅10mm当
たり10〜30gに設定した方がよい。つまり、荷重と
撓みの関係は、ある一定範囲の荷重に対しては、ほぼ比
例関係にあるが、荷重ゼロ付近では、比例関係から大き
く外れ、異常な値となる場合があるからである。
ロとすることもできるが、好ましくは、床幅10mm当
たり10〜30gに設定した方がよい。つまり、荷重と
撓みの関係は、ある一定範囲の荷重に対しては、ほぼ比
例関係にあるが、荷重ゼロ付近では、比例関係から大き
く外れ、異常な値となる場合があるからである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明で用いるシートは、床材が
置かれている環境の湿度変化により、床材裏面に生じた
引っ張り応力に対抗して、床材裏面が伸びるのを拘束で
きるものでなくてはならない。床材が伸びる原因は、先
に述べたように、主として、床材が置かれている環境の
湿度変化であるから、それを拘束しようとするシート
は、湿度や温度変化によりあまり伸縮しないものが望ま
しい。
置かれている環境の湿度変化により、床材裏面に生じた
引っ張り応力に対抗して、床材裏面が伸びるのを拘束で
きるものでなくてはならない。床材が伸びる原因は、先
に述べたように、主として、床材が置かれている環境の
湿度変化であるから、それを拘束しようとするシート
は、湿度や温度変化によりあまり伸縮しないものが望ま
しい。
【0024】たとえば、床基材が合板の場合、合板より
も湿度変化に対して伸縮の大きなシートを用いると、拘
束力が小さいから、シート厚みを厚くしたり、幅を広く
しなければならなくなり、無駄であるばかりでなく、前
述のように、シートの幅を広くすると防音性能が低下す
るからである。しかし、合板よりも湿度変化に対して伸
縮の大きなものが使えないかと言うと、以下の理由によ
り必ずしもそうではない。
も湿度変化に対して伸縮の大きなシートを用いると、拘
束力が小さいから、シート厚みを厚くしたり、幅を広く
しなければならなくなり、無駄であるばかりでなく、前
述のように、シートの幅を広くすると防音性能が低下す
るからである。しかし、合板よりも湿度変化に対して伸
縮の大きなものが使えないかと言うと、以下の理由によ
り必ずしもそうではない。
【0025】裏面に切り溝を設けた床材の場合、切り溝
をあまり深くすると、床の剛性が低下し過ぎてハンドリ
ングにも支障を来す。切り溝が浅すぎると、切り溝の効
果が小さくなるから、切り溝の深さは、通常の場合、床
基材の厚みの1/3〜3/5である。
をあまり深くすると、床の剛性が低下し過ぎてハンドリ
ングにも支障を来す。切り溝が浅すぎると、切り溝の効
果が小さくなるから、切り溝の深さは、通常の場合、床
基材の厚みの1/3〜3/5である。
【0026】従って、床材をU字型に上反りさせようと
する内部応力が発生したときに、その応力は、開口部で
ある切り溝部分に集中的にかかり、切り溝の幅を広げよ
うとする。この切り溝部分における膨張率は床基材の他
の部分の膨張率よりも遙かに大きい。従って、床基材と
同程度或いはそれよりも多少膨張率の大きなものであっ
ても十分な拘束力を持つ場合が多いからである。
する内部応力が発生したときに、その応力は、開口部で
ある切り溝部分に集中的にかかり、切り溝の幅を広げよ
うとする。この切り溝部分における膨張率は床基材の他
の部分の膨張率よりも遙かに大きい。従って、床基材と
同程度或いはそれよりも多少膨張率の大きなものであっ
ても十分な拘束力を持つ場合が多いからである。
【0027】従って、本発明においては、木質繊維から
なる紙テープでも、引っ張り強度さえ十分であれば、使
用可能であるが、一般に、引っ張り弾性係数が大きいも
のは、拘束力が大きいから、例えばガラス繊維で補強し
たプラスチックテープのように、引っ張り強度、引っ張
り弾性係数の大きなものが好ましい。
なる紙テープでも、引っ張り強度さえ十分であれば、使
用可能であるが、一般に、引っ張り弾性係数が大きいも
のは、拘束力が大きいから、例えばガラス繊維で補強し
たプラスチックテープのように、引っ張り強度、引っ張
り弾性係数の大きなものが好ましい。
【0028】シートは、木質基材と緩衝材との間に介在
させて貼るか、或いは、緩衝材の上から貼ってもよい
が、緩衝材の上から貼ると、床材の上反りを間接的に拘
束することになり、拘束力が低減するから、木質基材と
緩衝材との間に介在させて貼る方が好ましい。従って、
シートを木質基材と緩衝材との間に介在させる関係上、
シートの厚みはできるだけ薄いものが好ましい。
させて貼るか、或いは、緩衝材の上から貼ってもよい
が、緩衝材の上から貼ると、床材の上反りを間接的に拘
束することになり、拘束力が低減するから、木質基材と
緩衝材との間に介在させて貼る方が好ましい。従って、
シートを木質基材と緩衝材との間に介在させる関係上、
シートの厚みはできるだけ薄いものが好ましい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、木質基材の裏面に切り溝を設
け、緩衝材を貼ってなる木質直貼り防音床材の防音性能
を保持しつつ、その欠点であるU字型の上反りを簡単で
コストの安い方法により解決したものである。また、ど
のような材質のものをどのように貼れば効果があるかに
ついても、ごく簡単な実験により確認できる。
け、緩衝材を貼ってなる木質直貼り防音床材の防音性能
を保持しつつ、その欠点であるU字型の上反りを簡単で
コストの安い方法により解決したものである。また、ど
のような材質のものをどのように貼れば効果があるかに
ついても、ごく簡単な実験により確認できる。
【図1】 本発明による木質直貼り防音床材の基材の裏
面の説明図及び縦断面説明図。
面の説明図及び縦断面説明図。
【図2】 本発明による木質直貼り防音床材の木質基材
の裏面の説明図。
の裏面の説明図。
【図3】 本発明による実験方法の説明図。
A 木質直貼り防音床材 B 切り溝 C 緩衝材 S シート h1 撓み量 h2 撓み量
Claims (2)
- 【請求項1】 木質基材の表面には化粧材が貼られ、裏
面には、切り溝が設けられ、切り溝の上から緩衝材が貼
られている木質直貼り防音床材であって、基材裏面に設
けられた切り溝の総長さの1/10〜1/3を被覆する
ように木質基材の裏面と緩衝材との間にシートが貼られ
ており、該床材を長さ350〜450mmに裁断して、
両端を支点間距離300mmのスパンに架け渡し、スパ
ン中央部に床幅10mm当たり30gの荷重をかけたと
きのスパン中央部の撓み量を(h1)とし、更に床幅1
0mm当たり30gの荷重を追加したときのスパン中央
部の撓み量を(h2)とし、(h2)から(h1)を控
除した値が2mm以下であることを特徴とする木質直貼
り防音床材。 - 【請求項2】 木質基材の表面には化粧材が貼られ、裏
面には、切り溝が設けられ、切り溝の上から緩衝材が貼
られている木質直貼り防音床材であって、緩衝材の上か
ら更に切り溝の総長さの1/10〜1/3を被覆するよ
うに、シートが貼られており、該床材を長さ350〜4
50mmに裁断して、両端を支点間距離300mmのス
パンに架け渡し、スパン中央部に床幅10mm当たり3
0gの荷重をかけたときのスパン中央部の撓み量を(h
1)とし、更に床幅10mm当たり30gの荷重を追加
したときのスパン中央部の撓み量を(h2)とし、(h
2)から(h1)を控除した値が2mm以下であること
を特徴とする木質直貼り防音床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7535698A JPH11270121A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 木質直貼り防音床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7535698A JPH11270121A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 木質直貼り防音床材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270121A true JPH11270121A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13573880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7535698A Pending JPH11270121A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 木質直貼り防音床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11270121A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1538276A1 (de) * | 2003-12-04 | 2005-06-08 | Berry Finance Nv | Fussbodenpaneel |
| JP2007224548A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | リフォーム用床材 |
| JP2017067454A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 床材解析方法 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7535698A patent/JPH11270121A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1538276A1 (de) * | 2003-12-04 | 2005-06-08 | Berry Finance Nv | Fussbodenpaneel |
| WO2005054597A3 (en) * | 2003-12-04 | 2007-12-21 | Berry Finance Nv | Floor panel |
| JP2007224548A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | リフォーム用床材 |
| JP2017067454A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 床材解析方法 |
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